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平成20年3月1日号
7巻も買切り、返品5%枠/「ハリポタ」7月23日に発売

〔流通改善〕
女子栄養大学出版部が今後売上げカード郵送による報奨金支払いを中止すると申し入れてきた問題で、藤原委員長は「POSレジによる売上げ調査を実施して出版社は270社程度あることがわかったが、POSレジ調査の出版社も郵送を認めていないかどうかはわからない。POSレジを持たない中小書店の切捨てにつながる可能性もある」と述べ、書協加盟500社を対象にアンケート調査を実施する方針を説明した。
調査項目は①報奨金支払いの対象(POSデータのみ、売上げスリップのみ、両方)、②POSデータと報奨券の割合(書店数、冊数)、③1冊あたりの報奨額、④一括採用分の扱いで、3月5日までに回答を求めることにしている。
この方針に対し、茨城組合大野理事長は同組合でも独自に調査してみたいとしたほか、青森組合鶴谷理事長は「POSデータとスリップは用途も異なる。スリップを排除するのは問題ではないか」と発言した。
7月23日に発売するハリー・ポッターシリーズ第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』については、2月21日に静山社と再度話し合いを行ったが、同社は販売方法は第6巻に順ずるとする方針を崩さなかった。
この結果、第7巻の販売条件は上下巻セット、定価3990円、注文締め切りは5月23日、5%の返品許容、初回配本分と7月23日から30日までの注文分には1冊40円の報奨金を付ける――という。
また、全巻完結に伴い、①1~3巻スターターセット(初回のみ4カ月長期、以後注文扱い)、②全巻セット(買切り)、③特製ハリーポッター豪華木製BOX(定価4935円、事前予約特価2835円、第2次予約特価3885円、買切り)も発売する。

共済会決算を了承

昨年12月末の日書連共済会清算第1期決算について木野村運営委員長、井上俊夫、山根金造両監事が監査報告を行った。
日書連共済会の剰余金合計は現在5億3371万円。東京組合に差し入れていた保証金610万円は3月末に返還期日が来るが、東京組合からの申し入れにより年利2%の利息で返還日を1年間延期することを了承した。

出版社の破綻に危機感/有事対応の取り決め必要/日書連

日書連は2月22日午前11時から書店会館で定例理事会を開催した。取引改善問題では、エクスメディア、草思社に続きアスコムも経営が行き詰ったと報告があり、改めて出版社有事の場合の返品対応が議論になった。柴﨑委員長は取次ごとに有事対応の取り決めが必要ではないかと、今後の対応を示唆した。
〔取引改善〕
エクスメディア、草思社に続いて、今度はアスコム(資本金1億8500万円、日暮哲也社長)が2月21日から営業をストップし、出版社の経営行き詰まりが続いている。
柴﨑委員長は東京組合顧問弁護士に取次との取引約定書を示し、出版社有事の場合、書店が一方的損害を被ることのない方策を確認したところ、弁護士は売掛金債権についての取り決めが必要とし、取次との意見交換の場で提案していく方針を説明した。中味については①出版社の有事で発生した売掛金債権の支払い猶予と、支払い方法の協議、②取次は当該出版社に対する買掛金額を開示するなどが骨子。取次により取引約定書が異なるため、各取次ごとに話し合いをしたいという。
同委員長はさらに「出版社の倒産直前に営業部員が書店を回り、返品はいつでも入帳することを条件に注文をとっていく。これまで買切り扱いでも商慣習として返品を取っていたのが、有事になると、注文扱いがすべて返品不可になる。このままいけば書店は不良在庫だらけになる」と懸念を表明。
面屋副会長は「取次は有事出版社の管財人に、買切り扱い商品も返品をとる理由が説明できないと言っている。一方、委託品は返品があるから(精算を)2年間棚上げするというのは矛盾だ。従来の約定書で有事に対応できないのなら覚書を交換するのは当然だ」と強調した。
東京組合に連絡のあったトーハン扱いのアスコム委託期限内商品は別掲の18点。
〔情報化〕
日書連MARCの導入状況は、大阪府守口市で小・中学校が導入を予定しているほか、大阪府立高校は99校が日書連MARCを導入、他の49校はTRCであり、異なるマークでも共存できることを証明した。
財政困難により公共図書館で業務委託・指定管理者制度の導入が進んでいるものの、①米原市は市民団体の強い反対で導入が見送られた、②2年前に指定管理者制度を導入した安来市は、一度外部に委託した図書館の管理運営を今春から市の直轄に戻した――などの例もあるという。
今後の方針について井門委員長は図書館納入のマニュアルを5月の日書連総会までに用意したいとしたほか、日販図書館サービスとも近く意見交換を行う予定とした。
青森組合鶴谷理事長は「学校図書館資源共有化事業モデル地域の八戸市では学校図書館、公共図書館をTRCが独占しており、県組合として教育委員会など関係各方面に働きかけをしている。20日には研修会も行った。地元書店が汗をかく民営化でなければ意味がない」と、同組合の取組みを報告した。

セミナー

◆「若者のコミュニケーション行動から、雑誌の未来を探る」
出版科学研究所は3月17日午後2時から飯田橋の家の光会館で平成19年度第2回出版セミナーを開催する。
講師は博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所所長代理の榊原廣氏。12年連続マイナスの
厳しい環境下にある雑誌メディアの可能性を、若者のコミュニケーション行動の実態から考える。受講料5千円、申し込みは3月10日までに出版科研セミナー事務局へ。電話03・3269・1379番。

森林(もり)のまち童話大賞に日書連が後援

次代を担う子どもたちに
森林の持つ役割と大切さを理解してもらおうと、浜松市天竜地区が主催する第3回「森林(もり)のまち童話大賞」に今年も日書連が後援団体となった。3年に1回、全国から作品を公募して大賞作品は出版を予定している。

「辞典」が大幅な伸び/『広辞苑』で客単価引上げ/日販調べ

日販経営相談センター調べの書店1月期分類別売上げ調査によれば、1月の売上げは平均93・3%で、前年同月を6・7ポイント下回った。売上げ構成比の高いコミックが前月に続いて86・0%と大きく落ち込んだため。コミックは昨年10月以降4カ月連続の前年割れ。
ジャンル別では辞典と新書が大幅な伸び。辞典は10年振りに大幅改訂した『広辞苑』第6版が売上げに大きく貢献。50坪以下、51~100坪店で客単価を4、5%伸ばした。
新書は前月に続き、『女性の品格』『親の品格』(PHP研究所)が好調。文庫は「六星占術シリーズ」が不振だったのを受けて93・0%とマイナスに。文庫が前年を5ポイント以上下回ったのは昨年7月以来、半年振り。
1月客単価は前年比102・3%の1135・6円だが、100坪以上では伸びが低くなっている。

賦課金徴収方法見直し/32組合に活性化資金交付/1月理事会

〔財務〕
日書連の各県組合からの賦課金徴収方法は、現在、毎年各県組合から申告される4月1日現在の組合員数を基準に、一般賦課金7400円、教育情報事業賦課金600円の合計8000円を組合員数に掛けて算出。8月、10月、3月の3期に分けて徴収している。
ところが、近年は各組合とも新規加入より脱退が多く、期中に脱退する組合員の分まで負担するのは不合理であり、見直しを求めたいという声があがっていた。このため財務委員会で賦課金徴収方法の再検討を行っていた。
井門財務委員長は、新しい賦課金徴収方法として、①4月1日現在の組合員数の半額を第1期分として8月末に納入、②10月1日現在の組合員数で賦課金を確定し、第1期との差額を納めるという考え方を示し、各県で検討の上、4月理事会で決めたいと提案。理事会はこの方針を承認した。最終的には5月の日書連定時総会で承認を求めることになる。
〔組織強化〕
日書連傘下、各都道府県組合加盟の書店数は1月期に加入1店、脱退31店で昨年12月より30名減り6049名となった。
中山委員長は「組合加入のすすめ」のパンフレットを現在準備中であり、4月理事会にも案を提示すると説明した。
〔組合活性化〕
平成20年度の組合活性化資金として、各県組合に活性化の具体案提出を求めていたが、北海道、東京、大阪、熊本の4組合に各20万円、青森、福岡、鹿児島3組合に15万円など、32組合に総額370万円の活性化資金支出を決めた。
〔増売運動〕
昨秋実施した「読書週間書店くじ」Wチャンス賞には読者から3561通の応募があり、理事会の席上、百名の当選者を決めた。当選者には図書カード1万円を送る。
児童図書出版協会、取協とともに実施している「子どもの本夏休みセール」については、21日の三者会談で本年度の実施要綱が決まった。
会員各社の売行き良好書から①絵本、②読み物、③遊びと学習、④読み聞かせライブラリー絵本の4種類のセットを組み、6カ月長期委託で受注する。販売目標1億5千万円。3月初旬に注文書を全国書店に送付、4月30日に注文を締め切り、6月中旬までに書店到着。
〔読書推進〕
中学生向け読書ガイド『中学生はこれを読め』の製作について、谷口委員長は2万部製作で百万円という見積もり金額を示し、出版社等の広告を20社程度集めれば実現できるが、各県版については、さらに検討したいと説明した。熊本組合が製作した『本はよかばい』は熊本組合長崎理事長から執筆料、印刷費などで180万円かかり、78掛け、定価630円で販売していると報告があった。
ブックスタートの問題については、2月21日にブックスタート白井氏と再び懇談したと説明があり、谷口委員長は「現在1818の市町村のうち634市町村で実施されている。ただ配るだけでなく、基本的には手渡しで母親に渡している。書店が窓口になるとか、初期の精神に戻って業界あげて一緒にやっていく必要がある」という認識を示した。
〔指導教育〕
鈴木委員長は「キャッシュフロー改善と書店経営」をテーマに、8月頃、研修会を開催したいと提案。引き続き検討していくことにした。
吉岡理事からは「書店が苦しいのは競合が激しくなり、坪当たり効率が落ちているからではないか。大手書店は在庫資金を払わずに出店できる。キャッシュフローを勉強しても、経営はよくならない。それより図書カードのホワイト・カードを日書連で扱えないか」と問題提起があった。
〔再販研究〕
前橋・喚乎堂がポイントカード・サービスを始め、1000ポイントで千円分の図書カードまたは旅行券と交換しているという情報に対し、公取協影山専務理事は「金銭、金額証または物品が選べる場合、景品の対象にはならず、再販契約上の値引きの恐れがある」と指摘。出版社の判断を求めたいとした。
〔政策審議会〕
日書連は1月に箱根・湯本冨士屋ホテルで行った出版販売新年懇親会のあと、出席者、招待者から今後の開催方法について意見を求めるアンケート調査を実施したが、その調査結果がまとまった。アンケートは267通配布して131通(49・1%)の回答があった。
大橋会長は「年々参加者が減っており、委員会で一定の方向を出していきたい。来年の実施については4月理事会で結論を出したい」と説明した。
〔消費税〕
景況感の悪い中で消費税率引き上げの動きはストップしている。面屋委員長は当面、政界の動きを注目していきたいと当面の方針を説明した。
井門副会長からは2月19日に開かれた中小小売商サミットにおいて消費税率上げ反対を採択したことが報告された。
〔広報〕
各都道府県組合の役員構成を調べたところ、17組合に24名の女性役員がいることがわかった。面屋委員長は今後、書店営業と組合活動の両面で頑張っている女性役員を書店新聞で紹介していきたいと述べた。
〔新委員〕
各種委員会委員に次の新委員を了承した。
▽図書館サポート委員会=井之上博忠(鹿児島)
▽指導教育委員会=鶴谷禄郎(青森)

松信泰輔日書連相談役(第4代会長)のご逝去を悼む/日書連相談役・萬田貴久

故・松信泰輔会長との出会いは、今を遡ること31年前でした。
ブック戦争前年の昭和46年7月に松信会長は乞われて日本書店商業組合連合会の常任理事に就任。翌47年に副会長、昭和52年5月に第4代日書連会長に就任されました。私も同じ年に東京都書店商業組合理事に就任し、松信泰輔会長と初めて顔を合わせることとなったのです。
60歳になろうかという松信会長の第一印象は、歳を感じさせない風貌と、豪放磊落(ごうほうらいらく)なる性格でありながら、繊細な心配りをなさる方だというものでした。その後、松信会長が記された『一商人の軌跡』を拝読して、会長が歩んできた商人道を知ることとなりました。
横浜で生まれ、地元をこよなく愛した松信会長は、伊勢佐木町商店街振興組合の初代理事長に就任し、その類稀なる指導力により全国で3番目の開放的なショッピングモールを伊勢佐木町に実現されました。そのショッピングモール視察の際に、当時、伊勢佐木町にあった有隣堂本店を見学させていただきました。店内に入ると、ちょうど学参期で社員の皆さんが肩からたすきをかけて活発に立ち働いていたのが強烈な印象として心に残っています。その後、有隣堂は横浜地区にとどまらず、県内外に出店し、松信会長はその経営に注力され出色の店舗展開を図られました。
日書連の中でも松信会長はその力をあますことなく発揮されました。高野嗣男副会長は消費税導入・表示問題を、中村義治副会長は再販廃止反対運動、浪花剛副会長は返品減少運動、土橋金蔵副会長は正味引き下げ、藤原佐一郎副会長は責任販売制・沖縄輸送改善と各副会長を適材適所に配し、見事な采配で長年懸案だった問題の解決に当たりました。
その後、小沢淳男副会長には「サン・ジョルディの日」の運動を、八田哲弥副会長には流通改善問題を、そして井門照雄副会長にはSA化(ストアオートメーション化)を任せるなど、業界発展の礎石を築かれました。
これらをもってしても、松信会長の人を育てる力、人を見抜く能力、その采配ぶりは群を抜くものがありました。
気遣いの人として松信会長の忘れられないエピソードがあります。その日は箱根で私たち立川支部の新年会が行われていました。夕方、松信会長はわざわざ横浜から車を飛ばして箱根の新年会会場まで来てくれました。そして参加していた私たちに励ましの言葉をかけていただいたのです。日書連会長として多忙の中、東京組合の1支部の会合にも顔を出すという心配りがとても有難く、忘れられない記憶として心に刻まれております。
最後になりましたが、有隣堂松信泰輔名誉会長のご逝去を悼み、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

長野組合が創立百周年/困難乗り越え、文化普及

長野県書店商業組合は2月20日午後2時半から千曲市・上山田温泉「ホテル清風園」で創立百周年記念式典・祝賀会を開催した。同組合は明治41年2月20日に長野市・城山館で「信濃書籍商組合」として62名で設立しており、この日がちょうど創立百年にあたった。式典には日書連大橋会長、井門副会長、各県組合理事長らのほか、出版社からは書協小峰紀雄理事長、児童図書出版協会竹下晴信会長はじめ33社37名が出席、総勢97名で組合創立百年を祝った。
午後2時半から始まった式典は宮原洋一専務理事の開会の辞でスタートし、県歌「信濃の国」を斉唱。司会のフリー・パーソナリティ武田徹氏から長野組合100年の歩みの概略が説明された。
続いて赤羽好三理事長が「皆さんと一緒に創立百年を祝うことができてありがたい。一口に百年といっても戦争も不況もあった。戦後は日書連とともに力をつけてきた。長野組合は小さな組合だが、再販問題では総力をあげて運動し、当面存置することができた。百周年を契機に、今後も微力ながら業界発展に尽くしていきたい」とあいさつ。
日書連大橋会長は「日書連は47都道府県の商業組合を統合した組織だが、全国有数の教育県、長野組合は早い時期に法人化してくれた。再販は書籍・雑誌・新聞の著作物のみ認められている。この制度を大事にしていかなければいけない。図書館の貸出しが増え、新古書店が出現するなど環境は変化しているが、譲ってはいけない問題には行動を起こしていく。長野組合はじめ全国書店の力を結集していきたい」と祝辞。
続いて書協小峰理事長は
「信州出身の出版人は多く、出版界の基礎を築いてくれた。長野組合の百年は長い年月で、組合が創立した明治41年は日露戦争のあとの経済恐慌で安売りが起こり、委託制度も始まった。明治憲法発布から20年で、出版は許可制だった。これらを乗り越えての百年。昨年、書協・雑協は創立50周年を迎えたが、振り返ると明るい時代のほうが少なかった。今後の課題は文字・活字文化の振興。そのための環境として再販制度がある。文字・活字文化推進法ができ、推進機構もできた。読書推進の国民運動を展開していく中から出版の希望・未来も生まれる」と述べた。
児童図書出版協会竹下会長は「定価販売を確立していった長野組合の百年の歴史に敬意を表したい。長野県には信濃教育会という教員組織があり、教育県と呼ばれてきた。教育界では子どもたちの読解力低下が問題になっている。児童図書出協は子どもたちの心に響く本を出版してきたが、なかなか子どもたちに届かない。長野の書店の協力を得て、読書推進を図りたい。長野では3年前から絵本ワールドも始まっており、読書推進にかける思いは重要」とお祝いを述べた。
長野県出身の出版社を代表して三笠書房押鐘冨士夫社長は「朝の読書で中学は長野が1番、小学校は5番の普及率。よいことは率先して力を合わせてやりたい。教育文化の復権は長野県から」とあいさつした。
このあと、組合在籍百年を超える書店18店(別掲)が紹介され、代表して安曇野・明金堂書店の犬飼孝氏を表彰した。
午後5時半から行われた祝賀会の席では、記念事業の一つとして県立養護学校11校に図書および図書カード贈呈が発表され、赤羽理事長から長野県教育委員会・山口利幸教育長に目録が手渡された。講談社浜田博信取締役相談役の祝辞に続いて、先代社長が長野出身というあかね書房岡本雅春社長の発声で乾杯、創立百周年を祝った。


【百年以上営業書店】
〔南信〕
茅野市・矢崎書店
〔中信〕
松本市・大塚書店、同・水琴堂書店、同・大成堂書店、同・高美書店、同・明倫堂書店、東筑摩郡・明金堂書店、北安曇郡・山加塩原書店
〔東信〕
上田市・西沢書店、小諸市・竹沢書店、佐久市・大阪屋、南佐久郡・小桝屋書店、佐久市・メディアポートニシザワ
〔北信〕
長野市・金華堂書店、同・長田書店、同・朝陽館荻原書店、同・長野西沢書店、須坂市・東西沢書店

書店の現場担当者61名が集い新年会/宮城県

宮城県の書店現場担当者による新年会が、2月14日午後7時より宮城県仙台ホリディ・イン仙台で行われ、書店24名、取次3名、出版社34名の合計61名が参加した。
この会は例年1月末に行っていたが、今年は業界内の会合が多いことと、年々厳しくなる店頭売上を考えあえて1月は書店各社販売に専念し、2月のバレンタインデーに時期をずらして開催することにした。年々書店・出版社の出席者が増えていたが、今年は開催日がバレンタインデーだったこともあってか、初めて参加者が前年より減少した。
本年の幹事はジュンク堂書店仙台店店長の永田一成氏と北燈社の早坂弘美氏で、事務局は同じく北燈社の高橋祐美氏が担当。新年会は、はじめに永田氏より開会のあいさつと、悪天候の中来場いただいた参加者にお礼の言葉が述べられた。続いて昨年の書店幹事である八文字屋書店の小林浩之氏が「業界3者が手を取り合って今年1年も協力してがんばっていきましょう」と述べ乾杯を行った。
今年は会場が立食ビュッフェ形式だったため、乾杯後は参加者全員が大いに懇親を深め、今後の書籍販売について語り合った。会の終盤に翌年幹事の発表が行われ、書店幹事はヤマト屋書店仙台八幡店店長・浅野信弥氏、主任・石和雅史氏、出版社幹事は河北新報出版センターの水戸智子氏に任命された。マガジンハウス・佐野光平氏の掛け声で三本締めにて一次会を終了。全員で集合写真を撮影し、大半が2次会・3次会へと流れて宮城の夜は大いに盛り上がった。
最後に、昨年この会について書店新聞に投稿した際、各所より問い合わせの声が多く寄せられました。参加者は特に限定はしておりません。興味のある方は幹事予定者かトーハン・日販東北支店の営業担当者までお問い合わせください。年に一度垣根を越えた書店業界の懇親がお楽しみいただけます。
(佐々木栄之広報委員)

帯コン課題図書拡売に努力/経営改善へ雑誌増売策を検討/大阪組合定例理事会

大阪府書店商業組合(面屋龍延理事長)は、2月期定例理事会を2月16日午後2時から組合会議室で開催した。
庶務報告では、大阪出版業界新年互礼会の会計報告が行なわれたほか、廃業店について、組合に未届けの店の脱退手続きを取ったと説明があった。各委員会の主な審議・報告事項は次の通り。
〔総務・財務委員会〕
組合費未納のまま廃業した組合員の未収組合費を損金処理する。長期滞納者の未収金分1件を当該店に集金に行った。他にも長期滞納者があるので各支部長は、組合費徴収に協力いただきたい。
〔定款等改定委員会〕
①過怠金審査委員会及び不服審査委員会について規定した条文は、「平成12年度の定款改定で、組合事業から調整及び安定事業が無くなったことに伴い削除されているので、改めて復活させるのは疑問である」と中小企業団体中央会から指摘があったので、改定原案から削除した。
②各支部の組合員の増減に合わせて、支部選出総代の定数を見直し、組合員3・2人に1人の割合で総代を選出することにした。総定数は従来通りの114名である。
〔読書推進委員会〕
①「本の帯創作コンクール」は、参加出版社が昨年より減る可能性があるので再度参加を呼び掛けている。そのため課題図書の選定作業が遅れており、3月中には決定したい。課題図書については、出版社としては最低でも1点当たり千冊の売上げを期待している。今後は一層拡売に努力したい。
2月14日に、朝日新聞大阪本社・編集局次長他と「帯コン」その他、読書推進運動のあり方について意見交換した。
②「読書ノート」に関しては、「帯コン」参加出版社が減り、参加料から拠出されていた「読書ノート」製作資金が減額となる。少しでも補うために組合本会計から70万円を支出することにした。
〔レディースランチの会〕
1月28日(月)12時30分から、ホテル阪急インターナショナル25階「マルメゾン」で行われ、48名が参加した
〔経営活性化・書店環境改善委員会〕
①雑誌増売の施策を検討している。各雑誌について出版社直販の場合の年間購読料の割引や、プレミアムなどを調査し、一般書店でも利用できるものを検証した。今後関係者と検討し、各書店の経営改善に資するものを導入できるようにしたい。雑協で雑誌増売の取り組み方を議論すると聞いている。
②組合員が元気でいてもらうためには、支部活動が活発であることが望ましい。愛知県組合の取り組みに学んで、各支部長及び総代は、連絡・連携を密にすることで、組合員の参加意識を喚起してほしいと要請した。
〔出店問題・組織強化委員会〕
①堺市のイトーヨーカ堂のテナントとして福家書店が出店することになった。2月7日に堺市西区役所で説明会を開催した。
②2月20日に豊中市で、ヤマダ電機ラビ千里店の書店出店説明会を開催すると報告があった。
〔雑誌発売日励行委員会〕
JR学研都市線のキヨスクでの発売日違反事件の措置のあり方について論議したい。
〔学校図書館・IT関連委員会〕
1月24日、近畿ブロック会として、東京都大田区の公共図書館指定管理者の実情を見学した。東京では、支部単位で納入組合が指定管理に対応するなどしている。体制をどうするのかも含めて引き続き研究したい。
また、2月15日の日書連情報化委員会に出席、各地の図書館納入について情報交換した。
(中島俊彦広報委員)

絵本ワールドinながのに8千人来場/長野県

「絵本ワールドinながの」(同・実行委員会主催)が2月16・17日の両日、長野市「もんぜんぷら座」で開催され、のべ8千人のお客様に来場いただき大盛況となった。
長野県書店商業組合(赤羽好三理事長)は、組合創立百周年記念事業の一環として「なんでも子どもの絵本大集合」を開催。約1万冊の絵本・児童書を集めて展示販売した。
この他のイベントは、読み聞かせ体験教室として、16日はJPIC読書アドバイザー長野支部代表の小林いせ子氏が「絵本に出会う楽しさに出会う~言葉はごちそう~」と題し、楽しい読み聞かせの基礎編を説明。17日は読書アドバイザーで塩田平民話研究所長の稲垣勇一氏が「民話っておもしろい!親子で楽しむ民話絵本の読み聞かせ」をテーマに物語の魅力を語った。
また、絵本作家の講演会も行われ、16日は竹内通雅氏が「ツーガ流絵本術」、17日はきむらゆういち氏が「あそびえほんのあそびかた」と題して講演。サイン会が始まると百人を超える長蛇の列となり、先生の絵本があっという間に売り切れた。
(高嶋雄一広報委員)

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・大塚順子

◇2歳から/『つみき』/中川ひろたか=文/平田利之=絵/金の星社893円/2007・4

お洒落な顔の描かれたふぞろいの積み木。1つずつ、1つずつ重ねていきます。不安定なのせ方に積み木の表情もふんばったり、びっくりしたり。てっぺんにてんとう虫が…。ゆらゆら、がしゃーん。シンプルだからこそ、子供にとってたまらない。もう1回、もう1回の絵本です。

◇4歳から/『てじな』/土屋富士夫=作/福音館書店780円/2007・5

何やら怪しげな手品師の登場。“あんどらいんどら”の呪文を唱え、穴の開いたページをめくり“うんどら”。2つの輪は9つの輪に。卵は…。手品ですから、種明かしは禁物。子供たちと一緒の呪文と次のページへの期待でハラハラドキドキ。子供たちの目は一気に集中します。

◇小学校低学年向き/『とらとほしがき』/パク・ジェヒョン=再話・絵/おおたけきよみ=訳/光村教育図書1680円/2006・11

表紙に描かれた迫力のあるトラ。でも目はどこか上目づかい。トラが恐れたものは、泣く子もだまる干し柿。韓国の民話ですが、日本の民話“ふるやのもり”にそっくりです。アイゴ!の掛け声と民画に異文化を感じながらも、同じ文化をルーツに持つことを改めて感じる1冊です。

中小企業活性化でセミナー実施/兵庫理事会

兵庫県書店商業組合(三上一充理事長)は、2月12日にエスカル神戸4階会議室で2月期定例理事会を開催した。
理事会開会に先立ち、本年で3年目の最終年度を迎える「中小企業人材確保推進事業」の一環として、『新技術活用に関するレベルアップセミナー』が行われた。
講師に㈱アリエシステムの新原博昭氏をお招きし、新原氏は①日本経済の見通し②中小企業を取り巻く環境の変化への対応と課題③消費者から見た地域の中小小売企業への期待――などについて述べた。
また、消費者の購買行動の現状の中で、最も頻繁に利用する場所・業態を一つ挙げた場合には、近所にある中小店は29歳以下を除くと大型店に次いで2番目に利用されており、この傾向は都市規模に左右されないと説明。
そして、年齢別にみると、衣服・ファッション用品、家電製品を除き、30歳代以上の世代の方が中小店の利用割合が高いと指摘。物販の中で中小店の利用割合が高いものの中に書籍や趣味・教養関連のソフトウェアなどが含まれており、我々書店の足がかりになればという意見もあった。
最後に、今後の購買行動の変化として、「安心安全重視が全世代で高まると見られ、こうした顧客ニーズを捉えた価格・品揃えや安全に買い物の出来る環境の確保が求められる。店舗での商品・サービスの提供以外に宅配など付加的サービスや、地域作りへの貢献も期待されている」と締めくくった。
支部報告では、3店舗の新規オープン・増床、1店舗の閉店の報告があり、今年に入り7店舗の脱会が報告された。
また、事務局からは、神戸新聞社が今年110周年を迎え、デイリースポーツは60周年を迎えることを記念して、神戸新聞社主催で阪神タイガースのオープン戦を開催することから、県下組合書店でのポスターの掲示依頼があったことが報告された。
大杉副理事長からは、春の書店くじの申込みが2月12日現在、昨年の50%しか達成していないと報告があり、さらなる協力を求めた。
(中島良太広報委員)

図書館納入の仕組みと現状学ぶ/鹿児島組合が研修会

鹿児島県書店商業組合は2月6日午後1時から鹿児島市の鹿児島書籍で「日販・トーハンに於ける図書館納入の仕組みと現状の研修会」を開き、約25名が参加した。
鹿児島市立図書館がTRCで納入されている影響で、その他の地域もTRCで納入されている実態が指摘されており、鹿児島組合では2年前から鹿児島市議に事情説明。さらに教育委員会や市立図書館などにも提案を行ってきた。こうした行動により図書館の対応にも前進が見られるようになったが、まだ楽観できる状況ではない。
今回の研修会はこうした状況を踏まえ、取次2社から図書館への対応を説明してもらい、各地区の取り組みの参考にしてもらいたいと開催したもの。講師は日販図書館サービス・藤木圭子所長、トーハン・江島房幸リテールサポート課長らがつとめ、活発な質疑応答が行われた。
研修会終了後、午後4時から定例理事会が開かれ、理事・監事14名が出席。昨年12月7日、新理事長に井之上博忠氏を選出しているが、今回は副理事長に村永直美氏(共研書房)、専務理事に石井俊二氏(石井書店)を選出した。理事会のあと新年会を行った。
(楠田哲久広報委員)

新潟で雑誌発売日本部・実行委員会

雑誌発売日励行本部・同実行委員会が2月6日、新潟市の新潟カルチャーセンターで開かれ、大久保徹也委員長、西村俊男新潟県書店商業組合理事長ら総勢23名が出席した。
委員会で西村理事長は「雑誌発売日を首都圏と同一にすることは新潟組合の念願。以前から新潟で発売日委員会を開きたいと思っていたが、皆様の協力でこのほど実現に至った。感謝したい」とあいさつした。
続いて新潟県における雑誌発売日について意見交換を行い、首都圏との同一発売実現に向けて努力することで一致した。
(熊田雅明広報委員)

台湾周遊4日間の旅/日書連企画、参加者を募集

日書連では組合員ならびにご家族を対象とした特別企画「台湾周遊4日間の旅」を5月に実施します。ふるってご参加ください。
〔実施要領〕
▽日程=5月23日(金)~5月26日(月)
▽費用=10万1900円(2名1室利用で1名の料金。燃油サーチャージ含まず。1人部屋希望の場合は追加料金2万円)
▽募集人数=60名(最小催行人数30名)
▽申込締切=4月21日(月)
▽添乗員=成田空港より同行
▽食事=朝食3回、昼食2回、夕食1回
▽問い合わせ・申し込み先=日本通運㈱首都圏旅行支店営業第3課℡03‐6251‐6353
〔旅行スケジュール〕
5月23日(金)=成田発、台北着。台北市内観光(台湾民主記念館、総統府、忠烈祠)。台北泊。※オプショナルツアー=①台湾家庭料理と足つぼマッサージ・士林夜市見学、②101「ビル展望」と坦仔麺と小皿料理の夕食(各8000円)
24日(土)=九?観光。昼食は鼎泰豊で小籠包。台湾新幹線で高雄へ。高雄泊。※オプショナルツアー=愛河クルーズと海鮮料理(8000円)
25日(日)=高雄市内観光とショッピング(連池潭、寿山公園、澄清湖)。昼食は高雄で飲茶。空路で台北へ。着後、故宮博物館見学、お茶セミナー。老舗台湾料理店・欣葉でさよなら夕食会。台北泊。
26日(月)=台北発。成田着。

賑わいあるまちづくりを/第12回全国中小小売商サミット

第12回全国中小小売商サミット(全国中小小売商団体連絡会主催)は2月19日、東京・平河町の都市センターホテルで開かれ、日書連など小売10団体の代表が一堂に会して意見交換。コンパクトで賑わいあるまちづくりの実現を求め、消費税率引き上げに反対するとの宣言を採択した。
代表者会議では、全国共同店舗連盟・岡本紘一理事長、全国小売市場総連合会・河野武夫会長、全国商店街振興組合連合会・桑島俊彦理事長(サミット実行委員長)、全国水産物商業協同組合連合会・藤原厚会長、全国青果物商業協同組合連合会・井口幸吉会長、全日本紳士服専門店組合連合会・森和夫会長、日本商店連盟・穴口昭三会長、日本書店商業組合連合会・井門照雄副会長、日本専門店会連盟・岩井理事長、日本ボランタリーチェーン協会・宮下正房会長の小売10団体代表が意見を述べた。
このうち日書連・井門副会長は「日書連加入組合員は現在6千名と、ピーク時から半減している。一昨年『全国小売書店経営実態調査』を行った。大型・中規模の書店にはこうしてほしいという意見があるが、小規模・零細書店にはそうした意見すらない。諦めの境地であり危機的状況。これをどうするかが大きな課題だ。市には本屋があるが町村にはない。書店が消えていっているのが現状。書店がない地域の読者、特に小中学生の教育をどうするかという問題が起きている。書店が元気を出すために様々な形の中小企業振興策を実施してもらいたい。中小小売商を取り巻く経営環境が厳しい中で消費税率を引き上げることは容認できない」と話した。
このあと①コンパクトで賑わいあふれるまちづくりの実現を目指し、中心市街地活性化協議会等を中核として、コミュニティの維持等まちづくりに意欲的に取り組んでいる中小小売商業者等への積極的な支援措置を要望する、②農林水産業者と商業者の連携による新たな事業活動への支援策を速やかに創設すること、地域が景気回復を実感できるよう財政・金融面等を含めきめ細かな支援体制の確立・拡充など、地域経済の活性化に特段の支援を要望する、③国民全体が景気回復を実感できる力強い持続的成長に向けての政策運営、徹底した歳出の削減、行財政改革の断行が先決で、安易に消費税率を引き上げないよう要望する――との宣言を採択した。
引き続き中小企業庁長官との意見交換会が行われた。福水健文長官は「私も商売人の息子。生まれたまちは人口3万人。昔は商店街に百店あったが、いま残っているのは魚屋、八百屋、肉屋、饅頭屋さんだけで、あとは皆なくなってしまった。夜6時を過ぎると猫も通らない。だから皆様の思いはよくわかる。ただ、具体的にどうしたらいいか難しいということも、肌で感じている。今までとはちがうことをやらねば。新しいやり方、仕組みを作り、中小小売商の活性化につなげていきたい」とあいさつ。全国共同店舗連盟など3団体が中小企業庁への要望事項を陳述し、桑島実行委員長が福水長官に宣言文を手渡した。

書店売上高4.0%減に/昨年の分類別売上調査/日販調べ

日販経営相談センター調べによる2007年の年間書店分類別売上調査が発表された。これによると07年の売上は前年比4・0%減だった。すべての月で前年を下回る厳しい状況が続いたが、特に前年『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が発売された5月期は8・9%の大幅減となり、年間全体の実績に影響を与えた。調査期間は07年1月から12月。調査店は291店。
売上高前年比を規模別にみると、すべての規模で前年割れ。201坪以上1・1%減、151~200坪1・9%減、101~150坪4・1%減、51~100坪4・9%減、50坪以下5・6%減と、規模が小さくなるほど落ち込みが大きく、中小書店の経営悪化が浮き彫りとなった。立地別でもすべての立地で前年を下回り、なかでも商店街が6・1%減と落ち込みが目立った。
ジャンル別ではコミックのみが0・8%増と前年をクリアした。規模別では101~150坪、151~200坪、201坪以上の3規模で前年をクリアし、特に201坪以上は5・4%増の高い伸びを示した。また、新書は1・1%減と前年にわずかに届かなかったが、『女性の品格』をはじめとする教養新書が好調で、夏場にかけて好調な伸びを示した。規模別では50坪以下が0・2%増、201坪以上が1・6%増と前年をクリアした。
一方、中小書店の売上に占める構成比が高い雑誌は3・9%減と厳しい状況が続いている。小規模店ほど落ち込みが大きく、50坪以下は5・6%減と中小書店の雑誌不振が顕著となっている。最も落ち込みが大きかったのは専門10・6%減。文芸はハリー・ポッターの影響を受けた5月期実績が年間全体に大きな影響を与えて8・2%減。また、電子メディアとの競合で辞典が6・7%減、地図旅行が6・3%減となった。
客単価は0・1%減の1129・1円。50坪以下、201坪以上が前年を上回り、51~100坪、101~150坪、151~200坪が前年を下回った。

カナダ、タイの大学に/広辞苑の旧版寄贈/北海道組合

北海道書店商業組合は2月19日午後1時から札幌市の組合事務所で定例理事会を開催した。
久住邦晴理事長は広辞苑第6版の発売により不要になった旧版の処理に困っているというお客様の声に対して、日本語を勉強している外国人に広辞苑をプレゼントしようと、旧版の広辞苑を組合員書店で集め、北海道組合で責任をもって届ける活動を行っていることについて説明。読者やメディアの反応と、1月末までの各書店の回収状況を報告した。今回の企画発案者である岩田徹理事からは、カナダとタイの大学へ船便で発送したことが報告された。各書店に集まった旧版は北海道教科書供給書の協力で随時各書店から回収されることになった。さらに、各書店は4月末までに回収状況をファックスで組合まで報告することを決めた。
また、書店くじの申し込み状況が減少傾向にあることを討議。「読者が書店くじに関心を示さなくなった」「賞品内容が時代に合っていない」「開催時期に合わせて企画内容、当選発表などを地元紙の北海道新聞に掲載できないか」「店頭ポスターで読者に周知できる現状ではない」「書店に足を運んでもらうための書店くじだが、代替案の検討も必要」などの意見が出され、読者に喜んで書店に足を運んでもらうための方策を早急に講じる必要があることで一致した。
(事務局・阿知良由紀美)

学参担当者の新規出店時の視点と課題/ジュンク堂書店・古田敦夫店長が講演/辞典協会・学習書協会共催「辞典・学参勉強会」

辞典協会と学習書協会は共催で「2008年新学期辞典・学参勉強会」を2月20日午後1時半から千代田区のTKP御茶ノ水ビジネスセンターで開催。ジュンク堂書店京都店の古田敦夫店長が「学参担当者の新規出店時における視点と課題」をテーマに講演した。

〔立地や周辺環境を確認〕
ジュンク堂の発祥は神戸で、初めて外に店を出したのが京都店。1988年7月のことで、当時学生だった私は新しい店をのぞきに行った記憶がある。その1年後くらいにアルバイトで入って以降ずっと居座っている。半年くらい新書を担当したのち学参フロアに移動した。当時は神戸と京都しか店がなく、全国展開することになるとは思わなかった。順応性にあまり自信がなかったので全国を飛び回ることに最初は抵抗があったが、面白い経験をさせてもらったと思う。
今度どこに出店する、ということが現場に伝わるのは、出店まで2~3カ月を切るくらいの時期で、結構間際だったりする。版元の方が先に知っていて寝耳に水のこともある。出店が決まると、スタッフとして誰が行くのか、構成を考え手配を誰がやるのか指示がある。当社の場合はわりと本部主導で、お前が準備しろという内示が出ると、実際に行く人が中心になって準備をやる。発注などについては着任者以外にも各ジャンルのベテランが手配するという形をとっている。
新店のスタッフということになれば、自分のジャンルの棚作りの準備を進めるとともに、たいてい転居を伴うので、引越しの用意も平行してしながら1~2カ月のうちにやっていくことになる。もちろん現在いる店では後任の人に引継ぎもしないといけない。優先順位を考えつつ進めていく。
まず、どこに出店するのかを地図を見て確認する。最寄駅や交通機関を調べ、商圏はどこまでカバーしなければいけないかを考える。近くにどんな本屋があるのかも気になるところだ。学参の場合は、どういう学校が沿線にあるのかも重要になる。とくに私学の進学校とか予備校、塾が近くにあるのかで学参の売れ方はかなり変わってくる。オープンしてすぐ来てくれるお客様はそういう人たちだからだ。テナントとして入る場合は、そこがどういう建物か。デパートかオフィスビル、ファッションビルなのかで当然違ってくるし、周辺環境も、普段どんな人が行き交うのかを気にかける。
引越しに備えて家を探すとき、ついでに周辺の下見をする。予備校の規模がどれくらいかとか、周辺書店の立地や商品構成などもチェックする。もともとある店の認知度は高く、同じ品揃えでは駄目なので、どういうものに余り力をいれていないのかを見る。より広い商圏から来ていただくことを目指すので、多少客層が違っても、置いていないものをカバーしたいと思っている。また、入試問題や学校案内には地域性のある商品が結構あるので、どういうルートで出ているのか調べる。

〔隣接分野と関連づける〕
立地の見当が付くと、実際の品揃えの準備に入る。まず選書担当者は店の図面をもらう。フロアの図面に棚をどう配置するかが書かれているので、ジャンルの境界をイメージをし、これをもとに自分のジャンルのレイアウトを作っていく。
店によって隣接ジャンルは違うが、個人的には隣とつながりを良くしたい。学参はだいたい児童書や語学書、コミックに囲まれていることが多い。当社の場合英検などの検定ものや辞書は語学書の扱いに入れているので、この辺の関連書とうまくつながるようにする。例えば児童書に隣接する方は低年齢の学参を置く。語学書が横にあれば、高校学参の語学系を配置する。そのジャンルの担当者にも客層の近いものを置いてもらうようにする。
次は年齢別の比率を考えるが、これがなかなか難しい。物量やアイテム数は大体決まっているので、客層や立地を考えてメリハリをつけ調整する。商品の物量と棚をうまくかみ合わせるのは至難の業だ。中途半端なところでジャンルが切れるのはなるべく避けたいので、パズルを解くようにどこかを妥協しながら四苦八苦して決めている。私は通路を挟んで対面同士が関連づけられているのが好きなので、高校生が通る通路ならばその両側に高校学参を配置している。
立地や客層でメリハリをつけるといったが、例えば池袋店なら周辺に予備校が多く、裏には代々木ゼミナールがあったので、大学受験ものや、高校学参でも入試に直結するものを多くした。新宿店は三越の上だったので、わりとハイソな感じで教育熱心なお母さんが比較的多く、お受験ものがよく売れた。大阪本店は私は直接関わっていないが、梅田から少し離れたビジネス街という立地だ。学参は難しい店だが、ビジネスマンが子どもの小中学参をわりと買ってくれた。こういうことはある程度予想できるので、そういったものを充実させた。

〔季節物はまとめて配置〕
レイアウトで真っ先に考えるのは、季節商品をどこに置くのかだ。春の準拠ものとか、冬の赤本、願書などは時期によって大幅に量が変動するので、分散してあちこちに置くと季節ごとの移動や調整が大変なことになってしまう。そこで、普段動かさない棚と、季節ごとに変わっていく棚をはっきり区別するようにしている。
理想としては、もし長い壁面の棚があればそこに季節物を集めてしまう。お客様が特定の時期に集中するので、通路も広めなところにする方がいい。我々としても、本の出し入れの頻度が高いのでそうしておいた方がやりやすい。他の商品はその周辺にうまく配置するようにする。
レイアウトを考えるのと平行して商品の注文の準備をする。いつまでに取次に注文書を渡せと指示が出ているので、オープンから逆算して間に合うようにする。注文の仕方は、オーソドックスな方法としては、普段から出版社各社の注文書を集めておいて、それに数を入れていく。最近はネットでもできるようになったので多少必要性は薄れているが、私は常に新しいものに入れ替えて整理している。学参の場合は発行している出版社はある程度限られるが、きっちり品揃えしたいので、総合出版社が少し刊行しているような商品も拾っていかなければいけない。
数を考えるに当たり、厳密に言うとキャパシティから収容できる冊数を計算してやりたいところだが、そのとおりにはなかなかいかない。だいたい既存の店と比較して広いか狭いかを考えて、ある程度感覚でやる。実際商品を入れてみたとき、多すぎるともちろん入りきらないし、少ないとスカスカになって店として格好がつかなくなってしまう。現場の経験上はあふれる方が困るし、その間に入ってくる新刊の分もあるので、やや抑え目に手配する。
オープンが近づいてくると、ある時期から取次が新刊の配本をプールしてくれる。オープン前後の微妙な時期の新刊が、いざオープンしてみると入っていないこともあるので、チェックしながら追っかけて注文していく。だんだん店のデータベースが導入されてくるようになると、そのデータを使った発注をしていくようになる。
最近便利になったのは、店の書誌データからジャンルごと、版元ごとに抽出して、注文書形式でプリントアウトしたものができるようになったことだ。これを使うと学参版元以外のフォローをするとき楽になる。しんどいが、この作業を通じていろいろ発見があって面白い。商品知識を増やす効果があり、その後の品揃えにも役立った。
学参には季節商品として準拠物があるが、今言ったような注文方法だとなかなか入らない。発注作業の時期によっても違うが、すでに市場に出回ってしまっていて、各書店への割り当てが決まってしまっているものも多いからだ。新規店にこれだけくれと言ってもなかなか入ってくるものではない。そういう商品については直接版元に相談してお願いする。どうしても揃わないものは他の支店に泣きついて少しでも分けてもらうようにする。
やっとの思いで注文書を取次に渡して発注担当者はほっと一息つく。商品は取次や運送会社の倉庫に入ってくるわけだが、ある程度たまった頃合いに倉庫に行って検品する。着任する人や応援のメンバーで何百もの箱を開けて1~2週間でチェックしていくが、その間も入荷してくるのでハードだ。検品のついでに大まかなジャンルを仕分けしていく。また箱詰めして個数をチェックし、店にまとめて搬入まで倉庫に預かってもらう。
店の方の内装工事や什器の設置が完成に近づいたところで商品を運び込む。箱はジャンルの棚の通路や壁に積んでいくので、足の踏み場もなくなる。これが終わるといよいよ棚入れ作業に入る。どこに何を入れるか分かるようにあらかじめメモを張ったりレイアウト図面を貼っておく。箱を開けて一通り本を出してしまい、棚に荒詰めして全体のボリュームを見る。過不足のバランスを見て必要ならレイアウトを見直す。まっさらな棚に本を入れていくのは、普段味わえない気持ちいい作業だ。
本が見える状態になったら、後は整理して来ていない物をチェックする。版元単位で来ていないものとか、売れ筋なのに見当たらないものというのが意外とある。遅れている理由を確認し、できるだけオープンに間に合うようにあらためてお願いする。いよいよオープンが迫ると、店自体の開店準備が大詰めを迎えるので、なかなか棚に触れなくなってくる。棚ごとの見出しも印刷してセットしておく。

〔やる気高める新人教育〕
オープンしてお客様が入ってくるが、学参は早々にはお客様が入ってこないコーナーだ。他のコーナーは結構賑わうが、学参はやはり慣れた店で買うことが多いため、かなり最後の方になる。開店から2~3年目になって、他のジャンルが伸び悩む頃に急激に伸びる感じなので、我慢の時期が続く。進学校や予備校、塾の先生などがまず最初に来てくれて、生徒に紹介して広がっていくので、口コミの力が大きいジャンルだ。
この我慢の時期にスタッフを育成したり、動きを見ながらさらなる品揃えをしていく。既存店には定番だけではかなわないので、いろいろ手を変えて珍しいものまで仕入れている。近いジャンルを置いてみたり、受験生向けのレシピの本を入れてみたりと、いろいろ工夫する。実際に売れるのは定番の品物が多いが、やはり品揃えが多いという印象があると、そういう店で選んで買ったという満足感があると思う。お店の看板として揃っているという印象を与えるためにも細かく手を入れていく。
新しい店は新人が多いので、一緒に仕事をやりながら体で覚えてもらう。学参は担当が自分で本を買うことが少ないジャンルなので、感情移入しづらい。作業効率やモチベーションを上げるために、学参に思い入れを持ってもらうようにする。そのため教えるときは作業の手順だけでなく、なるべく背景などを説明するようにしている。作業の意味や位置づけを分かってもらおうということで、次第に自分で少しずつ判断しながらやってくれるようになる。こちらも楽だし本人も面白くなってきて、だんだん仲間意識を持ってやってもらえるようになる。
版元さんによく言われるのは、「ジュンク堂は横のつながりが強い」ということ。当社では各店の担当者同士が普段から情報交換していて、もとからそういう風土ができているのかなと思う。日常の問い合わせなども他の店に聞いてみたり、季節商品の過不足があれば融通しあう。指導員制度というのがあって、そのジャンルのベテランが巡回してレクチャーすることもしている。これまでお話ししたように、新規店の出店のときは応援に駆けつける。そういう形で横に交流を持つようにしていて、このあたりがジュンク堂の特徴かなと思う。
『広辞苑』予約で302冊/阿久根市・ブックセンター書林

鹿児島県北に位置する阿久根市は人口2万5千人、世帯数1万戸。東シナ海に面した豊かな漁場とぼんたんの生産で有名な小さな町だが、この町のブックセンター書林は、10年ぶりに全面改訂された『広辞苑』第6版を予約だけで302冊販売し、九州ではトップ、全国でも独立小規模店の販売数では日本一ではないかと周囲を驚かせている。永里省吾社長にその取組みを聞いた。(田中徹編集長)

ブックセンター書林は昭和60年の創業で、書店を始めて23年目。阿久根市役所の前に「文化のふれあい広場、書林」の看板を掲げ45坪の売場で営業している。
社長の永里省吾氏(54歳)は水俣市出身。水俣の書店に勤務していたところを、ブックセンター書林の開店にあたり店長として迎えられた。同社のオーナー林勝次郎氏(61歳)は阿久根に古く続く家柄だが、大学を出て熊本県庁に奉職したため、郷里で書店を開業するのに際し、父親が社長になり、実務面は永里さんが担当した。その後、オーナーの姉が2代目の社長になり、永里さんが3代目の社長になったのは昨年7月。林オーナーは会長としてサポート役に回った。これを機に同社は、社員一丸となって大きな仕事に挑戦しようと決意した。
9月中旬、10年ぶりに『広辞苑』が全面改訂し、第6版が発売される話を聞き、鹿児島県1位を目指すことにした。鹿児島書籍㈱から岩波書店のパンフレットを入手し、10月末から予約に取組んだ。
岩波のパンフに自作のB5チラシを添え「日本語辞典の最高峰といわれる『広辞苑』第6版、10年ぶりの大改訂で発刊」と訴えた。①新語1万語が加わった、②中学生以上のすべての方々に利用いただける、③事業所、施設、ご家庭で活用をというシンプルだが、わかりやすいPRだった。
阿久根市役所、長島町役場、学校と配達時にチラシを配った。レジでもお客さんに声をかけて手渡した。配ったチラシは700枚。
市役所では総務課を中心に回覧をお願いし、さらに駄目押しで声をかけた。270人いる市役所で30名から予約が取れた。
購入客の7割を60代以上の年配客が占める。普通版と机上版を見せると、価格が少々高くても活字が大きい机上版が良く売れた。「お孫さんへのプレゼントにいかがですか」と勧めると、もう1冊売れた。
年明け、「予約数300部」が写真入りで南日本新聞に取上げられ、鹿児島読売テレビでも紹介された。南日本新聞が岩波書店の話として「小規模店では日本一かも」と伝えたことから、「新聞見ましたよ。ここで『広辞苑』を買ってよかった」とお客さんから声をかけられた。「阿久根を日本一にしてくれてありがとう」と涙ながらに電話をくれたおじいさんもいた。「近く阿久根に里帰りする。せっかくなら自分も日本一の店で買いたい」と、遠方からの予約も入った。
1月11日の発売日、ブックセンター書林は、『広辞苑』購入のお客様に予約のお礼と300冊突破の報告をかねて「こんな小さな本屋でもやればできるんだという自信と感激で一杯です。日頃からのお付き合いの大切さを改めて痛感しております。新幹線も市町村合併もない小さな街ですが、小さな文化の灯りを絶やさぬようこれからも頑張ってまいります。今後ともお力添えをお願いします」と手紙を添えて納品した。
岩波書店営業部によると、個店データは集計中で断定できないが、300冊販売は単店規模では間違いなくトップクラスといい、営業部内でも大変な評判になった。
同店が開業した23年前、阿久根市には4店の書店があったが、現在営業しているのはブックセンター書林だけ。1軒だけ残った文化の灯を消してはいけないと年中無休で営業する。正月1日もふるさとへの帰省客のため店を開ける。
品揃えは地元ニーズに合った商品を置くよう心がけている。何が売れているのかスリップを分析し、販売会議で売れ筋を社員が共有する。雑誌はこまめな定期改正により、9%というびっくりする返品率をキープしている。
子どもから年配客まで幅広い品揃えだが、コミックは棚28本に1万冊と圧巻。ビニールはかけず、立ち読みも注意しないが、商品の上に座ったり、荷物を置くなどのマナー違反は厳しく言って聞かせる。お年寄りには椅子を運んで、じっくり選んでもらう。
「田舎の小さな書店でも努力次第で日本一になれる。阿久根の子どもたちに夢と希望を持ってもらいたかった」と永里社長。今後もお客さんから声をかけてもらえるよう、接触をさらに深めていくのが課題だ。

「読書が好き」55%/熊本県読書意識調査の中間集計

昨年10月に熊本県より認可を受けたNPO法人「本はよかバイ」は熊本県民読書意識アンケート調査を実施中だが、このほど中間集計結果が発表された。これによると「あなたは読書が好きですか」の質問に対して「好き」55・2%が「嫌い」1・7%を大きく上回り、県民の読書意識の高さが示された。また、この1年間に本を読んだ人は90・5%、読まなかった人は9・5%だった。1カ月に読む本の冊数は1~2冊が最も多く36・7%。10冊以上も5・1%いた。
本の入手場所は「書店」が86・0%と最も多く、「図書館・図書室」が37・1%と続く。家や学校、仕事場の近くに書店があるかとの質問に対しては、「帰り道にある」との回答が41・6%あった一方、「近くにはない」との回答も23・5%にのぼった。月に書店に通う回数は「1~2回」が43・1%と最も多く、「ほぼ毎日」との回答も2・1%あった。

雑誌、広告収入が不振/書籍は5.3%増収に/講談社

講談社は2月20日、東京・音羽の本社で記者会見を開き、第69期(平成18年12月1日~19年11月30日)決算と役員人事を発表した。
第69期売上高は前年比99・1%の1443億100万円。内訳は雑誌885億5200万円(97・5%)、書籍315億5100万円(105・3%)、広告収入164億8700万円(88・3%)、その他77億800万円(126・0%)。雑誌の内訳は、雑誌221億7300万円(96・5%)、コミック663億7900万円(97・8%)。広告収入の内訳は、雑誌164億1300万円(88・1%)、その他7400万円(154・8%)。税引前当期純利益は25億5000万円(82・2%)、当期純利益は10億5800万円(68・8%)だった。
決算報告を行った金丸取締役は「雑誌は『日本の仏像』などパートワークが好調なスタートをきったが、本誌は全体的に苦戦。コミックは『大きくふりかぶって』など30タイトル以上の映像化があり単行本の売上は昨年を上回った。しかし本誌が売上減で、コミック事業全体としては減収となった。書籍は本屋大賞受賞の『一瞬の風になれ』が100万部、『アサッテの人』が芥川賞受賞など、話題作が多く増収となった。広告収入はインターネットとの競合など環境の変化で厳しい状況が続いている」と説明した。
今後の展開については「雑誌は既存誌の収益力回復を第一に、ネットビジネスや通販などの多面展開で新たな収益源の開拓に取り組む。コミックは4月創刊の月刊誌『ライバル』を成功させる。さらに編集と営業が一体となって、新商品開発と新販売ルート開拓を進める。書籍は旺盛な出版活動で売上拡大を目指すとともに、返品削減にも取り組む。また、米国、欧州、中国に活動拠点を築き、当社のコンテンツを世界に広げたい」とした。
役員人事は今期改選する7名のうち皆川槇二取締役が顧問に就任。五十嵐隆夫常務が専務、森武文、持田克己両取締役が常務に昇任した。また、清水保雅、田村仁、峰岸延也の3氏が新しく取締役に就任した。


〔講談社役員人事〕
(◎は昇任、○は新任)
代表取締役社長
野間佐和子
同副社長(社業全般)
野間省伸
専務取締役(コミック事業担当担当局=第五編集局・第七編集局)
◎五十嵐隆夫
常務取締役(管理部門統括担当局=広報室・業務局)横山至孝
同(書籍事業担当担当局=学芸局・生活文化局・児童局)中沢義彦
同(営業部門統括担当局=販売促進局・雑誌販売局)◎森武文
同(雑誌事業担当担当局=第一編集局・第四編集局)◎持田克己
取締役(担当局=広告局・宣伝企画部)大塚徹哉
同(担当局=経営企画室・書籍販売局・流通業務局)岩崎光夫
同(担当局=社長室・社史編纂室・総務局)山根隆
同(担当局=編集総務局・校閲局・文芸局・総合編纂局)鈴木哲同(担当局=第六編集局・ディズニー出版事業局・デジタル事業局)栗原良幸
同(担当局=ライツ事業局)入江祥雄
同(担当局=経理局)
金丸徳雄
同(担当局=第三編集局)
○清水保雅
同(担当局=第二編集局)
○田村仁
同(担当局=コミック販売局)○峰岸延也
取締役相談役(渉外・関連会社担当)浜田博信
取締役(非常勤)柳田和哉
常任監査役関根邦彦
監査役足立直樹
*退任した皆川槇二取締役は顧問を委嘱。

出版業界の求人サイト開設/出版.COM

トーハン・コンサルティングは3月1日、出版業界専門の求人・情報サイト「出版.COM」(http://www.syuppannavi.com/)をオープンした。
出版社、書店、取次など出版業界に特化した求人情報が登録され、求職者は仕事の内容や雇用形態から検索することができる。出版業界への就職・転職を希望する業界未経験者や新卒者から経験豊富なプロフェッショナルまで幅広い求職者に対応する。会員登録(無料)をすると、求人情報への応募や気になる求人のブックマークが可能となるマイページを持つことができる。企業側にとっては、大手求職サイトでは収録範囲が広すぎて人が集まらないという不満があり、出版業界に特化した専門サイトとすることで効率よく人材を募ることができる。
求人広告掲載の対象は出版社、書店、取次、編集プロダクションなど出版業界企業のみ。雇用形態は新卒・中途正社員から契約社員・業務委託契約・アルバイトまで。基本的な掲載料金は2週間15万円、新卒採用の場合は年間50万円。書店にはアルバイト募集用に別プランも用意している。

新社長に平田保雄氏/日経BP社

日経BP社は2月20日、大輝精一代表取締役社長の代表取締役会長就任と平田保雄代表取締役副社長の代表取締役社長就任を内定した。河村有弘取締役会長は退任する。3月27日開催の定時株主総会・取締役会で正式決定する。
〈役員人事〉
代表取締役会長大輝精一
同社長(編集担当、出版担当)平田保雄
常務取締役(人事・労務担当、コーポレート管理担当)秋吉穫
同(経営情報グループ統括、ビジネス局長、経営情報グループ開発長)
小浜利之
同(事業開発・国際担当)伊藤達生
同(経営企画担当、総務担当)和田洋
同(技術情報グループ統括、医療局長)古沢美行
取締役(経理担当、関連会社担当、経理室長)梶原克則
同(編集担当補佐、ビジネス局総編集長)近藤勝義
監査役奥村康
同大谷清
同新保哲也

*河村有弘会長は退任して特別参与、酒井綱一郎取締役は退任して日本経済新聞社執行役員。眞水潔、矢澤洋一監査役は退任する。

本屋のうちそと

「ブックファースト、神田駅前店、閉店へ」廃業した前田書林や神田駅周辺の書店とのあの5%ポイントカード戦争は一体何だったのだろう。
インターネット媒体向け広告費が前年比24・4%増の6003億円となり、雑誌向け広告費を抜いた。中国では人件費が上がり元も上がってきている。毎朝、書店を悩ませる大量の中国製の付録と広告収入に頼った雑誌作りもそろそろ曲がり角だろうか。
テレビは毎日「餃子」のニュースばかりだったが、この国の食料問題で本当に大変なのは昨年末から続いている穀物市場の高騰だ。小麦は4月から更に3割の値上げとなったが、小麦以外の穀物の値上がりも半端ではなく、今迄低価格だった大麦などがトウモロコシよりも高くなった。畜産関係にはすでに影響が出ている。食料自給率、カロリーベースで4割、生産額ベースで7割の我が国の姿が今年は徐々に露になるだろう。
今後、給料は上がらず且つ物価は上がるスタグフレーション下の日本において、増える食費の代わりに減らされるものは何か。昼飯代を削ってでも欲しいコンテンツを有する本や雑誌は売れると信じよう。今迄、日本の国民は給料が上がらなくとも安い中国などからの輸入品で生活し、浮いたお金を遊興費などに当てて消費文化を享楽してきた。SCもその拡大した売り場を低価格の輸入品の大量販売によって維持してきた。しかしその魔法もそろそろ消える。迎えし春は名のみの春か。『恋風に抱かれし春は朧月』(海人)
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