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平成22年4月1日号
たんけんしたいな本の森/4月23日から第52回こどもの読書週間

第52回を数える「こどもの読書週間」(読書推進運動協議会主催)が4月23日から5月12日まで、「子どもの読書の日」(4月23日)から「子どもの日」(5月5日)を間にはさんだ3週間の日程で開催される。
「こどもの読書週間」の今年の標語は「たんけんしたいな本の森」。読進協は読書週間の開催にあたり、公共図書館、全国小・中・高等学校図書館、書店、関係出版社、報道機関等にポスター(写真・上)や広報文書を配布してPR。読書週間の趣旨を表すマーク(写真・下)を作成し、期間中やその前後を通じ各社から発行される雑誌・新聞・広報誌等に使用を呼びかける。
また、都道府県の読進協、関係各団体の協力を得て、以下の各種行事の実施を推進する。
▽公共図書館、公民館、小・中・高校の学校図書館等で「こどもの読書研究会」「こども読書のつどい」「親と子の読書会」「大人によるこどもの本研究会」「こどもの読書相談」「児童図書展示会」「児童文学作家による講演会」「児童図書出版社との懇談会」等の開催。「読書感想文・感想画コンクール」の実施。
▽都道府県の読進協による都道府県単位の「こども読書大会」等の開催。
▽出版社、新聞社、放送局、文化団体等による、被災害地域、児童擁護施設、矯正施設等への「図書・雑誌の寄贈運動」の実施。

ためほんくんプレ稼働で記者会見

日書連は店頭でのコミック試し読みシステム「ためほんくん」の実験期間を3月末で終了。4月1日から本稼働に向けて具体的な課題等を検討するプレ稼働期間をスタートする。
4月7日午後4時から東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で全国紙、業界紙など報道各社を集めて記者会見を行うことになった。

出版物デジタル化で意見交換/総務省など3省が合同懇談会

総務省、文部科学省、経済産業省は3月17日午後5時から東京・霞が関の東海大学校友会館で第1回「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」を開催。座長に東京工業大学・末松安晴名誉教授を選出し、出版社・書店・印刷会社・図書館・情報通信会社・大手電機メーカー・作家・研究者など構成員26名が出版物のデジタル化をめぐる問題について意見交換した。日書連からは柴﨑繁副会長が出席した。

懇談会の冒頭、文科省・中川正春副大臣、総務省・内藤正光副大臣、経産省・近藤洋介政務官があいさつ。中川副大臣は「世界の潮流から取り残され、海外からの波にさらされ混乱することのないよう、それぞれの立場から意見を出し合い、落とし所を探っていきたい」、内藤副大臣は「表現の多様性の確保、知のインフラの整備、世界に負けないビジネスモデル構築に取り組みたい」、近藤政務官は「デジタル出版の気運が高まっていることは望ましい。しかし、従来の知のモデルに大きな影響がある。一定の調整が必要」と述べた。
講談社の野間省伸副社長が日本電子書籍出版社協会、国立国会図書館の長尾真館長が同図書館のデジタル化について説明。引き続き行われた討議では自由な意見交換が行われた。このなかで日書連の柴﨑副会長は「公共図書館の出来た地域は書店の経営が困難になっている。図書館本来の使命は資料性のある本の保存・貸出。ベストセラーや漫画といった読者が自ら購入すべき出版物を複本で揃えることではない。国立国会図書館はさらに進めて、所蔵出版物のデジタル・アーカイブ化を提唱している。コンテンツの権利者や著作権にばかり目が行き、物流や小売書店は中抜きされるのではないかと憂えている。図書館との共生もテーマに取り上げてほしい」と要望した。
3省は懇談会の検討事項として①デジタル・ネットワーク社会における出版物の収集・保存の在り方②デジタル・ネットワーク社会における出版物の円滑な利活用の在り方③国民の誰もが出版物にアクセスできる環境の整備――をあげている。
懇談会は「技術に関するワーキングチーム(WT)」と「出版物の利活用の在り方に関するWT」を設置。今後、配信プラットフォーム整備や利用フォーマットの在り方といった技術的な問題や、出版物の収集・保存および利活用について産業構造全体を俯瞰した上で現状の実態を踏まえつつ関係者の役割分担の在り方等について検討する。3月下旬以降、月2回程度、具体的な検討を行い、一定の結論を出す。懇談会はこの結論を踏まえて議論を行い、6月を目途に一定の取りまとめを行う。

4月から月2回発行に変わります

本紙は4月から毎月1日、15日発行の月2回刊に変更いたします。日書連財政健全化および編集体制見直し(担当者1名減)の一環として発行回数減を図るものです。
この措置にともなって月間ページ数の減少と速報性は低下しますが、各種webサービスの積極的活用等によりこれを補い、今まで以上にきめ細かい情報提供、相互交流の場を提供し、紙面の充実を図ってまいります。
全国の広報委員と組合員、読者の皆様には大変残念なことになり申し訳ございません。広報委員の方々には編集部カバーのため、今後一層記事を送ってくださいますようお願いいたします。皆様方のご理解とご支援をお願いいたします。
日書連広報委員長・面屋龍延

総代会は5月21日に開催/終了後に従業員表彰式/大阪組合

大阪府書店商業組合は3月13日午後2時から大阪市の組合会議室で理事会を開催した。
開会にあたり面屋龍延理事長は「今月は教科書の繁忙期で出席が少ない。新文化3月4日号に、くまざわ書店会長の『売上はもう上がらない。縮小します』という記事が出た。日販発表の昨年規模別書店売上でも各規模で4~7%減。もはや中小書店劣勢、大書店優勢とは言い切れず、売上げ減では横一線となった。中小書店も街の書店として地域やお客さんと一緒に是非生き残ろう」と述べた。
庶務報告では①今年度総代会を5月21日午後2時半から、ウェスティンホテル大阪で開催。午後5時から優良従業員表彰式並びに懇親会を行う。支部長は被表彰者の推薦をお願いしたい、②5月11日午後2時半から大阪駅前第3ビル17階会議室で、日本雑誌協会理事長(文藝春秋会長)の上野徹氏を講師に近畿ブロック会主催の講演会を開催することが報告された。
各委員会報告は以下の通り。
【財務・総務】
各委員長は総代会議案書に記載する事業報告、事業計画原案を至急提出するよう呼びかけがあった。平成21年度収支決算書等、会計関係書類を作成した。4月8日に監事同席の下、監査委員会を開催して1年間の組合活動を検証する。監事の承認を得た後、4月理事会で理事の承認を得ることになる。
【読書推進】
①帯コン=第6回コンクール参加出版社は13日現在で9社。あと新規参加出版社1社と交渉中。第5回コンクール入賞者の声等を集めた小冊子を2千冊作成した。自治体、学校への働きかけに活用し、コンクール普及拡大に活かしたい。制作費の一部に日書連からの読書推進に関わる助成金を当てた。
②読書ノート=22年度の「読書ノート」運動参加校募集の告知を4月20日頃に行う。抽選の後、5月12日午後1時から当選校への発送作業を行う。新「読書ノート」の朝日新聞紙上への氏名発表基準が変更となった。新聞へは5、6年生の50冊以上読了者のみ発表する。1年生から4年生までは百冊以上読了者の氏名をアサヒ・コムに発表する。
【広報】
取材記事を4本掲載する。第2回大阪検定についての告知記事を載せる。
【経営活性化・書店環境改善】
3月12日、浪速区のモリサワ大阪本社を訪問。電子書籍ビジネスソリューション、iPhone小説編について説明を受けた。同ソリューションは印刷会社、出版社向け商品で、「電子書籍が紙の書籍の販売増につながるような事業展開をしていきたい」ということであった。これが普及すると書店抜きの状態となり、日書連として、政府や政党に働きかけて欲しいとの要請があった。
【雑誌発売日】
1月30日に平野区で発見された発売日違反の卸元は、新進・安田であった。同社は平成17年3月に3カ月の前渡停止、平成20年10月に6カ月の前渡停止を受けたこともあり、今回は3月20日から1カ年の前渡停止措置となった。
東京の本部委員会では、名神高速道、西名阪高速道サービスエリアでの発売日違反の報告があったと説明された。
(中島俊彦広報委員)

生活実用書/注目的新刊

予防医学をテーマの出版が盛んである。誰もが健康で元気に暮らしたいと望んでいるからだが、中にはアンチエイジング、メタボ対策、ダイエットなど、やや予防医学をはみ出すテーマも含んでいる。それをどのように並べるか、書店の腕の見せ所である。
石原新菜著『腹巻き美人ダイエット』(海竜社 1200円)は確かにリバウンド知らずのダイエット本に違いはないのだが、著者の石原ニイナ医師は予防医学で定評のある石原結實医師の長女である。後半に紹介する人気ドクターの著書に並べれば、親娘のコラボレーションが実現するしそれは読者の興味も引く。
まず体の状態をチェックすることからスタートし、腹巻きと生姜紅茶を勧めている。
なぜ腹巻きがダイエットに効果的なのかというと、お腹を温めると全身が温まる。内臓を温めると、臓器が活性し免疫力があがって、やせやすいコンディションの体をキープできるからなのである。
冷えと水分の摂りすぎがダイエットだけでなく健康の大敵であることは、覚えておきたい病気予防のコツである。
体温が1度上がると代謝は12%、免疫力は30%上がる事実は驚く。女性の著者らしく、腹巻きの選び方という親切な項がある。肌への刺激が少ないシルク製もあるという。
奥付の日にちが10日しか前後しない発売で、図らずも、お腹を温めて免疫力を上げようと提唱する本がある。
石原結實著『お腹を温めれば病気にならない』(廣済堂 出版健康人新書024800円)は石原新菜ドクターの父上の著作。最近は日本人
の体温はどんどん下がっているのだそうだ。体温低下の原因は①筋肉運動、労働の不足②塩分摂取の極端な制限③水分の摂取過剰④体を冷やす食べ物の摂りすぎ⑤湯船に入らずシャワーで済ます入浴習慣⑥夏のエアコンだという。
あらゆる病気は「冷え」=「血流が悪いところ」に発生するので、やはり驚くほど改善効果のある腹巻きに注目する。数十年来の頭痛がよくなったなど体験例とその処方も紹介し、スクワットなどの運動法を具体的に解説する。漢方薬や大根湯などからだを温める食べ物のレシピもある。
以上の二冊が店頭に並んでいれば、読者は必ず立ち止まって、注目するに違いない。
(遊友出版斎藤一郎)

都青少年条例先送りに/出版倫協は緊急反対を表明

東京都が準備していた青少年健全育成条例の改正案について、出版4団体でつくる出版倫理協議会(鈴木冨男議長)は、3月17日、①非実在青少年の性を描いたコミックを規制することは検閲や弾圧につながる、②児童ポルノの単純所持を規制するのは権力の乱用――などとして、改正に反対を表明した。また、出版労連も12日付けで条例改正は表現の自由を侵害するとして反対を表明していた。
出版業界はじめ各界からの反対を受けて、都議会総務委員会は3月19日、同案を継続審査とすることを決め、30日の都議会本議会に条例改正案の提出は見送られた。出版倫協の緊急表明は以下の通り。

「東京都青少年条例改正案」に対する緊急反対表明
出版物が青少年に及ぼす影響力は大きく、その社会的責任が重大であることは言うまでもない。出版に携わる者として、青少年の健全な成長を願い、そのための努力が必要であることは、十分認識している。
しかし、その責任は出版関係者が自主的に負うべきものであり、法的・行政的措置は表現の自由の立場からも慎重に討議され、最小限に留められるべきと考える。
このような観点から昭和38年に設立された出版倫理協義会では、青少年に見せたくないコミックやグラフ誌に対しては、出版ゾーニングマークをつけたり小口シール止めを施し、書店、コンビニでの区分陳列や対面販売を徹底するなど自主規制に努めてきた。
しかし、今回示されている条例改正案は、業界のこのような自主規制の努力をないがしろにするものと言わざるをえない。
当協議会が特に問題と考える点を以下に列記する。
1、18歳未満と判断される架空の人物の性を描いたコミック等を規制しようとしていること。(コミックにおける登場人物は設定年齢よりも幼くみえたり、年齢不詳の場合も多く、当局の恣意的な判断によって著作者や発行者への検閲や弾圧につながる怖れがある)2、現行の児童ポルノ法において、「児童ポルノとは何か」の定義が曖昧とされているにも拘わらず、それを踏襲しようとしていること。(国会において定義の見直し論議を行っている)
3、児童ポルノの「単純所持」について規制しようとしているのは、権力の乱用につながりかねない。(国も論議中で未だ規定していない)
以上の理由から、当協議会は論議不十分で周知されていないこの条例改正案に対し、反対の立場を表明するものである。以上

心にのこる子どもの本夏休みセール/厳選219点を4セットに

「2010心にのこる子どもの本夏休みセール」は国民読書年特別企画として、お申し込みいただいた書店には、日本児童図書出版協会発行『読書ブックガイド』20冊、『絵本ガイド』30冊を無料で提供します。ぜひご参加ください。
【絵本セット】(小学校低学年まで)
▽チュンタのあしあと(あかね書房)▽6わのからす(あすなろ書房)▽ペネロペうみへいく/花さき山/としょかんライオン(岩崎書店)▽すみれおばあちゃんのひみつ/どろぼうだっそうだいさくせん!/ほんちゃん(偕成社)▽あかりをけすと/おとうふちゃん(学研マーケティング)▽ダットさんうみをはしる/ぎょうれつのできるすうぷやさん/ねえ、おつきさまどうしてぼくについてくるの?/がまんのケーキ(教育画劇)▽おこる/3びきのこぶた(金の星社)▽あいうえおん/ながいなが~い(くもん出版)▽やってくるやってくる/みさき/かばのブッキくん(佼成出版社)▽おじさんのかさ/バスたろうはじめてのうんてん(講談社)▽はだかんぼばなな(国土社)▽しゅっぱつしんこう!/みんなあかちゃんだった(小峰書店)▽だいすき、パパ!(主婦の友社)▽コんガらガっちどっちにすすむ?の本/おいでよ!むしのもり/カブトムシがいきる森(小学館)▽あめふりうさぎ(新日本出版社)▽もりもりくまさん/やいたやいた(鈴木出版)▽ひよこちゃん(そうえん社)▽およいで!さかなくん/おばけやしき(新装版)(大日本絵画)▽ララちゃんのダンス/しょう太とねこのサーカス(大日本図書)▽音が見える絵本サルくんとブタさん(汐文社)▽ぼく、およげないの/しりたがりやのちいさな魚の話/こうえんのかみさま(徳間書店)▽おしいれのぼうけん/バスがきました/どじょうのくろちゃん/むしたちのかくれんぼ/おにぎりくんがね‥(童心社)▽あずきまる/どっからたべよう/おいしいみず(農文協)▽ヘラクレスオオカブトムシのいちばんくん/にっぽんをたびするちずえほん(ひかりのくに)▽うみのおふろやさん/だめだめすいか(ひさかたチャイルド)▽ネコのニャゴマロ―あいのものがたり―/いいこだ、ファーガス!/いつまでもすきでいてくれる?(評論社)▽おへそのあな/いたずらコヨーテキュウ/ぞうのエルマー(BL出版)▽10ぴきのかえるのなつまつり/ねむいねむいねずみとおばけたち(PHP研究所)▽ピーのおはなし/はっぱのおうち/ぞうくんのあめふりさんぽ/ちいさなくし(福音館書店)▽かくれんぼタンプティ(フレーベル館)▽いればのガタくんそらとんだ/くるりんほしにねがいを(文溪堂)▽のんのんばあおばけどろぼう/かさ(文研出版)▽まあ、なんてこと!/いちばんうつくしいのはオレだ(平凡社)▽ちっちゃくたってつよいんだ!(ほるぷ出版)▽そっといちどだけ/ねずみくんうみへいく(ポプラ社)▽エドウィーナ/サラちゃんとおおきなあかいバス(光村教育図書)▽はがぬけたときこうさぎは…(リブリオ出版)▽きらいさきらい/ぞうのたまごのたまごやき〈絵本版〉(理論社)
【読物セット】(小学生向け)
▽ぞくぞく村ののっぺらぼうペラさん(あかね書房)▽マーメイドガールズⅡ①バニラと白いゆうれい(あすなろ書房)▽ルルとララの天使のケーキ/ほねほねザウルスティラノ・ベビーのぼうけん/注文の多い料理店/なんでも魔女商会星くずのブラックドレス/ロンド国物語①オルゴールの秘密/デルトラ王国探検記(岩崎書店)▽闘莉王(トゥーリオ)超攻撃的ディフェンダー/チーム朝原の挑戦バトンは夢をつなぐ/金本和憲心が折れても、あきらめるな!(学研マーケティング)▽まほうのじどうはんばいき/アニメ版ちびまる子ちゃん腹話術をやろうの巻/れっつ!スイミング/チェンジング(金の星社)▽ありがとうチョビ(くもん出版)▽チョコレートのまち/ハキちゃんの「はっぴょうします」/ポケットきょうりゅうサイコロンクス(佼成出版社)▽ねこの根子さん/メニメニハート/いちばんに、なりたい!(講談社)▽怪談図書館悪魔がさそうカードゲーム(国土社)▽うさぎのぱんとぶたのぱん(小峰書店)▽っぽい(主婦の友社)▽いじめ―もう涙はいらない―/ハチ公物語(新装版)/黒い太陽のおはなし(小学館)▽ま夏の夜は、たんけん!/あかね色の風(新日本出版社)▽里山のおくりもの(世界文化社)▽さよならのプレゼント(そうえん社)▽瓜ふたつ(大日本図書)▽ラブレター(汐文社)▽ルルと魔法のぼうし/時間をまきもどせ!(徳間書店)▽まぜこぜシチュー(評論社)▽れいぞうこのなつやすみ/よいはちゃん歯なし国へ(PHP研究所)▽ロボット・カミイ/もりのへなそうる(福音館書店)▽てっこう丸はだれでしょう?(フレーベル館)▽ねこの手かします(文研出版)▽ペニー・フロム・ヘブン(ほるぷ出版)▽合い言葉はかぶとむし(ポプラ社)▽なぞなぞライオン/きまぐれロボット/チョコレート戦争/のろのろひつじとせかせかひつじ/モンタギューおじさんの怖い話/頭のうちどころが悪かった熊の話(理論社)
【あそびと学習セット】(小学生向け)
▽うみのダンゴムシ・やまのダンゴムシ(岩崎書店)▽ちきゅう/チリメンモンスターをさがせ!/カブトムシ観察ブック(偕成社)▽全国鉄道ものしり地図帳/とってもかわいいミニチュアクラフト/小学生のキッチンでびっくり実験66(学研マーケティング)▽妖怪天国霊界めいろブック(金の星社)▽米村でんじろうのDVDでわかるおもしろ実験!!/発見!マンガ図鑑NHKダーウィンが来た!(6)動物たちの超テクニック編生きもの新伝説(講談社)▽学習漫画小学生のときに身につけたい礼儀と作法(集英社)▽超図解工作大図鑑(主婦の友社)▽かずの冒険〈野山編〉/ドラえもんちずかん1にっぽんちず/ドラえもんちずかん2せかいちず(小学館)▽ワクワクむしずかん1むしのきほん(新日本出版社)▽わらべうた手合わせ遊び子守うた(鈴木出版)▽だまされる目錯視のマジック(誠文堂新光社)▽てのひらかいじゅう(そうえん社)▽ポップアップであそぼう(大日本絵画)▽いのちの木もしも地球の生きものが一枚の葉だったら(汐文社)▽切り紙昆虫館ハサミで作ろう!(童心社)▽漬けものの絵本1塩・みそ・しょうゆ漬け/漬けものの絵本2ぬかみそ・たくあん・こうじ漬け/梅干しの絵本/キムチの絵本/テントウムシ観察記/アゲハチョウ観察記/セミ観察記/カタツムリ観察記/カマキリ観察記(農文協)▽なまえのことばえじてん/うごきのことばえじてん(ひかりのくに)▽あさがおさいた(ひさかたチャイルド)▽ストーン・エイジ・ボーイ(BL出版)▽ぱらぴたぽん/続・時の迷路/花火の大図鑑/モンスター迷路(PHP研究所)▽あそびのレシピ/はなびのはなし(福音館書店)▽どんぐりノート(文化出版局)▽新訂第6版ジュニア地図帳こども世界の旅/新訂第6版ジュニア地図帳こども日本の旅/こども世界国旗図鑑/新版恐竜の飼いかた教えます(平凡社)▽昆虫摩訶ふしぎ図鑑/深海魚摩訶ふしぎ図鑑/極限生物摩訶ふしぎ図鑑(保育社)▽日本地図めいろⅡ/ポケット天文検定(ほるぷ出版)▽ヘビのひみつ/クモのいと/サンカクノニホン/あまがえるとうさんといくはじめての昆虫採集(ポプラ社)▽リンカーンとダグラス/あめじょあじょあ/どうしてちがでるの?(光村教育図書)▽谷川俊太郎詩集すき/茨木のり子詩集落ちこぼれ/マリモを守る。若菜勇さんの研究(理論社)
【読み聞かせにふさわしい絵本セット】
▽チリとチリリうみのおはなし(アリス館)▽あしにょきにょき(岩崎書店)▽ぼくんちに、マツイヒデキ!?(学研マーケティング)▽やさいのおしゃべり(金の星社)▽ぴよぴよ(くもん出版)▽ひろしまのピカ(小峰書店)▽そらまめくんとながいながいまめ(小学館)▽ヘンリー・ブラウンの誕生日(鈴木出版)▽えらいえらい(そうえん社)▽おふろおばけ(大日本図書)▽もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう(徳間書店)▽どろんこももんちゃん(童心社)▽どうぞのいす(ひさかたチャイルド)▽わすれられないおくりもの(評論社)▽うえきばちです(BL出版)▽ポポくんのミックスジュース(PHP研究所)▽おだんごぱん(福音館書店)▽ふたりはいっしょ(文化出版局)▽かばんうりのガラゴ(文溪堂)▽ろくべえまってろよ(文研出版)▽こびととくつや(平凡社)▽歌が世界を動かした!~ウィ・アー・ザ・ワールド物語(星の環会)▽ないしょのおともだち(ほるぷ出版)▽いたいよいたいよ(ポプラ社)▽ふしぎなナンターラ(光村教育図書)▽せんねんまんねん(理論社)

過去10年で最低の伸び/09年分類別書店売上調査

日販経営相談センターが発表した「2009年書店分類別売上調査」の概要は以下の通り。
【全体】
◇09年の年間売上高は前年比94・6%と5年連続で前年を下回り、過去10年間で最も低い数字となった。
土日祝日数は前年比2日増の120日。5月にゴールデンウイーク、9月にシルバーウイークが各5日間あったが、書店店頭売上は5月が98・3%、9月が95・1%で、売上げ増の効果はもたらさなかった。
◇月次売上で前年を上回ったのは1、6、10、11、12月の5回。
単月で好調だったのは、1月『黒執事』⑥(スクウェア・エニックス)、『ガラスの仮面』43(白泉社)、6月『1Q84』①②(新潮社)、10月『聖☆おにいさん』④(講談社)、11月シリーズ最終巻『のだめカンタービレ』23、『ツバサ』28(講談社)、12月は『くらべる図鑑』(小学館)、初版258万部を記録した『ONE PIECE』56(集英社)。しかし、年間を通して売上に影響を与えるベストセラー銘柄は少なかった。
【規模別】
◇3百坪以下の店舗を小・中規模店、それ以上を大型店として売上高前年比を比較すると、小・中規模店は94・2%、大型店94・7%と拮抗している。ジャンル別に見ると、大型店のコミック、新書、地図旅行、ビジネスは小・中規模店に比べて落ち込み幅が小さく、小・中規模店の辞典、実用書、児童書、学参は大型店より落ち込み幅が小さかった。ジャンル単位での好不調の差はあるものの、売場面積による売上の優位性はなくなりつつあると見られる。
【立地別】
◇ビジネス街が90・8%と08年を大きく下回った。08年の『広辞苑』改訂による売上伸張の反動でビジネス街の辞典は、81・5%とジャンル平均から7%近く落ち込んでいる。ビジネス街の辞典における「広辞苑」売上構成比は、08年の27・4%から09年は7・8%となった。◇ビジネス街の売上は、文庫(他立地平均3・6%増)、ビジネス(同3・3%増)、地図旅行(同1・8%増)の構成比が他の立地に比べて高いが、09年のビジネス街は文庫、ビジネス、地図旅行がジャンル平均より3~5%落ち込んだ。円高や市況悪化による企業特需の減少も要因として考えられる。
【ジャンル別】
◇13ジャンル全て前年を下回った。前年を上回るジャンルがないのは11年ぶり。
◇文芸は前年比86・2%。09年は話題の大型銘柄『1Q84』の発売があり、年間ベストセラー1位になったが、08年と09年の文芸年間上位100銘柄を比較すると、冊数で83・0%、金額で82・6%と共に前年を大きく下回った。
08年には『ハリー・ポッターと死の秘宝』(静山社)の発売があり、同書を文芸で集計した店も多かったため、08年年間集計で文芸ジャンルは売上前年比105・8%だった。
◇雑誌は9月にキャス・キッドソン『THANKYOU!Box』(宝島社)の発売や政権交代による総合誌の好調な推移を要因に前年を上回った以外は90%台後半で推移し、年間売上高は97・2%。雑誌平均価格は上昇傾向にあることから、売上冊数減少による影響が大きかった。ブランドムックや女性誌の豪華付録等で注目は集めたが、売上は依然低迷。
【客単価・客数動向】
◇客単価は1165・1円となり、前年比103・0%と08年に続き前年を上回った。買上1点あたり平均商品単価は99・9%と微減だが、一人当たり買上冊数が101・2%と前年を上回ったため、客単価は前年を上回った。
◇09年の平均客数は前年比94・7%と前年を下回った。年間を通して前年比3~7%減で推移し、08年に比べ営業日数が1日少なかった2月が93・2%、連休があった5月が93・6%、9月94・0%と大きく減少している。

コミック、過去最大の落ち込み/販売金額6・6%減、4187億円に

昨年1年間のコミックス、コミック誌を合計した販売額は前年比6・6%減の4187億円で、過去最大の落込みとなったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。『出版月報2月号』の特集「コミック市場2009」を紹介する。

2009年のコミック販売金額の内訳はコミックスが前年比4・1%減の2274億円で4年連続のマイナス。コミック誌は9・4%減の1913億円で14年連続のマイナスとなった。
95年から15年間のコミックスとコミック誌の販売金額の推移を別表でたどったが、95年のコミック誌の販売額は3357億円。これに対し、コミックスは2507億円。ところがコミック誌は95年をピークに減少を続け、05年にはコミックスの売り上げと逆転、昨年はついに2千億円の大台を割り込んでしまった。
推定販売部数はコミックスが4・9%減の4億5222万冊、コミック誌は9・8%減の6億322万冊と、いずれも販売金額以上の落ち込みとなった。
コミックス(雑誌扱い・書籍扱い合計)の分野では、『ONEPIECE』がコミックス史上最大の初版部数285万部を発行したことが話題を呼び、『のだめカンタービレ』『鋼の錬金術師』も人気をよんだが、これ以外には目立った新刊のヒット作が出なかった。
一方、コミックスを原作としたアニメやドラマは07年に100点、08年に120点、09年は150点と増加。出版各社も既刊の売り上げ増につながると積極的な姿勢を見せているが、メガヒットにつながる確率は、映像化作品の増加に反比例して低くなっているという。
コミック文庫の販売額は27・8%減の83億円。販売部数は29・4%減の1271万冊と3割近い減少。前年に『ROOKIES』が大部数で出た反動に加え、新刊点数、1点当たりの部数が減少している。新刊点数は前年より58点少ない771点。
コミック誌の販売額を月刊誌と週刊誌に分けると、月刊誌は9・9%減の971億円。週刊誌は9・8%減の942億円。販売部数は月刊誌が12・3%減の2億3862万冊、週刊誌が8・1%減の3億6460万冊だった。
読者対象で分けると、月刊誌の子供向けは販売金額4・7%減の317億円。大人向けは12・2%減の654億円。大人向けが大きく減少しているのは、青年向けコミック誌の部数の落ち込みが大きかったとみられる。
週刊誌も少年週刊誌は5・8%減の576億円、青年週刊誌は13・2%減の367億円と大人向けが減少している。少年週刊誌のうち好調なのは『週刊少年ジャンプ』で12月には4年ぶりに300万部発行を達成。集英社は『ジャンプ』300万部発行と、『ONEPIECE』285万部発行を朝日新聞12月4日付朝刊で9頁にわたってPRした。
同特集ではコミック周辺のさまざまな動きとして、①電子コミック、②コミックレンタル、マンガ喫茶、新古書店、③WEBなどを取り上げ、コミックを取り巻く環境の変化を紹介している。
①電子コミック
インプレスR&Dの調査で08年度の電子コミック市場規模は350億円。05年度の34億円から10倍以上に拡大した。そのうち90%をケータイ向けが占めている。
09年12月にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンが「プレイステーションポータブル」向け
にコミック・コンテンツ配信サービスを開始するなど、ケータイ、PC、ゲーム機と多種多様な形態になっている。
②コミックレンタル、マンガ喫茶、新古書店
07年4月にコミック貸与権の運用がスタートしてから2年間で、レンタルブック店の総数は3倍、全国1600店に拡大した。店舗数はなおなだらかな増加傾向にある。
刊行から1カ月以内の新刊はレンタルできないが、マンガ喫茶、新古書店も含めて、これらが読者の購買スタイルを変えてしまう可能性があるため、読者の購買欲を刺激する商品づくりの方向性が見られるという。
③WEBなど
小学館はWebサイトを大幅にリニューアルし「クラブサンデー」で書き下ろし作品などを無料公開している。集英社は「ヴォイスコミックステーション」でコミック連載作品を動くコマと声優の声でアニメ風に楽しめる「耳読みコミック」を無料公開するなどの動きがある。

松居直氏招き講演会/上田市書店組合

長野県の上田市書店組合は3月13日午後2時から、上田信用金庫「しんきんホール」で組合35周年の記念講演会を開催した。
当組合は昭和48年に書店12名の仲間が集まって発足。長野県中小企業団体中央会の指導のもと法人に移行し、現在に至っている会員8店の組合である。
講演会の講師は、日本国際児童図書評議会会長でNPOブックスタート理事長の松居直さん。「絵本の森へ―いつまでも『エブリデイ・マジック』」と題し、約1時間半にわたり講演をしていただいた。松居さんは、日本語の大切さ、すばらしさとともに、代表的な絵本を紹介。あかちゃんはおかあさんと一緒に絵を見て楽しみながら、語りかける声を聞いて、おかあさんの気持ちを感じ取っていくと話した。
会場には保育関係、図書館司書の方や、若い女性もつめかけ、メモを取るなど熱心に聞き入っていた。あっという間に時間が過ぎて、2百人を超えるお客様はすぐ立ち去る方がいないほどの盛り上がりを見せた。何人かの方から「もっと聞きたい」「これからも是非こういう機会を作ってもらいたい」とのありがたい言葉をいただき、私たち書店も感謝の気持ちで、大変有意義な1日であった。
当日は後援いただいた上田市の市長代理と市教育委員会からも、年内にできる新図書館に是非協力してほしいと祝辞をいただいた。これからも組合員一同頑張って文化事業に取り組んでいきたい。(上田市書店組合・清水栄喜代表理事)

コミックスエース応援書店フェア/トーハンと角川GP

トーハンは角川パブリッシンググループの協力を得て「コミックスエース応援書店フェア」を3月下旬より全国550書店で開催している。「カドカワコミックスエース」レーベルから人気作品を厳選したセット送品と補充態勢で書店の常設化を促進するもの。併せて読者プレゼントキャンペーンを実施している。
「カドカワコミックスエース」は、「新世紀エヴァンゲリオン」「涼宮ハルヒの憂鬱」など人気作品多数を擁する少年コミックシリーズ。今回のフェアは、「ヤングエース」の独立創刊(4月3日)や約3年ぶりの新刊となる「新世紀エヴァンゲリオン」12巻の発売(4月3日)などで注目される市場を見据え、関連書の増売を図る目的で、店頭での常設化をサポートする。
参加書店には「カドカワコミックスエース」レーベルから人気作品を厳選してセット送品し、フェアオリジナルパネルやポスター、棚プレートなどの拡材を提供している。さらに、補充発注を容易にして店頭展開をサポートする。
読者プレゼントキャンペーンでは、抽選でAコース=「新世紀エヴァンゲリオン」貞本義行サイン入りポスター(3名)、Bコース=「多重人格探偵サイコ」田島昭宇サイン入りポスター(3名)、Cコース=コミックスエース主要作家サイン色紙(20名)をプレゼント。
セット送品は「新世紀エヴァンゲリオン」「涼宮ハルヒの憂鬱」「デッドマン・ワンダーランド」「未来日記」「サマーウォーズ」「多重人格探偵サイコ」など115点。

海外の出版・書店事情④/ノセ事務所代表取締役・能勢仁

【台湾・台北の書店群】
台湾の出版事情は日本同様良くない。しかし出版社数は増えている。07年9625社で、06年の9176社を上回っている。1995年には4777社であるから、12年間に倍以上になっている。出版点数も95年2万6084点、07年4万6018点とこちらもほぼ倍になっている。
取次は60社前後あるが、多くは地域の小取次である。有力取次の№1は1979年創立の農学股扮有限公司である。トーハンも台北に台湾東販股扮有限公司を出社しているが、取次業務では全くなく、有力出版社として活躍している。書店数は日書連の様な組織がないので不明であるが、筆者の見るところでは1500店位ではないだろうか。
前記の出版社数、出版点数の増加は何によるものであろうか。筆者の独断によれば受け皿の増加によるものだと考える。即ち、台湾の書店業界のチェーン化の大型化、多店舗化は、ここ数年目覚しいものがある。その代表的なチェーン書店は誠品書店である。そのシンボル店は06年に出来た誠品書店・新義店である。アジア地区では№1書店であり、国際的にも5本の指に入る超大型書店である。年配の人たちに名前の知れた邱永漢も書店を経営していた。その書店名は永漢国際書局である。しかし今は衰退し、台北に数店あるだけである。
台湾の書店の特色はチェーン店の多いことである。チェーン店数の最大は金石堂書店で100店を超す書店網を持つ。販売額は誠品書店(44店舗)が一番で、質量共に台湾を代表する大型書店である。この他では新学友書局、敦煌書店、三民書局、何嘉仁書店などがある。台北駅近くの重慶南路には神保町書店街と同じ書店街(新刊書が主)がある。台北の新観光名所に、台北101がある。地上508mの新ランドマークとして集客している。その4階に個性派書店ナンバーワンといってよいページワン書店がオープンした。誠品・新義店と700mしか離れていないので、両店を合わせて見学する書店人、出版人が多い。
〈誠品書店・新義店〉
建物は6階建てで、すべてが誠品の建物で、1階はファッションを中心としたショッピングセンターである。2階から4階が誠品書店のメイン売場である。5階は誠品児童であり、子どもの本以外に各種子ども用品が完璧なまでに揃えられている。各フロアは600坪あるから迷い易い。
2階は新刊、音楽書、旅行書、ビジネス書、言語、ホビー書、雑誌、映画、カフェである。
3階は中文書ゾーンである。文学(現代、古典、外国、青少年、ミステリー、ジェネラルノベル、グラフィックノベル)、人文(宗教、哲学、歴史)、社会科学(法律、政治、社会学)、コンピュータ、理工学、自然科学、資格試験、健康、飲食(フード&ビバレージ)。このフロアは誠品の目玉である。このフロアの窓側に誠品喫茶室(EsliteTeaRoom)80席がある。利用者が多く、賑わっていた。入り口部分には36坪のクッキング専門書売場がある。一見の価値のあるゾーンである。
4階は日文書店、藝術書店があり、日本語の本、美術・デザイン・画集が300坪に優雅に陳列されていた。芸術書店のレストスペースの広さは格別に広く、そこでゆったりと大判の本を開いて見ている読者の多いのに驚いた。
5階の誠品児童書店はもう一つの目玉である。〈ページワン・台北101店〉
ページワンの特色はデザイン書、建築書、美術、写真集、画集の専門性の素晴らしいことである。店のレイアウトは超変形である。迷路売場といっても過言ではない。しかし読者は玉手箱をあける様な発見の楽しみを感じながら店内を回遊しているのであろう。レイアウトは大雑把にいえば店頭に新刊、雑誌、レコメンド本、レジがある。左に進めば文学、人文書、ビジネス書、右に進めば実用、旅行、文具、こどもの本である。合流した奥の部分にメインであるデザイン書、建築書の面展示が待っている。喫茶コーナーも奥にある。
各ゾーンにはインフォメーションセンターがあり、2、3人で応対している。スタッフは約250坪の売場に常時20~30人いた。本のまとめ買いの多いこと、質問の多いこと、滞店時間の長いこと、閲読型読者の多いこと等、ページワンの経営ポリシーが反映されていることがわかる。

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・鈴木清美

◇2歳から/『まくらのせんにんそこのあなたの巻』/かがくいひろし=作・絵/佼成出版社1365円/2010・1

昨年急逝された、かがくいひろしさん最後の作品。まくらのせんにん一行が穴にはまってしまった動物たちを助けようとしますが、せんにんまではまってしまって、さあ大変!もう、この本を読んでいるそこのあなたにお願いするしかありません。しかけに参加して助けてあげてください!

◇4歳から/『てのひらおんどけい』/浜口哲一=作/杉田比呂美=絵/福音館書店840円/2009・5

パパとお散歩へ行こうと手をつないで、パパのてがあったかい!と気がついたぼく。電柱、地面、砂山・・・全てがあったかくて、つめたい。ぼくの「てのひらのおんどけい」で次々と確かめていきます。子どもに目覚めた小さなかがくが大発見になっていく様子をただ見守りたくなります。

◇小学校低学年向き/『みにくいおひめさま』/フィリス・マッギンリー=作/中川宗弥=絵/瑞雲舎1575円/2009・3

エスメラルダはとても恵まれたお姫様でしたが、一つだけ皆の心配事がありました。顔が美しくなかったのです。「お姫様を美しくしてみせましょう」と言ったのは、医者でも魔法使いでもなく、普通のお母さんでした。40年前の作品の復刊、親子で懐かしくも新鮮に楽しめるお話しです。

売上高は5期連続減収に/日経BP社

日経BP社はこのほど2009年度(第42期)決算を発表した。
売上高は428億500万円、前期比18・9%減で5期連続の減収。営業損失は10億5300万円、経常損失は7億4500万円の赤字決算となった。
売上高の内訳は、広告177億2700万円で28・8%減、販売228億7400万円で6・5%減、事業・その他22億500万円で35・4%減。
09年度の売上げのうちインターネットの総売上げは前期比16・8%減の57億6000万円となった。新規サイト「日経ウーマンオンライン」の開発・立ち上げとともに、グラムメディアやベンチャーリパブリックに資本参加しネット事業の強化を推進したが、売上げの減少を補うには至らなかった。
10年度(43期)予算は売上高424億8000万円、営業利益9億8000万円。ターゲットメディアの品質、価値の向上に努めるとともに、環境分野のビジネスを積極的に推進する。

新学期フェアに最適/オーム社「マンガでわかるシリーズ」

統計学や微積分、電気など専門分野の基本を楽しいマンガとわかりやすい文章で解説するオーム社の『マンガでわかるシリーズ』(既刊22点)が大学生協などで売行きを伸ばしている。
シリーズ第1弾は平成16年7月に発売した『マンガでわかる統計学』(定価本体2千円)で現在11刷。統計学は文系・理系を問わず大学の必須科目だが、難解なため、とっかかりになるようマンガの手法で入門書を作った。通常の本づくりと異なり、編集者、著者、シナリオライター、漫画家の4人がかりで製作するため、企画立案から発行まで1年近くかかった。
表紙を萌えキャラのデザインにしたことで社内的な抵抗もあったが、「数式が理解できなくてもストーリーで最後まで読める。統計学の基本が理解できた」と読者からは好評で、基礎分野を中心に次々にシリーズ化していった。フランクフルト・ブックフェアでも評判をよび、お隣の中国・韓国はじめ英米仏独露など世界10カ国で翻訳版が販売されている。
これまでの売行き上位は①『統計学』②『フーリエ解析』③『電気』④『微分積分』⑤『ナースの統計学』の順。主な読者は大学1年生から、もう一度基本を学びたい若い社会人まで。工業高校でも生徒用の入門書として喜ばれている。
同社村上和夫常務は「通常は買切だが、このシリーズはグリーンスリップで、いつでも返品入帳する。4月は入門書が売れるので、単品で仕入れてもいいし、数学中心、電気系など分野別フェア企画があれば相談に応じたい」という。販売促進課の電話は03―3233―0643番。

2010年度販売55億円を目標に/児童図書十社の会

あかね書房、岩崎書店、偕成社、学研、金の星社、国土社、小峰書店、ポプラ社、理論社でつくる「児童図書十社の会」は、公共・学校図書館への2010年度巡回販売・書店自主販売をスタートする。
2008年から自主販売の通年化対応を行なっており、同年の販売実績は51億2260万円。09年度の売上げは、新学期が約36億5000万円、2・3学期は対前年比約130%の約19億円となる見込みで、年間合計では55億円を超える見通し。十社の会の岡本光晴・あかね書房専務は「新学期カラーカタログのDMや後期でのカタログ配布など、新しい取り組みが浸透しつつある。今年度の目標は09年度実績をベースに考えている」としている。
登録書店への販売促進費は、前期(4~8月)と後期(9~3月)に分け、30万円から400万円未満が3%、400万円以上は4%。発注専用サイト「10社ブックネット」で注文すれば30万円以上で一律4%となっている。自主販売事務局はポプラ社。
また、十社の会では新規加盟出版社を募集しており、ホームページ上で問合わせを受け付けている。

内田康夫ミステリー文学賞の授賞式

東京都北区が主催、実業之日本社が協賛する第8回「北区内田康夫ミステリー文学賞」の授賞式と記念イベントが、3月20日に北区王子の「北とぴあ」で開催された。
この賞は、東京都北区の知名度を高めるため平成14年に創設されたもので、短編の推理小説を募集。北区生まれの作家で同区のアンバサダー(大使)も務める内田康夫氏が最終選考も含めて協力する。今回は応募268作品の中から松田幸緒さんの「完璧なママ」が大賞に選ばれた。
20日の授賞式では、賞金や副賞授与のほか、内田康夫氏が作品について講評。昨年の大賞受賞作「幻の愛妻」の演劇が上演された。

大賞に嶋田忠氏『カワセミ』/第15回日本絵本賞表彰式

全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する「第15回日本絵本賞」の表彰式が3月25日午後3時から、一ツ橋の毎日ホールで開かれた。
今回受賞したのは、日本絵本賞大賞に『カワセミ:青い鳥見つけた』(嶋田忠=文・写真、新日本出版社)、日本絵本賞に『オオカミのおうさま』(きむらゆういち=文、田島征三=絵、偕成社)、『すやすやタヌキがねていたら』(内田麟太郎=文、渡辺有一=絵、文研出版)、日本絵本賞翻訳絵本賞に『おとうさんのちず』(ユリ・シュルヴィッツ=作、さくまゆみこ=訳、あすなろ書房)、日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)に『水おとこのいるところ』(イーヴォ・ロザーティ=作、ガブリエル・パチェコ=絵、田中桂子=訳、岩崎書店)。
表彰式では、全国学校図書館協議会・鈴木勲会長のあいさつに続き、最終選考委員長を務めた安曇野ちひろ美術館・松本猛館長が選評。「今回は写真絵本で優れたものが何点かあった。大賞を受賞した『カワセミ』は、嶋田さんが若いときカワセミに魅せられた瞬間からこの本ができるまでの時間がこの中に込められ、大きな驚きと感動を与えている。編集の方の配慮も含めて、1冊の本をいいものにしていくという努力が実った作品だと思う」と述べた。
各賞の表彰に続き、受賞者を代表してあいさつした嶋田忠氏は「この絵本の写真は、30~40年前、僕が20代の頃撮影したもの。フィルムの表現に限界を感じて写真から離れていたが、デジタル技術が進歩して僕の心の中にあるカワセミの色を出せるようになった。そして出した本がいきなり大賞をいただき大変驚いている。60歳を過ぎたが、これからも過激にいっぱい本を生み出していきたい」と喜びを語った。
このほか、日本絵本賞読者賞の候補作24冊を取り上げて読書活動を行なった、東京都立杉並総合高校の実践例が報告された。

本屋のうちそと

佐藤泰志との出会いは高校時代。文芸部同士の交流会で、その頃すでに彼は『市街戦の中のジャズメン』で有島文芸賞を受賞していた。卒業後、上京してフーテンのような暮らしをしていた頃、よく飲んで話をした。
僕が父の手術をきっかけに東京に別れを告げた後、音信が途絶えてしまった。なんとか世間と折り合いをつけ、やっとの思いで故郷に戻った頃、新聞で彼の消息を知ったのだ。彼も生まれ故郷の港町に戻っていてしかも、芥川賞の候補になっていた。
堪らず函館まで会いに行った。会って話す必要があった。お互いの人生を確かめておきたかったのだ。しかし、想像通り暮らし振りも大変そうだし、何か追い詰められている様子だった。したたか飲み、そして吐いた。
結局、芥川賞は貰えず、その後彼は東京に移り住む。僕は年に一度、上京する度に訪ねていっては、やはり飲んだ。この時話したモチーフが小説の中に出てきて、読むたびに僕はドキッとする。彼は相変わらずの暮しの中で神経を病み、それでも身を削るようにして書いていた。
彼の自死を知ったのは随分と後になってからだ。葬儀にも行けなかった僕は本屋として彼の本を売りつづけ、ついには売る本が無くなってしまった。
嬉しい事に3年前にクレイン社から『佐藤泰志作品集』が刊行された。今年は『海炭市叙景』が映画化され、秋には公開される予定である。
(広辞猿)

サムライジャパン野球文学賞を制定

サムライジャパンのWBC連覇を記念し、豊かな野球文化を創造するべく、『サムライジャパン「野球文学」賞』が制定された。主催はベースボール・マガジン社と電通で作る実行委員会。後援は角川書店、講談社、小学館、PHP研究所。選考はパイレーツの岩村明憲選手、野球評論家の小宮山悟氏、エッセイストの綱島理友氏が行なった。
本年度の大賞受賞作品は以下の通り。
□大賞=本城雅人『ノーバディノウズ』(文藝春秋)
□ベストナイン(9作品)=▽松下茂典『あの日、野球の神様は〝背番号3〟を選んだ~天覧試合昭和34年6月25日~』(ベースボール・マガジン社)▽伊坂幸太郎『あるキング』(徳間書店)▽柳川悠二『最弱ナイン』(角川書店)▽伊集院静『スコアブック』(講談社)▽川上健一『ナイン』(PHP研究所)▽本城雅人『ノーバディノウズ』(文藝春秋)▽岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)▽神尾龍『ラストイニング』(小学館)▽堂場瞬一『ラストダンス』(実業之日本社)
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