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平成26年1月1日号
書店再生の施策進める/新春直言・舩坂良雄日書連会長に聞く

昨年6月、大橋信夫氏のあとを受けて第9代日書連会長に就任した舩坂良雄会長。2014年のスタートにあたって、就任から半年を経過した手応えと新年の景気見通し、日書連と出版業界が直面する今年の課題について、書店再生の取り組みを中心に話を聞いた。(聞き手=本紙編集長・白石隆史)

〔販売集団として実績作る〕
――2012年12月に誕生した安倍内閣は、デフレ脱却と景気対策を掲げてアベノミクスを推進しています。この1年で株価は大きく上昇し、輸出企業は業績を伸ばしました。しかし出版業界は13年もマイナス成長になりそうです。
舩坂出版マーケットは1996年をピークに17年連続前年割れとなっており、書店を取り巻く経営環境の厳しさは安倍政権誕生後も続いています。大企業製造業の業況は改善し、中小企業非製造業にも波及しつつありますが、出版業界にアベノミクス効果が現れるにはもうしばらく時間がかかると見ています。
――厳しい業界環境の中で全国の書店のトップである日書連会長に就任しました。どのようなことを考えましたか。
舩坂まず書店の減少を食い止めなければいけないということです。そのためには大橋前会長が進めてきた書店再生の取り組みをさらに強化し、書店に利益が出る構造を作らなければなりません。
――日書連は一昨年、書店再生の5項目の提案をとりまとめました。舩坂会長は当時、書店再生委員会の委員長として陣頭指揮をとりました。
舩坂緊急性の高い5項目を取り上げました。書店の収益性を高め、店頭を活性化することが最大の目的です。雑誌付録組みを書店業務からなくすことや万引きロスの書店負担軽減などを求めたものですが、出版社や取次の理解と協力を得るためには、要求するばかりではなく、まず書店側が売る姿勢を示し、増売の実績を作る必要があると考えました。そこで最初に「食と健康」をテーマにロングセラー・実用書増売企画を実施しました。一昨年秋、昨年秋の2回実施したところ、参加した書店、出版社からは「セット内容がいい」「書店が自発的に選書して増売企画を展開するのは素晴らしい」と高い評価をいただきました。
この企画の眼目は、日書連という組織の力で本を手に入れ、組織の力で本を売るということです。やる気のある書店が売りたい本を迅速に仕入れることのできる環境を組織の力で作る。指定配本で思ったように本が配本されない、全国の書店にベストセラーや新刊が適切に行き渡っていない現状を改善していきたいと真剣に考えています。
日書連は主張すべきことは主張する。しかし、1冊でも多くの本を売るという活動も同時にやっていかないと、全国組織としてのスケールメリットを活かすことができない。本を売ることが我々の仕事です。販売集団として頑張って実績を積み上げていきたいですね。日書連に頼めば売ってくれると出版社に信頼していただけるようになりたい。そして出版社から色々な企画が持ち込まれる形を作れればと考えています。
――増売企画の今後の展開についてお聞かせください。
舩坂いくつかの出版社から、せっかく「食と健康」をテーマに2回やったのだから、定番として続けてはどうかという意見をいただいています。今は年に1回ですが、今後2回、3回と増えていったとき、そのうちの1回は「食と健康」でやってはどうかということですね。具体的なことは第2回増売企画の結果を分析した上で検討したいと思います。
――書店再生の5項目の提案の実現に向けて次に取り組むべき課題は何ですか。
舩坂雑誌の付録綴じの業務改善について出版社8社に要望書を提出したところです。その他の提案も相手があることで、お金と時間がかかることです。順序を決めて、出版社や取次に我々の考えを丁寧に説明していきたいと思います。
――書店主導の取り組みとして、ここ数年、東京の「書店大商談会」、大阪の「BOOKEXPO」など全国各地で商談会が行われるようになりました。日書連も後援しています。
舩坂こういう動きはどんどん支援したいですね。業界は一心同体というモチベーションを持たなければいけないと思います。書店にも大型書店、ナショナルチェーン、街の中小書店など色々ありますが、全国津々浦々に張り巡らされた書店網は大きな書店だけが支えているわけではありません。近所にある街の本屋は、本の数は少なくても、地域に合った品揃えをして、地域の読者から支持されています。業界全体でそこを支えていく必要があるのではないでしょうか。いま全国各地で行われている商談会は街の本屋を活性化する起爆剤として高く評価しています。

〔軽減税率導入は死活問題〕
――経営不振や後継者難による閉店数は依然高い水準を保っています。組織強化対策、組合加入促進についてどのようにお考えですか。
舩坂日書連傘下組合加入書店数は1986年の1万2953店をピークに27年連続減少となり、昨年4月1日現在、4458店まで減少しました。組織規模はピーク時の35%まで縮小しており、極めて深刻な事態と受け止めています。書店再生5項目の提案の実現を目指し、書店経営の環境改善に全力で取り組むとともに、日書連と各都道府県組合が一体となって未加入書店の加入促進に取り組みたいと考えています。
――4月に消費税率が5%から8%に引き上げられます。日書連は出版物への軽減税率導入を求めて運動を展開していますね。
舩坂我々の主張は、消費税率引き上げの際、出版物に軽減税率を導入し、税率を5%にしてほしいということです。消費税が5%に上がった97年から出版物の売上は落ち込み、いま出版業界は大変厳しい状況にあります。書店は地域の知の文化を支える中心にならなければならないと考えています。文化を支える出版物に軽減税率を導入することは広く国民の利益に適うことです。
そこで日書連が中心となって出版業界で署名運動を行い、18万を超える署名を集めました。6月に公明、11月に自民、民主、維新、共産各党の議員を訪ね、請願活動も行いました。面会した議員は活字文化について理解してくださっているという感触を得ました。
――昨年12月に決まった税制改正大綱で、軽減税率については「消費税率10%時に導入する」とし、具体的な実施年月は明示されませんでした。対象品目については今年12月までに結論を出すとしています。今後の運動の展開と見通しをお聞かせください。
舩坂税制改正大綱を見ると「10%への引き上げ時」「10%に引き上げた後のいつか」のどちらとも解釈できます。対象品目については、公明党は食品と新聞、出版物とする案を示していますが、自民党には税収減をもたらす軽減税率に反対する意見もあるようです。
税制改正大綱では、軽減税率の対象品目に出版物が入るか明確ではなく、入ったとしても10%引き上げ時に軽減税率が導入される保障もないということです。強い危機感を持たざるを得ません。
消費税が8%に上がって売上が落ち込んだら廃業に追い込まれる書店も出てくるでしょう。8%でも苦しいのに、さらに10%引き上げ時に軽減税率が導入されなければ、廃業の動きが加速しかねません。そうならないよう必死に軽減税率導入を求める運動をやっています。署名と請願は軽減税率導入が決まるまで続けます。出版物への軽減税率導入は我々にとって死活問題なのです。
――東日本大震災からもうすぐ3年がたちます。
舩坂我々の仲間である書店も多く被災しました。〈大震災〉出版対策本部が作った大震災出版復興基金の書店店頭での募金活動に引き続き力を入れていきたいと思います。被災地の復興に息長く協力していくことが大切です。
――今年の抱負をお聞かせください。
舩坂午年だから飛躍する年にしたいですね。書店の減少を食い止めて攻勢に転じる。書店再生の取り組みを進めて、全国の書店に元気になってもらえるような提案をどんどんしていきたいと思います。書店が生き残ることは出版業界全体にとっての利益です。一緒に書店を盛り上げていきましょう。

実用書増売企画「食と健康」/POS未導入店は至急スリップ送付を

11月末日で販売期間を終了した日書連書店再生委員会主催の実用書増売企画「食と健康」は、売上データをもとに販売報奨金の計算を行っています。POSレジ未導入店のスリップ受付は12月16日に締切ましたが、まだ売上スリップをお持ちの書店は、1月7日必着(厳守)で、日書連本部まで至急お送りください。

日書連理事会/軽減税率導入まで署名継続

日書連は12月19日、東京・千代田区の書店会館で定例理事会を開催した。主な審議事項は以下の通り。
〔消費税問題〕
出版物への軽減税率導入を求める50万人署名は12月19日現在、合計18万8512人の署名が集まった。各党への請願活動は、6月19日に公明党の山口那津男代表らと面会したのに続き、11月20日に舩坂良雄会長、面屋龍延副会長ら6名が衆・参議員会館で各党の国会議員15名の事務所を訪問。自民党の左藤章衆議院議員、同・関芳弘衆議院議員、同・神田憲次衆議院議員、同・藤丸敏衆議院議員、民主党の笠浩史衆議院議員、日本維新の会の岩永裕貴衆議院議員、日本共産党の宮本岳志衆議院議員と面会し、出版物への軽減税率導入に理解を求めた。不在の議員には秘書に署名を手渡した。
面屋委員長は今後の運動方針について「出版物の税率を5%とするのが我々の要望。軽減税率導入が決まるまで署名を続ける」と強調。50万人署名への参加書店が843店と全組合加入書店の約2割にとどまっていることから、「参加書店の裾野を広げる必要がある。1書店あたり署名用紙1枚・10人分の署名を集めてもらう運動を展開する」と提案し、協力を求めた。
〔書店再生委員会〕
第2回実用書増売企画「食と健康」(8月1日~11月30日)は、申込店数が384店、申込セット数が4
07セットだったと小泉忠男委員長が報告した。
このほか、書協、雑協、取協、日書連の4団体で構成する出版流通改善協議会が発行した『2013年出版再販・流通白書№16』、「第4回書店大商談会」および「BOOKEXPO2013」の両商談会について報告した。
〔取引改善委員会〕
送品・返品同日精算問題について柴﨑繁委員長が報告した。
〔読書推進委員会〕
独自企画を提出した組合に補助金を支給する「2014サン・ジョルディの日PR企画推進費」に、11月30日の締切までに14組合から応募があり、12月3日に選考会を行った結果、13組合に総額240万円を支給することを決めたと西村俊男委員長が報告した。採用された組合と支給金額は以下の通り。▽20万円=北海道、青森、秋田、神奈川、愛知、新潟、富山、長野、京都、兵庫、福岡▽10万円=山形、鹿児島。
日書連、日本出版取次協会(取協)、日本児童図書出版協会(児童出協)の児童書増売活動「心にのこる子どもの本」セールで、図書カードプレゼントキャンペーンを実施する。「心にのこる子どもの本」の帯がついた書籍を購入した客を対象に、ネコ柄図書カード(1千円分)を抽選で300名にプレゼントする。応募締切は3月31日(月)。
日本雑誌協会(雑協)の「雑誌愛読月間」(7月21日~8月20日)で実施した、雑協、取協、日書連共催「年間定期購読キャンペーン」は、受注総数が過去14回で最高の5万6150件になった。参加出版社は50社、対象誌は126誌とこちらも過去最多。参加書店数は5569店だった。
〔流通改善委員会〕
14年度の年間発売日カレンダーが取協物流発売日研究委員会から示されたと藤原直委員長が報告した。土曜休配日は14年6月14日、7月12日、9月6日、15年2月7日と前年同様の年4回。繁忙期の祝日発売日設定は前年同様、9月23日(火)秋分の日の年1回。発売業量が多く販売増が見込めること、また業量の平準化に寄与しており、業界内で定着していることから、引き続き設定した。
〔指導教育委員会〕
「全国小売書店経営実態調査報告書」改訂版を発行するため準備を進めていると鈴木喜重委員長が報告した。2月までに調査項目を決定する。
〔政策委員会〕
以下の14年度理事会日程案を承認した。14年4月=委員会16日・理事会17日、5月=委員会27日・理事会28日・公取協総会28日、6月=委員会25日・理事会26日・通常総会26日、7月=委員会16日・理事会17日、8月=休会、9月=委員会17日・理事会18日、10月=休会、11月=休会(検討中)、12月=委員会17日・出版販売年末懇親会17日・理事会18日、15年1月=休会、2月=委員会18日・理事会19日、3月=休会
出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約を運用するための解説書『解説・運用の手引』が発行から10年経過しており、改訂版を作成することを承認した。出版物小売業公正取引協議会の柴﨑繁副会長、杉山和雄理事、東浦澄夫理事、影山稔専務理事、吉武三男顧問、元永剛前顧問の6氏から成る小委員会が作成を担当し、進捗状況等を理事会で逐次報告する。
消費税率引き上げに伴い、雑誌販売の落ち込みが懸念されている。97年の5%への増税時には同年3月の雑誌販売金額が前年比6%減となり、その後もマイナスが続いている。このままではさらに業界がシュリンクする恐れがあるとして、雑協、取協から4月1日以降、業界全体で販売促進活動を行いたいと提案があり、増税時に業界4団体で行う施策をとりまとめるプロジェクトチームに日書連からもメンバーを派遣することを承認した。4団体主催の取り組み(雑誌愛読月間、書店くじなど)を利用した拡大施策や新たな企画の発案を検討する。
中古品の買取業者で作られた日本メディアコンテンツリユース協議会は「本・CD・DVD・ゲーム中古品の買取りルール違反を見逃さない」「万引きをしない、させない、見逃さない」と謳ったポスターを作成した。日書連協力。同協議会はポスター800枚を東京都書店商業組合に提供し、都内約500書店の店頭で試験的に掲示する。今後、全国に拡大する予定。
日本出版インフラセンター(JPO)の電子出版コード管理研究委員会が電子出版流通整備研究委員会と改称。日書連からは引き続き藤原直副会長を委員として派遣することを決めた。
〔組織委員会〕
各都道府県組合の加入・脱退状況は、9月期が加入1店・脱退30店で前月比29店純減、10月期が加入なし・脱退7店で同7店純減、11月期が加入なし・脱退11店で同11店純減。日書連傘下組合加入書店は合計4345店になったと中山寿賀雄委員長が報告した。
〔広報委員会〕
全国書店新聞14年1月~12月刊行スケジュールを面屋龍延委員長が報告した。

絵本専門士養成講座オープンフォーラム/1月18日、都内で開催

絵本専門士養成制度準備委員会(肥田美代子委員長)は「絵本専門士」の養成制度を創設。2014年度より絵本専門士養成講座を開講する。
絵本専門士とは、絵本の特性や可能性を理解し、絵本の魅力を表現し伝える技能を持つ絵本の専門家。絵本に関する総合プロデュース力を身に付け、絵本を普及するための事業を企画・実施し、指導する役割を担うことを期待されている。
講座は14年7月より第1期を開始し、年間30コマの講義・演習等で絵本専門士の養成を目指す。受講資格は①子供や絵本に関連のある資格を有する者②絵本に関わる実務について原則として3年以上の経験がある者③絵本に関わる活動に携わり原則として3年以上の経験がある者④絵本や児童文学について研究している者。定員30名。
同委員会は開講に先立ち制度の目的・趣旨を理解してもらうため、1月18日午後12時50分、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターでオープンフォーラムを開催する。
当日は肥田委員長のあいさつ、ノンフィクション作家・柳田邦男氏の講演「絵本は心を育てる特効薬~ネット社会の新しい意義~」、絵本作家・浜田桂子氏の講演「命のまぶしさを伝える~私の絵本作り~」、講座の概要説明が行われる。
参加は事前申込制で、国立青少年教育振興機構のウェブサイトで受け付けている。ファックスでも申し込むことができる。申込締切は1月15日午後5時。定員150名。参加費無料。
問い合わせは、国立青少年教育振興機構・教育事業部事業課連携協力係(℡03―6407―7686)まで。

軽減税率求めるポスター/JPICが作成へ

出版文化産業振興財団(JPIC)は、消費税率引き上げの際の出版物への軽減税率適用について読者の理解を得るため、「世界には、消費税20%でも絵本を非課税にしている国があります」と謳った意見広告(写真)を12月5日付の朝日、6日付の読売、毎日、信濃毎日の各紙に出稿した。
12月19日に開かれた日書連定例理事会に出席した中泉淳事務局長は、「広告では象徴的な意味で『絵本』を前面に出したが、当然、広く活字文化への軽減税率を求めている。今後は、出版4団体と連名のポスターを作成し、書店店頭に掲示したい。雑誌誌面でも訴えていきたい」と述べた。

雑誌、消費税率引き上げへの対応説明/税制専門委員会

日本雑誌協会と日本書籍出版協会が合同で消費税率引き上げへの実務的な対応を検討している税制専門委員会は、12月19日の日書連定例理事会で、消費税率変更に伴う措置等についてのガイドラインの説明会を開催。大竹深夫委員長(講談社)、早川三雄委員(小学館)が出席した。
消費税法施行令附則第5条第1項では、14年3月31日までに発売された新聞と雑誌は4月1日以降も旧税率で販売することになっていたが、POSレジが複数税率に対応できないなどの問題点があったため、昨年10月の政令改正でこの経過措置で雑誌が除外となった。これにより、4月1日以降、3月31日以前に発売されたものを含め、すべての雑誌は8%の税率で販売することになった。
出版物への価格表示は、特別措置として、13年10月1日~17年3月31日まで、総額表示の義務が免除となった。ただし、消費者が税込価格であると誤認しないための防止策が求められている。
3月後半発売の雑誌は、地域間の発売日格差に対応するため、発売日の前倒しなどについて取次と話し合っている。
返品は、4月1日以降の取引については、旧税率での仕入れか新税率での仕入れかの区別がつかないため、新税率を適用する。取引形態によっては、個別対応となる場合がある。
読者への告知は、価格表示と新税率の適用等について知らせるためのポスターを出版4団体で作成し、2月下旬~3月上旬に書店店頭で掲示することを予定している。
大竹委員長は「書店店頭での混乱を回避し、読者にスムーズに雑誌を提供できる環境を作りたい」と述べ、理解と協力を求めた。

若い人に贈る読書のすすめ/読進協

読書推進運動協議会はこのほど「2014若い人に贈る読書のすすめ」のリーフレットを作成した。各都道府県の読進協から寄せられた「若い人に是非読んでもらいたい本」の推薦書目をもとに、読進協事業委員会で選定したもの。掲載図書は以下の24点。
▽『何者』朝井リョウ、新潮社▽『神去なあなあ夜話』三浦しをん、徳間書店▽『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹、文藝春秋▽『薔薇とビスケット』桐衣朝子、小学館▽『想像ラジオ』いとうせいこう、河出書房新社▽『心』姜尚中、集英社▽『野心のすすめ』林真理子、講談社▽『挫折を愛する』松岡修造、角川書店▽『本当に「英語を話したい」キミへ』川島永嗣、世界文化社▽『恋愛合格!太宰治のコトバ66』高野てるみ、マガジンハウス▽『20歳からの人生の考え方』外山滋比古、海竜社▽『人間にとって成熟とは何か』曽野綾子、幻冬舎▽『伝え方が9割』佐々木圭一、ダイヤモンド社▽『企画立案の教科書』齊藤誠、阪急コミュニケーションズ▽『「働く」ために必要なこと』品川裕香、筑摩書房▽『地方にこもる若者たち』阿部真大、朝日新聞出版▽『教室内(スクール)カースト』鈴木翔、本田由紀(解説)、光文社▽『スミスの本棚新しい自分が見つかる読書』テレビ東京報道局(編著)、日経BP社▽『死の淵を見た男』門田隆将、PHP研究所▽『やらなきゃゼロ!』鈴木直道、岩波書店▽『わたしは目で話します』たかおまゆみ、偕成社▽『このTシャツは児童労働で作られました。』シモン・ストランゲル、枇谷玲子(訳)、汐文社▽『かあちゃん取扱説明書』いとうみく、佐藤真紀子(絵)、童心社▽『ぼくは、図書館がすき』漆原宏、日本図書館協会

日書連出版販売年末懇親会/店頭活性化対策に言及

日書連主催の出版販売年末懇親会が12月18日、東京・千代田区の帝国ホテルで開催され、日書連役員、書店、出版社、取次など総勢255名が出席した。
懇親会は藤原直副会長の司会で進行し、舩坂良雄会長があいさつ。「店頭が活性化しなければ出版業界全体は良くならない。書店が努力することはもちろん、出版社は読者に喜ばれる企画を出してほしい。全国津々浦々にきめ細かな配送を行う取次のシステムにも期待している」と述べた。
消費税問題については「我々は消費税率引き上げの際、出版物に軽減税率を導入し、税率を5%にしてほしいと求めている。書店が中心となって出版業界全体で18万を超える署名を集め、6月と11月に与野党に請願を行った。署名と請願は軽減税率導入が実現するまで続ける」と方針を示し、「5%増税時に書店店頭は厳しい状況となり、今日まで続いている。4月1日に8%になった時にどう乗り越えるか、対策を考えねばならない。出版4団体で読者に喜んでもらえる企画を検討するプロジェクトチームを作ることになっている。店頭活性化に向け様々な提案をしていく」として、協力を求めた。
来賓の日本書籍出版協会の相賀昌宏理事長(小学館)は、書協と雑協が合同で検討している消費税率変更の際の実務面での対応策について説明。「5%引き上げ後の4~6月、雑誌売上は6%落ちた。現在もダウントレンドは続いており、さらに落ち込むと厳しい。雑協が中心となって店頭に人を呼ぶプロジェクトを行う」と述べ、軽減税率導入が実現した際に複数税率で店頭が混乱しないための対応シミュレーションの必要性にも言及した。
日本出版取次協会の古屋文明会長(日販)は「雑誌の経過措置の撤廃で店頭の混乱が回避できることになりよかった。沖縄の離島にも3月いっぱいで税率5%の雑誌を届けるのが取次の使命。色々な対応策を検討している。増税により売上の落ち込みが想定される。4団体で店頭に客に来てもらう賑やかしのイベントを企画している。軽減税率の必要性について理論構築し、日書連の署名運動を中心に展開したい。たくさん売っていい年にしよう」とあいさつし、乾杯した。

わが社のイチ押し企画/講談社・販売促進局長・佐藤雅伸

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は弊社出版物に格別のご高配を賜り、誠にあ
りがとうございました。
さて、2014年の大注目企画をジャンルごとに紹
介させていただきます。
【書籍】エンターテインメント小説の超人気作家である、東野圭吾・百田尚樹・池井戸潤各氏の作品を文庫で刊行する予定です。映像メディア関連も多い方々だけに、大々的な店頭展開での売り伸ばしをお願いします。
また、昨年の計画販売制「からだにやさしい旬の食材野菜の本」「からだによく効く旬の食材魚の本」に続いて「くらしを彩る花の本」を好条件で3月に刊行します。ぜひご拡販をお願いします。
【コミック】まず、1月4日『蟲師』1時間スペシャルTVアニメを皮切りに、『ノラガミ』(1月~、TOKYOMX、MBS他)、『ウイッチクラフトワークス』(1月5日~、TOKYOMX他)、『鬼灯の冷徹』(1月9日~、MBS・TBS他)、そして春には『ベイビーステップ』『シドニアの騎士』、さらに年内に大作『寄生獣』の実写映画&TVアニメと、話題作の映像化が続く予定です。ぜひ、ご期待ください。
【雑誌】12月12日に『週刊永遠のゼロ戦プラモデル』を創刊。2月25日には『山口百恵「赤いシリーズ」DVDマガジン』も創刊いたします。
『週刊現代』が創刊55周年(3月)、『FRIDAY』が創刊30周年(11月)と、本年は弊社の週刊誌2誌が周年を迎えます。よりいっそうの誌面の充実を図ってまいります。
また、日本雑誌協会が計画しています4月12日発売の「チャレンジ!おもしろ増刊」企画に、弊社も『with増刊』が参加いたします。積極的なお取り組みをぜひお願いします。
以上、本年もたくさんの話題作を刊行して参りますので、皆様のご支援ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

わが社のイチ押し企画/三省堂・宣伝広報部長・福井昇

今年のわが社のイチ押し企画は、創刊から半世紀以上の歴史を持つ『三省堂国語辞典第七版』です。
「新語に強い三国(サンコク)」のキャッチフレーズ通り、数ある辞書の中で現代語のいち早い反映に定評のある辞書の6年ぶりの改訂版で、昨年12月10日に刊行いたしました。
第七版の改訂のポイントは以下の通りです。
①膨大な実例を集め、現代に息づく新語を中心とした約4千語を追加しました。収録項目数は約8万2千です。話しことばを多数収録し、新設の〔話〕のラベルで示しました。また、最近のことばには、発生・普及年代を注記しました。
②定評ある『三国』のすっきりとした語釈で、「要するにそれは何か」が胸にすとんと落ちます。
③日本語の根幹をなす基本的なことば(基本語)の語釈・意味区分を全面的に見直し、母語話者にはもちろん、上級以上の日本語学習者にも使えるよう、精密にしました。
④社会人として知っておきたい社会常識語約3千2百語を選定し、☆☆のラベルをつけました。
⑤意味・用法の違いによってアクセントを使い分ける語は、[アク]を設けて注記しました。
その他、「ら抜きことば」が分かる[可能]欄を創設しました。また、新しい常用漢字表にも対応し、付録「漢字・難読語一覧」では、最新の常用漢字・人名用漢字が分かります。
本書の刊行を記念して、iPadminiなどが抽選で当たる「新語募集キャンペーン」を実施しております。阿川佐和子さんからの推薦のことばも頂戴し、積極的に販売に取り組んでまいります。本書の拡販商品としてのご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

わが社のイチ押し企画/小学館PS営業企画部・堀内輝義

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
2014年の新企画といたしまして1月4日に隔週火曜日発売「CDつきマガジン『クラシックプレミアム』」全50巻を創刊いたします。創刊号は、レア感・プレミアム感のあるカルロス・クライバー指揮するベートーヴェン「交響曲第5番『運命』」など3曲を選び、創刊記念特別価格で購入しやすくいたしました。2号以降もカラヤン指揮「モーツァルト」など、「世界最高水準の高音質」をお手持ちのCDプレーヤーでお楽しみいただけます。「全巻定期購読」の特典としまして、「カルロス・クライバーニューイヤーコンサートDVD」をご用意いたしました。クラシックを好きな方はもとより、音楽全般に興味のある方へもお勧めいただけます。
2月28日には、『よのなかの図鑑』(計画販売制・委託販売制併用)を刊行いたします。「プレNEOシリーズ」累計117万部の第8弾になります。『ふしぎの図鑑』が理科系のなぜ?なに?に答えているのと同様に、『よのなかの図鑑』は社会科系のなぜ?なに?に3章の構成で120のテーマに、わかりやすく答えています。たとえば、「どうして『はんこ』を押すの?」、おとなの当たり前の行動も「こども」にとってはとてもふしぎなことです。「はんこ」を押すとき、「こども」にじっと見られていた経験をされた「おとな」も多いと思います。初回限定特典としましては、「特製ドラえもん『よのなかおしごと手ぬぐい』」をお付けいたします。更に、予約購入特典では特製のギフトケースにお入れし、無料直送サービスを実施しますので祖父母からお孫さんへのプレゼントなどでご利用いただけます。是非「特典」を活かしていただき事前予約の獲得にご利用ください。
今年も書店様の利益に貢献できる企画や計画販売制商品をご案内してまいります。
昨年同様ご支援の程、よろしくお願いいたします。

わが社のイチ押し企画/KADOKAWA・総合宣伝本部宣伝部宣伝5課

あけましておめでとうございます。株式会社KADOKAWAは昨年10月1日、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川学芸出版、角川書店、角川プロダクション、角川マガジンズ、中経出版、富士見書房、メディアファクトリーの9社と合併し、新生KADOKAWAとしてスタートいたしました。旧年中は格別なるご支援、ご協力を賜り誠にありがとうございます。各ブランドカンパニーの今年のイチオシのタイトルをご紹介いたします。
映像とともにお楽しみいただくタイトルとして、今なお熱烈なファンが多い「魔女の宅急便」。文庫版が揃い、3月1日映画公開です。2011年書店員が選んだおすすめコミック3位にランクインした「テルマエ・ロマエ」は4月26日に映画公開となります。
昨年テレビドラマ化された「ビブリア古書堂の事件手帖」は今月24日に待望の5巻が刊行されます。同じく昨年NHK―BS1で放送された、小栗ファミリーのベルリンの生活を描いたコミックエッセイ「ダーリンは外国人ベルリン生活はじめました」が、シリーズ5年ぶりに春に刊行予定です。また、テレビアニメ化の「棺姫のチャイカ」は今月18日にⅧ巻が刊行されます。
海外翻訳含め累計1100万部に達する「ソードアート・オンライン」は本年も楽しみな企画を予定しています。映像関連以外の話題のタイトルとしては、昨年から部数を伸ばしている「背中ブラダイエット」、退屈を黄金の時間に変える、刺激に満ちた遊び方のヒントが書かれている五木寛之氏の「退屈のすすめ」、今月刊行の「角川俳句大歳時記」全5巻の収録季語から推敲した、10年ぶりとなる季寄せの決定版、「角川季寄せ」も是非ご注目ください。
そして引き続き、「オールカドカワフェア」、3月まで行っております。「ひとつになっていいことだらけ」の新生KADOKAWAは、今まで以上に編集・営業・宣伝が一体となって取り組んでまいります。是非ともご一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

わが社のイチ押し企画/ポプラ社・児童書編集局・小堺加奈子

今年は、小社のロングセラー絵本『ねずみくんのチョッキ』の刊行40周年になります。1974年の発売当初、背景のない白地に赤いチョッキを着た小さなねずみくんがちょこんと描かれた斬新な絵本は、大きな話題を呼びました。文字数も32ページ合わせて100文字以下。絵本の歴史のターニングポイントとなった本作は、その後40年にわたり、31巻を刊行する大きなシリーズになりました。
昨年、代表作『ねずみくんのチョッキ』は累計100万部を突破。今や親子3世代で愛されています。作者のなかえよしを、上野紀子夫妻はもともと大学の同級生。息のあったお仕事は、ご夫婦ならでは。「背景は描かない」「キャラクターサイズの徹底」「言葉と絵が合わさってはじめて『1』になるような無駄のない構成」……といった両氏の絵本哲学は、見るものの心を一瞬でとらえてきました。また、小さなねずみくんがさまざまなどうぶつたちと繰り広げるお話は、個性を尊重するメッセージとして、たくさんの人の心に届いています。
40年の節目を迎える今年は、読者や書店の皆様に感謝の気持ちを込めて、1年を通しさまざまな企画を実施していきます。32巻目となる新作の他、夏にはねずみくんヒストリーをはじめとする作者の世界が見られる大きな原画展も予定されています。小さくておっちょこちょいだけど、心の優しいねずみくんの魅力を、今年1年、改めて感じていただけたら幸いです。

わが社のイチ押し企画/マガジンハウス・『アンドプレミアム』編集長・芝崎信明

『クロワッサンプレミアム』は2013年11月20日発売号より、誌名を『アンドプレミアム』と変更し、デザインも編集方針も一新して新感覚のクオリティライフ誌として生まれ変わりました。クオリティライフ誌というと、いわゆる〝婦人誌系〟の雑誌になりますが、『アンドプレミアム』はそれらをぐっと若くした新しいカテゴリーの女性誌です。
そもそも『クロワッサンプレミアム』は2013年の春から、これまでの50代をターゲットとするものから40代をターゲットとするファッション誌へと、リニューアルを進めてきました。その若年化路線は引き継ぎ、さらに誌面で扱う内容を、ライフスタイル寄りに変更し、衣食住、そして旅やカルチャーをバランスよく特集テーマに掲げていく方針です。すなわち、30代~40代のハイクオリティ志向の女性に向けたライフスタイル誌です。生活のさまざまなシーンに、自分にとっての〝上質〟を少しずつプラスしていくという意味を込めて、誌名も『アンドプレミアム』としました。
〝婦人誌系〟より若い感覚のプレミアム感を出すために、表紙にもこだわっています。上半分がロゴとタイトルなどの文字要素スペース、下半分が写真になっているのですが、上半分にはマットPP加工を、下半分にはグロスUV加工を施しています。下半分に写真を貼付けたようなこれまでにない質感を出し、また手にとったときの触り心地にもマットとグロスのハイブリッドな高級感を出す試みです。紙媒体ならではの、モノとして持っていたい、保存したいという価値を付加することも、重要であると考えたからです。
誌面のデザイン面でも、イラストや書き文字も意識的に多用し、さらに写真のテイスト管理にもこだわり、紙媒体でのアナログ的な魅力を引き出したいと思っています。
新しいカテゴリーを開拓し、さらに電子メディアとの違いを出すことで、雑誌好きの読者に、そして書店員様に愛される媒体になることを目指します。

わが社のイチ押し企画/学研マーケティング・書籍販売部学参・辞典課・小林伸一

平素は格別のご愛顧、ご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。2014年が皆様にとって幸運な1年になりますよう、心より祈念いたします。
さて、新指導要領に基づき、中学校では「英語」の語彙数が従来の900語程度から1200語程度へと拡充され、ほとんどの教科書で辞書引き学習のページが設置されました。また、小学校では「英語」の授業開始時期を現在の5年生から3年生に前倒し、5年生からは教科に格上げすることを文科省が検討しはじめました。これにより、中学校での辞書引きの必要性は増していくことが期待されます。
弊社の中学生向け英語辞典の『ジュニア・アンカー』シリーズは、まさにこのような小学校高学年から中学の早い時期から基礎的な英語力をつけようというお子さんにピッタリの辞典です。
指導要領では「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を身につけることが重要とされています。英和辞典はおもに英語を読んだり聞いたりする、いわば《受信型》の英語を勉強する際に使用されますが、『ジュニア・アンカー英和』では「表現力UP」「ことばMAP」コーナーを設け、中学生が「話したい」「書きたい」と思うことをまとめて掲載することにより、《発信型》英語にも役立てるよう工夫しています。
また、『ジュニア・アンカー和英』でも、「通じる!しっくり表現」「日本語NAVI」といった新コーナーを設置し、和英辞典を引くにあたって更に一歩進んだ学習に役立つようにしています。
なお今年は、ピンクでキラキラした装丁が女の子に大好評いただいております「ガールズエディション」に新刊として英和辞典が加わり、計5点のラインナップで展開してまいります。
『ジュニア・アンカー』シリーズは、おかげさまで累計部数が250万部を超えました。これもひとえに書店様のご支援の賜物と、この場をお借りして感謝申し上げます。今後とも『ジュニア・アンカー』シリーズをよろしくお願い申し上げます。

わが社のイチ押し企画/文藝春秋・取締役文藝担当・村上和宏

芥川賞、直木賞は、1月16日の選考会で150回を迎えます。菊池寛が、親友の芥川龍之介、直木三十五を記念するために昭和10年に両賞を制定してから約80年。第1回受賞の石川達三さん、川口松太郎さんから、井上靖さん、松本清張さん、新田次郎さん、石原慎太郎さん、大江健三郎さん、村上龍さん、林真理子さん……と、まさに日本の現代文学の歴史そのものと言えます。
最近になって、賞の話題性はますます大きくなっています。綿矢りささんと金原ひとみさんの同時受賞では、「文藝春秋」が120万部を完売。東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」は累計280万部。田中慎也さんの会見や、黒田夏子さんの75歳受賞は大ニュースになりました。そして、前回の桜木紫乃さん「ホテルローヤル」のブレイク……。
文藝春秋では、この150回という節目に、さらに多くの人々に文学の、小説の魅力に触れていただきたいと、一大記念イベント「芥川賞・直木賞フェスティバル」を開催することになりました。
場所は、丸の内丸ビル1階の吹き抜けスペース、マルキューブです。3月1日、2日の2日間、ここをかりきって、受賞作家の方々と、一般の方々にも参加していただいて、さまざまな催しを開きます。
講演、トークショウ、ビブリオバトルなど、小説・文学をテーマにした、にぎやかな催し。ひょっとすると作家の方によるライブ演奏もあるかもしれません。また、選考会、授賞式、歴代受賞者の写真、原稿やゆかりの品などの展示も行ないます。
さらに150回に合わせて、「文藝春秋」「オール読物」「文學界」が、それぞれ記念号を企画、加えてムック版の「芥川賞、直木賞150回全記録」や「直木賞受賞エッセイ集」なども刊行します。
こうしたさまざまの形で両賞を、そして小説への関心を一層もりあげていくつもりです。どうかご期待ください。

物流コストの削減等に取り組む/TS協同組合総会

TS流通協同組合(片岡隆理事長)は11月28日午後4時から書店会館で第14回通常総会を開催し、組合員77名(委任状含む)が出席した。
冒頭で片岡理事長は「TS協同組合が出版社と直接取引の実績を持っていることは大きな力だ。書店からこういう商品を売ろうと提案して、出版社といろいろなことを販売につなげることができる。この力を大事にしてTSを育てていきたい」とあいさつした。
正副議長に下向紅星、小川頼之両氏を選任して議案審議を行い、平成24年度事業報告、決算報告、平成25年度事業計画案、収支予算案など全ての議案を原案通り承認可決した。
平成24年度の売上は7434万円で前年比3・5%減少。取引出版社は134社で、東京官書普及41社と合わせて175社と前年から2社増加した。加盟組合員は、加入1店、脱退10店で122書店と9店減少した。発注店数は月平均66店と前年より2店減少。1店当たりの月売上は9万9653円で前年より5・5%減少した。出版社取引金額ベスト5は講談社、新潮社、文藝春秋、角川、幻冬舎。また、共同購買事業として、講談社『海賊とよばれた男』などの共同仕入を行い、事業売上は前年比84・5%増の1324万円になった。
平成25年度は、組合員の加入促進、システム・運用方法の改良、共同仕入等事業の一層の拡大などに取り組む。片岡理事長は、「黒字化と物流コストの削減、商品入荷のスピードアップを今年度の事業の柱にしたい」と述べた。
審議終了後、来賓の東京組合・舩坂良雄理事長が「地方の書店はTS組合を見て、『自分たちでもやってみたい素晴らしいシステムだ』と思っている。TS組合は東京の柱。このシステムをより一層充実したものにしていただきたい」とあいさつした。

c-shelfの1周年企画実施/トーハン

トーハンは、電子書籍の書店店頭販売システム「c‐shelf」がサービス開始から1周年となるのを記念してキャンペーンを実施している。
c‐shelfは、搭載する約10万点のコンテンツの中から、加盟書店店頭に陳列された「電子書籍購入カード」や電子書籍版のラベルが添付された書籍、またはc‐shelfの検索端末によって電子書籍を選択して購入することができる。
1周年企画の第1弾として、トーハンがc‐shelf事業で業務提携するメディアドゥの協力を得て、キャッシュバックキャンペーンを実施。c‐shelf加盟書店約1600店を対象に、店頭で電子書籍を購入した読者がコンテンツをダウンロードすると1件につき百円の報奨を支払うというもので、キャンペーンは昨年12月22日にスタートし1月22日まで実施する。第2弾は1月23日から実施の予定。

トラック業界の厳しい状況訴え/出版物輸送懇

東京都トラック協会の出版・印刷・製本・取次専門部会は11月27日午後3時から、東京・墨田区の東武ホテルレバント東京で第35回出版物関係輸送懇談会を開催。トラック、出版、印刷、製本、取次各業界の代表者ら約40名が出席し、出版物輸送の現状と課題について意見交換した。
冒頭で瀧澤賢司部会長(ライオン運輸)は「経済が低迷する時代が続く中、輸送業界は5~10年先になくなるものではないが、どういう形で残るのだろうかというのが最大の関心事だ。今日は輸送について理解をいただきながら、縮小する中でどうやっていくか意見を伺い、指針を得たい」とあいさつ。日本雑誌協会物流委員会の勝野聡委員長(文藝春秋)は「雑誌が厳しい中、来年4月に消費税アップを迎え、業界を挙げて乗り切らなければいけない。お互いの立場で問題点を素直に話し、知識と理解を深めたい。タブーを超えたいろいろな解決策を目指して話し合いをしていきたい」と述べた。
この後懇談に移り、東京都トラック協会から、出版物輸送の業量は2007年度に比べ、書籍79%、雑誌74%、CVS69%まで減少していると報告。瀧澤部会長は、燃料価格の高止まりや運転手不足等に加え、「安全面と労働面で行政の指導が厳しくなっており、業界はどんどん疲弊している状況だ」とトラック業界の厳しい現状を訴えた。

人事

〔新社長に奥村傳氏/ポプラ社〕
ポプラ社は、12月3日開催の株主総会・取締役会で代表取締役社長の交代及び役員人事を決定。奥村傳顧問が社長に就任し、坂井宏先氏は退任した。交代の目的について同社は、「若返りを図り、環境の変化に対応できる組織力を強化する」ためとしている。
〔新経営体制〕(取締役及び局長人事)○新任
代表取締役社長
○奥村傳
取締役販売局長
○遠藤正夫
同管理局長長谷川均
同(社外取締役)
蜂須優二
監査役(非常勤)
齋藤幸司
上席執行役員児童書編集局長○山口竜也
同一般書編集局長
○吉田元子
相談役(非常勤)
小沼保衛
顧問(非常勤)坂井宏先

小説部門は『想像ラジオ』/第2回静岡書店大賞を発表

静岡県内の書店員と図書館員が、最も読んでほしい本を選ぶ「第2回静岡書店大賞」が12月5日発表され、静岡市のディームスフレックスミュンヘンで授賞式が行われた。
受賞したのは、小説部門が『想像ラジオ』(いとうせいこう/河出書房新社)、児童書新作部門が『パンダ銭湯』(tuperatupera/絵本館)、児童書名作部門が『からすのパンやさん』(かこさとし/偕成社)、映像化したい文庫部門が『和菓子のアン』(坂木司/光文社)。授賞式には、いとうせいこう氏と、tuperatuperaの亀山達矢氏と中川敦子氏が出席し、トロフィーと賞品が贈られた。
静岡書店大賞は昨年初めて開催され、県下612名の書店員が投票によって大賞を決定。大賞フェアに168書店が取り組み、3ヵ月のPOS実売累計が1万部に迫る実績を上げた。
今回は、書店にとって拡販しやすいアイテムである文庫で部門を設けることにより、町の小さな書店でもフェアに参加しやすくすることを目的に、「映像化したい文庫部門」を新設。また、書店員とは違った視点で本を選んでもらおうとの意図から、県内の図書館員にも投票に参加してもらうことにした。
投票対象は、2012年9月から13年8月までの1年間に刊行された日本の小説・文庫と児童書(翻訳含む)で、児童書名作部門は全ての作品を対象とする。書店員と図書館員が「読んで面白かった。多くの県民読者に薦めたい」と思う本を、各ジャンル3作に順位を付け、1位には推薦理由を記して投票、各ジャンルで獲得点数が最も多かった本を大賞に決定した。今回の投票参加者は、書店630名、図書館員76名の合計706名だった。
受賞作は県内書店184店でフェアを開催するほか、公立各図書館でもフェアを実施する。

「本の超特Q!」利用手数料を値下げ/日販

日販は、客注品のお取り寄せサービス「本の超特Q!QuickBook」の利用手数料を昨年12月20日から値下げした。
「本の超特Q!QuickBook」ではこれまで、2011年9月に「雑誌バックナンバーサービス」、昨年3月には「宅配送品サービス(スーパーQuickBook)」を開始するなど、書店のニーズに合わせてサービスを拡充。現在加盟店は約3500店となり、当初1日あたり約1万冊だった注文冊数が、現在約2万冊にまで増加している。
今回の値下げは、「利用手数料を安く」という書店からの要望に応えたもので、1冊に付き「本体価格の5%+20円」となっていた手数料を「本体価格の3%+20円」へ値下げした。加えて、「宅配送品サービス(スーパーQuickBook)」についても、昨年12月20日から1月10日までの注文について、通常30冊ごと250円の宅配手数料を、半額の125円に値下げしている。
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