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平成17年4月11日号
1月、2月と前年割れ/週刊誌、累計で5%ダウン

出版科学研究所の調べによると、2月の出版販売金額は1月に続き前年同月比マイナスの0・5%減、1~2月の累計でも1・7%減となった。
2月販売金額の内訳は、書籍3・2%減、雑誌1・9%増。昨年の書籍は芥川賞の女性ダブル受賞、『バカの壁』『世界の中心で、愛をさけぶ』など話題書が続出しており、この反動から2月は大きく落ち込むことが予想されたが、実際には比較的小幅な減少にとどまり、出版科学研究所では「手堅い動き」だったと評価している。
雑誌の売行きは月刊誌が3・8%増、週刊誌が4・3%減。1~2月累計でも月刊誌は0・2%減、週刊誌は5・1%減となり、月刊誌が健闘する一方で週刊誌の不振が続いている。2月返品率は書籍が前年同月比1・5ポイント増の33・6%。雑誌は0・7ポイント減の31・0%。

ブックオフでICタグ実験/盗品売買防止へ

日本出版インフラセンター(JPO)は3月19日、神奈川県のブックオフコーポレーション本社研修室で出版電子タグの実証実験を行った。今年度、経済産業省の支援を受けて行ってきた実証実験の13ヵ所目で、リサイクル分野の実験。
書店で販売済み情報が書き込まれていない未清算商品が新古書店に持ち込まれれた場合、不正流通品として買取抑制効果が期待される。この日の実験では、販売済みのフラグが立っていないICタグを貼付した本
をリーダーにかざすと、店員に注意を促す表示が示され、簡単に識別できることが確認された。

5掛け委託扱いで/都青年部の区分地図

東京組合青年部は「世田谷区」を第1弾に目黒区、品川区、大田区、中野区、杉並区、板橋区、練馬区と8種類のオリジナル区分地図を製作販売しているが、「4月、5月は最も地図が売れる時期」として、都内の書店に販売を呼びかけている。
青年部の地図の販売条件は通常、買切り・5掛だが、多くの書店に並べてもらいたいと、委託扱いで出荷。5月末に精算する。注文は青年部の会員書店か東京組合事務局へ。

読者サービスの視点でポイントカード検討を論議/東京理事会

東京都書店商業組合は4月5日の理事会でポイントカードをめぐる対応について検討を行った。萬田理事長は「低率のポイントカードを考えてくれないかというのが公取委の意向。読者サービスという視点で業界共通カードを考えられないか」と発言し、東京組合としてもシステムの検討について了解した。

ポイントカードの対応については、岡嶋再販研究委員長が昨年1月以降の経過を改めて詳細に報告し、「結局、今回の問題は出版社が自分の権利を行使しなかったために混乱が起きたのではないか。また、公取委が『低率のポイントサービスまで認めないことは消費者利益を不当に害する』としている点は納得がいかない」と、問題点を指摘した。
その上で岡嶋委員長は、「萬田会長が日書連2月理事会で提案したのは①新たな出版社訪問は行わない、②業界共通ポイント・カードなど導入を研究する――としているだけで、ただちに導入するわけではない。議論をしていこうという提案だ。低率のポイントカードを認めるか否かは再販の根幹をなす問題。書店から何パーセントまでいいとは言えない。出版社が提案すべき」「出版社もポイントカードは値引きで再販違反と言ってきた以上、再販の主体者として(低率のポイントカード容認を)説明する義務があるのではないか」と、今後の考え方を説明した。
岡嶋委員長の報告を受けて萬田理事長は「カード会社のポイント、デパート、電鉄系のポイントが拡がっており、業界共通カードを検討する場合、原資も含めての環境整備が必要と、(業界首脳で構成する)サロン会で話した。低率のポイントカードは値引きという考え方から、読者サービスという視点で考えられないかというのが公取委の見解であり、読書ノート、スタンプ、共通カードも含めて検討できないかを提案した。ただ、業界共通カードに一本化すれば共同行為にもなりかねないので、複数のカード、地域カードとの並存も必要」と述べた。
これに対し、各理事からは「商店街でもポイントカードを出しており、従来は断ってきたが、業界カードができれば断りきれない」「1%を認めれば、すぐに2%、3%になる。再販は守れない」「出版業界3者の意見が統一されていないのではないか」「活字文化議員連盟が振興法を成立させようとしている。これを待って対応するのでも遅くないのでは」「ポイントカードは顧客管理の方法としても有効で、どんなサービスができるか研究する必要がある。JPOで研究を働きかけてはどうか。出版社主導なら導入しても良い」などの発言があった。
岡嶋委員長は最後に「東京組合の意見を日書連にぶつけて審議する。守るべきものと検討する課題を区別して研究していきたい」と、この日の議論のまとめを行った。

〔東京組合799店に〕
4月1日現在の東京組合加盟書店数は前年より56店少ない799店になった。年間の新規加入は7店、脱退が63店。

ピーコとサワコの2人で文化講演会

東京都書店商業組合は文藝春秋の協賛を得て、6月1日午後7時から品川プリンスホテルエグゼクティブタワー・クラブeXで「ピーコ×阿川佐和子/トーク&シャンソン」を催し、読者250組(500名)のペアを招待する。「世界本の日/サン・ジョルディの日」記念文化講演会の一環で、文藝春秋から出版された『ピーコとサワコ』刊行記念。
官製ハガキに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、4月30日までに文藝春秋営業推進部「文化講演会」係へ。応募者多数の場合は抽選で当選者を決定する。

4月23日は子ども読書の日

「子ども読書の日」(4月23日)のポスターが出来た。この日は、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深め、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるために、「子どもの読書活動の推進に関する法律」で定められたもの。シェイクスピアやセルバンテスの命日である4月23日をユネスコが「世界・本と著作権の日」と宣言していることなどにちなんでいる。この日を中心に国や地方公共団体では、学校・地域・家庭を通じて子どもの読書活動をいっそう推進するためさまざまな取り組みが進められている。

生活実用書/注目的新刊

和合治久著『モーツァルトを聴けば免疫力が高まる!』(KKベストセラーズ1400円)は、同版元、同じ著者の『モーツァルトを聴けば病気にならない』に続く第2弾である。なにしろ、クラシック音楽を聴くだけで体調が改善されるというのだから、ここはまず、ページを開いてみなくてはならない。
「人間の脊髄は鍵盤のように並び、脳に近づくほど周波数の高い音に反応する」という。たとえば腰椎は250~500ヘルツに、首の後側の延髄は4000~6000ヘルツに反応するというのだ。ここで登場するのがモーツァルト。モーツァルトの音楽はおよそ4000ヘルツ以上、人間の延髄を刺激する。この部分が刺激されると、副交感神経が活性化し、自律神経のバランスを取り戻して、交感神経過剰による病気の予防や改善につながるのである。
実際に、ガンの痛みや拡大が抑えられたり、ウィルスから体を守った例も紹介され、免疫力そのもののメカニズムについても、詳しく、わかりやすく解説されている。巻末に全11曲、60分のCDがついている。
以前本欄で紹介した『タンパク質の音楽』(筑摩プリマーブックス)は、量子力学の観点からだったが、同じようにモーツァルトの効用をルポして興味深いものがあった。
番場裕之著『CD付き1分間「ちょこっとヨーガ」健康法』(講談社+α新書198―2B933円)も、身体感覚の低下に悩む人にオススメである。新書判にCDがついているのも珍しい。
肩こり、目の疲れ、背骨の歪みを直し、むくみを取る体位など、現代人が否応なく感じている不快な症状を改善するためのヨーガである。
基本は四つの呼吸。まずは「静かな一息」で、通常の40%くらいを吸い、その2倍の長さでゆっくりと息を吐く。腹がややふくらむ程度の腹式呼吸で行う。そして「軽く一息」「深く一息」「各自の呼吸」と続く。この鼻呼吸方法と、症状ごとの体位がCDの声、本文のイラストで立体的に指導される仕組みである。
いずれの本も健康、あるいは予防医学というカテゴリーでくくれるが、CDの付録という点でも共通している。最近はDVD付き、などという本や雑誌も増えてきている。
(遊友出版・斎藤一郎)

こどもの読書週間POPとしおり作成/読進協

読書推進運動協議会(野間佐和子会長)は4月23日から5月12日まで3週間にわたり実施する「こどもの読書週間」のPOP(写真・上)としおり(同・下)を作成し、同協議会のホームページ(http://dokusyo.or.jp)でPDFファイルの配布をスタートした。いずれもはがきサイズ(しおりははがきサイズ用紙1ページにつき2部)なので、カラープリンタで手軽にプリントして使うことができる。

基本から経営者研修まで/本の学校、6月から書店人教育講座

「第11回出版業界人研修書店人教育講座」がスタートする。この講座は1995年に書店人の職能養成目的で始まったもので、ドイツでは書籍業資格の取得や職能教育として書籍業学校が1世紀以上前から活動していることに学んだもの。今年は「春講座」6月8日~10日、「夏講座」8月3日~5日、「秋講座」10月5日~6日の3回に分けて、鳥取・米子の「本の学校」郁文塾で開かれる。
「春講座」は「書店基本分野研修」をテーマに、雑誌、実用書、子どもの本、学参、コミック、ビジネス書、文庫・新書、パソコン書、人文書といった主要分野の管理と販売技術を出版社、取次から講師を招いて学習する。「雑誌の現状とこれから」(小学館マーケティング局・早川三雄氏)、「コミックスの周辺及び売場対策」(トーハンコミック部・木村玲子氏)、「みなさんの笑顔にお会いしたくて―すてきな子どもの本のせかい―」(ポプラ社・堀玲子氏)、「人文書の選書・必備書の展示」(東京大学出版会・大江治一郎氏)さらに特別講義としてノセ事務所・能勢仁氏「本の歴史・出版業界の歩み」など計11講が開かれる。
「夏講座」は「書店売場リーダー・中堅社員研修」をテーマに「書店経営を支援する現場―小リーダーの育成―」(岩波ブックセンター・信山社・柴田信氏)、「選ばれる書店とは」(オリオン書房・高田鉄氏)など9講座と、パネルトーク「勝ち残る書店とは」(フリーライター・永江朗氏、往来堂・笈入建志氏、オリオン書房・高田鉄氏、イハラ・ハートショップ・井原万見子氏)や印刷工場見学などが行われる。また、「秋講座」は「書店幹部・経営者研修」がテーマ。「中小書店の復権―net21―」(恭文堂書店・田中淳一郎氏)、「いま書店を脅かすものは何か」(日本書店大学・田辺聡氏)など6講座が開かれる。
春・夏講座は全日程受講1万5千円、秋講座は同1万円。選択受講1講座2千円。全コース受講3万8千円。希望者には宿泊施設の斡旋も行う。問い合わせは「本の学校」郁文塾まで。℡(0859)31―5001

取次各社が一斉に入社式

取次各社は4月1日、一斉に新入社員入社式を行った。新入社員数はトーハン46名(男子28名、女子18名)、日販55名(男子39名、女子16名)、大阪屋14名(男子8名、女子6名)、栗田4名(男子1名、女子3名)。各社社長のあいさつ要旨は次の通り。
★トーハン・小林社長
今年は書籍分野における営業・流通全般の大改革「桶川計画」が稼動段階に入る重要な年。皆さんには、トーハンの企業理念である「質の高いサービスと情報・流通のネットワークを通して、人々の知的活動を支援し、ゆたかな社会の創造に貢献します」という社会的使命の一端を担い、出版社や書店、読者の期待に応えていくのだとしっかり認識してほしい。アイデアを実現し成果を出すためには、日々の仕事の積み重ねが基本となる。目の前の課題を大切にすることが、新しいことへの挑戦につながる。皆さんの活躍と健闘を期待する。
★日販・鶴田社長
日販は中期経営計画「ビー・イノベーター」を推進中だが、この中心となる取り組みが「トリプルウィンプロジェクト」だ。開かれたネットワークを通じて業界三者が流通データをリアルタイムで共有し、マーケットの動きに合わせた供給体制を目指している。この他にも、出版物の無伝票返品処理の拡大など革新的な取り組みを展開していく。本日から一翼を担う仲間として活躍していただくが、皆さんの最大の武器は、その若い力と既成概念にとらわれていないということ。新しい出版業界を自らの手で築き上げるという意気込みを期待している。
★大阪屋・三好社長
大阪屋は経営方針に「改革元年」を掲げて新たな企業基盤作りに取り組んでいる。「改革元年=入社元年」と心得てスタートしてほしい。今日から中期経営計画の第7次がスタート、5年後の創立60周年には売上げ1千5百億円を視野に入れた「5ヶ年計画」と位置づけている。皆さんに2つの言葉を贈りたい。1つは、期待する社員像として「予習・挑戦型」であること。もう1つは、自分を活かしながら広く公に尽くす「活私開公」だ。初心を忘れず立派に成長すること、それを支える企業基盤作りに若い力を大いに発揮していただくことを切望する。
★栗田・亀川社長
なんでもやってやろうとあらゆることに関心を持ち、仕事と人生に積極果敢に挑戦していただきたい。活字離れと言われて久しいが、わが社は原点に戻り読書倶楽部を提唱、いろいろなアイデアが生まれてきている。本を読むこと、本を知ること、本をどう売るか考えること、それを実行するしかない。87年の歴史があり伝統と精神を受け継いでいるが、最も注意すべき点はマンネリと過去を引きずること。ある意味で過去と断絶し、従来の発想にとらわれない全く新しいやり方を模索していく時である。立ち止まってもいけない、前に進んでいこう。

人事

(◎昇任、○新任、☆昇格)
◆㈱角川ホールディングス
〈役員人事〉
◇㈱角川書店
(4月1日付)
代表取締役会長(代表取締役会長兼CEO)
角川歴彦
取締役(代表取締役専務)本間明生
専務取締役(常務取締役)井上泰一
常務取締役(取締役)
井上伸一郎
◇㈱メディアワークス
(4月1日付)
代表取締役会長(代表取締役社長)佐藤辰男
代表取締役社長(常務取締役)久木敏行
常務取締役(取締役)
塚田正晃
同(取締役)山口貴
※角川歴彦取締役会長は退任。
◇㈱トイズワークス
(3月17日付)
監査役(代表取締役社長)佐藤辰男
代表取締役社長(取締役)加藤智
取締役○久木敏行
※山口貴監査役は退任。
◇角川出版販売㈱
(4月1日付)
取締役(代表取締役社長)田中樹生
代表取締役社長(常務取締役)関谷幸一

◆㈱角川書店
(4月1日付)
〈人事異動〉
専務取締役〔事業サポートユニット(営業局・生産管理局)出版事業ユニット(書籍事業部・アニメコミック事業部・富士見事業部)管轄〕◎井上泰一
営業局長〔角川出版販売㈱取締役兼務〕○田中樹生
営業局販売部長
今井克幸
営業局受注センター長
石金彰一
営業局販売部販売総括マーケティンググループ長
冨田和夫
営業局販売部書籍グループ長田村修一
営業局販売部CVSグループ長相内仁志
営業局販売部雑誌グループ長☆東中川賢一
営業局販売部書籍グループコミック担当課長
☆横沢隆
同文庫担当課長
☆栗原真史

◆㈱日経BP
(3月29日付)
〈取締役及び監査役〉
代表取締役会長兼CEO
河村有広
代表取締役社長兼COO〔開発担当〕大輝精一
取締役副社長〔経営企画、経理、総務、関連会社担当〕○来間紘
専務取締役〔編集、ラーニング事業担当、㈱日経BPソフトプレス代表取締役社長〕○松崎稔
常務取締役〔広告担当、日経BPヨーロッパ社社長〕
嶌田良彦
同〔人事・労務担当〕
太田民夫
同〔コーポレート管理、セキュリティ担当〕
○秋吉穫
同〔販売担当〕
◎小浜利之
取締役〔日本経済新聞社代表取締役副社長〕
新井淳一
監査役○眞水潔
同○奥村康
同○矢澤洋一
同〔日本経済新聞社専務取締役〕久保庭啓一郎
※吉村久夫代表取締役会長は特別参与に、武田仁子常務取締役は㈱日経BPクリエーティブ代表取締役社長に就任。旭恭右、白石文昭両監査役は退任した。

〈執行役員〉
上級執行役員〔事業所管、㈱日経BPエディターズ代表取締役社長〕佐藤正明
同〔中国プロジェクト、国際室所管、日経BPアジア社社長〕平野勝彦
同〔経営企画担当補佐、日経ビズテック・産学連携プロジェクト所管〕
大谷清
執行役員〔制作、業務改善所管〕田辺昭次
同〔人事・労務担当補佐〕
木瀬裕次
同〔システム所管、システム室長、セキュリティ担当補佐〕田平和彦
同〔パソコン・ビズライフ所管、開発室長〕
藤田俊一
同〔ネット事業所管、ネット事業センター長、㈱日経BPコンサルティング代表取締役社長〕樫村弘幸
同〔広告営業局長(パソコン・ビズライフ局)〕
伊藤達生
同〔広告営業局長(ビジネス局、ベンチャー・サービス局)〕鯨岡修
同〔広告営業局長(コンピュータ・ネットワーク局)、広告営業企画局長〕
戸田雅博
同〔販売局長〕佐藤俊直
同〔出版局長〕斎野亨
同〔環境経営フォーラム所管、ビジネス局長〕
酒井綱一郎
同〔ベンチャー・サービス局長〕高橋銀次郎
同〔電子・機械局長〕
藤堂安人
同〔コンピュータ・ネットワーク局長〕古沢美行
同〔建設所管、医療局長〕
浜野栄夫

◆㈱文藝春秋
(4月1日付)
取締役営業担当(取締役営業担当兼営業局長)
名女川勝彦
営業局長(広報局長)
五井幹雄
雑誌営業部長(雑誌営業部統括次長)☆山本喜由
文庫・新書営業部長兼受注推進部長(文庫・新書営業部長)渡辺郁夫
流通企画部長兼直接販売部長(雑誌営業部長兼流通管理部長)羽田昭彦
経理部次長(書籍営業部次長)佐藤潔
書籍営業部次長(直接販売部次長)新谷政代
文庫・新書営業部次長(週刊文春編集部次長)
楠美詩織

催し

◆出版翻訳本音トーク日本出版クラブは4月25日午後4時より新宿区の出版クラブ会館でセミナー「翻訳を考える~出版翻訳ホンネトーク」を開催する。講師は翻訳家・辞書編纂者・電子辞典データベース編纂者の藤岡啓介氏。第1部のセミナー終了後、講師を囲んで軽食とドリンク付きの懇親会。会費は第1部セミナーが4千円(会員社3500円)、第2部懇親会2千円(同1500円)。申し込みは出版クラブ事務局セミナー係。℡03―3260―5271番。

世界文化社で観桜会

世界文化社は4月4日、千代田区九段の本社に書店、販売会社、広告関係者らを招き「観桜会」を行った。市ヶ谷土手の桜はまだ二、三分咲きだったが、本社の特設会場中央に満開の桜の枝を生け、鈴木勤社長、大塚茂専務ら役員が出迎え。招待客は窓越しにライトアップされた夜桜を堪能した。

青少年読書感想文コンクール課題図書

第51回課題図書が次の通り決まった。小学校は今年から各4点に変更された。

〔小学校低学年〕
『ないた』中川ひろたか作・長新太絵、金の星社、『バスをおりたら』小泉るみ子作・絵、ポプラ社、『ひ・み・つ』たばたせいいち作、童心社、『アリからみると』桑原隆一文・栗林彗写真、福音館書店
〔小学校中学年〕
『かげまる』矢部美千代作・狩野富貴子絵、毎日新聞社、『いえでででんしゃはこしょうちゅう』あさのあつこ作・佐藤真紀子絵、新日本出版社、『犬ぞりの少年』ガーディナー作・久米穣訳・かみやしん絵、文研出版、『スズメの大研究』国松俊英文・関口シュン絵、PHP研究所
〔小学校高学年〕
『歩きだす夏』今井恭子作・岡本順絵、学習研究社、『空のてっぺん銀色の風』ひろはたえりこ作・せきねゆき絵、小峰書店、『ぼくらはみんな生きている』佐々木洋文・写真、講談社、『アレクセイと泉のはなし』本橋成一文・写真、アリス館
〔中学校〕
『秘密の道をぬけて』ショッター著・千葉茂樹訳、あすなろ書房、『魔の海に炎たつ』岡崎ひでたか作・小林豊画、くもん出版、『甦れ、ブッポウソウ』中村浩志著、山と渓谷社
〔高等学校〕
『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩著、角川書店、『天国の五人』アルボム著、小田島則子他訳、NHK出版、『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』山本敏晴著、白水社

大賞に『ないた』/日本絵本賞

毎日新聞社と全国学校図書館協議会主催の「日本絵本賞」表彰式が3月29日、一ツ橋の毎日ホールで開かれ、日本絵本大賞の『ないた』(中川ひろたか作、長新太絵、金の星社)はじめ各賞が贈られた。このほかの各賞は以下の通り。
◇日本絵本賞=『いろはにほへと』(今江祥智文、長谷川義史絵、BL出版)、『さくら子のたんじょう日』(宮川ひろ作、こみねゆら絵、童心社)
◇同翻訳絵本賞=『エリカ奇跡のいのち』(ルース・バンダー・ジー文、ロベルト・インノチェンティ絵、講談社)
◇同読者賞(山田養蜂場賞)=『あらまっ』(ケイト・ラム文、エイドリアン・ジョンソン絵、小学館)

本屋のうちそと

取次(日販)のネット環境が良くなって、やっと注文システムがインターネット環境になった。従来のアナログ回線での本の検索は遅いのなんの腹が立つほど待たされた。お客様には、後ほど検索してご連絡しますと申し上げるほど、じれったかった。
TS注文システムですらデジタル回線なのに、取次の注文回線がアナログだった。改善されて本の注文は早くなった。検索システムPC―NOCSもNOCS9000に替わり早くなった。雑誌書籍の予定表をインストールする時間も早くなり、便利になってきた。
販売伝票を作るには凄く便利で、快適に使用している。本屋の村のラクプロというソフトは、取次のデータをもらって、自店の予約台帳をそのまま使用。二、三日先までの伝票作成が簡単に出来てしまう。時間をかけて伝票書きしていたことを忘れてしまう。
書店の長年の願望はお客様にいかに早く商品を渡せるかだが、こちらはちっとも変わらない。注文のためのシステム選択肢は増えているのに、出版社でネット環境が出来ていなければ、注文は相変わらず電話かFAX。商品がないと表示されるのに、電話で確認すると在庫があったりする。
お客様に「ご注文の本が品切れです」と言った後、お客様から「版元に注文したら在庫があるって言ってましたよ」。お客さま用の在庫がある場合もあるが、書店に回さないで直販しようという意図もあるのかな。世の中は便利になったが、その分経費がかかって頭が痛いこと。 (とんぼ)

恩田陸『夜のピクニック』/書店人が選んだ本屋大賞

全国書店員が選んだいちばん売りたい本2005年本屋大賞に、恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)が選ばれ、5日夕、神楽坂の日本出版クラブで授賞式が行われた。大賞の恩田さんには副賞として図書カード10万円分が贈られた。
授賞式では本屋大賞実行委員会発起人の浜本茂氏(本の雑誌社)が「昨年の大賞受賞作『博士の愛した数式』は受賞前から10万部のベストセラーだったが、受賞後に30万部売り伸ばし40万部になった。近年の直木賞を凌駕する部数。選考は全国書店の投票で選び、最終の2次投票は昨年の94名から187名に倍増した。賞が本屋に幅広く浸透した結果だと思う。実行委員会は有志で組織されており、どこか冠スポンサーになってくれる社を探している。大賞受賞作はすばらしい作品。ぜひお読みいただきたい」とあいさつ。
来賓の筑摩書房・松田哲夫氏は「本屋さんが自分たちの売っている本を、これはいいよと薦めることができていなかった。よい本がたくさんあるのに気づかないまま消えていく。全国の本屋さんが読者の代表として薦めていけば面白い。書店店頭がますます賑やかになることを期待している」と熱いエールを送った。
ノミネート作品10点が紹介されたあと、三省堂内田剛氏が「本屋大賞は、これまで夢を語るだけだった書店員に希望を与えるもの。大賞だけでなく、既刊本の発掘部門もある。書店員の熱い思いを見ていただき、今まで以上に書店に足を運び、書店員と語らってほしい」と述べ、大賞受賞作を発表した。
受賞者の恩田氏は「小説家としていただく初めての賞が本屋大賞。ノミネートされた他の候補作も素晴らしいので、光栄に思っている。受賞したことで責任を感じている。10年先も大賞作家としてスタンダードに残っていられるよう、頑張って作品を書いていく」と受賞の喜びを語った。
本屋大賞には全国493名の書店員がエントリー。一昨年12月から昨年11月末までに刊行された日本の小説の中から、231書店269名の書店員がベスト3を投票し、上位10作品をノミネート。二次投票には187人が投票した。

〔ノミネート作品〕
恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)、荻原浩『明日の記憶』(光文社)、梨木香歩『家守綺譚』(新潮社)、絲山秋子『袋小路の男』(講談社)、伊坂幸太郎『チルドレン』(講談社)、角田光代『対岸の彼女』(文藝春秋)、雫井脩介『犯人に告ぐ』(双葉社)、飯嶋和一『黄金旅風』(小学館)、三浦しをん『私が語りはじめた彼は』(新潮社)、市川拓司『そのときは彼によろしく』(小学館)

話題の本

■『インターネット持仏堂』本願寺出版社から『いきなりはじめる浄土真宗インターネット持仏堂』(新書判上下、定価各税込み777円)が出版された。
神戸女学院大学教授でフランス現代思想を研究する内田樹氏と、浄土真宗本願寺派如来寺住職・釈徹宗氏の2人がホームページ上で交わした宗教討論を、往復書簡のスタイルでまとめた。浄土真宗だけでなくキリスト教や原始仏教、神道にも幅広く触れ、宗教とは何か、宗教に向かう人間の心性を現代人に結び付けて平易な話し言葉で問いかける。同社では「2人の自由闊達な筆致は西本願寺の刊行物としては異色ながら、浄土真宗の概念が巧みにまとめられている」という。
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