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平成25年12月1日号
出版物へ軽減税率求め請願/舩坂会長らが国会議員15名を訪問/日書連

日書連舩坂良雄会長、面屋龍延副会長(消費税問題担当)、小泉忠男副会長、佐藤光弘理事、中村晃造理事、長谷川澄男理事は11月20日午後、東京・千代田区の衆・参議員会館で各政党の国会議員15名の事務所を訪ね、消費税率引上げの際、書籍、雑誌などの出版物に軽減税率の導入を求める請願活動を行った。
11月20日の訪問は、6月19日に公明党に行った請願活動に続いて実施したもので、各県の日書連理事や書店の運動により、消費税軽減税率適用を求める請願の紹介議員になることについて事前に了承を得た議員を中心に行った。舩坂会長一行は、衆議院第一・第二議員会館と参議院議員会館を分担して議員を訪問し、消費税率引き上げの際、書籍、雑誌などの出版物に軽減税率を導入し、税率を5%とするよう要望するとともに、各議員に3千名分の署名を提出した。
衆議院第一議員会館で舩坂会長は、自由民主党の関芳弘衆議院議員、同・神田憲次衆議院議員、民主党の笠浩史衆議院議員、日本維新の会の岩永裕貴衆議院議員、日本共産党の宮本岳志衆議院議員と面会。
舩坂会長は「書店が中心となって全国で18万の署名を集めた。消費税が5%に上がって以降、出版物の売行きが落ち込み、出版業界は大変厳しい状況にある。高齢化社会と少子化社会が進む中、子どもの時から本に親しんでもらう読書推進運動に力を入れていく。書店は地域の知の文化を支える中心にならなければいけないと考えている。文化を支える出版物に軽減税率の導入をお願いしたい」と述べ、請願に理解を求めた。
請願書を受けて、関議員は「国会の会期が詰まっており、お預かりして早く出すようにしたい」と回答。
神田議員は「請願の趣旨はうかがっている。今日から税制調査会が開始し、明日から具体的な議論に入ることになる」と話した。
笠議員は「活字文化議員連盟では、消費税率が10%に上がる段階で軽減税率をきちっと適用したい、という点は少なくとも確認できている。適用する際はどこに線を引くかが問題となるだろう。出版業界である程度コンセンサスを作っていただくことをお願いしたい」と述べた。
岩永議員は「軽減税率の議論に国会もいよいよ突入していくと思う。教育分野においても非常に大切な問題であり、頑張らせていただきたい」と語った。
宮本議員は「趣旨には私どもも大賛成だ。共産党はもともと消費税に反対だが、税率アップを強行するのであれば、出版物に軽減税率を適用することを検討すべきだと思っている。本の醍醐味を若い人や子どもに知ってもらうことが大事で、学校図書館をもっと活用し、本に親しめる環境を整える必要があるのではないか」と提言した。
面屋副会長は、自由民主党の左藤章衆議院議員、同・藤丸敏衆議院議員と衆議院第二議員会館で面会。面屋副会長は「日書連を中心に出版業界で50万人署名運動を行い、現在18万人に達した。出版業界は疲弊している。消費税が3%から5%に上がった97年から今日まで出版物の売上げは右肩下がりが続いており、市場規模は2兆6千億円から1兆8千億円まで縮小した。その結果、日本の国力、子供たちの学力がどんどん落ちている」と述べ、出版物に軽減税率を導入することは国民の読書力向上に資するものと訴えた。
左藤議員は「欧州はじめ諸外国では出版物に軽減税率を導入している。ただ中小企業の事務負担が増えることから、経団連などは軽減税率に反対している。我々は読書普及や活字文化振興にずっと取り組んできた。本や新聞を読まないと学力が落ちる。教育問題と絡めて活字文化育成の視点から、出版物に軽減税率を導入できないかという話をすべき。国民に広く活字に親しんでもらう環境を整えるには税金を上げないほうがいい」と話した。
藤丸議員は「文化は大切。消費税率が10%に上がるとき、食料品とともに出版物も軽減税率の対象品目に入る可能性はあると思う」と述べた。
20日の請願活動ではこの他、衆議院第一議員会館で自由民主党の馳浩衆議院議員、同・松本文明衆議院議員、衆議院第二議員会館で自由民主党の今村雅弘衆議院議員、同・岩田和親衆議院議員、民主党の岸本周平衆議院議員、日本維新の会の石関貴史衆議院議員、参議院議員会館で無所属の山崎正昭参議院議員、民主党の大塚耕平参議院議員の事務所を訪問し、秘書に請願の趣旨を説明した。なお、山崎正昭参議院議員は参議院議長を務めているため、また松本文明衆議院議員は総務大臣政務官を務めているため、署名は受け取らなかった。

実用書増売企画「食と健康」/POSレジ未導入店はスリップ送付を

11月末日で販売期間を終了した実用書増売企画「食と健康」は、売上データを基に販売報奨金の計算を行います。POSレジ未導入店は、日書連本部から売上スリップ送付用の封筒を同封した案内状を送りますので、日書連まで12月16日必着でお送りください。

高野山と和歌山を巡る懇親旅行実施/京都組合

京都府書店商業組合(中村晃造理事長)は、10月19日~20日に平成25年度京都組合懇親旅行を実施。組合員と取次、出版関係者あわせて63名が参加した。
初日は午前8時45分に京都駅バスターミナルを出発し、ユネスコの世界遺産にも登録されている高野山へ。全国には高野山真言宗を宗派とする寺院が約3600ヵ寺あるが、その総本山が高野山金剛峯寺であり、寺内には県指定重要文化財の「鐘楼」のほか、国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」など、見所が多数ある。一行は、尼僧による法話を聞き、境内をゆっくり散策した。
宿泊先の紀州南部(みなべ)ロイヤルホテルには、午後5時30分に到着。夕食は午後6時45分から開宴となり、中村理事長、杉立元一トーハン京都支店長があいさつ。乾杯は田辺茂日販京都支店長が発声した。料理は秋の酒肴の前菜から松茸の土瓶蒸し、国産牛のすきやきなど、秋の食材を中心とした和懐石。次々に提供される彩り鮮やかで温かな料理に箸を進めながら会話を弾ませた。
翌日は、和歌山特産の梅干工場と直売所、海産物店に立ち寄った後、紀伊半島の西部にある湯浅町へ。湯浅醤油の発祥の地として知られ、巨大な醤油樽が並ぶ様子など醸造元の醤油工場を見学した。和歌山市内の「和歌山マリーナシティ」で昼食と買い物を楽み、京都には午後5時に帰着した。(澤田直哉広報委員)

「読書週間書店くじ」抽せん会

第40回「読書週間書店くじ」の抽せん会が11月13日に東京・千代田区の書店会館で開催され、日書連役員、出版社、取次、関係会社の立会いのもと、当せん番号を決定した。
抽せん会は日書連読書推進委員会・西村俊男委員長の司会で進行。開会あいさつで舩坂良雄会長は、出版物への消費税軽減税率適用を求める請願について言及し、署名運動への協力に謝意を表した。
抽せんは、0から9までの番号を記した10個のボールを抽せん箱に入れ、ボールを1個取り出す方法で実施。日本書籍出版協会・樋口清一事務局長、日本雑誌協会・高橋憲治事務局長、日本出版取次協会・金田徴書籍研究委員会委員長、リクルートコミュニケーションズ・尾形喜光氏、日書連・舩坂会長が1番から5番までの抽せん箱を担当し、特賞から4等賞までの当せん番号を決定した。
なお、書店くじの引き換え期間は、12月5日から平成26年1月10日まで。

読書ノート前期達成者は1056人に/大阪理事会

大阪府書店商業組合(面屋龍延理事長)は10月12日、大阪組合会議室で定例理事会を開催した。
大阪読書推進会については、読書ノート事業の前期達成者は、小学1~4年生が75校755人、5~6年生が56校301人で、前期達成学校は89校の計1056人となったと報告。達成者最多校は、1位・茨木市立天王小学校の76人、2位・枚方市立香里小学校の74人、3位・大阪市立関目東小学校と枚方市立開成小学校の44人となった。
また「本の帯創作コンクール」事業は、応募作品数9756点(課題図書4490点、自由図書5266点)で、参加数は38市町村216校。優秀作品として45の府市町村賞、出版社賞に89名2団体の受賞が決まったことを報告した。課題図書部門の優秀作については「帯付き作品9点」の注文書を組合員に送付し、拡販に協力を要請した。
消費税問題特別委員会からは、9月10日~10月18日に組合事務局に届いた署名数は40書店2835名で、合計1万857名の署名が集まったと報告した。
(金田喜徳郎事務局長)

黒田官兵衛関連書のフェアを展開/兵庫組合

兵庫県書店商業組合(山根金造理事長)は、今年の目玉企画として「読んで、聞いて、行ってみて~官兵衛ざんまい・天下を翔けた男・軍師黒田官兵衛の世界」をスタートした。
この企画は、来年のNHK大河ドラマの主人公・黒田官兵衛が兵庫生まれであることから、官兵衛の魅力を兵庫の書店より発信しようとの思いで立案したもので、10月から県下組合加入書店で「官兵衛ざんまい、一の陣」として「読んでみて」のフェアを開始した。
フェアでは官兵衛本のリストを作成し、県組合事務局から組合書店に配布。各書店は売場の規模に応じて関連図書を選書して特設コーナーを設置した。合わせてポスターとチラシを作製し、後続の企画である11月23日の講演会や、1月18日・25日に実施する、官兵衛ゆかりの地を訪ねるバスツアーの集客にも努めることとした。
(安井唯善広報委員)

地域の読書普及に貢献/4団体に野間読書推進賞

読書推進運動協議会は11月6日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で第43回野間読書推進賞の贈呈式を開催し、「語りの会はまなす」(青森県)、「絵本読み聞かせの会おむすびころりん」(宮城県)、「図書館ボランティアサークルかやのみ会」(山形県)、「しらはま子どもの本の会」(和歌山県)の4団体と、奨励賞の「朗読研究会『つばき』」(広島県)を表彰した。
贈呈式で同協議会の小峰紀雄会長は「今回受賞した団体には東北3県が含まれている。東日本大震災によって多くの命が奪われ、子どもたちも心の痛手を受けた。そのような状況の中、本を広める努力をされた皆さんに深く敬意を表する。傷ついた人を癒し、生きる勇気をもたらすのが本であり読書だ。全ての人が本の力を糧とできるよう、読書に資する本を作りだしていけるようにこれからも読書推進運動に取り組んでいきたい」とあいさつした。
選考経過を報告した全国学校図書館協議会の笠原良郎顧問は、受賞各団体の活動について「『はまなす』は、生まれ育った自分の地域に根差した活動を展開。『おむすびころりん』は男性の会員が頑張っており、魅力的な読み聞かせやその他の活動を日常的に行っている。『かやのみ会』はオリジナリティにあふれた活動が選考会で高い評価を得た。『しらはま子どもの本の会』は、発足以来月例学習会を開き、その蓄積を基にいろいろな活動を行っている」と紹介。近年の読書推進活動の共通点として、地域の図書館を拠点に活動を展開していることや、本の読み聞かせにとどまらず、地元の民話や伝説、近くは震災のこともテーマにして、紙芝居や人形劇、スライドを自作して読書活動を行っていること、勉強会を継続的に実施していることなどを指摘した。
受賞者あいさつで「語りの会はまなす」代表の吉村五三子さんは「『今度はどんなお話?』という子どもたちの声が活動のエネルギーとなり、仲間作りのもとになっている。子どもたちの心に、聞く喜び、読む楽しさを届けられるように一生懸命勉強を続け、地元に根差した活動を続けていきたい」と語った。

3日間で売上5010万円/神保町ブックフェスティバル

第23回神保町ブックフェスティバル(同実行委員会主催)が11月2日~4日の3日間、東京都千代田区神田神保町のすずらん通り、さくら通り、集英社前広場の各会場で行われ、多くの本好きで賑わった。
汚損本や自由価格本を販売する「本の得々市」や児童書ワゴン本セール、読み聞かせ、朗読劇、ジャズ・キューバ音楽演奏など様々な催しが行われた。また、近隣の飲食店も屋台やテントを出し、エスニック料理が人気を集めていた。出展したのは出版社127社162ブースをはじめ合計247ブース。東京都書店商業組合青年部も参加した。
2日午前10時半から行われたオープニングセレモニーでは、大橋信夫実行委員長(東京堂)が開会宣言。東京都書店商業組合の舩坂良雄理事長ら関係者によるテープカットとくす玉割り、明治大学応援団、吹奏学部、チアリーディング部のパレードで開幕した。
期間中の売上は初日1890万円、2日目2030万円、3日目1090万円、合計5010万円となった。

全国初の大活字本専門書店Viva神保町がオープン

普通の本の文字の大きさでは読書が困難な弱視者や高齢者のために文字を大きくした大活字本を販売する専門書店「Viva神保町」が11月2日、本の街・東京都千代田区神田神保町の冨山房ビル6階にオープン。神保町ブックフェスティバル開催期間中の2日~4日に同店や同ビル地下1階の喫茶店で絵本おはなし会、トークショー、パネルディスカッションなどの開店記念フェアが開かれた。
全国で初めての大活字本専門書店。小説、実用書、辞書、点字付き絵本など約2000冊の大活字本を置き、拡大読書器、ルーペなどの読書補助機器も販売する。営業時間は午前10時~午後5時。定休は日・月曜日と祝日。
3日の開店セレモニーでは、Viva神保町の市橋正光代表(大活字文化普及協会事務局長)が開店あいさつ。「小さい文字の読み書きに困っているすべての人に気軽に足を運んでもらい、読書の楽しさを実感してもらえるよう全力で運営する」と抱負を語った。
大活字文化普及協会の相賀昌宏理事長(小学館)は「いま並んでいる本はベストセラー中心だが、少部数の本も置くようにしたい。古本の売買やレンタルもやりたい」と述べた。
このあと、Viva神保町の柴田信顧問(信山社/岩波ブックセンター)をコーディネーターに、日書連の柴﨑繁会長、弱視者問題研究会の新井愛一郎氏、読書権保障協議会の田中章治氏が「大活字本の読みやすさとは?~読者の願いと書店の役割~」をテーマにパネルディスカッションを行った。柴﨑副会長は「大活字本の普及のためには、全国の書店がもっと高い意識を持つことが必要。弱視者に読書のチャンスを与える輪を広げたい」と語った。

生活実用書/注目的新刊

日々暮らす町にも、坂道があり、小さな谷があって、時には川が流れている。地形を見直してみると土地の歴史から現在までが浮かんでくる。
竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(PHP文庫た94―1743円)は、主にダムや河川事業に携わった著者が解き明かす。
関が原の戦いが始まる10年前、家康は秀吉から江戸への転封を命ぜられる。当時の関東は葦が生えるばかりの湿地だった。家康の家臣達は激高した。北条氏の支配が長く続いたために統治するのが大変だったからという解釈があるが、著者はあまりに劣悪な土地だから家臣が激怒したのではないかと解釈する。家康は関東一円を歩き、利根川の流れを変えさえすれば、湿地が肥沃な水田地帯に変わることを見抜いていたという。家康は日本史上、最大の国土プランナーだったのである。
かつて著者が大阪に転勤した時、大阪には緑が少ないことに気づかされた。テヘランの巨大なプラタナス並木、北京の緑生い茂る景山公園などを思い出しながら東京の地下鉄マップを見ると、随所に緑地を発見することができる。大阪に緑の空間が少ないのは大阪が庶民の町であり、権力者の町ではなかったからなのだ。自然を守り、保全してきたのは権力者であった。
なぜ京都が都になったか、赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したのかなど全18章。
竹内正浩著『地図と愉しむ東京歴史散歩地形篇』(中公新書22271000円)も、意外に複雑な地形の上にある東京をカラーの地形図やスナップ写真を駆使して、東京の不思議に迫ってゆく。
家康は江戸落城の可能性にも備え、半蔵門から脱出し、甲州道中を西進。内藤新宿を経て八王子を通り、甲斐に逃れて甲府城を拠点に再挙する計画を立てていた。甲州道中は江戸の最も高い尾根道で、軍事上も有利な街道だった。
浅草商店街をはじめ古い17の商店街があって、いずれも谷に発達している。発展する時は住宅地に向かって延び、衰える場合は終焉部分から閉
店し、商店街は短くなる。
東京の山は華族や富豪の住む所でもあった。巻末には、都心の山のお屋敷リストが187ヶ所紹介されている。
地形が多くを語っている。
(遊友出版斎藤一郎)

桜井晴也氏が受賞/文藝賞

河出書房新社が主催する第50回文藝賞は、桜井晴也氏の『世界泥棒』に決定し、10月23日に東京・千代田区の山の上ホテルで贈呈式が行われた。
贈呈式で、桜井氏は「この小説は、何も知らない、何も分からないというところから始めようと思った。重要なのは、誰かが語れなかったことについて、僕たちがどう思うかということ。今の小説の課題は、そこの部分をどう語っていくのかだ」と語った。
河出書房新社の小野寺優社長は「文藝賞は50回を迎えることができた。今の出版業界の状況で文芸誌や文学賞を続けるのは楽なことではないが、良い文学が世の中や人に与える力を信じている。この文藝賞を続けていく」とあいさつした。

地元独自の取り組み進む/関西日販会

関西日販会は11月6日、京都市下京区のホテルグランヴィア京都で第2回通常総会を開き、会員書店、出版社、日販関係者など275名が出席した。
冒頭、長谷川政博会長(ダイハン書房)があいさつに立ち、「大阪の『OsakaBookOneProject』、京都の『京都本大賞』、『BOOKEXPO』など地元独自の取り組みが進んでいる。関西日販会では長年『パンパク』を開催しているが、業界のためにまだやるべきことがあると思う。会員みなさまの協力をお願いしたい」と述べた。
役員改選では長谷川会長を再選した。
総会終了後に行われた懇親会では、日販の平林彰社長があいさつ。「日販は来店客数アップに向け『祭』を開催している。関西・岡山支社の8月の夏祭は、売上が対前年100%を超え、全国平均を2ポイント近く上回った。11月からは秋の祭を展開する。関西エリアが全国を牽引してほしい」と述べた。

新会長に草野義廣氏/九州日販会

九州日販会は10月22日、福岡市のグランドハイアット福岡で第3回総会を開催し、会員書店、出版社、日販関係者など233名が出席。役員改選で新会長に草野義廣氏(くさの書店)を選出した。安徳寛会長(ブックスあんとく)は名誉会長に就任した。
総会は、議案審議に続いて日販の平林彰社長がプレゼンテーション。同社が今年度から始めた「支店長レコメンド銘柄」で成功事例の水平展開によって九州支店が特に大きな成果を残していることや、九州日販会独自の取り組みとして出版社と提携して店頭での拡販を行っていること、PARTNERS契約による書店へのインセンティブ還元など日販の施策を説明した。
総会終了後に商談会と講演会を開き、続いて行われた懇親会では安徳名誉会長が「会員書店が時代の変化に対応できる書店として発展していくことを望む。新会長のもと一丸となって店頭販売力強化に取り組んでほしい」とあいさつした。

『きっずジャポニカ』など出版企画14点を発表/小学館

小学館は10月23日、東京・千代田区の学士会館で報道関係者向けに出版企画発表会を開催。秋から来年にかけて予定している出版企画14点のプレゼンテーションを担当編集者と著者が行った。
冒頭、白井勝也副社長は「今回披露する14作品は多面的な展開を持っている。小説、DVD、コミックなど、様々な小学館の顔を見ていただきたい」とあいさつし、このあと各担当者が発表を行った。
コミュニケーション編集局からは、小学百科大事典『きっずジャポニカ』を11月28日に発売。総項目数1万3500を設け、小学生の日々の疑問をわかりやすく解説する。
生活編集局から発表された『大江戸恐龍伝』(全5巻)は10月31日から発売開始。著者の夢枕獏氏が登壇し、作品の魅力を語った。また、文芸出版局から来年1月20日発売の井沢元彦著『逆説の日本史①』、ポスト・セブン編集局から12月下旬発売の樫木裕実著『メンズ・カーヴィー』を紹介し、それぞれ著者が登壇して自著をPRした。
マルチメディア局からは、松竹との共同企画『歌舞伎座新開場柿葺落大歌舞伎四月五月六月全演目集』のDVDBOOKを12月中旬、ブルーレイBOOKを来年1月下旬に発売。新歌舞伎座の名舞台を1620分収録したもの。
5周年を迎えた「小学館101新書」はカバーデザインを一新し「小学館新書」としてリニューアル。10月1日に『話す力』を出した草野仁氏が登壇し、言葉によるコミュニケーションの大切さを訴えた。

総会で初の商談会実施/700万円の商談まとまる/神奈川日販会

神奈川日販会は11月12日、横浜市南区のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで第43回総会を開催し、会員書店、出版社、日販関係者など248名が出席した。
市況が厳しい中、今回は売上向上につながる商談会並びに懇親会を中心に実施し、例年総会で行っていた活動経過報告、収支決算報告、事業計画案、収支予算案の承認は、事前に会員書店から個別に報告・承認をもらう形をとった。
商談会の冒頭、松信裕会長(有隣堂)があいさつに立ち、「出版業界は相変わらず不況だが、その中で総会をどうするか考えた。そして、通常通りの事務的な総会ではなく、初めて商談会を行うことにした。大勢の出版社が集まったので、活発な商談をお願いしたい」と述べた。
商談会には77社がブースを出展。当日まとまった商談は7250冊、およそ700万円。人気銘柄のベスト3は以下の通り。①『ゼロ』(堀江貴文著、ダイヤモンド社)②『スニーキーレッド』(たなと著、祥伝社)③『村上海賊の娘』(和田竜著、新潮社)。
続いて開かれた懇親会で、来賓を代表してあいさつした日販の平林彰社長は、神奈川日販会の3つの強みを、①創業からの歴史が古く地域密着型の書店が多い②優良顧客が多い③好立地にある――と指摘。「地域密着ということは、顧客の顔がよく見えるということ。神奈川は人口が多く、年収と進学率が高い。しかし、客単価は全国平均より低い。来店しても買上につながっていないものの、潜在顧客が多いとも言える。好立地を活かし、定期購読や予約獲得に取り組んでほしい」と述べた。
講談社の森武文専務が「出版社にとっての主戦場はリアル書店。リアル書店が元気になる取り組みを出版社が打ち上げ、顧客を誘導したい」とあいさつし、乾杯した。

「店頭決着アプリ」提供開始/店頭端末から検索、注文/日販

日販は書店の店頭売上増加支援策として、このほど同社が運営するオンライン書店「HonyaClub.com」商品受取の対象書店へ「店内決着アプリ」の提供を開始した。
店内決着アプリは、書店店頭に常設したタブレット端末から読者が店内在庫を検索し、店内に在庫がなかった場合でもその場で注文予約ができるサービスを実現する。読者は店頭または宅配での受け取りのいずれかを選択できる。商品の受け取りは、注文時に印刷される注文確認書をレジに提示するだけ。目的買いの読者のニーズを満たし、競合店への売上流出を防止することを目的に開発した。書店ではタブレット端末、プリンター、Wi―Fi環境が必要。
10月23日から首都圏3書店に先行導入を開始しており、今後は全国2000書店に拡大を図る。

木皿泉氏の講演会開催/地元作家応援イベント/兵庫トーハン会

兵庫トーハン会は11月6日午後2時から神戸市産業振興センターで、神戸市在住の作家、木皿泉氏を招いて第3回地元作家応援イベントを開催。98名が来場した。
「木皿泉」は和泉務、鹿年季子夫妻の共同ペンネーム。木皿氏は『野ブタを。プロデュース』などテレビドラマの脚本、『昨日のカレー、今日のパン』『スイカ①』『同②』などを出版した新進作家。
イベントは森忠延副会長(井戸書店)、中島良太会長(三和書房)のあいさつでスタート。木皿氏の講演会では、2人の出会い、共同で執筆するようになったいきさつ、夫が書いたものを妻が上書きする手法、締切が来ないと筆が進まず上梓までに数年を要したことなどを話した。
この後、河出書房新社の小野寺優社長、双葉社の担当編集者を交えて数々のエピソードを披露し、会場は大いに盛り上がった。質疑応答では熱心なファンからの熱いエールもあった。
大橋洋子副会長(流泉書房)の謝辞、閉会あいさつの後、サイン会を行った。講演後は木皿氏のトークで来場者の購買意欲が高まり、著書が多数売れた。
このイベントは、これまで1回目は高田郁氏、2回目は百田尚樹氏を招き、講演会、編集者との対談、サイン会を行い、いずれも大成功に終わっている。
(安井唯善広報委員)
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