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平成21年11月11日号
角谷前福井組合理事長ら6氏に黄綬褒章

秋の褒章で教科書供給協会関係から以下の方々が黄綬褒章を受章した。伝達式は11月16日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われる。
▽安藤喜八(東京・安盛堂)▽伊藤五郎(千葉・伊藤書店)▽角谷和男(福井・カドヤ書店)▽岩本久兵衛(和歌山・岩国屋書店)▽小野謙(岡山・文泉館)▽橋本太郎(広島・橋本奉仕堂)

2日で4千万円売上げ/神保町ブックフェスティバル

第19回神保町ブックフェスティバルが10月31日、11月1日の2日間、神田神保町すずらん通り、さくら通り、小学館・集英社前広場で行われた。すずらん通りを中心に176社、226台のワゴンが並び、出版社ごとに「本の得々市」。汚損本や自由価格本が安く買えるとあって、同時開催の「神田古本まつり」とともに多くの読者で賑わった。2日間の売上げは初日2500万円、2日目1600万円、合計4100万円。
31日のオープニングは、大橋信夫実行委員長が「神田神保町の振興、出版界の読書推進、明年の国民読書年成功に向けて、ただいまよりブックフェスティバルを開会します」と宣言し、石川千代田区長、内田都議会自民党特別顧問、丸山神田警察署長、鈴木神田消防署長、肥田JPIC理事長、瀬川千代田区商連会長らでテープカット。東京都書店組合舩坂副理事長、児童図書出協竹下会長ら関係者のくす玉割りに続き、明大応援団のパレードで開幕した。
イベントとしてジャズ演奏や、チャリティオークション、作家講演会、ドラえもんシールラリー、本とあそぼうおはなし隊の読み聞かせなどの楽しい催しが行われた。

永井伸和氏に特別賞/「本の学校」運営など評価/読書推進賞

地域や職域で多年にわたり読書の普及に尽力した団体、個人を顕彰する野間読書推進賞の表彰式が11月6日、日本出版クラブ会館で行われたが、読進協創立50周年記念の特別賞に鳥取・今井書店グループ会長の永井伸和氏が選ばれた。地方文化功労賞の創設や、「本の学校」運営で活躍していることが評価されたもの。
野間読書推進賞の今年の受賞者は永井氏のほか、団体の部に大阪府・美原読書友の会、愛媛県・ささゆり読書会の2団体、個人の部に秋田県・岡光、福島県・庄司一幸の両氏、奨励賞に北海道・男声読み聞かせ隊withMs、特別賞に神奈川県・親子読書地域文庫全国連絡会とJPIC読書アドバイザークラブが選ばれた。
6日午前11時から行われた贈呈式では、体調不良のため欠席した野間佐和子会長のメッセージを読進協戸畑勇太郎事務局長が代読。「2000年のこども読書年以降、行政による読書振興策がすすみ、読書推進の輪が拡がってきました。創立50年の節目にあたり、さらに運動の輪を拡げていく決意を固めています」と呼びかけた。栗原均副会長が選考経過を報告したあと、各団体と個人に賞状と記念の盾が贈られた。
祝辞を述べた文部科学省生涯学習政策局服部英二社会教育官は「各地域の創意あふれる読書推進活動、地道な取り組みに感銘を受けた。読書は人生を実り豊かなものにするため不可欠であり、子どもたちの感受性、創造性を育む。文部科学省は皆さんと連携して子どもから大人まで本に親しむ環境整備に努力していく」とあいさつした。
特別賞を受賞した永井氏はあいさつで「私のようなじゃじゃ馬に賞を贈った読進協にこそ賞を贈れという声がある。今井書店が創業百年を迎えた昭和47年のクリスマス・イブに児童文庫を開設した。書店にとって図書館は天敵だと思っていたが、夫婦で子どもたちの笑顔に癒されている。都会、地方を問わず地域が崩れつつある今、地域共同体を再生する視点が必要ではないか。学校、図書館、書店が力を合わせて知の基盤を作っていきたい」と、これからの課題を述べた。
各受賞者の業績は以下の通り。
◇美原読書友の会=町に図書館、書店がなく、府立図書館自動車文庫駐車場の開設請願から友の会が発足した。読書会、講演会、見学会などの地道な読書活動を続け、ようやく町立図書館が開館。現在はブックスタートにも取り組む。
◇ささゆり読書会=小学校PTAの読書会をきっかけに町の読書会に発展。課題図書を決めて定例読書会を行うほか学校での絵本読み聞かせ、お話し会を自主開催。
◇岡光氏=秋田県で小学校校長退職後、図書館や村の読み聞かせボランティアとして活動する。
◇庄司一幸氏=郡山市の教員。読書コミュニティネットワークを組織し、全国大会や読み聞かせボランティア大賞などを開催する。
◇親子読書地域文庫全国連絡会=すべての子どもに読書の喜びを願い昭和55年に結成。隔月刊で『子どもと読書』を発行。全国交流集会、地域連絡会で実践活動の経験を交流している。
◇JPIC読書アドバイザークラブ=読書アドバイザー養成講座の修了生により平成5年設立。会報発行や書店、図書館、施設などでのおはなし会、イベントに参加している。

京極作品を独占配信/東京ブッカーズ

東京組合が運営する携帯電話用電子書籍サイト「Booker,s(ブッカーズ)」は、人気作家・京極夏彦氏の作品『数えずの井戸』を独占配信する。配信期間は12月4日から来年3月末まで。
ブッカーズではこれまでアスペクト刊『ダリア』、角川春樹事務所刊『笑う警官』『警察庁から来た男』『牙のある時間』のオリジナルコンテンツを独占配信してきたが、大物作家による単行本化されていない作品の独占配信は初めての試み。京極氏が所属する大沢オフィスの協力と理解により実現したもので、同オフィスはブッカーズについて「書店がやっているサイトは他にない。他のサイトとは違う」と高く評価しているという。
『数えずの井戸』は「嗤う伊右衛門」シリーズの第3弾として、京都新聞や北陸新聞などの地方紙夕刊に1年間にわたり連載されていた長編小説。ブッカーズでは元データを携帯で読むことができるように加工。京極氏自らが色づけした北斎漫画の挿絵を見ることもできる。
なお、来年1月25日に中央公論新社から単行本が発売される。その際、携帯サイトと書店店頭との連動企画実施を計画している。

秋の組合旅行で南紀串本温泉へ/京都組合

京都府書店商業組合(中村晃造理事長)は10月24日、25日の2日間、和歌山県の南紀串本温泉への組合旅行を実施した。同組合では福利厚生事業の一環として組合員を対象とした旅行を毎年秋に実施しており、今回は取次、出版社合わせて65名が参加した。
当日は大型観光バス2台に分乗し、午前9時15分に京都を出発。バスは一路、三重県に向かい、伊勢路を経由して、三重県尾鷲市の三重県立熊野古道センターへ向かった。ここでは当日、県内外から集まった約千人が踊りを披露する催し「熊野古道まつり」が開催されることから、これを見学する予定だったが、屋外に設置された会場は到着時に雨天で見学できず、昼食と祭りの実施で賑わう物産展の利用となった。
午後5時半に、一行は和歌山県にある宿泊先の串本ロイヤルホテルに予定通り到着。南紀地方最大級とされるこのホテルは、潮騒に包まれ、澄渡る空と大海原に輝く陽光が魅力のリゾートホテル。また館内の露天風呂からは、沖合いを北上する黒潮を望む眺望が人気となっている。京都組合には特別に全室オーシャンビューの部屋が用意された。
午後6時半から始まった懇親会では、中村理事長、出版社・取次を代表して小学館パブリッシングサービス西日本営業部の本坊誠関西エリアマネージャーがあいさつ。トーハン京都支店の北市哲朗支店長が乾杯の発声を行った。料理は熊野灘近海で水揚げされた新鮮な海の幸をはじめ、地元産の旬の素材を存分に生かしたもので、コースで振る舞われた。参加者は和やかに会話を弾ませた。
2日目は、9時半に出発。大小40あまりの奇石が並ぶ「橋杭岩」(天然記念物)、本州最南端の地にある白亜の灯台「潮岬灯台」などを見学し、西日本最大級の海鮮マーケット「とれとれ市場南紀白浜」へ。ここは地元のほか、日本全国から届けられた四季折々の海の幸で溢れる海鮮市場。新鮮な魚介類の販売はもちろん、その食材をその場で調理し提供してくれる店が所狭しと並び、参加者は各々好みの昼食を楽しんだ。帰路に向い、京都には午後6時半に帰着した。
今回の旅行は、参加費の負担を軽減するために担当の厚生委員会が、行程の立案から当日の世話役に至るまで全てに奔走。串本出身の理事長婦人、中村幸子さん(桂書房)が案内役となるなど組合をあげて取り組み、手作り感いっぱいの温かな旅行となった。参加者からは「今回初めての参加でしたが、とても楽しい旅行でした」「参加者がお互いに楽しくしようと思う気持ちがとてもよかった」などの声が聞かれ、好評を博した旅行となった。
(澤田直哉広報委員)

子ども読書フォーラム/福岡組合は児童書を即売

11月21日、福岡市中央区「あいれふ」で親子で本を楽しむ催し「福岡市子ども読書フォーラム」が開かれる。福岡市が主体となって開催、福岡県書店商業組合は実行委員会に加入し、会場で児童書を即売。県内の幼稚園、小学校にチラシを配布している。

『近江の庭園』推薦図書に/滋賀組合

滋賀県書店商業組合は光村推古書院『近江の名園』を推薦図書にすることを決めた。11月上旬発売。定価1600円+税。延暦寺の坂本里坊庭園、極楽寺、松尾神社、多賀大社、福田寺、永源寺、安楽寺など、近江の美しい庭園を多数オールカラー96ページで紹介している。組合加入書店には5冊以上80円、10冊以上100円の特別報奨が付く。来年2月末までに出版社までスリップ送付。
(岩根秀樹広報委員)

鹿児島組合親善グランドゴルフ大会

鹿児島県書店商業組合は10月14日、鹿児島市の県立吉野公園で親善グランドゴルフ大会を開催した。
同組合では一昨年まで31回にわたりソフトボール大会を開催していたが、年々参加者が減り続けていたため、昨年誰でも気軽に参加できるグランドゴルフ大会に変更。大盛況のうちに終了したため、今年もグランドゴルフ大会を開催することになった。
グランドゴルフはゴルフをアレンジしたスポーツで、ホールポストにできるだけ少ない打数でボールを入れ、合計打数の少ないほうが勝ちとなる。
大会には45名、8チームが参加。結果は、団体の部が①鹿児島書籍チーム②トーハンAチーム③同Bチーム、個人の部が①井之上博忠(ブックス大和)②有島雅敏(鹿児島書籍)③上野太(共研書房)。
競技終了後、午後6時からパレスイン鹿児島で表彰式および懇親会を催した。
(楠田哲久広報委員)

生活実用書/注目的新刊

脳トレーニングをはじめ、脳に関する本がブームだが、ただ書名に脳のついたものを並べるだけでは能がないというか、工夫が足りない。たとえばこの本は、男脳と女脳の違いを解き明かしている。
米山公啓著『女脳はまっすぐしか走れない』(経済界リュウ・ブックスアステ新書073800円)は、サブタイトルが、女脳を活かすと女性を味方にできる。人類が生存の確率を上げるために、長い歴史の積み重ねのうちに男女の脳が違う道筋を辿ったのだろうと著者は推測する。
女脳の特徴が顕著に現れるのが車の運転。往々にしてノロノロ走ったり、急に車線を変更したりするのは、別に意地悪をするつもりではなく、女脳が一般的に右脳を使う空間的な感覚に乏しいからなのである。その空間認識が欠けていると、幅の狭い道路などではただ直進してしまう。男脳は手前で待って、対向車を通してから進もうとする。
また、女性は左右の脳を結ぶ全交連が男性より太いために、喜怒哀楽が激しい。しかしそれはたくさんの情報処理能力に優れていることでもある。このように男脳と女脳の違いを理解すれば、よりコミュニケーションが取れるようになるし、お互いに補完し合う能力を活かせるようになるのではないかと著者は語る。
酒谷薫著『脳は鍛えるな!』(講談社+α新書491―1B838円)は海馬を元気にする食事と運動、が副題。
ここでは男女にかかわらず「ストレス脳」をどうやってもとに戻せるかがテーマ。ストレスが脳そのものにダメージを与えることがわかってきたというのである。ストレスが重なると記憶や学習に関する海馬に障害が起こり、ひどい物忘れの症状が現れる。
流行の脳トレーニングは脳が活性化することになっているが、それは違うという。元気になるという活性化は、脳科学では脳の神経細胞が興奮する状態を指している。従って、脳を元気にさせているつもりが、実は脳をさらに疲労させているだけなのである。
むしろ、アロマセラピーや森林浴、適度な運動などでリラックスした方がいいのだ。
「脳の健康外来」を設立した著者は東洋医学から、漢方薬や体のツボも解説する。脳を守るためには、何よりもスロー・ライフが良いのである。
(遊友出版・斎藤一郎)

万引き被害全件届出を/被害届手続きが簡略化/東京組合

東京都書店商業組合は11月5日、書店会館で定例理事会を開催した。主な審議事項は以下の通り。
〔万引・出店問題委員会〕
10月28日、警視庁の山下史雄生活安全部長が来局し、大橋理事長と万引き問題について懇談した。山下部長は、万引き被害にあった小売店舗が警察に被害届けを出しやすいよう、11月1日から手続きを大幅に簡略化することを説明。「万引き防止対策の重要性を認識し、万引き被害の警察への全件届出の徹底について特段の理解と協力を求める」とする依頼書を手交した。東京組合はこの文書を全組合員にファックス送信し、趣旨徹底を図った。
〔出版物販売倫理委員会〕
都青少年・治安対策本部総合対策部青少年課より書店や深夜立入制限施設などへの実態調査を行うことになったので協力してほしいとの要請があった。期間は11月上旬から来年1月上旬まで。青少年健全育成条例に基づき、青少年の健全な育成に影響を与えるおそれがある不健全図書類などの実態を把握し、基礎資料とすることが目的。
〔電子サイト運営推進委員会〕
10月よりサイトを大幅にリニューアルした。企画推進チームは10月14日、ACCESS本社で第2回勉強会を開催し、推進チーム10名、運営委員7名が参加。Booker,sのサイト構成やデータの加工・表示、売上状況など現状の共有を図った。
〔再販研究委員会〕
三越池袋店の撤退跡地に10月30日開店したヤマダ電機「LABI1日本総本店池袋」の書籍売場(300坪)で、3%のポイントをつけるほか、オープン記念として5%のポイントをつけていると報告された。
〔事業・増売委員会〕
ポプラ社の「きかんしゃトーマス棚セット」を増売商品とすることを承認した。34点34冊、セット予価3万8608円(税別)。申込締切は11月30日。

「ためほんくん」11店で実験/電子情報端末でコミック試し読み

日書連は11月3日から全国11書店の店頭で、コミックの試し読みができる電子情報端末「ためほんくん」の稼動実験をスタートした。実験期間は来年3月までを予定しており、店頭でのコミック増売に向けさまざまな取り組みを行なう。
「ためほんくん」は、18・5インチのタッチパネル式のコンピュータ端末を使用したシステムで、画面をタッチして作品を選択すると、作品の一部が試し読みできるほか、新刊情報や売行き良好書、店頭でのキャンペーン情報など、出版社や書店のさまざまな情報を閲覧することが可能。インターネットの常時接続により、各端末ごとに配信するコンテンツを変えることもできる。試し読みできる分量は1作品12ページから1話分程度で、参加するコミック出版社は、秋田書店、講談社、集英社、小学館、白泉社の5社。試し読みできる作品は150点程度からスタートし、各出版社の協力を得ながら順次増やしていく予定。また、このシステムが普及することで、出版社が書店に配布しているポスター等の販促物の大幅なコストダウンが図れると見込んでいる。
10月28日に日本出版クラブで行われた記者会見で、情報化推進委員会・井門照雄委員長は、「コンテンツのデジタル化を巡るさまざまな動きが進む中で、紙の本を販売する我々リアル書店はどう取り組むべきか模索を続けている。昨年12月から今年4月まで、携帯電話による店頭試し読みシステムの実験を行った。その結果を踏まえ、大きな画面を使って販促用にデジタルコンテンツをうまく利用できないかと考えた。書店店頭が活性化し、ビジネスモデルとして成り立つ方法を見出したい」とあいさつ。
続いて田江泰彦委員が実験概要について説明。「書店店頭でデジタルコンテンツをいかに活用するか、5カ月間の実験で、いろいろなケースを作って実験したい。デジタル化時代の書店のあり方を議論する中で出てきたのがこの『ためほんくん』のシステム。紙のコンテンツを扱う書店が今まで培ってきた力を、デジタルの世界でも生かしていくことに挑戦していきたい」と述べた。

〔ためほんくん実験店〕
▽高島書房(福島県郡山市)▽ブックスページワンイトーヨーカドー赤羽店(東京都北区)▽大盛堂書店駅前店(東京都渋谷区)▽ブックスふかだ守口店(大阪府守口市)▽廣文館金座街本店(広島県広島市)▽今井書店吉成サウンドスタジアム(鳥取県鳥取市)▽今井書店湖山メディア館(同)▽今井書店錦町店(鳥取県米子市)▽今井書店本の学校メディア館(同)▽今井書店グループセンター店(島根県松江市)▽今井書店出雲店(島根県出雲市)

SJ25周年企画などを説明/愛知理事会

愛知県書店商業組合(谷口正明理事長)の10月理事会が、10月16日に開催された。冒頭で谷口理事長は、「自転する書店組合」ということで、いろんな人を巻き込んで、一人でできないことを皆でやる、また、理解していただくようになろうとあいさつした。
報告事項では、佐藤筆頭副理事長が、日書連報告として書店くじや共済会についての経過説明を行なったほか、各委員長から以下の説明があった。①相談窓口委員会…全組合員対象アンケートの実施。②広報委員会…11月の愛知書店新聞で、刈谷市・日新堂書店での「読み聞かせ孫の日特番」記事の案内。また、全国広報委員会議に出席し、各県組合の声をレポート報告した。③サン・ジョルディ委員会…来年「25周年企画」として、かいけつゾロリの作者「原ゆたか氏のサイン会」を実施。
その他、違反対策委員会、読書推進委員会、親睦委員会、会員メリット開発委員会などの報告が行われた。その他の質問事項では、「ゴマブックス」の緊急情報の混乱についてや、情報が開示されないのはなぜか等の質問があった。
(榊原壮一広報委員)

2万4千件の予約獲得/09年雑誌愛読月間キャンペーン

7月21日から8月20日までの1カ月間展開された「雑誌愛読月間」(日本雑誌協会主催)キャンペーンの報告結果がまとまった。
今年は新企画として、「定期購読キャンペーン」10年記念謝恩定期獲得コンクールを実施。定期獲得上位70までの書店には賞金が用意され、1位は10万円。参加書店数は5066店で前年より548店減ったものの、予約獲得店は282店増えて1227店。予約数は5657件増えて2万4314件となり、初めて2万件を突破した。この結果、予約獲得店舗率は7・38ポイント増えて24・22%になった。取次別ではトーハン28・11%、日販20・25%、大阪屋33・70%、太洋社4・68%、栗田8・5%、中央社6・31%、協和46・75%。
今年のキャンペーンには過去最多の42社120誌が参加し、予約獲得数上位20誌は次の通りとなった。
①日経TRENDY(日経BP社)1977、②ESSE(扶桑社)1770、③クロワッサン(マガジンハウス)1088、④ゴルフダイジェスト(ゴルフダイジェスト社)1047、⑤Newton(ニュートンプレス)860、⑥レタスクラブ(角川SSコミュニケーションズ)615、⑦ペン(阪急コミュニケーションズ)599、⑧すてきな奥さん(主婦と生活社)597、⑨CREA(文藝春秋)595、⑩フィガロ・ジャポン(阪急コミュニケーションズ)592、⑪クーリエ・ジャポン(講談社)441、⑫BE―PAL(小学館)418、⑬JUNON(主婦と生活社)417、⑭Safari(日之出出版)404、⑮ゆほびか(マキノ出版)385、⑯週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)377、⑰日経PC21(日経BP社)372、⑱グッズプレス(徳間書店)371、⑲週刊東洋経済(東洋経済新報社)361、⑳JR時刻表(交通新聞社)337
広報活動としては、会員社発行雑誌318誌で告知したほか、雑協や会員社ホームページ、雑誌関連サイトでPR。書店・図書館でポスター2万枚、「関東交通広告協議会」の電鉄会社と関西の電鉄6社による中吊り協賛広告8万9385枚が掲出された。イメージキャラクター、佐々木希さんのオリジナル図書カードを2009人にプレゼントをする企画には、約4万9千通の応募があった。また、東京国際ブックフェアに図書普及と共同ブースで参加して雑誌愛読月間をアピールした。

「声」/「書店新聞1面は日書連の顔」に共感/奈良市・たつみ書店・辰巳寿一

全国書店新聞10月21日号声欄に掲載された「書店新聞のあり方を問う」を読んで快哉を叫ぶ一人である。
筆者の今西さんとは旧知の仲であり、久し振りの文章に接し懐かしさもあって、つい一文をしたためる気になった。本紙9月11日号1面に載ったアマゾンの記事に対する、今西さんの「書店新聞の第1面は業界全体に見せる日書連の顔・姿なのだ」という主張は、まさにその通りである。私個人の感情からしても「良くぞ言ってくれた」の一言に尽きる。ついでに言えば、書店新聞の編集子に言いたい。新聞に〝あり方を問う〟等の一文が載ることの方が問題だと思う。
本屋の苦労わかってえな!

日書連のうごき

10月1日東京書籍創立百周年記念式典に大橋会長が出席。
10月2日第41回出版平和堂合祀者顕彰会に大橋会長ほか役員が出席。雑誌発売日本部・実行合同委員会に井上理事ほか関係役員が出席。
10月7日消費者庁の設置と景品表示法の運用に関するセミナーに柴﨑副会長ほか役員が出席。
10月14日全国広報委員会議。
10月16日第46回文藝賞贈呈式に大橋会長が出席。
10月19日定期購読キャンペーンまとめ会に梅木常任委員が出席。
10月20日全国中央会団体月例研修会に石井総務部長が出席。
10月21日財産運用特別委員会。物流研究準備委員会。「ためほんくん」実験機デモ。
10月22日横浜にて移動理事会。
10月23日日本出版クラブ第5回会館問題特別委員会に大橋会長が出席。読進協常務理事会に大橋会長が出席。
10月26日日本図書コード管理センター「ワーキンググループ」第2回会議に岩瀬専門委員が出席。
10月27日文字・活字の日記念事業「言葉を楽しむ日」フォーラムに大橋会長が出席。
10月28日「ためほんくん」記者発表会。文化産業信用組合理事会と第3回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」贈呈式に大橋会長が出席。
10月29日JPIC運営懇談会に大橋会長が出席。読進協事業委員会に難波事務局員が出席。

日本の科学技術支える/オーム社95周年祝い感謝会

大正3年、「OHM」誌発刊によりスタートを切ったオーム社は今年11月1日で創立95周年。これを記念した販売感謝の会が5日午後3時半より新宿のヒルトン東京で開かれた。
感謝会でオーム社佐藤政次会長は「東京電機大学の創設者、廣田氏が技術を広めるには出版が必要だと、大学の一部を借りて株式会社を創業した。単行本はほとんどが戦後の出版で、資格試験とともに成長した。今後も読者に支持され、書店の信頼を得る出版物を作り、隆々と100年を迎えたい」とあいさつ。
企画説明を行った伊良子幸夫取締役出版局長は「雑誌6誌とムック1誌、書籍を年間230点刊行しており、今後も電気・電子情報、建築技術、環境と時代に即してバランスのよい本づくりを続けていく」と述べた。
村上和夫常務取締役販売局長は「当社の販売は東京にのみ集中せず全国型が特徴。ライセンスブックは前年比107・4%と手堅く売れている。市場在庫適正化のため、この3年で常備店を13%減らし、きめ細かい送品を行った結果、返品率を6・4%削減できた。販売機会損失を防ぐため、欠本の確認も協力いただきたい。チェーン店30店のうち19店、単店100店のうち57店が前年比増になった。今後も話合いにより全体が伸びるよう努力していく」と営業方針を説明。このあと、チェーン店と単店の販売部数上位各10店を表彰し、佐藤会長から記念品がを手渡された。
第2部懇親会では紀伊国屋書店高井昌史社長が「オーム社は海外出版社との提携、デジタル化など日本の科学技術の発展を支える先見性がある。来るべき創業百年をともに迎えたい」と祝辞を述べた。

ダイセイコーが金園社の営業権取得

実用書の㈱金園社は同社の全株式を首都圏の書店チェーン、㈱ダイセイコーに売却した。代表取締役の松木茂氏は10月9日付で退任。代表取締役会長に青柳清氏(ダイセイコー社長)、代表取締役社長に田口貴氏(金園社前専務)、取締役に高橋守氏(ダイセイコー取締役本部長)、相談役に能勢仁氏(ノセ事務所)が就任した。また、本社は以下に移転。電話・FAXも新しくなった。
〒104―0061中央区銀座2―8―5石川ビル9階℡03・5159・8116~7、FAX03・5159・8671

『ハッピーバースデー』がTVドラマ化

斎藤佐次郎が童謡童話雑誌『金の船』を創刊したのは大正8年。11月1日で金の星社は創業90周年を迎えた。そこに飛び込んだのが150万部を突破した同社のベストセラー『ハッピーバースデー』のTVドラマ化。11月21日夜9時からフジテレビ系列で放送することが決まった。娘を愛せない母親役に木村佳乃、母の愛を求め悩み苦しむ娘役を大橋のぞみが演じ、話題になりそうだ。

移転

◇明文図書
神田神保町にあった社屋を左記に移転、10月13日から業務を開始した。
新住所=〒162―0801新宿山吹町358―8電話03・6457・5200FAX03・6457・5218

催し

□ヨコミネ式で日本の教育を変える
小学校入学までに平均2千冊の本を読破、3歳までにひらがな、カタカナの読み書きができる。プロゴルファー横峯さくらの伯父で鹿児島県志布志で通山保育園を運営する横峯吉文氏のヨコミネ式学習法の講演会。日本文芸社『子供が天才になる4つのスイッチ』刊行記念。
11月16日は新宿紀伊国屋ホールで午後1時半開演。入場料千円。12月2日は横浜市・湘南台文化センターで、午後2時開演。入場料5百円。

受賞

□野間文芸賞
第62回野間文芸賞に奥泉
光氏『神器軍艦「橿原」殺人事件(上・下)』(新潮社)、第31回野間文芸新人賞に村田沙耶香氏『ギンイロノウタ』(新潮社)、第47回野間児童文芸賞になかがわちひろ氏『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)が選ばれた。贈呈式は12月17日午後6時より帝国ホテルで。

人事

◇ポプラ社
(10月5日付、○新任、◎昇任)
㈱ポプラ社
取締役会長○臼田浩義
代表取締役坂井宏先
取締役社長小沼保衛
常務取締役(ポプラディアネット局長)飯田建
同(一般編集局長)
◎奥村傳
取締役(販売局副局長)
白戸育代
同遠藤正夫
同(児童書編集局副局長)大熊悟
同(一般編集局第3編集部長)野村浩介
同(児童書編集局副局長)井澤みよ子
同(販売局副局長)
○田中俊彦
監査役(弁護士)蜂須優二
非常勤顧問齋藤幸司
執行役員
販売局直販部担当
矢ヶ部博
児童書編集局副局長
小原解子
海外児童局長兼ポプラディアネット副局長東谷典尚
販売統括担当笠井信寿
業務局制作部長武井隆明
販売統括担当兼販売局一般書企画部長近藤隆史
名古屋出張所長西山朋光
業務局長○岳野保
総務管理局長○長谷川均
㈱そうえん社
代表取締役社長矢ヶ部博
取締役遠藤正夫
同福島清
同田中俊彦
監査役(弁護士)蜂須優二
ジャイブ㈱
代表取締役社長奥村傳
取締役佐藤秀
同近藤隆史
監査役(弁護士)蜂須優二

CVS向け廉価本/日販DECOMAS

日販はローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスのCVS3社と共同でオリジナル書籍を企画開発。共通背デザインの廉価版書籍「DECOMAS」をCVSで販売する。第1弾は10月20日より8銘柄でスタートした。
CVSの書籍はコミック棚の背差陳列が主流だが、限られた売場の中で様々な判型やデザインがあり、CVSから①顧客に見やすく選びやすい売場を、②アルバイトでも容易に陳列できる仕組みにという要望を受け、日販CVS部MD推進チームが企画した。
CVS顧客向けのコンテンツを分析し、書籍、新書、文庫を2次・3次利用して低価格で提供。CVSの「衝動買い・暇つぶし」顧客を取り込み、潜在的な読者層の開拓を目指す。
判型はB6軽装版。ビジネス、自己啓発、時事ネタ、雑学、健康、ファッションを扱い、5~700円の価格帯。参加出版社はPHP研究所、KKベストセラーズ、日本文芸社、扶桑社、WAVE出版、アルファポリス、G.B.ほか。

本屋のうちそと

旧産炭地に囲まれたわが町のかつての繁栄とその後の凋落は、とてつもなく激しいものでありました。人生における成功体験は忘れがたく、親たちも「昔はヨカッタ」という話になると、とどまる所を知りません。自慢話のうちはイイのですが、それの揺り戻しとして近年の不景気風、愚痴話となるともう暗くなってしまってイケません。
近隣の町では、多くの施設が赤字を垂れ流し続け、挙句の果てには廃墟となった姿をさらしています。それぞれに多額の税金をつぎ込んで、結局は立ち行かなくなった結果について責任をとる人はいません。世界経済から始まって、事業が上手くいかなかった理由(言い訳)を並べ立てて平気な連中がいるだけです。
今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いの旭山動物園ですが、一時は廃園寸前のどん底にまで追い詰められていました。そこから這い上がってきた坂東さんのような人たちが、この北海道にもいたのだということは何にもまして勇気付けられる嬉しい事実です。
年末商品が並ぶこの季節、うちの母親はカレンダーや日記の拡販に取り組んでくれています。去年・一昨年のリストを見ながらお客様に電話をかけてくれるのです。
ところが今年は目玉の、みのさんのカレンダーが無くなってしまったとガッカリしていました。それでも二階から電話の声が聴こえて来ます。「笑点の暦は今年はどうですか?」一段と高い声で喋っています。
昭和ヒトケタ恐るべし、僕らも情けない姿を見せるわけにはいきません。(広辞猿)
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