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平成19年3月1日号
春の書店くじ実施要領

▽実施期間平成19年4月20日(金)より30日(月)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈。
▽発行枚数600万枚。書店には1束(500枚)3750円(税込)で頒布。
▽申込方法返信用申込書に必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。▽配布と請求方法くじは取次経由で4月18日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当選発表5月23日。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表。
▽賞品総額8680万円、9・8本に1本
特等賞=ギリシア7日間の旅60本
1等賞=図書カード1万円600本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1800本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円60万本
ダブルチャンス賞=図書カード1万円100本
▽賞品引換え特等賞は当選券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は7月5日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付。
▽引換え期間読者は5月23日より6月30日(消印有効)まで。書店で立替えたくじは7月31日までに「引換当選券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付。
▽申込み書店特典 組合経由の申込店から抽選で3店にギリシア7日間の旅無料随行員。
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布。

新販売システム第2弾/出版社数社に出品を打診/日書連

日書連は2月21日、書店会館で理事会を開き、流通改善委員会藤原委員長が今年も10月27日の「文字・活字文化」の日に合わせて「新販売システム」第2弾の商品出品を複数の出版社に打診していることを明らかにした。今回も買切り、書店正味40%を目指すが、新たに3カ月延勘払いを提案する。
〔流通改善〕
新販売システムの第2弾として藤原委員長は、今年も「文字・活字文化の日」の10月27日に向けて出版社数社に出品を打診していると説明した。
取引は①完全買切り、②注文満数出荷、③書店正味は特別報奨18%を加え40%の販売条件は同じだが、買切りを考慮して請求は3カ月延勘払いを提案したいという。
藤原委員長は「対象商品は新刊でもよいし、販売実績のある商品で判型変更でもよい。4月委員会で要綱をまとめ、6月に商品決定、8月受注、10月27日発売のスケジュールを考えている」と説明した。
特別報奨18%の支払いについては「取次からの請求を6掛にするのが最も簡単だが、そうすると取次手数料が新たに発生する。3冊に1冊つける献本方式も検討してみたい。ポスター、拡材、宣伝は速めに準備する」と述べ、出版社に出品を打診していく方針を了承した。
〔読書推進〕
河出書房新社から4割程度の粗利が期待できる商品として「ハリー・ポッター」BOXの販売が提案された。同社ではすでに過去2回BOXを発売しており、内容はポスター、シールブック、カレンダーなどのセット。
今年は7月に映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が公開され、DVDは11月に発売されるというタイミングから、BOXは6月20日発売を予定しており、具体的販売条件などの詳細は高須委員長に一任することになった。
また、河出書房新社が主催、産経新聞社が共催して4月に「大人の塗り絵」クラブがスタートするが、日書連も同クラブの会員募集、教室開講、コンテスト開催に協力していく方針を了承した。
読売新聞が東京本社版夕刊で行っている「本屋さんへ行こう!キャンペーン」については、次回は3月7日夕刊を書籍・雑誌の広告で埋め尽くすマルチ広告特集にして告知。書店で購入した書籍・雑誌のレシートをハガキに貼って応募すると図書カードが当るキャンペーンに協力していきたいとした。
〔消費税〕
出版業界4団体でつくる税制対策特別委員会は、平成17年に委員を選出したまま開催を見送ってきたが、昨年の4団体トップ交代に伴い委員を一新し、3月6日に初会合が開かれることになった。各団体からの委員名は別掲の通り。
面屋委員長は「夏の参議院選挙後には、消費税率変更に対する政府の方針が示されるだろう」と見通しを述べ、ゼロ税率、非課税など出版物の対応について研究を重ねること、3月下旬には消費税に詳しい湖東京至氏を講師に勉強会を企画していると、今後の方針を示した。
〔増売運動〕
児童図書出版協会、取次協会とともに実施している「心にのこる子どもの本夏休み売行き良好書セール」の実施要綱を承認。今年も絵本、読物、遊びと学習、読み聞かせライブラリー絵本の各セットを販売していくことになった。申込書は2月末発送、締め切りは4月17日。1967セット、1億5千万円の販売目標を掲げている。
各県組合から募集していた「サン・ジョルディの日PR企画」については北海道、青森、山形、神奈川、東京、新潟、兵庫、山口、福岡、熊本の10組合に各20万円の推進費を支出することを了承。
「春の書店くじ」申込み状況は2月21日現在278万枚で、目標数の6割程度にとどまっていることを舩坂委員長が説明、各店に対し積極的な申し込みを呼びかけた。



税制対策特別委員会委員
〔書協〕
小峰紀雄(小峰書店)、相賀昌宏(小学館)、菊池明郎(筑摩書房)、井村寿人(勁草書房)、志村幸雄(工業調査会)、大坪嘉春(税務経理協会)
〔雑協〕
村松邦彦(主婦の友社)、濱田博信(講談社)、高橋宏(東洋経済新報社)、佐野修(新潮社)
〔取協〕
山﨑厚男(トーハン)、三好勇治(大阪屋)、雨谷正己(協和)、風間賢一郎(トーハン)、橋昌利(日販)
〔日書連〕
丸岡義博(廣文館書店)、井門照雄(丸三書店)、面屋龍延(清風堂書店)、藤原直(金港堂)、下向磐(分梅書店)、柴崎繁(王様書房)

支払いサイト改善も/経営実態調査の声受けて/2月理事会

日書連2月理事会では、書店経営実態調査を受けた取組みとして、丸岡会長が「今年は新販売システム第2弾に取組むほか、返品入帳の目処がつけば支払いサイトの改善も取組みたい」と意欲を示した。
〔再販研究〕
再販の弾力的運用を検証することが必要だとして、日書連が提起した弾力運用研究チームについて、岡嶋委員長から書店側委員の編成案が示された。日書連は岡嶋委員長はじめ大橋信夫(東京)、下向磐(同)、古澤隆(静岡)、西村俊男(新潟)、堀護(神奈川)の6名に東京組合再販研究委員会のメンバーにも加わってもらう方針。
〔書店経営実態調査〕
書店経営実態調査の第2弾「書店経営絵者生の声」は組合員を中心に8千部配布し、内外から大きな反響が上がっていることを高須委員長が報告した。
丸岡会長は「実態調査の結果を受けて、マージン拡大、返品入帳短縮化、支払いサイト改善の取り組みを始めた。政策審議会では新販売システム第2弾に取組むことになった」と、日書連の対応を述べた。
これに対し青森組合鶴谷理事は「青森組合は組合員が62名にまで減った。これ以上組合員が減っては組織が維持できない。日書連としてもっと具体的で力強い方針を示してほしい」と要望。丸岡会長は「返品入帳の目処がつけば、次は支払いサイトの改善に取り組みたい」とする考えを明らかにした。
〔組織強化〕
1月期の加入・脱退状況は加入1店に対し脱退が26店で、日書連傘下組合員数は昨年4月1日対比で264店少ない6419店となった。
鈴木委員長は福井県・勝木書店が石川県に10店、神奈川県に3店、千葉県に1店を出店しながら、当該県組合に加入していないことについて、千葉、神奈川、石川3県組合の連名で勝木書店勝木伸俊社長に「加入のお願い」を送ると報告した。
〔環境改善ワーキング〕
3月末はトーハン、日販など取次の決算期に当るため、鈴木機関長は丸岡会長とともにトーハン、日販を訪ね、締め切りを通常月より繰り上げないよう要請したいと述べた。
〔政策審議会〕
今年度の組合活性化資金は、各県組合からの申請を審査した結果、北海道はじめ11組合に20万円、山形はじめ14組合に15万円、群馬はじめ5組合に10万円、合計で30組合に総額480万円の支出を決めた。
書店データベースは33組合で確認作業が終わり、残る14組合で点検中。
書店くじの見直しについては、井門委員長が全店が10日間切らさないよう、2千万枚程度発行し、書店負担を現在の1枚7円50銭から1枚1、2円におさえる方向で検討していると報告した。
〔取引改善〕
国際地学協会が昨年、会社再生法を申請したため、書店からの返品が入帳しない問題で下向委員長は、2月に入って太洋社、協和出版販売の2社からも事情を聞いたと報告。取次によって対応が異なることを説明した。
雑誌付録問題では5月上旬にも雑協、取協と第2回目の会談を行い、改善に向けての意見交換を行うことが報告された。
〔情報化推進〕
本にICタグを装着した実証実験が2月9日に有隣堂川崎店、16日にジュンク堂池袋店で行われたのに続き、3月8日には、書協で書店を対象とした公開ヒアリングが開かれることを志賀委員長が説明した。
各自治体で進む図書館指定管理者制度の問題では2月26日に同制度を研究するための準備委員会を書店会館で開き、今後の対応を研究していく。
〔指導教育〕
各都道府県組合事務局を対象とした研修会を8月下旬、1泊2日の日程で東京で開催することを大橋委員長が説明した。研修会は改正組合法の理解を中心に、組合事務などを学ぶ。また、各県事務局の交流を図るのも狙い。全国中央会からの補助金助成を得て実施する。
〔共同購買・福利厚生〕
中小企業の福利厚生のための「あんしん財団」加入状況は20組合81名。中山委員長から半年間の加入促進手数料として2月末日に4組合に6万8250円が振り込まれることが報告になった。
〔日書連共済会〕
日書連共済会の昨年12月31日現在の決算について木野村委員長が報告。山根金造監事が監査報告を行った。年末までの見舞金給付申請は今年3月末まで受け付けることになっている。12月末現在では5億9665万円の残余金があり、ここから1月に各県組合に支払った事務手数料5477万円と、1~3月の給付金を差し引いた金額が残余財産となり、日書連に帰属させることになると説明があった。

岡本氏お別れの会

あかね書房創業者で1月4日に95歳で逝去した岡本陸人氏のお別れの会が2月21日午前11時半から千代田区一ツ橋の如水会館で開かれた。お別れの会には児童図書出版社、書店、取次など業界関係者約5百名が参列し、岡本氏の遺影に白いカーネーションを献花した。別室にはあかね書房を創立した昭和24年当時、昭和31年の旧本社落成など、思い出の写真パネルが飾られ、児童書出版にかけた情熱を振り返り、故人の冥福を祈った。

共済会給付

(19・1・23~19・2・18)
▼病気傷害静岡市清水区興津本町238学進堂書店大澤春雄殿20口▼病気傷害・死亡弔慰板橋区本町25―9やまさ書房芦田才爾殿2口▼死亡弔慰射水市立町12―38川辺書店川辺正三殿3口
▼前名義人死亡(福島悠紀雄)岡山市妹尾298福島かねつき堂福島直殿
▼配偶者死亡(石野槇子)和気郡和気町吉田2217石野書店石野和夫殿2口
▼風害結城市結城553ナカサト中里雅之殿
1口16万円
▼雪害秋田市中通2―4―6加賀屋書店加賀屋ミツ子殿5口5万円
▼その他被災(バイク飛び込み)蕨市中央4―2―1志誠堂植村稔殿3口3万円
▼住居漏水東松島市矢本字栄町41おいかわ及川仁一殿3口9万円

1月の平均は98.0%/昨年7月から7カ月前年割れ/日販調べ

日販経営相談センター調べの1月期分類別売上げ調査によると、1月期書店売上げは平均98・0%となり、昨年7月から続く前年割れに歯止めがかからない。
書店規模別では2百坪以上店のみ2・5%増だったほかは各規模で2、3%の前年割れ。50坪以下店は4・4%減。
ジャンル別ではコミック、文庫、地図旅行、文芸書の4ジャンルが前年を上回った。コミックは4・7%増、文庫は4・2%増で各規模の書店で前年を上回った。新書は昨年の『国家の品格』のような強力な商品がなく、2・4%マイナス。
文芸書は昨年6月以来、7カ月ぶりに 前年水準に達した。『恋空』(スターツ出版)、『赤い糸』(ゴマブックス)などのケータイ小説が好調。
1月客単価は1123・3円で前年同月比100・5%と横ばい。

10書店がSJ読み聞かせキャンペーン/山形組合

山形県書店商業組合(五十嵐太右衛門理事長)は日書連の後援により、県内10書店でサン・ジョルディ「読み聞かせキャンペーン」を4月14日から30日まで開催する。
このキャンペーンは4月23日のサン・ジョルディを一般読者・地域の方にPRするもので、店頭や学校・公民館などで「読み聞かせ」を行なう。県内10書店限定ということで参加書店を募集したところ、2日間で所定数を上回る申し込みがあり、各書店のやる気がうかがえた。非組合員との差別化にもなるキャンペーンなので、毎年続けたいと計画している。
以下に読み聞かせの開催予定を一部紹介する。
鶴岡市・阿部久書店=4月15日に市内の公共施設「丙申堂」にて
酒田市八幡町・やわた書店=八幡町中央公民館にて
最上町・佐藤書店=向町小学校(朝のよみきかせ)・八幡町図書館(お話し会)にて
新庄市・八文字屋=4月22日に店内児童書売場にて
(五十嵐靖彦広報委員)

第1回理事会で本年度日程決める/鹿児島組合

鹿児島県書店商業組合(坂口洋右理事長)は2月14日、本年度第1回理事会を開いた。
理事長による2月9日の九州ブロック会(宮崎市)報告のあと協議に入り、今期の日程を決定。主なものは、①婦人研修会(6月7、8日)②図書館納入研修会(7月25日)③ソフトボール大会(10月10日)④通常総会(12月7日)。
(濱田晴樹広報委員)

読書ノートを5万部発行/総代会は5月18日開催/大阪理事会

大阪府書店商業組合(面屋龍延理事長)は定例理事会を2月16日午後2時から組合会議室で行った。主な審議事項は以下の通り。
〔総務・財務委員会〕
総代会は5月18日(金)13時から、ホテルモントレ・グラスミア(北区梅田新道)で開催する。優良従業員・家族従業員表彰式を行なうが、近年は申請者が少ないため、各支部長は組合員に一声かけて欲しいと呼びかけがあった。
〔読書推進委員会〕
①本の帯創作コンクール
新年度の課題図書18点が決まった。書店からの発注締切りは4月20日と6月末の2回とする。応募作品の締切りは9月10日消印有効。課題図書の朝日新聞紙上での発表は4月中旬の予定。作品展示会、受賞者表彰式は11月24日(土)午後から「エル・おおさか」で行なう。
②読書ノート
4月統一地方選挙の報道と「読書ノート」50冊読了者の新聞掲載用の名簿整理作業が時期的に重なるため、各学校が整理した電子入力データの氏名一覧表を原典とすることにした。
07年度の「読書ノート」発行部数を計5万部とする。Aコースの2万部は70~100冊読了者の氏名新聞紙上発表用に配布。Bコースの2万部は学内表彰用に賞状を提供するための物として配布。Cコースの1万部は、書店向けに1冊に付き卸値85円(頒価150円)で、1セット50冊単位で頒布する。A・Bコースはそれぞれ抽選で配布先を決める。新聞への氏名発表基準は低・中学年は100冊、高学年は70冊とし、募集発表は4月中旬、申込み締め切りは4月末、現品発送は5月10日頃。
〔共同受注委員会〕
従来は大阪組合が窓口となり、4社で納入していた大阪市立中央図書館の雑誌類の納入は、入札で福島書店が落札した。
〔出店問題・組織強化委員会〕
①アバンティブックセンター・OMMビル店及び彩都店、旭屋書店・パークス店の出店連絡があった。
②レディースランチの会は、1月30日にラマダホテル大阪で38名が出席して実施した。
〔学校図書館・IT関連委員会〕
①2月15日に大阪組合会議室で近畿ブロック会情報化推進委員会が開かれた。京都組合から「組合ブックオーダーシステム」構築の報告があったほか、奈良組合から「宮崎県の九州JBAという会社が開発した学校図書館管理ソフト『SchoolPro』が教材屋ルートで全国各学校約1千校に納入されている。各書店は情報収集に努められたい」と報告があった。
②深田理事をチーフとして、「学校図書館電算化プロジェクトチーム」を組織することを決めた。
(中島俊彦広報委員)

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・諸岡弘


◇2歳から/『おへそのあな』/長谷川義史=作/BL出版1365円/2006・9

お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんは、おへそのあなから何を聞き、何をみているのでしょうか?そんな想像をしてみると、なんだか懐かしい思いがしますよね。生まれてくる赤ちゃんを、家族みんながそれぞれの想いで待つあたたかな気持ちが、ほのぼのと伝わってくる絵本です。

◇4歳から/『オオカミだー!』/S・ブレイク=著/ふしみみさを=訳/PHP研究所1260円/2006・11

うさぎのシモンはいつも『オオカミだー!』と叫んでお母さんやお父さんを驚かせ、やりたいほうだい、しほうだいのいたずらっ子です。もうシモンの言うことなんか信用しません。そのシモンがオオカミに捕まって、食べられそうになりました。いたずら好きの子供に読んでやりたい。

◇小学校低学年向き/『ぼくのかわいくないいもうと』/浜田桂子=作/ポプラ社1260円/2005・9

ぼくには妹がいます。でもちっとも可愛くありません。おしゃべりで、でしゃばりで、もういやになっちゃう!小学生の兄と妹の微笑ましい関係を、おもしろく表現した絵本。これを読むと必ずといっていいほど、頷いてくれる男の子がいます。どこにでもこんな兄妹がいるのでしょうね。

三木市で金物卸協同組合と交流/兵庫理事会

兵庫県書店商業組合(三上一充理事長)は2月14日、定例理事会を「金物の街」として有名な三木市へ会場を移して開催、全三木金物卸協同組合と交流を図った。
播州三木市の地場産業である金物産業は、大工道具・左官道具においてブランド力を誇っており、中でも鋸(のこ)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀の5品目は経済産業省により『播州三木打刃物』として伝統的工芸品の指定を受けている。その匠の技は代々受け継がれてはいるものの、近来の建築工法の変革により経営的には厳しいものがあり、かつては3百を超える企業があったが、現在は119企業に減少している。そうした状況の中で後継者の青年たちが研究を重ね、新製品の開発に努めて伝統を守るべく頑張っていると説明があった。
続いて雇用・能力開発機構の「採用活動等マニュアル作成セミナー」が開催され、募集・面接・就業規則・従業員の育成定着などについて学習を行った。
理事会は、三上理事長より日書連1月理事会の報告の後、一部地域に於いて外商時の再販違反事例が報告され、該当書店と帳合取次へ再販違反の注意の喚起と指導の徹底を伝達することや、日書連再販委員会へ報告し検討を要請することが決まった。
また、事務局からはサンジョルディの日PR企画推進費を支給されたとの報告があり、各組合員書店の名前入りのしおり12万枚を作成し、組合員全員に配布する予定であること。また、組合員名簿の修正作業を進めているので、変更がある場合は報告することなどの連絡があった。
(中島良太広報委員)

書店売上高1.4%減に/昨年の分類別売上調査/日販調べ

日販経営相談センター調べによる2006年の年間書店分類別売上調査が発表された。これによると06年の売上は前年比1・4%減だった。中小書店の売上に占める構成比が高い雑誌は3・9%減と落ち込みが目立った。調査期間は06年1月ら12月。調査店は291店。
売上高前年比を規模別にみると、201坪以上が2・9%増となったほかは、151~200坪0・9%減、101~150坪1・2%減、51~100坪2・3%減、50坪以下2・9%減と軒並み前年割れ。規模が小さくなるほど落ち込みが大きく、中小書店の苦境が浮き彫りとなった。立地別では「その他」が1・2%増となったほかは前年割れとなっており、なかでも商店街が5・4%減と落ち込みが目立った。
ジャンル別では文庫(7・0%増)、新書(5・0%増)が伸長し、児童書(0・0%)、実用書(3・4%増)、文芸(2・2%増)も前年をクリアした。
一方、雑誌は3・9%減と厳しい状況が続いている。規模別でみると、201坪以上は0・7%増と前年をクリアしたが、50坪以下店は4・7%減。中小書店の雑誌不振が顕著となっている。また、最も落ち込みが大きかったジャンルは電子メディアとの競合を余儀なくされている辞典で、8・1%減だった。
客単価は1・9%増の1128・0円となり、全規模で前年を上回った。

賑わいあるまちづくりを/第11回全国中小小売商サミット

第11回全国中小小売商サミット(全国中小小売商団体連絡会主催)は2月22日、東京・平河町の都市センターホテルで開かれ、日書連など小売10団体代表が一堂に会して意見交換。コンパクトで賑わいあるまちづくりの実現を求めるとする宣言を採択した。
サミット代表者会議の冒頭、主催者を代表して桑島俊彦実行委員長(全国商店街振興組合連合会理事長)は「さきほど代表者10名で安倍首相を表敬訪問した。消費税率引上げに反対であること、まちづくり3法改正には感謝するが、さらに予算措置を講じてほしいこと、チェーン店は商店街に加入して地域社会で応分の負担をするべきことなど、意見を述べてきた」とあいさつした。
このあと小売10団体代表が意見交換を行い、①コンパクトで賑わいある「まちづくり」の実現に意欲的に取り組んでいる中小小売業者への積極的な支援措置②中小小売店に過度に負担を強いる消費税の税率引き上げ絶対反対③中小企業金融機能の維持強化――を求める決議を採択した。
引き続き中小企業庁長官との意見交換会を開催し、中小企業庁・石毛博行長官があいさつ。「わが国経済は景気回復を続けているが、地域経済、中小企業はまだ厳しい状況にある。中小企業庁は地域中小企業の活性化を図るため、地域・企業・ヒトの3つの応援を同時に推進していく」と述べた。
全国共同店舗連盟、日本商店連盟、日書連、日本ボランタリー・チェーン協会の4団体代表者が中小企業庁への要望事項を陳述。このうち日書連・丸岡義博会長は「書店数はピーク時の半分に減ってしまったが、いま残っている書店は文化財を普及しようと意欲に燃えている。しかし心意気だけでは商売は成り立たない。やる気のある書店が生き残ることができるよう、行政の支援が必要」として、①景気、雇用、消費力回復のための経済施策の実現②法定再販制度の維持③全国中小書店の振興の拡充強化④公正な競争と取引の透明性の確保⑤消費税率引上げに反対するとともに、中小企業の事業継続を可能にする承継税制の確立――を求めた。
このあと桑島実行委員長が石毛長官に宣言文を手渡した。

協業化・共同化を学ぶ/中小が生き残る道探る/青森研修会

青森県書店商業組合と青森県中小企業団体中央会は1月20日、弘前市・シティ弘前ホテルで「大型店進出対策・中小書店生き残り対策中小書店の協業化・共同化研修会」を開催し、組合員24名が参加した。大阪の書店協業化組織「パルネットチェーン本部」より松原書店・西浦能兼会長、同・西浦元章社長、そしてパルネットチェーン設立当時よりブレーンとして参画しているソフィアコンサルティングの澤崎至社長が講師をつとめた。
青森組合はかねてより、生き残り対策として全組合員が連携する青森県書店ネット(ABSネット)構想を掲げ、今年度は同構想の研究を重点事業に位置づけて取り組んでいるが、今回の研修会はその一環として開催したもの。
研修会第1部は「なぜ中小書店の生き残り対策として協業化・共同化が必要なのか」と題して、西浦能兼会長が講演。「20年前に郊外出店ラッシュがありナショナルチェーンが進出してきたので、対抗するために仲間たちと協業化を目指した。初期は足並みが揃わず苦労した。歩戻しの利用で活路を見出そうとしたものの取次の理解がなかなか得られなかった。すべて契約によって関係を維持するとともに、有機的な話し合いやつながりによって実績を積み重ねてきた。現在、補充は3日で入荷するなど共同化のメリットは数多い。雑誌の定期改正は店舗の個性を重視し、売上を伸ばすことができた。今後は外販でも共同化を進めていきたい」と話した。
続いて鶴谷理事長が「ナショナルチェーンと中小書店の違いは情報処理能力にある。中小書店はオーナーがすべてをこなしている。チェーン化することで業務を専門化することができ、効率化につながる」と述べた。また、澤崎社長は「本部機能を持つことで仕入れ・販売・交渉の専門性が高くなる。出版社との情報交換、店舗の個性の把握で、初回配本は無理でも2回目からは確実に入荷する。FVC(フランチャイズ・ヴォランタリー・チェーン)により、フランチャイズの指導性とヴォランタリーの店舗の個性の維持を高いレベルにもっていくことができる」と話した。
第2部はパネルディスカッション。昨年大阪研修に行った青年部員から「店舗の個性が生かされている」「優秀な本部の指導が必要」などの意見が出た。澤崎社長はABSネット構想に対して①2、3年かけてじっくり準備すべき②情報交換を密にし、合議制を維持することが重要③チェーン店すべてに公平な配本をすべき――とアドバイスした。(黒滝恭一広報委員)

学参・辞典コーナー売上アップへのヒント!/大盛堂書店・今関稔店長が講演/辞典協会・学習書協会共催「辞典・学参勉強会」

辞典協会と学習書協会は共催で「2007年新学期辞典・学参勉強会」を2月14日午後2時から東京・神楽坂の研究社英語センターで開催。大盛堂書店(東京・渋谷)の今関稔店長が「学参・辞典コーナー売上アップへのヒント!」と題して販売のポイントを講演した。

〔各分野で動く月は違う〕
はじめに、トーハンから提供していただいた学参・辞典のジャンル別年間販売指数のデータから、それぞれの動向を説明したい。
小学学参を見ると、4月は教科書準拠ものが売れて他はあまり動いていない。4月は準拠を確実に売らなければいけないということだ。また7月も売れているのが分かるので、商品を吟味して7月まで持っていれば売上アップになるのではないか。特徴的なのは、ドリルは7月にどんと出ているのに普通の問題集は落ちている。この時期はドリル中心に棚作りをしないと、売り逃しがあるぞということに注意してほしい。
中学入試はこれからのドル箱なのではないかと思う。棚をしっかり作ってほしい。10月から3月へと上がっており、10月くらいから力を入れても充分売上が取れるということだ。学校別問題集は8月~10月に伸びているのが分かる。
中学学参も特徴的なものになっている。教科書準拠は4月しか出ないので、ここでしっかり売らないと駄目。ドリルは6月から動き出し7月がピーク。ドリルは新学期に入ってくるので、返してしまうと売り逃してしまう。売れるジャンルを押さえないと売上を伸ばすことができない。
中学教科別参考書は、3月に売れるのは英語。5月は社会、理科となっている。平台の占有面積などで工夫をすると売上が取れるだろう。不思議なのは国語で、7月に動いている。
高校入試についてみると、1・2年の復習ものは年間売れていると思ったら、3月、7月に良く売れて他の月はそれほどでもない。高い数値をずっと残しているのは英語で、切らさないようにしたい。
高校学参は皆さんのお店で一番売れるジャンルだと思う。面白いのは、5月に英語や数学より社会と理科が売れていること。国語は5月は下がるが7月にどんと上がっている。英語では、長文は7月以降大きく動く。国語で一番変化するのは小論文。2月に大きく売れて次が10月で4月~7月はかなり低い。理科は化学が一番売れているのが分かる。数学はⅠAは3~5月と上がっていくが2Bは下がっている。
辞典のグラフを見ると、売れるのはやはり3、4、5月。この時期に売り損じると後で一生懸命やっても売れないことがわかる。四字熟語、故事成語辞典はお客の目線のところで売る工夫をしてはどうだろうか。
教科書の自習書は、版元に言って早めに手を打ち、数を揃えることだ。

〔分かりやすいPOPを〕
売場の話に移り、まずPOPについて話したい。うちではPOPは極力シンプルなものを作ることにしている。版元から資料をいただいた、北海道の小学生の選んだ児童書百選というのがあって、「1位」「2位」と書いたPOPで大当たりした経験がある。ユーザーであるお母さんが、どんな本を選んだらいいか分からないでいたところに、シンプルに訴えた点が受けたのだと思う。「○○の学校で一番使っている辞書です」などという文句で順番を付けるのが、一番分かりやすい。お客様にヒットする言葉を書いてあげるだけで売れていく。
売れ筋を切らしてしまった時に実践したのは、売り切れをすぐお客様に伝えること。我々に直接確認するお客様もいるが、棚を見て「置いてないな」と思ったら帰ってしまう方が多数だ。そういうお客様に分かってもらうために、「この参考書は売り切れています。○月○日頃入荷します」ということをPOPにするなり掲示板で知らせると、お客様に納得してもらえる。そうしておかないとよその店へ行ってしまう。
平積みについては、昔文庫のコーナーをやっていたとき教わったのだが、わざと低い部分を作る。すると「この本は売れているな」ということで、全然知らない著者の本でも買っていってくれる。ただし、きれいに平積みした上で1箇所か2箇所だけ低いところを作って仕掛けないと駄目だ。そこに「1番売れている」というPOPを立てれば鬼に金棒だ。
平台下のストックは、棚に本があっても、お客様が覗いて本を探したりすることがある。それなら平台下を第3の棚にしてしまえということで、本をきれいに並べ、「この中の本も商品なので自由にお選びください」というようなPOPを書けば、安心して好きな本を取ってくれる。
買い物籠は我々も試行錯誤したが、やはりあった方がいい。お客様だけでなく、我々も本を補充する時に楽だ。たくさんでなくていいので、レジに3つか4つ置けば便利だと思う。

〔知育教材で売場活性化〕
次に、売場の実践編ということで、私が経験したことを各コーナー別にお話ししたい。
まず幼児学参コーナーについて。この販売で一番注意してほしいのは、小学校受験ものと幼児用問題集を同じところに並べるのは、お客様の質が違うので問題が生じるということ。ドリル系と入試に関するものはできれば分けて販売する。そうすることで購入する順番ができるので、2・3歳で公文や学研の幼児ものを買ったお客様は、仮に受験をしなくても、次に買うのは小学校受験ものだということが分かるのだ。そうやってアピールすることで1冊しか売れなかったものが2冊3冊売れていく。
幼児知育教材と育児書を一緒に展示してあげるといい。子どもの健康や食事に関するものを置いておくと確実に売れるし、お客様にも信頼される。実践すれば「この本屋で揃う」と他の店に行かなくなる。
幼・小受験の問題集のところには知育教材を必ず一緒に置いてほしい。折り紙やあや取りの本、絵カード類、縄跳び、積み木、コマ、おはじき、ビーだま、磁石、角のある軟らかい鉛筆、子供用のハサミ、クレヨン、スケッチブックといったものを置いて幼・小受験コーナーを活性化する。熱心なお客様はそれ以外に自分がほしい物をどんどん言ってくるので、それを揃えるのも手だ。
幼稚園の先生が読むような幼児教育書も良く動く。小学受験をめざすお母様方は学力が高いので、スペースがあれば教育書や指導書を置けばけっこう売れると思う。
小学校の学参コーナーは、新学期が終わったあと何を置いたらいいのか。私はB4判の問題集を大きく展開して成果を上げたことがある。予習・復習用ということで販売するとお客様に受けると思う。年間ずっと同じ売場では飽きられてしまうので、少しでも棚替えしてみてほしい。
小学生は、4年生を境に算数が分からなくなったりする。そういう場合は、線分図をやりなおすようアドバイスしている。線分図ができれば計算ができなくても答えは出せるからだ。そうして子どもに自信をつけさせれば算数は嫌いにならない。版元の人に聞いた話だが、4年生で算数が好きになれば、中学ですごく楽になるという。そこで、4年生の算数に戻って学習するようアドバイスする。そのために低学年のお子様には、線分図を絶対に分かってもらうことだ。
中学入試コーナーについては、小学校受験で置いたのと同じようなものだが、料理関係や心理学など母が子にしてあげられるものがあれば、入れてみると面白い結果が出ると思う。
中学の学参は、先ほども言ったが、小学4年で算数が嫌いになった子どもは全然勉強する気にならなくなってしまう。そこで小学4年に戻って勉強するようレファレンスするが、4年生の教科書では子どもの自尊心が受け付けないので、小学校4・5・6年用の厚物参考書を薦めると喜ばれると思う。やさしいものから難しいものまで入っていて良くできている。
中学生では難しい問題集・参考書と易しいものとの差が出てくるから、コーナーで分かりやすく区別してあげると良い。新学期は予習用として厚物を売るが、新学期以外は復習用として薦めた方がけっこう売れた。売上を伸ばすのはやはり薄物の展開の仕方だと思う。各社からたくさん出されているが、1つのシリーズから売れているものをチョイスして置いていく。
高校入試に関しては、たいてい塾指定のものが買われていくので、早く情報を集めてチェックする。2人のお客様に聞かれたものはチェックしておかなければ売り逃しになる。先生に言われてから1週間以内で店に入らないものは買いに来ない。早く仕入れる方法を確立しておくことだ。

〔高校学参は口コミ重視〕
高校学参は一番売上が取れるジャンルだ。荷物がたくさん入り、返品もたくさん出る。2月に入ったものは4月に返さなければならないが、その中でどれをとっておくかが隣店に勝つ分かれ目だ。返品の見極めをすれば売上は確実に上がるはずだと思う。
我々に聞いてくるお客様より、アプローチをしてくれないお客様の方がはるかに多い。そのお客様を絶対に逃さないでほしい。気持ちをつかむためには、「我々はあなたの欲しいものをわかっていますよ」ということを示すために、POPや掲示板で入荷状況を知らせる。これが一番手っ取り早い増売法だ。
高校学参は特に口コミが大きく、グループの中心の人が「この本いいよ」と言えば皆が買うという習性がある。それをこちらも利用したい。「某有名私立高校で一番人気の参考書」というPOPを立てれば皆が飛びつく。そういうPOPの書き方が、すっきりしていてお客様も悩まないので一番いいと思う。
大学入試コーナーは、女子高生に受ける棚作りの方が動く。学参をたくさん買うのは女子高生の方がずっと多い。女子高生の目線に売れ筋を集中して置くこと。何度も言うが、お客様の心をつかみ、お客様に近い距離で本を売る姿勢、店作りがいいと思う。
辞典コーナーで私が辞典を販売したとき、お客様には、「機械は確かに軽くて便利だが、大事なときに壊れたら大変。そういうときのことも考えて紙の辞書もやはり必要ですよ」とレファレンスしていた。「機械に入っているのと同じ辞書がいいの」と聞かれたら、機械は必ず壊れるとはいえないので、「違う辞書でもいいのではないですか」と答えていた。
辞書の選び方については、同じ言葉を引いて一番分かりやすいものを選んでもらう。辞書は語数で選ぶ方が多いので、語数や対象者、用途を明確に書いたPOPや掲示物を作って買っていただくのが一番よい。そうすれば迷わず信頼して買ってもらえる。

〔他店に負けない棚作り〕
番外として私のマル秘をお話しする。まず、高校の願書は学校では有料で売っているが、高校に対して「コーナーを作るから設置費用をください」ともちかけ、願書を無料で提供するということを行なった。学校としては生徒を集めるために宣伝したいわけで、設置費用の他にも、非売品の文具等をたくさんくれた。願書は普通有料なのに無料ということでお客様にすごく喜んでいただいた。
次に幼稚園・小学受験コーナーの増売について。先程説明したように具体物を置くことから始めて、月70万の売上が月2百万まで上がった。さあここからどこまで上げようかなと思ったとき、ある塾でたくさん教材を作っていて、塾生だけに販売をしていると聞いた。そこでその塾に行ってうちに教材を売らせてほしいともちかけ、専売させてもらった。売上が伸びて最多で月990万までいったこともあり、こんなに塾の教材が売れるのかとビックリした。その他にも3社くらい話を持っていって教材を販売させてもらった
最後に、競合店に負けないための棚作りについて。自店でどの商品を中心に売るかを決めてほしい。それについては絶対他店に負けないものを揃える。強い部分を1つは作ってアピールすれば、お客様は必ず来てくれるはずだ。

ふるさとネットワーク/北海道・東北ブロック編

〔北海道〕
おそらく世界初でしょう。ばんえい競走馬との雪中綱引き大会(一頭対十数人)をやっているのは。1月26日~28日に開催された第44回帯広氷祭りでの一幕です。ばんえい競馬は競走馬がそりを引きながら力と速さを争う競馬。近年の厳しい運営状況から存続が危ぶまれましたが、それも一段落。しかし予断を許さない状況です。
そんな中、数々のイベントに引っ張りだこなのが、ばんばリッキー。祭り会場では、巨大氷像やジャンボスライダー、スノーフラッグ3ON3といった催しを押さえて脚光を浴びました。競技の後は子どもたちとの撮影会や馬車を引いて会場内を闊歩し、来場者を楽しませてくれました。リッキーにとってはレースより疲れた1日だったことでしょう。今後は帯広競馬場内の案内馬として活躍する予定ですが、きっとここでも皆を満足させてくれるのでしょう。
(ザ・本屋さん権藤剛宏)

〔青森〕
平川市の猿賀神社では毎年旧暦1月7日(今年は新暦2月24日)「七日堂大祭」が開かれる。今年の豊凶を占う特殊神事「柳からみ」と紅白のごま入りのもちをまく「ごまのもちまき神事」を執り行い、諸願成就や諸災消除などを祈願する。
拝殿で行われる「柳からみ」は、神主が旧正月元旦から7日間祈祷した柳の木を、裃を着た歴代奉仕者の三上家当主が盤上にたたきつけ、枝の折れ具合で今年の豊凶を占うもの。平年は12回。旧暦のうるう年には13回たたきつける。
「ごまのもちまき神事」は、ごま入りの紅白もちを、境内の櫓からまく行事。ごまのもちは、「柳からみ」で折れた柳の枝とともに、豊年満作・無病息災のご利益があるといわれている。
地方では農作物の出来不出来が直接景気に反映する。今年は良い年になりますように。
(黒滝恭一広報委員)

〔秋田〕
4月から県立高校に図書館業務を専門とする専任の学校司書となる非常勤職員を配置することが決まった。学校図書館の活性化策の一つで、図書館充実に向けて本年度指定したモデル校を中心に選ぶ予定。これまでの学校司書業務は、各校に原則2人配置された臨時職員が別の業務と兼務で対応しているのが大半だったが、今後は兼務はないが、学校図書館なので、使命感と愛情を持って生徒に対応できる熱意ある人を採用する。
県教育庁高校教育課では、「生徒が本を読み、自分で調べるなど、より主体的な学習を身につけることを期待。県もバックアップするので、学校全体で読書活動を盛り上げてほしい。財政難の時代に新たな職を設ける以上、外部や内部で、その成果を評価していく」という。
(木村和一広報委員)

〔岩手〕
サッカーの第85回全国高校選手権大会で、本県代表の盛岡商が決勝で岡山の作陽に逆転勝ちし、県勢で初めて高校日本一に輝いた。大分鶴崎(大分)、武南(埼玉)、広島皆実(広島)、八千代(千葉)の強豪校を撃破しての決勝進出、そして優勝だ。名物監督・斎藤重信氏の「最後まで走りきれ」の指導通りに泥臭く豊富な運動量で攻め続けて金字塔を打ち立てた。盛岡市内で行なわれた優勝パレードには2万人を超す人が詰めかけた。また、増田寛也県知事が同校を訪れ、県民に明るい希望と活力を与えた盛岡商サッカー部に県民栄誉賞を授与した。
さて私の住む遠野市の遠野高サッカー部も盛岡商とは鎬を削るライバル校で、昨年の84回大会では国立まで歩を進めベスト4に輝いた実績があるだけに、今回の盛岡商の優勝はめでたいことではあるが、羨ましくもあり先を越された悔しさもある。来年はサッカー雑誌の遠野高優勝特集増刊号が大量に完売できることを夢見ることにしよう。
(内田正英広報委員)

〔山形〕
1993年のシーズン160万人をピークに、昨年は60万人弱になってしまった「山形蔵王スキー場」であるが、今シーズンはお客さんを呼び戻している。大きな理由は、暖冬で他のスキー場が滑走不可であることで、年末から全コースが滑れる蔵王にお客様が集まったのである。
しかも、晴れの日が多いので
最高のゲレンデで滑れます。最近のゲレンデの変化は、60歳オーバーの夫婦スキーヤーが目立つということです。多分子育てが終わり、仲良くペアスキー等を揃え、シーズン券で滑ってい
るのではないかと想像しています。
私も何年後かには「そんなふう」になりたい……と感じてしまいました。
(五十嵐靖彦広報委員)

〔宮城〕
東京では様々な分野のフリーペーパーが話題になっているようですが、仙台でもレジャー情報系のフリーペーパー等が駅構内や街頭で簡単に手に入るようになりました。同系統の情報誌を売る書店としては、フリーペーパーのようにタダで情報を得られる媒体は大きな脅威と言えます。
その一方で、仙台では地元出版社が発行する地元雑誌が元気です。シニア向け月刊誌「りらく」は通算100号を超えましたし、若い女性に読者ターゲットを絞ってリニューアルした「S‐style」も好評です。
それらに共通するのは、地元の今を見る確かな視点と丁寧な編集。フリーペーパーの勢いに負けない、魅力的な誌面づくりで人気を獲得しているのです。
地元書店としても、そんな商品を店頭に多数揃え、地元雑誌の良さをお客様に積極的にアピールしていきたいと思っています。(柴修広報委員)

〔福島〕
福島県には最近話題の図書館がある。今年1月14日開館した矢祭町の「もったいない図書館」。また、本と森の交換で話題になった会津只見の「たもかく本の街」。言うならば古書店だが、6棟の倉庫に本がギッシリで、東京・渋谷にも支店を出してすこぶる元気がいい。もうひとつ、飯舘村村営「ほんの森いいたて」は、立ち上げより当組合がソフト&ハード両面で支援を続けている。一般書店同様、売上低迷で経営は苦しいが、開店10周年を迎え、村民には掛け替えの無い存在だ。
著者→出版社→取次→書店→読者の本の流れが破壊すれば、街の本屋は消滅する。「つっかけ」でふらっと立ち寄り、暇つぶしの本を買って店主と戯言を交わす。こんな空間、人間的で「有り」と思うんですがネ!古書店より新刊本屋!書店の無い町や村へ、当組合は村営書店経営のノウハウもありますよ!(大内一俊広報委員)

自主販売登録店を募集/児童図書10社の会

あかね書房、岩崎書店、偕成社、学習研究社、金の星社、国土社、小峰書店、ポプラ社、理論社でつくる学校巡回販売グループ「児童図書10社の会」(会長=あかね書房岡本光晴専務)は、2007年度新学期「学校販売マニュアル」を制作し、自主販売書店の登録受付けをスタートした。
今年の売上目標は前年比0・7%増にあたる40億6千万円。学校販売は従来の1学期集中型から通年型へ変化しており、オンラインシステム「10社ブックネット」の昨年2学期実績は4割増の1億7千万円となった。10社の会では同ネットを通じて刊行情報伝達と物流のスピードアップを図り発注分を素早く届ける体制を築きたいという。
販促用カラーカタログ「2007年版本を選ぶ本」は教科別・グレード別編集で、新刊一覧、シリーズ名検索、NDC別検索のほか、新たに定価別索引を掲載。544ページ1080シリーズ。3月下旬送本、買切り、頒価本体550円。はじめての試みとして中学校専用カラーカタログを作成して全国の中学校1万校にDM。中学用の販売を強化する。
書店自主販売は4月1日から8月末まで。書店特典として本体価格30~50万円未満は2%、50万~2百万円未満3%、2百~4百万円未満3・5%、4百万円以上4%を報奨。自主販売事務局は学習研究社。専用注文書送り先はライブラリー・アド・サービス内、10社の会自主販売事務センター。FAX048‐458‐3301。

新・アジア書店紀行/ノセ事務所代表取締役・能勢仁

〔第10回マレーシア(1)〕
マレーシアは1957年にイギリスから独立して、今年で丁度50年になる。若い国であるが活気があり、国民が生き生きしていて気持ちがよい。多民族国家である。マレー系60%、中国系30%、インド系10%と民族は異なるが、今はマレーシア人として国家発展の夢に燃えている。その一例として国産車の開発にみることができる。85年にはプロトン社が国産車プロトン・サガ(1300㏄)を完成、発売している。現在では軽自動車プロデュア(660、850㏄)も発売している。クアラルンプール人口200万人に対し、100万台が市内を走っている。車検の無いことも関係するが、とにかく町の混雑は凄い。
国の大きさは日本の84%、人口は2534万人と少ないが、石油、錫、天然ガス、ゴム、木材等、輸出国である。元首は国王である。5年ごとにペナン、マラッカ、サバ、サラワクを除く9州の王様が持ち回りで世襲する。政治的実権はほとんどない。教育制度は6・2制で義務教育、3学期制で、1月が新学期。高校3年、大学予備2年、大学4年と高等教育に力が入っている。マラヤ大学が有名、成人識字率は男92%、女85%。
〈クアラルンプールの書店事情〉
大型店同士の激突である。又、民族資本書店と外国資本書店の対決とみることも出来る。つまり地元の大衆書局(PopularBooks)とMPH書店に対して紀伊国屋書店とボーダーズの対決の構図である。中でも注目すべきことは2002年最後発でタイムズスクェアに出店したボーダーズの存在である。クアラルンプールの中心地に開発されたタイムズスクェアのメインテナントとして、ツーフロア、2000坪という圧倒的な広さにマレーシアの読書人は驚かされた。それまではモダンで人気の高いKLCC(クアラルンプールシティセンター)の中にある紀伊国屋書店の独壇場であった。ボーダーズの進出したブキッ・ビンタン地区はクアラルンプールの中心地で、銀座、渋谷、新宿、浅草をミックスしたような不思議な繁華街である。ブランド店、大手SCが目白押しなのである。店名を挙げてみると、ロット10、ブキッ・ビンタン・プラザ、スンガイ・ヴァン・プラザ、スター・ヒル・ギャラリー、KLプラザ等であるが、それに続いてタイムズスクェアが完成したのである。モノレールインビ駅と直結である。高級?SCをタイムズスクェアとすれば、浅草感はスンガイ・ヴァン・プラザ(金河廣場)である。KLには大型SCが10ヵ所位あるが、最も集客しているのは金河廣場ではないだろうか。金河廣場はブキッ・ビンタン最大のショッピングモールで、6層フロアに500店舗のテナントがひしめいている。浅草、アメ横風SCである。天井が低く、圧迫感があるが、その雰囲気が賑わい性となっている。SCの中央部分は地階から最上階まで吹き抜けになっている。地階では常時催事が行われその大音響が全館に伝わっている。この広場は喧騒を通りこして、興奮そのものである。若者文化の象徴的広場になっている。商店の他に映画館、インターネットカフェ、エステなどもある。勿論、レストラン、大衆食堂はふんだんにあり、6階はカラオケボックス、ボーリング場、飲食街がある。この繁盛SCの1階に地元MPH書店、2階に大衆書局が出店している。両店とも繁盛店である。MPH126坪、大衆書局(中文書が主)140坪である。ただし両店とも専門書を充実させるだけの広さはない。
専門書の不足を補っているのが、もう1ヵ所の大SCであるKLCityCenterに出店している紀伊国屋書店である。4階に洋書350坪、2階に和書50坪のスケールである。3年前にボーダーズが紀伊国屋書店の4~5倍の広さで出店してきた。シンガポール、バンコク等、海外に強い紀伊国屋書店であるが、クアラルンプールは様子が異なってきた。贔屓目かもしれないが、中身の充実度では劣ることはない。
〈ボーダーズ〉
クアラルンプールで売場面積で一番大きい店がボーダーズである。売場1、2F合計で約2千坪である。とにかく広い。2階はKLモノレールインビ駅を降りて、改札口を出るとそのままタイムズスクェアに通じている。そのまま真っ正面にボーダーズがある。売場中央にエスカレータがあるので、店内移動の不便は全くない。この店の特色5点をみてみよう。
1、バーゲンセールが積極的に行われている。バーゲンはボーダーズが最も得意とする芸である。シンガポールでも、ロンドンでも地元書店を刺激するのに十分な程、バーゲンセールに力を入れていた。バーゲンは1階売場が中心である。
2、こどもの本売場は圧巻である。売場は約100坪あるが、20坪は広場である。読書相談用のデスクも用意されている。
3、レストスペースがボーダーズの人気スペースとなっている。ソファー、木製ベンチが豊富に店内に置かれている。因みに1階ソファ8脚、ベンチ18脚、2階ソファ22脚、ベンチ18脚である。
4、雑誌売場が充実している。ボーダーズが扱っている雑誌は1651種であった。雑誌の陳列ケースは全部面展示で平台はない。上部2段、中段3段、下部3段の計8段である。どの段もとり易い。詳しい内容は次の通り。
ウーメンズインタレスト、ファッション、ジェナラルインタレスト、ヘルス&フィットネス、ホームズ、アート&クラフト、アンティック&コレクションズ、トラベル、メンズインタレスト、ビジネス、カレントイベント、トランスポート、スポーツ&フィットネス、アート&フォトグラフィ、フィルム&Hi‐Fi、コンピューティング、ローカルインタレスト、インターナショナル。以上。
種類の多いのは、スポーツ&フィットネスであった。次は健康雑誌、パソコンであった。日本の雑誌はRAYは240円、こどもブティックは900円、ef360円、ViVi240円、スマート180円、マリクレール210円、セブンティーン180円等であった。
5、中文書売場を大事にしている。中文書売場には大将書行MENTORブックストアーの看板があがっていた。中国系書店に売場を委託したのであろうか。面積は約150坪はある。利用者も多い。
売場案内
〈1階〉バーゲンブック、ソシャルサイエンス、ロー、ヒストリー、リリジョン、セルフヘルプ、アート&アーキテクチャ、マインドボディスピリット、クッキング、漫画&グラフィックノベルズ、サイエンスフィクション、ロマンス、ミステリー&スリラー、そして雑誌売場、スターバックス約50坪、文具10坪
〈2階〉チャイニーズブック、トラベル&マップ、オーディオブックス、ホビー、メディアミュージックブック、ホーム/ユーモア、スポーツ&ゲームズ、ヤングアダルト、ビジネス、ファイナンス、チルドレン、コンピュータ、カレンダー
MUSIC売場が2階中央の壁面に大々的にあり。CD、DVD他100~150坪
うちどくガイド作成/トーハン

家族で読書の習慣をもち、読んだ本について語ることで家族のコミュニケーションを深める「うちどく(家読)」を提唱しているトーハンは、このほど出版社36社の協力を得て、うちどくにおすすめの本180点を紹介した「うちどくブックガイド」を作成。書籍通販サイトe‐hon内の「うちどくホームページ」に掲載している。
トーハンは昨年12月に「うちどく」推進活動をスタートさせたが、読者からは賛同の声が届くとともに、「世代の違う家族が同じ本を読むのは難しそう」「何を選んだらよいかわからない」という意見や「おすすめの本を教えてほしい」という要望も寄せられている。こうした読者の要望に応えるためにブックガイドの公開をスタートしたもの。サイトでは商品情報を見てe‐honで購入できる上、リストを小冊子としてダウンロード(無料)することもできる。
トーハンでは「『うちどくブックガイド』を参考に読む本を決め、休日は家族で書店に足を運んで、実際に手にとりながら本選びの楽しさを感じてほしい。お互いの好みや心の有りようを知る上で、本選びの過程は貴重なコミュニケーションの場となり得る」としている。ブックガイドは年に数回程度、作成する予定。

雑誌売上げ8.9%減/総売上高は1455億円/講談社

講談社は2月22日、文京区音羽の本社で記者会見を行い、第68期(平成17年12月1日~18年11月30日)決算と役員人事を発表した。
第68期売上高は前年比94・2%の1455億7千万円。内訳は雑誌908億3千万円(91・1%)、書籍299億5千万円(104・5%)、広告収入186億7100万円(92・2%)、その他61億1700万円(102・3%)。税引前当期純利益は31億3百万円(40・3%)、当期純利益は15億3900万円(29・5%)だった。
決算報告を行った金丸取締役は「書籍売上げは前年より増加し、計画を達成したが、雑誌、広告が大きく減収となり、売上高は前年を下回った。利益面では宣伝費などコスト削減、廃棄の大幅減が実現したが、売上げの落ち込みをカバーできず、営業利益は減益になった。前期にあった大きな株式売却益がなく、特別利益が減収したため税引前当期純利益は31億円となった」と説明した。
部門ごとの業績では「雑誌は9月に『KING』を創刊したものの、全体の部数減、実売率悪化、広告収入減少により、売上げ、収益とも悪化した。コミックは下半期に『ノダメ・カンタービレ』など単行本が売上げを伸ばし、前年を上回る利益を確保した。書籍は現代新書、実用ブック、青い鳥文庫などのシリーズが前年を上回り、単行本も『生協の白石さん』『中原の虹』などがヒットして計画を上回った。広告は『グラマラス』などで収入を伸ばしたが、全体の落ち込みが大きく前年を下回った。今期はホストコンピュータからサーバーへの移行、電子伝票導入などにより経営情報の一元管理、間接部門効率化を狙う。雑誌は既存誌見直し、他メディアとの連携を強め、雑誌ブランドを生かした新たなビジネスを追及していく」とした。
役員人事は今期改選する8名全員留任。中沢義彦取締役は常務に昇任、入江祥雄、金丸徳雄氏が新しく取締役に就任した。期末社員数は1004名。来期売上目標は1411億円においている。

講談社役員人事
(◎は昇任、○は新任)
代表取締役社長
野間佐和子
同副社長(社業全般)
野間省伸
常務取締役(コミック事業担当担当局=第3・5・7編集局)五十嵐隆夫
同(担当局=広報室・業務局)横山至孝
同(書籍事業担当担当局=生活文化局・児童局)◎中沢義彦
取締役(担当局=営業企画室・広告局)大塚徹哉
同(担当局=編集総務局・校閲局・学芸局・総合編纂局)柳田和哉
同(担当局=経営企画室・書籍販売局・流通業務局)岩崎光夫
同(担当局=販売促進局・雑誌販売局・コミック販売局)森武文
同(担当局=社長室・社史編纂室・総務局)山根隆
同(担当局=第1編集局・文芸局)鈴木哲
同(担当局=第6編集局・ディズニー出版事業局・デジタル事業局)栗原良幸
同(雑誌事業担当第2・第4編集局)持田克己
同(担当局=ライツ事業局)○入江祥雄
同(担当局=経理局)
○金丸徳雄
取締役相談役(渉外・関連会社担当)浜田博信
同(非常勤)皆川槇二常任監査役関根邦彦
監査役足立直樹
*退任した高井伸夫監査役は顧問を委嘱。

新社長に高納氏/主婦と生活社

主婦と生活社は2月20日開催の取締役会で村山秀夫代表取締役社長と山西邦夫取締役生産担当が3月20日付で退任し、新社長に高納勝寿専務取締役(管理本部長)の就任を決めた。牧秀幸生産部長も取締役に就任する。

クロスメディア化を加速/売上げ1%減、552億円/日経BP

日経BP社は2月19日、港区白金の本社で記者会見を行い、2006年の売上高は前年比1・0%減の552億4800万円、経常利益は21・1%増の32億9100万円となり、減収増益決算と発表した。
売上高の内訳は広告277億2100万円(前年比101・1%)、販売248億5700万円(97・9%)、事業・その他26億7100万円(89・9%)。支出面では人件費削減はじめ販売費、管理費の圧縮で経費を98・2%に抑えたため営業利益は29億6200万円と前年対比16・9%の伸びを示した。
一方、前年に平河町の旧本社ビル売却で特別利益を計上したため、今期の税引前利益は32億5600万円と前年の47・9%にとどまった。
媒体別売上高はニュースレターを含む直販72・9%、市販13・1%、書籍2%、ネット9・3%、事業・サービス8・3%。
大輝精一社長は「昨年は旗艦サイトのオープン、既存サイトのリニューアルでネット事業を大幅に強化した。昨年12月の月間PVは8900万で、ビジネスパーソン向けサイトでは日本有数の規模になった。今年は紙、ネット、事業を組み
合わせたクロスメディアを加速させる」と述べた。4月以降に動画サイトも本格展開させ、ネット販売10%を目指す。

日経BP社役員人事 (3月28日付)
副社長編集・出版・販売担当(日本経済新聞社専務)平田保雄
兼制作・システム担当
常務大谷清
経営企画・関連会社担当兼経営企画室長
常務小浜利之
常務(取締役)伊藤達生
取締役経理担当
梶原克則
取締役開発担当兼開発室長兼リアルシンプル発行人酒井綱一郎
退任(副社長)来間紘
*来間氏は日本経済新聞社顧問に就任。

本屋のうちそと

取次から店に届く補充商品の荷物。開けながら時々私は思う「この荷物を箱詰めした人間は絶対古本屋かコンビニでしか本や雑誌を買わない人間に違いない」と。
本は確かにそこに入っている。伝票も無論。しかし、何かが足りない。「愛」が入っていないのである。別に14日の日に取次から届いた荷物に私宛のチョコレートが入っていなかったから怒っているのではない。「本への愛」がそこには見えないのである。
「本への愛」はどこに消えた?「そんなモン、一番最初にリストラされましたぜ」それでは困るのである。
取次は機械化を進め、たとえその商品がどのような状態であろうと、再販を守るに値する商品であろうとなかろうと、バーコードさえ認識できれば一箱何十秒かで箱詰めし請求伝票を起こす。カバーが傷んでいようと、本にセロテープやシールが付いていようとお構いなし。本の中まで日焼けしていて再販商品として店に出すには?、でも機械は全てOKである。
機械化で人の手が直接本に触り、その本が取次が再販商品として出庫するに値する商品かどうか確認する機会は減った。たまに触る人がいてもその人は多分「再販」が何たるかを知らないバイト。出版社が業務委託している倉庫でも同じだろう。スリップが2枚入っている本もよく来る。中にはどこぞの書店がメモ書きしたスリップがそのまま中に挟まれている本もある。再販商品とは只の使い回し商品か。否、それでは再販は守れないと、私は思う。 (海人)
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