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平成21年7月21日号
図書館対応の事例報告/書店情報化の最新状況学ぶ/全国情報化委員長会議

第16回東京国際ブックフェアが東京ビッグサイトで開幕した7月9日、日書連は午後2時から同会場で「全国情報化推進委員長会議」を開催し、各県の情報化推進委員長など総勢64名が出席。図書館対応の実践事例報告や「選書TOOL」の概要説明などが行われ、書店の情報化を巡る最新状況を学んだ。
会議は大川哲夫専務理事の司会で進行し、大橋信夫会長が「今日は全国からお集まりいただき、熱心な議論が展開されることを期待している」とあいさつ。井門照雄委員長は「日書連マーク採用校は今年3千校を超えた。地元の書店が少ない手間でできて、地方自治体があまりお金をかけないでできるシステムを提供していく。今日ここで学んだことをぜひ地元で活かしていただきたい」と述べた。
始めに、福岡県学校図書館データサービスの高崎洋至氏が、九州における図書館対応の実践事例を報告。「こういう事業をしませんかという提案をこちらからすることが大切。また、個々の書店では無理なので県単位の事業として提案することだ。地元書店に話があった時は、まず『やります』と答えて、話し合いながら解決していくべきだろう。教育委員会等に出入りしてアンテナを立てて情報をつかむことが重要だ」とポイントを解説した。
次に、日書連図書館サポート委員の長尾幸彦氏が、日書連で作成を進めている「選書TOOL」について、「今後学校図書館でネットによる選書・発注が進むと思われるため、中小書店が従来どおり図書館受注できるシステムを組合が作ろうと構想した。学年別貸出回数や売行きランキング等の情報を表示し、選書に役立ててもらう。まず本の検索までができるものを仮オープンし、徐々に機能をブラッシュアップして今冬にオープンする予定だ」と概要を説明した。
後半は、書店周辺事情の基調報告が行なわれ、始めに慶応義塾大学文学部の原田隆史准教授が図書館管理システム「Next―L」について説明。「一般的な図書館システムの機能を全て実装した。ソースは無償で完全に公開しており、利用法は書店の方がいろいろ考えていただいて結構だ。他のwebサービスと連携することを前提に作っているので、新しいビジネスチャンスが生まれるのではないか」と述べた。
続いて、版元ドットコム有限責任事業組合代表の沢辺均氏が、NPO法人「げんきな図書館」副理事長の立場から公共図書館の業務委託について説明。「中野区の2館の業務に加えて今年4月から渋谷区代々木図書館の業務を受託した。指名競争入札だったので受託に成功したが、プロポーザル方式による選定では委託事業者となる団体・会社の安定性や継続性、受託実績がチェックされるので、非常に厳しいというのが実感だ」と述べた。
最後に、東京都書店商業組合青年部の小川頼之、吉田敬弥両副会長が、青年部ホームページ内に開設した「東京都書店案内」について説明した。小川副会長は「東京都の全書店の場所を1枚の地図に記載し、電話番号や営業時間、ホームページ等、店舗情報全てを集約した。店頭在庫の検索機能も盛り込み、読者は近所の書店を探したり、欲しい本がどの店で入手できるか調べられる。全国展開を考えているので各組合で参加をご検討いただきたい」と呼びかけた。

【出席者(組合関係)】
▽日書連本部=大橋信夫会長、井門照雄副会長・情報化推進委員長、柴﨑繁副会長
▽情報化推進委員=辻本和樹(京都)三上一充(兵庫)田江泰彦(鳥取)大隈劭(大分)
▽図書館サポート委員=高島瑞雄(福島)岩瀬且敏、片岡隆(東京)長尾幸彦(愛知)川崎孝(長崎)井之上博忠(鹿児島)
▽各都道府県組合=寺下徹(北海道)黒滝恭一(青森)和泉正之(秋田)小原玉義(岩手)関場稔、松田知也(山形)鈴木雅文、岡部和彦(福島)大川敬文、大内弘一(茨城)岡崎圭介(群馬)岡嶋成夫、北住和弘(東京)古田智一(岐阜)伊藤信悟(三重)柿村徳成(新潟)吉田良一(石川)宮原洋一、犬飼隆(長野)三澤宣治(福井)岩根秀樹(滋賀)深田健治(大阪)岡田大次郎(京都)林田芳幸(奈良)宇治三郎(和歌山)永井伸和、井澤尚之(鳥取)福田寛(島根)小野正道(岡山)丸岡弘二(広島)松本敏裕(香川)足立岳彦(愛媛)鶴秀穂(福岡)高田悟(佐賀)宮崎容一(熊本)福田健太郎(大分)瀬川浩三(鹿児島)大湾喜代一(沖縄)

第16回東京国際ブックフェア/4日間で6万4千人が来場

第16回東京国際ブックフェアは、7月9日から12日までの開催期間中に6万4844人が来場し、前回を3500人上回る盛況となった。
今回フェアに出展した企業は世界30カ国から800社と過去最大規模。一般書籍から自然・人文関連の専門書、児童書、学習書、電子出版物などあらゆるジャンルの出版物が展示され、商談や版権取引が活発に行われた。会期中は講演会やセミナーなどさまざまなイベントが実施され、一般公開日の11日・12日は本を求める多くの読者で終日賑わった。
入場者の日別の内訳は、初日9日が1万5881人、10日が1万3899人、11日が1万9010人、最終日の12日は1万6054人だった。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

夏日和お客の姿はなけれどもおバカ話のタネは尽きまじ。
ある日の新刊です。写真集です。女性のもっとも女性らしい部分だけを撮影したようです。こう書くのは、密封してあるので、見ることができないからです。表紙も「あれ」であろうと想像できるのですが、帯で3分の1しか見えません。帯の文言だけで判断しますと、何やら妖しい甘美な本であります。
私、「見たい」。思わずビニールパックを破る衝動にかられましたが、理性で押し留めました。
で、問題は、私のスケベ心ではありません。なぜ、この本が私の手にあるのか、ということです。毎朝、新刊の箱を開ける担当者が複数おります。各担当仕分け棚に分類してくれるのです。私の表向きの担当部門(裏稼業があるわけではない)は、人文・社会&経済・経営&法律・政治という字面だけみると堅い固いものですが、並べる本はどうとでもなります。否、真面目な私にぴったりであります。その日、新刊を仕分けした人が、本書を見るや「まあ、H、平野行き」としたのだろうか?仕分けは美術書にしたのに、その担当者が「エー、スケベは平野回し」としたのだろうか?
私、事を荒立て、犯人探しをしようと言うのではありません。「タライ回しはひどいんちゃう?」と申しておるのです。気に入らないなら返品するべきでしょう。「オッパイ本」と我が担当をどう結びつけたらいいのでしょう。私の貧弱頭脳の回路が繋がらないのです。
わかっています。きっと心優しい誰かが「平野に見せてあげよう、あいつの楽しみはH本しかないじゃろう」と思いやってくれてのことでしょう。そういう事情なら、私、関係ない本でも並べます。この著者の本も揃えましょう。ついでに、似たような変な人の本も並べようではありませんか。という訳で、またまた、変な人の変な本が集まるスケベ棚が出現いたしました。
この話の流れで、この人を出すのは、大変失礼なことで恐縮いたします。橋本治さんの新刊『大不況には本を読む』(中公新書ラクレ)で考えました。本を読むのは金儲けのためではないし、作り、売る方も金儲けは二の次だったはずです。私が新米の頃「出版は志」ということばをよく聞いたものです。そういえば、このことば久しぶりです。
本は「人のあり方に立脚するもの」であったから、景気の動向に左右されなかったし、景気がどうのという規模の産業でもなかったのです。いつの頃からか「人のあり方」は景気の動向に影響されるものになりました。日本近代150年を振り返ることが、今必要です。「読むべき本は膨大にある」のです。読んで考える、行間を読む、批判的に読む、本に答えを求めない……。かつて町の本屋が「人のあり方に立脚する」本を売っていたはずです。町の本屋の役目はこれからです。

粗利の再配分が必要/東北ブロック大会で藤原会長

第61回書店東北ブロック大会が7月14日、15日の両日、秋田県書店組合の設営により「たざわこ芸術村」で開かれ、出版社83名、取次・輸送22名、東北6県の書店63名が出席した。
14日は午後2時から大会第1部わらび座の「坊ちゃん」を観劇したあと、第2部講演会は秋田組合和泉徹郎理事長が「秋田は38名のミニ組合だが、一致団結して準備した」とあいさつ。横手在住のジャーナリスト、むのたけじ氏が「本への恋ごころ」を講演した。午後5時からは組合員のみでブロック総会を行った。
総会冒頭、藤原直ブロック会長は「ブロック大会は昭和24年にスタートして60年を迎えた。当時、日配が封鎖機関に指定され、新たに今のトーハン、日販ができた。今後どうするか話し合うため、ブロック大会ができたと聞いている。この間、いろいろな曲がり角があった。金額的にはまだ2兆円を売っているが、右肩上がりの時代が終わり、今まではよしとされていた流通システムは金属疲労でうまくいかなくなっている。筑摩書房など8社が新たな責任販売の仕組みを発表した。日書連も2年前に新責任販売制を試みたが、理解を得られなかった。売上が上がらなければ、粗利の配分で利益を確保しなければいけない。薄利多売、大量販売でなく、価値あるものを売るところに未来がある。よく売ることは、企画の吟味に尽きる。手を取り合い、がんばっていきたい」と述べた。
日書連を代表して面屋龍延副会長は、出版界の地殻変動として①大型チェーン店の撤退が始まっている、②CVSの雑誌売上が大きくマイナスになっていることを指摘。「地域と密着した町の本屋の役割が戻り始めている。業界をあげてストップ・ザ・廃業をスローガンに掲げたい。再販制度が存置された背景には読書推進運動がある。そうしたわれわれの運動を再評価しながら、ともに行動していきたい」とあいさつした。
藤原会長を議長に進められた議案審議では、平成20年度収支報告を承認。次年度当番県の青森組合鶴谷理事長が、来年は7月15日前後に三沢で開催する準備をしていると報告した。
大会第3部の懇親会は高堂晃治実行委員長から歓迎あいさつのあと、版元を代表して小学館早川三雄常務が「出版界はいろいろなきしみを生じており、もう一度鍛え直さなければいけない時期だ。そのひとつが責任販売制。先ごろ発売になった『くらべる図鑑』は好調でそろそろ重版がかかる。これからも35ブックス、講談社と責任販売商品が続く。いろいろなアイデアを出して出版業界をよくしていきたい」と祝辞。
取次代表のトーハン阿部好美常務は、大手出版社がブックオフの株を取得したことについて4項目の要請文を渡したことを紹介。新刊書店のマーケット拡大、地域書店の活性化が至上命題と述べ、講談社峰岸取締役の発声で乾杯した。

北から南から

◆神奈川県書店商業組合第32回通常総会総会
8月21日午後2時から横浜市中区の神奈川平和会館で通常総会を開催する。総会終了後、午後5時半から中華街「華正楼本店」で版元・取次各社を招いて懇親会を行う。

会長持ち回り制に/北信越ブロック

北信越ブロック会は7月13日、福井県越前町「ホテルはまゆう」でブロック会を開催。10名が出席した。
ブロック会長選出の件では、6月25日に開かれた日書連総会で西村俊男ブロック会長が日書連副会長に選出されたため、今後は各県持ち回りで2期4年を勤めていただくことを確認した。以後、富山、長野、福井、石川、新潟の順で持ち回りとする。
長野組合からは返品運賃について報告があり、運送会社数社と交渉した結果、1個250円に決まったことが報告された。組合員外は1個5百円で、組合員のメリットが明確になる。
組合員増強については、売上げ不振で組合費が払えず、組合をやめたいという声があるため、賛助会員などで組合員にとどまってもらってはどうかなどの意見が出た。
このほか、①再販問題では再販がなくなれば死活問題であり、ますます廃業書店が増加する、②雑誌発売日問題では首都圏との同日発売が要望され、県別の発売日も議論した、③図書カードの入帳については値引き販売、金券ショップの問題点が話し合われた。
(高嶋雄一広報委員)

名古屋など3会場で本と遊ぼうこどもワールド

日販は「本と遊ぼうこどもワールド2009」を、名古屋を皮切りに函館、松山の3会場で開催している。
各会場では「赤ちゃんがはじめて出会う本ファーストブックコーナー」「世界天文年2009」をはじめとしてテーマごとにコーナーを設け図書を展示。このほか絵本作家等による講演会・サイン会など会場ごとのオリジナルイベントや、日販の読書推進活動の一環である書店店頭読み聞かせ会「おはなしマラソン」についても関連コーナーが展開される。また、各会場では地域の児童施設などへの図書贈呈式も行う。
名古屋会場は7月18日から20日まで名古屋市公会堂4Fホールで開催。絵本作家・薫くみこ氏の講演会・サイン会などのオリジナルイベントが行われ、盛況だった。
今後の会場・日程は以下の通り。
◇函館会場=8月1日~3日、棒二森屋本館7階催事場
◇松山会場=8月1日~3日、松山市総合コミュニティセンター企画展示ホール1F

トーハンと日貿が業務・資本提携

トーハンと日本出版貿易は7月3日、資本・業務提携すると発表した。日本出版貿易は7月21日付でトーハンを引受先とする2億6千万円の第三者割当増資を実施。これによりトーハンの出資比率は8・3%から21・4%に上昇し、筆頭株主になる。
業務提携によって、両社は物流の協業化で大幅なコスト削減および販売機会拡大を図る考え。また、①国内における外国語図書流通環境の整備、②書店マーケットにおける外国語図書、洋楽CDの取扱拡大、③海外市場に向けた日本文化の発信強化、④トーハンの和書流通、日本出版貿易の洋書流通のノウハウを海外における出版流通のインフラ整備に活用――などに取り組む。
調達する資金の使途について日本出版貿易は、トーハンとの協業で行う洋書事業における物流業務改善に係る初期費用、コンピューターシステム開発費用及び売上拡大のための運転資金として1億5千万円、国内外での翻訳出版事業に係る市場調査・出版権利取得・著作権使用に関する手数料等の運転資金として4千万円、出版物事業における中国、韓国等を中心とする海外市場の拡販など新規分野の拡充のための市場調査等の費用として6千7百万円を充当する予定と説明している。

責任販売制の取り組み検討/関東ブロック会で鈴木会長

日書連関東ブロック会は7月21日午後2時半からさいたま市の浦和ワシントンホテルで総会を開き、関東6県幹部と日書連から大橋信夫会長、大川哲夫専務理事ら総勢18名が出席した。
今年の総会は埼玉組合が設営。同組合の水野兼太郎理事長の開会の辞に続き、鈴木喜重ブロック会長があいさつ。「関東ブロック6県で責任販売制、共同購買の取り組みを行えば強力なものができるのではないか。実施を検討したい」と提案した。また、日書連・大橋会長は「送品・返品同日精算、出版業界用語統一の問題に積極的に取り組んでいる。読書推進運動にも読者開拓の観点から地道に取り組んでいる」と日書連活動について報告した。
鈴木ブロック会長を議長に議案審議を行い、各県組合から以下の取り組みと課題が報告された。
〔茨城〕
支払い、キャッシュフローの厳しさ、取次の優位性、倒産出版社など問題が山積しており、このまま放置するわけにはいかない。日書連は業界用語統一に取り組み始め、やっと話し合いの糸口がみつかったところ。諸課題に全力で取り組みたい。
〔栃木〕
栃木県出版文化展(栃木組合など共催)を7月25日から8月7日まで開催し、県内出版社による主要出版物を展示する。組合員の増強に取り組んでいるが、実をあげていないのが現状。アウトサイダー自体が少なくなっている。
〔群馬〕
北関東は返品運賃が高い。地域によって返品形態に差があるのはおかしい。大日本印刷等によるブックオフ株式取得の意図を知りたい。廉価本が化粧直しをして売られていると聞いている。再販を逸脱しているのではないか。
〔埼玉〕
2010年読書年に児童図書十社の会と埼玉書籍の協力を得て児童書を各施設に寄贈する。昨年末には529冊を贈っている。2月23日にICタグ研修会を実施した。バーゲンブックで棚にあるものが出ている。出版社はしっかりチェックして出してほしい。
〔千葉〕
共同購買を始めた。昨年は『我が町の旧跡を訪ねて』などを取り上げ相当な部数を出した。関東ブロックで実施すれば数がまとまるのではないか。ナショナルチェーンの出店に際し組合に加入しなければ出店できないということを取次に要請できないか。
〔神奈川〕
児童書十社の会と夏の推薦図書、神奈川新聞と読書感想画コンクールを実施するなど、読書推進に積極的に取り組んでいる。青少年有害図書の件では、最近小口止めされていないものが多く、取次に改善を要望している。

新役員披露と旧役員慰労/京都組合が懇親会

京都府書店商業組合(中村晃造理事長)は7月3日、京都市右京区の京都嵐山温泉・渡月亭で「平成21・22年度新役員披露・旧役員慰労懇親会」を開催した。この会は任期満了を迎えた組合理事の改選後に行っているもので、先の総会で選出された新理事をはじめ、退任した前理事のほか、出版社や出版取次ら総勢47名が参加した。
午後5時に野村忠弘専務理事(宮脇書店京都店)の司会で開会。中村理事長は挨拶で「激動の時代と不況により、多くの中小企業組合で必ずしも運営実態がはかばかしいとは言えない。そんな中、京都組合には先人から受け継ぎ発展させてきた財政基盤がある。これをさらに堅固なものにすることで、組合が行う各種事業が予算面で有利になる。選択肢が幅広いものとなり、その結果でも効果的なものを見込むことができる。今後も組合員への還元となる組合事業を目指し、出版社をはじめ出版業界からも頼りにされる組合運営に努めたい」と述べた。
来賓からは、日本書籍出版協会京都支部長の京極迪宏氏(学芸出版社社長)、取次京栄会から北市哲朗氏(トーハン京都支店長)が挨拶。今回退任した理事を代表して石角嘉徳氏(イワタヤ)が「2年間の理事任期という短い期間、ご指導とアドバイスをいただいたことに感謝している。今期新たに発足した京都組合の新体制下、新たに大きな課題に直面しても、理事長に再任された中村氏を中心に新理事の皆様が切磋琢磨し、壁を打ち破るエネルギーとすることを期待している」と謝辞を述べた。
懇親の宴では村田弘武理事相談役が挨拶、小学館パブリッシング・サービスの福井雄治取締役副本部長による乾杯の発声で会食が始まった。大垣和央理事相談役が閉会の辞を述べた後は、料亭そばの大堰川河畔から観光鵜飼船に乗船し、かがり火が焚かれる幽玄な情景が広がるなか、参加者は千年の歴史を有するといわれる嵐山鵜飼を鑑賞した。(澤田直哉広報委員)

人事

◎昇任、○新任
〔日販事業グループ各社〕
◇お茶の水商事㈱
代表取締役会長
◎石田耕二
代表取締役社長神野修二
取締役○竹林聡
同安西崇
同○松尾靖
同○小松和広
監査役井上顯一
◇㈱エヌ・エー・シー
代表取締役社長◎吉岡豊
取締役伊藤正文
同橋昌利
同図師尚幸
同金田徴
同○大河内充
同○安西崇
同○西堀新二
監査役井上顯一
◇日販物流サービス㈱
代表取締役社長高見吉弘
代表取締役副社長鈴木曉
専務取締役大越隆司
同大倉淳
常務取締役齋須昭
取締役小島義久
同柴田克己
同中山剛
同安西崇
同吉川浩
同久保朗
監査役高橋滋世
◇日販メディア㈱
代表取締役社長加藤哲朗
取締役浅野和夫
同安西崇
同露木洋一
同○小松和広
監査役井上顯一
◇㈱みずうみ書房
代表取締役社長安西崇
取締役安藤修三
同橋昌利
監査役井上顯一
◇㈱日販図書館サービス
代表取締役社長吉島哲夫
代表取締役専務深野真一
取締役日比生俊治
同橋昌利
同廣谷繁樹
同榎本正樹
同○小松和広
監査役井上顯一
◇日販アイ・ピー・エス㈱
代表取締役社長柴田克己
専務取締役新田修平
取締役林田和之
同宮路敬久
同安西崇
同○小松賢志
同○露木洋一
監査役井上顯一
◇日販コンピュータテクロノジイ㈱
代表取締役社長◎平林彰
専務取締役○山坂伸一
取締役萩原篤
同佐々木敏夫
同白戸和彦
同酒井和彦
同○安西崇
監査役高橋滋世
◇㈱マクス
代表取締役社長小林利夫
取締役北邑敏夫
同廣谷繁樹
同安西崇
同関野民男
監査役井上顯一
◇㈱ほるぷ出版
代表取締役社長図師尚幸
取締役橋昌利
同安西浩和
同安西崇
同金田徴
同西堀新二
監査役井上顯一
◇出版共同流通
代表取締役社長高見吉弘
専務取締役高田誠
常務取締役市川賢一
取締役羽山真
同○南雲隆男
同郷田照雄
同國弘晴睦
同柴田克己
監査役河野隆史
◇㈱MPD
代表取締役社長吉川英作
取締役副社長大宮敏靖
常務取締役川村興市
取締役佐藤明香
同内田誠
同山坂伸一
同清地泰宏
同藤森治
同古屋文明
同柴田励司
同加藤哲朗
同笠原和彦
同安西浩和
同粕谷進一
同釜田雅彦
監査役平林彰
同○味村隆司
◇㈱DIP
代表取締役社長平林彰
取締役副社長牛山修一
取締役川口茂
同松本眞知也
同宮路敬久
同金田徴
同吉川浩
同○竹山隆也
同○小股昭
監査役○高橋滋世

◇教文館(5月27日付)
代表取締役会長宮原守男
代表取締役社長(出版部兼務)渡部満
常務取締役(総務部長)
○新保拓也
取締役(販売支援室長、ウェンライト・ホール・日本キリスト教文化協会担当)小橋琢己
同(洋書部長)沖種臣同(ナルニア国店長)
○土屋智子
同平岩美秀
同(福音館書店相談役)
松井直
同(基督教視聴覚センター副理事長)
ジョージ・ギッシュ
同(こぐま社会長)
佐藤英和
監査役(東京子ども図書館理事長)松岡亨子
同(キリスト教文書センター理事長)本村利春
※大多和美恵子、白川日出男取締役は退任した。

◇筑摩書房
(6月26日付)
代表取締役社長菊池明郎
代表取締役専務(編集局長)熊沢敏之
取締役(編集局・第二編集室部長)山野浩一
同(営業局長)平川惠一
同(製作部長)○長岡洋樹
同(経理部長兼総務部長)
○松村繁樹
監査役浅田弘
◇中央公論新社
(7月1日付)
〔機構改革〕
営業局特販部の担当業務のうち、読売販売課と図書館販売を除く販売管理業務を、販売部に移管する。販売部・特販部の体制強化と業務効率化を目的とするもの。
〔人事異動〕
特販部副部長兼読売販売課長兼営業局販売部高井潔
営業局商品管理部副部長
高野忠克
営業局販売部副部長
奥村貴司
営業局販売促進部次長
東山健

トーハン九段ビル、ビジネスホテルに

トーハンがかねてより建築を進めていた「トーハン九段ビルディング」が竣工し、7月5日に126室のビジネスホテル「京王プレッソイン九段下」としてオープンした。
同ビルは昭和28年に建築された「東販九段寮(社員寮)」の跡地。従来の建物はオフィスビルとして自社使用してきたが、桶川SCMセンターの完成に伴う一連の事業所移転により資産の再活用を図った。昨年解体し、新たに地上9階建てのビジネスホテルを建築。賃貸活用を開始した。
賃貸先は京王電鉄で、ホテル運営は京王プレッソイン。都営新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線が乗り入れる九段下駅から徒歩2分の好立地で、本の街・神保町も徒歩圏内。リーズナブルな料金設定で、宿泊特化型ホテルとしてチェーン8店舗目の開業となる。

買い切り制に意欲/志夢ネット

7法人18店で組織する書店ボランタリー・チェーン「志夢ネット」は7月8日午後6時から日本出版クラブ会館で「志夢ネット店長交流会」を開き、出版社24名、会員書店25名が出席した。
開会にあたり日本書店大学館清宮英晶社長(一清堂)は「書店は前年割れが10年続いて日書連会員も5500店を切った。レンタルコミック、新古本、デジタル課金など、内外ともに混沌としている。志夢ネットはよい本を大事に売ることで心を一つにしている。時代は今、責任販売制に真剣に取り組まなければ存続できない。今年から完全買い切りに取り組み、実績を上げていきたい」とあいさつ。
来賓の日本書店大学田辺聰学長は「書店大学の伝統の中から志夢ネットが生まれて7年。堅実に成長したのは会の強靭さと出版社の支援のおかげ。ネットワークが成長したのは清宮代表の人柄、田中企画室長の手腕による。売ることでますます信用をつけ、成長してほしい」と述べた。
本部報告は田中企画室長が「本の販売はグループで30億円規模」と説明したほか、昨夏、栗田の協力による健康書フェア、暮れには主婦と生活社の新年号増売に取り組んだと報告した。
既刊本の中から読者に薦めたい本を掘り起こし、従業員の投票で選んで重点販売商品とする「志夢ネット大賞」は、708部販売した『精霊探偵』(新潮文庫)が受賞。新潮社と、同書を提案した半澤浩司氏(ブックスなにわ塩釜店)、最多販売の天真堂書店塩山店、POP大賞のブックスなにわ塩釜店を表彰した。
特約版元で今年最も売上げに貢献したサポート大賞は109・9%の文化出版局に、発注レスポンスの最もよかった書店に贈る本部協力賞は、まるぜん書店マイン店に贈られた。

『くらべる図鑑』7万部に/小学館、下期は『世界大地図』

小学館の下期新企画説明会が7月7日午後2時から千代田区一ツ橋の如水会館で行われた。
冒頭のあいさつで小学館早川常務は、前回発表した責任販売制・委託制併用商品の販売状況について報告。「4月に発表して5月末締切と受注日数が短かったが、『くらべる図鑑』は責任販売分が5万6千部、委託分1万4千部で計7万部、『クオリア』は2万1千部と6千部、『星の地図館』は1万5千部と5千部で、だいたい目論見通り。発売後も新聞、TV宣伝でバックアップし、成果をさらに高めたい」とした。
また、講談社、集英社とともに行ったブックオフの株式取得について同社の考え方を説明。「株主になることでブックオフと間合いを詰め、新刊市場の保護・活性化を図りたい。2番目に著作者への配慮、万引等の問題も話し合いでルールを作り、出版業界全体をよい方向に進めたい。新刊市場活性化のため、いろいろ試していく。6月27日にブックオフの株主総会があり、昭和図書の大住社長が出版3社の合意を得て社外役員になった。実務者協議で施策を話し合っていく」と述べ、理解を求めた。主要企画は以下の通り。
◇『小学館世界大地図』A3判上製272頁、発刊記念特価1万6800円。11月27日発売予定。NASA、米国ランドマクナリー社の資料をもとに、日本ならではの視点と地図の楽しさを加えた世界地図の最高峰。本図面65面、109頁、巻頭テーマ図12頁、世界主要38都市の都市図29頁、各国要覧33頁収録。
責任販売制は取次出し65%、4カ月延勘、返品は3掛の歩安入帳(返品期限10年5月末)。委託制は通常正味、4か月長期委託、返品は通常入帳。RFIDタグを付け、責販制はスリップの色が赤、委託制は青で区別。申込締切はいずれも10月9日。販売目標は責販制2万5千部、委託制5千部の計3万部。
◇『DVDブック松本清張』
清張映画の中から厳選した10作品をラインナップ。DVDに解説本をつけて毎月1冊ずつ刊行する。第1巻は9月10日発売の『砂の器』(野村芳太郎監督作品)。発刊記念特価3150円。第2巻以後、3465円。初版2万部目標。
◇『スポルディング・コレクション名作選』
菊倍判・上製226頁、定価1万2600円、10月下旬発売予定。ボストン美術館が所蔵するスポルディング・コレクションからNHKがデジタル撮影した100点余の名品を豪華本にまとめた。販売目標1万部。
◇『プレNEOせいかつの図鑑』
プレNEO図鑑4巻目。AB判上製192頁、予価2940円、来年2月23日頃発売予定。リボン結び、雑巾絞り、和式トイレを使うなど、衣食住の各場面で子どもたちの生きる力を育む図鑑。5万部販売目標。

社員の意識改革進める/太洋社すいか祭

「エンジョイ・コミュニケーション」をテーマに、第19回「すいか祭」が7月11日午前10時から文京区水道の太洋社本社で開かれ、書店113名、出版社129名が出席した。
国弘社長あいさつでは「村上春樹の『1Q84』が100万部を突破したが、ドラクエⅨは500万本。全世界でシリーズ4700万本が売れている。ビールも第3のビールのシェアが30%と消費者動向が変化している。6月末決算で太洋社は取引先変更などがあり、売上は418億9千万円、前年比94・7%、返品率40・1%となった。当期利益はプラスで、減収微増益だ。57期は433億円が目標だが、達成できるかどうかは不透明。社員の意識改革が思ったほど進んでいない。今期は管理職の人事改革、組織変更の準備の年にしたい。太洋社はチームマイナス6%のエコ活動に参加し、昨年8月からペットボトルのキャップを3万5千個回収して44・1人分のワクチンになった。また、毎月10日、20日は定刻に消灯し、CO2削減に協力したい。業務時間マネジメントのやりくり強化につなげ、社会的にも貢献していきたい」とあいさつした。
3階会場の展示は、夏休みを前にコミック&児童書提案コーナーや、天文、エコブックなどのほか、責任販売商品の展示、新商材の紹介などが目立っていた。

本屋のうちそと

恒例の「東京国際ブックフェア」。いつもは東京駅八重洲口からバスで向かうが、今回は有楽町線豊州駅でゆりかもめに乗り換えてビッグサイトに。会場は昨年よりデジタル系ブースが増えていて活字メディアが少なく感じた。しかも例年とはレイアウトが変わり、出版社が分断されていた。必ず立ち寄る児童書ゾーンが見当たらず、かなり手間取った。
毎年アンパンマンが目を引くフレーベル館のブースは無く、児童出版社共同ブースでは岩崎書店、偕成社の名も無かった。経費削減もあるようだが、主催のリードエグジビションジャパンとの折り合いが悪く不参加もあったようだ。
一般読者向けに本を2割引で販売しているが、書店にはさして特典がない。それこそ責任販売システムを持ち込んで、会場での買い付けは65掛け返品35掛けぐらいは当然だし、直取引(何社かはあるのだが)もしてほしいと思う。同時開催の文具フェアでは正面入口や各ブースに「帳合でも直でも注文できます」と提示してある。もちろん一般客は入場できず業者のみのフェアではあるのだが。
出版社が読者向けに割引販売して売り上げを必要とするのも理解できるが、その先を考えると日々読者と向かい合って本を販売しているのは我々書店なのだから、より以上の特典をつけ、現品限り30掛(その場払い)直販くらいのことがあればより以上の賑わいと、この業界の活性化につながるのでは。(理)
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