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平成23年9月15日号
プレハブ店舗で営業再開/福島県いわき市・角忠

東日本大震災から半年。被災地では店舗や商品に大きな被害を受けながら、必死の努力で経営再建に向けて一歩踏み出す書店が相次いでいる。福島県いわき市を訪ね、角忠(かどちゅう)の佐々木規雄社長(74)に話を聞いた。(本紙・白石隆史)

JRいわき駅近くの商店街にある角忠は、3月11日の地震で全壊した。角忠は明治37年創業の老舗書店で、現在の場所で営業を始めたのは昭和20年。築66年の木造2階建て店舗は、震度6弱の激しい揺れに耐えることができなかった。
当時、店内には佐々木社長1人。従業員は配達などで不在だった。「この世の終わりかと思うぐらいの揺れだった。建物が古く、前のほうからバリバリと壊れて、もう駄目だと思った」と振り返る。
だが、その日の夕方には、倒壊した店舗の瓦礫をかき分けて商品を救い出し、汚れをとり、仕分けする作業を始めた。従業員とその家族を総動員して4日かかった。そのあと建設業者が瓦礫を撤去した。
瓦礫撤去後、近くの自宅兼倉庫に営業拠点を移し、まず取りかかったのは教科書の納品。「教科書は公の仕事。何を置いてもやらなければならない」。同社は小学校19校、中学校9校、高校4校の教科書を取り扱う。保管していた倉庫が被災しなかったため、教科書はほぼ無傷で済んだ。「今年の新学期は1ヵ月から1ヵ月半も遅れた。5月の連休明けにやっと落ち着く異常事態だった」という。
福島県浜通り地区の配本が再開したのは4月上旬。定期購読者への配達も自宅兼倉庫で始めた。配本が中断した約1ヵ月の間は、配達できる状態なのに商品がないジレンマに悩んだ。「死者・行方不明者2万人の大災害。雑誌が早いとか遅いとか言ってる場合じゃない。でも、待ってくれないお客さんもいる。予約を切られたケースもある」と嘆く。だが、老舗書店の配達再開を喜ぶ市民は多く、「励ましの言葉をたくさんいただいた」
震災から1ヵ月半たった4月末、軽量鉄骨を溶接して作られた箱型のプレハブ式ユニットハウスをレンタルして、店売も再開した。レンタル料は月額5万円。外に雑誌スタンドを置き、店内の壁沿いの棚に書籍を並べる。スペースが狭いため「十分な品揃えができない」のが実情だ。
店内には靴を脱いで上がる。契約で壁に穴を開けることができないため、エアコンはない。窓を開けて風を通し、2台の扇風機を回す。簾をかけて日差しを遮る。記者が訪ねた日のいわき市の最高気温は35度だったが、「店内は外より10度ぐらい高い」という。電話線を引くこともできないため、携帯電話へ転送している。ファックスは倉庫で受けている。
双葉郡広野町にある支店「ルークス」は、津波に襲われて床下浸水の被害を受けた。福島第一原子力発電所から南に20キロ以上離れた同町は、原発事故を受けて「緊急時避難準備区域」に指定され、住民の大部分が自主避難。同支店も休業しており、営業再開の目途は立っていない。

〔「廃業全く考えなかった」/年末までに新店舗建設めざす〕
売上げは震災前に比べて激減した。「店がこの状態では、お客さんは足を運んでくれない。今は我慢するしかない」。新聞社などが発行した被災地の報道写真集はよく売れた。「福島民報社の『M9・0東日本大震災ふくしまの30日』は、お見舞いのお返しに1人で30冊買うお客さんもいた。こんなに売れるとは思わなかった」
震災後、東北地方では売上げがプラスに転じた書店が多いという話をよく聞く。だが、「かねてからの出版不況に、震災で追い打ちをかけられた。一時的な特需が終わったらかなり落ち込むのではないか」と今後の見通しを厳しく語る。
かつて福島組合の理事を8期16年つとめ、いわき支部長、返品減少委員長、全国書店新聞広報委員などの役職を歴任。福島県の書店業界を長年見続けてきた。「当時いわき支部は38店あり、全部回るのは大変な仕事だった。今は7店しか残っていない。悲惨な状況」と顔を曇らせる。
続く余震、原発事故と不安な日々が続くが、「廃業は全く考えなかった」と言い切る。「昭和20年3月10日の空襲で店を焼失して、その年の9月に現在の場所に移転した。すべてを失ったあの時に比べれば、今回は倉庫も教科書も無事だったし、まだラク。私は国民学校2年生だったが、先代の苦労は大変なものだったと思う」
新しい店舗は「年末までに建てたい」という。「力を合わせて困難な状況を克服したい。すべて新規まき直しで頑張る」と力強く語った。

春の書店くじ立て替え金を振り込みました

今春実施した「2011春の書店くじ」で各書店にお立て替えいただきました1等1万円、2等千円、3等5百円、4等百円の清算業務は終了いたしました。入金をご確認いただくようお願いいたします。
日書連書店くじ係

「ためほんくん」の導入呼び掛ける/熊本総会

熊本県書店商業組合は8月27日、熊本市の熊本全日空ホテルで第24回通常総会を開催。組合員42名(委任状含む)が出席した。
総会の冒頭、あいさつに立った長﨑晴作理事長は、組合員による組合活動への日頃の協力に対して感謝の意を示した。長﨑理事長を議長に議案審議を行い、平成22年度事業報告、収支決算書、監査報告、平成23年度事業計画案、収支予算案等、すべての議案を原案通り可決した。来賓の熊本県中小企業団体中央会の指導部の園田氏が祝辞を述べ、第一部総会を終了。このあと懇親会を行った。
なお、当日は総会前に、日書連「ためほんくん」部会の田江泰彦部会長がコミック試し読みシステム「ためほんくん」の現状報告を行い、各店に導入の検討を呼びかけた。
(宮崎容一広報委員)

次代を担う/なにわ書房社長・浪花剛氏

創業1950年。北海道札幌市の中心部1店舗、郊外ショッピングセンター内3店舗の計4店舗を展開する「なにわ書房」。浪花剛社長(33)に経営理念、今後の展望などを聞いた。
――店作り、棚作りで心がけていることは。
「客層、社会性を織り交ぜた展開を心がけている。お客様が見やすい陳列方法、売れ筋商品の確保に力を入れ、在庫切れがないようにしている」
――従業員の教育は。
「日々の作業を改善し続けること、好奇心と向上心を持つこと、意見を素直に聞き入れること、逃げることなく挑戦する覚悟、数字に強くなること、他業界にも興味を持ち視野を広げること、人脈作り――について意識付けしている。コミュニケーションは飲みに行くこと」
――地域密着の試みとして行っていることは。
「弊社と地元大学のゼミで、『地元密着とは何か』について書店の在り方、書店の原点の視点から研究している。成果は今後の店作りに導入していく予定。まだ始めたばかりなのでアイデアを出している段階だ」
――書店を取り巻く環境は厳しい。どうやって生き残っていくか。
「電子書籍などの影響で2~3年のうちに書店を取り巻く環境は大きく変化していくと予想している。その間、しっかりと既存店の利益を出し、焦らず次の展開を検討する。企業は成長し利益を出していかねばならないが、書店単体のビジネスで考えると10年後の成長は厳しいと考えている。生き残るのではなく、成長することが大切だと言い聞かせている」
――デジタル時代にリアル書店の魅力をどうアピールするか。
「お客様に店に足を運んでいただくことがどれほどありがたいことか、原点に戻って考え直す必要がある。店に足を運ぶという行為そのものが、リアル書店の魅力なのではないか。来店してくださったお客様に自社ならではの付加価値を提供していきたい」
――今後チャレンジしたいことは。
「4年後に新しい複合書店を出店する計画を持っている。出版界の動向や他業界のことをしっかり勉強して取り入れたい。会社としては『第2の創業』を目指す。具体的なことは現時点で公表できないが、30年後まで成長できるビジネスだ」
(高橋千尋広報委員、本紙編集部)

「再販堅持」の立場貫く/日書連書店再生委で主張/神奈川総会

神奈川県書店商業組合は8月26日、横浜市中区の神奈川平和会館で第34回通常総会を開催し、組合員145名(委任状含む)が出席。山本裕一理事長(信濃屋書店)は日書連書店再生委員会で再販堅持の立場を主張していくと表明した。
総会は筒井正博副理事長(伊勢治書店)の司会で進行し、山本理事長があいさつ。「震災を境に社会が重苦しい雰囲気に包まれたが、東北は復興に向けて頑張っている。神奈川組合は日書連を通じて被災書店に義援金を送った。今期は読書推進、青少年健全育成、増売の施策に取り組んだ。厳しい経営環境の中で決算は若干赤字を出したが、一層気を引き締めて経費削減に努め、『皆さんの組合』という気持ちをもって取り組む」と述べた。
村上弘一副理事長(村上書店)を議長に選出して議案審議を行い、平成22年度事業報告、決算・監査報告、平成23年度事業計画、予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
事業報告の中で、再販は制度疲労を起こしていると日書連が問題提起していることについて、山本理事長は「この問題を討議している日書連の書店再生委員会で、再販堅持を一貫して主張していく。全国同一価格が守られなくなると、中小書店はやっていけなくなる。再販は絶対になくてはならないものという神奈川の立場は譲れない。意見を反映させる」との方針を示した。消費税問題については、税率引き上げに反対、引き上げられた場合は出版物への軽減税率の適用を求めていくとした。倫理問題では、有害図書類の区分陳列を徹底してほしいと求めた。増売・読書推進については、「辞書引き学習法」で知られる深谷圭助氏の講演会を5月21日に神奈川県社会福祉会館で開催したと筒井副理事長が報告した。
このほか、日書連に対して財務問題に関する要望書を提出することを決めた。中村宣勝理事(中村書店)が要望書の主旨を説明した。来賓として出席した日書連の大橋信夫会長は「日書連の席で回答すべきこと。要望は重要な意見として承る」と答えた。

出版社向け説明会を9月26日実施/日書連とウェイズジャパン

日書連とウェイズジャパンは9月26日午後3時から東京都新宿区の日本出版会館で、書店組合とウェイズ社が提携して実施する書店での電子書籍サービスについて、出版社向け説明会を開催する。
このサービスは、書店組合加盟書店でウェイズ社が開発した電子書籍端末を販売し、端末を購入した読者が同社の運営するプラットフォームで電子書籍を購入すると、端末を販売した書店にロイヤリティが支払われるというもの。日書連は各県組合への後援、コーディネーションを担当し、各県組合は参加書店の募集と取りまとめ、ロイヤリティの分配を行う。

〔書店に新たなバリュー創出/出版社幹部と意見交換〕
出版社幹部と事前に意見交換を行うため、日書連の大橋信夫会長とウェイズ社のアラム・サルキシャン代表取締役は9月上旬までに出版社14社を訪問した。
大橋会長は「このサービスの素晴らしいところは、書店店頭で端末を販売することと、ハードではなくコンテンツを中心に展開すること」、サルキシャン代表取締役は「書店の存続は日本の出版界にとって重要。電子書籍の伸長によって書店が減っていくという悪循環に陥らない電子書籍ビジネスモデルを考えた。書店に新たなバリューを生み出す、21世紀型の新しい流通網ができる」などと説明し、理解を求めた。
訪問した出版社は以下の通り。
▽8月12日=筑摩書房、マガジンハウス、河出書房新社▽8月15日=小学館、集英社、新潮社▽8月30日=白泉社、東京堂出版▽8月31日=角川グループパブリッシング、秋田書店、光文社▽9月5日=ポプラ社、講談社、文藝春秋

店頭端末で実証実験/試し読み・近刊情報提供など/JPO

日本出版インフラセンター(JPO)は8月19日から31日まで、日書連などが共同参加して調査・研究を行う「フューチャー・ブックストア・フォーラム」の一環として、書店店頭端末による絵本の試し読み等の実証実験を行った。
同フォーラムは、経済産業省からの委託事業として「電子出版と紙の出版物のシナジーによる書店活性化」をテーマに5つのワーキンググループで進めているもの。今回は、ハイブリッド型書店研究ワーキンググループの実証実験として、①店頭端末機における試し読みサービス②近刊情報提供サービス③オンデマンドサービスの3つの実験を合計17店舗で実施した。
試し読みサービスは、日書連の「ためほんくん」の端末を使い、出版社10社約320点の児童書コンテンツで実施。本の内容を見開きで数ページ見ることができるほか、読み聞かせができる機能を付けたコンテンツも1点用意した。
近刊情報提供については、同端末からJPOの近刊情報センターに登録されている児童書の情報を閲覧できるようにし、このうち7点については試し読みも可能にした。
8月19日、横浜市青葉区の有隣堂たまプラーザテラス店で報道関係者に実証実験が公開され、ワーキングリーダーを務める日書連「ためほんくん」部会の田江泰彦部会長は「店頭端末による試し読みで、読者がほしい本に触れたり、在庫がない本も購買につなげる環境ができないかというのが狙い。また、近刊情報提供サービスと連動し、中身を一部試し読みできるようにして予約獲得につなげたい。デジタル技術の活用で、今までの流通上取組みが難しかったことを乗り越えていけるのではないか。従来の店頭サービスをより高度化し、本との出会いの機会を広げていきたい」と実験の目的を説明した。
オンデマンドサービスの実証実験は、店頭で入手困難な非在庫品、絶版本をオンデマンド印刷で読者に提供してニーズや効果を検証するもので、8月22日に東京の三省堂書店神保町本店で報道関係者にデモンストレーションが行われた。

情報BOXの作業説明会を開催/京都組合

京都府書店商業組合(中村晃造理事長)は7月21日と22日、京都市中京区の書店会館で、学校図書館管理システム「図書ナビ情報BOX」にともなう作業説明会を開催。2日間で30名が参加した。
京都市内では、公立の全ての小中高校約300校に日書連MARCを利用した㈱教育システムの情報BOXが導入されているが、導入から数年が経過していることから、パソコンを買い替える計画で、この夏から約3年をかけて市内の全ての導入校で実施される。
必要となるパソコン上の作業については、組合加盟書店が学校に行っているサポートの一環として請け負うことで、京都組合が市と契約を締結した。その作業を円滑に進めるため、京都組合のITサポート委員会では書店向けの説明会を実施。今年対象となる91校へ図書納品を行っている組合員に、インストールからデータの移し替えまで一連の手順を説明した。
京都市の公立学校にはそれぞれに、「貸出管理用パソコン」と「蔵書検索用パソコン」の2台が設置されており、今回の作業は、新調された各校2台の新しいパソコンにそれぞれ「情報BOXVer.5R3」の新規インストールを行い、設定を済ませた上で蔵書データなどこれまでに蓄積されたデータを古いパソコンから移行する。作業は今夏から順次実施される。(澤田直哉広報委員)

声/震災支援の自衛隊活動特集号に感銘/奈良市・たつみ書店・辰巳寿一

週刊大衆増刊7月23日号『東日本大震災自衛隊支援活動100日全軌跡』(双葉社)を取り上げたい。日本は今、再軍備しないような空気が流れている。軍備と名のつくものには、私はノーと言いたい。しかし、この本は違う。大災害には軍備が必要だ。読めばわかる。ぜひ全国の書店で販売してほしい。日書連の推薦として組合でも取り上げてほしい。

被災地から感謝の寄せ書き/東京組合・本屋さんからの贈り物事業

東京都書店商業組合(大橋信夫理事長)は9月2日に書店会館で定例理事会を開催した。これに先立ち、東京都青少年・治安対策本部青少年課の安井一彦課長から、青少年健全育成条例の主な改正点について説明があった。理事会の主な審議事項は以下の通り。
〔総務・財務委員会〕
東日本大震災の被災地に本を贈る「東京の本屋さんからの贈りもの」事業について、被災地に約170箱分の本を寄贈したと報告。東松島市立赤井南小学校の子どもたちから感謝の寄せ書き(写真)が贈られたことが紹介された。残る文庫・コミック約60箱分の本については10月29日・30日の神保町ブックフェスティバルで販売して、経費を除き図書カードに換えて赤井南小学校を始め被災地に贈ることとし、事業を終了すると説明があった。また、寄せ書きのカラーコピーを組合員に配布する方針。
事務局人事では、2日付で北住和弘次長を局長代理とすることを承認した。
〔組織委員会〕
東京組合独自の組合員名簿を作成、9月12日に組合員に発送した。
〔デジタル戦略推進委員会〕
連動企画として、NHKで10月に全3回でドラマ放映する『神様の女房』(ダイヤモンド社)の販売企画に取り組む。書店店頭とBooker’sのサイトや新聞広告等との共同プロモーションを展開、申込書店には拡材としてオリジナルPOPとA4パネルを送付する。
またウェイズジャパンの電子書籍サービス事業について、東京組合として協業し進めていくことを承認した。
〔書店再生委員会〕
中小書店の収益改善をめざして各委員に案を募り、整理・検討を重ねていくと説明があった。
理事会終了後、10月26日開催の第2回首都圏書店大商談会について奥村弘志実行委員長が主旨説明し、大勢の参加を呼びかけた。
続いて「書店での電子書籍サービス」についての説明会を開催し、ウェイズジャパンのアラム・サルキシャン代表取締役が事業内容を説明。専用電子書籍端末「ISTORIA(イストリア)」を書店が店頭で販売し、読者が電子書籍を購入するのに応じて、販売額の約10%をロイヤリティとして書店組合に支払い、端末販売書店に分配するシステムを紹介した。

読書週間書店くじ実施要領

▽実施期間平成23年10月27日(木)より11月9日(水)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数400万枚。書店には1束(500枚)3571円(税別)で頒布
▽申込方法注文ハガキに必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。
▽配布と請求方法くじは取次経由で10月25日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当選発表12月5日(月)。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額5820万円、9・7本に1本
特等賞=図書カード5万円40本
1等賞=図書カード1万円800本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1200本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円40万本
ダブルチャンス賞=図書カード5千円200本
▽賞品引換え特等賞は当せん券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は平成24年1月15日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付
▽引換え期間読者は12月5日より平成24年1月10日まで。書店で立替えたくじは平成24年1月31日までに「引換当せん券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布

東京国際BF特別講演/いま改めて書店について考える

東京国際ブックフェアの特別講演「いま改めて書店について考える―本屋の機能を問い直す」が7月9日に開催され、翻訳家・青山南氏、国立情報学研究所・高野明彦氏、大垣書店・大垣守弘氏がパネリストとして出席。書店の魅力や、今後果たすべき役割とは何かを話し合った。コーディネーターはフリーライターの永江朗氏。

永江今日のテーマは「本屋の機能を問い直す」ということで、いわゆるリアル書店について話をしたい。最初に、それぞれの本屋観、現在の本屋について思うことをお話しいただきたい。
青山割合近くに大型の本屋があるので、そこに出かけて行くことが多い。ただ、大型書店で圧倒的なスペースを割いているのは売れている本。僕が本屋に行く大きな理由は、ベストセラー本を買いに行くのではなくて、どんな面白そうな本を見落としているかを教えてもらいたいということ。やはり現物を見るときの力というのはかなり違うので、そういうものを書店で見るのが楽しみで行っている。
永江高野さんは本のデータベースを研究されているが、データベース構築の面から今の書店の問題点についてどう考えているか。
高野今の勤務先が大学の図書館1000館の元締めのようなところで、全国の大学図書館に、どういう本がどこに入っているかが分かるデータベースを維持している。
本の世界を読み解くために、普通の人が気軽に使える総合サービスをしたいということで、「WebcatPlus」を始めた。さらに「新書マップ」という新書だけをテーマ別に分けた書棚を作ってみたり、170店舗以上の古本屋が集結している神保町のポータルサイトも手がけた。
僕は、セレクトがかかってかなり偏っているものの方が、心の琴線に触れて「あっ、面白いものを見つけた」という気がする。神保町の古本屋の本棚がみな同じように自分にピッとくるわけではないが、自分と相性のいい書棚が町の中に散在している。それがたぶん神保町の魅力だろう。
現状のWebはピンポイントで何かを探すには便利だが、漠然とさまよっていて、驚くべき喜びを感じるような発見に出会う確率はかなり低い。その確率を上げる一つのヒントとして、リアルなものと電子の世界をつなぎたくてこれまでやってきたのだと思う。
永江大垣書店はどういう本屋で、いま書店を経営していてどういうことを感じているか。それと、「大田丸」とは何なのか、何をしようとしているのかをお話しいただきたい。
大垣大垣書店は、70年ほど前に京都の北区で家族経営の書店として始まった。私は本屋をやるつもりは全然なかったのだが、商環境が変わる中で、家族の商売に対する熱意を見ていると手伝わざるを得なくなり、気がつけば書店で仕事をしていた。
京都には大型店が続々とできて、次の世代に残せるだけの書店が私自身できるのか、ずっと不安だった。他社が出る前に私どもでその場所を押さえなければいけないと、危機感の連続で対応し、気がつけば25店舗になった。これからも新しい電子の波や、大型書店が出てくる可能性がある。その対応策を悩み続けた。
今井書店の田江さん、廣文館の丸岡さんはそれぞれに経験、知識をお持ちで、お二人にそういうことを話した。出版社にも相談すると、ぜひ応援するということで、今回「大田丸」を設立した。
今までにない書店の経営スタイルを作っていかないと、我々のような地方書店は存続しないのではないかという思いで設立した。地域の方に雑誌1冊を買っていただくための書店があることが、地域の文化、出版文化を支える基本だという思いがある。地方書店が存続できるための仕組みを作るため、第一歩を踏み出したところだ。

〔リアル書店の品揃えとは〕
永江それでは本屋の「モノ」「ハコ」「ヒト」「コト」の4つに話を集約させ、本屋の機能について語り合っていただきたい。
青山アマゾンという本屋ができたのは、私のような外国語と関わることの多い人間にとって大事件だった。それまでは外国の本を注文すると早くて3ヵ月、下手すると6~8ヵ月。待った挙句来ないということもあった。ところが、アマゾンが出てきたおかげで、注文すると早ければ翌日来るということが実現した。
リアルの本屋がいろいろなジャンルの本をできる限りたくさん集めるというのは、無理があるのではないか。いわゆるセレクトショップみたいな本屋がいいなと。自分の好みに合った本屋を見つけられれば、それが一番幸せなのではないかと思う。
高野確かに神保町の古本屋を見ていると、オールジャンルというのは成立しない。新刊書店はいま生きている本だけしか見えない。その本がなぜ書かれたのかとか、その本が批判している、あるいは引き継ごうとしている考え方の元となった本がすぐ隣に並んでいるかというと、もう古本になって並んでいない。そうすると、その新刊の魅力を本当に感じられるか。書棚にこだわるのはそういうことで、リアルに作れないならバーチャルでうまくつなごうと、自分なりに発見できるような仕組みを作ろうと思ってやっている。
その本をどういうコンテキストで読者に届けたいか。新刊書店のビジネスとして非常に大変だというのは分かるが、何かうまくできないかと思っている。
アマゾンがこれだけはやるのは、関連する本や著者をクリックしただけで旧刊も含めた一覧が得られ、その原著までリンクが張られていて、すぐ買える。そういう利便性が強烈に購買者にアピールして、まとめ買いはアマゾンでして、たまたま出会った新刊本は新刊書店でとなり、新刊書店のビジネスは細ってしまうという悲しい状況にある。
永江青山さんから、リアルな本屋にはたくさん本がなくてもいいのではないかという発言があったが。
大垣京都では仏教書や建築、哲学書を専門に20坪、30坪でお店をされている。最近ではふたば書房のように雑貨と本と一緒にやって、非常に理想的というか、本当に格好いい書店だ。一方で、普通の本、児童書や参考書、文庫本を求められる方もたくさんいる。その要望に応えられる書店を作るのが、地域密着型の書店の役目だと思う。
永江メディアは格好いい本屋を取り上げがちだ。書店経営からすると、ああいうものだけで存立させるのは難しいのだろうか。
大垣本来はそうしたいが、知識、経験がなければなかなかできない。内装とか最初の品揃えは選書家の方に選んでもらえばできると思う。だが、それを維持したり、時代に合わせて品揃えを変えていくのは非常に高度な技術がいるだろう。書店が地域でしっかりと根付き、子どもたちが夢のある社会を築くきっかけを作れるようにするのが、我々の役目だと思う。

〔魅力的な棚作りができるか〕
永江リアル書店の最大の特色は、具体的、物理的な空間を持っていることだと思う。高野さんの立場から、書店が空間を持つことの特性と機能についてどうお考えだろうか。
高野3百万冊、5百万冊の本の目次が調べられるというデータベースのサービスと、古本屋の2百冊、3百冊が並んでいる書棚の前というのは、情報量からすれば圧倒的にデータベースの方が多い。でも、僕自身の頭の中を活性化する力としては、書棚の前とか大きい新刊書店の喫茶店とか、ベンチに座っているときの方が頭が回る。
これは何でかなと思って新書マップを作った。書棚に並ぶ背表紙を見ると、全然話題がバラバラなものが目に入ってくる。そのときに、僕の中に持っている問題意識や興味がウォームアップされる。次の背表紙を眺めるときに、何冊かの本の背表紙がパッと立って目に入ってくるような感覚を覚える。
それで興味を持ったら、手を伸ばせば目次ではなく本文の中まで入っていける。その一覧性と奥行き感は、キーワード検索で語句を引けるというのとは深みが全然違う。著者が提供しようと思ったコンテキストで、自分がブラウズもできるし、じっくりパラグラフを読むこともできる。このスピードとか緩急差が書棚の、本屋の魅力だと思う。
青山大学時代によく古本屋に入っていた。書棚を見ると、この本とこの本が並んでいるのはなぜだろうと客に考えさせるようなところがある。書棚に並んでいる本でだいたい本の名前を知り、著者名も知り、「こういう研究をしている人がいるんだ」とか、そういうことをすごく学んだ。
古本屋の棚が刺激的な空間であることは間違いない。今は学生が古本屋に入らないというが、非常によくない。本は読まなくても周りを見て、「面白いタイトルだな」ということを繰り返すことで、何か学ぶものがきっとあるはずだ。
大垣我々新刊書店の側から発信することができていない。自動的に送られてきた本を店頭に並べて、売れているものを発注して、時間がたてば返品するという流れで、非常に受動的だ。書店人がこういう棚を作ろうと意図して棚作りをしているのはまれで、我々の努力不足でお客様の足が遠のいている。
日本でも、海外のように本をセレクトして、こういう店作りをしたいと事前に出版社にお願いして、本を書店に送ってほしいと言えるような仕組みと人材を作っていくことが大事だ。
永江海外の書店に比べ日本の書店員の接客態度や商品知識はだめだろうか。
青山最近は本の広告で書店員の人がコメントを出したりして、昔より偉そうになった気がする。「本屋大賞」は売れてる本をさらに売りたいだけではないかという気がして、あまりいい印象を受けていない。
海外は店員が少ないが、「こんな本を探しているんです」と尋ねると、1~2冊を探し出す、そういう形の案内をしてくれる。ただ、日本に比べてお客さんは少ない。
高野いま本屋の評判が悪いとか、いろいろな苦情をいただくという話は、たぶん本屋の責任というよりは出版界の責任で、本を出しすぎている。「こういう本が出ていましたよね」と聞かれても、頭の中に入らないので、それはしょうがないと思う。
ある分野について分かった人が、それなりに本を揃え、長く滞在させることによって書棚の魅力を増したり、案内する力を持った人が脇についていられるような状況を作れないか。
大垣電子書籍が今後どんな形に変わっていくのか。町の書店は、出版社に作ってもらった本を並べるだけというところから、さらに発展しないと生き残っていけないとひしひしと感じる。電子書籍についても、我々地方書店の連合体もそれらを扱うだけではなく、発信できるような仕組みを作っていかねばならないと思っている。
本当に本が好きな方を増やしながら、本の楽しみを少しでも感じてもらえるような空間を作ることが我々の役目だ。そのための仕組み作り、人材育成を手がける必要がある。
永江リアル書店でなければならない魅力をどのように見いだしていくのか。最近、コミュニティの核としての書店という機能が注目されてきている。
高野書店での作家の講演会など、作家と読者との距離を縮めようという努力がされている。それはすごくいいことで、そういう文化的活動のコミュニティの核になるような活動を意識的に、本屋はもっとできるのではないか。
青山カリフォルニアのバークレーにあったコーディーズ・ブックスは朗読会やカフェをかなり昔から始めて、それを多くのアメリカの本屋が真似した。そこは癖がありすぎるくらいの独自の品揃えで、もう閉店してしまったが、イベント空間としての本屋の重要性に早くから気付いていた。
大垣時代によって人の感覚は大きく変わる。それを我々がいかに感じて対応できるか、それが商売人の大事なところだ。店頭イベントで読者に新しい作家や本を紹介するということは大きな使命だと思う。
大田丸はまだ始まったばかりだが、将来は人材派遣とか、後継者がいない方のお手伝いということまで考えて、何を事業の柱にするかを考えている。課題はたくさんあると思うが、そんな気持ちで本屋を続けていきたい。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

今こちらは台風が通過中です。当初関東方面に向かうはずの大型12号は、どんどん西に寄り、しかもゆっくり進んでいます。ふだんなら、一夜明ければ「台風一過」となるはずです。おかげで呑み会が2件連続で中止になりました。雨が小降りになった時に買物に出かけ、滑って転んでびしょ濡れになりました。情けなさをどうすることもできず嘆いていました。
「どこの誰が台風を引き寄せたんじゃー」
ちょうどいらした常連アーティストが、かなり怪しいと睨んで訊いてみました。
「ボクは晴れ男やで、ボクの力で直撃は免れてんから」
さすがのツワモノです。
あるお客さまが神戸市のPR誌に当店のことを投稿してくださいました。店長からその話を聞いて、「ひょっとして、あの大失敗の件だろうか、それとも別のドジのことではあるまいか……」
自分のミスしか思い浮かびません。別のお客さまに大迷惑をかけたのです。業務の基本中の基本を怠ったもので、失敗以前の問題でした。恥ずかしいことで、反省の日々を送っている次第です。
ドキドキしながらめくりますと、当店についての温かい思いを綴っておいでです。
書名をうろ覚えで、それでも、
「たずねてみよう、という気になったのは、海文堂だから」
「黙々と本の整理をしている店員さんに声をかけた」
皆さん既におわかりですね。これは私ではありません。「黙々」なんて絶対ありえないことです。おかげでお客さまに好印象を持ってもらえたようです。
「本を買った時に包装してくれるブックカバーは、この店でだけはつけてもらう」
帆船のカバーを見せびらかすようにして電車の中で読んでいることまで告白されています。有り難く拝読いたしました。
どちらの本屋もたくさんの本好きの人たちに支えられて、商いが成り立っていることを忘れてはなりません。特に、重大失敗を定期的に繰り返しているポンコツ書店員(自分)は肝に銘ずべし、です。売り上げは久しく低迷したままです。しかしながら、まだ消えてしまうわけにはいきません。悪あがきをせねばなりません。本好き支持者のために、そして、自分たちのためにです。
地元商店街の広報担当の人が、私の昔の文章を引っ張り出して見せてくれました。「本を愛する人は未来への望みをすてません」(『バスラの図書館』晶文社)を紹介したものです。落ち込んでいた私を叱咤してくれるのでありました。「この心構え忘れるな」と。
10月のフェアを準備中です。遠方の出版社に何度も迷ったすえに電話いたしました。自分で言いますが、気が小さく・弱く、アガリ症で、電話が苦手です。論理思考力・構成力は大人げないレベルで、口下手ですから、先方にフェアの大義が通じたでしょうか、条件交渉が合致したのでしょうか、自信がありません。とりあえず出版リストは送っていただけることになりました。次回フェア開催をお知らせできるよう頑張ります。
アメリカの絵本作家マーシャ・ブラウンの写真絵本(谷川俊太郎訳)が長く絶版状態でしたが、このたび『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』(港の人)となって復刻されました。当店若手が合わせてフェアを企画しました。集めた本は〝詩集〟。草野心平、井伏鱒二、立原道造、杉山平一、木山捷平……。普通なら「ブラウン絵本」でしょ、「谷川訳」でしょ、「詩」でも「児童詩」か「谷川詩」でしょ。担当者の個性が出ます。だから、面白いのです。

MVPブランドで防災セット2種/トーハン

トーハンは防災グッズをコンパクトなBOXにパッケージした商品2種を、MVPブランド商品として木楽舎、ソニー・マガジンズとそれぞれ開発。8月下旬に各社から発売された。
「地震イツモキット」(木楽舎)は、①地震イツモキット・ハンドブック②ホイッスル+LEDライト+カラビナ③ハンカチ④緊急連絡カードの、冊子1冊とグッズ3点のセットで、B6変形判のBOXに収められている。
「災害時『帰宅・避難』サポートキット」(ソニー・マガジンズ)は、①緊急時お役立ちBOOK②手動式ケータイ充電器(ライト&ラジオつき)③マスクセット④防寒ブランケット⑤携帯トイレ⑥軍手⑦コンパス付きホイッスル⑧多機能ナイフの、冊子1冊とグッズ7点のセットで、A4判BOX入り。書棚やデスク周りにも置きやすいコンパクトなパッケージデザインとした。

こどもの本BFが盛況裏に終了/トーハン

トーハンが取引書店と共催した「2011こどもの本ブックフェア」が大阪・岡山・京都・福岡・札幌の5会場で行われ、盛況裏に終了した。7月15日にスタートした大阪会場から8月1日に終了した札幌会場まで、5会場で合計約1万6500人、約650校を動員した。
各会場には、絵本、読み物、児童図書や保育・教育書など出版社約3百社、2万点、計5万冊をジャンルごとに展示。他に企画コーナーとしてテーマ別に約30のブースを設け、「読み聞かせ」「朝の読書、うちどく」「アンパンマン」「ノンタン」等の定番から「ユーモア絵本」「点字絵本」「中国輸入えほん」などバラエティーに富んだ内容で展開し、親子連れや学校図書館関係者が多数来場した。
さらに各会場で、絵本作家の武田美穂氏、香川元太郎氏、あきびんご氏、サトシン氏、シマダチカコ氏を招いて連日多彩なイベントを開催。特に、ポプラ社の協力で行った1冊百㎏の「超大型絵本〝おまえうまそうだな〟」のお話し会(大阪・京都・札幌)は、どの会場も超満員の人気となった。また中部大学准教授・深谷圭助氏の「辞書引き講習会」(京都)や、「手づくり絵本教室」(岡山)、学校図書館向けのPOP講習会(福岡)なども注目を集め、予定数を超える参加者で賑わった。

ポケッター2012残部僅少です

薄型でハンディサイズが好評な日書連のオリジナル手帳『ポケッター2012年版』の注文はお済みでしょうか。売切れが迫っておりますので、直接、日書連「ポケッター係」までご注文ください。店名なし1セット(100部)本体8500円です。
日書連組織委員会

2期連続で増収増益/返品率29%台に改善/中央社決算

中央社は8月17日に板橋区の本社で平成22年度定時株主総会を開催し、平成22年度決算書案などを承認した。
今期の総売上高は前期比2・4%増の264億1027万円。内訳は、雑誌135億8055万円(前期比0・7%減)、書籍79億3846万円(同5・1%増)、特品等7億6629万円(同4・4%減)。書籍扱いコミックが同5・4%増と好調で業績を牽引した。営業利益は3億1120万円(同2・7%増)、経常利益は1億7083万円(同10・5%増)、当期純利益は1億5823万円(同2・7%増)で、2期連続の増収増益決算となった。
返品率は雑誌30・3%(同0・3ポイント減)、書籍29・1%(同1・8ポイント減)、特品等8・7%(同0・4ポイント減)と2年続けて改善し、合計29・3%(同0・8ポイント減)となった。
東日本大震災の取引書店の被害状況は、何らかの被害を受けた店が33店。うち全壊5店でこのうち2店が廃業、半壊15店、原発避難で営業不可2店。見舞金・支援費用などで特別損失1201万円を計上した。
記者会見に臨んだ風間賢一郎社長は「返品率は3部門とも前年を下回り、総合で30%を切るという念願が実現した。今年はさらに物流面の品質改善を図りたい。協和出版販売、共栄図書、日本雑誌と行っている協業化をさらに推進していく」と語った。
23年度の総売上高目標は1・4%増の267億8376万円、返品率は0・9ポイント減の28・4%を目標としている。
役員は取締役全員が再任され、剱持明敏監査役、土屋博功顧問が退任。秋山秀俊顧問は重任となり、監査役には執行役員の佐藤誠三氏が就任、江上浩経理部長を執行役員に新任した。
◇中央社役員体制
(○新任)
代表取締役社長
風間賢一郎
専務取締役外山義朗
常務取締役新谷喜代春
取締役大谷敏夫
同小暮豊博
同矢下晴樹
監査役○佐藤誠三
◇執行役員
経理部長○江上浩
開発事業推進室長斎藤進
関西支店長山本章雄
取引部長岡田益男

日書連のうごき

8月3日図書館サポート部会。全国中央会補助金事業第1回委員会。
8月5日香川組合「ためほんくん」研修会に田江理事が出席。箱根芦の湖国際聖道場評議員会に小沢総務部長が出席。
8月10日出版倉庫流通協議会定時総会に大川専務理事が出席。
8月12日電子書籍コンテンツ協力要請で、大橋会長が、筑摩書房、マガジンハウス、河出書房新社を訪問。
8月15日電子書籍コンテンツ協力要請で、大橋会長が、小学館、集英社、新潮社を訪問。
8月18日全国中央会補助金事業第2回委員会。出版社共同ネット加入促進(河出興産)説明会に、高島顧問が出席。
8月19日滋賀組合「ためほんくん」研修会に田江理事が出席。第45回芥川賞・直木賞贈呈式に大橋会長が出席。
8月22日全国中央会月例研修会に石井事務局長。
8月23日「ためほんくん」幹事会。
8月26日神奈川組合第34回通常総会に大橋会長が出席。書店注文環境整備研究WG第4回打合せに大川専務理事が出席。
8月27日熊本組合「ためほんくん」研修会に田江理事が出席。
8月29日「野間読書推進賞」第1次選考会に難波事務局員が出席。
8月30日第2回首都圏書店大商談会実行委員会に大橋会長が出席。「出版再販白書」打合せ会に大川専務理事が出席。電子書籍コンテンツ協力要請で、大橋会長が、白泉社、東京堂出版を訪問。
8月31日電子書籍コンテンツ協力要請で、大橋会長が、角川GP、秋田書店、光文社を訪問。

日販「HonyaClub.com」オープン

日販は8月16日に新サービスのサイト「HonyaClub.com」をオープンした。これに伴い、ネット書店「本やタウン」はサービスを終了し、会員情報とサービスを「HonyaClub.com」に引き継ぐ。
同サイトでは、ネットでの書籍・雑誌購入から、全国約1900の提携書店での受け取りまでが行えるほか、購入履歴の一括管理や、サイトのポイントを店舗ポイントに交換可能とするなどの新機能を加えた。

日販こどもワールド名古屋に8千名

日販の「本と遊ぼうこどもワールド2011」名古屋会場が8月6日~8日に名古屋市公会堂で開催され7981人が来場した。
6日のオープニングセレモニーで日販・吉川英作専務取締役は「児童書は人と活字を結びつける原点でもあり、どんな時代や状況でも子どもに夢と希望を与えてくれる。ご家族で本の素晴らしさ、児童書の楽しさを堪能していただきたい」とあいさつした。
続いて共催の日本児童図書出版協会を代表して文溪堂・水谷邦照社長があいさつ。児童福祉施設へ図書贈呈が行われた後、読者代表の幼稚園児3名を交えたテープカットが行われた。
会場では、サブテーマの『感動は絵本とともに』にあわせ「書店員さんが選んだ感動の本」を展開。東日本大震災を受け、東北地区を取り上げた企画コーナーや、「親子で読みたい本紹介」などの展示に関心が集まったほか、読み聞かせ会や図鑑を使ったクイズ大会、講演会などさまざまなイベントが行われ、多くの参加者で賑わった。

ボクシング分冊百科全30巻の刊行開始/ベースボールマガジン

ベースボール・マガジン社は分冊百科「ボクシング栄光のタイトルマッチ60年史」(全30巻)を創刊した。世界王者を毎号4~5人ずつ取り上げ、豊富な写真とデータで足跡を紹介する。全巻揃えるとボクシング事典が完成する。A4変形判・平とじ・オールカラー38頁、定価680円(創刊号のみ特別定価480円)。刊行は第2・4水曜日発売の月2回。毎号、歴代王者のトレーディングカード2枚が付録に付く。
8月31日に発売された創刊号は、日本人最多の世界戦13度防衛を誇る具志堅用高の世界奪取をメインに構成。9月14日号は辰吉丈一郎、9月28日号は輪島功一、以降は日本初の世界王者となった白井義男、日本人で唯一殿堂入りしたファイティング原田、アジア初の世界ミドル級王座に輝いた竹原慎二など歴史に残る名王者を取り上げる。
最終の第30号は現WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃。西岡は10月2日にボクシングの聖地、米ラスベガスで元世界2階級制覇の強豪ラファエル・マルケスとの防衛戦を控えており、これに勝利し、さらにノニト・ドネアとのスーパーファイトに進むことができれば、女子サッカーのワールドカップ制覇に匹敵するブームを巻き起こす可能性もある。この分冊百科の売上げを左右するイベントとして注目したい。

96社のブース位置決定/第2回首都圏書店大商談会

第2回首都圏書店大商談会の出展社説明会が8月30日、東京・新宿区の日本出版会館で開かれ、出版社96社が出展するブース位置を抽選で決めた。会場は一般コーナー(79ブース)、コミックコーナー(12ブース)、児童書コーナー(9ブース)に分かれ、イベントコーナーではサイン会などが行われる。
説明会の席上、同実行委員会の奥村弘志実行委員長(南天堂書房)は「書店にいくら買ってもらえるかを重視している。実行委員会は書店の動員に努力する。出版社は特典を用意して書店にアピールしてほしい」と求めた。
事務局を務める出版文化産業振興財団(JPIC)の中泉淳事務局長は、商品、イベント情報、特典などを掲載するパンフレットを1ヵ月前に取次を通して書店に配布すると説明した。「書店が商談の計画を立てやすいようにすることが目的」という。また、イベントについては、河出書房新社から「大人の塗り絵」シリーズのワークショップを開催したいとの提案があったことを報告した。
高橋小織実行委員(隆文堂)はコミックコーナーの進捗状況を報告。「書店のコミック担当者に集まってもらい、講師を呼んで勉強会を実施することを検討している。コミック担当者が来場した場合限定の特典も用意したい」と述べた。
後援団体の日書連・舩坂良雄副会長(大盛堂)は「近県の書店も来場を」と呼び掛けた。
同商談会は10月26日午前11時~午後5時、東京・千代田区のアキバ・スクエアで開催される。

『こども大百科キッズペディア』計画・委託販売制併用/小学館

小学館は8月23日、東京・千代田区の如水会館で2011年度下期新企画発表会を開催。来年(2012年)8月8日に創業90周年を迎える同社は記念企画『小学館こども大百科キッズぺディア』『故事俗信ことわざ大辞典第二版』『日本の歳時記』『例解学習国語辞典・例解学習漢字辞典』の4企画と、同社の計画販売施策を説明した。
早川三雄常務は「小学館の書籍部門は、3―7月の売上げが対前年比110%と好調。『ふしぎの図鑑』『もっとくらべる図鑑』など新企画の成功、『神様のカルテ』のミリオンセラー化、『謎解きはディナーのあとで』が本屋大賞、『下町ロケット』が直木賞を受賞し、編集部・営業部が張り切っている。この勢いをかっての新企画発表会。ご支援を」とあいさつした。
創業90周年記念企画第1弾『小学館こども大百科キッズぺディア』は189テーマ・3000項目の最先端情報から成る学習ビジュアル百科。A4判変形、上製、422頁、定価4830円。11月25日発売予定。RFIDタグを利用した計画販売制と委託販売制の併用商品。計画販売制は書店マージン35%、3ヵ月延勘、返品35%入帳。
このほかの計画販売制ラインナップは以下の5点。すべて計画販売制のみ(委託なし)の受注。
▽『ゴーマニズム宣言SPECIAL国防論』(8月31日発売、定価1785円)計画販売制のみで受注。書店マージン30%。返品55%入帳▽『京都・アヴリルのおしゃれ糸つき!簡単かわいい!ゆび編みシュシュキット』(10月4日発売予定、定価1365円)計画販売制のみで受注。書店マージン35%。返品35%入帳▽『「映画怪物くん」オフィシャルブックコンプリートBOX』(10月11日発売予定、定価1995円)計画販売制のみで受注。書店マージン30%。返品55%入帳▽『貝印製シリコン・ハート型つきみんな大好き!ハートのプチおやつ』(10月28日発売予定、価格1680円)計画販売制のみで受注。書店マージン35%。返品35%入帳▽『謎解きはディナーのあとで2(仮)』(今秋発売予定、定価未定)計画販売制のみを予定。条件は検討中。

7月期売上2・3%減/実用書のマイナス大きく/日販調べ

日販営業推進室調べの7月期書店分類別売上調査が発表された。売上高対前年比は2・3%減と先月に続きマイナスとなった。
雑誌はコミックの好調により先月に比べマイナス幅が1・9ポイント改善して1・8%減となった。雑誌扱いコミックは『HUNTER×HUNTER28巻』(集英社)などが好調で4・0%増。一方、月刊誌は4・5%減、週刊誌は7・9%減と低調だった。
書籍は実用書の減少が大きく、先月の1・3%増から2・8%減へとマイナスに転じた。実用書は昨年発売したダイエット本の売れ行きをカバーできず、8・6%減となった。専門書も9・7%の大幅減となった。一方、児童書は、今年発売された『もっとくらべる図鑑』『ふしぎの図鑑』(小学館)など小学生向け図鑑の売れ行きが好調だったことから、3・6%増となった。
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