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平成13年12月12日号
著作物再販協が初会合

公取委は12月4日、出版、新聞、レコード各業界の弾力運用、流通改善の進捗状況を点検する「著作物再販協議会」の初会合を開催、出版業界からは小学館相賀社長が出席して出版業界の取り組みを報告した。

公取委は3月に「再販制は当面存置」の結論を出した際、著作物の流通について意見交換する場として協議会設置を決めており、学識経験者、消費者、著作権団体と業界代表、公取委18名で協議会を設置した。

4日の会合は公取委山田事務総長の趣旨説明の後、石坂悦男法大教授を議長に進められ、日本文芸家協会深田祐介理事が「ブックオフなど新古書店は規制強化が必要。

優秀な漫画家・作家に悪影響を及ぼし、書店も廃業に追い込まれる。

少年の万引きも問題だ。

図書館の貸出方法にも疑問がある」などと発言した。

出版、新聞、レコードの各業界から弾力運用、流通改善の取り組みについて報告があったあと、自由討議に移り、消費者団体からは「新聞の長期購読割引がないことは消費者にフェアでない」「図書カードの扱い店を拡大して」などの意見があがった。

有識者からは出版、レコードの弾力運用は概ね評価された。

最後に石坂議長は「再販制度は存続してよいと思うが、弊害があれば改善し、運用の弾力化を考えたい。

この協議会は業界の発展と著作権者を守る会議として位置付ける」と、まとめを行った。

次回は来年5月か6月に開催する予定。

−無題−

書店等における万引き(窃盗)事例収集についてのお願いここ数年来の書店等における青少年の組織的かつ大胆な万引きの急増が、書店・出版業界のみならず、社会的に大きな問題となっております。

また、万引き急増の原因として、盗品を容易に換金できる新古書店の増加を指摘する声もあります。

そこで、経済産業省といたしましては、このような状況に対応する方策を検討するため、社団法人日本出版取次協会及び日本書店商業組合連合会のご協力を得て、書店等における万引きの実態を調査することといたしました。

具体的には、添付いたしました「万引き(窃盗)事例報告書」をご記入いただくことによりまして、全国各地で発生している様々な事例を収集して実態の把握を行い、今後の対策に反映させてまいりたいと存じます。

なにとぞご協力のほどお願い申し上げます。

経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課

上半期は減収増益

トーハンの今年上半期(13年4月〜9月)の中間決算がまとまった。

売上高は3249億4500万円で前年同期比3・9%減。

中間決算ベースで4期連続のマイナス。

しかし、売上原価率の低下と販売管理費の削減により営業利益は53億7400万円と0・5%増加、経常利益も27億2100万円、4・6%の増加になった。

売上高の内訳は書籍が1171億400万円(1・9%減)、雑誌1825億9300万円(4・3%減)、NM商品252億4700万円(10・2%減)。

返品率は書籍43・1%、雑誌30・7%、NM商品14・7%、合計で0・2%増の34・9%。

損益面では上尾センターの投資に伴う減価償却など諸費用の増加があったが、運賃・荷造り費など物流経費の節減と、一般管理費の予算制度徹底により、販売管理費を3・7%減少させた。

営業外損益では受取利息が大幅に減少、その他の営業外収益は受取手数料増加で前年を上回った。

営業外費用は社債の償還や社内預金の廃止で支払利息が四分の一に。

反面、売上割引は売上伸張率を3・7ポイント上回った。

営業外損益の改善により、経常利益は4・6%増の27億円。

税引後の中間純利益は14億1700万円。

記者会見でトーハン藤井副社長は「こういう状況下でいかに増益を達成するかが重要だ。

経費のコントロールを徹底し、原価引き下げもあって、結果的に経常利益は4・6%の増加だ」と説明。

売上げが3・9%減となったことについては「7−9月の商業販売統計で卸売は4・0%減、小売は3・3%減。

出版が際立って悪いわけではない」と述べた。

上期の取引店の転廃業は290店(17%増)、1万2500坪(10%増)。

角川出版事業振興基金第3次出資を募集

出版・映像・情報通信の分野で先端的、創造的な企業に出資する「角川出版事業振興基金」は第3次の出資申請を受け付けている。

出資の規模は1社につき最高3億円程度で、出資件数は10社から20社。

出資方法は原則として第三者割当増資、配当優先株式で最長7年保有。

申請期限は平成14年1月31日。

申請用紙の請求は会社名、業種、所在地、電話、担当者を記載してFAX03(3519)3064番へ。

携帯電話で読む新潮ケータイ文庫!

新潮社とNECインターチャネルは、来年1月10日から共同で携帯電話EZwebを使った有料小説配信サービス「新潮ケータイ文庫」を開始する。

毎月の利用料100円で乃南アサ、服部真澄の書き下ろし連載小説、星新一のショートショート、名作、コラムなどが毎日配信される仕組み。

読んでいる作品の途中でしおりをはさむ「しおり」機能、過去に掲載された作品が読める「過去の掲載作品」機能など、デジタル・コンテンツならではの機能も搭載。

待ち合わせなどのちょっとした時間に携帯で気軽に小説が楽しめるという。

4月にはJ−SKYでも配信をスタートする予定。

激変時代を勝ち残る

日販は来年2月中旬、「激変の時代を勝ち残るオンリーワン経営」をテーマに、第38回日販マネジメントセミナー」を開催する。

カリキュラムは「10坪から30億円企業へ」(うさぎや社長・笹沼道正氏)、「心の産業としてのディズニーランド経営」(オリエンタルランド元専務・山下堯氏)など全6講。

成長企業・優良企業の事例紹介、新たな経営課題、景気動向予測などについて、専門家・実務家が最新情報を伝える。

▽開催日=2月14日(木)15日(金)▽会場=江東区・ホテルイースト21東京▽会費=日本出版共済会加盟店は宿泊なし3万5千円、宿泊4万5千円、1日受講2万円、未加盟店は宿泊なし4万5千円、宿泊5万5千円、1日受講2万5千円▽申込み=日販各営業部、支店および経営相談センター▽締切り=2月6日

子ども読書推進法

超党派の国会議員でつくる「子どもの未来を考える議員連盟」が提出した「子どもの読書活動の推進に関する法律案」が、11月29日の衆議院に続いて12月5日の参議院でも賛成多数で可決され、成立した。

同法では、子どもの読書活動推進に関する基本計画の策定を政府、地方公共団体に義務付け、4月23日を「子ども読書の日」に定めている。

−無題−

*全県あげて加入促進/日書連共済会に入ろう/山口組合に特別委員会*福岡県書店商業組合(山口尚之理事長)は、11月26日午後3時より県教科図書会議室で第1回日書連共済会普及委員会を開催した。

福岡組合は日書連共済会の加入率が全国で最低ランクのため、新しい委員会を作り普及に乗り出したもの。

会合には山口理事長、共済会担当の河合副理事長と県下4ブロックから2名の代表、各支部長が出席して具体的な普及活動について検討した。

この結果、■未加入の理事30名が最低1口加入すること、■全理事50名で新規加入、増口を募ることを決め、「普及促進のための費用をだしてはどうか」などの意見も上がった。

組合あげての加入増強運動として全力をあげていく。

(鹿子島慶正広報委員)

書店の万引事例を収集

青少年による書店の万引きが増加、背景に盗品を容易に換金できる新古書店の増加があると考えられている問題で、経済産業省は万引き実態を把握し、対応策を検討するための資料として、全国の書店1千店前後を対象に万引き事例を収集する。

これを受けて、日書連は12月20日に開催する定例理事会で調査の概要を決め、年明け1月にも調査が行われる見通しだ。

調査の実施は、7日午後3時から書店会館で行われた記者会見で発表されたもの。

記者会見に先立って午後1時半から、経済産業省、日書連、取協、出版文化産業振興財団(JPIC)と、著作者を代表して「コミック作家の著作権を考える会」(考える会)による打ち合わせが行われた。

経済産業省からはメディア・コンテンツ課の片岡宏一郎課長補佐、考える会からは柴田未来弁護士、日書連からは萬田会長、丸岡委員長、山口東京組合常務理事などが出席した。

昨年発足した「考える会」は、新古書店のコミック売買が作家の著作権を侵害するとして、雑誌への意見広告、アピール文の発表などを続けてきた団体。

同会の働きかけで経済産業省が乗り出すことになり、日書連、取協、JPICとともに、万引き事例の収集を行うことになったもの。

記者会見で調査方法について説明したJPIC奥田専務理事は「法規制のための資料に生かすのが目的。

各県20店程度の事例を集めたい。

できるなら、万引きした本を新古書店に売り行くまでをつかめればと考えている」と報告。

日書連萬田会長は「被害金額、万引き犯の年齢、背景なども報告してもらう。

12月理事会で決まれば、1月には調査できると思う。

万引き問題は従来、書店だけの問題とされてきたが、出版業界の消長にも関わる大問題という認識が広がってきた」と調査の重要性を指摘した。

日販よい本いっぱい文庫

日販は12月4日午後3時から東京・お茶の水の本社で第37回「日販よい本いっぱい文庫」贈呈式を開催。

全国の身体障害児施設、虚弱児施設、特殊学級、山間僻地校など330施設に児童書約4万冊を寄贈した。

贈呈式の席上、日販の菅徹夫社長は「日本児童図書出版協会、運輸各社のお力添えで37回目を迎えることができた。

社会福祉事業の一環として、また子供の健全育成、読書推進を目標に、これまで7352カ所、135万冊を贈っており、今年も12月中旬に届けられるよう準備を進めている」とあいさつ。

続いて厚生労働省の小田島明障害福祉専門官に目録を、施設代表の「おもちゃの図書館」児童2名に図書を贈呈した。

来賓あいさつで小田島障害福祉専門官は、児童虐待の増加など子供を取り巻く環境の悪化に憂慮を示し、「本は親と子のコミュニケーション手段。

次代を担う子供が読書で思いやりの心を育むことは重要」と話した。

また、施設を代表しておもちゃの図書館全国連絡会の斎藤勝子副代表は「37年間にわたりよい本を全国各地に寄贈いただき感謝している。

いただいた本は到着した時は子供たちに見せず、クリスマス会でみんなの前で開ける。

子供たちの楽しそうな顔を見るのがうれしい」とあいさつした。

懇親会では、日本児童図書出版協会の小峰紀雄会長が「昨年は子ども読書年。

政治、行政、業界が読書推進に一斉に取り組み、希望の芽が生まれた年だった」として、先頃成立した「子どもの読書活動の推進に関する法律」について説明。

手島梱包輸送・手嶋敏会長の発声で乾杯した。

田中理事長を再選組織強化課題に

宮崎県書店商業組合は12月3日、ホテルセンチュリー宮崎で第13回通常総会を開催。

事業報告、事業計画、収支予算、借入金残高の最高限度額決定などを原案通り承認した。

このあと理事会を開き、田中隆次理事長(田中書店)、津江重徳(津江書店)、今村栄(今村書店)両副理事長、理事全員を再選。

厳しい経営環境が続く中で組織強化を目標に活動していくことになった。

(今村栄広報委員)

長野理事会

長野県書店商業組合(赤羽好三理事長)は11月27日、松本駅前グリーンホテルで理事会を開き、山積する諸問題を討議した。

出版社の読者直売問題について、書店がこつこつ足で稼いできた読者を横取りする販売方法には断固抗議すべきと議論した。

取次の返品入帳処理については「一日も早く、短期日に入帳処理を。

小売店は資金繰りに苦慮している」との意見が出された。

組合員減少問題については、長野県もかつては200店を超えていたが、今年10月には134店に減少。

歯止めがきかない現状を憂慮するとの報告があった。

万引問題については、今や売上の数パーセントが万引され、経営危機につながりかねない問題。

出版社、取次にも協力してもらい万引防止機器の導入を図っていきたいと説明があった。

信濃教育会出版部については、シンキョウネットとなり依然として書店の入る余地のない販売方法をとっている。

裁判にも訴えて奪い返さねばならないとの報告があった。

(高嶋雄一広報委員)

読みきかせらいぶらりい

ロバの子シュシュロバの子シュシュはフランス生まれ。

街の写真館で働き始めると、たちまち子どもたちの人気者になりました。

ところがある日シュシュは間違えて子どもの指を噛み、牢屋に入れられてしまいます。

子どもたちはシュシュを救おうと…。

「マリーちゃんとひつじ」のフランスソワーズの作品。

こねこのミトンミトンはリチャードのこねこです。

ある日ミトンがいなくなり、お父さんは新聞に広告を出しました。

その朝からリチャードの家の玄関にいろいろな人がいろいろな猫を連れて次々にやって来ます。

けれども、どのねこもミトンではありません。

「ねこの画家」ニューベリー、待望の邦訳。

ユリアのクリスマスハンガリーにある、小さな、静かな村のクリスマスのお話しです。

クリスマス・イブ、子どもたちはキリストの誕生を祝う劇をしながら、村の家を回ります。

それは、昔からのこの村の習わしです。

ユリアは今年初めてこの劇にでて、天使の役をします。

うまく出来るかしら?とっても心配。

週刊売行き情報

年末恒例になったエヴァンゲリオンコミック発売も7巻目。

コミック版はTVシリーズとの相違点が多く見られるが、どの様な終局の描き方をするのか楽しみです。

(文)(1)『新世紀エヴァンゲリオン(7)』角川書店4‐04‐713469‐4……23冊
(2)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……21冊
(3)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……15冊
(4)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……14冊
(5)『ルネッサンス』ダイヤモンド社4‐478‐32100‐0……7冊
(6)『君に成功を贈る』日本経営合理化協会4‐89101‐020‐76冊
(7)『ブロードバンド戦略勝敗の分かれ目』日本経済新聞社4‐532‐14945‐2……5冊
”『蕎麦屋のしきたり』日本放送出版協会4‐14‐088011‐5……5冊
(9)『ザ・ゴール』ダイヤモンド社4‐478‐42040‐8……4冊
”『模範六法2002』三省堂4‐385‐15729‐4……4冊
”『新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論(2)』幻冬舎4‐344‐00131‐1……4冊
”『初春弁才船』文藝春秋4‐16‐320570‐5……4冊
”『ゆとりの法則』日経BP社4‐8222‐8111‐6……4冊
(14)『ピープルウエア第2版』日経BP社4‐8222‐8110‐8……3冊
”『日本経済生か死かの選択』徳間書店4‐19‐861429‐6……3冊
”『ドリームバスター』徳間書店4‐19‐861442‐3……3冊
”『HowIPlayGolf(上)』テレビ朝日4‐88131‐252‐9……3冊
(12月2日〜8日調べ)

週刊売行き情報

なんともおかしな世の中だ。

構造不況だ、リストラだと言いながら、小学生が携帯電話を持ち高価なゲームを買っている。

中高年の世代として悲哀を感じてしまう。

(井)(1)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……15冊
(2)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……11冊
(3)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……10冊
(4)『愛と復讐の桃源郷』双葉社4‐575‐00707‐2……6冊
(5)『焦げた密室』幻冬舎4‐344‐00903‐7……5冊
”『’02年上期版間違いだらけのクルマ選び』草思社4‐7942‐1100‐7……5冊
”『十津川警部「射殺」』角川書店4‐04‐788157‐0……5冊
”『声に出して読みたい日本語』草思社4‐7942‐1100‐7…5冊
(9)『ももこのとんでも大冒険』徳間書店4‐19‐861445‐8…4冊
”『魔法使いと賢者の石の本当の話』二見書房4‐576‐00752‐1……4冊
”『新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論(2)』幻冬舎4‐344‐00131‐1……4冊
”『天使に涙とほほえみを』角川書店4‐04‐788158‐9……4冊
”『ルネッサンス』ダイヤモンド社4‐478‐32100‐0……4冊
(14)『プロジェクトX挑戦者たち(9)熱き心、炎のごとく』日本放送出版協会4‐14‐080636‐23冊
”『マリア、プロジェクト』角川書店4‐04‐873330‐3……3冊
”『ことばの魔術師からの贈り物』ベストセラーズ4‐584‐18637‐5……3冊
(12月2日〜8日調べ)

栗田出版販売実務セミナー

厳しい経済環境の中で活力ある書店経営を実現するにはどうしたらいいか−−栗田出版販売書店経営研究会が11月26日に開催した「第22回出版販売実務セミナー」で、岩手県盛岡市・さわや書店本店店長の伊藤清彦氏は「読者にとって魅力ある書店とは」をテーマに、宝塚や映画・芸能コーナーなどを手がけて書店特化に成功した経験をもとに「売る店づくりのノウハウ」を披露した。

また、筑摩書房取締役営業部長の田中達治氏は同社の倒産と再建を振り返り、激変の時代の今、出版社と書店がなすべきことについて話した。

栗田出版販売実務セミナー

本店120坪と児童書専門店MOMO80坪、合わせて200坪の店をやっている。

特に変わった店を作っているつもりはない。

まっとうにやっているつもりなのに変な店という評価を受けている。

7月に隣にコンビニができて、これで半径50メートル以内にコンビニは5店目。

しかし、当店はジャンプ全盛時代もジャンプを捨てたし、他店が稼いでいる商品で勝負する気はまったくない。

マンガ雑誌や週刊誌に関しては最初から勝負していないので、必要な分だけパックをかけて販売している。

それほど大きな店ではないので、何でも置いてもしょうがない。

捨てるところは捨て、生かすところは生かす形でやっている。

雑誌は朝来て、積んで、次の号が出るまでそのままでいいという商品ではない。

売れているかどうか流れを見て、売れていない商品はデータを元に原因を話し合い、それを元に1日のうち2、3回、平積み構成を変えている。

本来こうしたことはPOSレジでやることだが、当店は導入していない。

毎日のことだし、午前と午後で雑誌の陳列を変えるので、POSレジではとても追いつかない。

商品個々の動きを見て平積みや面を変えることを1日のルーティンワークとしてやっている。

雑誌は時代を反映した特集を最も早く組んでくるから、時代の流れに合わない雑誌は売場からカットする。

そのとき過去の成功は忘れること。

昨日売れたものが今日、明日も売れるとは限らない。

前号が売れたからといって一番いい場所にずっと積んでいると、売上は落ちていく。

前号が売れたという先入観は抜きに、現実はどう動いているかを毎日調べる。

毎日の動きを見て流れをつかみ、こまめに平積みを変えていく。

一番いい場所に一番動きがいい雑誌を置く。

雑誌の売上を上げるには、とにかく手間暇かけることだ。

雑誌は世の中を反映したものだから、担当者はニュース、新聞をきちんと見てほしい。

それによってジャンル構成比を変えていく。

自分の店に合った商品をみつけて構成していけば、雑誌はまだまだ伸びる。

今までのように大手出版社の雑誌を取次まかせでただ並べて、次号が出るまで同じところに積んだままというやり方では、これからの雑誌は絶対に伸びない。

いま当店の一番の悩みは書籍。

小さい店のわりには量を売るから、何でもかんでもたくさん配本されてしまう。

そうなると売上が落ちていく。

新刊書店だから新刊を売らねば勝負にならないが、取捨選択は必要。

そこで新潮社、文藝春秋、岩波書店の3社だけ新刊コーナーを設けた。

基本的に月の刊行点数が決まっていて、クォリティが高く当たり外れがないからだ。

文庫は一昨年、売上が落ちた。

当店の文庫メイン平台は120点しか積めないのに、月600点新刊が出る。

ということは5日に1回総入れ替えをしないとやっていけないことになる。

そこで何でも入れるのはやめて規制を加えた。

いらない出版社7社を決めて配本ストップし、欲しいものだけ後で送ってもらうようにした。

それからは20%台の伸び率を維持している。

新刊に惑わされず、自店のロングセラーを作り大事に売っていくことで売上を伸ばすことができた。

文庫に限らず、当店は純粋な新刊はそんなになくて、ロングセラーを中心にしている。

出版社の思惑に巻き込まれると結果的に売上は落ちる。

今は大変厳しい時代。

これまでだったらそこそこ何でも売れたが、今は『ハリー・ポッター』のようにたくさん売れるものはたくさん売れるが、他が全然ついてこない。

読者のレベルも落ちてきた。

昔のように読者が自分で積極的に本を探し買うという行動は少なくなり、話題になったものしか読まない。

こういう時代だから、書店はナマの情報を伝える方法を確立しなければならない。

当店では手書きPOPを大切にしているが、これからやろうとしているのは、何をいまさらと思うかもしれないがミニコミ誌の発行。

これまで蓄積してきた面白い本の情報を、ミニコミ誌の形でお客様に伝えていこうと思っている。

「このジャンルならこの本が面白い」ということを書店はもっと断言調で伝えてもいいと思う。

基本的に僕がやっていることは20年前と変わっていない。

すべてのスリップを調査して大学ノートに売れ筋をリストアップし、売れないものを見つけてカット、売れるものを伸ばしていく。

自分でも読んでみてなぜ売れるのか考えてPOPを付けると、ロングセラーへと化けていく。

新刊書店だからといって新刊に巻き込まれてしまうと売上は伸びない。

新刊はほどほどに利用して、店のロングセラーを作っていく方向のほうがお客様は来てくれる。

ロングセラーは店の特色を作り、お客様をつかむための最高の手段となる。

この2年間、講演などで全国いろいろなところに行って感じたのは、書店の現場が非常に荒れているということ。

みんな情けないほど本のことがわかっていない。

ベテラン社員が辞めて、現場がリーダー不在になっていることが一番の問題。

23、24歳で店長と言われても、知識の集積のない人間がなぜ店長なのか、そんな馬鹿なとこちらは思ってしまう。

出版界全体が駄目になっている大きな原因は、書店の現場が駄目になっていること。

効率優先で、人を育てることをしてこなかった報いが今きている。

人を育てるのは10年単位で、とても時間がかかる。

安易な方向にばかり流れ、POSレジ自動発注、アルバイト・パート化がますます書店を駄目にしている。

従業員をもっと大事にしてほしい。

出版社にとって大型書店はメリットがあるのか。

流通在庫ばかり増えてもしょうがない。

やはり売ってなんぼ、回転させてなんぼだから、小さい店でもきちんと回転させていれば、それは出版社にとっていい店ではないか。

たくさんの商品を置けるわけではないが、自店でできるものに関してはきちんと数字をあげていく。

そうすれば業界全体ももっと活性化するだろう。

生活実用書・注目的新刊

コピーをする時、通常一番大きい紙がA3で、その半分がA4判、そのまた半分はA5判。

A4はやや大判の写真集などで、A5もやはり大きめの単行本の判型である。

ところが、さらに半分の大きさの本をA6判と言う習慣はない。

文庫判と呼ぶからだ。

現在、文庫は57出版社から151種類出ているが、洋書の中にもこれに近い判型の本がある。

ボール紙が綴じてあって、名画、写真、ポスターなどが表、裏にはアドレスが書けるようになっている。

つまり、1枚ずつ切って使えるポストカード本である。

『子ネコの立体スタンドカレンダー』(小学館文庫752円)は、文庫本がそのまま卓上カレンダーになるというアイディア本。

厚めのカバーをはがすと、表紙がカレンダーを立てるための支えになっている。

折って挟み込む部分は猫の手の写真で、切り込みがついている。

綴じ方も針金を使った本格仕様である。

1ページ1週間の構成で、全64枚が子猫のカラー写真。

1匹が無心にジャレているものや、2匹が並んで泥のように眠っていたり、可愛らしいショットが集められている。

何も知らないネコ好きが、文庫の棚から取り出してみてちょっとビックリするという風景は、ほほえましくも思えるが、最初からカレンダーのコーナーにあった方が断然面白い。

しかし、書店では往々にして文庫本は文庫の棚からなかなか出てこない。

長澤義男著『よく飛ぶ紙ヒコーキ名機集−そのまま切って作れる7種14機』(講談社+α文庫840円)も新種文庫の1つである。

「本書は読むだけでは何もならない。

読んでは考え、つくり、つくっては考え読む書物である」と、飛行機のカラーデザインをしたA・デュアー氏が「まえがき」で述べている。

その言葉通り、3分の2がボール紙で、解説を読みながらカッターナイフで切っていくと、翼や胴体と重心を作るオモリなどに分かれ、紙飛行機ができてしまうのだ。

ノリ、ハサミ、定規、竹串も揃えなければいけない。

グライダー、無尾翼機、複葉機などバリエーションも楽しめる。

この文庫だって、文庫の棚に眠るだけだったら、この本を欲しいはずの読者と出会うチャンスは少ないだろう。

(遊友出版・斎藤一郎)

栗田出版販売実務セミナー

私は1976年、筑摩書房の管理部つまり倉庫に入社した。

当社で職安の紹介で入社した経歴をもつのは私だけ。

職安から紹介された私が採用になったのは、倉庫の担当になる人がいなかったから。

いくら給料が高くても、東大文学部を出て将来を嘱望された人にとって耐えられないようなひどい倉庫だった。

会社として物流という概念がまったくなかったのだと思う。

編集が一番偉くて物流は最下層という職種ヒエラルキーが色濃くあり、だから倉庫には職安あがりの人間を当てるしかなかった。

筑摩書房は1978年に突然倒産した。

なぜ倒産したかというと、まず企業設計がなかった。

当時、筑摩は岩波のような総合型出版社を目指していて大型企画を次々と出し、雑誌、辞書、文庫、新書のような長期的戦略が必要な商品の開発を後回しにしていた。

職種ヒエラルキーも倒産の大きな要因になった。

一番偉い編集は最下層の物流について何も知らない。

つまり企業として体をなしていなかった。

儲かっていないのに業界最高水準の給料を払い続けていたという、労務倒産的側面もあった。

会社更生法を申請して更生会社として再出発。

全額債務弁済への果てしない戦いが始まった。

再生終結へ一番大きかったのは、バブル絶頂のときに神田小川町の本社社屋を売却したことと、初の長期的戦略商品「ちくま文庫」を創刊したこと。

営業部の自立も重要だった。

営業部が会議を主宰し、部数と定価を決める、商品にならない企画を潰すという体制を、会社全体のコンセンサスで確立した。

出版社が今なすべきことは、自転車操業から脱却する営業部門を自立させる物流を会社全体で意識する適切なアウトソーシングを行う−−ということ。

書店については、超大型書店がいくつも出来るより、小さい本屋さんで話題の本を買えるほうがありがたい。

町の本屋さんの良い面を引き出していくべき。

また、苦しい時代は横並び的な商習慣では駄目だと思う。

本屋さんのパソコン活用パート2最終回

◇読書・情報環境からみた書店IT出版流通業は読者利益の為にある。

過去100年間で読者は拡大しつつ変質してきた。

新聞や書籍・雑誌もその変化に対応してきたが、読書メディアはそれ以上に多様化し使い分けられている。

書店も図書館もTVも映画もテーマパークもインターネットもケータイも同列に、その時々の必要性と時間性と入手費用と、時には気まぐれに使い分けられる。

だから書店も、これら読書・情報環境の一部として消費者から選び分けられている。

個人通信端末、インターネット接続など通信回線の生活インフラ化、放送局や新聞社の体質変化、図書館サービスのシステム化などのカタチで各々、読書・情報環境の変化に対応しつつある。

業界ITインフラもその変化に対応すべく、書誌データベースも、諸コードの整備も、EDIや物流のネットワークも改良整備され、その上に、マージン率や在庫照会・注文品のスピードや再販弾力運用など流通の多様化に向い始めた。

これら読書・情報環境インフラの渦中の出版流通インフラの上で、書店は自店の個客ニーズにフィットすべく、品揃えや諸サービスを工夫し競い合うことになっている。

IT化はそのために役立たせることが重要ポイントになる。

◇書店のIT化は現場の個客発想からいくら書誌データベースが完備され、検索タグも豊富で、在庫状況が瞬時に正確にわかり、オーダーも予定日数で入荷するシステムであっても、取次配本以外の注文(仕入)は書店の仕入担当者が行う。

担当者は当然個客との最前接点で観察し、個客情報を収集して、あまた在る本たちとの出会いをプレゼンする。

その販売現場の様々な工夫や業務を支援するのが「書店のIT化」の第一の目的だろう(経営的支援や店舗管理支援なども次ぐが)。

過去35年間の業界IT化は業界内部の合理化が主目的だったが、インターネットとPCの一般化によって、現場指向のシステムを現場担当者が組み立てうる環境になってきた。

今後の現場システムは、自店の個客フィットと管理のためのオフライン活用を基本に据え、書誌検索やEDIはそのために適時活用し、自店のPR発信ツールや多様なWebサイトを自店なりに厳選活用するといったオンライン活用を、適時組み込むと良い。

例えば、文芸書の品揃えに熱心な書店の御主人が、地元奈良に因んだ文学書の書誌情報をこつこつ集めては県立図書館にPR(PublicRelation)していた。

PCの普及にともない、表計算ソフトで書誌情報を管理すれば検索も並替えも便利と、入力し始めた。

当初は文字入力の仕方や漢字変換に苦労されたことだろう。

が、書誌情報を図書館にも伝えたい、注文も出てくる、なによりも御主人の作る奈良関係の文学書情報を待っているお客さんがいる。

迷いつつもそうこうするうちに入力にも慣れ、辞書も学習し変換効率も高まりPCも応えてくれる。

活用目的はしっかり自覚されているから、噂にも流されず目的に向かってソフト操作も工夫するし、PCに詳しい人に的確な質問も出来る。

最初は、著者名と書名と出版社名と定価だけのデータが、ISBNを追加し、帯の文章も加え、目次や索引も付加し、インターネットでの関連サイトもリンクさせ、書誌リストから独自の情報データベースに昇華していく。

◇PCスキルは習うより実務で慣れろ書店業に限らず、活用目的を自主的に決めずに「PC操作法の勉強に、例えば○○をしましょう」とPC講座で操作法を習った場合、業務の現場では活用されず、専用ソフトの使用のみに終わるのが大半。

7年前までは、業種別のPC活用実例は余りなく、PCメーカーや販売店は販売促進用の講習会を実施・啓蒙するが、操作法を教えることしか出来なかった。

当然教材は実務的な発想ではなく、操作法の例としてこう使えるだろう、というモデル的発想で作成された。

極端だが、会計知識の無いSEやインストラクターが経理を例にして操作法を指導するようなもの。

このような指導法がパターン化して今でも行われているせいかもしれない。

3年前くらいから、業種別・業務別の活用事例がPC雑誌に掲載され始め、活用サンプルの情報は書店でも簡単に入手可能。

実務と関連づければ活用目的の選定に役立つ。

インターネット接続や業界EDI、専用ソフトのように、利用者が既定手順を踏まねば稼働しない場合は、定められた操作法を最低限身に付けねば活用できないが、自店の管理業務は自店の実際の手順にしたがって実務に使うほうが、活用度も高まり、操作法も早く身に付く。

なによりも熟知した実務に使っているので現場サイドの情報リテラシーが高度化されるのはありがたい。

(表計算ソフトなら単品別在庫の日3回管理が、ワープロソフトなら情報提供型チラシ月間作成が、PCスキルと情報リテラシーの同時教育に適しているようだ)◇IT化指導の注意点以上のことから、個店でも組合でもIT化を進めて行く場合には、即実務に使える情報処理を教材に選ぶ事が重要だと判ります。

勢い、指導者には実務の広範囲な熟知度とPC体験が、そして個別指導が求められましょう。

実際的には、教わる人のPCスキルのクラス分けとPC活用書店人が指導員になる方が適しています。

また、指導後の活用実態を追跡調査することで指導法の改善もパフォーマンス測定もできます。

教材は本紙「本屋さんのパソコン入門」(1997年)と「パート2」で重要点を述べましたが、それ以外にも沢山在ります。

例えば、1>eメールを送受信できれば(30分の学習を2〜3回で可能)、S−Bookや取次EDIシステムのようにプロバイドされていない出版社へのメール発注に活用するとか(事前に発注要件と出版社担当のeメール・アドレスかHPのURLが必要)。

ついでに店売在庫の仕入発注なら、その発注データを表計算ソフトに移し、販売データを入れ、後日出版社に電送。

互いに仕入=販売の反省会をメールで“報連相”し次回の品揃えに生かしていく事も。

2>検索も業界データベースだけでなく、地元の府県立図書館の蔵書検索で借り出し、「あやふや客注」のプレゼンに使う方法とか(書名別貸出データも)。

3>Web上の読書サイトが(ジャンル別も特定ジャンルも)十幾つヒットするが、そこで読まれている感想から「読書欲求とコーナー単品選定」を考えるとか。

4>客注がメールで来始めるや「お返事メール」や関連本の「ご案内メール」を出し、ご来店を促すとともに(メール受注の60%は商圏内の個客)データは書誌タグを付けて自店独自のデータベースに入れ続けるとか。

例に切りは在りませんが、業務中に「こんなこと思い付いたけどPCで出来ンかな?」と実験すると、意外な活用法が発見できる事もあります。

従業者一人ひとりの想い付きや閃き、それこそが、明日からのPC活用、個性光るパーソナルな活用だと想います。

(完。

感謝合掌)

お話会よい経験に

9月から11月の第4土曜日に、東京・静岡・岡山・福岡で展開した「第四土曜日は子どもの本の日」キャンペーン。

最終回となった11月24日のお話会の模様を、各書店からの実施報告を要約して紹介する。

第4土曜日キャンペーン報告

◇3回目にしてとうとう子どもたちの前で読むことになってしまった。

女性の声に慣れていた子たちの反応はどうだろう?つまらなくてみんな騒ぎ出したらどうしよう、と思うことが多かったけど、不安は即、解消された。

心地よい緊張感の中でみんな僕の方を見つめ集中して聞いてくれた。

最高の18人も集まってくれて「次はいつなの?」と聞かれたり、「今日で終わっちゃうの?」と悲しがる子もいた。

こんなに反響があるとは思わなかったし、父兄の評判もよかった。

(港区・流水書房田町店)◇前回は初めてのことで要領をつかめず、宣伝もうまくいかず小人数での実施でした。

今回は店内にチラシ等をたくさん張って目につくようにしたせいか、たくさんの方が来られて、うれしく思いました。

(焼津市・焼津谷島屋書店)◇1、2冊目は子どもたちも読み手の方を見ていたが、3つ目の紙芝居を始めたころ落ち着きがなくなった。

5冊目を読んだスタッフはアルバイトの学生。

彼女は幼稚園の先生志望とのことで、子どもの目を自分に向けさせることや読み方が上手だと感心した。

今回は40分位で、3冊程が限度なのかと思ったが、読み方次第でこの時間は長くも短くもなるのかとも感じました。

(藤枝市・藤枝江崎書店駅南店)◇3連休の中日ということで少しさびしいお話会となりましたが、参加してくれた子どもたちが、始める前から「妹ができたの!お母さんとおうちにいるのよ!」と話してくれたり、「おはなしまだー!」とせがまれたりで、うれしくなって、さあ頑張るぞと始められました。

参加人数にこだわりを持たず、読み聞かせの会を続けられて幸せを感じました。

(倉敷市・マイブックシェルフヤマナ)◇今回の参加は7名でした。

棚のテレビ関係やキャラクター絵本に関心が行き、集中して聞けない子どもさんがいつもいます。

読み手の方がベテランで上手にかわしてくださいましたが、こちらの配慮も必要でした。

(総社市・荒木書店)◇今回が最後の月でしたが、「次回は何時ですか?」と問い合わせを受け、改めてお客様の期待を感じました。

次回はクリスマス特別企画として当店スタッフによる実施を行うことになりました。

(久留米市・BOOKSあんとく櫛原店)◇連休ということでやはり子どもたちがあまり集まってくれず残念でした。

本屋という接客業ですが、自分からお客様に話しかけるということがあまりできずにいました。

しかし、このキャンペーンに参加して、子どもたちや母親の方たちとも少しずつ会話が増えました。

これを経験に、コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。

(福岡県山門郡・BOOKSあんとくやまと店)◇売場リニューアルからの読み聞かせでした。

まだ売場が整っておらず残念でしたが、子どもたちはいつものように眼を輝かせて聞いていました。

もっと多くの子どもたちを呼べたらと、くやしさと反省が残ります。

レンタル、ゲーム、セルCD等との複合店なので落ち着いて読み聞かせができないところもあったかと思います。

何とか今後も定着した企画を作り、子どもたちにいい本を紹介していける店でありたいと思っています。

(福岡県三潴郡・BOOKSあんとく三潴店)◇準備などいろいろと大変でしたが、よい経験となりました。

子どもたちが絵本に夢中になり、一瞬も目を離さず聞いている姿に大変感動しました。

本と子どもたちの出会う窓口になれたらいいなと思いました。

機会があればまた実施したいと思います。

(田川市・BOOKWORM川宮店)◇参加者は子ども13人、大人8人。

子どもたちはみんな一生懸命に耳を傾けてお話しを聞いてくれていました。

読み手は雰囲気作りの上手な方で、書店の中であることを忘れてみんな聞き入っていたようです。

次回はクリスマス直前の会になるので、季節感を感じられるものになるといいなあと思います。

(大野城市・積文館書店大野城店)

野間賞受賞者

「大変驚いている。

身が引き締まる思いだ。

長い間やっていたからいただけたものと考えている」と永井さんの受賞第一声。

永井さんが松江今井書店に入社したのは島根県立大東高校を卒業した昭和34年。

高校時代に用事で松江に来た時に、大きな書店があるな、こういうところで仕事してみたいな、と思ったのがきっかけという。

入社と同時に外商部に配属され、学校を中心に活動を始めた。

外商課長時代には、講談社「源氏物語絵巻・全14巻」を23セット販売して当時の地方の記録を樹立。

また昭和44年には全国に先駆けて豪華本展示即売会を開催して実績を上げ、その後も大型企画で数多くの功績を残した。

「当時は豪華本が立て続けに出てきて随分売った。

その頃はプレッシャーを感じてたと思うけど」と振り返る。

現在は顧問に就任して第一線から一歩引いた形だが、培ってきた厚い信頼と明るい人柄で店を支えている。

モットーはお客様第一という永井さん。

書店業の魅力について「書店は信用度が高く、文化商品を売ることに胸を張った。

再販のおかげで地方でも都会と同じ値段で売れた。

何より信用が大事で、お客様と変な交渉をせずにすんだ」と話す。

「いい時代にいいスタッフに恵まれた。

めったにない大変な栄誉で、地方書店に携わる人の代表としていただいたと思う。

書店人の気概を伝えてゆかねば」と意欲を新たに。

昭和15年10月生まれ。

野間賞受賞者

上妻さんは昭和39年、立正大学卒業と同時に日本実業出版社に入社した。

同社は当時『経営者会報』を主体とした直接販売で、上妻さんは大阪の本社で中小企業経営者を対象とした営業に携わったが、体調を壊したため地元に戻った。

本を売ることへの興味と、当時川崎に住んでいたことから昭和41年に横浜博文堂書店に入社。

そして昭和46年10月ときわ書房に入社、以来30年にわたり外商・店売で社業発展に尽力してきた。

昭和47年、弘栄堂書店が船橋駅高架化に伴い大規模出店。

上妻さんはこれに対抗して豪華本フェアや児童書フェアを積極的に展開、現在のときわ書房外商部の基礎を築いた。

昭和56年に店長に就任した船橋ヨーカドー店では児童書・学参に力を入れ、全国を対象としたヨーカドー同業種コンクールで売上率アップ一番店の表彰を受けた。

婦人誌新年号の拡販でも卓越した実績を残すなど、社業への貢献は数知れない。

現在は船橋芝山店の店長に就任、やや伸び悩んでいる同店のてこ入れを図っている。

後輩書店人には「先輩の仕事を盗んで、その中から自分の発想を生み出してほしい」と注文をつける。

「受賞をみんなが喜んでくれたのが何よりうれしい。

これからも今までやってきたことを続けるだけ」と上妻さん。

小学校3年生のお孫さんと毎日将棋を指すのが楽しみという。

昭和17年1月生まれ。

野間賞書店部門・受賞者のプロフィール

印刷・製本・取次・書店の各界から業界発展に寄与した方々に贈られる「第49回野間賞」(野間文化財団主催)の受賞者が決定した。

書店部門では、上妻隆良氏(千葉県船橋市・ときわ書房)、永井正人氏(島根県松江市・松江今井書店)の両氏が受賞した。

両氏のプロフィールを紹介する。

世界の老舗書店・有名店

香港は今、老舗書店に交じって新興書店が読者に話題になり有名になりつつある。

その特色は何かというと、書店のあるロケーションが変わっていることである。

丁度日本でもモータリゼーションの結果、ロードサイド、郊外型書店の繁栄をもたらしたのと同様、香港でも地価の高い所で書店を開店するわけにはいかない。

そこで考えられたのがビルの2階に店舗を構えることであった。

そのために俗称、二階書店と言われ人気を集めている。

今回はそれらの店を訪ねてみよう。

■洪葉書店…二階書店香港にしか見られない書店形態といってよい。

現地では二楼書店と別名がついている。

地価の高い香港では路面に書店を開くには相当な資金を要する。

そこで考えられたのがビルの2階に店を開くことであった。

二階書店の成立の必要条件は、路上に出された目立つ看板のあることである。

必ず2つ以上はある。

一つはビルの建物に掲出された袖看板、あるいは香港特有の道路上まで突き出た横看板である。

もう一つはビル階段前の歩道上に置かれた路上看板である。

この2つの看板がセットになって初めて二階書店が認知されるのである。

洪葉書店は香港島に2店(コーズウェイ・ベイ店とセントラル店)と九龍に2店(チャシャツィ店とモンコック店)計4店のチェーン書店である。

◇洪葉書店コーズウェイ・ベイ店この店は人気の高いタイムズスクエアSCの近くのビル2楼にある。

立地は最高。

交通、買い物の要地なので一日中人の動きが多い。

渋谷、新宿以上の人である。

雰囲気的には渋谷に近い。

営業時間は11時〜23時30分まで、約40坪の店である。

壁が白なので店内は明るい。

店内には蘭の鉢植えが各所に置かれている。

店の奥にはコーヒー(無料)の飲めるスペース16席があり、6人が利用していた。

レジに女性が1人、奥サービスカウンターに男性1人。

従業員は洪葉書店はどこも2名と限っている。

この店は写真、美術、デザイン関係の本が多い。

他のチェーン店では人文系に力点、映画、演劇、シナリオに力点等、店に特色を持たせてあるのが読者に好評である。

◇洪葉書店チャシャツィ店九龍のこの店はエイザン通りから少し入った所、辰衝図書近くのビル2楼にある。

外には大きな横看板が路上に突き出てバスの屋根に当たらんばかりである。

この店は文学、紀行が充実している。

源氏物語、五体不満足、山田詠美作品(いずれも英文)等や日本紀行(英文)、るるぶ(日本語)などが豊富に置かれていた。

ベンチは白木の材料である。

約40坪の店で若い男女社員が各1名、BGMはなく、店内は静寂である。

平日午後3時頃で15人の客数、2人の年配読者を除き、あとは若者読者であった。

■銅鑼湾書店…二階書店店の場所は香港島の最も繁華な銅鑼湾にあるそごう(崇光百貨店)の隣のビル2楼である。

狭い階段(90幅)を昇り、折り返すとドアのある書店である。

反対側は美容院で、半間のドアはもちろんガラスである。

2間×11間の細長い書店で、中年男性が1人レジにいた。

店主である。

馴染みの客と話していた。

買い上げは10冊と多い。

この規模の店であるがMDはしっかりしている。

棚分類から小さな総合書店であることがわかる。

棚分類は次の通り。

飲食文化、現代文学、歴史小説、武侠小説、医薬食譜、文娯康体、政治、哲学、科普読物、家事・冒険、社会教育、中外歴史、心理・修養、翻訳文学、小児読物、英文版書、財経商管、電脳書、語学学習、楽曲、風水命相、古玩図冊、情色図書、字典詞典、である。

人情本、字典がレジ前に陳列されていたのは日本の書店に似ていると思った。

■都市田園書店…二階書店この書店も二楼書店である。

そごう近くにある書店で約30坪の店であるが繁盛している。

参考書、読み物が多い店である。

この店の経営者はレストラン「トマト」の経営者であり、この店は別名トマトブックスとも言われているチェーン店である。

香港ブックフェアにも都市田園書店は大々的に出展しているので、経営母体は大きいのであろう。

■ページワン・海港城店香港の書店業界に旋風を起こしているのは二階書店群とページワンと言われている。

ページワンは九龍地区ハーバーシティ(海港城)SCの中にある。

このSCは700のテナントがあるから香港有数のSCといえる。

ページワンはL字型の300坪の店である。

約10坪の雑誌売場をもっているのも珍しい。

この店は若い人に特に人気がある。

レジには若い男女がいて、気持ちよく声をかけている。

入口平台はベストセラー、話題書がゆったりと陳列されている。

写真集が店頭に面展示され、人の足を停めている。

スター写真集、デザイン書、建築書、画集、料理本などグラフィックな書籍が目立つ。

読者に女性、若者の多いのが特色である。

レジは3ヶ所、サービスコーナーは2ヶ所あった。

従業員は15名程度。

ページワンは日本流で書くと葉壱堂となる。

この店は英文書と中文書が半々である。

店内の一角にカフェがあり、会計をすませた本はここで読める。

営業時間は10時〜21時、旧正月2日間を除いて無休。

■旭屋書店そごう10階に60坪で出店している。

店長は中川行雄氏で、香港勤務は2度目という。

営業時間は10時〜22時、年中無休、従業員は13名である。

日本のそごうは軒並み不振だが、香港崇光は良い。

地下2階、地上10階の各売場は盛況である。

その理由は香港島一番の立地に、最大面積のデパートであり、交通機関の要所にあるからである。

すでに松坂屋、大丸、ヤオハンは撤退し、残った三越、西武は弱体である。

旭屋書店は日本の書籍、文庫、コミック、雑誌の扱いなので、日本のデパートの書籍売場と何ら変わらない。

ファッション誌、くるま誌、カメラ誌が良く売れるそうである。

wwwフォーラム2001を開催

日販は11月15日、16日の両日、東京港区のIBM飯倉事業所で、5月に発表したwww(トリプルウイン)プロジェクトの概要説明を中心に「日販wwwフォーラム2001」を開催。

書店を中心に200人が参加した。

wwwプロジェクトは書店・出版社・日販の3者が単品レベルのマーケット情報を開かれたネットワーク上で共有し、市場ニーズに基づいた生産・流通・販売を実現する取り組み。

このインフラ整備を日販が行い、書店、出版社に有効活用してもらう。

フォーラムは両日とも第一部で■wwwプロジェクト、■サポートシステム、■店舗総合管理システム「NOAH」、■「本やタウン」について概要説明を行い、第二部ではSA機器ごとにブースを設けて展示会を行った。
『エクスナレッジホーム』

・エクスナレッジは12月21日、住まいをモチーフにした知の冒険雑誌『エクスナレッジホーム』を創刊する。

A4変型判・約200頁、税込み定価840円、創刊号は特別定価420円。

読者対象はライフクオリティを重視する20代後半から40代前半の男女で、創刊号では北欧モダニズムの巨匠、アルヴァ・アールトを64頁にわたって特集する。

発行部数15万部。

同社では『エクスナレッジホーム』発刊を記念して増売カップとディスプレー・コンクールを開催。

増売カップは配本部数別に3コースを設け、実売率80%を越えた書店にコース別に以下のプレゼントを進呈。

Aコース=配本部数90冊以上、商品券1万円分Bコース=配本部数60~89冊、商品券5千円分Cコース=配本部数30~59冊、商品券2千円分ディスプレー・コンクールは最優秀賞1店に図書券2万円分、エクスナレッジホーム賞3店に同1万円などを進呈する。

-無題-

■サイン本19歳になる長男が3歳の頃、「はれときどきぶた」が大好きだった。

その話をすると、岩崎書店のF矢さんが子供の名前入りサイン本を手に入れてくれた。

子供は喜んで友達に見せびらかし、ボロボロになるまで繰り返し読んでいたが、いつしか押し入れの奥へと忘れられていった。

長女、次男と過ぎ、三男が3歳の時、また、はれぶたブームが来た。

長男の読んでいたボロボロの「はれぶた」を読み始めたのだが、親としてこの本ではかわいそうと思い、新しい「はれぶた」を買ったのだが、本人はどうも気に入らない。

何でこっちを読まないのと聞くと、ここに何も書いてないからと答える。

そこには長男の名と矢玉さんのサインがあった。

■ギフト知り合いから友人が結婚するので本をプレゼントしたい。

どれがいいか教えてと言われた。

迷わずに「しろいうさぎとくろいうさぎ」を薦めた。

もっと高い本でもいいのにという返事に、ただしここにお祝いの言葉を書いてほしいと、その場でポスカで書いてもらい、ラッピングした。

後日談で、相手の方がとても喜んでくれたと聞き、本当に良かったなと思った。

今はプレゼントされた方とも知り合いになり、そのまた友人へのギフトにもなった。

いずれにしても、何か書いてある自分だけの本は一生の宝物。

売れればいいではなく、もっと気軽に気持ちを出すことに本を使ってほしいものです。

(たに)

-無題-

トーハン中間損益計算(単位百万円)売上高324、945売上原価286、191売上総利益38、754販売費及び一般管理費33、379営業利益5、374営業外収益1、489受取利息168その他の営業外収益1、321営業外費用4、142支払利息32売上割引4、107その他の営業外費用1経常利益2、721特別損失205税引前中間利益2、516法人税等1、098中間純利益1、417前期繰越利益570役員退職慰労積立金取崩額120中間未処分利益2、108
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