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平成23年2月15日号
出版物への軽減税率導入を求める/日書連など4団体

2月1日、書協、雑協、取協、日書連の出版4団体は連名で、政府税制調査会に対して平成23年度税制改正大綱に関する要望書を提出した。大綱の中で「消費税の引き上げを提起」とあることについて、国民への教養機会の提供等の観点から、消費税率引き上げの際には出版物に軽減税率を導入するよう求めている。

本質的議論深める年に/出版再販研究委が新年懇親会

出版再販研究委員会は2月2日、東京・九段のホテルグランドパレスで新年懇親会を開催し、書協、雑協、取協、日書連の出版4団体から委員・事務局など総勢41名が出席した。
開会あいさつした相賀昌宏委員長(書協理事長)はデジタル化の中で従来とは異なる課金システムや価格の問題に直面しているとして、「本の値段の在り方などを含め、再販制度の本質について議論を深めたい」と述べた。
各団体からは「海外向け『文藝春秋』電子版の価格は紙よりも高く設定した。様々な媒体が様々な試みを行い、共通のルールに収斂していくだろう」(雑協・上野徹理事長)、「再販は出版業界最大のインフラだが、それだけでは十分でない。書店に客を囲い込むことが重要。事前予約を取れるよう、新刊・近刊情報の充実を」(取協・山﨑厚男会長)、「読者の一番近くにいて、苦境に喘ぐ書店の代表として、この業界をどうするか、皆さんと真剣に議論したい」(日書連・大橋信夫会長)などの発言があり、朝倉邦造相談役の発声で乾杯した。

送品抑制策で返品が減少/2010年出版物販売額、3・1%減の1兆8748億円/出版科研調べ

2010年の出版物推定販売金額は前年比3・1%減の1兆8748億円になったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。「2兆円割れ」が話題になった09年からさらに落ち込んだ。10年は主要取次が大幅な送品抑制策に転換して返品率が減少。書籍の新刊点数も大幅に減少するなど、市場が冷え込む中で需要と供給のバランスを取る動きが鮮明になった。
書籍の推定販売金額は前年比3・3%減の8213億円で4年連続の前年割れ。ミリオンセラーは『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)、『1Q84BOOK3』(新潮社)など計5点出たが、売れる本とそれ以外の本の二極化が顕著だった。
金額返品率は同1・6ポイント減の39・0%と大幅に改善した。主要取次が返品減少対策として新刊配本の大幅な引き締めを行い、市場の実態に合った配本を推進したことによる。
新刊発行部数は同4・5%減の3億6876万冊、同発行金額は同6・1%減の4153億円。出回り部数は同4・7%減の12億1390万冊、出回り金額は同5・8%減の1兆3472億円となり、新刊・出回りともかつてない引き締めが行われた。
新刊点数は7万4714点で同4・9%減少。内訳は、取次仕入窓口経由が5万7804点で同5・1%減、注文扱いが1万6910点で同4・1%減。取次仕入窓口経由は5年ぶりに前年を下回った。出版社は新刊1点当たりの配本部数が減ったため、採算上からも新刊刊行を絞らざるを得なくなったと見られる。
平均価格は、出回りが同1・2%減の1110円、新刊が同1・7%減の1126円。価格が安くなければ読者に受け入れられないという出版社の価格政策が下落の要因となった。
雑誌の推定販売金額は前年比3・0%減の1兆535億円で13年連続のマイナスとなった。内訳は、月刊誌が同2・4%減の8242億円、週刊誌が同5・2%減の2293億円で、週刊誌の不振が目立った。
推定販売部数は同4・3%減の21億7222万冊。内訳は月刊誌が同3・7%減の14億6094万冊、週刊誌が同5・6%減の7億1128万冊。
金額返品率は同0・7ポイント減の35・5%。取次が大幅な送品抑制を行った効果が雑誌にも出ており、2年連続で改善された。内訳は月刊誌が同0・8ポイント減の36・8%、週刊誌が前年同率の30・3%。
創復刊点数は同25点減の110点。過去40年で最も少ない点数となった。創刊誌の部数上位銘柄の大半は分冊百科が占め、前年と同数の29点が創刊した。休廃刊点数は同27点増の216点。07年の218点に次ぐ、過去2番目に多い休刊点数となった。発行銘柄数は同2・4%(86点)減の3453点で4年連続減少した。休刊点数が創刊点数を106点も上回り、その差は年々拡大している。
平均価格は同1・6%増の503円。08~09年の2~3%台という高い上昇率からは鈍化した。月刊誌は同1・6%増の578円、週刊誌は同1・5%増の335円とともに上昇した。
雑誌全体の傾向としては「週刊少年ジャンプ」や宝島社の女性誌など爆発的に売れたものとそうでないものの落差が極端に見られた。また、「週刊現代」など読者年齢の高い雑誌ほど堅調に推移している。付録企画も引き続き活発で、発行点数は同1・4%増の1万3054点となった。
出版科学研究所は、市場の実態に合わせて前年実績を大幅に下回る大胆な送品政策を打ち出せなかった主要取次が、大幅な送品抑制政策を打ち出さざるを得なくなったことは「大転換といってよい」としている。

公取委の「再販維持」方針、山本理事長「心強い」/神奈川新年懇親会

神奈川県書店商業組合は1月18日、横浜市西区のホテルキャメロットジャパンで新年懇親会を開き、組合員、出版社、取次など約100名が出席した。
山本裕一理事長は、昨年12月に開かれた公正取引協会主催「平成22年12月度月例懇談会」で公取委の松山隆英事務局長、1月11日に開かれた公正取引協会主催「公正取引委員会竹島委員長講演会及び平成23年賀詞交歓会」で公取委の竹島一彦委員長が、ともに再販制度を当面見直す予定はないとの考えを示したことに触れ、「業界にとってありがたいこと。再販が崩れたら生き残っていけない書店が多々ある中で公取委のお墨付きをいただけた。大変心強い」と述べた。
また、「今年は小学校の学習指導要領の改訂がある。学参がたくさん売れるよう、日々努力したい」と新年の抱負を語った。

紙の本売り続ける集団として結束/愛知賀詞交歓会

愛知県書店商業組合は1月14日に名古屋市千種区のルブラ王山で賀詞交歓会を開催、組合員57名はじめ総勢122名が出席した。
冒頭あいさつで谷口正明理事長は、この1年の組合活動に対する出版社、取次の協力に感謝を述べた後、各委員会の活動を報告。出版業界の状況について、昨年は電子書籍元年と言われたが、紙の本を売り続ける集団として結束していくことが大切だと述べた。
この後、トーハンの川島執行役員名古屋営業部長が「今年の干支、卯年にふさわしい飛躍の年にしよう」と乾杯のあいさつ。講談社の川手販売局販売促進部長による中締めで閉会した。

発売りの好調1年間持続を/宮城新年会

平成23年宮城県書店商業組合・出版みちのく会・取次・運輸合同新年会が1月6日午後5時よりホテルモントレ仙台で開催され、総勢56名が参加した。
始めに宮城組合・藤原直理事長が「初売りは昨年の大雪とは反対に天候にも恵まれ大変好調だった。1年間この好調が続くかが勝負。兎年の上昇機運に乗ってはねる飛躍の年にしたい」とあいさつ。
出版みちのく会の安斎佳成会長は「OECDの学力テストで日本の子どもの読解力が8位に躍進した。読書を通じて子どもの将来が明るいものになるよう、出版社としていい物を提供し続けていきたい」、トーハン・石川二三久東部支社部長は「飛躍し、発展するために兎のように大きな耳を情報に傾けていきたい」とあいさつ。日販・高瀬伸英氏が「ネット書店や電子書籍の台頭に対し、出版社はいい商品を供給、書店はいい情報をつかみ商品を読者に供給し、取次はより質の高い情報を提供していきたい」と誓って乾杯した。
しばし歓談の後、今年の年男の発表が行われ、藤原理事長はじめ4名に記念品を贈呈。菅原副理事長の音頭により一本締めで終了した。(佐々木栄之広報委員)

タイアップ企画などを討議/滋賀理事会

滋賀県書店商業組合は1月25日、彦根市グランドデュークホテルで定例理事会を開催した。
組織強化委員会より、長浜市に125坪、野洲市に89坪、それぞれチェーン書店が出店する件を報告。支部からの報告では、栗東、湖南図書館で雑誌スポンサー制度が開始されるにあたり、スポンサーから寄贈される雑誌の代金をスポンサーから納入業者に直接支払うよう要請されるようなので、図書館を介しての代金決済にできるように出入書店が申し入れている旨の報告があった。
事務局報告では、移動理事会会計報告と、近畿ブロック会講演会参加募集が行われた。また、昨年実施して好評だったホリデータイアップ企画について討議を行い、6月からの実施に向けて事務局に一任することが承認された。
会議終了後、取次・出版輸送を交えて新年会を行い、情報交換を行った。
(岩根秀樹広報委員)

地域の「よみ場」活性化案を発表/東京青年部新年会

東京都書店商業組合青年部は、1月27日午後6時から千代田区の日比谷松本楼で新年懇親会を開催、約70名が出席した。
牛房邦夫会長は「書店は読者に本を手にとってもらうきっかけを与える場所。電子書籍と共存しながら、今後どういう形で書店という業態を存続していくべきか、調査研究して発表していきたい」とあいさつ。
続いて相談役の東京組合大橋信夫理事長が「出版業界はどんどん変わっていかなければいけない。我々が青年部にかける期待は大きい」と祝辞。ダイヤモンド社・井上直営業部部長のあいさつに続き、中央公論新社・池山浩和販売促進部部長の発声で乾杯した。歓談の途中、小川頼之副会長から、地域の図書館・書店が連携して人々の交流の場や本との出会いを提供しようという「図書館、書店、地域で作る『よみ場』活性化案」の発表が行われた。

東京組合ブッカーズ/日本エンタープライズと協業

東京都書店商業組合は2月2日に書店会館で定例理事会を開催。第35回通常総代会関連の日程が決まり、総代会は5月24日(火)午後1時半からホテルメトロポリタンエドモントで開催、総代会提出議案を審議するための臨時理事会を4月22日に開催することとなった。また平成23年度は役員改選期にあたり、組合員の減少に伴い理事定数を45名から40名に削減することを決めた。
電子書籍販売サイト「Booker’s」は機能強化と会員獲得の促進を図るため、日本エンタープライズと協業すると報告があった。サイトの開設当初から協業してきたACCESSから同社にコンテンツプロバイダ事業を譲渡する形となるが、ACCESSは技術面で従来通りサポートを続ける。

「小学生はこれを読め」活用呼びかける/北海道新年懇親会

北海道書店商業組合は1月18日午後4時半からホテル札幌ガーデンパレス「白鳥の間」で店頭試し読みシステム「ためほんくん」の説明会を開催した。講師として、日書連「ためほんくん」部会の田江泰彦部会長が来道し、書店、取次、出版社から41名が参加。約1時間にわたりコミック試し読み機能の有効活用の必要性について講演した。
引き続き午後6時から同ホテル「平安の間」で平成23年北海道取協・出版社・書店組合新年合同懇親会を開き、56名が出席した。主催者側として北海道取協のトーハン・藤岡聡北海道支店長があいさつ。道書店組合久住理事長が「今年は中学生、高校生に続き『小学生はこれを読め!』を実施する。本屋の強みはお客様の顔と名前がわかること。小・中・高と揃えて近所の子どもたちに『おもしろい本があるよ』と、どんどん声をかけてください」とあいさつした。小学館PS・堀内北海道エリアマネジャーの発声で乾杯。懇親を深め、今年の活躍を誓い合う大盛況の新年懇親会となった。(高橋千尋広報委員)

浪花剛日書連相談役(元副会長)のご逝去を悼む/日書連相談役・八田哲弥

昭和52年(1977)5月に、松信泰輔氏が酒井正敏氏に替わって第4代日書連会長に就任した。すでに副会長の職にあった浪花剛氏(昭和50年5月就任)との間でがっちりバッテリーが組まれ、長年日書連が抱えこんできた難問題を、次つぎと解決していった。
例えば雑誌発売日の不公正是正運動では、浪花元副会長は2ヵ月間、東京に泊まり込み、東京近郊の書店を訪ね、駅売店で週刊誌が書店よりも、1日ないし2日早く売り出されている実態をつかみ、不公正の極みと国会議員を動かし昭和52年10月に解決させた。
また月1回支払い制・運賃荷造費撤廃・離島、地方正味解消運動も浪花元副会長の実態調査の上にたって行われ、昭和53年~59年に大都会の書店並みとして解決した。
松信元会長と浪花元副会長の間には、特別な友情がみられた。毎月理事会が終わると北海道へ帰る浪花元副会長を、松信元会長は横浜に帰る自家用車で羽田まで送った。これはお二人が理事会出席されるたびごとに恒例となって行われていた。格別な友情がめばえたに違いない。
昭和50年10月に沖縄で理事会が開かれた。翌日海洋博覧会を見学して、沖縄に上陸した米軍に追い詰められた日本軍の玉砕地である南部戦跡地を訪ねた。バスガイドさんから、海軍陸戦隊指揮官・大田実海軍中将が、玉砕前に海軍省次官に宛て「沖縄県民斯ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と発信した電文が切々と披露された。
バスの中、私の前方に松信元会長と浪花元副会長が並んで座っておられたが、ガイドさんの沖縄戦の話では、お二人はたまらずハンカチでしきりに涙をぬぐっておられた。組合にあっては鬼神も恐れぬ猛将の、この涙はいったい何かとしばし考えさせられた。そして思った。このお二人の涙は、弱きものに対する優しさなのだと。
昭和63年5月に日本書店商業組合連合会に全国組織が改組した。一方で大企業者(資本金1千万円超・従業員50人超)はみだりに中小企業の分野へ出店してはならないとする、略称「分野法」(昭和52年)が生まれた時代でもあった。このときからお二人は、中小書店のリーダーとして相応しい人だった。そして組織も実質的には、松信、浪花両氏がバッテリーを組んだ13年前に改組されていたといえる。
松信元会長は平成20年2月11日に他界された。浪花元副会長は松信元会長を追いかけるように、平成22年11月19日に他界された。お二人はあの世で美酒を酌み交わしておられることだろう。合掌。

街の本屋の機能強化を柱に/NET21新春の会

共同仕入・販売のための書店グループ「NET21」は2月2日午後6時から、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で新春の会を開き、メンバー書店、出版社、取次など約230名が出席した。
冒頭であいさつした大野裕彦社長(中原ブックランド)は「本年のNET21の基本方針は、街の本屋の機能強化と地域読者へのアピールだ。商品施策のグループとは別に、現場でのスキルアップや店舗運営上の問題を共有し解決する機能を持つ『店長会』の活動を行っており、店舗運営力を強化することでお客様の来店動機を高めたい。また、老若男女が集える場として『あの本屋じゃないと』とお客様に思っていただけるような環境作りを、商品施策や楽しさの提供、地域への貢献を通じて努力していく。より創造力を発揮し、業界発展の一助となるよう情熱を持って行動していくので、ご協力をお願いする」と述べた。
来賓の偕成社・今村正樹社長は、売上縮小が続く出版業界について触れ、「コアな読者は多分なくならない。読者に対して何らかの働きかけをする意志と、それに伴う実行ができるかどうかにこれからの業界がかかっている。我々も頑張るので、NET21の皆さんも頑張っていただきたい」とあいさつ。地方・小出版流通センター・川上賢一社長の発声で乾杯した。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

北は豪雪、南は噴火と鳥インフルエンザ、全国的寒波にインフルエンザ流行……、自然の猛威が日本を襲っています。皆様お変わりございませんか。
先日、IT技術に詳しい知人が来店、世間話をしていました。彼がレジを見て突然、
「ひょっとして、まだポスレジではないのか?」
呆れ返っています。
そうです。当店のレジはいまだに手打ち式です。一店舗、ここだけの営業です。それでもポスレジは必要なのでしょうか。
大きな声で「個性派」を主張しませんが、それなりによそ様とは違うことを目指しています。当店にポスは役立つのでしょうか。「非売れ筋」が分かるかも……。「自動発注」という機能、いらないです。「売れ筋商品」確保、ポスだから入るというものではないでしょう。よそ様にお任せします。
「将来生き延びていけない」
なんとかしがみつくくらいはできるでしょう。
「売り上げも給料も上がらん」
とっくに諦めております。
お客さんが求める本、黙っていても売れる本は仕入れなければなりませんが、当店クラスでは限度がありますから、それに集中することはしません。置きたい本・売りたい本を仕入れます。
出版社は大手書店の売り上げデータがあればよいようで、スリップの送付不要というところが増えています。大きな傾向が分かればよいのでしょう。でも、「本」はそういう「商品」ですか。
書店業界を引退した人の本を読んでいましたら、
「コンピュータ化は、はっきり言って必要なかった」
と断言しています。
人件費を削る一方、コンピュータ化に経費を費やしても、その導入・進行と売り上げ減少の経緯は見事に一致しています。
〔本の世界はあくまでミニマーケットで、それに見合うのがスリップによる管理と発注だったし、アナログといわれようが、それが正しかった。コンピュータというマスマーケットの論理が、利用方法もまともに検討されず導入された。その結果が、コンピュータ化とパラレルに売上が落ちていった事実と即応していると考えるしかない〕
〔コンピュータ化の進行と同時に店員の知識も後退していきました〕(註)
毎日の売り上げスリップの確認と分析、それも担当者と知識のある責任者がコミュニケーションをするというのです。
今や検索画面なしでは本屋の店頭はやっていけない状態になっています。でも、多くの書店員が気付いているはずです。
「画面より、まず棚」
ということを。
当店、在庫品のコンピュータ管理はできていません。検索は「どんな本か?」という参考資料で、「取次・出版社の在庫状況」確認ですが、検索したらするだけ時間がかかり、混乱することもあります。また、間の抜けた店ですので、トンデモナイ棚にトンデモナイ本が入っていて驚くこともしばしばです。主に私の仕業です。そのために、スタッフはあっちへ走り、こっちを睨み……、みんなの美容と健康の役に立っています。私もいつ怒られるか緊張しながら……、
「ハッハー、退屈せんで、よろしいなあー」
(註)伊藤清彦著小田光雄インタビュー・構成
『盛岡さわや書店奮戦記』(論創社)

日書連のうごき

1月5日事務局仕事始め。
1月6日出版クラブ新年名刺交換会に大橋会長ほか役員が出席。第60回日教販春季展示大市会に大橋会長が出席。
1月7日新風会新年懇親会に大橋会長が出席。
1月8日悠々会新年会に大橋会長が出席。
1月9日茨城県大子町の「20歳の20冊」贈呈式を西村副会長が視察。
1月11日公正取引委員会委員長講演会&賀詞交歓会に柴﨑副会長ほか役員が出席。
1月12日出版ゾーニング委員会に石井事務局次長が出席。メディアコンテンツ実証実験準備委員会に大川専務理事が出席。
1月14日「S・Jの日」PR企画推進費審査会。
1月17日出版倫理協議会に鈴木副会長ほか役員が出席。
1月18日第26回梓会出版文化賞贈呈式に大橋会長が出席。総務省「情報共有クラウド」第2回委員会に大川専務理事が出席。北海道組合「ためほんくん」研修会に田江理事が出席。
1月20日各種委員会(増売、読書推進、指導教育、取引改善、流通改善、再販研究、広報、消費税、情報化推進、組織、政策)。
1月21日定例理事会。出版倉庫流通協議会新年会に大川専務理事が出席。
1月24日全国万引犯罪防止機構理事会&臨時総会に石井事務局次長が出席。
1月25日「ためほんくん」部会。「ためほんくん」出版社との意見交換会。
1月26日読売新聞社平成23年新春懇親会に大橋会長が出席。読書推進運動協議会常務理事会に大川専務理事が出席。
1月27日平成22年度全国団体事務局代表者会議に大川専務理事が出席。文化産業信用組合理事会に大橋会長が出席。
1月28日日本図書普及㈱役員会に大橋会長ほか役員が出席。
1月31日NHK出版創立80周年記念感謝の会に柴﨑副会長が出席。

読書率2ポイント増の66%/家の光協会・全国農村読書調査

家の光協会は昨年夏実施した第65回「全国農村読書調査」をまとめた『2010農村と読書』を発表した。これによると総合読書率は66%で、過去最低だった前回の64%から2ポイント増加した。雑誌読書率は前年比2ポイント増えて57%、書籍読書率は1ポイント増の35%となった。

◆総合読書率
総合読書率(月刊誌、週刊誌、書籍のいずれかを読んでいる割合)は66%で前年より2ポイント上昇した。性別では男性が61%、女性は70%と、ともに前年より1ポイント増加し、23年連続で女性の読書率が男性を上回った。
年齢別にみると10代が最も高く83%、20代が77%で続き、年代が上がるにつれて読書率が低下して、70代では53%となっている。職業別では学生の83%がトップ。以下、主婦71%、給料生活65%、農業63%、無職62%となり、最も低いのは自営業の60%だった。
◆雑誌読書率
雑誌読書率(月刊誌か週刊誌を読んでいる割合)は前年より2ポイント上がって57%となった。性別では男性が2ポイント増の52%、女性が1ポイント増の61%。総合読書率と同じく女性が男性を23年連続で上回った。年齢別では20代が最も高く68%、次に10代が65%、40代が64%と続き、70代が最も低い48%だった。
◆月刊誌の読書状況
月刊誌読書率は前年比1ポイント増の43%。「毎月読む」が18%、「ときどき読む」が25%だった。性別では男性が2ポイント増の36%、女性が1ポイント増の50%だった。年齢別では10代が高く60%、70代が最低で36%となった。職業別では学生が57%で首位。毎月読む割合が高いのは、年齢別では10代の33%、職業別では学生の30%だった。
◆週刊誌の読書状況
週刊誌読書率は前年比4ポイント増の37%(男女共に同率)となった。「毎週読む」が8%、「ときどき読む」が29%。毎週読む割合は男性11%、女性4%で男性が上回る傾向が15年間続いている。年齢別では10代と20代の43%、職業別では学生の40%がトップ。
◆書籍の読書状況
この半年間に書籍を読んだ人の割合は35%で、前年より1ポイント増加した。性別では男性31%、女性39%。年齢別では10代の65%に対し、年代が上がるほど読書率が落ち込み、70代は19%。職業別では学生が68%と突出しており、次いで主婦の39%。最低は農業の21%だった。なお、電子書籍端末を利用して電子書籍を読んでいる人は全体で2%となっている。
過去1ヵ月の平均読書冊数は前年より0・1冊増加して1・1冊(男女ともに同数)となった。冊数は「1~4冊」が54%と圧倒的に高く、次いで「0冊」の24%だった。書籍を読んだ人に限定した読書冊数は4・4冊で、前年より0・2冊の増加。
◆雑誌・書籍の入手法
月刊誌を読んでいる人の購入先または借覧先と入手法は、1位書店55%、2位スーパー・コンビニ34%、3位予約購読14%。週刊誌は1位スーパー・コンビニ52%、2位書店42%、3位美容院・食堂・病院31%となった。書籍は書店が圧倒的首位で76%を占めるが、2003年から下降傾向にある。2位は図書館・公民館21%、3位スーパー・コンビニ17%。年齢別でも全て書店が1位だが、10代・20代が80%台に対し70代が50%台と、年代が上がるにつれ入手先としての依存度は下がっている。
◆1ヵ月の本代
本を読まない人も含めた本への月額支出金額構成をみると、一番多いのが「買わなかった」の45%で前年と同率だった。購入した層の中では、千円以上2千円未満が最も多く15%、次いで3千円以上の10%。
本を買わない人も含めた全員の平均支出額は前年より162円増の1232円で、6年連続増加した。性別では、男性が1532円(前年比388円増)、女性957円(同42円減)。年齢別では20代が最も高く2170円、最下位は70代の591円だった。本を買う人の平均支出額は、前年比285円増の2528円。男性は3328円で前年より958円増加し、女性は1869円と248円減少した。年齢別では30代が3124円、20代が3123円と高く、最も低いのは50代の1993円。
◆1日平均の読書時間
雑誌、書籍を問わず1日平均の読書時間は、読まない人(51%)も含めた平均時間で17分と、前年より1分長くなった。性別では男性が16分、女性が19分。年齢別では10代が最も長く35分、短いのは50~70代で14分だった。なお、本を読んだ人の1日平均読書時間は前年より1分長くなり37分だった。
新聞の閲読時間は平均21分、テレビ視聴時間は150分だった。また、インターネットは20%が利用していると回答し、全体の平均利用時間は13分だった。

〈調査方法〉
農林業地域に住む16歳以上79歳以下の男女を母集団とし、「層化2段無作為抽出法」で抽出した全国60地点1200人を対象に、調査員による訪問留置・訪問回収法で実施。有効回収数905、回収率75・4%。

大阪屋と栗田の新物流拠点/OKC戸田センターお披露目

大阪屋と栗田出版販売が共同出資で設立した㈱OKC(南雲隆男社長=大阪屋社長)の新物流センター「OKC戸田センター」のお披露目の会が1月18日、埼玉県戸田市の現地で開かれ、出版関係者ら284社・300名が出席した。
同センターは敷地面積4069坪、延床面積5091坪。1階は雑誌・書籍新刊の整品、発送、2階は注文品の倉庫管理業務、取り寄せ品の発送、仕分、3階は倉庫・作業スペース、管理事務所。昨年7月に竣工し、9月に大阪屋の注文品からスタート。その後、大阪屋と栗田の書籍新刊、栗田の注文品が始まり、1月下旬に栗田の雑誌新刊、2月下旬に大阪屋の雑誌新刊が稼働する。
お披露目の会の席上、南雲社長は「雑誌・書籍の新刊発送、常備セットの供給、注文品の機能、一部倉庫の機能を持つ統合型流通センターとして立ち上げた。デジタルピッキングの仕分作業は本以外にも流用できるので、将来的には本以外の商材を開発し、新しい価値を創造したい」と抱負を述べた。

生誕100年を記念『岡本太郎爆発大全』/河出書房新社が刊行

岡本太郎の生誕100周年を記念して、太郎の全貌をとらえ直すこれまでで最大の作品集『岡本太郎爆発大全』=写真=が河出書房新社から2月下旬に初版3千部で刊行される。B4変形判・美麗特殊カバー装・保護函入り、416頁。7月31日まで刊行記念特別定価2万5200円、定価2万9400円。
絵画、彫刻、写真、ドローイングなど主要作品約200点を収録。パリ時代に制作された「空間」「コントルポアン」から戦後の代表的絵画「夜」「森の掟」や彫刻「動物」、二大傑作「太陽の塔」「明日の神話」など代表作品を時系列順に見開き大平面の画期的な造本で掲載する。巻末には監修にあたった美術評論家・椹木野衣氏の解説と、太郎と社会との関わりを象徴するテレビ年譜を収録。中沢新一氏、村上隆氏が推薦。

付録つきムック美容ローラー発売/主婦の友社

主婦の友社は2月18日、発行部数30万部を突破した『シリコンスチームなべ』に続く豪華付録つきムック第2弾『Y型美容ローラーつきムック』=写真=を発売する。
女性に人気の美容ローラーと使い方解説本がセットになったもの。市販の美容ローラーより求めやすい価格設定で、製品の均一性・信頼性を重視して日本国内での生産とした。
使い方解説本「黄金テクニックブック」はB5判、16頁。価格2990円(税込)。初版10万部の即完売を目指すとしている。

小学館漫画賞が決定

小学館は1月21日、第56回「小学館漫画賞」の最終審査を行い、受賞作を次の通り決めた。贈賞式は3月3日、東京・日比谷の帝国ホテルで開催する。
▽児童向け部門=松本夏実『夢色パティシエール』(「りぼん」集英社)▽少年向け部門=佐々木健『KINGGOLF』(「週刊少年サンデー」小学館)▽少女向け部門=よしながふみ『大奥』(「MELODY」白泉社)▽一般向け部門=小山宙哉『宇宙兄弟』(「モーニング」講談社)真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(「ビッグコミックスピリッツ」小学館)

読売出版広告賞/集英社「リアル」に

懇親会に先立って開かれた第15回読売出版広告賞の贈賞式では、昨年1年間読売新聞に掲載された5730点の出版広告の中から大賞に選ばれた集英社「リアル」をはじめ、金賞の宝島社「GLOW」、銀賞の中央公論新社「あんじゅう」、銅賞の飛鳥新社「くじけないで」、特別賞の築地書館「マグロのふしぎがわかる本」に贈られた。
選考委員長の作家・北村薫氏は大賞受賞作について「『片足切断』『高校中退』『障害者』とある広告を出すことには勇気が必要だったと思うが、抗議の声はなかった。力強く訴えるものがあった」と選評した。

教養を支えるのは出版文化/読売新聞社新春懇親会・渡辺会長あいさつ

読売新聞社は1月26日、東京・千代田区の東京會館で出版関連業界幹部との新春懇親会を開き、出版社、取次、書店など300社・600名が出席した。
冒頭、あいさつに立った読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆は「国民の教養、思想を支えるのは出版文化。大正教養主義という良い時代があったが、平成の教養主義の時代を取り戻したい。本、新聞、雑誌を読む青年が社会に出て行くようにならないとこの国は滅びる」と訴えた。
また、消費税問題にも言及。消費税率引き上げの必要性を強調しつつ、活字文化を支えるために新聞や雑誌については軽減税率を適用すべきとの考えを示した。

本屋のうちそと

ツイッターが面白い。書店員のツイッターから火がついた宮下奈都『スコーレ№4』(光文社文庫)をきっかけに始めたのだけど、今更と言われてしまいそうだが、ずい分仕事感覚が変わった。
現在、フォローしているのが30ちょいで、されているのが20ちょい。流れてくる3分の1強~2分の1弱くらいを占める、顔の広い版元営業さん程つぶやくこともなく、ある取次の役員さんみたいに、一切つぶやかずフォローのみという程寡黙ではない。追いかけるのは興味があり好きな作家さんや書店員、版元に書店。読んでいて思うのはやはり作家たるもの、観察力と表現力だなと。日常生活の機微をおもしろおかしくつぶやいている。あきない。読者や書店員の書評も出版社がリツイートしてくれるので、必然的に好みの作品の多くの情報が入ってくる。今までよりもかなり早く。配本の無いものでも直ぐに注文できたりするので、棚構成も以前よりも好みと自信が強くなったようで自分で眺めてしっくりくる。
先日は第1回「ツイッター文学賞」も開催された。書評家・豊崎由美氏が提唱したこの賞の特色は、おもしろい感動したという作品を国内、海外それぞれ1点のみ投票。1次、2次やノミネートもなく一発勝負、というのがつぶやきっぽい。結果、国内が盛田隆二『二人静』(光文社)、海外がミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』(新潮社)。ランキングと得票数が発表されるのもいい。次回はもっと盛り上がるだろう。
離れている息子のつぶやきにもたまにはめぐり合えて動向が覗えるのもうれしい。楽しみながらの仕事は当分続けられそうだ。(理)

10作品ノミネート/本屋大賞

全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ2011年の「本屋大賞」のノミネート作品が1月25日に発表され、第144回直木賞候補にもなった貴志祐介氏『悪の教典』など10作品が選ばれた。有川浩氏は『キケン』『ストーリー・セラー』の2作品が候補になった。
8回目の今回は09年12月1日~10年11月30日に刊行された日本のすべての小説を対象に、全国362書店458人が投票した。今後二次投票を行い、4月13日に大賞作品を決定する。
〔ノミネート作〕
▽『悪の教典』貴志祐介(文藝春秋)▽『錨を上げよ』百田尚樹(講談社)▽『神様のカルテ2』夏川草介(小学館)▽『キケン』有川浩(新潮社)▽『叫びと祈り』梓崎優(東京創元社)▽『シューマンの指』
奥泉光(講談社)▽『ストーリー・セラー』有川浩(新潮社)▽『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)▽『ふがいない僕は空を見た』窪美澄(新潮社)▽『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦(角川書店)
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