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平成23年9月1日号
日書連震災義援金に対するお礼/日本書店商業組合連合会会長・大橋信夫

この度の東日本大震災被災書店に対し、日書連義援金を募集いたしましたところ、多くの方々からご応募を頂き、誠に有難う御座います。
心から御礼申し上げますと共に、ここにその会計報告をさせて頂きます。
報告と申しましても全ての処理が終わった段階での報告ではなく、まだ進行中のことでありますので、改めて全体の日書連震災義援金会計報告はさせて頂きます。
皆様方からの義援金口座へのお振込みは、口座を開設いたしました3月16日以降、8月12日までで、文化産業信用組合とみずほ銀行九段支店の両口座に総件数311件、8631万1936円です。
送金する先の選定には、一口に被災した書店と言っても、困難を極めました。どこの書店がどれほどの被害を被ったのか、そこへの送金はどの様にすれば良いのか、日書連傘下の各県組合を始めとして、取次協会様、図書普及様からの情報を活用させて頂き、判断させて頂きました。
又、被災された書店には、義援金は少しでも早く届けたい。しかし被害の実態は正確に掌握したい。その結果、分り次第と言うこともあり、何回かに分けて送金することに成りました。
1書店各5万円、該当組合の組合員延べ277書店に1385万円を送金しました。7月の理事会では、義援金は非組合員も含め、被災した書店には等しく配るとの決議を頂きました。目下、この作業に専念いたして居ります。これが終わりましたら、残高を「被災者生活再建支援法」適用地区の、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉の7県組合に送金致したいと考えて居ります。
以上をもちまして出版業界の義援金の経過報告とさせて頂くと共に、皆様からの浄財に対するお礼の言葉とさせて頂きます。
有難う御座いました。

今年上期は3・8%減/出版科研書籍・雑誌出版動向

出版科学研究所は2011年上半期(1月~6月)の書籍・雑誌分野別動向をまとめた。出版物販売金額は前年同期比3・8%減の9242億円で、前年を1・0ポイント下回った。内訳は、書籍が0・4%減の4424億円、雑誌が6・7%減の4818億円だった。

書籍の販売金額は前年同期比0・4%減。上半期として5年連続の前年割れとなったが、大手取次の返品減少対策による送品抑制で、返品率は2・1ポイント減の35・6%と改善。また、責任販売商品の導入拡大、出版社・取次・書店の3者による取引制度改革などが奏効し、小幅な減少にとどまった。
推定販売部数は3億6811万冊と0・9%の減少で、販売金額の伸びが販売部数の伸びを上回った。これは価格上昇によるもので、出回り平均価格は1・3%増の1130円と値下がり傾向に歯止めがかかった。新刊平均価格も0・4%減の1127円とほぼ横ばい。文庫など廉価本の影響がわずかながら弱まったことが要因とみられる。
好調だったジャンルをみると、児童書でテーマ別図鑑が相次いでヒット。教養新書が堅調だったほか、映画化作品の文庫が短期間に爆発的に売れるケースが多く見られた。また東日本大震災・原発放射能関連書も売上げ増に貢献した。ミリオンセラーは『謎解きはディナーのあとで』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』『KAGEROU』の3点。
新刊点数は1・5%減の3万7978点で、このうち取次仕入窓口経由は4・0%減の2万8332点だった。取次仕入窓口経由は昨年2月期以降連続して前年同月を下回り、文芸、新書、実用書、児童書など多くのジャンルで減少した。
雑誌の販売金額は4818億円と前年同期比6・7%減で、06年上半期の4・6%減を大きく下回り、過去最低を記録した。前年割れは14年連続。内訳は月刊誌が5・5%減の3781億円、週刊誌が11・1%減の1037億円。雑誌の落ち込みについて出版科学研究所は、大震災の影響に加え、雑誌を定期的に購読する中高年読者の目減りが激しい一方、若い読者の参入が少ないことが要因と分析している。平均価格は2・0%増の510円で、直近10年で2番目に高い上昇幅。販売部数や広告収入減を価格に転嫁せざるを得ない状況が深刻化している。
上半期の創復刊点数は前年同期より12点増の80点と4年ぶりのプラスに。しかし発行部数は12・6%減で、創刊される企画の部数規模は大幅に縮小した。分冊百科は前年同期より2点少ない17点が創刊された。一方、休廃刊点数は90点で、前年同期より19点減少した。主な休刊誌は、『B‐st.(ビー・スタ)』『ザ・スニーカー』『ハナチュー』『この映画がすごい!』など。不定期誌の新刊点数は増刊・別冊が2324点で58点減少。ムックは4253点で275点減少した。

10月7日に出版平和堂合祀者顕彰会

昨年1年間に亡くなった出版人を偲ぶ「出版平和堂合祀者顕彰会」が10月7日(金)正午より箱根・芦ノ湖畔の出版平和堂で営まれる。今年で43回目。
今回の合祀者は10名で、書店関係からは没年順に、三重県・別所業啓(別所書店)、北海道・浪花剛(なにわ書房)の両氏が合祀される。

「ポケッター」2012年版の申込み

日書連組織委員会は年末年始の贈答・販売用に「ポケッター2012年版」、名入れ印刷の代用に便利な「店名刷込シール」を斡旋します。どうぞご利用ください(別途消費税がかかります)。
◇ポケッター2012(78×127×3㍉、のし袋付)①店名なし=1セット(百部)8500円②店名入り=5百部以上・百部単位(印刷場所は後ろ見返し。のし袋への印刷は不可)。5百部以上・1セット(百部)当たり1万500円、1千部以上・1セット当たり9700円、3千部以上・1セット当たり9200円
◇店名刷込シール(55×25㍉、5百枚以上・百枚単位)5百枚以上・百枚当たり1050円、1千枚以上・百枚当たり950円、3千枚以上・百枚当たり600円
※「ポケッター店名入り」「店名刷込シール」の書体は細ゴシック体または明朝体に限る。
ご注文は所定の申込用紙に必要事項を記入し、所属都道府県組合へ。11月上旬頃に取引取次店より配送。

沿岸被災地の学校に図書寄贈/岩手組合

岩手県書店商業組合(玉山哲理事長)は、小学館、大修館書店、明治書院、三省堂、旺文社の協力を得て、高校新入学生の辞典購入売上の一部を被災地の子どもたちのために活用する「がんばろう岩手!まけるな岩手の子どもたち!!運動」を行った。
7月14日に開催した理事会で寄贈本を課題図書などにすることを決定し、沿岸被災地の小学校・中学校・高校の211校に124万2732円の本を寄贈した。(小原玉義広報委員)

出版社共同ネットへ参加呼びかけ説明会/出版倉庫流通協議会

出版倉庫流通協議会は8月18日午後3時半から、日本出版クラブ会館で「出版社共同ネット説明会」を開催。会員社である河出興産の取引出版社を招いて共同ネットの概要を説明し、参加を呼びかけた。
出版社共同ネットは書店向け受注Webサイトで、出版社から倉庫会社を通じて書誌・在庫・出荷データを発信してもらい、共同ネットセンターで情報を一括処理する。小学館グループなど大手出版社の共同受注サイト「S―BOOK.NET」のインフラを利用し、書店は共同ネットへのアクセスに「S―BOOK」と共通のID、パスワードを使用する。出版社は書誌・在庫情報の開示だけですぐ参加でき、初期費用もほとんどかからない。
説明会では、日書連情報化推進委員会の高島瑞雄専門委員(高島書房)が「当店ではS―BOOKの利用などで客注はほとんど1週間で入荷している。お客さんは週1回来店というサイクルが多く、1週間ならクレームはほぼ無い。共同ネットは24時間365日、特に金曜夜から日曜の間でも在庫確認できるので非常に便利だ」と書店サイドからメリットを説明した。

食育と読育のコラボイベント開催/文字・活字文化推進機構

文字・活字文化推進機構の推進事業「絵本・日本プロジェクト」は、9月23日に食育と読育のコラボレーションイベント「よむよむ・もぐもぐ広場」を開催すると発表した。
同プロジェクトは、昨年の「国民読書年」の主旨に基づき、多くの子どもたちに絵本の素晴らしさを伝え絵本と出会う機会を拡大することを目的に今春立ち上げられたもので、書店や出版社、取次などから集まった女性社員7名で構成。会長は髙橋小織・BOOKS隆文堂社長、事務局長は加藤真由美・トーハン図書館事業部部長が務める。
8月10日に日本出版クラブ会館で行われた記者発表で、髙橋会長は同プロジェクトについて、①絵本マイスター事業②電子等未来志向の書店活性化事業③ギフトパッケージ④PR事業・イベント⑤絵本賞⑥その他貢献事業――の6事業を柱に活動するとし、「プロジェクトを業界内外と読者に広く周知するため、イベントを先行して実施することにした」と述べた。
「よむよむ・もぐもぐ広場」は、同プロジェクトと独立行政法人国立青少年教育振興機構の主催で、9月23日10時~16時に新宿区の飯田橋レインボービルで開催。キッコーマンとカルピスが後援する体験イベントを行うほか、絵本作家の講演・サイン会、読み聞かせ会、絵本の販売などを実施する。入場無料・事前申込制で、幼児・小学校低学年の子どもと親を中心に2千人の参加を予定している。

組合員研修会を開催/鳥取総会

鳥取県書店商業組合は6月17日、倉吉未来中心セミナールームで第23回通常総会を開催、組合員20名(委任状含む)が出席した。
総会は田江理事長があいさつ。今回の総会は役員改選期であること、定款一部変更が議案に盛り込まれていることなどの説明があった。役員改選では理事10名が重任、2名の新任理事を決め、その後の理事会で田江理事長が再選された。
総会終了後、組合員研修の一環として、プログラミング言語「Ruby(ルビー)」の開発者として名高い「まつもとゆきひろ」氏を迎えて「イノベーションとジレンマ―Ruby開発の経験から―」という演題で講演会を実施した。「自分が向かいたい方向が定まっていれば、どんなトレンドがきても怖くない」という言葉が印象的であった。この講演は一般の方にも呼びかけたところ短大生など多くの参加があった。
(井澤尚之広報委員)

読書週間書店くじ実施要領

▽実施期間平成23年10月27日(木)より11月9日(水)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数400万枚。書店には1束(500枚)3571円(税別)で頒布
▽申込方法注文ハガキに必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。
▽配布と請求方法くじは取次経由で10月25日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当選発表12月5日(月)。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額5820万円、9・7本に1本
特等賞=図書カード5万円40本
1等賞=図書カード1万円800本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1200本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円40万本
ダブルチャンス賞=図書カード5千円200本
▽賞品引換え特等賞は当せん券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は平成24年1月15日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付
▽引換え期間読者は12月5日より平成24年1月10日まで。書店で立替えたくじは平成24年1月31日までに「引換当せん券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布

書店活性化を最重要課題に/櫻井晃二理事長を再選/奈良総会

第27回奈良県書店商業組合通常総会が7月28日に橿原市の橿原観光ホテルで開催され、組合員36名(委任状含む)が出席した。
午後3時開始の総会は森谷勝則氏の司会で進行。櫻井晃二理事長の開会あいさつの後、林田芳幸副理事長を議長に議事を進めた。第1号議案の事業報告では、奈良遷都1300年祭タイアップ販売キャンペーンの実施、東日本大震災の義捐金送金のほか、万引き対策として奈良県警察本部主導による官民挙げての「奈良県ゲイトウェイ犯罪対策協議会」が設立され副会長に櫻井理事長が就任したこと、借りていた事務所を引き払い経費節減に努めた結果累積赤字を解消できたことなどの報告があった。
第3号議案の任期満了に伴う役員改選は、新理事10名を選出して承認。別室で互選による代表理事選出が行われ、櫻井晃二理事長の続投が決まった。
櫻井理事長より第4号議案について、組合員書店活性化と店頭活性化を最重要課題とし、販売キャンペーン事業の継続や版元と協力した企画の実施、日書連と連携し日書連マークを利用した学校図書館への販売の確保を目指すこと等を含む新年度事業計画案の説明があった。
総会後にウェイズジャパンの小橋琢己氏と殿内健太氏を講師に電子書籍サービスの研修会を開催。この後、取次・版元各社と出版輸送等21社28名を交えて懇親会を開催した。櫻井理事長の開会あいさつの後、淡交社の小沼和典執行役員より、奈良県組合販売企画として取り上げた「古寺巡礼奈良全10巻」の目標達成の報告があり、組合への報奨金が手渡された。暮しの手帖社代表取締役社長阪東宗文氏の音頭で乾杯、参加全版元から販売企画などのアピールが行われ、淡交社販売企画参加書店のうちトップ3店の啓林堂書店・若草書店・森谷書店が表彰され特別報奨が手渡された。
(庫本善夫広報委員)

被災地支援のしおり発売/JPIC

出版文化産業振興財団(JPIC)は、仙台七夕まつりが始まる8月6日から、しおりと短冊がセットになった商品「WISHMARK」の販売を全国の賛同する書店で開始した。商品の売上から必要経費を除いた収益全額が、JPICを通じて東日本大震災の被災地の子供たちの読書支援活動に充てられる。
「WISHMARK」は5種類あり、作家の浅田次郎、冲方丁、川上未映子、女優の武井咲、ドラえもんが被災地への思いを記した特別なしおり2枚と、購入者自身が願いを書ける短冊がセットになっている。一部315円(税込)で販売される。
購入者が願いを書いて返送した短冊は、来年の仙台七夕まつり会場で展示する予定。今年の同まつりでは、しおりの作者の短冊と、被災地の子供たちの願いを書いた短冊を、仙台市内の藤崎デパートで展示。

ためほん、電子書籍端末の研修会

鹿児島県書店商業組合は7月22日、鹿児島書籍会議室で、店頭試し読みシステム「ためほんくん」研修会を開催した。講師に日書連「ためほんくん」部会の田江泰彦部会長を迎えて2時間にわたって丁寧な説明を受け、県内21店・30名が参加、活発な質疑応答が行われた。引き続きウェイズ・ジャパンから「書店での電子書籍サービス」について説明。これにも質問が相次ぎ関心の高さがうかがわれた。(和田豊広報委員)

平成23年敬老の日読書のすすめ/読進協

読書推進運動協議会は「平成23年敬老の日読書のすすめ」のリーフレットを作成した。推薦図書は以下の通り。
▽曽野綾子『老いの才覚』ベストセラーズ▽伊集院静『大人の流儀』講談社▽熊田千佳慕『花の国・虫の国』求龍堂▽北村薫編/宮部みゆき編『とっておき名短篇』筑摩書房▽外山滋比古『ゆっくり急ぐ』毎日新聞社▽小島修/田邊順一(写真)『老人クラブ、カーネギーで歌う』岩波書店▽藤原正彦『日本人の誇り』文藝春秋▽リチャード・ペック/斎藤倫子訳『シカゴよりとんでもない町』東京創元社▽和田秀樹『「がまん」するから老化する』PHP研究所▽まど・みちお『百歳日記』NHK出版▽渡辺淳一『孤舟』集英社▽久田恵『一人で生きる練習帳』扶桑社▽三浦朱門『老年の品格』海竜社▽兼高かおる『わたくしが旅から学んだこと』小学館▽シェル・シルヴァスタイン/村上春樹訳『おおきな木』あすなろ書房▽竹田真砂子『美しき身辺整理』新潮社▽丸谷才一『あいさつは一仕事』朝日新聞出版▽王貞治『野球にときめいて―王貞治、半生を語る―』中央公論新社▽小堀杏奴『のれんのぞき』みすず書房▽武良布枝/坂東眞理子『知足安分』学研パブリッシング▽黒井千次『時代の果実』河出書房新社▽日野原重明/金子兜太『たっぷり生きる』角川学芸出版▽五木寛之/立松和平『親鸞と道元』祥伝社▽澁澤幸子『気がつけばドッキョロージン』じゃこめてい出版

全国情報化委員長会議など報告/鹿児島理事会

鹿児島県書店商業組合は7月22日、鹿児島書籍会議室で第4回理事会を開催した。楠田哲久理事長の日書連報告の後、楠田理事長が「もっとイキイキ学校図書館フォーラム」、高尾厚生委員が「あじさいの会」、紺野情報化推進委員長が7月7日に開かれた全国情報化推進委員長会議について報告した。理事会終了後、鹿児島書籍・吉田豊社長の全国教科書供給協会会長就任のお祝いと合わせて懇親会を行った。(和田豊広報委員)

生活実用書/注目的新刊

台風のやって来る季節になった。以前に比べ天気予報はかなり正確さを増し、わかりやすい。気象予報士制度ができ、最初の国家試験が実施されたのは1994年だった。
浅井建爾著『地理と気候の日本地図』(PHPサイエンスワールド新書044900円)は、都道府県別の気象の特徴とその理由、思いがけない事実を紹介する。
たとえば霧の町といわれる釧路の日照時間は北海道で一番長く、東京よりも上回る。霧が発生しやすいのは道南の海域が暖流と寒流の潮目になっていて、暖流に乗った暖かい空気が寒流で冷やされ、海霧となって運ばれるからである。しかし、冬には晴天が多いので日照時間は多いのだ。
暑さの瞬間記録は岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市の40・9度だが、7、8月の平均気温が高い県はどこだろうか。誰もが沖縄県を想像してしまうが、それは大阪市である。意外だが大阪が日本一暑い。
沖縄ではソメイヨシノの代わりに緋寒桜を指標にするため、寒い地域から咲き出す桜前線は南下するのだという。
全国各県それぞれの気候にまつわるエピソードが紹介されるので、故郷や縁のある所を見るのも面白い。
古川武彦/大木勇人著『気象学入門』(ブルーバックスB17211040円)は原理から理解する気象の姿である。雲、風、気温のしくみなどから天気予報のしくみまでの7章に分類されている。
台風のしくみでは、まず台風はどのようにして発生するのか。台風のもととなる熱帯低気圧は、高温多湿の赤道気団という中からできる。またタイフーンの呼び名のほか、北アメリカではハリケーン、インド、アフリカ東岸、オーストラリアではトロピカル・サイクロンと呼ばれている。ヨーロッパ、ロシア、南アメリカなどでは台風のないのが何だか不公平な気がするが、発生海域が赤道周辺の限られた地域なので、こればかりはどうすることもできない。台風を発生させるしくみ、なぜ日本にやってくるのかなど、イラストや気象衛星画像を駆使してわかりやすく解説。
人は世界中のどこにいても気候や気象から逃れることはできない。自然災害の多い日本ではなおさらである。日頃感じている疑問に答えてくれる気候と気象の本。
(遊友出版・斎藤一郎)

「頑張ろうと思ってくれたら」/池井戸潤氏、直木賞贈呈式で

第145回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が8月19日、東京・千代田区の東京會館で開かれた。
『下町ロケット』(小学館)で直木賞を受賞した池井戸潤氏は「僕の小説はオヤジばかり出てきて、場面も会社、飲み屋、家庭の繰り返し。サラリーマンが同じ目線で読めると思う。今は大変な時期。この本を読んで『もう少し頑張ってみよう』と思ってくれたらうれしい」と受賞の喜びを語った。
芥川賞は該当作がなかった。

チームワーク大切に/北海道日販会

北海道日販会は7月13日、札幌パークホテルで第32回総会を開催し、会員書店、出版社、日販関係者ら総勢250名が出席した。
中尾邦幸会長(マル五中尾書店)は東日本大震災の被災者にお見舞いを述べるとともに「今回の震災では我々の日頃のチームワークや絆を改めてありがたく思った。閉店する書店が増えている中、取引先とのつながりを大切にし、ますます頑張っていこう」とあいさつした。来賓の日販・古屋文明社長は「今回の震災を機に浮かび上がってきた問題点を議論し、実践していこう」とあいさつした。

催し

■日販、顧客満足のための「クレーム対応」研修
9月22日午後1時半~5時半、東京・千代田区の日販本社5階会議室で開催。対象は書店社員、パート、アルバイトなどの売場スタッフ。受講料は日本出版共済会加盟店3千円、同・未加盟店8千円(1名当たり。テキスト代・消費税含む)。定員35名(定員になり次第締め切り)。申込締切日9月15日。問い合わせは日販営業推進室経営相談センター出版流通学院係まで。℡03-3233-4791
■「出版ビジネススクール」セミナー
▽「出版界2011年上半期の総括と将来の展望を考える」講師=文化通信社取締役編集長・星野渉氏、9月14日午後6時~8時半、会費5千円▽「これからの出版マーケティングの進め方」講師=日経BPマーケティング顧問・中町英樹氏、10月6日午後6時~8時半、会費8千円▽「これだけは知っておきたい出版会計の基礎」講師=税務経理協会取締役社長・大坪嘉春氏、10月14日午後5時半~8時半、会費1万円
※会場はいずれも東京・千代田区の岩波アネックスセミナールーム
申し込み・問い合わせは出版研究センターまで。℡03-3234-7623

第2回「首都圏書店大商談会」96社の出展決まる

10月26日に東京・秋葉原で開催される第2回「首都圏書店大商談会」の出展社が確定。昨年の61社80ブースを大きく上回る、96社100ブースに達した=別掲=。会場は「一般」79社、「コミック」12社、「児童書」9社の3コーナーで構成。希望出展社の企画によるイベントブースも設置する。書店にとって、わかりやすい、利用しやすい会場レイアウトとなる。
会場のアキバ・スクエアはJR秋葉原駅と隣接する高層ビル「秋葉原UDX」の2階にあるイベントスペース。東京都外の首都圏エリアからもアクセスしやすいこと、駅から至近であること、また書店が出展社ブースを訪問しやすいようワンフロアの会場であることを考慮して決められた。
開催概要は以下の通り。
〔開催概要〕
▽主催=「首都圏書店大商談会」実行委員会(構成団体=東京トーハン会、東京日販会、大阪屋東日本友の会、首都圏栗田会、首都圏中央会、日教販、太洋会関東・甲信越支部、協和会)
▽後援=日本書店商業組合連合会、東京都書店商業組合
▽日時=平成23年10月26日(水)午前11時~午後5時
▽場所=アキバ・スクエア
▽参加費=無料(予約なしでも入場可能)

【「首都圏書店大商談会」出展社】
あかね書房、秋田書店、あさ出版、アリス館、家の光協会、池田書店、一声社、岩波書店、インプレスコミュニケーションズ、WAVE出版、潮出版社、枻出版社、エスエスシー、NHK出版、宙出版、偕成社、学研マーケティング、角川グループパブリッシング、角川春樹事務所、河出書房新社、かんき出版、金園社、近代映画社、金の星社、くもん出版、暮しの手帖社、玄光社、廣済堂あかつき、講談社、幸福の科学出版、光文社、コスミック出版、ゴルフダイジェスト社、彩図社、三省堂、Jリサーチ出版、実業之日本社、集英社、自由国民社、主婦と生活社、主婦の友社、旬報社、小学館パブリッシング・サービス、祥伝社、少年画報社、昭文社、新星出版社、新潮社、すばる舎、青幻舎、静山社、青春出版社、世界文化社、草思社、ダイヤモンド社、大和書房、竹書房、たちばな出版、玉川大学出版部、筑摩書房、中央経済社、中央公論新社、中央社、中経出版、東京創元社、東京大学出版会、東京堂出版、同文館出版、徳間書店、ナツメ社、日本実業出版社、日本能率協会マネジメントセンター、日本文芸社、ネットスクール出版、農山漁村文化協会、白泉社、ハースト婦人画報社、早川書房、ぴあ、PHP研究所、白夜書房、双葉社、二見書房、ぶんか社、文芸社、文藝春秋、ベースボール・マガジン社、KKベストセラーズ、保健同人社、ホビージャパン、ポプラ社、マガジンハウス、幹書房、リイド社、リクルート、ワールドフォトプレス(50音順)

被災地に10万冊寄贈/青森で書店新風会地方総会

書店新風会は8月7日、青森県青森市のウェディングプラザアラスカで第52回地方総会を開き、会員書店25名をはじめ出版社、取次など総勢134名が出席した。今年の幹事店は青森市・成田本店が務めた。
総会であいさつした高須博久会長(豊川堂)は、東日本大震災への対応について「被災書店へのお見舞い、店頭での募金などを行ってきたが、阪神大震災で喜ばれた経験から、被災地の子供たちに本を贈る運動に最も力を入れた。4月末までに全国の会員書店に寄せられた絵本、児童書、コミック、文庫は10万冊・2000箱に達した。集荷・仕分作業はトーハンの協力を得て行い、仙台の北関東ピアノ運送の倉庫に保管。被災地の学校や避難所への配送を5月末までにほぼ終えた」と報告した。
また、ゴールデンウィークに被災会員お見舞い訪問を行ったことを報告し、「皆さんおっしゃったのは『本屋をやっていてよかった。営業再開したらお客様は喜んで本を買いに来てくれた。新風会の会員でよかった。気づかいがうれしかった』ということ。過去に先輩方のやってきたことが今に生きていると感じた」と話した。
さらに、若手の活動について「5月11日に200箱積んでいわき市に入り、当てずっぽうで避難所に飛び込み、学校の先生から教育委員会を紹介してもらい、見事にすべて届けた。6月にも200箱届けた。いわき市の私立幼稚園18園から絵本がほしいと要望があり喜んでもらい、日教販が輸送で協力してくれた。若手のフットワークの軽さには目を見張るものがあった」と賞賛した。
総会終了後、外崎勝氏の講演会「相撲大国青森探訪」と懇親会が行われ、夜は海辺の公園で青森ねぶたまつりのフィナーレを飾る青森花火大会を鑑賞した。

神田村こう使っている/客注迅速対応可能に

なぜ私の店が神田村を利用するようになったのか、そのキッカケをお話ししたいと思います。
どこのお店でも仕入先の取次は大抵一つだと思います。私も開店以来一つの取次で全てを仕入れていました。
あるとき聖教新聞社の『人間革命』の新刊が出ることになり、いつもの通り取次から案内をもらい、締切に間に合うように予約の手配をしました。問題はその締め切りの後に、馴染のお客様からまとまった数の注文を受けたときでした。急いで取次に電話しましたが、締切後なので当日には間に合わないし、その後の手配はいつになるかわからないと言われました。
いつものように仕方がないと思いつつ、お客様にその旨を説明し、遠回しに「それでもよければ」とわかったようなわからないような注文の取り方でした。するとお客様は穏やかな口調で「その問屋さんはそう言っているけれど、あんたの店ではどうなのか。どこか他をあたってみたのか。どうしても入らないのか。ただ問屋さんから言われただけではダメね。努力が足りないわ。ダメな本屋さんネ」
そういわれてみれば、今まで一つの取次と版元だけに従って、それで済まして他をあたってみることなんて全然していませんでした。お客様に促されて真っ先に思いついたのが当時の神田村の問屋街でした。
何軒かに問い合わせしたところ、ある一軒の問屋で発売当日、お客様の満数を確保することが出来ました。この一件で今までの自分の店のあり方というか、お客様に対する注文の受け方がとても受身だったと思いました。「すみません、チョッと問屋さんに無いのですが、お客様どうしましょうか」注文を受けても相変わらず入荷するのが遅い、業界の事情そのままがお客様への対応でした。
少しでも自分なりの努力や行動をしないとお客様に見離されてしまう。「ダメな本屋さんネ」というお客様の叱責が私の神田村への利用になりました。あれから種々チャンネルが出てきて、今では神田村のいろいろな問屋を利用するようになってきましたが、皆さんのお店ではどうでしょうか。(東京都練馬区)
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