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平成24年6月15日号
藤井財務顧問が社長に/近藤社長は代取副社長へ/トーハン

トーハンは6月5日、第65期(平成23年4月1日~24年3月31日)の決算概況と第66期の体制を発表した。
役員人事は、代表取締役社長に藤井武彦財務顧問、代表取締役副社長に近藤敏貴社長が就任。取締役には藤井氏の他、豊田広宣執行役員営業統括推進部長、高見真一執行役員プラットフォーム事業部長、朝倉書店の朝倉邦造社長が新任。また山﨑厚男会長、阿部好美専務、上瀧博正取締役相談役、小林辰三郎取締役、立花佑介取締役が退任すると発表、6月28日の株主総会で正式決定するとした。
第65期決算で売上高は前年比3・0%減の5039億300万円となった。内訳は、書籍が同0・3%増の2019億8500万円、雑誌が同5・5%減の2715億2700万円、マルチメディア商品が同2・3%減の303億8900万円。返品率は同0・1ポイント改善して37・3%。内訳は、書籍39・3%、雑誌37・3%、マルチメディア商品20・3%だった。
売上総利益は同3・6%減の550億7400万円。販売費及び一般管理費は同2・8%減の496億2400万円で、営業利益は同10・5%減の54億4900万円となった。営業外収益が同3・6%増加したのに対し、営業外費用が同8・4%減と大幅に減少したことにより、経常利益は同2・5%増の32億9500万円となった。
特別利益は、前期末に計上した震災債権に係る貸倒引当金戻入益5億6900万円を計上。特別損失は、罹災商品処理費用1億1600万円などを計上した。これで税引前当期純利益は同8・8%増の31億2200万円となったが、法人税及び法人税等調整額14億8300万円を計上した結果、当期純利益は同14・2%減の15億6100万円。経常利益段階では増益、最終利益段階では減益となった。
書籍は、需要予測配本の精度向上とともに「TONETSV」の「適在適書」機能で売上増と返品減を達成。雑誌は昨年6月から棚診断を実施し、配本方法についても、過去のデータに基づく実績参照配本を一部修正し、書店店頭で必要とされる数字を基に配本部数を定期改正に取り入れる作業を行った結果、下期以降の返品減少と売上向上につながった。今期は「TONETSV」のメニュー「定改くん」として運用する。また「MVPアライアンス」契約を54法人と結んで成果を上げており、今年度は70法人に拡大していく方針。

志ん朝CDブックを初版7千部で発売/河出書房新社

河出書房新社は6月15日発売の『古今亭志ん朝大須演芸場CDブック』の初版部数を、1千部追加し7千部に変更すると発表した。
『古今亭志ん朝大須演芸場』は愛蔵本(B5判96頁)1冊とCDブック(B5判・CD10枚組)3冊の計4冊を美麗ケース入りで定価4万2千円(税込)。書店マージン拡大のために書店卸正味68%、書店返品正味53%の歩安入帳、初回出荷3ヵ月延べ勘の販売条件で実施する。当初6千部の製作を予定していたが、約7千部の初回注文申込みがあったことから、部数の追加を決定した。

J・K・ローリングの新作翻訳権を獲得/講談社新刊説明会

講談社は5月24日、東京都文京区の本社で報道関係者を対象に「2012年・初夏新刊書籍説明会」を開催。「ハリー・ポッター」シリーズの著者、J・K・ローリングの最新作『THECASUALVACANCY』(邦題未定)の独占翻訳権を獲得したと発表した。
同作はJ・K・ローリングの初の大人向け本格小説。英語オリジナル版は今年9月27日に刊行予定で、海外文芸出版部の山口和人部長は「ハリー・ポッターシリーズは74ヵ国語に翻訳され、4億5千万部以上を売り上げた。この原動力となったのは、著者の類まれなるストーリーテリングの力だ。今度の作品でも、大人になった少年少女たちはもちろん、新しい読者をも、もう一度魔法にかけてくれるに違いない。日本語版は年内刊行に向けて現在準備中だ」と述べた。
企画説明では、書籍担当者が各自の持ち時間を駆使してプレゼンテーションを展開。戦国時代の幕を開けた武将・長尾景春を描いた『叛鬼』の著者・伊東潤氏をはじめ、作家の岩崎夏海氏(『宇宙って面白いの?』/7月7日発売予定)、バレエダンサーの竹田純氏(『1日10分でやせられるバーオソル・ダイエットDVDBOOK』/発売中)らが登壇して自著を紹介した。

人事

(◎昇任、○新任)

〔社長に野副正行氏/出版デジタル機構〕
出版デジタル機構は5月11日開催の株主総会及び取締役会で、代表取締役の異動と取締役・監査役の選任を決定。ソニー執行役員常務などを歴任した野副正行氏が代表取締役社長に就任、植村八潮代表取締役は取締役会長に就任した。
取締役会長○植村八潮
代表取締役社長
○野副正行
社外取締役(産業革新機構)○土田誠行
同(産業革新機構)
○福井義高
非常勤取締役(講談社)
野間省伸
同(集英社)堀内丸恵
同(小学館)相賀昌宏
同(大日本印刷)
○山崎富士雄
同(凸版印刷)○大湊満
非常勤監査役(筑摩書房)
菊池明郎
同(産業革新機構)
○青沼克典

☆日本雑誌協会
(4月23日付)
▽理事長=石﨑孟(マガジンハウス)
▽副理事長=相賀昌宏(小学館)柴生田晴四(東洋経済新報社)
▽専務理事=勝見亮助(日本雑誌協会)
▽常務理事=佐藤隆信(新潮社)鈴木勤(世界文化社)関谷幸一(角川グループパブリッシング)野間省伸(講談社)平尾隆弘(文藝春秋)○堀内丸恵(集英社)増田義和(実業之日本社)矢内廣(ぴあ)
▽理事=イヴ・ブゴン(ハースト婦人画報社)荻野善之(主婦の友社)長田公平(日経BP社)久保田榮一(扶桑社)鹿谷史明(ダイヤモンド社)高橋基陽(光文社)溝口明秀(NHK出版)宮原博昭(学研ホールディングス)
▽常務監事=○宇留間和基(朝日新聞出版)髙納勝寿(主婦と生活社)
▽監事=○内田剛弘(弁護士)

☆人文会(5月18日付)
▽会長=菊池明郎(筑摩書房)
▽代表幹事=田﨑洋幸(みすず書房)
▽会計幹事=平石修(御茶の水書房)
▽書記幹事=新保卓夫(誠信書房)
▽幹事=朝倉哲哉(販売・企画委員会委員長、日本評論社)橋元博樹(調査・研修委員会委員長、東京大学出版会)大野友寛(広報委員会委員長、慶應義塾大学出版会)

☆小学館パブリッシング・サービス
(5月23日付)
代表取締役社長〔営業本部本部長〕秋山豊
代表取締役相賀昌宏
取締役〔営業本部副本部長〕福井雄治
同大山邦興
同〔非常勤〕○友弘亮一
同〔非常勤〕○井手靖
監査役大木武志
役員待遇〔CSC本部・総務本部本部長〕◎浜田浩
※今津貞彦常務取締役は顧問に就任。

連結・単体とも減収増益/営業利益は過去最高を記録/日販

日販は6月1日、第64期(11・4・1~12・3・31)の決算概況を発表。連結・単体とも減収増益の決算で、営業利益は過去最高を記録した。
単体の売上高は対前年2・1%減の5895億1800万円と減収となった。内訳は書籍が同3・5%増の2491億200万円と好調だったが、雑誌が4・7%減の3033億7800万円と低迷。返品率も書籍が同2・0ポイント減の33・5%と改善したが、雑誌が同1・2ポイント増の35・8%と悪化。合計で同0・1ポイント増の34・0%となった。
売上総利益は同2・4%減の654億5600万円と減益になった。
販売費は同6・4%減、一般管理費は同2・5%減となり、営業利益は同5・0%増の147億2400万円、経常利益は同8・4%増の41億3300万円と増益。税制改正による法定実効税率見直し影響4億5000万円を法人税等調整額に計上し、当期純利益は19億2500万円。前年の特別損失に、会計制度の変更に伴う過年度分の資産除去債務を計上していたこともあり、同43・0%増の大幅増益となった。
グループ17社との連結売上高は対前年2・2%減の7149億6000万円と減収。売上総利益は同2・6%減の920億1800万円となり、ともに日販単体決算の減収が大きく影響した。販売費は同6・5%減、一般管理費は同2・9%減となり、この結果、営業利益は同5・4%増の173億6600万円、経常利益は同11・3%増の77億5000万円、当期純利益は同12・8%増の32億4200万円と、いずれも増益となった。
記者会見で平林彰副社長は「金融機関から見ると出版は減収基調の業界で、書店出店の融資にブレーキが踏まれている。減収でも書店経営が改善していることを理解してもらえるようにしたい。のんびりとは出来ない。変革のピッチを上げねばマイナスのスパイラルに入ってしまう。今期からスタートする新中期経営計画『Change』で、出版流通の改革と新たな需要の創出に取り組む。力を入れているのはCRMの推進。読者を囲い込み店頭活性化を実現すれば、地域の書店は生き残ることができる。様々な施策を組み合わせ、3年間で書店の利益を厚くし、なおかつ出版業界全体の利益が最大化するよう努力する」と話した。

被災地の読書環境支援継続/店頭募金活動に協力求める/埼玉総会

埼玉県書店商業組合は5月23日、さいたま市浦和区の埼玉書籍で第28回通常総会を開き、組合員102名(委任状含む)が出席した。
総会は山口洋事務局長の司会で始まり、川嶋孝文理事長が「東日本大震災から1年以上経った。被災書店や読書環境の復興支援活動を長期にわたり継続するため店頭での募金活動に協力していただきたい。書店業界は低迷が続いているが、最近は金環日食、東京スカイツリー関連の本が順調に売れるなど明るい兆しもある」とあいさつした。
続いて高野隆専務理事を議長に議案審議を行い、平成23年度事業報告、決算報告、平成24年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
このうち読書推進活動では、昨年12月13日に県福祉部こども安全課を経由して県内の児童福祉施設・母子施設に版元の協力を得て児童図書533冊を寄贈したことが報告された。指導教育活動については、2月21日に浦和ワシントンホテルで研修会を開き、日書連「ためほんくん」部会の田江泰彦部会長が試し読みシステム「ためほんくん」、ウェイズジャパンの小橋琢己執行役員が「書店での電子書籍販売」をテーマに講演したことが報告された。
このあと出版物小売業公正取引協議会埼玉県支部総会を開催し、すべての議案を承認した。

新理事長に成田耕造氏/鶴谷氏は理事顧問に就任/青森総会

青森県書店商業組合は5月18日、青森市・アラスカ会館で第25回通常総会を開催。組合員27名(委任状含む)が出席した。
総会は鶴谷祿郎理事長のあいさつに続き、平成23年度事業・庶務報告、収支決算書、平成24年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
平成23年度は東日本大震災のほかサン・ジョルディ関連事業、読書推進事業、公共・学校図書館の入札・応札への対応に力を注いだ。特に電子書籍関連では7月、10月に組合員を対象に研修会を開催。10月には青森市で開かれた「青森県ICTクラウドフェスタ」への出店や、地方出版社を呼んでの説明会開催で県民と関係業界にアピール。24年1月31日には青森市・成田本店サンロード店で電子書籍発売記念式典をプレス発表とともに開催した。
また、平成24年度の重点事業として、電子書籍販売促進、書店間配送システム活用、公共・学校図書館情報化推進、「地域の逸品」販売事業などに取り組む。
任期満了に伴う役員改選では、新理事長に成田耕造氏(青森市・成田本店)を選出した。また、新副理事長に伊藤篤氏(八戸市・伊吉書院)、新理事に藤村真氏(六戸町・スノヤ書店)を選び、鶴谷氏は理事顧問に就任した。その他の副理事長、役員は留任した。
総会終了後、「店舗の空きスペース活用」をテーマに、軒先株式会社の有馬友恵氏を招き説明会を行った。懇親会には取次、流通、出版社など計10名が出席し、情報提供や提案を行った。続いて6期12年にわたり理事長を務めて退任した鶴谷理事長が謝辞を述べた。20年以上続くデフレ不況と出版不況の中で廃業していった同業者のことに触れ、苦しみの胸中を語った。また、東日本大震災の発生後、雑誌・書籍が順調に入荷したことが特に印象深かったとして、燃料不足にあっても流通業者が臨機応変に対応したことに改めて感謝の意を示した。
(黒滝恭一専務理事)

7月5日から4日間/東京国際ブックフェア

第19回東京国際ブックフェア(TIBF2012)は7月5日~8日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される。同実行委員会、リードエグジビションジャパン主催。今回は過去最大800社が出展し、世界50カ国から9万名の来場が見込まれている。会期中は商談のほか各種セミナー、シンポジウムなど様々な催しが行われる。

書店再生に重点/東京組合第36回通常総代会

東京都書店商業組合は5月22日、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで第36回通常総会を開き、総代84名(委任状含む)が出席。大橋信夫理事長は重要課題として書店再生に全力で取り組むことを強調した。

総代会は田島敏幸組織委員長の司会で進行。柴﨑繁副理事長の開会の辞で始まり、大橋理事長があいさつ。「長引く不景気で本屋が廃業すると、本を売る場所がなくなり、書店、取次、出版社の順番で影響が出る。そうした中で取次がガリバー的になっている。書店が生き残るためには、そこを取り上げねばならない」と述べ、日書連が取り組んでいる送品・返品同日精算問題で、取次大手2社に独占禁止法上の「優越的地位にある者」による「濫用行為」の問題が生じていないか調査してもらうため、5月14日、公正取引委員会に申告書を提出した経緯を報告した。また、書店が生き残るために東京組合と日書連に委員会を設置して検討を進めている書店再生問題について「なかなか状況が改善しない」と厳しい認識を示し、「書店業界は曲がり角に来ている。組合の活動を見守ってほしい」と理解を求めた。
武田初男氏(芳進堂)を議長、鈴木康弘氏(優文堂)を副議長に選出して議案審議を行い、すべての議案を原案通り承認可決。平成23年度事業報告については柴﨑繁、舩坂良雄、小泉忠男、片岡隆の各副理事長が担当委員会の取り組みを一括して説明した。
このうち書店再生問題では、片岡副理事長が、書店の収益改善策を検討し、日書連2月理事会で「書店再生のための提案」が承認されたと報告。「緊急性の高い5項目を取り上げた。出版社は地域に書店が残ることには諸手を挙げて賛成してくれているが、その方法が難しい。責任仕入・責任販売による2%の収益改善、雑誌付録組み・万引きロス・取次特急便の負担軽減を実現するには、書店が本を売る姿勢を見せ、実績を作る必要がある。そうしなければ出版社は動いてくれない」と述べ、同案の5項目の一つに掲げる増売運動で成果をあげることが鍵になると指摘した。
経営・取引問題では、柴﨑副理事長が送品・返品同日精算について「トーハン、日販に粘り強く実施をお願いしてきたが、2月の回答でも進展が見られず、この問題の判断を第3者である公取委に委ねることにした」と経過を報告した。事業計画では①公共・学校図書館への納品、業務委託及び指定管理者制度等の研究と推進、②TS流通協同組合との協業化による客注品の迅速化・確実化の推進、③ポイントカードによる価格差が発生することの是正――などを決めた。
質疑応答では、新宿支部から、図書館納入の入札で競合会社が12%の割引きで落札し、危機感を覚えているとの訴えがあった。これに対して大橋理事長は「再販商品である本は入札制度になじまない。日書連で検討したい」と答えた。
支部功労者を表彰して総代会を終了した。
〔支部功労者〕
吉田宏(廣雲堂書房)吉田圭一(吉田書籍部)田辺徳夫(トクエー堂)

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

毎日会社帰りに訪問してくれる取次(神戸支店なのに大阪支社内にある)のMさん、ある日から1時間早くなりました。訊ねましたら、「サマータイム実施」だそうです。何よりも彼女の美容と健康を心配しております。
バイト君とレジにいますと、お客様は不思議なことに10人中9・5人がバイト君に問い合わせをします。「普通、私に来ません?」と毎回感じます。私、ブッソーな顔はしていませんし、まあ商売人向きと自負しているのですが、皆さん、若い方に行きます。アホと思われるのでしょうか?アホ顔は否定しません。男前すぎて敬遠、と思うことにしています。
いつものおバカ話しです。はっきり言って、忙しいです。いきなり何かとお思いでしょう。仕事のことではありません。呑み会メンバーが、「そろそろ?」とか、「いつします~?」とか、幹事の私に言ってきます。「あんたら、仕事せーよ!」(私には言われたくないでしょうが)
というわけで、呑み会のダンドリをしなければなりません。重鎮英文学教授から、「最近女子の出席率が低下著しい、全会員あげて新会員獲得に取り組もう」と建設的メールが届きます。教授がきちんと講義をなさっているのか心配しながら、幹事としても重要課題と認識し、急遽「女子出席率向上特別委員会」を立ち上げ、彼に委員長就任を要請しました。各会員にも通達したところ、わが優秀なる会員諸氏が次々に獲得してきます。私も「ヘタな鉄砲」を打っていますが、当たらんもんは打っても当たらん、のであります。
というようなことで大忙しなのであります。
前号でもお伝えした「全国新聞社ふるさとブックフェア」が終了いたしました。参加くださった出版社の皆様に改めてお礼申しあげます。全国24社、約400点1500冊の本が【海】に集まりました。売り上げ冊数389冊、最多は地元社で176冊、第2位が東北・杜の都37冊、続いて加賀の国と京の都が17冊、北の海が13冊という結果でした。1社当たりの冊数は自慢できる数ではありません。出版社にとっては送料どころか電話代にもならないでしょう。それでも見たこともない、ひょっとしたら聞いたこともない一書店に出品してくださることに感謝しています。冊数が少ないのはひとえに【海】の力不足です。そのうえで、もし許していただけるなら来年もぜひ開催したいと存じます。より多くの出版社に参加をお願いする次第です。
ある恋愛小説を眺めていました。本屋が舞台の作品が収録されています。女性書店員がデートの待ち合わせカップルの話しを耳にします。読みたい本がない、おもしろい本がない、と。
そんなはずはない、と弓佳は思った。いい本はいつの時代にだって、必ずある。探し続ける気もちさえあれば、必ずいい本にぶつかるはずなのだ。毎日新刊の洪水のなかで溺れそうな自分でさえ、やはり月に何冊かは心を動かされる本に出会っている。四六時中紙にふれているせいで、指も手も脂が抜けてかさかさだが、それでもこの仕事が好きだった。
弓佳はある作家が自分の本のあとがきで書いていた言葉を思いだした。
(この本があなたの手に届くまでには、「仕事だけじゃこんなたいへんなことやってられない、やっぱり本が好きだからなあ」という名前の複雑なシステムが介在しています)
石田衣良『ラブソファに、ひとり』(角川書店)所収「23時のブックストア」より。
じっと手を見る。

新理事長に竹内靖博氏/書店業界活性化に強い決意/群馬総会

群馬県書店商業組合は5月22日、前橋問屋センター会館で第25回通常総会を開き、組合員42名(委任状含む)が出席した。
総会は石坂事務局長の司会で進行。中村光雄副理事長の開会のあいさつで始まり、大澤孝輝理事長が退任のあいさつを述べた。狩野和夫氏を議長に議案審議を行い、平成23年度事業報告、決算報告、平成24年度事業計画案、予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
引き続き「中小企業団体に関する法律の改正」の大幅な見直しによる定款変更を承認。任期満了に伴う役員改選では提案のあった理事を選び、新理事長に竹内靖博氏を全員一致で選出した。竹内新理事長は大澤前理事長に感謝の言葉を述べ、「この1年間理事長代理を務めた。組合員が減少していくなか大変厳しい環境だが、書店活性化のため少しでも組合員皆さんの役に立てるよう頑張る」と抱負を語った。
議案審議では、ウェイズジャパンと基本契約書を締結することを承認。また、理事会で小林卓郎副理事長から提案があった、学校より出版社へ直接注文の多い高校副読本を、地元書店へ注文してもらえるよう県教委・校長会に要望書を提出することを承認した。
議事終了後、中小企業団体中央会の菅野開発課長が祝辞を述べ、高塚茂副理事長の開会の辞で終了した。
総会終了後、版元の企画説明、軒先株式会社の説明会などが行われた。
(鹿沼中広報委員)
〔群馬組合新役員体制〕
▽理事長=竹内靖博(シロキヤ)
▽副理事長=高塚茂(正林堂)中村光雄(ナカムラヤ)小林卓郎(煥乎堂)

オリジナル図書カード好評/サン・ジョルディ企画継続へ/石川総会

石川県書店商業組合は5月25日、金沢市の金沢勤労プラザで第24期通常総会を開き、組合員46名(委任状含む)が出席した。
森井清城理事長があいさつした後、議案審議を行い、第24期決算および事業報告、第25期予算案および事業案などすべての議案を原案通り承認可決した。
議案審議では、①前期、県立図書館図書購入による差益でオリジナル図書カード1000枚を作成し完売した。好評につき第25期でも日書連サン・ジョルディ企画推進費で再度オリジナル図書カードを作成する、②「中学生はこれを読め」「高校生はこれを読め」キャンペーンを実施。読者プレゼントに19名の応募があった、③電子書籍販売事業のためウェイズジャパンと基本契約書を締結した。現在5書店が導入した――との報告があった。また、書店活性化のため来期は北陸3県合同で取次、出版社、書店による有意義な研修会を実施してはどうかと、出席理事から提案があった。
(吉田良一広報委員)

総会スケジュール

◆日書連関東ブロック会
7月8日(日)午後3時、茨城県水戸市のホテルテラスガーデン水戸で開催。
◆日書連北信越ブロック会
7月8日(日)午後3時、長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルで開催。
◆書店東北ブロック会第64回大会
7月12日(木)午後1時半、宮城県仙台市太白区の秋保温泉・岩沼屋で開催。
◆奈良県書店商業組合第28回通常総会
7月26日(木)午後3時、橿原市の橿原観光ホテルで開催。

訂正

6月1日付3面「大阪府書店商業組合第30回通常総代会」の記事中、副議長が堀博昭氏とあるのは堀博明氏の誤りでした。訂正します。

講談社佐藤販売局長招き勉強会/兵庫組合

兵庫県書店商業組合(山根金造理事長)は5月8日、神戸市立婦人会館で定例理事会を開き、22書店が出席。今回は講談社の佐藤雅伸販売局長、同社販売促進部の白土美帆子氏を講師に招き勉強会を開催した。
佐藤局長が全般的な説明を行い、白土氏が講和を行った。両氏は、文芸書が苦戦するなか文庫が伸びているとして、文芸書の落ち込みをカバーするための取り組みや展開について話し、売れる棚作り、新刊の横に何を置くか、重版情報、仕掛け販売の戦略など役立つ情報を披露した。また、実用書の「大人のラジオ体操」が好調なことや新刊ムーブ事典の販促材料を紹介した。
引き続き議事に移り、定款見直し、明石支部の活動助成金、若手改革グループの提言などを審議した。また、同組合は組合員拡大のため入会金無料キャンペーンを3月末日まで実施してきたが、更なる組合員獲得を図るためキャンペーン期間を8月末日まで延長することを了承した。最後に、次回理事会の講師に軒先株式会社を招くことを報告した。(安井唯善広報委員)
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