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平成13年4月11日号
書協が会員説明会

書協は四月六日午後、神楽坂の出版会館大会議室で「再販問題会員説明会」を開き、再販制見直しの経緯と公取委が三月二十三日に発表した「著作物再販制度の取扱いについて」の結論を報告。

あわせて弾力運用の今後の取り組みについて説明し、非再販商品の発行と流通拡大の推進について各出版社の理解を求めた。

会員説明会は書協非会員社にも出席を呼びかけ、同日午後一時半と三時半の二回に分けて行われた。

二回の出席者は合計約四百名にのぼった。

説明会で冒頭にあいさつした書協渡邊隆男理事長は「橋口発言から二十三年、鶴田研究会の再販廃止論から十年、再販論争はし烈を究めたが、ついに三月二十三日に「当面存置」の結論が出た。

当面ということだが、問題がなければいつまでも続くと理解している。

望み得る最良の結論だ。

さらなる弾力運用と流通改善、価格設定の多様化は、読者のため当然やらなければいけない問題で、交換条件はなかった。

再販をしっかり踏まえてこそ弾力運用に意味がある。

せっかく守った再販を我々の手で崩さないよう非再販との住み分けをしっかりしていきたい。

書籍の流通は抜本的に考え直す時期で、既刊本をきちんと売っていく流通の仕組みを考えていきたい。

そこに時限再販も送り込めるのではないか」などと、再販問題の結論を総括し、今後の課題を提起した。

このあと、再販対話などで公取委と折衝してきた出版再販研究委員会上野幹夫小委員長(東京布井出版)、菊池明郎委員(筑摩書房)が再販制度見直しの結論が出るに至った経緯と問題点について報告を行った。

この中で上野小委員長は「公取委の結論は■国民的合意が形成されるに至っていないから当面、再販制度を存置する、■部分・時限再販、流通改善など弾力運用をワク内で行ってほしい、■著作物の範囲は6品目に限定する−−という三点がポイント。

『当面』という言葉は不確定な期間を表現し、『当分の間』と同じ意味だが、制度がうまく運用しなければ何かくるぞというニュアンスもある。

再販の枠組みをきちんと残すため、どうやって弾力運用していくかが今後の仮題になる」と、公取委の結論を整理した。

また、菊池委員は「今後再販を維持する条件として弾力運用拡大の要請がある。

一定程度拡大する必要があると認識している。

絶版に移行する直前のものを工夫すれば書店のマルBに並べられるのではないか。

出版社が再販制度維持の明確な意思を持っていれば、制度は崩れない」と強調。

弾力運用が進まない場合、公取委の行政指導でCDのように二年後に自動的に非再販にすることも可能だとし、各社ごとに弾力化の積極的取り組みを求めた。

このあと、出版流通改善協議会大竹靖夫委員(小学館)が『再販制度弾力運用の手引き』(写真)をもとに、部分再販、時限再販の実例と、新しく改定した「価格表示自主基準」「同実施要領」「再販契約書ヒナ型」について説明。

出版社が非再販商品にする場合、取次、小売に対する通知義務が削除されたこと、適当な罫線を引くことで押印に代えることが可能になったことなど、非再販化を簡素化する手続きがとられたことを報告した。

特賞は英国8日間の旅

四月二十日から配布が始まる「春の読書週間書店くじ」のポスターができあがった=写真。

今年の特賞「英国8日間の旅ご招待」に合わせて、ロンドンのビッグベンと宮殿の衛兵交替、田園風景などをあしらった図柄。

春の書店くじはポスター、しおり、のれんなどの拡材ツールとセットにして四月十六日頃、取次経由で配送の予定。

本年も加盟店には各県組合から一店五十枚の書店くじを無料配布することにしているが、春の拡売や読者サービス用にぜひ追加の申し込みを。

一束五百枚単位で頒価三千七百五十一円で受け付けている。

各県組合または日書連「春の書店くじ係」へ、大至急、FAXで。

USA書店事情(特別編)

この二月、イタリアが法定再販に移行した。

三月九日付の『ザ・ブックセラー』誌によると、昨年ジョバンナ・メランドリア文化相によって提出された法案が可決されたもので、この新しい法は一九八一年に初めて提出されたが、施行されることなく今に至っていたものをベースにしているという。

イタリアで販売されるすべての本は、出版社もしくは輸入業者が定めた固定価格で売られなければならない。

ただ書店は一般書は最高一〇%引き、教科書の場合は最大五%引きで販売することは許される。

フランス、オーストリアなどの五%の値幅再販を超える一〇%幅での運用はちょっと驚きだが、イタリアの出版協会、書店協会は同国の出版業界を安定させるための重要な一歩であると、この新法の成立を歓迎しているようだ。

これでEU十五カ国の中で法定再販を採用しているのがフランス、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、昨年法定に移行したオーストリア、それにイタリアが加わり六カ国になった。

業者間の協定により再販制を運用しているのがドイツ、オランダ、デンマーク、ルクセンブルクの四カ国。

そして現時点で再販制をとっていないのが、一九九五年に実質的に再販制を捨てたイギリス、七〇年に規制緩和したスエーデン、そしてベルギー、アイルランド、フィンランドの五カ国である。

EU諸国では今また再販制が評価されつつあり、それを支持する声がより高まって来ている。

前述のイタリアに続いて、非再販国のベルギーでも、再販制導入のための法案を議会に提出する準備ができている。

同じく非再販国のアイルランドでも、最近、出版社二社が「ヨーロッパの国々の再販制の経験を学び、なんらかの形の再販制を採用すべきである」として、再販制度再導入をアイルランド出版協会に働きかけた。

ところで、いまは非再販で運用を続けているイギリスの出版業界で、書籍のカバー・プライスの扱いをめぐる論議が高まっている。

書籍に推奨小売価格を表示するのを止めてほしいという書店業界からの声が次第に大きくなっているのだ。

書店は自らの手で自由に価格設定できれば、粗利の確保やマーケティングで、より思い通りのビジネスができるようになる。

そのために本からカバー・プライスを取り除く。

価格表示をはずせば価格比較が難しくなり、過剰な値引き合戦も止められるというのだ。

一方で書籍本体から推奨価格をなくすことに反対を唱える人もいる。

書店にとっては価格設定の手数が増えるのは負担だ。

推奨価格が消えて自由に価格設定ができるようになると、消費者にとっても一つの基準がなくなり、価格を比べる手だてがなくなる。

書店店頭価格が高価格で横並びする可能性もある。

三月にイギリスで開催された、学術・専門書書店グループの年次総会でも価格表示の取扱いが話題になった。

『ザ・ブックセラー』三月二十三日号がレポートしている。

出版社が価格水準を決めることへの疑問の声が上る。

そのような小売商品は他にはないと。

書店が独自に値段を付けられるようになれば、書店はいくつかの本でマージン増を確保し、ディスカウントで売った本の損を埋め合わせることが可能になる。

現状の与えられたマージンではとても運営できなくなっていると言うのだ。

しかし、出版社の値段といった絶対的な水準がないことから、お客があちこちの店を回るということが起きそうだ。

お客が結局買わないということを選択すれば、業界は売上を失うことになる。

店内商品の値付け、価格シール貼りのコスト増の問題も大きい。

昨年、英国書店協会(BA)が全会員を対象に行った推奨小売価格の扱いについての調査では、皆慎重だった。

回答を寄せたのはメンバーの二九%に過ぎず、答えた会員のうち三四%が推奨小売価をはずすことに賛成、四一%はそれに反対、二五%が白票だった。

ヨーロッパの多くの国が再販制の道を推し進めようとしている時、イギリスでは書店がディスカウント現象の中、どうしたらマージンが取れるかで苦悩している。

今後の業界動向が注目される。

(竹)131行

上野で親子フェスタ

子ども読書年推進会議、JPIC、上野の山文化ゾーン連絡協議会の主催で今年も「上野の森親子フェスタ」がゴールデン・ウイーク中の五月三日、四日、五日の三日間開かれる。

会場は上野公園の中央噴水池広場、旧東京音楽学校奏楽堂、都美術館講堂、国立博物館平成館講堂、下町風俗史料館など、上野公園一帯。

メイン会場の噴水池周辺では、児童書出版社三十社が、児童書、絵本を二割引程度で販売するチャリティ・ブック・フェスティバル。

売上げの一部は日本ユニセフ協会に寄付されるほか、各テントごとに作家サイン会や楽しいお話し会などが企画されている。

第二出版販売は一般書バーゲンを担当する。

講談社のキャラバン「全国訪問おはなし隊」は、キャラバンカーが出動。

昨年に引き続きJPIC読書アドバイザー、サポーターが子どもたちに読み聞かせを行う。

このほか、次のような催しが準備されている。

3日=国立博物館平成館講堂、佐野眞一「読書の愉しみ」、販売&サイン会4日・5日=「親子に贈るおはなしの世界」(都美術館講堂、志茂田景樹、小原乃梨子・西本鶏介トークショーと読み聞かせ実演、販売&サイン会)5日=「音楽のあるおはなし会」(旧東京音楽学校奏楽堂、中川李枝子、南果歩、弦楽四重奏演奏、販売&サイン会)

東京組合973店に

東京都書店商業組合の四月一日現在の組合員数は、昨年の千四十店から六十七店、六・四%減少して九百七十三店になったことが三日に開かれた理事会で報告された。

この一年間の加入書店は十四店、脱退は加入を大幅に上回る八十一店で、組合員は千店の大台を切った。

組合員の減少に伴い、組織委員会では従来の理事定数「六十名以上、六十五名以内」を「五十五名以上、六十名以内」に五名削減する方針を示したほか、常務理事も「十五名以内」から「十名以内」に減員することを提案、理事会もこの方針を承認し、五月二十二日の定時総会に定款変更を上程する。

出版販売倫理の問題では三月二十九日の都議会で青少年条例の改正が可決されたことが報告された。

この条例により、青少年有害図書の区分陳列が義務付けられるが、大橋委員長は「東京組合で行ったアンケートの結果、八割の書店は区分陳列していると回答しているが、東京都は青少年が容易に手に取れると認識している。

十月一日からの施行を見守りたい」と述べた。

流通問題では柴崎委員長がTS流通ネットワークの現状について報告。

最近一カ月間は利用店六十六店、扱い金額二百二十三万円にのぼったこと、出版社は八十二社の発注が可能で、さらに拡大を働きかけている事情を説明した。

同ネットを利用した場合、在庫のある商品は四日目に入荷しており、検索面でも新バードネットのバージョンアップにより複数検索、高速化が可能になったという。

一位は『五体不満足』

「世界本の日=サン・ジョルディの日」キャンペーンの一環として、日書連は昨年の読者アンケートをまとめた「心が揺れた一冊の本」のチラシを三万部製作。

東京ブックフェア会場や各地の文化講演会などで配布する。

このアンケートは、雑誌社五十一社百二十九誌の共同企画で、読者の「心が揺れた一冊の本」を選んでもらったもの。

一万六千百七十通の応募ハガキを集計した結果、トップは前年に引き続き『五体不満足』。

これに次いで『だから、あなたも生きぬいて』『アルジャーノンに花束を』が続いた。

『アルジャーノン』も二年連続して三位と根強い人気がある。

チラシには集計上位百五十八点を紹介しているが、ベスト・テンは以下の通り。

■『五体不満足』乙武洋匡・講談社、■『だから、あなたも生きぬいて』大平光代・講談社、■『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス・早川書房、■『永遠の子』天童荒太・幻冬舎、■『いつでも会える』菊田まりこ・学習研究社、■『赤毛のアン』L・M・モンゴメリ・集英社、■『鉄道員(ぽっぽや)』浅田次郎・集英社、■『星の王子さま』サン・テクジュペリ・岩波書店、■『アンネの日記』アンネ・フランク・文藝春秋、■『塩狩峠』三浦綾子・新潮社

人事

◇平凡社三月二十六日開催の株主総会で、経営判断の迅速化と業務執行の強化を目的に執行役員制度を導入、以下の執行役員を決めた。

○印は新任。

代表取締役社長下中直人取締役兼執行役員(総務・人事担当)○斎藤文雄取締役兼執行役員(編集二部・雑誌部担当)下中美都監査役神山敏夫執行役員(財務担当)尾山真樹同(営業担当)土岐和義同(編集総務担当)森淳二同(編集一部担当)関口秀紀同(企画事業部担当)石川順一*同日付で田中光則取締役は常勤顧問に、名島敏秀取締役は平凡出版販売代表取締役社長に専任、関口秀紀取締役は執行役員に就任した。

下中邦彦、下中弘両相談役は退任した。

◇東京大学出版会三月二十三日の評議員会で河野通方理事長、山下正専務理事が退任、以下の新人事を決めた。

理事長(東京大学文学部教授)五味文彦専務理事(前常務理事)渡辺勲常任顧問(前専務理事)山下正◇白水社(3月28日付、◎昇任、○新任)代表取締役社長川村雅之代表取締役副社長伊吹基文常務取締役(編集・制作総括)◎山本康同(営業・宣伝総括)◎佐藤英明監査役森田哲康役員待遇・営業部長野尻光之同・一般書籍部門編集部長○平田紀之同・語学書部門編集部長○稲井洋介*藤原一晃会長、白井富男取締役は退任。

◇大和書房(4月1日付)代表取締役会長大和謙二取締役副会長◎塚田豊代表取締役社長南暁専務取締役◎高山和子取締役(営業部長)石井清明

−無題−

ライアル・ワトソンの本に初めて出会ったのは『スーパーネイチュア』(蒼樹書房)だった。

なぜ渡り鳥は間違わずに飛ぶことができるのかという疑問。

それは人の感じることのできない地球の磁場を感知する能力が備わっているからなのである。

『スーパーネイチュア』はべつに渡り鳥のことばかり論じたものではないが、ふっとそんな事を思い出した。

というのも、この本の初版は一九七四年、25年も前に読んだ本だったからである。

現在も読み継がれているこのような本こそ、真のロングセラーであろう。

ライアル・ワトソン著/旦敬介訳『匂いの記憶−知られざる欲望の起爆装置:ヤコブソン器官』(光文社、1900円)は最新作である。

やこぶそん器官は両生類以上の脊椎動物の感覚器官で、従来は胎生期に退化すると考えられていた。

ちなみに手元の百科事典を見ても「この器官の開口部をふさいでも嗅覚に変化がなく、機能は不明」となっている。

ところが最近の調査では人の成長後にもあることが確認された。

この発見によると「太古からの強力な化学的知覚を私たちも受け継いでいる可能性がでてくる」のである。

これはメインの嗅覚システムとは異なった、別のチャンネルを開くことらしいのだ。

空中に浮遊するフェロモンを感知し、本物の第六感を作動させメカニズムであるかもしれない。

匂いの不思議な力を科学する本である。

鈴木隆著『悪臭学人体篇』(イーストプレス、1500円)は、悪臭に惹かれるのをはばからせる基準に疑問を投げかけつつ、おなら、口臭、ワキガ、死体などの匂いを探っていく。

消臭ブームの現代社会に対して、悪臭にとことんこだわった本である。

ある大型店の分類では『匂いの記憶』が「精神世界」、『悪臭学』はサブカルチャーに納まっていた。

ところが、伯母の通夜の帰りに偶然立ち寄った郊外型書店では、二冊並んで「自然科学」の棚に分類されていたのである。

どちらが正しいというのではないが、大型店、中型店それぞれの書店の棚構成の感覚と仕入れの事情がよく現れていた。

書店で本を探すのが、いかにむずかしいかよくわかる。

それを逆手に取れば、棚はわかりやすくなるはずだ。

(遊友出版・斎藤一郎)

本屋さんのパソコン活用パート2(8)

京都組合のHPは、平成8年10月にスタートしました。

Windows95が発売されて爆発的に普及した翌年です。

まだインターネットの日本での普及率は数%の時でしたが、日本でインターネットが注目され始め、将来のいろんな可能性が言われていた時です。

そんな時に書店活性化委員会と指導教育委員会の共同で、インターネットの京都組合での利用法の検討を始めました。

半年以上の協議の結果7月に理事会で承認されました。

当初、京都組合としては、“現時点ではインターネットでの通販というビジネスには結び付けられないが、とりあえず広告媒体として既存のビジネスの増強につなげるという目的で利用方法を考える”こと、“非組合加盟店との差別化を計る”ことを目的に立ち上げることになりました。

そこで、組合員書店さんには次のメリット(5年前なので、現状とは違う)をあげてホームページへの参加を呼びかけました。

PC初心者へ=お客様にホームページを持っていると積極的な姿勢をアピールできる、PC中級者へ=各年代層に広がり又増大しつつあるコンピューター顧客を自店に取り込む強力な武器になる、PC上級者へ=書店組合のリストからすぐ移動できるHPを自店で持てば、お客さんからの注文や問合せに応えることが出来る。

そして一年後にはインターネットを使って書店間どうしのネットワーク作りができるようにという目的も追加しました。

さらに一年後には、中小書店さんが無料で利用できる、インターネット通販の仕組みを作ることを目標にしました。

<計画段階>計画段階では、理事会の承認とホームページの内容という課題がありました。

計画のスタートメンバーは、他に知っている理事がおられなかったこともあり馬渕副理事長と私の2名です。

平成8年の初め頃から資料を集め、同時に私も自店のホームページを作成しながら勉強をして、自店のHPをサンプルにして理事会で多くのPCに感心のない方々にも理解していただけるように、ページのプリントを見せたり、パソコンを持ち込んでお見せするなど何度も説明しました。

今でこそ国をあげてのIT革命、小学生や主婦やお年寄りまで知れわたったインターネットですが、わずか5年前とはいえ認知度はまだまだでした。

当時のインターネットの現状説明と組合でHPを持つ目的を理解してもらうのに時間をかけました。

おおよそを理解して承認を頂くまでに半年近くかかりました。

検討項目はホームページの内容、プロバイダーの選択(費用比較)でした。

当初の計画では、組合事務所にPCを導入して、それを基地としてHPの作成、運用管理をする。

その委員会(5名ぐらい)をつくる予定でいましたが、書店の協力者を見つけるのが難しいのと業者が安い費用で作ってくれるということで、業者に依頼することになりました。

費用ですがプロバイダーは地元京都の京都産業情報センター(京都府、加入者は京都の企業、団体に限定でつながりやすい)で年6万円です。

HPの容量は制限無しで、その内容は理事長の挨拶、加盟書店の紹介(書店名のみで五十音検索と地域別検索あり)出版社(京都&日本)の紹介だけでした。

当初はこれは無料で業者が作成し、スタート後に各書店の紹介ページを業者が作成する時に費用を取るという約束でした(A:紹介+写真=¥4500B:紹介+写真+地図=¥7000)が、業者の都合で実施できなくなり、結局HP作成費用のみを支払っています。

<立上げ段階>立ち上げ後すぐの11月にインターネット・パソコン使用についてのアンケートの実施と、“インターネットであなたのお店を紹介してみませんか?”という自店のHPを持つようにすすめた書類を配布しました。

回答75店の内42の書店さんが自店のホームページを持ちたいと答えられました。

しかし各書店の紹介ページは業者の都合で作成できず、しばらくは紹介ページ無しのままでいくことになりました。

アンケートの結果により、平成9年にインターネットの説明会を開きました。

多くの書店さんが関心をもたれていることがわかり、組合がそれに応えるためには、底辺を広げる為のパソコン入門講座を実施することが必要だと感じ、講習会を実施しました。

<ページ更新の段階>立上げ後の更新については、予算の都合もあり、約2年後の平成11年に予算に計上してHPのリニューアル計画がスタートしました。

6月にはホームページ・グループが5名で発足し、業者をあらたに選定して秋までに完了させる計画を立てました。

まず独自ドメインを取得しました。

8月中にアンケートを回収して、全書店の紹介ページを作成、全書店に営業案内を付け、また希望者には、地図、写真の追加も各書店の費用負担(地図=¥2000、地図+写真=¥4000)でつくりました。

他に、書店のフェア―&イベント情報のページ、書評のページ、委員数名が協力して作成した3000冊の京都の本紹介ページ、それに目的の一つであった、書店間にコミュニケーションを図るための「掲示板」も設けました。

さらに、出版社より広告料を集めてメインテナンス費用に当てるシステムを作ることができ、初年度は小学館、講談社、ゼンリンから3ヶ月5000円/1ページで広告料を頂きました。

この結果11年10月5日に正式に新しいホームページが立ち上がりました。

11年度末には書店活性化の1つとしてインターネット版「本屋さんへ行こう」キャンペーンを実施しました。

もちろん書店店頭とインターネットのHPの両方から応募券をもらうとしましたがHPでの申込は少数でした。

しかし12年の5月にサン・ジョルデイの日・文化講演会の申込受け付けをHPで行ったところ、1週間で190名もの応募があり、HPへのアクセス数も一時的にですが急増しました。

次の更新は、平成12年7月に11名からなる組合HP改善グループを作りました。

意見交換と決定を素早くするためにメーリングリストを利用しています。

その中で、日書連の「書誌検索」を使用することで、京都組合HPから本を捜して、近くの書店に注文することが出来る環境をつくりました。

さらに、地元京都の自費出版本の販売(現在6点)もスタートしています。

フェア・イベント情報とは別に、読み聞かせ会実施書店も毎月紹介しています。

今後の予定は読者からの書評の募集、京都の出版社の紹介、TOPページの一新とスピード化、読者向けの掲示板の設置等を計画しています。

今の問題点はHP更新を毎月実施するためにはどうすれば良いかということです。

京都組合では、とりあえず今年一月よりページごとの担当者を決めて進めていく事にしました。

これからも我々書店と読者の皆様が毎日でも使って頂けるような情報がつまったページを新しく増やしていきたいと考えております。

(向島書店・辻本和樹)

著作物再販制度の取扱いについて(要旨)

資料1著作物再販制度の見直しに関する意見照会・意見聴取等の状況についてはじめに公正取引委員会は、平成12年12月7日に「著作物再販制度の見直しに関する検討状況及び意見照会について」を公表し、本年1月25日を期限として、著作物再販制度の存廃等の問題について国民各層からの幅広い意見を求めたほか、本年1月から2月にかけて、消費者団体(64団体)及び著作権者団体(14団体)かきら意見を聴取してきた。

これらの意見照会、意見聴取等に基づく意見の状況は、次のとおりである。

1意見照会の状況1著作物再販制度の存廃等の問題についての意見照会に応じて、個人及び団体から多くの意見が寄せられた。

提出された意見の件数をみると、再販制度の維持を求める意見が28、048件、同制度の廃止を求める意見は338件であった。

2提出された意見の内容をみると、主に以下のようなものであった。

ア書籍・雑誌再販制度の維持を求める意見としては、文化商品である本について経済効率の面から流通制度を考えることは不適当である、再販制度が廃止されると価格競争が激化して、諸点の品揃えは売れ筋のみに偏り、出版社は売れ筋のみを発行するようになる、また、地域の最寄りの書店が淘汰されたり、書店間の価格差が発生する結果、特に地方の消費者、高齢者、児童等に不利益を与えるなどの指摘が寄せられている。

再販制度の廃止を求める意見としては、消費者が書店を選択する等の努力をして良い商品を安く購入したいというニーズは満たされるべきである、再販制度を廃止して市場原理に任せれば、優れた内容のものを含めたより多様な書籍・雑誌が発行され、市場の活性化につながる、また、低価格販売を行う書店や価格以外の工夫をする書店等消費者のニーズに対応した魅力ある書店が増加するなどの指摘が寄せられている。

3また、再販制度の存廃自体に関する意見とは別に、同制度の運用や流通・取引のあり方について、消費者利益の確保の観点から、非再販化された書籍・雑誌や時限再販期間経過後の音楽用CD等の値引販売等を消費者の目に見える形で実行すべきである、新聞について長期購読割引等料金設定の多様化を行うべきである等、現時点において是正すべき事項がある旨を指摘している意見があった。

2消費者団体からの意見聴取等の状況1公正取引委員会は、平成13年1月から2月にかけて、消費者団体計64団体(北海道4、東北6、東京8、中部17、近畿16、中国5、四国5、九州2、沖縄1)から著作物再販制度自体の存廃等の問題について意見を聴取したところ、全体的にみて、著作物再販制度の廃止を求める意見が多数であった。

意見の内容をみると、著作物再販制度は消費者がより安くてサービスの良い販売店を選択することを阻害する、同制度を廃止することで企業意識が向上するとともに競争原理が働き、消費者のニーズが伝わるようになる、また、著作物について一般の商品のように価格差があっても消費者が混乱することはないなどの指摘があった。

しかしながら、新聞の個別配達への影響や著作物の価格の上昇に対する懸念から、再販制度の維持を求める意見もあり、地域(北海道及び沖縄)によっては、このような意見が多数出された。

2また、各地域において、著作物再販制度の存廃とは別に、消費者利益の確保の観点から、書籍・雑誌及び音楽用CD等について一定期間経過後は自由価格にすべきである、文化の普及等に必要なものに限って認めることとすべきであるとする意見や新聞につい長期購読者に対して割引をすべきであるとする意見があった。

3著作者の団体からの意見聴取の状況1公正取引委員会は、平成13年1月、書籍・雑誌の著作権者の団体8団体及び音楽用CD等の著作権者の団体6団体から意見を聴取したところ、いずれの団体においても、著作物再販制度の維持を求めるとの意見であった。

意見の内容をみると、書籍・雑誌及び音楽用CD等の再販制度に関する意見照会に応じて寄せられた意見と同様のもののほか、再販制度を廃止すると、印税収入が不安定化し、創作活動に専念できなくなるといった著作権者の利害に関わるものがあった。

2また、再販制度の維持を求める意見の中でも、注文した書籍の入手期間の短縮等の流通改善や文化振興に対する国の支援等について是正すべき点を指摘するものもあった。

4地方公共団体の議会による意見書公正取引委員会が把握しているものとして、22の都道府県議会及び212の市区町村議会において、著作物再販制度の維持を求める意見書の採択が行われている。

意見書の内容をみると、再販制度の廃止の結果、地方の中小販売店が衰退して、著作物の入手が困難となったり、地方での著作物の価格が上昇したりする結果、情報伝達や文化水準に地域格差が発生することにより、地方の住民に不利益が及ぶことを懸念し、同制度の維持を求めるものがあった。

資料2関係業界における取組状況公正取引委員会による著作物再販制度の運用の是正措置の求めに応じ、平成10年4月以降、関係業界においては、以下のような取組がみられる。

○時限再販・部分再販等再販制度の運用の弾力化○各種の割引制度の導入等価格設定の多様化○再販制度の利用・態様についての発行者の自主性の確保○サービス券の提供等消費者に対する販売促進手段の確保○通信販売、直販等流通ルートの多様化及びこれに対応した価格設定の多様化○円滑・合理的な流通を図るための取引関係の明確化・透明化その他取引慣行上の弊害の是正上記について、関係各業界の主な取組状況は、以下のとおりである。

1時限再販・部分再販等再販制度の運用の弾力化(書籍・雑誌)○一部の出版社が、再販商品として発行された商品を一定期間経過後非再販化したり、一定の期間非再販化し、これらの商品について、出版社、取次及び書店(インターネット上の書店を含む。

)のそれぞれが単独又は共催で値引販売のセールを実施したり、一部の書店で常設コーナーを設置して値引販売する動きがみられる。

○一部の出版社が、しかけ絵本、実用書等の商品について当初から非再販商品として発行したり、週刊誌・月刊誌、年鑑、時事用語事典等の需要期間が比較的短い商品について当初から時限再販期間を設定して発行する動きがみられる。

○関係業界において、本年4月以降、再販制度の運用の弾力化等が一層推進されるよう、出版社向けの手引を作成する。

2各種割引制度の導入等価格設定の多様化(書籍・雑誌)○雑誌については、出版社において、月刊誌等の年間購読者等を対象に、前払割引定価の設定、図書券の提供、送料の無料化等のサービスを実施する動きがみられる。

○書店において、書籍・雑誌の図書館納入・大量一括購入・長期購読・外商等の場合に値引きを行う例がみられる。

また、関係業界において、平成13年4月以降、これらの値引きが再販制度の下でも実施可能であることを確認する。

3再販制度の利用・態様についての発行者の自主性の確保(書籍・雑誌)○これまで業界で再販契約違反に対する措置の助言機関としての機能を果たしていた再販売価格維持契約委員会を改組し、平成12年1月以降、同委員会を出版再販研究委員会として、著作物再販制度の弾力運用等について調査研究・広報を行う組織に衣替えした。

○関係業界において、非再販商品の発行・流通が容易に行われるようにするため、平成13年4月以降、以下の取組を実施する。

再販契約書のひな型及びこれに沿った再販契約書について、出版社が再販商品として発行した商品を非再販化する際の取次への通知義務を削除する。

出版物の価格表示自主基準における非再販商品の表示方法を緩和・簡素化する。

取次において、再販商品と非再販商品との間に差異を設けることなく取り扱うことを明らかにするなど、非再販商品の取扱方針を明確化する。

4サービス券の提供等消費者に対する販売促進手段の確保(書籍・雑誌)○書店が懸賞によらないで提供することができる景品類の最高額が取引価額の3%から5%に引き上げられたほか、書店において、ポイントカード制(購入額に応じて一定のポイントを与え、ポイント数に応じて金券の提供等を行うもの)を実施する動きがみられる。

5通信販売・直販等流通ルートの多様化及びこれに対応した価格設定の多様化(書籍・雑誌)○インターネットを利用した通信販売が増加しているほか、電子書籍事業(書籍のコンテンツを電子データとして保存し、注文に応じて極めて少ない部数から印刷・販売する事業)を実施する動きがみられる。

このうち、インターネットを利用した通信販売に関しては、送料の無料化・割引やポイントカード制を実施する事業者もみられる。

6取引関係の明確化・透明化その他取引慣行上の弊害の是正(書籍・雑誌)○出版社、取次、書店間でVANやインターネットを利用した注文・在庫・販売情報の電子化、物流の効率化等が進み、注文処理の迅速化や事業経営の効率化(販売動向の把握等)を図っているところである。

大手取次においては、客注の処理を専門に行う子会社を設けて迅速化・効率化を図っているところもある。

○返品の減少を図るため、一部の出版社において、通常よりも書店マージンを高くする代わりに、書店が返品するときは仕入額よりも低い価格でしか受け取らないとする返品部安入帳制(いわゆる責任販売制)を導入したり、一部の大手取次において、書店の希望する部数を満数出荷する代わりに返品率の制限を設けるシステムを導入している。

*※主文は3月28日号・2面に全文掲載

「声」

三月二十二日に開かれた日書連定例理事会に、福岡組合山口理事長の代理として出席した。

書店会館には随分前に行ったきりだったので、地下鉄の神保町駅からの道程に苦労した。

大通りの裏側にある書店会館へ無事着いてホッとした。

各県の代表が時間前に三々五々に集ってこられる。

午前十一時の定時に定例理事会は開かれた。

さほど広くない会議室は、天井から黒いマイクのコードが垂れ下がっているのに唯一威厳を感じた。

手渡された会議資料の多さに驚いた。

各県の情報が、新聞や役所の文書に掲載されたものがコピーされ全国の理事長に配布されている。

各県の理事長は東京で全国大小の情報を知るのである。

地方紙の第一面記事のコピーもあれば、鹿児島県の女性の「書店くじ」に当たったお礼状のコピーまでとさまざまである。

議題の多さにも驚く。

一つの議題に三、四の項目が付いている。

これを全部討議しようとするのだから私は帰りの飛行機の時間を心配してしまった。

しかしである。

各県代表の方々は偉い。

どの項目、どの議題にもよく勉強されていて精通しているのには感心させられた。

今月は再販が山場を迎えていた時だけに、会議は白熱していて聴いているこちらも力が入った。

その翌々日の全国紙では第一面に再販廃止が見送られたことが大きく報じられていた。

そんな「歴史」の場に前日居られたことを特別な思いで感じとった。

それにしても全国書店の代表の方々は月に一回の上京で毎回これだけの重要なことを討議されるのだから、我々は感謝しなければならないし、また協力しないとバチが当たりそうだと思った次第である。

「声」

平成九年八月十五日、慶応義塾大学教授・中条潮氏に個人的質問状を送った。

内容は「小書店が再販撤廃を恐れることを、泥棒が刑法を恐れるに等しい」と書店を盗人と同列に置き、また「本は文化だと思い上がるな」との発言を看過できない心情から、発言の真意を求めての質問であった。

氏は「新聞は増幅して表現するから…」と報道の責任に回避したが、とりあえず本人からの電話回答ということに誠意を感じてそれ以上は踏み込まなかった。

今般、再販存置の決定に際し、撤廃論者として意が通らなかった結果に「再販擁護者は魂を悪魔に売り渡した」と罵倒している。

持論に近い意見を掲載する報道を良識とし、他を良識欠如者と叫び、再販制当面存続の決め手となったとされる国民支持を、業界の言論統制、言論封殺の結果と断じ、「公取委が再販擁護者と議論する愚を悟った結果」とも報道された。

いずれにその証しがあるのか、これ程までに愚弄、挑発する真意は何か、明らかにすることを望む。

氏のゼミの卒業生が、某社入社時に「中条は再販反対論者だから縁を切れ」と言われたとか。

それは「氏が持論崇拝、反対論者抹殺の自己中心論者であるから」との意味ではなかったのではないか。

そして自著発行版元には、出版してくれた良識企業と媚を売っているが、多分(何冊出版されたかは分かりませんが)小部数でも出版されたのは再販制度下における版元の使命と認識されたためであり、再販制度の恩恵に浴した事例と理解されるべきではないか。

◇2歳から

「すんごい」ところがすごいところ「んーって」頑張ったはなちゃんに素敵なご褒美くれたの誰?小型ながらハッキリした色と線で読みきかせにピッタリ。

見ている子どももつい「んーっ」のお顔「すんごいすんごい」子どもは褒めて育てよう。

おかあさんへ読み方ワンポイント付き。

◇4歳から

こんなに難しい言葉はないよ言えない言えない眠れない。

それならひとつ練習しましょう皆さん一緒に「ごめんなさい」インパクトのある絵、色、ナンセンス、これくらい勢いつけなきゃ「ごめんなさい」は言えないよ。

笑って見ているけれど「よし言おう」決心している子がいっぱい。

◇小学校低学年向き

さあごめんなさい実践編。

シリーズ第4作、オオカミとキツネ初めての大喧嘩。

二人の気持ちは同じなのにやっぱり言えないアノ言葉。

でもね仲直りは勘違いが運んでくれたよ。

お話はもちろんだけど絵も楽しんでね見どころいっぱい。

今回もキツネのコスチューム必見!

日書連のうごき

3月2日情報化推進委員会開催。

3月6日再販問題で業界四団体代表者会議へ萬田会長出席。

国民文化祭とっとり2002で永井理事長他来局、萬田会長と懇談。

3月7日中小小売商連絡会特別委へ丸岡常任委員出席。

3月8日全国中央会事務局代表者会議へ白幡専務、大川局長出席。

3月9日出版再販研究委員会開催。

3月12日光文社新雑誌創刊発表会へ萬田会長他出席。

中小小売商連絡会幹事会へ丸岡常任委員出席。

分野協常任理事会へ桜内常任委員出席。

再販問題で再販対話委員打合会。

春の書店くじで取次業務委員会との打合会開催。

3月14日JPIC定例理事会へ萬田会長他出席。

3月15日再販弾力運用マニュアル作成打合会へ下向委員他出席。

「子ども読書年」運用幹事会開催。

3月16日中小小売商連絡会特別委へ丸岡常任委員出席。

再販問題で業界四団体代表者会議へ萬田会長出席。

3月21日共同購買、読書推進、組織強化、雑誌発売日、取引・流通改善、再販擁護、広報、情報化推進、共済会運営各種委員会。

「これから出る本」問題で書協との懇談会へ井門副会長他出席。

活字文化議員懇談会総会へ萬田会長他出席。

出店問題委、ジュンク堂池袋店、オリオン書房ノルテ店視察。

3月22日定例理事会、共済会理事会開催。

春の書店くじで取協進行委員会との打合会。

日書連年史座談会へ萬田会長他出席。

3月23日全国中央会評議会、JPIC評議員会へ萬田会長出席。

再販問題で結論の報告で高島委員長他、公取委を訪問。

3月26日東洋経済新報社「週刊東洋経済」リニューアル2周年記念へ萬田会長他出席。

3月27日情報化推進委員会開催。

3月28日毎日新聞・学図協主催「日本絵本賞」贈呈式へ大川局長出席。

3月29日再販問題で萬田会長他、衆参両院議員四十名を表敬訪問。

図書普及役員会。

出版再販研究委員会開催。

募集

☆NPOアクティブ・エイジ・なごや会員募集ボランティアで運営される中高年のための団体、アクティブ・エイジ・なごやでは、平成十三年秋の発足に向けて現在会員を募集している。

同会は愛知・岐阜・三重で活動し、読書などさまざまな趣味の部会を実施するほか、イベントや各種行事を通じて会員間の交流・親睦を図る。

四十五歳以上なら誰でも入会可。

入会希望者は八月末までに申し込む。

連絡先は、〒465−0058名古屋市貴船3−2201伊藤康子052−702−1487

オリジナルオンデマンドカレンダー

トーハンと凸版印刷の合弁会社で、オンデマンド出版を手掛ける「デジタルパブリッシングサービス」(DPS)は、同社運営サイト「万能書店」上に新コーナー「カスタム工房」を四月六日にオープン。

「あなたが作る、あなただけの商品」をテーマに、パーソナル向けにカスタマイズできる新商品の開発・販売を行っていく。

第一弾商品として、小学館『藤井千秋画集「夢みる昭和の乙女たち抒情画家、藤井千秋の世界」』の発売に連動して、絵柄や開始月の選択、プライベートな記念日の記載などパーソナルなニーズに対応したオリジナルカレンダー『藤井千秋画集「夢みる昭和の乙女たち」あなただけのカレンダー』を、来年十二月三十一日までの期間限定で販売している。

価格は本書挟み込みの専用申し込みはがきで注文の場合が本体千円、インターネット「万能書店」からの申し込みの場合が本体千五百円。

取次入社式

トーハンは四月二日午前九時半から東京・東五軒町の本社で平成十三年度入社式を行った。

今年度の新入社員は二十八名(男性二十一名、女性七名)。

金田万寿人社長のあいさつ(要旨)は以下の通り。

「出版業界は四年連続マイナス成長と厳しい状況だが、まだまだ無限の可能性がある。

取引先書店の店頭を活性化し、読者にとって魅力あるものにしていくため、トーハンは客注対応で新しい仕組み『ブックライナー』を設立し、注文品を三日で届ける『本の特急便』を稼働IT時代に対応したサイトビジネスとして、昨秋『e−hon』を構築。

一般書店がサイト上でビジネスを展開することが簡単にできるようになった昨年から『責任販売』『契約販売』などトーハン独自の取引制度を実施−−の三つの施策に全力で取り組んでいる。

一方、流通システム全体では、新雑誌発送拠点『トーハン上尾センター』(埼玉県上尾市)が完成すれば、雑誌の二十一世紀型システムが完成する。

また、出版社共同利用型の書籍・新流通センター(埼玉県桶川市)の計画が進めば、業界全体の流通効率化・合理化が一気に進むと考えている。

こうした新しい取り組みを成功させるには、従来の発想や経験ではない、新しい感覚や発想が必要。

若い皆さんには是非先頭に立って取り組んでもらいたいが、そのためにも企業人として一日も早く成長してもらいたい。

自らの可能性を信じ、夢の実現を目指して、トーハンの中で大いに自分自身の力を試してほしい。

『BSザテレビジョン』

角川書店は昨年十二月一日に放送がスタートしたBSをはじめCS、CATV、地上波すべてに対応した新しいテレビ情報誌『BSザテレビジョン』を六月二十三日に創刊する。

BS放送のメイン視聴層三十歳から三十五歳の男性をコアターゲットに、番組表をはじめBS放送の主力コンテンツである映画・スポーツ・音楽情報、AV機器・デジタルツール企画など、番組情報からソフト・ハード両面まできめ細かくフォローする。

月刊(毎月二十四日発売)、A4変形レター判、予価三百八十円。

発行部数は二十五万部を予定。

四月三日に東京・水道橋の東京ドームホテルで開かれた媒体説明会の席上、工藤広告担当取締役は「今年はブロードバンド時代元年。

二〇〇五年には本格的な時代が到来する。

角川書店も新しいビジネスに取り組んでいくが、『BSザテレビジョン』を基幹商品と位置付け、ノウハウを結集して制作にあたる。

来年ザテレビジョンは創刊二十周年を迎えるが、今年はプレ二十周年として、週刊、月刊、BSのザテレビジョン三兄弟が一堂に会したキャンペーンを考えている。

新時代のザテレビジョンにご支援を」と述べた。

説明会では『BSザテレビジョン』創刊のほか、『週刊ザテレビジョン』『月刊ザテレビジョン』のリニューアルが発表された。

『週刊』は三月よりA4変形レター判にリニューアル、見やすさと内容の充実を図った。

『月刊』は三月二十四日号より番組表をオールカラー化。

また、宮城・福島版(十万部)を創刊し、全国七版・百二十万部体制を確立した。

読書感想文コンクールの課題図書決まる

「第四十七回青少年読書感想文全国コンクール」(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)の課題図書が以下の通り決まった。

小学校低学年
『でこちゃん』PHP研究所、『バンザイ!なかやまくん』草炎社、『かさぶたくん』福音館書店
小学校中学年
『ソリちゃんのチュソク』セーラー出版、『アディオスぼくの友だち』学研、『ぼくらは知床探検隊』岩崎書店
小学校高学年
『チロと秘密の男の子』あかね書房、『少年たちの夏』ポプラ社、『森のスケーターヤマネ』文研出版
中学校
『ローワンと魔法の地図』あすなろ書房、『坂本竜馬飛べ!ペガスス』小峰書店、『君たちへの遺産白神産地』アリス館
高等学校
『旅路の果てモンゴメリーの庭で』講談社、『映画少年・淀川長治』岩波書店、『そして、奇跡は起こった!シャクルトン隊、全員生還』評論社

取次入社式

日販は四月二日、東京・駿河台の本社で新入社員入社式を開催した。

今年の新入社員は合計二十名(男子十四名、女子六名)。

菅徹夫社長のあいさつ(要旨)は以下の通り。

「出版業界は大きな転機に立たされており、日販も時代のニーズに対応して様々な取り組みを進めている。

昨年は出版物のネット通販サイト『本やタウン』を立ちあげ、ネット通販専用倉庫『web−Bookセンター』を開設した。

さらに、オンデマンド出版を事業とするブッキングを設立し、読者ニーズに一〇〇%応えることを目指している。

書店のサポート強化にも力を入れており、今年から全国支店で営業担当者がパソコンをもってモバイル営業を展開していく。

昨年三月決算で日販は不良債権を償却し、創業以来初の赤字を計上した。

積極的に過去の負の遺産と決別し、新しく生まれ変わろうという姿勢から生まれた選択だ。

そして昨年四月から三年間にわたる中期経営計画『ネオステージ21』をスタート、期間内に財務体質はもちろん、あらゆる面で革新を成し遂げ、生まれ変わることを目指している。

ネオステージ21のポイントは一人ひとりが主役になって革新を成し遂げることで、新入社員も例外ではない。

経験のない皆さんだからこそ、前例にとらわれない発想ができると期待している。

チャレンジ精神とバイタリティーで革新の一翼を担ってほしい」

本屋のうちそと

店の中にいると、出版社の営業マンがとても邪魔なのだ。

売れない本を売れる売れると番線ばかりほしがって、本当に嫌な連中だと思っていた時期があった。

だが、風の日、雨の日、暑い日わざわざ来るのだから、ただ嫌ってばかりじゃいけないと思い、こちらから行ってみることにした。

書店人になって二十年、百四十社ほどの出版社へ訪問させていただいた。

担当が不在と扉も開けてくれないところ、看板が落ちているところ、見えるのに入口のわからないところ、こんな立派なビルに入っていいのかというところ、朝七時半に行って社歌を聞いたり、エレベーターの故障で五階の踊り場で一緒にパンをかじったり、掃除のオバさんと仲良くなって社内派閥を詳しく聞いたり、五時間居続けて十八人の方から名刺をもらったり、本屋でなければ味わえない色んな体験をさせていただいた。

出版社って本当に面白い!今でも嫌いな営業マンがいるのだが、それは会社の方針だったり、上司の指示でしているということがわかったのだが、それでも小店には注文だけ取りたい営業マンは不要なのだ。

その本を売るためにどうすべきかを一緒に考え、売れたときの喜びをわかち合える、そんな営業マンならコーヒー煎れていつでもお待ち申し上げております。

(たに)
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