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平成23年7月15日号
東日本大震災義援金

日経BPマーケティングは6月30日、日書連の「東北地方太平洋沖地震被災書店義援金」に100万円を寄付した。
(6月28日~7月6日)
ナガオカショテン、ヒカリショテン、藤沢市書店協同組合、オカモトヤスユキ、河出書房新社、ひさかたチャイルド、東京堂、ティー・オーエンタテインメント、日経BPマーケティング、アスペクト、埼玉県書店商業組合、シンニシカズコ、岡山県書店商業組合、書店未来研究会
(受付順、敬称略)
総額8535万8478円

電子書籍端末を店頭で販売/日書連、ウェイズジャパンと提携

日書連は、ウェイズジャパンと提携して実施する書店での電子書籍サービスについて、6月30日に日本出版クラブ会館で記者発表会を開催した。
今回始める事業は、ウェイズジャパンが開発した電子書籍端末を書店組合加盟店が店頭で販売。端末を購入した読者が同社の運営するプラットフォーム「雑誌オンライン+BOOKS」で電子書籍を購入すると、端末を販売した書店にロイヤリティが支払われるというもの。日書連は各県組合への後援活動やコーディネーションを担当し、各県組合は参加書店の募集と取りまとめ、ロイヤリティの分配を行う。参加書店の初期費用は約2万円。
販売する電子書籍端末は6インチの電子ペーパーとWiFi対応の通信機能を搭載。予定小売価格は1万9800円。販売開始は今秋を予定し、コンテンツはコミックを中心に約1万5千点からスタート。2012年末には約10万タイトルまで拡大させる方針。
発表会には日書連から大橋信夫会長、流通改善委員会・藤原直委員長が出席。大橋会長は「書店は日を追って厳しい状況になっている。電子書籍はあたかも黒船の如く表現されているが、それを敵にするのでなく売上げにつなげていきたい」とあいさつした。
ウェイズジャパンのアラム・サルキシャン代表取締役は同事業の特徴について「読者の購入に応じて端末の販売書店に半永久的にロイヤリティを支払うユニークな取り組み。弊社のプラットフォームはPCやスマートフォン等にも対応しており、読者は他のさまざまなデバイスで読むことも可能。購入した電子書籍端末を読者が利用するか否かに関わらず、読者が会員として購入するたびにロイヤリティを支払う」と語った。

第18回東京国際ブックフェア/4日間で8万8千人来場

「第18回東京国際ブックフェア」(TIBF2011)が7月7日から10日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催され、8万8767人が来場した。今回は7日から9日まで国際電子出版EXPOなど3つの展示会を同時開催し、商談や版権取引が活発に行われた。会期中は講演会やセミナーなど多彩なイベントが実施され、一般公開日の9日・10日は本を求める多くの読者が詰めかけた。
今回は東日本大震災の復興支援をテーマの一つに掲げており、日書連、書協、雑協、取協など出版業界7団体で構成する東京国際ブックフェア実行委員会では「震災復興支援チャリティコーナー」を設置して自由価格本のチャリティセールを行い、約141万円を販売した。売上の30%を出版復興基金に寄付する。雑協は独自企画として『雑誌メディアは何を伝えたか!』を出展し、大震災の特集雑誌や関連出版物をチャリティ販売。コミック10社会の協力による著名漫画家の応援メッセージのパネル展示も行われ、多くの読者で賑わった。
また、TIBFの収益金は一部を義援金として寄付するほか、会場に募金箱を設置して復興支援への協力が呼びかけられた。
初日の7日は午前9時半から、会場となった西展示場入口でオープニングセレモニーを開催。主催者を代表して書協・相賀昌宏理事長が「本展示会の支援活動が、大震災からの復興のお役に立てればと心から願っている。出展社、来場者の皆様が、本展を通じて大きな成果を上げることを祈念する」とあいさつ。同ブックフェア名誉総裁の秋篠宮殿下をはじめ、紀子妃殿下、日書連・大橋信夫会長、書協・相賀理事長、雑協・石崎孟理事長、取協・山﨑厚男会長ら出版業界代表や各国大使などでテープカットを盛大に行った。

書店再生委員会を設置/東京理事会

東京都書店商業組合(大橋信夫理事長)は7月5日に書店会館で定例理事会を開催し、特別委員会として「書店再生委員会」を設置することを決めた。
東京組合は昨年暮れに「書店再生を考える委員会」を設置して第一弾の提案を日書連に対して行ったが、総代会で役員改選が行われたため、名称を変えて改めて立ち上げるもの。委員長には前回と同じく片岡隆副理事長が就任。委員は大橋理事長、柴﨑繁、舩坂良雄、小泉忠男の3副理事長と、渋谷眞常務理事(四季書房)、渡辺真理事(ワタナベ書店)、市川晶裕特任理事代理(紀伊國屋書店)、渡辺泰特任理事(有隣堂)、小城武彦特任理事(丸善)、望月伸晃特任理事代理(八重洲ブックセンター)、岡嶋成夫相談役(前副理事長、ブックロード)。岡嶋氏はこの理事会で相談役の委嘱が承認された。

光永和史氏が理事長に正式就任/愛媛総会

愛媛県書店商業組合(光永和史理事長)は6月9日、松山全日空ホテルで第23回定時総会を開催した。
組合員29名(委任状含む)が出席し総会の成立を確認。冒頭の理事長あいさつでは、渾身の力でもって組合の運営にあたっていくとの力強い言葉があった。
光永理事長を議長に選出後、平成22年度事業報告・収支決算書、平成23年度事業計画案・収支予算案などの議案が原案通り承認された。今期は組合員数が大幅に減少したが、これは長期に会費が未納の会員を処理したためであり、実情に合わせた結果との報告があった。任期満了に伴う役員改選では、理事長代理であった光永和史氏が正式に理事長に就任した。
議事終了後、愛媛新聞社主催の「第23回愛媛新聞小学生読書感想文コンクール」についての実施要領が同社玉井智子氏より発表された。総会終了後、出版社・取次など22名を交えて合同懇親会を行った。
(松岡省自広報委員)〔愛媛組合役員〕
▽理事長=光永和史(松山堂書店)▽副理事長=安藤大三(明屋書店)日吉英夫(マスヤ書店)▽専務理事=足立岳彦(愛媛官報販売所)

移転

★北海道書店商業組合
事務局を左記の場所に移転した。
〒063―0812札幌市西区琴似2条2丁目2番17号ファーストプラザ203号室三浦行政書士事務所内(℡011―611―1198FAX011―618―3794)
組合事務は三浦行政書士事務所が代行する。

県教職員組合の図書購入券が継続実施/岐阜総会

岐阜県書店商業組合は6月19日に下呂温泉「小川屋」で第28回通常総会を開催し、組合員66名(委任状含む)が出席した。
最初に木野村祐助理事長から、出版界が不況の中、当県も組合員数の減少が止まらないが、何とか不況を打破しがんばってほしいと激励のあいさつがあった。
寺田氏を議長に議案審議を行い、平成22年度事業報告、収支決算報告、平成23年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
また昨年は、県教職員互助組合が教職員に対して図書購入補助券を配布、岐阜組合加盟書店で図書購入に使用してもらう事業を実施したが、今年も継続されることとなり、大いに期待されている。夜には出版社、取次を交えて懇親会が催された。(司馬豪久広報委員)

東浦澄夫氏が理事長に就任/山梨総会

山梨県書店商業組合は6月3日に笛吹市石和町の糸寿司で通常総会を開き、組合員28名(委任状含む)が出席した。
総会では平成22年度事業報告、決算報告、平成23年度事業計画など全ての議案を承認。任期満了に伴う役員改選については、以前から病気療養中の青柳和人理事長並びに宮川久次監事の退任と、東浦澄夫理事長代行の理事長就任、一条宜好監事の就任を承認した。
続いて東浦理事長と一条監事の就任あいさつがあり、青柳前理事長の長年にわたる組合への尽力に対して慰労金が手渡された。これに対して青柳前理事長より「長年組合活動に携わってきたが、体調が思うように回復しないため、理事長を辞し後進に道を譲りたい。3月11日の震災以降、地域のつながりの大切さをますます感じる。小さな組合ではあるが強い絆をもって荒波を超えていってほしい」との御礼のあいさつをいただき、総会を終了。青柳前理事長を囲んで懇親会が和やかに行われた。

新潟県出身作家フェアを企画/新潟総会

新潟県書店商業組合(西村俊男理事長)は6月20日、新潟駅前のカルチャーセンターで第27回通常総会を開催した。
熊田雅明専務理事より総会成立が報告されたあと、西村理事長を議長に議案審議。平成22年度事業・決算報告、23年度事業計画・予算案を承認し、23年度事業計画では、①週刊誌類の発売日を首都圏と同じになるよう運動する、②店頭試し読みシステム「ためほんくん」講習会の実施、③新潟県出身作家作品の増売企画をする――などの取組みを承認した。
任期満了に伴う役員改選では、西村理事長を再任した。
総会終了後、永年勤続従業員11名を表彰。西村理事長から勤続15年の前田寿美さん(新潟市・考古堂書店)に賞状と記念品が贈られた。
続いて日書連「ためほんくん」部会・田江泰彦部会長による「ためほんくん」の講演会を開催。その後、トーハン、日販支店長を交えて懇親会を行った。
(熊田雅明広報委員)

西猛理事長を再選/震災復興へ組合の役割模索/福島総会

福島県書店商業組合は7月3日午後1時半から磐梯熱海温泉「華の湯」で第27回通常総会を開催し、組合員39名(委任状含む)が出席した。総会は例年5月下旬に開催していたが、東日本大震災の影響により開催が遅れていた。
総会は鈴木雅文副理事長が開会宣言。西猛理事長はあいさつで、震災による書店や組合事務所の被害、商品配送への影響について報告。「配送が3月13日から24日まで県内全域でストップする異例の事態となった。地震の被害は、県内書店は比較的早めに復興できたと感じているが、原発事故は収拾の目途も立っていない。こんな状況の中、組合が何をできるかを考えていかなければいけない」と述べた。
小泉祐一氏(小泉書店)、柳沼功氏(紀尚堂)を正副議長に選出して議事を進行し、事業報告、事業計画、決算報告、収支予算案などすべての議案を原案通り承認。事業計画では、7月オープンする白河市立図書館とタイアップした講習会や、「えほんワールドinふくしま」開催などの活動方針を了承した。
恒例の各支部提出議案では、いわき支部から送品・返品同日精算と適正配本の要望が出されたが、多くの支部で総会が開催できず、各地の書店の声として「出版社には風評被害を煽るような記事を止めてほしい」「地震だけの問題でなく、本屋という業態そのものが厳しくなっている」などの意見が紹介された。
役員改選では、組合員減少に伴い理事を2名削減することとし、理事14名、監事1名を選出。第1回理事会を開き西理事長の再選を決めた。
総会終了後、第30回出版物公取協福島県支部総会、出版社新企画発表会、合同懇親会を行った。
〔福島組合執行部〕
▽理事長=西猛(西沢書店)▽副理事長=大内一俊(おおうち書店)鈴木雅文(昭和堂書店)▽専務理事=小林政敏(西沢書店)

「ためほんくん」研修会を実施へ/兵庫理事会

兵庫県書店商業組合(井上喜之理事長)の6月定例理事会が6月14日、神戸市のエスカル神戸4階会議室で開催された。
理事会では、まず「ためほんくん」の研修会実施について意見交換。兵庫県の導入は遅れており、広く案内して推進すべしとの意見が多数を占めた。研修会の要綱については7月開催の日書連情報化推進委員長会議での情報収集を待って決定することとなった。
次回の7月定例理事会は年1回の移動理事会として、尼崎の商工会議所で開催する旨報告。理事会後の懇親会で、先般兵庫県産業振興功労者表彰を受賞した春名洋志専務理事(大和堂書店)の祝賀会を行うことも併せて報告された。
組織強化委員長の小松恒久常務理事(小松書店)からは、新規組合員獲得のための組合案内小冊子の作成進行状況を報告。この冊子は日書連の活性化資金を活用し作成するもので、今回見本の回覧を行い表紙を決定した。
続いて流通改善委員会の石原篤常務理事(宣文堂書房)より、返品運賃低減のため、運送会社との交渉と続けていると報告。組合に加入することで運賃が低減されるよう、実態を精査しつつ実現に繋げていきたいとのことであった。
(安井唯善広報委員)

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

現在当地は、梅雨が明けるのか、まだなのか、カーッと晴れて暑くてムシムシして、ジトジト雨が降る、中途半端な夏であります。
作家の碧野圭さんが「めざせ!書店訪問100店舗」というブログを書いておられます。著書営業の書店回りが始まりでした。東京にお住まいですから、首都圏の大手有名書店だけでも100店舗回ることは可能でしょう。それなのに全国に足を運んでおられます。エライ!出版営業担当さんや書店員の情報から数珠繋ぎです。書店版「テレホンショッキング」もしくは「不幸の手紙?」の一面があります。執筆と主婦業(男性と思っている人もいるよう)の合間を縫って巡業の旅に出ます。昨年当店にも来てくださいました。私、どちらかというと人見知りするタイプですが、彼女とは2~3分でタメグチになってしまいました(そんなことはどうでもいい)。
今回は「東北岩手」、被災地に遠征です。「岩手」と言っても広いです。移動に2時間かかります。
営業再開できたお店も、大きな被害にちがいありません。将来への不安もあります。私にだって想像できます。碧野さんの言葉を引かせてもらいます。
「(将来についての)答を私は持たない。軽々しい慰めは嘘になるし、励ます言葉もない。できるとしたら、お店のことを伝えること。そして、忘れないこと。ずっとずっと気に掛けていくこと……」
私はもっと無力です。東北の本を並べること、増やすこと、それしかありません。代わりと言っては何ですが、ある本から書店員たちの話を紹介します。
「出版業界は電子書籍とオンラインで売ることだけに力を注いでいて、書店はショールームという危機。大手チェーンも低迷しているが、他の商品と同じように本を売ってきたから。『何もかも扱うが、下手に扱う』のは最悪」
「すべての本屋は風変わりです、すべての書店員は変わり者です」
「膨大な本のなかからお客さんにふさわしい本を見つけてあげるのが仕事。本をたくさん読むだけではだめで、ぱらぱらめくっただけでその本の個性がわかる、勘の良さが大切」
「この仕事でいちばんうれしいのは、お客さんとの触れ合いです」
「この店に置いている本は、お金とスペースさえ許せばすべて自分でも買いたい本。100%勧められる本の良さを、お客さんと分かち合うこと、これが本屋としての一番の喜び」【註】
大手チェーン、電子書籍、オンラインなど、世界中事情は同じです。海外のリアル書店も圧倒されているはず。それでも書店員の本への愛情、本屋経営の情熱と自信が伝わります。彼らは〝専門性〟で生き残る努力をしています。
本日手にした雑誌『ダ・ヴィンチ』8月号(メディアファクトリー)が被災地を特集しています。かつて「阪神・淡路」も取材してくださいました。編集者の世代が代わっても精神は受け継がれていて、オッサン書店員はとても嬉しい。普段読まない雑誌ですが(すまぬ)、これも、エライ!と申しあげます。出版関係者だけではなく、地域の人々にも取材しています。関係のない当店も、仙台の出版社「荒蝦夷」記事で写真だけ登場します。ここでも再開した本屋さんの言葉を紹介します。
「これからのことを考えると途方に暮れることばかり。でもね、お客さんが再開してくれてありがとうって声をかけていく。何人も。本屋を続けて本当によかった。」
【註】『世界の夢の本屋さん』(エクスナレッジ)
【碧野圭さんのブログ】
http://aonokei.cocolog-nifty.com/syoten/2011/07/no108-c894.html

減収だが大幅増益に/トーハン決算

トーハンは6月10日、第64期(平成22年4月1日~23年3月31日)の決算概況を発表した。売上高は前年比5・1%減の5194億4500万円となった。内訳は、書籍が同6・7%減の2012億9200万円、雑誌が同4・5%減の2870億5400万円、マルチメディア商品が0・4%減の310億9700万円。
返品率は同0・6ポイント改善して37・4%となった。送品が同6・0%減、返品が同7・5%減とバランスがとれたため。内訳は、書籍が同1・3ポイント改善の40・1%、雑誌が同0・2ポイント悪化の36・9%、マルチメディア商品が同1・0ポイント悪化の19・4%。
売上総利益は売上減少と原価率悪化により同7・5%減の571億2500万円となったが、販売費及び一般管理費は同8・2%減の510億3600万円となり、売上伸長率を3・1ポイント下回った。折り畳みコンテナ(オリコン)送品の拡大で段ボールの削減を推進するグリーンロジスティックスの効果が現れ、荷造費が改善した。しかし、売上総利益の減少分を経費の削減でカバーしきれず、営業利益は同1・8%減の60億8800万円となった。
営業外損益では受取配当と不動産賃貸料の増加により雑益が同7・4%増となり、逆に営業外費用では売上割引が86・6%に減少、営業外損益を加減した経常利益は同49・8%増の32億1400万円となった。
特別損益では、特別利益として貸倒引当金戻入益4億6400万円を計上。特別損失には投資有価証券評価損3400万円、減損損失2200万円、過年度資産除去債務費用4400万円などのほかに、東日本大震災による損失金額11億1000万円のうち6億7100万円を災害損失として計上した。
これにより、税引前当期純利益は同46・5%増の28億6900万円、当期純利益は68・7%増の18億1900万円となり、減収だが大幅増益となった。
役員人事では、栃木裕史執行役員ロジスティックス部長、藤原敏晴執行役員首都圏営業本部長が取締役、加藤悟取締役取引部長が監査役に新任。池田禮取締役副社長、加藤悟取締役取引部長、本田和美常勤監査役が退任すると発表。6月29日の定時株主総会で正式決定するとした。

発行高666億円、10年ぶりプラスに/図書普及

日本図書普及は6月20日、第51期(平成22年4月1日~23年3月31日)の決算概況を発表。図書カード発行高は10年ぶり、回収高は5年ぶりに対前年比プラスと順調に伸長した。売上高は4億3814万円、営業損失24億2294万円、経常損失8億3329万円。当期純利益は7億6010万円と大きく改善した。
発行高は666億4600万円(対前年比2・3%増)、回収高は633億5400万円(同1・5%増)となった。回収高の内訳は、図書券が18億7900万円(同21・2%減)、図書カードが614億7500万円(同2・4%増)。全国共通文具券廃止の影響で図書券・図書カードも使えなくなるという風評が生じ、回収図書券が3月には同100%を超えた。
昨年は国民読書年のPRとして、メッセージが入った500円の一般カードを約18億円発行した。家電エコポイントについては、昨年12月からのポイント半減前の駆け込み需要により年間66億円を発行。住宅版エコポイントでは2・5億円を発行した。その結果、一般カードの年間発行高は631億4000万円(同2・3%増)となった。オリジナルカードも35億600万円(同3・3%増)と堅調だった。回収高は一般カード584億3000万円(同3・1%増)、オリジナルカード30億4500万円(同7・9%減)、図書券18億7900万円(同21・2%減)。
期末の加盟店は同382店減の8124店、設置店は同269店減の1万865店。
役員人事では田中健五会長(文藝春秋)、佐藤堅太郎専務、三好勇治取締役(大阪屋)の3氏が退任し、上野徹(文藝春秋)、南雲隆男(大阪屋)、内部から平井茂の3氏が取締役に新任。監査役は井門照雄氏(日書連顧問)が退任し、西村俊男氏(日書連副会長)が就任した。なお、退任の佐藤専務は関連会社カードサポートの社長に就任。
次年度以降の課題について、浜田博信社長は「書店の意見を聞きながら次世代図書カードの研究・開発を進める」とした。

気仙沼「ファイト新聞」河出書房新社が単行本化

河出書房新社は6月20日、神楽坂の日本出版クラブ会館で「企画説明会2011」を開催。今年後半に刊行する新企画や大型本企画等について説明した。
7月7日発売の『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』は、東日本大震災で被災し気仙沼で避難生活を送る小中学生が手書きで作った壁新聞45号分と、子どもたちの避難所生活の模様を収録。定価税込1300円。売上げ1冊につき百円を日本赤十字社に寄付する。
10月には、イギリスの大手出版社DK社が発行する図鑑の翻訳版として『いまがわかる!世界なるほど大百科』を刊行。地球環境や社会、経済など世界の様々な分野の統計数値を豊富なイラストで視覚的に示す。予価本体3980円。
また、名著復活事業として「KAWADEルネサンス」の刊行を今年4月からスタート。7月には、秦郁彦著『日中戦争史』など、太平洋戦争開戦70年を記念して復刊する著作中心に計5点を刊行する。
20日の説明会で小野寺優社長は「今年3月に完結した『世界文学全集』は予想をはるかに上回る実績を残した。今年は東日本大震災が起きて、出版界の先行きは不透明だが、新鮮で歯ごたえのある企画を出せば、必ず読者はいると確信している」とあいさつ。『ファイト新聞』について「避難所を元気にした子どもたちのパワーを全国に届けたい」と述べた。

電子書籍で個人全集/五木寛之氏

講談社は6月14日に東京・音羽の本社で記者会見を開き、五木寛之氏の電子書籍個人全集『五木寛之ノベリスク』を7月から配信すると発表した。
配信方法は、iPad、iPhone向けにはAppStoreで無料アプリを提供、アプリ内のショップで作品を購入・ダウンロードする。PCとアンドロイド端末向けは、ドコモ、au、ソフトバンクが展開する電子書店のほか、10書店以上で配信する予定。アプリで作家の個人全集を発売するのは初の試み。
第1期配信作品は『青春の門』14点(各350円)『親鸞』2点(各1200円)と『さらばモスクワ愚連隊』など短編14点(各115円)のほか、短編3編を一つにまとめて価格を115円に抑えた『「五木寛之ノベリスク」特別短編セット』2点の合計32タイトルを販売する。『特別短編セット』は、過去の名作短編にスポットを当てるものとして、毎月2セットずつ配信していく。今後は他社が版権を持つ五木氏の作品についても、他社の協力を得て配信していく意向。
記者会見で講談社の野間省伸社長は「1年を目途に全ての新刊を電子化できる体制を整えたいと考えている」とあいさつ。五木寛之氏は、電子書籍には早くから関心をもっていたと述べ、「普通のユーザーを代表できる物書きとして、何らかの形で参加していきたいというのが私のモチーフ」と語った。

今秋、東西で書店商談会/合同で会見

取引取次の枠を超えて店頭活性化を目指す書店と出版社の商談会「第2回首都圏書店大商談会」と「BOOKEXPO2011」の合同記者会見が6月21日、東京・千代田区の書店会館で開かれた。
昨年に続いて行われる「第2回首都圏書店大商談会」は10月26日午前11時から午後5時まで東京・千代田区のアキバ・スクエアで開催される。前回会場だった東京・新宿区の日本出版クラブ会館より茨城、埼玉、千葉からのアクセスが良くなり来場しやすくなる。面積も前回の600㎡から1010㎡へと拡大する。出展料は、前回出展社は3万円、新規出展社は3万5千円。今回は出展社100社、来場書店400名、商談成立6000万円を目指す。前回実績は出展社80社、来場書店196店、商談成立4084万1309円だった。
初の開催となる「BOOKEXPO2011」は11月11日午前11時から午後4時半まで大阪市北区の梅田スカイビル10階アウラホールで開催される。面積1394㎡と広いスペース。出展料は1万8千円。出展社100社、来場書店500名が目標。
会見には「首都圏書店大商談会」実行委員会の奥村弘志委員長(南天堂書房)、「BOOKEXPO2011」世話人会の田村定良代表(田村書店)、同・実行委員会の萩原浩司代表幹事(宮脇書店大阪柏原店)、堀博明幹事(堀廣旭堂)、「首都圏書店大商談会」を後援する東京都書店商業組合の大橋信夫理事長が出席した。
奥村実行委員長は「始めた以上、続けなければ意味がない。書店主体の手作りの商談会。出版社と書店にとってメリットのある、実質的な商談の場にしたい。取次は書店をたくさん集めてほしい。大阪でもやってくれることになりうれしく思う」と述べた。
田村代表は「取次の倉庫が首都圏に集まり、関西では商品を見て仕入れる手段がなくなってしまった。出版社も出張で営業に来て短時間話すだけ。関係が希薄になっている。昨年の東京の商談会をうらやましく思っていた。東京をモデルにした。成功させたい」と抱負を語った。
萩原代表幹事は「関西の出版社、直取引の出版社、第3商材を扱う会社にも呼びかけたい。関西の特色を出し、商売につながる商談会にしたい」、堀幹事は「関西の中小書店は生きた情報、商売につながる情報を得る場が少ない。取引取次に関係なくすべての書店が参加できる商談会を作りたかった」と話した。
大橋理事長は「書店が主体的に本を売るため努力するのはいいこと。関西でも2回目以降につなげてほしい」と激励した。

日書連のうごき

6月1日児童書増売三者合同企画説明会に舩坂理事が出席。第17回「国際子ども図書館を考える全国連絡会通常総会」に小沢総務部主任が出席。
6月2日JPIC定例理事会に大橋会長ほか役員が出席。
6月3日メディアコンテンツ実証実験部会に大川専務理事が出席。
6月7日TIBF実行委員会に大川専務理事が出席。
6月8日日書連地震対策本部。JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。節電サポート事業説明会に石井事務局次長が出席。
6月9日「文字・活字文化推進機構」第11回定例評議員会並びに第11回定例理事会に大橋会長が出席。日本出版クラブ理事会に大橋会長が出席。
6月10日日書連ホームページ部会。送品・返品同日精算問題で日販古屋社長と意見交換。
6月14日書店注文環境整備研究ワーキンググループに大川専務理事が出席。「ためほんくん」部会。取協との「ためほんくん」意見交換会。「ためほんくん」幹事会。
6月15日全国中小企業団体中央会通常総会に石井事務局次長が出席。JPO定時総会に藤原副会長が出席。地震対策本部―取協との二者会談。第27回太宰治賞贈呈式に大橋会長が出席。
6月16日ISBN第3回マネジメント委員会に小沢総務部主任が出席。総務省委託事業平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」出版印刷関連合同成果発表会に井門顧問が出席。送品・返品同日精算問題でトーハン近藤社長と意見交換。
6月17日NDLについて国立国会図書館と意見交換会。
6月20日全国万引犯罪防止機構23年度通常総会に石井事務局次長が出席。新潟組合「ためほんくん」研修会に田江理事が出席。全国公正取引協議会平成23年度通常総会に影山公取協専務理事が出席。
6月21日雑誌発売日本部委員会に藤原副会長ほか役員が出席。〈大震災〉出版対策本部運営委員会に大川専務理事が出席。
6月22日各種委員会(指導教育、取引改善、流通改善、再販研究、広報、消費税、情報化、組織、政策、地震対策本部)。
6月23日定例理事会。第23回日書連通常総会。初理事会。
6月24日文化産業信用組合理事会に大橋会長が出席。
6月27日総務省「新ICT利活用サービス創出支援事業」評価会に大川専務理事が出席。雑誌愛読月間キャンペーン「スタート会議」に舩坂副会長が出席。長野県書店商業組合総会に長尾専門委員が出席。
6月30日日本図書普及㈱株主総会に大橋会長ほか役員が出席。電子書籍端末販売でウェイズジャパンと合同で記者発表会を開催。
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