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平成25年4月15日号
軽減税率署名運動に協力を

日書連は、消費税増税の際に出版物への軽減税率適用を求める「50万人署名」運動を展開しています。4月初旬に各書店に直送した署名用紙で、運動へのご協力をお願いします。署名は日書連事務局まで、同封の返信用封筒にてご送付ください(切手貼付不要)。第1次締切は5月末日必着です。

消費税署名運動に全力/絵本読み聞かせ委託事業に応募/大阪組合

大阪府書店商業組合(面屋龍延理事長)は3月9日に組合会議室で定例理事会を開催した。各委員会の主な審議事項は以下の通り。
〔庶務報告〕
第31回総代会は5月17日午後2時からウェスティンホテル大阪で開催する。議案書作成のため各委員長に事業報告・計画の原稿提出を依頼、また支部総会開催報告書の提出を依頼した。
〔総務・財務、定款・規約、STH、再販・公取協〕
日書連は、出版物への軽減税率適用を求める署名運動に取り組むことを決定。大阪組合でも署名運動を実施することを全員一致で可決した。
〔読書推進〕
第9回「本の帯創作コンクール」協賛出版社は、あすなろ書房、金の星社、くもん出版、小学館、新日本出版社、鈴木出版、汐文社、徳間書店、BL出版、ほるぷ出版の10社が決定したと報告があった。
〔事業増売〕
ミシマ社『飲み食い世界一の大阪』(江弘毅著)の増売企画を説明した。
〔雑誌発売日〕
豊中市庄内東町で2月4日発売の「週刊少年ジャンプ」を2日夕方に発売した事例を集英社に申告した。
〔出版販売倫理〕
青少年育成大阪府民会議の推進する『こども110番』運動に協力するため、ステッカー2種(大阪府政策企画部青少年・地域安全室製作)を4月初旬に組合書店へ送付するので活用してほしいと呼びかけた。
東淀川区が募集する絵本読み聞かせ事業の委託事業者に、出版文化産業振興財団(JPIC)の協力のもと、大阪組合が応募したことを報告した。
(金田喜徳郎事務局長)

児童書フェアの充実図る/来場者7万5千人を見込む/第20回東京国際ブックフェア

第20回東京国際ブックフェア(TIBF2013)、第17回国際電子出版EXPO(eBooks2013)の出展社説明会が4月5日、東京・港区の第一ホテル東京で開かれた。今年のTIBFは7月3日(水)~6日(土)の4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催。読書推進・読者謝恩の取組みとして児童書フェアの充実が図られ、会期中に7万5千人の来場者を見込んでいる。

今年は、eBooks2013を7月3日~5日に開催。また、第2回クリエイターEXPO東京、第1回プロダクションEXPO東京、第1回コンテンツ制作・配信ソリューション展、第3回ライセンシングジャパンが7月3日~5日に同時開催される。時間はいずれも午前10時~午後6時。
主催は東京国際ブックフェア実行委員会とリードエグジビションジャパン。同実行委員会は日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会、出版文化国際交流会、読書推進運動協議会、日本洋書協会で構成。1360社が出展し、7万5千人の来場を見込む。
説明会で、同実行委員会の相賀昌宏委員長(書協理事長、小学館社長)は「今回はもう一度読書推進・読者謝恩を徹底し、特に児童書フェアに力を入れていく。書協から補助金を出してより多くの出版社が参加できるようにした」と述べた。続いてリードエグジビションジャパンの石積忠夫社長がTIBF2013の概要を説明。「過去最多の1360社が出展する。特に児童書、人文書の出展が増加するほか、クリエイターEXPO東京の出展も大幅に増える。商談を望む来場者が毎年増加しており、これまで以上に積極的に出展して成果を上げるようにしていただきたい」と語った。
会期中イベントとして、3日に開会式と、角川グループホールディングスの角川歴彦取締役会長による基調講演「出版業界のトランスフォーメーション~Changing Times,Changing Publishing~」を開催。4日にはeBooksフォーラム「緊急企画!電子出版最前線2013、そして未来はどうなる!」、6日には特別講演「人と地域から〝求められる書店〟とは?―これから持続可能な書店モデルを考える―」や、「本の学校出版産業シンポジウムin東京」、読書推進セミナーなどを開催する。
出版業界関係者を対象とした専門セミナーの書店員向けコースは、次のテーマと講師で行われる。①7月3日=小売業は「時代変化対応業」~リアル書店が生き抜くために必要なこと~/ザ・本屋さん代表・高橋千尋氏、②7月4日=「静岡書店大賞」が地域と書店にもたらしたもの~情報発信する書店員たれ!~/戸田書店掛川西郷店店長・高木久直氏、③7月5日=地域との信頼関係こそ、「町の書店」が生きる鍵/長谷川書店ネスパ店店長・長谷川静子氏

組合員数5百店割り込む/ブッカーズ、双葉社コミックで連動企画/東京組合

東京都書店商業組合(大橋信夫理事長)は4月4日に書店会館で定例理事会を開催した。各委員会の主な審議・報告事項は次の通り。
〔総務・財務〕
4月1日現在の組合員数が498店となり、500店の大台を割り込んだ。前年同期と比べ脱退34店、加入3店で31店純減した。
6月以降の理事会開催日を次の通り決定した。6月4日(火)、7月2日(火)、8月休会、9月3日(火)、10月2日(水)、11月5日(火)、12月3日(火)
〔組織〕
譲渡1件について審議したほか、名義変更1件、休業2件、脱退14件の報告があった。また、出店情報で次の3件を報告した。①宮脇書店東久留米店(東久留米市、3月8日開店、100坪)、②正育堂柴又店(葛飾区、3月21日開店、80坪)、③未来屋東久留米店(東久留米市、4月23日開店、170坪)。
〔事業・読書推進〕
理事会開会に先立ち、講談社から計画販売『からだにやさしい旬の食材野菜の本』増売企画の説明が行われた。
〔取引・流通改善〕
雑誌付録問題で、雑協の自主基準「雑誌作成上の留意事項」を逸脱し、店頭陳列に支障がある大きさの付録事例が続いており、渋谷眞委員長は「取協の雑誌進行やその他の関係者とも話し合い、根本的な問題解決を図りたい」と述べた。
TS流通協同組合の3月期発注件数は6266件(前年同月比94・7%)、売上金額は799万6113円(同106・6%)、書店数は61店(同87・1%)となった。
〔デジタル戦略推進〕
電子書籍販売サイト「BOOKSMARTpowered by Booker’s」の店頭連動企画として、双葉社のコミック『奴隷区②』(4月26日発売)、『王様ゲーム終極②』(5月10日発売)の新刊2点とバックナンバーをセットにした増売フェアを実施。参加店にはBOOKSMARTの宣伝用POPを配布する。

児童書レンタルの実験を実施/貸与権管理センター

出版物貸与権管理センターは4月から9月までの6ヵ月間、TSUTAYAの20店舗で児童書レンタルの実験を行う。出版社11社が112点を出品し、児童書レンタルの需要や、レンタルを起点とした新刊販売への展開の可能性を調査する。
児童書レンタルの実験は2011年2月から9月末まで、小学館の109点を対象にTSUTAYAの6店舗で実施しており、今回が2回目。第1回の実験では、レンタルの売上は厳しかったものの集客面で効果があったことから、日本児童図書出版協会加盟社などに協力を要請し、規模を拡大して実施することにしたという。ビジネスとして成り立つかを検証する実用実験と位置付け、レンタルを導線にして潜在需要を掘り起こし、児童書の売上を伸ばすことを主眼に置くとしている。
参加出版社は、偕成社、金の星社、講談社、小峰書店、集英社、小学館、童心社、白泉社、ひかりのくに、ひさかたチャイルド、ほるぷ出版。レンタル対象書籍の流通はMPDが担当し、表1と表4に「実験用限定レンタル本」のシールを貼付。レンタル料は店舗によって異なるが2泊3日で1冊百円前後としている。利用者のTポイントカードの履歴データを分析して、レンタルと販売の相乗効果を調査する。同センターでは、評価委員会を設けて年内をめどに報告書をまとめる予定。

「辞書プロジェクト」開始/1500書店でフェア/JPIC

出版文化産業振興財団(JPIC)は、辞書編集部を舞台とする本屋大賞受賞作『舟を編む』(光文社)が映画公開されるのを機に、「辞書」「日本語」への認識やニーズを高める取り組みとして「辞書プロジェクト」をスタート。その第一弾として約1500書店で「辞書を読む」フェアを実施している。
このプロジェクトは、朝日新聞社、光文文化財団の協力のもと、①教育関係者の研修会・ワークショップのゆるやかなネットワーク化②保護者への啓発活動③子どもたち自身の体験学習④一般読者へ辞書・ことばの魅力を訴求⑤書店店頭でのフェア――を柱に展開。「辞書を読む」フェアは、ポスターやPOP、小冊子、映画割引券、辞書関連商品リストなどを参加希望書店に提供し、店内在庫や別途注文した本を陳列して展開してもらおうというもので、飾り付けコンクールも実施する。JPICでは同プロジェクトを息の長い運動に発展させたいとしており、辞書関連商品リストについても情報提供を呼びかけ充実を図っていく。

日書連ホームページが移転しました

日書連のホームページ「本屋さんへ行こう!」は、4月1日からリニューアルし、URLが「http://www.n-shoten.jp」に変わりました。お手数をおかけしますが、お気に入り登録等の変更をお願いします。日書連広報委員会

2月は6・7%減少/新書が21・1%の大幅減/日販調べ

日販営業推進室調べの2月期書店分類別売上調査は、対前年売上増加率が6・7%減と先月を3・1ポイント下回った。
雑誌は全体で7・1%減と、先月から4・7ポイント下落した。月刊誌は7・1%減で、2月発売の幼児誌が1月発売に繰り上がったことなどが影響した。コミックは7・9%減と先月の6・3%増からマイナス転換。前年に売上が好調だった『ONEPIECE』『NARUTO』の発売設定が今月なかったことが影響した。
書籍は全体で6・3%減と先月を1・6ポイント下回った。新書は、前年にメディア露出を受けた『下山の思想』などが売上を伸ばしており、その反動で21・1%の大幅減となった。書籍コミックは10・8%増。1月に発売された『坂本ですが?1』が売上を牽引、その他新刊銘柄を中心に売上が好調で、2ヵ月続けてプラスになった。

「発注ツール」活用のお勧め/報奨金のある発注先へ、児童で分別発注/日書連図書館サポート部会委員・長尾幸彦

小中学校の図書館への書籍納品は多くの書店にとって重要な売上げです。児童図書十社の会、CBL、NCL、クリーンブックスなど児童図書巡回グループ各社は、学校外商を営む書店の営業パートナーとして欠かせない存在で、拡販支援だけでなく販売額により報奨金も得られます。
ところが学校からの受注を実際に発注しようとする際、本来なら児童図書巡回グループに発注すればいい商品を、多忙と仕分けの煩雑さのため、まとめて取次に発注することが多くあり、みすみす3~5%の報奨を逃している事例が全国的に散見されます。この利益を少しでも容易に確保することは大きな課題でした。
学校が選書する際に従来のアナログに代わってデジタルデータで行えるツールとして平成21年度の中央会補助事業である「選書ツール」(http://libsearch.jp/sensho/)は、茨城県内のある市では市内全校で使用されており、いまや全国の学校図書館でかかせないツールとなりつつあります。選書ツールにより、学校が選書をWEBで行うことで、我々書店も注文をデータで受け取ることが可能になりました。
児童図書巡回グループの報奨を受け取り利益確保すること、そしてデジタルに変化しつつある受注データをそのまま発注に活かし業務改善を図る、という2つの課題解決を目的に、日書連では平成23年度全国中央会から補助を受けASPサービス「発注ツール」を運営しています。
発注ツールでは、学校から受注した書籍を登録することで児童図書巡回グループへ発注するデータを自動で抽出しデータを仕分けします。
対応している学校図書自主販売グループは、児童図書十社の会、クリーンブックス、NCLの会、CBLの会、そして岩波・福音館合同自主巡回であり(注・一部未対応機能あり岩福はリスト作成機能で発注は通常通り)、発注先毎に方法はそれぞれ異なりますが基本的にデータ一括登録またはFAXを送ることで発注ができます。学校図書自主販売グループリストに該当しない場合は取次への発注が可能なFAX注文書の印刷ができます。
注意して頂きたいのは、各グループへの参加登録申込みは書店自ら行わないといけないことです。既に登録を締め切っている場合もありますので未登録の書店は各グループに問い合わせてください。発注ツールはあくまで発注のためのデータを作成する機能を提供するツールです。
新学期の図書受注繁忙期直前の現在、各グループの図書リストを25年度版に入れ替えるデータメンテナンス中と速度アップの改修中ですが、4月20日頃データを入れ替えて再開の予定です。
機能詳細や申し込み方法などくわしくは以下URLをご覧ください。専用申し込み様式によりデータで日書連事務局まで利用の申し込みが可能です。
http://www.gakkou.jp/bookorder/

小池真理子氏が受賞/吉川英治文学賞

吉川英治国民文化振興会が主催する吉川英治3賞の受賞者が決まり、3月4日に記者会見が開かれた。
受賞したのは、第47回吉川英治文学賞が小池真理子氏の『沈黙の人』(文藝春秋刊)、第34回吉川英治文学新人賞が伊東潤氏の『国を蹴った男』(講談社刊)と月村了衛氏の『機龍警察暗黒市場』(早川書房刊)。また、第47回吉川英治文化賞は、片野清美氏(夜間保育園を続けて30年、小学生対象の学童クラブも創設)、杉浦銀治氏(炭を使った土壌改良、環境改善型農業を世界中に指導する)、二宮康明氏(45年間、紙飛行機の設計・開発を通して科学の楽しさを伝え続ける)が選ばれた。
会見で文学賞の小池氏は「パーキンソン病で10年苦しんで亡くなった父の遺品整理をしたことがこの小説を書くきっかけだった。父の一生を再現したかっただけ。評価がほしくて書いた作品ではない。こんな大きな賞をもらえるとは思わなかった。私が作家になったことを誰よりも喜んでくれたのが父。俺のことを書いてよく受賞したと喜んでいると思う」と話した。
贈呈式は4月11日、東京・日比谷の帝国ホテルで開催された。

役員人事と機構改変/講談社

講談社は2月22日の定時株主総会と取締役会で役員とその担当を決定した。改選期の取締役7氏、監査役1氏が全員重任。岩崎光夫非常勤取締役が退任し、顧問に委嘱された。新役員体制は以下の通り。
〔役員・担当〕
代表取締役社長野間省伸
専務取締役(編集部門統括雑誌事業担当)担当局=第二編集局、第四編集局
持田克己
同(営業部門統括メディア・ライツ事業担当)担当局=広報室、メディア事業局森武文
同(管理部門統括)担当局=社長室、総務局
山根隆
常務取締役(コミック事業担当)担当局=第三編集局、第五編集局清水保雅
同(書籍事業担当)担当局=編集総務局、校閲局、文芸局、知財管理センター準備委員会鈴木哲
取締役担当局=ライツ事業局、国際事業局、中国事業室入江祥雄
同担当局=業務局、流通業務・システム局、経理局、シェアドサービス推進部金丸徳雄
同担当局=雑誌販売局、コミック販売局峰岸延也
同担当局=第六編集局、生活文化局、児童局、ディズニー出版事業局
大竹永介
同担当局=販売促進局、書籍販売局、宣伝企画部
大竹深夫
同担当局=第七編集局、デジタルビジネス局
古川公平
同担当局=第一編集局、学芸局渡瀬昌彦
同(非常勤)重村博文
同(非常勤)田村仁
常任監査役木村芳友
監査役足立直樹
顧問岩崎光夫

〔機構改変および職務掌程の一部改変〕
一、担当役員直轄知財管理センター準備委員会を新設する。
二、担当役員直轄新事業営業部をライツ事業局に移管する。
三、デジタルビジネス局各部を再編し、デジタル第一営業部・デジタル第二営業部・デジタル第三営業部・デジタルプロモーション部とする。
四、担当役員直轄新事業プロジェクトを解消し、その業務をデジタルビジネス局デジタル第二営業部に移管する。

「ブルータス」がグランプリ/雑誌大賞

2012年下半期(7月~12月)に刊行された雑誌の中から、出版社や書店員が「いちばん凄かった」雑誌を選ぶ「第5回雑誌大賞」(雑誌大賞実行委員会主催)の贈賞式が3月15日に東京・港区の電通ホールで行われ、グランプリにマガジンハウスの『BRUTUS』が選ばれた。
同賞は、出版社の雑誌編集・広告・販売・宣伝の各担当者や書店員を対象にアンケートを行い、「勢いがある」「世の中で話題になった/話題を提供した」等、〝雑誌の力〟を強力に発揮したと思う雑誌を選んでもらうというもの。グランプリを受賞した『BRUTUS』は、「時流にあったテーマを1冊まるごとの特集で紹介する潔さに勢いを感じる」「日常の何気ない一コマを切り取って組む特集の世界観はさすが」などと高く評価された。
この他、準グランプリに『POPEYE』(マガジンハウス)と『MonoMax』(宝島社)、特別賞に『NHKテレビテキスト100分de名著』(NHK出版)と『COURRiERJapon』(講談社)が選ばれた。
贈賞式では、日本雑誌協会の石﨑孟理事長から各誌編集長に賞を贈呈。『BRUTUS』の西田善太編集長は「雑誌には、作る現場と売っていただく現場の2つがある。その人たちに選んでいただいたことを心からうれしく思う」とあいさつした。
講評を行ったジャーナリストの田原総一朗氏は、『BRUTUS』の取材を受けた時のエピソードを語り、「取材のために3回も打合せをする贅沢な雑誌。だから中身がすごい。紙媒体はネットに食われつつあると思っていたが、受賞した5誌を読んで、こんなにも素晴らしい紙媒体があるということを改めて発見した」と話した。

「神田村こう使っている」/1、2冊しか売れない本いかに仕入れるかが大切

冬の本屋の朝はキビシイ。雪を掻き分けて店内に入り、まずは照明と暖房のスイッチを入れ、水道の元栓を開きます。ついで運び込んだ荷物をチェックし、配達分と店売りに仕分けし並べていくのです。暖房機はフルに稼動させても1時間くらいは確実に氷点下での作業になります。一緒に働いてくれるスタッフにも感謝ですが、早朝まだ暗いうちに配送し、預けた鍵でシャッターを上げ、店内に運び入れてくれる運転手さんにも頭が下がる思いです。
どんなにシバレがきつくても新しい本と出会う時はやはり嬉しいものです。特に注文品が入っている箱を開けるときのワクワク感はなんとも言えません。首都から2日もかかって届いた1冊1冊にお客様の期待がこもっています。様々な流通チャネルがある中でわが店に注文してくれたお客様と同じ気持になっているのです。
書店の仕事の真髄は「1冊か2冊しか売れない(逆に言うと1冊か2冊なら売れる)本をいかに仕入れるか」にあるのではないかと思っています。お店に来られるお客様の中の、1人か2人が買いそうな本を注意深く探す事こそが地域に根を張る店作りの決め手です。その為の根拠となる情報収集としては客注と新刊予約に全力で取り組む事が最低条件になります。大取次にとっては、そんな書店の思いや取り組みに応える事は実に手間の掛かる面倒なものであったに違いありません。出版社が持ち込む大量の本を「配本」するのが仕事だと思っているのですから仕方がありません。でもこの業界で利益が生まれるのは実にお客様に本が渡った瞬間でしかありません。そのお客様と共に一冊の本を探す私たちにとって今、神田村は実に頼りがいのある存在です。個性的な各取次それぞれに得意とする版元があり、角川、新潮、文春、幻冬舎、集英社、小学館等々の新刊が入手できる事、客注と新刊予約でお客様の要望に応えられるという(実はあたりまえの)事に、今更ながら驚いています。書店が複数の仕入先を持つという事の重要性と、そして取次が寡占化する事の恐ろしさも併せてひしひしと感じている今日この頃です。
(北海道・匿名希望)

『オオカミがとぶひ』/日本絵本賞大賞

毎日新聞社と全国学校図書館協議会主催の「第18回日本絵本賞」の表彰式が、3月26日に東京・千代田区の毎日ホールで行われた。
今回受賞したのは、日本絵本賞大賞に『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ/著、イースト・プレス)、日本絵本賞に『しげるのかあちゃん』(城ノ内まつ子/作、大畑いくの/絵、岩崎書店)、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(おくはらゆめ/作、童心社)、『ともだちできたよ』(内田麟太郎/文、こみねゆら/絵、文研出版)、日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)に『しろくまのパンツ』(tuperatupera/作、ブロンズ新社)。
表彰式で、最終選考委員長を務めた絵本・美術評論家の松本猛氏は、大賞受賞作について「発想の柔軟さに魅かれた。こういう斬新でオリジナリティにあふれた作品にこそ賞を出すべきだと考えた」と選評した。
受賞者を代表してあいさつしたミロコマチコ氏は、「子どもの頃の私は引っ込み思案の小心者で、周りからしたらどうでもいい小さなことが大事件だった。毎日心の中で四苦八苦したり迷ったりしたことが、こういう絵本を作ることにつながったと思う」と述べた。このほか、日本絵本賞読者賞の候補作24冊を取り上げて読書活動を行った、東京都西東京市立東小学校の実践活動が報告された。

情報戦略、商品、複合事業3本部を新設/トーハン機構改革と人事

トーハンは3月18日に本社で記者会見を行い、4月1日付で発令する平成25年度機構改革・人事異動を発表した。
機構改革では、情報戦略、商品、複合事業の3本部を新設し、これまでの管理本部、営業統括本部に加えた5本部制を取る。情報戦略本部は、電子書籍対応、未刊商品情報の収集、システム開発などを担当。商品本部は書籍・雑誌仕入を担当し、複合事業本部はマルチメディア商材を担当する。
また、物流部門で新刊・注文・返品の流通区分ごとに設けられていた組織を集約。書籍と雑誌の分類別に流通業務部を新設して一貫した運営体制を整えた。
記者会見で川上浩明専務は「ガバナンスを効かせ、なおかつ風通しをよくするために、誰が見ても分かる組織にした」と方針を説明。決算見通しについては、単体売上高5千億円は厳しい状況だが減収増益基調だと語った。また、「本社再開発構想プロジェクト」は、社内公募でメンバーを選出して3月1日付で発足、6年後の創業70周年に向けて取り組むと述べた。

【機構改革】(本部・部・室)
1.情報戦略部門を改組し、情報戦略本部とする。
2.商品本部、複合事業本部を新設する。
3.CVS事業部をCVS第一部に改称する。
4.CVS第二部、CVSネット事業部を新設する。
5.ディストリビューション事業部を廃止し、その機能をCVS第二部、CVSネット事業部に移管する。
6.仕入企画部、MVP推進室、マルチメディア推進室を廃止する。
7.仕入企画推進室、書籍部、雑誌部、外販営業部を新設し、商品本部に置く。
8.複合第一事業部、複合第二事業部、複合売場開発部を新設し、複合事業本部に置く。
9.流通システム部を廃止し、ロジスティックス部に統合する。
10.書籍流通業務部、雑誌流通業務部を新設し、流通管理部、桶川DC部、整品部を廃止する。
11.流通管理部の書籍業務機能、桶川DC部および整品部の機能を書籍流通業務部に移管する。
12.流通管理部の雑誌業務機能を雑誌流通業務部に移管する。
13.海外事業開発室を廃止し、海外事業部に統合する。

【役員人事】
専務[委嘱・情報戦略本部長兼任、解・情報戦略部門担当兼任委嘱]川上浩明
同[委嘱・複合事業本部長、図書館事業部門担当兼任、解・営業統括本部副本部長、図書館事業部長兼任委嘱]正能康成
常務[解・営業統括本部副本部長、図書館事業営業推進担当兼任委嘱]
清水 美成
上席執行役員[委嘱・CVS部門担当、解・ディストリビューション事業部長兼CVS事業部長委嘱]
本川幸史
同[委嘱・商品本部長、仕入企画推進室長、解・仕入企画部長委嘱]谷川直人
同[委嘱・東京ロジスティックスセンター長兼任、解・流通システム部長兼任委嘱]栃木裕史
同[委嘱・情報戦略本部副本部長兼任、解・情報戦略部門副担当兼任委嘱]
高見真一
執行役員[委嘱・名古屋支社長、解・東部支社長委嘱] 石川二三久
同[解・海外事業開発室長兼任委嘱]大西良文
◎退任役員
執行役員川島桂

『出版販売の基礎知識』を発売/トーハン

トーハンはこのほど書店実務マニュアル『出版販売の基礎知識―17版―』を発売した。複雑でイメージしにくい出版業界の仕組みや販売までの流れを、図解でわかりやすく解説。出版業界の従事者や書店スタッフが出版業界の基礎知識と書店実務の基本を習得するために活用できる。巻末に用語集やデータが付く。A5判、206ページ、頒価1050円(税込)。注文・問い合わせはトーハン・コンサルティングまで。℡03―3267―8686

書店向け営業支援アプリ「巡回くん」の提供開始/児童図書十社の会

児童書販売促進グループ「児童図書十社の会」は、4月1日から公共図書館・学校図書館への同行巡回販売・書店自主販売をスタートしたが、今年は書店向け書籍注文の営業支援アプリ「十社巡回くん」の提供を開始。ノートパソコンを利用している書店の書籍発注業務を効率化した。
このアプリは、バーコードリーダーで巡回見本のバーコードや十社カタログを読み取るだけでデータを入力し、発注することができる。現場で先生の要望を聞きながらバーコードリーダーで読み取るだけで入力され、学校控え(注文書)もプリントできる。ネットにつなげて入力済みデータをアップロードすれば、発注ミス、計算ミス、転記ミスがなくなり、時間短縮、業務の効率化が図られる。「従来30分かかっていた作業が5分ほどで出来る」(偕成社・塚田喜幸販売部部長代理)という。
アプリのダウンロードは発注専用サイト「10社ブックネット」から。利用料は無料。対応OSはウィンドウズのみ。

日書連のうごき

3月6日文字・活字文化推進機構第6回通常理事会に大橋会長が出席。
3月7日「春の書店くじ」取協進行委員会との打ち合せに舩坂副会長が出席。第13回活字文化推進会議に大橋会長が出席。
3月8日中小小売商連絡会に大川専務理事が出席。
3月11日第7回JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。
3月13日第4回出版平和堂委員会に小沢総務部長が出席。政策委員会。出版クラブ事業運営委員会に小沢総務部長が出席。
3月14日JPIC第52回評議員会第99回理事会に大橋会長ほか役員が出席。
3月15日出版倫理協議会に石井事務局長が出席。第16回光文3賞贈呈式に大橋会長が出席。
3月19日日本出版クラブ理事会に大橋会長が出席。「ためほんくん」幹事会に深田顧問が出席。
3月21日第52回全出版人大会協賛団体事務局打合せ会に大川専務理事が出席。
3月22日㈱九州雑誌センター第3回取締役会に大橋会長ほか役員が出席。大橋会長が小学館、集英社、昭和図書を訪問。
3月25日電子出版コード管理研究委員会に藤原副会長が出席。(財)箱根芦ノ湖聖道場・臨時理事会に大橋会長が出席。
3月26日雑誌発売日本部委員会に藤原副会長ほか役員が出席。
3月27日文化産業信用組合理事会に大橋会長が出席。
3月28日図書館サポート部会。日本図書普及㈱役員会に大橋会長ほか役員が出席。

エイチ・アイ・エス澤田会長ら講演/日販マネジメントセミナー

「第49回日販マネジメントセミナー」が2月21日、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催され、全国各地の取引先など約100名が参加した。
開講にあたり日販の吉川英作専務は「今回は『V字回復への挑戦』という大きなテーマを掲げた」とあいさつ。セミナーでは4人の講師が講演した。エイチ・アイ・エス代表取締役会長の澤田秀雄氏は「挑戦する勇気、失敗する価値」、元山形新幹線車内販売員の茂木久美子氏は「伝説のカリスマ販売員が教える『人の5倍売る理由』~テクニックより大切なもの~」、経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEOの冨山和彦氏は「企業再生の現場から見た経営者の条件、野球評論家の工藤公康氏は「真のプロフェッショナルとは~限りなき挑戦を続ける~」と題して語った。
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