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平成15年11月11日号
「本の得々市」が人気/神保町ブックフェスティバル

第13回神保町ブックフェスティバルが11月1日から3日までの3日間、東京・神田神保町のすずらん通り、さくら通りをメイン会場に催された。3日間開催となって2回目の今回は、初日は曇り、2日目は晴天に恵まれ、新刊、掘り出し物を求める読者で賑わった。最終日はあいにく雨にたたられ、出展社は自由参加となり、人出も減った。
このフェスティバルは同実行委員会の主催。神田すずらん通り商店街振興組合、神保町さくら通り実業会、日本児童図書出版協会、東京都書店商業組合千代田支部の共催。神保町古書店連盟、出版文化産業振興財団、千代田区商店街連合会、神田本の音色の会の協賛。千代田区、東京都書店商業組合、毎日新聞社が後援して開かれた。
1日午前10時半、すずらん通り駿河台入り口でオープニングセレモニーが行われ、大橋信夫実行委員長の開会宣言に続き、東京都書店商業組合の萬田貴久理事長、石川雅己千代田区長らがテープカットを挙行、明治大学応援團のパレードで開幕した。
フェスティバルの目玉は「本の得々市」と銘打った自由価格本フェア。東京組合では千代田、文京、大田、目黒・世田谷、中野・杉並、武蔵野の6支部と青年部がワゴン20台に自由価格本を出品し、初日88万円、2日目64万円を販売した。出版社130社、商店街40社のワゴンも本を求める人、飲食する人などで賑わった。
白山通りに面した小学館前の広場には「ワクワクこどもランド」が設けられ、こころにのこる子どもの本セールが行われ、講談社本とあそぼうおはなし隊キャラバンも。隣接する集英社前の広場には「ドキドキこどもランド」が設けられ、人形劇、けん玉、ドラえもんシールラリーが行われた。また、三省堂書店で小池真理子氏サイン会、東京堂書店できたやまようこ氏サイン会、坪内祐三氏トークショー、有斐閣前で古本チャリティーオークションなどが行われた。

大阪で子どもの本「フェスティバル」

「子どもの本フェスティバルinおおさか」(活字文化推進会議・児童図書出協・JPIC主催)が11月22日、23日の両日、大阪市中央区の大阪ビジネスパークツイン21で開かれる。読売新聞社が提唱する「21世紀活字文化プロジェクト」の一環で、絵本・児童書1万冊を展示即売するほか、親子連れで楽しめる多彩なイベントを展開する。

万引き防止キャンペーン/12月から3ヶ月間・東京都、警視庁が後援/東京組合

東京都書店商業組合(萬田貴久理事長)は来月から3ヵ月間にわたり、東京都、警視庁の後援で「万引防止キャンペーン」を実施することになった。11月5日に開かれた定例理事会で、萬田理事長は「都、警視庁とともに実施するのは画期的なこと。東京の組合員書店が万引き防止へ立ち上がったことを、世間に広く知らしめよう」と訴えた。
万引対策担当の出店問題委員会・山田洋一委員長の報告によると、同キャンペーンは12月10日から来年3月9日までの3ヵ月間、東京都内の全組合員書店で実施する。青少年による万引犯罪が深刻な社会問題となっており、経済産業省が発表した「書店における万引に関するアンケート結果」によると、万引した者の55・2%が中・高校生、1店舗あたりの被害額が年間211万円に上り、83%の書店がこの数年で万引が増えたと感じていることが明らかになっている。こうした現状に照らし、書店における万引防止対策を社会的責務と考えた東京組合は、青少年健全育成の観点から万引防止キャンペーンを実施することにしたもの。キャンペーン期間中、全組合員書店内に2種類のポスターを掲出し、店主・従業員が一致協力して取り組む。
キャンペーンでは、ポスターの掲出によって「万引は犯罪である」ことを訴え、万引の疑いを持たれる行為を発見した場合は、その段階で声をかけるなどの対応をして、初発型非行の防止に努める。悪質・常習者による万引は、直ちに警察に通報するなど毅然たる態度で対応する。ポスターは「STOPザ万引/Keep東京ルール」「東京の書店は、万引0を目指します。!」の2種類を各3千枚作製する。
萬田理事長はキャンペーンを都、警視庁が後援することの意義を強調し、「学校、古物営業者にも主旨の徹底を図ることが必要。キャンペーン開始前に記者会見を開き、東京の書店が万引防止に立ち上がったことを広く知らしめたい。万引防止へ最善を尽くして取り組もう」と呼びかけた。
このほか理事会では、「子どもを犯罪に巻き込まないための方策を提言する会」が竹花副知事に「緊急提言」を提出したことが報告された。緊急提言では有害図書の子どもへの販売を防止するため、不健全指定図書について従来の個別指定では実効性が低いとして包括指定導入を求め、警察官への立入調査権付与や罰則強化を検討すべきとしている。
丸岡義博副理事長は「包括指定は全国で東京都のみ。出版・表現の自由の観点から難しい問題を含み、出倫協でも結論は出ていない。石原都知事の治安対策の方針は理解するが、経営を考えると書店が雑誌の内容を1冊ずつチェックすることは不可能」との考えを示した。萬田理事長、大橋信夫理事は出版社の責任、下向磐副理事長は実効ある自主規制に言及した。

読書推進に官民挙げて取り組み/静岡総代会

静岡県書店商業組合(斉藤行雄理事長)は10月27日午後4時半より、静岡市クーポール会館で第16回定時総代会を開催した。
司会の中野弘道常務理事から総代出席59名(委任状含む)と発表され総代会が開会。議長の古沢隆副理事長の議事進行により、提出議案はすべて満場一致で可決された。
斉藤理事長はあいさつの中で、①組合加入促進用の「静岡県商店商業組合案内パンフレット」を作成して加入をPRしたが、この1年の書店業界の厳しさを反映して加入3店、脱退17店でマイナス14店だった。②静岡県では店頭読み聞かせ店の増加、市町村によるブックスタートの実施、全国に先駆けてブックトークの学校での実施、朝の10分間読書の実施校が590校(県内全校の61%)など、活字離れ阻止のため読書推進に官民で取り組んでいる。③万引問題はモデル地区として横浜市が官民協力し撲滅運動を実施。また新古書店大手7社で構成するリサイクルブック協議会が買取ルールを協議しだした。④再販違反にもかかわらずポイントカードを中止しない店に対して、各出版社に商品の出荷停止の警告を出すよう要請する段階にある――と報告した。
審議終了後の質問時間に、総代より、静岡県も図書券から図書カードへの移行を強力に推進してはどうかという強い提案がされた。総代会終了後懇親会を開き、勤続7年書店従業員17名の表彰が行われ、和やかなうちに閉会した。
(白松猛広報委員)

生活実用書・注目的新刊

こうして書いている原稿もかつては原稿用紙に手で書いて、それを編集者に手渡ししていた。それがワープロで打ちファックスで送るようになり、今ではパソコンで打ってそのままメールで送信するのが当たり前になった。それだけ激しく変化するのに、十年と経っていないのに驚く。
だからというわけでもないが、自分自身の本の買い方にも変化がでてきた。その内の一つに、新刊平台がそれほど気にならなくなったことが挙げられる。むしろ古書店で思わぬ本を見つける喜びの方が勝ってしまうことがある。
北尾トロ著『ヘンな本ありますぼくはオンライン古本屋のおやじさん2』(風塵社1500円)は新しい形態、オンライン古書店を運営する著者の日常を語ったもの。
マニアから見れば取るに足らないものが多いが、本との新たな遊びと北尾氏は言う。自分の本棚が満杯になって、捨てるのはイヤだけど、どうしたものかと考えた。ならば売ればいいのだと思いついての新商売。しかし売れれば売れたで、今度は買い取り先を探すのに四苦八苦。「作り手の自由度が高いメディア」であるフリーペーパーを発行したり、オリジナルのカード兼用しおりを作ったり、メールマガジンを配信してみたりの工夫の日々が続く。買ってくれる読者とのコミュニケーションは増え、本好き仲間の輪が広がる。ここには新刊書店で失われつつある本の楽しみ方が残っている。実際の収支決算も報告されて面白い。
散歩の達人ブックス[大人の自由時間]『東京古本とコーヒー巡り』(交通新聞社1429円)は神保町、中央線、山手下町の古書店と、本を読むのにふさわしいコーヒー店ガイド。たとえば中央線西荻窪の「ハートランド」は海外文学・芸術・思想。本に囲まれながらお茶も飲めるというブックカフェはしりの店。ちなみに書店内には『ヘンな本あります』の北尾トロ氏運営の「杉並北尾堂」をはじめとするオンライン書店がレンタルしている棚もある。
巻末に地図がまとめられて探すのに便利な本である。
しかしいつも思うのだが、書店でありながら「本」に関する本に対して、書店の多くが扱いに不熱心な気がする。本を楽しむ人口は、人が言うほど減ってはいないのだ。
(遊友出版・斎藤一郎)

日書連、消費税・再販問題で婦人2団体と懇談

日書連は10月16日午後、消費税率引上げ問題並びに出版物再販問題で日本婦人団体連合会を訪ね、堀江ゆり事務局長、上野美知代・月刊「婦人通信」編集長と懇談。続いて新日本婦人の会の玉田恵事務局長、米山淳子事務局次長と意見交換を行った。
両団体とも消費税率の引上げ、総額表示には反対であり、新日本婦人の会は、反対のための署名運動を展開することを明らかにした。出版再販問題については、一定の理解を示し、国民にとって街の中小書店は大切であり、書店の減少は困るとした。
この日両婦人団体を訪問したのは、下向消費税問題委員長、岡嶋再販研究委員長、白幡専務の3名。婦人連合会は「12月7日に総会を開催する。消費税5%アップのとき福祉目的にと期待したが、できないままであった。私どもは絶対反対である」としたほか、出版物の軽減税率適用については、議論はしていないが、業界それぞれの立場で違いがあってもよいのではないかとの意思表示があった。また再販問題については、「理解できるが、本の定価は高い。書店の減少は困るので街の書店を大切にしたい」との発言があった。
午後4時半からの新婦人の会との意見交換では、①消費税には一貫して反対の立場であり、総額表示にも反対している。反対のための署名活動をやる。社会保障にと言われているが疑問。②軽減税率については、今の段階からは反対。③全体の生活が潤うための政策が必要――との発言があった。また、出版物再販制度に対する規制緩和には反対であるとした。

新理事長に三上一充氏/「今までの経験組合活動に生かす」/兵庫総代会

兵庫県書店商業組合(村田耕平理事長)は10月21日、神戸シーガル会館で平成15年度定時総代会を開催した。
森井理事(森井書房)の司会、坂田常務理事(甲南堂)の開会の言葉ではじまった総代会には30名の総代が出席した。冒頭で村田理事長(三宮ブックス)は、「厳しい経営状況の中、大型チェーン店や他業界からの新規出店の影響で、年間十数件の転廃業があった」と報告し、さらに「組合への相談も最近ではどうやってやめたらいいかなどの相談が増えている。どうすれば安定した経営が出来るのかがひとつの課題だ」と述べた。また「本日の各支部報告については、資料を読み上げるだけでなく、内容に様々な色づけをして各支部の特色や独自の事業について報告してほしい」と締めくくった。
議事の審議では、平成14年度事業報告及び収支決算報告、平成15年度事業計画案と収支予算案の第1~第4号議案については拍手をもって承認された。第5号議案では、新たに60名の理事・総代と4名の相談役、3名の監事を選出・承認。3期6年にわたって理事長を務めた村田耕平氏の勇退に伴い、新理事長に三上一充氏(三上尚文堂)が選出された。三上新理事長は、「播磨支部長時代と10年にわたる副理事長時代の経験を活かした組合運営をしていきたい」と抱負を述べた。今回の改選では、長年にわたり雑誌発売日励行委員会委員長を務めた海野輝雄氏(光文堂書店)も理事を勇退した。なお新体制は11月理事会で報告される。
お祝いに駆けつけた日書連副会長・大阪組合理事長の今西英雄氏は、「兵庫は日本の縮図とも言える標準的模範となるような県。隣同士でもあるので、今後とも良きパートナーとして共に頑張っていきましょう」と激励した。
続いて兵庫県書店商業組合のスローガンを採択し総代会を閉会した。このあと場所を三宮「神仙閣」に移し、新旧総代、出版社と販売会社を交え総勢52名で懇親会を開催。奥理事(オクショウ)、中島理事(三和書房)の司会で、ゲームあり、クイズありで終始盛り上がりを見せていた。
(中島良太広報委員)

三上一充氏略歴
昭和13年5月17日生まれ。65歳。昭和37年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。38年三上尚文堂入社、平成3年同社代表取締役就任。11年に兵庫県教科書㈱取締役就任。平成元年より兵庫県書店商業組合副理事長、平成9年より日書連常任委員。

第2回まんがの日大賞、北野武氏らに贈る

漫画が描き続けている「情熱、勇気、夢、感動」のテーマを現実世界で感じさせてくれる人や活動に贈る「まんがの日大賞」の第2回授賞式が10月30日午後2時から、千代田区の如水会館で行われた。
今回受賞したのは、宝塚歌劇団、映画監督の北野武氏、江戸ワンダーランド日光江戸村、陸上の末續慎吾選手の4者。また今回は、漫画文化の振興発展に寄与している人物・活動に対して贈る「まんがの日文化大賞」を創設。高校漫画サークル日本一を決める「まんが甲子園」をはじめ、漫画を地域に生かしたさまざまな活動に取り組んでいる高知県が選ばれた。
式典はタレントの伊集院光さんの司会で進行、「まんがの日」委員会・やなせたかし委員長が「昨年は試行錯誤していたが、反省を踏まえ賞を定着させていきたい」とあいさつ。前回この賞を受賞した二足歩行ロボット「ASIMO」と、犬木加奈子、水島新司、中山星香、ちばてつやの著名漫画家4氏をプレゼンテーターに授賞式が行われた。

人事

◇三笠書房
(11月1日付、◎昇任、○新任)
代表取締役社長・販売部長押鐘富士雄
取締役副社長・編集主幹
◎前原成壽
常務取締役・製作部長、関連会社担当三谷喜三夫
同・編集本部長、王様文庫編集長迫猛
同・販売本部長代行、社長室長、管理部門統括
◎押鐘太陽
取締役・営業部長、流通センター統括坂口正夫
同・書籍編集部長、知的生き方文庫編集長
○本田裕子

◇デル・プラド・ジャパン
代表取締役会長(フジ・プランニング取締役)
伊藤邦彦
取締役副会長(エディシオネス・デル・プラド取締役会長)
フアン・M・マルティネス
代表取締役社長兼CEO(フジ・プランニング代表取締役)南野正治代表取締役副社長兼COOホセ・A・カーノバス
取締役(フジ・プランニング代表取締役)青島安弘
同(エディシオネス・デル・プラド取締役副社長)
ハビエル・ムルガ監査役寺田欣司
同(エディシオネス・デル・プラドCFO)
ホルへ・ゴンサレス

◇ポプラ社
(11月1日付、○昇任)
販売部部長○矢ヶ部博
同○遠藤正夫
同部長代理○西山朋光
同○笠井信寿
同課長○奥村紀子

◇メディアワークス
(11月1日付、○昇任)
取締役会長角川歴彦
代表取締役社長佐藤辰男
常務取締役(広告部、出版部担当)渡辺知子
同(編集部門統括、第2・第4編集部長、法務室担当)○久木敏行取締役(第3・第5編集部長)後藤靖彦
同(総務部長)高野潔
同(経理部長、商品部長)山口貴
同(営業部長、宣伝部長、デジタルコンテンツ部長)塚田正晃
同(第1編集部長)
渡部雅人
同(非常勤、紀伊国屋書店代表取締役会長兼CEO)
松原治
監査役染谷恵司
同(非常勤、成和共同法律事務所)渡邊顕
相談役(非常勤、角川書店常務)井上泰一

朝の読書の大塚、林氏が社会貢献者表彰

朝の読書運動の提唱者、大塚笑子と林公の両氏に対し、社会貢献支援財団から社会貢献者表彰・第2部門「多年にわたる功労・日本財団賞」が贈られた。受賞理由は「授業中の生徒の態度の乱れに苦慮された末、朝の読書を立案、実施して全国の学校への普及に努め、読書推進に貢献した」というもの。
表彰式と祝賀会は4日、港区赤坂の東京全日空ホテルに常陸宮殿下ご夫妻を迎えて行われ、支援財団猪熊葉子会長(聖心女子大名誉教授)から賞状と副賞が授与された。

日書連のうごき

10月1日出版平和堂合祀祭へ萬田、丸岡正副会長ほか出席。
10月3日全国中央会消費税総額表示説明会へ下向、池本正副委員長ほか。鳥取・島根組合地方出版物DB勉強会へ井門副会長。
10月6日雑誌愛読月間まとめ会議へ井門副会長ほか。出倫協緊急会議へ丸岡副会長ほか出席。
10月8日JPIC万引対策打合会へ丸岡、大橋委員出席。
10月9日万引防止フォーラム・記者会見に丸岡副会長。小学館・故相賀ナヲ様お別れの会へ萬田会長ほか出席。
10月10日公取協・三省堂書店問題でトーハン、日販幹部との懇談。中小小売商税制を考える会打合会へ下向委員長出席。
10月15日書店DB運営委員会へ井門委員、神奈川組合情報化研修会へ長尾委員。読進協常務理事会へ萬田会長出席。
10月16日JPO運営委員会へ井門委員。再販ワーキンググループ会議へ岡嶋委員長ほか出席。下向消費税、岡嶋再販両委員長ほかで日本婦人団体連、新日本婦人の会を訪問。
10月17日香川組合情報化研修会へ志賀委員長ほか。中小小売商連絡会へ丸岡副会長出席。
10月21日出版倫理協議会。中小小売商連絡会幹事会へ丸岡副会長。消費税問題で下向委員長らが小学館相賀社長を訪問。河村文部科学大臣を業界4団体代表が表敬訪問。
10月22日九州雑誌センター取締役会へ萬田会長。出版在庫情報研へ柴崎委員ほか、ICタグ研究委へ山口常任委員、情報化で志賀委員長ら大阪屋本社訪問。
10月23日日書連移動理事会開催(ホテルクレメント徳島)。
10月24日日本児童図書出協50周年記念祝賀会へ萬田会長ほか出席。第4土曜は子どもの本の日実行委へ高須、舩坂委員出席。
10月27日子どもの読書推進会議へ高須委員。
10月28日出版再販研究委。情報化推進委開催。日書連マークで志賀委員長ほかで全国SLA訪問。
10月29日税と社会保障を考えるシンポジュウムへ下向委員長ほか出席。
10月30日SJ実行委員会。全国中央会主催全国大会へ萬田会長ほか出席。
10月31日 再販弾力化レポート打合へ大川局長。

1団体、2名を表彰/第33回野間読書推進賞

地域や職場などで読書普及に尽力し、読書推進に貢献された団体、個人を顕彰する「野間読書推進賞」の贈呈式が5日午前11時から日本出版クラブ会館で行われ、団体の部に山形県・白たか子どもの本研究会、個人の部に群馬県・林東一、徳島県・藤倉かね子両氏、奨励賞として大分県・児童文学と科学読物の会が表彰された。
贈呈式では初めに読進協野間佐和子会長が「野間読書推進賞は本年で第33回を迎え、これまで122の団体と個人が受賞されました。本年受賞の方々も、それぞれの地域で長い間読書運動に力を尽くされ、読書を通じて教育や文化の発展を支えてこられた方々。ここ数年、各地でボランティア活動が活発で、読書運動の輪が急速に拡大しています。この流れをますます発展させることが大切です。一層の力添えをお願いします」とあいさつした。
選考委員を代表して、栗原均読進協副会長は「活字離れが危機感になって、地道な読書推進運動が進行している。今年のこどもの読書週間で都道府県別の行事主催者数が昨年の1098団体から1322に増加。5年前と比べ2・5倍に増加しており、関係者の熱意が広がっている」と報告し、各受賞者の受賞理由を説明した。
野間会長から各受賞者に賞状、賞牌、副賞が手渡されたあと、文部科学省清水明青少年課長が祝辞。こどもの読書推進法と基本計画に触れ「こども読書推進法と、基本計画の理念は、すべての子どもがあらゆる機会と場所で自主的に読書活動が行えるための環境整備。本日の受賞者はまさにこの理念を長年にわたり実践し、地域の読書活動を支えてきた。文部科学省も図書館の充実、司書の養成などの施策に取り組み、読書活動充実にともに手を携えていきたい」と国の考え方を説明した。
受賞者あいさつでは「活動が活動を生み、自分たちの手で紙芝居を作り、毎月1回おはなし会を続け、間もなく200回になる」(白たか子どもの本研究会)、「パンには栄養がある。しかし、本にも栄養がある」(林氏)、「耳は少し不自由になったが、本は読める。これからも1冊でも多く本を読みたい」(藤倉氏)とあいさつし、暖かい拍手を受けていた。

2週間で1400冊

再販弾力運用の一環として10月15日から書協が実施している「謝恩価格本ネット販売フェア」の中間報告がまとまった。インターネットを利用して読者に直接販売するもので、価格は30%引きと50%引き。出版社24社が出品した。
10月15日から31日までの注文部数は合計1400冊で、売上金額は150万4053円。売上げベスト3は①ポプラ社『くまのプーさんABCの絵本』50冊、②同『世界にふしぎが飛び出す!宇宙船地球号』38冊、③学研『犬の事典』26冊など児童書、実用書、事典類が好調。

流通から防犯まで有効/ICタグ導入実験を公開

出版倉庫流通協議会ICタグ利用研究委員会は11月4日、越谷市の昭和図書越谷物流センターに報道関係者を招き、書籍スリップに装着したICタグによる検品、在庫確認、精算管理、盗難防止などのデモンストレーションを行った。
ICタグ導入試験は、書協の「謝恩価格本ネット販売フェア」出荷業務にあたってICタグをテスト導入し、ICタグの効果と本格導入に向けての課題を把握しようというもの。同時に流通倉庫内に模擬店舗を設け、商品のモニタリング、精算処理、在庫確認、防犯ゲートの有効性も検証。実験結果は日本出版インフラセンターの無線タグ実証実験に情報提供する。
デモに先立って行われた記者説明で出版倉庫流通協議会大竹靖夫代表幹事(昭和図書)は、「今年1月に倉庫関係者が集まり、ICタグの勉強会を行った。5月にはアメリカを視察、それから5カ月で出荷検品とモデル書店で試験している。謝恩価格本ネット販売ではスリップ裏面にICタグを付けて、読み取り、検品をテストしている」と説明。工藤裕樹ICタグ利用研究委員長(工藤出版サービス)は「ICタグをスリップに装着した流れの実験のほか、本の背に埋め込む実験も行う。防犯ゲートは未精算の商品を持ち出せば、映像で逆トレースする仕組みが提案されている。課題はコストで、量産すればICタグは1枚10円を切るだろう。来年3月までには中間報告をまとめたい」と述べた。
出荷検品のデモでは、ダンボール箱にICタグを装着した書籍が詰められ、トンネルリーダーを通過させると、トンネル上下のアンテナが商品を感知、ピッキングされた書籍と伝票上の書籍を照合して出荷検品を行った。
また、模擬書店の実験では棚板裏面にアンテナを設置したスマート本棚を試作。ICタグを貼付した書籍を陳列し、お客様が手に取ったり、戻したりする動きが把握できるほか、①シュリンクした写真集をリーダーにかざすと、ICタグのID情報をもとに内容確認ができる、②精算レジに設置したリーダーに書籍をかざすと、複数の書籍を同時処理して購入金額を算出する、③ハンディリーダーで書棚をスクリーニングして、在庫確認を行える、④出入り口に設置した防犯ゲートで商品持ち出しを検知する――などの試験が行われている。

『ディズニープリンセス』定期刊行化

ディズニーパブリッシングワールドワイド(ジャパン)のライセンス供与で河出書房新社がシリーズ発行してきたムック『ディズニープリンセス』が11月10日から隔月誌として定期刊行化、新創刊した。奇数月10日発売。A4判平とじ、税込み定価700円。
同誌は昨年6月に第1号を発売以来、6号を発売してきたが、反響が大きいため定期刊行化に踏み切ったもの。読者対象は3歳から8歳の女児と、その母親。創刊号では、特別付録としてプリンセスティアラ、キラキラピンクのネイルカラーを付けたほか、読者18組36名をディズニープリンセスクリスマスパーティご招待、5百名に特製図書カードプレゼントを行う。

催し

◇トーハン総研カルチャーフォーラム「読書離れは国を滅ぼす」
「読書こそが情緒力を育てる最良の方法」と国語教育の重要性を訴える数学者でエッセイストの藤原正彦氏の講演を聞く。藤原氏は作家・新田次郎と藤原ていの次男で文化審議会委員、御茶ノ水女子大学教授。開催は11月28日午後2時から、飯田橋レインボービル。受講料1名5千円。申し込みはトーハン総研セミナー事務局。電話03―3268―0731番、FAX03―3268―0756番。

◇出版セミナー「米雑誌界から学ぶ5つのヒント」
小学館の雑誌編集長、国際室長を経て大妻女子大学教授、出版文化国際交流会理事として活躍する金平聖之助氏に、生き残りを賭けて様々な挑戦を展開するアメリカ雑誌界の現状を聞く。
12月3日午後2時から千代田区一ツ橋の日本教育会館で。受講料5千円。申し込みは出版科学研究所。電話03―3269―2379番、FAX03―3266―1855番

相田みつを美術館移転して倍に拡張

書家・詩人相田みつをの作品を展示する「相田みつを美術館」が11月1日、東京・銀座の銀座東芝ビルから同・有楽町の東京国際フォーラムへ移転、リニューアルオープンした。開館7周年を機に移転することになったもので、スペースをこれまでの2倍に広げ、バーカウンター、ダイニングテーブル、日本茶ラウンジなどを併設している。
オープン2日前の10月30日、関係者を集めて内覧会を開き、あいさつに立った相田一人館長は「100人が1回来るのではなく、1人が100回足を運んでくれるのが理想。作品に触れて、くつろいでもらえる美術館にしたい」と話した。ダイヤモンド社・田村紀男社長が「相田作品は出版界の宝。大切に育てたい」とあいさつして乾杯した。

小説大賞に有川氏/電撃ゲーム3大賞

メディアワークスが主催する第10回電撃ゲーム3大賞の贈呈式が10月30日、東京・九段下のホテルグランドパレスで開かれた。今回は応募総数2693作品のなかから、電撃ゲーム小説大賞の有川浩氏『塩の街』、電撃ゲームイラスト大賞金賞の隼優紀氏、電撃ゲームコミック大賞金賞の奥田圭悟氏『くりから』など、計13作品が入賞した。
贈呈式で佐藤辰男社長は
「電撃ゲーム3大賞をスタートして10年たった。初めの3、4年は一朝一夕にブランドの確立はできないことを思い知らされたが、10年かけてやっと読者に『電撃ブランド』が浸透した。これからも新しい才能を発掘、支援していきたい」とあいさつした。
なお、次回より名称を「電撃3大賞『電撃小説大賞』『電撃イラスト大賞』『電撃コミック大賞』」に改称する。

本屋のうちそと

小春日和になると、山口百恵の「秋桜」の歌が頭をよぎります。
新刊が入荷すると店のガラスにポスターを張り出す。外から読んで行く人、手帖に書き写している人。広告を見てから入ってくる客は、お勧めすると買っていただけることが多い。
漫画のポスターの前には子供達がたむろして、「このマンガ面白いぜ」と話をしている。ポスターがほしいという客もいる。広告に出ている女性タレントのファンだ。何がよいのかなァ、若手芸能人は全くわからない。
町中にもポスターが溢れている。興味をそそるもの、ばかばかしいもの、牛丼屋は大きな布の広告。旨そうに印刷されている。これに誘われて客が食べに来る。
ごみを減らしましょうといいつつ、膨大な量の広告、チラシ。人の手に渡らないうちにごみになってしまう。
新聞にも山ほどのチラシ、全部見ている人も少ないだろうなぁ。我が家では一応全部目を通しているが、いらないものは即資源ごみへ。全体の4分の3はいらない。
広告媒体で強力なのは、やはりテレビ、ラジオ。何度も聞いているうち、商品名が頭にインプットされてしまう。放送で紹介されたりすると、早速、読者が本を探しに来るが、書名も出版社もあいまい。「いまテレビでやっていた」と簡単に言うが、書店が全部知っているわけではない。
出版社の広告物もお客様に配りきれないくらい届く。注文がどんどん来るなら良いが、配らないより配ったほうが良い程度か。(とんぼ)
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