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平成21年5月11日号
各地で多彩なイベント/サン・ジョルディをPR

【和田竜氏講演会に聴衆200名/北海道十勝支部】
北海道書店商業組合十勝支部は4月24日午後7時から帯広市とかちプラザ・レインボーホールで「第20回サン・ジョルディの日記念講演会」を開催した。今回は『のぼうの城』で第139回直木賞、2009年本屋大賞にノミネートされた作家の和田竜氏が「『のぼうの城』およぴ『忍びの国』の歴史と人物とその周辺』と題して講演。会場には約200名の聴衆が集まり盛況だった。
和田氏はまず小説を書くに至ったプロセスを話した。高校時代に映画監督を志したこと。その後、脚本家を目指し脚本コンクールへの応募を続けて、好きだった戦国時代物を書いてようやく選考に残ったこと。そして、『のぼうの城』の原作となる『忍ぶの城』で城古賞を受賞し、小説執筆のオファーが舞い込み『のぼうの城』『忍びの国』の執筆につながっていく経緯が、時にユーモアをまじえて語られた。
次に、『のぼうの城』の主人公・成田長親について、史料をベースにいかにして「頼りないので、世話したくなる」主人公の人物像を作りあげていったかが語られた。
質疑応答の後、プレゼント抽選会が開かれ、花束、図書カード、和田氏の著書『のぼうの城』(サイン入り)が和田氏から当選者にプレゼントされた。その後、ロビーで和田氏のサイン会も実施され、盛会のなか講演会は終了した。
(有田書房・有田光秀)

【書店、学校などで読み聞かせ会/山形組合】
山形県書店商業組合は4月14日から30日まで、読み聞かせキャンペーンを県内の書店店頭や学校、公民館などで実施した。
八文字屋北店(山形市)では、サン・ジョルディの日の4月23日、午前と午後2回、読み聞かせを行った。読書アドバイザーの資格を持つ社員と、いつも読み聞かせを行っている女性スタッフ2名が担当。いつもは店内にある本を選んで行うのだが、今回はサン・ジョルディ・イベントのため他店に在庫があった大型絵本を取りよせて行った。
まずはいつものように歌を交えた手遊びから入り、午前は『はらぺこあおむし』の大型絵本、『999ひきのきょうだいのひっこし』の大型絵本、『ことりのしかけえほん』の3冊、午後は『のりものいろいろかくれんぼ』の大型絵本、『じごくのそうべい』の2冊を読んだ。
8名ずつが参加し、ちょうどいい雰囲気で読み聞かせができた。大型絵本が好評だったが、特に『ことりのしかけえほん』のしかけが面白く、たいへん興味を持って聞いてくれているようだった。
(八文字屋北店・大場宏一)

【店頭活性化へ読者プレゼント/福岡北九州・筑豊支部】
福岡県書店商業組合北九州支部・筑豊支部は4月20日から5月6日にかけて「サン・ジョルディin北九州・筑豊2009」を開催。北九州支部24法人・39書店、筑豊支部4法人・5書店が参加した。筑豊支部は今年からの参加。店頭活性化を第一の目標に掲げ、店内POPによる告知、来店客へのプレゼント実施等、今年も大いなる盛り上がりを見せた。
自主参加申込制で、店内の様子、またどのような品物をプレゼントにしたかなどを写真に撮ってもらい、写真コンクールを実施。選考委員会を開いて、参加賞も含めて色々な表彰をすることを予定している。
(金春堂書店・柴田憲良)

5氏に黄綬褒章/春の叙勲

4月29日発表の春の叙勲で、全国教科書供給協会から次の5氏が黄綬褒章を受けた。
▽北海道北見市・下斗米ミチ(福村書店)
▽秋田県鹿角市・浅利悦造(浅利書店)
▽茨城県坂東市・中村善一郎(桝善本店)
▽兵庫県神戸市灘区・小川惠一郎(灘宝文館)
▽大阪府柏原市・山口隆夫(山口屋)

携帯サイトでコミック/小学館の書籍新企画増売/東京組合

東京都書店商業組合は5月8日午後2時から書店会館で定例理事会を開催。携帯電話用電子書籍サイト「Booker,s」内に4月30日、コミックサイトをオープンしたと報告があった。また、小学館の責任販売制・委託販売制併用の第2弾企画3点の増売を図ることを決めた。

〔電子サイト運営推進委員会〕
4月30日午前11時40分、Booker,s内にコミックサイトがオープンした。コミックコンテンツ収集のため版元への営業を強化している。版元には直接取引によるコンテンツ提供を要請している。
また、auとのタイアップキャンペーン「映画・ドラマ原作フェア」の宣伝告知のため、しおりとティッシュ、「サン・ジョルディの日」宣伝チラシを3書店で配布した。
3月25日にスタートしたNHK出版とタイアップして展開する大河ドラマ「天地人」との連動企画では、原作本のデジタル化をBooker,sで請負いアップする方向で準備を進めている。また、『60歳のラブレター』の一部立ち読みから店頭への誘導、『坂の上の雲』『竜馬伝』との連動企画などに関して1回目の打ち合わせを行った。
〔事業・増売委員会〕
小学館の責任販売制・委託販売制併用の第2弾『小学館の図鑑NEO+「くらべる図鑑」』『星の地図館「太陽系大地図」』『脳で旅する日本のクオリア』の増売を図ることを決めた。
〔流通改善委員会〕
TS流通協同組合の4月期の売上げは807万5277円(前年比87・9%)、発注件数8296件(102・0%)、書店数66書店(97・1%)と報告された。

こども読書活動に貢献/京都組合が教育長表彰授与

京都市教育委員会主催による平成21年度京都市子どもの読書活動優秀実践団体表彰が4月18日、中京区の京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)で行われ、京都府書店商業組合(中村晃造理事長)に教育長表彰が授与された。
京都市では、子どもの読書活動の更なる推進を図るため、平成17年度から表彰を実施。対象は京都市における読書活動の推進に貢献した個人や団体で、今年度は市長表彰として1個人2団体、教育長表彰は京都組合など8団体が表彰された。今回の表彰は、学校で読み聞かせを行うボランティア市民団体や学校関係者がほとんどで、法人組織では京都組合が唯一表彰された。京都組合は朝の読書活動支援のほか、学校図書館の貸出管理業務電算化に求められる技術サポートなどを積極的に行っている。
午後2時から行われた表彰式では、京都組合を代表して中村理事長に表彰状と盾が贈呈された=写真。
京都組合は平成17年度も、京都市内の市立小中高校あわせて約300校全校に教育システムの「情報BOX」を導入し、図書館電算化事業に貢献したことなどが評価され表彰を受けている。(澤田直哉広報委員)

日書連の体質改善のためのマニフェスト/日書連副会長・愛知県書店商業組合理事長谷口正明

Ⅰ.理事
山積する問題を解決するためには体質改善が急務であり、そのためのマニフェ
ストを策定しました。体質改善のためには新陳代謝を高めることが必要です。
組織の新陳代謝を高める最良・最強の方策として、理事の任期を一個人通算で8年までとします。
この上限8年制がこのマニフェストの最大眼目なので、この考え方に賛成できない人は、たとえ谷口正明が会長に相応しいと思っても谷口正明に投票しないでください。ということは谷口正明が会長に当選した場合には、その時点で自動的に上限8年制は成立することになります。対立候補が出ず無投票の場合も同様に成立します(ただし専務理事が現行のような職である場合には上限8年制は専務理事には適用しません)。この考え方の根底にはいくつかの理由があります。
1、公職は任期を限定されてこそ全力投球できるのです。任期を限定しない公職は惰性に流れます。
2、立場が人をつくるという真実があります。次世代の養成のためにも大切なことです。
3、権力の座に永く在る者は腐敗しやすいと言います。アメリカ合衆国大統領の任期が2期8年までであるのは民主主義の知恵だと思います。
具体的には、①県の理事長を辞めなくてはならないということではありません。県選出の日書連理事を交代するということです。②平成21年6月で8年以上になる理事は日書連総会後の県組合改選期が来る時点までに交代してください。
参考ⅰ平成21年6月時点での在任期間=8年以上21人、7年2人、6年2人
参考ⅱ平成21年6月時点での年齢=70歳以上13人、70~60歳26人、60歳未満16人
Ⅱ.執行部(正副会長・委員長)
1、執行部は地域代表に囚われることなく会長が組閣します。会長の基本方針を正副会長会議で喧々諤々議論したうえで各委員会に徹底し、理事会にも結束して臨みます。
2、責任の所在を明確にし、課題解決に向けて集中できる組織にするために、①副会長が他の副会長の委員会に所属している現状を改めます。②合同委員会を廃止します。③委員会構成を見直し、当面、副会長が委員長に就任します。委員長は課題ごとに副委員長を置くことができます。
3、無任所筆頭副会長を置き会長の補佐・代行に当たらせることができます。
4、正副会長会は①長期(中期)計画策定(=業界はどうあるべきか、日書連はどこへ行くのか)、②政治的問題への対策(再販・消費税なども含む)、③財産の有効活用などの問題に当たります。
5、委員会構成は下記の通りです。
①総務委員会(総務・財務・広報など)、②社会問題委員会(政治行政対策など)、③取引問題委員会(再販違反対策・有事版元問題・同日締日間題・用語統一など)、④支部活性化委員会、⑤会員メリット開発委員会、⑥読書推進委員会(現行の増売の課題も含む)、⑦情報化委員会(図書館対策も含む)
Ⅲ.理事会の見直し
1、理事会は審議決議承認機関、委員会は課題解決推進機関、という原則を確認し、
2、定例理事会の開催を年4回まで(当面、移動理事会は中止)とし、浮いた精力を委員会活動の充実に注ぎます。*現行の理事会は総会であり(構成員が同じ)、中央会から年11回も総会をする団体はないと指摘されています。
3、理事会の前日に委員会を付着させることはやめ、委員会は独立して開催します。
4、理事会の議長(=会長)と司会を分けます。
文化に貢献する町の本屋が生き残れる業界をめざし、対決ではなく対話による問題解決を図ります。
*このマニフェストに関するご意見は052―931―8230へ。折り返しお電話します。

生活実用書/注目的新刊

20代~30代に仏像がブームだ。東京国立博物館で開催中の「国宝阿修羅展」は、わずか1カ月で30万人を突破。若者雑誌にも昨年、阿修羅賞というスーパーボーイコンテストなどがあり、仏像人気は中高年に限らなくなった。すさんだ時代にあって、むしろ多感な若者の方が、より心の平安を望んでいるのだろう。
山崎隆之著/小川光三写真『一度は拝したい奈良の仏像』(学研新書051880円)は、本来信仰の対象である仏像だが、「人々に心の安らぎや感動を与え」、「知的好奇心に応えてくれる」と語る。
本書は飛鳥寺(安居院)の釈迦如来坐像(飛鳥大仏)から始まる。西暦596年、飛鳥寺ともいう法興寺は、蘇我馬子が建立した日本初の本格的な仏教寺院である。像高2・75メートルの大仏は雷火によって大部分消失したが、頭頂から鼻までの顔面部と、右掌の一部と指3本だけが当初の姿を残している。その爪の輪郭線がつながらないのは仏を畏れ、愚直に手本をなぞったからではないかと、著者は推測する。小像ならそれでいいが大像では疑問なのだ。
法隆寺の救世観音立像、百済観音立像や円成寺の大日如来坐像まで18の仏像を解読する。悪の権化の阿修羅は、釈迦の説法を聞き改心し善神、八部衆の一人となった。興福寺の阿修羅立像は、その台座の構造までイラストで詳しく解説している。巻末に仏像の地図、年表など資料が付く。
紺野敏文著『奈良の仏像』(アスキー新書095762円)もまた、奈良の20の仏像を解析する。当然、重なる仏像も多いが、視点も異なるから一緒に読むと面白い。
たとえば前掲の飛鳥大仏。こちらは、台座下の基壇部に大きな石を据えていることに注目している。石棺に使われる兵庫産の竜山石を組み合わせたもので、仏の祭祀を神の表象と重ね合わせたものと見ている。神仏の習合形態が、すでに始まったというのだ。
阿修羅像の左の顔はまだ迷いに向き合い、右には情念があるが、正面の純粋な少年のような顔が人を魅了する。本書の仏像はイラストだ。
『興福寺古寺をゆく①』(小学館新書V0011100円)と、長岡龍作著『日本の仏像』(中公新書1988980円)も合わせて紹介しておきたい。
(遊友出版・斉藤一郎)

出版販売金額3・2%減/雑誌、過去最大の下げ幅/出版指標年報

出版科学研究所が発行した『2009出版指標年報』によると、2008年の取次ルートを経由した出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は前年比3・2%減の2兆177億円となり、4年連続で前年を下回った。内訳は、書籍が1・6%減の8878億円、雑誌が4・5%減の1兆1299億円で、書籍の8千億円台は1990年以来のこと。雑誌は過去最大の下げ幅を記録し、前年割れは11年連続となった。

〔ミリオン7点も販売額伸び悩む/書籍〕
書籍の推定販売金額は8878億円で、前年比1・6%減。『ハリー・ポッター』最終巻が刊行されたにもかかわらず、前年を約148億円下回る結果となった。一方、推定販売部数は7億5126万冊で0・6%減。これは、教養新書・ケータイ小説などのブームが沈静化したものの、比較的廉価な単行本や文庫本が好調だったため、金額に比べ部数の落ち込みが少なかったとみられる。
金額返品率は前年比0・7ポイント増の40・1%。1953年に統計を開始して以来、2番目に高い数値となった。創刊による大量送品の結果、大量の返品も発生してしまった文庫の影響が大きいと考えられる。
新刊点数は7万6322点、前年比1・4%減で2年連続の減少となったが、これは自費出版の減少によるもので、商業出版では活発な新刊活動が行なわれた。流通ルート別の内訳は、取次仕入窓口経由の新刊が2・2%増の5万9572点。一方、注文扱いの新刊は、自費出版大手の新風舎が破産したことが影響し、12・4%減の1万6750点だった。
新刊推定発行部数は1・6%減の3億9739万冊。新刊1点当たりの発行部数は5200冊で、05年からほぼ横ばいで推移している。新刊平均価格は1170円と18円(1・6%)上昇した。
ミリオンセラーは累計185万部の『ハリー・ポッターと死の秘宝』を筆頭に7点で、前年より3点増。しかしトップセラーの次に位置するミドルクラスの売行きが鈍く、販売金額は伸び悩んだ。ジャンル別動向を見ると、単行本の新刊点数はほぼ前年並みだが、推定発行部数はハリポタの影響で3・1%増加した。文庫は創刊も多く、新刊点数は4・4%増。07年も前年比4・9%増えており、店頭での販売実績が上がった反面、返品率も急上昇した。新書も、08年初頭まで続いたブームにより、新刊点数は6・0%の大幅増。
08年単行本ベスト10は以下の通り。
①ハリー・ポッターと死の秘宝/静山社②夢をかなえるゾウ/飛鳥新社③B型自分の説明書/文芸社④O型自分の説明書/文芸社⑤A型自分の説明書/文芸社⑥ホームレス中学生/ワニブックス⑦女性の品格/PHP研究所⑧親の品格/PHP研究所⑨AB型自分の説明書/文芸社⑩脳を活かす勉強法/PHP研究所

〔月刊誌・週刊誌とも4・5%減/雑誌〕
雑誌の推定販売金額は1兆1299億円、前年比4・5%減と過去最大の落ち込みを記録し、11年連続マイナスとなった。内訳は、月刊誌が8722億円、週刊誌が2577億円でともに4・5%減。売行きが目立った雑誌は、女性誌を中心としたグッズ付録の号、分冊百科など単発企画が中心で、販売の核となる雑誌を欠いた。
推定販売部数は6・7%減の24億3872万冊だった。内訳は月刊誌が6・5%減の16億1141万冊、週刊誌が7・0%減の8億2731万冊。販売金額が販売部数ほど落ち込まなかったのは、用紙価格上昇による値上げや、付録付き雑誌の増加で平均価格が2・4%アップしたため。金額返品率は月刊誌が1・3ポイント上昇して38・0%、週刊誌が1・6ポイント上昇して31・1%だった。
年間の創復刊点数は177点で前年より5点減少。主な創刊誌は『月刊少年ライバル』(講談社)、『ELLEgirl』(アシェット婦人画報社)、『HERS』(光文社)、『プラチナサライ』(小学館)など。分冊百科は23点が創刊され、デアゴスティーニ・ジャパンの『週刊歴史のミステリー』『隔週刊地球の鉱物コレクション』など重版が複数回かかるヒット商品も出た。
一方、休廃刊点数は32点減の186点で、前年に次ぐ過去2番目の多さ。女性誌『主婦の友』、コミック誌『ヤングサンデー』、男性誌『月刊プレイボーイ』、総合誌『論座』『ダカーポ』など、歴史ある有名雑誌の休刊が続出した。
部門別動向を見ると、児童は少子化とともに、人気キャラクター不足や直販誌の減少により低落。スポーツは、北京五輪の開催が売上げに結び付かなかった。コミックスはヒット作に欠け、新刊・既刊とも大きく落ち込んだ。

日書連のうごき

4月1日情報化推進関係で井門副会長が大阪屋本社を訪問。大阪組合幹部との意見交換会に大川専務理事が出席。
4月3日「商店街を蘇らせる行動政策研究会」に大川専務理事が出席。
4月10日「ためほん」ライブラリー実験店を小澤事務局員が訪問。
4月13日TIBF出店説明会に大川専務理事が出席。
4月15日第1回JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。
4月17日「SJの日」実行委員会監査会。「SJの日」実行委員会。出版健保事務担当者連絡会議に石井総務部長が出席。出版RFIDコード管理研究委員会に安倍委員が出席。
4月20日読進協常務理事会と第48回全出版人大会・役員・顧問会に大橋会長が出席。
4月21日「ためほん」実験について出版社との意見交換会。TIBF実行委員会ブース打合せに難波事務局員が出席。雑誌広告協会懇親パーティーに大橋会長が出席。
4月22日共済会運営委員会。各種委員会(増売、書店経営健全化、指導教育、取引改善、流通改善、再販研究、情報化推進、財務、読書推進、環境改善政策)正副会長委員長総会議案書検討会議。
4月23日日書連4月定例理事会。九州雑誌センター第17期第4回取締役会に大橋会長ほか役員が出席。第2回ISBNマネジメント委員会に小澤事務局員が出席。子どもの読書活動推進フォーラムに谷口副会長が出席。出版物小売公取協理事会。日書連共済会清算人会議。
4月27日出版物小売公取協監査会。

うちどくホームページに実践ガイド

トーハンは、このほど「うちどく(家読)」ホームページに自治体や団体の推進担当者向け実践ガイドを掲載した。
子どもの読書活動の推進に関する法律が平成13年に施行され、各地で子ども読書活動推進計画に基づく活動が実践されている。こうした中、家庭での読書「うちどく」を推進する自治体や公共団体も多く、導入を検討している団体、今年度から本格的にスタートさせる自治体担当者向けに実践ガイドを作成し、広く活用してもらおうとホームページに掲載した。
内容は、「うちどく」のコンセプトや実践ツール紹介のほか、実施している自治体の事例として①青森県板柳町「毎月30日はノーテレビ・ノーゲーム・家読デー」、②茨城県大子町「『読書のまち』宣言で心の豊かさを育てる町づくり」、③岐阜県可児市「『うちどく(家読)10(テン)』を推進」、④佐賀県伊万里市「『うちどく』でつくる思いやりの心あふれるまちづくり」など。
国民読書年を来年に控え、各地の活動はさらに活発化すると思われ、今後は取り組み事例を随時追加しながら改訂していく。ホームページアドレスは以下。
http://www1.e-hon.ne.jp/content/uchidoku_top.html

ホームページ刷新へ/滋賀組合理事会

滋賀県書店商業組合は4月28日、近江八幡市のG―NET滋賀で4月定例理事会を開催した。主な審議事項と報告は以下の通り。
読書推進増売委員会からは京都新聞「お話を絵にするコンクール」について、前年度の集計結果の発表と今年度の取り組みについて報告された。
流通発売日励行委員会からは2月に開催された発売日励行滋賀県地区小委員会で、大津市内の酒店での早売りの情報があったが出席された取次の対応で解決した旨発表された。
広報委員会はホームページのリニューアルについて、ブログ形式にしてライターに組合員や出版社などになっていただき、滋賀県に関する本のポータルサイトを目指す旨の説明があり、そのための経費等が了承された。
図書館サポート委員会からは日書連マークの導入について、草津市や守山市の組合書店からの問合せに積極的に対応していることが報告された。
このあと、事務所の部屋移転を5月15日に行うこと、県立図書館入札の結果報告、総会までの日程について執行部より提案され、了承された。なお、総会は8月5日に開催の予定。
(岩根秀樹広報委員)

児童書2839万円販売/今年も上野の森親子フェスタ

2000年の「子どもの読書年」にスタートした「上野の森親子フェスタ」が、今年も5月3日から5日まで、上野恩賜公園で開催され、多くの親子連れで賑わった。中央噴水池広場では児童図書出版協会会員社など58社から4万冊の絵本、児童書が出品されて「チャリティ・ブック・フェスティバル」を開催。読社謝恩価格の約20%割引で販売されたため、3日間の販売額は2839万円と、過去3番目に多い数字となった。
親子フェスタを主催したのは子どもの読書推進会議と出版文化産業振興財団(JPIC)。会場では児童書の販売のほか、作家サイン会やワークショップ、読み聞かせも行われ、「全国訪問おはなし隊」のキャラバンカーや、「くもん幼児フェスタ」も賑わいを見せていた。
隣接する東京国立博物館平成館、都美術館では3日間とも長谷川義史さん、あきびんごさん、なりゆきわかこさんと人気絵本作家の講演会。5日には都美術館講堂で大学読書人大賞の公開討論会が行われ、ノミネート6作品の中から大賞に舞城王太郎氏の『好き好き大好き超愛してる。』(講談社)が選ばれた。

人事

◇平成21年度取協役員
(4月22日付、○新任)
▽会長=古屋文明(日販)
▽常務理事=山﨑厚男(トーハン)、○南雲隆男(大阪屋)、郷田照雄(栗田)、正能康成(中央社)、河野隆史(日教販)、國弘晴睦(太洋社)、雨谷正己(協和)
▽理事=風間賢一郎(トーハン)、橋昌利(日販)、福眞峰穂(鉄道弘済会)、齊藤隆巳(日本雑誌販売)
▽監事=関貴司雄(明文図書)、山本和夫(公認会計士)
▽顧問=上瀧博正(トーハン)、金田万寿人(同)、小林辰三郎(同)

「声」/図書カード大口受注めぐり取次に不快感/大阪市・カペラ書店秋末勝

商売には苦労がつきものと心得てはいるが、40年間の書店経営で、またまた非常識で非道な経験をさせられた。
得意先の大阪証券取引所様から株主総会後の引き出物として図書カードを採用していただいた。担当の執行役員から応接間に案内され、決定に至る経過を聞き、一度に受ける金額の大きさに心ときめいた。今までにない多額な取引だった。
さっそく、取次に「大阪証券取引所様からの図書カード○千万円の注文です。口数は5千口。納期は3月31日」と伝えた。すると、「気をつけな、あきませんよ。最近、取込み詐欺が横行していますからね。取引は現金と交換ですよ、解っていますね」。中小零細書店にはまず現金を求める。「現金が先、振込みでもよろしいですが。これはどの取引先も同じ条件です」
怒りを抑えて受話器を置くと、また電話があり、得意先に注文書を書かせ、付帯事項として現金の入金が確認された後に現物を渡す。担当部署支払い責任者の捺印も求めるというもの。得意先には事情を説明して、注文書を作っていただき、控えを取次にFAXした。
3、4日して、また取次から電話があった。おそらく、東京本社と相談でもしたのだろう。今度は「図書カードの袋詰めのため現物は先に渡しますが、先付け小切手を切ってください」と言われた。
小切手の場合、万一、当座に現金が不足となれば、即座に銀行取引停止、倒産である。これが手形なら一度、手形の決済ができなくても銀行取引停止にはならない。今回は現金が不足していることを知りながら、商法違反の行為を強要するのと一緒である。「街金」より悪質ではないか。
さらに、東京からの指示は「どんな事情があろうとも、現物を先に渡すことはできない。袋詰めは大阪支社で作業する。支払いは当日、現品と現金を交換。重い荷物なので得意先に同行する」
電話のたびに条件が変わってくる。取引先の迷惑などどうでもよい。まして、その先の得意先の存在など眼中にない。これが上場を目指している企業とは思えない。大阪証券取引所様には猫の眼のように変わる条件を、嫌な顔もせずやっていただき、感謝でいっぱいである。これが永年の信頼と信用の賜物だ。
悔しいことだが、取次には言われるがまま、指示されるままに我慢して仕事をやり終えた。本当は喜びと達成感いっぱいの取引が生涯忘れることのできない嫌な思い出となった。
大阪証券取引所様の調査役からは「手数をかけた。ありがとう」とお言葉をいただいた。企業人としての品格と人格の違いを見た思いがする。

本屋のうちそと

さて困った。「雄鶏社倒産につき今後は手に入りませんセール」をやるべきか。返品不能在庫は40冊程。同社の伝票には確かにいつも「買切り」と書いてはあったが。しかしエクスメディアの処分品もまだ半分残っているのに。店の中が次々に「倒産バーゲンセール」になりそうで怖い。
最近は普段電話などない出版社から電話営業があると、電話を切った後、その出版社の在庫を減らしたりする。佐野眞一氏は皮肉を込めて「私はこうして騙されました、という記事を載せれば助かるかもしれない」と言ったのだろうが、それを真に受けての週刊新潮「私はこうして騙され貢がされ汚されました」謝罪記事。新潮社の役員は書店が毎日、一冊の雑誌を売る為にどんな思いで店頭に立ち続けているのか分らないようだ。
沖縄の方には失礼だが沖縄県は日本で最も貧しい県。06年度の県民所得では一位はもちろん東京都の482万円、沖縄県は最下位の208万円。格差は2・3倍(東京都と地方との収入格差は年々拡大している)。そんな沖縄県でなぜにジュンク堂と宮脇書店という県外資本大書店が覇を競わねば成らないのか。10年後も両店は沖縄に存在するだろうか。責任販売よりも無責任出店を問うべきだろう。
『週刊エコノミスト』によると、ドイツでも大型チェーン書店が市場を席巻し、中小の書店は潰されているという。「内向的な文学少年のような人間は今の書店経営には向かない」らしい。
「趣味問はば心を空に飛ばす事」(海人)
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