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平成19年8月21日号
第9回ネットフェア/書協、定価の半額で

書協は再販制度弾力運用の一環として今秋も出版社共同企画「ネット謝恩価格本フェア」を実施する。第9回目。読書週間を中心に10月12日から12月12日の2カ月間、全品を表示価格の50%オフで販売する。
配送・決済を行うブックサービス手数料が販売価格の25%、業務代行料として昭和図書の入出庫・保管手数料が10%。表示定価2千円だと出版社に定価の32・5%、650円が入る。
書協では「部分再販品を積極的にご出品ください。出品は発行後1年以上経過した書籍をお願いします」と呼びかけている。対象ジャンルとして児童書、実用書(ムック含む)、一般文芸書、人文書、辞事典、美術書、自然科学書をあげている。http://www.bargainbook.jp

ポケッター、店名シール斡旋

日書連共同購買・福利厚生委員会は年末年始の贈答・販売用に「ポケッター08年版」、名入れ印刷の代用に便利な「店名刷込シール」を斡旋します。どうぞご利用ください。頒価すべて税込み。
◇ポケッター08(78×127㍉・64頁、のし袋付、送料込み)
①店名なし=1セット(百部)7665円②店名入り=5百部以上(印刷場所は後見返し。のし袋への印刷は不可)。5百部以上・1セット(百部)当たり9345円、1千部以上・1セット当たり8610円、3千部以上・1セット当たり8190円
◇店名刷込シール(1枚55×25㍉、5百枚以上・百枚単位)
5百枚以上・百枚当たり1102円50銭、1千枚以上・百枚当たり997円50銭、3千枚以上・百枚当たり630円
※「ポケッター店名入り」「店名刷込シール」の書体は細ゴシック体または明朝体に限る。
ご注文は所定の申込用紙に必要事項記入の上、所属都道府県組合へ。8月25日締切。11月上旬に取引取次店より配送。

Edy加盟働きかけ/大阪組合、50店目標に説明会

各交通機関がスイカ、イコカ、ピタパなどを導入し、キャッシュレス社会が進行していることを受けて、大阪府書店商業組合ではプリペイドカード「Edy」加盟店倍増キャンペーンに合わせ、組合員へ加盟キャンペーンを展開中。
灘憲治経営活性化・書店環境改善委員長を中心に、猿田一男理事が先頭に立って各支部に出向き、順次説明会を開催した。汎用性があるEdy導入の利点を説明し、8月18日までに50店舗加盟を目指すと早期加盟を推奨した。期日までに申し込めば特典として取り扱い手数料、設置費用の割引がある。目標達成の場合は、ビットワレット㈱と大阪組合の提携事案としてプレスリリースを行い、加盟書店のPRを実施する。
(中島俊彦広報委員)

懇親兼ね研修旅行/大分県組合

大分県書店商業組合は7月22、23の両日、福利厚生事業として佐賀城歴史館・孔子の里多久聖廟・味の素工場見学と川上峡温泉「龍登温泉」1泊研修旅行を行い、20名が参加した。福利厚生委員会斉藤勝義委員長のアイデアにより宿泊ホテル無料送迎バスを使用。交通費を節約し旅行参加費は格安に。ベストセラー「佐賀のがばいばあちゃん」TVオープンセットを訪問し、神社の木陰でガイドの説明に聞き入った。
大隈理事長は、あいさつで「小中学校図書館に日書連マークを使用したナノビット装備納入に取り組み、県立高校図書館にトーハン探検隊導入、県組合ホームページ立ち上げも実施出来ている」と述べた。夏休みの初日、多忙な日常業務を忘れ、癒しの2日間となった。(金光直明広報委員)

中学生はこれを読め!/愛知・三重でキャンペーン

愛知県書店商業組合は三重県書店商業組合と共同で今年の夏も「本屋のオヤジのおせっかい/中学生はこれを読め!」キャンペーンを展開している。愛知、三重両県、教育委員会、PTA、中日新聞、NHK名古屋放送局などが後援団体に加わり、官民あげた夏の読書運動として注目を集めている。
「中学生はこれを読め」キャンペーンは昨年に続き今年が2回目。7月15日から9月5日まで夏休みをはさんで2カ月弱、愛知県51店、三重県28店、計79店が参加して「中学生フェア」を実施している。
期間中、フェア本の帯に付いている「オヤジマーク」2枚を切り取り、ハガキに貼って愛知県組合事務局に送ると、抽選で百名に5百円の図書カードが当る読者プレゼントも用意している。
このキャンペーン、もとはといえば札幌・久住書房久住邦晴社長(現・北海道組合理事長)が「中学生の本離れが指摘されるが、自店にも中学生向けの棚がない」と気づき、中学生に読んでもらいたい推薦図書リストを作ってフェアを始めたのがきっかけ。その後、札幌支部、北海道組合と同調者が拡がり、愛知組合、熊本組合と全国に拡大していった。
愛知組合では同キャンペーンの実施に当たり、読者配布用に一言コメント付きの「500選リスト」と、書店チェック用にISBNコードの入ったリストを作成。ポスター、大小2種の帯とともに販促キットとして参加店に配布している。
500選は参加する書店の規模により全点展示が困難であるため、展示内容は各店の自主性に任せ、ポスターには「店頭にない本はお取り寄せします」と、客注につなげる工夫もしている。

「君と読みたい本がある」/読書週間標語

文化の日をはさんで10月27日(土)から11月9日(金)まで読書推進運動協議会の主催で行われる2007読書週間(第61回)の標語が「君と読みたい本がある。」に決まった。野間読書推進賞の贈呈や全国優良読書グループの表彰などが行なわれる。

売上げ伸び率2.2%の減/マイナス成長12年連続に/トーハン・平成19年『書店経営の実態』

トーハンが発行した平成19年度版『書店経営の実態』によると、調査を行った全国の171企業450店舗の平均売上高伸長率は前年を0・1ポイント上回るマイナス2・2%。マイナス幅は縮小したものの、12年連続のマイナス成長となった。収益面では、売上高対営業利益率がマイナス0・3%(前年マイナス0・4%)、売上高対経常利益率が0・6%(同0・3%)で、ともに改善した。
『書店経営の実態』では分析の基準として収益性に重点を置き、売上高対経常利益率がプラスの企業を「健全企業」、マイナスの企業を「欠損企業」に分け、比較対照している。
売上高伸長率をみると、健全企業が0・5ポイント増のマイナス1・1%、欠損企業が1・0ポイント減のマイナス4・2%、総平均ではマイナス2・2%となり、前年を0・1ポイント上回った。全体の62・8%の企業は前年より売上が減少している。
企業の営業力の指標といえる売上高対営業利益率は、総平均でマイナス0・3%となり8年連続の欠損。健全企業は1・5%で利益を確保したが、欠損企業はマイナス3・3%。
粗利益対経費率は総平均で101・1%となり、8年連続で100%を上回った。健全企業が92・6%であるのに対し、欠損企業は119・2%。粗利益対人件費率は50%以内が目標とされるが、健全企業が48・5%、欠損企業が56・6%、総平均では前年より1・8ポイント改善して51・5%になった。
複合型書店の調査では、レンタル、セルCD、TVゲーム、文具それぞれの売上構成比が20%を超える店舗を複合型書店に分類した。複合型書店の売上高伸長率を品目別にみると、TVゲームが16・5%、書籍が0・7%とプラス。雑誌はマイナス2・7%、レンタルはマイナス1・1%、セルCDはマイナス2・9%、文具はマイナス1・1%で、総平均はマイナス1・7%。本専業店は、書籍が0・6%、複合品目が0・4%のプラスだったが、雑誌がマイナス2・4%で、総平均はマイナス1・6%だった。売上高対粗利益率は本専業店22・2%に対し、AVレンタル31・0%、セルCD25・3%、TVゲーム20・1%、文具複合店24・1%。
地域別の売上高伸長率を見ると、近畿のみ0・9%とプラスであとはすべての地域でマイナス。特に北海道・東北はマイナス6・4%と大きく落ち込んだ。立地環境別でも駅ビル内が1・6%、ビジネス街が0・5%とプラスだったほかは軒並みマイナスとなり、駅前(マイナス4・9%)、商店街(マイナス4・1%)の不振が目立つ。売場規模別では全規模でマイナス。20坪以下がマイナス11・7%と、小規模店で厳しい状況が続く。
従事者1人当たりの月間売上高は、健全企業が191万1千円、欠損企業が171万6千円で、総平均では183万8千円と前年比2万4千円減だった。従事者1人当たりの月間粗利益高をみると、健全企業39万2千円に対し欠損企業は37万4千円。総平均では前年比5千円減の38万7千円になった。
商品回転率は健全企業5・0回、欠損企業4・6回で、総平均は前年と同じ4・9回。売上高対粗利益率に商品回転率を掛けた商品投下資本粗利益率は、収益性と商品投資効率を総合的に判断する指標。健全企業109・1%、欠損企業96・9%で、総平均では前年より7・3ポイント減少して103・0%となった。
総資本に占める自己資本の割合を示す自己資本比率は、健全企業が0・6ポイント増加し19・8%、欠損企業が0・5ポイント減少して8・9%。総平均は15・7%で0・3ポイント増加した。
流動比率は1年以内に回収される資産である流動資産と、返済義務を負う流動負債のバランスを見ることで短期支払能力を表す指標で、130%以上の確保が望まれる。健全企業136・3%に対し欠損企業は127・1%で、総平均では3・3ポイント減の131・9%となった。
固定資産への投資が適正かを判断する尺度となる固定比率は、100%以下が目標。健全企業は26・5ポイント減の166・7%と改善し、欠損企業は182・2ポイント減の212・5%と大きく改善した。総平均は62・3ポイント減の181・2%になった。
全店平均の借入金を見ると短期借入金は17・4%で前年比1・5ポイント減、長期借入金は36・6%で0・8ポイント減少した。

新・アジア書店紀行/ノセ事務所代表取締役・能勢仁

〔第18回台湾(1)台北〕
台北の書店事情は日本同様に厳しい。神保町の書店街に似た通りが台北・重慶南路にある。5年前に27店舗あったが、今年は18店舗に減っていた。また台湾で一番売れている雑誌で「一週間」(大衆誌)があるが、33万部売れていたが今は20万部に落ち込んでいる。40%減という状態である。街中で中小書店を見ることが少なくなったのも事実である。勝ち組と負け組に分けるのは本意ではないので、元気書店、頑張り書店を紹介してみたい。
〈三民書店と塾脚石書店〉
台北駅の南西5百㍍位の所に重慶南路がある。通りの中ほどに三民書店がある。この通りの書店は殆どが、うなぎの寝床書店である。5年前には目立つ書店ではなかったが、今度見て驚いた。間口3間、奥行35間の超うなぎである。店の幅がないので、棚中心の店にならざるを得ない。平台はほとんどない。地階児童区、1階は法律、商業、教育、心理、語文、2階は電脳、医学、農藝、理工、科学、土木建築と雑誌、3階は史地、小説、国学、図書館学、4階は学参、宗教、哲学、藝術、旅遊、地図、食譜、家事、運動、武術、音楽、ビデオ、政府出版品である。この店の見せ場は地下の児童区である。読んで欲しい本の売り場になっているので、母親には有難い売り場である。通りが衰退する中、総合書店として急成長した店である。小生にもにこやかに挨拶してくれ、接客マナー、陳列、サービスもよい。エスカレーターは昇り専用で、帰りは階段である。
もう一軒頑張り書店が重慶南路にある。それは塾脚石書店である、5年前と少しも変わらないどころか、それ以上に伸びている。コミックと玩具、文具に力を入れていた。オバQの等身大のぬいぐるみには驚いてしまった。
転進組にフナックがある。南京東路のアジアワールドSCの地下に4百坪クラスで頑張っていたが、今は四分の一に縮小して見る影もない。しかし台中市新光三越百貨9階に台北の店そのままの姿を見ることが出来た。(次回報告)
〈PageOne〉
アジア地区の国際派書店として勇名をはせている書店にPageOneがある。シンガポールのデザインの出版社が親会社であるが、1号店を香港に出して個性派書店として一躍勇名になった。現在はシンガポールと台北101に出店して注目されている。
台北101は世界一の高さを誇る建物である。地上508㍍の新ランドマークとして集客している。地下1階~5階が101モールであって150の世界一流のブランドが出店している。観光バスが連日殺到する観光名所になった。その4階にPageOneはある。相変わらずユニークな店作りである。その姿に魅了させられて多くの日本の書店人が見学に行っている。06年に約7百㍍離れた所に誠品書店新義店(後述)がオープンしたので、2店を合わせて見学する書店人が多いという。
PageOneの特色はデザイン書、建築、美術、写真集の専門性の素晴らしいことである。専門版元直営の感覚が店頭に浮き彫りにされている。店内は間接照明で明るくはないが、閲読する所はしっかり明るくしてあるのが特徴である。島什器は下4段、空段、上2~3段である。空段は屋根状の面展示台、あるいは読書台となっていて、その部分は明るく照らされている。もう一つの特徴は棚の高さは統一されたものではなく、各棚バラバラである。デザイン的に見て、棚自身がデザインを表現している。
レストスペースが店内各所にあり、形の変わった椅子が置かれていた。アーチ状(ヤジロベイ)の竹製の椅子は真ん中に座らないと、滑り落ちてしまう。反対に逆アーチ型もあり、両サイドに人が座るさまは滑稽であった。ビロードで出来たしわくちゃなクッションの椅子、W型のベンチ等、これらを見ているだかでも楽しい。店内はフラットの部分、スロープの部分、2~3段の階段ありで、売場を立体化している。特にデザイン、建築書のコーナーはステージ状になっていて存在感がある。
棚の配置は扇形あり、ブロック状あり、高低ありで目を楽しませてくれる。前述したように、全ての中什器には空段があり、そこから明かりがもれるのはPageOneならではである。
店のレイアウトは超変形である。迷路売場といっても過言ではない。しかし読者には玉手箱をあける様な発見の楽しみを感じているのであろう。店舗のデザイン力に酔ったのかもしれない。レイアウトは大雑把にいえば店頭に新刊、雑誌、レコメンド本、レジがある。左に進めば文学、人文書、ビジネス書、右に進めば実用、旅行、文具、こどもの本である。合流した奥の部分にメインであるデザイン書、建築書の面展示が待っている。喫茶コーナーも奥にある。
各ゾーンにはインフォメーションセンターがあり、2~3人が待機している。スタッフは多い。ワンフロアー約250坪の売場に常時20人~30人いるのではないだろうか。本のまとめ買いの多いこと、質問の多いこと、滞店時間の長いこと、閲読型読者の多いこと等、PageOneの経営ポリシーが反映されていることがわかる。
〈誠品書店新義店〉
06年に出来た誠品書店新義店はアジア最大の規模ではないだろうか。誠品は台湾全体に事業を展開する企業である。デベロッパーとしてデパート、ファッションビル、貸しビル、不動産業で台湾市民には知られている。書店は事業の一部であるが、売上は国内最大である。書店のチェーン店は国内に44店ある。台北18店、台中4店、嘉義3店、高雄6店、基隆2店、新竹6店、台北県5店、計44店の広がりをもっている。この中の旗艦店が新義店である。2~4階が書籍売場で各階6百坪はある。5階は誠品児童階で、こどもの本が置かれている。この他児童探索博物館、児童玩具、児童運動休間、児童機能性家具、嬰幼児服飾用品が揃えられ誠品の一つの顔になっている。
随所に円形デザインをあしらったモダーンで広々とした店内にゆったりと本を配置している。贅沢を極めた店で、藤原道長が作った店の様である。フロアの各所に椅子が用意され、座り読みし放題である。床に直接置かれた木製の箱に、雑誌が陳列されていた風景は貧相に感じられた。デラックス書店にミスマッチであった。
台北には誠品書店以外に、紀伊國屋書店、金石堂書店、新学友書局、商務印書館、永漢書局、台湾書店、フナック、重慶南路書店街と、読者が足を向ける所は多くあった。しかし最近5年間で、誠品書店の実力が抜きん出てきた。市内の書店の地盤沈下の進行の早いことに驚くばかりであった。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

お客さまの問い合わせ、岩波書店の『雲と風を読む』を『福本和夫を読む』と聞き間違え、探しまわった平野です。
8月のフェアは「宮本常一生誕100年」。多くの書店さんが開催しているでしょうが、「ウチはちょっとちがう」とあえて言います。宮本の故郷周防大島の文化交流センターさんが資料を提供くださっています。何よりも、「生誕」や「没後」など節目を記念としますが、この節目を自分の立身や名誉に利用する人とは一線も二線も画したいと思っています。昨年末、ある研究者が勤務先の資料を無断で持ち出し、自らを編者にして大手出版社から「宮本著作集」の刊行を企てました。出版社も創業記念として大きく広告をしましたが、事はばれて、かの人はクビ、刊行も中止になりました。宮本の著作を出し続けている未来社はじめ多くの出版社や研究者たちの地道な努力は、節目に儲けるためではありません。儲かる訳がない。宮本の業績が偉大で、それを世間に知らせ、後世に遺すことを第一に考えているのです。かの人はいまだ研究者として『別冊太陽』に登場しています。担当したであろう参考文献のページに、批判急先鋒の小出版社の本が1冊も紹介されていないので関係者には即わかる。で、当店のフェアには、かの人の本は置かんし、民俗学の棚からもはずす。でも、小出版社の本をどこよりもたくさん置き、売る決意です。本屋としては正しくないでしょう。ご批判は甘受します。
地味な活動と言えば、「書肆アクセス」11月閉店決定は誠に残念です。部外者がとやかく言えませんが、拙著も『ほんまに』もあるので無関係ではありません。多くの小出版社には大きな痛手です。巨大書店が代役をしてくれる?有志により記念本作りの活動開始された由。
8月6日、県下の書店と神戸新聞社による「神戸新聞ブッククラブ」読者招待会に参加しました。クラブはかれこれ15年、毎月推薦図書広告と年2回読者招待を続けています。今回は、終末期医療の神戸みどり病院長額田勲氏(岩波新書『がんとどう向きあうか』他著書多数)の講演と映画「天国で君に会えたらLife」試写。書店で申し込み受付、抽選で1000名ご招待。今回は約4倍の応募があったそうで、反響の大きさに驚いています。零細の集まり書店業界はそれなりの努力で読者サービスをしています。値引きやポイント制をサービスとは思わん。本屋のサービスは本を売ること、そのために努力をすることと不良書店員は考えます。あー、ガラにもないことを!

京都、岡山で児童書展/4会場で2万人集める/トーハン

トーハン「2007こどもの本ブックフェア」は7月22日から24日まで京都で、27日から29日まで岡山で開催され、京都は6227人、岡山は5112人の来場で賑わった。熊本、福岡、京都、岡山4会場の入場者合計は2万395人となった。
京都会場は京都市勧業館で開催され、開幕セレモニーでは協賛団体の日本児童図書出版協会を代表して理論社下向実社長があいさつ。岡山市コンベックス岡山で開催された岡山会場では福音館書店塚田和敏社長があいさつを述べた。
両会場とも児童図書約1万5千点、保育・教育書約5千点、計2万点5万冊をテーマ別に展示・即売し、一般読者のほか、多数の教師が来場して学校図書館用セットや児童書・教育書を選定した。
通算24回目の開催となった京都会場では、「朝読」から「うちどく(家読)」へをメインテーマに各種コーナーを展開。約2万5千校で展開される「朝の読書運動」、家族みんなで読んだ本を語り合う「家読」に最適な本を集めたコーナーや、世代を超えて読み継がれる絵本を集めた「ミリオンぶっく」コーナーが好評を博した。この他「科学の本」、「精霊の守り人シリーズ」、本年のメインキャラクター「はらぺこあおむし」を中心とした「エリック・カール」のブースが子どもたちの人気を集めた。
また、地元ボランティアによる読み聞かせ会や、児童書作家・角野栄子氏のおはなし会&サイン会、大野桂子氏による紙芝居実演も大勢の子どもたちが参加し盛況だった。
今年で5回目の岡山会場は郊外にもかかわらず5千人を超える読者が訪れた。特別企画として「朝読・家読」「ミリオンぶっく」「山陽新聞広告掲載商品」「エリック・カール」「ゾロリ」「科学の本」「食育」等、40を超えるコーナーが展開された。学研の協力で初めて行ったイベント「あらあらふしぎ!科学実験」は大変な人気を博し、角野栄子氏のおはなし会&サイン会や、地元ボランティアの紙芝居、読み聞かせもフェアを盛り上げた。

受賞

◆幸福の科学ユートピア文学賞
幸福の科学出版が主催するユートピア文学賞2007は、347編の応募の中から大賞に千馬勇氏のエッセイ「みんなで『金のサンダル』をつくりませんか」が選ばれた。授賞式は9月15日午後3時半より神田学士会館で行われる。同賞は「幸福な人でいっぱいの社会、ユートピアを広げたい」という趣旨で昨年創設された文学賞。

日販は東京ブックセンターで開催

日販は、8月4日、5日の両日、東京ブックセンターで「本と遊ぼうこどもワールド2007優良児童図書展示会」を開催、2612人の来場者で賑わった。
オープニングセレモニーで橋昌利日販専務は「展示会は第1回を京都でスタート以来、30年で130カ所開催しました。子ども読書推進法が制定され、子どもに本をという意識が高まっています。子どもたちの健全な育成のために幼い頃から本に親しんでいただきたい。7年前から店頭での読み聞かせ活動『おはなしマラソン』や、ラジオで絵本の読み聞かせ番組も続けています。会場にはたくさんの児童書を展示しました。ゆっくりお楽しみいただきたい」とあいさつ。
日本児童図書出版協会を代表して高木正事務局長は「心の教育のため本を読むことは大切です。子どもの時から本を読む習慣をつけましょう」と述べた。
日販労組より江戸川区立船堀幼稚園に図書の贈呈が行われ、東京日販会板津武会長(自成堂)、船堀幼稚園福井園長と園児3名、高木事務局長、日販労組田中委員長、日販橋専務でテープカットが行われた。
イベントとして、4日には絵本作家の川端誠さんによる「絵本ライブ」とサイン会、5日は「ビックリおもちゃ、どっきりおもちゃをつくって遊ぼう」が行われ、参加した親子から「これからも定期的に開催してほしい」という声があがっていた。

本屋のうちそと

今年の夏、当地では熊蝉の異常発生だ。公園の森を通り抜けると凄まじい鳴き声が、頭の上に降り注ぐというより轟音のように体を覆い尽くす。炎暑の所為らしい。日中は店の中にいても耳鳴りのように感じられて音に対して鈍くなっている。こうなると暑さに対しても不感症気味となってくる。食欲も落ちてくる。
お客さんの入店率も今一つ伸びない。「こんな時もあるさ」といつもなら高を括るのだが、そんな悠長に構えていられない。さはさりながら、凡人の性(さが)で怠惰と安逸に流されてしまいがちだ。
たとえお盆の休み中でも、平日同様7時入店を課す事とした。クーラーのネット掃除や結束機のカッターの研ぎやらで、早朝でも忙しい。来店客がないだろうと思って雑事に精を出していると、不思議な事にお客さんは入ってくる。このお客さんたちの購入単価が結構高い。地図や図書券やタバコのカートン買いだ。雑誌も帰省したお孫さん用にとお年寄りが何冊も買っていく。
8時半を過ぎて甲子園の野球が始まると、客足が途絶える。10時ごろから、高校野球に興味を持たないお客が来店しだす。UKポップス中心のFM放送を流していると、この音楽にお客さんは反応を示している。時には放送中のロックバンド名を挙げて、放送局を尋ねてくる。
レジに立っていると、お客さんの多様性に鈍感になってくるが、多様な来店客であっても時間帯によって一定の偏った属性のお客さんが集中するものだ。一人でする仕事で限度があるが、時間帯により商品の並び替えをしてみている。(井蛙堂)
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