キャンペーン
世界本の日 サン・ジョルディの日
書店専用ページ
インフォメーション
リンク
全国書店新聞アーカイブ
全国書店新聞
平成17年7月1日号
隣接する新古書売場に疑問の声/ワンダーグー佐賀店

6月にオープンした複合型書店ワンダーグー佐賀店について、佐賀組合岩永理事長が資料を提示して問題点を指摘した。同社はつくば市に本社を置き、関東を中心に全国139店舗を展開するチェーン店。資本金11億3509万円、2005年2月期の売上げは486億2300万円。佐賀店は書籍・雑誌の新刊のほか、新古書、CD、DVD、ゲーム、ホビー、化粧品を取り扱う。
岩永理事長が指摘したのは同じフロアで新刊、新古書が併売されている点。出席理事からも「周辺書店でコミック新刊の売行きが落ちる」「不正返品の懸念があるのではないか」「新刊のポイント2%は値引きではないか」などの声が上がった。
これを受けて丸岡会長は「出版社、取次に情報提供して注意を喚起していきたい」と、日書連の対応を説明した。
再販問題の対応については、6月21日に4カ月ぶりに業界4団体首脳が出席して「出版サロン会」が開かれたことを丸岡会長が報告した。この席で丸岡会長は日書連として読者サービス研究委員会を立ち上げ、読者サービスの観点からポイントカード問題を考えていくという日書連の考え方を説明したという。

景品規約の見直し/小売公取協で作業に着手

出版物小売業公正競争規約の見直し問題で、6月23日に開かれた小売公取協理事会は、①総付景品は7%を堅持していく、②期間制限は「年2回・60日以内」の日数拡大、③景品類に該当するトレーディングスタンプは低率に抑える――とする影山専務理事私案を軸に、検討を行った。
現行の出版物小売業公正競争規約は、前回平成14年7月に改訂された際、施行から3年以内に見直しを行うことが付則に明記されており、この期限が6月末。
理事会では、井門会長が日経の記事を紹介して「電子マネーが浸透し、エディとスイカを合わせたICカードは千八百万枚発行されている。ドラッグストアのマツモトキヨシは8月からポイントを付与。喫茶店のプロントはカード利用で値引きしている。こうした動きが始まると止めにくい。公正取引の基準を決めないとじわじわ浸透する。その点も踏まえて議論してほしい」と述べた。
改定案を説明した影山専務理事は、商店街で実施するトレーディングスタンプの提供について「30店あれば商店街と認められ、現状では7%まで可能となる。例外規定をはずして、低率のスタンプとして制限した方が得策ではないか」と述べた。
これに対し、理事会では「年間60日を超える日数は長すぎる」「1年中できることにならないか」など、現状維持を望む強い発言が出て、井門会長が「今日を議論のスタートとする」と、まとめた。

売上冊数で11%増/書協ネットフェア

書協が4月20日から2カ月間実施した「期間限定・謝恩価格本ネット販売フェア」の結果がまとまった。
第4回目の今回は80社が1118点を出品。前回と比べ社数、点数とも2割増。売上冊数は8150冊(前回比11・6%増)、売上金額756万6141円(同6・4%増)。冊数1位は小学館「アンパンマンのこれなあに」95冊。金額1位は講談社「ディズニーおはなしだいすき」90冊13万2300円。

大阪組合から新理事と常任委員

大阪府書店商業組合は6月11日の理事会で日書連理事1名と常任委員2名を追加選出した。
理事=戸和繁晴(大阪市北区・トーワブックス)
常任委員=矢嶌茂(堺市・向文堂書店)、藤田彰(羽曳野市・ブックプラザ)

常設12、特別4委員会/読者サービス委など新設/日書連

日書連は6月23日午前11時から書店会館で理事会を開き、新年度の委員会編成と正副委員長人事を了承した。常設委員会は総務・財務委員会を分離したほか、流通改善委員会から取引改善を分離して12委員会に、特別委員会は読者サービス研究委員会、書店経営実態調査委員会を新設して4委員会となった。
5月の日書連総会で萬田会長の辞任に伴い丸岡会長が誕生してから1カ月。各種委員会編成は6月14日に開かれた正副会長会議で検討されたあと、23日の日書連6月定例理事会に提案され可決された。
常設委員会のうち、総務委員会と財務委員会は総務・財務委員会を分離。総務委員会は丸岡会長が委員長となり、財務委員会は井門副会長が担当することになった。流通委員会はサプライ・チェーン・マネジメントから、責任販売制、発売日、不公正取引、返品入帳と担当分野が拡大したため、流通改善委員会と取引改善委員会に分離して責任の明確化を図った。
また、特別委員会で「読者サービス研究委員会」は低率のポイントカードも含めて、読者サービス全般を研究していくことになり、委員長に井門副会長が就任した。
もう1つの新設委員会、「書店経営実態調査委員会」は、書店の現状把握のため実施することになっているアンケート調査の項目
作成と集計、分析、問題点の整理を専門に行う特別委員会。高須副会長を委員長、鈴木副会長を副委員長に面屋、鶴谷、小泉、井上の4委員で構成した。
委員長人事では、指導教育委員長に大橋副会長、広報委員長に山口理事(福岡)、取引改善委員長に下向理事(東京)、消費税問題委員長に面屋副会長がそれぞれ就任した。
このほか、日書連事務局長は大川専務理事が兼務。退任した萬田元会長は相談役に、白幡元専務理事は顧問になった。
関連団体人事では日書連共済会会長に丸岡会長。出版物小売業公取協は鈴木喜重、藤原直両氏が新たに副会長に就任、事務局長は日書連大川専務理事が兼任する。
新しい委員会体制の発足にあたって、丸岡会長は「書店の廃業が増えており、組織を維持する意味でも経営実態調査に基づき、問題点を把握したい。ポイントカード問題も総意を集め、景品規約の改正とともに早急に対応する。活字文化普及の取り組みも重要だ。副会長、委員長に仕事を分担してもらい、私は調整役になる。そういう方針で理事会を運営していきたい」と、当面の重点施策と運営方針を説明した。

店頭用ステッカー配布/個人情報保護法の対応策で/6月理事会

〔指導教育〕
4月1日から施行された個人情報保護法の関連について、大橋委員長は「客注伝票の住所、氏名も個人情報に該当する」として、お客様に理解を求めるステッカーを作成し各県組合を通じて書店に配布してもらいたいと呼びかけた。また、同法の解説を本紙に掲載する(4・5面)。
万引き対策では、地域、業界団体で結成する全国組織、NPO法人「全国万引犯罪防止機構」への加入を承認した。
〔情報化推進〕
東京国際ブックフェアの初日に当たる7月7日、東京ビッグサイトで「情報化推進・デジタルコンテンツ研修会」を開催する。各県の情報化推進委員長を対象に、国立情報学研究所・高野教授の基調講演のほか、ジャパンナレッジ、シグマブック、デジタル・ポプラディア、ほんつな、日書連マークのデモと情報交換が行われる。
日書連マークの普及では青森組合鶴谷理事長から「支部を中心に研修会が3巡目に入っており、情報BOXの納入が24校。今年中に50校に届く。青森市で開かれる北日本図書館研修会で日書連マークのデモを行う」と報告があった。
〔スタートアップ〕
日本出版インフラセンターの定時総会が6月22日に開かれ、日書連から理事に井門副会長、運営委員会副委員長に志賀副会長が再任されたと報告があった。
〔組織強化〕
書店経営実態を把握するためのアンケート調査の実施は特別委員会を設置して進めていくことになったが、鈴木委員長は「集計結果の分析をもとに、加入メリットの研究を進めていきたい」とした。
〔流通改善〕
雑誌発売日は全国同時発売を目指し、①3日目地区の北海道、九州を2日目に繰り上げる、②沖縄は週刊誌の空輸を実現するなど日書連の要望5項目をまとめた。また、出版社が雑誌を読者に直送する場合は店頭発売に合わせた送付を求めていく。
雑誌付録、L表示、ムック過剰送本などの問題は取協雑誌研究委員会と7月20日に意見交換を行う。
〔増売運動〕
「心にのこる子どもの本新刊セール」2005年秋の実施案が舩坂委員長から説明され、絵本、読物、あそびと学習、読み聞かせ絵本の4セットを販売目標1980セット、1億3900万円とするとした。各セットには同企画30周年記念の絵葉書セット(6種各20枚)のほか、「第4土曜日はこどもの本の日」店頭のぼりを配布する。
日書連の増売企画、鈴木健二著『読書が日本人を救う』(グラフ社)の申込み状況は6月20日現在で258店、3305冊。
〔読書推進〕
文部科学省の主催する平成17年「絵本ワールド」は、7月16日(土)~18日(月)、金沢市文化ホールで開かれるのを皮切りに、来年3月の仙台まで全国12カ所で開催を予定している。
第4土曜日はこどもの本の日春のキャンペーンを展開している秋田組合では7月2日秋田市、3日横手市で絵本作家とよたかずひこ氏を招いた読み聞かせイベントを行うが、この催しにフルートとピアノ奏者も招きミニ・コンサートを同時開催する。
〔消費税〕
面屋委員長が消費税導入時、5%税率上げの各時期における出版業界の取り組みを紹介し、当面とれる行動を考えていきたいと委員会の方針を説明した。
〔共済会運営〕
日書連共済会地区委員長会議を今年は9月21日午後4時半から文京区のガーデンパレスで開催する。木野村委員長は3年連続で単年度赤字の現状を指摘し、会員増強の協力を求めた。

共済会給付

(17・5・25~17・6・22)▼病気傷害豊島区千早2―13―11我楽多文庫惣中俊第殿
高岡市御馬出町80高岡清文堂書店清水三郎殿
3口
京都市伏見区淀本町173―24淀書房植村竜二殿
三養基郡中原町古賀有岡書店有岡幸俊殿
▼死亡弔慰新宿区早稲田鶴巻町442実業堂井口孟殿
豊橋市呉服町40豊川堂高須元治殿5口
和歌山市元寺町1―69帯伊書店高市績殿3口
御坊市薗207―13いろは書房武田初三殿2口
神戸市長田区長田町2―3―6アイヨ堂書店桑山俊三殿7口
藤津郡太良町多良山下文具店山下隆志殿
亘理郡山本町坂元字館下73引地書店引地晃一殿
▼雪害(倉庫)黒石市大字横町7祖父尼書店祖父尼賢一殿1口5万円
▼地震福岡市中央区天神2―9―110福岡金文堂本店山本太一郎殿2口9万6千円
前原市神在1385―5福岡金文堂前原店山本太一郎殿2口6万円
▼その他被災(自動車飛び込み)石巻市相野谷字飯野川町33かほく書店小関眞助殿3口3万円
同(盗難による建物破損)加須市多門寺82一清堂加須店清宮英晶殿5口5万円
同(日除けテント破損)西東京市東町2―16―22
多摩書店利根英雄殿1口1万円

第51回青少年読書感想文コンクール課題図書

〔小学校低学年の部〕
『ないた』中川ひろたか作・長新太絵、金の星社、『バスをおりたら…』小泉るみ子作・絵、ポプラ社、『ひ・み・つ』たばたせいいち作、童心社、『アリからみると』桑原隆一文、栗林慧写真

〔小学校中学年の部〕
『かげまる』矢部美智代作・狩野富貴子絵、毎日新聞社、『いえでででんしゃはこしょうちゅう』あさのあつこ作・佐藤真紀子絵、新日本出版社、『犬ぞりの少年』J・R・ガーディナー作、かみやしん絵、文研出版、『スズメの大研究』国松俊英文・関口シュン絵、PHP研究所

〔小学校高学年の部〕
『歩きだす夏』今井恭子作・岡本順絵、学習研究社、『空のてっぺん銀色の風』ひろはたえりこ作・せきねゆき絵、小峰書店、『ぼくらはみんな生きている』佐々木洋文・写真、『アレクセイと泉のはなし』本橋成一文・写真、アリス館

〔中学校の部〕
『秘密の道をぬけて』ロニー・ショッター著・中村悦子絵、あすなろ書房、『魔の海に炎たつ』岡崎ひでたか作・小林豊画、くもん出版、『甦れ、ブッポウソウ』中村浩志著、山と渓谷社

〔高等学校の部〕
『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩著、角川書店、『天国の五人』ミッチ・アルボム著、NHK出版、『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ望まれる国際協力の形』山本敏晴著、白水社

2ヵ月連続で前年割れ/コミックのみ好調を維持/日販調べ

日販経営相談センター調べの5月期書店売上げは平均98・7%で、4月の98・0%を若干上回ったものの2カ月連続で前年割れとなった。
ジャンル別で前年を上回ったのはコミックの5・0%増だけで、先月の3ジャンルを下回った。規模別では各クラスで揃って前年割れ。40坪以下、41~80坪は8カ月連続の前年割れが続いている。
コミックは5カ月連続の前年クリア。「フルーツバスケット」(白泉社)の新作、CLAMPの「ツバサ」「×××HOLIC」 (講談社)が好調。
文芸書は90・0%で前年を大きく下回り、5カ月連続の前年割れ。「世界の中心で、愛をさけぶ」がヒットしていた前年の反動を受けた。
5月の客単価は平均101・9%の1085・6円。

白幡元専務理事「囲む会」に45名

5月の総会で日書連専務理事を退任した白幡義博氏を囲む会が6月17日夕、神楽坂の日本出版クラブ会館で開かれ、日書連、書協、雑協、取協など各団体事務局を中心に45名が出席。42年に及ぶ勤続に感謝と御礼の言葉を贈った。

ISBN国際分担金700万円を確保/JPO

日本出版インフラセンター(JPО)は6月22日、東京・神楽坂の日本出版会館で定時総会を開催。その後、定例記者会見を開き、平成17年度も経済産業省の電子タグ実証実験事業の公募に応募することや、役員改選期にあたり相賀昌宏代表幹事をはじめ全役員を再選したことを発表した。
ICタグについては、ICタグ研究委員会の装着ワーキンググループに新たにコミック製作部会を設置、今後この部会を中心に装着方法などの検討作業を進めることが報告された。また、経済産業省が中心になって進めている、1個5円の電子タグ実現を図る「響プロジェクト」との意見交換の交渉窓口も担当する。
ISBNコードについては、07年からの13桁化、web上のデジタルコンテンツに対する付与基準、国際分担金の負担願いについて、登録出版社・者に文書を送付したと報告があった。ISBNコードはこれまでドイツ連邦共和国国立図書館とプロイセン財団の費用全額拠出で運営してきたが、今年度から本部がイギリスに移転。これに伴い、各国機関は年会費を支払わねばならなくなった。日本に割り当てられた年会費は2年間に限り1万8千ユーロ(日本円で約250万円)。「今日まで700万円の入金があった。3年分の原資は確保できた」との見通しが示された。

新理事長に大澤孝輝氏選出/群馬総会

群馬県書店商業組合は5月24日、前橋問屋センター会館に於いて第18回通常総会を開き組合員55名(委任状を含む)が出席した。総会は石坂理事(事務局)の進行で始まり、高塚副理事長を議長に議案審議に入り、平成16年度事業報告・決算報告、17年度事業計画案・予算案などを原案通り承認可決した。
続いて高橋前理事長の辞任に伴う新理事長及び新理事の補選に入り全員一致で新理事長に大澤孝輝氏(天華堂書店)、新理事に小林卓郎氏(煥乎堂)を選出した。大澤氏は大変厳しい環境ではあるが故高橋徹氏及び高橋元理前理事長には大変お世話になり恩返しのつもりで理事長を引き受けるとの挨拶を行った。議事終了後、中小企業団体中央会の石井暁振興課主事より祝辞をいただき閉会した。
(竹内靖博広報委員)

日書連長尾情報化専門委員招き研修会/山形組合

山形県書店商業組合は6月16日午後1時半から山形市ウェルサンピアで、㈱教育システム・長尾幸彦氏(日書連情報化推進委員会専門委員)を講師に迎え「学校図書館システム研修会」を開催した。
4回目の開催となるが、今回は対象を学校の先生まで広げ、各教育委員会へのダイレクトメール、組合員の学校訪問、組合ホームページへのアップ等で「日書連マーク」と「図書館システム」の啓蒙を図った。参加者は学校関係者11名・書店組合員26名と過去最大の参加者となった。
研修会は2部構成。1部は「情報ボックス」の活用やバーコード書誌登録のやり方を先生方に実際にパソコンを使ってやっていただいた。2部は組合員のみで、県内の実際の「図書館システム」の活用報告、促進方法、図書装備のやり方、納入の仕方などの研修を行った。新聞社等のマスコミ取材も入り、「学校図書館の情報化」への県民の関心を感じた研修会だった。(五十嵐靖彦広報委員)

支払いサイト90日に/延長要請の決議文採択/青森総会

青森県書店商業組合は5月19日、青森市・アラスカ会館で通常総会を開き、書籍の仕入代金の支払いサイトを書籍の平均売上回転率である年4回転に整合する平均90日(3ヵ月)に延長するよう要請する決議文を採択した。
この決議文は、小売業の仕入れ価格と販売価格は一般的に①売上回転率の高い商品はマージンを小さく、低い商品はマージンを大きくする②支払いサイトの長い商品はマージンを小さく、短い商品はマージンを大きくする③買取商品はマージンを大きく、委託商品はマージンを小さくする④マージンが変わらない場合は商品の売上回転日数に合わせて支払いサイトを決める――が、現在行われている書籍の販売価格・正味価格・支払い条件はこの法則に則っていないため、書店のキャッシュフローが悪化する大きな原因となっているとして、支払いサイトを90日に延長するよう求めている。
総会であいさつした鶴谷禄郎理事長は「平成17年度は組合員にすぐ還元できるような組合員の役に立つ事業を行う。不景気の時代の書店をどういうふうにもっていくか、取引条件の洗い直しを行いたい」と意気込みを語った。
また、万引き防止キャンペーンを6月1日から8月31日までの3ヵ月間、組合加盟全書店で実施することを決めた。2種類のポスターを店内に掲示、声かけなどの対応を行い、万引きは犯罪であること、場合によっては損害賠償請求を行うことなどを訴える。このほか平成17年度は青森県書店共同化機構の研究、設立に取り組み、組合事業では制約のある部分を乗り越え、書店協業化を目指す。
(黒滝恭一広報委員)

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・八巻聡子

◇2歳から/『ここよここよ』やぶうちまさゆき=絵/かんざわとしこ=文/福音館書店571円2003・1

どこにいるの?という問いかけに「ここよここよ」と愛らしい動物の赤ちゃんが次々とおかあさんのおなかから、背中から、顔をのぞかせる。思わず撫ぜたくなる、細密なのに暖かい絵はみるほどに魅せられる。「ここにいたね」と幼い子どもと一緒にゆっくりとページをめくりたい。

◇4歳から/『ひな』瀬川康男=作/童心社900円2004・10

ちいさなこいぬのひなには世界がみな新しい。好奇心と愛情をストレートにあらわすひな。それをすべて受け入れる少女。親と子、人と人、理屈や知識を脱いでみるとこういうこと。人をおもうってこういうこと。生きるってこういうこと。

◇小学校低学年向き/『うしとトッケビ』ハン・ビョンホ=絵/イ・サン=文/アートン1500円2005・3

トッケビとは韓国の妖怪。まきうりのトルセはある雪の日にやせ細って傷ついたトッケビに出会う。「暖かくなるまで牛のおなかに住まわせて」という頼みを迷いつつ聞き入れてやることに。さて、約束のふた月がたつが…。力強く美しい絵の中に漂うユーモアに子どもたちもクスリ。

図書館研修会に24名/福岡北九州支部

福岡組合北九州支部は6月10日、トーハン北九州支店で「図書館研修会」を開き、24名が参加した。
組合員の学校図書館への取り組みを強化するために開いたもので、中尾隆一氏(日書連情報化推進委員会専門委員)ら指導員4名を中心に、日書連МARC利用法のノウハウや、トーハン「本の探検隊」のデモと実習、FJナノについての協議・質問などが行われた。

個人情報保護法について/日本書店商業組合連合会

高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大したため、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益の保護を目的に個人情報保護法が制定されました。この法律は事業活動の為に5000人分を超える個人情報を持つ企業や団体(個人情報取扱事業者)を対象に、個人情報の取り扱いに関する必要最小限のルールを定めたもので、事業者は①利用目的を出来る限り特定する、②不公正な手段で入手しない、③本人に対し利用目的の明示や公表を行う、④情報漏洩の防止、⑤本人の同意なしに第三者に提供しない等のルールを守らなければなりません。平成17年4月1日の施行以降、個人情報を入手した時には利用目的の通知が必要となり、内容に間違いがあれば訂正、不正があれば利用停止や消去しなければならなくなりました。義務に違反すると「助言」「勧告」「命令」等の措置が取られ、この命令に従わなければ「6カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」となります。


〔Ⅰ個人情報保護方針(プライバシーポリシー)〕

日本書店商業組合連合会は個人情報保護の重要性を認識し、以下の方針に基づき個人情報の保護に努め、組合員に対し積極的に啓蒙活動を行う。
1個人情報の取得について
個人情報を取得する場合は利用目的を提示した上で適法かつ公正な手段によって個人情報を取得します。
2個人情報の利用について
取得の際に示した利用目的の範囲内の個人情報を利用します。
3個人情報の第三者提供について
事前に本人の同意を得ている場合や、法令に定める場合を除き個人情報を第三者に開示・提供しません。
4個人情報の管理について
個人情報を最新かつ正確な状態に保ち、かつ安全に管理します。
5個人情報の開示・訂正・利用停止・消去について
本人が自己の個人情報について、開示・訂正・利用停止・消去等の請求がある場合には速やかに対応します。
6組織・体制について
個人情報保護については指導教育委員会が担当し、適正な個人情報の取扱いを組合員に周知・徹底します。
7個人情報保護体制の維持・改善
個人情報を取り扱うに当たり個人情報に関する法令を遵守し、かつ、この基本方針を継続的に見直し、改善に努めます。


〔Ⅱ個人情報取扱事業者の法規制一覧と条文の内容・語彙〕

A語彙
〔個人情報〕
生存する個人に関する情報(識別可能情報)で氏名・生年月日その他の記述によって特定の個人を識別できるもの(個人を特定しえる一切の情報)
(例)氏名生年月日住所自宅や携帯の電話番号FAX番号メールアドレス(一部呼べないものもあるが実務上は個人情報として取り扱うべき)未婚・既婚の別子の有無職業勤務先とその住所・所属課名会社電話及びFAX番号社員番号パスポート番号銀行の口座番号クレジットカード番号個人の住所録防犯カメラに写った個人を特定できる映像
又以下の個人に係わる部分(客注伝票定期予約注文票定期予約台帳定期購読申込書取引先名簿台帳各種契約書支払伝票請求書や社員・パート・アルバイトの給与明細書・健康診断書・履歴書)等
〔個人データ〕
個人情報データベース等を構成する個人情報。個人情報をデータベース化し、容易に検索する事ができるよう体系的に構成したものを「個人情報データベース等」と呼び、これを構成する個々の個人情報のことを「個人データ」と言う。
(例)PCで管理している顧客名簿・取引先名簿自社の社員名整理された名刺メールソフトのアドレス帳等
(個人データとならない例)整理されていないアンケートハガキや名刺市販のCD―ROM電話帳等
〔個人情報取扱事業者〕
個人情報データベース等を事業の用に供している者
〔保有個人データ〕
個人情報取扱事業者が開示、訂正等の権限を有する個人データで6カ月以内に消去する事となるもの以外のもの

B法規制一覧
(図1参照)

C個人情報取扱事業者の義務と責任
1利用目的の特定(第15条)
個人情報を取り扱うに当たり、その利用目的を出来る限り限定する。
2利用目的の制限(第16条)
あらかじめ本人の同意を得ないで必要な範囲を超えて個人情報を取り扱ってはならない。
3適正な取得(第17条)
不正な手段で個人情報を取得してはならない。
4利用目的の通知(第18条)
個人情報の取得に際しては利用目的を本人に通知しなければならない。
5正確性の確保(第19条)
データは正確かつ最新の内容を保つよう努める。
A従業員の監督(第21条)
B委託先の監督(第22条)
6安全管理(第20条)
安全管理のため必要な措置を講じる事
7第三者提供の制限(第23条)
本人の同意を得ず第三者に個人データを提供してはならない。
8開示(第25条)
開示を求められた時は遅滞なく開示しなければならない。
9訂正(第26条)
訂正、追加、削除を求められた時は、必要な調査を行い内容の訂正等を行なわなければならない。
10利用停止(第27条)
本人より当該保有個人データの利用の停止又は消去を求められた場合、必要な限度で遅滞なく利用停止等を行わなければならない。
11苦情の処理(第31条)
個人情報取扱事業者は苦情の適切かつ迅速な処理に努めなければならない。
12罰則
(第56条)命令に違反した場合6カ月の懲役または30万円の罰金。
(第57条)不報告または虚偽の報告30万円以下の罰金。


〔Ⅲ書店の対応策〕

1個人情報の利用目的を特定し、その目的の達成に必要な範囲内で、適正な方法で収集する。必要性の低い個人情報は取得しない。
2個人情報を提供いただく際は、その利用目的を本人に「明示」する。
3利用の済んだ個人情報及びデータベースは、速やかに廃棄して下さい。
4個人情報を廃棄する際は、情報内容が識別出来ないよう、シュレッダー、焼却、破壊などを行って下さい。(データは消去した上で廃棄して下さい)
5必要な場合を除き個人情報をデータベース化しないで下さい。
66カ月を超えて保有・利用するデータベースは、定期的に見直して情報内容を更新あるいは不要部分を削除し、又新たな情報の追加は要・不要を充分検討した上で行って下さい。
7個人情報を含むデータ等については施錠できる保管場所を決めて、破棄まで安全に保管して下さい。
8第三者(名簿業者等)へ、情報を提供したり、開示は行わないで下さい。
9情報の授受、保管、廃棄を外部に委託する場合は必ず委託契約書を締結し、その中に授受、保管、廃棄のルールを盛り込み委託先における個人情報の管理体制を厳正にして下さい。
10従業員・パート・アルバイトの方にも個人情報の留意点を徹底して下さい。
11社内において個人情報の担当者を決めて下さい。
12個人情報の改ざん、漏洩、不正な進入などを防止する為の合理的な諸施策を講じて下さい。
13個人情報の保護のために必要な措置を継続的に見直し、その改善に努めて下さい。


〔Ⅳ客注スリップの対応について〕

出版業界はスリップ等によりお客様の情報を共同で利用しています。書店で起票されたスリップは取次、出版社に流れ、スリップに書かれた氏名・電話番号等の個人情報を取次や出版社の担当者も知る事となります。お客様に不信感をもたれない様充分な対応をお願い致します。(関連条文法第23条)
〔法第23条第4項第3号〕
個人データを特定の者との間で共同で利用する場合は、その旨並びに共同して利用される個人データの項目、共同で利用する範囲、利用する者の利用目的及び当該個人データの管理について責任を有する者の氏名又は名称について、あらかじめ「本人に通知し、又は本人が容易に知り得る状態に置く事」とあります。
①共同利用行為については、これに対応する為に日本書店商業組合連合会は『シール』を作成しました。これをレジカウンターや注文受付所で貼付してお客様にご理解をいただくようお願い致します。
②シールの文面は『お客様の住所・氏名などの個人情報はご注文品の出版社・取次会社への手配、入荷のご連絡及び新刊書籍・定期購読雑誌のご案内をするために利用させていただきます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。日本書店商業組合連合会加盟店』です。
③客注スリップの取扱いは充分な管理を行い、お客様のご注文で知り得た個人情報は他の目的(他の商品のダイレクトメール等)に使用しないで下さい。又自店の販売促進に活用する場合は充分な配慮をして下さい。
④お客様のご注文で知り得た個人情報を第三者に提供しないで下さい。
⑤お客様にご注文頂いた書籍を渡し終わった注文スリップは破棄して下さい。


〔Ⅴ罰則〕

罰則は以下の手順となります。(図2参照・4頁右下)
個人情報保護法に違反し、加罰になりますとお店の信用がなくなったり、場合によりお客様より損害賠償を要求される事があります。ご注意下さい。


〔ⅥQ&A〕

Q1住所だけでも個人情報になりますか?
A1住所単独では個人情報とはなりません。但し氏名その他の情報と容易に照合でき、それによって特定の個人を識別できれば、その情報と併せて全体として個人情報となるため、ケースバイケースでの判断が必要です。

Q2個人情報データベース等を「事業の用に供している」とはどのような範囲範をいいますか?
A2「事業の用に供している」とは一定の目的のもとに反復継続し、社会的に事業として認められる情況にあるものをいうのであって、日常生活で利用する場合や他人が一般的に提供するサービスを単に利用する場合は、事業の用に供していることにはなりません。

Q3企業間取引の場合に相手方企業の担当者の名前を管理していますが、これも個人情報となり、法の適用を受けますか?
A3個人情報となり、法の適用を受けます。

Q4著者名、書名の書誌情報は、個人情報になりますか。またホームページ上に著者略歴を紹介する場合はどうですか?
A4個人情報になります。出版社が著者名、書名等を個人情報データベース等(出版目録を含む)にしている場合、およびその個人情報を第三者に提供している場合は、法の適用を受けます。又著者略歴を紹介する場合も同様です。ただし、実際には利用目的が著者にも明らかですので「みなし同意」として取り扱う事が可能です。

Q5利用する個人情報データベースにある個人の数が5,000人を超えなければ、法律を守らなくてもよいですか?
A5そのとおりですが、5,000人を超えなくても個人情報の保護は重要である為、法第3条の基本理念に基づき、事業者において自主的に保護対策に取り組む必要があります。

Q6個人情報の「利用」とは何をいいますか?
A6特に定義はありませんが、個人情報を利用しなくても、保管しているだけでも「利用」にあたります。

Q7法施行前に収集した個人情報はどのような取扱いになりますか?
A7既に蓄積されている膨大な個人情報については、法付則の2条、3条に基づき、本人の同意があったものとみなすとされています。これを「みなし同意」といいます。

Q8本人の同意を取得する方法はどのようなものがありますか?
A8同意を得る方法としてはオプトイン方式とオプトアウト方式があります。オプトイン方式とは、たとえばDMを送付する際に、ユーザーにその旨を事前に通知し、許諾を得る方法です。オプトアウト方式はまずユーザーにDMを送付して、送付を希望しない意思表示があったユーザーへの送付を停止するやりかたです。法の精神からいえばオプトイン方式が望ましいですが、現実問題としてオプトアウト方式を採らざるを得ないかと思われます。

Q9商品配達のために住所や電話番号を聞くのは?
A9商品配達など利用目的が明らかな場合はその都度通知を公表する必要はありません。但し、あくまで依頼された商品を一回限りの情報として得たものなので、それを別の目的に用いる場合は、個人情報取扱者である限り通知を公表する必要があります。

Q10名簿業者から購入した名簿をもとにDMを送付する事は?
A10名簿の購入に際しては、その合法性を確認する必要があります。その名簿が不法に入手されたものだと知りつつ購入し、利用した場合は「適正な取得」とは認められず、個人情報保護法に違反します。

Q11電話帳の情報から顧客データを作成したら?
A11電話帳は広く公開されている情報ですが、電話帳の記載に基づいてそれを整理し、新たにデータ化することは電話帳の作成とは別の新たな個人情報の取得行為になります。DMを送るだけでも個人情報保護法に違反します。

Q12DMを送ったら顧客に怒られた。
A12顧客情報を取得した時に、顧客情報の利用目的として「DMを送付する」「キャンペーンのお知らせをする」といったことを通知をするべきです。

Q13オンライン発注で注意すべきことは?
A13Web上では個人情報が洩れやすいため特に注意が必要です。
出版社のサイトによっては書店の発注が「お名前ヨミ」、「メモ」のみのサイトもあります。(例s-book net)

Q14個人情報を利用目的以外に使用したら?
A14個人情報は、取得時に特定した利用目的以外の目的には、利用出来ません。利用目的以外の目的に利用したら、罰則の対象になります。変更前の利用目的と関連性がある範囲で利用目的を変更する場合は、本人に変更後の利用目的を「通知又は公表」する必要があります。経済産業省ガイドラインは、利用目的に関連性があるケースとして「新商品情報をメールで送るとしていた利用目的に郵便で追加する事は許容される」という一例しか示していません。

Q15防犯カメラに記録された情報やATMの映像情報は個人情報になりますか?
A15なります。生存する特定の個人を識別できる情報だから個人情報になります。

Q16アンケートの住所欄が空白になっていたので電話で確かめる時注意すべきことは?
A16電話口に出てきた人を確認し、本人である時のみ確かめる事が可能です。

Q17社員の役職は個人情報になりますか?
A17特定する場合は個人情報になります。

Q18採用の際、家族構成の記入欄があり、そこに記入する義務がありますか?
A18義務はありません。但し保険や給与手当は別です。

Q19本人確認の際に提示された運転免許証の情報を収集して利用してもよいですか?
A19ダメです。運転免許証には本籍等確認に必要のない情報も表記されていますから慎重な扱いが必要です。

Q20個人情報のデータファイル(フロッピー)が盗まれた場合、どのような責任が問われますか?
A20主務官庁に報告して下さい。是正命令を受けて改善策を考える事になります。

Q21採用する学生の身辺調査はどこまで許されるべきですか?
A21自主申告の範囲を越えないようにすべきです。

Q22従業員には個人情報についてどのように監督指導したらよいでしょうか?
A22従業員に徹底を図り、この法律の基本構造を知らせて下さい。

Q23法律の義務に違反しただけですぐ罰せられるのですか?
A23主務大臣がまず勧告します。罰則が課せられるのはその後の事。勧告に従わない場合違反をやめるよう命令がきます。命令に従わなかった場合現場の担当者(管理者)と個人情報取扱事業者が罰せられます。

『頭がいい人、悪い人の話し方』/05年上半期ベストセラー

トーハン、日販は2005年上半期ベストセラーを発表した。総合上位20位は以下の通りだか、1位『頭がいい人、悪い人の話し方』、2位『香峯子抄』は同順位。3位はトーハン『もっと、生きたい…』、日販『これだけは知っておきたい個人情報保護』。集計期間04年12月~05年5月。
〔トーハン調べ〕
①『頭がいい人、悪い人の話し方』PHP研究所、②『香峯子抄』主婦の友社、③『もっと、生きたい…』スターツ出版、④『これだけは知っておきたい個人情報保護』日本経済新聞社、⑤『問題な日本語』大修館書店、⑥『ワルの知恵本』河出書房新社、⑦『かいけつゾロリたべられる!』ポプラ社、⑧『神秘の法』幸福の科学出版、⑨『ダ・ヴィンチ・コード(上下)』角川書店、⑩『ダーリンの頭ン中』メディアファクトリー、⑪『電車男』新潮社、⑫『祝ケータイかいツー!たまごっちプラスわくわく育て方ガイド』講談社、⑬『真・三國無双4コンプリートガイド(上下)』コーエー、⑭『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』光文社、⑮『いま、会いにゆきます』小学館、⑯『ダレン・シャン(12)運命の息子』小学館、⑰『キッパリ』幻冬舎、⑱『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル・計算ドリル』くもん出版、⑲『グッドラック』ポプラ社、⑳『祝ケータイかいツー!たまごっちプラスとあそぶ本』エンターブレイン
〔日販調べ〕
①『頭がいい人、悪い人の話し方』PHP研究所、②『香峯子抄』主婦の友社、③『これだけは知っておきたい個人情報保護』日本経済新聞社、④『もっと、生きたい…』スターツ出版、⑤『問題な日本語』大修館書店、⑥『ダ・ヴィンチ・コード(上下)』角川書店、⑦『ワルの知恵本』河出書房新社、⑧『神秘の法』幸福の科学出版、⑨『かいけつゾロリたべられる!』ポプラ社、⑩『ダーリンの頭ン中英語と数学』メディアファクトリー、⑪『SWITCH(23―2)スラムダンク、あれから10日後』、⑫『電車男』新潮社、⑬『真・三國無双4コンプリートガイド(上下)』コーエー、⑭『ハウルの動く城』徳間書店、⑮『魔法使いハウルと火の悪魔』徳間書店、⑯『半島を出よ(上下)』幻冬舎、⑰『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』光文社、⑱『ダレン・シャン(12)』小学館、⑲『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル・計算ドリル』くもん出版、⑳『いま、会いにゆきます』小学館

ベネッセ147億円で首位/05年版出版関係法人申告所得

「週刊ダイヤモンド」は別冊7月1日号で2005年版法人申告所得ランキングを発表した。これによると、2004年1月から12月に決算を迎えた法人のうち、年間4千万円以上の課税所得を申告した企業の数は前年比4・5%増の7万5314社、申告所得総額は同13・4%増の36兆703億円。3年ぶりに社数、所得金額合計ともに前年度を上回り、経済成長率の堅調な数値を裏付ける結果となった。
表1は出版社の申告所得上位40社をランキングしたもの。1位はベネッセ・コーポレーションで147億3500万円(前年比48・1%増、総合順位248位)。以下、2位ぎょうせい117億4500万円(231・2%増、310位)、3位新日本法規出版73億2700万円(0・3%増、544位)、4位集英社72億9400万円(6・7%減、546位)、5位小学館64億2800万円(212・0%増、621位)。
申告所得10億円を超えた出版社は28社。上位40社の中で100%を超える伸びを示したのは、アシェット婦人画報社1480・9%増、ぎょうせい231・2%増、小学館212・0%増、三笠書房202・0%増など7社。一方、前年比マイナスとなったのは宝島社36・2%減、白泉社29・2%減、幻冬舎26・8%減など7社だった。
表2は書店の申告所得トップ10。1位はジュンク堂書店で7億4100万円(13・5%増)、次いで宮脇書店5億4300万円(8・1%増)、あおい書店4億4900万円(235・7%増)だった。
取次の上位3社は、①日販78億9300万円(56・2%増)、②トーハン76億4100万円(15・9%減)、③図書館流通センター15億4100万円(15・8%減)。

津村記久生、川本晶子両氏が受賞/太宰治賞

筑摩書房と三鷹市が共催する第21回太宰治賞は、津村記久生氏「マンイーター」、川本晶子氏「刺繍」に決定し、6月15日午後6時から丸の内の東京會舘で贈呈式が行われた。
三鷹市の清原慶子市長は「ダブル受賞は今回が初めて。事実は小説よりも奇なりと言うが、2作とも事実は確かに小説の中にあると感じる実存ある作品だった。三鷹市が太宰治賞を続けているのは、文学の力、若い作家の力が私たちに誠実に生きる力を与えてくれるから。今後も応援をお願いする」とあいさつ。
筑摩書房・菊池明郎社長は「第16回太宰治賞受賞者の辻内智貴さんの『セイジ』が10万部近くまで売れている。日販のベストセラー発掘プロジェクトで選ばれたうちの1点で、書店・取次の現場の方が工夫して売ってくださったことが出版社としてうれしく、勇気づけられた。今日受賞の2人の作品を多くの読者に届けたい。ぜひ協力を」とあいさつした。
続いて柴田翔、小川洋子両氏が選考経過を報告し、受賞者に菊池社長から表彰状、清原市長から正賞の時計と副賞百万円が手渡された。

日書連各種委員会編成

◎委員長、○副委員長
〈常設委員会〉
◇総務委員会(総務全般、事業報告・計画、理事会運営、ブロック会運営)
◎丸岡義博(東京)、委員=鈴木喜重(千葉)志賀健一(北海道)高須博久(愛知)中山寿賀雄(長崎)西村俊男(新潟)
◇財務委員会(決算・予算全般)
◎井門照雄(愛媛)、委員=藤原直(宮城)面屋龍延(大阪)大橋信夫(東京)木野村祐助(岐阜)今井直樹(島根)
◇組織強化委員会(加入促進、加入メリットの研究、組合組織運営支援)
◎鈴木喜重(千葉)○鶴谷禄郎(青森)、委員=古澤隆(静岡)森井清城(石川)西本功(奈良)河合正行(福岡)田中隆次(宮崎)井上俊夫(神奈川)面屋龍延(大阪)冨永信(山口)岩永藤房(佐賀)
◇指導教育委員会(書店人の育成、出版倫理、調査活動、研修会、万引対策、出店対策)
◎大橋信夫(東京)○冨永信(山口)、委員=作田幸作(三重)安部悟(福井)田江泰彦(鳥取)本久善一(高知)長崎晴作(熊本)坂口洋右(鹿児島)長谷川正夫(埼玉)山本裕一(神奈川)小泉忠男(東京)藤田彰(大阪)
◇広報委員会(新聞の発行、名簿の発行、資料収集、日書連ホームページ)
◎山口尚之(福岡)○下向磐(東京)○小泉忠男(同)、委員=赤澤桂一郎(岩手)谷口正明(愛知)西川忠夫(滋賀)辻本和樹(京都)
◇流通改善委員会(客注迅速化、責任販売制、雑誌発売日)
◎藤原直(宮城)○長谷川義剛(神奈川)、委員=川井寛(秋田)大野豊治(茨城)大澤孝輝(群馬)西村俊男(新潟)赤羽好三(長野)谷口正明(愛知)中村晃造(京都)吉田達史(岡山)平野惣吉(徳島)山田親夫(沖縄)梅木秀孝(東京)戸和繁晴(大阪)伊澤崇(北海道)長崎晴作(熊本)
◇取引改善委員会(不公正取引、支払いサイト、返品入帳処理、雑誌付録)
◎下向磐(東京)○柴崎繁(同)、委員=鶴谷禄郎(青森)野澤恒雄(埼玉)斉藤行雄(静岡)宮井治夫(和歌山)冨永信(山口)岩永藤房(佐賀)山根金造(兵庫)
◇情報化推進委員会(情報化全般、「日書連マーク」、デジタルコンテンツビジネス)
◎志賀健一(北海道)○平野惣吉(徳島)、委員=田江泰彦(鳥取)大隈劭(大分)柴崎繁(東京)辻本和樹(京都)三上一充(兵庫)藤田彰(大阪)、専門委員=岩瀬且敏(東京)長尾幸彦(愛知)中尾隆一(福岡)川崎孝(長崎)
◇再販研究委員会(再販制度啓蒙宣伝、ポイントカード問題)
◎岡嶋成夫(東京)○中村晃造(京都)、委員=五十嵐太右衛門(山形)大橋信夫(東京)下向磐(東京)古澤隆(静岡)西村俊男(新潟)吉岡隆一郎(富山)水川雅生(広島)山口尚之(福岡)長崎晴作(熊本)堀護(神奈川)林茂夫(愛知)矢嶌茂(大阪)
◇読書推進委員会(第4土曜日、絵本ワールド、子どもの読書推進、ブックスタート、音楽CD)
◎高須博久(愛知)○今井直樹(島根)○舩坂良雄(東京)、委員=大野豊治(茨城)野澤恒雄(埼玉)青柳和人(山梨)宮井治夫(和歌山)本久善一(高知)大隈劭(大分)坂口洋右(鹿児島)戸和繁晴(大阪)
◇増売委員会(書店くじ、S・Jの日、文化講演会、児童書増売)
◎舩坂良雄(東京)○高須博久(愛知)○赤澤桂一郎(岩手)、委員=川井寛(秋田)杉山和雄(栃木)長谷川義剛(神奈川)作田幸久(三重)安部悟(福井)西本功(奈良)吉田達史(岡山)水川雅生(広島)平野惣吉(徳島)田中隆次(宮崎)山田親夫(沖縄)伊澤崇(北海道)
◇共同購買・福利厚生委員会(ポケッター、雑誌袋、保険、旅行)
◎中山寿賀雄(長崎)○村田正喜(千葉)、委員=五十嵐太右衛門(山形)山本裕一(神奈川)西川忠夫(滋賀)西尾文士(香川)岩永藤房(佐賀)林茂夫(愛知)
〈特別委員会〉
◇スタートアップ21委員会(アクションプランの具体化)
◎井門照雄(愛媛)、委員=鈴木喜重(千葉)藤原直(宮城)志賀健一(北海道)高須博久(愛知)中山寿賀雄(長崎)面屋龍延(大阪)大橋信夫(東京)木野村祐助(岐阜)西村俊男(新潟)今井直樹(島根)下向磐(東京)岡嶋成夫(東京)舩坂良雄(東京)山口尚之(福岡)柴崎繁(東京)
◇消費税問題委員会(端数処理、軽減税率、POSレジ対応)
◎面屋龍延(大阪)○井門照雄(愛媛)○藤原直(宮城)○柴崎繁(東京)、委員=鈴木喜重(千葉)志賀健一(北海道)高須博久(愛知)中山寿賀雄(長崎)大橋信夫(東京)赤澤桂一郎(岩手)大澤孝輝(群馬)下向磐(東京)斉藤行雄(静岡)木野村祐助(岐阜)西村俊男(新潟)森井清城(石川)三上一充(兵庫)今井直樹(島根)吉田達史(岡山)山口尚之(福岡)岡嶋成夫(東京)堀護(神奈川)矢嶌茂(大阪)
◇書店経営実態調査委員会(アンケート調査、集計結果の分析、問題点の絞り込み)
◎高須博久(愛知)○鈴木喜重(千葉)、委員=鶴谷禄郎(青森)面屋龍延(大阪)小泉忠男(東京)井上俊夫(神奈川)
◇読者サービス研究委員会(サービスの方法論)
◎井門照雄(愛媛)、委員=鈴木喜重(千葉)藤原直(宮城)志賀健一(北海道)高須博久(愛知)中山寿賀雄(長崎)面屋龍延(大阪)大橋信夫(東京)
◇日書連共済会運営委員会(加入促進、給付審議)
◎木野村祐助(岐阜)○伊澤崇(北海道)、委員=中山寿賀雄(長崎)鶴谷禄郎(青森)青柳和人(山梨)古澤隆(静岡)赤羽好三(長野)中村晃造(京都)西尾文士(香川)河合正行(福岡)村田正喜(千葉)山本裕一(神奈川)、会計=井門照雄(愛媛)鈴木喜重(千葉)、監事=井上俊夫(神奈川)山根金造(兵庫)

ふるさとネットワーク/四国ブロック編


〔香川〕
香川県のイメージアップを図るため、県ゆかりの方が首都圏で経営している飲食店、宿泊施設等を「さぬき大使館」として認定し、パンフレットなどを常備してもらうなど県の情報発信に協力してもらっている。
認定されると、縦20センチ、横30センチの本漆塗りの「盾」が授与され、店内か店外に掲示する。認定店では県観光地図、四国八十八箇所案内、かがわブランド(特産品カタログ)、映画ロケ地ガイドマップ、うどんマップ(県内讃岐うどんの店100店舗を紹介)、こんぴらまいりなどのパンフレットをもらうことができる。
現在、首都圏に20店舗、海外で韓国に2店舗ある。このうち東京・麻布十番にある「東京さぬき倶楽部」は香川県の企業・団体が東京での活動拠点、受験生が宿泊に利用し、首都圏在住者には香川の文化を体感してもらう場所として定評がある。写真は同倶楽部の認定盾。

〔徳島〕
人口約2200人、世帯約860戸。徳島県で一番小さい町、上勝町が注目を集めている。葉っぱを集め、料理を彩どる紅葉や柿葉など妻物として出荷する彩(いろどり)事業の高収益だ。
町は主力農産物だったミカンが1981年の大寒波で全滅に近い打撃を受けたのをきっかけに、86年から妻物を出荷、料亭やレストランでの研修を通じ市場が求める質を追求。今ではナンテン、ユズ、松、アジサイなどの葉のほか、梅、桃、桜の花物など計320種を用意し、季節ごとの出荷体制を整えた。「上勝には葉っぱをお札に変えるタヌキがおるんじゃ」。他の市町村から聞こえてくる揶揄には、妻物事業を成功させた上勝町への尊敬の念も込められている。
妻物事業に携わるのは高齢者で80歳を超えるおばあちゃんが孫とひ孫が住む家を建てた「彩御殿」まである。妻物事業は過疎と高齢化が進む日本の典型的な農山村に活気を取り戻した。(林健二広報委員)

〔愛媛〕
暗い話題の多い我が業界ですが、明るいニュースをひとつ。松山市・明屋書店(本店・専門書売場)に勤務の二宮悠加さん(ペンネーム・東海林透輝、写真右)が、講談社X文庫新人賞を受賞、見事!作家デビューを果たしました。6月6日発売・初版1万部の『ドラゴン刑事』は売れ行き順調のようです。
このニュースは6月7日定時総会前の理事会の席で明屋書店・安藤社長から発表され、たちまち話題に。理事からぜひ東海林さんを総会終了後の懇親会へ招きたいとの要望があり、急遽ご出席いただきました。会場では挨拶のあと、来賓へのサイン本贈呈、組合から東海林さんへ花束贈呈と、会場を盛り上げていただいた次第です。勤務のあと夜遅くまで執筆活動そしてマスコミの取材とずいぶん多忙の様子ですが、今後の活躍を心より祈念申し上げます。全国の本屋さん応援よろしくお願いいたします。(光永和史広報委員)

〔高知〕
土佐藩下級武士の次男として生まれた坂本龍馬は、欧米列強に脅かされていたわが国で維新への道を切り開いた幕末の英雄。勤皇・佐幕の対立抗争に明け暮れていた幕末、「日本は1つにまとまらなければ」という視点から、新しい時代を構想していたのが龍馬。薩長連合を成立させ、海軍と商社の機能を併せ持つ「海援隊」を組織し、世界情勢や貿易の必要性を唱えた。また、大政奉還、議会、外交、憲法、海軍拡張などの必要性を説いた日本近代化モデル案「船中八策」を提唱し、新政府の綱領に生かされた。1867(慶応3)年、京都の近江屋で暗殺される。享年33歳。
県立坂本龍馬記念館が高知市にある。常設展示室では龍馬の生涯を7つのステージに分けて紹介。また、龍馬や維新関係の図書を多数所蔵しており、自由に閲覧できる。手紙や血痕のある屏風など貴重な資料もある。開館時間は午前9時~午後5時。入館料は大人(18歳以上)400円、団体(20人以上)320円。高校生以下無料。


雑誌強化し売上拡大目指す/「クーリエ・ジャポン」創刊/講談社

講談社は6月15日午後5時半から東京・護国寺の本社で下期新企画発表会を行った。野間省伸副社長は「売上げは前年比5%減だが、売上げ率は改善している。雑誌部門強化を最大目標にコンテンツ強化と増売の提案を行っていく。2009年の創業百周年に向けて雑誌、書籍、コミック3部門で第2期3ヵ年計画を策定しており、業績回復の兆しが見えてきた。来年は縮小から拡大へと向かいたい」とあいさつした。
雑誌部門は「今春創刊した『グラマラス』が創刊号は目標値クリア、2号以降も他の雑誌より緩やかな落ち込みで、順調に推移している。分冊百科「日本の合戦」はやや苦戦している。上期は売上げは落ちたが、売上げ率は改善した」として、下期は効率性追求とともに売上拡大を図りたいとの方向性を示した。また、11月に地球サイズのニュースマガジン「クーリエ・ジャポン」を創刊すると発表した。月2回刊、A4変型判・オールカラー。
コミック部門は4%減だが、もともと低く設定していた計画値は2ポイント上回った。内訳はコミック誌8%減、コミックス2%増と明暗を分けた。実売率は3ポイント改善した。
書籍部門は前年並で、文庫・新書10%増、児童書・実用書9%増と好調。下期は上期低調だった文芸作品でヒットを出したいとの目標を示した。書籍の下期新企画は以下の通り。
◇『旬の地魚料理づくし』(全1巻)日本各地の魚介200種、地魚料理約500例を四季別に収録。魚種ごとに写真、分布、主産地、呼び名などを掲載し、魚や料理に関するうんちく、エピソードとともに魚料理の作り方を紹介。野村祐三著。AB判、296頁、予価2980円(税込)。10月20日発売予定。
◇『ティー&コーヒー大図鑑』(全1巻)カフェで多く提供されるコーヒー、紅茶、中国茶、日本茶、ハーブティー・薬膳茶、ジュース、ミネラルウォーターを網羅し、お茶を楽しむための新スイーツも収録。作り方の基本から応用まで紹介。健康情報や文化史のエピソードも収録。大阪あべの辻調理師専門学校著・監修。AB判、312頁、予価3800円(税込)。11月24日発売予定。
◇『実用介護事典』(全1巻)専門用語・医学知識などを50音順に配列・編集。大田仁史、三好春樹著・監修。菊判、本文704頁・口絵16頁、予価3990円(税込)。11月上旬発売予定。

3万点5万冊でこどもの本ブックフェア/トーハン

トーハンは6月上旬から7月にかけて福岡、熊本、京都、岡山の4会場で子どもの本と子どもを考える本3万点5万冊を集めて「2005こどもの本ブックフェア」を開催中。
今年は「ねぎぼうずのあさたろう」をメインキャラとしてポスター、チラシに起用。児童図書、保育・教育書、一般書をジャンル別に分類し展示即売している。企画コーナーでは実施校が2万校に迫る「朝の読書」の展示や、朝の読書に最適な学級文庫コーナーを設置。柳田邦男が大人にすすめる絵本、食育、戦後60年なども展開する。各会場と日程は以下。
▽福岡=エルガーラホール、6月8日~12日、▽熊本=興南会館、6月23日~26日、▽京都=京都市勧業館、7月24日~26日、▽岡山=コンベックス岡山、7月29日~31日

トーハン書店大学「店舗マネジメントセミナー」

7月13日午前10時からトーハン本社で開催。店長に必須の数値管理、マーチャンダイジング、社員・パート育成を学ぶ。全国書店共助会加入店1万円、非加入店2万円。

参考図書

◇『文化通信』2004年版縮刷版A4判484頁、定価本体1万8千円。検索に便利な目次は、月別、テーマ別に記事を分類。出版、新聞、広告、放送などの記事、調査・統計の資料として活用できる。
◇『出版年鑑2005年版』B5判・箱入り2分冊3550頁。定価3万1500円。出版ニュース社刊、第1巻は年間史・年表・出版概況、法規・規約、統計・資料、出版社名簿に2004年の「出版ニュース」主要記事約9百頁を収録。第2巻は2004年発行の書籍目録、電子書籍目録、オンデマンド出版物目録、索引で構成。本年版からCD―ROMはつかない。
◇『二玄社の五十年』書道・美術書と自動車関係を柱に創業50年を迎えた二玄社の社史。B5判上製箱入り328頁。梓会理事長、書協理事長としても活躍した渡邊隆男社長は昭和28年、24歳で二玄社を創立。『今日の書道』『書道講座』で出版社の地位を確立した。社名は老子「道徳経」の「玄之又玄」に由来する。兵庫県丹波の少年時代から白水社入社、二玄社創業、業界での活躍を振り返る渡邊社長の「二玄社の五十年」が出色。編年誌、自動車関係定期刊行図諸表紙、刊行図書総覧を付す。
◇『CQ出版50年史』アマチュア無線の専門誌「CQハム・ラジオ」発行からスタートしてエレクトロニクス、コンピュータ技術の専門出版社として事業展開する50年を振り返る。A4判84頁。創世期、成長期、発展期、成熟期、転換期、第二創世記の6章に分け各年の同社の歩み、出版物、業界動向をたどる。

人事

◇教文館
代表取締役会長宮原守男
代表取締役社長渡部満
常務取締役(キリスト教部・洋書部担当)臼井英夫
同(和書・ナルニア国担当)小橋琢己
取締役(洋書部長)沖種臣
同(総務部長)
大多和美恵子
同平岩美秀
同(日本キリスト教書販売社長)白川日出男
同(福音館書店相談役)
松井直
同(宣教協力協議会)
ヘイゼル・タヒューン
同(こぐま社社長)
佐藤英和
監査役(日本キリスト教書販売監査役)大岡正男
同(東京子ども図書館理事長)松岡亮子
*齋藤■哉取締役は退任

売上高1093億円/5年後1500億円目指す/大阪屋

大阪屋は6月27日、大阪市西区の本社で株主総会を開き、第58期利益処分案を承認した。
今期売上げは書籍609億6600万円(5・24%増)、雑誌470億5300万円(2・45%減)、その他13億2800万円(7・27%増)、合計1093億4700万円で1・81%の微増。
経費面では売上げ伸長の中、返品減少に努め、返品率は前期を0・1%下回ったが、先行する投資も多く、販管費は売上げ伸び率を上回る102・7%に。この結果、営業利益は8億3100万円で前年比約1割の減。経常利益は4億5700万円で13・12%減。特別損益は55周年キャンペーンでウェブPOS導入店に45%引きを実施。導入600台分の補助を特別損失に計上したため、税引後当期純利益は前期比3分の1
の1億300万円にとどまった。
5年後の創立60周年に売上げ1500億円達成を目指し、来期は第7次中期経営計画を策定。KBC、TBCと東西2拠点の商品供給基地を拡充し、POSネットとSCMの基盤整備を推進。新しいビジネスモデルとして発表した本のポータルサイト「ほんつな」を軌道に乗せていく。
1年間の新規開業は105店、7444坪。休廃業は114店、3301坪。
役員改選では青木高次常務が任期満了で退任した。

大阪屋損益計算書
(単位百万円)
売上高109、347
売上原価98、675
販売費及管理費9、840
営業利益831
営業外収益481
受入利息及配当金122
その他営業外収益358
営業外費用855
支払利息2
売上割引803
その他営業外費用49
経常利益457
特別損失224
税引前当期純利益233
法人税住民税及事業税120
法人税等調整額8
当期純利益103
前期繰越利益43
当期未処分利益147

全国3会場で本と遊ぼうこどもワールド/日販

日販は夏休み期間中、「本と遊ぼうこどもワールド2005優良児童図書展」を名古屋、山形、鹿児島の3会場で開催する。今年で28回目。
各会場では「赤ちゃんがはじめて出会う本ファーストブック」「アンデルセン生誕200周年記念コーナー」などのテーマを設けて約5万点を展示。講演会やサイン会、「おはなしマラソン」関連コーナーなどが展示される。
◇名古屋会場=7月22日~24日、昭和区・名古屋市公会堂、東海ラジオ蟹江アナ読み聞かせトークライブ、原ゆたか講演会・サイン会他
◇山形会場=7月30日~8月1日、山形市・ナナ・ビーンズ、あだちなみ講演会・サイン会他
◇鹿児島会場=7月30日~8月1日、鹿児島市・鹿児島卸団地組合会館、長谷川義史講演会・サイン会他

本屋のうちそと

お客「アノー『インターネットは我が運命』と『インターネットに書いたラブレター』って本、無い?」私「スミマセン、その本、先日売れちゃって、今、注文中で間も無く入荷しますけど来たらとっときましょうか」お客「イヤいいんだ、本の注文はいつも家のパソコンからするんだけど、今日はどんな本なのかチョット確認に来ただけだから」当店はネット書店の見本展示場かよー。
続いてお次。「店長、あのお客、さっきからなんか変なんですよー、ケータイのカメラを本の裏のバーコードに当てて、一体何してんでしょうかね」私「イカン!そいつはデジ万(デジタル万引き)ならぬデジポン(デジタルポン引き)だ!さっさと捕まえろー、とは言えないんだよなー」お客「エー、だってこの本欲しいけど、今日お金持ってないしー、それに重いしー、こうしてケータイからネット書店のサイトに接続して、本のバーコード、スキャンして情報呼び出せば、ホラそのままもう注文出来ちゃうし、後で家まで送料タダで送ってくれるしー、楽じゃん」
セブン&ワイ(旧イーエスブックス)の04年度売上高は前年比54・7%増の70億9100万円。名前を変えた1月からの売上高は前年比94・5%も増だと言う。アマゾン・ドット・コムの日本での年商は、500億円を越え1000億円に迫る勢いという(『アマゾン・ドット・コムの光と影』横田増生著、情報センター出版局)。姿の見えないネット書店、怖!
(海人)
pagetop▲
書籍、雑誌、コミック、電子出版… 情報満載小学館公式サイト
書籍、雑誌、コミック、電子出版… 情報満載小学館公式サイト


集英社の雑誌、書籍、コミックス情報満載!!SHUEISHA WEB INFORMATION


プレゼント・クーポンなどお得な情報使えるエンターテインメント情報