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平成17年2月11日号
第4回レディースランチに64名参加

大阪府書店商業組合は1月28日午後2時から北区の全日空ホテル大阪ローズルームで「レディースランチ4」を開催。書店の奥さん、女性従業員など64名が出席した。
主催者を代表して組織委員会灘常務理事が「組織委員会、婦人部の事業で、日頃の協力に対する感謝の気持で企画した。婦人部の活動でアイデアを募集しており、よいアイデアを出された方は次回のランチ会に無料招待する」とあいさつ。婦人部担当者、金田事務局長、事務局員を紹介したあと、シャンパンで乾杯した。静かで落ち着いた会場には笑い声と会話がとびかい、さっそく読み聞かせ会を立ち上げるなどのアイデアも。ホテルでの午後のランチを楽しんだ。(灘憲治)

2004年出版販売金額、8年振り前年上回る/前年比0・7%の増加に/書籍好調、雑誌は依然低迷

2004年の出版販売金額は前年比0・7%増の2兆2428億円となり、1996年以来8年振りに前年を上回ったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。販売金額の内訳は書籍が4・1%増の9429億円、雑誌は1・7%減の1兆2998億円で、雑誌は7年連続のマイナス成長が続いている。
書籍は年初、『蛇にピアス』『蹴りたい背中』の両作品が芥川賞を受賞。史上最年少、女性のダブル受賞で評判を呼んだほか、『世界の中心で、愛をさけぶ』『冬のソナタ』『いま、会いにゆきます』など恋愛小説がブームとなって、ミリオンセラーが7点あり、店頭は賑わった。
推定販売金額は4・1%増だが、前年が4・6%減だったため、金額自体は02年の水準に回復した状態。一方、推定販売部数は7億4915万冊、4・7%増となり、8年ぶりに前年を上回った。新刊点数は7万4587点で2・7%増。
返品率は好調な売行きを受けて、前年比2・1ポイント減の36・7%と大きく低下した。部数の大きなベストセラーを中心に、POS店のデータを活用した効率的送品が行われた結果と出版科研は分析している。
雑誌販売金額は月刊誌が0・6%減の9919億円と健闘したが、週刊誌は4・9%減の3079億円と振るわなかった。ジャンル別では、月刊誌の既存定期誌は約4%の減少。増刊別冊、ムックともに2%減。コミックス2%減、分冊百科を除く週刊誌6%減。前年より21点多い47点創刊した分冊百科は4%増となったが、供給過剰の状況という。
月刊誌・週刊誌合計の発行部数は2・4%減。月刊誌0・4%減。このうち増刊・別冊、ムック、コミックスを除いた定期誌だけでは1・3%減となる。週刊誌の6・2%減は過去最大のマイナス幅。
ここ数年増加の一途をたどっていた不定期誌の発行部数は、コミックスを除けば1・2%減。増刊・別冊の新刊点数も前年より45点減少して6175点に、ムックも201点減少して7789点となり、出版科研では「ようやく天井を打った」と見ている。
創刊誌は216点で、過去10年で最多。休刊誌は史上最多の172点。金額返品率は月刊誌・週刊誌合計で0・7ポイント増の31・7%となり、過去最高を記録した。

宅配85掛から95掛に/e-honの改定に反発/東京理事会

トーハンのe―honが1500円以上の注文について読者の宅配料を無料にするため、宅配分は書店正味を現行の7%上乗せ(85掛)から一律95掛にしたいと書店の同意を求めている問題で、2日に開かれた東京組合理事会は「納得できない」と、トーハンに再考を求める構えだ。
トーハンが求めているのは宅配分のみで、書店店頭渡しは従来通り。宅配分は95掛にする代わり、クレジットカード決済のカード手数料3%と月額380円のカードシステム利用料は無料にするという。
東京理事会では「7%上乗せで契約しているものを一方的に95掛にはできないはず」「トーハンに69掛で入った商品を95掛ではトーハンの取り分は26%」「取次が小売をやり、書店に手数料5%では納得できない」「e―honの収支を見なければ納得できない」などの意見が相次いだ。

今井書店グループが受賞/企業フィランソロピー大賞/活字文化を発信

企業の社会貢献を顕彰する「第2回企業フィランソロピー大賞」(日本フィランソロピー協会主催)の贈呈式とシンポジウムが2月1日、東京・内幸町の日本プレスセンターで開かれ、今井書店グループ(鳥取・米子、永井伸和会長)が大賞を受賞した。
フィランソロピーは本業を通じた企業の社会貢献のこと。今回は応募・推薦のあった61社から大賞1社、特別賞4社を選んだ。大賞の今井書店グループは1872(明治5)年に創業。山陰2県で店舗を展開しており、永井会長は日書連理事、鳥取県書店商業組合理事長をつとめている。95年にドイツの書籍業学校をモデルにした「本の学校」を設立。95年から5年間、出版文化を議論する「大山緑陰シンポジウム」を開くなど、地域文化を発信し続けている。出版人、書店人の誇りを示す活動は多くの賛同者を生み、山陰から全国的、国際的な活動へと広がりを見せている。
贈呈式では、同協会の高橋陽子理事長が受賞各社に賞状と記念品を授与。高橋理事長は「誇りをもって使命を果たしてきた企業が受賞した。経済性と社会性とのせめぎあいの中で活動を続けてきたことに尊さがある」と評価。永井会長は今井書店グループの歴史と活動を振り返り、「活字文化という地味な活動に光を当ててもらい感謝している。知との出会いの場を作ることに力を尽くしていきたい」と話した。

定款改定案作成へ/大阪理事会

大阪府書店商業組合(今西英雄理事長)は1月15日、組合事務所で理事会を開催した。各種委員会報告は以下の通り。
〈総務・財務・規約等委員会〉
5月20日の通常総代会に定款、規約等の改定案を提示できるように至急委員会で原案を集約する。
〈出版販売倫理委員会〉万引き問題と青少年健全育成条例について大阪府警少年課が1月19日に来組し意見交換。あわせて懸案のポスター作成に向けた会議を行った。
〈出店問題委員会〉
水嶋書房くずは店=仮称=(枚方市)が4月8日、60坪から250坪に増床。リブロ八尾店(八尾市)が3月3日、160坪から200坪へ増床。ローソン井高野3丁目店(大阪市東淀川区)、同・堺深井清水町店(堺市)が1月15日にオープンした。
(坂口昇広報委員)

生活実用書・注目的新刊

「日本語が乱れているとなげく人は多い。実はその人自
身が乱している場合だって少なくない。」それは「日本語や言葉の使い方を、日本人全体が忘れつつあるからである。」
倉島長正著『日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉』(青春出版社プレイブックス111 730円)はいきなりこう始まる。ゆかしい、いなせ、けれんみ、ねんごろ、お門違いなど全7章、200近くの言葉が取りあげられる。たとえば「つつがなく」は何事もなく無事なことだが、漢字では「恙なく」と書く。この「恙」というのはアジア諸国に発生するダニ目の虫のこと。そう知ってみればあまり美しい感じはしないが、言葉の持つ響きはいい。
梶原しげる著『口のきき方』(新潮新書033680円)は、アナウンサーの著者が語るしゃべり言葉への考察。まじぇ?、きもい、だっせー、かっけーなど「今、日本語のしゃべりがおかしい」と思っている人に向けて書かれている。テレビから発せられる有名人の言葉の誤用など、悪例エピソードには事欠かない。50歳を前に入学した大学院での修士論文を引きながら、現代の若者言葉に迫っていく。「海とか行きたい」の不要な「とか」、「良かったな、みたいな」の「みたい」、「てゆうかぁ」など耳障りな33の言葉について大学生にアンケートしたところ、不思議なことに、若者言葉を使う人ほど自己主張能力があり、相手の立場を尊重しているのだそうである。しかし「お値段のホウ○○円になります」などと言われると、「何も買わずにその場を立ち去ってしまうのは私だけでしょうか」と疑問を投げかけている。
中島英雄著『最後の噺家こだわり文治の泣きどころ』(うなぎ書房1680円)は江戸言葉にこだわり続けた十代目桂文治の晩年までを、弟子で医師の著者が語ったもの。ありがとうございましたっ、という言い方は「縁切っちゃうんですね、縁切るのがいやで、ありがとうございます」と言い続けたのである。
書店でも「カバーをおかけしますか」は、聞きづらい。「カバーをかけてよろしいでしょうか」が正しいのではなかろうか。相手の気持ちを思いやれるかどうか、それがつまりは言葉と、態度にも出てしまうということであろう。(遊友出版・斎藤一郎)

ポイント問題決着の年に/日書連萬田会長が強調/東京青年部新年会

東京都書店商業組合青年部(渋谷眞会長)は1月27日午後6時半から湯島の東京ガーデンパレスで新年会を開き、会員書店、出版社など104名が出席した。
冒頭、渋谷会長は「雑誌売上げの低迷は、雑誌への依存度が高い中小書店にとって死活問題。きめ細かな単品管理と定期改正でチャンスロスをなくし返品率を下げるしかない。Fujisanやコンビニには負けない」とあいさつした。
また、東京組合・萬田貴久理事長は「ポイントカード問題は膠着状態にある。公取委の野口課長は日書連の出版社への要請行動は独禁法違反と言っているが、法的に問題ないと認識している。今年こそ決着の年にしたい。日販の鶴田社長が業界紙で、返品を書籍20%、雑誌15%にすれば書店マージン35%の確保が可能になると提言した。真剣に考えたい。今年は取引慣行改善の年。青年部の自由な発想に期待している」とあいさつした。
東京都中小企業団体青年部協議会の吉田純一副会長の祝辞に続き、金の星社・斎藤健司社長の発声で乾杯した。

阪神大震災から10年で決意新た/兵庫理事会・新年会

兵庫県書店商業組合は1月18日、神戸シーガル会館で定例理事会を開いた。三上一充理事長は挨拶の中で「昨日は阪神大震災からちょうど10年目で様々な行事・慰霊祭が行われたが、まだ完全な復興ではない」と語った。また「昨年は台風、地震、津波と災害の多い年で、書店の売上げにも影響が出た。今年は災い転じて福となり、良い年となってほしい」と述べた。
昨年12月理事会からの繰越案件であった義援金の配分について、床上浸水の被害に遭ったあすなろ書房、ブックス・トム、サワダ書店、ごとう書店、ブックフォーラムに対して3~5万円を配分し、残りの31万円については日書連を通じて新潟中越地震で被災した書店へ配分してもらうよう、義援金として送金することを決定した。また、兵庫県井戸知事からのスマトラ沖地震の義援金要請については、2月定例理事会で再度審議することとなった。
理事会の後、ポートアイランド「鮮と味みなとじま」に場所を移して新年懇親会を行った。
(中島良太広報委員)

経営の営みはタテの営み/中央経済社社長・山本時男

中央経済社の山本時男社長は1月11日に行われた浦和・須原屋研修生OB会に招かれて特別講演し、若い書店人に利益管理、従業員教育、顧客満足の追求など、経営の要点を語った。

経営の話をします。経営とはタテの営みと書きます。ここでいうタテの営みとは、中根千枝氏の名著『タテ社会の人間関係』にいう日本的社会構造ではなく、たとえば大正生まれの会長と昭和初期の社長、中期の部長、後期の課長に近々参画してくるだろう平成生まれの新入社員まで、育った時代も環境も違う人たちが、一つの目的ある活動をする営みのことです。ですから経営とは組織のことであり、機能のことで、適性に応じた仕事をすることになります。前例の場合、昭和の後期の人が最も適性をもっているなら、社長になることもあります。
話題は変わりますが、『書店読本』という本があります。大変貴重な本なので、かいつまんでご紹介します。今から70年前、当時の全国書籍商組合連合会、現在の日本書店商業組合連合会の前身から発行されたものです。これによると、すべての分野において書店機能の充実、組織の充実に大変意義深いものが感じられます。そこには利益管理や書店教育などはもちろんのこと、現在、大問題となっている万引きについてまで、記述があるのは驚異です。当時と今との環境変化はかなりあるにしても一読の価値はあるでしょう。
以下に興味深いところをひろい出してみます。
「書店と他の商業との違い」に次のものがあります。
「…人間というものは、本さえあれば学校教育を受けなくとも、学校教育を受けたのと同じような知識を積むことができるものであることを覚った。(中略)それは『一つの世界』を知ったことであり、百冊の本を読んだ人は『百の世界』を知っている人である。(中略)世界のあらゆる知識と効用はすべてその本の著者によって、一冊の中に十分に盛られている…」とあります。
出版業界で進めている「読書運動」や「お話マラソン」に発展し今日に至っていると言えます。
書店で働く人たちは、書店という文化運動のグランドで社会大衆のために知識供給の役割を果たしています。ここでは、「…西洋の諸国においては『ブック・セラア』すなわち書籍商というものは男子の職業としては極めて高級な尊敬されている職業であって、ドイツ、フランス等においては、書籍商の店員となるために特別に二年位の本屋の学校があって、そこへ入学して書籍商としての基礎知識を修めるようになっている…」といいます。尊敬される職業に見合う知識が必要とされていました。今井書店「本の学校」、須原屋「研修生」、田辺聰学長の「日本書店大学」などは、わが国の先駆的な動きと言えましょう。
また「…文部省は学校を通じて国民に教育する機関であるが、書籍商は一層広く全国民に教育を普及完成する偉大な仕事をなしている」とされ、書店は文化に尽くす心がけが求められ、責任も重いとしています。
同書に「仕事は愉快にせよ」というのがあります。「…仕事を愉快にするということは、成功処世上の一大秘訣であって、いかにすれば仕事を愉快にできるかを研究し、着々実行していくようにせねばならぬ。それには先ず①自分の仕事を堅く信じること、②健康に注意すること、③正直の心を失ってはならぬ、④自分のやっている仕事をわが物と思いつめよ、⑤全力を傾注せよ、⑥不安不平をなくせよ、⑦仕事を完成する愉快さを目標にせよ、⑧仕事に打ち克て」とあります。
いま、書店が悩まされているのは万引きです。万引きについては、先ほど触れたように、当時も今も大きな問題の一つになっています。これについて「…万引きされるのは、結局書店に隙があるからである。本や雑誌の並べ方に隙があるか、店員の注意に隙があるか、どちらかである。だから、万引きを防止する最良の方法はこの隙をなくすことだ」としていますが、こればかりはまったく今日と違います。さらに、万引きをしそうな要注意人物としては①全部の書棚を見て歩く客、②店員の顔を盗み見る客、③初めての客、④時間外にくる学生等を上げ特別に注意するよう呼びかけていますが、これでは名誉毀損で訴えられそうです。
書店の経営者に必要とされるものに優れた事務家という条件が上げられます。これについては当時の資料として東京都内で一流とされる書店の営業費目と費額が示されているので参考までに次に掲げてみます。
〈営業費年総額一万一、〇八七円に対する各費目〉①給料二、三三二円②食費一、八五六円
⑩公課組合費一七〇円
⑪電話費四七七円
⑫電灯費四六八円
⑬ガス水道費三〇〇円
……
これらを見ると、店員への給料に比べて電話代やガス水道光熱費が驚くほど高いことがわかります。あるいは書店員の給料が安かったと言うべきでしょうか。
売上を上げるためには、書物を充実することや書物について十分な知識を持つことも大切ですが、もっとも必要なことは、店員が客を心から満足させることでしょう。
70年以上前にオレゴン大学経営科で書店がお得意先を失った原因について調べたところ面白い結果が出ているので次に掲げます。
①販売員の不能30%
・店員の冷淡9%
・陳列商品の不適当8%
・店員の態度の不遜7%
・店員がしつこい6%
②サービスの不満足33%
・サービスの不手際17%
・品取替えを拒む10%
・代用品のお薦め6%
③商品と設備37%
・値段が高いため14%
・店内の不潔不整頓13%
・品が悪いため10%
人を原因としてお得意を失うことが①と②を併せて63%を占め、逆に言えば店員が行き届いてさえいれば当時は客がついて来たといえます。
結局、書店がそのころ繁栄を続けていくには、「①気兼ねなく入れる店で、②気安く本が選べて、③客扱いがよくて客に満足を与えることができれば十分です。常にお客に満足を与えようとする気持ちがあれば商品の充実も自ずと身に付くものです。」こう考えると客扱いの上手下手が当時としては勝敗の分岐点であったということです。
それでは客扱いが上手にできるようにするには書店員の心がけとして次の事柄を備えるべきとしています。「①朗らかで愛嬌があること、②書籍雑誌に関する知識を十分に持っていること、③客に親切であること、④動作が敏感であること、⑤言葉がはっきりしておだやかであること、⑥臨機応変に商才に富むこと、⑦店の事情に通じること」が必要であります。
以上、この『書店読本』は70年ほど前に刊行されたものですがなお学ぶべきことが多く、紹介させていただきました(引用文の旧カナは現代カナに修正しました)。なお、本書は須原屋にて頒価8百円(送料別)で取扱いをいたしておりますので、所属県書店組合を通じてお申し込み下さい。

自主販売登録店を募集/児童図書10社の会

あかね書房、岩崎書店、偕成社、学研、金の星社、国土社、小峰書店、ポプラ社、理論社でつくる児童図書10社の会は、05年度新学期の学校自主販売をスタートする。今年の目標金額は45億2600万円。自主販売に登録すると、販促用カタログ『本を選ぶ本』が無料進呈されるほか、30万円以上の売上に対してランク別に販売促進費を支払う。販売対象期間は4月1日から8月末日まで。自主販売登録の締切は2月末日。
10社の会では昨年から書店用発注専用サイト「10社ブックネット」を開設しているが、同サイトを利用した2月期以降の自主販売企画を準備中。同サイトから発注した書店に販売促進費を支払う方向で、詳細は7月頃案内する。自主販売事務局は小峰書店。なお、10社の会は3月末でリブリオ出版が退会し9社になる。(booknet.hon10.com)

「声」/図書券に使用期限を/甲府市・ブックスセンチュリー・小田切常雄

図書券から図書カードへの完全移行が行われる。小額使用における釣銭の不条理さと引き換え後の煩わしさの解消は、夢のようと言っても過言ではない。またカード化は必ずや多くの読者に歓迎されるでしょう。
しかし気がかりなのは、発売済みの図書券は無期限に使用可能という点である。その数は減少していくが、裏面に引き換え済みの印を押して取次に郵送しなければならない手間が未来永劫続くわけである。
そこで、図書券の使用期限をカード完全移行から2年間とすることを提案したい。救済措置として期限切れの図書券はカードとの交換に応ずる。日本図書普及製作の往・返信用封筒を何枚か書店で準備し、番線印を押して1枚につき1組20円で買って頂く。郵送料のお客様負担はやむを得ないでしょう。交換後は日本図書普及より該当書店に1組15円の請求を立てる。
改革を成功させるには一気呵成にことに及ぶ姿勢が大事です。日本図書普及ではマスコミ等を活用して完全カード化の大キャンペーンを張るでしょうが、その時「2年後には図書券は使えなくなりますよ」と発信すればカード化への浸透を一層加速するはずです。
また、死蔵されていた図書券を復活させる機会となり、停滞気味の景気を活性化させるビッグチャンスが生まれると思われます。私としてはむしろこちらに大いに期待しております。もう一つの期待は「知的文化費」として自分のためにカードを購入される読者が一人でも多く出てもらえたらな、ということです。そういうキャンペーンの打ち方も検討してみてください。

『東京タワー』をミニ新聞で販促/マガジンハウス

黒木瞳、岡田准一の主演で『東京タワー』(江國香織著)が全国で上映中だが、マガジンハウス販売企画部では映画化が決まった昨年11月から「東京タワー通信」(A4判)を発行して記者会見の模様や配役、主題歌、著者インタビュー、書店担当者に聞くなどディープな情報を流している。
1月26日発行の6号で終刊となったが、東京タワーが見えるデート・スポット紹介や麻布十番育ちの石崎社長まで登場させる熱血取材のおかげか、単行本も1月末重版で43万部。映画のロングランが決まれば増刊号も準備するという。

東京ブックセンター開設/業界最大規模、60万冊を在庫/日販

日販は首都圏地区を対象とした新店売「東京ブックセンター」を江戸川区西葛西に開設。2日に出版社、書店へ内覧会が行われ、450人が出席した。営業は3日から開始した。
東京ブックセンターは葛西橋通りに面した西葛西3丁目ビルの4階と5階の2フロアを利用。1フロア5百坪、総面積1千坪に60万冊の在庫を揃え、業界最大規模を誇る。特に児童書は主要出版社の全点を在庫し、教育書、人文書、法経書も豊富に揃えて児童図書総合展示・選書場としての役割も果たしていく。
午前11時から行われた披露パーティーで日販鶴田社長は「これまで水道橋に25年間店売があり、数々の思い出がある。個人的にも商品開発部発祥の地でツタヤ増田社長と会ったのも水道橋だ。新しい東京ブックセンターは児童書を全点在庫しサービスを提供する。イベントホールは読み聞かせ、懇親会にも利用できる。業界は苦しい時期だが、花火をあげなければ活性化しない」と、書店へのサポート体制強化を強調した。
出版社を代表して野間省伸副社長は「見学して水道橋の1・5倍、60万冊在庫の広さとボリュームに驚いた。取引先書店、図書館は十分な選書ができる。日販の努力に感謝する」とお祝いの言葉。
書店を代表して有隣堂松信裕社長は「書店は大型化したが、この1年間に1675店閉店している。生活圏の中に本屋が多数なければ役割を果たせない。センターが数多くの書店のオアシスとなり、回復の歩みを確かにする起爆剤になることを願っている」として、乾杯の音頭をとった。

本屋のうちそと

幼稚園から小中高までの一貫校がある。この中高の学校は自由というのか校則がゆるいというのか、それぞれの学生は長髪、茶髪その他の色に染めた髪に、個性的な服を着て学校に来ている。穴の開いたジーンズ、真っ赤なジャンパー、ひらひらの服、左右色違いのソックスと、ここが学校とは思えない雰囲気で、まるで渋谷界隈を歩いているような感じがする。
私がおじさんになってしまったのだろうか、感覚が違う。身なりをきちんとして学びに来ているという感覚ではない。授業中覗いて見ると、全員が先生のほうを見ていない。寝ているやつ、携帯電話のメールをやっていたり、本を読んでいるやつもいる。こんな事はやり方が違えど昔と同じかもしれない。
バスケットでは結構有名らしく、大きな体育館で練習に余念がない。音楽もそれなりに頑張っているようで、一つのものに熱中しているときは、緊張してやっている。
図書館に行くと、派手な服装、格好、髪型でミスマッチのようだが、好きな本を探して読んでいる。借りている本を見ると、小説を読んでいて、それも明るく爽やかに本読んでますと言う。
まだまだ若い子でも読書熱はあるようだ。昔ほど読書家がいなくなってしまったのかもしれないが、若い人にも好まれる読み物が出てほしい。姿格好だけで決め付けるのではなく、読書に興味のある子どもたちが増えることを書店は期待している。(とんぼ)

「声」/『ハリポタ』積極的な宣伝を期待/東久留米市・ブックセンター滝山・野崎陽一

昨夏8月、私どものハリー・ポッター5巻の予約数は1100件を超えた。9月1日の発売日から11月末までの売上は3500冊。その後のクリスマスと正月は休まず一所懸命に頑張ったが売上は170冊どまりで、残り在庫は800冊である。残念な結果となってしまった。
問題点を列記してみる。
1、書店側の反省点は、予約獲得に力を入れたが発売後の売上を伸ばせず大量の在庫を抱えてしまったことである。
2、本の問題は、価格が高い、重く持ちにくい、ペーパーバック本が無い、等を指摘された。
3、出版社の問題は多い。①欧米に比べて発売が遅すぎた。②4巻との間が長すぎた。③原則買切りであれば、積極的な宣伝活動が責務と思われたのに、十分な宣伝費用をかけなかった。もし書店が少なめに仕入を行っていたら、出版社は増刷の遅れを読者から糾弾されていただろう。5巻の在庫過多を書店のみの負担として放置することは、書籍文化を発展させる上で障害となる。今後の5巻の売り方に工夫が必要である。
受験生を持つ私どもの書店員は、未だ5巻を子どもに買わせていない。2月中旬に受験が終わってから買うことにしていると言う。私どもの店は早速この話に飛びついた。2月20日より店内とイトーヨーカ堂のフェア売場でシリーズの全巻フェアを行うことにした。結果が楽しみである。
静山社にお願いしたい。2月20日より3月末まで、マスコミに目立つ広告を出し続けてほしい。全国の書店はその応援に力を得てさらに頑張るであろう。


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