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平成20年6月21日号
岩手・宮城内陸地震で書店に被害

6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震でトーハン、日販調べの書店被害状況が発表された。
日販東北支店調べによると、岩手・秋田・宮城県内の多くのエリアで非常に強い揺れを受け、多数の書店で棚から商品の落下被害があった。奥州市・栗駒町では14日は休業し作業にあたっていたが、現在では多くの書店で復旧している。名取市・未来屋名取店では什器が移動し、商品が落下。天井の一部が崩壊し、復旧作業中。17日営業再開予定。仙台市・八文字屋泉店は建物に亀裂被害あり。棚の商品などは復旧済み。
トーハン調べでは16日現在、重度被害は確認されていない。岩手県で照明器具一部破損、自動ドア故障など破損等3店、商品落下のみ4店。宮城県でガラスケース・什器倒壊、停電等3店、商品落下のみ26店、秋田県で商品落下のみ1店。青森県は被害なし。

2010年は国民読書年/国会決議受け報告集会/文字・活字文化推進機構

2010年を「国民読書年」と定める決議が6月6日に衆参両院で採択されたことを受けて、文字・活字文化推進機構(福原義春会長)は「『国民読書年』国会決議に関する報告集会」を16日午後4時から東京・永田町の憲政記念館で開催。国民の言語力向上に取り組むとともに、「国際子ども読書年」を国連総会に提唱するとのアピールを採択した。

集会は文字・活字文化推進機構・肥田美代子理事長の司会で進行。冒頭で福原義春会長は「当機構は、本年度は次世代の育成を軸にした事業を展開し、将来の人づくりの基盤を整えたい。全国の子どもたちが集うこども読書キャンプ、図書館人のスキルアップ講座、図書館整備推進フォーラムなど、心を同じくする団体・法人グループと提携して国民的な運動に発展させる決意だ。運動を推進する上で、国民読書年の決議は大きな励ましとなる。この決議を意義深いものとするためには、一人でも多くの国民が文字・活字文化の重要性を認識し、政官民が協力して活動することが大切だ。2010年10月27日の文字・活字文化の日を中期目標の山場と位置づけて全事業を進めていく。活字文化は全ての社会活動の基盤。将来もこの価値が揺らぐことはないという確固たる信念を持ち、国民が読書の魅力を共有できるように皆様と手を携えていきたい」とあいさつした。
次に活字文化議員連盟・鈴木恒夫幹事長が「2010年を国民読書年とするための足がかりとして、2005年に文字・活字文化振興法を制定した。その前には、1999年に『子どもの読書年に関する決議』を採択し、2001年に子ども読書活動推進法を制定した。これらの決議・立法によって、言語をめぐる国民の動きは活発化してきたが、まだ十分ではない。いま日本の社会は、人間としての品格、考える力といったものに大きな問題を抱えている。国民読書年に向けて、お集まりの皆様に大いに機運を盛り上げていただき、日本の美風を取り戻すきっかけにしたい。我々も議連を中心に精一杯応援する。意義ある運動の展開が行なわれることを期待する」と述べた。
続いて来賓の図書議員連盟・細田博之会長、渡海紀三朗文部科学大臣、活字文化議員連盟・中川秀直会長、子どもの未来を考える議員連盟・河村建夫会長(メッセージ代読)、国立国会図書館・長尾真館長があいさつした。
このあと日本新聞協会・小坂健介副会長、日本書籍出版協会・小峰紀雄理事長が決意表明を行い、小峰理事長は「文字・活字文化は人類が生み出した知識と思想を記録し、広く普及するためにかけがえのない役割を果たしてきた。言語を習得し、想像力と思考力を深めるため文字・活字文化の振興と読書推進は大切な意味を持っている。特に子どもの未来への投資として、新学校図書館図書整備5カ年計画は国家的な事業であり、私たちはその完全実施を求めるとともに、積極的に支援していきたい。文字・活字文化推進機構は従来の運動体とは異なり、新たな組織的枠組みで発足した。独自の社会的ポジションを有効に活かした活動が展開できるように私たちは全面的に協力する決意だ」と述べた。
最後に、文字・活字文化の振興に向けたアピール(別掲)を肥田理事長が朗読し、拍手で採択した。

アピール
6月6日の衆参両院本会議で「国民読書年に関する決議」が全会一致で採択されました。本決議は、文字・活字文化振興のために「政官民協力のもとで、国をあげてあらゆる努力を重ねること」を宣言しています。
今回の決議は、ネット社会が広がる時代だからこそ、国民一人ひとりの自主的な読書活動が、日本の将来にとって極めて大切であることを訴えており、私たちはこの立法府の期待にしっかりと応えてまいります。
本報告集会における各界からのご提言・ご意見を踏まえ、読書教育の拡充、新聞を活用した教育活動支援、学校図書館・公共図書館の充実、人材育成による読書推進の基盤づくりなど、言語力向上に取り組むとともに、「国際子ども読書年に関する決議」の採択を国連総会へ提唱し、内外に「読書立国」をめざす日本の姿を強くアピールします。
平成20年6月16日
「国民読書年」国会決議に関する報告集会

読書アドバイザー養成講座が7月開講/JPIC

第16期JPIC読書アドバイザー養成講座が7月25日~09年1月30日の日程で開かれる。
スクリーニングと通信教育(課題レポート)の組み合わせで、「本の歴史」「印刷と製本」「出版と流通」「情報収集と検索」「読書推進運動」など、読書や出版について体系的に学ぶ。講師は永江朗(ライター)、紀田順一郎(評論家、作家)、小峰紀雄(小峰書店社長)、津野海太郎(編集者、評論家)、松田哲夫(筑摩書房専務)、八木壮一(八木書店社長)、柳田邦男(ノンフィクション作家)各氏ら、様々な分野の第一人者がつとめる。
開講スケジュールは以下の通り。
〔第1回〕
▽7月25日=スクーリング①開講式、総論(本・読書の魅力と本講座のねらい)、読み聞かせやブックトークのポイント、JPIC概要について、グループディスカッション
▽7月26日=スクーリング②JPIC概要について、本の歴史、書籍・雑誌編集について、懇親会
〔オプショナルツアー〕
▽7月27日、9月5日=講師の引率による書店ツアーや印刷所・流通・国立国会図書館見学(予定、いずれかを選択。無料、自由参加)
〔第2回〕
▽9月6日=スクーリング③本のつくりや装丁について、印刷の歴史と現在、出版流通について、グループディスカッション
▽9月7日=スクーリング④出版広告や目録、情報の収集と検索について、古書の世界の奥深さ
〔第3回〕
▽11月1日=スクーリング⑤身近な古本の楽しみ方、書評あれこれ、本との出会い、出版情報について、グループディスカッション
▽11月2日=スクーリング⑥図書館の役割など、発達と読書
〔第4回〕
▽09年1月30日=スクーリング⑦文字・活字文化の振興策、講座のまとめ、記念講演、修了式、懇親会
募集人員100名。受講費用は一般5万7750円、JPIC賛助会員社5万2500円。応募締切は6月25日。問い合わせ・申し込みは出版文化産業振興財団まで。℡03―5211―7282

不正流出防止に有効/電子タグ導入効果を実証/JPO総会

日本出版インフラセンター(JPO)は6月13日午後2時から書協会議室で平成20年度定時総会を開き、会員36社(委任状含む)が出席した。
相賀昌宏代表理事あいさつのあと、相賀代表理事を議長に議案審議。平成19年度活動報告、決算・監査報告、平成20年度活動計画、予算などすべての議案を原案通り承認可決した。活動報告および活動計画は、ビジネスモデル研究委員会、ICタグ研究委員会、共有書店マスタ研究委員会、リサイクルブック調査研究委員会、出版RFIDコード管理研究委員会の5つの研究委員会、日本図書コード管理センター、商品基本情報センターの2つのセンターごとに説明した。
このうちICタグ研究委員会については、昨年11月に研究委員会総会を開き、装着・古紙化部会、出版社・取次倉庫部会、図書館部会、書店部会の4部会体制で研究を進めることを確認したと報告があった。また、書店部会が中心となって実施した「書店における万引き被害額、防止対策コストの調査」について、書店のロス額と万引き被害額、その内訳、各店の防犯コストと電子タグ導入に必要なコストから導入の費用対効果を算出して、これらを「書店万引き調査等結果概要」としてまとめたことを報告し、書店・新古書店での導入シミュレーションにより、電子タグが不正流通防止に有効であることを実証したと説明した。
平成20年度はこれまでの経済産業省電子タグ実証実験・実態調査等の成果をもとに、電子タグの普及を目指して、①装着・古紙部会を中心に、装着の高スピード化など装着方法の改善と古紙パルプ化方法の研究、②出版社・取次倉庫部会を中心に、出版社、取次、倉庫会社、書店等での電子タグの利活用場面でのニーズをまとめ、運用方法を検討、③書店部会の調査報告をもとに、書店での電子タグの利活用場面でのニーズをまとめ、書店での普及のため検討、④図書館部会を中心に、図書館での電子タグ活用の際の標準化――などに取り組むとした。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

本紙6月1日号、海人氏のコラム「本屋のうちそと」を読んでびっくりいたしました。大沢オフィスの大人気作家たちがセブンイレブン専用本を講談社から出したとか。あわてて「大極宮」のHPを見ました。旧作品に、人気漫画家のイラストカバーをつけたペーパーバックスを関東3都県で限定販売しているとか。
セブンイレブンといえばトーハン、皆さん何をお考えなのかわかりませんが、どうして本屋には卸してくれないのでしょう。コンビニで本を売るな、とは言うていません。本屋にも本を売らせてくださいな。宮部さんが「このペーパーバックスをきっかけに『小説も悪くないな』『コンビニの次に、本屋さんにも行ってみよう』と思ってくださる方が一人でも増えたなら……」と書いておられるが、苦しい言い訳に思えます。本屋の先行きを見越しての今回の出版なのでしょう。作家が本屋の応援をしてくれるという幻想は今のうちに捨てておいたほうがいいでしょう。「大極宮」の皆さんがコンビニと組んだことを肝に銘じておきます。
冷静に戻って身辺の話。地元新聞の広告局と書店が「ブッククラブ」をつくり、共同広告や読者サービスを行っています。協力出版社・広告関係者が年1回来られて、交歓会をいたします。その席に、私、お邪魔してお話しました。元は店長に来たものですが、例によって下に押し付けるというパターンです。部下のプライベートの時間を召し上げて、余計な仕事をさせます。「その日は休みで歯医者さん予約しているし、コープの宅配日。何より妻の言いつけ、掃除・洗濯・アイロン・買出し・炊事もある。アナタとちごうてワテは忙しい」。店長と言えども悲しい中間管理職、私が我慢してアナタの面目が立つのなら、妻に叱られることなど耐えよう。休日を振り替える、健気(「毛無げ」とちゃう)な部下の心であります。きっと、一杯奢ってくれることでしょう。
新聞での本紹介の話をメインに、神戸の本屋の話と海文堂のPRをいたしました。皆さんもそれぞれ初対面で、神戸到着してすぐという緊張と疲れの中です。貴重なスケジュールの最初が私です。本屋のおっさんの任務は重大です。徹夜で準備して、仕事は手を抜きました。その後、当店を視察、「港町グッズ」を喜んでくださり、他書店に移動。夕刻からの懇親会には、店長共々出席し、顔なじみの書店員さんを引っ張り込んでしゃべくり漫才、風邪気味の私、翌日声が出ません。「はしゃぎすぎ」です。来年から海文堂は呼ばれぬかもしれない。おみやげの当店ブックカバーの効き目はあるだろうか。

PF委員会で携帯事業に取り組む/東京青年部総会

東京都書店商業組合青年部は6月11日午後5時からお茶の水の東京ガーデンパレスで第18回通常総会を開き、会員106名(委任状含む)が出席した。
総会は下向紅星氏(分梅書店)の司会で進行し、山辺真次会長(新橋書店)があいさつ。「昨年、会長にご推挙いただき、1年が経過した。この間、改革を進め、30代後半から40代半ばの会員が増えた。青年部は創立20周年を2年後に控え、ますます進化していかねばならない。あと1年の任期を全力で頑張る」と述べた。
正副議長に安藤弘(ブックス浜田山)、渋谷眞(四季書房)両氏を選任して審議に入り、平成19年度事業報告・収支決算、平成20年度事業計画・収支予算などすべての議案を原案通り承認可決した。
このうち事業計画では①新年会、各種講演会・勉強会等の開催、②ブックフェスティバルなど各種増売活動の推進、③TS流通協同組合の事業協力、④携帯サイトなど新規事業、ホームページのメンテナンスなど情報化に関する活動――などに取り組むことを決めた。携帯サイト事業はPF(プラットフォーム)委員会が担当する。また、監査役選任の件では、岡嶋成夫氏の退任に伴い新監査役に梅木秀孝(梅木書店)、小林洋(烏山書房)両氏を選任した。
相談役の東京組合・舩坂良雄副理事長は「出版業界は今後さらに厳しさを増すだろう。東京組合はアクセス・パブリッシングと協業で、携帯電話を使ったコンテンツ事業に今秋参入し、携帯電子書店サイトの運営を行う。東京組合および青年部のみなさんの尽力で、ここまできた。各方面から注目されており、ぜひ成功させて厳しい状況を乗り越えたい。加入してよかったと思える組合作りにつとめ、加入促進運動を積極的に進めよう」とあいさつした。

北から南から

◇長野県書店商業組合第24期通常総会
6月27日午後1時半から諏訪市・諏訪湖ホテルで開催する。
(高嶋雄一広報委員)

訃報

白幡義博氏
前日書連専務理事。6月6日、胃ガンにより春日部市立病院で逝去。74歳。通夜は8日午後6時、告別式は9日正午から春日部市・あすかホールで営まれた。喪主は長女の白幡優子さん。
昭和34年法政大学法学部卒業。新聞之新聞社を経て昭和38年日書連事務局に入局。50年事務局長、故松信泰輔氏が日書連会長に就任した昭和52年から日書連常任理事、日書連が法人化した63年から専務理事。大川義男、酒井正敏、松信泰輔、小澤淳男、萬田貴久と5代会長の下で事務局として支えた。平成17年5月に退任。

売上高6189億円/桶川関連の経費負担ピーク/トーハン

トーハンの平成19年度(19年4月~20年3月)決算概況が発表された。売上高は市場環境が引き続き好転しないのを受けて6189億6800万円、前年比96・5%となった。
売上高の内訳は書籍2357億1900万円(前年比94・4%、返品率40・6%)、雑誌3266億200万円(同96・7%、返品率35・8%)、NM商品566億4600万円(同104・7%、返品率11・3%)。総合返品率は前年比1・0ポイント増加して36・1%となった。
売上総利益は売上高の低下と原価率の上昇で前年比93・9%。販売管理費のコスト削減に努めたが、桶川SCMセンターへの全面移行に伴い重複した経費、減価償却費の増加など、桶川関連の経費負担がピークとなったため、前年比99・1%と減少幅は小幅にとどまった。
この結果、営業利益は77億6600万円、前年比66・3%、経常利益は30億5300万円で、前年比50・8%と、いずれも前年を下回った。
特別損失は桶川SCMセンター移転に伴う固定資産除却損、トーハン総研との合併に伴う抱き合わせ株式償却損等で14億9300万円を計上した。
税引前当期純利益は15億7300万円で、前年比27・0%、当期純利益では11億7400万円、前年比39・4%の減益。
連結子法人11社による連結決算では売上高6261億8300万円(前年比97・0%)、経常利益34億5600万円(同53・4%)、当期純利益15億8800万円(同57・1%)。連単倍率は1・35倍でブックライナー、トーハン・メディア・ウェブなどの業績が貢献した。
期中の取引店転廃業は371店、2万222坪。社員数は前年比26名減の2031名。
トーハン風間副社長は「送品商品が消化しきれなかったのが返品増の原因。今年は従来の送品引く返品という売り方ではなく、3者でインセンティブ契約して、一定の率をキックバックする責任販売制の枠組みを拡大していく」と同社の方針を説明。平成20年度は前期比1・7%増の売上げ6300億円、返品率1・1ポイント減の35・0%を目指すという。

トーハン損益計算書
売上高618、968
売上原価549、608
売上総利益69、360
販売費及び一般管理費
61、593
営業利益7、766
営業外収益3、778
受取利息1、019
その他営業外収益
2、759
営業外費用8、491
支払利息56
売上割引8、364
その他営業外費用70
経常利益3、053
特別利益12
特別損失1、493
税引前当期純利益
1、573
法人税等398
当期純利益1、174

人事

◇小学館PS(5月28日付、カッコ内役員担当)
代表取締役社長〔営業本部本部長〕加藤醇司
代表取締役相賀昌宏
常務取締役〔CSC本部・総務本部本部長〕
○今津貞彦
同〔営業本部副本部長・東日本営業部・総合推進グループ担当〕○秋山豊
取締役〔営業本部副本部長・西日本営業部担当〕
福井雄治
同大住哲也
同早川三雄
監査役大木武志

◇文藝春秋(6月19日付)
代表取締役社長(編集委員室・企画出版編集室統括)上野徹
専務取締役(社長室、総務、デジタル事業、月刊文藝春秋、第1編集、開発事業室統括)○笹本弘一
同(第2編集、出版、営業、情報・流通システム、臨時増刊編集部統括)
○平尾隆弘
常務取締役(ナンバ―、文藝、文藝振興事業、第3編集、広告統括)鈴木文彦
同(経理、管理、宣伝、資材政策統括)○丹羽不律
取締役(社長室渉外担当)名女川勝彦
同(月管文藝春秋担当)
立林昭彦
同(総務担当)寺田英視
同(編集委員室、企画出版編集室担当)浅見雅男
同(営業、情報・流通システム担当)五井幹雄
同(出版、資材製作担当)○庄野音比古
同(広告、臨時増刊編集部担当)○白幡光明
同(第1編集担当)
○松井清人監査役○浦谷隆平
*斉藤宏常務、石橋達恭常任監査役、白石勝顧問は退任。

◇光文社(6月1日付)
販売局長(第2編集局長)武田真士男
第1編集局長(販売局長兼販売部長)残間直巳
販売局販売部長(販売部長代理)○烏山公夫

◇マキノ出版
(5月30日付で秋山社長が退任、新社長に梶山正明氏が就任。○は新任)
代表取締役社長
○梶山正明
取締役山田典男
同○稲川武司
同○青木誠
同(非常勤)小西健一
監査役(非常勤)
○秋山太郎

◇太洋社(7月1日付)
営業副本部長兼特販営業部長(同兼受注センター準備室課長)村木透
商品部付部長代理(東日本営業部長代理)遠藤明泰
同部商品管理センター課長(書籍部仕入調整課長)
中田伸芳
同部船橋流通センター所長兼商品管理課長(同商品管理課長)大竹三喜雄
受注センター準備室課長(船橋流通センター所長)
多田茂

発行微減674億円/図書券回収比率は8%台に/図書普及

日本図書普及は6月30日の株主総会に先立ち、6月12日に第48期(平成19年4月~20年3月)の決算概況を発表した。
完全カード化に移行して3年目にあたる今期は、年間発行高674億2700万円(前年比99・1%)、回収高は635億4千万円(同98・1%)といずれも前年を下回った。回収の内訳は図書券51億3800万円(47・0%)、図書カード584億3百万円(108・4%)で、回収に占める図書券の割合は8%程度になった。
収益面では保有国債・不動産投信の増加により受取利息・配当金が1億6千万円増加。費用面では販売管理費が1億円強減少した結果、前期とほぼ同額の2億7千万円の当期純利益を確保した。
役員人事は監査役の改選期にあたるが、岩佐豊(ダイヤモンド・ファンド顧問)、郷田照雄(栗田出版販売)、井門照雄(丸三書店)の3氏は全員留任する。
3月末現在の加盟店数は前期比575店減の9339店。読取機設置店数は171店減の1万1565店、1万3663台。
新年度はオリジナル図書カードの販路拡大に努力し、年間発行額700億円を目指す。

図書普及損益計算書
売上高266
売上原価139
売上総利益127
販売費及び一般管理費
3、322
営業損失3、195
営業外収益2、378
受取利息・配当金
1、396
有価証券売却益905
賃貸収入54
雑収入21
営業外費用30
賃貸費用30
経常損失847
特別利益1、999
未回収収益1、977
貸倒引当金戻入21
特別損失670
収益計上券回収損497
役員退職引当金繰入173
税引前当期純利益481
法人税、住民税及び事業税
270
法人税等調整額▲64
当期純利益275

全国4会場で開催/トーハンこどもの本BF

トーハンは取引先書店との共催で「2008こどもの本ブックフェア」を6月11日から15日まで福岡市・エルガーラホールで開催したのを皮切りに、熊本、京都、岡山会場で開催する(入場無料)。
30回目の同ブックフェアは子どもの本と子どもを考える本1万5千点、5万冊を集めて開催。今年は『3びきのこぶた』(いもとようこ、金の星社)をメインキャラクターとしてポスター、チラシに起用。絵本、児童読物、保育・教育書、一般書をジャンル別に分類し、即売も行うほか、学校図書館向け「子どもの本の展示会」も併催する。今回は“読書で深まる家族のきずな”をテーマに各会場で「うちどく」特設ブースを設置。家族みんなで楽しめる本を紹介する。
その他、洞爺湖サミットに合わせた「エコ」コーナー、『ナルニア国物語』など話題のシリーズを集めた「ファンタジー」コーナー等も設置。
学校の先生に向けては、辞書引き学習法の深谷圭助氏を講師に「辞書引き指導ワークショップ~低学年から辞書を引かせて、子どもを伸ばす方法~」を開催。『迷路絵本』シリーズの香川元太郎氏、『ズッコケ三人組』シリーズの那須正幹氏によるおはなし会、しかけ絵本教室、紙芝居の実演など多彩なイベントを用意した。今後の日程は以下の通り。
▽熊本会場=6月27日(金)~6月29日(日)、熊本市・興南会館 ▽京都会場=7月20日(日)~7月22日(火)、京都市・京都市勧業館(みやこめっせ)
▽岡山会場=7月25日(金)~7月27日(日)、岡山市・コンベックス岡山

主婦と生活社が継続/『ためしてガッテン』

アスコムで発行していた季刊誌『ためしてガッテン』は今後、主婦と生活社が発行を引き継ぎ、今秋から新創刊として第1号を発行することになった。
NHK『ためしてガッテン』は平均視聴率17%という人気番組。主婦と生活社では同誌の編集を担当していた4名を社員として迎え入れ、新編集部「ライフ・プラス編集部」を発足させた。これまでの編集手法を踏襲した上で、主婦と生活社ならではのコンテンツや見せ方をプラスして、よりパワーアップした誌面を目指す。番組視聴者層が重なる『週刊女性』『すてきな奥さん』を利用した宣伝告知や連動企画で多面的に展開していく。

受賞

◇第24回太宰治賞に永瀬直矢氏
19日の桜桃忌を前に、第24回太宰治賞が永瀬直矢氏『ロミオとインディアナ』に決まり、17日夕、千代田区の東京会館で贈呈式と記念パーティーが行われた。
太宰賞は三鷹市と筑摩書房により復活して10回目。
今年は応募作が千九十編と史上2番目に多かった。筑摩書房菊池社長は太宰没後60年、来年の生誕百年を期して『太宰治全集』を復刊するとあいさつした。

『駱駝』から『プラチナサライ』に/小学館

小学館は隔月刊のシニア情報誌『駱駝』を今秋リニューアル新創刊する一方、『週刊ヤングサンデー』、『JUDY』の2誌は今夏で休刊すると発表した。
『駱駝』は7月10日発売号のあと、9月発売を休み、11月発売号から編集内容・発売日等を一新して新装刊第1号をスタートさせる。新誌名は『プラチナサライ』となる。
一方、『週刊ヤングサンデー』は7月31日発売号をもって休刊。『JUDY』は8月23日の10月号をもって休刊する。ヤングコミック誌を取り巻く環境に対応し、コミック誌ラインアップの一層の強化を図るとともに、女性コミック誌群全体の編成を見直す中長期的な経営判断によるもの。

「声」/運送会社倉庫に放置されていた返品/村上市・BOOKSピジョン・高橋守人

4月17日の夕方に運送会社に渡した返品6個口は土日を挟んで21日に取次に届き、翌22日に無事入帳処理された。ところが翌18日の夕方に同じ運送会社に渡した返品5個口は22日の朝に取次に届いたにも関わらず翌日には処理されず、結局処理されたのは4日後の土曜日だった。
取次に調べてもらったところ、22日に取次に届いた返品が多かったため、当店の分は翌日処理分に回されたのだが、何かの手違いで処理されず4日後の土曜日に処理されたとのこと。要は「放置」されていた。結局この荷物は4月期入帳されず。
実は2月にも月末入帳に間に合うように18日の夕方に出した返品荷物6個口が取次の処理日に間に合わず入帳されなかった。今度は運送会社のミス。運送会社の中継倉庫で3日間当店の荷物が寝ていた。
理由を聞いたら運転手が伝票を添付するのを3日間忘れていて荷物を動かせなかったとのこと。実はこの運送会社は昨年、最長で18日間当店の返品荷物を中継倉庫で「放置」していた。理由は不明。
しかし私にはわかる。派遣やアルバイトが悪いわけでは決して無い。だが日替わりの人間ばかりで仕事を処理していて仕事の現場に仕事の連続性が生まれるだろうか。初めて仕事に来た人間はたとえ目の前に荷物が「放置」されていようと前の日の荷物のことなど分かる訳がない。
今までの日本は「安定雇用」によって「仕事に対する信頼・信用」が無償で手に入ったし、ある程度はあてに出来た。しかしここまで雇用の流動化が進むとそれも怪しくなってきた。規制緩和によってこの国は一番の「ウリ」を無くしつつあるのかも知れない。

日販×サンリオのコラボ企画を展開

日販は、㈱サンリオとのコラボ企画として、「みんなで読もう!サンリオブックフェスティバル2008」と題し、関連書籍・開発品増売のオリジナルフェアを取引先書店で展開する。
サンリオ及び関連書籍を発売する各出版社の協力を得て実現したもので、ハローキティ、シュガーバーニーズ等の人気キャラクターのイラストを使用した店頭陳列用オリジナルA3パネルや、オリジナルスウィングPOPをフェア参加書店に送付し、店頭販売を盛り上げる。
フェアは6月中旬より参加書店約650店で展開され、読者プレゼントとして対象書籍の購入者に先着順にフェア限定「サンリオキャラクター」シールを配布する。参加店舗名はフェア期間中、サンリオのホームページに掲載される。

本屋のうちそと

今朝(6月14日)、岩手・宮城県で地震が発生した。
休配日で、昨日入荷した日書連の児童書のセットの棚詰めを一人でのんびりしていたところ、来店客がニュース速報だと教えてくれた。
元来、テレビもラジオも余り興味がなくBGMとしてUKヒットチャートを漫然と店内に流している。活字ニュースメディアとして、全国書店新聞と新文化と日経MJ新聞の三紙だけを丹念に読んでいる。
それも今月に入って新聞をゆっくり読む暇がない。約7年以上勤めていてくれたバイト君が辞めたからだ。理由は彼が求める待遇にこちらが応えることが出来なかったからだ。子供二人が書店を継ごうとするほど所得が期待できないように、バイト君に継続的に勤務してもらえるほど給与や労務待遇を提供できない現実がある。
企業業績が回復したと巷間伝えられても、民間所得は縮小したままで、当然消費が伸び悩んでいる。書店業界では、巨大書店の成長戦略が出店という膨張戦略に摩り替わっていたため、出店が飽和状態となるや本社ビルの売却だとか、既存店舗の整理だとかの縮小路線に陥らざるを得ない。
昨年来のサブプライム問題に端を発した経済の激震に耐えるだけの財務構造を築かなかったツケが廻ってきているのではないだろうか。
労働分配率の改善や、書店の財務バランスを回復させるためには、応分の価格のアップによる収益力の回復が必要だと思う。(井蛙堂)
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