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平成22年6月15日号
第18期JPIC読書アドバイザー養成講座が7月開講

7月30日~11年1月31日の日程で開かれる。スクーリングとレポートの組み合わせで「本の歴史」「印刷と製本」「出版と流通」「情報収集と検索」「読書推進運動」など読書や出版について体系的に学ぶ。講師は児玉清(俳優、司会者)、永江朗(ライター)、紀田順一郎(評論家、作家)、小峰紀雄(小峰書店社長)、津野海太郎(編集者、評論家)、豊﨑由美(書評家)、松田哲夫(筑摩書房顧問)、柳田邦男(ノンフィクション作家)各氏ら、様々な分野の第一人者が務める。
募集人員100名。受講費用は一般5万8千円、JPIC賛助会員5万3千円。応募締切は6月21日必着。問い合わせ・申し込みは出版文化産業振興財団まで。℡03―5211―7282

電子書籍配信後に3刷決定/京極夏彦さん新刊、電子と紙が相乗効果

講談社は米アップルの多機能情報端末「iPad」が日本発売された5月28日、京極夏彦さんの新刊『死ねばいいのに』をiPadやiPhone、携帯電話、パソコンで読める電子書籍として配信・販売を開始したが、5月28日午前0時の配信開始から6月1日までの5日間でトータル1万ダウンロードを超えたことがわかった。
iPad有料アプリのランキングでは「ブック」カテゴリで2位、「すべて」カテゴリで7位となり、iPhone有料アプリでは「ブック」カテゴリ1位、全体で7位を記録。また、初版4万部でスタートした紙の書籍についても、5月28日の電子書籍版配信開始後の6月1日に3刷1万5千部を決定した。
講談社は「電子書籍化による単行本増売が実証された。各々の刊行形態による相乗効果と受け止めている」としている。

電子書籍に適切な価格を/大阪屋友の会連合大会・田村会長が求める

第44回大阪屋友の会連合大会が6月3日、香川・琴平温泉の琴参閣で開かれ、会員書店、出版社、輸送・関連会社、大阪屋など364名が出席した。
田村定良会長は電子書籍について「現在はアナログとデジタルの分岐点。危惧しているのは電子書籍の価格。紙の本の2分の1、3分の1のケースもある。このままでは消費者の間に誤解が生まれ、『本』の価格の信頼性が崩壊する」と懸念を示し、出版社に適切な価格設定を求めた。
連合会活動報告、青年部活動報告、会計及び会計監査報告を承認したあと、大阪屋の南雲隆男社長が祝辞。キンドルとiPadの登場で出版業界に広がる不安感に言及し、「紙とデジタルが共存できるシナリオを描きたい。紙の本に新たにデジタル本が加わるという認識を持ち、リアル書店を含めた出版市場の活性化につなげるべき」との考えを示した。
栗田と進めている共同流通センター「OKC戸田センター」については8月上旬に竣工予定と説明。第63期決算については「売上は前年比1・9%減の1257億円。前年のような赤字決算ではないものの、十分な結果ではなかった」として、書籍面での収益性追求が喫緊の課題と述べた。
大修館書店・鈴木一行社長に続いて、あいさつした日書連・面屋龍延副会長は菅政権発足に伴い予想される消費税率改定論議を念頭に「消費税は89年3%で導入され、97年5%へ引き上げられた。この頃から出版販売金額の前年割れが始まっている。日書連は節目で署名運動などを行い消費税問題で重要な役割を担ってきた。今後も税率アップ反対と低減税率適用の運動を展開したい」と述べた。

クロスメディア展開の拡充図る/日経BP

日経BP社は5月14日、東京・白金の本社で記者会見を開き、環境分野とデジタル戦略に取り組む2010年の事業戦略について平田保雄社長が説明した。
平田社長は昨年の業績について「売上高は428億円で前年比18・9%減。春以来の広告の落ち込みで10億5千万円の営業損失を計上し、創業40年で初の赤字となった。昨年10―12月にリストラを行い黒字転換し、1―3月も黒字を出すことができた」と報告。また、「直販21誌、市販13誌、ニューズレター3誌の計37誌の紙媒体を発行。昨年の平均販売部数は196万部で、前年比8%減となった」とした。
今年の事業戦略については「クロスメディア第2期展開」を掲げ、『日経トレンディネット』のリニューアル、『日経ウーマンオンライン』のCGM「女子部」立ち上げ、日本電子書籍出版社協会への加盟と電子書籍販売の開始、日経新聞電子版への提供コンテンツ拡充など、デジタル分野の戦略的展開を説明。さらに、独立部門「環境局」の設置、環境分野で企業と国を結ぶシンクタンク「日経BPクリーンテック研究所」の創設など、環境分野での社会的ニーズに応えるための施策を説明した。

日書連のうごき

5月7日正副会長委員長総会議案書検討会。「春の書店くじ」抽せん会。
5月11日「ためほんくん」実験店舗総括会議並びに取次コミック担当者との意見交換会。Booker's事業説明会に石井局次長が出席。
5月12日第49回全出版人大会に大橋会長ほか役員が出席。日本出版インフラセンターに井門副会長が出席。
5月13日中小小売商連絡会に大川専務理事が出席。日書連監査会。
5月14日出版倫理協議会に石井局次長が出席。
5月15日鹿児島県組合情報化研修会に長尾専門委員が出席。
5月17日「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」出版物の利活用の在り方に関するワーキングチームに大橋会長が出席。
5月18日「心にのこる子どもの本」三者会談。各種委員会(組織、指導教育、取引改善、流通改善、再販研究、広報、消費税、情報化推進、増売、政策)。
5月19日日書連5月定例理事会。九州雑誌センター株主総会に大橋会長ほか役員が出席。出版物小売業公正取引協議会通常総会。
5月20日出版物の利活用の在り方に関するWTに大川専務理事が出席。「ためほんくん」協力出版社との意見交換会。
5月21日JPIC常務理事会に大橋会長が出席。学校図書館整備推進会議総会に大川専務理事が出席。
出版平和堂委員会並びに出版平和堂維持会役員会に石井局次長が出席。
5月24日読進協理事会並びに同通常総会に大川専務理事が出席。
5月25日雑誌発売日励行本部・実行合同委員会に藤原副会長ほか役員が出席。
5月26日小売公取協5月度月例懇談会に柴﨑副会長ほか役員が出席。JPIC定例理事会・総会に大橋会長ほか役員が出席。文化産業信用組合理事会に大橋会長が出席。日本図書普及監査会に井門副会長が出席。
5月27日文字・活字文化推進機構主催「税制・再販制度等に関する懇談会」に大橋会長ほか役員が主席。出版物の利活用の在り方に関するWTに大川専務理事が出席。第16回「国際子ども図書館を考える全国連合会」通常総会に石井局次長が出席。
5月28日日本出版クラブ監事会に大橋会長が出席。出版社との再販問題意見交換会に岡嶋理事が出席。

本屋のうちそと

秘かな楽しみとしていたブログが終了した。
「たぬきちの『リストラなう』日記」というもの。売上順位10位前後の某総合出版社に20年勤務され、編集・宣伝・販売と出版社の業務を渡り歩いたたぬきち氏が業績不振から早期退職勧奨策を受け入れ、5月末で退職されるまでを日々克明に綴ってこられた。
この会社を詮索したい向きは「たぬきち」「リストラ」で検索されるとブログを読むことが出来るのでお勧めする。
登場人物に当然会社の上司・先輩・同僚をはじめとして総務・労務・人事の担当者、作家さん、書店員と出版業界の利害関係人が網羅されていることから、匿名で記述されていることによって、業界の問題点の指摘が個別から普遍的なものへと昇華されている。
ご本人は多分そのような意識がなく、経験・見聞を当然のように飾り気なく書かれているため、業界関係者にとって意外な事実が発見される。
当店に来る営業さんは代行屋さんや契約社員さんが多く、異口同音に「あんなに給料を貰っていませんよ」と。毎朝チェックをしていることを窺わせていて、暇でちっぽけな当店にとって共通の話題として盛り上がる。出版社の業務を知りぬいた目からみた電子書籍の問題点の指摘は評論家の論点よりも考えさせられるものがある。
6月2日の最後のブログに7月末に新潮社から書籍化されるとあった。小規模な我が店では1冊ずつを棚に入れて売っていこうと思っている。
(井蛙堂)

国民読書年わが組合の取り組み/北海道・久住邦晴理事長

――7回目となる「中学生はこれを読め」に加えて、今年から高校生対象のフェア「本を愛する大人たちのおせっかい高校生はこれを読め」を同時開催する。意図は。
「中学生フェアの注目度が高まるにつれ、高校生のフェアも実施してほしいとの声が多数寄せられるようになった。彼らの周りにはインターネット、ケータイなどがあり、読書をしない高校生が増えている。何もしなければ読書離れは進む。適切なナビゲートが必要になっている。じゃあ高校生にもおせっかいしてやろうということで、『これを読め!』と言わせていただくことにした。7月下旬から1カ月間、夏休みに合わせて開催する」
――読んでほしい本のリストアップは。
「できるだけ多くの人を巻き込んでいきたいと考え、全道のすべての高校の先生、市町村の図書館に高校生に読んでほしい本をアンケートで尋ねた。集まった1000冊の中から、ジャンル分けを行って500冊に絞り込んだ。図書館司書、書店員のほか大学生にも選書に加わってもらった。大学生の感覚は新鮮でオヤジの独りよがりを防ぐことができた」
――リストの顔ぶれは。
「新刊やベストセラー中心ではなく、かなり前の本もたんさん入れた。古典や名作といった定番以外に尾崎翠、夢野久作、高野悦子なども入っている。今の高校生がどう感じるか、楽しみだ」
――書店だけでなく市町村の図書館でも開催するが。
「多くの町から本屋が消えていくなか、高校生に実際に本を手に取ってもらうには図書館の力を借りるのが一番。売上ではなく読書推進の観点から一緒にやろうと考えた」
――書店にとってメリットは。
「中高生セットで棚を作ることで、店のポリシーを訴えることができる」(聞き手=白石隆史)

書協新理事長に小学館・相賀昌宏氏

書協は5月25日の理事会で小峰紀雄理事長(小峰書店)に代わり相賀昌宏氏(小学館)を新理事長に選出した。副理事長には矢部敬一(創元社)、下中直人(平凡社)の両氏を新たに選出し、金原優(医学書院)、佐藤隆信(新潮社)、菊池明郎(筑摩書房)の副理事長3氏と山下正専務理事を再選した。

指定図書の区分陳列徹底を再度呼びかけ/東京組合

露骨な性描写を含む漫画の販売方法などを規制する東京都の青少年健全育成条例改正案について、民主と生活者ネットワーク・みらいは5月28日、6月都議会の採決で反対する方針を固め、条例の改正は見送られる可能性が高まった。野党各党も反対する見通しで、反対派が過半数となる。
東京都書店商業組合6月2日の定例理事会で、道岡出版物販売倫理委員長は「石原都知事は『文言を部分修正すればよい』と述べており、再度浮上する可能性もある。指定図書の区分陳列を徹底してほしい」と呼び掛けた。

「読者との交流」がリアル書店の強み/電子書籍と差別化図る/北海道総会

北海道書店商業組合は6月8日、ホテル札幌ガーデンパレスで第34回通常総会を開き、組合員76名(委任状含む)が出席した。久住邦晴理事長は「電子化による書店市場の先細りは避けねばならない」として、リアル書店が電子書籍と差別化を図りつつ生き残っていくためには「読者との密接なコミュニケーションが不可欠」と指摘。道組合発の読書推進運動「中学生はこれを読め」「高校生はこれを読め」フェアに参加して町の本屋の魅力をアピールしてほしいと呼びかけた。
総会は村上正人副理事長の司会で始まり、久住理事長があいさつ。「iPadの登場で本の電子化は予想以上の速さで進みそうな状況。電子化の恩恵を受けることは難しいが、書店市場が先細っていくことは避けたい」と切り出し、「紙の本を扱うリアル書店は読者に何を提供できるか、真剣に考えねばならない時期に来ている」と指摘。電子書籍と差別化を図るための手段として道組合発の読書推進運動「中学生はこれを読め」フェアをあげ、「書店が選書して、お客様とコミュニケーションをとり、中学生と母親に本を直接手渡す。これは電子書籍端末にもネット書店にもできないこと。本屋が中学生に本を薦める姿勢をアピールすることが一番の差別化となる。さらに今夏から『高校生はこれを読め』フェアも始める。今年は国民読書年。北海道発の読書推進運動として両フェアをアピールしたい。町の本屋ここにありの思いを胸に1店でも多くフェアに参加してほしい」と呼びかけた。
中尾邦幸理事を議長に議案審議を行い、平成21年度事業報告、収支決算報告、平成22年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
このうち読書推進運動については、第6回「本屋のオヤジのおせっかい中学生はこれを読め」フェアを昨年7月17日から8月23日まで実施し、全道29書店が参加したと報告があった。今年度は7月23日から8月29日までをフェア期間とする。併せて第1回「本を愛する大人たちのおせっかい高校生はこれを読め」を同時開催する。
指導教育については、1月19日、群馬・正林堂の星野上氏を講師に迎えて開催した研修会「10年後に生き残る書店像…在庫を劇的に減らして売り上げを伸ばす!」が好評だったため、同氏を講師に迎えて再度研修会を実施する。日程は9月22日を予定。
役員改選では久住理事長を再選した。

〔北海道組合役員〕
▽理事長=久住邦晴(久住書房)
▽副理事長=高宮要夫(誠文堂書店)、高橋千尋(ザ・本屋さん)、村上正人(マルイゲタ)

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

「またえらい中途半端な年数ですなー」
古書店「ロードス書房」店主が呆れます。6月のフェア「福原遷都830年・源平フェア」に出品依頼をしました。
1180年6月から半年間だけ現在の兵庫区東部に都がありました。平家ゆかりの遺跡も出土しています。雪御所町(ゆきのごしょ)という美しい地名が残ります。
「そやかて850年まで私生きてはおりませんしー」
皆さんもブックフェアでご苦労されていることでしょう。当店はフェア台が3ヵ所あり、交代でオリジナルのフェアを心掛けています。他にも特設ワゴンを出し、担当棚を使ってあれやこれやと繰り出します。「知の最前線」とか「現代芸術の前衛」というような高尚なことはできません。薄い頭を捻り、頼りない知恵を絞り、産みの苦しみ+便秘のフンバリであります。
「春の○○」「秋の××」なら同じ選書で4回できますが、これは冗談です。手っ取り早いのは、前述のような年数モノです。今年なら平城京、大逆事件、遠野物語出版、韓国併合などです。池波正太郎さん、開高健さん、山口瞳さんが生年・没年の記念の年になります。
若い頃は「追悼」に抵抗がありました。他人の「死」を待っていたかのようで積極的ではありませんでした。齢を取って、愛読した作家や担当分野の著者が亡くなるようになると、しみじみと哀悼の気持ちが湧いてきます。井上ひさしさんや多田富雄さんはそんな方々です。
社会・時事問題も重要です。「普天間基地・沖縄」や「平和の棚の会」「NR出版会」は欠かすことはできません。
本を並べるだけではなく、何かプラスしなければなりません。当店の場合は「古本」であり、年に数回のトーク会です。
客層や世の中のことをそれなりに考えます。力も思慮も足りないでしょう、逆にリキミ過ぎ・考え過ぎもあるかもしれない。勘違いもありましょう。それでも、出版社にフェアをお願いすると協力とともに、アドバイスまでしてくださいます。感謝しています。
話、戻ります。「ロードス」は郷土史が得意分野で、函入りの重厚な本から史学研究誌まで幅広く選書してくれました。500円台~5000円台です。
「版画があるねんけどー」
絵はがきのようなものを想像していましたら、立派な絵です。「源平盛衰記生田の森の戦梶原景季」(明治30年)は「箙(えびら)の梅」の優美な場面(3枚組)です。もう1枚は河鍋暁斎の作品です。レジカウンターで展示しています。ともに数万円の貴重品で、当店には荷が重い商品です。それでも、
「売れたらええな」
「ひょっとしたら……」
当てもない想像で楽しく過ごしています。始めてしまえばフェアは面白いですな。
ここまで書き終えたところでテレビのニュースが伝えます。「桶狭間450年」だそうです。東海地区はこれで盛り上がっているのでしょうか。

サイネージを用いたプロモーション開始/東京組合ブッカーズ

東京都書店商業組合とACCESSが運営する電子書籍サイト「Booker’s」は5月28日、東京・渋谷区の有隣堂アトレ恵比寿店にFeliCa対応のデジタルサイネージ(電子POP)を設置し、書棚とサイトを連動して来店客に購入を促すプロモーションを開始した。
サイネージで紹介するのは、ダイヤモンド社の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』と、アクセス・パブリッシングの『東京カレンダー』。来店客がサイネージに携帯電話をかざすとブッカーズのアドレスを取得、サイトで電子版の試し読みや購読をすることができる。コンテンツが購入された場合は設置店に利益を提供することを想定している。今後、オリオン書房ノルテ店(立川市)、大盛堂書店(渋谷区)、八重洲ブックセンター本店(中央区)でも7月を目途に導入を進めていく。

増売活動に積極的な参加呼びかけ/福井総会

福井県書店商業組合は5月24日、芦原温泉・灰屋にて通常総会を開催し、委任状含め32名が出席した。
総会は出口昌之理事の司会で進行し、安部悟理事長があいさつ。組合員が5年前より13名減少していることから、組合運営が厳しくなることを踏まえ、書店くじや子どもの本セールへの積極的参加を呼びかけた。日書連マークに関しては7月の情報化推進会議へ青年部より派遣し、その報告を含め説明会を予定していることを説明。また、送品・返品同日精算へ向け日書連が各取次へ折衝しており、今後の展開を書店新聞で見守るように述べた。
勝木伸俊理事を議長に選出、清水祥三副理事長による21年度の事業報告、決算報告及び22年度の事業案、予算案の報告を全て可決した。そして、角谷和男前理事長が、長年にわたる教科書販売及び組合活動により「黄綬褒章」を受章した記念に、安部理事長から記念品の贈呈があった。
来賓の佐々木基樹トーハン北陸支店長、伊藤知正日販北陸支店長、池田喜久夫太洋社北陸支店長、河上和浩聖教新聞社福井支局長、大貫善昭小学館P・S福井担当があいさつ、その後懇親会を行った。
(清水祥三広報委員)

児童書販売等で増収維持/平成22年度福島県組合総会

平成22年度福島県書店商業組合総会が5月24日、穴原温泉吉川屋で組合員23名が参加して開催された。
西猛理事長は開会あいさつで、県組合員数も昨年度より7名減の80名となり、賦課金収入が減少して組合活動も大変だが、今年も「えほんワールドinふくしま」での図書販売と、図書館管理システム「情報ボックス」の導入推進で増収を維持したいと表明した。日書連報告では取次への「送品・返品同日精算」要求を今後も継続、「電子ブック」の動向について重大な関心をもって臨むと述べたことに関しては質問も出るなど、組合員の心配の大きさがうかがえた。
議長に太田浩之(佐周書店)、副議長に国岡英司(若松屋書店)両氏を選出して議事を進行し、各議案が議決承認された。今年の『各支部提出議案』は、諸般の事情により支部総会を開催できなかった支部で議案提出が無く、今後の県組合の在り方に警鐘を鳴らす事態となった。
各提出議案は、【県北】電子書籍に関する日書連の研究機関の設立。出版社直販の読者サービスを書店にも適応!運送会社の輸送スピード(返品荷)の迅速化!【県中・県南】支部総会開催無し【会津】書店の業種を超えた利益がでる商売を模索する。【相双】小書店でも経営が出来るような業界ルールの見直し!【いわき】送品・返品同日精算。売行き良好書の大型店過剰配本の是正――等が提出された。
この後来賓各社の新企画説明会が行われ総会は終了。ホテル内の宴会場で合同懇親会を開催し、日頃の喧騒を忘れ、近況報告など仕事を離れたいつもの気の合う仲間に戻り笑顔にあふれた。
(大内一俊広報委員)

本屋の村勉強会2010in東京

7月9日(金)午後1時時~5時、東京都江東区の東京ファッションタウンビル東館9階で開催。第一部は群馬県正林堂・星野氏の講演「小さいからこそ!」、第二部「らくほん4」の最新情報と本屋の村サーバ機能紹介など。参加費無料。申込みは本屋の村ホームページ(http://www.hon-shop.com/)で受け付ける。締切日は7月2日。(庫本善夫広報委員)

「心の経営が増収増益をもたらす」/佐賀組合研修会

佐賀県書店商業組合は5月11日午後2時から佐賀市若楠会館で研修会を開催、組合員25名が参加した。
講師は福岡情報ビジネスセンター社長の武藤元美氏。システム開発企業で数々のプロジェクトを成功させ、短期間で急成長した実績の持ち主である氏の話を聞いて、書店業界全体に広がる閉塞感を打破するキッカケをつかめればと企画した。
開会のあいさつで岩永理事長は「出版界のデジタル化など業界の構造そのものが変わろうとしている。iPadの発売など電子書籍の普及する環境が急速に整いつつある。この逆風の中、我々に勇気を与えてくれる研修会となってほしい」と述べた。
講演で武藤氏は「力技の経営でなく、心の経営が増収増益をもたらす。全社員の心を一つに融合し、一丸となって仲間のために尽くす企業風土を創り上げることこそ最も大切な経営であり、会社は大家族主義で実践する生涯教育機関である」と指摘。「稲盛和夫の盛和塾で学んだ稲盛哲学を経営理念として愚直に実行、自分自身、一生懸命、無我夢中に働くことで取引先や社員との絆を深め、感謝に溢れた悔いのない会社経営をしたい」と述べて、信念を持った心の経営の大切さを説いた。(近藤甲平広報委員)

選書ツール・情報BOXの研修会/鹿児島組合

鹿児島県書店商業組合は5月15日午後3時半から情報化研修会を開催し、21名の組合員が参加した。
最初に井之上理事長があいさつし「最近の書店を取り巻く厳しい状況の中で、学校図書館への営業がますます重要化している」と述べた。
研修会では教育システムの長尾幸彦社長(日書連情報化推進専門委員)を講師に招き、「学校図書館選書ツール」(インターネット上で購入予定の書籍リストを作成及びメールで発注できるシステム)と「情報BOXの図書館電算化システム」について丁寧な説明を受けた。特に〝学校図書館選書ツール〟は全国に先駆けて鹿児島が最初に行った説明会でもあり、参加した組合員から多数の質問が寄せられ有意義な研修会となった。
(和田豊広報委員)

「声」/地図の無い町/村上市・BOOKSピジョン・高橋守人

昭文社から出ていた都市地図「村上市」が絶版となり、昭文社では今後「村上市」の地図は出版しないという。
売れないのだから仕方が無いのだが「地図の無い町」というのは正直、あまり格好の良い話ではない。これで村上市の書店が販売できる「村上市」の紙の一枚物の地図は、国土地理院の2万5千分の1か、5万分の1地図だけになった。昭文社も電子データの地図には力を入れているし、パソコンで「村上市」の地図は見れるのだが、店で売る商品が無いというのはやはり淋しい。
最近の出版業界も雑誌や本の電子データ化の話ばかりだ。この流れはこれからも進むのだろうが、紙の出版物とそれを手にした時の人間の心との距離感が、電子データ化した出版物をパソコンや新しいリーダーで読むこれからの人間の間にも、同じように存在するものなのか、ケータイを店からの呼び出し程度にしか使えない私にはすでに判らない世界だ、としか今は言えない。

「声」/理不尽なTRCの図書館納入落札/大分県書店商業組合副理事長・樋口文雄

TRCが17%値引きで大分県立図書館の納入を落札しました。そんな数字はどうして出てくるのでしょうか、出版流通業界は不思議ですね。
私ども、県組合員は今年51軒になりました。細々と営業を続け、今まで県立図書館に納入しておりました。そのわずかの益金で組合の運営費の足しにしてきました。ところが今年の入札でTRCの驚くべき価格で奪い取られました。こんな理不尽なことが行き交う書店業界は今後どうなっていくのか。それでなくても後継者は少なく、将来の見通しがなく頭から冷水をぶっかけられました。理事会では行政にも不信の声があがりました。地場産業育成なしには県政の発展はないと思います。日書連の早急な対応を強く求めるものです。
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