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平成20年2月21日号
松信泰輔日書連相談役が逝去

有隣堂名誉会長、日書連相談役の松信泰輔氏が2月11日、心不全により逝去した。享年91歳。通夜は14日午後5時より、葬儀・告別式は15日午前11時より横浜市鶴見区の大本山総持寺三松閣で営まれた。喪主は長男で有隣堂代表取締役社長の松信裕氏。
昭和46年7月日書連常任委員、47年5月日書連副会長、昭和52年5月に酒井正敏氏のあとを次いで第4代日書連会長に就任。以後、平成6年5月に退任するまで9期17年にわたって会長職にあった。平成7年に相談役就任。
この間、昭和53年に公取委橋口委員長の再販廃止発言に端を発した再販廃止反対運動では百万署名、国会請願デモ、日比谷公会堂を埋めた3千名大集会などで出版業界の先頭に立って運動をリードしたほか、昭和63年には任意団体だった日書連の法人化をなしとげた。また、平成4年には「書店経営白書」を発表し、マージンアップによる書店経営の健全化を訴えて成果をあげた。しかし、会長を退任した平成6年夏、脳内出血で倒れて以後は療養生活に専念していた。
大正5年、横浜市伊勢佐木町生まれのハマっ子。本屋の3男として、横浜商業高校を卒業後、昭和9年に有隣堂入社。戦前は横浜港に停泊した外国船に洋書を配達したこともあるといい、小僧からたたき上げの書店人を自負し、小売書店の経営基盤整備に力を注いだ。出版、文化活動にも熱心で横浜文化賞、神奈川文化賞、長谷川伸賞など多数を受賞。

青森組合、太宰治文学マップ作成資料求める

来年の太宰治生誕百年を記念して、青森県では津軽の観光振興を図ろうと記念事業実行委員会を設置してキャンペーンを展開する。
委員会メンバーには青森県書店商業組合も加わり、文学マップの製作を検討中で、鶴岡・藤沢周平マップ、鎌倉マップほか関係資料の提供を求めている。
送付先は〒036―8094弘前市大字外崎3―3―22青森県書店商業組合まで。

家族で読書習慣を共有/読書の町宣言した大子町

茨城県北西部に位置する大子町(綿引久男町長)は昨年6月、全国に先駆けて「読書の町」を宣言。町ぐるみで行う読書推進活動が評価されて文部科学省の平成19年度「子ども読書の街」に指定された。「家読(うちどく)」推進事業にも町の予算を計上して小中学校からモデル校を選び、読書習慣が定着するようバックアップしている。
袋田の滝に近い大子町は人口2万2千人、町内には小学校8校、中学校5校を数えるが、図書館は1館、書店も1軒を数えるだけ。しかし、20年前に産声をあげた朝の読書運動は、茨城県では全小学校の9割に定着しており、大子町の小学校でも授業前の読書が10年以上続いてきた。
昨年3月、大子町は学校での「朝の読書」を一歩進めて児童生徒が家で読書する習慣を身に付けさせようと「家読」推進事業に百万円の予算を計上。小中学校各1校のモデル校を選定した。モデル校には家読専用の図書を購入して貸出し、家族にも同じ本を読んでもらって親子のコミュニケーションを深めるのが狙いだった。モデル校になった学校では家読通信を発行したり、家読カードを配って家族の理解を求めた。
こうしたキャンペーンが反響を呼び、6月に大子町は「読書の町」(別掲)を宣言。読書活動を通じた町づくりに乗り出した。文部科学省が昨年創設した「子ども読書の街」(10市町村)にも指定され、調査研究のための1500万円の予算が付いた。
大子町では教育委員会、教員、PTAなどからなる「子ども読書の街推進委委員会」を発足させ、①学校図書館、町立図書館、公民館の図書購入、貸出し体制の整備、②保健センターで乳幼児健診の際のブックスタート事業の推進、③各学校における朝読、家読の実践、④保育所や幼稚園での読み聞かせの実施、⑤読書ボランティアの育成などの事業に取組み、町民の理解のもと学校、家庭、地域全体で町民の生涯学習事業として運動を展開している。
昨年の読書週間には、大子町の積極的な読書活動が認められ、全国出版協会が制定した第1回高橋松之助記念「文字・活字文化推進大賞」を受賞している。

大子町以外の「子ども読書の街」指定を受けた各市町村は以下の通り。恵庭市(北海道)、伊勢崎市(群馬県)、袖ケ浦町(千葉県)、飛騨市(岐阜県)、吉良町(愛知県)、高槻市(大阪府)、大山町(鳥取県)、海土町(島根県)、宇美町(福岡県)。

〔大子町読書の町宣言〕
私たち日本人は、「自ら努力すること」や「人を思いやること」を大切にしながら、世界でもまれな、心の豊かな国を築いてきました。しかしながら、近年、心の豊かさが失われつつあるような社会的な事件などが数多く見受けられます。日本人のかけがえのない宝である心の豊かさを守り、育て、広げ、次の世代に伝えていくことが、今、私たちの大きな願いです。
私たちは、この願いを読書に託します。読書は、私たちを、時間や距離を越え、豊潤な思想との出会いに導きます。特に、幼児や青少年の読書は、彼らに多くの知的所産を与えるとともに、多様な創造力を培い、豊かな感性を育みます。私たちは、このような読書のよさを活かし、読書を楽しむ人があふれる町づくり、読書を通じて心の豊さを育てる町づくり、読書のすばらしさを全国に発信する町づくりを目指し、
1、赤ちゃんを、読書の世界へ導くために、保健センターで【ブックスタート】に取り組みます。
1、園児に、読書の楽しみを伝えるために、保育所・幼稚園で【読み聞かせ】に取り組みます。
1、児童生徒に、読書の習慣を育むために、小中学校で【朝の読書】に取り組みます。
1、親子の、読書を通してのコミュニケーションを培うために、家庭で【家読(うちどく)】に取り組みます。
1、大子町の、読書の環境を整えるために、町中で力を合わせ全力で取り組みます。
2007年私たち大子町は、この価値ある事業に町を挙げて取り組みます。そして、読書のまち、ふるさと大子に誇りを持ち、日本中の人々に、読書のすばらしさを伝えます。以上、今ここに「読書のまち」大子を宣言します。

NPO「本はよかバイ」の設立式典

「NPO法人本はよかバイ」の設立記念式典と、熊本県書店商業組合の初春総会が2月12日に熊本市のホテルニューオータニ熊本で開催された。
熊本組合が例年新春に行なっている賀詞交換会を、NPOの式典とあわせて行なったもので、午後4時からの総会に続き、午後5時から「本はよかバイ」理事の広瀬美貴子氏による講演「心を育てる金銭教育」が行なわれた。
午後6時からは記念式典が挙行され、「本はよかバイ」のたつみや章理事長、講談社・浜田博信取締役らがあいさつ。日書連・谷口正明副会長の発声で乾杯した。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

私が勝手に関西の書店業界を代表してI波書店Kさん異動に抵抗しましたが、「屁ェの突っ張り」にもならず、とうとう別れの日が来てしまいました。不景気・寒波も合わせこちらは地獄の三重苦です。でも、後任氏共々みんなで呑みに行ったら機嫌直りましたから単純なものです。
そうです、世間は異動の季節で、取次店の支店長も代わられます。海文堂はここしかないので無縁ですが、バイト君の卒業があります。長く勤めてくれた2名に恒例の卒業レポートを依頼しています。これまでの分はHPで公開していますので、楽しくセンチな話、読んでやってください。いろんな子が登場します。接する書店員の悪影響でしょう、最近の子たちは特にアホです。他人事みたいに書いていますが、「それって、私?」「店長、アンタもやで」。
2月11日、中国新聞文化部の佐田尾信作さんと龍谷大学の須藤護さんを迎えてトークショー。佐田尾さんの『風の人宮本常一』(みずのわ出版)刊行記念です。宮本の足跡をたどり、宮本と交流のあった「地の人」たち、研究・調査を支えた人たち、学問の枠を越えて精神を継承している人たちにインタビューしています。当店初のスライド上映もありました。
須藤さんは宮本と現場を共にした方です。「わらの文化」や山古志村での産業振興(中越地震で報道された牛の放牧や鯉の養殖)の話で「宮本学」の一端を知ることができました。地味なイベントで参加者数を心配していましたが、関係者のPRのおかげで盛会でした。終了後の呑み会「クルマやからアカン」と帰宅、「ええ話やった、もっと話聞きたい」と出直して来られた方も。
2階海事書売場のグッズがますます充実し「港町グッズ」と呼ぶことになりました。紹介してくれているガイド本を持ったお客さまがお見えです。レジ担当者によると、店に来ているのに「この店どこ?」と尋ねるおっちょこちょいの方もおられるとか。新戦力は、明石と淡路を結ぶ「タコフェリー」の商品で、お薦めは受験シーズンぴったりの人形、語呂合わせ・ゲンかつぎ「オクトパス」。試験は年中ありますから、必需品です。ロングセラー間違いなし。私も受験生のために買いました。ご利益やいかに?300円で厚かましい祈願ですが、「気のもん」です。絵本も神戸新聞総合出版センターから出ています。
文学賞、大方の予想通りの結果でした。私も当たりでしたが、本命ばかりでは面白くない。あえて対抗に賭け、否、投票し、敗れたのであります。敗者の美学、いや、負け犬の遠吠えか。

春の書店くじ実施要領

▽実施期間平成20年4月20日(日)より30日(水)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数600万枚。書店には1束(500枚)3750円(税込)で頒布
▽申込方法返信用申込書に必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。締切は2月20日
▽配布と請求方法くじは取次経由で4月18日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当選発表5月23日。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額8920万円、9・8本に1本
特等賞=タイ5日間の旅ペアご招待60本
1等賞=図書カード1万円600本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1800本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円60万本
ダブルチャンス賞=図書カード1万円100本
▽賞品引換え特等賞は当選券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は7月5日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付
▽引換え期間読者は5月23日より6月30日(消印有効)まで。書店で立替えたくじは7月31日までに「引換当選券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽申込み書店特典 組合経由の申込店から抽選で3店3名にタイ5日間の旅無料随行員。
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布
▽PR活動「春の書店くじ」宣伝用ポスター。全国書店新聞に実施要綱を掲載。日書連ホームページで宣伝

第10回謝恩価格本ネット販売フェア/書協

書協は第10回「謝恩価格本ネット販売フェア」をこどもの読書週間を中心に4月23日から6月23日までの2カ月間実施する。
対象は児童書、実用書(ムック含む)、一般文芸書、人文書、辞事典、美術書、自然科学書、豪華本で、書協からの「出品のお願い」には「出品は発行後1年以上経過した書籍をお願いします。部分再販商品も積極的にご出品ください」と呼びかけている。
出品点数は自由。販売価格は全書籍表示価格の50%オフ。出版社にはブックサービスの手数料として販売価格の25%と入出庫・保管を代行する昭和図書の手数料10%がかかる。サイト名はバーゲンブック・ドット・JP。

万引き防止ポスターなど柱に/山辺会長が活動方針示す/東京組合青年部新年会

東京都書店商業組合青年部は、2月13日午後6時半から文京区湯島の御茶ノ水ガーデンパレスで新年会を開催した。
会は吉田敬弥氏(三弥井書店)の司会で進行。冒頭であいさつした山辺真次会長(やまべ書店)は「今年の青年部は三本の柱で頑張っていく。1つ目は万引き防止ポスターだ。窃盗罪は平成18年に法律が改正され罰金刑が設けられたが、ご存知ない方も多いのではないか。万引きイコール窃盗であり、重大な犯罪で罰金が科せられるのだという万引き撲滅を訴えるポスターを作りたい。2つ目は青年部会員の新規開拓だ。昨年アンダー40の会というものを作り、未加入の書店に青年部に入ってほしいという運動をしたが、今年も進めていくつもりだ。3つ目として、青年部に入ってみたいと思う企画を作っていきたい。現在インターネットを使った新しい企画を考えている。我々は本を売ることが主流なのでなかなかそういう仕掛作りができないが、アクセスパブリッシングからいろいろソフトを提供していただけるということが決定したので、今後進めていきたい。青年部は会員、出版社、関連業者の皆様の支援があって成り立っている。今年も皆様のご指導ご鞭撻をお願いする」と述べた。
来賓の東京組合柴﨑繁副理事長は「町の本屋がどんどんなくなり、雑誌の出版社が打撃を受けているかなと思う。雑誌のアイテム数は増えているが1点1点の売上げは落ちている。スペースが足りないから、3日でご苦労さんとなる商品が出てしまう。商品を絞り、たくさん売れる良いものを作ってほしいというのが我々の希望だ。これからもぜひ青年部を支えてほしい」とあいさつした。
アクセスパブリッシング・梶井直史氏のあいさつに続き、小川頼之副会長(小川書店)の発声で乾杯した。

地域に密着して自店らしさ出す/NET21新春の会

中小書店22法人で組織する協業組織「NET21」は2月7日午後6時から東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で新春の会を開き、出版社など約250名が出席した。会場には書店員支援システム「ブックマイレージ」や出版社への情報提供サービス「やまびこ通信」など各取り組みを説明するブースが設けられた。
冒頭、雑誌を見直し出版社と書店が協力して売り伸ばしを図るために立ち上げた「雑誌プロジェクト」について、鈴木康弘プロジェクトリーダーが説明。「書店現場の視点を重視。返品を少なくするための工夫など各店で毎日起こることを中心に考え、最後の1冊まで売り伸ばしていく」とコンセプトを話し、雑誌販売カレンダーの制作、バックナンバーの活用などの施策を進めていくとした。
続いて渡辺順一社長が「書店は必要なのか、ナショナルチェーンだけあればいいのか、自問することがある。それほど街の書店は追い詰められている。NET21は雑誌プロジェクトなどの施策を進め、各書店が地域で自分の店らしさを出すことができるよう努めていく。自社で足りないところを他社、他グループ、異業種からも学びたい。地域と取引先から喜ばれ、書店スタッフも誇りをもって働くことができる環境を作る」と所信を述べた。
来賓の栗田出版販売・郷田照雄社長があいさつしたあと、地方小出版流通センター・川上賢一社長の発声で乾杯した。

業界自主規制ガイドライン/デジタルコミック協議会が策定

コミック出版社30社で構成する「デジタルコミック協議会」は、表現の自由を守り青少年の健全な育成を図るため、このほど「業界自主規制ガイドライン」を策定した。
ガイドライン全文は以下の通り。
第1(目的)「デジタルコミック協議会」加盟者は、表現の自由を守り、青少年の健全な育成を図るため、デジタル化されたコミックの配信に関して、当該作品に著しく性的、暴力的ないし残虐な表現があり、青少年に不適当であると思われる作品には、以下に定める判定基準に従って自主的に、別に定める識別マーク(以下「マーク」という)を表示する。
第2(マーク表示の方法)識別マークは、当該作品の冒頭に表示するものとし、当該作品が複数のファイルから構成される場合は、各ファイルの冒頭にすべてを表示するものとする。
第3(マーク表示の判定基準)デジタルコミック協議会が、マーク表示が適当であると認める判定基準は次の通りとする。
(1)著しく性的な表現があり青少年に不適当であると認められるデジタル化されたコミック。
①全裸もしくはこれに近い状態での性交またはこれに類する性行為を描写した絵を含む内容が、当該作品の大半を占めるもの。
②性器・恥毛をあからさまに描写した絵が相当数含まれているもの。ただし医学的もしくは美術的目的のものを除く。
③全裸もしくはこれに近い状態での性交またはこれに類する性行為や性器・恥毛をあからさまに描写したシーンを含む作品。
(2)著しく暴力的ないし残虐な表現があり青少年に不適当であると認められる作品。
①殺人・拷問・暴力・私刑など残虐な感じを与える行為を誇大または刺激的に描写した内容が、当該作品の相当部分を占めるもの。
②自殺や犯罪を肯定的にあるいは賛美かつ唆す意図で描いたものが、当該作品の相当部分を占めるもの。


営業本部にSCM統括室新設/トーハン機構改革と人事異動

トーハンは2月6日付で機構改革と人事異動を発令。人事では阿部好美常務が開発・特販担当と開発営業部長、近藤敏孝常務が営業副本部長を兼任することになった。機構改革ではSCM特販部を廃止し、営業本部にSCM統括室、首都圏営業部に首都圏SCMセンターを新設するなど、桶川SCMセンターを活用するための改革が行われた。
〔執行役員〕
委嘱開発・特販担当、開発営業部長兼任、解特販第一部長兼任委嘱
常務阿部好美
委嘱営業副本部長兼任
常務近藤敏貴
委嘱海外事業部長、解書籍部長委嘱
上席執行役員鈴木仁
委嘱オペレーション統括部長兼任
上席執行役員加藤悟
委嘱首都圏営業副部長兼SCM統括室GM、解SCM特販部長委嘱
執行役員志村真嗣
委嘱中国四国営業部長、解開発営業部長委嘱
執行役員豊田広宣
〔退任役員〕
執行役員海外事業部長
小宮秀之
執行役員中国四国営業部長小林進
〔機構改革〕
【本部・部・室】
1、SCM特販部を廃止する。
2、営業本部に営業管理部を新設し、データベースグループ、仕入計算グループ、販売計算グループ、セールスソリューショングループ、本社営業センターを置く。
3、営業本部にSCM統括室を新設する。
4、首都圏営業部に首都圏SCMセンターを新設する。
【グループ】
5、仕入管理グループを仕入担当役員直轄とする。
6、システム営業グループを廃止し、その機能をSCM統括室に移管する。
7、首都圏SCMセンターにSPグループとカスタマーグループを設置する。
〔人事異動〕部長級
▽経営企画部長(EC事業部M〈e―MDグループ〉)大西良文▽監査室GM(経営企画部GM)小倉俊一▽SCM統括室長(SCM特販部GM)貝沼保則▽営業管理部長(首都圏特販部長)奥村泰生▽書籍部長(ロジスティックス部GM兼MD推進部GM兼企画推進部長)関口晴生▽企画推進部長(書籍部GM)矢作孝志▽開発営業部GM(SCM特販部GM)小島俊一▽首都圏特販部長(首都圏営業部GM)高倉龍則▽首都圏SCMセンター長〈カスタマーグループ〉(オペレーション統括部長)山田康平▽任職員、命近畿営業部GM(中国四国営業部長)小林進▽特販第一部GM(経営企画部長)須崎浩▽特販第一部長(SCM特販部M)塚田達夫▽休職〈トーハン・ロジテム出向〉(開発営業部GM)佐藤俊之▽任職員、命休職〈台湾東販出向〉(海外事業部長)小宮秀之

アジア太平洋デジタル雑誌国際会議/雑協、準備を本格化

日本雑誌協会は1月16日の理事会で、11月13日、14日に東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開催する「FIPP(国際雑誌連合)アジア太平洋デジタル雑誌国際会議」の大会ロゴマーク、メインビジュアルを決定。また、理事会メンバーで構成する大会実行委員会(河村有弘委員長)は印刷・広告など雑誌関係業界の主要各社にも大会への理解と協賛協力依頼を進め、推進委員会(田中祐子委員長)は参加促進、講師招聘、渉外、総務の4チームを編成。大会への準備を本格化する。
この国際会議の統一テーマは「紙とデジタルの融合」。コミックの携帯配信やデジタル雑誌などデジタル化が進行していることから、「雑誌はデジタル化にどのように向き合い、どのように未来を切り開いていくか」が焦点となる。参加者は総勢400名(海外100~150名)を予定しているが、IT関連業界からの講師招聘および参加も予定しており、多彩な顔ぶれによる会議となる。また、会場展示についても、通信、電子機器、ソフト会社などに協力依頼を行う。
また、3月3日、4日に独ベルリンで開かれる欧州地域デジタル雑誌会議への代表団派遣を決定。田中推進委員長はじめ17名が東京大会のPR活動を展開する。

『本はよかバイ お~い読まんネ!より②

中学生向け読書ガイド『本はよかバイお~い読まんネ!』(NPO法人本はよかバイ刊)から、今回はRKK熊本放送アナウンサー・木村和也氏とKKTくまもと県民テレビアナウンサー・村上美香氏が寄稿したコラムを全文紹介する。

〔僕と本との間/RKKアナウンサー・木村和也〕
どちらかというと学生時代は積極的に本を読むというタイプではなかった。恥ずかしい話ではあるが、小学生の頃、夏目漱石『坊ちゃん』の読書感想文で好奇心旺盛な少年が全国行脚の旅に出るという勝手なストーリーを思い描き、後に放送されたテレビドラマを見ながら「へ~坊ちゃんって先生なんだ…」と呟き父を落胆させたことがある程でした。
そんな私でも、何の巡り合わせか1冊の本『再起可能』を出版しました。突然の怪我から社会復帰を果たすまでの約八ヶ月の入院生活を日記形式で綴ったものです。
日記は「きっとお前は長い入院生活の中で一生忘れてはならない言葉を多くの方から頂くだろう。棺桶まで持っていく気持ちで日記でもつけておいたらどうだ」という父の勧めで始めたものでした。
まさかそれを本にまとめるなんて…。
ところが今度は「同じ状況と闘っている患者さんの為にもあなたの記録を伝えるべきでは…」という医師や療法士の先生方の勧めがあり出版に至ったという経緯があります。
本には作者の伝えたいメッセージが必ず込められています。私は家族や友人などに対する「感謝の意」を作品に込めました。
読む人はそんな私の思いを自分に置き換えてみたり人に置き換えてみたりと様々で、同じ内容でも状況によって感じ方や捉え方が千差万別存在するという独特の世界観を持っています。
本の面白さはそんな作者と読者による「想像」と「創造」の二つの力が働き想定外の世界をも生み出せるところにあるのかもしれません。私自身も本を書くことと読むことで、視野を広げ物事を多方面から捉え、ことの大切さなど多くのことを学び知ることができました。
『坊ちゃん』を読もうとしなかった私が「本」を通してこんな思いに至るのもこれまた面白いものですね。


〔私の中の大切な3冊の本/KKTアナウンサー・村上美香〕
私は、読んで読んで面白いと思った本は、そのまま誰かにあげてしまうという癖があります。
誰かと気持ちを分かち合いたくて、「とにかく読んでみて。ゆっくり読んでね。返さなくていいから!」と、本を渡してしまうんです。だから、好きな本ほど手元に残っていません。
残っていないから、時が経てば忘れてしまう事も多々あります。でも、何年か経って、再び読みたくなる本も何冊かはあります。そこで、学生時代に読んで、今再び読みたい3冊を思い出してみました。
まずは大学受験前に読んだ『けっぱり先生』(山口瞳著)。高校3年生の冬、受験勉強真っ只中という時期に、担任の先生に勧められました。先生は「受験勉強もいいけど、この本を読んで心に栄養を与えよう」というようなことを仰っていました。
「何でこんな時期に?」と思いながら本を開くと、そこには、ちょっと時代が前の、学園を舞台にした感動の物語がありました。読後に爽快感が残った事、そして、不思議とその後の勉強がはかどった事を思い出します。
その先生の影響を受けたということではもう1冊、森鴎外の『舞姫』です。これは、先生の授業で「舞姫を読んで感じたことを皆の前で発表する」という課題があり、読みました。最初は課題の為に読んでいたものが、いつの間にか本の世界に惹きこまれ、登場人物の不遇な女性の人生に心を揺さぶられました。そして、女性としての生き方を、女子高のクラス皆で考えるきっかけをくれました。
それらの本と出会わせてくれた先生には、今でも感謝しています。そして、もう1冊は『行動することが生きることである』(宇野千代著)です。本のタイトルが示すとおり、夢を叶えたい時、何かに迷っている時、頭の中でただ考えるだけでなく、行動することの大切さを教えてくれました。
私はこの本を持って、アナウンサー試験に挑みました。学生時代に読んだ本を、今の自分はどう感じるのでしょう。もう一度書店で探して読んでみようかな。

さくらんぼ文学賞/山形県組合が協力

山形から女性を書き手とした新しい文学賞「さくらんぼ文学新人賞」の募集がスタートする。
同新人賞は山形名産「さくらんぼ」のイメージにちなみ、瑞々しい感性を持った女性の書き手を対象とした文学新人賞。さくらんぼテレビが主催、『小説新潮』『yomyom』が共催、山形県書店商業組合も協力する。
募集内容は女性筆者による日本語で書かれた未発表小説。年齢、職業、国籍は問わない。日本語文学の新たな可能性を切り開くオリジナル作品。締め切りは6月末日。選考委員は唯川恵、角田光代、小池昌代、北上次郎の各氏。
授賞式は11月下旬、山形市で行い、受賞作は『小説新潮』12月号に全文掲載する。賞金は百万円、副賞として初物の高級さくらんぼ1箱。
(五十嵐靖彦広報委員)

催し

◇シンポジウム「言葉の力で未来を拓く」
文字・活字文化推進機構と日本経済新聞社は3月13日午後1時半から東京・大手町の日経ホールでシンポジウム「言葉の力で未来を拓く」を開催する。定員600名、入場無料。事前登録制で応募者多数の場合は抽選。
基調講演は文字・活字文化推進機構の福原義春会長(資生堂名誉会長)による「創造的な国づくり―言葉の力で日本の未来を拓く」、明治大学斎藤孝教授による「IT社会と文字・活字文化」の2講。次いで作家・石田衣良、筑摩書房専務・松田哲夫、東大名誉教授・月尾嘉男、日経新聞特別編集委員・足立則夫の各氏をパネラーにシンポジウム「IT社会における文字・活字メディアの役割とその展望」を行う。
申込み先は文字・活字文化推進機構。FAX03・5211・7285番。

販売本部長に今井氏/主婦と生活社

主婦と生活社は3月1日付で組織改編と人事異動を行う。
組織改編では編集2部ニキータ編集を廃止、同部内にカスタム・コンテンツ開発室を新設する。販売本部営業第1部と第2部は統合して営業部とし、第1~第4課を置く。さらに販売本部より商品管理課を独立させ、商品管理部に昇格。管理本部業務部は業務課として総務部内に置き、総務部には総務課を新設した。
人事面では販売本部長兼宣伝部長に今井陽敬営業第1部長が昇格。販売本部営業部長には岡毅幸営業第2部長。古川一夫取締役販売本部長は商品管理担当兼商品管理部長となった。吉岡芳文広告本部営業部長は広告本部長兼営業部長に昇格した。

今年は初の雑誌サミット/出版社71社がブース出す/東海日販会

東海日販会第52回通常総会が2月14日午後、名古屋のウエスティンナゴヤキャッスルで開かれた。
午後4時からの総会は林茂夫世話人(松清本店)の司会で始まり、篠田元弘世話人代表(自由書房)が昨年の会員物故者4名とともに11日に逝去した日書連松信泰輔相談役の冥福を祈りたいと呼びかけ、全員で黙祷を捧げた。
あいさつで篠田氏は「愛知、三重、岐阜3県の人口は1千百万人、日本全体の8・7%で、県民所得も323万円と全国平均298万円を上回る。預金高も2%増えており堅実な県民性」と商圏を分析した後、「書店業界では3県で新規出店26店に対し廃業107店。販売額も雑誌が1・8%減、書籍4・9%減だった」と報告した。
また、総会に先立ち行われた雑誌サミットについて「これまでは商談会を行ってきたが、今回は雑誌と読者を結び付けようと企画した。昨年、雑協で小冊子が作られるなど様々なバックアップがある。定価値上げの動きがあり、歓迎したい。ただ、必要部数が来ない現場の状況は出版社に十分フィードバックされていないのではないか」と指摘した。
さらに篠田氏は各務原の燃料商を紹介して「サツマイモの販売から始まり、炭、薪、プロパンと扱い商品を拡大していった。私たちにとって情報・活字から派生する商品はまだある。時代を先取りして対応していきたい」と述べた。
議案審議は宮川源世話人副代表(鎌倉文庫)を議長に、19年度事業・決算報告、20年度事業計画・予算案を承認。役員改選では世話人全員を再選したほか、新たに版元世話人としてポプラホールディングス坂井宏先社長を選任した。
祝辞を述べた日販古屋社長は「日販POSデータによる昨年4月から今年1月の販売状況は書籍4・7%減、雑誌2・9%減、名古屋地区は書籍4・4%減、雑誌2・0%減で全国平均を上回るがマイナスの状況」と分析。
また、一昨年から展開している中期経営計画NEXTの施策について「①王子NEXTで書籍新刊は従来より1日早く出荷できるようになった。注文品もすべてデータ化し、注文品は12時間以内の出荷を目指す、②HONYACLUBは202店加盟、140万会員の購買履歴は売上げの大きな力になる、③雑誌は書店店頭活性化のZ―トップの成果が上がり始めている」と述べた。
さらに「原油の値上がりで年明けから原材料、包装資材値上げの動きがある。出版社にも定価見直しをお願いしたい。書籍とコミック合わせ年間2億冊、1600億円が廃棄される。返品コスト負担も大きい。歩留まりをよくして業界発展の原資にしたい。質の競争、コストセーブ、責任販売制にチャレンジしていきたい」と述べた。
出版社を代表して有斐閣江草忠敬会長は「出版業界の売上げは10年前に比べて4500億円、18%縮小した。縮小傾向に歯止めをかけたい。明るい面では朝読、おはなしマラソンなど読書推進活動が活発になっている。潜在力あるマーケットとして東海地区から厳しい状況を乗り越えてほしい」と祝辞を述べた。
総会に先立って行われた「雑誌サミット」では15のジャンル別に71社がブースを設け、さわや書店・伊藤店長、精文館書店・谷本課長、小学館・大西編集長らが出席してパネル・ディスカッション、文藝春秋名女川取締役の講演会などが行われた。

本屋のうちそと

当地では近年滅多にない積雪の日に支部会があった。
出にくい天候でも、出席予定者は全員出席。それでもいつもの参加者よりは減っている。死去、廃業によるものだ。3月には廃業すると取次と組合に届けをされた組合員さんも欠席された。
議事も終わり、懇談に移ると、話題は後継者がないことに及ぶ。8名の出席者全員、年金受給資格者だが、子供たちは継ぐ意思がないそうだ。書店を続けられるのもせいぜい15年前後だろう。
日書連の加盟店が最盛期の1986年には約1万3000。今や6000を切ろうとしている。つまり22年間で半分以上が退場したことになる。少子高齢化と一般的に言われている事態は、書店業界の事柄としてみれば、あと15年もすると街の本屋は皆無の状況となろうとしている事だ。
出版社も取次も更に日書連においても、このように差し迫っている現況を、リアリティをもって理解しているのだろうか。
小書店の経営を支えているものに、年金や経営者夫婦のいずれかのパート労働による現金収入、兼業による副収入等だ。日書連のアンケート調査では分からない実態は、訪問して初めて目にすることが出来る。
コンビニの店長も老齢化し既存店の存続が危ぶまれる中、将来はアマゾンとTSUTAYAだけが街に生き残ることになるのだろうか。
(井蛙堂)
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