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平成24年9月15日号
春の書店くじ立て替え金を振り込みました

今春実施した「2012春の書店くじ」で各書店に
お立て替えいただきました1等1万円、2等千円、3等5百円、4等百円の清算業務は終了いたしました。入金をご確認いただくようお願いいたします。
日書連書店くじ係

新理事長に筒井正博氏/神奈川総会

神奈川県書店商業組合は8月23日、横浜市中区の神奈川平和会館で第35回通常総会を開催し、組合員131名(委任状含む)が出席。任期満了に伴う役員改選で新理事長に筒井正博副理事長(伊勢治書店)を選任した。
総会は筒井副理事長の司会で進行し、山本裕一理事長(信濃屋書店)があいさつ。「2期4年理事長を務めた中で、最も印象に残っているのは東日本大震災。被災書店が営業再開したとき、お客様が本を求めて殺到したという。悲しい出来事だったが、一方で本の価値が再認識された。書店経営は相変わらず厳しく、組合員も減少が続いている。この流れを止めたいが思うようにいかない。本日の総会で皆さんに熱心にご審議いただきたい」と述べた。
堀護副理事長(宮崎台書店)を議長に選んで議案審議を行い、平成23年度事業報告、決算・監査報告、平成24年時事業計画案、予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
事業報告全般について山本理事長は、県青少年課、教育委員会生涯学習課、中央会と協力して諸活動を行ったと説明。また、昨年8月に日書連財務問題、今年2月に再販問題等に関する要望書を日書連に提出したと報告した。
増売・読書推進については筒井副理事長が、第6回「大好きな本絵画コンテスト」の応募総数が過去最高の2320通に達したと報告。休眠状態になっている県読書推進会は目的と意義を見直し再建を検討したいとした。
任期満了に伴う役員改選では、理事26名、監事2名を選出したあと初理事会を開き、新理事長に筒井副理事長を選任した。副理事長、常務理事については次回理事会で決定する。
理事長を退任した山本氏は「大変だったが貴重な体験をさせていただき、素晴らしい財産になった」と述べ、組合員や関係者の協力に謝意を示した。
新理事長に就任した筒井氏は「これからの書店のあり方をどうしていくか。書店が生き残り、本が売れる業界にするため粉骨していく」と所信を語った。

日書連増売企画実施へ/「食と健康」の実用書セット

東京都書店商業組合の書店再生委員会は「2012年度第1回日書連企画書店再生のためのロングセラー、実用書増売」実施要項案を作成した。9月20日の日書連定例理事会に提案する。承認され次第、日書連は傘下組合加入書店に参加を呼びかけ、「本屋さんが選んだ『食と健康』セット」の増売を11月から全国規模で行う。9月5日に開かれた東京組合定例理事会で片岡隆委員長が報告した。

日書連は厳しい経営環境に置かれる傘下組合加入書店の収益改善策を検討した結果、東京組合が作成した「書店再生のための提案」を2月定例理事会で採用した。この提案は①責任仕入と責任販売で書籍、雑誌とも2%収益改善を目指す②雑誌の付録組みを書店業務からなくす③万引きロスの負担軽減④取次特急便の書店負担をなくす⑤実験販売200書店計画(ロングセラー、実用書増売)――の5項目から成る。
日書連書店再生委員会の舩坂良雄委員長は「まず書店が一生懸命本を売る姿勢を示し、その上で取次、出版社に書店収益改善への協力を求め、①から④の問題を解決する」との考えを示しており、今回東京組合が提案した増売企画は書店再生実現への第一歩となる。
池田書店、NHK出版、主婦の友社、新星出版社、日本文芸社5社の「食と健康」をテーマにした実用書セット50点75冊を、書店再生の提案主旨の1つである責任仕入・責任販売で増売し、返品減少に取り組む。
片岡委員長は「第1回目の増売企画。成功させ、2回目、3回目につなげたい。書店収益改善のため協力を」と呼びかけた。東京組合の販売目標は100セット以上。

〔実施要項案〕
▽実施期間2012年11月~2013年2月
▽参加資格日書連会員所属組合員
▽出品条件4ヵ月長期委託
▽セット内容出版社5社の実用書セットで各社10点15冊(売行良好書は2冊)の計50点75冊。定価8万7757円(税込)。書名は別掲
▽拡材POP「本良(ホンリョウ)発揮コーナー食パワーで元気力アップ!―街の本屋さんが選んだ1冊―」、棚差しプレート「―本屋さんが選んだ「食と健康」―」
▽申込方法専用申込書に必要事項を記入の上、所属都道府県組合宛に申し込む。申込締切は2012年10月10日(水)
▽スケジュール予定2012年9月20日…実施要綱決定(日書連9月理事会)、9月21日…注文書発送、10月10日…注文締切、11月上旬…商品発送

【本屋さんが選んだ「食と健康」セット】
※書名の後ろに○印付の書籍・ムックはセット内2冊
〔池田書店〕
『からだによく効く食材&食べあわせ手帖』○『体温を上げて、免疫力を高める食べあわせレシピ』『からだに「いいこと」たくさん麹のレシピ』○『毎日がたのしくなる塩麹のおかず』○『太陽の恵みを美味しくいただく乾物のレシピ』『3つの食材から選べる!血糖値を下げる毎日の献立』『手作りジュース353レシピ』『ハーブティー事典』『早引きたれ・ソース・味付け便利帖』○『節約&かんたん冷凍保存大事典』○
〔NHK出版〕
『簡単!おいしい!ビューティーアップ薬膳レシピ』『サラダ&スープ』『シニアの楽々元気レシピ』『しょうがみょうがにんにく青じそ薬味の力』『免疫力アップ楽々レシピ』『野菜たっぷりシンプルレシピ』○『使える!広がる!塩麹&麹レシピ』○『フライパン1つで100レシピ』○『野菜料理のABC教えます』○『血圧・血糖・コレステロールを下げる!野菜のパワーまるごと健康レシピ』○
〔主婦の友社〕
『決定版ケンタロウ絶品!おかず』○『朝から晩まで!シリコンスチームなべフル活用レシピ』『おいしい&ヘルシー感動お酢レシピ』○『デトックス・ベジフルジュース』○『デトックス・ベジスープ』○『基本のおかずBest125』『デトックス・ベジ事典』○『ごちそうスープと煮込み』『保存版たれソースドレッシング』『毒出し脂肪燃焼ダイエットスープ』
〔新星出版社〕
『決定版塩麹レシピ100』○『手づくりしぼりたて生ジュース』『いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書』○『一番かんたんキレイにやせる!カロリー事典』○『カロリーひかえめ夜9時ごはん』○『シリコンスチーマーで楽チン!ダイエットごはん』『お医者さんがすすめる食べる順番変えるだけダイエット』『速効図解!薬はイラナイ!生姜の力で、病気を治す症状別33の処方箋』『1食500kcalダイエットごはんビギナーズ』○『しょうゆ麹レシピ100』
〔日本文芸社〕
『石原結實の元気になるしょうがレシピ』『体を強くするサラダジュース』○『みるみる免疫力がアップする食べ物』○『深夜に食べても太らない50の法則』『野菜を干せば、こんなにおいしい!』『朝に効くスープ夜に効くスープ』○『ひと目でわかるホントによく効くリンパとツボ』○『100歳まで病気にならないスーパー免疫力』『ゆる薬膳。』『1日1500kcalをしっかり食べてきれいになるやせごはん』○

11月9日にBOOKEXPO/136社が出展して開催

「BOOKEXPO2012秋の陣~極めろ!書店力~」の出展社説明会が、9月4日に新宿区の日本書籍出版協会4階会議室で行われた。
「BOOKEXPO2012」は11月9日(金)午前11時~午後5時、大阪市北区の梅田スカイビルウエストタワー10階「アウラホール」で開催される。2回目の開催となる今年は136社が出展する。
説明会の冒頭で世話人会の林田芳幸代表(啓林堂書店)は「書店の売上が厳しいのは、電子書籍やネット販売の影響ばかりではなく、書店の方に何か原因があるのではないか。書店は小売業であり、サービス業でもある。今回のBOOKEXPOで多くの売れる商品をご提案いただき、本当に魅力ある書店になって売らせていただきたい。書店力を極め、お客様に喜んでいただける店作りをすることを目標にしたい」とあいさつした。
続いて、実行委員会の萩原浩司代表幹事(宮脇書店大阪柏原店)が開催概要を説明。「来場書店は7百名、商談成立額6千万円を目標とし、昨年を上回る実績を残したい。積極的な商談をお願いする。事前パンフレットは関西圏の全書店に配布する。去年のパンフを今も活用している書店が多く、商談会の後も使っていただけることを前提に原稿の作成を」と述べた。
また、出展社へのお願い事項として、①テーマ別注文書の作成、②来場者や商談成立時の特典の用意、③作家によるサイン会等の開催――の3点を要請した。テーマ別注文書は、「家族の絆」「人生に役立つ」「心に効く」など18テーマの中から、出版社がそれに合ったお薦めの商品を提案し、事前に注文書を作成。書店は自店に合った本をセレクトして独自のフェアを行うことができるというもの。萩原代表幹事は「書店はいろいろなフェアをやりたいと思っているが、本を選別する力がまだ十分ついていない。私たちが書店力を極めるために、皆様の提案力をお貸しいただきたい」と述べた。

ポケッター2013残部僅少です

薄型でハンディサイズが好評な日書連のオリジナル手帳『ポケッター2013年版』の注文はお済みでしょうか。売切れが迫っておりますので、直接、日書連「ポケッター係」までご注文ください。店名なし1セット(100部)本体8650円です。
日書連組織委員会

組合設立25周年企画で特別講演を開催/熊本総会

熊本県書店商業組合(長﨑晴作理事長)は8月25日、熊本市中央区の松葉旅館で第25回通常総会を開催。組合員44名(委任状含む)が出席した。
総会では平成23年度事業報告、決算報告、平成24年度事業計画並びに予算案が承認可決された。
任期満了に伴う役員改選では、村松淳志氏(大万書店)が理事を勇退。その他は全員留任となり、理事長に長﨑晴作氏(熊文社)を再選した。また本年度が組合設立25周年にあたり、設立当時からの会員6名に感謝状が贈呈された。本年12月15日に熊本市で開催される全国リレーシンポジウム「知の地域づくりを考える」(主催・熊本県書店商業組合)について会員に周知徹底し、盛会に向け意志の統一を図った。
また25周年特別企画として、ポプラ社代表取締役社長の坂井宏先氏の特別講演が行われ、出版業界の現状をあらゆる角度からお話しいただいた。
総会終了後、懇親会が開催され、お互いの交友を深め散会した。
(宮崎容一広報委員)

SJの日PRキャンペーンを実施/青森組合

青森県書店商業組合は、4月20日から30日まで県内50書店(本店・支店含む)で、サン・ジョルディの日にあわせて〝4月23日は世界本の日サン・ジョルディの日。愛する人に本を贈ろう〟キャンペーンを実施した。
青森県組合は、書店用にポスター、チラシ、メッセージカード、POPなどを制作。読者に図書カードなどが当たる特別サービスを実施した。
青森県組合では、世界本の日サン・ジョルディの日のPRはもちろんのこと、組合加盟店、図書カード、紙の文化について読者の認識を深めるとともに、書店の店頭、外商活動や、書店の存在意義にも留意されることを意図し、活動の継続実施に努めている。
(伊藤篤広報委員)

読書週間書店くじ実施要領

▽実施期間平成24年10月27日(土)より11月9日(金)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数400万枚。書店には1束(500枚)3571円(税別)で頒布
▽申込方法注文ハガキに必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。
▽配布と請求方法くじは取次経由で10月25日前後までに配布。代金は取引取次より請求。
▽当せん発表12月5日(水)。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額5820万円、9・7本に1本
特等賞=図書カード5万円40本
1等賞=図書カード1万円800本
2等賞=図書カード又は図書購入時充当1千円1200本
3等賞=同5百円1万2000本
4等賞=図書購入時に充当百円40万本
ダブルチャンス賞=図書カード5千円200本
▽賞品引換え特等賞は当せん券を読者より直接日書連に送付。1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当。ダブルチャンス賞は平成25年1月15日(当日消印有効)までに読者が直接日書連にハズレ券10枚を送付
▽引換え期間読者は12月5日より平成25年1月10日まで。書店で立替えたくじは平成25年1月31日までに「引換当せん券・精算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽無料配布店頭活性化の一環で組合加盟店全店に書店くじ50枚、ポスター1枚を無料配布

店頭販売活性化キャンペーン事業を継続/奈良総会

第28回奈良県書店商業組合通常総会が7月26日に橿原市の橿原観光ホテルで開催された。
冒頭、司会の森谷勝則理事が、委任状を含む出席組合員数が34名で総会開催のための定足数が満たされることを報告して開会を宣言。櫻井晃二代表理事のあいさつのあと林田芳幸副理事長が議長に選出され議事に入った。代表理事から事業報告、久保繁弘財務理事から会計報告、荒井裕・川岸泰子両監査役から監査報告、林田副理事長から次年度事業計画案、久保財務理事から予算案がそれぞれ報告され満場一致で承認された。
赤字脱出後も経費節減に努める中、スタンプラリーや日書連からの補助金を活用した「サン・ジョルディに本を贈る」キャンペーンなどの新規企画をスタートさせて、なお黒字にできたのは教職員互助組合の図書購入補助券事業の復活によるところが大きかった。今年度は店頭販売活性化キャンペーン事業の継続のほか、店頭での販売の演出に「ためほんくん」活用促進や書店員研修セミナー開催等組合員の店頭活性化と販売活性化を促進する事業が予定されている。
議事終了後、来賓の方々を交えて新文化通信社の丸島氏から「今後の出版流通」と題し、厳しい書店の現状、電子書籍の今後、また独自の発想で頑張っている書店の実例を紹介する講演をしていただいた。
終了後に同ホテル別室に会場を移して来賓・講師を交えて懇親会を開催。暮しの手帖社阪東社長のあいさつ、トーハン大山支店長の乾杯でスタートし、来賓すべての方々にごあいさつと販売アピールをしていただいた。(庫本善夫広報委員)

10月11日に西新宿で書店大商談会

第3回「書店大商談会」が10月11日に東京・西新宿で開催されます。出展社は、昨年の約1・5倍にあたる147社(152ブース)。一般、コミック、児童書、ビジネス書のコーナーを設置し、現場で役立つ講習会の開催や書店担当者同士が情報交換できる場を設ける予定です。この商談会限定の特典も満載。『脳を創る読書』著者の酒井邦嘉先生によるイベントも開催します。より多くの現場担当者にお越しいただけるように、開催時間を前回より3時間拡大しました。皆様ぜひご来場ください。
▽日時平成24年10月11日(木)午前10時~午後7時
▽会場ベルサール西新宿グランドホール(丸ノ内線西新宿駅1番出口より3分JR新宿駅西口より15分)
▽主催「書店大商談会」実行委員会(構成団体=東京トーハン会、東京日販会、大阪屋東日本友の会、首都圏栗田会、首都圏中央会、日教販、太洋会関東・甲信越支部、協和会)
▽後援日本書店商業組合連合会、東京都書店商業組合
▽問い合わせ帳合の取次担当者または「書店大商談会」実行委員会事務局(出版文化産業振興財団=JPIC)まで。℡03―5211―7282FAX03―5211―7285

【特別寄稿】全国の書店さんを回って思ったこと④/神田村・東京出版物卸業組合、弘正堂図書販売社長・細野寛行

昨年から、神田村を知っていただこうと、京都、大阪、滋賀、秋田、北海道、鹿児島、愛知の書店組合さんのお招きで神田村説明会を開催させていただいております。せっかく行くので時間を作って出来るだけその地域の街の中を歩いて回ることにしています。
鹿児島でも説明会の翌日、鹿児島最大の繁華街・天文館通りを中心に市内を回ってみた。天文館の由来は、ヨーロッパ文明を進んで取り入れた島津重豪公が、1779年に天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名天文館)」を建てた場所にちなんだものだそうだ。表通り、裏通りを歩いてみましたが、やはり書店さんがない。前日組合の方から10年前に天文館に5書店あったが、今はないと言われたことを思い出した。歩いているとようやく大型書店がビルの6階にありました。向田邦子が小学校時代、天文館の書店で本を買い、帰りにさつま揚げを買って帰ったという話を聞いたことがあります。その老舗書店がないんです。何か寂しい。鹿児島の書店さんには、10年早く神田村説明会を開いて欲しかったと言われました。今からでも遅くありません、ぜひ神田村を使ってください。各地の説明会で、まず初めに最近まで神田村を知らなかった書店さんはいますかとお聞きしていますが、出席された書店さんの半数以上の書店さんが手を上げられるので、いつも驚いています。東京周辺の書店さんで当たり前のように使われている神田村もこの程度なのだ。いささかあきれてしまうと同時にPRが足りなかったと反省もしました。
神田村取次は、1社1社が専門を持っている専門取次の集まりです。それゆえ、「商品力」があります。書店さんに合った専門取次を使えばいいのです。書店さんのお話を聞いていると、決まって客注が入らない、補充が遅い、欲しい新刊が入らない、だんだんジリ貧になってきているという内容でした。神田村を使えば、翌日(九州地区は翌々日)には商品が入荷しますと説明すると、皆驚いていました。
欲しい新刊が希望通り入荷しない。
客注を注文してもなかなか入荷しない等、お困りの書店さんはぜひ神田村をお使いください。最近、町の本屋さんと昔ながらの喫茶店が少なくなってきたとある新聞で読みました。しかし、地方でも神田村から毎日荷物を送っている、神田村を常時使っている書店さんは皆、絶好調です。たまに客注で神田村を使うだけの書店さん、売れ筋商品、話題になっている商品の大量注文だけしかいただけない書店さんの対応には苦慮していますが、今後も町の本屋さんが減らないように、大手取次と力を合わせ、お互いの得意分野を尊重しあって、共栄共存でやっていかなければいけないと思います。神田村はその流れに歯止めをかけ、中小書店さんに元気になってもらい、以前のような活気のある出版業界に戻って欲しいと思って頑張っています。神田村と取引が始まり、すぐ商品が入荷するので、棚の下のコミック、文庫のストックをなくしてしまった書店さんもあります。資金繰りが楽になったと喜んでいます。これは大きなメリットです。書店の最大のライバルは、ネット書店です。それに負けないようにしないといけません。先日、試しに初めてアマゾンを使ってみました。画面上に在庫のある商品でした。それが入荷まで中2日、月曜に注文して木曜に届きました。これなら勝てます。お客様は馴染みの書店さんなら、何日に入荷しますという明確な返答があれば、多少の日数は待ってくれます。注文して2週間後に事故伝が返ってくるようでは、もうおしまいです。弊社は返信ご希望の商品の納期をご返信しています。弊社は在庫のあるものは当日送り、翌日には店頭に届いています。神田村の特色は、何と言っても、キメの細かいサービス、起動力と商品力です。今は仕入先を複数持つ時代になっています。
神田村は書店さんの最後の砦です。
神田村をお使いになりたい書店さんは、お気軽にご連絡ください。
問い合わせ先=弘正堂図書販売℡03―3291―2351

紀伊國屋1098億円で首位/日経MJ第40回日本の専門店調査

日経MJ(日経流通新聞)は7月18日付で第40回日本の専門店調査(2011年度、有効回答399社)を発表した。
これによると、10年度と比較可能な373社の総売上高は21兆6947億円で、売上高伸び率は前年比0・6%減と、前回調査より5・2ポイント下落。1973年の調査開始以来初めてマイナスとなった。家電エコポイント制度終了と地上デジタル放送移行完了に伴い、薄型テレビの販売が急減した家電量販店の大幅減が影響した。その一方で、東日本大震災の復興需要を追い風にしてドラッグストアやホームセンターが業績を伸ばした。
23業種のうち増収を達成したのは18業種で前回調査と業種数は変わらず。減収だったのは、書籍・文具、玩具・ホビー用品、呉服、カメラ、家電製品の5業種。総合ディスカウントストアは低価格志向をとらえて大幅増。靴はランニング・ウォーキング関連が引き続き好調で大きく伸びた。アパレル関連も呉服を除き堅調だった。
書籍・文具業種の売上高は0・7%減で、前回より2・7ポイント減少した。売上高1位は紀伊國屋書店の1098億円で2・8%減。2位はジュンク堂で、7・0%増の511億3500万円だった。ランキング上位には出店効果などで増収を確保した企業もあったが、全体の落ち込みを補えなかった。
総売上高経常利益率はヴィレッジヴァンガードが9・3%、1人当たり総売上高は三省堂書店が4124万6千円、3・3㎡当たり直営店売上高は有隣堂が633万8千円、直営+FC新設店舗数は未来屋書店が46店で、それぞれトップだった。

うみふみ書店日記/海文堂書店・平野義昌

夏の初め、家人が「父さん、頭焦げる!」と、帽子を買ってくれました。嬉しくて毎日かぶって通勤しています。うっすい頭の外側は守られていますが、内側が濃くなるわけではありません。「頭隠して中味隠せず、赤っ恥」の毎日です。問題は仕事中です。帽子着用というのは就業規則にもありません。それなら「頭さらして、尻賑やかに」と、チリ払い用のモップをポケットに突っ込んで店内をウロウロしています。
呑み仲間の書店員が退職することになりました。彼の決断に他人がどうのこうのと申せません。1杯呑んで送り出すだけです。ということで大呑み会となりました。いつもオヤジたちは、呑むことを楽しみ歓談し愚痴を言い憂さを晴らしているだけですが、若手や中堅は店の垣根を越えて、ブックフェアやイベントを開催してきました。しかし、この日は、ただただ彼の前途に幸多かれと祈り、杯を重ねるのみであります。でもね、1つ腹の立つことがあります。彼、厚かましくも嫁御をつれて帰るというのです。許せません。出席者たちから、激励、祝福、妬み、嫉み、恨みの言葉が次々と出ます。大の仲良しだったO氏は、「この、うらぎりもん!」と叫びました。2年前「10年後、本屋でメシが食えるのか」トークイベントメンバーです。我がF店長は彼との熱い抱擁を思い出し、皆に告白しました(聞きたくない!)。私は「ツライ」としかいえませんでした。若手・中堅たちが夢とか希望を持てない仕事になってしまっていることが何よりもツライです。彼は家業を継ぐ由、どうかお元気で。
9月19日正岡子規の命日「糸瓜忌」です。別称があって「獺祭忌(だっさいき)」。カワウソです。カワウソは獲った魚を祭るように並べて食べるそうで、子規が本を散らし置く自分のことを「獺祭屋主人」と号したことによるものだそうです。(1)没後111年、子規の35年間の評伝を90歳のドナルド・キーンが著しました。子規は日清戦争の従軍記者としての帰りの船内で喀血がひどくなり、神戸病院に入院します。新聞「日本」社主・陸羯南の手配で、京都から虚子が、東京から母親と碧梧桐が駆けつけました。喀血を止めるために肺の上に重い氷嚢を載せられるのですが、それが凍傷の原因にもなります。前近代的治療でも奇跡的に命をとりとめ、のちの俳句・短歌革新となったのでした。
キーン氏は英語で執筆しますが、こちらは日本語で小説を書きます。デビット・ゾペティ『不法愛妻家』(3)。日本で学んだイタリア人と大阪女・和泉=生まれ育った環境が極端に異なり、かなり強烈な個性の二人が結婚したら……というお話です。著者は大阪弁も巧みに操ります(5カ国語堪能)。「エライすんまへんな~」「せやけど……でけへんやろう」
和泉さん一家3人の会話はまるまるトリオ漫才です。恥ずかしながら本書で知ったことがあります。「正座する」を「お鎮する」ということ、知りませんでした。幼児に「オッチン」というのは私の貧困なボキャブラリーに入っていますが、もともとを深く考えたことがありませんでした。
さて、新潮社の新刊案内(本に挟まっている)に、「……ロマンチストなイタリア人男性とせっかちでドライな大阪人女性…」
文芸担当者、ちと不満です。
「いらちの大阪人はおっても、せっかちはおらん!」
(1)「朝日新聞」9・2「天声人語」
(2)ドナルド・キーン『正岡子規』新潮社
(3)デビット・ゾペティ『不法愛妻家』新潮社

街の本屋からベストセラーを/東京の5書店共同出資で小説本出版

「どうしても伝えたいことがある」と手作りした本
を全国の読者にも読んでほしいと東京の5書店が立ち上がり、共同出資で出版にこぎつけた。東京都大田区在住の編曲家・田村元氏が書いた小説『風になった伝書猫』(B6判、183ページ、定価本体952円)。主人公と多摩川の野良猫との触れ合いと別れを描いた物語だ。
著者自ら印刷、製本、カバー・帯付け、さらに東京・多摩川沿いの書店に売り込み、手作りポスターの配布までやった異例の作品。著者の情熱と作品の素晴らしさに共感した多摩川沿いの7書店と港区の1書店が店頭に置いたところ、昨秋以降200部以上売れた。ブックスろくごうでは、本屋大賞受賞作『謎解きはディナーの後で』を上回る58冊が売れたという。
こうした実績を作ったものの、著者の出版依頼に応じた出版社はなかった。「出版社は話題性もなく全国的に売れる保障もない無名の著者の本は出版できないという。多くの読者に感動を与えた作品を埋もれさせていいのか。読んでほしい本だから本屋が出版して販売したい」と考えた港区・小川書店の小川頼之店長は、羽田書店、ブックスろくごう、たま書店、三州堂書店に呼びかけ、共同出資で出版することを決めた。上記5書店で出版元「多摩川の本屋たち」を設立し、世話役は小川店長が務める。
8月25日に東京都書店商業組合加盟店を中心に121店舗で販売を開始。発売から10日間の実績は、サンブックス浜田山12冊、真光書店7冊、千歳書店7冊、たま書店8冊、ブックスろくごう7冊、小川書店16冊、大田区の大型書店15冊。北海道砂川市のいわた書店でも5冊売れた。
販売条件は、TS流通協同組合加盟店は返品条件付きで七掛、返品送料は「多摩川の本屋たち」が負担する。同未加盟店も七掛だが、返品送料は書店負担。
小川店長は「街の本屋で売れる商品。全国に広げていきたい」と力を込める。

参考図書

◇『書店の未来を創造する』(本の学校編、出版メディアパル刊)
1995年から5年間、鳥取県大山町で開かれた「本の学校大山緑陰シンポジウム」は、その後ほぼ2年ごとに場所を変え、2006年からは東京国際ブックフェア会場での「出版産業シンポジウムin東京」に引き継がれた。本書は「出版産業シンポジウム2011」の全記録を1冊にまとめたもの。A5判、192ページ、定価本体2400円。
第1部は、シンポジウム全体会「いま改めて書店について考える――本屋の機能を問い直す」の内容を紹介。今後書店が果たすべき役割、魅力の源とは何かについて、永江朗氏をコーディネーターに青山南、高野明彦、大垣守弘の各パネリストが探る。第2部は「書店に求められる人材とは」「“近刊情報”で出版ビジネスはこう変わる」「“理想の書店像”をゼロベースで考える」「電子図書館の現状と出版産業のこれから」の4つの分科会報告を掲載。

◇『世界の出版情報調査総覧取次、書店、図書館目録』(伊藤民雄著、日本図書館協会刊)
世界各国の取次、書店、図書館目録の情報を、実践女子大学情報センターの伊藤民雄氏が1冊にまとめたもの。B5判、341ページ、定価本体4000円。
こうした情報はこれまで欧米中心、または国別に出版されることが多かったが、本書は欧米主要国だけでなく世界117ヵ国をアジア・オセアニア、ヨーロッパ、アメリカ大陸、中東・アフリカの4地域に分け、普段あまり馴染みのない国まで範囲を広げて紹介。販売目録125目録、取次174社、書店462社、価格比較62サイト、政府刊行物書店8社、電子書籍書店59サイト、雑誌定期購読109社、古書店総合目録63サイト、図書館蔵書検索397目録、学位論文検索28目録、政府刊行物検索16目録、電子図書館関連13サイトを収録している。国別に再販制度の有無、ISBN国番号、年間出版点数も記載されている。
著者の伊藤氏は「世界中の出版流通プレイヤーを明らかにしてリアルとバーチャルを結び付ける作業が必要と考えた」と執筆の動機を説明する。世界的規模の出版情報を網羅した貴重な1冊。

10月から月刊化/小学館『SAPIO』

これまで月2回刊行してきた小学館の雑誌『SAPIO』は、10月から毎月10日発売の月刊誌になる。月刊化を機に、ネット・メディアの台頭や国際政治、国内問題の変化に対応した新しい雑誌ジャーナリズムを構築し、30~40代のインテリ層をコア読者に、より幅広い知識層に浸透するインテリジェンス・マガジンを目指すとしている。


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