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平成19年3月21日号
「いっしょに、読もうか」/4月23日からこどもの読書週間

読書推進運動協議会(野間佐和子会長)主催の2007・第49回「こどもの読書週間」のマークと標語がこのほど決まった。今年の標語は「いっしょに、読もうか」。
同週間は4月23日から5月12日まで、「子ども読書の日」から「こどもの日」をはさんで3週間にわたり実施。期間中、全国で実施される行事は、この標語およびマークを中心に展開される。

4月20日から春の書店くじ/特賞は「ギリシア7日間の旅」

4月23日の「世界本の日サン・ジョルディの日」に合わせて、4月20日から「春の書店くじ」の配布が始まる。今回は、特賞に「ギリシア7日間の旅」60本を用意した。
22年目となるサン・ジョルディの日キャンペーン。今回は特賞に「ギリシア7日間の旅」を用意。組合経由の書店くじ申し込み店には、抽選で3店を旅行の無料随行員とする特典が設けられている。くじ配布期間は4月20日から30日まで。
春のイベントではこのほか、第8回「本のある風景」作品募集を行なった。「本」をモチーフやコンセプトにしたヴィジュアル作品を募集し、入賞20作品を決定。このうち2作品をキャンペーン用ポスター、オリジナル図書カード、リーフレットなどのヴィジュアル素材に使用する。入選作品20点を紹介したリーフレットは1万5千部作成する。
また、昨年に雑誌出版社と行なった共同企画「心が揺れた1冊の本」に寄せられたハガキとインターネット、携帯サイトによる投票2万6486通から上位143点を紹介したパンフレットを1万5千部作成する。ベスト10は①『東京タワー』リリー・フランキー、扶桑社②『1リットルの涙』木藤亜也、エフエー出版・幻冬舎③『博士の愛した数式』小川洋子、新潮社④『白夜行』東野圭吾、集英社⑤『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス、早川書房⑥『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一、小学館⑦『いま、会いにゆきます』市川拓司、小学館⑧『星の王子さま』サン・テグジュペリ、中央公論新社ほか⑨『ノルウェイの森』村上春樹、講談社⑩『国家の品格』藤原正彦、新潮社。
「本のある風景」のリーフレットと「心が揺れた1冊の本」のパンフレットは、サン・ジョルディ・イベントの会場や全国縦断文化講演会会場で読者に配布する。(写真は上段・「「春の書店くじ」ポスター、中段左・「世界本の日」ポスター、中段右・「世界本の日」オリジナル図書カード)

春の書店くじ申込みは大至急

4月23日の「世界本の日サン・ジョルディの日」「子ども読書の日」をはさんで4月20日から30日まで実施する「春の書店くじ」の申し込みがお済みでない書店は、大至急、所属都道府県組合までお申し込み下さい。頒価は1束5百枚単位で3750円(税込)。読者謝恩、販売促進にお役立て下さい。

加入促進運動を積極展開/大手チェーンに加入要請書/神奈川

神奈川県書店商業組合は2月24日午後2時より県社会福祉会館で定例理事会を開いた。主な議案は次の通り。
〔組合加入促進〕
組合加入促進のため、「書店商業組合加入のメリット」「アピール」「新学校図書館図書整備五ヵ年計画」の3つの文書を作成し、組合未加入店に加入してもらうための運動を展開することになった。
〔ナショナル・チェーン出店〕
ナショナル・チェーン店の新規出店が多く報告されているが、組合に加入しないケースがほとんどなので、最近県内に出店した勝木書店、くまざわ書店の2書店に対して、組合加入の要請書を送ることにした。
〔読書推進〕
サン・ジョルディの日を記念して、神奈川新聞社と合同で「大好きな本絵画コンテスト」を保育園、幼稚園児を対象に行うことになった。
また、読書活動推進子どもフォーラムが4月21日、神奈川近代文学館で開催。講演と読み聞かせの会が行われる。組合として積極的に後援することにした。
〔事務局〕
事務局の態勢を強化。2月1日より2名が午前10時より午後4時まで勤務となった。また、毎月末に正副理事長による財政会議を開き、財政面のチェックを行なうことにした。
〔その他〕
出席理事より「最近、廃業による脱退が目立ち、統計によると最近10年間に20%も売上が減少している。一方、売場面積は増えている。まさにオーバーストア不況、豊作貧乏不況である。これは書店だけでなく、スーパー、百貨店、コンビニと、程度の差こそあれ、日本の流通業界に共通している。業界トップの方々は異口同音に『人口減少の進む日本では見込みはない。海外へ展開しなければならない』と言う。しかし書店業界では文字の壁があってか海外で書店を出店して成功した話を聞かない。やはり、なんでも規制緩和をやめて、需要の減少に見合った業界の秩序を作ることが必要ということだ」と問題提起があった。
(平井弘一広報委員)

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

3月10日(土)、毎日一番に出勤の児童書担当女史に朝の挨拶をいたしますと、「きょうは誕生日です」と一声。ふだんの私なら「誰の?」とか「きょうで20歳か?」と突っ込むところですが、女史のこの日の言いたいことはすぐに理解いたしました。そうです、児童文学者石井桃子さんの百歳の誕生日です。石井さんはご幼少の頃、おじいさまの膝の上で昔話を聞いておられたそうで、まさに「三ツ子の魂百まで」の方(岩波書店のPR誌『図書3月号』)。女史、当然「石井桃子フェア」を入口フェア台と児童書コーナーで展開中。岩波・福音館の記念フェアに一味・二味つけています。この情熱を多くの方に見ていただきたい。遠方の方は海文堂ホームページをご覧ください。
文芸書のフェアは「次にブレイクするのは、この人たちだ」。担当クマさんの若々しい感性で8人の有望作家をセレクト。おっちゃんはゴメン、ついて行けん、若手作家の本にはなかなか手が出せんのよね。これもホームページでご覧いただけます。
私の担当分野は「残念」の二文字。哲学者池田晶子さんが2月23日腎臓ガンで急逝されました。週刊誌の連載を楽しみにしていたのですが、あの週は休載、闘病中とは存じませんでした。呆然、愕然、世は無常であります。緊急フェアです。「人が死ぬのを待っているのか?」「死を商売にするのか?」のご批判、当然あるでしょうが、本屋なりの追悼の形です。言い訳と言われましょうが、池田さんの本は常に数点面陳・平積み、ほぼ全点置いています。
さて、拙著『本屋の眼』の販売状況をみずのわ出版からもらいました。実売のうち精算済み分で印刷代の支払いを完了したとのこと。肩の荷がちょっと下りました。あとは、私の印税と出版社の利益を出さなくてはいけません。皆さん、我々の呑み代がかかっていますので、何とぞ、1冊でも客注を。泣き落としにしては、まだ余裕のある印象でしょうか?作戦変更、子どものミルク代が必要です。おっさんの酒代とバレておる。
雑誌『論座』4月号の第二特集は「それでも本屋が好き!」。私、寄稿しています。皆さんには、「また、おんなじこと書いてる」と思われるかもしれませんが、ちゃんと新ネタを入れてますので、読んでやってください。何と、吉本・鶴見・柄谷各氏他、日本の知性と同じ雑誌に掲載されておるのです。奮闘している本屋の皆さんの声を読んで、勇気をもらってください。

トーハン「うちどく」/『PHP』5月号が特別企画掲載

トーハンの推進する読書運動「うちどく(家読)」の特別企画が、PHP研究所の雑誌『PHP』5月号(4月10日発売)に掲載される。
「うちどく」は「朝の読書」で読書が習慣化している子どもたちをお手本に、家族で本を読んでコミュニケーションを図り親子の絆を深めようとするもの。PHP研究所は以前から「朝の読書」を支援しており、毎年『PHP』5月号で特集する「朝の読書」を今回は「うちどく」に変更。町ぐるみで「うちどく」運動に取り組み始めた茨城県久慈郡大子町の取材や、俳優・児玉清氏の寄稿など全8ページで構成する。

絵本ワールドinながの/8700人が来場し賑わう

「絵本ワールドinながの」2007(同・実行委員会主催)が2月17日、18日の土曜・日曜日にかけて、長野市の中心商店街「もんぜんぷら座」地下1階で開催された。
今年は雪も少なく天候にも恵まれて、17日は約4200人、18日は約4500人が来場。売上げも昨年の第1回より1割増の350万円を記録した。NHKテレビと民放各社が、開催の模様を18日昼の地元ニュースで流したため、2日目の売上げを押し上げた。
会場では、懐かしい絵本から最新の人気絵本・児童書まで約1万冊を展示販売。絵本の読み聞かせ、紙芝居、パネルシアター、民話の語り、人形劇、折り紙教室、わらべうたなど楽しい催し物が行われた。
また「読み聞かせ体験教室」を実施し、17日は長野県図書館協会の牛山圭吾常務理事と茅野市の読み聞かせグループ「おはなしくれよん」の牛山貞世会長が、「楽しい読み聞かせ〈基礎編〉」として「親子で絵本を楽しもう」の演題で講義。これから読み聞かせを始めたいという人たちが、読み聞かせの意義や方法を楽しく学習した。
18日は上田市の読み聞かせグループ「おはなしざしきわらしの会」主宰の山浦美幸さんが、「親子ふれあい読み聞かせ教室」として「絵本であそぼう!親子であそぼう!」の演題で講義。親子ならではの絵本の楽しみ方を実際に絵本を見てもらいながら紹介した。
講演会も行われ、17日は児童文学作家の斉藤洋さんが「物語の縦糸、横糸」、18日は絵本作家・イラストレーターの飯野和好さんが「おっと、痛快絵本の読み語りの旅でぃ!長野の宿」と題して講演。終了後にはサイン会も開かれた。
お客様からは、「良い絵本を紹介する絵本ワールドが開かれるのはすばらしい。3回目もぜひ開催してほしい」という声が多かった。前年並みの売上げ目標を掲げて準備してきたが、それを大きくオーバーしたことに大満足している。
(高嶋雄一広報委員)

40周年の記念講演会とパーティーを開催/出版コンピュータ研

出版コンピュータ研究会の設立40周年記念講演会と祝賀パーティーが3月9日、千代田区飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで開催された。
同研究会は、出版業界の経営機械化の効率を高め、業界や会員相互の利益と親睦を図ることを目的に、コンピュータシステムの有効利用に関する共通の研究・調整・発表を行う会として1967年10月に設立。当初は8社でスタートし、現在会員社は出版社、取次合わせて51社となっている。
記念講演会は午後4時半から行われ、映画「タイヨウのうた」の監督を務めた小泉徳宏氏が「文字を映像化すること」と題して講演。映画制作で監督が果たす役割や、小説と脚本の違い、脚本を映像化する際の具体的な手順等について、映画のシーンをピックアップしながら解説した。
午後6時からは記念パーティーを開催。コンピュータ研OBの日販・阿部洋一郎副会長が「コン研がこれまで有形無形に出版業界に果たしてきた役割は大きい。今後ITがどう変化するか予測し難いが、いろいろなインフラを考え長期的な提言をしていくべきだと思う。これからも垣根を越えて課題に取り組み、切磋琢磨してお互いが成長する場であってほしい」と祝辞を述べ、学研・早川清一氏の発声で乾杯した。

雑誌情報サイト・YOLマガボンを開設/読売新聞社

読売新聞社は㈱タグボートと提携し、「ヨミウリオンライン(YOL)」内に雑誌情報サイト「YOLmagabon(YOLマガボン)」を開設した。
YOLマガボンには、YOLのトップページに新設された「雑誌」メニューからアクセス。同サイトでは、雑誌の一部分を立ち読み感覚で閲覧できる「ちょい読み」サービスを行うほか、複数の雑誌から過去の特集記事や雑誌のバックナンバーをキーワード検索することができる。

STOP!いじめ!/コミックフェア展開

トーハンは春休みに合わせて「STOP!いじめ!親にも読んで欲しいコミックフェア」を全国500店舗で展開中。
新学期は新しい環境で不安も多い時期。いじめによる自殺など悲しいニュースが相次いでいる昨今、子どもたちに人気があり、話題になりやすいコミックスフェアを展開することで、コミックスを読まない親や「いじめは関係ない」と思っている子どもたちに読んでもらいたい作品を集めた。フェアを通じて、少しでも「いじめ」問題が解決できればという願いが込められている。
セット内容は①講談社 デザートKC『いたみ』3冊(問題提起シリーズのももち麗子が手がけるいじめ問題)、②講談社別フレKC『ライフ』①~⑨各1冊、⑩~⑬各2冊(いじめの首謀者がいじめられる側に。主人公が体験する現実)、③集英社 マーガレットC『問題のない私たち』①~③各1冊(出口のないいじめに苦しむ主人公がいじめに立ち向かう)、計17点23冊。セット拡材としてSTOP!いじめ!のオリジナルPOPを提供。

催し

◇村上豊の芸術世界
講談社野間記念館で3月17日から5月20日まで開催。慈眼の画家、村上豊の画業を夢幻、おんな、郷愁の3つのキーワードで捉える。主な展示作品「野の花」「秋雪」「春の川」「おひるね」ほか。月・火曜日休館、入館料一般5百円、中・高・大学生3百円。なお、野間記念館は館内改修工事のため5月21日より来春まで長期休館に入る。

参考図書

◆「よくわかる出版流通のしくみ」07~08年版
メディアパル(佐川二亮社長)は、出版流通をわかりやすくまとめたブックレット『よくわかる出版流通のしくみ』07~08年版を発行した。A5判48頁、頒価525円(税込)。
同ブックレットは2年に一度刊行。出版業界の市場規模や流通ルート、本の製作過程、書店の仕事、新刊・注文・返品の流れ、図書館・教科書の流通など、出版社―取次―書店という出版流通のシステムを、最新データとイラスト、図表を用いて解説している。
本年度版では書籍流通SCMを実現するトーハン桶川計画や、「文字・活字文化振興法」、読書推進運動の現状など、出版界を取り巻く環境変化を盛り込み、新人社員の基礎教育テキストとして定評がある。

『誕生日大全』仕掛け事例/近江八幡市・本のがんこ堂・田中武

近江八幡市・本のがんこ堂は主婦の友社『誕生日大全』(定価2940円)を仕掛け本販売に取上げ、累計で588冊販売した。日販wwwカンファレンス2007の席でwwwアワードを受賞した田中武社長の事例発表を紹介する。

このような席でお話させていただくほど出来のよい本屋ではございませんが、地方の1書店の声としてお聞きいただければ幸いでございます。滋賀県の近江八幡市で25坪で創業いたしました。現在は8店舗。本だけの専業店でございます。
皆様ご存知のように書店の売場は基本在庫、新刊を含む平台、及び企画に大別されます。今回は企画、主に仕掛け本に関する当社の取組み、考え方と『誕生日大全』増売に至るまでのお話をさせていただきます。
まずは事例をごらんください。文芸書は仕掛け販売をすることにより、自店のロングセラーをいくつも発掘してまいりました。ビジネス書のジャンルは発掘本という例は少なく、今売れている本をより売り伸ばすという意味で仕掛け販売は非常に有効です。文庫では上位ランキング外商品を担当者が持ち寄り、コーナー作りをしたり、単品の売り伸ばしのため、いろいろな仕掛けを行ってきました。多くの成果を得ております。
当社では月に1度、ジャンル別担当者会議を行っております。目的は各店、各担当者の情報の共有です。次の企画の検討、行った企画の分析。分析結果はすべてデータで保存し、次回の取組みの参考にします。データ、プラス担当者の味付けが私どもの企画です。また各支店で行った企画の商品を持ち回ることで返品の減少につなげております。
日販の京都支店長が返品に関して非常に厳しい支店長でございますので、以前は何回も叱られましたが、最近では「がんこ堂もよくやるじゃないか」と評価いただいております。
それでは実用書の単品の仕掛けとして成果を得ました『誕生日大全』(サッフィ・クロフォード、ジェラルディン・サリヴァン著、2005年11月発売)の話に移ります。
主婦の友社販売部の矢崎さんが来店された折、実用書に関して季節のフェアなどは盛んに行われているが、単品の仕掛け本というのはあまり聞かないという話になり『誕生日大全』を取り上げることにいたしました。この本は定価2940円の占いの本です。当時、この本は発売から3カ月ぐらいたった商品で、店での実売部数は20冊ほどでした。この本を3カ月間で3百冊売ろうということで取組みを始めたわけです。
同じ展開方法で結果が得られるわけでなく、この本を『ハリー・ポッター』の新刊のような扱いにしようと決めたあとは簡単で、場所は入口正面、大胆な平積み、力強い演出にしました。
最初に展開した店は男性客の比率の高い店でしたので、男性客にも手に取って
もらえるよう「家庭に1冊、職場に1冊。これであなたは人気者」というキャッチ・コピーを用意して販売いたしました。その結果、3千円近い実用書が当日より売れ続け、他店でも同じ展開をしたところ3カ月で3百冊販売することができました。現在では30万部を超えるベストセラーに育っているようですが、これは主婦の友社の営業力、www推進部のMD計画書などによる、書店に対する熱心な働きかけが功を奏したものでしょう。
この約束を取り交わした時、もしうまくいったら社員全員を京都祇園の夜の食事に招待してあげるという約束をいただきました。きっとできないと思ったのでしょう(笑)。そのことが私どもに火をつけたことは間違いありません。インセンティブだと思います。昨年8月に約束を果たしていただきました。本日、村松社長がお見えになっておられると聞いております。高い席からですが、御礼申し上げます。
最後に今回のように仕掛けた本がうまくいった時、自分の仕入れた本が棚から1冊売れた時、本という商材を取扱える書店の仕事は本当によい仕事です。
ただ、経営者という立場に返った時、メガショップ、ネットショップがますます盛んになっている大きな流れの中で、今ともに働くスタッフに自分の店の10年後の姿を自信を持って語れないことに責任を感じます。そこで、私たちが生き残っていく方法論の1つとして、よい仕事をすれば、よい経営につながる。つまり、仕事の質、内容が問われるような仕組みの提案をいただければと思っています。今日のwwwの話の中にいくつかありましたが、これから、日販さんとともに検証していきたいと思っております。

香りで顧客誘引?/日販が店舗で実験

日販は書店のお客様に快適な空間を提供するため、日本アロマコーディネーター協会(幡井勉会長)、日本デオドール㈱(柿本元代表取締役)とのパートナーシップのもと、リブロ青山店及び有隣堂ランドマークプラザ店において店内一部空調から「香り」を流す共同プロモーション実験を開始した。
香りの実験は天然植物精油を使用した「香り玉」を空調機に設置。自然気化した天然精油成分を店内に拡散させ、微香空間を演出する。有隣堂ランドマークプラザ店は「ハーブの香り」、リブロ青山店では梅をベースにブレンドした「金沢の香り」も実験する。期間は2月24日から4月30日まで。
今後、香りの演出が書店への来店誘引となるか、書店の個性化・差別化の可能性を探り、書店の香り空間演出サービスの構築を目指していく。

角川プロダクションを設立

角川グループはグループ内の版権営業を中心に許諾商品プロモーション、アーティスト・マネジメント、キッズビジネスなどの事業分野も視野に入れた新会社「角川プロダクション」を4月2日付で設立する。
新会社の資本金は1億円。株主は角川グループホールディングスが50%、エンターブレイン、角川書店、角川映画、富士見書房、メディアワークスが10%ずつ保有。代表者は角川書店の井上伸一郎社長が兼務する。
3月14日、東京會舘で行われた設立発表会で角川グループホールディングス角川歴彦会長兼CEOは「6年ほど著作権ビジネスを模索してきたが、そろそろ横断的な別会社にしようとなった。ライセンス事業のゲートウエイとして、開かれた新しいコラボレーションを目指す」とあいさつ。
角川プロダクション井上社長は「コミック、アニメでは後発だったが、20年で魅力的なコンテンツが増えてきた。昨年、アニメ『時をかける少女』が日本アカデミー賞を受賞し、涼宮ハルヒも育っている。グループのキャラクターを横断的に活用すれば相当なパワーが生み出せるのではないか。今日をスタートに新しい発展を」と、新会社の運営に意欲を見せた。

受賞

◇平成19年吉川英治賞
第41回吉川英治文学賞は宮部みゆき氏『名もなき毒』(幻冬舎)に、第28回吉川英治文学新人賞は『佐藤多佳子氏『一瞬の風になれ』(講談社)に決定。第41回吉川英治文化賞は雨宮清(カンボジアほかで地雷除去)、菊本照子(ケニアのストリートチルドレン救援)、桜井政太郎(視覚障害者のため「手で見る博物館」を設立)、左野勝司(国内外の石造遺跡修復と発掘)、掘田健一(障害者用自転車を製作)各氏の受賞が決まった。贈呈式は4月11日午後5時から帝国ホテルで行われる。

ガガガ文庫とルルル文庫/5月にライトノベル市場参入/小学館

小学館から文字で読むマンガとして男の子向け「ガガガ文庫」、女の子向け「ルルル文庫」の2つのライトノベル文庫が5月24日に同時創刊される。
創刊ラインナップはガガガ文庫、ルルル文庫とも各10点。第1回ライトノベル大賞受賞作のほか、少年サンデーの大ヒットコミック『ハヤテのごとく』のノベライズ化、日清カップヌードルCMの小説版『FREEDOMフットマークデイズ1』、ルルル文庫は「恋と冒険は乙女のたしなみ」をキャッチフレーズに篠原千絵『天は赤い河のほとり外伝』、海外ヤングアダルト小説のアレンジなど意欲的な作品を送り出す。
ガガガ文庫は以後毎月18日発売、予価580円。ルルル文庫は毎月1日発売、予価500円。各5冊刊行予定。
3月14日の説明会で小学館大住常務は最近の同社の業績について「今年度2月決算を集計中だが、残念ながら若干の減収減益の決算だった。しかし、今年に入りウイークリー『古寺を巡る』創刊号が7万増刷、『アネキャン』が30万部を3日で完売と好調」と報告。ライトノベル市場については「2006年の売上げは3百億円規模で、教養新書百数十億円の2倍以上のマーケット。現状は1社で8割のシェアだが小学館にはコミック、ファンタジーの蓄積があり、売場の活性化につなげたい」と説明した。
両文庫創刊に当って募集したライトノベル大賞には少年部門1275点、少女部門1046点の応募があり、大賞発表は3月20日頃。以後も新人作家を意欲的に起用していく。
両文庫ともコミック編集局が担当し、ゲームメーカーや宣伝とのコラボレーションも進めていく。

人事

◇徳間書店(3月1日)
代表取締役専務営業局長 牧田謙吾
取締役 長綱和幸

◇主婦と生活社
(3月11日、○昇格)
販売本部販売営業部商品管理課課長○今泉等
同課長(ムック担当)
○大宅俊幸

4号連続で記念号/双葉社『週刊大衆』

創刊50周年を迎える双葉社『週刊大衆』は4月2日発売の4月16日号から23日発売の5月7日・14日合併号まで4号連続で50周年記念号を発行する。
第1弾の4月16日号は特別定価360円。週刊大衆50年を振り返る①、昭和平成50年史雑学クイズ特別版~正解者から読者50人に5千円プレゼント、アラーキー『人妻エロス50年』ほか袋とじ4点など。
『週刊大衆』は昭和33年4月、出版社発行の週刊誌としては3番目に創刊。創刊号の表紙は女優・山本富士子さんだった。以後、40~50代男性を中心に男性娯楽週刊誌として半世紀歩んできた。

市販12誌の売上げ順調/既存誌の強化策打ち出す/日経BP

日経BP謝恩の夕べが3月13日午後5時より恵比寿のウエスティンホテル東京で開かれた。
第1部企画説明会では日経BP出版センター岡部力也社長が「昨年の『リアル・シンプル』1周年、今月の『日経エンタテインメント』10周年ではお世話になり、市販12誌合計で前年売上げを確保できた。今年も強い雑誌、強い号をたくさん積んで販売いただきたい」と開会あいさつ。
日経BP大輝精一社長は「苦しい中で前年を上回ったのは書店の皆さんのおかげ。本を作る情熱では負けないが、お客様が本を手に取ってくれなければ始まらない。若者の活字離れが言われているが、若者はネットと雑誌で情報を使い分けている。活字文化を守るため、われわれも努力し、協力して活字文化を支えていきたい」と述べた。
企画説明では①創刊5周年の『日経ビジネス・アソシエ』は4月3日発売の春の増売号を怒涛のキラー・コンテンツで発行、②4月2日発売『日経ヘルス』5月号は創刊9周年記念号で女性ホルモンを特集、③5月14日に『日経ヘルス』臨時増刊で40代からの女性に向けた『日経ヘルス・プルミエール』を刊行、④3月20日発売『リアル・シンプル』5月号はキャンパス地の特製ランチトートバッグを付け2号連続で付録付き特大号――など強力な既存誌強化策が発表された。
2006年日経BP雑誌グランプリでは、単店の部増加数、伸長率両部門上位各10店を最優秀賞として表彰。法人の部はくまざわ書店グループ、ブックファースト、文教堂の上位3法人を表彰した。
書店を代表して三省堂書店亀井社長は「日経BPは新しい時代のビジネスマンに提案型の雑誌を送り出してきた。今後も時代を先取りした提案をお願いしたい。書店もエキサイティングで燃えるような売り方、仕組みを考えたい」と祝辞。トーハン山﨑社長は「お客様のターゲットを明確にすれば拡売の余地はある。日経BPを起爆剤に雑誌増売を図ろう」と呼びかけた。
このあと、吉野家安部修仁社長が「逆境の経営にお
けるリーダーシップ」を特別講演した。

本屋のうちそと

3月から宝くじのロトの販売を始めた。みずほ銀行に行ったこともなければ、普通口座もない当店に何故ロトの販売なのか訝れる話と受けとって、当初相手にもしていなかった。当然提案書を読むこともなく放置していた。
後日聞いた話だが、最初の来訪の帰り際に私が「お越し戴いてありがとうございました」と言った事が先方の再三の熱心な勧誘の原因となったようだ。当たり前の応対として挨拶をした事が、営業として回っている相手にとって初めての経験だったとの事。
あまた店がある中、何故当店に話を持ってきたのかと尋ねると、既存の宝くじ売店から規制の距離があること、年中無休であること、朝8時には営業を開始していること、店が開け放たれていて入店がしやすいこと等を上げ、知らないうちに来店数のカウントをした結果である事を回答してきた。
当然営業をするに当たって保証金や設備の費用が必要とされる事から、取引銀行に相談をすると即座に別枠で資金を用立てするとの返事。
とここまでは、話がとんとん拍子で進んだが、収益率で思案をする事となった。販売手数料が受け入れ可能なのかの判断が必要となった。
新たに発生する固定費がない事とプリントをするだけで仕入在庫が発生せず、手数料全額が経常益に算入する事ができる点と清算期日が取次への支払日の差異があり月末にキャッシュフローが見込める点をメリットとして取扱を決めた。
商売の縁とは不思議だと感じている。(井蛙堂)
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