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平成14年11月1日号
ポイントカードは明らかな値引行為

日書連は10月24日午後1時から倉敷市の「せとうち児島ホテル」で移動理事会を開催。

ヤマダ電機、啓文堂などで行われているポイントカード・サービスは「明らかな値引きで再販契約違反」として、出版社に中止の指導を求め、状況次第では差止め請求、損害賠償請求などの訴訟も辞さない方針を固めた。

ポイントカードの事例として上げられているのは、啓文堂とヤマダ電機。

啓文堂は京王電鉄グループとして鉄道、ホテル、花屋、レストランなどとともに買い上げの1%のポイントを提供するもので、今年10月1日から実施。

ヤマダ電機は販売金額の5%のポイントを出すほか、20人に1人がレジで無料のサービスも。

日書連調べで全国に76店舗あり、このうち37店舗で書籍・雑誌を取扱っている。

10月理事会で経過報告した中村再販委員長は「出版社が啓文堂に中止を求めたところ、公取委に確認済みということだった。

公取委は資料を渡しただけと説明している。

ヤマダ電機の場合も客寄せの値引きは明らか。

放置は再販制度の形骸化につながる。

契約に沿って、出版社にきちんと処理してもらいたい」と説明。

日書連では、膠着状態打破のため23日に伊従寛顧問弁護士を交え打ち合わせを行い、まずポイントカード実施店の地元書店から出版社に指導を求める文書を送ること、第2段階として差止め請求、損害賠償請求も辞さないという方針を提起した。

(2面に「再販違反書店への対策」「参議院での小泉首相答弁」)萬田会長は「昨夏以来、講談社、小学館はポイントカードは値引きという見解を示した。

段階を踏みながら訴訟も考えていきたい」と述べ、了承された。



-無題-

伊従寛顧問弁護士に聞く/ポイントカード実施店への対応策ーー近隣書店がポイントカードを実施するなど、明らかに再販契約に違反する行為を行った場合、違反書店と再販契約を結んでいる取次や出版社、または直接違反書店に対して、どのような対応が可能ですか?伊従書店が再販契約を締結したのは、他の書店も同様の再販契約をし、すべての書店が再販契約を遵守すること、出版社・取次が公平かつ一律にすべての書店に再販価格を遵守させることを前提にしています。

また、出版物の再販契約は独占禁止法23条により同法の適用除外であって、合法であるので、合法な再販契約の履行を出版社・取次店に求めることは問題ないし、それが拒否されれば訴訟ができます。

ドイツでは、出版社・取次店は再販契約の完全無欠の実施を義務付けられ、出版社と書店との合同の団体が訴訟を行っています。

再販契約に違反して、安売りやポイントカード提供を行っている書店の活動により被害を受けている再販契約遵守書店は、出版社・取次店に損害賠償を請求することができます。

この点は平成8年7月17日の平凡社事件東京高裁判決からも明らかです。

再販契約を遵守していない書店(乙)の活動によって、再販契約を遵守している書店(甲)の活動が妨害され、甲に損害が発生している場合には、甲は乙に対して再販価格の遵守を請求し、また乙の活動によって受けた損害賠償を請求することができます(民法709条-不法行為)。

ーーポイントカード実施店に損害賠償請求をする場合、どのような証拠を収集すればよいのでしょう?伊従必要なものは、以下の証拠です。

■対象とする契約違反書店の安売りの程度・書店の規模(背景企業を含む)・広告宣伝方法・書籍以外の販売商品と、その割合い、■対象書店で日時を変えて数札の本を購入し、領収書とポイントカードを受領し、購入書店名・購入日時・購入者名等を記入した書類を作成整理する、■書店内外の宣伝方法の記録、■違反による影響・被害の把握。

ーー公取委が行政指導として介入して来ないでしょうか?伊従再販契約は独占禁止法23条4項で適用除外されており、公取委は再販契約事態には介入することはできません。

平成13年7月の再販契約に対する国会への総理大臣の文書回答は、この点を明らかにしています。

公取委が同法23条1項但し書きで再販契約に介入できるのは、■再販契約による異常な高価格設定の場合、■価格設定が出版社のカルテルにより行われた場合、■再販契約の実施が強要された場合など、例外的に消費者の利益を不当に害している場合です。

いかなる関係者に対しても、適用除外されて合法である再販契約と、その実施に関して、総理大臣の文書回答に抵触する指導は行えません。

再販契約に関しては、この総理回答に沿って、当事者間で自主的解決を図り、それで解決ができなければ裁判所に判断を求める以外に方法はありません。

しかし、重要な措置をとった時には、公取委に速やかに報告することが望ましいでしょう。

独禁法などの経済法は、基本的に企業活動と競争のルールを定めた法律で、所管行政官庁はルール違反があった場合に規制するだけです。

法23条1項但し書きの弊害規制を拡大して再販契約自体に介入することは一種の政府規制で、独禁法の趣旨にも反します。

これは最近の経済社会のアメリカナイズ化によって、より明確になっています。

行政官庁の介入を求めるのは、市場経済の原則にも反します。



本屋のうちそと

時代がめまぐるしく変わり、時代に取り残されてしまうのではないかと心配になる。

また、情報がどれが本当なのかわからないことが多い。

テレビ、新聞、出版物、どれを見てもどれが正しいのか不安になる。

拉致問題など絶対ないと申していた国が、国交正常化に向けて話し合いをしているうちにそれを出してきた。

その国は拉致をして何をしようとしていたのか。

やはり情報を得るためには何でもありということなのだろうか。

恐ろしい。

何人いるかわからない拉致された人達は、人生の半分は連れて行かれた国で生活をしていたことになる。

あきらめずに生き延びていくのはすさまじいことだったろう。

拉致された時は驚きと恐怖にひしがれていたことと思う。

アメリカとソ連の冷戦が崩壊した時、世界は静かになるかと思いきや、どうも逆の方向に進んでいる。

民族間の戦争、宗教的な戦争、テロと言う卑劣な殺し合い、いつになったら平和がやってくるのだろう。

ただ、情報が錯綜していて、どれが本当なのか、どれを信じればよいのか、わかりにくい。

新聞紙面を見ても、もっともっと大切なことがあるはずなのに知りたい情報が載っていない。

テレビも出版物も情報過多になっていると言うが、痒い所に手が届かない。

それは何なんだろう。

(とんぼ)


-無題-

「再販契約違反書店対策について」1.表記の問題の検討に当たっては、国会法74条に基づく参議院大脇雅子議員の平成13年6月28日付の質問主意書に対する平成13年7月31日付けの国法75条に基づく小泉純一郎内閣総理大臣の答弁書の内容が重要である。

同答弁書の5は、「『各割引制度等』について、公正取引委員会においては、月刊誌等の年間予約購読者に対する前払割引定価の設定、書籍又は雑誌の大量一括購入等に対する割引、新聞の長期購読者に対する割引定価の設定、音楽用CD等の廉価盤商品等を想定している」と答弁している。

例示は、すべて出版社が設定する割引制度であり、小売店が独自に行う安売りやポイントカード等の割引制度はここでいう「各種割引制度等」に含まれず、回答書6の問題となっている。

また、ここでいう「割引制度等」については公正取引委員会の要請の対象になり得るが、答弁書の6の「なお書」をみると、その要請は「望ましい」という程度の要請であり、この限度を超えて行政指導することはできないと考えられる。

2.答弁書の6は、「お尋ねの割引制度やポイントカードの提供が、再販売価格維持行為について定めた事業者間の契約に反するかどうかについては、当該事業者が判断されるべき問題である。

」と答弁している。

著作物再販売価格維持契約は、独占禁止法第23条第4項で独占禁止法の適用除外となっており、合法な契約であるから、ある割引制度やポイントカードの提供がこの合法な契約に違反するか否かは「当事者間において判断されるべき問題」というのは、契約の原則からいって当然である。

当該事業者間で判断できない場合は裁判所において決着が付けられるべき問題で、公取委の関与する問題ではないことを明らかにしている。

また、答弁書は、質問主意書の「(ポイントカードの提供等が再販契約に)抵触しないとの考えであるならば、いかなる理由によるものか、併せて明らかにされたい。

」との質問に対して何も答えていないが、このことは、質疑の前後関係からみれば、当然に「ポイントカードの提供等が再販契約に抵触しないとの考えではない」との見解、すなわち「ポイントカードの提供等が再販契約に抵触する」との見解を実質的に肯定していることになる。

このことを前提に答弁書の6の「なお書き」は、「(再販制度が硬直的に運用されているとの指摘に関しては)可能な限りその運用の弾力化などの取組が進められることによって、消費者利益の向上が図られることが望ましい。

」としているが、ここでいう弾力化の対象は、答弁書の5でいう出版社が行う「各種割引制度等」に関する取組のことであって、小売店が行うポイントカードの提供等の問題ではない。

3.国会法第74条の質問は、主意書を作成し議長の承認を得て行われ、議長がその主意書を内閣に転送し、内閣は主意書を受け取った日から7日以内に答弁することが義務付けられ(国会法第75条)、内閣の答弁書は議長がこれを印刷して各議員に配布するものである(参議院規則153条)。

本答弁書は、7日を過ぎて作成されているので、政府部内で慎重に審議されたものといえよう。

この答弁書の見解は、政府の公式の統一見解であって、関係機関はこれと抵触する見解を出すことはできないし、公正取引委員会もポイントカードが再販契約に抵触するか否かの問題は当該事業者間の判断に任せ、それに関与することはできない。

したがって、再販契約違反の問題の処理に当たっては、当事者間で自主的解決を図り、解決できなければ裁判所に判断を求めることになる。

当事者は、再販契約に関して訴訟提起等の法的措置をとったときには、公正取引委員会に速やかに事後報告することが望ましい。

4.以上を前提に再販契約における割引やポイントカードの提供の問題に関する対策を検討してみよう。

書店が再販契約を締結したのは、他の書店も同様の再販契約をし、すべての書店が再販価格を遵守すること、そして出版社・取次店が公平かつ一律に再販価格をすべての書店に遵守させることを前提にしている。

また出版社の再販契約は独占禁止法第23条第4項により同法の適用除外であって合法な契約であるので、再販契約に違反している書店に対して再販契約の履行を契約の当事者である出版社・取次店に求めることができる。

この合法な要求を関係書店が共同して行うことができ、関係団体もそれを援助できる。

ドイツの出版物再販制では、出版社・取次店は再販契約の完全無欠の実施と監視が義務付けられ、再販契約に違反して価格を割引く書店がある場合には、通常出版社と書店との共同の団体が対策をとり、訴訟を行っている。

欧米では、合法な契約の維持が第3者の行為によって妨害される場合、本件についていえば合法な再販契約が同様に合法な再販契約の下にある他の書店の割引行為等により再販契約の維持が妨害されている場合には、その妨害行為は不正競争ないし不法行為として差止めまたは損害賠償の対象となっている。

また、再販契約遵守書店(甲)が、再販契約を遵守していない書店(乙)の活動により、被害を受けた場合であって、甲と乙との再販契約の共通の当事者である出版社・取次店が乙に対して適切な対策をとらなかったときは、その出版社・取次店に対し、乙に対する是正措置を請求し、それが是正されない場合には、差止または損害賠償を請求できる。

また、甲は乙に対しても、単独でまたは共同して再販価格の遵守を請求し、乙の契約違反活動によって受けた損害賠償を請求することができる。

この行為は違法な目的をもたない合法な行為であるから再販契約書店関係の団体はそれを援助できる。

出版社・取次店は、単独にまたは共同して、再販契約を遵守せず、ポイントカードを提供する書店に対し、再販契約違反で法的措置(過怠金徴収〔是正要求毎に繰返し徴収できる〕、差止請求、損害賠償請求等)がとれるし、契約違反で被害を受けている再販契約遵守書店やその団体はこの法的措置をとるよう出版社・取次店に要請し、この措置に協力することができる。

関係書店または関係団体にとっては、この方法をとることが最も単純で適切な対策といえる。

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-無題-

大脇雅子参議院議員の質問主意書(平成13年6月28日)雑誌・書籍、新聞及びレコード盤・音楽用テープ・音楽用CDの再販に関する独禁法適用除外制度の廃止の是非について、公正取引委員会は、去る3月23日に「著作物再販制度の取り扱いについて」を発表し、「現段階において独占禁止法の改正に向けた措置を講じて著作物再販制度を廃止することを行なわず、当面同制度を存置することが相当であると考える」と結論した。

著作物再販制度の存続を求める立場から、次の諸点について質問する。

一、見解は、いかなる法的性格の文書なのか、すなわち何らかの法的強制力、行政処分性を有する文書なのか否かについて明らかにされたい。

二、見解は、著作物再販制度を「当面」「存置することが相当」と結論しているが、「当面」とはいかなる期間、年数をいい、またいかなる要件、条件を想定しているのか、具体的に明らかにされたい。

三、見解は、公取委として「著作物再販制度の廃止について国民的合意が得られるよう努力を傾注する」と述べているが、いかなる予算的裏づけのもとに具体的に何をする予定なのか、明らかにされたい。

四、前期「国民的合意」とはいかなる指標・基準によって誰が判断するのか、具体的に明らかにされたい。

五、「関係業界に対し非再販商品の発行・流通の拡大、各種割引制度の導入等による価格の設定の多様化等の方策を一層推進することを提案し、その実施を要請する」としているが、具体的にはどのような各種割引制度を想定しているのか、明らかにされたい。

六、前期割引制度が、著作物再販制度に抵触する場合として、どのようなケースを考えているのか明らかにされたい。

また、いわゆるポイントカードは再販契約に抵触するとの見解が一般的であるが、公取委はいかなる見解を有しているのか明らかにされたい。

また、抵触しないとの考えならば、いかなる理由によるものか、併せて明らかにされたい。

七、五の「実施の要請」を関係事業者が適当ではないとの判断のもとに実施しなかった場合、公取委は消費者利益に反する再販制度の硬直的運用とみなすのか、またそうみなした場合、何らかの強制的な処置を採るのか、明らかにされたい。

八、著作物の流通についての意見交換の場としての「協議会」は、どのような目的、構成メンバーで、どのような頻度で、いつからいつまで開催されるのか明らかにされたい。

また、具体的には何を検討し、そこで決定されたことを関係事業者に実施を約束させるような組織か否か、明らかにされたい。

九、見解は今後、「取引形態の調査・検証に努める」としているが、具体的にどのような手立てを考えているのか明らかにされたい。

十、公取委は、今後、著作物再販制度をどのように取り扱っていくのか明らかにされたい。

右質問する。

小泉首相の答弁書(平成13年7月31日)お尋ねの国民的合意の形成の有無について、その判断の基準等を具体的にお示しすることは困難であるが、まずは、公正取引委員会において国民各層の意見等を踏まえて判断することとなる。

なお、著作物再販制度を廃止するためには独占禁止法を改正する必要があり、政府として著作物再販制度の廃止に係る法律案を提出するに当たって、公正取引委員会において関係省庁と協議を行なうこととなるが、最終的には立法府において当該法律案が適切かどうかについて判断されることとなる。

五についてお尋ねの「各種割引制度等」について、公正取引委員会においては、月刊誌等の年間購読者に対する前払い割引定価の設定、書籍又は雑誌の大量一括購入等に対する割引、新聞の長期購読者に対する割引定価の設定、音楽用CD等の廉価版商品の発行等を想定しているところである。

六についてお尋ねの割引制度やいわゆるポイントカードの提供が、再販売価格維持行為について定めた事業者間の契約に反するかどうかについては、当該事業者間において判断されるべき問題である。

なお、公正取引委員会においては、著作物再販制度が硬直的に運用されているとの指摘もあることから、可能な限りその運用の弾力化等の取組が進められることによって、消費者利益の向上が図られることが望ましいと考える。



9月は3・2%減少

日販経営相談センター調べの9月期書店売上げは前年同月比3・2%減。

8月の3・0%減をさらに下回って今年最大の下げ幅となり、今年1月から9カ月連続のマイナスとなった。

書店規模別では40坪以下店が5・8%減と最も落ち込み、41~80坪店4・1%減、81~120坪店2・7%減、121坪以上店は2・5%減。

ジャンル別では、児童書のみ平均6・4%増と好調で、40坪以下店をのぞき、5~8%の伸び。

『ダレン・シャン』シリーズ新刊の動きがよい。

文庫は『クロスファイア』『話を聞かない男、地図が読めない女』が文庫化して好調だが、ジャンル全体としては前年をクリアできなかった。

客単価は1047・3円で、前年比5・8%の増加になった。

41~80坪店は1091・8円で、14・7%の伸び。



共済会給付(10月)

(14・9・19~14・10・21)▼病気傷害砂川市西一条北2―5いわた書店岩田徹殿2口中央区新富1―9―10丸竹書店有賀菊雄殿2口瀬戸戸市松原3―2陶文堂書店堀谷住人殿1口観音寺市観音寺町甲3102松浦書店松浦弘殿1口鹿児島市草牟田2―10―9石井書店石井光夫殿5口▼死亡弔慰柴田郡柴田町船岡東2―8―40文星堂楠目成三殿6口藤枝市駅前3―3―10石田書店石田是行殿1口大垣市御殿町1―47―1岡安書店岡安豊殿3口▼配偶者死亡(市川牧太)大和郡山市高田口町49―9市川書店市川幸子殿1口▼前名義人死亡(才田菊雄)港区虎ノ門1―17―1文誠堂書店才田成利殿4口▼全焼津山市南町1―6スワロー書店津田忠昭殿2口6百万円


来年度も継続確認

今夏、雑誌月間「年間定期購読キャンペーン」が展開されたが、10月17日夕、同キャンペーンの成果を総括し、来年の継続実施に向けての意見交換会が雑誌会館で開かれた。

このキャンペーンは一昨年、昨年と目黒・世田谷地区、宮城県でテスト実施を行い、今年から全国展開に踏み切ったもの。

期間中、リストに掲載された雑誌の定期購読を書店に申し込むと、1か月分の購読料がサービスされる仕組み。

雑協事務局の報告によると、キャンペーン参加書店は4383店、予約獲得店は905店、予約数5455誌。

参加雑誌は28社・34誌で、集英社『りぼん』の687件、扶桑社『ESSE』638件、交通新聞社『JR時刻表』467件が予約数上位3誌だった。

今年の反省点として、雑協、取協、日書連の各団体から「予約を1万件と予想していたので、少し期待はずれ。

参加書店でも予約を取れた書店が少なかった」(雑協)、「取次に定期購読を受ける前金システムがない」(日書連)、「定期購読のインフラがないため今回は各取次が人手でカバーした」(取協)などの発言があり、雑誌定期購読のシステムづくりが課題として浮かび上がった。

また、意見交換では「ポスターを見ただけでは、購読料が安くなることがわかりにくかった」「今年の予約客を来年につなげることも必要」「出版社の選んできた雑誌にも問題がある」などの意見も。

この結果、来年度もこのキャンペーンを継続すること、早い時期から準備に入ることを確認して、まとめとした。



静山社に説明求める

中国ブロックの担当、岡山組合の設営により瀬戸大橋を眼下に見る「せとうち児島ホテル」で行われた10月移動理事会は、ポイントカード問題の対応のほか、経営取引、組織強化などの問題が協議された。

〔経営取引〕『ハリー・ポッター』第4巻について、「買切り商品なのに委託と同じ普通正味ではおかしい」という意見があがり、東京組合青年部からも抗議声明が出されたことが紹介された。

下向取引委員長は「静山社から7月に発表があり、この間の日書連理事会は9月だけだった。

日書連の中で議論を深めたい」と説明。

萬田会長は「買切りでもいいから本を送ってという中小の声もある。

流通委員会で責任販売制の議論に入っており、検討を続ける」としたほか、藤原流通改善委員長は「買切りのリスクを負うなら正味安は当然だが、具体的な数字になると意見が別れる。

次回までに清山社と取次に経緯を聞いて報告する」と述べた。

取次との取引約定書改定問題では、下向委員長が11月委員会で集中討議すること、弁護士もまじえて対策を練り、何らかの行動に移る方針を説明した。

外形標準課税の問題については、「デフレ不況の中で導入されると、どうなるか。

書店の場合の試算が必要だ。

中央会、他団体とも意見交換して、必要なら反対運動を展開するとした。

〔組織強化〕組織強化を担当する鈴木副会長と萬田会長で10月21日にトーハン、日販を訪問。

アウトサイダー書店の組合加入促進について協力要請したことが報告された。

最初に訪れた日販では菅社長と阿部副社長、トーハンでは金田社長と風間常務が応対し、各支社・支店に訪問の趣旨を十分伝えると約束した。

今後、各県組合ごとに現地の取次窓口に加入促進を働きかけていく。

〔情報化〕学校図書館納入の武器として開発された日書連MARCについて、福岡、大阪、熊本、鹿児島、千葉、岐阜、栃木、長野、青森と相次いで研修会が開かれていることが報告された。

志賀委員長は「すでに小・中学校図書館の納入実績もあがってきた。

将来的には高校、地域図書館にも納入できる環境を作っていきたい」と説明し、各地での研修会開催を呼びかけた。

また、JTB出版から書店の情報化支援として百万円が寄付されたと報告があった。

〔指導教育〕経済産業省が今夏行った「書店万引き調査」が近くまとまることを高島委員長が説明。

集計結果を見て対策を進めていくとした。

東京組合は未成年から古書買い上げ禁止の条例制定を求めて運動を展開しており、萬田会長は「12月都議会に請願するよう準備している。

各県組合でも条例化に取り組んでほしい」と呼びかけた。

〔発売日〕首都圏と1日の発売差がある長野組合から発売日繰上げの要望があったと植村副委員長が報告。

次回本部委員会に提案するとした。

11月14日には沖縄で地区委員会が開かれ、週刊誌の空輸問題を検討する。

〔スタートアップ〕雑誌月間キャンペーンで獲得された定期購読は5455件だったが、雑誌年間購読のシステム化を考え、読者サービスの仕組みを作っていくと井門委員長が説明した。

重さ5百■の携帯端末で読む「eブック」は、スタートアップ委員会の検討を経て12月理事会に書店での取扱いを提案する。

〔新年懇親会実行委〕来年1月24日(金)に開く新年懇親会実行委員が決まった。

委員長=志賀健一(北海道)、委員=高橋元理(群馬)、沢田益男(愛知)、富永信(山口)、大橋信夫(東京)117


加入促進

日書連の萬田貴久会長と鈴木喜重組織強化委員長は10月21日、トーハン、日販両社を訪問し、取引先書店の組合加入促進に協力を求めた。

トーハンは金田万寿人社長と風間賢一郎常務、日販は菅徹夫社長と阿部洋一郎専務が出席した。

その中で、萬田会長は取次の支社・支店網を使って新規開業、未加入の書店に組合加入を勧めるとともに、支店も一緒に入ってもらうよう働きかけてほしいと要請。

鈴木委員長は各都道府県組合の自主的努力が第一だが、取次にも後押しをお願いし、組合と取次が共同して組合加入促進を進める仕組みを作りたいとの考えを述べた。

これに対し、トーハンは「組織強化は日書連の重要課題と認識している。

加入促進も仲間同士では限界がある。

取次として出来ることは大いにあると思う」、日販は「各支社長、担当者に話を伝える。

私たちなりに努力する」と、ともに協力姿勢を明確に示した。

萬田会長は「取次本社から支社・支店に趣旨徹底を図っていただき、今後は都道府県組合と取次支社・支店が連携をとりながら、より強力に加入促進を進めていきたい」と話した。

日書連傘下の組合員数は昭和61年の1万2935名をピークに16年連続減少、今年4月現在8288名まで落ち込んだ。

さらに、今年4月以降9月までの半年間ですでに300店近くの書店が脱退、減少傾向に歯止めがかからず厳しい状況が続いている。



出版文化展・大山緑陰シンポジウム

第17回国民文化祭・とっとり2002(夢フェスタとっとり)の一事業として出版文化展「大山緑陰シンポジウム」が10月26日から3日間、米子市、大山町で開催され、全国から550名の出版人、図書館関係者、読者などが集まった。

鳥取・今井書店グループの永井伸和社長の呼びかけで95年から5年続けて開催された大山緑陰シンポジウムを再現したもので、国民文化祭に出版文化展が加わったのはこれが初めて。

今回のメインテーマは「メディア新世紀本でひらく生命の未来」。

初日の26日は午後2時から米子コンベンションセンターで「東アジア出版文化シンポジウム」が開かれ、中国、台湾、韓国、日本4カ国の出版人が自国の出版文化と読書状況を報告し、出版社・書店のあり方、電子出版の現状などを話し合った。

このあと大山町中の原スキーセンターに会場を移して、午後7時から開会式を開催。

大山町の黒田隆弘町長は「大山町は自然豊かで昔から文化が花開いてきた土地柄。

出版文化展の会場となったことをうれしく思う」とあいさつした。

2日目の27日はホテル大山、大山町総合福祉センターの2会場に分かれて8つのテーマで分科会を実施。

最終日の28日は午前9時からホテル大山で全体会・総括パネルディスカッションが行われた。

各分科会の内容は以下の通り。

▽第1分科会=ブックスタート「本のひととき赤ちゃんといっしょ」▽第2分科会=朝の読書「おもいきり、朝の読書を語ろう」▽第3分科会=山陰で文学を語ろう「志賀直哉&同人雑誌集合」▽第4分科会=図書館「図書館が消える日-そして、次にくるもの-」▽第5分科会=出版「本のつくり方はもっと自由になる!?」▽第6分科会=子どもと読書「のびやかな読書のために:子どもに本を読む・子どもと本を読む・子どもが本を読む」▽第7分科会=出版流通「書籍流通革命は起きているのか?」▽第8分科会=電子出版「調べる、学ぶ、体験する『読書』を変えるeBook」各分科会による総括報告では、第1分科会(ブックスタート)から「実験が始まったばかりだが、地域の実情に合わせて取り組んでいく必要がある」、第2分科会(朝の読書)から「荒れた学校が1年でドラスチックに変化するなど、その効果にみな驚いている」、第4分科会(図書館)から「固定化したイメージではなく、より広がりをもった存在としての図書館という共通認識を得た」、第7分科会(出版流通)から「今までの出版流通に隙間が出来て、そこにアマゾン、ブックサービスなどが入ってきた」、第8分科会(電子出版)から「読者のニーズに応えてきたか。

コンテンツをもつ奢りで押し付けがあったのではないか」等の発表があった。



ポイントカードは再販違反

ヤマダ電機テックランド府中店が10月25日にオープン、書籍・雑誌を対象とするポイントカードにより5%還元を実施する問題で、地元の東京組合立川支部は10月22日、調布市の真光書店で「『再販問題』ポイントカード緊急集会」を開催。

近隣書店や東京組合各支部長などが意見発表を行い、「大企業が公正な競争秩序を無視して再販違反に当たる行為を行い、中小書店の経営を脅かすことは許されない」として、値引行為を早急に中止するよう求める要請書を採択した。

冒頭、鈴木支部長は「これはヤマダだけの問題ではない。

ヤマダがやっているからと他の異業種が続々と参入してきたら、周辺書店は明日にも破綻する」と訴えた。

東京組合の岡嶋成夫再販研究委員長は「ポイントカードは再販を崩すもの。

読者利益、中小書店のネットワークを守る意味でも許されない」と述べた。

来賓の講談社・小此木雑誌販売局長は「再販は守るというのが講談社の考え。

読者をまじえた4者で解決を図りたい」、取引取次店の栗田・郷田専務は「再販制度を守り、出版業界の秩序に合った商売をするよう要望を続ける」と述べた。

流対協・久保副会長、大月書店・長沢営業副部長も「ポイントカードに反対する」との意志表明を行った。

出版評論家の小林一博氏は「全国書店の利益を守るため業界三者が話し合い、根気強く取り組んでほしい」と話した。

東京組合の下向副理事長は「問題はヤマダ電機が再販制度を理解していないこと」と指摘し、同制度の理解を広める普及活動の重要性に言及。

また、萬田理事長は「一義的には出版社、取次が再販違反行為を行っている書店に毅然とした態度で臨むべき」と述べ、ヤマダ電機の従来にない極端なやり方を批判した。



ふるさとネットワーク四国ブロック編

●香川栗林公園は明治になるまで松平家の庭園で「御林園」「お林」「お栗林」等と言われ、明治から「栗林公園」となりました。

同園は昭和28年文化財保護法で「特別名勝」に指定されましたが、特別名勝に指定された庭園は全国で22カ所、四国では栗林公園ただ一つ。

日本三公園の後楽園、兼六園、偕楽園のうち特別名勝は後楽園のみです。

回遊式庭園なので、時計の針と反対に回るのが正しい。

池を左に回るので、お客様をご案内する時、自分の左側を歩いていただく。

目上の方は左側というのが礼儀ですから、礼儀正しくご案内すれば池を配した美しい景色が自ら開けてまいります。

讃岐藩主生駒高俊が別邸を築き、松平初代藩主頼重が本格的な造園に着手、歴代藩主が百年にわたり手塩にかけて造りあげた珠玉の名園です。

実物をご覧いただければ、その素晴らしさがおわかりいただけると思います。

(宮武玄子広報委員)●徳島吉野川は古くから「四国三郎」と呼ばれ、「坂東太郎」の利根川、「筑紫次郎」の筑後川とともに日本の三大河川に数えられている。

全長194キロ、四国全体の20%にあたる流域面積3750平方キロを潤し、紀伊水道に流れ込む。

流域内人口64万人と多くの人口を抱えていながら、今なお清い流れを保っているのは驚異的。

建設省の水質調査によれば、支流の穴吹川は清流四国一となっているほどだ。

高知県の石鎚山瓶ヶ森を源とし、徳島県に入ってからは流域に山岳渓谷を形成し、大歩危・小歩危、祖谷渓谷などの景勝地もある。

その昔は暴れ川として恐れられ、毎年のように洪水を起こした。

この川に県が投入した土木費は膨大な額にのぼるだろうが、一方で洪水は上流から客土を運び、流域では「阿波藍」が栄えた。

吉野川は県の文化、住民の生活に今なお大きな影響を与えている。

(津川優広報委員)●愛媛松山市の中央・標高132メートルの勝山山頂にそびえる松山城は、市内ほとんどの場所から目にすることができる松山市のシンボルです。

本年は築城400年の節目であり、様々のイベントが開催されています。

現在の天守閣は江戸時代後期に再建されたものですが、木造の建物と石垣そして松の緑が調和する美しいものです。

松山城には、天守閣のある山頂公園のほか、松山藩主の住居跡を史跡庭園として復元された二之丸庭園や城山を囲むお堀周辺(三之丸跡)は桜の名所として市民の憩いの場となっております。

また、築城400年を記念し、開催された「松山の味」コンテストでは瀬戸内の新鮮な魚や特産品を使った和食・洋食・中華3部門のグランプリ料理が選定され、1500円2000円で提供されております。

松山へいらした折には、ぜひご賞味いただきたいと思います。

(光永和史広報委員)●高知土佐の高知に「モネの庭」があるのをご存じですか?そう、あの印象派の画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅の庭をそっくり再現したものです。

フランスのモネの庭から譲り受け、咲かせたバラのアーチ、四季折々に赤、黄、青、ため息が出るような「花の庭」。

モネと言えば睡蓮。

その名画のままに造られた「水の庭」は、色とりどりの睡蓮が咲く池に、太鼓橋、緑色の小舟も絵のように浮いています。

とりわけ、モネがどうしても咲かせることができなかった『青い睡蓮』がこの地に合ったのか、見事咲いたのが自慢です。

フランスの庭を訪れたことのある人が感嘆したほど美しい庭「モネの庭」マルモッタンは、高知駅から「ごめん・なはり線」で1時間あまり。

坂本龍馬とともに幕末を駆け抜けた陸援隊長、中岡慎太郎の生家がある”柚子の里”北川村にあります。

(金沢典子)


社長に石崎氏が内定

マガジンハウスは10月1日に開催した取締役会で、赤木洋一社長が12月の株主総会で退任することを決めた。

次期社長候補として、石崎孟(つとむ)取締役が推薦され、取締役会の承認を得た。

12月の株主総会で正式に決定する。

石崎氏は1946年10月22日生れ、56歳。

1969年入社。

アンアン、ポパイ、ブルータス編集部などを経て2000年から取締役。



ヤマダ府中店出店で都に指導求める

東京組合の下向磐副理事長は10月23日、岡嶋成夫再販研究委員長、立川支部の隆文堂・高橋小織氏と都庁を訪問し、都地域産業振興課の西澤妙子課長補佐らと懇談。

ヤマダ電機テックランド府中店がポイントカード実施を前提に出店する問題への対応について、「ヤマダのポイントカードは値引き販売で再販違反。

都は行政として法律に基づく指導を」と要望した。

これに対し、西澤課長補佐は商調法、立地法の趣旨を説明し、「法律に基づく指導の限界」を強調、話し合いによって譲歩を引き出すべく努力していると説明した。

しかし、ヤマダ電機側は「担当者不在」などを理由に都の再三の連絡にも応えず、話し合いの場に出て来ないという。

下向副理事長は「出店計画書すらなく、話し合いの場にも出て来ない。

これは大企業の横暴ではないか。

秩序維持に都は毅然とした態度で臨むべき」と述べ、ヤマダ電機側と会うことができないなら文書で趣旨を伝えてほしいと求めた。

このあと一行は共産党の丸茂勇夫、河野ゆりえ両都議を訪ね、前日の立川支部緊急集会で採択されたポイントカード中止を求める要請書を手渡した。



東京と青森で交流会

東京都書店商業組合と青森県書店商業組合の青年部同士の交流会が15日夕、書店会館で開かれた。

参加者は東京が渋谷副会長(四季書房)、TS協同組合の片岡代表理事(ブックスページワン)など5名。

青森からは祖父尼会長(ソフニ書店)、岡田前会長(岡田書店)と会計の伊藤氏(伊吉書院)の3名。

青森組合青年部の一行はこの日、トーハンでブックライナー商品センターを見学したあと、午後5時から書店会館で交流会を行った。

東京青年部からはTS協同組合の取組みを中心に「現状では月に350万円前後の注文だが、1千万円を目指している。

検索スピードを早くし、簡単に発注できるようシステムを更新している」と説明があった。

これに対し青森青年部は「客注はe-honや本やさん直行便により5日程度で入手している」などを紹介。

立地の違いを越えて、今後も活発に情報交換していくことを確認した。



人事

◇太洋社(10月16日付)営業本部付部長(営業本部付マネージャー)土屋正三


読みきかせらいぶらりい

●ぷくちゃんのすてきなぱんつ(アリス館)おかあさんが買ってくれたすてきなぱんつ。

ぷくちゃんは大喜びではくのですが…じょじょじょーん、あららおもらし-失敗、また失敗、じょじょじょ…。

でもだいじょうぶ、おかわりぱんつをはいてだんだん上手になっていくの。

みんなぷくちゃんの成長を一緒に応援するでしょう。

●Tシャツのライオン(講談社)イタマルが誕生日におねえさんからもらったTシャツについていたライオンは、夜中にこっそり逃げ出して…。

「かわいいライオンじゃイヤ!」と、ふんだんに自己主張するライオンを元に戻すのに四苦八苦。

何ともユーモラスなやりとりの中に、男の子の夢がのぞいて大喜びすること請合い。

●あかちゃんのありかご(偕成社)赤ちゃんが生まれてくる!家族はゆりかごを作り始めます。

お父さんが木を削るとおじいちゃんは…。

それぞれの思いを積み重ねて少しずつ手を加え、ゆりかごは出来上がっていきます。

新しい仲間を迎える喜びと温かさがいっぱいで、静かな感動を誘います。

絵のアングルみも素敵です。



新BIRDネットPOSデータ・9月期

〔ムック〕『スーパーマリオサンシャイン』小学館952円4-09-106064-1『クッキン!カンタンおかずレシピ秋’02』オレンジページ476円4-8730-3197-4『おもいッきりテレビNO.20』日本テレビ放送網619円4-8203-9825-3『’02-03欧州サッカーを愉しむ』文藝春秋800円4-16-008125-8『決定版どんどん目が良くなるマジカルアイ』宝島社933円4-7966-2750-2『別冊ザテレビジョン20thMemorialBook』角川書店838円4-04-721384-5『ワールドウェポンビデオコレクション創刊号陸戦の王者~戦車のすべて』デアゴスティーニ・ジャパン752円4-8135-0447-7『初めてのたまごクラブ’02-03秋冬号』ベネッセコーポレーション571円4-8288-5629-3『私のカントリー42』主婦と生活社1380円4-391-61508-8『とってもやさしい!中高年のためのパソコン』日本放送出版協会1200円4-14-188343-3〔単行本〕『海辺のカフカ上』新潮社1600円4-10-353413-3『海辺のカフカ下』新潮社1600円4-10-353414-1『生きかた上手』ユーリーグ1200円4-946491-26-0『スーパーマリオサンシャインオールシャインゲットブック』毎日コミュニケーションズ950円4-8399-0838-9『老いてこそ人生』幻冬舎1500円4-344-00208-3『実況パワフルプロ野球9コナミ公式パーフェクトガイド』新紀元社1600円4-7753-0055-5『ベラベラブックVol.1』ぴあ952円4-8356-0040-1『パーク・ライフ』文藝春秋1238円4-16-321180-2『サティスファクション』角川書店2300円4-04-898086-6『運命の足音』幻冬舎1429円4-344-00223-7〔新書〕『春の魔術』講談社760円4-06-182249-7『十津川警部「初恋」』祥伝社800円4-396-20745-X『赤緑黒白』講談社980円4-06-182271-3『読書力』岩波書店700円4-00-430801-1『始まりは愛人』ハーレクイン640円4-596-11802-7『別れるための一夜』ハーレクイン640円4-596-11804-3『猫丸先輩の推測』講談社840円4-06-182272-1『いけないエグゼクティヴ』星雲社850円4-434-02009-9『秋田殺人事件』光文社819円4-334-07474-X『億万長者のプロポーズ』ハーレクイン640円4-596-21560-X〔文庫〕『理由』朝日新聞社857円4-02-264295-5『クロスファイア上』光文社590円4-334-73370-0『クロスファイア下』光文社590円4-334-73371-9『濡羽色のマスク』光文社514円4-334-73372-7『壬生義士伝上』文藝春秋590円4-16-764602-1『はやぶさ新八御用帳10』講談社533円4-06-273550-4『壬生義士伝下』文藝春秋590円4-16-764603-X『イリヤの空、UFOの夏その3』メディアワークス570円4-8402-2173-1『絡新婦の理』講談社1295円4-06-273535-0『今さら他人には聞けない疑問65』光文社686円4-334-78156-X〔実用書〕『ディノス2002秋冬号』扶桑社429円4-594-03606-6『英検3級全問題集』旺文社1000円4-01-095020-X『ビストロスマップかならずできる!!レシピ』扶桑社1619円4-594-03608-2『クビレ美人になる1分間BMストレッチダイエット』講談社1200円4-06-211397-X『英語で日記を書いてみる』ベレ出版1500円4-939076-85-7『新・骨盤ダイエット』高橋書店1000円4-471-03365-4『英検準2級全問題集』旺文社1100円4-01-095019-6『英語の頭に変わる本』中経出版1600円4-8061-1617-3『声を出して覚える般若心経』中経出版1200円4-8061-1677-7『英検4級全問題集』旺文社900円4-01-095021-8〔コミック〕『ONEPIECE25』集英社390円4-08-873313-4『NANA-ナナ-6』集英社390円4-08-856406-5『テニスの王子様15』集英社390円4-08-873312-6『リアル2』集英社590円4-08-876340-8『犬夜叉27』小学館390円4-09-125647-3『ピーチガール14』講談社390円4-06-341302-0『彼氏彼女の事情14』白泉社390円4-592-12078-7『多重人格探偵サイコ8』角川書店580円4-04-713505-4『20世紀少年10』小学館505円4-09-185540-7『はじめの一歩62』講談社390円4-06-363143-5


世界の老舗書店・有名店

筆者は今年6月上旬にピョンヤンで開催された国際科学技術図書展覧会に出席した。

この展示会は朝鮮対外文化連絡協会、朝鮮民主主義人民共和国図書館協会の主催で行われたものである。

日本からは、出版文化国際交流会が窓口で、交流会是永専務理事、坂本尚団長(農文協)他8名で成田を立った。

平壌市人民大学習堂で開催されたブックフェアを視察後、別室で共和国の出版関係のメンバーと約1時間交流の機会を得た。

出席者は北朝鮮出版物輸出入協会の輸出、輸入の各責任者と課長の3名であった。

通訳は対文協の李万樹氏であった。

その後、ピョンヤン市内の書店を李万樹氏の案内で訪問した。

最初にお断りしておかねばならないのは、共和国には書店という概念はない。

それではどこで本に接することができるかというと、ピョンヤン市の各行政区に1書店(販売する)が設けられている。

もちろん国営書店である。

ピョンヤン市(人口230万人)は13区に分かれていて、それぞれの区に1店しかないのでピョンヤン市には13書店しかないことになる。

後述するが、書店といっても日本や諸外国の書店とは全く違う。

強いて言えば官報販売所、政府刊行物サービスセンターといったところか。

雑誌、小説、一般書等はない。

コミックはもちろんない。

各行政区には図書室(閲覧だけ)が1カ所ある。

今回は市の中心地である中区の書店を見学した。

午前11時前後に訪問したが、売場には1人のお客もいなかった。

書店をアピールする袖看板こそ出ているが、およそ書店らしくない書店である。

7階建て事務所ビル1階1室で、入口はオフィス入口と変わらぬ90の押しドアである。

ドアには書店の表示はない。

36坪の書籍売場である。

床は板で、間接照明なので薄暗い店内である。

道路に面した12×3間の売場で道路側は窓なので商品量は少ない。

入口付近にカウンター(90幅)があるが、レジはなく、電話だけが置かれていた。

金銭の管理は引き出しである。

薄いピンクのスーツを着た中年女性が一人、座布団を敷いた椅子に座って店番をしていたから、忙しいことはないようである。

壁側の棚は3等分され、前3分の1の書棚には金日成全集、著作集が陳列され、奥3分の1はピョンヤン市内地図、絵葉書、写真、掛け軸が面展示されていた。

中央3分の1のスペースには金日成のありし日の写真に花が飾られていた。

掲げられた額には金日成の言葉が英文で書かれていた。

“本は静かな教師であり、生涯の友である。

若者達よ、何時でも本を手にして、多方面に亙る本を熱中して読んでください”とあった。

道路側の窓下にはガラスケースが7つ並べられ、その中にはバッジ、国旗、CD、ビデオ、辞書、高額書、刺繍品、帽子等が陳列され、販売されていた。

この書店の壁面の書棚は花崗岩でできている。

700ルックス前後の店内にグリーンに映える書棚は異様であった。

店の中央には平台が置かれ、新聞、グラフ、労働党機関誌、ピョンヤン案内、大同江文化などが陳列されていた。

平台の前、窓側にはソファが用意されていた。

日本の書店に比べ照度は半分であり、商品アイテムに至っては極度に限定されている。

国民に知らされる情報量の少なさ、範囲の偏りを痛感しないわけにはいかない。

誰でもが本に接することができる場所はないものかと、通訳を通じて聞き出したところ数カ所あった。

誰でもが利用する人民大学習堂の2階に6坪程度の書籍販売室がある。

この建物には毎日1万3千人の人が出入りしているという。

今回のブックフェアはこの3階で実施された。

この書籍販売室では6本のガラスケースに本が陳列され、自由に見ることができる。

金日成著作集、ピョンヤン市街地図、絵葉書、ビデオ、その他日本語で書かれた朝鮮通史、大同江文化等があった。

1人常駐の販売員がいる。

レジは店内になく、他の売店と共通なので本が売れると販売員は忙しい。

ピョンヤンNo.1ホテルの高麗ホテルの2階に約10坪の書籍売場があった。

このホテルは46階の双塔の堂々たるホテルで、VIP、外人利用が多い。

今回の日朝会談のプレスセンターになった所であり、生存者の聞き取りもこの3階で行われた。

この書籍売場はガラスケース5連で入口を塞いだ売場なので、自由に商品を見ることはできない。

壁面の本は指さしをして、取ってもらわねばならない。

商品構成は学習堂と同じである。

VIP、外人客対象の書店といえる。

一番開かれた書店は空港内の書店であった。

Bookshopの看板があるのですぐわかる。

土産品売場の隣であるが、書店として独立している。

15坪の売場である。

場所柄、市民には無縁に近い場所である。

ホテル書店同様、外人向けPRセンターといえる。

商品構成もホテル書店同様であるが、しかしこの書店には本の他に切手、バッジ、ポスター、刺繍品、瓶、国旗、掛け軸、絵葉書、ガイドブック、地図、CD、ビデオ等があり、その商品が土産感覚で見られ、買えるのが新鮮である。

店内に平台があり、直接本が手に取れる。

そこにはピョンヤン、朝鮮のガイドブック(英文、日本語どちらもあり)、地図、朝鮮史の本が豊富に陳列されている。

ほとんどの本は1冊千円以下で購入できた。

ドルか円で決済できたことも親近感をもたせた。

この店の良さは店内の明るいことである。

入口側が総ガラスのためである。

今までの書店内部が暗かったので、このブックショップは一層引き立って見えた。

平壌駅(高麗ホテルから歩いて5分)前にブックフェアを記念して仮設書店のブースがあった。

2坪程度である。

輸入された本を中心に展示販売されていたが、人だかりは凄かった。

カラフルな絵本、こどもの本が筆者には印象的だったが、こちらは空いていた。

海外出版の金日成関連本に関心は集中していた。

以上ピョンヤン市内で書籍が購入できる場所を、区書店、人民大学習堂2階書籍販売室、高麗ホテル2階書店、ピョンヤン空港内書店、臨時の駅前ブースと5カ所見てきた。

この書籍売場で共通することは、雑誌が全くないこと、金日成・チュチェ思想中心の品揃えで、それ以外の専門書、文芸書、実用書、芸術書がないことである。



エイベックスが出版事業に本格参入

音楽・映像系のエイベックス・グループは10月10日、『ママがおなかの赤ちゃんに贈った詩集-トツキトウカ』(本体定価千円)で出版事業に参入した。

第2弾はエイベックスネットワークが開発したキャラクター、エポケの絵本『エポケ~ポッポコーンのひみつ~』を11月22日に発売予定。

今後、所属アーティスト、オリジナルキャラクターなど、エイベックス・グループ関連のコンテンツを活用した書籍を手掛け、音楽・映像コンテンツとの相乗効果を狙う。

読者対象はグループの主要顧客である10代後半から20代の女性。

当面、来年9月までに15~20タイトルを発行する。

流通は当面、取次を通さず、独自の流通チャンネルを有する出版社「ディスカバー21」に委託、同社から全国の主要書店、大手ネット書店に販売する。



-無題-

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講談社NF賞

第24回講談社ノンフィクション賞に斉藤通雄氏『悩む力/ベてるの家の人びと』(みすず書房)、高木徹氏『ドキュメント戦争広告代理店/情報操作とボスニア紛争』(講談社)の2作が決まり、10月24日午後6時から千代田区丸の内の東京会館で贈呈式と祝賀会が行われた。

高木氏はNHK福岡放送局勤務。

第1回新潮社ドキュメント賞とのダブル受賞。




集英社3賞

第15回柴田錬三郎賞は坂東眞佐子氏『曼茶羅道』(文藝春秋)、第26回すばる文学賞は栗田有起氏『ハミザベス』、織田みずほ氏『スチール』、同佳作に竹邑祥太氏『プラスティックサマー』、第15回小説すばる新人賞に関口尚氏『プリズムの夏』が決定。

11月14日(木)午後5時から帝国ホテルで贈賞式と祝賀パーティーが行われる。
貴重本を集め世界の書籍展開催

創価学会は10月24日から30日まで、銀座松坂屋で「世界の書籍展」東京展を開催。

古今東西の貴重本をはじめ、豆本や文豪の直筆、文学作品の名場面を再現したジオラマ模型、巨大本など、豊かな出版文化を物語る数々の品を展示した。

24日の開幕式で正木正明同展実行委員長は「池田大作名誉会長の発案により、青年部を中心にスタッフを結成して1年半をかけ実現した。

人類の知恵の宝庫が人生の可能性を見いだすきっかけとなればと願っている」とあいさつ。

岡田茂日本ユネスコ協会連盟事務局長は「青年部の方が企画したのは貴重なこと。

本の歴史、文化を総合的に展示した内容は見事だ」とあいさつした。

続いて青山やすし東京都副知事、書協・朝倉邦造理事長、岡田ユネスコ事務局長、紀伊國屋書店・松原治社長、凸版印刷・藤田弘道会長、銀座松坂屋・松本光雄店長、創価学会・秋谷栄之助会長の7氏がテープカットを行った。

このあと開かれたレセプションで秋谷会長は、歴史学者のトインビー博士との対話で、活字文化の意義を論じ合ったことを回顧する池田名誉会長の随筆を紹介し、「出版文化をわたしたちの力で後世に伝えなければ。

皆様とともに励んで参りたい」とあいさつ。

また青山副知事は「本が文化を発信してきた蓄積を見る貴重な催しに、心が洗われる思いがした。

本に没頭してもう一つの人生を経験することは心を豊かにする」と話した。



映画「たそがれ清兵衛」でコーナー展開

日販は、出資映画「たそがれ清兵衛」(松竹配給)の公開に合わせ、藤沢周平の原作本を中心に書店でのコーナー展開を提案する。

藤沢周平作品は文庫本の総発行部数が2300万部を超えるといわれるが、日販では、映画の原作である『たそがれ清兵衛』『竹光始末』(新潮文庫)の重版に合わせて取引書店1500店舗余りにコーナーづくりを働きかけ、関連書籍の拡販による書店の店頭活性化と映画の観客動員数の拡大をめざす。

映画のポスター・広告は、生け花作家・中川幸夫による題字、現代美術作家・アンディ・ウォーホルのコミュニケーションシンボル、写真家・荒木経惟の写真など、各分野を代表する豪華な顔ぶれが集結して仕上がった作品。

日販ではこの話題性を活かし、書店のコーナー展開にあたって映画チラシ・ポスター等の販促物を提供することで、いっそう魅力のあるコーナーづくりを提案していく。

映画「たそがれ清兵衛」は、日本映画界の巨匠・山田洋次監督が初めて挑んだ本格時代劇。

藤沢周平作品で初の映画化となる。

出演は真田広之、宮沢りえほか。

11月2日より全国松竹・東急系にて公開。



第39回文藝賞に中村、岡田両氏

河出書房新社が主催する第39回「文藝賞」の受賞作は、中村航氏の『リレキショ』と岡田智彦氏の『キッズアーオールライト』に決定、贈呈式が10月17日午後6時から神田駿河台の山の上ホテルで開かれた。

冒頭で若森繁男社長から受賞者に賞状と賞金、記念品が授与された。

続いて選考委員の斎藤美奈子、田中康夫、藤沢周、保坂和志の各氏が選評。

斎藤氏は「作品を読んで、中村さんは保坂さんの、岡田さんは藤沢さんの後継者と思った。

選考はもめずに2作受賞で一致した。

新人賞はスタートライン。

10年後も残る作家になってほしい」と受賞者を励ました。

若森社長は「今回は1736編の応募があった。

年々質が良くなっているとのことでうれしい。

前回の綿矢りささんの受賞作は実売16万部。

また『文藝』が31年ぶりに重版した。

活字離れと言われるが、若い人は面白いものは読む。

自分が文学を志望したとき何がきっかけだったか原点を思い返す。

若い2人に昨年にも増してご後援を」とあいさつ。

清水勝会長の発声で乾杯した。
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