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平成14年5月21日号
5月24日に日書連通常総会

日書連は5月24日午前11時から東京・台東区の池之端文化センターで第14回通常総会を開催する。

平成13年度事業報告、同収支決算報告、平成14年度事業計画案、同予算案などを審議、昨年1年間の日書連活動を点検するとともに新年度の取り組みを決定する。

日書連共済会加入優秀地区の表彰も行なう。



-無題-

(見出し)*TS協組と協業化検討/新しいビジネスモデルに/東京組合総会*(前文、L36×5行)東京都書店商業組合は5月17日午後1時半から千代田区九段のホテルグランドパレスで第26回通常総代会を開き、5年連続の売上額ダウンという逆風の中で、公正競争規約の早期解決、組織強化を目指すとともに、パソコン利用による新しいビジネスモデルとして、TS協同組合との協業化検討などの新年度事業方針を満場一致で承認した。

(以下、本文)東京組合総代会は鳥井匡組織委員長の司会、下向磐副理事長の開会あいさつに続いて、萬田貴久理事長がこの1年間の取り組みを含めて東京組合の活動を総括するあいさつを行なった。

萬田理事長は、期末の組合員数が838名、927店で、毎年50名前後の脱退が続いていること、書店の経常利益率が0・03%まで低下して経営が悪化していることなど、書店をめぐる厳しい経営環境を指摘したあと、昨年度の方針について触れ「①中小書店発展基盤の構築、②組織力強化と、しなやかな組合運営を目指して運営してきた。

①については組合報の役割を強化し、情報化推進ではTS協同組合が2年間のテストランを終え、独自のビジネスモデルが一定の評価を得た。

新年度において、TS協同組合との協業化検討を提案したい。

また組合財政の健全化と事務局整備を行い、組合発展のための継続的インフラ整備に努めた。

組織力強化に関しては少数精鋭の委員会構成で職責を果たしてもらった」などと報告した。

さらに萬田理事長は当面解決を急ぐ課題として、公正競争規約の改定問題をあげ、「目下、ベタ付景品について厳しい折衝を行なっている。

ポイントカード問題の帰趨を決める要因にもなるので、悔いの残らない解決を図っていく」と強調した。

議長に武田初男(新宿・芳進堂)、副議長に高畑良三(杉並・秀文堂)、小林偉査史(西東京・保谷小林書店)の各氏を選んで進められた議案審議では、下向、奥村弘志、丸岡義博、舩坂良雄の4副理事長が担当委員会ごとに事業活動の報告を行い、①取引慣行と不公正配本の是正、②新しい再販制度下の取り組み研究、③情報・物流ネットワーク化による改善、④不健全図書自主規制の徹底、⑤売行き良好書の共同仕入れ、⑥読書推進運動の展開――などの取り組みを説明。

決算・予算は丸岡副理事長、新年度事業計画は下向副理事長が提案した。

質疑応答では「メディア規制3法に対して、書店組合も態度を明らかにすべきではないか」(ワタナベ書店・渡辺氏)という質問に萬田理事長は「日書連で青少年環境法案には反対の意見表明をしている。

他の2法については24日の日書連総会で意思表示したい。

書協、雑協からはポスター掲示の要請が来ている」と答えたほか、TS協同組合との協業化について「異なった組織が力を合わせる協業化は時代の要請。

東京を代表する情報化の取り組みとして自主的にスタートしたい。

中小書店のインフラ整備にもつながる」という考え方を示した。

また、「都の青少年条例で書店だけが責任を負わされるのはおかしい」(内山書店・内山氏)という意見に丸岡副理事長は「出版倫理懇話会の会員社に応分の負担を求めているが、対応したのは2社のみ。

場合によっては個々に扱わない権利がある。

弁護士と相談して対策を進める」と述べた。

総会終了後、午後4時から永年勤続従業員と組合功労者、支部功労者の表彰式を行い、終了後、版元、取次ぎなどの来賓をまじえて懇親会を実施した。



愛知組合通常総会

愛知県書店商業組合の第19回通常総会が5月16日午後2時から名古屋市千種区の愛知厚生年金会館で開かれ、組合員259名(委任状含む)が出席した。

総会は青木克行理事の司会で進行、林茂夫副理事長が開会宣言し、高須博久理事長があいさつ。

「愛知県は読書推進に熱心な県との評価を受けている。

種を蒔き、育て、刈り取る作業を続けていきたい。

また、書店の社会貢献として店頭募金『愛と知の募金』を実施。

小学館に協力してもらい、中日新聞社会事業団を通じて恵まれない子どもたちのために役立てる。

社会は激変しており何が起こるかわからないが、迅速な情報提供で対応していきたい」と話した。

続いて斉藤辰夫理事を議長に平成13年度事業報告、平成14年度事業計画案、決算、予算案などを審議。

いずれも原案通り承認した。

このうち事業報告は高須理事長、林、大原、加藤、澤田副理事長が担当委員会ごとに説明。

絵本まつりを1月に名古屋国際会議場で開催し、来場者数1万2千人、書籍売上688万円と予想を上回る成功をおさめた「青少年によい本をすすめる県民運動」に協賛し、読書感想文の応募者に図書券を贈呈。

また、養護学校など71校に児童書を寄贈した東海ブロックとして雑誌発売日正常化に向けて「同一地区同日配送」「前渡し制度の見直し」を求める要望書を日書連に提出した--などの報告が行われた。

事業計画案については、高須理事長が地域社会と連携して読書推進に力を入れる愛知の発売日違反の上申件数は全国一。

引き続き徹底的に取り組むホームページをもっと活用してほしい。

ITは今後は若い人たちが中心になってほしい「愛と知の募金」実施で書店が社会に果たしている役割を理解してもらい、世間から認められる業界にしたい--と報告した。

総会終了後、ポプラ社の坂井宏先社長が「こどもと子どもの本を考える」を講演した。



長寿者42名、永年勤続者399名を表彰

第41回全出版人大会が5月10日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれ、出版関係者700名が出席。

長寿者42名、永年勤続者399名を表彰した。

小泉純一郎首相の祝辞が代読で紹介され、文化庁の河合隼雄長官、国立国会図書館の戸張正雄館長が祝辞を述べた。

また、河合長官は「読むこと、聞くこと、話すこと」を講演した。

野間佐和子大会会長は「21世紀を担う子どもたちには明るい未来を築いてほしい。

言論・出版の自由を脅かすメディア規制3法案には強く対処する」とあいさつ。

テロリズムとの対峙読書推進活動の多彩な展開「メディア規制3法案」との対決--などを謳った声明を白石委員長が朗読し、採択された。

大会声明希望に満ちて明けたはずの21世紀は、2001年9月11日のアメリカを襲った同時多発テロという大惨事によって、早くも転換点に立ちました。

アメリカはもちろん日本を含む世界中の人々の精神状態に大きな痕跡を残したテロリズムに、私たち出版人は無縁であることはできません。

いや、この新しい形の「戦争」に鋭く対峙していかねばならないのです。

戦争に象徴される大暴力のみならず、私たちは、日常生活のそこここに頻繁に見うけられる人間の心の荒廃という現実をも見過ごすわけにはいきません。

こうした未曾有の難問を突きつけられている私たちにとって、あらたに「子ども読書活動推進法」が施行され、「子ども読書の日」が制定されたのは、ひとつの光明でした。

幼少の頃から良書に親しみ本を読む喜びを知ることが、いかに言葉を鍛え感性と知性を育んでいくかは、私たちが日々の出版活動を通して、十二分に認識している事実です。

読書推進活動が、今後とも多彩に展開されることを願わずにはいられません。

憂慮すべきは、言論・表現の自由を侵食することになりかねない「個人情報保護法案」、「人権擁護法案」、「青少年有害社会環境対策基本法」のいわゆる「メディア規制3法案がつくられようとしていることです。

個人情報の慎重な取り扱い、人権侵害の阻止、青少年の健全な育成は、もとより片時も忘れてはならないことです。

しかし、言論・表現の自由こそ民主主義社会の根幹をなすものです。

出版の自由と責任のありかを自らに問いつつ、「メディア規制3法案」に明確な意思をもって、私たち出版人は対決していかねばなりません。

ここ数年の出版不況下、IT社会への対応、再販制度、書店の減少と流通の合理化、出版諸権利の確保、資材の効率的使用等々の案件が、各方面で論議されてきました。

第41回全出版人大会は、内外ともに厳しい状況下に開会されることになりましたが、出版こそがコンテンツの最大の宝庫であり、私たちのあくなき意欲と知恵こそが出版の未来を拓くものであることを確信するものです。

そして、出版にかけた先人の尊い志を今後とも継承していくことを誓うものです。

以上、本大会の声明といたします。



ブックスキヨスク新大阪店が7月出店

大阪組合は5月11日午後2時から組合会議室で理事会を開催。

出店問題でブックスキヨスク新大阪店が7月中旬、JR新大阪駅構内乗り換えコンコースに22坪から68坪に増床してオープンすると報告があり、問題の多い出店のため慎重に協議したいとの意見が出た。

(中島俊彦広報委員)

東京組合表彰者氏名

東京組合は5月17日の通常総代会で「第39回永年勤続従業員表彰」「第21回組合功労者表彰」「第29回支部功労者表彰」を行った。

◇永年勤続従業員10年の部=清野真由美、山脇健一、吉村圭子(流水書房)潮田利枝、近藤直樹(北澤書店)大澤徹(東西堂書店)鎌田里香、野口洋子、小竹勝、森友美(千代田書店)、中谷愛子(近藤書店)竹内智之(ブックスページワン)津田淳、清水裕子(真光書店)八木新治(久美堂)5年の部=菱山智弘、大塚和重、甲斐裕、川村豪、伊藤夕子、佐藤暁子、西村さやか、平沢陽子、古川恵子、金子寿雄、加藤寿子、関原さやか、原田佳美、吉田彩乃(書泉)相馬昌●、末木裕子(一誠堂書店)根岸美佳(原書房)、山室信太郎(東西堂書店)笠倉一祥、前島聡、小山北斗、安澤一郎(虎ノ門書房)木部克彦、木部綾子(明徳堂書店)堀内千寛(トロン文華堂書店)小島幸恵(明正堂)西脇香代子(洗心堂)菅波理佳(文彰堂書店)池田美知子(豊文堂書店)佐々木ちかゑ(井上書店)小泉雄介(小泉書店江北店)小林勇三、横川美生馬、古田美津江、松澤真弓(ロジコムコーポレーションワイルドフラッグ武蔵境店)瀬川睦美(新生書店)諏訪部紀理子、宮川麻里、松野純子、増田昌子、前山さよ子(久美堂)◇組合功労者=横川幸二(エバラ書店)山口達郎(千代田書店)佐藤有宏(藤書店)◇支部功労者=島田安啓(島田書店)大長清高(弘尚堂書店)斎藤光男(崇文堂)峰岸則子(峰岸書店)井上建治(井上商会井上書店)梅澤鈴夫(紅梅堂)道岡勝人(盛好堂)中島保美(大正堂書店)西川寛(西川書店)高橋幸久(高橋書店)持田洋敬(お花茶屋書店)利根英雄(多摩書店)古谷康之(康文堂書店)戸坂信(柴崎書店)

純利益3倍に

メディアワークスは6月18日に開く第10回定時株主総会に先立って第10期の決算発表を行った。

第10期売上高は106億8200万円、前期比1・8%の伸び、売上総利益は42億1千万円(17・5%増)で過去最高。

営業利益8億1千万円(345・6%)、経常利益8億4900万円(346・5%)、当期純利益4億5900万円(342・1%)のいずれも前期の3倍以上となった。

売上内訳は雑誌が36億8600万円で前期を10・2%下回ったが、書籍は45億9900万円(5・0%増)、広告9億5600万円(8・1%増)、商品12億5900万円(21・3%増)、版権1億8300万円(103%増)。

佐藤辰男社長は、「当社の雑誌はゲーム雑誌が主軸だが、ハード、ソフト・メーカーの寡占化が進み、売上、部数、広告とも厳しくなっている。

このためコンテンツ系のコミック、文庫作家を育ててきた成果が増収増益につながった。

今年で10周年を迎える。

10月には読者向けのイベントを計画している」と述べた。



京都が3冠を達成

トーハン会全国代表者会議が5月9日午後2時から椿山荘で開かれ、親会、青年部あわせて57名と、出版社181名、トーハンから25名が出席した。

第1部であいさつしたトーハン金田社長は3月締めの前期業績について「13年度はマイナス成長に歯止めをかけるべく努力したが、結果的には5年連続の前年割れに終わった。

しかし、14年度に期待と手応えを感じる終り方をしており、4月も前年オーバーのスタート。

業界全体として、ようやく底を打ったのではないか。

14年度の売上目標は6795億5800万円、100・1%に置いている」と報告。

トーハン会については「3月末で41会、2238名。

総店舗数は4500店で3075億円の売上げはトーハン取引の45%を占有する。

当社にとっては最も重要なパートナーであり、業界最大の販売集団。

バリューアップコンクールは13億5200万円の目標に対し13億5800万円と0.48%上回った。

前期・後期・年間の3部門を京都トーハン会が独占して3冠を達成。

バリューアップ効果は外販商品に現れている」と述べた。

さらに、危機突破元年と位置付けた今期の施策については、■増収基調の回復、■顧客志向による商品供給システムの再点検、■健全な取引関係の確立、■流通サービスの向上と信頼ある企業ブランド確立--を掲げ、カスタマー・リレーションシップ・マーチャンダイズ(CRM)の推進を宣言。

具体的には■ブックライナー、e-honの活用、■新SA機器の導入、■読書推進運動との連携を呼びかけた。

トーハン会を代表して鳥取トーハン会永井会長は「トーハンの経営基本方針に読者志向が明確になったのはありがたい。

地域が変わらないと文化も変わらない。

朝の読書運動で鳥取は普及率1位。

今秋、鳥取博で行う出版文化展にぜひ訪れてほしい」と呼びかけた。

バリューアツプ2001販売コンクールの表彰に続いて、3部門の首位を独占した京都トーハン会大垣和央代表世話人が「会員は大型店より町の本屋が中心。

奥さんが毛筆でDMを宛名書きし、主人があとを掘り起こす手法で売り伸ばした。

成功事例を会員相互で情報交換し、支店と一丸になったコミュニケーションが成功の要因」とあいさつした。

出版社を代表して小学館蜂谷常務が販売コンクールの実績に感謝を述べたあと、流通サイエンス研究所の鈴木豊所長が「書店業界の甥所競る新たなうねり/優良顧客はこうして創れ」を講演した。



必殺まるす固め

☆業界から、鈴木書店という文字が見あたらなくなって5カ月が経つ。

わずか30年だが勤めた会社の社名が見られなくなるというのは寂しいものがある。

そんな時に、佐野眞一さんの『だれが「本」を殺すのかPART2延長戦』(プレジデント社)を店頭で見つけ、なに気なく最初の頁をめくると、1行目に「人文・社会科学系書籍専門取次の鈴木書店が倒産した…」とナツカシイ“鈴木書店”という活字が出てきた。

小生はそれだけの理由でこの本を買ってしまった。

帰りの電車の中では、この「はじめに」を3回も読んだ。

ある出版社での緊急役員会で『口火をきったある役員が「わが社は鈴木に流すような“良書”を出版してこなくて、本当によかった」』というと、「全役員は感に入ったようにうなずきあい、みんな安堵の胸をなでおろした」というブラックジョークには思わず笑いそうになってしまった。

サスガ、佐野さん。

裏を返せば、鈴木は良書ばかりを扱ってきたからツブれたことになる。

当たらずとも、遠からず。

☆なん年ぶりだろう。

本を出すことになった。

『本の虫』(弘文堂)という。

両面が表紙で、右側からは「(鈴木書店)最終章」と「最新ベストセラーの方程式」。

左側から『「日刊まるすニュース」風速30年視』で、「日刊まるすニュース」3428号のなかから、約250号ばかりを選び、ちょっとだけ縮小して掲載してある。

各号の下に、かんたんなコメントを付した。

「日刊まるすニュース」の原稿を整理していた時に、かつては自分にもこんなパワーがあったのかとオドロイタ。

まるで、他の人が書いたのではないかと思うほどだった。

月日は、人を変えるものなのか。

見本を受け取った時は、久しぶりに著者の気持ちを思い出した。

1枚の客注タンザクが心に浸みた。

書店さんからの事前注文が、ありがたかった。

その書店さんには、心の中で土下座した。

取次にいた頃、鈴木会長の教えのとおりに、1冊1冊を心をこめて書店さんに売っていただけるよう、お願いしたのは正しかった。

著者と編集者が魂を入れた本を、粗末に扱ってはならないと、つくづく思う。

自分の本が、店頭にならぶ。

それだけで至福である。

ありがたい。



-無題-

『勁文社の返品入帳に疑問』長野県・安曇野書店小松紀壱勁文社が民事再生法を申請し倒産したとの連絡が取次よりありました。

雑誌は従来通りの返品入帳、書籍は発行後3カ月以内のものは返品入帳するが、それ以前の本については入帳できないとの連絡でした。

書籍入帳期限の3カ月は、取り交わした契約書がそのようになっているからとの理由でした。

返品入帳期限3カ月として(正確には返品輸送、検品に必要な日数を差し引けば2カ月半?)書棚の本を管理すれば、どの書店でも8割ぐらいの書棚が空いてしまい、版元も取次も困ることになるのではないでしょうか。

倒産した勁文社は先々月(3月)まで、毎月、既刊本の販売をお願いしたいとの案内がありました。

注文したこともあります。

当店と勁文社の間には債権、債務の関係は全くなく、勁文社の財務に関する情報も一切入手することはできません。

このような状況下で、規模も小さければ力も弱い書店が版元倒産の尻ぬぐいをしなければならないのは納得できません。

何年か前、大陸書房が倒産し、同じ思いをしました。

不況の続く中、今後も倒産する版元が出るかもしれません。

約束手形が不渡りになった時を考え、どこが版元倒産の責任を負うべきか検討していただきたいと思います。

版元と取次の間に保険的システムを導入するのも良いかもしれません。

倒産した勁文社にも一言申し上げたい。

会社更生法でなく民事再生法を申請して書店に苦しみを与えていながら、新刊雑誌を出すのでご協力をとは、いかにも虫が良すぎます。

まず、謝罪した上で返品不可になっている書籍については1年後をメドに赤伝入帳すべく最大限の努力をするぐらいの意思表示があっても然るべきではないでしょうか。

58行


前年同期比で93・46%

日本ABC協会は、2001年下半期(7月~12月期)の雑誌発行社レポートを発表した。

これによると、前年同期を100とした雑誌の販売指数平均は週刊誌が94・65、月刊誌が92・64で合計93・46と前年同期を6・54ポイント下回った。

総合週刊誌では『週刊ポスト』『週刊現代』の1、2位は不動ながら、『ポスト』が上半期より3万2千部伸ばしたのに対し『現代』はほぼ変わらず。

『週刊文春』は1万9千部増で60万部台を回復した。

『週刊朝日』『サンデー毎日』の新聞社系2誌は若干減。

女性週刊誌3誌は、『女性セブン』1万5千部増、『女性自身』2千部増、『週刊女性』1万9千部減とまちまち。

月刊誌では『ESSE』が5万4千部増と盛り返した。

女性ファッション誌は『non・no』が12万7千部減と急落。

2000年下期にも10万部減を記録しており、50万部台に後退した。

『with』は2万2千部増と好調だった。

パソコン誌は「ウィンドウズXP」効果が見られず減少が目につき、『日経クリック』は2万5千部減で10万部を割り込んだ。

インターネット誌は『Yahoo!InternetGuide』が2万部減で1年前の6割の水準まで落ち込んだ。

角川書店の『Walker』各誌は数千~1万部程度の減少で、依然低迷傾向が続いている。



『藤田嗣治画集』など3点

講談社は5月14日午後5時半から本社に販売会社を招き「2002年下期新企画発表会」を開催した。

始めにあいさつした講談社浜田副社長は「書籍は点数を増やすのでなく厳選して出版していきたい。

雑誌は売り損じを少なくするためITを活用し無駄の出ないご提案をしていく。

明るい話題は来年の大河ドラマに決まった『宮本武蔵』。

『バガボンド』ともどもブームを巻き起こしたい。

先日創刊した『日本の街道』は好調な出だしで全巻予約の客が多い」と近況を説明。

また業界の課題として、先頃国会審議入りした個人情報保護法案等について、他のメディアとも連携し民主主義と出版を脅かす法を阻止しなければと述べた。

続いて以下の2002年下期新企画説明が行われた。

◇『藤田嗣治画集』画伯未亡人の監修により初めてまとめられた決定版。

代表作160点を収録。

B4変型上製函入り218頁、本体2万1千円(03年3月末日まで記念特価1万8千円)。

11月中旬刊行。

◇『類語大辞典』現代日本語を最も基本的な動詞・形容詞で100グループに分類・展開した、従来にない構成の類語辞典。

7万6千項目を収録。

A5判上製函入り1664頁、本体6千5百円。

11月発売。

◇『歴史遺産日本の洋館』(全6巻)明治から昭和の戦前にかけて建築された85邸を美しい写真で紹介。

各巻144頁、本体3千6百円。

10月第1回配本、以降毎月1冊ずつ配本。



催し

★出版文化産業振興財団「JPIC読みきかせサポーター講習会」6月から全国各地で開催。

おはなし会の実技やポイント、全国各地の活動紹介など、読みきかせの基礎知識が学習できる。

参加費2千円(税込み)、日書連加盟店は1千円。

申込締切日は各開催日の3週間前。

申込み・問い合わせは、出版文化産業振興財団(〒101-0051東京都千代田区神田神保町3-903-5211-7282)まで。

開催地と日程は次の通り。

▽6月1日=前橋市▽6月2日=福岡市▽6月22日=千代田区▽7月6日=高松市▽8月3日=鹿児島市▽8月17日=仙台市▽8月18日=郡山市▽8月31日=札幌市▽9月14日=松山市▽9月21日=那覇市▽10月5日=金沢市▽10月19日=大阪市▽10月20日=名古屋市▽11月10日=広島市



双葉文庫の創刊20周年フェア

双葉社は、双葉文庫の創刊20周年フェアを年末にかけて開催中。

4千名に図書券が当たる読者プレゼントを実施している。

読者はカバー折り返しにある『好評既刊』の丸い部分を3枚集めて送付。

6月を第1回に偶数月ごとに応募を締め切り、抽選で各回1千名に図書券2千円分をプレゼントする。

フェア参加書店は、18周年リニューアルフェアの参加店のうち1千店を同社がセレクト、他に新たな参加希望店を加えた。

参加店には30円の報奨を5月から1年間実施する。

これに伴いリニューアルフェアの30円報奨を4月で終了したが、今回参加が見送られた書店に対しても、前年実績をクリアした書店には30円報奨を1年間継続する。



本屋のうちそと

ついこの間、テレビでフェア・トレードというイギリスの新しい発想のビジネスモデルを知った。

フェア・トレード。

企業が生産者と公平な条件で取引するというスタイルのことである。

貧しい国の生産者をたたけるだけたたいて原料を安く手に入れるというこれまでのやり方から転換した。

生産者の働きに見合った価格、これまでの三倍もの価格で仕入れて、それでもなお利益をあげている。

ばかりか消費者に支持されて大きく成長しているのである。

それが「貧しい生産国への援助になっているんですね」という問いには、「援助ではありません。

フェアな取引なのです」と答えている。

去年9月の同時多発テロ以降、目立って業績があがってきたそうだ。

巨大なものが一瞬にして崩壊する事実を目の当たりにして、人々が生きる意味と価値を、日々の確かな営みの中に見出し始めたからかもしれない。

テロへの憎しみとは別に、テロを通して、貧しい国と豊かな国のあまりに大きな隔たりが見えたことも影響しているだろう。

それにしても、人間まだ捨てたもんじゃない。

そもそもビジネスの世界は弱肉強食、フェアだなんて言ってられないものだという“常識”に疑問符をつけた人がいるのだ。

そしてそれを支持しているたくさんの人たちもいる。

ぐっと小さくなるが、この業界のアンフェアな取引の状態は半ばあきらめてしまっていた。

それはお客様には確実に不利益になっている。

なのになお小さな店を愛してくださるお客様がいる。

でもひょっとしたらこれもまた、人間まだまだイケる証拠かもしれないと捉え直すことにした。

(如意)
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