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平成19年10月11日号
上野子どもの本まつり1542万円の売上げ

こどもの読書推進会議とJPICの共催で9月15日から17日まで3日間、上野恩賜公園で「第5回子どもの本まつりin東京」が行われた。
噴水池広場で行われたチャリティ・ブック・フェスティバルには児童書出版社42社が参加。読者謝恩価格として2割引で販売した結果、3日間で1万4214冊、1447万円を販売。サイン会の売上げ40万円などと合わせて、1542万円を売り上げた。

軌道修正して再挑戦/新販売システムで大橋日書連会長/千葉総会

日書連大橋会長は9月27日、千葉市の千葉書店会館で行われた千葉県書店商業組合第24期通常総代会であいさつ。中止になった第2回新販売システムについて「注文が半分以下だった。無理に修正するより、時間をかけて問題点を把握し軌道修正したい。第3回はリベンジに協力いただきたい」と説明した。
千葉組合総代会は27日午後1時から始まり、来賓として日書連大橋会長が当面する日書連の課題を中心にあいさつ。
この中で大橋会長は「大きな問題として消費税と再販がある。消費税率のアップは衆参両院のねじれ現象で足踏みしているが、福田首相も消費税に触れないとは言っていない。税率を上げるとすれば10%は超えるだろうということで新聞業界とともに出版は5%に据え置く運動を展開していく。再販については当面、国民の総意が動かない限りは問題ない」と述べた。
また、書店の利益率を増やそうと試行した新販売システムについては「昨年、講談社の2点を取上げたが、まだ手元に在庫が残っている。そういう状況で7社14点が出たが、各社が設定したハードルの半分以下の注文で、実施を断念した。10月27日という発売日を無理に修正するより、第3回に賭けたほうがよい。時間をかけてどこに問題があったか軌道修正して、リベンジに協力いただきたい」と日書連の方針を説明した。

〔しおり50万枚を配布/10年千葉国体のPR兼ねて〕
千葉組合総会は飯合副理事長の司会で進行し、冒頭、鈴木理事長があいさつ。「再販問題で、公取委は当面、いじるつもりはないということだが、ポイント・カード等で再販が崩れるのではないかという意見がある。実態は値引きに近いものもある。ポイントを2%も出せば書店はやっていけない。組合としては今後書店に有利な商品を提供していきたい。2010年にゆめ半島/千葉国体(第65回)が予定されており、宣伝を兼ねて、しおり50万枚を書店に配布する。組合員に利益を還元していく」と述べた。
鈴木理事長を議長に議案審議に入り、事業報告は村田副理事長が説明。『千葉のうまい蕎麦73選』(幹書房)、『ちば眺望百景』(千葉県観光協会)、『冠婚葬祭の基礎知識書』(ユニ・ポスト)を斡旋したほか、千葉県教育委員会を通じて特別支援学級6カ所に図書寄贈を行ったことなどが報告された。
新年度事業計画では、引き続き県立図書館への図書納入を軸に、読書推進運動、組合員への図書斡旋を行っていくとした。
決算報告、予算案は長谷部副理事長が報告し、拍手で承認。定款変更では、理事ならびに総代の役員定数を変更する件を了承した。

朝の読書大賞に葛飾区上平井小/表彰式10月31日に開催

全国出版協会が主催する第1回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の選考会が行われ、各賞受賞者が決まった。読書推進と文字・活字文化振興に貢献した学校・自治体・団体・個人を顕彰するもの。
朝の読書大賞小学校の部に葛飾区立上平井小学校、中学校の部に青森県上北郡おいらせ町立木ノ下中学校、高校の部に熊本県立第二高等学校、特別賞として大塚笑子氏の受賞が決まった。文字・活字文化推進大賞は茨城県大子町と高岡市・高岡らっこの会が受賞した。朝の読書大賞と特別賞には賞状と副賞30万円、文字・活字文化推進大賞には賞状と副賞50万円が贈られる。贈呈式は10月31日午前11時から丸の内のクラブ関東で行われる。
小学校の部で朝の読書大賞を受賞した葛飾区立上平井小学校は、いじめや器物破損、不登校などで荒れていたものの平成8年から朝の読書に取組み、図書室や学級文庫整備を行ってきた結果、3年目から読書習慣が定着し、学校崩壊を立て直すことができたという。
また、文字・活字文化推進大賞を受賞した茨城県大子町は、人口2万2千人、書店1軒、図書館1館という厳しい環境下にありながら96年から朝の読書を町内全校で実施するほか、家読用の専用図書を家庭に貸し出す事業を展開。6月には「読書のまち」宣言を行い、本年度、文科省の「子ども読書の街」指定自治体に選ばれた。

図書カードを製作/富山組合総会

富山県書店商業組合は8月29日午後1時より富山市電気ビルで平成19年度通常総会を開催。組合員32名が出席した。
富山市大和7階に7百坪で出店する紀伊国屋書店の問題について、吉岡理事長は富山県、富山市へ出向きいろいろと要望したが、結果は思わしくなかったと報告。予定通り9月に出店した紀伊国屋書店の開店初日売上げは予測より若干少なめの5百万円だったとのことだ。
このほか、総会では①本年もオリジナル図書カードを作成し、組合員に販売する、②一部スーパーの早売りが続いており、卸元であるトーハン、日販の指導を求める――などの方針を承認した。
(渋谷恵一広報委員)

催し

◇出版科研出版セミナー
11月7日午後2時からアルカディア市ヶ谷で平成19年度第1回出版セミナーを開催。ジュンク堂書店工藤恭孝社長が「ジュンク堂書店の次なるステージは?」を語る。受講料5千円。申し込みはセミナー事務局へ。電話03・3269・1379番。

生活実用書/注目的新刊

雑誌の売り上げが全体の60%以上を占める書店は65・5
%にも上る。中小書店はその比率がさらに上がっている。売り方と見せ方の工夫が問われるところだが、雑誌のテーマに合わせて書籍を販売する書店は意外に少ない。一つのテーマにスポットを当てて、せめて一カ所くらい、雑誌も書籍も一緒に並ぶコーナーがあれば、少なくとも常連客の目を引くに違いない。
『CG日本史シリーズ①戦国の城と戦い』(双葉社スーパームック933円)は②古代日本、③江戸の暮らしと続く雑誌である。
信長の清洲城、秀吉の長浜城、家康の岡崎城、信玄の躑躅ヶ崎館、謙信の春日山城、早雲から五代目北條氏直までの小田原城が取り上げられている。それぞれの城の姿をコンピュータグラフィックスを駆使して再現するのが特徴。
城といえば天守閣や鯱を思い浮かべてしまうが、戦国期にはまだそんな立派な白亜の城郭は現れていない。
たとえば三河時代の徳川家康が拠点とした岡崎城でも、本丸より、四方に仮設された櫓の方が目立っていて、現在の岡崎城とはイメージも形も全く違った建物だった。
当時の野戦兵器や九鬼水軍の大安宅船の構造、兵法や戦装束のコラムも興味深い。
小和田哲男著『戦国の城』(学研新書003780円)も、同じように戦国時代の城をテーマにした本。
そもそも城とは何だったのか。弥生時代の吉野ヶ里遺跡などの環濠集落や向地性集落を城の起源とする考え方から始まって、鎌倉武士の中世の城を検証し、戦国の城を渉猟する。戦国の城の築城法、普請と作事、またその城はどう機能したか、城下町の発展、やがて近世の城郭に変わるまでを、数多くの写真、地図、イラストで解説する。
武田信玄の躑躅ヶ崎館は要害城とセットにして考えるべきで、「人は城人は石垣人は堀」の歌による、信玄が甲斐に城を築かなかったという通説に、著者は疑問を呈している。戦国の世でも戦う日々ばかりでなく、彼らは平時と戦時を使い分けていた。この一点も雑誌と読み合わせると、より時代が鮮明に見える。
こうした組み合わせ陳列は何よりも読者のためである。リピーターを増やすための書店の演出になるはずである。
(遊友出版・斎藤一郎)

本屋のオヤジが小冊子で文庫推薦/東京組合青年部

東京組合青年部はこのほど会員書店有志が推薦する文庫101タイトルを掲載したブックリスト『東京の本屋オヤジたちが推薦する文庫101』を発行した。
読書推進運動の一環として企画したもので、会員書店有志が新刊だけでなく、かつて読んで感動した作品101タイトルをあげ、推薦文も執筆している。文庫サイズの小冊子でA6判、144頁。発行部数は5千部で、会員各書店に配布。文庫の拡売を図る。なお、バーコード付掲載文庫一覧注文表を作成、各書店の補充注文を容易にし、実売に結びつくよう促進する。
今回のブックリストのテーマについて、同青年部では「地域の本屋のオヤジとそこに住む読者とでその書店のロングセラーを生み出し、時代を超えて次の世代へ引き継ぐこと」と説明している。

支部長会議で組織改革検討/「支部活動停滞させない」/東京理事会

東京都書店商業組合は10月2日、書店会館で定例理事会を開催。歯止めがかからない組合員減少への対策として組織委員会を中心に取り組んでいる組織改革について討議した。
組織委員会では組織改革の基礎資料とするため、9月10日付で支部長アンケートを実施。10月16日に開催する支部長会議でアンケート調査結果をもとに意見交換を行い、今後の組織改革のあり方や進め方について検討する。組織委員会の本間委員長は「現在の支部体制は長年にわたり続いており、それぞれ良好な関係を築いている。支部活動を停滞させることなく組織改革を進める」と基本方針を示した。また、大型チェーン書店の組合加入促進に力を入れる考えを示した。
受注数が各出版社が提示する部数に達しなかったため実施を見送ることになった「第2回新販売システム」、書協、雑協が計画する「出版共同ビル構想」について、大橋理事長が経過報告。新販売システムについては「問題点をじっくり検証し、第3回にチャレンジしたい。知恵を貸していただきたい」と協力を求めた。
出版共同ビル構想については「書協、雑協、取協などの出版業界各団体事務局を1つのビルに集めようというもの。入居するかどうかについて、日書連として機関決定したわけではない。書協、雑協中長期計画委員会の相賀昌宏委員長から計画概要の説明を受けた段階であり、今後検討するということ。東京組合も、所有する書店会館の老朽化が進んでおり、共同ビルへの入居を検討する。簡単な問題ではないが、いい構想だと思う」と述べた。
指導・調査委員会からは「07中小書店経営研修会」を11月12日午後3時から書店会館で開催すると報告があった。文藝春秋・名女川勝彦氏を講師に迎え、雑誌増売について学ぶ。
事業・増売委員会からは小学館『全集日本の歴史』(全16巻)の組合推薦図書指定、および文化出版局『相田みつをカレンダーミニ版』の斡旋の提案があり、理事会はこれを承認した。 読書推進委員会からは、10月27日、28日の両日、神田神保町のすずらん通り等の会場で開催される「第17回神保町ブックフェスティバル」の「本の得々市」に千代田支部2台、青年部3台、合計5台の販売用ワゴンを出すと報告があった。
TS流通協同組合の9月期(9月1日~30日)の売上げは8610万823円(前年同月比8・5%増)。70書店(同10・3%減)から8533件(同5・2%増)の発注があった。

日書連のうごき

9月3日出版サロン会に大橋会長が出席。
9月5日公取協月例懇談会に影山専務理事出席。
9月6日増売委員会。全国中央会商業専門委員会に大橋会長が出席。
9月7日再販研究委打合せ会に岡嶋理事が出席。
9月10日活字文化振興出版会議第2回運営幹事会に大橋会長が出席。
9月11日図書館サポート委員会。
9月12日新聞協会税制特別委員会PTとの消費税問題打合せ会に、大橋会長と面屋副会長が出席。S・Jキャンペーンの報告並びに継続協賛依頼で、大橋会長ほか役員数名がリクルート訪問。
9月13日日本図書普及役員会に大橋会長ほか役員が出席。第2回新販売システム打合せ会に藤原副会長が出席。
9月14日景品表示法関係セミナーに影山専務理事が出席。
9月18日第37回出版ゾーニング委員会に鈴木副会長が出席。出版倫理協議会に鈴木副会長ほか役員が出席。
9月19日各種委員会(指導教育、定款変更検討特別、共同購買・福利厚生、書店経営健全化、消費税問題特別、流通改善、取引改善、再販研究、広報、情報化推進、増売、読書推進、書店業界環境改善)。日書連共済会運営委員会。第4回ISBNマネジメント委員会と第5回JPO運営委員会に柴崎副会長が出席。
9月20日定例理事会。共有書店マスター総会に、大橋会長、井門、柴崎両副会長が出席。「税制・消費税を考えるネットワーク会議」に面屋副会長が出席。出版物小売公取協理事会。
9月25日雑誌発売日励行本部・実行合同委員会に長谷川理事ほか役員が出席。第2回販売システムの関係で、藤原副会長がエントリー版元7社を訪問。
9月27日千葉県書店商業組合総会に大橋会長が出席。S・Jの日実行委員会に大橋会長ほか役員が出席。取協書籍進行委員会との「書店くじ/ポケッター」二者会談に、舩坂委員長と長谷川理事が出席。朝日新聞社主催・出版懇親の夕べに大橋会長が出席。

新・アジア書店紀行/ノセ事務所代表取締役・能勢仁

〔第21回インドネシア(2)〕
インドネシアの教育制度は小、中学校は義務教育である。教科書は貸与されず個人が買う。一人2万円位かかるので親の負担は大変である。公立には制服があり、小学生は赤の上着、中学生は青と決まっている。町で会っても分かりやすくてよい。
有名なラマダン(断食・1カ月)は子どもも一律行う。朝4時から夕方6時までは一切食べず、飲まず、人の悪口をいわずの生活である。6時を過ぎれば食べてよい。日中は腹ペコだそうだが、体育の授業は平常通り行われる。学校は2学期制で7月~12月、1月~6月に分かれる。期の終わりに2週間程度の休暇があり、その他ラマダン休暇が一週間ある。書店の棚を見ても学参の棚は少ない。スタディガイドとして存在するが僅かである。ただ幼児学習の本、テキストブックには力が入っている。児童書コーナーの脇に必ずある。
〈インドネシアの紀伊國屋書店について〉
紀伊國屋書店の海外戦略の中でインドネシアだけは特異な存在である。その理由は直営店舗ではなく、フランチャイズ経営なのである。オーナーは現地大手小売企業のミトラアディプルカサであり、この企業に全面的に書店経営を委託しているのである。紀伊國屋書店のフランチャイズ店として、紀伊國屋書店の名前、ロゴ、包装紙、デザイン、機能を使用している。
一都市にこれだけ出店している例はない。全アメリカでさえ6店であるのにジャカルタだけですでに4店あり、今後は年に1~2店出店する予定だという。インドネシアの出版文化に触れられることに喜びを感じ、また現地の紀伊國屋書店をみたいと思い訪問した次第である。
1.紀伊國屋書店・ジャカルタ店
この店はジャカルタ地区の本店的な役割を果たしている。即ち核店舗としての売場面積、蔵書冊数、内容、スタッフ、機能、実力を持ち、ジャカルタ一番店といってよい。前回グラメディア書店を総合書店として紹介したが、比較してみると質、量ともに紀伊國屋書店に軍配が上がる。在庫冊数は約4倍はある。
扱い言語もグラメディア書店は英語が中心であるが、紀伊國屋書店は英語の他、中国語、日本語まで網羅されている。インドネシアの経済をリードする中国人向けの中文書には約50坪を割いた充実ぶりである。中文書だけ50%オフのバーゲンセールを実施していたことも興味深い。何といっても奥に広がる専門書売場約200坪は圧巻である。人文、社会科学、理工学書のハードカバーの品揃えは他店の追随を許さない。
このゾーンとは別にデザイン、建築、アート、写真集もこの店の目玉である。コミックは紀伊國屋書店の得意とする部門であり、他店との差別化戦略の一因になっている。日本のコミックは勿論、中文、英文コミックが約30坪に勢揃いしている。雑誌も英文、中文、日本、現地と断然種類が多く、紀伊國屋書店ならではの品揃えである。華僑の人は日本の本を買うことを現地で聞いた。ジャカルタ店のあるスナヤン地区は所得の高い層の人が多く住み、また日本人の居住も多い。つまりエリート集団にうまくマッチして紀伊國屋書店が存在しているといっても過言ではない。
2.紀伊國屋書店・プラザ・インドネシア店
何といっても立地がよい。ジャカルタの中心地タムリン通りにあり、紀伊國屋書店の入っているプラザ・インドネシアは店の格式も高い。ディオール、カルティエ、ブルガリ、ティファニー、グッチなどが競うSCの中の3階に紀伊國屋書店がある。店は変形で本40坪、文具15坪位の店である。
日本書は少なく、コミック、文芸、文庫、雑誌合わせて10坪位だろう。英書を販売する店で、ハードカバーのデザイン、インテリア、ファインアートはこの店でも力が入っている。店が狭いので個性を出すのに苦労をしている店といった感じがする。店頭に文具があり、本と合わせて利用者が多いと思った。
3.紀伊國屋書店・グランド・インドネシア・SEIBU店
前記プラザ・インドネシア店とは目と鼻の先で、道を挟んですぐ200㍍と離れていない。今年の6月開店の新しい店である。地下売場の奥一角の約90坪の店である。地下はフードとレストラン街で、物販は紀伊國屋書店だけである。1階の地下売場案内はFOOD&レストランだけで紀伊國屋書店の案内はない。小生はガイド嬢に聞いてわかったものの残念なことである。
この店はウインドーを活かしたきれいな店である。入り口が2箇所あり、片方の店頭では雑誌とビジネス書が注目を集め、もうひとつの入り口ではスクリーン越しにお得意のインテリア、デザイン、写真集が面陳で48点展示され、豪華である。この店の目玉になっている。従業員は女8、男6と多さを感じた。
心配なことが二つある。一つは至近距離の店との棲み分けである。ビジネスマン向けの本はグランド店が充実している。インテリア、デザイン書の陳列は場所、量ともグランド店がよい。日本書はどちらの店も少ない。今後この棲み分けをどうつけていくかであろう。
第二は地の利が悪いことである。地下の奥で集客できるか心配である。FC店とはいえ、繁盛してもらいたいものである。
4.紀伊國屋書店・ポンドキンダ店
4店の中では一番こじんまりした店である。地下売り場にあるが、エスカレーターから見える位置にあるのでハンディキャップは感じられない。SOGOの地下売り場であり、食料品とレストランに集まる主婦が多く、児童書は充実していた。60坪前後の店であったが従業員は全員女性8名で、この店の店長さんは一番しっかりしていた。何故ならば頑として写真は撮らせてくれなかった。このポンドキンダ地区はジャカルタの中心地からは20㌔㍍以上離れている。最近開発された地区で、レジャー施設とSCが集積されたもので、若者には人気がある。
ジャカルタで感じたことは警戒態勢の厳重なことである。SC、デパート、ホテル等人の集まる所では必ず持ち物検査を受けた。交通渋滞は極端に酷く、その間タクシーメーターは上がりっぱなしであった。インドネシア人は親日的で過去は過去と割り切ってくれているのは有難かった。書店
の従業員の多さに驚いた。その他ガードマンは店内、外に配置され見回っている。一店に3~5名とやはり多い。イスラム国家であるが、女性の半分以上はスカーフはしていなかった。書店では栞、ブックマークが販売されていなかったので、買うことが出来ず残念であった。

11月にゴマ文庫を創刊/ケータイ小説も続々文庫化

ゴマブックスは10月4日午後2時から赤坂の日本自転車会館でゴマ文庫創刊ならびに下期新企画説明会を開催した。
ゴマ文庫は「知恵と勇気の扉をあけよう/ひらけ、ゴマ」をキャッチフレーズに11月7日、12点で創刊。以後、毎月5日に7~10点を刊行していく。定価は税込み500~800円。
伊集院静、本田健、船井幸雄、中村うさぎなど人気の著者を揃え、『赤い糸』などケータイ小説も続々文庫化を図る。ミステリー、ヤングアダルト、ファンタジーなど海外ベストセラーも文庫化し、来年2月には
ジョン・グリシャム初のノンフィクション『イノセントマン』を文庫化する。
創刊時の読者プレゼントとして購入者全員に、ちびギャラの描き下ろしキャラ「文庫ソムリエ」をあしらった布製ブックカバーを進呈。創刊12点の書名は以下の通り。創刊ラインナップ
マイケル・ムーア『アホでマヌケなアメリカ白人』、伊集院静『眺めのいい人』、本田健『90日で幸せな小金持ちになるワークブック』、船井幸雄『一生の幸せにつながる一日の過ごし方』、佳川奈未『幸せな奇跡を起こす本』、中村うさぎ『彼があなたとセックスしない理由』、内田雅章『起業力入門』、泉忠司・晴香葉子『クロスロード―あの日の約束』(上・下)、凛『アタシたちの胸きゅんデイズ①』、川島なおみ『ハリウッドセレブが教える愛犬を賢くする21の方法』、まついなつき『まるごと体験コミック①ご出産!』

書籍物流拠点が全面稼動/トーハン桶川SCMセンター

書籍注文品流通の物流拠点「トーハン桶川SCMセンター」が全面稼働を開始した。同センターは業界最大規模80万点・1800万冊の在庫を持ち、24時間、365日稼働。1日当り送品190万冊、返品65万冊の処理を行う。
平成18年4月に返品部門が稼働したのを皮切りに、今年1月、分散していた首都圏在庫拠点を移転して、注文送品部門を開始。順次稼働範囲を拡大して、このほど全面稼働となった。地方拠点21カ所の在庫統合も順次進めており、年内に完了する予定。
返品部門は自動検品システムと高速仕分け機により書店の返品を一冊一冊読取り、入帳データを作成。書店の返品伝票作成業務が削減され、迅速で正確な入帳処理が実現した。また、商品仕分けをFA化することで出版社の検品レスも可能になり、業界全体のコスト削減に寄与する。
注文品送品部門は書店別高速自動仕分け機の導入で、書店到着までのリードタイム短縮と事故の無い高品質物流を提供。オンラインによる出版社とのデータ交換を推進し、注文品がどの段階にあるか確認できる注文品追跡機能も実現している。
営業面では同センターで取得したデータを最大限に活用して、新たな営業施策を推進。データ分析を基に取引先書店の環境と客層に応じた品揃えや売場づくり、市場分析と実績に基づいた需要予測など、個店毎にカスタマイズした提案を行う。主な営業施策は以下の通り。
①新刊追送システム売行きの良い一部新刊書籍、コミック・ムック、主要雑誌を在庫する「新刊追送センター」を本社内に新設。完売前に自動的に追加送品し、品切れの回避と売り伸ばしを図る。未配本店に対する売行良好書のフォロー送品も機能する。その他新刊は桶川SCMセンターに在庫し、迅速な供給態勢を整える。
②発注推奨システム データを解析して個店毎に最適な品揃えを算出。基本在庫をセミオート管理し、発注や抜き取りを提示する。画一的な定番在庫ではなく書店毎にカスタマイズすることで、顧客の読みたい気持ちに応える品揃えを実現する。
③桶川データ欠本補充システム 桶川SCMセンターで取得したデータから、全国的には売行き良好だが、品薄状態にある銘柄を個店毎に抽出し、発注を提案。潜在需要の掘り起こしを図る。

人事

◇太洋社
9月26日開催の株主総会および取締役会で以下の役員を選任。
代表取締役社長國弘晴睦
常務取締役経営戦略室担当兼各本部統括沢野豊
取締役管理本部長兼内部統制担当大和政之
同仕入本部長牧野伸一
同営業本部長兼物流本部長
土屋正三
同管理副本部長兼総務人事担当兼取引管理部長
永澤克彦
監査役泉信吾
同安富諭

創作童話コンテスト大賞に和田亮子さん/金の星社で来春刊行

秋篠宮悠仁さまのご誕生をお祝いして読売新聞社が募集した「創作童話コンテスト」の表彰式が10月5日正午から東京・日比谷の帝国ホテルで開かれた。海外を含む4083通の応募作から大賞に札幌市・和田亮子さん『ねむれない夜に』、優秀賞に仙台市・山田知子さん『僕と自動はんばいき』はじめ、入選4点が表彰された。大賞の『ねむれない夜に』は来春、金の星社から出版される。
表彰式で金の星社斎藤健司社長は「金の星社は大正8年に創業して90周年。大正、昭和、平成と子どもの本の出版に携わってきた。昨年9月6日に秋篠宮家に悠仁親王が誕生したのにあわせ、心に残る童話を出版したいと後援させてもらった。大賞受賞作は、いもとようこ氏に絵をお願いしており、来春早々には出版したい」とあいさつ。受賞者には読売新聞東京本社神田俊甫事業局長、審査員の鈴木光司氏、早見優さんから賞状と副賞が授与された。

本屋のうちそと

友人の話である。彼とは同じ大学、サークルだった。70年頃である。大学から2駅目の後輩の女の子のアパートに転がり込んでいた。何年ぐらい一緒に暮らしていたのだろう。結局それぞれに傷つけあって別れた。一人娘の彼女は卒業して郷里に戻り彼は中退した。その後フリーターから小売業、卸業へ、ネットを利用して業績を伸ばし注目を浴びるにいたった。2、3年前「福島へ行かないか?」と電話があった。何の事はない彼女の実家があるところである。今どうしているのか知りたい。興信所は高いから一緒に探してくれという虫のいい話。幸せに暮らしているのだろうか?そんな電話が年に1、2度あり、住所が変更になっているとかいろいろ探索しているらしかった。そしてこの夏を過ぎたところで連絡。はずんだ声で「電話で話したよ、全然変わっていなかった。」聞けば同窓会事務局を装って近況を聞いたらしい。まあ、喜ばしい話なので飲めない彼に代わって僕は祝杯をあげた。翌週「会ったぞ!年はとっていたが変わっていなかった。」車で彼女の家の周りをストーカーしつつ犬の散歩に出た彼女に道を尋ねたらしい。「いやあ、彼女は俺とは気づかなかったみたいだなあ。でも、幸せそうでよかったよ。」黄昏流星群のさわりみたいな話である。それから1週間後、「彼女から電話があったぞ!」彼女も中退後の消息を辿りながら今の職場に連絡してきたらしい。娘さんが東京で生活しているので上京する機会はあると、再会を約束した。事実は小説よりもか…。そして更なる電話、彼から代わった声は懐かしい福島訛りで「御無沙汰です、元気でしたかぁ?」微笑ましくも羨ましいふたりである。僕には降ってこないドラマだから、ドキドキわくわくの本を読み漁る。さあ、何を読もうか…。くれぐれも友人の話である。(理)
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