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平成22年4月15日号
試し読みで売上げ伸びる/ためほんくん店頭実験で

日書連は書店店頭に設置した電子端末でコミックを試し読みできるシステム「ためほんくん」の店頭実証実験を昨年11月3日から3月31日まで行い、このほど結果報告をまとめた。これによると1日当たり試し読み回数は最多の11月で173・9回にのぼり、試し読みが売れ行きに結びつくことが明らかになった。今後6カ月間をプレ稼働期間と位置づけ、秋以降の本格運用を目指す。
「ためほんくん」は18・5インチのタッチパネル方式のコンピューター端末を使用。画面にタッチしながら読みたい作品を選ぶと15ページほどの内容を試し読みできるほか、音声付き動画をはじめ様々な情報を流せるデジタルサイネージ機能も兼ね備えているため、新刊情報や売行き良好書、店頭でのキャンペーン情報などを見ることも可能。「出版界でも急速にデジタル化の動きが進む中、その流れをリアル書店にプラスに活かす取り組みが必要」との判断から始まった。
4月7日の記者会見で大橋信夫会長は「書店業界ではデジタルを排除したいという考えも根強いが、利用できるものは何でも利用して生き残りを図りたい。次のステップに進むため、『ためほんくん』に取り組んでいる」とあいさつ。
続いて日書連情報化推進委員会の田江泰彦委員が実証実験結果を報告。これによると、昨年11月3日から3月31日まで約5カ月にわたり行われた実証実験に参加した出版社は秋田書店、講談社、集英社、小学館、白泉社の5社。試し読みできる作品は当初の150点から実験終了時には1000点まで増えた。参加書店は11店舗。稼働端末台数は13台。
1日当たり試し読み回数は11月=173・9回、12月=133・4回、1月=131・1回、2月=136・9回、3月=155・1回。テレビ、新聞の取材が相次いだスタート当初は試し読みの回数も多く、その後やや下落傾向となり、2月、3月と盛り返した。
「ためほんくん」と売れ行きの相関関係については、ある店舗で『いぬまるだし①』(集英社)が11月に309回試し読みされた結果、売上冊数はためほんくん運用前の8冊から運用後の15冊へ87・5%伸長。「お客様は内容を確認してから買いたい。試し読みすると売上げが伸びる」(田江委員)との結果が示された。デジタルサイネージ機能が新規読者の獲得に効果的なこともわかった。
日書連では4月1日から9月30日までの6カ月間を本稼働に向けての準備期間として「プレ稼働期間」と位置づけ、①現行5社から参加出版社を拡大する②参加書店と端末台数を増やす③運営体制を整える――などの活動を行う。本格運用は10月1日以降を予定している。

5月7日に春のくじ抽選会

特等賞「図書カード5万円」が当たる日書連主催、第14回春の書店くじの抽選会は、5月7日午後5時から東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で出版社、取次、書店など業界関係者多数の立ち会いのもとで行われる。当選発表は5月23日、日書連ホームページ上と書店店頭掲示のポスターで。

紙とデジタルの共存目指す/東京ブッカーズ研修会

東京組合は4月2日の定例理事会終了後、「Booker's(ブッカーズ)研修会」を行った。理事に同サイトについて理解を深めてもらうため実施したもの。講師は電子サイト運営推進委員会の小橋琢己委員長ら。
小橋委員長はブッカーズの強みについて「書店組合と出版社との長年にわたる信頼関係の中からデジタルコンテンツを幅広く収集できるため、品揃えに関する独自性、他サイトとの差別化が図れる。店頭をプロモーションの場として活用でき、デジタルコンテンツとリアルペーパーとの相互補完が可能」と説明。
電子書籍市場の動向については「PC向けは伸び悩んでいるが、ケータイ向けは大きく伸びている。紙はなくならないが、比率は下がる」と警鐘を鳴らした。
最後に「『紙とデジタルの共存』の理念に合致しているサイトはブッカーズだけ。書店として紙とデジタル両方販売していく方向を目指したい」との考えを示した。

組合員数600店割り込む/前年同期比39店純減に/東京組合

東京都書店商業組合は4月2日、書店会館で定例理事会を開いた。主な審議内容は以下の通り。
【総務・財務委員会】
4月1日現在の組合員数が595店となり、600店の大台を割り込んだ。前年同期と比べ脱退40店、加入1店で39店純減した。
【電子サイト運営推進委員会】
①携帯電話向け電子書籍サイト「Booker's(ブッカーズ)」の大規模プロモーションについて、講談社、小学館、新潮社、角川春樹事務所、双葉社、宙出版、文藝春秋の7社の協力を得て、23区内のJR・私鉄の中吊り広告、駅貼り広告、トレインチャンネル(車内電子広告)など様々な方法で実施した。
②4、5月は店頭での会員獲得キャンペーンに力を入れ、店頭でのチラシ配布を計画。チラシ50万枚を作成し、特任理事の店舗(紀伊國屋書店、有隣堂、丸善、八重洲ブックセンター)を中心に10店舗で投げ込みを行う。会員を獲得した書店に対して報酬を支払う仕組みを作る。
【流通改善委員会】
①4月16日発売の村上春樹著『1Q84BOOK3』はTS流通協同組合で2千部確保した。
②TS流通協同組合の3月期売上金額は1172万8930円(前年同月比24・2%増)、発注件数は9399件(同9・2%増)、書店数は68書店(1・5%増)。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

題に「日記」とつけておきながら、いつもダラダラですみません。今回は日記風にしてみます。
○月○日
教科書搬入間近に迫り、予定していた男子バイト君がアウト。ひとりは「崖っぷち就活」、もうひとりは「花粉症+カゼ」。ここ一番の大事な時に期待を裏切りよる。人員を補充せねば、バイト担当の私の責任問題。現有戦力は平均年齢高すぎ、作業困難。
○月○日
飛んで火に入るなんとやら。男子学生が店売の求人に応募、面接。「教科書業務もあるかもしれんで」と一応説明。勤務初日が、当店受け持ち最大校で、最多荷物・最長時間。「新人バイト恨みのタコ部屋」。
○月○日
年度末で忙しい時に、PR誌『ほんまに』の締め切りが重なる。私はアホ文章をでっち上げればいい。取材やインタビューのまとめは時間もかかろうが、ゲスト執筆陣は提出ずみ。レギュラー陣とは心構えがちがう。毎回遅いのは、アイツにソイツにコイツと、ほとんど皆。美人編集長の声が優しいうちに出すように。怒りのバロメーターは、瞳の冷たさと唇の尖り。それがまた美しくて、皆怒られたい?
○月○日
教科書搬入してセット組み、責任者の指示でてきぱきと。楽しみは休憩時間の、お茶と歓談。店ではこういう機会がない。店売は最少人数でしのいでいるので、迅速・正確に作業を終えて戻らねば。大規模校だと公休日でも出勤で、代休は年寄り優先。若手は11連勤となった。
○月○日
帰宅するや妻が「腹立つー」と。こわごわ理由を訊く。職場からの帰り道、寒すぎて「腹立つー、何でこんな寒いん!」。この寒さ、我が家では「美人妻怒りの花冷え」と記憶されるはず。
○月○日
長く勤めた人が退職。彼女の涙の挨拶に、しんみり。ご苦労様、ありがとう。世間では人事異動の季節。販売会社神戸支店(何年も前から大阪支社内)の人たちが移る。特に長い付き合いのM氏の転勤は寂しい。引継ぎ、出発とあわただしく電話でお別れ。またも、しんみり。
○月○日
大型客船が入港。元町商店街に外国の方がいっぱい。それも多国籍にわたるよう。絵はがきや英字新聞の問い合わせが多い。年配の男性が神戸の写真集を買ってくれる。応対した私に1ドルのチップ。一旦断わると「取っておけ」と。「無駄遣いするな、これを1枚1枚貯めろ、そうすれば君もプレジデントになれる」。なるほど硬貨の肖像はジョージ・ワシントン。お礼に雛人形の絵はがきをさしあげる。握手して、「グッバイ」。
○月○日
古書店「ちんき堂」T氏来店。「しょうもないもん持ってきた」と照れながら、何やら袋から。当店の古い新書用カバーが1枚。同じ絵柄の単行本用が1枚だけ重役室に残っている。40年以上前のもの。貴重。T氏、若手企画「えろほんふぇあ」にも、懐かしい女優のポスターを提供してくださっている。感謝。

『きょうの健康大百科』の拡販取り組み/愛知組合

愛知県書店商業組合は、協同増売委員会(服部正弘委員長)の企画として、NHK『きょうの健康大百科』をとりあげている。参加書店数も多く、お客様とのコミュニケーションを武器に頑張っている書店が目立つのが特徴だ。そこで、今回岡崎市・筒井書店の筒井文子さんから「健康のありがたさ」と題するお便りをいただいたので、以下にご紹介する。
(榊原壮一広報委員)
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病気とは無縁と思っていた私ですが、五十代後半から急に体に異常をきたし、今まで経験したことのない不安にかられました。
めまい、足のしびれ、うつ状態、ひざの痛み等々…。NHK出版の病気の本は、わかりやすく安心できました。さらに、テレビ番組「きょうの健康」を見て納得できました。
この度、3月18日発売の『NHKきょうの健康大百科』は中高年の方々に必ず読んでいただける本だと思って、ご来店のお客様に自信をもってお薦めしています。日野原先生の顔写真付きパンフレットをお渡しし、予約がたくさん取れたことをありがたく思っています。
これからは、病気にならないための食事の工夫、健康体操が大切になってくると思います。
私が整形外科に通い出して間もなく、運良く家の近くにカーブス体操教室が開設されました。筋肉をつけることが、ひざの痛みを解消すると聞いていましたので入会し、30分の筋トレをを週3回がんばっています。おかげで階段の上り下りの際の痛みもなくなり、正座もできるようになりました。
人とのふれ合い、体を動かすことが健康で活気のある生活につながることを実感しました。2月には幻冬舎から『30分健康カーブス体操』が発売されました。家庭でできる健康体操、メンバーの体験談が書かれた魅力的な本で、品切れも続いたほどでした。会員の方も多くご購入いただき、感謝しています。
「自分の体は自分で守る」を目標にこれからも元気に楽しい人生を送りたいと思います。

7万5千人の来場見込む/東京国際BF、7月8日から4日間開催

「第17回東京国際ブックフェア(TIBF2010)開催説明会」が4月5日午後2時から新橋の第一ホテル東京で開かれた。
冒頭でTIBF実行委員会の小峰紀雄実行委員長が「TIBFを読者との出会いや出版の振興にご活用いただきたい」とあいさつ。TIBF実行委員会と共同で主催するリードエグジビションジャパンから、ブックフェアの概要や併催イベント、前回来場者の分析、来場者動員活動などの説明があった。
第17回となる今回は、7月8日から11日までの4日間、東京ビッグサイトで開催。出展社は昨年の776社を大きく上回って過去最高の1千社となる見通し。また、来場者も昨年の6万4844人から、今年は7万5千人に拡大することが見込まれている。
専門書コーナーでは、自然科学書、人文・社会科学書、児童書、編集制作プロダクションの各フェアを開催。また特設ゾーンとして、生活・趣味実用書、読書グッズ、パーソナルブック、出版物流・流通ソリューションに加え、オンデマンド印刷ゾーンを新設する。また、デジタルパブリッシングフェアと、教育ITソリューションEXPOを同時開催(共に8日~10日)する。
会期中イベントは、7月8日は開会式と、VIPのためのレセプション・パーティー。10日は「2010年本の学校出版産業シンポジウムin東京」を開催。読書推進セミナーとして10日に東京大学大学院教授の姜尚中氏、11日に作家の浅田次郎氏の講演を行う。
8日はノンフィクション作家の佐野眞一氏が基調講演「グーテンベルクの時代は終わったのか」を行なうほか、10日には本の学校運営委員会との共催で特別講演「本の消費現場で何が起きてるのか?」を実施する。パネリストは、印刷博物館館長・樺山紘一氏、講談社経営企画室担当部長・太田克史氏、丸善御茶ノ水店店長・草彅主税氏。
出版業界関係者を対象とした専門セミナー(7月8日、9日)の書店員向けコースは、次のテーマと講師で行なわれる。①本棚を編集する~恵文社一乗寺店の棚作り~/恵文社一乗寺店・堀部篤史店長、②「なぜだ?売れない文庫フェア」はこうして生まれた~町の本屋の挑戦~/くすみ書房・久住邦晴社長、③書店生き残りのヒント(仮称)/講師未定、④思わず立ち寄り、思わず買いたくなる売り場へ~VMD(ビジュアル戦略)で売れる店になる!~/スペースポイント代表取締役・中込美津子氏

新生ポプラ社として再編/ポプラHD

ポプラホールディングスは4月1日、子会社のポプラ社、ポプラコミュニケーションズ、ポプラクリエイティブネットワーク、ポプラエディトリアルカンパニー、ポプラエンタープライズを吸収合併し、新生ポプラ社としてグループ組織を再編。持ち株会社を解消した。
メディアの多様化、電子書籍の普及など出版業界を取り巻く環境が大きく変容していく中で、継続して企業価値を増大させていくためには、ガバナンス体制の一元化や管理部門の集約により効率的な事業運営を推進することが必要と判断したもの。
ポプラホールディングスが存続会社となるが、対象となる子会社の資産、資産、権利義務を承継した上で社名をポプラ社に変更した。これによりグループ会社はポプラ社(坂井宏先社長)、そうえん社(矢ヶ部博社長)、ジャイブ(奥村傳社長)、北京蒲蒲蘭文化発展有限公司(東谷典尚董事長)となった。
新役員体制は以下の通り。○新任
〔役員〕
代表取締役社長坂井宏先
取締役会長○臼田浩義
取締役副社長・販売局長
小沼護衛
専務取締役・一般書編集局長○奥村傳
取締役・ポプラディアネット局長飯田健
同・販売局副局長
白土育代
監査役蜂須優二
〔執行役員〕
上席執行役員・児童書編集局副局長○井澤みよ子
同・販売局副局長
○遠藤正夫
同・児童書編集局副局長
○大熊悟
同・一般書編集局副局長
○野村浩介
同・販売局副局長
○田中俊彦
同・児童書編集局副局長
○小原解子
同・海外事業局長兼ポプラディアネット局副局長
○東谷典尚
同・総務管理局長
○長谷川均
執行役員・販売局児童書統括担当○笠井信寿
同・業務局制作部長
○武井隆明
同・販売局一般書統括担当兼販売局一般書企画部長
○近藤隆史
同・販売局販売促進部名古屋出張所所長○西山朋光
同・業務局長兼業務部長
○岳野保
同・一般書編集局第二編集部長○碇耕一
同・総務管理局総務部長
○乙部雅志

書店複合化提案の子会社設立/三洋堂書店

三洋堂書店は4月1日付で、新刊書店等に中古本、文具、雑貨、玩具、駄菓子などの複合化パッケージ「ふるほんタウン」を提案する子会社「㈱メディサイトコーポレーション」を設立した。資本金4000万円は同書店が全額出資。社長は同書店の三好彰取締役が就いた。
三洋堂書店が手掛けてきた中古本事業などをフランチャイズチェーン(FC)方式で展開。各地の新刊書店を中心に加盟を募る。加盟店にはPOSシステム、仕入・発注・在庫管理システム、ロジスティックスシステムなどのパッケージを提供する。
FC加盟料は100万円。継続的に必要なフランチャイズフィーは、ロイヤリティが月間売上の3%(3万円を下回る場合は3万円)、システム使用料が1万8000円。ふるほんタウン専用売場面積50坪で展開した場合、加盟料や初期在庫4万冊・640万円などを含め初期投資は1450万円。
3月16日の記者会見で三洋堂書店の加藤和裕社長は「出版市場の縮小とネット販売の急成長で、地域書店は存亡の危機。併売書店へと業態展開を図ることができれば活力を取り戻すことができる。三洋堂書店が蓄積したノウハウを活用し、フランチャイズ展開することで、地域に根差した書店の継続と発展に寄与したい」と新会社設立の意図を説明した。

人事

◇文藝春秋
4月1日付で以下の人事異動を発令した。◎昇格。
取締役営業担当五井幹雄
営業局長兼書籍営業部長
◎濱宏行
宣伝局局次長兼雑誌・書籍宣伝部長◎渡辺郁夫
営業局雑誌営業部長兼受注推進部長山本喜由
営業局営業推進部長
◎伊藤健治

◇主婦の友社
4月1日付で以下の組織変更と人事異動を発令した。◎昇格。
〔組織変更〕
販売部の「販売推進課」および「MD企画課」を「書籍ムックMD課」と「雑誌MD課」に改編する。
〔人事〕
取締役会長(関連会社全般、国際部、制作部担当)兼執行役員(国際部担当)
神田高志
代表取締役社長(経営全般、編集部、第1出版部、第2出版部、広告・事業部、デジタルビジネス部、経営企画室担当)荻野善之
取締役(人事総務部担当)兼執行役員(人事総務部担当)依田俊之役員待遇(販売部担当)兼主婦の友図書㈱代表取締役社長斎藤民樹
販売部部長兼書籍ムックMD課課長◎矢崎謙三

◇早川書房
4月1日付で以下の人事異動を発令した。◎昇任。
専務取締役兼営業本部本部長◎和久章伸

商品本部・物流本部を統合/大阪屋

大阪屋は4月1日付で機構改変と取締役及び執行役員の業務担当の変更を行った。
〔機構改変〕
1、商品本部と物流本部を統合し、商品流通本部に改称する。
1、関連会社担当を設置する。
〔業務担当委嘱の変更〕
代表取締役社長南雲隆男
専務取締役(東京支社長)
高橋茂
常務取締役(㈱大阪屋物流社長)高岡博
同(管理本部長兼社長室長兼広報室長兼関連会社担当)伊勢久雄
同(商品流通本部長兼関西ブックシティ担当・東京支社勤務)中田知己
取締役(営業本部長)
西洋一郎
同(営業本部EC事業部長兼情報システム部担当兼ほんつな㈱社長)荻田日登志
同(営業本部副本部長兼大阪屋友の会事務局担当)
阿部修嘉
同(商品流通本部副本部長兼仕入部長兼東京ブックシティ所長兼iブックシティ所長)和田年正
常勤監査役弓戸庄三
監査役桑原豊
同増田和彦
執行役員(商品流通本部副本部長兼物流業務部長兼大阪流通センター所長兼茨木流通センター所長)
森田俊郎
執行役員(㈱大阪屋商事社長)上●牧正一
同(㈱マルサカ流通センター所長)●太津義
同(㈱マルサカブックサービス社長)笹尾幸三

平林常務が専務に昇格/兼子、高瀬両氏が取締役新任/日販

日販は3月23日、第63期役員・職制人事体制及び組織機構改訂を発表した。役員人事体制については4月1日付で平林彰常務が専務に昇任したほか、6月29日の株主総会と取締役会で兼子信之、高瀬伸英の両氏が取締役、石田正樹氏が常勤監査役に新任する。また、橋昌利専務と高橋滋世常勤監査役が退任する。
組織機構改訂では、人事総務部を人事部と総務部に分割し、総務部に不動産事業部を統合。保有資産の管理業務は人事総務部と不動産事業部の両方で行っていたが、人的資産の有効活用・コストメリットを生み出すことを目的に両者の業務を統合する。人事部では人材育成を強化する。
6月29日付の役員体制は以下を予定している。◎昇任、○新任。(組織改訂、役員待遇・部長人事は4月1日付)
〔役員体制〕
代表取締役社長古屋文明
同副社長(経営全般)
柴田克己
専務取締役(事業戦略部、特販支社担当)石田耕二
同管理部門担当(人事部、総務部、経理部、システム部)◎平林彰
常務取締役(関西・岡山支社担当、関西・岡山支社長)小林利夫
同(CVS部、ネット事業部担当)加藤哲朗
同マーケティング本部長(www推進部、書籍部、雑誌部担当)、取協担当
安西浩和
同(営業推進室、経営相談室、MPD事業担当)、㈱MPD代表取締役社長
吉川英作
取締役(特販支社長)
廣谷繁樹
同(首都圏支社長)
吉島哲夫
同(物流部門担当、王子流通センター所長)中山剛
同(中四国・九州支社長)根岸眞
同(ネット事業部長)
大河内充
同(取引部長)○兼子信之
同(東部支社長)
○高瀬伸英
同(出版共同流通㈱代表取締役社長、日販物流サービス㈱代表取締役社長)
高見吉弘
同(カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱代表取締役社長)増田宗昭
常勤監査役井上●一
同○石田正樹
監査役(㈱新潮社代表取締役社長)佐藤隆信
同(高野総合会計事務所代表公認会計士税理士)
高野角司

〔機構改革〕(部)
1、人事部を新設する。
1、総務部を新設する。
1、人事総務部を廃止する。併せてMBO推進課、MBO推進係を廃止する。
1、不動産事業部を廃止する。併せて各センターを廃止する。

〔人事〕(役員待遇)
*は昇進者
MPD事業担当付部長役員待遇(MPD事業担当付部長)*内田誠
システム部長役員待遇(システム部長)*酒井和彦

〔人事〕(部長)
経営戦略室部長(経営戦略室課長)*小河洋一郎
同(物流部門担当付部長)本間三也
同(事業戦略部部長)
新田修平
同(経営相談室長)
藤原博文
MPD事業担当付部長(MPD事業担当付課長)
*長豊光
人事部長(人事総務部長)●榮悠樹
総務部長兼総務部不動産管理課長(不動産事業部営業企画センター長兼不動産事業部フードサービスセンター長)藤沢健司
経営相談室長(事業戦略部長)露木洋一
マーケティング本部部長(商品管理部長)
鈴木一則
事業戦略部長(MPD事業担当付課長)*野口瑞穂
事業戦略部部長(経営戦略室部長)小松賢志
流通計画室長兼流通計画室FAシステム課長(システム部システム課長)
*深草貴史
商品管理部長(書籍部教科書学参課長)*関野民男
CVS流通センター所長兼CVS流通センター総務課長(ねりま流通センター所長)椿辰雄
ねりま流通センター所長兼ねりま流通センター総務課長(CVS流通センター総務課長)森山正道
監査室勤務(監査室長)
田辺昌弘
名古屋支店店売課長兼名古屋支店店売課店売係長兼任(名古屋支店長)横山淳
書籍部長(書籍部書籍総合推進課長兼任を解く)
金田徴

2月売上げ94・8%/コミックの落ち込み響く/日販調べ

日販経営相談センター調べの2月期書店分類別売上調査がまとまった。2月は不順な天候が客足にも影響。土日祝日数は前年と変わらず9日だったにもかかわらず、客数は前年同月比98・1%だった。
売上高の全体平均は94・8%。売上構成比が高いコミックで92・2%と大きく落ち込んだことが影響した。前年を上回ったジャンルは児童書(103・2%)、その他(100・5%)の2部門にとどまった。児童書が前年を上回ったのは4カ月連続。上位100位の金額対前年比は93・3%になったものの、『くらべる図鑑』などの好調な売行きで冊数対前年比は104・9%となった。
客単価は1191・4円。1人当たり買上冊数は100・7%と前年を上回ったものの、1点当たり単価が99・6%と減少したため、平均単価は99・8%と若干前年を下回った。

「12歳の文学賞」大賞に宮井紅於さん

小学館の学年別学習雑誌『小学三年生』『小学四年生』『ガクマンプラス』が主催する小学生(小3~小6)限定の新人文学賞「第4回12歳の文学賞」大賞に埼玉県の小学6年生、宮井紅於さんの『もちた』が選ばれ、3月25日、東京・一ツ橋の小学館センタービルで贈賞式が行われた。
贈賞式で作家・石田衣良氏は「たくさん本を読んで、たくさん遊んで、コミュニケーション力のある大人になって」とあいさつ。審査員のあさのあつこ氏は「個性の際立つ作品が大賞に選ばれた」と選評。特別審査員のタレント・ベッキーさんは「才能と表現のマグマに驚いた。これからも思ったこと、感じたことを書いてほしい」と話した。
図書カード10万円分と旅行券20万円分の賞品を手にした宮井さんは「自分でいいのかな。でも、うれしい」と受賞の喜びを語った。
なお、上位受賞10作品を収録した『12歳の文学第四集』が3月29日に発売された。

『ガクマンプラス』創刊/「小学五・六年生」の後継誌/小学館

小学館は休刊した学年誌『小学五年生』『小学六年生』の後継誌として、学習マンガ誌『GAKUMANplus(ガクマンプラス)』を4月15日に創刊した。小学生高学年から中学生までが対象。偶数月15日発売の隔月刊。B5判300頁。創刊号は特別定価500円で、2号目から650円。部数は約10万部。
人物伝、歴史、科学、文学、芸術、スポーツ、時事問題などさまざまなテーマの学習マンガを掲載する。創刊号ではオバマ大統領の少年時代、人気ゲーム「レイトン教授」の誕生物語、名作漫画の番外編『Drコトー診療所』、龍馬をめぐる英傑たちとして西郷隆盛の人物伝、市川染五郎のカンタン歌舞伎教室などが登場する。
3月25日の記者発表で三浦高志編集長は「マンガを読みながら成績アップにつながる雑誌にしたい。面白くてタメになるがコンセプト」と話した。

参考図書

☆『YA朝の読書ブックガイド』
ヤングアダルト出版会(YA出版会)は中高生が「朝の読書」の選書に活用できる『YA朝の読書ブックガイド180選プラス』2010年版を刊行した。頒価150円。
YA出版会加盟23社がセレクトした180作品を6つのテーマに分けて解説。併せて定番ロングセラー25点も紹介している。

取次各社で入社式

取次各社は4月1日に入社式を開催し、トーハンは52名、日販は53名、大阪屋は11名の新入社員が出版業界の仲間入りをした。
【トーハン】
本社8階大ホールで挙行した入社式で、山﨑社長が次のあいさつ(要旨)を行った。
出版ビジネスの環境は激しく変動している。トーハンは将来を見据えた変革の只中にあり、解決すべき最大の命題は「需要と供給のアンマッチ」に尽きる。トーハンがビジネスをどう伸ばしていくのか、新しいビジネスをどう構築していくのか、まさに正念場に差し掛かっている。しかし、こういう時期こそ自らを磨き、飛躍する力を発揮するチャンスでもある。皆さん自身の成長はトーハン自身の成長にもつながる。そのために「考え抜くこと」「やりぬくこと」を常に意識して行動してもらいたい。トーハンの企業理念に込められた精神を理解して、その時々の状況に照らして一人ひとりが具体的な行動に表し、高い成果を追求することが求められる。大いに誇りを持って仕事に取り組んでほしい。
【日販】
本社5階会議室で入社式を開催。古屋社長のあいさつ要旨は以下の通り。
現在の出版業界には返品率の高さという大きな問題がある。日販もリーディングカンパニーとして効率販売を進め、委託から買切へ構造改革に挑戦しているところだ。また日販にはリスクを顧みず新しいことに挑戦する、社内の風通しがいいという社風があり、若手社員の活躍への支援にも積極的に取り組んでいる。昨年は創立60周年記念事業として『6000milePROJECT』という海外研修を行い、社内審査で選ばれた社員にオランダ・ドイツ・アメリカに行き現地の出版業界や広く流通の仕組みなどを視察してきてもらった。意欲があり、積極的に挑戦したいという、やる気がある社員には挑戦する機会を与えていく。今後研修・配属を経て色々な経験を積み、各職場で大いに活躍をしてほしい。
【大阪屋】
大阪本社で入社式を行い、南雲社長は次のお祝いの言葉(要旨)を述べた。
「この会社をもっとよい会社にしよう」という決意と自覚をもって、会社のため、自分のために最大限の努力を発揮してもらいたい。当社は「企業30年説」になぞらえると、まさに第3創業期を迎えており、社内構造改革に「タブーなき挑戦」と「カット&ゲット」を行動指針に取り組みを進める。環境変化に適応し、競争優位を実現するために一人ひとりの力を結集して企業力を高め、お客さんから信頼される企業をめざす計画としている。大事なことは、①仕事の基本に忠実である②常に前向きな発想と行動力を培う③目標実現への熱意と執着心をもつ。職業人としては、①チャレンジ精神を持ち続ける②主体性、積極性、責任感を発揮する③知識より体得や行動を重視する――などを心して、未来を切り拓いていくことを期待する。

日書連のうごき

3月1日雑誌愛読月間推進委員会全体会に舩坂理事が出席。読進協全体事業委員会に大川専務理事が出席。
3月2日万引撲滅キャンペーン「三者共同声明発表会」に大橋会長が出席。
3月3日日本全国書誌の在り方に関する検討会議に大橋会長が出席。活字文化振興出版会議運営委員会に大川専務理事が出席。
3月4日活字文化推進会議に大橋会長が出席。
3月5日第53回全国学芸科学コンクール表彰式に石井総務部長が出席。
3月9日雑誌発売日励行本部委員会に藤原副会長ほか役員が出席。「本の学校」東京運営委員会に石井総務部長が出席。日本出版クラブ第3回運営委員会に大川専務理事が出席。出版ゾーニング委員会に石井総務部長が出席。
3月11日出版平和堂委員会に石井総務部長が出席。
3月15日出版倫理協議会に鈴木副会長が出席。
3月16日第13回光文三賞贈呈式に大橋会長が出席。
3月17日OPLマークの件で面屋副会長と大川専務理事が大阪屋を訪問。JPIC第43回定例評議員会・第88回定例理事会に大橋会長ほか役員が出席。三省合同デジタル懇談会に柴﨑副会長が出席。
3月18日九州雑誌センター第3回取締役会に大橋会長ほか役員が出席。取協書籍進行委員会と「春の書店くじ」打合せ会に杉山理事が出席。
3月19日「ためほんくん」出版社との打合せ会に田江理事が出席。メディアコンテンツストア万引き対策協議会に大川専務理事が出席。
3月24日第595回文化産業信用組合定例理事会と日本出版クラブ理事会に大橋会長が出席。第49回全出版人大会協賛団体事務局打合せ会に石井総務部長が出席。
3月25日「日本絵本賞」表彰式に石井総務部長が出席。
3月26日取引改善・流通改善合同委員会。
3月31日文字・活字文化推進機構第7回定例評議委員会並びに第7回定例理事会に大橋会長が出席。

本屋のうちそと

満開の桜並木の下を新一年生と分かる小学生たちの集団登校や中高生の列が続く。小、中、高校に囲まれたわが店の春の風物詩である。まだ身体に合っていない大き目の制服が、新しい学校生活への不安と好奇心を包み込んでいる新入生の姿には毎年、その可愛さに思わず笑みがこぼれてしまう。でも夏休みを境に新しいという文字が取れ、制服に合った一年生になる。
さて、初めて入るわが店で子どもたちはキョロキョロと狭い店内をくまなく歩きながら品定めをしている。駅前や郊外の大型書店と比べているのか、今後通うに値するかしないのかの評価を下そうとしているのか。中学、高校生で困るのが雑誌の定期改正である。学校が始まると売り切れ、でも休みに入ると売れ残る。その都度改正は出すのだが少しずれると逆現象が起こってしまう。増やすべきときに減数になり減らすべきときに増数となる。特に週刊少年誌などである。
そして、大学生も新入生は今まで見かけなかったことと、地元ではない訛りと言葉使いで判別できる。彼ら向けには狭い店内故に、一般教養的な品ぞろいは捨てて、TRPGなどコアな棚作りで対応している。特にこの月は入門篇なども充実させる。ここで気に入ってもらえれば向こう4年間以上のコアな常連さんになってもらえる確率が高い。
と、いろいろあの手この手を考えてはいるのだが、肝心の新入生たちが来ないことにはどうしようもない。で、どうする?(理)
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