キャンペーン
世界本の日 サン・ジョルディの日
書店専用ページ
インフォメーション
リンク
全国書店新聞アーカイブ
全国書店新聞
平成21年7月1日号
大橋会長再選、取引改善に意欲/日書連通常総会

日書連は6月26日午前11時から東京・飯田橋のホテルエドモントで第21回通常総会を開き、取引改善、読書推進など、今年度の取り組みを決めた。任期満了に伴う役員改選では理事55名を承認したあと、初理事会で会長以下の三役を決めたが、会長については谷口正明氏の立候補により、初の無記名投票を行った結果、大橋信夫会長(東京)を再選。副会長人事はブロック会長を中心に人選し、新しく木野村祐助(岐阜)、西村俊男(新潟)の両氏が副会長に選出された。

日書連通常総会は田江泰彦理事(鳥取)の司会、井門照雄副会長の開会の辞で始まり、大橋会長があいさつ。この1年の日書連の取り組みについて「経済状態、業界環境が厳しい中で、全国47の都道府県書店商業組合の集合体として、経済環境の整備を図ってきた」と要約。具体的には児童図書出版協会、読書推進運動協議会など業界各団体と連携した読書推進の取り組み、取次に対する取引改善の働きかけを行ってきたことを紹介した。
さらに、積み残した課題として日書連共済会残余財産5億円の使途を決めていないことに触れ、「各県から要望をいただいているが今年の収支予算には反映していないことをお詫びする。年度内に決着をつけたい」と述べた。
議長に三上一充理事(兵庫)を選び、議案審議では第1号議案の平成20年度事業報告と第3号議案の平成21年度事業計画案については各種委員会委員長が委員会ごとに一括して報告と提案を行い、質疑応答のあと、拍手で承認した
第2号議案の平成20年度決算報告と21年度予算案は井門財務委員長が説明して、監査報告のあと、原案通り承認された。
任期満了に伴う役員改選では、和泉徹郎(秋田)、山本裕一(神奈川)、安部悟(福井)、井之上博忠(鹿児島)、大川哲夫(事務局)の5名による指名推薦で理事55名、監事3名を選び、総会で承認した。
これを受けて行われた初理事会で会長、副会長、専務理事を互選。会長には谷口正明理事(愛知)が立候補を表明したが、無記名投票を行った結果、大橋信夫氏30票、谷口正明氏4票、白票2票で大橋氏が再選された。
副会長人事はブロック会長を中心に人選し、木野村祐助(岐阜)、西村俊男(新潟)両氏が新しく副会長に就任した。井門照雄(愛媛)、鈴木喜重(千葉)、藤原直(宮城)、中山寿賀雄(長崎)、面屋龍延(大阪)、柴﨑繁(東京)、の各副会長、大川哲夫専務理事は再任。今期の日書連は副会長が1名増えて副会長8名体制となった。
2期目を迎える大橋会長は「理事会の多数意見で(会長を)お受けした。日書連共済会の残余財産が入ってくるほか、課題が山積している。残る2年でどこまでできるかわからないが、背水の陣でのぞみたい」とあいさつした。
委員会編成については従来は総会の翌月行っていたが、今年は総会が6月にずれこんだため、初理事会の席に大橋会長の私案が示され、同案を了承した。
委員会編成の主なポイントは、①総務、財務、書店環境改善政策審議会を一つにまとめ、政策委員会とする、②書店経営健全化委員会は組織委員会に名称変更する、③西村副会長は読書推進委員会を担当する、④木野村副会長は出版販売年末懇親会実行委員会と新設する財産運用特別委員会を担当するなどで、常設委員会11、特別委員会4で運営していくことになる。

【新副会長の略歴紹介】
木野村祐助氏
多治見市・東文堂本店代表取締役。昭和9年4月16日生れ、75歳。昭和28年岐阜県立多治見高校卒業。50年東文堂本店代表取締役。平成4年から岐阜県書店商業組合理事長、日書連理事。東海ブロック会会長。

西村俊男氏
新潟市・文信堂書店代表取締役。昭和20年2月18日生れ、64歳。昭和42年早稲田大学卒業。同年文信堂書店入社、平成3年代表取締役社長。同年新潟県書店商業組合理事、11年同組合理事長、日書連理事。16年北信越ブロック会会長。

アマゾンジャパンと懇談/再販契約の解釈に疑問点

アマゾンジャパンが早稲田大学の学生、教職員、卒業生に書籍を割引購入できる「アマゾンギフト券サービス」を始めたほか、携帯電話のソフトバンクと組んで「ホワイト学割」として書籍の10%引販売を始めた問題で、岡嶋委員長は6月19日に出版クラブでアマゾンジャパンと意見交換を行ったことを説明した。
この席でアマゾン側は取次とは再販契約を結んでいること、生協でも割引販売を行っており、問題ないのではないかという考え方を示したという。
岡嶋委員長はアマゾンとの意見交換について「事業者団体のガイドラインに違反しないよう、出版小売公取協元永顧問の指導を受けて慎重に行った。大学生協は再販の適用除外団体に指定されており、アマゾンの割引とは異なる。再販契約の解釈が正しく行われていないのではないか」と疑問点を指摘した。
また、ポイント販売などの割引類似行為については5月22日に行われた小売公取協総会で公取委消費者取引課笠原課長が「割引類似行為が契約当事者間の合意の範囲内かどうかは、当事者の意思の問題。出版社は書店が契約を守っていないと考えるなら供給を止めたり、損害賠償請求できる」と述べたことを紹介。岡嶋委員長は「出版社が何もしなければ再販制度は崩壊する。今後もいろいろな違反があれば、その都度、再販研究委員会に報告していく」と述べた。
再販を守るため、国会議員へ働きかけるロビー活動が重要なのではないかという質問(千葉・植田氏)に
岡嶋委員長は「総選挙をにらみ、取り組んでいきたい」という考えを述べた。

取引用語で意見交換/委託、フリー入帳に隔り

昨年末、取協に話し合いを申し入れていた出版業界の取引用語統一問題で、6月23日に取協と第1回の意見交換が行われ、トーハン、日販、中央社が出席したことを柴﨑委員長が報告した。
新刊委託、フリー入帳をめぐる議論の中で柴﨑委員長は「出版社―取次間の新刊委託期間は6カ月あり、6カ月後の支払いだが、取次―書店間は3カ月の返品期間があっても、送品と同時に請求が立っており、委託とは言えない。これが早期返品にもつながり、出版社有事の債権債務で問題になる」と指摘した。
また、送品・返品同日精算の問題については、今年3月末の東京組合調べでトーハンが24日まで、日販は25日までの返品入帳となっており、未入帳が30%にのぼったことを報告。①月末に100%以上支払わないと入金報奨の対象にならない、②地方書店は返品輸送日数が上乗せされており、入帳できたところまでの請求とすべき、③大阪屋、栗田は大阪、東京分は30日まで入帳している――として、これらの改善に取り組みたいとした。
さらに、出版社有事の場合の返品問題については、「実用書で、いつでも返品できた雄鶏社の場合、各書店は相当量の在庫を持っていたのではないか」と指摘。返品入帳できず、書店だけが被害をかぶらないよう対策をたてていきたいと述べた。
「雄鶏社の倒産で段ボール3箱分が未入帳になった」(千葉・村田氏)、「返品入帳問題は公取委に対応を求めてはどうか」(神奈川・万納氏)という訴えに、柴﨑委員長は「文庫、新書、実用書について書店は返品フリー入帳だと認識しているが、取次にフリー入帳という言葉はない。返品期限を決めていない出版社はあるという認識だ。取引用語の統一の中で話し合いを進めていきたい。公取委も取次―書店間の決済については(問題があることを)認識している」と対応を述べた。

「選書ツール」を開発/9日に情報化委員長会議

地域の学校図書館に地元書店が図書を納入するため日書連は平成14年から日書連MARCを提供しており、昨年は「図書館基本対応マニュアル」を作成した。日書連MARCを利用して図書を納入している図書館は現在、全国で3千校となった。
今年度の取り組みについて井門委員長は、全国中央会の補助金事業により学年別貸出回数、在庫情報などがわかる「選書ツール」を作成することを報告。7月9日午後2時から、東京ビッグサイト西展示棟で開催される全国情報化委員長会議で概要説明を行いたいとした。
委員長会議では、このほか福岡県学校図書館データサービスによる図書館納入事例報告、日本図書館協会、版元ドットコムなどの基調報告を予定している。
中学生向け読書案内「ティーンズBOOKGUIDE」については2万部製作して残りは1800部。1組40冊3千円で頒布したいと報告があった。

第4土曜読み聞かせ九州ブロックで展開/読書推進

谷口委員長から昨年の重点的取組みとして以下の説明があった。平成19年から5年間に1千億円を地方交付税措置する「新学校図書館図書整備5カ年計画」が始まっており、引き続き地方自治体に予算の完全消化を求めていく。
「第4土曜日はこどもの本の日」キャンペーンは、書店の活性化と子どもの読書推進を目的に、書店店頭で読み聞かせを行う読書推進運動であり、第2期目として昨年秋、北海道ブロックの書店で開催した。今年度は九州ブロックで展開する。
絵本ワールドは7月18日から20日まで金沢市文化ホールで開催されるのを皮切りに、8月に郡山、奈良、松江、11月に神戸、米子、鹿児島の7カ所で予定している。

新販売システム前向きに取組み/流通改善

書店マージンの拡大、適正配本を目指して平成18年に第1回として講談社の2点で実施した「新販売システム」は、翌19年は7社14点のエントリーがあったものの、注文数が見込み数を下回ったことから中止となった。
藤原委員長はその後も各出版社への働きかけを継続した結果、昨年11月に小学館がICタグを用いて買切り、委託の併用を可能にした『ホームメディカ家庭医学大事典』を発売。今夏も第2弾として『くらべる図鑑』など3点が発売されるほか、講談社、筑摩書房ほか数社からも相次いで責任販売制企画の発表が続いていると報告した。
各社からの発表内容について藤原委員長は「新しい仕組みとして時限再販の仕組みも考えられている。書店の粗利を増やす方法として積極的に考えていきたい」と、今後の取り組みを説明した。
発売日問題については、昨年10月に九州地区の「週刊新潮」「週刊文春」が金曜発売に繰り上がったことを報告。引き続き、北海道3日目地区の改善、全国同日発売の実現を求めていくとした。

1日から雑誌愛読月間

今年も7月1日から雑誌愛読月間が始まった。
期間中、年間定期購読キャンペーンとして、書店店頭で雑協加盟社42社122誌の年間定期購読を申し込むと、1カ月分が無料になるサービスを実施中。
さらに、今年は定期購読獲得上位の書店には賞金が用意され、1位は10万円。積極的な参加を呼びかけている。ポスターは今年のイメージ・キャラクターの人気アイドル、佐々木希さん。

平成21年度日書連新役員

◇会長=大橋信夫(東京都・東京堂書店)
◇副会長=井門照雄(愛媛県・丸三書店)、鈴木喜重(千葉県・ときわ書房)、藤原直(宮城県・金港堂)、中山寿賀雄(長崎県・好文堂書店)、面屋龍延(大阪府・清風堂書店)、柴﨑繁(東京都・王様書房)、○木野村祐助(岐阜県・東文堂本店)、○西村俊男(新潟県・文信堂書店)
◇専務理事=大川哲夫(事務局)
◇理事=久住邦晴(北海道・久住書房)、鶴谷祿郎(青森県・鶴常書店)、和泉徹郎(秋田県・金喜書店)、玉山哲(岩手県・東山堂)、五十嵐太右衞門(山形県・八文字屋)、西猛(福島県・西沢書店)、○塚越賢次(茨城県・大塚屋書店)、杉山和雄(栃木県・杉山書店)、大澤孝輝(群馬県・天華堂書店)、水野兼太郎(埼玉県・水野書店)、山本裕一(神奈川県・信濃屋書店)、井上俊夫(同・井上書房)、舩坂良雄(東京都・大盛堂書店)、○東浦澄夫(山梨県・徴古堂)、古澤隆(静岡県・マルサン書店)、谷口正明(愛知県・正文館書店)、佐藤光弘(同・光書店)、作田幸久(三重県・作田書店)、吉岡隆一郎(富山県・文苑堂書店)、森井清城(石川県・紀陽館森井書店)、赤羽好三(長野県・凌雲堂書店)、安部悟(福井県・安部書店)、平柿宗敏(滋賀県・平柿文仙堂)、戸和繁晴(大阪府・トーワブックス)、中村晃造(京都府・桂書房)、○辻本和樹(同・向島書店)、西本功(奈良県・ジャパンブックス)、宇治三郎(和歌山県・宇治書店)、三上一充(兵庫県・三上尚文堂)、田江泰彦(鳥取県・今井書店グループ)、今井直樹(島根県・今井書店)、吉田達史(岡山県・研文館吉田書店)、山本秀明(広島県・金正堂)、冨永信(山口県・冨永書店)、西尾文士(香川県・西尾誠文堂)、平野惣吉(徳島県・平惣)、本久善一(高知県・片桐開成社)、山口尚之(福岡県・三山書店)、長谷川澄男(同・ブックイン金進堂)、岩永藤房(佐賀県・鹿島書房)、長﨑晴作(熊本県・熊文社)、大隈劭(大分県・おおくま書店)、田中隆次(宮崎県・田中書店)、井之上博忠(鹿児島県・ブックス大和)、小橋川篤夫(沖縄県・いしだ文栄堂)
◇監事=○野澤恒雄(埼玉県・三星社)、村田耕平(三宮ブックス)、影山稔(員外)
◇常任委員= 岡嶋成夫(東京都・ブックロード)、小泉忠男(同・小泉書店)、梅木秀孝(同・梅木書店)、○江﨑直利(静岡県・藤枝江﨑書店)、藤田彰(大阪府・ブックプラザ)
(○は新任)

返品運賃の負担軽減へ/組合員減少傾向に歯止め

〔指導教育〕
昨年、キャッシュフローの問題を取り上げた指導教育委員会は、8月に東京・湯島ガーデンパレスで1泊2日、全5講、合計10時間の研修会を行い、研修会を録画したDVDも237枚斡旋したことを鈴木委員長が報告した。
今年は書店が負担している返品運賃をテーマに取り上げる。すでに返品運賃の実態についてアンケート調査を実施しているが、このアンケート結果をもとに返品運賃負担の実態をつかみ、今後の対応を考えていくことにしている。
〔書店経営健全化〕
今年4月1日現在の日書連の組合員数は、前年より367店少ない5502店となったことを中山委員長が報告した。
同委員長は、カラー版のパンフレット「書店商業組合加入のご案内」を5千部作成し、各都道府県組合はじめ取次各社に配布したことを説明。新規加入を促進して、組合員の減少傾向に歯止めをかけていきたいとした。
また、各県組合の活動実態を把握するため、総会開催時においては議事録、予算・決算書など関係書類を日書連に提出してほしいと呼びかけた。
〔環境改善政策審議会〕
正副会長とブロック会長で構成する環境改善政策審議会の取り組みについては大橋会長が説明を行い、①取引問題では取次8社をそれぞれ訪問し、送品返品同日入帳に対する日書連の考え方を説明した、②組合の事業活動と法的側面について、北海道大学厚谷名誉教授を講師に勉強会を開催した、③箱根で開かれていた新年懇親会は中止し、東京・パレスホテルで年末懇親会を開催した――などと報告した。
〔増売〕
サン・ジョルディの日のキャンペーンについて舩坂委員長は、協賛金の減少を受けて今年3月いっぱいで実行委員会を解散し、日書連増売委員会が運動を引き継ぐ方向転換を図ったことを説明した。
今年度は「心が揺れた1冊の本」「本の川柳」の募集を行ったのをはじめ、各県の独自企画として17組合に総額300万円の補助金を支給した。
今秋の読書週間書店くじの賞品については、特賞「10万円の図書券」50本を、特賞「5万円の図書券」に変え、当選本数を100本に増やす。
〔共同購買〕
日書連のオリジナル手帳「ポケッター」の来年版は今年より1万部少ない9万部発行することになった。8月に各書店あてに申込書を配布する。
ソニー損保の車両保険は、書店店頭に置いたチラシで読者が見積もりを取ると1件1500円の手数料が日書連に入る仕組みで、7月に神奈川県組合でテスト実施を行い、成果を見た上で全国展開について検討する。
〔消費税〕
平成元年に導入され、平成6年に5%に税率アップした消費税については、総選挙を前にむずかしい政治課題になっていることを面屋委員長が指摘した。出版4団体としては各政党に出版物の軽減税率を求める要望書を送っているが、今後も「心の糧である出版物は軽減税率に」という働きかけを展開していく。
〔広報〕
昨年1年間の全国書店新聞の重点編集として、面屋委員長は「出版業界の景気が悪いことばかりを報道していては前進がない。元気な書店の紹介、店を支える女性の活躍を紙面で紹介してきた」としたほか、「組合員が減少する中で、組合の役割はますます重要になっている」として、各県組合の理事会開催状況を調査したこと、総会記事を書店新聞に未掲載の組合は重点的に取材していくと、広報活動の方針について説明した。また、新たに「ストップ・ザ・廃業」のキャンペーンを考えていきたいとした。

訃報

斎藤敬治氏
新潟県書店組合元理事長。新潟市・北光社。病気療養中のところ6月23日に逝去した。85歳。通夜は6月26日、告別式は6月27日、新潟市の公益社アーバンホールで営まれた。喪主は実兄の吉弘氏。昭和54年1月から55年6月まで新潟組合理事長。昭和37年から55年まで日書連理事。

セミナー

☆トーハン書店大学「手書きPOPセミナー」
7月14日(火)午後1時半から5時半まで、トーハン本社で開催。お客様が手にとりたくなる、買いたくなるPOPの書き方のポイントを、実習を中心に習得する。講師はPOPDO主宰の里舘由美子氏。参加特典として、ペン5本セット、講師作成のカラーPOPをプレゼントするほか、過去に制作したPOPを持参すればカウンセリングを受けることができる。
受講料(資料、消費税含む)は、書店共助会加入店は1名3千円、非加入店は同2万円。プログラムは、〈理論編〉POP広告の基礎知識/書店向けPOPの制作の流れ/キャッチコピーの作り方レッスン。〈実技編〉「見やすいPOP」の書き方レッスン/POPサンプルをまねして書いてみよう/商品POPの作成実習/講師からの講評とカウンセリング。

☆トーハン書店大学「万引き徹底対策セミナー」
7月22日(水)午後1時半から5時半まで、トーハン本社で開催。防犯効果アップのために店内でお金をかけずにできること、捕捉後の対応のポイント、セキュリティ機器の正しい配置や保安員の選定等、店頭で即実践できることを豊富な事例をもとに解説する。講師はリテールサポート代表取締役社長の山内三郎氏。
受講料(資料、消費税含む)は書店共助会加入店は1名1万円、非加入店は同2万7千円。プログラムは、①自店舗の現状把握と自己チェック方法、②相手(万引き犯)を知る、③万引き犯を捕まえた時の対処法、④万引き犯を寄せ付けないお店づくり
※問い合わせ、申込みはトーハン・コンサルティング教育事業部まで。℡03―3267―8686

読書推進、取引改善に力点/大橋会長の総会あいさつ(要旨)

日本の経済状態や、出版業界の環境がますます厳しいことは、言葉にあらわすまでもなく皆さんご存知の通りだ。その中で日書連は、全国47都道府県書店組合の集合体として、経済産業省、公取、上部団体である全国中小企業団体中央会の指導の下に、書籍・雑誌小売業の経済環境の整備を図ってきた。
日書連の重点活動を報告すると、活字離れが言われているなか、現在学校で学んでいるお子さん方に、本を読むことがいかに大事であるかをよく理解してもらい、読者になっていただこうという考えで読書推進活動を進めている。ブックスタートをはじめとして、小学校、中学校、高校、大学にいたるまでの学校図書館、地方自治体の図書館に本を納入し、読む楽しみを享受していただこうと考えている。
現在は日本経済が非常に厳しく、人々の可処分所得が減っている。懐がさびしいところで本を買えといってもなかなか買っていただけない。おなかが一杯になる食物の方にどうしてもいってしまう。本は、頭にいろいろな知恵を蓄える重要な手段だ。これを抜きにして物事は語れないと思うのだが、残念ながら腹が減っては戦はできぬという言葉もある。食が足りた上で次の読書の方にいくという順番だ。
厳しい状況だが、まず書店としては、目の前におられる読者を育てることだ。日書連では、学校図書館のIT化の流れに対応し、書店が他の業者に対して有利に納品ができるように、日書連マークの普及促進を図っている。また、業界関連団体である書協、雑協、取協をはじめ、児童出協、日本出版クラブ、読進協、全国学校図書館協議会、出版文化産業振興財団など各団体と連携して活動している。読書の楽しみを分かっていただけるように、我々書店の前におられる読者にアピールしていきたい。
もう一つの動きは、商品を供給していただいている取次との取引問題だ。日本の取次システムは、戦時中に出版流通を100%独占した日配という組織があったがゆえに今日偏った形になっている。これが良いの悪いのということは別問題としてあるにせよ、これを使って我々は品物を得ている。ところが、大取次の寡占が非常に大きく、そのため取引上の優越的地位の濫用が目立つ。これをきちんとさせないといけないということで取り組んでいるのが、送品・返品同日精算であり、その延長線上にある「出版業界用語」の統一だ。これらは取引改善問題ということでまとめて取り組んでいる。この問題は実際にやってみるといろいろ深いものがあり、一朝一夕ではいかない現実があるが、しっかり取り組んでいきたい。
本日の総会は、多くの皆様においでいただき、今後の日書連の活動を決める重要な会議だ。そこで個人的な意見を若干言わせていただきたい。総会資料には、日書連共済会の残余財産について、平成21年6月を目途に日書連に帰属させると書いてある。しかし、これが収支予算の上でどう表現されているかといえば、何も書いていない。各県組合からは、日書連共済会の残余財産について、こうしてほしいという数多の要望をいただいている。これを今日の総会に全く反映していないということに私は非常な心の痛みを感じている。
5億円というお金は大変な額であり、これを大事にしなければ日書連はないと考える。日書連共済会の残余財産の使い方を明確に決めなければいけない。各県組合はいま非常に疲弊しており、そうした中で残余財産を全く手付かずにいくことは間違いだと思う。これをどうするかを今後決定し、行動しなければいけない。その約束を今日ここでしなければいけないと私は思っている。今日役員の改選が行なわれる。私としては、少なくともあと1年のお時間をいただきたい。そしてこの問題をはっきりとさせていただきたいと思っている。

5月期は平均94・6%/文庫5カ月ぶりプラスに/日販調べ

日販経営相談センター調べの5月期書店分類別売上調査がまとまった。5月期は平均94・6%で、前年同月を5・4ポイント下回った。4月から開始された土日祝日の高速料金割引や大型連休によって、戸外の活動に対する消費者の支出意欲が活発になったため、室内での趣味・娯楽に対する出費には消極的であったと思われる。
立地別に見ると、今年の土日祝日の日数が前年より2日多かった影響で、ビジネス街では企業の休業や書店の営業日数減により90・3%と大きく落ち込んだ。商店街は、消費者の戸外活動への意欲の高まりが商圏内人口の流出を促したと見られ、89・9%と大幅減。
商品ジャンル別で前年同月を上回ったのは文庫の101・9%のみ。文庫は5カ月ぶりにプラスとなった。前月から好調だった『天使と悪魔』1~3巻(角川GP)と『余命1ヶ月の花嫁』(マガジンハウス)が5月に映画公開を迎え、順調に推移した。

井門照雄理事長を再選/「ティーンズ・ブック・ガイド」活用/愛媛組合定時総会

愛媛県書店商業組合(井門照雄理事長)は6月11日、松山市・ワシントンホテルで第21回定時総会を開催。組合員33名(委任状含む)が出席した。
冒頭、井門理事長があいさつ。売上げの減少、組合員の転廃業が続く中、業界再編にもなりかねない大きな変化が全国各方面で起きていることに強い危惧を示し、組合員のよりいっそうの結束と協力を求めた。
引き続き井門理事長を議長に選出して議案審議を行い、平成20年度事業報告、収支決算報告、平成21年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
事業報告では、おはなしキャラバンをはじめ昨年行った各事業の報告とともに、本年5月に『ティーンズBOOKGUIDE』を日書連から一括購入し、愛媛県内の各小学校、中学校および公共図書館に配布。本年度の児童書の受注活動に早速活用するよう要請した。
任期満了に伴う役員改選では、現在の厳しい状況に対応するため、井門理事長はじめ理事全員が留任し、引き続き運営に当たることになった。
総会終了後、出版社、取次23名を交えて合同懇親会を行った。
(光永和史広報委員)
〔愛媛組合役員〕
▽理事長=井門照雄(丸三書店)
▽副理事長=安藤大三(明屋書店)日吉英夫(マスヤ書店)篠崎守良(篠崎書店)
▽専務理事=光永和史(松山堂)

2委員会立ち上げ新分野へ活動展開/山梨総会

山梨県書店商業組合は6月2日正午から笛吹市・ホテル花いさわで通常総会を開き、組合員29名(委任状含む)が出席した。
総会は後藤雅利専務理事の司会で進行し、理事長代行の東浦澄夫副理事長があいさつ。「青柳理事長が病気療養中につき、定款に則り理事長代行をつとめる。業界は大変な状況。組合活動に閉塞感が漂う中、新しい分野へ活動を展開していくことが必要。不況のときこそ組合が真価を発揮すべき」と述べた。
このあと一条活好理事を議長に、平成20年度事業報告、決算報告、平成21年度事業計画案、予算案などすべての議案を原案通り可決承認した。
事業計画案では、新たなプロジェクトチームとして自費出版委員会とホームページ作成委員会の2委員会を新設することを決めた。委員は若手で構成し、組合活性化につなげる。

西村俊男理事長が続投/ふるさとBFを企画/新潟総会

新潟県書店商業組合は6月22日、新潟市のカルチャーセンターで第25回通常総会を開催した。
齊藤幸成専務理事より総会成立が報告されたあと、西村俊男理事長を議長に議案審議。平成20年度事業・決算報告、21年度事業計画・予算案などすへでの議案を原案通り承認した。
新年度事業計画では、①読書推進運動としてふるさとブックフェアを企画、②首都圏より遅れている週刊誌類の発売日が首都圏と同一になるよう運動、③公共図書館へ日書連マークの導入推進、④再販制度弾力運用の一環としてポイントカード勉強会の実施、⑤あんしん財団への加入促進――などの施策を承認した。
任期満了に伴う役員改選では理事19名、監事2名を承認し、西村理事長を再選した。支部の再編は市町村合併により9支部から6支部に統合した。
総会終了後、永年勤続従業員25名を表彰。西村理事長から勤続15年の佐藤良明氏(萬松堂)に賞状と記念品を贈った=写真。
このあと地元出版社、取次を交えて懇親会を行った。
(熊田雅明広報委員)
〔新潟組合役員〕
▽理事長=西村俊男(文信堂書店)
▽副理事長=柿村徳成(柿村書店)覚張良郎(覚張書店)柳本雄司(考古堂書店)
▽専務理事=齊藤幸成(北光社)

責販制による利益率向上に取り組む/徳島総会

徳島県書店商業組合(平野惣吉理事長)は6月23日午後5時から徳島市のワシントンホテルプラザで第21回通常総会を開催した。
組合員33名(委任状含む)が出席し、総会の成立が報告されたあと、あいさつに立った平野理事長は「厳しい環境だが、組合員が一致団結して組合員減少問題、責任販売制での利益率向上に積極的に取り組んでいこう」と訴えた。
このあと平野理事長を議長に選出し議案審議を行い、平成20年度事業報告、収支決算報告、平成21年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認した。
事業報告では、創価学会の池田大作名誉会長に全国で6番目に感謝状を贈呈したことを報告した。
任期満了に伴う役員改選では理事全員が留任し、平野理事長を再選した。また、小山敏裕理事が新たに財務委員長に就任した。
(林健二広報委員)
〔徳島組合役員〕
▽理事長=平野惣吉(平惣)
▽副理事長=井関良幸(井関書店)
▽専務理事=林健二(林書店)

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・岩下美希

◇2歳から/『しろいかみのサーカス』/たにうちつねお=作/いちかわかつひろ=写真/福音館書店840円/2009・3

ただの白い紙が、折ったり、立てたり、切ったり、丸めたりしていくといろいろな表情を持ってきます。普通に読んでから、紙を子どもに手渡して実際にやってみるとおもしろいです。ラストの「おひさまだ」のページは、王冠や花になったりして、子ども達は自由な発想で楽しみます。

◇4歳から/『ハンダのめんどりさがし』/I・ブラウン=作/福本友美子=訳/光村教育図書1470円/2007・4

色彩が本当に美しい、アフリカの絵本です。「ハンダのびっくりプレゼント」に続く第2弾で、ハンダは友達のアケヨとめんどりのモンディを探しに出かけます。道中、次々と現れる珍しい動物たち。服や髪型などの文化の違いにも自然に触れられ、絵本の豊かさを子どもに届けられます。

◇小学校低学年向き/『ぼくんちに、マツイヒデキ!?』/あさのますみ=作/飯野和好=絵/学習研究社1250円/2009・5

雨で野球ができずつまらないと、大リーグのテレビを見ていたぼくの家に、なんと画面からマツイ選手が!飯野和好さんのインパクトのある絵がマツイ選手にぴったりです。又、音の表現と絵が相まって大迫力です。野球大好き少年だけでなく、みんながワクワクできる絵本です。

座談会・きょうから取り組む雑誌販売のメンテナンス

夏の雑誌愛読月間に合わせて、今年も7月1日から年間定期購読キャンペーンが始まった。今年の参加出版社は42社121誌。昨年の予約件数463件でトップのカペラ書店はじめ、大阪の予約上位書店にお集まりいただき、店売・外売で雑誌の売上げを伸ばすメンテについて聞いてみた。司会は雑協・名女川勝彦氏。

【出席者】

大阪市北区・カペラ書店(18坪)秋末勝
大阪市中央区・隆祥館書店(15坪)二村知子
大阪市西区・高松書店(10坪)高松美佐子
豊中市・笹部書店(20坪)笹部勝彦
箕面市・博文堂書店(20坪)野口貴志
大阪組合理事長・北区・清風堂書店面屋龍延
同理事・平野区・ナダヤ書店(15坪)灘憲治
同理事・浪速区・梁川書店(20坪)坂口昇
司会=雑誌協会・名女川勝彦(文藝春秋)


〔『レオン』月80冊販売/客の反応見て売り伸ばす〕
司会(名女川)雑誌協会は10年前から、7月、8月に雑誌愛読月間のキャンペーンを展開しています。当初、東京の目黒・世田谷でスタートし、大阪でも成果をあげるようになりました。10年間の書店の努力が少しずつ実っているんだなあと思います。今日は雑誌を売ることだけでなくて、店頭での問題点を整理して、その上で雑誌と読者を緊密に結びつける手だてはないか、その方向が見えればと思います。
まず、雑誌と読者を緊密に結びつけるにはどうしたらいいか。店頭での販売の工夫と、配達、定期という二つの切り口から入ろうと思います。最初に店売の状況ですが、この10年間で店頭の雑誌の売れ方はどう変化したでしょう。売れる雑誌の変化、お客様の変化などはいかがですか。
笹部千里ニュータウンの商店街にある約20坪の店ですが、店舗を改装して売場を半分にしました。売れないからです。定期のお客さんも減る一方です。最近は女性誌に付録が付き、広告を見て来られるお客さんが増えましたので、久しぶりに完売もありましたが、平積みしてもそのまま返品することが多い。若い方が本を読まなくなったのが一番大きいと思います。年配の方も目が疲れるから、重いからと雑誌を読まない。かつてに比べたら読者が半分以下になった。
名女川多少元気がいいのは女性誌。かつては総合誌がトップだった。そういう変化を感じますか。
笹部店の特色を出すため、男性誌を絞り込み、女性、こども、絵本と児童書がメインになっています。女性誌の売上もかなり減っています。女性誌はちらっと表紙を見ても購入にまでは至らない。
名女川子ども連れのお母さん、30代、40代のお客様と、雑誌が想定している20代、30代の読者と年齢差がある。そこが合わないということですか。
笹部若い方はインターネットが台頭してからほとんど雑誌を手にとらなくなっている。昔は毎月必ず買う雑誌というのがありましたが、今は興味のある特集の時しか買わない。
二村うちは中央区の長掘通りに面していて、車を止めて来られるお客さんが多い。5年ほど前ですが、『レオン』を大阪で一番売りました。最初、取次から入ったのは25冊程度でした。でも、お客さんから「『レオン』ないの」と聞かれるので、置けばもっと売れると出版社にお願いして増やしていきました。小さい店だから売り逃してはいけないと力を入れました。お客様もあそこは『レオン』があると口コミで広がって、80冊までいきました。雑誌は売り方次第で、まだ売れると思います。
名女川長堀通りは純オフィス街ですね。『レオン』が売れるのは意外な感じがします。
二村大阪の上町台地は歴史があり、おしゃれな人が多い。うちの店は外車の雑誌もよく売れます。『レオン』は車と時計とゴルフを多く取り上げ、うちのお客さんとマッチしていた。『レオン』を買ったお客さんには同じテイストの女性誌『ニキータ』もおすすめしましたが、あまり売れませんでした。
名女川『ルボラン』や『カーグラフィック』の方に適性があったと。結局、店の立地に合った品揃えがはまったら、徹底的に追求する一生懸命さが必要になる。町内をどう捕まえるかが、大切な要素ですね。
高松私の店は130年の歴史があります。昔は西の心斎橋と言われるぐらい賑やかな町でしたが、今では地下鉄が大阪ドームに直接つながるようになって、アーケードに人通りがなくなった。売れるのはコンビニや弁当ばかりです。
秋末10年前であれば、各店ごとに主力雑誌が5、6点あった。うちでは『文藝春秋』150冊、『週刊ダイヤモンド』『東洋経済』各100冊、『時刻表』600から700冊、『家庭画報』が120冊売れた。それがどんどん減ってきた。大阪が本拠地だったサントリー、松下、住友が東京に本社を移して、大阪に経費の決定権がなくなっている。関西は大阪万博をピークに地盤沈下して、民力はたぶん万博時の60%を切っている。そういう意味で元気がない。私の店も、今や『時刻表』は300冊を切ろうとしていますし、『家庭画報』は50冊ちょっとと半減しているが、仕事が楽になったかというと、そうではない。
雑誌の定期については、チームワークが一番大切だと思います。私はいつも「本の配達賜ります」というチラシを持ち歩いている。これが日々の仕事で、積み重ねやと思うんです。
坂口うちは周辺地区のの大国町で、皮革業が盛んなところですが、中国産の安い靴に押されて、街そのものが死んだ町のようです。もともと文房具屋でしたから、ほとんどが配達で、注文があれば書籍も一緒に配達しています。

〔徹底した定期改正必要/適正部数を確保するには〕
名女川注文しても雑誌が来ない。定期割れもあるとよく聞きます。お店の適正部数は確保できていますか。できていないなら何が原因でしょう。
野口僕の場合は父の代からやっており、外商部門をまかされています。外売はお店、会社など相手に合わせた商売をしていかなければいけない。こういうものはどうですかと提案していく場合、店頭にある程度商品がないと、どうしようもない。書店に入る前は注文すればすぐ入る業界にいたので、それが信じられなかった。雑誌バックナンバーを注文して1週間かかるとはどういうことかと葛藤を感じました。それからは、とにかくきめ細かく定期改正して、雑誌に関しては何とか最低限の部数は確保しています。
今はSA化が進んでいるので、NOCSの画面でどんどん定期改正を送っています。入荷雑誌は毎日定期改正して、多少ましになりましたが、ここ一番という時に全く入ってこない。
うちは小さなショッピングセンターにあって、SC全体でする大売り出しに主婦層に合った商品を入れようとしても、入れてくれるシステムがない。そういうものがほしい。
名女川取次の雑誌担当者に言ってもだめですか。
野口大阪の場合は店所で在庫を持たなくなった。かつては摂津流通センターに多少あったが、今は全くない。その辺がきつい。直送してくれるシステムがあればと思います。
二村配本を取次に任せていると過去3カ月のデータで決まってしまう。売りきれば増えてくるけれど、雨とか天候でちょっと落ちると減ってくる。取次の配本は返品率を下げることを重視するシステムだと思います。
名女川取次は、単純な過去3カ月平均でなく、いろいろな指標を加えてやっていると聞いています。確かに11月、12月、1月を3カ月平均して、売れない2月に過去3カ月の平均で配本されても困る。
もう一つ、女性誌の多くは特集主義に走り、売れる特集、売れない特集がはっきり分かれているのに、3カ月平均では困るという声も聞いています。
笹部『コロコロコミック』はいつも完売ですが、発売日に何かあって残してしまうと、次の配本は減ります。ただ、規模が小さいので朝一番に東京の西部雑誌に電話すると、翌朝には入るので、なんとか、やりくりがつく。
名女川取次担当者次第ということでしょうか。仕組みが悪いこともありますが、よい担当者が付いた時と、そうでない時でバラツキが大きいようですね。
二村トーハンも大阪支店にほとんど在庫を持たなくなっています。5冊追加注文してトーハンにあれば翌日2冊入るが、あとの3冊は東ロジに注文して4日後になる。
秋末取次はマーケティングひとつやったことがない。これはどういう売れ行きですかとか、今度こういう商品が出ますが、どうしましょうかなど、事前の相談なんか受けたことがない。問屋は所を変え、品を変えてモノを送るところ。いろいろなアドバイスをするところです。大書店やナショナルチェーンにはどさっと送る。われわれ小さな本屋は当月請求、翌月払い。売れてないのに請求が立つ。
定期改正はやっていますが、6カ月そのままというのがあります。特殊な雑誌ですが、版元台帳と取次台帳にダブルブッキングして送ってくる。
小学館の『和楽』は今まで年間契約で1100円だったのが、店売誌になって1300円で売ってくださいという。200円高くなる。どうなっておるのやと2カ月前に問い合わせしたが、なしのつぶて。お客さんからクレームが入りました。取次担当者にそれを伝えると、わかりません。小学館に電話すると、地域の担当者が取次担当者と相談してしかるべく返事するという。みんな答が違い、支離滅裂です。
名女川直売雑誌が市販誌になるのは、大きな販売形態変更ですね。取次からは説明がありましたか。
野口直接購読しているお客さんから聞いて10冊切り替えましたが、取次からは聞いてない。
灘『和楽』を年間購読しているお客様がいて、代金はうちに入っていました。お客様に継続するか聞くと、もう小学館に代金を払ったという。うちがお客様に勧めて定期購読していたものを、契約解除されてしまった。
二村ディアゴスティーニなど、ある号からポンと配本数を下げられ、一生懸命とった定期客に迷惑をかけた。パートワークの場合、店頭定期や配達定期に力を入れている書店には取次が配慮し、例外を作るべきだと思います。
名女川実態に応じた配本をということですね。店の適正部数がキープできないことに対し、定期改正以外に工夫はありますか。
灘私は配本に関しては一切いらうなと言っています。減らすのは私が決める。POSの半年のデータを見て、売れてなかったら止めています。増やすものは自分で増やすと言っても増えないですが。『LEE』や『Vジャンプ』は申し込むが増えない。むしろ増数を申し込んだ時はよそに回るので減る。でも言い続けていると、前より品物が足らんことはなくなったような気がします。
名女川良いヒントが出ました。ともあれ言わなければダメ。その通りにはならないかもしれないが、ひどいことにはならない。
笹部ぼくのところで幼年誌が余ったことがあって、それが反映されて配本がゼロになった。その発売日はイベントがあってお客さんがたくさん来られる。「ゼロってどういうことや」と担当者に強く言うと、よそで買って持ってきてくれた。
二村評論家の永江朗さんが「今の出版界の苦境は若い読者と小書店を大事にしなかったことのしっぺ返しだ」と言っています。私も雑誌が売れないのは読者離れでなく、取次に問題があると思います。

〔シルバー世代を生かす/販促の決め手は「人間力」〕
名女川書籍と雑誌の商品特性は共通の部分もあるが、ずいぶん違う。作り方も売るところも読者の気立ても違う。その辺を区別しないまま議論している。
ジュンク堂、紀伊國屋書店の総売上げに占める雑誌は20%を切っている。雑誌は昔も今も町の本屋が売っている。それが毎年千から千二百軒の廃業が続き、10年で一万数千軒廃業した。町から本屋が消えている。雑誌協会のキャンペーンは、町の本屋の廃業ストップが目的ですよ。これを食い止め、書店再生のきっかけがつかめれば、新たな雑誌販売の形が見えてくる。
書店の商圏、立地はいま伺っただけでも、大きく変化し、店売りにも反映されています。そこで、お店の経営を安定させる手立てとして、配達定期がもう一つの柱になる。店売を補うものとして、配達を中心とする商圏をどう立て直していくか。商圏は手入れをしないと維持できません。その工夫とメンテナンスをお伺いしたい。
野口地元へのアピールが大切。商店会、町内会など、いろんな場所に顔を出して、地元とのつながりは大事にしています。夏祭りでは、おもちゃの出店を出しました。「あれ、博文堂書店さんがやってはるのや」というアピールをして、お店のスタッフの結束力も高まります。
日常的にはマンションができたら、まず、ポスティングですね。新しいマンションといっても地元の方が入居する場合が多く、そこから引っ張る。メンテナンスで言えば、「新しくこんな雑誌が創刊されますよ」と、お店の雰囲気に合った商品を提案していく。
名女川外売はその店の社長が行きますね。集金が肝心だが。パートさん、アルバイトさんは、外に出せない。今の若い子は人と話ができない。まして企画説明するのは苦手という話を聞きますが。
秋末私のところは、私を除いてほとんどが第二の人生です。だいたい60歳から。70歳の人もいます。最近の70歳は若い。人生を積み上げているから対人関係を作るのがうまく、説得力がある。そういう人を大いに使うべきと思いますよ。
それから、私のところは自分で手製のポスターを作り、お得意先に貼っていただいています。うれしいことに、ポスターもくれというお客様がいるんですよ。これが続いてきたのは出版社とコミュニケーションをとり、企画の意図を自分なりに咀嚼して、社員に説明する。そういうふうに、店の根幹になる定期読者を積み上げてきたんです。
定期獲得の妙案はありません。毎日のルーチンワークが大切で、ポスターやパンフをこしらえたり、日々の積み重ねだと思います。ていねいさ、謙虚さを大切に、要するに頼まれやすい本屋が社是です。
二村うちは配達は父と従業員、アルバイトです。私は店売と、日曜日に店売から離れ、配達を増やす営業をしています。
名女川確かに外売は営業ですよね。僕らは店売だ、外売だと売上を二つに分けるけど、お客様にアピールするには両輪が必要だ。そういう配達でのご苦労はありますか?
二村版元直の年間購読、それにセイファートの安売り年間購読で購読数は決まっているのに、お客の取り合いをしているのにすぎない。客を横取りされると小書店は追い詰められ廃業まで考えてしまう。「あんたが配達してくれるから取っていたが、あんたが本屋をやめるならもう取らない」と言われたケースがあります。
名女川値引販売に関しては定価商品である以上、自ずといろいろな方策がとれる。再販違反が繰り返されるのであれば、場合によって荷止めもある。
深刻なのは、地方書店の廃業が進んでいることです。5年、10年と定期購読していた読者に配達する書店がなくなる。隣町に買いにいけない。その読者に何らかの手立てを講じる必要がある。出版社が直接購読の窓口を開けざるを得ない。
増売キャンペーンで、少し前のめりの販売施策としてプレゼント付きの施策が始まっている。版元直にしかつけないのはおかしいという議論を受けて、雑協販売委員会では講談社の『フラウ』をモデルケースに書店でもつけられるようにしました。ただ、まだ不徹底ですね。
笹部『文藝春秋』の年間購読は定価750円×12冊で9千円。特大号は若干高くなる。年末払いの配達のお客には特価分を負担してもらうが、説明すると、直接購読すると言われた。
名女川雑誌愛読月間の定期購読キャンペーンも、対書店さんに11カ月分で決済するが、『文藝春秋』は12カ月分いただく。ただ送料分と特価分はサービスする。定期購読する人は特価の分、10円か20円は得するんだけれど、そういう意味ではサービスの薄い雑誌かもしれない。
二村提案ですが、配達の書店には直接購読の読者にサービスする特価分を返してくれれば、配達している意味もあると思う。
笹部そうすれば、われわれのモチベーションも変わってきますね。
秋末出版社は、ここの書店が近いと読者に紹介するとか、そういうきめ細かさ、連帯意識がない。
名女川廃業店が出た時に仲の良い書店に配達先を譲るということですか。
灘私の店が生き延びているのは正しくそれです。近所の店が順番にやめていく。組合役員をしていて、お節介だから、しょっちゅうよその本屋に行く。そうすると仲良くなって、廃業することに決めたが、このお客様だけは配達してくれないかと頼まれるんです。
面屋日常的なつながりは支部活動としても大事です。テストケースとして、大阪組合の中で20店舗ほどのグループを作り、その書店には定期改正の部数を満数保証するシステムをパイロットとして構築できないか。定期割れしていては読者も増やしようがない。それで返品率も検証する。配達の書店は返品率も低い。カペラさんの店は返品率10%を切っている。
名女川埼玉日販会が雑誌を増強しようと、銘柄をいくつか選んで、名乗りを上げた数店舗で希望数通りの配本をつけた例もある。エリアの書店が話し合って版元や問屋にも加わってもらい、やればよいと思う。
灘買い切りに近い形で確約したら、配達手数料を付けるのでなければ意味がない。
名女川うちは店売オンリーで、なんで配達だけつけるんだという議論もある。店売分と配達とが明確に区分できるかどうかが鍵となる。
二村店頭定期と配達定期の両方をしているからわかります。店頭でもその雑誌を2年、3年とり続けてくれるのは店頭の努力です。だから出版社が読者にプレゼントをあげたり、値引きしたりするなら、書店にも同等にするべきだと思うんです。それと、雑誌の次号予告を載せるページを統一してもらえたら、事前の取り組みを早くすることができてよいと思います。
名女川店頭定期に対する評価、それを維持する努力に対する評価をどう表わしたらよいかですね。
高松お店は息子がやって、私は営業に回っているんです。買い物でもなんでもいつもパンフレットを持ち歩いて、知り合いが来たら「いやあ、久しぶりやね。今度これ出るからお願いね」と、チラシを渡します。買いそうな人は100%わかります。
名女川顔なじみを大切にすると。
高松買ってくれるような人にしか声をかけない。「お願い」と頼むと、「あなたが言うんなら、しゃあないな」「じゃ、5冊お願いできる」と。歳末やったら、「これくらいの金額ならお歳暮に10冊もっていこうか」と聞くんです。「してくれへん?」とか。3回くらいプッシュすると、「しゃあないな」。顔を見たら毎日プッシュするので、私を見ると逃げ出す人もいます。一応、どなたでも声をかけるんですけど、「本なんか重たくていらん」と言う人もいます。とにかく、まめに笑顔で声をかけることです。「こんなの出たけど、あかん?ここに置いておくから見ておいてね」と置いてきます。それで、一度頼んだら、しばらく間をあけます。
名女川さすが、商人(あきんど)の鏡です。
面屋こういう本屋さんがなくなったらものすごく痛手ですよ。大きな店先に並べておいても買わない。ここをほかさずにどう長生きさせるか。蘇生させるか。これを雑誌で今やっているわけですね。
高松週刊誌1冊でも「ありがとうございます。おおきに。またお願いします」と言うと、「もうええ、週刊誌1冊でそんなにお礼なんか言われると、かなわん」と言われるんです。スーパーではレジにもっていけばしまいでしょう。私はお客様は「ありがとうございました」と後姿を見送ります。
名女川「いらっしゃい」から始まって「ありがとうございます」という間に商売がある。そこは、オーナーの強さだなあ。パート、アルバイトに依存せざるをえない店が多くなって、そういう世間話をできる人がいなくなっちゃった。いらっしゃいませも言わない、コンビニのような書店が増えている。あいさつから立て直しができる。
高松私にはファンが多いんですよ。「お母ちゃんいてへんの」と言われますが、そう言われたら私はどこにも行けない。
名女川町の書店は「おばちゃん、いるか」みたいなところで客を引き付ける力をもたないといけない。最後は人間力ということですね。

あげます

◇木製書棚
7月末閉店のため中谷工芸製の書棚(30坪分)を取りに来られる方に差し上げます。13年使用。
連絡先=杉並区上高井戸1―8―26栄文堂℡03(3302)3647

ハルキ文庫「真夏の雪」プロジェクト/トーハン

トーハンは角川春樹事務所、取引先書店とともに「真夏の雪」プロジェクトと題して、『笑う警官』『警察庁から来た男』(佐々木譲著)、『八朔の雪』(高田郁著)のハルキ文庫3点をベストセラーとして育てるオリジナルキャンペーンを展開している。
このキャンペーンは、抽選で図書カードが当たる読者プレゼントを実施。参加書店で7月10日以降対象商品購入者に配布する応募はがきに必要事項を記入して応募すると、抽選で100名に1000円分の図書カードをプレゼントする。応募締切は9月30日で、賞品の発送をもって当選者の発表に替える。
あわせて書店向けには、店頭陳列コンクールや『八朔の雪』の著者、高田郁さんの応援書店を募集して、応募書店に直筆の色紙を送付する(店数限定)などして、店頭展開をバックアップする。トーハンオリジナルのPOPやパネルも提供する。
また、これら3点を責任販売商品として、6月中旬から来年1月末までの販売実績に応じて報奨金を支払う。
なお、「トーハン週報」に角川春樹氏のインタヴューを掲載予定。


◇大宅壮一ノンフィクション賞・松本清張賞
第41回大宅壮一ノンフィクション賞に平敷安常氏『キャパになれなかったカメラマン』(講談社)、第16回松本清張賞に牧村一人氏『アダマースの饗宴』が決まり、6月19日夕、帝国ホテルで贈呈式と祝賀会が行われた。
贈呈式では日本文学振興会上野徹理事長から平敷、牧村両氏に賞が贈られたあと、大宅賞選考委員の関川夏央氏が「平敷氏は34年前のベトナム戦争に毎日放送のカメラマンとして従軍した。亡くなったカメラマンへのオマージュ、歴史記述として不滅」と選評。
平敷氏は「キャパのようなカメラマンにはなれなかったが、代わりにとんでもない賞をいただいた」と受賞の喜びを語った。
上野理事長は「大宅賞は創設から40年、清張は生誕百年を迎え、受賞作の幅の広がりを喜んでいる」とあいさつし、受賞者を囲んで祝賀会に移った。
人事

◇河出書房新社
(6月1日付)
営業第一部次長(営業第二部次長兼営業第二部第一課課長) 七澤博史
営業第一部第一課課長(営業第二部第二課課長)
諸橋実生
営業第一部第二課課長(営業第一部第一課課長)
田丸慶
営業第二部第一課課長兼第二課課長(営業第一部第二課課長) 菊池真治
営業第一部第一課課長代理(営業第一部第二課課長代理) 日高道雄

◇JTBパブリッシング
(6月19日付)
代表取締役社長竹浪譲
同専務横山裕司
常務取締役(営業部長)鳥澤誠
取締役(広告部長)
平井正之
同(編集制作本部長)
秋田守
同(総務部長)柴正樹
執行役員(法人事業部長)
楓千里
同(Web事業部長)
宇野尊夫
同(ノジュール事業部長)
有沢徹郎

売上高1281億円/三好勇治会長は退任へ/大阪屋

大阪屋は6月27日午前10時から大阪市西区の本社で第62期定時株主総会を開催。第62期事業報告・計算書類を報告するとともに、剰余金処分の件、取締役選任の件などを承認した。
第62期事業報告(平成20年4月~21年3月)によると、今期の売上高は書籍815億5200万円(1・17%増)、返品率34・51%、雑誌449億9500万円(1・34%減)、返品率33・76%、教科書その他16億2300万円(9・13%減)、返品率3・12%。売上高は合計で前期比0・13%増の1281億7000万円、総合返品率は34・05%だった。
第7次中期経営計画の4年目として、今期は栗田出版販売と包括的業務提携を結び、集品機能の相互利用、保有在庫の活用、客注機能・輸送機能の強化、資材等の共同購入を進めた。営業面でも、共同での雑誌増売企画を展開し、今後の協業化における営業活動の足がかりとした。流通面では、前期に再編・整備した3大倉庫の在庫精度の見直しを行うとともに、KBCのFA機の更新による業務速度・精度の向上を図り、社内での在庫の適正化や滞留在庫の軽減に取り組んだ。
一方、経費面については、書籍分野の売上げ構成の拡大と販売先の変化が加速する中、資材費の高騰や返品コストの増加があったものの、内部の業務改革やコスト削減が奏功し、販管費は2・68%低減した。この結果、営業利益は前期比約2割増の7億2600万円、経常利益は7割増の4億1000万円となったが、期中に日本洋書販売と明林堂書店の経営破綻など取引先のアクシデントに見舞われたこともあり、特別損失35億3400万円を計上したことから、税引後の当期純損失は30億3300万円になった。
役員人事では、西洋一郎、荻田日登志、阿部修嘉、和田年正の執行役員4氏が取締役に就任した。また、三好勇治会長は退任して相談役に就任した。

大阪屋損益計算書
(単位百万円)
売上高128、170
売上原価117、572
販売費及管理費9、871
営業利益726
営業外収益506
受入利息及配当金56
その他営業外収益450
営業外費用822
支払利息28
売上割引794
経常利益410
有形固定資産売却益294
特別損失3、534
事業構造改革費3、223
その他特別損失310
税引前当期純損失
2、829
法人税住民税及事業税15
法人税等調整額187
当期純損失3033

本屋のうちそと

「だいじょうぶ?」と女房殿が顔を覗き込む。
売上が儘ならない日が続く。昨年秋からの急激な不況と新インフルエンザ…。言い訳には幾らでも事欠かない。来店数が伸び悩んでいる。客単価が低い。日計を見ていると背筋に悪寒が走る。
ニュースを見ていると、「1Q84」がバカ売れに売れているようだ。東京都心の大手書店には山積みされて景気良く売れていく様が放映されている。一体どこの国の話なのか。
大日本印刷を軸にした提携関係がどこまで伸びていくのか。一体何を意図しているのか。世の中には、当事者が予期せぬ事態を生じることもよくある話で、どのような結果になるのか。
ブックオフの株を小学館・講談社・集英社が保有したことから、出版社の中には自社商品をブックオフにB本として卸すところもあるようだ。取次の一部には中古本も扱う会社が出てきている。
大手取次には客注対応高正味で支払いにはクレジット使いで支払いサイトの短縮した取引が定着している。加えて、責任販売制の名の下、実質的な買い切り条件でなければ仕入れが出来ない流れになりつつあるようだ。
出版社数社が提案している責任販売は、当井蛙子には書店でのB本扱いの提案に見えてくる。
この原稿を書いている途中でTSUTAYAと毎日新聞社がTポイントを主に包括的業務提携のニュースが飛び込んできた。
日書連が金科玉条的に護持を唱える再販制度は一体どうなっていくのか。女房殿ではないが「だいじょうぶ?」と尋ねたくなる。(井蛙堂)
pagetop▲
書籍、雑誌、コミック、電子出版… 情報満載小学館公式サイト
書籍、雑誌、コミック、電子出版… 情報満載小学館公式サイト


集英社の雑誌、書籍、コミックス情報満載!!SHUEISHA WEB INFORMATION


プレゼント・クーポンなどお得な情報使えるエンターテインメント情報