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平成18年1月1日号
学校・養護施設に児童書プレゼント/トーハン従業員組合

トーハンの従業員組合は、児童書20冊と児童向けDVD1本をセットにして、クリスマスプレゼントとして全国20ヵ所の学校・養護施設に寄贈した。
同組合による児童書寄贈活動は今年で13回目。組合の本・支部ではクリスマスを前に代表者が各地域の学校や施設を訪問した。12月10日には同組合本部の代表が杉並区の児童養護施設「カリタスの園白百合の寮」を訪問。子どもたちにプレゼントを手渡したほか、初の試みとして絵本の読み聞かせ会を行った。サンタクロースに扮した組合員とともに和やかな雰囲気の中で交流を図り、子どもたちは読み聞かせに熱心に聞き入っていた。

紹介します我が家のお宝/50年前の「豆カメラケース」/大阪市・梁川書店・坂口昇

EE―3、F401、FE10、RB67、D100、VX1、DXC―537A、EVW―300、DSR―250、etc
この記号をみて製品がなんだかわかる人は私と同類のマニアックな人です。
正解は「カメラ」です。ダンス、つり、スキー等など趣味のはしごを試みても年とともに興味も薄れ結局「カメラ」だけは今も続いています。「フィルムカメラ」に始まり、いまや「デジタルカメラ」になっていますが「スチール」から「動画」へと「ビデオカメラ」も楽しんでいます。
私の趣味の「カメラ」が始まったのは小学5年生の時からでした。当時の少年雑誌は「おもしろブック」「少年画報」「冒険王」などで友達のを借りてきて読んでいました。雑誌の巻末には決まって子ども心を刺激する商品の宣伝があり、子ども向け「豆カメラ」の紹介がありました。私は福知山の貧乏百姓の子でしたので「買ってほしい」などとはとてもいえなくて「おこづかい」をためて「買う」ことにしました。
「くず鉄ひろい」がけっこう子どもの「こづかいかせぎ」になった時代でした。たしか350円だったと思いますがその金額に達した時点で親に「買う」と言うとなぜか大反対され一晩泣き明かして親を納得させた思い出があります。捨てられず五十年たった今、本体はありませんがケースだけでも「たからもの」として大事に持っています。あれからせっせと「カメラ」を買いあさり今やガラクタ同然のものもありますが捨てられずにカミさんにあきれられています。
「おんなは1年履いた靴は捨てられるがオトコは何年でも靴箱にしまっておく」そうです。言いえて妙だと「カメラ」を眺めながら苦笑するきょうこの頃です。(写真は、「押入れ編集室」で豆カメラケースを持つ坂口さん)

私のリラックスタイム/朝風呂で至福のひととき/笛吹市・ブックスアマノ・後藤實

笛吹市石和町の柿畠から68度の温泉が湧出して40年以上が経った。歌の文句にあるように、時は流れ、町も変わり、私も年を重ねた。体の弱かった私は42歳で十二指腸潰瘍、痔の手術、喘息などで入退院の繰り返しと病の連続だった。
腰痛通院の折り、1時間の温湿布はとても気持ちよく、眠ってしまうこと度々だった。「よし、温泉へ入って体全体を暖めよう」と、ホテルの社長さんが小学校時代からの親友故、5時の早朝入浴をお願いし、丁度30年通い続けている。
お陰様で胃腸も大分丈夫になり、うま酒をたしなみ、冷たいビール、牛乳を飲んでも下痢なしの有難い嬉しい健康体になった。今しみじみ「継続は力なり」を実感している。
この所の寒さで犬の飲み水、車のフロントガラスも凍る日々だが、温泉の中はまさしく天国、いい湯で人生最高の時間となっている。「いやなことは水に流して」が私には「お湯に流して」となり、やるべきことや、ふと商売上のアイディアも浮かんできたりして「らンイイ考え」と一人合点し、実行している。まさしく早朝風呂は私にとってゴールデンタイムだ。
さらに毎朝他県の方との会話も楽しい。埼玉秩父の山中さんとの交流では、長く見たかった山中に群生している「節分草」の鑑賞に案内していただき、さらに一泊家内とご厄介になった。この夜山中さんは、役場勤めのご子息を30代で癌で亡くし、男女2人のお孫さんの父親代わりをしていることも話してくださった。この大変な苦労も報われ、男の子は福祉大学を卒業し福祉施設へ就職、女の子は東京の大学生になっているという。
温泉の効能と功徳に感謝感謝の日々、今後も「裸のつきあい」をできるだけ長く続けたいと念じている。

私の挑戦、我が店の挑戦/地域の読書推進・教育に貢献する店/古川市・佐々栄文盛堂・佐々木栄之

2005年は私とお店にとって、今までの『書店現場主体の経営』から、『経営主体の書店現場』への変革の年でした。私は書店業について12年目の新人(?)です。千葉県松戸の堀江良文堂書店さんで2年間修行し、家業に付きました。以来現場一筋、お客様第一でお店を運営してきました。始めは現場の掌握、つまり誰が何をやっているのか?お店では常に何が売れているのか?今まで行ってきた仕事は時代にあっているか?その中で、旧来からの会社の問題点を改善し、少しずつ当たり前の会社組織ができてきました。
自分が見直しをかけた仕事を各従業員に分担し、内部機構を整理して、店長等の職制を明確にして人材育成に取り組みました。昨年はじめ思い切ってお店の現場から離れ、パンドラの箱である経営改善に手をつけました。手塩にかけたお店を従業員に任せ、客観的に会社を分析し、お店の中からではわからない部分をどんどん明確にして、さらに書店現場に落としていく作業を行いました。それによって新たな問題点が発見されそのつどに改善する事ができました。
書店のせがれとして生まれ、書店現場でのお客様とのふれあいに喜びを感じるものとして、いずれまた書店の一担当者として働くことを夢見ながら、経営改善を行ってきました。私みたいな新人がすることですので、完璧にやり遂げたとは思いませんが、今年は、また去年自分で作った仕組みを活かし、今度は書店現場の中で『書店現場主体の経営』と『経営主体の書店現場』の融合に挑戦していきたいと思います。
バブル崩壊後の不況下に、全国の書店の淘汰が進む昨今において、書店現場での経営観を磨き、お客様に親しまれ続ける売り場を作り、淘汰されない安定したお店作りをして、地域の読者の読書推進・社会教育・図書館教育に長く貢献できるような書店を目指し続けて、欲を言えば発展してゆきたいと思います。

本屋のうちそと

あけましておめでとうございます。と、言いつつもこの原稿を書いているのは24日、クリスマスイヴでございまして、イヴももちろん正月も小さな本屋のオッサンは年中無休で働いております。以前どっかのスーパーの店長さんが「どうせ市場休みで生鮮食料品入荷しないんだから、その間お店も休んだほうが」とテレビカメラに顔を映させずに発言しておりましたが、私も「どうせ取次も出版社も運送会社も休みで商品入荷しないんだから、その間お店休もうよ」と言えるものなら言ってみたい。あー人間らしいライフスタイルよ。今年は「ロハス/LOHAS/lifestyles of health and sustainability」という言葉が流行るらしい。『いきいきロハスライフ!/ゴマブックス』という本も昨夏に出ていた。雑誌『ソトコト』を出している木楽舎の関連会社がすでに商標として「ロハス」という言葉を登録しているという。
「ロハス」の意味するところが「健康や持続可能性を重視するライフスタイル」というのなら、我が国の食料自給率をも考えて「身土不二」では如何かとも思うのだが、この手の流行り言葉はカタカナでなければ駄目なのだろう。
私は今年流行る言葉は「ロハス」ではなく、最後の「sustainability/持続可能」だと思う。個人や組織、行政や経済さえもがこの言葉を必要とするだろう。エッ「持続可能」って、何かの薬の、効能の宣伝じゃないのかって?おあとがよろしいようで。
(海人)

日書連丸岡会長に聞く/経営実態調査もとに取引改善へ道筋

平成18年を迎えるに当り、丸岡義博会長に日書連の課題と取り組みについて聞きました。丸岡会長は3つの重点課題として、①小売公取協が進める景品規約の改訂、②正味を含む取引改善、③流通・配本改善をあげるとともに、書店経営実態調査をもとに取引改善の道筋をつけていく方針を示しました。

――昨年の出版業界は10月で1・6%減と、逆戻りした感じがありますが。
丸岡平成16年は『ハリー・ポッター』がありました。昨年はそれと同等のベストセラーがなかった。それで、この数字だと思います。ただ、雑誌は中小書店の廃業が続いているので漸減傾向が気がかりです。夏以降、返品が増加しています。書店現場は販売より返品にばかり時間をとられている。出版社は企画を絞り込んでほしいと思います。
――取次は返品を無伝化したのに、入帳は早くならない問題がありますね。
丸岡無伝化は一般的に正確であれば書店の手間が省けるし、返品入帳が早くなれば請求額が少なくなり、資金繰りは好転する。月末締めなら月末まで入帳するのが正常な商取引ではないでしょうか。書店がいま一番苦しんでいるのは支払いです。返品はもっと早く入帳してほしい。日書連として、今、経営実態調査を行っていますから、返品入帳の実態がどうなっているか確認した上で対応策を考えていきたい。
――主婦の友社村松社長が返品5%下げで正味3・5%下げができると提言しています。
丸岡貴重な提言ですから、日書連も十分研究していきたい。正味下げの原資を返品減少に求めているわけで、出版社にもメリットがなければ正味下げは実現しない。責任販売制にも絡みます。
それらを具体化していくための裏づけを経営実態調査に求めています。データを年明けに集計、分析、検証して、対応策を5月の総会に提示したいと思います。組合員の了承を得れば、版元、取次との話し合いに入っていきたい。
――昨年の一番大きな問題は景品規約改訂とポイント問題でしたね。
丸岡ポイントはあくまで値引きで、再販違反です。価格設定権は出版社にあるわけですから、出版社が何らかの意思表示をして行動するのがスジです。書店組合の場合は、景品規約です。景品規約については現行は7%ですが、公取からは一般ルールの10%にするよう求められている。年2回60日の期間・回数制限も緩和を求められています。さらに、年間を通じて出きるようなサービスを考えて欲しいということで、小売公取協としてトレーディング・スタンプは1%を提示して公取委と折衝中です。
景品とポイントサービスの値引きはあくまで違いますから、きちんと分けて考えたいと思いますが、出版社、取次は公取協の結果待ち、模様眺めという感じがします。ヤマダ電機のポイント5%が3%に変わったことは、前進だろうと思います。
――ブックハウス神保町が昨秋オープンしました。
丸岡公取が著作物再販協議会の場で、出版業界に謝恩価格本の常設売場を作って欲しいという要請があった。これを受けて昭和図書が謝恩価格本の店を出すことになりました。これを書店組合が反対すれば、公取協の規約改訂の話し合いに影響が懸念されます。東京組合は組合に加入してもらい、同じ土俵で話し合うことで解決を図りました。
弾力化しなければ再販が守れないという考え方があると同時に、弾力化すると再販が守れないという考え方があります。むずかしい判断ですが、多くの出版社は弾力化をやりつつ、再販を残して行こうという流れになっています。
ブックハウス神保町は万引き対策としてICタグを入れる実験もやっています。販売のメインは児童書です。神保町には児童書書店はない。読書推進を考えた時、児童書書店は歓迎です。謝恩価格本については、常設店ということに問題がありました。話し合いの結果、年2回のネット販売に合わせ、各3カ月ということで通年ではなくなった。一般書と間違わないよう、謝恩価格本はシールを貼って区別しています。
――7年続いた売上げ減少の中で、組合員数もかなり減ってきました。今年も日書連全体で年間3百店前後減少のペースです。賦課金を下げてほしいという声も上がっていますが。
丸岡地方組合の賦課金の減少は日書連も同じです。大事なのは加入促進で、未加入店やチェーン店支店にも加入してもらうと同時に、経費節減を図っていきたい。東京組合は賦課金に見あう人件費の中で出来る組合活動を構築していく考えです。一番多いとき1400店あったのが、今は半分ですからね。
日書連は営利活動をしていませんが、再販研究、発売日、各団体との折衝など、組合本来の仕事の質を高めていきたい。今年は書店の経営環境の整備を進めていきます。書店新聞も週刊から旬刊にして1千万円節約しました。そういう経費削減の努力も必要になります。
――読書推進の取組みですが、神保町ブックフェスティバル、愛知の「孫の日」、大阪の「帯コン」と各地で活発です。
丸岡読書推進は、これからの読者を作る意味で大事な仕事です。文字活字文化振興法が出来て、そういう追い風を利用しながら出版業界として、日書連としてきちんと取り組まないといけないと思います。活字離れ、読書離れが進む中で、読者を育てていくのは重点項目の1つです。各地域の取り組みも日書連としてバックアップしていきたいと思います。
(聞き手=田中編集長)

環境改善審議会を設置/実態調査、40%回収目指す/12月理事会

12月21日に開催した日書連理事会の主な審議は、以下の通り。
〔経営実態調査〕
「書店経営実態調査」は12月20日の第1次締め切りまでに全国から20・4%の調査票が回収された(3面に「各県別回収率一覧」)。回答率が最も高かったのは岐阜組合の39・2%で、同組合は木野村理事長名で全組合員に檄を飛ばしたことが紹介された。
高須委員長は実態調査の最終締め切りを1月末日として、目標の40%回収に向けて協力を呼びかけたほか、今後の進め方として2月集計、3月まとめ、5月総会には報告書をまとめたいとした。
〔組織強化〕
鈴木副会長は11月期の組合加入は全国で6店、脱退は19店にのぼり、4月から11月の累計で傘下組合員は4月より246店減少していることを報告。来年1月から「書店環境改善政策審議会」と、同審議会の下に「環境改善検討ワーキング機関」を設け、毎月1回のペースで議論していくことを提起した。
政策審議会は丸岡会長を座長に、委員は全副会長と木野村、西村、吉田のブロック会長、大川専務理事が加わって編成。ワーキング機関は鈴木副会長を機関長として13名で立ち上げる。理事会は同審議会の設置を了承した。

〈環境改善政策審議会〉
座長=丸岡義博、委員=井門照雄、鈴木喜重、藤原直、志賀健一、高須博久、中山寿賀雄、面屋龍延、大橋信夫、木野村祐助、西村俊男、吉田達史、大川哲夫
〈ワーキング委員会〉
機関長=鈴木喜重、委員=鶴谷禄郎、下向磐、大野豊治、戸和繁晴、三上一充、冨永信、山口尚之、岩永藤房、井上俊夫、柴崎繁、岡嶋成夫、舩坂良雄

〔再販研究〕
岡嶋委員長から福島・みどり書房のポイントサービスについて報告されたほか、ローソンでも100円で1ポイントのポイントサービスが始まったことを明らかにした。コンビニではセブンイレブンが北海道で1%のポイントサービスを展開しているのをはじめ、ファミリーマート、am/pmでも実施している。下向理事は「ローソンを見逃しにしてよいか。1月理事会で態度を決めるべきだ」と問題提起した。
〔流通改善〕
来年5月17日発売予定の『ハリー・ポッター』第6巻の件で、藤原委員長は11月30日、静山社、ブックストラテジー2社と面談したことが報告された。この席で藤原委員長は改めて買切り低正味を求めたが、具体的な販売条件についての回答はなかったという。同委員会では、引き続き取次とも第6巻の販売条件について話し合いを行う予定。
発売日問題では、来年1月19日から山梨、長野、福島、宮城の各県で「週刊新潮」「週刊文春」の発売日が一日繰り上がり、首都圏と同日発売になる。
〔スタートアップ〕
各都道府県組合で進めている「書店データベース」の確認作業は宮城、栃木、静岡、滋賀、鳥取、山口、愛媛の7組合で点検が終わり、青森、岩手など10組合で進行中と報告された。
〔情報化〕
志賀委員長は京都組合中村理事長の設営により京都市立花園小学校で行われた学校図書館電算化座談会の模様を報告(12月21日号掲載)。「日書連マークを導入して理想的な図書館運営を行っている。今後も全国の成功事例を紹介していきたい」と述べた。
〔取引改善〕
書店、取次間の不公正取引の問題で、下向委員長は第三者をまじえた監視機構の設置が必要だとし、独禁法学者、弁護士、丸岡会長らで構成する考えを示した。2月理事会を目途に監視機構のたたき台を提起する方針。
〔指導教育〕
書店が客注を受ける場合のお客様の氏名、電話番号など、個人情報の取り扱いで大橋委員長は「今後、注文伝票には個人情報を流さない方向で出版社、取次と話し合っている」と述べた。具体的には注文スリップのフォーマットを変更するほか、出版社内部でも安易に個人情報を求めないよう意識改革を進めていく。
〔読書推進〕
第4土曜日は子どもの本の日キャンペーンは今秋で全国を一巡したが、来年以降も春と秋に3組合ずつ継続して実施していく方針を確認した。
また、高須委員長は「小学生までは本が好きでも、中学生になって本離れが始まる」と指摘。北海道で始まった「本屋の親父のお節介/中学生はこれを読め」運動にも触れ、中学生に本を薦める運動を提起。書店においても児童書棚の見直しと中学生のジャンルを設けるよう強調した。
〔増売〕
12月14日行われた拡大増売委員会で「書店くじ」の見直しを行った結果を舩坂委員長が報告。来春実施する「春のくじ」特賞は「オーストラリア6日間の旅」とし、書店くじ申込み店の中から抽選で3店を同旅行に招待することにしたと報告した。

規約改訂、年明け持ち越し

公正競争規約の改訂問題で、12月24日に開かれた出版小売公取協理事会は、景品提供のポイントカードを1%とする改訂案に公取が難色を示しているため、今後の対応をめぐって議論が続き、井門会長が具体案をまとめ、1月理事会に提示することになった。
公正競争規約は平成16年6月末までに見直しを行うことになっており、自動延長中のまま話し合いが続いている。このまま結論が出ないと認定取り消しとなり、ベタ付き7%、期間制限などの規約は撤廃されて一般ルールとなる懸念もある。理事会では「景品のポイントカードでも、過当競争を招く」「再販廃止につながる」の声が上がった。

共済会給付

(17・11・17~17・12・20)
▼死亡弔慰北茨城市大津町2612―1ヤマサン青天目昭殿
▼前名義人死亡(大石光人)前原市前原281-―3大石金光堂大石宏典殿2口
▼病気傷害・死亡弔慰八戸市河原木神才6―1伊吉書院伊藤誠殿3口
▼病気傷害猿島郡境町1622桝善書店中村山二殿4口
姫路市大手前町1黒田書店支店黒田勲殿5口
▼地震仙台市泉区高玉町4―1八文字屋書店
五十嵐太右衛門殿2口120万円
▼漏水足立区千住大川町2―1足立山口書店山口よし殿1口5万円
▼その他被災阿倍野区昭和町1―21―25書肆おおさきや大咲秀蔵殿10口9万2千円
▼床上浸水宮崎市中村東1―3―8津江書店津江重徳殿5口2百万円

11月期は平均1.1%減/文庫・新書は4%台の伸び/日販調べ

日販経営相談センター調べの11月期書店分類別売上調査によると、11月は対前年同月比98・9%と、前年を下回った。
書店規模別では売場41~80坪クラスの書店が3・6%減と落ち込み幅が大きくなっており、他の規模はいずれも99%台。
ジャンル別の売行きでは
コミック、実用書、文庫、新書の4ジャンルが前年をクリアした。文庫、新書はともに4%台の伸びで、文庫は5カ月連続で前年の数字を上回った。ドラマ化で話題の『1リットルの涙』(幻冬舎)、細木数子の「六
星占術シリーズ」(ベストセラーズ)が好調。
新書は『下流社会』『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』(光文社)が好調で、6カ月連続で前年を上回った。
平均客単価は1102・4円で、前年比4・4%増加した。

催し

◇絵本ワールドinふくおか
1月21日(土)、22日(日)の2日間、福岡・天神のエルガーラホールで開催。両日とも午前10時から午後5時まで。「絵本ワールドinふくおか」実行委員会主催、西日本新聞社、子どもの読書推進会議共催、福岡県書店商業組合など後援。入場無料。
カルピス「絵本のへや」、ベネッセ「こどもちゃれんじ」体験コーナー、子どもの本マーケット(展示販売)、竹田津実「子ぎつねヘレン」写真展や紙芝居・読み聞かせ等のワークショップを両日にわたり開催。21日に児童文学作家・長崎夏海、22日に獣医師・竹田津実、児童文学作家・那須正幹各氏の講演会を行なう。問い合わせは実行委員会事務局まで。℡(092)711‐5491

神戸の海文堂書店が書皮大賞を受賞

兵庫・神戸の「海文堂書店」が第22回書皮大賞を受賞した。同・地方賞は「花咲く街角」(兵庫)、同・特別賞は「いまじん」(愛知)、「今井書店」(島根)、「静岡県立中央図書館」(静岡)がそれぞれ選ばれた。
賞を主催する書皮友好協会(みさきたまゑ世話人)は、みさきさんの「書店カバー友の会を結成しましたカバーを集めています」という投書が「本の雑誌」(83年7月号)に掲載され、これを読んだ読者からみさきさん宛に沢山の書店カバーが届き、同好の士の数に勇気を得て結成された。現在の会員は約百人。
大賞を受賞した海文堂書店は海事関係図書の専門店で、書皮も船のイラスト。港町・神戸のイメージにこだわったデザインが評価された。同書店はホームページおよび月刊情報紙「海江」で「名だたる『本と本屋と本屋のカバーを偏愛する活字中毒集団』のみなさまからお贈りいただいた賞ですので、当店一同、たいへん嬉しくまたありがたく思います」と喜びのコメントを発表している。

石川組合森井理事長/「万引きで倒産、廃業も」万引犯と家族前に講演

石川県書店商業組合は12月16日午後、金沢家庭裁判所で、万引きに関する家族
と本人の集まりで講演を行なった。講師は森井清城理事長と深澤譲理事の2人。万引き犯の7家族14名が参加した。
まず版元から取次、次に取次から全国書店への配送の仕組み、版元の取次への卸値、取次から書店への卸値について説明。「約12%~23%で仕入れ、諸々の経費を差し引くと1%前後しか残らない。そこへ4百円のコミックを5冊万引きされたとしよう。8掛として80円×5冊で4百円、その粗利を取り返すには約23冊売らなければいけない」など事細かに説明した。
かつて長年にわたり万引きしていた人が、謝罪の手紙とともに現金10万円を日書連に送ってきた話、そして書店にとって万引きは深刻な問題で、ひどい状況になると倒産や廃業に追い込まれる話も真剣に聞いていた。
万引き犯の家族はそれぞれ心の痛みに茫然としていると見られる。万引きした子供には少しぐらいは曲がっていてもいいから真直ぐな心が必要と、家族や社会は今すぐに考え直してほしい。新刊書店から万引きし、近くの古書店に売る。そのお金で飲み食いし、非行へと走るのである。
(森井清城理事長)

若い人に贈る読書のすすめ

読書推進運動協議会は2006年に成人の日、新社会人となる日を迎える若い人に向けてリーフレット「2006若い人に贈る読書のすすめ」を作成し、書店、図書館に配布した。掲載の書名は以下の24点。
▽『いつかパラソルの下で』森絵都、角川書店▽『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉、光文社▽『さくら』西加奈子、小学館▽『これから社会に出るきみへ』エドワード・ホフマン(編)、草思社▽『もったいない』プラネット・リンク(編)、マガジンハウス▽『LetterstoMe』アレックス・ロビラ、ポプラ社▽『戦争と平和愛のメッセージ』美輪明宏、岩波書店▽『東京奇譚集』村上春樹、新潮社▽『プロ論。』B―ing編集部(編)、徳間書店▽『孤宿の人(上・下)』宮部みゆき、新人物往来社▽『社会人のオキテ』大條充能、実業之日本社▽『いつも旅のなか』角田光代、アクセス・パブリッシング▽『優しい音楽』瀬尾まいこ、双葉社▽『肩車』長田弘(詩)、いわさきちひろ(絵)、講談社▽『ちょっとスローにみちる流』ショート・みちる、小峰書店▽『「負けた」教の信者たち―ニート・ひきこもり社会論―』斎藤環、中央公論新社▽『東京タワー』リリー・フランキー、扶桑社▽『これからの職業―あなたを活かす―』本多信一、毎日新聞社▽『その日のまえに』重松清、文藝春秋▽『いのちの食べ方』森達也、理論社▽『蒲公英草紙』恩田陸、集英社▽『悲しい本』マイケル・ローゼン(作)、クェンティン・ブレイク(絵)、あかね書房▽『ちゃんと話すための敬語の本』橋本治、筑摩書房▽『どうしていつも私だけが損をするのか』ヤーヤ・ヘルプスト、阪急コミュニケーションズ

福島市17書店が読書推進キャンペーン/地域密着の展開で成功

福島市内17書店が加盟する福島市書店協同組合(長澤明彦理事長)が読書週間初日の10月27日から展開してきた「読書推進キャンペーン」が11月30日をもって盛況裏に終了した。
キャンペーンでは「立ち読み歓迎」をキャッチフレーズに、様々なイベントを通して読書の楽しさをアピールした。加盟書店で県推薦優良図書や店独自の推薦図書コーナーを設置し、期間中、雑誌・書籍を千円以上買うと図書カードなどが抽選で当たる応募券を配布、期間中1万5398枚の応募があった。12月2日に抽選会を行い、書店組合賞15名、出版社・メディア賞163名、合計178名の当選者を決定した。
また、11月20日には福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」で読み聞かせイベントを実施。絵本作家・宮西達也さんの読み聞かせとサイン会、パネルシアターや怪傑ゾロリとの記念撮影会などが行なわれ、立ち見が出るほどの盛況だった。
同協同組合では「キャンペーンを通じて多くの読者が存在していることを改めて感じることができた。今後も地元に密着した読書推進を展開していきたい」として、関係者に理解と支援を呼びかけている。
(小林政敏県組合専務理事)

2006年「我が社のイチ押し企画」

【講談社販売促進局長・重村博文】
新年あけましておめでとうございます。
昨年は弊社秋の企画「旬の地魚料理づくし」「ティー&コーヒー大図鑑」のご拡売本当にありがとうございました。お陰様で両企画とも当初の合計販売目標である10万部を上回ることができました。店頭でも発売以来好調に推移しており、年末には「旬の地魚」の方は重版もかかりました。
さて、本年度は1月中旬にビジネス書シリーズ「講談社BIZ」を創刊いたします。変化の早い状況の中でタイムリーな企画を定期的にお届けいたします。どうぞご期待ください。
◇子どもとお母さんのための童謡
ここ数年児童書の売り上げの伸びは眼を見張るものがあります。「朝の十分間読書」や「おはなしマラソン」などの地道な運動や私どもの「全国訪問おはなし隊」などの全国展開の成果がでてきているものと考えております。こうした運動の中で、未就学児への「読み聞かせ運動」もかなり定着してきました。
一方、書店さんからも「そろそろ、子どもものの企画が欲しいね」という声が挙がっております。こうしたタイミングをとらえ、私どもでは3月に「子どもとお母さんのための童謡」(全2巻・各巻予価2500円)を刊行いたします。
絵は大人気絵本作家の「いもとようこ」さんです。10年前に刊行した、いもとさんの「子どもとお母さんのためのお話」(全2巻)は19刷で39万4千部と超ロングセラーになっており、今でも売れ続けています。
◇「読み聞かせ」から「歌い聞かせ」へ
昨今、幼い子どもを巻き込んだ悲しい事件が相次いで報道されています。小さい時から情緒豊かな子どもに育てたいのは親の願いのはずです。親子のコミュニケーションの大切さを今更ながら痛感します。幼い頃、母の膝の上で聞いた懐かしい童謡は何十年たっても母の優しさとともに耳に残っているのではないでしょうか。
今こそ「親子のきずな」を見つめ直すいい時期です。名作の「読み聞かせ」と童謡の「歌い聞かせ」が子どもの心をきっと豊かにしてくれます。
本企画はなじみの深い子どものうたを2冊で120曲収録した「童謡絵本の決定版」です。いもとようこさんによる絵は良質でこころ安らぐイラストです。その作品はNHKの「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあ!」でもアニメ化され放映されています。この企画をどうぞ一人でも多くの読者にご紹介いただきたくお願い申し上げます。

【小学館小学館PS営業企画部・井上高広】
2005年下期の新企画「平成大合併日本新地図」「明治時代館」「精選版日本国語大辞典」「21世紀こども百科しごと館」につきましては大変お世話になっております。
おかげさまで発売後も多数の追加注文をいただき、順調なスタートを切る事が出来ました。あらためて御礼申し上げます。しかし、まだまだ販売は始まったばかりです。特に「平成大合併日本新地図」は2006年3月までの合併データが記載され、これからが本当の拡売シーズンです。引き続きのご拡売をよろしくお願い申し上げます。
2006年の新企画ですが、小学館と言えば「小学一年生」(入学直前号1/14発売定価680円)です。3年連続で部数前年比アップの理由は人気のキャラクターと特別付録、そして何と言っても多くの書店様にご参加いただいている店頭陳列コンクールです。「小学一年生」4月号発売の折には3月創刊の子育て応援マガジン「edu(エデュー)」と合わせて賑やかな飾り付け写真をお待ち致しております。子どもには「小学一年生」!お母さんには「edu(エデュー)」です!
書籍でのイチ押し企画は「西洋絵画の巨匠」(全12巻・定価各巻3360円、1・2巻のみ06年6月まで発刊記念特別定価各2940円・2月中旬発売予定)と「大人の園芸」(全1巻・定価3990円・2月24日頃発売予定)です。
まずは「西洋絵画の巨匠」ですが、日本でこの規模の個人画集が出るのは20年ぶりです。20年も経てば「印刷技術」も「絵の解釈」も随分進歩し、また新たな「発見」も満載です。小社「原寸大美術館」でも話題を呼んだ「部分拡大図」など実際の美術館でも見られないような細部に至る画家の表現を世界最高水準の印刷会社、日本写真印刷で再現しました。
外商はもちろんですが、店売でも。1冊の定価も約3千円と単行本感覚で、女性にも手に取りやすい白を基調にしたオシャレな装丁です。お部屋のテーブルの上に1冊置いておくだけで偏差値が10くらい上がったように感じるのは私だけでしょうか?
もう一つの企画の「大人の園芸」ですが店頭で良く目にする「ガーデニング」「花の本」とは一線を画した「樹木の本」です。「木に関する基礎知識」「道具の使い方」から始まり、「シンボルツリー」といわれるその庭全体のイメージを象徴する木の選び方、「庭木」「花木」「果樹」それぞれの樹木ごとの紹介へと進みます。この樹木の紹介ではそれぞれの樹木にまつわる歴史や伝説を載せ、その木に対する愛情と理解がより深まるよう工夫してあります。また、素人ではなかなかわかりにくい「剪定」や「肥料」のやり方とタイミングをわかり易い「イラスト・写真」と「年間作業カレンダー」で解説しています。「園芸」は50~70歳代の趣味・娯楽の第1位です。まずは関連雑誌へのチラシの挟み込みからお願いします。
以上が小学館の新春イチ押し企画です。小学館は今年も多種多様の新企画を出していきます。皆様のお店に合った新企画の売り伸ばしを何卒よろしくお願い申し上げます。
【NHK出版販売部・荒川済】
『ヒストリアンⅠ・Ⅱ』
エリザベス・コストヴァ著・高瀬素子訳
2006年2月24日発売、定価・各1785円(税込)、四六判上製・各496ページ(予)
歴史の一隅を掘り起こし、私たちを興奮させてくれた旅の案内役たち――
「薔薇の名前」「インディ・ジョーンズ」「ダ・ヴィンチ・コード」…。そして…2006年、『ヒストリアン』が新たな歴史ミステリーツアーに私たちを誘う。
全米№1ベストセラーミステリー、2月24日、ついに日本語版登場!
「パブリッシャーズ・ウィークリー」「ニューヨーク・タイムズ」№1/全米実売100万部突破/世界33ヵ国で翻訳出版決定/ソニーピクチャーズが映画化権獲得
取材・執筆10年。史実とファンタジー、過去と現在が巧みに組み合わされた衝撃のデビュー作!
「歴史家(ヒストリアン)」それは歴史の謎解きに魅せられて、真実を求める者たち。
歴史家は、とぎれとぎれの史実を拾い集め、つなぎ合わせ、綿密な研究と推理、そしてときには命を賭してまで謎に挑み、けっして出会うことのない過去の人々の真実の姿をよみがえらせようとする。
ただ、今回だけは勝手がちがう。この人物だけは、時間を超えてじかに会うことができるかもしれないのだ。
いま、現代によみがえるその男は、数百年にわたって世界中の人々を恐怖の底に突き落としてきた伝説の、しかも実在の人物「串刺し公ヴラド・ツェペシュ」。近代になってヴァンパイアの汚名を着せられた残虐な君主だ。
歴史家たちは、彼の本当の姿を突き止めることができるのか。
そして、彼に見そめられた歴史家たちの運命は?
この小説ははたしてどこまでが事実で、どこからがフィクションなのか?
怖いけど、知的。読み出したらやめられない。ページをめくるのももどかしく、早く先が読みたくて、寝不足になること間違いなし!

【双葉社営業局次長・丸山和彦】
あけましておめでとうございます。旧年中は格別なるご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年末刊行の小説・角田光代、絵・松尾たいこの『Presents』を重版し、好調に推移しております。本年も元旦1月1日付の全国紙各紙で全5段の広告を行うなど、宣伝・販売促進にさらに力を入れておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
やはり昨年秋より刊行開始いたしました双葉文庫「松本清張初文庫化作品集」も好評のうちに、2月に第3弾、4月に第4弾を刊行することとなりました。「こんなに面白いのに、どうして今まで文庫に入っていなかったのか」、と大きな反響を頂いているシリーズで、ある読者の方からは「素晴らしい企画を実現した双葉社に敬意を表する」とお褒めの言葉を頂戴しております。
双葉文庫といえばこの作家、佐伯泰英著「居眠り磐音江戸双紙」シリーズは刊行以来大好評で、昨年末でシリーズ15巻、累計185万部を突破しておりますが、本年上半期では、3月、6月と新刊を刊行し、多くの読者様のご期待にお答えする所存です。
このシリーズは、昨年1年間、日本全国をブロックに分けフェアを開催し、各地の書店様からはご好評をいただいたものですが、来る3月新刊刊行時では、「2巻同時刊行」し、累計200万部突破フェアも全国規模で展開いたします。
朝日新聞15段をはじめ各全国紙のほか、主要地方紙で宣伝を行い、また、北海道から博多までの主要都市でビジョン広告も実施いたします。さらに200万部突破を感謝して、読者様には「特製夫婦扇子」を1500名様にプレゼントいたします。
コミックでは「こどものじかん」(私家カヲル著)が昨年末にアマゾン・コムで第一位になり、大ヒットの予感を感じております。
さらに、270万部を超す大ヒットとなった「DeepLove」の著者、Yoshi氏(写真)の最新作「(仮)翼の折れた天使達空編・海編」が2月中旬2冊同時刊行予定です。この作品は、映像化も予定されており(詳細は後日発表)、Yoshi氏の近刊「もっと、生きたい…」や「恋バナ」以上の話題作として大ヒットを予感しております。
以上、本年も書籍において積極的に展開してまいる所存です。どうかよろしくお願いいたします。

新社長に郷田照雄氏/栗田

栗田出版販売は12月26日に開催した第68期定時株主総会と取締役会で亀川社長が退任、代表取締役社長に郷田照雄専務が昇格した。また、河本正美常務が専務取締役となり、総務部、取引部を管掌する。亀川氏は取締役にとどまる。
今期決算では中小書店の廃業増加を受けて、売上げは前期比40億減の548億円。営業費は人件費、運賃、外注費などの削減に努めた結果、6・6%減少し、営業利益は前期より8千万円多い6億4百万円、経常利益は4千7百万円多い2億円の減収増益となった。来期は売上高565億円、経常利益3億円を目指す。
期中の新規出店66店、増床4店で増加は6186坪。中止・廃業121店、4033坪。

郷田照雄氏略歴
昭和22年8月11日生れ、58歳。東京都出身。46年栗田出版販売入社、九州支店長、雑誌仕入部長を経て平成8年取締役、12年常務取締役仕入本部長兼物流本部長、13年専務取締役営業本部長、17年代表取締役社長。

埼玉組合が児童書537冊を寄贈/埼玉県こども家庭課に

埼玉県書店商業組合(野澤恒雄理事長)は12月9日、埼玉県健康福祉部こども家庭課に児童書537冊を寄贈した。
当日は埼玉組合・高野専務理事、佐藤事務局員が埼玉県庁のこども家庭課を訪れ、大熊副課長に本を寄贈した=写真。寄贈本は、こども家庭課より、県内の児童福祉施設などに配本された。

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・針谷範子

◇2歳から/『ごくらくももんちゃん』 とよたかずひこ=作・絵/童心社840円/2004・4

桃みたいな頭の「ももんちゃん」がお風呂に入ります。ともだちのキンギョやサボテンも加わって、みんなで楽しいお風呂タイム。「ごくらく、ごくらく…」ふんわりバスタオルにつつまれたももんちゃんを見て、“ボクもお風呂に入りたい!”って言い出すお子さんが、きっといるよ。

◇4歳から/『お化けの冬ごもり』川端誠=作/BL出版1365円/2003・12

夏に活躍した日本のお化けたちが大集合。外(そと)お化けvs座敷お化けの雪合戦では、雪女のナイスなピッチングがみもの。全然怖くないお化けたちの表情は親しみやすく、実況中継のような文章がとても楽しい1冊です。ろくろっ首のマフラー姿ってめったに見られないのでぜひ。

◇小学校低学年向き/『いのちのまつり』草場一壽=作/平安座資尚=絵/サンマーク出版 1575円/2004・10

この絵本の見せ場は8ページ分を縦につなげて大きな一場面を作ったところ。そこには、数え切れないほどの顔・顔・顔が。沖縄の伝統的なお墓参りを通して、命がつながっていくことの尊さを描いた1冊。人間は決してひとりではない、こんな思いがしっかりと心に残ることでしょう。

トップは『頭がいい人、悪い人の話し方』/2005年・年間ベストセラー

〔トーハン調べ〕
①頭がいい人、悪い人の話し方②香峯子抄③さおだけ屋はなぜ潰れないのか?④新・人間革命(14)⑤これだけは知っておきたい個人情報保護⑥「もっと、生きたい…」⑦電車男⑧神秘の法⑨問題な日本語/続弾!問題な日本語⑩ワルの知恵本⑪東京タワーオカンとボクと、時々、オトン⑫恋バナ(青・赤)⑬野ブタ。をプロデュース⑭震災時帰宅支援マップ首都圏版⑮ハッピーバースデー⑯ダーリンの頭ン中⑰ダ・ヴィンチ・コード(上下)⑱かいけつゾロリたべられる!/かいけつゾロリの大どろぼう⑲生きて死ぬ智慧⑳生協の白石さん
〔日販調べ〕
①頭がいい人、悪い人の話し方②香峯子抄③さおだけ屋はなぜ潰れないのか?④新・人間革命(14)⑤これだけは知っておきたい個人情報保護⑥もっと、生きたい…⑦問題な日本語/続弾!問題な日本語⑧神秘の法⑨電車男⑩東京タワーオカンとボクと、時々、オトン⑪ワルの知恵本⑫生協の白石さん⑬野ブタ。をプロデュース⑭恋バナ(赤・青)⑮ハッピーバースデー⑯かいけつゾロリたべられる!⑰震災時帰宅支援マップ首都圏版⑱ダ・ヴィンチ・コード(上下)⑲ダーリンの頭ン中英語と語学⑳骨盤教室KOTSUKYO

気になるあの人この書店/ネパール6654メートル峰を65歳で登頂した高緑さん

文京区千石駅前の錦輝堂書店、高緑繁伸氏(65歳)は、昨年10月、ネパール東部のメラピーク(6654㍍)登頂に成功した。高緑さんは書店業のかたわら5年前まで日大山岳部の監督を勤めていた。小柄な身体つきだが、エネルギーを秘めた高緑さんに、ネパール遠征の話をうかがった。

午前3時半、暗闇の中、ヘッドランプを付けてC2キャンプを3人で出発した。トップを高緑監督。パートナーを組む石川一郎隊員(43歳)と、サーダー(シェルパ頭)のドルガが続く。標高はC2キャンプで5800㍍。5000㍍を越えると、酸素は平地の半分しかない。身体を少し動かすだけで息苦しい。腹式呼吸で大きく息を吸い、息を長く吐く。そのあとは普通の呼吸。これを交互に繰り返しながら、一歩ずつ慎重にゆっくり登っていく。めざすメラピークまでは残り800㍍の標高差だ。

**
高緑監督は東京・文京区千石で錦輝堂書店を営む3代目。中学生の時、父親に連れられて山小屋泊りで丹沢を縦走した。東京学芸大付属高校、日大と山岳部に所属して山歩きに熱中した。長男だったから書店を継いだが、30代後半に日大山岳部の監督に推され、5年前まで学生と一緒に山に登っていた。還暦を迎え、監督は勘弁してもらった。
実は、書店新聞では高緑監督を平成6年にも一度取材している。記者のインタビューに答えて、高緑さんは「なんとか時間を作って、7千㍍級の山に登りたい」と言っていた。当時、53歳。
「そうなんだ。50代の時は7千㍍級の山を目指していた。60歳になって目標を6千㍍級に下げて、登れそうな山を探していた。65歳を迎え、今、踏ん切りをつけなければ、登れる山も登れないと考えた。山は逃げないが、年齢は待ってくれない」
ネパールにある標高6654㍍の「メラピーク」に狙いを定めたのは、標高5千㍍付近から氷河におおわれた山だからだ。それなら「雪の日大山岳部」の名に恥じない。エベレスト一帯の夏場は天候が悪く、3月から5月のプレ・モンスーン期が登山には最適の季節。だが、錦輝堂書店は中学・高校4校に教科書を納めているので、新学期に店を空けるわけにもいかない。結局、モンスーンのあとの10月にアタックしようと決めた。
山岳部の監督時代から日常のトレーニングは続けている。店が休みの日曜日には10㌔から20㌔走りこむ。自宅近くの簸川神社で石段50段を何度も往復する。体育館で筋力トレーニングも欠かさない。今年は秋のメラピーク行に備えて、7月から仕事の前に、毎朝30分の走りこみを続けた。
メラピークに登ると言うと、監督時代にヘッドコーチを務めていた石川さんが同行を申し出た。「高緑が行くなら」と山岳部の先輩、石坂昭二郎氏(77歳)もベースキャンプまで同行し、何くれとなく相談に乗ってくれた。
10月2日、関西空港を出発してカトマンズへ。ここで食料などの買い付けを行って、小型飛行機で登山基地、ルクラへ入った。ここからシェルパ2人、コック、キッチンスタッフ・ボーイ4人、ポーター10人を加えた20人でキャラバンを開始した。高度順化を繰り返しながら標高を上げていく。高度順化とは、たとえば4000㍍地点から4500㍍まで登り、再び4000㍍に下る。それを繰り返すことで身体を高度に慣らしていくわけだ。キャラバンを開始して8日目の10月11日、一行は高度5100㍍のベースキャンプに到着した。
C1キャンプが5400㍍、C2キャンプが5800㍍。3800㍍あたりから高度障害予防の錠剤を服用した。高山病は高度のために血管が膨張し、肺水腫を起こす。脳ふ腫に至れば命にかかわる。薬には利尿作用があり、夜中にトイレに起きる。テントの中でも気温はマイナス10度を下回っている。朝、起きると自分の呼気でテントに霜が降りている。
**
C2キャンプから何時間歩いただろう。朝日が昇って、しばらくして頂上直下、50㍍の雪壁にとりついた。そこが最後の難関だ。C2キャンプを高緑隊より先に出発していた外国公募隊がフィックス・ロープを張っていた。シェルパ同士が相談して、フィックス・ロープを利用させてもらうことにする。
左手に握ったアイスバイルを雪面に突き刺し、右手でロープをたぐる。ブーツ
に装着したアイゼンは12本爪で、片足ずつ雪面につま先を蹴り込む。雪の壁の斜度はおよそ60度。3歩進むだけで息を切らせる。50㍍の雪壁を通過し終わった時には、高緑隊長も石川隊員も、その場にへたりこんでしまった。
ようやくの思いでたどり着いた頂上では、ネパール・中国国境に連なる神々の白い峰が高緑隊を迎えてくれた。カンチェンジュンガ、マカルー、エベレスト、チョーオユー、ローツェ。8千㍍峰がいくつも連なる。メラピークは晴れていたが、それらの山頂には雲がかかっていたのが残念だった。山頂には30分だけとどまった。
再び雪壁を下って、はたと思い出したことがある。高緑さんは毎日1箱は吸う愛煙家だが、この日のために節煙を続けていた。5000㍍を過ぎてからは1本も吸わなかった。「山頂に着いたらタバコを吸おう」そう思っていたのに、タバコのことをすっかり忘れていた。「大丈夫。あなたなら7千㍍でも登れる。また、私と組んで登りましょう」とシェルパ頭のドルガが慰めてくれた。
高緑隊がベースキャンプに戻ったのは午後3時半。結局、この日は12時間、行動したことになる。
**
出発前、高緑さんは18坪ある錦輝堂書店の店舗を一時閉鎖し、店の奥に事務所を兼ねた雑誌売場を作った。店のシャッターには、「店内改装のため、奥の事務所で営業しています」と張り紙がある。
なじみの客からは「書店をたたまないでね」と声を
かけられるが、書店仲間からは「改装に資金をつぎ込むのはもったいない」と言われる。現在は学校4校の教科書と売店1つ。区立図書館の雑誌など、配達が200口座ほどある。
娘2人は独立しているし、持ち家だから家賃もかかからない。奥さんと二人なら無理をすることもないかと、店舗改装を迷い続けている。 (田中編集長)

各県組合ホームページ一覧①

【北海道書店商業組合】
http://www.h6.dion.ne.jp/~h-syoten/hsk.htm
組合活動方針や本屋のオススメ本を掲載。「本屋さんQ&A」では「本を注文する時はどうしたらいいですか?」「雑誌の発売日って違わないですか?」といった一般読者の疑問に答える。掲示板もある。

【青森県書店商業組合】
http://a-book.hp.infoseek.co.jp
青森組合加盟店のための情報交換用に設けられた。掲示板、組合からのお知らせ、行事・研修会日程を掲載。親組合だけではなく、各支部、青年部からの情報発信コーナーもある。

【山形県書店商業組合】
http://www.ybook-web.com/
トップページには鳥海山、さくらんぼ、最上川、蔵王の写真を配し、山形県らしさを演出している。組合概要、組合員名簿を掲載。地方出版物のデータが充実。日書連MARCの紹介にも力を入れている。

【茨城県書店商業組合】
http://www.ibarakiken.or.jp/shoten/
「本屋さんは街の情報ステーション」と銘打ち、組合活動の概況、県内加盟書店の案内などを掲載している。また、図書カード、日書連MARC、再販制度について、一般読者に向けて情報発信している。

【東京都書店商業組合青年部】
http://hon-ya.org/Seinenbu/index.html
「青年部」「ティーエス組合」「全国の本屋さん」「本音の話」の4種類の掲示板のほかブログ「東京の本屋さん」があり、書店間の情報交換ツールとして活用されている。青年部が作った各区地図の紹介も。

【愛知県書店商業組合】
http://www.aichi-books.jp/
組合からのお知らせ「組合通信」、行事日程「組合カレンダー」、加盟店からのお知らせ「書店情報」は頻繁に更新されており、非常に有用。組合活動紹介、組合加盟店一覧を掲載。掲示板もあり。

【大阪府書店商業組合】
http://www.osaka-books.ne.jp/
「なにわの町の本屋さん」と題した大阪組合HP。トップページに本屋のおやじ「本吉」(ほんきち)のイラストがあり親しみやすい印象。組合活動概況、加盟店一覧、掲示板、本の豆知識、お勧め本など。

【京都府書店商業組合】
http://www.books.gr.jp/
県組合HPの草分け的存在だけあり、充実したコンテンツ。組合および加盟書店、在京出版社の紹介。掲示板もある。「組合推薦図書」「今月の注目の本」のコーナーは一般読者から好評。
ふるさとネットワーク/北信越ブロック編

〔新潟〕
上越市の金谷山に日本スキー発祥記念館、レルヒ像、日本スキー発祥の地の石碑がある。オーストリア陸軍の軍人のレルヒ少佐が1910年、日露戦争に勝利した日本陸軍の研究のために来日した。1911年1月5日、スキー10台を土産に上越市の高田歩兵第58連隊にやってきた。
1月12日開口一番「スキーをはきなさい!」と号令した。以後、連日、一本杖スキーを熱心に指導した。スキーが日本に紹介された初めである。レルヒは日本陸軍の視察に来たのか、スキーを指導に来たのか、分からないほどだった。軍隊だけでなく、教師や民間人などにも指導を行なった。上越市は1981年、レルヒ少佐の故郷オーストリアのリリエンフェルト市と姉妹都市となり、親善を深めている。
毎年2月初旬に日本スキーの発祥を記念してレルヒ祭が開催される。本年は95周年にあたる。
(熊田雅明広報委員)

〔富山〕
「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」など往年のアニメ、漫画を集めたイベント「昔懐かし子ども時代の漫画展」が昨年12月16日、高岡駅前のウイング・ウイング高岡で始まった。高岡市ゆかりの藤子不二雄さんの初期作品など、希少価値がある漫画誌が勢揃い。高岡市のTMO(まちづくり機構)・高岡町衆サロンが、「団塊の世代」向けイベントとして企画した。
漫画誌は「少年」「冒険」「少年画報」といった月刊誌や付録本など約80冊を展示。藤子さんの初期作品は、「足塚不二雄」のペンネームで昭和20年代後半に描いたもので、来場者が興味深げに見入っていた。
アニメの上映会もあり、30年代末頃にテレビ放映された「鉄腕アトム」「鉄人28号」「ワンダー・スリー」「エイトマン」「ジャングル大帝」の5本が上映された。
(渋谷恵一広報委員)

〔石川〕
先日まで放映していたNHK大河ドラマ「義経」は私も時に見ていたのですが、先日はたまたま「安宅の関」のところでした。地元の話でもあり大変興味深いものでした。現地は小松近郊の安宅海岸で、数百年経た今は、当時の関所跡は日本海の浸食作用で海の中であるとのこと。今、松並木の海岸には勧進帳の場名をかたどった富樫と弁慶の銅像が建っており、台石には大正時代の雄弁政治家、永井柳太郎の筆による「知、仁、勇」の文字が彫られています。弁慶の知、富樫の仁、義経の忍の上に立った勇で成り立った物語であり、勧進帳は歌舞伎十八番の中でも知らぬ人のない程の名場面として皆さんもご存じのことと思います。近くに関所門や関所館が建っており、今も海岸の松林に吹く風の調べを聞いていると往時が偲ばれて本当に感無量です。(横野浩広報委員)

〔長野〕
中仙道六十九次の二十五番目に望月の宿があります。文化元年には30軒近い旅篭が軒をつらね、繁栄していた宿でした。望月町は平成17年4月1日、佐久市となりましたが、書道の町として有名。「比田井天来」という書道家が生まれた土地だからです。
天来は書道の道を開かんと明治30年に上京。日下部嶋鶴に師事し、「書道は東洋独自の芸術である」との明確なる自覚のもとに理論と作品の両面で新たな世界を切り開いたのです。その活動は20世紀の日本書道の基盤となり、膨大な数の作品は全国各地にたくさん残されておりますが、特に長野県内に沢山あります。
文部省習字科教員検定試験委員となり、国定教科書習字教科書の編集にも携わりました。現代書道の手本ともいうべき名作の数々は「天来記念館」でご覧ください。
(高嶋雄一広報委員)

〔福井〕
日本曹洞宗は鎌倉時代に道元禅師が日本に伝え、今では全国に1万5千の末寺、8百万人の檀信徒を持つ。その大本山が吉田郡永平寺町にある永平寺である。
永平寺は寛元2年(1244年)道元によって開創され、室町時代に天皇から「曹洞宗第1道場」の勅額を贈られた出家参禅の道場。10万坪の広大な境内は三方を山に囲まれ、南側は永平寺川が流れる、静けさをたたえた霊域。70余棟の諸堂が建ち並ぶ中、山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、浴室、東司の7つの堂宇は「七堂伽藍」と呼ばれ、重要な修行の場となっている。
門前では年間を通して様々な行事が行なわれるが、3月には修行僧たちがたどった参道を作務衣姿の雲水とともに走る「永平寺参道マラソン」が行なわれる。ゴールで振る舞われる「般若汁」を飲んで、永平寺町は春を迎える。
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