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平成16年8月11日号
お盆期間も休まず出荷

日販王子流通センターは運送会社の夏期統一休暇期間中、13日(金)と14日(土)の2日間は休まず稼動し、取引書店からの注文品に対応する。SA機器による発注データの取り込みも通常通り行う。「本やタウン」などネット書店専用倉庫のweb―bookセンターは休まず稼動する。
トーハンはブックライナーやe―honが加盟書店向けに宅配便による特別出荷を行うのに伴い、13日(金)、14日(土)両日も本社をはじめとする各書籍流通センターの出庫作業を行う。ブックライナーの「本の特急便」は加盟書店に対して12日(木)までの受注分を13日、14日の2日間にわたり宅配便を利用して特別出荷。コールセンターは通常通り、24時間注文を受け付ける。

懸賞論文8月末まで締切延長

全国書店新聞創刊1500号記念懸賞論文「書店業務、私のアイデア」は締め切りを8月31日まで延期いたします。書店名、氏名、年齢、勤続年数を添えて「日書連アイデア募集係」まで。組合加盟店なら経営者、社員、パート・アルバイトを問いません。入選作10名に賞金各2万円進呈。発表本紙11月1日号。

7年ぶりのプラス成長/上半期出版販売額1.0%増

今年上半期(1―6月)の出版物販売額は前年同期比1・0%増の1兆1395億円となったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。上半期に前年を上回ったのは97年以来、7年ぶり。書籍は3・2%増の4987億円、雑誌は0・7%減の6408億円。雑誌の内訳では月刊誌が0・4%増加したものの、週刊誌は3・9%減と長期低落を続けている。上半期の書籍販売部数は前年同期比4・7%増の3億8859万冊。新刊点数は3万7505点(0・9%増)とほぼ横ばいだったが、新刊平均価格は0・1%下がり、出回り平均価格も0・7%下がった。1200円以下の価格の安い本が好く売れており、販売金額の伸びは、販売部数の伸びを1・5ポイント下回った。書籍返品率は前年同期に比べ2・0ポイント低い35・2%となり、返品改善が進んだ。
書籍がプラスになった原因は、316万部に達した『世界の中心で、愛を叫ぶ』
や、芥川賞受賞作など、文芸書の好調と、『バカの壁』など養老孟司氏の一連の著作が牽引した。
一方、雑誌では月刊誌が若干のプラス、週刊誌は振るわない。月刊誌のプラス要因は発行部数で1・7%、発行金額で3・0%増と送品量が増えたのが原因。しかし、月刊誌・週刊誌合計の返品率は前年同期比1・6ポイント増の32・1%とこれまでで最高の数字になった。
送品量増加は増刊・別冊・ムックなど不定期誌で目立っており、前年同期比5・1%増。定期誌は0・2%増だった。
分冊百科の創刊点数は29点にのぼり、上半期だけで昨年1年間の26点を上回った。完結を含む継続発行銘柄数は58点となり、6月末
時点で47点が店頭に並んでおり、1点当たりの販売効率が悪くなっている。

地方出版文化功労賞に前田氏『百姓は』

昨年11月に開催された「ブックインとっとり2003」に展示された約500点の地方出版物から選ぶ第17回地方出版文化功労賞に『百姓は米をつくらず田をつくる』(前田俊彦著、福岡市・海鳥社、定価本体2000円)が選ばれた。次席は『聖なるルネッサンス―安田侃』(柴橋伴夫著、札幌市・共同文化社、定価本体2500円)。
選考は会場の投票で候補作10点を選び、12名の審査員による最終審査で決定した。功労賞の前田氏は『ドブロクをつくろう』などの著書があり、93年に亡くなっているが、著者の志を継いで新しい視点で編集、発刊された関係者の意図が評価された。

警察・学校に通報申し合わせ/東京都万引防止協が行動計画

東京都書店商業組合、同古書籍商業協同組合、日本レコード商業組合、学校、PTA、警察、東京都など20団体でつくる万引防止協議会は7月12日、少年に万引きをさせないための「行動計画」を策定し、8月1日から実行に入った。
3日に行われた東京組合
定例理事会では、山田委員長が昨年12月に発足以来3回にわたる協議会の検討結果を報告。従来、少年による万引きがあった場合、販売店は保護者に連絡するにとどまり、学校、警察と情報が共有化されていなかった点を反省し、今後、販売店と地域、学校、警察が情報を共有し、一体となって取り組むため「行動計画」を策定したという。
同計画は万引きしにくい店舗づくり、教育・キャンペーンの強化、万引き発見の徹底などの項目とともに、販売店は万引きを発見した場合、すべて警察、保護者、学校に連絡することを求めている。また、万引きされた商品が売買されることを防ぐため古物商に対して「学生証等による身分確認」「同時に同一物品を2点以上買い取らない」など業界自主ルールの履行を強く求めている。
これを受けた東京組合では、万引きは警察・学校への通報を徹底するよう申し合わせるとともに、近くその旨を告知するポスターを作成して万引き抑止に役立てることを決めた。
また、同日の理事会では10月30日、31日に行われる神保町ブックフェスティバルに東京組合として後援することを確認した。

本を通し地域文化に貢献を/佐賀総会で岩永理事長

佐賀県書店商業組合(岩永藤房理事長)は7月25日午前11時より佐賀市若楠会館で第22回通常総会を開催、46名(委任状含む)の組合員が出席した。
総会は堤理事の司会で進行、小野副理事長の開会のあいさつに続き、岩永理事長が「私たちの業界は今、止まるところを知らない程厳しく、経営がどうなるか心配。佐賀県組合の10年前の組合員は120軒、それが私が理事長を継いだ去年は77軒、現在は70軒になっている。我々は本を通して地域経済と密着し、地域の文化を支えている。本の配達などの業務の中でそれを生かして自分の畑は自分で耕す努力をし、地域文化を支えることにも貢献してほしい」とあいさつした。
中小企業団体中央会の吉村次長の来賓あいさつの後、溝口理事が総会の成立宣言。江口理事を議長に選出して議案審議に移った。
事業報告、決算報告と事業計画案、予算案を原案通り承認、第3号議案の賦課金徴収額並びに徴収方法は従来通りと決定された。第5号議案のその他の中で、例年組合事業として続けてきた中島潔カレンダーの取扱いについて審議。ここ数年の販売部数減と、今年の県の買い上げ分がゼロになったことを受けて試算した販売単価が高すぎることから、総会前に行った臨時理事会で今年度は中止するとの方針を決めており、この提案が承認された。
議事終了後、篠塚顧問が「書店の皆さんに読書の推進と良書の普及を図ってもらうことが青少年の健全育成にもなる。文字文化の普及に力を注いでもらいたい」とあいさつ。古賀理事の音頭で全員が大会スローガンを斉唱し、高田副理事長の閉会あいさつで総会を終了。その後懇親会を開催した。(近藤甲平広報委員)

読書ノートの展開について協議/神奈川理事会

神奈川県書店商業組合は8月4日午後2時から、トーハン神奈川支店会議室で定例理事会を開催した。
読書ノートは来年3月までが区切りとなっているが、まだ残部がありどう活用していくかが協議された。理事からは「商店街の立地で子どもがいない。うまくいっている個々の店で活用しては」「運動を今後継続していくのかを検討すべき」「これからの書店はお客とのパイプを持つことが必要。読書ノートはいい方法で、やれば成果は上がる。ぜひ継続してほしい」などの意見があり、井上副理事長は「運動は他の書店組合でも広がっており、できれば継続したい。神奈川新聞や読書推進会を含めて検討したい」と述べた。長谷川理事長代行からは、10月23日に開かれる「子供の読書活動推進フォーラム」で読書ノートを配布してはどうかとの提案があった。
横須賀市中央図書館がファミリーマート横須賀長井店に本の貸出・返却業務を委託した件について、山本常務理事は「コンビニでの図書取り次ぎ中止などを求める要望書を提出したが、図書館の館長より『長井地区は図書館も書店もない。ぜひ2年間データを取らせてほしい』との回答があった。認めたくはないが黙認という形になる。図書館とは共存できる関係を築きたい」と報告した。

生活実用書・注目的新刊

遠い昔の受験生だった頃、日本史を選択していたのだがこれがどうにも面白くなかった。受験勉強だからと言えばそれまでだが、日本史で覚えることというのが、乱暴に言えばほとんどが権力の推移をなぞるだけのような気がしてならなかったからだった。
武光誠著『海から来た日本史』(河出書房新社KAWADE夢新書S291720円)は、そんな退屈な歴史をくつがえしてくれる。「日本史上の重要な転換はすべて海からもたらされた」というのが本書の主張である。
遣唐使廃止の894年から1543年鉄砲伝来までと、鎖国令の1639年からペリー来航の1853年までの時期の合計約900年の間は、「海禁」の時代だったが、その頃にあっても海を渡って来る外国の船はあった。10世紀頃から、中国の海商が一方的に来航して商品を持ち込んでいたものが、11世紀半ばになると、海商となった日本人が
現れる。昔から商才のある人がいたのである。陶磁器、宋銭がおもな貿易品だったが、そのほかにも香料、薬種、虎や豹皮、書籍、筆墨などもあり、当時の人の驚く様子を想像してみると面白い。
一方、今年二月に逝去された歴史学者、網野善彦氏も、孤立した島国だとか単一民族というような、これまでの通念を批判し続けていた。『日本論の視座―列島の社会と国家』も同じシリーズで再刊されたが、ここではその前に発行された本を見る。
網野善彦著『日本社会再考―海から見た列島文化』(小学館1900円)である。
多くの日本史では日本の社会を水田中心の農業社会としていて、山民や海民の世界は完全に切り落とされている。もともと百姓と農民は同義でない。百姓は本来、多くの姓をもった一般の人民を意味する語で、そこには農民の意味はなかった。律令国家の確立来、沖縄・北海道を除く諸国家が水田を国制の基礎とし、土地に対する課税によって支
えてきたことに起因する。
海民は『風土記』や『万葉集』の世界で「白水郎」と表記され、太宰府の解文に「海夫」の呼称、北陸で「海人」、琵琶湖・瀬戸内の「網人」などと呼ばれたが、13世紀の荘園公領制と共に公文書から姿を消し、百姓の語になってしまうのである。
読み進むほど日本の歴史に引き込まれていく。かつて学んだ日本史がつまらないと感じたのは、若気の至りだけではなかったのかもしれない。
(遊友出版・斎藤一郎)

図書カードリーダーの普及図る/中山寿賀雄理事長を再選/長崎総会

長崎県書店商業組合(中山寿賀雄理事長)は7月26日午前10時半から、諫早市「水月楼」にて第17期通常総会を開催。組合員68名(委任状含む)が出席した。
総会は草野専務理事の司会で始まり、最初に亡くなられた組合員2名の方に黙祷を捧げた。中山理事長のあいさつの後、山内副理事長を議長に選任して議案の審議に入った。
事業報告は中山理事長、決算報告は草野専務理事、監査報告は辻監事の報告を承認。事業計画案については中山理事長が説明を行い、図書カードリーダーのさらなる普及と図書カードに関する説明があった。この他、日書連マーク研修会の開催や定款変更の件について説明がなされた。収支予算案は草野専務理事が説明、両案ともに承認された。役員改選では選考委員を選んで理事20名、監事2名を承認、中山理事長を再選した。
中央会の井上氏より来賓あいさつ、その後の懇親会ではテジマ運送の江里口次長よりあいさつをいただき、無事に総会・懇親会を終了した。
(古瀬寛二広報委員)
〈長崎組合三役〉
▽理事長=中山寿賀雄(好文堂書店)▽副理事長=尾崎嘉生(長崎書店)山内俊雄(山内書店)辻田信(博文堂)▽専務理事=草野義広(くさの書店)

街頭で万引防止のキャンペーン実施/福岡組合

福岡県書店商業組合(山口尚之理事長)は7月19日午後2時より、福岡市天神の大丸デパート前で万引防止を呼びかける街頭活動を行った。
この日の気温は34度、キャンペーン手伝いの組合員25名は汗だくで「万引は窃盗です」と書いたチラシ3千枚とティッシュ、キャンディを道行く人たちに配った。街頭キャンペーンは全国で初の試みで、テレビ局や新聞社の取材を受けた山口理事長は応対におおわらわであった。山口理事長は「これから夏休みになり、万引が増える時期になる。いろいろな小売店と連携して万引防止を図りたい」とインタビューに答えていた。(鹿子島慶正広報委員)

小・中学校の85%で実践/「朝の読書」実態調査/三重県書店組合

全国の小・中・高校に広がりを見せている「朝の読書」の三重県内の実施状況と学校の読書環境を明らかにし、県内小・中学校の読書環境向上に資するため、三重県書店商業組合(高村盛理事長)は1月から2月にかけて県内小・中学校を対象に「朝の読書実態調査」を実施。計270校(小学校187校、中学校83校)が回答した。回収率は45%(小学校44%、中学校48%)。同組合がこのほどまとめた報告書の内容を紹介する。

〔7割の学校で児童・生徒に変化が〕
三重県内で朝の読書を実施している学校は85・2%に及び、73・7%の学校が「朝の読書を実施して児童・生徒に変化が見られた」と回答している。
「変化が見られた」主な内容は、「読書の習慣が身についた」「本の楽しさを知る子が増えた」「集中力がついて落ち着きが出てきた」「表現力や語彙が豊かになった」「きれる子がいなくなった」などで、その効果は「授業が静かに始められるようになり、学習意欲が高まった」「学校全体が落ち着いてきた」「図書室の利用が増えた」など学校経営にも及んでいることがわかる。

〔「毎日実施」の学校、全国平均上回る〕
実施規模については「全校一斉」が68・9%で、以下、「学年」8・1%、「学級」7・4%、「授業の中で」1・5%。また、週に何回行っているかについては「毎日」が45・6%と最も多く、「期間限定」の学校も15・6%あった。三重県の「全校一斉実施」は全国平均の85%を下回るが、「毎日実施」では全国平均の27%を大きく上回っている。

〔「読書感想文書かせる」学校は4割〕
「朝の読書」が子どもたちに受け入れられた最大の要因は「感想文と評価を求めない」原則にあるが、三重県の実践校では4割が「書かせることもある」「定期的に書かせている」としている。子どもの読書離れは「感想文を書かせるから嫌いになった」という歴史的経緯もあり、効果と継続性を保つためには慎重な対応が必要となる。

〔学校の蔵書不足全国的に深刻化〕
現在の蔵書数で「足りている」学校は18・5%で、55・2%の学校が「不足している」と回答。学校の本不足問題は深刻で、2003年現在国が定める学校図書館図書標準を達成している小学校は33・7%、中学校は26・5%になる。このため「朝の読書」を始めても、本が少ないために運用が難しいというのが全国共通の事情。
国は、本不足問題を改善するために学校図書館図書整備費(14年度から5ヵ年で650億円)の予算措置をしたが、15年度の全国自治体の予算化率は25・5%と低調。三重県の小・中学校では59・6%が「予算化された」と答えており、条件的には恵まれている。実施校では学級文庫の設置や身近に本のある環境作りが今後の課題になる。
「朝の読書を実践して困っていることはありますか」との設問には、23・7%の学校が「困っている」と回答。その主な内容は「蔵書が足りない」「教師の朝の打ち合わせ時間と重なるため、一緒に読めない」「時間の確保が難しい」「読みたい本を決められない子がいる、本に興味のない子が時間を有意義に過ごせていない等、読書指導が難しい」など。

『困っていることはありますか』
▽子どもの読書意欲を刺激するだけの図書の蔵書数が十分でない点、困っている。
▽子どもたちに人気のある本を各学級文庫へ配置したいが、それだけの予算がないこと。
▽職員が打ち合わせをしている時間帯に朝読を行っているため、子どもたちがどのような本を読んでいるのか、読みたがっているのかという実態がわかりにくく、指導が行き届いていない。
▽学校の授業時間とのかかわりで「読書の時間」が多くとれないこと。
▽自分の読みたい本を見つけることができない児童がいる。
▽生徒によって差があり、読書できない生徒がいる。

『児童・生徒に変化は見られますか』
▽本への関心が深まった。聞こうとする意欲が高まった。
▽本が好きな子が増えた。読み聞かせとあわせて音読が上手になった。
▽本をたくさん読むようになった。机の中に学校で借りた本や家から持ってきた本がよく入っているようになった。物語などいろいろな種類の本を読むようになった。
▽落ち着いて1日のスタートを切れるようになった。集中できるようになった。
▽静かにすごすことが自分からできるようになった。
▽朝の会後、落ち着いて読書に取り組み、教室内が静かで、互いに読後感を話しては、本を交換する姿が見られました

日書連のうごき

7月1日S―DB運営委員会へ井門副会長他出席。
7月4日関東ブロック会へ萬田会長出席。
7月5日読進協事業委員会へ舩坂委員、出版サロンの会へ萬田会長他出席。
7月6日萬田会長、下向理事他、窃盗罪(万引き)公判を傍聴のため立川簡易裁判所を訪問。出版再販研究委と橋元法律事務所との懇談会へ萬田会長他出席。
7月8日書店東北ブロック会総会へ萬田会長出席。
7月9日サン・ジョルディの日、岸惠子文化講演会へ萬田会長出席。窃盗(万引き)罪の判決公判があり、下向理事他、立川簡易裁判所で傍聴。
7月13日学校図書館推進会議広報委員会、読進協事業委員会へ大川局長、出版再販研究委員会へ萬田会長他、出版物公取協編集委員会開催。
7月14日JPО運営委員会へ志賀委員。出版流通改善協議会へ岡嶋、下向委員。読売・吉野作造賞贈呈式典へ萬田会長出席。
7月15日JPО出版在庫研究部会へ柴崎委員他出席。
7月21日指導教育、増売、読書推進、組織強化、共済会運営、共同購買、流通改善、再販研究、消費税問題、広報、情報化推進各種委員会。第4土曜日は子どもの本の日実行委員会開催。
7月22日日書連定例理事会、公取協理事会、共済会運営理事会開催。日本図書普及田中社長、佐藤専務来局、図書カード問題説明会開催。リクルート販売協力金システム説明会へ萬田会長出席。
7月23日出版倫理協議会へ丸岡委員他。雑誌発売日本部、実行合同委員会へ藤原委員他。出版倉庫流通協議会定例会へ大川局長、公取委幹部講演会へ萬田会長他出席。再販問題で岡嶋委員長他で日販橋専務。同問題で公取委取引企画課栗課長補佐を訪問。
7月28日出版平和堂合祀祭選考委員会へ丸岡委員他。中小小売商サミット実行委員会へ丸岡委員出席。
7月29日JPО・ISBN規格改定ワーキンググループへ柴崎委員他出席。

「声」/雑誌はポイントの対象外にして/杉並区・文彰堂書店・能一彦

ポイントカードによるサービスについては日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日書連よりなる出版再販研究委員会が「ポイントカードは値引」として再販契約上の問題と捉え、問題の企業に対し中止して頂くことになっているのが現状である。
雑誌や書籍に対しポイントカードシステムを実施しているのは、書店やパソコン量販店に多く見られるようであるが、今回私が問題にするのはコンビニのポイントカードである。デパートやスーパーでポイントカードや値引大売出しを行うにあたって、「一部の商品を除きます」との掲示がなされ、事実切手やタバコとともに雑誌も除外商品となっているのが、通例である。しかし現在ローソンがフランチャイズ店で実施しているローソンカードは雑誌も対象としており、しかもポイントを集めれば集めるほど累進的に有利になるようである。弁当などの食品から日用品に至るまでローソンカードは対象としているので消費者にとって非常に魅力的である。したがって消費者は種々の品物を買ってポイント集めの努力をするようになり、雑誌にポイントがつくとなれば、今まで書店で買っていたお客様もコンビニで買うようになるであろう。しかもローソンの店舗は全国に約8000店存在しているのであるから、まさに書店泣かせのポイントカードである。このたび私は実際にローソンパスの会員になって、雑誌を購入して「雑誌もポイントの対象」を確認した。
各位にお願いしたいのは、「ポイントは値引きであり、再販商品である雑誌はぜひポイントの対象から外すように」と声を大にしてローソンに掛け合ってもらいたい。先日テレビでローソンの社長が精力的にフランチャイジーを廻って、激励されている姿を拝見したが、誠意をもって交渉すれぱお話を聞いていただけるのではないかと感じた。

桶川にSCMの拠点/2万坪に流通センターなど/トーハン

トーハンが埼玉県桶川市に計画しているSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の拠点、「トーハン桶川事業所」は8月9日に地鎮祭を行い、建築に着工した。竣工は来年4月、同年10月の稼動を目指している。
桶川計画は6万5400平米(2万坪弱)の敷地に5階建ての作業棟と4階建ての事務管理棟からなる新センターを建設。ワンフロア4千坪は本社比4倍という規模。
施設は「SCM流通センター」「出版QRセンター」「SCMデータセンター」からなり、本社並びに全国22カ所の支社に分散していた書籍在庫は「SCM流通センター」に一本化。24時間、365日稼動の書籍送品センターと、完全自動検品システムを導入した書籍返品センターで構成する。文庫判からA4判までの処理を可能にした自動仕分装置はじめ最新のFA設備を備える。
出版QRセンターは新会社を設立。SCM流通センターとの連携により返品の改装、保管、出庫作業を共同化して物流コストの合理化と、売れ筋商品の素早い改装、出荷を実現。販売機会の増大を図る。新会社の資本金2億円のうち、1億円程度は出版社からの資本参加を得たいという。
一方、SCMデータセンターは全国2500店程度のPOSデータをリアルタイムに取り込み、銘柄別、書店別の市場動向、在庫状況をネットワークでつなぎ、データをオープン化する。これらのデータは出版社、書店ともインターネットを経由してASP方式で手軽に活用できる。
桶川計画について説明した池田取締役は「トーハン全社で在庫ヒット率は5割程度。出版社上位千社のうち650社はオンライン環境になく、スリップによる発注・調達に2、3週間かかっていた。また、売れ筋は版元調整品が多い。桶川計画の原点は読者のニーズに同期したタイムリーな製作・流通。市場の動向を反映したジャスト・イン・タイム方式の実現」と説明した。投資額は300億円。

金文図書新社設立経営支援へ出資

九州の学参専門取次・金文図書出版販売㈱(福岡市・原田堯春社長)の経営改善を図るため、トーハンは7月30日設立された新会社「㈱金文図書出版販売新社」の株式の64%強を出資するとともに、鈴木常夫上席執行役員を代表取締役社長として出向するなど社員3名を派遣、経営改善計画の立案と実行にあたる。
従業員は原則的に新社に引き継がれ、金文図書は資産管理会社として存続。また、新社への営業譲渡は10月に行われ、新社の実質的な営業開始日となる。設立時払込資本は2億円(新会社資本金1億円、資本準備金1億円)。発行株式総数4千株の出資内訳は、トーハン64・13%、原田堯春氏15・00%、金文会12・00%、出版社(7社)7・75%、その他1・12%。
金文図書は昭和40年の創業以来、九州地区の地方取次として安定経営を続けてきたが、近年は収益確保のための経営合理化に迫られており、4年前からトーハンから人材派遣と経営支援を受けるなど経営合理化面で協力関係にあった。

講談社『HDP』『マイン』2誌を休刊

『ホットドッグ・プレス』は11月10日発売号、『マイン』は11月6日発売号で休刊する。『HDP』は1979年に創刊、一昨年10月にファッションを核とした若者情報誌にリニューアル、再スタートしていた。『マイン』は1987年の創刊。講談社は2誌の休刊で人員体制を再構築、来年以降、新雑誌を市場に送るとしている。

人事

◇光文社(7月28日付、◎昇任、○新任)
代表取締役社長
並河良
常務取締役(総務局・経理局・編集管理局担当)
◎高橋基陽
同(第1・第2・第3編集局担当)◎牛木正樹
取締役(広告局、業務局担当)丹下伸彦
同(出版局担当)
八木沢一寿
同(販売局、宣伝局担当)○前田正三
同(文芸局担当)
○篠原睦子
同(第4編集局担当)
○坂井幸雄
監査役小井貞夫
同牛嶋勉
*鈴木紀夫、須田昌夫、松下厚の各氏は取締役を退任し、顧問に就任。

◇講談社ロジコム
代表取締役が佐藤寿一氏から浜村修氏に変更した。

◇主婦と生活社
販売本部販売営業部部長兼販売促進課課長
今井陽敬
広告本部営業部部長
吉岡芳文

第34回日販王子まつり

日販王子流通センターの夏の風物詩、第34回王子まつりが4日夕、同センター構内で開催された。
大会会長の安西浩和所長は「日販は創業55周年、王子流通センターは30周年を迎える。ハイテクセンターは今や出版社622社とネットワークができた。暑い夜に元気な風を吹かせたい」とあいさつ。日販鶴田社長は「当時、青年将校だった菅会長がソータを導入し、生産性が向上した。30周年はやっと物流の準備が終わった段階。ますます日販は頑張る」と述べ、組合を代表して岡部委員長が「職場活動の活性化とコミュニケーションづくりを仕掛けていく」とした。
このあと、東京外語大学ブラジル研究会によるサンバ・パレード、オリンピックイヤーにちなみ歴代所長による聖火点灯などのアトラクションが賑やかに繰り広げられた。

本屋のうちそと

最近、見ず知らずの人からの電話で怖い思いをしている。相手は当方の名前、住所、電話番号、生年月日などを知っていて、友達か同業者のように話して来る。知り合いの名前を出してくるが、その人から私にかかってくることはないはず。相手を確かめるように何処の誰なのか聞くと、知らない人だ。とっさに話をそらして、本人がいないと告げる。
相手の電話番号は非通知になっているから、何処から電話しているのかわからない。最近は電話番号がわかれば、その人からの受信を拒否出来るものがあるようだ。
個人情報が漏れているのか、もろもろの売り込み電話がある。「コピー、FAXは何を使用してますね、そろそろ取り替えませんか」。こちらの使っているコピー、FAXの型番から買った日まで知られている。気味が悪い。
家中のものを買い替えろという。「屋根の修理から外壁まで直したばかりです」。まともに対応しているとこちらが変になってしまう。何で家中のことがばればれになっているのだろう。朝一番と夕方にかかってくる電話には注意しよう。
今日店に来たセールスマンに聞くと、電話で買い求める人は結構いるらしい。本体も付属品も安くしてくれる好条件らしい。ところが、後になって話の内容と違う条件で売りつけられるようだ。
人の目をあざむく商売がはびこる世の中。注意深く聞かないと騙されてしまう、そんな人と話すのは嫌だ。社長に伝えておきますと電話を切る。(とんぼ)

洋販、青山ブックセンターの再生に参画

洋書輸入卸の洋販(賀川洋社長)は、7月16日に営業を中止した青山ブックセンターの再生に参画することになった。
青山ブックセンターは主帳合の栗田出版販売が東京地裁に同店の破産申し立てを行っていたが、7月30日には青山ブックセンターと洋販が共同する形で東京地裁に民事再生手続きを申請した。洋販は青山ブックセンター関連3社の株のうち80%を取得し、最大株主となって再建計画に協力する。営業再開に向けては債権者と、各店舗が入居するビル所有者の合意が必要になる。

話題の本

〔書店店長の本音本〕
『新文化』の連載コラム「明けても暮れても本屋のホンネ」、『編集会議』の連載「書店人のひとりごと」など書店の現場を軽妙なタッチで描く都内書店店長・高津淳氏(筆名)の2冊目の本『いそがなくたって、そこに本屋があるじゃないか』(四六判232頁・定価1600円)がサンブックスから出版された。
著者あとがきで「ギャグとジョークと笑いの業界息抜き本」と照れているが、「パートワーク日本の書店」を企画し、雑誌の付録を分析する視点は鋭いものがある。
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