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平成16年4月1日号
「週刊文春」差し止めで雑協が声明文

田中前外相の長女のプライバシーをめぐって『週刊文春』3月25日号が東京地裁により出版差し止め命令を受けた問題で、日本雑誌協会(浅野純次理事長、加盟92社)は3月18日、「出版差し止め命令は出版報道の自由を圧殺する事前規制であり、事実上の検閲である」として強く抗議する声明を発表した。

〔声明〕
出版・報道の自由は、出版物が読者の手に届いてこそ、成り立つものです。今回の東京地裁による『週刊文春』出版差し止め命令は、出版・報道の自由を圧殺する事前規制であり、事実上の検閲であると言わざるをえません。私たちはこれに強く抗議し、このような動きに対しては今後とも断固反対していく意志を表明します。
プライバシーの保護に対する配慮など、メディアが自己を律する必要性については他言を要しません。しかし、当該記事を理由にその他の情報の伝達までをも禁止され、国民の知る権利が全面的に奪い去られるのであれば、出版・報道の自由はほとんど息の根を止められることになります。
名誉やプライバシーの侵害は、事後の訴訟によって対応することが、自由で民主的な社会を築くための基本原則であると考えます。
2004年3月18日
社団法人日本雑誌協会

万引き防止や在庫管理に/三省堂書店でICタク実験

日本出版インフラセンターによる出版業界ICタグ実証実験の公開説明会が3月18日午後3時から東京・千代田区の三省堂書店自遊時間にマスコミ関係者多数を招いて行われた。
ICタグはUHF帯を利用した無線タグを書籍に貼付することで万引き防止や棚卸し、検品、在庫管理、マーケティングなどに役立てようというもの。UHF波を飛ばすことから電波法の制約があり、実験のための予備免許が同日付で交付された。
公開説明会では同センターICタグ研究委員会の奥脇三雄委員長(集英社)が「書籍では初めてICタグを付けての実験をスタートする。課題を1つずつクリアして、答えを出したい」とあいさつ。ICタグの仕組み、実験概要の説明を受けてから、ICタグリーダーを内蔵した書棚でデモを行った。
ICタグは現状では1枚百円から2百円と高額で、これを単価5円以下にできるか、世界標準にできるかなどが課題。無線タグの読取精度、レスポンス測定などの検証は、5社5種類のICタグを用いて4月いっぱい三省堂書店と越谷市の流通倉庫、昭和図書で行うことにしている。
山陰の保守料撤廃

日本図書普及は4月から鳥取・島根両県について加盟店の設置するカード読取機の保守料を図書普及で負担すると発表した。
山陰地区は昨年11月から全国に先駆けて完全カード化を実施しており、同地区の加盟店の協力に応えるため書店の保守料負担を撤廃したもの。4月以降、新たな保守料は不要になるが、すでに支払い済みの保守料払い戻しは不可。

日教販とTRC合併準備/日書連、反対を意思表明/図書館市場の独占招くと懸念

日教販と図書館流通センター(TRC)の間で合併話が持ち上がり、出版業界に波紋を投げかけている。日書連は3月24日に開催した正副会長会議でこの問題について情報収集と意見交換を行った。この結果、「両社の合併に反対」の方針を意思統一し、各都道府県組合、出版業界関係団体に声明(別掲)を送付した。
日教販とTRCの合併は両社が手分けして大手出版社、各県教科書供給協会、取引先などに説明している模様で、早ければ今秋にも合併の方向で準備が進められているという。両社の直近の売上高は日教販が415億円、TRCは250億円。経常利益は日教販1億2700万円、TRC18億5500万円(ともに平成14年度)。
24日に開かれた日書連正副会長会議では、萬田会長が「3月11日に日教販大藤社長から合併する意向を聞いた。その折にTRCは図書館納入で地元書店とぶつかっていることを指摘した。メインバンクの東京三菱銀行とも相談して進めており、5月頃発表、秋には合併の動きがある」と、この間の経緯を説明した。
これを受けて、「TRCはマークを武器に学校図書館納入で地元書店と激しく競合している」「取次が納入業者になれば、その分低価格で納入でき、地元書店は競争力を失う」「TRCが教科書も扱うのではないか」など、両社の合併を危惧する意見が相次いだ。
さらに「大藤社長から直接説明を聞きたい」「合併するなら日教販との取引はやめる」などの発言もあり、日教販とTRCの合併には反対の態度を固め、以下の声明文をまとめた。

〔図書館流通センターと日教販の合併に反対する〕
図書館流通センター(TRC)と日教販が今秋を目途に合併することで最終調整に入っているとの報道が流れている。この事態はまさに寝耳に水であり、困惑をきたしているところである。
TRCは図書館納入で全国の書店と競合する業者であり、公共図書館の圧倒的シェアを持っている。その排他的な納入システムにより各地で地元書店と軋轢を起こしている。いま、TRCと日教販が合併することは、これまで以上の図書館市場の独占を招き、全国中小書店の存続を危うくすることは火を見るより明らかである。われわれ書店はこれを許容するわけにはいかない。
日本書店商業組合連合会は、図書館流通センターと日教販の合併に強く反対することを表明する。

宮城でもポスター

宮城県書店商業組合(藤原直理事長)は、宮城県警察本部の協力を得て、「万引きは犯罪『窃盗罪』です」「万引きゼロ宣言」の万引き防止ポスター2種類(別掲)を製作し、組合員に各2枚ずつ配布した。

共済会給付

16・2・17~3・13)
▼病気傷害大田原市若草1―721―1ハートブックス小山田昇一殿6口
成田市中台6―1―6中台書房高野正次殿2口
福井市乾徳1―2―7鈴木書店鈴木■殿
北九州市八幡東区春の町5うらべ書店占部壽美雄殿5口
▼死亡弔慰肝沢郡前沢町七日町6村井書店村井正五殿3口
練馬区北町2―15―14橋本書店橋本皐一殿
千代田区神田神保町1―7十字屋書店酒井一馬殿2口
▼前名義人死亡(松田和英)水沢市佐倉河字東広町46―2松田書店松田和英殿2口
▼配偶者死亡(森松洋子)大牟田市上官町2―12―5森松正文堂森松正一殿2口

キャンペーンに手応え/7割で「万引き防止に効果」/東京組合

東京都書店商業組合が昨年12月から実施した万引防止キャンペーンで、ポスター掲示は効果があったとする回答は「大いにあった」「少しあった」を合わせて68・7%と、3分の2にのぼることが同組合のアンケートで明らかになった。アンケートは2月末に実施、FAXが届いた696店のうち292店から回答があり、これをまとめたもの。
回答率42・0%。
集計結果によると、東京組合が配布したキャンペーンのポスターを店内に貼り出した書店は265店、90・8%。貼らなかった書店は27店で1割以下。
貼りだしたと回答した書店のうち、ポスターは青少年に対する効果があったとする回答は「大いにあった」39店(14・7%)、「少しあった」143店(54・0%)で肯定的回答が7割弱にのぼり、「なかった」は43店(16・2%)にとどまった。
また、キャンペーン前と比較して青少年の万引き件数が減ったとする回答は66店(24・9%)、変わらないは132店(49・8%)、増加は3店(1・1%)だった。
キャンペーンの狙いの一つだった「声かけの励行」は、「声をかけた」とする回答が124店(46・8%)と半数に達し、以前より疑わしい行為を注意しやすくなった事情がうかがわれる。
東京組合は3月25日に都庁治安対策本部へ竹花副知事を訪ね、この調査結果を報告(写真)。竹花副知事は「万引き件数がこれだけ減り、声をかけやすくなったことは評価できる。万引きは軽微な犯罪なので立件がむずかしい面もある。書店で起きた万引きの事例や対応マニュアルなどを作成、配布してはどうか。都青少年条例の改正で6月1日から古物商が青少年から物品を買い上げる場合は親の承認が必要になる。そうした告知を書店、新古書店に掲示する必要がある」とする考え方を述べた。

3ヵ月連続で前年クリア/2月は前月比4.2%増加/日販調べ

日販経営相談センター調べによる2月期書店売上げは4・2%増で、2001年9月以来、29カ月ぶりに3カ月連続の前年クリアとなった。うるう年による営業日の1日増加分は3・6%相当で、日曜日の1日増が影響したと見られる。
ジャンル別では専門書を除く9ジャンルで前年同月をクリア。雑誌は2002年7月以来19カ月ぶりのプラス。芥川賞を掲載した『文藝春秋』、『ぼくドラえもん』創刊号の好調が貢献した。
文芸書は前月に続いて高い伸び。『蹴りたい背中』(河出書房新社)、『蛇にピアス』(集英社)、『13歳のハローワーク』(幻冬舎)が引き続き好調。
コミックは昨年2月が110%の高い伸びだったにもかかわらず、前年をクリア。『テニスの王子様』『ブラックジャックによろしく』最新刊が好調だった

産業実態調査事業で報告書まとめる/和歌山組合

和歌山県中小企業団体中央会は書店業に関する「平成15年度地域産業実態調査事業報告書」をまとめ、発表した。同報告書は昨年9月から12月にかけて和歌山県書店商業組合員アンケート、ヒアリング、317名の消費者アンケートを行い、集計分析したもの。
1カ月の読書冊数は平均13・1冊。本の入手先は各ジャンルとも一般書店が多かったが、一般書店以外ではコミックが中古書店、単行本、専門書は図書館利用が多かった。自宅近くの書店をよく利用するのは50代、古本屋は10・20代、中古書店は30・40代で、インターネットで本を購入したことがあるのは26%、ないは74%などの結果が明らかになった。

訃報

佐久間裕三氏(大日本図書前代表取締役会長)
かねてより病気療養中のところ、3月15日に逝去した。81歳。密葬は近親者で営まれた。喪主は妻の敬子(よしこ)さん。告別式は4月5日(月)午後1時から東京・青山葬儀所で佐久間家・大日本図書・中央本社・中央通運の合同葬として無宗教式により執り行われる。

森壽太郎氏(日教販相談役、前社長)3月19日、急性肺炎のため死去した。80歳。通夜は22日、告別式は23日午前11時から柏市のライフケア東葛会堂で森家と日教販の合同葬として営まれた。喪主は妻の美代子さん。

POSレジ各メーカー消費税総額表示、新雑誌コード対応・価格表

POSレジの消費税総額表示と新雑誌コード対応について、書店でよく使われているPOSシステムの対応状況を紹介する。
◆ビジュアルジャパン
インターネットを利用したPOSシステム「WEBPOS」を展開している同社では、小書店向けに「WEBREGI(ウェブレジ)」、中大型書店向けに「WEBPOSforBOOKSTOREEnterpriseEdition」を用意している(表①)。ウェブレジは単品管理に機能を絞って新たにサービスを始めたもので、専用ハードウェアは4月中に発表する予定。ウェブレジ、「WEBPOSforBOOKSTORE」共に、新雑誌コード、消費税総額表示には無償で対応、総額表示は内税方式で税額を印字しないタイプと、税額を印字するタイプの両方に対応している。
◆光和コンピューター
POS単体システムのRZA370は、無償で新雑誌コードと消費税総額表示に対応。総額表示は内税方式で税額を印字しないタイプと、税額を印字するタイプの両方に対応する。現在稼動中のスキャナ、マルチリーダについても新雑誌コードには無償で設定変更できる(表②)。同社では、全点単品管理や発注・定期改正の効率化、イントラネット本部システムによる多店舗管理など、多彩なニーズに応える書店向けトータルシステム「SuperBookShop」を提供している(費用はシステムごとに異なる)。
◆文献社
POSレジの構成と価格は表③の通り。総額表示対応では、部門ごとの税額端数処理設定や、税額計上区分の設定、内税額のレシート印字区分の設定等ができる機能をPOSレジに追加した。新雑誌コードについてはPOSレジ、パソコン、バーコードハンディターミナルは内部ソフトで対応。リーダーとスキャナについては、設定変更で対応可能なもの、別途有償で対応するもの、対応できないものとに分かれており、対応不可の機種を使用している場合は買い替えが必要になる。現在稼動中の機器のプログラム対応費用は、パソコンとPOSの基本構成で1万円(リーダー設定費用含む)。
◆楽樂ほんやさん
書店業務支援ソフト「楽樂ほんやさん」シリーズを開発している関西の書店グループ「本屋の村」は、市販のパソコンを用いた廉価なPOSレジシステム「ラクPOS」を用意している(表④)。基本ソフト「ラクプロⅡ」でラクPOSと連動して外商・顧客管理等を一手に行える。総額表示・新雑誌コードにはラクPOS・ラクプロⅡ共にホームページから無償バージョンアップで対応できる。ラクPOSを総額表示対応にするには、消費税計算の設定で「内税」を選択する。従前の基本ソフト「楽樂ほんやさん」「ラクプロ」は新雑誌コードに対応するには「ラクプロⅡ」へバージョンアップが必要(有償)。


〔問合せ先〕
◎ビジュアルジャパンhttp://www.visualjapan.co.jp
営業部℡03-5212-7077
◎光和コンピューターhttp://www.kowa-com.co.jp/
営業部℡03-3865-1981
◎文献社http://www.bunkensha.co.jp/
システム営業部℡058-245-6828
◎楽樂ほんやさんhttp://www.hon-shop.com/raku/
岩根(ますや書店内)FAX0749-82-5227

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・松橋直美

◇2歳から

『あなたがだいすき』/鈴木まもる=作/ポプラ社800円/2002・4

「いつでもあなたを守ってあげる」「あなたがさみしい時はいつでもおいで」の文と共に、やさしく抱かれた男の子の安らいだ表情が印象的。親御さんにこの本を読んでもらった子供は、どんなに幸せでしょう。「世界でたった一人のあなたへ」の、心温まる愛情いっぱいの絵本です。

◇4歳から

『うしろにいるのだあれ』/ふくだとしお=作/新風舎1400円/2003・3

「ぼくのうしろに、前に、上に、下にいるのはだあれ?」ページ毎に絵に描かれているヒントをもとに、動物の名前を当てながら、親子で一緒に楽しめる絵本。最後のページは、まさに目から鱗。絵が工夫され、くっきりと描かれているので、ゆっくり存分に絵を楽しむことができます。

◇小学校低学年向き

『ゆらゆらばしのうえで』/きむらゆういち=文/はたこうしろう=絵/福音館書店1200円/2003・10

おいしいエサのうさぎを追いかけてきたきつねは、丸太の橋の上で立往生。二匹が動くたびに、丸太がシーソーのように揺れます。橋の下は流れが急な川、絶体絶命の二匹。そして最後にきつねがとった行動は…。ユーモラスな二匹の会話や、スリルとリズム感あふれる展開が魅力的です。

家の光協会・全国農村読書調査/読書率5ポイント減/読書時間は1日19分

家の光協会は昨年8月に実施した第58回「全国農村読書調査」の結果をまとめた『2003年版農村と読書』を発表した。これによると月刊誌読書率43%、週刊誌読書率42%、書籍読書率31%で、総合読書率は71%。雑誌、書籍とも読書率が低下し、本の購入代金や読書時間も減少傾向にあることが明らかになった。

〔雑誌を「ときどき読む」人減る〕
総合読書率(月刊誌、週刊誌、書籍のいずれか1つ以上読んでいる人の割合)は、前回より5ポイント下がって71%だった(表1)。性別では、男性の66%に対して女性は75%と、いずれも6ポイント減少した。年代別にみると、若い年代ほど総合読書率は高い傾向にあり、10代の81%に対して60代は62%となった。職業別では学生の83%がトップで、最も低いのは無職の54%。
月刊誌読書率(表2)は43%で、前回より11ポイント減少した。内訳は毎月読んでいる割合が23%、ときどき読んでいる割合が20%。毎月読んでいる割合の変化は前回に比べ1ポイントの減と小さかったが、ときどき読んでいる割合が10ポイントの大幅減となり読まない層に移行した結果、月刊誌読書率を下げた。
月刊誌読書率を性別でみると、男性37%に対して女性49%。年代別では20代(55%)、30代(52%)が高く、いちばん低いのは60代(39%)。職業別では主婦が52%で最高、無職は37%で最低となった。同じ月刊誌を毎月読んでいる定期読書率は22%で、前回より1ポイント低下した。特に10代(17ポイント減)、学生(17ポイント減)、農林漁業(12ポイント減)で低下が大きかった。
週刊誌読書率(表3)は42%で、前回より8ポイント減少した。内訳は毎週読んでいる割合が8%、ときどき読んでいる割合が34%。毎週読む割合は前回と同率だったが、ときどき読む割合が8ポイント減少し、これが週刊誌読書率8ポイント低下の要因となった。
週刊誌読書率を性別でみると男性42%、女性43%。ここ5年間男女の週刊誌読書率は拮抗している。年代別では40代が49%、職業別では学生が47%でトップだった。週刊誌の定期読書率は8%で、この3年間同率。各層での特徴は、コミック世代の10代(22%)および20代(15%)、学生(19%)で高いこと。また50代、60代は4~5%と低い。
読んでいる月刊誌のトップ5は『家の光』『現代農業』『オレンジページ』『NHK趣味の園芸』『NHKきょうの料理』。読んでいる週刊誌は『女性自身』『週刊ポスト』『週刊現代』『週刊女性』『週刊新潮』の順だった。

〔1ヶ月の読書冊数は1.0冊〕
書籍読書率は31%で、前回より2ポイント減となった。性別では、男性は5ポイント下がったものの女性は2ポイント上がった。89年までは男性の読書率が女性の読書率をほぼ上回っていたが、90年以降は91年の同率以外は連続して女性が上回っている。また若い層ほど高く、10代の47%に対して60代は18%だった。職業別のトップは学生で50%。
書籍を読まない人も含めた全員の1ヵ月の読書冊数は1・0冊で、前回より0・1冊増えた。性別では男性0・8冊に対して女性1・2冊。年代別では若い層ほど読書冊数が多く、10代2・4冊に対して60代は0・5冊だった。また、書籍を読んでいる人の平均は前回より0・3冊増えて3・7冊だった。
過去半年間に読んだ書籍のトップ5は『ハリー・ポッター』『バカの壁』『声に出して読みたい日本語』『OUT』『ロード・オブ・ザ・リング』。好きな作家・著者は赤川次郎、西村京太郎、宮部みゆき、五木寛之、内田康夫の順。
雑誌、書籍の入手先・入手方法は、月刊誌が書店(54%)、スーパー・コンビニ(33%)、農協(24%)、週刊誌がスーパー・コンビニ(48%)、書店(46%)、美容院・食堂・病院(31%)、書籍が書店(84%)、図書館・公民館(23%)、スーパー・コンビニ(15%)の順だった。

〔本代は122円減の月843円〕
本(月刊誌、週刊誌、書籍)を読まない人も含めた本代の支出金額構成をみると、いちばん多いのは「買わない」の41%で、前回より16ポイントも増えた。10代で26ポイントの大幅増となったためで、また学生(26ポイント増)、主婦(21ポイント増)も本を買わない割合が大きく増えた。「買わない」割合を低い順に並べると、20代26%、30代32%、10代34%、40代36%、50代43%、60代54%となった。
本を買わない人も含めた全体の月平均支出金額は843円で、前回より122円減少した。性別では男性(850円)が女性(838円)を上回ったが、前回との比較では男性の減少が239円と大きく、女性の減は35円にとどまった。年代別では30代が1103円で最も高く、いちばん少ないのは60代で605円。職業別では学生が1134円でトップだった。一方、雑誌か書籍いずれかを買う人の平均額をみると1529円で、前回より154円増加した。
1日平均の読書時間は読まない人も含めた全員で19分で、前回より1分少なくなった。性別では女性が前回より1分増の20分で、3分下げた男性(17分)より長くなった。年代別では10代の34分を最長に年代が上がるほど読書時間が短くなる傾向にあり、50代は15分、60代は16分となった。職業別では学生の37分が最も長く、最短は農林漁業の15分。なお、本を読む人の1日平均読書時間は前回より5分減少して28分だった。
新聞の閲読時間は前回より1分短くなり25分、テレビの視聴時間は前回より5分増えて156分になった。新聞は年齢が上がるほど、テレビは30代を底に両端の10代と60代の時間が長かった。

調査方法

全国の農業協同組合に加入している正組合員世帯の満16歳から69歳の家族を母集団とし、住民基本台帳から各世帯から1名ずつを無作為に抽出した1200名を対象に、調査票を預けて後で回収する「留め置き法」により実施した。有効回収数860、回収率72%。

ふるさとネットワーク/中国ブロック編

〔鳥取〕
ドラマの影響もあり、どこの店頭でも松本清張の「砂の器」が再び脚光を浴びていることと思います。
物語に出てくる亀嵩はお隣島根県。亀嵩とともにこちら鳥取県の鳥取砂丘でも先般ドラマロケが行われました。
そんな清張作品と縁の深い山陰ですが、実は鳥取県日南町矢戸は清張の父親の生まれ故郷でもあります。事情で幼くして生家を離れた父は、矢戸の地を愛して止まなかったといいます。著書『父系の指』の中でも、父親の腕を手枕に、豊かな自然の美しさ溢れる故郷矢戸の思い出話を聞いたと書かれています。
この矢戸の地に、昭和59年、清張文学碑が建立されました。ブロンズのレリーフには、故郷を慕い続けた父の切々たる思いと、父のかわりにこの村を見て帰りたいという清張の願いが込められています。(津田千鶴佳)

〔島根〕
県庁所在地松江は、観光の名所でもあります。今回は春の暖風にのせて、花と鳥の楽園松江フォーゲルパークを紹介します。ベゴニア1500品種、フクシア1000品種、コリウス160品種が年中咲き乱れ、室内いっぱいに広がる花の景観はすごいの一言。また岩場に水を配した温室内には温帯系の植物があふれ、フラミンゴ、ペリカン、トキ等が自然のままの姿を見せてくれます。さらに奥には熱帯系の植物、鳥類、特にオオハシ、サイチョウ、エボシドリのコレクションは日本有数です。その他、30羽のエミューとふれあえるエミュー牧場、ケープペンギンのいるペンギンプールもあり、風にさそわれ、是非ご来場下さい。一畑電鉄フォーゲルパーク駅からすぐです。入場料1500円、駐車場300台あります。(桑原利夫広報委員)

〔岡山〕
昨年秋、岡山市早島町のコンベックス岡山で開催された「子どもの本in岡山」には、2日間で延べ1万5百人の人々が押し寄せ、大いに賑わいました。
「なんでも子どもの本マーケット」と称した岡山組合の展示販売会場には、用意した絵本・児童書1万冊を目当てに大勢の子ども連れが押しかけました。
たくさんの本を抱えてレジ前に並ぶ人たちや、通路に座り込んで絵本のなかの空想の世界に浸っている子どもたちへの応対で、私たちは大忙しでした。
2F国際会議場では、あべ弘士、西本鶏介、松谷みよ子の各先生が講演。席を埋め尽くした大勢のファンは同会場で展示販売した児童書・絵本を手に、サインを求めて長蛇の列を作りました。
(土井利彦広報委員)

〔広島〕
原爆ドームは、広島市に投下された原爆で破壊された広島県産業奨励館の残骸で、戦後広島平和記念公園の中で当時の姿のまま保存されてきました。核兵器の究極的廃絶と世界の恒久的平和の大切さを訴え続ける人類共通の平和記念碑です。
原爆ドームのある平和公園の河岸には桜の木がたくさん植樹されていて、春になるとその河岸の側で多くの人たちが春夜花見を楽しんでいる光景が見られます。今年の開花宣言は早めでしたが、これを聞くと平和の有難さを感じる思いです。しかしながらイラク等世界各地で紛争があり、自衛隊派兵等の問題を抱えているのも現実です。本来、春を平和を満喫する平和公園で、派兵に反対する抗議集会が行われていたと報道されているのを聞くと、何か複雑な思いのする今年の開花宣言でした。(山本秀明広報委員)

〔山口〕
防府市はその昔、周防の国の国府が置かれた町である。政治の中心地であり、当時の国府の跡からは、学術的に貴重な物が多く見つかっている。町は広い平野が広がり、中関地区は瀬戸内交易の拠点であり、塩田も開発され、経済的にもずいぶん潤っていたようである。現在も塩田の跡の広大な土地を利用して工場群が建っている。北部に目を向けると、8世紀に建立された周防国分寺がある。全寺域が国の史跡指定になっており、内部には大小50余体の仏像が安置され、あたかも古美術館のようである。また、市内を一望できる高台に大河ドラマで有名になった毛利氏の毛利邸がある。毛利博物館は毛利家の家宝や古文書が展示されており、文化財の宝庫で、庭園も素晴らしい。日本3代天神の防府天満宮同様、山口県観光の穴場の地でもある。(山本信一広報委員)

ミステリー文学大賞に森村誠一氏/光文3賞

光文シエラザード文化財団が運営する日本ミステリー文学大賞に、デビュー以来本格推理、社会派推理を30年以上書き続ける森村誠一氏、鶴屋南北賞に「泥人形」の唐十郎氏が選ばれ、3月17日、東京・丸の内の東京会館で贈呈式が行われた。日本ミステリー文学大賞新人賞は受賞作なし。

ナルニア国新装開店/児童書売場を拡充統合/教文館

銀座・教文館はこれまで6階と8階に分かれていた児童書売場を6階に拡充統合し、93・6坪の「子どもの本のみせナルニア国」として3月20日、リニューアル・オープンした。
売場構成は、赤ちゃん向けの本・絵本・読物など5千点と洋書3百点、ポストカード、人形、かるたなどグッズ類を揃えた「ロングセラーエリア」、新刊児童書13か月分・5千点弱を揃えた「新刊エリア」、保育書・児童文学の研究書などを集めた「その他」からなり、蔵書合計1万3千点。売場に併設した「ナルニアホール」では原画展やおはなし会、ブックトークの会などのイベントを催す。
オープンに先立って19日夕開かれたテープカットには130名の関係者が出席。こぐま社佐藤社長は「東京の桜の開花に続いてのナルニア国開国宣言。中村義治社長の強い思いで5年前にナルニア国ができ、今日またみごとな売場にリニューアルできた。早く社長に見てもらう」と療養中の中村社長を気遣うあいさつ。スタッフ紹介に続いて小橋和書部長は「松屋通りに面して明るい売場ができたと思う。今までフロアがまたがりご不便をかけた」と頭を下げてから、探しやすく、使いやすくなった児童書売場をPRした。写真は左から児童図書出協小峰紀雄会長、国際児童図書評議会島多代前会長、教文館宮原守男会長ら。

催し

◇全出版人大会第43回全出版人大会は5月12日午後4時より東京千代田区のホテルニューオータニで開催される。大会委員長は岩波書店山口昭男社長。特別講演は作家・赤川次郎氏。会費1万6千円。

北京新華書店と業務提携で合意/日販

日販は北京市新華書店グループと中国国内の出版流通整備、運営について協力していくことで基本合意に達し、3月2日から9日まで北京市出版流通系統考察代表団の一行10名が来日した。一行は日販王子流通センター、ねりま流通センター、紀伊国屋書店新宿南店などを視察し、業務提携について意見交換した。
中国は2001年にWTO(世界貿易機構)に加盟後、2003年には書店など小売業の市場開放が始まり、流通販売業は今年12月に開放が予定されている。北京市新華書店グループは北京市を主な市場とする出版販売チェーンで実質的に全国1位のシェアを背景に全国ネット展開を志向している。日販は今回の基本合意をもとに、今後、段階的に中国国内での出版流通、販売業務を進めていく。

日販人事異動

〔人事(役員待遇)〕
▽経営戦略室長・経営戦略担当・役員待遇(経理部長・役員待遇兼経理部ビジネスサポートセンター長)平林彰▽雑誌部長・役員待遇(書籍部長・役員待遇)市川賢一▽商品開発部長・役員待遇兼本所メディアセンター長兼国際課長(人事総務部長・役員待遇)加藤哲朗▽特販第1部長・役員待遇(特販第1部長)
廣谷繁樹▽営業推進室長・役員待遇(同)吉川英作▽名古屋支社長・役員待遇(名古屋支社長)吉島哲夫▽中国・四国支社長・役員待遇(中国・四国支社長)福田保▽王子流通センター所長・役員待遇兼書籍無伝返品実行準備室長(同)安西浩和
〔人事(部長級)〕
▽監査室長(取引部長)田辺昌弘▽経営戦略室長・関連企業担当(商品開発部長兼本所メディアセンター長兼国際課長)三浦正一▽経営戦略室長・広報担当兼広報課長(同室経営戦略課長)岩本幸子▽経営戦略室部長出向(同)清水昭次▽経営戦略室部長出向(同室長・関連企業担当)安西崇▽人事総務部長(人事総務課長)宮路敬久▽経理部長(監査室長)佐藤明香▽書籍部長兼書籍総括課長(書籍総括課長)上間淳一▽CVS部長(同)簑田良二▽商品開発部部長(首都圏特販部長)上田繁樹▽商品開発部部長出向(同)渡辺勝喜▽商品開発部部長出向(商品管理部長)内田誠▽商品開発部部長出向(同)入田規弘▽特販第3部長(東京支店長)大久保元博▽首都圏支社東京支店長(東京支店営業第2課長)杉本滋樹▽首都圏支社部長・総括・千葉担当(名古屋支店長兼総務課長)谷譲二▽東部支社長兼東北支店長(東北支店長)鈴木敏夫▽名古屋支店長(埼玉支店長)平居俊一▽営業本部長付部長出向(同)明石達男▽商品管理部長(同部専門書センター長)鈴木一則▽CVS流通センター所長(雑誌部長)飯田哲夫▽ねりま流通センター所長(同センター整品課長)高田誠▽物流部門担当付部長出向(ねりま流通センター所長)小泉尚昭▽物流部門担当付部長出向(CVS流通センター所長兼総務課長)大越隆司▽物流部門担当付部長出向(同)竹内福治▽首都圏支社勤務・横浜担当(首都圏特販部長)長克征▽東部支社勤務出向(東部支社長)小口憲次▽物流部門担当付勤務出向(商品整理部長兼総務課長)池田隆

新社長に西澤氏/日本文芸社

日本文芸社は3月24日開催の定時株主総会と取締役会で新社長に西澤宗治氏を昇格させた。西澤氏は昭和17年生まれ、61歳。◎は昇任、○新任。
取締役会長稲垣正夫
代表取締役社長
◎西澤宗治
代表取締役専務
○小高敏元
専務取締役◎大内都紀夫
取締役荒井清
同友田満
同○窪田寅男
同○東道郎
取締役相談役阿部林一郎

文春と東大出版会新入生向けフェア

文春新書3月新刊『東大教師が新入生にすすめる本』の刊行を記念して文藝春秋と東大出版会は、3月下旬から5月上旬にかけて共同フェアを展開中。
東大出版会は1988年以来、毎年、東大教師に新入生に薦める本のアンケートを行ってPR誌「UP」誌上に発表してきた。文春新書はこのうち1994年から2003年までの10回分をまとめたもので、180人の教官が1500冊の本を紹介している。
両社は沢木耕太郎『テロルの決算』、立花隆『サル学の現在』、小林康夫他『知の技法』など20点をメインにして、全国87の書店、大学生協でフェアを開催している。

本屋のうちそと

めったに行くわけでは無いのだけれど、最近の100円ショップには行く度に驚かされる。初めの頃はマァこの程度かと思っていたのに(とっても失礼)、暫らくして行ってまず驚いたのは、100円の実用書だった。その次に行って驚いたのは100円の地図で、思わず買ってきて昭文社の担当に見せたっけ。さらに次が100円のコミックとハーレクインみたいな本に推理小説に辞書に音楽CDにと何でも出て来る。
最近では100円の語学学習用CDとゲームソフトに驚き、200円と300円のDVDにも驚き、そして今回は100円の文庫サイズの「ダイソー文学シリーズ」の登場。夏目漱石先生から伊藤左千夫先生まで19名、全30タイトル。最後のページのダイソー文学シリーズ発刊に当たっての「日本の近代文学が書店の棚から減少し」を読むにつけ、角川文庫の角川源義氏の「角川文庫発刊に際して」からの今の距離感を改めて思う。
あらすじ本を売る出版業界とそれを尻目に日本文学をより読みやすい編集と価格で売る100円ショップ。「100円は100冊売っても一万円よ」。分かっています、一体どれ程売れているかは存じません。けれど正直、レジ脇に置いといたら結構売れそうだし。「リストラされてもこれがあるさ!種田山頭火句集100円!」。本当にリストラされたらそうも言っていられないけど。しかし、元原に「青空文庫」を使うとは。漱石センセー、一冊100円ですぜ、100円。
(海人)
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