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平成22年9月15日号
春の書店くじ立て替え金を振り込みました

今春実施した「2010春の書店くじ」で各書店にお立て替えいただきました1等1万円、2等千円、3等5百円、4等百円の清算業務は終了いたしました。入金をご確認いただくようお願いいたします。
日書連書店くじ係

山本裕一理事長を再選/返品入帳問題、読書推進に重点/神奈川総会

神奈川県書店商業組合は8月26日午後2時から横浜市中区のかながわ労働プラザで第33回通常総会を開催し、組合員152名(委任状含む)が出席。任期満了に伴う役員改選で山本裕一理事長(信濃屋書店)を再選した。副理事長、各委員会委員長については9月理事会で決定する。
総会は筒井正博常務理事(伊勢治書店)の司会で進行し、山本理事長があいさつ。「理事長を務めた2年を振り返ると、大変厳しい経済情勢となった。昨年はこの席でリーマンショックの話をしたことを思い出したが、今年は書籍・雑誌のデジタル化の問題が出てきた。書店経営の根幹に関わる問題で、大変頭を痛めている。しかし、私は紙媒体の本は絶対になくならないという思いで日々努力している。デジタル化については情報だけが先行し、何かと気ぜわしいが、足元をしっかり見つめて本の大切さを読者に訴えていくことが組合の仕事ではないかと思っている」と述べた。
村上弘一常務理事(村上書店)を議長に選任して議案審議を行い、平成21年度事業報告、決算・監査報告、平成22年度事業計画、予算案など全ての議案を原案通り承認可決した。
事業報告全般について山本理事長が、①取次の返品入帳問題について、昨年12月に公取委取引企画課を訪問し書店の立場を説明した、②昨年10月に横浜で日書連移動理事会を開催した、③今年6月に元文藝春秋取締役の名女川勝彦氏を招いて雑誌増売に関する勉強会を開催した――などを報告。返品入帳問題については、「日書連が公取へ行くという話があったので、現在は動いていないが、結果によっては我々だけでも公取へ行って訴えることを考えている」と述べた。
増売・読書推進では、①神奈川県読書推進会主催、神奈川組合後援の第4回「大好きな本絵画コンテスト」に幼稚園・保育園児から1250通の応募があった、②「神奈川県の本屋さんがすすめる子どもの本」として、岩崎書店、金の星社の協力を得てロングセラー6点の増売企画を展開、③「神奈川県夏のすいせん図書」の増売、④神宮館の暦の販売を開始――などの報告があった。
任期満了に伴う役員改選では理事30名、監事2名を承認したのち、初理事会で山本理事長の再選を決定した。山本理事長は「もう1期2年間頑張るよう皆さんから激励をいただいた。また組合のために頑張っていくのでよろしくお願いする」とあいさつ。また、退任した井上俊夫前副理事長(井上書房)の相談役就任を了承した。
このあと来賓あいさつで日書連・大橋信夫会長は「本屋の減少は売上減、店主の老齢化、後継者不在が3要因。日書連では〝本屋さんへ行こう〟ということを標榜して読者を増やす活動をしている。送品・返品同日精算問題は2年間にわたり取次と交渉してきた。そろそろ決着をつけなければいけないと考えている」と述べた。
総会終了後、午後6時から会場を横浜中華街の華正楼本店に移し、出版社・取次などを交えて懇親会を行った。

電子書籍の動向カギに/日経流通新聞「卸売業調査」

日経流通新聞(日経MJ)は8月4日号で2009年度「第39回卸売業調査」を発表した。これによると全14業種の売上高は1・2%減で、比較可能な02年度調査以降、初の減収となった。また経常利益は2・7%増で、3年ぶりに前年実績を上回った。増収は3業種で前回調査より1業種減ったが、経常増益は3業種増えて8業種となっており、08年度の2ケタ減益から大きく持ち直した。合理化や経費削減で増益を確保した格好で、利益水準は低く、デフレ下で一段の合理化努力が求められそうだと分析している。
調査では「書籍・CD・ビデオ・楽器」をひとくくりの業種に分類。売上高は4・0%減で、経常利益も9・8%減少した。同紙では今後の動向について、「電子書籍市場が拡大すれば、配信の普及で市場が縮小した音楽CDと同様、書籍や雑誌の需要減少に拍車がかかる可能性もある」と指摘している。このうち出版卸売業だけをまとめたのが別表。日販、トーハン、日教販は連結決算。
出版取次で売上首位の日販は2・4%の減収だったものの、カルチュア・コンビニエンス・クラブ向けの事業が好調だったため、経常利益は0・5%増を確保。最終利益は90・2%増の31億円と過去最高を記録した。トーハンは4・9%の減収で、経常利益は39・3%減、最終利益は12・6%減となった。
売上高経常利益率は①日販0・8%、②トーハン0・5%、③大阪屋0・2%の順。売上高販売管理費率は①大阪屋7・4%、②日教販9・8%、③太洋社10・5%の順。1人当たり売上高は①大阪屋2億7634万円、②トーハン2億4703万円、③栗田2億2242万円の順だった。

ブッカーズに協力/講談社の野間副社長

東京都書店商業組合とACCESSは8月18日、東京・音羽の講談社を訪問し、コンテンツ提供強化の要請、新デジタルマガジン開発の協力、店頭販売できるデジタル商品の開発協力などの申し入れを行った。
東京組合からは大橋理事長、柴﨑副理事長、電子サイト運営推進委員会の小橋委員長、下向委員、ACCESSからは安井副社長、平澤本部長、赤間部長が出席。講談社は野間副社長らが応対した。
席上、野間副社長は「電子だけでは駄目。中小書店の店頭活性化対策も必要」との考えを示し、東京組合とACCESSの申し入れを「是非やりたい」と快諾。東京組合とACCESSが運営する携帯電話向け電子書籍サイト「ブッカーズ」に全面的に協力するよう社内に指示した。具体的な内容については、今後、現場レベルで詰めていくことになった。

教科書電子化の動向注視/県万引防止協に書店部会/岩手総会

岩手県書店商業組合は7月29日、盛岡市のホテルメトロポリタンで第21回通常総会を開き、組合員46名(委任状含む)が出席した。
玉山哲理事長は「電子書籍の問題の一つに小中学校教科書のデジタル化がある。田原総一朗氏が8月下旬に『デジタル教育は日本を滅ぼす』を出版する。ぜひ読んで勉強してほしい」とあいさつ。続いて議案審議を行い、平成21年度事業報告、収支決算、平成22年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
国民読書年事業として7月24日、25日に行った「絵本ワールドinいわて」について報告があった。情報化推進委員会からは「電子書籍の動向」と「ためほんくん」が紹介された。また、岩手県万引防止対策協議会の中に書店部会が編成されることになり、書店部会に参加したい書店を募集することにした。(小原玉義広報委員)

催し

◆山形で「辞書引き学習法」講演会
山形県書店商業組合は11月6日、「ビッグウイング交流サロン」で、中部大現代教育学部准教授の深谷圭助氏を講師に招いて講演会「辞書引き学習法」を開催する。国民読書年推進企画として実施するもの。深谷氏は同学習法の提唱者。
受講対象は先生・保護者・小学校1~3年生の子供。小学校用国語辞典を持参のうえ、辞書引き学習を体験してもらう。申込締切は10月23日。
申し込み・問い合わせは山形県書店商業組合まで。〒990―0823山形市下条町3―9―6℡023―666―7744FAX023―666―7745
(五十嵐靖彦広報委員)

電子書籍は脅威/埼玉理事会

埼玉県書店商業組合は7月27日、浦和の埼玉書籍会議室で22年度第1回目の理事会を開催した。
あいさつに立った水野理事長は日書連報告を行い、トーハン、日販等に対する送品・返品同日精算の要請、日書連共済会残余財産の運用などを説明した。また、iPad、キンドルDXのコンセプト、使い勝手、課題等の話があったが、一般書店にとっては脅威。また、今年度も読売新聞東京本社と日書連のコラボ企画「本屋さんへ行こう!キャンペーン」が9月15日から実施されるとの説明があった。
(石川昭広報委員)

「活字文化守ろう」/企画物で売上と利益確保/滋賀総会

滋賀県書店商業組合は8月20日、守山市ライズヴィル都賀山で第27回通常総会を開催。組合員51名(委任状含む)が出席した。
総会は平井浩理事の司会で始まり、平柿宗敏理事長が「電子書籍、電子教科書が話題になっているが、活字文化がすぐに消えるわけではない。10年、20年先はわからないが、今は危惧することなく出版社の企画物を大いに売って売上と利益を守ることが大事。8月末に田原総一朗氏の『デジタル教育は日本を滅ぼす』、10月には田中真紀子、外山滋比古両氏の共著で『頭脳の散歩デジタル教科書はいらない』が出版されると聞いている。どちらも活字文化を守るために出版される本。積極的に売ることで流れを変えていきたい」とあいさつした=写真=。
議長に山田英幸理事を選出して議案審議を行い、平成21年度事業報告、収支決算報告、平成22年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
総会終了後、京都新聞社「お話を絵にするスリップコンクール」の表彰式を開催。1位から5位までの書店が表彰された。表彰された書店は以下の通り。①草津市・平柿文仙堂、②彦根市・太田書店、③彦根市・ヨシダ書店、④甲賀市・山田書店、⑤東近江市・文平堂。(岩根秀樹広報委員)

読書週間書店くじ実施要領

▽実施期間平成22年10月27日(水)より11月9日(火)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数400万枚。書店には1束(500枚)3571円(税別)で頒布
▽申込方法注文ハガキに必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。
▽配布と請求方法くじは取次経由で10月25日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当選発表12月5日(日)。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額5820万円、9・7本に1本
特等賞=図書カード5万円40本
1等賞=図書カード1万円800本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1200本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円40万本
ダブルチャンス賞=図書カード1万円100本
▽賞品引換え特等賞は当せん券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は平成23年1月15日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付
▽引換え期間読者は12月5日より平成23年1月10日(消印有効)まで。書店で立替えたくじは平成23年1月31日までに「引換当せん券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布

チェーン店中心に組合加入促進/取次と連携して/東京組合

東京都書店商業組合は9月2日、書店会館で定例理事会を開催。組合員数の減少に歯止めをかけるため組織強化対策を討議し、組合本部・各支部・取次が連携し、主にチェーン店に対して組合加入促進を図っていくことを申し合わせた。
田島委員長の報告によると、大橋理事長、小泉副理事長、田島委員長らは7月14日にトーハン、日販、太洋社、8月11日に大阪屋、栗田の各社と「組合加入促進」をテーマに意見交換会を行った。席上、取次側から「組合はPR不足」「未加入店は組合に対する関心が薄い」など厳しい意見が出た。一方、「加入促進に向け、組合と取次の連携が必要」など、前向きな発言もあったという。
小泉副理事長は「これを契機に、取次現場窓口と積極的に連携していく。組合本部、各支部、取次の特販と営業部署が協力して取り組む体制を作りたい」として、特に未加入店の多いチェーン店に対して重点的に加入促進を図る意向を示した。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

9月になっても残暑は続いています。皆さん、くれぐれもご自愛ください。仕事はそこそこにしてください。
我が庭では(嘘、ヨソ様のおうちから)鈴虫の音が聴こえています。日が暮れてから夜通しリーンリンときれいな静かな音を奏でてくれます。確実に秋はそこまで来ています。昔は、どこの家でも虫籠で秋の虫を飼っていたものです。夜店で買いました。土間や床下でも鳴いていました。風情というものです。漫画家の安野モヨコさんが秋の虫たちをこう表現しています。「昼の暑さは夏だけど……虫さん達がゆらす空気のふるえがもう秋の模様」(「朝日新聞」9.5『オチビサン』)
さわやかな秋の風が当店に吹いています。女流作家の方々がお見えなのです。
Nさん、これからの活躍まちがいなしの新鋭です。初の小説集刊行に合わせて、東京から猛暑の中サイン会に来てくださいました。今回、当店でお買い上げの方だけではなく、Nさんの本をお持ちの方どなたにでもサインをする方針です。普通の常識ある社会人であれば、「本」を持ってくるはずです。当然のことです。ところが、常識の枠の外、想定外という人間もいるのがこの世の中です。「色紙」にサインをねだる不埒者がおりました。素人さんじゃあございません。れっきとした業界人です。クァラッ!
京都郊外(言うてもド田舎)のGさんは新刊のたびにサインやら読者向けプレゼントを送ってくださいます。このたびは当店のPR誌『ほんまに』の対談のためご来店、在庫本すべてにサインをお願いしました。
昨年から大ブレイクの時代小説Tさんも宝塚からサインやら資料注文に来店されます。この方もPR誌に原稿をくださいます(次号は豪華メンバー)。
どなたの場合も、我が中間管理職の外交手腕・交渉能力、さらに熱意によるところ大であります。別にベンチャラをするわけではありません(彼にゴマをすっても何の見返りもありゃあしません)。ご本人とだけではなく、出版社や販売会社との打ち合わせ、地元新聞に取材のお願い、さらにお客さんへの告知などなど、こういう仕事をさせておきますと、生き生きしています。帳簿を睨んでどうのこうのなど期待していません。そんな余計なことをされては、部下はたまったものではありません。私、少しも誉めていませんな。
私がヨイショすべきは、コツコツと日常の業務をこなしてくれている他の多くのスタッフたちです。彼女たちの緻密な目配りと気配りがあるからこそ、彼の外交が成功し、私ら棚担当者が本を並べていられるのです。改めて、ここに感謝の意を表する次第であります(エラソー)。
明るい話題が少ない業界ですが、元気な人たちに出会いました。そのひとり、東北で活動をしている出版社の方です。震災の時は何度も取材、当店に何度も立ち寄ってくださったとか。当時のことを知るスタッフはいませんが、現在神戸で同社の本を置いているのは当店だけだそうで、これもご縁でしょう。嬉しくて、スケベ通信を渡しました(なんで、それやねん!)。

桐原書店とピアソンが経営統合

桐原書店とピアソン・エデュケーションは8月31日付で経営統合し、新会社「ピアソン桐原」を設立した。「桐原書店」「ピアソン・ロングマン」「ペンギンリーダーズ」は商品ブランドとして存続する。
両社は、01年に桐原書店が英メディア大手のピアソングループに参加してから業務提携を進めていた。
新会社は基幹ブランドによる出版事業を継続するとともに、eラーニングなどの教育ソリューション事業やデジタルコンテンツ開発に本格的に進出。教育出版社から教育活動全般をサポートする企業への転換を目指すとしている。

河出・岡垣常務が電子書籍語る/栗田「出版販売実務セミナー」

書店経営研究会と栗田出版販売、栗田書店共済会共催の第31回「出版販売実務セミナー」が8月25日、東京・文京区の文京シビックセンターで開催された。
冒頭、あいさつした書店経営研究会の郷田照雄会長(栗田出版販売社長)は「電子書籍元年と報道されている。この先どうなるかわからない。厳しい時代にどう生き残るか、お役に立ちたい」とあいさつした。
第1講は河出書房新社の岡垣重男常務が「電子市場の変化と今後の業界3者『書店・販売会社・出版社』のゆくえ」と題して講演した。
岡垣氏は電子出版について「今すぐ書店の脅威になるかは疑問だが、10年のスパンで見れば上がっていく。今後は携帯電話でビジネスできるかが重要になる」との考えを示した。
また、電子教科書について「ありえないので楽観視している」として、「人は視覚だけでなく五感を使って学ぶ。紙の本に赤線を引いたり書き込みをして記憶として定着する。電子書籍端末ではそれが難しい」と指摘。「声を大にして導入に反対すべき」と訴えた。
電子出版時代の書店については「書店は顧客の購入履歴だけでなく家族構成まで知っているのが強み。対面で提案し、顔が見える商売をすれば必ず生き残ることができる」と強調した。また、書店を継続するために必要ならば、雑貨や古書などの商材を取り扱うことも考慮すべきと指摘した。
第2講はリテールサポートの山内三郎社長が「万引き対策とクレームへの対応」と題して講演した。

自己破産申請へ/工業調査会

帝国データバンクによると、工業技術関連老舗出版社の工業調査会が8月31日で事業を停止した。自己破産を申請する見通し。負債は09年12月期で5億7000万円。
同社は53年創業。「プラスチックス」「機械と工具」「化学装置」「電子材料」などの月刊誌のほか、「Kブックス」「ビギナーズシリーズ」などの書籍も出していた。
91年12月期の売上高は19億9300万円だったが、景気低迷による企業の経費節減などの影響で売上が減少。09年12月期の売上は6億9000万円にとどまっていた。

シリコン鍋つき本を発売/書店マージン35%の責任販売/主婦の友社

主婦の友社は10月23日、ムック『シリコンスチームなべつき使いこなしレシピBOOK』を発売する。
取次から書店への出し正味65%、書店マージン35%、返品は35%の歩安入帳とする責任販売企画。部分再販指定し、本体価格は1680円。
主婦の友社オリジナルの便利な「シリコンスチームなべ」と、人気料理研究家・藤井恵さんによる『使いこなしレシピBOOK』(A4判、52ページ)が1つになったお買い徳感のある1冊。スペインのルクエをはじめ市販のシリコンスチーマーは高くて手が出ないという主婦層から支持を集めそうだ。なお、国内シリコンスチーマー市場は100万個に達する規模。
この鍋は料理記事を作って94年の主婦の友社がシリコンスチーマーと同じ機能性に使い勝手の良さを加えてオリジナル製作したもの。食品衛生法、食品・添加物等の規格基準に基づき安全性も証明されている。デザイン性にすぐれ、たたんでコンパクトになり収納に便利などの特長がある。
同社によると書店の反応は非常に良く、特に女性店長は「レシピがついて1680円は安い。売れる」、書店や取次の女子社員からも「予約したい」との声が聞かれるという。受注状況は地方や規模を問わず好調で、ワンダーグー3500部、啓文社1000部、戸田書店800部の事前注文が来ている。
初版6万5千部、目標部数は20万部に設定。同社では、本と物品をセットで販売する「ハイブリッドブック」をシリーズ化する予定としている。
また、同社は10月6日、主婦の友新書『なくなる日シリーズ』を創刊し、新書分野にテーマ型で参入する。
創刊は『「婚活」がなくなる日』(苫米地英人)、『末期がん、その不安と怖れがなくなる日』(樋野興夫)、『政治家がなくなる日』(平野和之)、『「暮らし力」がなくなる日』(近藤典子)の4点。本体価格762円。毎月6日発売。初版は1万~1万5千部。

「もしドラ」百万部突破でコンクール/トーハン

トーハンは、ダイヤモンド社の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が百万部を突破したのを記念して、書店向け販売コンクールを実施している。
同書は、タイトルやストーリー、表紙デザインの意外性などが話題となり、ビジネス書として異例のベストセラーになっている。このコンクールは、ダイヤモンド社の協力を得て、取引先書店のさらなる売り伸ばしをバックアップする目的で実施するもの。
コンクールは、①売上部門、②売上伸長部門、③飾付部門の3部門で行い、①は上位3書店、②は上位10書店、③は最優秀賞1書店と優秀賞3書店にそれぞれ賞品(カタログギフトを予定)を進呈し、特別賞も用意する。参加書店には拡材としてオリジナルの陳ビラ、POP、ポスター、専用しおりを提供。コンクール開始時20冊以上の平積み展開が参加条件で、実施期間は9月1日から10月31日まで。

ノンフィクション賞に中田、堀川両氏/講談社

第32回講談社ノンフィクション賞に中田整一氏『トレイシー日本兵捕虜秘密尋問所』、堀川惠子氏『死刑の基準「永山裁判」が遺したもの』、第26回講談社エッセイ賞に長島有里枝氏『背中の記憶』、山川静夫氏『大向うの人々歌舞伎座三階人情ばなし』、第26回講談社科学出版賞に柴田一成氏『太陽の科学磁場から宇宙の謎に迫る』が決まり、9月3日に東京會舘で贈呈式が行われた。
贈呈式では、講談社野間省伸副社長があいさつののち受賞者に賞状と記念品、副賞を手渡した。ノンフィクション賞を受賞した中田氏は「栄えある賞をいただいて本当に身に余ることで大変嬉しい。私にとっては大きすぎる敢闘賞だと思っている」、堀川氏は「この賞は、ある意味今後への期待値だと受け止めている。これを励みにもっといいものを書いていきたい」と喜びを語った。

京極作品の電子書籍第2弾/『ルー=ガルー』の配信開始/講談社

講談社は、京極夏彦氏の作品電子書籍第2弾として、『ルー=ガルー忌避すべき狼』のAppStoreでの配信を開始した。
今回は、iPhone、iPadの両方に対応したユニバーサル版として配信。ユーザーが小説の試し読みを含む無料アプリケーションをダウンロードした後に、続きを購入できる「inApppurchase」の仕組みを採用している。無料アプリケーションには、小説本編の試し読みのほか、コミック版の試し読みと映画版のプロモーションビデオを同梱しており、メディアを超えて『ルー=ガルー』の世界を楽しむことができる。
小説本編部分は、講談社ノベルス版を全5チャプターに分割、チャプター1を無料でアプリケーションに同梱し、チャプター2~5は各230円で販売する。各チャプターには、ノベルス版にはない映画版イラストを収録している。

人事

☆三省堂
9月1日付で役員任務分担変更を行い、新社長に北口克彦取締役が昇任した。
取締役会長八幡統厚
代表取締役社長
北口克彦
代表取締役専務〔社長補佐、経理・経営管理室・情報システム室担当〕
佐伯勇
常務取締役〔営業局長、営業局宣伝広報部長〕
佐久間孝夫
取締役〔出版局長〕
萩原好夫
同〔製作管理部長、総務担当〕大野知一

【北口克彦(きたぐちかつひこ)氏略歴】
1957年生まれ、北海道出身。早稲田大学政経学部卒。85年三省堂札幌営業所入社。2002年販売部長、05年執行役員営業部長、06年執行役員営業統括部長、09年取締役営業局次長兼営業統括部長

☆協和出版販売
8月18日開催の株主総会並びに取締役会で以下の役員を選任した。◎昇任。
代表取締役社長
◎坂井光雄
専務取締役〔営業総括〕
◎佐久間信
取締役〔管理総括〕
梅沢弘治
同〔経理担当〕田辺慶一
同雨谷正己
同小貫邦夫
監査役町田孝治
※中島政一取締役は退任し村山書店代表取締役社長に就任。

☆静山社(9月1日付)
取締役会長松岡佑子代表取締役社長
松浦一浩代表取締役副社長
木村康子

日書連のうごき

8月2日「ためほんくん」内部打ち合わせ。
8月3日「ためほんくん」部会。
8月4日全国中小小売商団体連絡会に大川専務理事が出席。
8月9日国立国会図書館の「公共的書誌情報基盤」に関する協議会に大川専務理事が出席。
8月10日出版倉庫流通協議会創立7周年記念パーティーに石井事務局次長が出席。
8月12日メディアコンテンツストア万引対策協議会に石井事務局次長が出席。
8月19日JPIC定例理事会に舩坂理事ほか役員が出席。「ためほんくん」出版社との意見交換会。
8月20日芥川・直木賞贈呈式に大橋会長が出席。「ためほんくん」部会。
8月25日第42回出版平和堂合祀者顕彰会実行委員会に大川専務理事が出席。
8月26日神奈川組合第33回通常総会に大橋会長が出席。
8月30日「野間読書推進賞」一次選考委員会に石井事務局次長が出席。

東京ブックセンターを移転/日販

日販は、現在江戸川区西葛西にある「東京ブックセンター」を移転することを決定した。現所在地の賃貸契約満了に伴い今年9月30日で移転することになったもので、新店売は、墨田区業平の「隅田倉庫」4階・5階を賃借、現在の1フロアから2フロア化し、10月18日に開設予定。
4階は新刊・売行き良好書を中心とした一般書・文庫・新書・コミックのフロア。5階は児童書専用フロアとなり、現在流通している主要児童書版元の全点を在庫する。さらに、選書・商談スペースを設けるとともに、従来手作業で行っていた選書業務を一部システム化し、商品の集計・リスト化を行うことで、図書館関係者へのサービス強化を図っていく。
新住所は、〒130―0002東京都墨田区業平1―1―9

「本の超特Q」在庫取り寄せサービス開始/日販

日販は、書店店頭客注品のお取り寄せサービス「本の超特Q!QuickBook」で、日販に在庫がない商品を出版社から取り寄せるサービスを8月23日からスタートした。
「本の超特Q!QuickBook」は、日販のSAシステム「NOCS9000」を使用しており、今回始めるサービスは書店から非常に要望が多かったもの。多数の出版社から協力を得て日販への搬入期間を短くすることで、従来より1~2日早く店に商品を届けることができるようになった。
サービス開始に合わせて、9月1日からQuickBookの利用促進キャンペーンを実施。注文数の上位店に報奨金を支払うほか、「促進への取り組み内容」「書店・お客様の声」を日販にフィードバックしてもらい、ユニークな取り組み内容についても報奨金を支払うとしている。

本屋のうちそと

9月だというのに、未だ猛暑の日々。炎天下に来店戴けるお客様に只々感謝。
前回8月1日号で在庫圧縮のため棚の工作をすると書いたところ、二人のお方が検分に来られた。異口同音に取次への支払いを満額実行するためには、在庫管理の重要性を強調されておられた。
ホームセンターで購入した部材を棚の寸法や書籍の大きさに合わせて切断。釘を使えば本を傷める可能性があるので、木工用ボンドを用い、接着するまでクリップで固定。平板にファルカ集成材を選んだことから、材料代も安く、作業も簡単、見た目も重さも申し分のないものに仕上がった。
抜き取る商品は日焼けした背見せの文庫。代わってライトノベルズを表紙見せで陳列。在庫の圧縮と雰囲気の変化をもたらし、請求金額の圧縮と売上増が期待できる。
何故、今頃こんなことを実施しようかと考えたのは、最近年末の資金繰りを見ていると12月末の資金需要より11月末の資金不足が顕著になっていることにある。一因に9月末頃から金額がはる年賀状ソフト付きムックの入荷が始まり、10月には大量入荷、10月末請求11月末支払いになることにある。売れるのは12月に入ってからで、1月に入って返品をすると清算は早くて2月支払いの時になる。出版社にとって12月末の資金繰りのためには10月のムックでの出版は必要なのだろうが、資金負担する書店にとって入金と支払いが同期しない以上、予防的対策が必要だと思う。(井蛙堂)
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