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平成16年5月21日号
雑誌月間申込みは5月30日まで

雑協、取協、日書連の共催による夏の雑誌月間特別企画として、今年も「年間定期購読キャンペーン」が展開されます。
今年は36社75誌が参加、期間中、定期購読を申し込むと1カ月分無料になるキャンペーン。参加書店の申し込みは5月末日までとなっており、取引取次にお申し込み下さい。

言論・表現の自由守れ/第43回出版人大会で声明

第43回全出版人大会が5月12日午後4時より千代田区のホテルニューオータニで開かれ、大会声明を採択するとともに、長寿者48名を祝賀、永年勤続387名を表彰した。ゲストとして作家・赤川次郎氏が「大人なんかこわくない」を記念講演した。
第1部式典は山口昭男大会委員長(岩波書店)の開会の辞、野間佐和子大会会長あいさつに続いて、山口委員長が「来年迎える戦後60年を前に、出版の仕事を通じてこの国の形をどう描くか。憲法、外交、教育など大きな転換点と予断を許さぬ世界的激動を冷静に見つめ、平和へ向けて理性の活力を奮い立たせることは出版人の使命」などとする大会声明を朗読。拍手でこれを承認した。
来賓の河村建夫文部科学大臣は「出版は教育、学術、文化の振興に大きな役割を果たしている。議員立法で読書活動推進法も作った。朝の読書、ブックスタートが活発になっている。子どもたちの未来のために、さらに良質な出版物を提供していただきたい」と述べた。
長寿者を代表して昭和6年生まれ、72歳という安藤満文藝春秋前社長は、戦争に明け暮れ、戦後は教科書を墨で消した苦い思い出を語ったあと「週刊文春の発売禁止で墨塗りを思い出した。表現の自由がなければ人権もない」と、最近のメディア規制の動きを強く批判した。

万引き対策など推進/中小書店の経営基盤整備/東京総会

東京都書店商業組合は5月14日午後1時半から千代田区九段のホテルグランドパレスで第28回通常総会を開催。再販、発売日など公正競争ルールの趣旨徹底、青少年有害図書や万引き防止対策などを通じて中小書店の経営基盤を整備していく方針を確認した。総会に引き続いて永年勤続従業員、組合功労者を表彰した。東京組合総会は鳥井組織委員長(墨田・文栄堂書店)の司会、丸岡副理事長の開会の辞で始まり、萬田理事長が冒頭のあいさつを行った。
「昨年、時代の潮流を見逃すなということで日本出版インフラセンターのお話をした。東京組合からも柴崎、山口、井之上さんらの委員を送り、着実に成果が上がっている。出版社と取次の間のデータのやりとりは現在165社程度だが、これを300社に増やし、1千社になれば流通の95%がカバーできる。ICタグは流通改善と万引き防止の両面で研究が加速化している。取次ではトーハンが桶川計画、日販ではWWWプロジェクトでSCMが進んでいる。これらは消費者起点のシステム見直しであり、新しい改革と言っていい。流通改悪の大きなうねりの中で客注のためのTSシステムは昨年度月間取引8百万を超える月もあった。協業化を一層進める意味で月20万円を補助していく。万引き問題でも東京都との関係ができて実効ある対策を進めている。東京組合理事長として7年。再販問題、ポイントカード、定款変更など12の委員会がフル活動で日書連とつながっている。これらの成果はみんなで勝ち取ったもの」と1年間の取り組みと課題を総括した。
議長に武田初男(新宿・芳進堂)、副議長に黒田忠弘(日野・黒田書店)両氏を選び議案審議。昨年度事業報告は丸岡、下向、舩坂、奥村の4副理事長が担当委員会ごとに報告した。
このうち、出版倫理では昨年、東京都が青少年有害図書の包括指定導入を検討したが、見送られたこと、この反面、自主規制が強化され、書店に有害図書の包装義務が課されたことが丸岡副理事長から報告された。
再販問題では年初、取次週報にポイントカード中止のお願いが示され、出版4団体のホームページにも再販違反とする見解が公表されたのを受け、4月、5月と新たな局面を迎えていることが報告され、下向副理事長は「消費者の理解を得ながら対策を進めていく」と述べた。
舩坂副理事長からは、7月9日に新潮社の協賛で岸恵子の文化講演会(文京シビックホール)を開催する
こと、奥村副理事長からは図書館納入をめぐって「TRCの独占状態だが、値引き競争でなく、書店が納入する運動を目指すべきだ」とする考え方を述べた。
質疑応答では「クレジットカードによる値引きは問題ないか」という質問に、岡嶋委員長は「カードを示すと即引きの場合と、請求時に値引きのケースがある。出版再販研究委員会の検討課題だが、再販契約に則った解決を求めていく」と対応を説明した。
また、丸善が東京駅丸の内口に1700坪で出店する問題で「丸善の新店舗から、直線で100㍍のところで営業している。過去に紀伊国屋新宿南店、ジュンク堂池袋店など大型店出店に際して周辺書店がどう対応したか対策を聞きたい。昨年の委員会予算が40万円だったのに、今年7万円に減額したのはおかしい」(ワタナベ書店)とする声が上がった。
これについて下向副理事長は「丸善は地元支部で説明会を開き、話し合いで紛争を起こさないきっかけにしている。分野法、商調法、都条例など出店に働く仕組みは残っており、可能な限り対策を講じたい。委員会予算は復活折衝する」と述べた。
このほか「地元の大田ブックチェーンで図書館に働きかけている矢先、TRCとトーハンによる児童書展示会をぶつけられ、非常に困惑している」(原田理事)という質問に、萬田理事長は「(TRCが)競争を阻害する状況があれば問題になる。監視していきたい」と述べた。

井狩春男の必殺まるす固め

☆書店さんが本を書いて、ベストセラーになる時代がやってきたのかも――。香川県は高松。番町書店の店長、版画家、イラストレーターでもある斉藤秀信さんが、わらし仙人(ひょっとして、わらしべ長者)?のペンネームで『普通の人が本を書いて怖いくらい儲かる秘術』(総合法令出版本体1500円)を出した。
これがスゴイ!発売となるや、アマゾンでハリポタを抜いて総合ランキング第1位に輝いている。なんてこったー、ボクの本ではこうはいかない。いつも読者と接しているから、読む者のつかみを心得ているのか。この経験の差は大きい。作家などにはわからない売り方をちゃんと知っているのだ。
わらし仙人とは、鈴木書店でまるすニュース(先日、業界の若い人と話していたら、このニュースが出ていたことすら知らなかった。そんなものさ、世の中……)を書いてる頃に知り合った。手紙はいつも毛筆でイラスト入り、味な人なのである。
序章の「アナタもこうすりゃ大儲け!」からしてイイ!本を書いて大儲けしたっていいじゃないか。実際、わらし仙人は1年前にインターネットをはじめ、メールマガジンを出して、小冊子を書いている。この注文をメールマガジンで取ると、1年で4500人、トータル1万冊の注文が入った。現在も毎日、70~100冊の注文がくるという。預金通帳は、振込み記帳の音が鳴りやまず、すぐにいっぱいになる。…ウラヤマシイ!
小冊子なんて売れない、という常識を見事に破った(ネットでは、なんでも売ることができることを証明したのである)。小冊子が評判になると出版社がやってきて、本を書いてください……と。それがこの本。「本を書けば人生が変わる、本を出せば奇跡が起きる!」「文章わらしべ長者への道」「普通の本をベストセラーにする七つの秘術!」「文章力・企画力の無いアナタにも書けるベストセラーのつくり方」「お客の“この心理”をつかんで書けば儲かる!」「ベストセラーで設ける、小手先三七の秘術」「驚異の売り上げ!小冊子の非常識な使い方」「小冊子で怖いくらい儲けたホントの話」……。すぐに読める。ヨーシ、オイラも儲けちゃうんだ!すっかりその気になった。書店さんもどんどん書いて儲けましょう!お互いに売りあおうではありませんか、というのが今回の提案です。

「孫の日」読書運動を推進/愛知組合総会で高須理事長

愛知県書店商業組合(高須博久理事長)は5月13日午後2時より名古屋市千種区の愛知県厚生年金会館で第21回通常総会を開催、組合員224名(委任状含む)が出席した。
総会は大原副理事長の司会で進行。高須理事長は「書店に元気になってほしいという考えから、絵本まつりをはじめいろいろな事業を行った。絵本まつりでは行政やボランティア、学生など地域の読書環境に関わる人々と接することができ、読者が書店に期待することや、書店が信頼されているということが改めて分かった。書店だからできる仕事をしっかりやれば必ずお客の信頼を得ることができる。組合財政は厳しいが、今日は1年の組合活動を審議をいただき、記念講演、懇親会と実りある日としていただきたい」とあいさつした。
続いて林副理事長を議長に、日書連報告、平成15年度事業報告、平成16年度事業計画案、収支決算、予算案などをいずれも可決承認した。
このうち平成15年度事業計画は各委員長から説明が行われ、①サン・ジョルディフェスティバルは2日間で3万5千人が来場、67万円を売り上げた。来年は20回の節目を迎え趣向を凝らしたい。②IT関係では、ホームページの一般読者向けページ増設、メーリングリスト立ち上げ、業界内の情報有効活用、自費出版取扱いや地方出版物のデータベース化を検討していく。③雑誌発売日違反は28件80誌の違反が上申された。悪質な事例は前渡しの取り消しをお願いしていく。④知立市で「わくわく絵本まつり」を開催、地域の読書グループや中学生と連携して成功を収めた――などの報告があった。
事業計画案は高須理事長が、①敬老の日と対になる「孫の日」に、お年寄りが孫に本をプレゼントする運動に取り組む、②愛知万博マスコットの絵本「もりのこえ」の取扱店拡大、③電子辞書・電子ブックの研究を進める――と報告。また、加藤和裕氏(三洋堂書店)、谷口正明氏(正文館書店)を理事に選任し、それぞれ万引き対策特別委員長、再販問題特別委員長に任命すると述べ、承認された。
総会第2部では、講談社の森武文取締役が「出版界の活性化をめざして―書店、出版社への提言」と題して講演した。

春の書店くじ・共同懸賞抽選会

「春の書店くじ」と「雑誌社協賛による共同懸賞」の合同抽選会が、5月7日午後5時半から日本出版クラブ会館で開かれた。
開会にあたり、主催者を代表して日書連萬田貴久会長が「雑誌共同懸賞には全国からたくさんの応募をいただいた。それぞれの感想を読むと、こういう方々の期待に応え、出版業界が読者と一体になっていると感じる。来年サン・ジョルディは20回を迎え、書店くじも業界の大きなイベントとして継続していく。皆様からアイデア、ご提案をいただいて進めていきたい」とあいさつ。
経過報告を行った舩坂良雄増売委員長は「雑誌共同懸賞は61社135誌で告知。ハガキ6239通、インターネット4730通、合計で1万969通の応募があった。今後も組合をあげて読書普及を頑張りたい」と述べた。
このあと、雑誌共同懸賞から抽選会に入り、主婦の友社・村松邦彦社長と萬田会長でA賞、B賞を10名ずつ選んだ。春の書店くじは、前田完治(三修社)、小峰紀雄(小峰書店)、山下正(書協専務理事)、亀川正猷(栗田)、國弘晴睦(太洋社)の5氏がボウガンの射手となり、4等から特等までの当選番号を決めた(別掲)。
雑誌共同懸賞当選者A賞(全国共通図書カード1万円)=秋田県・土田タツさん他199名
B賞(同千円)=埼玉県・青野美智子さん他799名

県選定の優良児童書販売に努力/神奈川理事会

神奈川県書店商業組合の理事会が5月7日、藤沢市産業センターで開催された。主な議案は次の通り。
1、池本理事長から、8月の総会以後、再任はできないとの意向が表明され、また事務局の飯田事務員の後任も決まっていない旨報告があった。今後の対策について、組合事務局や組合行事のあり方を含め、7人による対策委員会を設置して6月理事会に報告することにした。
2、神奈川県読書推進協議会の活動について、県が選んだ優良児童書48点のポスター・チラシを学校に配布、学校のとりまとめや店頭販売に努力することにした。
3、TRC対策で過日説明会を開催、日書連マークの使用を各学校に働きかけることにした。
4、上大岡の紀伊国屋書店後にあおい書店が420坪で出店。三省堂小田原店は準会員として組合に加盟することで決着を見た。
(平井弘一広報委員)

整えよう読書環境/秋田県横手市で推進フォーラム

子どもたちに本に親しんでもらうための方策を探る「子どもの読書推進フォーラム」が4月23日、秋田・横手市の県立近代美術館で開かれた。「子どもの読書の日」にちなんで秋田県教育委員会が主催。市町村の図書館、公民館職員や教職員、ボランティアなど約150人が参加した。
事例発表もあり、続いてパネルディスカッション。横手市の金喜書店(和泉徹郎社長=秋田組合副理事長)が始めた「みんなで楽しむ絵本の会」の和泉ひろみさんら3人がパネリストをつとめ、企業、ボランティア、教育の立場からこれまでの取り組みの成果や読書環境整備の必要性などを訴えた。なお、金喜書店では地域貢献の一環として幼稚園や保育所、読み聞かせグループと連携して、定期的に読み聞かせイベントなどを開いている。
この後、参加者が6人1組に分かれフリートーキング。パネリストも加わって、各地域のユニークな活動や、子どもが自ら進んで読書する環境作りについて意見を交わした。
(木村和一広報委員)

「声」/組合員数減少で存亡の危機に直面/北海道・高野名書店・高野名正治

書店新聞4月21日付に、組合員数が40年前に逆戻りし7463名になったとありました。業界の衰退を切実に知らされた思いです。本屋に不況なしと言われたのも死語となり、存亡の危機に直面していることを痛切に感じます。
原因は幾多ありますが、活字離れによる読者減、少子化、不況、万引の増加、直接販売誌の増加など、悪い条件ばかりです。ムックの過剰生産による過剰配本に悩まされ、また週刊誌などは本屋よりも便利なコンビニなどで買うため売上減が続き、これを食い止める手立てはまったくないのです。昔よく売れた頃のささやかな貯金から穴埋めして営業しているのが実態なのです。
文化の灯と言われた地方の書店は、このままでは将来、経済的に営業ができなくなってしまいます。廃業はますます増加し、これを防ぐことはできないでしょう。生活を守るため私たちも最善を尽くしますが、景気回復、個人消費回復こそが何よりも求められていると思います。

出版販売額3.6%減少/7年連続マイナス成長/出版指標年報

出版科学研究所が発行した『2004出版指標年報』によると、2003年の取次ルートを経由した出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は前年比3・6%減の2兆2278億円、7年連続のマイナス成長となり、厳しい販売状況が続いている。内訳は書籍が4・6%減の9056億円、雑誌が2・9%減の1兆3222億円。書籍はミリオンセラーが続出し6年ぶりにプラスに転じた前年の反動で大幅減となり、雑誌も週刊誌の不振で6年連続マイナス成長になった。

〔ハリポタ効果の反動で大幅減に/書籍〕
書籍の推定販売金額は前年比9056億円で前年比4・6%減。02年の6年ぶりのプラス成長から再びマイナスに転じた。『ハリポタ』など昨年多数あったベストセラー商品の反動が大きな要因と考えられる。また、推定販売部数は3・1%減の7億1585万冊で、7年連続の前年割れとなった。書籍の販売金額のピークは96年の1兆931億円、販売部数のピークは88年の9億4379万冊。
4年連続で改善が進んでいた金額返品率は上昇に転じ、前年比1・1ポイント増の38・8%となった。送品(推定出回り金額)は昨年に比べ3・0%減少。夏以降積極的な送品が行われたが、ベストセラーに廉価軽装版が多く、市場の回復も見られなかったことが、返品率の上昇につながったと見られる。
新刊点数は7万2608点で前年比0・8%の微増。ただし、02年は新学習指導要領が実施され、〈学参Ⅰ〉の新刊刊行が活発な年だった。これを除いた新刊点数を比較すると、02年は6万9029点、03年は7万762点で2・5%増となり、00年の3・8%増、01年の2・2%増と変わらない増加率となる。
新刊推定発行部数は4・6%減の3億9789万冊と落ち込みが激しかった。新刊1点あたりの推定発行部数は5・2%減の約5500冊で、新刊部数を絞り込む動きは03年も顕著だった。新刊平均価格は1・7%増の1212円と、初めて1200円台を突破した。
03年の売れ行き良好書は解剖学者・養老孟司の『バカの壁』(新潮社、12月24日現在247万部)と片山恭一の恋愛小説『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館、12月末時点141万部)の2点が突出した売れ行きでミリオンセラーとなった。年間売れ行き良好書ベスト5は①バカの壁(新潮社)②世界の中心で、愛をさけぶ(小学館)③トリビアの泉へぇの本(1~4)(講談社)④ベラベラブック―2(マガジンハウス)⑤開放区(集英社)

〔月刊誌、週刊誌とも返品増える/雑誌月間〕
雑誌の推定販売金額は1兆3222億円、前年比2・9%減となった。内訳は月刊誌が9983億円で2・1%減、週刊誌が3239億円で5・3%減。定期誌(本誌)の不振が、特に週刊誌に現れている。月2回刊誌および隔週刊誌も下降、刊行回数の多い大部数の雑誌が買い控えられている。
推定販売部数は月刊誌が2・6%減の19億4898万冊、週刊誌が7・3%減の11億2714万冊。金額返品率は月刊誌が1・6ポイント増の32・8%、週刊誌が1・6ポイント増の24・8%。
創刊点数は10点増加(5・1%増)の207点となったが、発行部数は8・8%減と低下した。大部数だったのは『月刊テレビナビ』(扶桑社)と『プレコミックブンブン』(ポプラ社)ぐらいで、企画規模が軒並み小粒になっている。創刊の多かった部門は〈趣味〉46点、〈大衆〉40点、〈女性〉23点など。
一方、休(廃)刊点数は7点多い159点(4・6%増)、3年連続で150点を超えた。休刊の多かった部門は〈大衆〉45点、〈趣味〉19点、〈工学〉14点など。主だったところでは『ベビーエイジ』『マイコンベーシックマガジン』が姿を消した。
ジャンル別の動向を見ると、好調だったのは月刊テレビ情報誌、パズル誌、パチンコ・パチスロ関連誌など創刊効果のあったごく一部のみで、ほとんどの部門は前年割れとなった。

前年同期比で92パーセントに/ABC雑誌発行社レポート

日本ABC協会は2003年7月から12月の発行社レポートを発表した。今回掲載した48社133誌を2002年同期と比較した指数は週刊誌93・3%、月刊誌91・8%、合計92・3%。このうち主要51誌を一覧にしたのが別表。2003年上期との比較では、増加したのが14誌、減少は37誌で、増加は3割弱。
総合週刊誌では「週刊新潮」「週刊文春」が各4万部伸ばしたほか、「週刊ポスト」は1万5千部増加して「週刊現代」との差を3万部強に広げた。新聞社系2誌は「週刊朝日」が2万部減、「サンデー毎日」が1万部強の減。女性週刊誌は「週刊女性」「女性自身」「女性セブン」の3誌とも微減。
月刊誌で目立つのは「文藝春秋」で、03年下期は前期比3万部増加して44万9千部になった。
女性誌は軒並み部数を落とす中で、「ESSE」が3万6千部の増加で50万部に届く勢い。ファッション・カルチャー誌では「CLASSY」が微増、「Can・Cam」は4万部増加して2期連続のプラスになった。パソコン誌は1~2万部の減少が続く。

フランス&イタリアがおいしいフェア

アシェット婦人画報社、オレンジページ、文化出版局、NHK出版、マガジンハウスの5社は、6月1日から30日まで紀伊国屋書店玉川高島屋店で5社連合フェアを開催する。
『パリのキッチンスタイル』『基本のイタリアン』『お鍋でフランス料理』『おうちでカフェ』『Hanakoほんとに使えるイタリアン』など料理、デザイン、語学など100点。

DVDブック『昭和ニッポン』など発表/講談社創業百年企画

講談社は5月10日、本社で下期新企画発表会を開き、創業100周年記念企画第2弾としてDVDブックなど3点を発表した。あいさつした野間省伸副社長は「上期は書籍、雑誌、コミックとも前年並みで推移しているが、満足していない。下期企画で挽回する」と話した。発表された新企画は以下の通り。
◇『昭和ニッポン一億二千万人の映像』(全24巻+別冊1)映画館で上映された3万時間のニュース映画から制作したDVDブック大全集。1巻「世界恐慌と太平洋戦争戦前編」から24巻「裕次郎、ひばり逝去と昭和天皇崩御」まで、昭和の日本を貴重な映像と解説書で記録する。第1回配本10月20日、9巻と17巻の同時発売。以後毎月15日2冊発売。各巻定価3000円、別冊定価1000円。来年1月まで全巻一時払い特価6万5000円。A5判上製2色64P。映像は各巻平均50分収録。
◇『中国の歴史』(全12巻)30年ぶりの本格通史で現代中国を徹底解明。第1回配本11月10日、3巻「ファーストエンペラーの遺産」と11巻「巨龍の胎動」の2冊同時。以後毎月1冊刊行。四六変型判・上製。平均384頁。各巻予価2730円(年内第1回配本特価2415円)。
◇『平山郁夫平成洛中洛外図』(全1巻)日本文化の母なる聖地・京都を描いた平山画伯の新境地。11月下旬発売予定。B4変型判・上製函入152頁(カラー112頁、1色40頁)。予価1万5750円(来年5月まで特価1万3650円)。

創立60周年企画で家庭医学の改訂版/新星出版社

新星出版社は創立60周年記念企画として、累計14万部を販売した「家庭医学事典」を7年ぶりに改訂。『知りたいことがすぐわかる家庭医学事典』として6月1日に発売する。菊判上製箱入り824頁、定価3570円。初版限定でシート式ルーペ付き。東京組合では5月7日の理事会で同書を増売商品に決定した。生活習慣病から癌、SARSまで現代医学の正確な情報を網羅。食事療法や介護・ケア、応急手当などをわかりやすく解説する。書店には20部未満1部50円、20~49部同百円などの販売報奨が付く。東京組合では支部コンクールを実施して合計売上げと1店平均売上げ上位3位を表彰する。

人事

◇祥伝社
販売部・業務部担当取締役渡辺起知夫
雑誌編集部・デジタル事業部担当
取締役村木博
書籍出版部・企画事業部担当
取締役深沢健一
◇東洋経済新報社
相談役(取締役会長)
浅野純次
◇福音館書店
取締役販売部長○小倉昇
宣伝企画課長鮎沢博
販売課長○寺崎晃弘

「天国の本屋」松竹系で6月4日封切り

地方書店から火が付き、50万部を超えるベストセラーとなった「天国の本屋」シリーズが映画化され、6月5日から「天国の本屋~恋火」として、全国松竹系でロードショー公開される。主演は竹内結子と玉山鉄二。共演は香川照之、原田芳雄ら実力者揃い。松任谷由実が7年ぶりに映画主題歌を手がけるなど、上映前から評判を呼んでいる。
松竹では同映画の宣伝のため、サイドストーリー・ブック(豆本、10・4×10・4㎝、30頁)を用意。希望書店に配布する。問合せは松竹映画宣伝室。電話03・5550・1589番。

本屋のうちそと

「イラクより怖い国だよ日本は」。こんな川柳がインターネットで紹介された。3人の人質を迎える国内の雰囲気を詠んだ句だ。
それぞれ目的の違う3人に共通しているのは政府の勧告を無視してイラク入りしたことと、この戦争と自衛隊の「人道支援」に批判的な立場であることだ。政府はその立場により救援の方針が違うらしく、「過激派」「自作自演」「自業自得」説を流し、被害者をまるで共犯者のように扱った。解放後は救出費用まで請求すると言って彼等を迎えた。一部新聞は完全に政府の立場に立った。ある週刊誌はパニックに陥っている関係者の身辺を嗅ぎまわり、店頭で売るのもはばかるような、事件に関係のない中傷記事に仕立て上げ政府を応援した。「表現・報道の自由」を盾に、一方で国民の「思想信条の自由」を踏みにじる。どちらも国民を権力から守るために作られた権利ではなかったのか。時の政府とマスコミの意見が一致した翼賛体制時代を思い起こす。
もう一つ見逃せないのはインターネットの普及が、ゴミのような日本人を生み出していることだ。掲示板には「謝れ」「死ね」「非国民」といった吐き気のするような匿名の書き込みが無数に記されている。同世代によるバッシングだ。
パウエルの言葉を借りるまでもなく、3人に代表される誇るべき若者が世界各地で活動している。国民は将来の日本を「ゴミ」に託す選択をしていると思うのは「反日的分子」の杞憂だろうか。(どんこ水)
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