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平成13年1月24日号
昨年の出店6万5千坪

新規出店、増床を含めた昨年一年間の書店出店数は八百二十六店、六万五千九百六十八坪で、店数で二・七%減、坪数で三・〇%減となり、三年連続の減少となった。

業界紙「文化通信」が大手出版社調べとして、一月十五日号で発表したもの。

新規出店数も六百店で、七年前の六百十九店とほぼ同じ水準に戻った。

しかし、新規出店一店当りの売場面積は九七坪と大型化している。

最近三年間の出店状況を別表にまとめたが、平成十二年は新規出店が六百店、五万八千坪で、店数で前年比四・一%減、坪数で五・〇%の減。

増築面積は店数、坪数とも昨年をやや上回ったが、合計では三年連続して前年の数字を下回り、明らかな下降線をたどっている。

新規出店数のピークは平成七年の九百十五店、坪数のピークは平成九年の八万四千坪。

で、増築分と合わせて年間十万坪以上の増床があった平成七、八、九年代と比べると、店数、坪数とも三割以上少ない数字になっている。

出店数が減っている反面、新規出店の平均売場面積はほぼ百坪台になっている。

新規店の平均売場面積は十年前の平成二年に五十一坪だったのが毎年増加を続け、七年に七十七坪、八年八十八坪、九年には九十九坪。

翌年八十八坪と足踏みしたものの、十一年には九十八坪、昨年九十七坪となり、平均売り場面積百坪は目前。

新規店の大型化傾向は否めない。

各取次別出店数では、トップはトーハンの三百十三店、二万九千六百十二坪だが、前年と比べると店数で六・〇%、坪数で五・三%少なくなっている。

日販の二百六十五店、二万三千六百十五坪は店数で四・三%減だが、坪数では二・九%増加している。

以下、出店数の多い順に大阪屋、栗田、太洋社、中央社、協和と続く。

一方、書店の閉店数について『文化通信』では昨年十一月までに千二百七十五店(アルメディア調べ)という数字をあげており、差し引き四百店以上の書店減は確実視されている。

−無題−

最近3年間の出店状況
平成10年   平成11年   平成12年
店数 坪 数 店数 坪 数 店数 坪 数
新 規 74265,407 62661,457 60058,362
増 築 2917,884 223 6,581 226 7,606
合 計 103373,291 84968,038 82665,968
平成12年取次別出店数
取次店  新規  坪数 増築  坪数 合計  坪数
トーハン 237 26,789  76 2,823 313 29,612
日  販 169 20,325  96 3,290 265 23,615
大阪屋  83 4,362  16  375  99 4,737
栗  田  61 3,647  18  522  79 4,169
中央社   18  816  5  185  23 1,001
太洋社   21 2,019  13  411  34 2,430
協  和  7  258  0   0  7  258
その他  4 146  2  0  6 146
合  計 600 58,3622267,606826 65,968

書店専用HP2月に開設

昨年十二月に在庫管理システムと連動した図書検索機能を追加するなどホームページを全面リニューアルした河出書房新社は、今度は書店専用ホームページを二月に開設する予定で準備を進めている。

 愛称は「ウィンビー」(WINB=Web Information Network for Booksellers)。

サービス内容は■書誌データの検索、在庫状況の公開■ホームページ上での注文受付■新刊案内や文庫・新書のチェックオーダーのダウンロード■最新重版情報・パブ裏シティ情報■書店との新しいコミュニケーションとして、各地区担当者の紹介と、電子メールによる情報交換■書店向けメールマガジンの発行など。

ユーザー登録は同社ホームページ(●)またはFAXで受け付けている。

トップページビュー1日2万

三省堂の日本最大級のWeb辞書検索サービス「三省堂Web Dictionary」(愛称「e辞林」)は一月十二日正午よりサービスをスタートした。

初めの一週間のトップページビューは一日一万五千から二万だった。

このサービスは十六タイトル百二十万語の辞書検索サービスのほか、ことばに関する様々な情報を有料・無料両面から提供するもの。

有料検索では「大辞林」「新明解国語辞典」をはじめ「新グローバル英和辞典」「クラウン仏和辞典」「コンサイス日本地名辞典」「コンサイスカタカナ語辞典」など十三点、無料検索では「デイリーコンサイス英和辞典」「同和英辞典」「同国語辞典」の三点と、「今日の辞書」として国語、英和、和英以外の辞書一タイトルを週替りで提供している。

 同社では創業百二十周年記念事業の一環として、一月十二日から三月十一日までのキャンペーン期間中に入会の個人会員の三月十二日から一年間の利用料金を半額の千円に。

また、同期間中は有料を含むすべてのサービスを無料開放している。

ホームページのアドレスは●

新刊案内

◇『五訂食品成分表2001』十八年ぶりに全面改訂された「日本食品成分表」をもとに、女子栄養大学出版部が二月に刊行する。

B5判変形、四百八十頁、本体九百円。

五訂版では、食品数は四訂版より二百六十一増えて千八百八十二品目、成分は食物繊維やコレステロールなど十七項目増えて三十六項目となっている。

また、季節別の変動、成分の国産・輸入物比較、成分の天然・養殖比較などの内容を盛り込んでいる。

『図説庄内の歴史』出版記念して講演会

山形県書店商業組合鶴岡支部は『図説庄内の歴史』(郷土出版社刊)が先月出版されたのを記念し、「庄内の歴史を語る」と題した講演会を一月十三日、鶴岡市勤労者会館で開いた。

同支部では昨夏に同書の企画が発表されて以来、活発な拡販活動を展開し、鶴岡地域で千五百部の予約実績をあげている。

講演会は、歴史、考古学、民俗学各分野の執筆者が庄内の歴史と習俗をわかりやすく説明。

大雪のなか会場に詰め掛けた二百名の聴衆は、メモをとるなどして熱心に耳を傾けていた。

回収されたアンケートの結果も「行政に頼らずよく開催してくれた」「有料でもいいから継続を」と大変好評で、地元書店として大いに元気づけられた。

講演会終了後に出版を祝う会を開き、あいさつに立った郷土出版社の佐々木支社長は「全国各地で郷土出版を企画してきたが、このような講演会と祝う会は初めて。

拡販の数字もすごい」と、鶴岡の取り組みは全国的に稀有であることを紹介した。

なお、今回の企画への取り組みのなかで組合員を一名増やすことができた。

(佐藤一雄)

春の書店くじ

▽実施期間 平成13年4月20日(金)より30日(月)まで、書籍・雑誌5百円以上購入の読者に「くじ」を進呈▽発行枚数 1千万枚。

書店には一束(5百枚)三千五百七十一円(消費税別)で頒布▽申込方法 書店の自主申込制。

日書連から直接送付した往復ハガキを用いて一束(五百枚)単位で所属都道府県組合宛に申し込む。

締切り2月20日。

▽配布と清算 くじは取次経由で4月18日前後までに配布。

代金は取引取次店より請求▽当選発表 平成13年5月23日(水)、朝日、毎日、読売の朝刊紙上ならびに書店店頭掲示ポスターで発表 ▽景品 景品総額一億一千二百万円、13・6本に一本の当選率特賞=英国8日間の旅(20万円相当) 一〇〇本 一等賞=全国共通図書券一万円     三〇〇本 二等賞=全国共通図書券または該当する図書一千円       三〇〇〇本 三等賞=同五百円三万本 四等賞=図書購入時に百円充当     七〇万本 ダブルチャンス賞=全国共通図書券一万円一〇〇本 ▽景品引替え 特賞は読者が直接「くじ」を日書連に送る。

一、二、三、四等賞は取扱い書店で景品を立て替える。

ダブルチャンス賞は読者がハズレ券十枚を日書連に7月5日までに送付。

▽引替え期間 読者は平成13年6月30日。

書店で立て替えた「くじ」は同年7月31日までに日書連事務局へ郵送▽製作ツール ポスター1万8千枚、「春の書店くじしおり」を4百万枚製作し、くじ5百枚に対し「しおり」2百枚を取次経由で配布。

宣伝用のれん4千5百万枚を作成。

▽宣伝方法 全国書店新聞、取次広報誌、業界紙に記事掲載

平成12年読書週間書店くじ特賞当選者

昨年の読書週間に実施した『読書週間書店くじ』の特賞当選者は、全国から次の二十一名が名乗りをあげた。

特賞当選者は「黄山・景徳鎮・蘇州・上海七日間の旅」に招待する。

当選者氏名(カッコ内は発券書店名)青森市・山上博隆(今泉書店)、岩手県・鈴木久美子(東山堂三ツ割店)、仙台市・小野佳栄(八文字屋書店)、茨城県・中島重雄、埼玉県・滝川裕太(リプル)、川口市・百瀬樹(書泉)、川口市・高橋正恵、市川市・大崎加奈子(書泉)、千葉市・吉田好晴、松戸市・高城喜子(学友堂)、高津区・佐野敦子(書泉)、保谷市・岡田瑞子、練馬区・原田りえ(書泉)、中野区・黒田裕美(ワタナベ書店)、渋谷区・岩井田武彦(紀伊國屋書店渋谷店)、町田市・麻生幸雄(紀伊國屋書店)、愛知県・竹田守(豊成堂書店)、西京区・根間意和、広島県・中野大樹(河本書店)、広島県・貞安久恵(同)、大分市・日下裕子(ブックス豊後大道店)

新社長に松下武義氏

徳間書店は、昨年九月に逝去した故徳間康快社長の後任として、元住友銀行専務取締役で、クオーク代表取締役会長の松下武義氏を代表取締役社長に迎えた。

十八日に開催した株主総会並びに取締役会で決まったもの。

代表取締役専務で社長代行を勤めていた牧田謙吾氏は社長代行を解かれた。

松下氏は富山県出身、昭和13年2月10日生れ、62歳。

昭和35年、学習院大学政経学部卒。

同年住友銀行入行。

60年取締役総務部長、63年常務取締役、東京営業本部長。

平成3年専務取締役、ニューヨーク駐在。

同年加州住友銀行会長、4年住友銀行、加州住友銀行取締役辞任、東京総合信用社長、11年クオーク取締役会長。

現在、多摩大学大学院客員教授を兼ねる。

パソコン導入準備進む

京都府出版業界の新年互礼会が九日午後四時半から京都市南区の「新・都ホテル」で開かれ、二百二十四名が出席した。

新年互礼会は馬渕勲副理事長(マブチ)の司会で進行。

書店を代表してあいさつに立った片山修己理事長は、再販問題について「日書連の最重要課題として取り組み、書店や読者の立場、文化などで公取と激論をかわしてきた。

意見書を採択していただく運動を継続していく」と述べた。

 また、小学館が斡旋するパソコン提供については「京都組合で行った設置に関するアンケートは七〇%の回収率で関心の高さを証明した。

パソコン導入推進委員会を設置しており、四月から運用開始の予定。

最終的には全店に設置を目指している。

積極的に参加して」と呼びかけた。

出版社代表の書協京都支部中西健夫支部長(ナカニシヤ出版)は「昨年、一昨年と売上げを比較するのでなく、今年を一〇〇として売上を伸ばしていこう」と提案。

京都の読者が地元京都の本を注文しても入手するまで日数がかかりすぎることを指摘して、京都の読者を開拓すること、読者に早く本が届くシステム作りを訴えた。

京都出版取次京栄会の西川晃弘氏(大阪屋)は、再販問題について「出版文化振興の観点から、ともに難関を乗り切ろう」とあいさつ。

「新しい時代の幕開けにおいて出版の在り方を再構築して、京の都が持つ潜在力を発揮しよう」と述べた。

乾杯は大垣和央副理事長(大垣書店)。

「日々少しずつの変化が明日へとつながっていく。

今年を少しでも良い年にしていこう」として、乾杯の音頭をとった。

(梅澤マサミ広報委員)

ビジョン実現に期待

静岡県書店商業組合(斉藤行雄理事長)は一月十一日午後三時より焼津市「焼津グランドホテル」で第32回新年総会を開催。

組合員四十七名、取次・出版社八名、総勢五十五名が出席した。

新年総会は岩田顕彦理事(大和文庫)の司会で進行、初めに斉藤理事長が新年あいさつ。

「業界も四年連続で売上げマイナスと厳しいスタートとなっているが、IT化も進む中、業界も新しいルール作りをしていきたい。

この会も今年から名称を「新年総会」に改めた。

皆さんの意見をより広く取り込んでいきたい。

『書店21世紀ビジョン』のアクションプランは協業化、ブックスタートなど共感するところが多く、現実的な取組に期待したい。

再販問題は最後の運動として公取宛に再販擁護の意見はがきを提出してほしい」と述べた。

続いて事業、流通問題、広報、拡売、読書推進の各委員会報告があり、岩田流通委員長からは「東名サービスエリア内の早売りを一掃したい」と協力要請があった。

拡売の中野弘道委員長(焼津谷島屋)からは「拡売こそ組合の存在感を示す大事な事業」と檄が飛ばされた。

来賓の小学館、平凡社、静岡新聞社から年頭のあいさつがあり、今年の抱負が語られた。

総会終了後、午後六時より懇親会。

福世修一理事(明文堂書店)の進行、望月俊理事(万栄堂)の乾杯で新年の門出を祝った。

(稲勝元広報委員)

3月に倫理で勉強会

大阪府書店商業組合は一月十六日午後二時から一月理事会を開催した。

再販問題では公取委への意見提出期限が迫っており、できるだけ多くの再販制度存続要望の意見を提出することを確認した。

出版販売倫理の件では三月七日午後一時から弁護士を講師に勉強会を開催することを決めた。

共同受注委員会からは図書納入増を図るため、情報収集の努力を申し合わせた。

関連して大阪市立博物館の移転オープンで図書約三千冊が購入される。

組織強化では、東大阪市、八尾市、柏原市の支部再編の話し合いが遅滞している以外は順調に推移していることが報告された。

雑誌発売日では、名神吹田サービスエリアの早売り納入業者が判明したと報告があった。

(中島俊彦広報委員)

−無題−

*中野・杉並支部東京組合中野・杉並支部は十五日午後六時から中野サンプラザで新年懇親会を開き、書店、出版社、取次など六十七名が出席した。

年頭あいさつに立った長谷川武支部長(井荻書店)は「マイナス成長が続き、再販問題が大詰めを迎えるなど、厳しい一年だった。

東京組合の11・17再販を守る集いが大きな成果をあげたのは皆様の協力の賜物。

IT化や異業種との交流に積極的に取り組み、情報拠点として存在することが、二十一世紀の書店の在り方」と述べた。

来賓の二玄社・渡邊隆男社長は改めて再販擁護の強い決意を示すとともに、景気回復の方策として「IT化」「専門店化」「新刊・売れ筋中心主義からの脱却」をあげた。

また、東京組合下向磐副理事長は「公取委は昨年十二月七日に中間報告を発表し、今後、国民各層から広く意見を求めるとした。

日書連は再販存続を求めるハガキを最低一万通公取委に送る。

存廃の結論が出る今春まで厳しい戦いが続くが、力を合わせて頑張ろう」と話した。

安藤弘氏(サンブックス浜田山)の発声で乾杯したあと、鈴木益雄立川支部長(弘益堂)によるマジックショーなどが行われた。

再販決着へ追い込み

東京都書店商業組合の二〇〇一年新年懇親会が十七日午後五時半から水道橋の東京ドームホテルで開かれ、出版社、取次、書店など三百三十名が出席した。

懇親会は高原淳実行委員(高原書店)の司会、船坂良雄実行委員長(大盛堂書店)の開会あいさつで始まり、萬田理事長が新年あいさつ。

同理事長は書店の売上げ低迷について「読書離れ、新古本店、図書館などのマイナス要因があるが、明るい要因を生み出す努力も必要だ。

IT革命は経済に浮力を付ける。

東京組合青年部はTS協同組合を立ち上げ、日書連もハード、ソフト両面で強化している。

顧客満足を追求し、スピードアップと企業構造を高めることが求められている」と述べたほか、再販問題については「今日、午後二時から出版四団体代表で公取委の根来委員長に会った。

再販については慎重に言葉を選んで発言していた。

出版業界は平成三年から十年間にわたり運動してきた。

心血を注いで再販を守っていきたい」と、述べた。

書協渡邊理事長も再販に触れて「意見書を出していない人はすぐに葉書を出してほしい。

四月には大きな声で乾杯できることを願っている」とあいさつ。

販売面では「既刊本をしっかり売ることで書店の個性化もできる。

フランスでもドイツでも既刊本中心の販売をしている。

積極的な取り組みで不況を脱出しよう」と提起した。

雑協角川理事長は「この三年で出版業界の産業構造が変わってきた。

出版業界再生のためには、三者それぞれに増売と取引条件の見直しが必要だ。

書店の数が増えても純文学の初版部数は三千か五千で変わっていない。

新刊が委託で注文が買い切りか、その逆なのか議論していこう。

従来の成功体験を捨てて、柔軟な取引を考えていきたい」と、責任販売制に言及した。

トーハン金田社長は「書店店頭は昨年夏過ぎからそう悪くない。

少しずつ明るさが見えてきた。

この状況を拡大していきたい。

読者に何ができるかという視点がなければ、再浮上はできない。

今は三者とも利益が出ない状況だが、取協で新しい取引制度を提案するチームをスタートさせた。

今年中に提案すべく準備をしている」とあいさつ。

日販鶴田副社長の音頭で乾杯して開宴した。

藤沢支部

神奈川県組合湘南支部の新年研修会は一月十六日午後四時から藤沢グランドホテルで開催され、支部員、出版社など総勢五十三名が出席した。

 研修会は井上俊夫氏(井上書房)の司会で進行。

冒頭で長谷川義剛支部長が「公取は再販について国民各層の意見を求めると発表したが、六日の支部役員会で意見書ハガキの取り組みを決めた。

再販の結論は国会に持ち込まれる可能性もあるが、これを乗り越えて明るい二十一世紀にしたい。

昨年の子ども読書年は出版業界を挙げて読書推進を展開、神奈川組合でも“第四土曜”キャンペーンに参加した店はみな児童書がプラスになったのではないか。

今年のNHK大河ドラマの舞台は鎌倉で、来年はサッカーW杯を控えている。

研修会にポイントとなる企画を提示していただき、棚を活性化する年に」とあいさつ。

引き続き各出版社の企画発表が行われた。

午後六時から別室で第二部懇親会を開催。

長谷川支部長、かなしん出版・首藤三男常務取締役のあいさつに続いて、講談社・長渕和弘販売促進第一部次長の乾杯の音頭で開宴し、ビンゴ大会やカラオケで大いに盛り上がった。

祝い目出度で幕開け

福岡県書店商業組合は一月六日正午より福岡市天神の福新楼で書店、出版、取次、運輸、業界関連の五団体百十名が参加して出版業界新年会を開催した。

広い会場は各テーブルにバランスよく席が設けられ、熱気に包まれて新しい年のスタートを祝った。

司会はベースボールマガジン社九州支局長の澤本和孝氏。

冒頭にあいさつに立った福岡組合山口尚之理事長は、迫り来る著作物の再販制度存廃に関する今後の見通しを詳細に語った。

出版社を代表して小学館パブリッシング・サービス九州支社長の石井伸二氏は「新しい時代に即した販売方法がある」と勇気づけた。

取次代表の日販遠藤光一九州支社長は、九州管内の年末年始の売上げ状況を説明。

少しずつではあるが、売上げが伸びてきたとあいさつ。

テジマ運輸・手島寛氏の音頭で乾杯し開宴した。

恒例になった年男への記念品贈呈は、今年は九名に手渡され、年男を代表して福岡県教科図書社長の鶴英男氏が力強く若々しいあいさつを述べた。

新年の会は最後に博多の「祝い目出度」を三名の書店男衆の音頭で歌い初めして終了した。

(鹿子島慶正広報委員)

「レゴ」取扱いを開始

トーハン・インターメディア(TIM)は、このほど書店向けにデンマークの玩具大手レゴの玩具取り扱いを開始した。

レゴの玩具はこれまで玩具店が主体で、書店での扱いはこれが初めて。

TIMは、レゴの日本法人レゴジャパンと販売契約を結んでいるマーケティング会社、 アゴラ アイ・エム・エスとのジョイントにより書店に商品を供給。

ブロック玩具などレゴの全商品を対象とするが、特にパソコンゲームソフトや腕時計、パソコンで制御する組立式ロボット「レゴ・マインドストーム」を重点的に、定番ヒット商品をセット販売する。

これまでTIMではPCソフトの卸売り事業を展開しているが、商品多角化の一環としてPCソフトを含めたレゴの玩具取り扱いを開始したもので、百店を目標に書店でのレゴコーナー展開をめざす。

決算書の読み方セミナー開催

トーハン・コンサルティングは二月九日、書店経営者・書店員を対象に、トーハン書店大学「初めて学ぶ 決算書の読み方セミナー」をトーハン本社で開催する。

このセミナーでは企業情報の宝庫といわれる決算書の仕組みを理解し、問題演習を通じて財務分析の基本を学習する。

トーハン発行『書店経営の実態』をテキストに、一般論のほかに書店に特化した詳しい解説が行われる。

実施要項は次の通り。

▽日時=平成十三年二月九日(金)午後一時〜五時▽内容= 企業経営と計数、経営財務の考え方 決算書の仕組み 財務分析の基本 損益分岐点▽講師=上野玉男氏(トーハン・コンサルティング『書店経営の実態』編集担当)▽受講料=三千円(テキスト代・資料代、消費税含む) 問い合わせ、申し込みはトーハン・コンサルティング内「トーハン書店大学」事務局( 03−3267−8686)まで。

ホームページでも受付ける。

(http://www.tohan−c.co.jp/)

前文

家の光協会は昨年八月に実施した第五十五回「全国農村読書調査」の結果をまとめた『二〇〇〇年版 農村と読書』を発表した。

これによると雑誌の読書率は六六%、書籍は三六%で、総合読書率は七三%となった。

雑誌読書率は九八年の六二%に次ぐ低い数字となり、書籍読書率は一九七〇年以降で最低を記録した。

農村読書調査1

総合読書率(月刊誌、週刊誌、書籍のいずれか一つ以上を読んでいる人の割合)は七三%だった(表1)。

性別では、男性六九%に対して女性は七六%と、一九八八年以降十三年連続して女性が男性を上回っている。

年代別の最高は十代で八九%。

年代が上がると読書率が下がる傾向が見られ、六十代では六一%だった。

職業別では学生の九二%が最高で、最も低かったのが無職の五五%。

月刊誌、週刊誌、書籍の部門別を見ると、月刊誌は五二%、週刊誌は四四%で、雑誌全体の読書率は六六%になった。

一九九四年まではほぼ七〇%台後半から八〇%前半で推移してきたが、九五年に七一%に低下、九八年からは六〇%台に落ちている。

一方、書籍は九三年と九四年に調査史上最高となる五四%を記録するなど高水準で推移していたが、九八年から下落。

今回は三六%と一九七〇年以降では最低の読書率となった。

農村読書調査

〈調査方法〉全国の農業協同組合に加入している正組合員世帯の満十六歳から六十九歳の家族を母集団とし、住民基本台帳により無作為に抽出した千二百人を対象に調査票を配布した。

有効回収数は八百四十三(回収率七〇%)。

読書時間は15分未満が3割

一日平均の読書時間は、読まない人を含めた全員で二十分だった。

読む時間別では、「十五分未満」が最も多く二九%を占め、「読まない」二七%、「十五分〜二十九分」「三十分〜一時間」各一六%と続く。

性別では男女とも二十分と差がない。

年代別では十代の三十九分が一番長く、年代が上がるほど短くなって六十代は十四分。

職業別では学生の三十九分が最も長く、無職の十三分が最短。

新聞の一日当たり閲読時間は、全員平均で二十四分。

読む時間は「十五分〜二十九分」が三三%、「十五分未満」が三〇%、「三〇分〜一時間」が二一%。

性別では男性二十九分、女性二十一分。

上の年代ほど長くなる傾向にあり、十代の九分に対し六十代は三十四分。

職業別では自営業の三十三分が最長で、農林漁業と無職の二十八分が続く。

一方、テレビの一日当たり視聴時間は全員平均が百四十五分で、男性百三十九分、女性百五十分。

視聴時間は「一〜二時間」(三〇%)が最も多く、次に「二〜三時間」(二八%)となった。

年代別では四十代が一番短い百三十一分。

十代が百六十二分、六十代が百五十七分と両極が高い傾向にある。

職業別では無職がトップで百七十七分、短いのは自営業で百二十九分。

−無題−

文京支部の新年会は十九日、目白の椿山荘で開催され、支部員二十名、出版社五十一名など八十名が出席した。

内山孝寿氏(内山書店)の司会で午後六時半に始まった新年会では、奥村弘志支部長が「文京区支部は古いが小さな本屋の集まり。

一昔前は六十店あったが、だいぶ減った。

しかし数は少なくても、白山祭りチャリティバザーの催しやシビックセンターへの共同出店と、体育会のノリで取り組んでいる。

普段の商売にもこのネットワークを生かして増売に協力していきたい。

三月には公取から再販の結論が出るが、希望を持って読書普及などの活動に努めたい」と新年の課題について年頭のあいさつ。

出版社を代表して講談社浜村修営業企画室長が「文京支部は小粒だがピリリと辛く、小回りのきく支部。

再販でどのような結論が出るかはわからないが、今後も皆さんと一緒に仕事をしていきたい」とあいさつ。

支部員全員が壇上で一言ずつあいさつしたあと、主婦と生活社羽地宏夫氏が「当支部は三十年前に担当した。

今年は明るい年に」として乾杯の音頭をとった。

「声」

一年と少し前、二〇〇〇年を控えて古いパソコンはお払い箱寸前のため、どうやって年を越したらと頭を抱えていました。

そんな時、この書店新聞で関西の書店グループが開発した「楽樂ほんやさん」という外商管理ソフトの記事を目にしました。

救ってほしいという一念で、東京での勉強会に飛び入りで参加させていただきました。

イマドキのパソコンには触れたこともなく、まったくの初心者で相当に不安がありましたが、メンバーの説明を見聞きしていると「できる、きっと!」と感じることができました。

九十日間の無料お試し期間があるので、とりあえずはパソコン本体・プリンター・バックアップの機械を買い、店に帰って試してみました。

業者が販売するソフトは安くても百万円といわれているのに、「楽樂ほんやさん」は十万円というお手頃価格で、パソコン本体などを含めても三十万円の出費で賄えます。

二〇〇〇年を迎える三日前に正式ユーザーとなり、毎日お世話になっています。

そして先月中旬、東京では一年ぶりの勉強会があり、大幅なバージョンアップの説明を受けました。

そこで思ったことは、メンバーに会ったのは二度目なのに、昔からの友達に会えたような親しみを感じたのです。

全国いろんな地方のいろんな世代の仲間が、質問や情報の交換をメールを公開することで語り合っていけるのはすばらしいことだと実感しました。

まだまだ初心者の域から抜けられない私ですが、昨年暮れから連載が始まった「本屋さんのパソコン活用パート2」を読んで、もっとパソコンを活用できたらと思います。

募集

★「こどもの読書週間」標語募集読書推進運動協議会は今春の「こどもの読書週間」(第43回)の標語を募集している。

当選作(一点)には賞金一万円、次点(二点)に各五千円、佳作(若干名)に各二千円を進呈。

合作の場合も原則として一点につき同様の金額となる。

問い合わせは 03−3260−3071まで。

「21世紀の店頭」テーマに研修講座

鳥取県米子市の「本の学校」郁文塾は、出版業界人研修・スタッフリーダー養成講座店売編として、「21世紀の店頭を考える −新世紀の読者を掴むために−」を二月十五日と十六日の両日にわたり開催する。

講師は、伊藤清彦氏(盛岡市・さわや書店本店店長)と河上進氏(「季刊・本とコンピュータ」編集デスク)。

トータル・コーディネーターを能勢仁氏(ノセ事務所代表取締役)が担当する。

〈開催要項〉▽主なプログラム ◎二月十五日(木)=元気な店頭活性術/読者からみた書店論/懇親会 ◎二月十六日(金)=棚作り−演習と実際/バトルトーク 期待される書店を考える/オンライン書店とリアル書店/スタッフリーダーの実際と役割▽会場=「本の学校」郁文塾(〒683−0801米子市新開2−3−10  0859−31−5001)▽受講料=八千円▽申し込み締切=二月十日 申し込みは左記のFAXかEメールで「本の学校」郁文塾まで。

なお希望者には宿泊の斡旋も行う。

FAX=0859−31−9231、Eメール=b−schule@imaibooks.co.jp

本の購入費は月1042円

書籍をふだん読んでいる人は三六%。

性別では男性の三五%に対して女性は三ポイント高い三八%。

年代別では十代が七二%と圧倒的に高い。

次いで三十代の四七%。

六十代では二二%とかなり低くなる。

職業別では学生が七三%で飛び抜けて高く、以下給料生活四二%、主婦三八%の順。

 書籍を読む人の一カ月間の読書冊数は平均三・八冊で、一〜四冊という人が最も多く七二%に上った。

この割合が高いのは五十代(八四%)と農林漁業と自営業(八三%)。

十五冊以上読む人は四%で、十代(一五%)と学生(一一%)に多く、その他のすべての層では五%以下だった。

なお、全体で見た一カ月間の平均読書冊数は一・二冊。

一年間に読んだ書籍のトップは二年連続で『五体不満足』(乙武洋匡著)。

二位は『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代著)が入った。

三位は『永遠の仔』『乙武レポート』『子どもが育つ魔法の言葉』『三毛猫ホームズシリーズ』の四点。

好きな作家は司馬遼太郎が初の一位。

二位赤川次郎、三位宮尾登美子で、赤川次郎の首位は十五年でストップ。

本(月刊誌、週刊誌、書籍)を買う人は、読まない人も含めた全員でみると六七%。

本を買う割合は女性が七〇%と男性の六三%を上回り、年代別では十代八五%、二十代と三十代がそれぞれ八〇%と続く。

また職業別では、学生八八%、給料生活と主婦が各七三%の順になっている。

読まない人も含めた支出金額は千円〜二千円未満が二〇%で一番多く、次が五百円〜千円未満の一五%だった。

一カ月当たり平均支出金額は千四十二円。

男性が女性より三十六円多い千六十二円で、年代別では三十代の千四百十二円が一位。

十代と二十代が千三百円台で、六十代は買わない人が多く六百十二円と唯一千円を割った。

職業別首位は自営業の千三百十八円。

千二百円台が給料生活と学生で、主婦は本を買う割合は高いが千円に達しなかった。

毎号読む人が多い若年層

月刊誌読書率の推移を表したのが表2。

男性四六%、女性五八%と一九八六年以降の十五年間は女性が常に上回っており、合計の読書率は五二%になった。

これは調査開始以来、九八年の四五%に次いで二番目に低い数値。

月刊誌を毎月読んでいる人は二七%で、ときどき読んでいる人は二五%。

年代別では二十代が六二%で一番高い。

三十代以降は上にいくに従い読書率が下がるが、三十代と六十代の差は五ポイントと小さく、各世代にわたり平均して読まれている。

職業別では主婦の五八%が最高だが、学生、農林漁業、給料生活も五〇%を上回った。

読んでいる月刊誌の一位は『家の光』で五十五年連続のトップ。

二位には前回から一つランクを上げた『NHK趣味の園芸』が入った。

以下、『現代農業』『文藝春秋』『オレンジページ』。

週刊誌読書率(表3)四四%の内訳は、男性四五%に対して女性四四%。

男性は一九六九年以降では九五年の四四%に次いで低く、女性も九八年の四三%に次ぐ低率となった。

また「毎週読む」人は九%、「ときどき読む」人は三五%だった。

年代別では十代が五七%でトップ、二位が五十代の五四%。

しかし接触頻度では十代は「毎週読む」が三七%と高いのに対して、五十代は九%と低く、「ときどき読む」が四四%と圧倒的に多い。

職業別で一番読書率が良いのは学生の五三%で、「毎週読む」割合も三五%と高かった。

二位は給料生活の四九%。

読んでいる週刊誌の一位は二十年連続で『女性自身』。

『週刊現代』も六年連続で二位に入り、以下『週刊女性』『女性セブン』『週刊少年ジャンプ』。

本屋のうちそと

知人がふるさとで就職し、転勤で東京に出て三十余年経った。

転勤族でふるさとから始まり東京へ、東京でもあっちこっちと動いていた。

一番遠くで岡山まで行った。

名刺をもらうたびに肩書きも部署も違っていた。

サラリーマンにとって当然の異動なのだろう。

その人は定年間近で他の会社に転職した。

最後までいればよかったのにと申したが、会社のなかでの肩叩き勧奨もあり、俗に言うキャリアが上がってくるので転職せねばならなかったようだ。

東京で働いていた人が、ふるさとに仕事をみつけて戻って行った。

本人にとってはふるさとに戻ったという感じだろうが、東京の生活に馴れてしまったことで、これからふるさとの生活にどのように溶け込むかが問題だ。

たとえば、東京では交通機関は二、三分間隔で運行しておりどこへ行くのも心配なかったが、ふるさとでは一時間に二本の電車しかない。

乗り遅れればえらい時間がかかる。

だから、ふるさとの人たちの移動はクルマ。

各家庭にクルマがあるのが当然のクルマ社会で、なければどこにも行けない。

社員の九〇%がクルマ通勤という。

定年間近になってからのクルマ通勤は辛いものがあると、知人は言っていた。

奥さんも同じふるさとだが、「もう寒いのは嫌だけど、ついて行かないわけにはいかない」とおっしゃる。

遊びにおいでと言ってくれているが、寒さが大変だろうし時間もかかるだろう。

 子どもたちはそれぞれの道を歩み始めている。

子どもたちの世話になるということもなく、元気なうちは自分たちで働いて、それぞれの生活を楽しくやろうという感じ。

二十一世紀に入り、新たな気持ちで新天地に羽ばたいていることだろう。

私のようなふるさとがない東京生まれだと、今の生活以外は考えられない。

東京といっても都心の人からみれば「ふるさと」なのです。

    (とんぼ)

本賞明石書店、特別賞法藏館に

中堅出版社百十一社で構成する出版梓会(江草忠敬理事長)は、第十六回「梓会出版文化賞」を明石書店、「同特別賞」を法藏館に決定、一月十八日午後六時から東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で贈呈式を行った。

この賞は優れた書籍出版を行い、我が国の出版文化に貢献している出版社の中から毎年一社を選び、その業績を顕彰するもの。

原則として年間五点以上の書籍を刊行し、十年以上にわたり継続して出版活動を行っている中小出版社が対象。

各出版社の自薦による図書をもとに選考委員会で決定する。

贈呈式の席上、江草理事長は「今回の出版文化賞は久しぶりに会員社の中から選ばれた。

大変励みになり、うれしいこと。

出版業界は厳しい環境が叫ばれ続け、再販の結論を控えるなどいろいろな課題があるが、梓会は少しでも会員のお手伝いができるよう、ニーズに応える研修会と委員会活動を行っていきたい」とあいさつ。

明石書店に記念品と副賞五十万円、法藏館に記念品を贈呈した。

選考委員を代表して植田康夫氏は、明石書店について「差別、障害者、在日韓国・朝鮮人問題など重い課題に挑戦し、貴重な本を刊行してきた。

人権問題に対する真摯な取り組み姿勢を高く評価した。

出版の困難な時代に一つのポリシーを打ち出し、立派な業績を上げられたことは、学ぶべき出版態度と思う」、また法藏館について「仏教書を軸に宗教、哲学、歴史、芸術などの学術書から、心や文化の問題を扱った一般書まで意欲的な出版活動を行っており、その業績を大いに称えようということになった」と選考結果を報告した。

明石書店の石井昭男社長は「当社の書籍と出版姿勢に高い評価をいただき光栄に思う。

差別を無くす社会に活字メディアは重要。

破壊なき文明を作り人権を尊重する時代に向けて、より高い人権の著書を社会に送り出したい」、法藏館の西村七兵衛社長は「社長になって三十年、初代の没後百年と大きな節目の年に立派な賞を頂戴してうれしい。

一冊一冊の本を大切に作り上げることの重みをつくづく感じている。

受賞を機に一層頑張りたい」と、それぞれ受賞の喜びを語った。
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