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全国書店新聞
平成23年5月1日号
営業再建、地域復興へ、激甚被災地から支援/計36書店に見舞金送金

東日本大震災から1ヵ月以上過ぎたが、東北や関東の被災地では懸命な救援・復興活動が続いている。日書連は4月21日、震災後として最初の理事会を開催。激甚被災地域である岩手、宮城、茨城の計36書店に一律5万円の見舞金を送ったことを報告するとともに、直近の調査で被害状況が確定した福島の17書店、岩手への第2弾として7書店にも同額の見舞金を送ることを決めた。
理事会には激甚被災地域の組合から宮城組合・藤原直理事長、福島組合・西猛理事長が出席し、被災状況を報告した=別掲=。藤原理事長は津波による被害の大きさを生々しく語り、現在は8割の書店が営業を再開しているとして、復興に向け力強く歩む決意を表明した。西理事長は原発事故の影響に言及。原発30~40キロ圏内で営業している書店はいまだ配送がなく、運送会社のプラットフォームまで商品を取りに行っている現状などを話した。
〔震災対策本部〕
日書連は3月11日に大橋信夫会長を本部長とする「東日本大震災対策本部」を立ち上げ、地震、津波、原発事故により被害を受けた傘下組合員書店を支援するため募金の受け付けを開始した。4月22日までに集まった支援金は2670万220円。
対策本部では、被災地の各書店組合、日書連事務局および取次各社による被災状況調査に基づき被害状況が確定した書店に対して順次、一律5万円の見舞金を送ることにしている。激甚被災地域で被害が特に大きいと推定される書店を優先。送金方法は銀行振込か現金書留。4月14日の岩手組合10店を皮切りに、18日に宮城組合16店、19日に茨城組合10店に見舞金を送った。送金作業を完了した書店は3組合・計36店。福島組合17店、岩手組合への第2弾として7店にも近日中に送金する。
対策本部は「被災したすべての組合加入書店に一刻も早く見舞金を届ける」(大橋会長)ため、東北・関東における被災状況調査を各組合と連携して継続的に行っていくことを申し合わせた。大橋会長は「書店のもとに見舞金が届く義援金窓口は日書連のものだけ」として広く協力を呼びかけている。
青森組合の鶴谷理事長は「被災状況の把握は難しい。青森では時間がたつにつれ被害報告が出てきた。当初、我慢強い性格から『大丈夫』と言う書店が多かったようだ。県組合から12店に見舞金を出した」と報告した。

〔商売通じて地域に貢献/宮城組合・藤原直理事長〕
今回の震災の被害の90%以上は津波によるもの。過去幾度となく地震を経験してきたが、今回特徴的だったのは地震の強さではなく津波の大きさが被害を拡大させたことだ。
組合加入書店約130店の被災状況を調べたところ、すべてを把握できたわけではないが、8割近くの店舗が営業を再開している。あとの2割は津波で流されたり、テナントで入っているショッピングセンターの都合で営業を再開できない書店。なんかとか回復に向かっているというのが現状だと思う。
1つだけ残念だったのは、多くの書店が早い時期から営業を再開したにもかかわらず、物流の復旧が遅れたこと。4月4日にようやく書籍と注文品が来るようになり、8日に雑誌の配送が再開した。震災からほぼ1ヵ月間、売るものがない状態で商売せざるを得なかった。新聞には、自分たちが大きな被害を受けた東日本大震災の特集記事を掲載した週刊誌の広告が載っているのに、それが手元にない。読むことができない。お客様からかなりお叱りを頂戴した。
組合員書店一同、地域の被災された方々に対して商売を通じて貢献するべく頑張っていく。お見舞い、激励、義援金に感謝するとともに、今後ともご支援、ご協力をお願いしたい。

〔原発事故の影響大きく/福島組合・西猛理事長〕
商品落下、天井崩落など地震による被害もあったが、福島では原発の問題が大きい。3月12日に福島第一原発で水素爆発が発生し、住民に避難指示が出てから情勢が緊迫した。
配送については、3月11日からしばらくの間は来店客も少なく、荷物が来なくてもさほど影響はなかった。ただ、1週間ほどたって本屋にもお客様が来るようになると「どうして本が来ないんだ」という問い合わせが多数寄せられ、対応に苦慮した。売上が震災前より増えた書店もあり、新刊が来ない状態が続いたことで混乱が生じた。
3月25日に会津地区、28日に中通り地区(福島、郡山、白河)、4月8日に浜通り地区(いわき、相馬)の配送が再開した。ただ、原発から30~40キロのエリアは今も配送されない状態が続いている。ある書店は、遠隔地にある運送会社のプラットフォームまで品物を取りに行っているようだ。
組合活動支援金として義援金とは別に日書連から77万円を拠出していただき感謝している。県内の書店が元気を回復するために活用させていただく。今後ともご支援、ご支援をお願いしたい。

5月6日に春のくじ抽選会

特等賞「図書カード5万円」が当たる日書連主催「第15回春の書店くじ」の抽選会は、5月6日午後5時から東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で出版社、取次、書店など業界関係者多数の立ち会いのもとで行われる。当選発表は5月23日、日書連ホームページ上と書店店頭掲示のポスターで。

東日本大震災被災書店に支援金を

3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。日書連は被害にあわれた組合員書店の支援・復興のために支援金を募っています。支援金は、日書連を通じて、被災組合員書店に届けます。全国の組合員書店はじめ出版社、取次、読者など皆様のご協力をお願いいたします。下記のいずれかの口座にお振り込みください。

●文化産業信用組合
本店普通預金0189699
口座名義「日書連地震災害義援金口」

●みずほ銀行
神田支店普通預金1253591
口座名義「日書連地震災害義援金口」

理事会を年10回から8回に

〔政策〕
財政健全化のため、今年度から理事会の開催回数を年10回から8回に減らすことを決めた。1月、3月、8月、10月を休会とする。
また、今年度役員改選役員数を理事55名(専務理事を含む)、監事3名とする割り振り表を承認した。傘下組合員が減ったため、前年度5名だった常任委員は0名となる。各都道府県組合毎の理事数は、組合員数1~250名の組合は理事1名、同251~400名は同2名、同401~550名は同3名、551~700名は同4名。これにより、複数理事を出す組合は東京(理事4名)、大阪(同2名)、福岡(同2名)の3組合。
7月7日から10日までの4日間、東京ビッグサイトで開催される第18回東京国際ブックフェアに実行委員会の構成団体として参加することを決めた。大橋会長は「こういう時期だからこそ、元気を出してやりたい。業界復興と日本経済再生のため協力したい」と述べた。また、同会場で全国情報化推進委員長会議を開催することを決めた。

東日本大震災義援金

(3月31日)
東京都書店商業組合中央支部
(4月8日~4月22日)
東京都書店商業組合北支部、ワタナベショテン、コウブンカンショテンマルオカヨシヒロ、カワシマショテン、クドウシュッパンサービス、ヒカリショボウ、サツキショテン、モトナガ、ユモトミツナオ、マンダショウジ、ドウワカン、ヤジマヤシズオカホンブ、タカガキサキコ、文理、イロハショテン、ブックスキタハラ、イドショテン、ダイショドウミヤケセツ、カヤマヨシノリ、文藝春秋、アオキキヨユキ、ナカシマタカシ、カネコショボウ、ワカスギカツラ、エービーシーショテンスミノアイコ、シーエムシー出版、イチサンドウショテンミシナキミヒロ、森北出版、タゴタマキ、アリカワヒロ、奈良県書店商業組合、三重県書店商業組合、セキグチアツシ、フクオカユウワカイ、ナガノケンショテンクミアイリジチョウ、イマイショテングループ、イマイショテン、岐阜県書店商業組合、熊本県書店商業組合、エホンカンダイトリアリカワヒロト、あすなろ書房、ナカノミドリショボウ、サゲサカキョウヘイ、アキヤマ、千葉県書店商業組合、スリーエーネットワーク、潮出版社、ホリウチテルヨシ、サンクチュアリ・パブリッシング、東京都書店商業組合武蔵野支部、ブックタウンアキバ、東京都書店商業組合港・渋谷支部、東京都書店商業組合千代田支部、ブンキョウドウショテン、ショウブンドウショテン、ノガタショテン、マツミショテン、東京都書店商業組合立川支部、東京都書店商業組合台東支部、カゲヤマミノル、キガワマキコ、イケウチショテン
累計2670万220円
(受付順、敬称略)

1都1道14県の787書店が被災/取協調べ

日本出版取次協会(取協)は4月26日、東日本大震災の書店被災状況を発表した。
これによると、被災エリアは1都1道14県(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県)に及び、何らかの被災を受けた書店数は787書店となった。被害状況の内訳は、全壊・半壊104店、浸水・水濡れ53店、商品汚破損630店。損害額は商品だけで推定約50億円となっている。
会員各社は被災翌日の3月12日から4月15日までの約1ヵ月間で延べ3699人を被災地書店169店舗に派遣し、書店の復旧作業にあたっている。以降も復旧作業を続けている。4月22日現在で営業再開できない書店は132店舗、未だに安否確認が取れていない書店も3店舗となっている。
会員各社は3月末の支払いに対して被災書店の要望に応える形で支払いの猶予など様々な支援を行っており、「被災した書店の1日も早い営業再開に向けて全力で支援していく」としている。

送品・返品同日精算、取次2社に再度要望へ

〔取引改善〕
日書連は昨年9月3日、トーハン、日販を訪問し、送品・返品同日精算の早急な実現を要請したが、このほど両社から正式回答が文書で寄せられた。
トーハンは3月14日付で「入帳締切りの基準日を現行の期末5営業日前処理分から期末4営業日前処理分に変更する。新基準の適用は4月期入帳分とすることで検討する」と回答。これ以上の変更については「経営全体に大きく影響を及ぼすことになり、取次だけの対応だけでは困難。出版社の理解と協力が不可欠」としている。
日販は3月11日付で「4月中締より返品入帳締切日が、締日を含む6営業日前から5営業日前に1日短縮しての対応が可能になった」と回答。これ以上の変更については「書店・取次間の対応だけではなく、出版社の理解と協力が必要不可欠」としている。
両社とも経営努力によって可能な最大の日程短縮は「1日」であるとしているが、柴﨑委員長は「長年お願いしてきた『送品・返品同日精算』に対する回答になっていない。趣旨を理解していただくため文書を作って、再度、同日精算に対する考え方を聞きたい」との方針を示した。
〔情報化推進〕
日本出版インフラセンター(JPO)は経済産業省の委託事業「平成22年度書籍等デジタル化推進事業(電子出版と紙の出版物のシナジー効果による書店活性化)」に日書連、出版文化産業振興財団(JPIC)、本の学校、出版倉庫流通協議会と共同提案で応募し、事業委託先に決定。事業全体の検討委員会として「フューチャー・ブックストア・フォーラム」を設立し、配下に各事業内容毎に5つのワーキンググループ(WG)を設置した。
このうち「ハイブリッド型書店研究WG」のリーダーは今井書店・田江泰彦氏(日書連「ためほんくん」部会長)が務める。また、「書店注文環境整備WG」のメンバーに優文堂書店・鈴木康弘(東京・世田谷区)、新橋書店・山辺真次(東京・港区)の両氏を送ることを決めた。
井門委員長は「デジタル時代における新しい書店のあり方を検討したい」と述べ、同フォーラムの役割に期待を示した。

3月期売上7・7%減/東日本大震災の影響大きく/日販調べ

日販営業推進室調べの3月期書店分類別売上調査が発表された。売上高対前年比は雑誌、書籍ともにマイナスとなり、合計では7・7%の大幅減になった。震災による休業、電力不足および計画停電に起因する営業時間短縮から、東日本エリアの売上が大きく減少した。特に駅前・駅ビルに立地する店舗が営業時間短縮の影響を受けた。
雑誌はコミックが2・9%増だったものの、ムックが17・5%減と大きく落ち込んだ影響で、全体は5・1%減となった。ムックは前年に宝島社のブランドムックが好調だったことの反動と、震災の影響でレジャー関連が売上を大きく落としたことが響いた。
書籍は10・7%減で、1年半ぶりに全ジャンルで落ち込んだ。文芸書は13・4%減。前年同時期に『ロスト・シンボル(上・下)』など大型銘柄の発売があった反動からマイナスに転じた。

声/「雑誌は申込み数通りの送品望む」/平塚市・水越書店・水越孝司

全国書店新聞2月15日付1面で「送品抑制策で返品が減少」、3月1日付1面で「書店再生委員会を設置」という報道があった。
ずっと不思議に思っているのだけど、雑誌申込書に申込数を書いているが、なぜかその数で送られない。本屋の申込数に合わせれば必ず返品は減少する。
本屋の再生には、まず基本的なことだが、その本屋が「何の本を、何冊売るか」を決めることから始まる。自分の店の特長を考え、無駄のないように、無理をしないで小売店活動ができるように、その為に雑誌申込書に記入する。取次は正しく申込数を送品すべきです(申込数の変更のない雑誌は、当然変更しないこと!)。
本屋の再生には、基本的な雑誌申込書の責任あるルールづくりを考えてもらいたい。

各県組合総会スケジュール

◆青森県書店商業組合第24回通常総会
5月20日(金)午後1時から青森市のアラスカ会館で開催。
◆愛知県書店商業組合第28回通常総会
5月20日(金)午後2時から名古屋市千種区のホテルルブラ王山で開催。
◆大阪府書店商業組合第29回通常総代会
5月20日(金)午後2時から大阪市北区のウェスティンホテル大阪で開催。
◆埼玉県書店商業組合第27回通常総会
5月23日(月)午後3時からさいたま市浦和区の埼玉書籍で開催。
◆福井県書店商業組合平成23年度定時総会
5月23日(月)午後4時からあわら市の「あわら温泉灰屋」で開催。
◆東京都書店商業組合第35回通常総代会
5月24日(火)午後1時半から千代田区飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで開催。
◆京都府書店商業組合第27回通常総会
5月25日(水)午後2時から京都市中央区の京都ホテルオークラで開催。
◆沖縄県書店商業組合第23回通常総会
5月26日(木)午後2時から那覇市の沖縄県組合会議室で開催。
◆北海道書店商業組合第35回通常総会
6月7日(火)午後4時半から札幌市中央区のホテル札幌ガーデンパレスで開催。

4・6%減の4946店/加入20店、脱退261店/日書連傘下組亜員

今年4月1日現在で各都道府県書店商業組合に加盟する組合員数の合計は、昨年4月1日対比で241店、4・6%少ない4946店になったことが、日書連組織委員会(中山寿賀雄委員長)の調べで明らかになった。
この1年間の新規加入は全国で20店だったのに対し、脱退は261店。加入数が脱退数を上回った組合はゼロで、増減なしが石川、広島、徳島、大分の4組合。のこる43組合は組合員数が減少している。
各都道府県書店組合ごとに加入の内訳を見ると、この1年間に新規加入があったのは、愛媛の3店を筆頭に、東京、山梨、静岡、兵庫、福岡が各2店。山形、福島、千葉、愛知、新潟、大阪、徳島が各1店で、残りの34組合は新規加入ゼロとなっている。
一方、脱退が最も多かったのが東京の35店。次いで大阪、福岡の各16店がワースト3で、以下脱退の多い順に静岡15店、神奈川13店、愛知12店、千葉10店、埼玉、愛媛、長崎各9店となった。
加入と脱退を合わせた1年間の増減では、減少数が多い順に①東京(33店減)②大阪(15店減)③福岡(14店減)④神奈川、静岡(13店減)⑥愛知(11店減)⑦埼玉、千葉、長崎(9店減)と都市部の組合が目立っている。
減少率でマイナス幅の大きい順に見ると、①秋田(11・6%)②長崎(11・0%)③愛媛(9・4%)④山梨(9・3%)⑤島根(9・1%)⑥宮崎(8・9%)⑦福島(8・8%)⑧富山(7・9%)⑨新潟(7・5%)⑩岩手(7・4%)となり、こちらは地方組合の割合が高い傾向がみられた。
日書連の組合員総数は昭和61年(1986年)の1万2935店をピークに前年割れが続き、今年で25年連続のマイナスとなった。昭和61年対比では38・2%の水準になっている。

被災書店支援へ組合から義援金/兵庫組合

兵庫県書店商業組合は4月12日、神戸市のエスカル神戸4階会議室で4月期定例理事会を開催した。
理事会では日書連報告、支部報告、委員会報告の後、東日本大震災被災書店への義援金について協議が行われた。この協議の冒頭、東北の震災地の書店へ支援に行った奥理事(オクショウ)より被害の実情、流通の問題点等の報告があった。次に、16年前の阪神淡路大震災時の阪神地区被災書店への支援状況について、当時対応に当たった村田事務局長(三宮ブックス)より詳細な説明が行われた。
これらの状況をふまえ、兵庫県組合としての対応が協議された。その結果、すでに3月17日より実施している個々の書店による義援金の拠出に加えて、兵庫県組合として義援金を送ることを満場一致で議決した。義援金は5月中旬を目途に日書連へ送金する予定。
(安井唯善広報委員)

生活実用書/注目的新刊

日本に自生する維管束植物は約7000種といわれる。維管束とは茎・葉・根を条束状に貫いている組織のことでシダ植物と種子植物にある。そのうちの約2000種弱が絶滅危惧種なのだから、いかに日本人が自然を荒らしてきたかがわかろうというもの。とはいえ、薫風の5月ともなれば散策をしてみたくなる。
新井和也著『週末ハイキングが楽しくなる花の図鑑』(小学館101ビジュアル新書V0131100円)は低山ハイクで見る花を約290種カラー写真で紹介する。
花の分類が季節ではなく、色ごとになっているのが特徴である。一番多いのは白~黄色で、たとえばユキノシタは5~6月が見頃。花弁は5枚で上の3枚は短く紅色の斑点があり、2枚は大きく尖って下を向いている。その花全体と円形で厚く柔らかい葉の写真が、群生する様子を撮ったスナップに添えられている。高さは20~50センチ、本州・四国・九州に分布などのデ
ータも記されている。
色はそのほか赤~赤紫、青~青紫、緑~茶色の4分類。茶色の花とは意外な気がするが、やはり5月頃に咲くスズムシソウ、オキナグサなどは確かに茶色い花だった。
山を歩いていて花を見つけたら、すかさず本を開いて花と同じ色の部分をパラパラとめくれば、すぐにその花を発見することができるだろう。
低山ハイクの楽しみは何も花に限ったことではない、ということで今度は鳥である。
久保田修著『ひと目で見分ける287種野鳥ポケット図鑑』(新潮文庫く351590円)は鳥の姿を写真ではなく、スーパーリアリズムのカラーイラストでわかりやすく紹介する。
ブッポウソウは低山地から渓流沿いの杉林などで見られる。くちばしは赤、頭部が紫で背や羽はブルー、腹が緑という実に彩りが豊かである。鳴き声は「ゲッゲゲ」で「ブッポウソウ」とは鳴かない。そう鳴くのはフクロウ科のコノハズクで、長い間ブッポウソウの鳴き声はコノハズクと誤認されていたという。
低山ハイクのフェアがあったら、このような花や野鳥のポケット図鑑だけでなく、樹木の本、星座、カメラ、スケッチなども関連して並ぶと面白い。源流、水、環境問題まででは行き過ぎであろうか。
(遊友出版・斎藤一郎)

第18回東京国際ブックフェア/「震災復興支援」掲げる

リードエグジビションジャパンは4月6日午後2時から、「第18回東京国際ブックフェア(TIBF)特別説明会」を新橋の第一ホテル東京で開催した。
説明会でリードジャパンの石積忠夫社長は、東日本大震災に対する主催者の姿勢として、「TIBFを徹底して盛り上げることで、出版業界の発展と被災地の復興に貢献したい」と述べ、展示会の商談金額が約45億円、交通・宿泊・飲食などの直接経済効果が約32億円にのぼる見込みだと説明。収益金の一部を復興支援として寄付するほか、展示会場での募金箱設置、チャリティーセールの実施などの支援策を検討していくと述べた。
TIBFは7月7日から10日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催。専門書コーナーでは、自然科学書、人文・社会科学書、児童書、編集制作プロダクションの各フェアを開催。また特設ゾーンとして、生活・趣味実用書、読書グッズ、出版物流・流通ソリューション、海外印刷の各ゾーンを設置する。また「国際電子出版EXPO」「ライセンシングジャパン」「教育ITソリューションEXPO」の各展示会を同時開催する(いずれも7日~9日)。
出展社は昨年の984社を上回って過去最高の1200社となる見通し。また、来場者も昨年の8万7479人から、今年は10万人に拡大することが見込まれている。
会期中イベントとして、7月7日は開会式、9日は「2011年本の学校出版産業シンポジウムin東京」を開催。読書推進セミナーとして9日に国際医療大学大学院教授で精神科医の和田秀樹氏が「今、なぜ読書が大切なのか?」をテーマに講演する。
7日は作家の大沢在昌氏が基調講演「デジタルと紙が併走する時代~作家が考えること、できること~」を行うほか、9日には本の学校運営委員会との共催で特別講演「いま改めて書店について考える―本屋の機能を問い直す」を実施する。パネリストは、翻訳家・青山南氏、国立情報学研究所・高野明彦氏、大垣書店・大垣守弘氏。コーディネーターはフリーライター・永江朗氏。
出版業界関係者を対象とした専門セミナー(7月7日、8日)の書店員向けコースは、次のテーマと講師で行われる。①書店生き残りの工夫~街の文化を支える「あゆみBooks」の事例から~/あゆみBooks専務取締役営業本部長・鈴木孝信氏、②小さな本屋は街の文化発信基地~ブックスキューブリックの10年~/ブックスキューブリック店主・大井実氏、③お客様を知る力は日本一!の書店員1500人の趣向を把握し、販売につなげる接客とは?/隆祥館書店取締役営業部長・二村知子氏

書店売上高2・3%減/日販調べ2010分類別売上調査

日販営業推進室調べによる2010年の年間書店分類別売上調査が発表された。これによると10年の年間売上高増加率は2・3%減で、6年連続前年を下回った。調査期間は10年1月~12月、調査店は1663店。調査結果の概要は以下の通り。
【全体】
◇単月で雑誌・書籍の合計増加率が前年を上回ったのは4月(1・6%増)のみで、『1Q84BOOK3』(新潮社)や、約3年ぶりの新刊となった『新世紀エヴァンゲリオン12』(角川書店発行、角川GP発売)が売上を牽引した。
◇最も前年を大きく下回ったのは6月(5・9%減)。前年5月末に発売された『1Q84BOOK1』『1Q84BOOK2』(新潮社)の売上が好調だったことによる反動が影響した。
【規模別】
◇100坪以下が最も落ち込んだ。100坪以下では、学参書や児童書などの既刊の売上構成比が高いジャンルや、コミック・文庫といった棚アイテム数が多いジャンルでの落ち込みが目立った。
【立地別】
◇ビジネス街が6・7%減と、2年続けて最も大きい下げ幅を記録した。ビジネス街で売上構成比の高いビジネス書と専門書の落ち込みが特に大きく、全体の売上減に影響を与えた。
【ジャンル別】
◇雑誌は、ムックが宝島社のブランドムックの発売点数増加(10年は80点、09年は49点発売)などの影響によりプラスとなったが、定期誌、特に月刊誌の売上減少をカバーするには至らず、全体では1・8%減少した。月刊誌で大きく売上が落ち込んだジャンルはティーンズ誌で、特に前半好調だった反動により、男性アイドルをメインに扱う各誌の売上減少が顕著だった。
◇書籍は、総記と書籍扱いコミックは好調だったが、売上構成比が高い文芸書と実用書のマイナスにより、全体では2・8%減少した。文芸書は『1Q84BOOK3』(新潮社)、『KAGEROU』(ポプラ社)などの話題作や、『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房)、『くじけないで』(飛鳥新社)などのロングセラーに恵まれ、売上上位100銘柄の比較では前年を上回ったが、上位以外の売上で大きくマイナスとなった。実用書は趣味・娯楽ジャンル、特にゲーム攻略本の落ち込みが大きかった。
【客単価】
◇平均客単価は前年比0・9%増で3年連続増加した。買上1点あたりの平均商品単価は前年とほぼ同水準だったが、1人あたりの買上冊数が増加したことが寄与した。平均客数は3・9%減で、昨年に引き続き減少した。

営業統括本部を新設/本部長に近藤敏貴社長/トーハン

トーハンは4月1日付で平成23年度機構改革・人事異動を発表した。新年度の組織改編のポイントは、「本業の強化」と「新規事業領域の拡大」とし、本業の強化では、営業から仕入、情報システムまでを統括する部門として営業統括本部を新設。近藤敏貴社長が営業統括本部長として陣頭指揮を執る。
新規事業の領域の拡大では、①成長分野に対し大胆に経営資源を投入。②EC事業部を廃止し、プラットフォーム事業部を新設。ブックショップメンバーズやe―honハイブリッド化のミッションを集約し、粘着度の高いプラットフォームの実現を目指す。③デジタル事業化推進室を増強し、デジタル事業部に改称。④海外事業部内に海外事業開発室を新設し、中国・東南アジアを中心とした海外エリアでの新規事業開発を推進。海外事業開発グループを国際ライツグループに改称する。

【機構改革】(本部・局・部・室)
1.営業統括本部を新設し、マーケティング本部、MD統括局を廃止する。
2.資産管理部、仕入企画部、市場開発部、プラットフォーム事業部、ディストリビューション事業部を新設する。
3.デジタル事業化推進室をデジタル事業部に、営業統括推進室を営業統括推進部に、図書館営業部を図書館事業部にそれぞれ改称する。
4.MVP推進部、流通商品統括部を廃止し、その機能を仕入企画部に移管する。
5.EC事業部、特販第二部を廃止し、その機能をプラットフォーム事業部、ディストリビューション事業部に移管する。
6.ナレッジマネジメント部を廃止し、その機能を図書館事業部に移管する。
7.経営企画部の新規事業準備室を廃止し、事業戦略室を新設する。
8.仕入企画部にMVP推進室を新設する。
9.東日本営業本部、首都圏営業本部、西日本営業本部の営業推進室を廃止し、その機能を営業統括推進部に移管する。
10.海外事業部に海外事業開発室を新設する。
11.営業統括本部に、デジタル事業部、情報システム部、仕入企画部、営業統括推進部、市場開発部、図書館事業部、営業管理部、取引部、プラットフォーム事業部、東日本営業本部、首都圏営業本部、西日本営業本部、特販第一部、特販第三部、特販第四部、海外事業部、ディストリビューション事業部を置く。

【役員人事】
社長[委嘱・営業統括本部長]近藤敏貴
副社長[委嘱・資産管理部門管掌兼任]池田禮
専務[委嘱・営業統括本部副本部長兼ディストリビューション事業部長、渉外・特販・首都圏担当]
阿部好美
常務[委嘱・営業統括本部副本部長兼広報室長]
川上浩明
同[委嘱・西日本営業本部長]清水美成
同[委嘱・図書館事業部長]正能康成
上席執行役員[委嘱・中部営業部長兼任]本川幸史
同[委嘱・仕入企画部長]谷川直人
同[委嘱・デジタル事業部長]鈴木仁
執行役員[委嘱・特販第三部長]庄司和人
同[委嘱・営業統括推進部長]豊田広宣
同[委嘱・プラットフォーム事業部長]高見真一
同[委嘱・北九州支店長兼任]小島俊一
同[委嘱・市場開発部長]髙田聡
同[委嘱・首都圏営業本部長]藤原敏晴

取次各社が入社式

取次各社は4月1日に入社式を開催し、トーハンは36名、日販は46名、大阪屋は8名の新入社員が出版業界の仲間入りをした。
【トーハン】
本社8階大ホールで挙行した入社式で、近藤敏貴社長が次のあいさつ(要旨)を行った。
出版ビジネスの環境は激しく変化している。私たちは、出版における需要と供給のアンマッチを解消して長期低迷傾向からの脱却を図り、出版界の未来を切り開かなければいけない。
大震災では、東北地方を中心に大きな被害を受けた。私も現地の状況を見て回ったが、やはり出版物は心の栄養であり、人生に無くてはならない必需品だという思いを改めて強く持った。トーハンの役割は、決して目立たないかもしれないが、社会の中で非常に重要な部分を担っている。出版に関わる全ての人と力を合わせ、全国の読者の期待に応えていくことこそ、トーハンで働く私たちの最大の使命だ。
【日販】
本社5階会議室で入社式を開催。古屋文明社長のあいさつ要旨は以下の通り。
出版物の売上減少は、現在の出版流通の仕組みが制度疲労を起こしていることも要因の一つだと言われる。委託制度は出版文化の普及発展に貢献してきたが、一方で膨大な返品を発生させる要因にもなっている。このような状況の中、日販は「委託制度からの脱却」を目指し、流通改革を進めている。
東北地方太平洋沖地震の大災害に際し、日販グループ全員が「全国津々浦々に出版物を送り届ける」という創業以来の使命をより強く認識した。日販は「人の日販」と言われ続け、過去に何度も皆が力を合わせ苦境を乗り越えてきた。今回も復興を最優先課題ととらえ、全社一丸となって大きな力が発揮されている。
日販の企業風土のいいところは、「人の和」と「風通しがよく若手社員が伸び伸びと自分の力を発揮できる」ところ。皆さんもよく勉強して頑張ってほしい。
【大阪屋】
大阪本社第2会議室で入社式を行い、南雲隆男社長は次のお祝いの言葉(要旨)を述べた。
未曾有の大震災に直面し、日本全体が重苦しい状況の中で迎える入社式となった。復興への強い願いと共に、この事態を共に乗り越える元気・勇気を誓い合う入社式でありたい。
今日は第65期のスタートの日だが、大震災の影響もあり、例年行っていた経営方針発表会は日をあらためることにした。書店への「安定した商品供給の実現」が出版流通の役割を担うわが社の大きな使命。色んな対策をとりながら、今を乗り越え、将来に備えていかなければならない。
この局面をどう乗り越えるかが、将来を決する「企業の力」といっても過言ではない。経営指針とする「チェンジ&チャレンジ」の実行あるのみだ。皆さんも心構えはしっかりもつようお願いする。

人事

(◎昇任、○新任)
☆主婦の友社
(3月1日付)
代表取締役社長〔社業全般(広告・事業部、デジタルビジネス部、経営企画室)〕荻野善之
取締役会長〔関連会社全般(国際部)〕神田高志
取締役〔販売部〕斎藤民樹
同〔制作部〕依田俊之
同〔経理部〕佐野敏夫
社外取締役坂上誠
役員待遇〔編集部、第1出版部、第2出版部〕
佐藤一彦
同〔人事総務部〕小川史高

☆主婦と生活社
3月22日開催の定時株主総会で以下の役員体制を決定した。
代表取締役会長遠藤大介
代表取締役社長〔管理本部長兼経理部長〕髙納勝寿
常務取締役〔生産部担当〕
佐々木行夫
同〔編集本部長兼編集第1部長〕伊藤仁
取締役〔編集第3部長〕
江原礼子
同〔福岡駐在所所長〕
古川一夫
同〔営業本部長〕牧秀幸
同〔編集本部副本部長兼クロスメディア事業部長〕
柏原達也
同〔編集第2部長兼レオン編集長〕○今重浩治

☆日本文芸社
3月24日開催の定時株主総会及び取締役会で以下の役員体制を決定した。
取締役会長稲垣正夫
代表取締役社長友田満
代表取締役専務小高敏元
常務取締役〔営業部門担務兼編集部門担務〕菅俊英
取締役〔管理部門担務兼経営管理室長兼製作部長〕
小薗祥一
※東道郎専務取締役と西澤宗治取締役相談役は退任。


☆実業之日本社
3月28日開催の株主総会及び取締役会で、次の役員人事を決定した。
代表取締役会長
◎増田義和
代表取締役社長
◎村山秀夫
常務取締役〔編集担当〕
上田康晴
取締役〔総務部長兼ライツ管理室・経理部担当〕
柘植宏之
同〔販売本部長兼広告部担当〕○原浩史
同〔経理・制作本部長兼制作部長〕○岡崎英之
常勤監査役渡辺幸蔵
非常勤監査役大原正明

☆日経BP社
3月28日開催の株主総会・取締役会で以下の役員人事を決定した。
代表取締役社長長田公平
取締役〔経営情報グループ統括、経営情報グループ開発長〕小浜利之
同〔技術情報グループ統括、技術情報グループ開発長、日経メディカル開発代表取締役社長〕古沢美行
同〔生活情報グループ統括、生活情報グループ開発長〕金子隆夫
同〔人事・労務担当、経営企画グループ担当、編集担当、セキュリティ担当、個人情報管理責任者、環境管理責任者〕近藤勝義
同・非常勤〔日本経済新聞社代表取締役社長〕
喜多恒雄
監査役大谷清
同新保哲也
同梶原克則
同・非常勤〔日本経済新聞社常務取締役〕村上一則
※秋吉穫代表取締役は退任。

チャリティ漫画同人誌を書店販売/トーハン

有志漫画家が企画し、5月に発売予定の東日本大震災チャリティ同人誌「prayforJapan」について、トーハンは被災者支援の趣旨に賛同し、MVP商品として書店ルートで取り扱う。
「prayforJapan」は月刊「なかよし」を中心に活動する有志漫画家が「少しでも東日本大震災被災者の力になれれば」と企画し、賛同した多くの漫画家やイラストレーターが参加して制作される同人誌。販売による収益金は義援金として日本赤十字を通じて寄付される。当初は5月5日に開催される同人誌即売会(COMITIA96)や一部のネット書店のみで販売が予定されていたが、趣旨に賛同したトーハンが広く読者の目に触れる書店ルートでの取り扱いを主催者に申し出て、販売が可能になった。トーハンはISBNコードの付与やシュリンク、バーコートシール作成・添付など書店販売に必要な装備についてもバックアップする。発売元はメディアパル。B5判、希望小売価格1600円(本体)。
寄稿者は、こげどんぼ、末次由紀、種村有菜、二ノ宮知子、PEACH-PIT、ひうらさとる、藤沢とおる、真島ヒロなど人気漫画家やイラストレーターのほか、タレントの中川翔子も参加を表明している。
今回はトーハンが出版社と企画・開発し書店の高マージンを確保するMVPブランドとはラインの異なるMVP発掘商品と位置づけ、チャリティの趣旨に鑑み、主催者側の利益を確保できるよう買切・特別正味とする。トーハンのマージンについても流通および装備にかかるコストの実費程度にとどめ、より多くの義援金を送ることを目指し、書店にも協力を求める。

トーハン、避難所10ヵ所に図書寄贈

トーハンは東日本大震災復興に向けた支援策として「日本の力を信じてる!!」プロジェクトを推進しているが、このほどその一環として現地の書店と連携を図り被災地への図書寄贈を行った。
今回は66冊をセットにして10ヵ所の避難所に寄贈。『ONEPIECE』『名探偵コナン』などの人気コミック、『謎解きはディナーのあとで』『くじけないで』、ACのCMで注目される『金子みすゞ童謡集』などのベストセラー小説や詩集、『新版家庭医学大事典』『新明解国語辞典』といった実用書など、楽しめる本や今役立つ本をセットにした。
4月14日から16日にかけて本社社員2名が現地入りし、岩手、宮城、福島各県自治体の避難所10ヵ所を訪問し、寄贈図書を届けた。また、1人でも多くの人が本の力で元気になってほしいとの願いから、「みんなの図書館」と題したパネルも持参し設置した。
なお、今回寄贈した本は、書店支援の立場からトーハンが被災地の書店を通じて購入。文化の拠点として、地域の活気を取り戻し街の復興を支える重要な使命を担う書店をバックアップする。
同社は今後も図書寄贈を続ける予定。贈る本やタイミングについては、時間の経過とともに変化する被災地の要望を聞きながら行うとしている。

巡回販売4月からスタート/児童図書十社の会

結成37年の児童書販売促進グループ「児童図書十社の会」は4月1日から公共・学校図書館への同行巡回販売・書店自主販売をスタートした。今年度の新学期販売目標は35億円。年間では前年度と同じ53億円を見込んでいる。東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島の各県では同行巡回販売が延期される地区も出る。
発注専用サイト「10社ブックネット」は4月からリニューアルし、物流効率化と迅速化が図られる。また、4月から新たに童心社が加盟した。これにより会員はあかね書房、岩崎書店、偕成社、学研、金の星社、国土社、小峰書店、童心社、ポプラ社、理論社の10社となった。今後も引き続き会員を募集する。
販売期間は4月1日~8月31日を前期、9月1日~12年3月30日を後期とし、販売促進費は本体価格30万円以上400万円未満が3%、400万円以上が4%。「10社ブックネット」で注文すれば30万円以上で一律4%となる特典がある。支払は前期分12月、後期分12年7月。自主販売店登録は10年度、09年度実績のある書店は自動登録となる。新規登録は2月末に締め切ったが、以降も随時受け付けている。

『麒麟の翼』増刷分の印税を被災地に寄付/作家の東野圭吾氏

東野圭吾氏は3月17日、作家生活25周年書き下ろし第1弾となるミステリー小説『麒麟の翼』(講談社刊)の増刷分印税全額を東日本大震災の救援金として寄付すると講談社に申し入れた。同書は3月3日に刊行して25万部のベストセラーとなっている。

絵本の読み聞かせ番組をスタート/ラジオ5局と小学館

東日本大震災の被災エリアのAMラジオ局であるIBC岩手放送、東北放送、ラジオ福島、茨城放送の4局および文化放送は4月18日から、震災で心を痛めている子供と家族に向けて絵本の読み聞かせ番組「おはなし玉手箱」の放送を開始した。昔話や童話を中心に1日1話を取り上げ、子供がいる夕方から夜の時間に5分間の読み聞かせを行う。
停電地域や避難所ではラジオが重要な役割を果たしており、ラジオを聴いて「安心した」「癒された」といった声が多くのリスナーから寄せられている。ラジオ局5局は「言葉の力・ラジオの力で、少しでも早く、被災地・避難所の子供たちと家族に笑顔と心の落ち着きを取り戻してもらいたい」と番組を開始したもの。
絵本の選定は小学館が協力。番組制作は文化放送。ナレーションは同局の水谷加奈アナウンサーらが務める。各局の放送時間は以下の通り。
▽文化放送(月~金)17時18分~17時23分▽IBC岩手放送(月)18時20分~18時25分、(火~金)18時10分~18時15分▽東北放送(月~金)16時10分~16時15分▽ラジオ福島(月~金)16時20分~16時25分▽茨城放送(月~金)15時15分~15時20分

『謎解きはディナーのあとで』第8回本屋大賞に決定

全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ第8回「2011年本屋大賞」の発表会が4月12日、東京・港区の明治記念館で行われ、東川篤哉氏の『謎解きはディナーのあとで』(小学館)が大賞に輝いた。
この作品は新米警部にして世界的企業グループの令嬢と執事が難事件を解決していくユーモア・ミステリー。発表会の席上、東川氏は「賞を受けるのは初めての経験。デビューした頃は売れなかったが、全国の書店員の皆さんが好意的に販売してくださったおかげでユーモア・ミステリーに対する注目度が上がった」と喜びを語った。
今回は09年12月1日から10年11月30日に刊行された日本の小説から、一次投票に362書店・458人が参加し、上位10作品をノミネート。ノミネート作品を対象にした二次投票には351書店・439人が参加した。
本屋大賞のほか、今回は特別企画として「中2男子に読ませたい!中2賞」の発表を行い、山田玲司著『非属の才能』(光文社新書)、北尾トロ著『キミは他人には鼻毛が出てますよといえるかデラックス』(朝日文庫)が選ばれた。
〔本屋大賞順位〕
▽1位『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉、小学館▽『ふがいない僕は空を見た』窪美澄、新潮社▽3位『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦、角川書店▽4位『錨を上げよ』百田尚樹、講談社▽5位『シューマンの指』奥泉光、講談社▽6位『叫びと祈り』梓崎優、東京創元社▽7位『悪の教典』貴志祐介、文藝春秋▽8位『神様のカルテ2』夏川草介、小学館▽9位『キケン』有川浩、新潮社▽10位『ストーリー・セラー』有川浩、新潮社

故・野間佐和子氏のお別れの会

3月30日に逝去した講談社前社長の故・野間佐和子氏の「お別れの会」が5月16日正午から1時半まで東京・千代田区の帝国ホテルで執り行われる。香典と供花は辞退するとしている。
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