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平成26年5月1日号
料理レシピ本大賞に協力/舩坂会長が実行委員会顧問就任

〔政策委員会〕
書店と取次の有志で実行委員会を組織し運営する「料理レシピ本大賞inJapan」が創設され、日書連として同事業に協力することを承認した。
全国の書店35店が参加し、トーハン、日販、大阪屋、栗田、太洋社が協力する。実行委員会の委員長には今野英治氏(今野書店)が就任。日書連の舩坂良雄会長(大盛堂書店)が実行委員会顧問を務める。
料理部門、お菓子部門から大賞1点、準大賞2点をはじめ上位10点まで表彰し、上位30点まで発表する。出版社がエントリーする条件はISBNを有しレシピを主体とした書籍またはムック。初年度は1社あたり料理部門3点、お菓子部門1点までエントリーできる。1万円のエントリーフィー(税別)を支払う。
選考委員会は書店の料理書担当者や料理人などで構成。5月末日までエントリーを受け付け、7月末日の第一次選考、8月末日の最終選考を経て、9月上旬に受賞作を発表する。
林田芳幸理事(奈良)は「いまクックパッドなどの料理レシピサイトがよく利用されているが、この賞を通じて紙の本の素晴らしさ、料理本の重要性をもっと知ってもらえれば」と述べた。また、舩坂会長は「料理本の増売が目的。書店が中心となって立ち上げた賞。成功させたい」として協力を呼びかけた。
このほか、以下の後援名義使用申請を承認した。①出版文化産業振興財団「JPIC読書アドバイザー養成講座」の後援②家の光協会「第12回家の光読書ボランティア養成講座」「第9回家の光読書ボランティアスキルアップ講座」の後援③第十回出版甲子園実行委員会「第十回出版甲子園」の後援④河出書房新社「第9回大人の塗り絵コンテスト」事業における協力。
また、フューチャー・ブックストア・フォーラム(FBF)の提言を具体化するため新設したJPO「出版権・書誌情報基盤整備委員会」の委員に日書連の石井和之事務局長が就任することを承認した。
平成25年度決算は4年ぶりに黒字になったと報告があった。
〔読書推進委員会〕
JPICが日書連と共同で実施していた、成人式のお祝いに自治体から新成人に本を贈る「20歳の20冊」事業は平成25年度限りで終了することになったと西村俊男委員長が報告した。スタートから5年目の平成25年度は目標を40地域・6000名としたが25地域・1339名にとどまったことから、JPICは同事業の拡充は今後も厳しいと判断したもの。
青森県八戸市の小林眞市長は小学生の読書推進を政策公約に掲げ、様々な取り組みを行っていると成田耕造理事(青森)から報告があった。このうち「ブッククーポン」は、オリジナルクーポン券1000円分を小学生1万2千名に渡し、保護者と八戸市内の書店に行って本を選ぶ体験をしてもらおうというもの。クーポン券は6月に配布する。
〔書店再生委員会〕
第2回実用書増売企画「食と健康」全体会が3月28日、日書連、出版社、取次が出席して開催された。会合では出版社から「セット梱包、物流、幹事社の負担に課題が多い」「スリップ集計への対策が必要」などの意見が出たという。
小泉忠男委員長は「第3回を実施する場合は、出版社が提起した課題を解決し、組合加入書店の利益に供する内容にする。セット組み、配送についてよく検討したい」と述べた。
軽減税率署名運動に協力を

日書連は、出版物への軽減税率適用を求める署名運動を引き続き展開しています。署名用紙、並びに署名用紙を日書連へ送付するための封筒(切手貼付不要)を追加で希望する書店は、所属する都道府県書店商業組合、または日書連事務局までご連絡ください。

自民税調へ働きかけ強化/軽減税率適用求めて/日書連理事会

日書連は4月17日、東京・千代田区の書店会館で定例理事会を開催。消費税率が10%に引き上げられる際、出版物に軽減税率を適用するよう求めている問題で、今後は自民党税制調査会に所属する議員への働きかけを強化し、5月中に出来るだけ多くの議員を訪問することを申し合わせた。各都道府県組合理事長はそれぞれの地元で関係議員との関係を深め、軽減税率獲得を目指す運動を強力に推進する。

〔消費税問題〕
15年10月に予定される消費税率8%から10%への引き上げに関し、政府は実施の判断時期を14年末としている。年末の与党税制改正大綱に盛り込む予定だ。
面屋龍延消費税問題担当副会長は「軽減税率の対象品目に出版物が入るかどうかの決着が年末まで8ヵ月間と正念場を迎えた。実質的には5月中がヤマ場と考えている。与党では、公明党は軽減税率適用で一枚岩。軽減税率に抵抗感のある議員が多いとされる自民党への働きかけが今後のポイントとなる。特に自民党税制調査会や活字議連への働きかけを強化したい」との方針を示し、「5月中に出来るだけ多くの関係議員を訪問したい。自民税調メンバー30名(別掲)の選挙区の各都道府県組合理事長は、地元で議員との関係を深め、軽減税率を勝ち取る運動を強力に進めてほしい」と訴えた。
今後の議員への請願活動については「出版業界が一致結束して軽減税率適用を求めている姿勢を示すため、書協、雑協、取協の役員も同行するよう求めたい」とした。
軽減税率署名は4月17日現在、合計19万2365人分が集まっている。

〈自由民主党税制調査会メンバー〉
▽会長=野田毅(衆・熊本2区)
▽顧問=高村正彦(衆・山口1区)町村信孝(衆・北海道5区)
▽小委員長=額賀福志郎(衆・茨城2区)
▽小委員長代理=宮沢洋一(参・広島県)
▽副会長=衛藤征士郎(衆・大分2区)鴨下一郎(衆・東京13区)金子一義(衆・岐阜4区)佐田玄一郎(衆・群馬1区)塩崎恭久(衆・愛媛1区)中谷元(衆・高知2区)林幹雄(衆・千葉10区)細田博之(衆・島根1区)村上誠一郎(衆・愛媛2区)森英介(衆・千葉11区)山本有二(衆・高知3区)溝手顕正(参・広島県)
▽幹事=石田真敏(衆・和歌山2区)うえの賢一郎(衆・滋賀2区)小渕優子(衆・群馬5区)後藤茂之(衆・長野4区)金田勝年(衆・秋田2区)竹下亘(衆・島根2区)宮路和明(衆・比例九州)森山裕(衆・鹿児島5区)山口俊一(衆・徳島2区)山本幸三(衆・福岡10区)金子原二郎(参・長崎県)中川雅治(参・東京都)西田昌司(参・京都府)宮沢洋一(※小委員長代理兼務)

新役員に小泉日書連副会長ら/出版税制対策特別委員会

出版4団体で構成する出版税制対策特別委員会は3月27日、新役員体制を以下の通り決定した。○新任

〔役員体制〕
▽委員長=相賀昌宏(書協理事長、小学館)
▽副委員長=石﨑孟(雑協理事長、マガジンハウス)古屋文明(取協会長、日販)舩坂良雄(日書連会長、大盛堂書店)
▽委員
【書協】○下中直人(副理事長、平凡社)○矢部敬一(副理事長、創元社)斎藤健司(常任理事、金の星社)伊藤富士男(理事、農山漁村文化協会)、大坪嘉春(出版経理委員会副委員長、税務経理協会)
【雑協】野間省伸(常務理事、講談社)大木武志(経営管理委員会副委員長、小学館)佐野修(経営管理委員会副委員長、新潮社)金丸徳雄(経営管理委員会副委員長、講談社)
【取協】○大竹深夫(常務理事、大阪屋)坂井光雄(常務理事、協和)正能康成(理事、トーハン)安西浩和(理事、日販)
【日書連】藤原直(副会長、金港堂)面屋龍延(副会長、清風堂書店)柴﨑繁(副会長、王様書房)西村俊男(副会長、文信堂書店)○小泉忠男(副会長、小泉書店)

町村信孝元官房長官と面会/舩坂会長と志賀理事、軽減税率適用を要望

日書連の舩坂良雄会長と志賀健一理事(北海道)は4月11日、東京・千代田区の衆議院第一議員会館で自民党税制調査会顧問の町村信孝元官房長官(衆・北海道5区)と面会し、消費税率が10%に引き上げられる際、出版物に軽減税率を適用するよう要望した。
舩坂会長は「消費税率が5%に上がって以降、出版物の売上は大きく落ち込み、書店の廃業が続いている。街の本屋は地域の文化を担う存在。読書推進に力を入れている。文化を支える出版物に軽減税率の適用をお願いしたい」と理解を求めた。志賀理事は「イギリスでは『食べ物は生きる糧、本は精神の糧』という考え方が浸透している。欧州各国と同様、出版物に軽減税率を適用してほしい」と要望した。
町村氏は「10%段階での軽減税率導入は困難」との考えを示した。

海外事業者に公平課税適用を/早急な実現求めて緊急フォーラム

海外事業者に公平な課税適用を求める緊急フォーラムが4月10日、東京・千代田区の一橋大学一橋講堂で開かれ、関係者約300名が出席した。
インターネットを通じたオンラインコンテンツやネット広告、クラウドといったサービスで、現行の税制では海外から配信する事業者は課税されない一方、国内事業者は課税されるため価格競争上の不利な立場に立たされている。今回のフォーラムは関係者がこの問題について理解を深め、是正に向けて一丸となって取り組むことを目的に開催したもの。主催は、文字・活字文化推進機構、海外事業者に公平な課税適用を求める協議会、インターネットサービスにおける公正な消費課税を求める連絡会。
海外事業者に公平な課税適用を求める協議会の肥田美代子会長は「わが国の税制度は国際環境や国内市場の激しい変化に十分な対応ができず、日本のインターネット事業者は海外と比べて不利益を被っている。自国の税制度が文化産業発展の阻害要因となり、国益を損なうことは許されない。このフォーラムを新たなステップにして引き続き海外事業者への適正課税を求めていく」とあいさつした。
このあと三宅伸吾議員(自民)、大久保勉議員(民主)、桜内文城議員(日本維新の会)が国会活動を報告。三宅議員は「26年度税制改正大綱で、海外事業者に対する消費課税の廃止について平成27年度改正に向けて具体的に検討すると明記された。早ければ来年秋、遅くとも再来年春までには海外事業者に対する課税がなされる方向で詳細を詰めている」と述べた。
続いて専修大学の植村八潮教授が現在までの活動状況と各党の動向を報告し、青山学院大学の三木義一教授が海外事業者と消費課税問題をテーマに講演した。
肥田会長による声明文朗読と採択が行われ、閉会あいさつで紀伊國屋書店の高井昌史社長(海外事業者に公平な課税適用を求める協議会副会長)は「27年度に改正される見込みが強くなったことは喜ばしいが、8%のハンディを負った競争を強いられていることに変わりはない。1日も早く改正を」と訴えた。
フォーラム終了後の記者会見で、高井社長は「書店の営業利益は1%しかなく、8%の差は大きなハンディ。アマゾンなどとの価格差が10%になったら国内事業者は白旗をあげるしかない」と述べ、消費税率再度引き上げの際に税制改正が行われなければ、紀伊國屋書店は電子書籍配信サービス「Kinoppy」から撤退を検討せざるを得ないと危機感を露わにした。

出版物に軽減税率適用求める/日書連など出版4団体が共同声明

書協(相賀昌宏理事長)、雑協(石﨑孟理事長)、取協(古屋文明会長)、日書連(舩坂良雄会長)の出版4団体は連名で、4月18日、出版物への軽減税率適用を要望する声明を公表した。声明文は以下の通り。

【声明】出版物に対する消費税軽減税率適用を要望します
すべての国民が、書籍・雑誌・新聞等の出版物に広く平等に触れる機会を持つことは、民主主義の健全な発展と国民の知的生活の向上にとって不可欠です。これは、生活必需品や医療等、国民の健康で文化的な生活を支える商品やサービスと同等な重要性を持つものです。そのために、出版物にかかる消費税についても、軽減税率の適用によって少しでも国民の負担を軽くすることを要望いたします。
欧州では、いち早く付加価値税での軽減税率を導入しており、書籍・雑誌に対する税率は、イギリスは標準税率20%に対してゼロ税率、ドイツは標準税率19%に対して7%、フランスは標準税率20%に対して書籍(電子書籍を含む)5・5%雑誌2・1%、スウェーデンは標準税率25%に対して6%となっております。EU各国は、特に2007年からは「文化政策」「産業の保護」という目的に限って軽減税率を適用しており、とりわけ「文化政策」においては文化保護や国民への教養機会の提供という観点から、文化関連の財・サービスの価格を低く抑えています。
わが国では、2005年7月に「文字・活字文化振興法」が制定され、すべての国民が等しく豊かな文字・活字文化を享受できる環境整備を国及び地方公共団体の責務として、関係機関及び民間団体等と連携、総合的な施策を策定し実施することとしており、また、学術的出版物の普及について、国が出版の支援その他の必要な施策を講ずることとしています。さらに、2010年の「国民読書年」を契機として、文字・活字文化の重要性が全国的レベルで訴えられ多様な読書推進運動が展開されています。
国民が出版物に接する機会を少しでも増やすために、書籍・雑誌・新聞(電子媒体を含む)については是非とも軽減税率の適用を図っていただきたく存じます。特に、わが国の将来を担うべき青少年の国語力低下が指摘されている現状にあって、消費税増税が子ども達の読書に親しむ機会を減らさないように、出版物への軽減税率適用を重ねて強く要望いたします。

送・返品同日精算、残された課題解決目指す


〔取引改善委員会〕
4月期から、トーハンの返品入帳締切日が月末日起算で2営業日前の日(従来より3営業日短縮)、日販が同3営業日前の日(同2営業日短縮)に変更となった。柴﨑繁委員長は「送品・返品同日精算問題はこれで終わったわけではない」と強調し、「首都圏とその他の地域の輸送におけるタイムラグの解消など検討すべき課題はまだ残っている。トーハン、日販とは話し合いのテーブルを持つことで合意しており、その中で解決の方法を考えていきたい」と述べた。
雑誌「小悪魔ageha」で知られるインフォレストが4月15日、事業停止
した。負債は約30億円。柴﨑委員長は「出版社有事の際、書店だけが負担を被ることのないよう、様々な角度から防衛策を検討していく」と述べた。
〔流通改善委員会〕
日書連MARCに国立国会図書館のNDLサーチの書誌データを取り入れ、4月1日から正式にスタートしたと藤原直委員長が報告した。これまで使用してきた大阪屋のOPLマークを補完することが目的。
〔組織委員会〕
平成26年4月1日現在の日書連傘下組合加入書店数は前年比5・3%減の4224店になったと中山寿賀雄委員長が報告した(3面に関連記事)。
日書連のオリジナル手帳「ポケッター」15年版は注文を受けてから生産する方式に変更することを決めた。8月から受注活動を行い、刷り部数を決める。
〔指導教育委員会〕
「全国小売書店経営実態調査」改訂版を作成するため準備を続けていると鈴木喜重委員長が報告した。アンケート調査の質問項目、実施方法、データの集計・分析方法を検討している。
〔広報委員会〕
今秋開催する全国広報委員会議を全国中小企業団体中央会「中小企業活路開拓調査・実現化事業」として行うため、中央会に応募書類を提出したと面屋龍延委員長が報告した。

催し

◇第15回上野の森親子フェスタ
5月3日(土)~5日(月)の午前10時~午後5時、東京・台東区の上野恩賜公園中央噴水池広場、東京国立博物館平成館で開催する。子どもの読書推進会議と出版文化産業振興財団(JPIC)の主催。
中央噴水池広場では、チャリティ・ブック・フェスティバルが行われ、児童出版社など72社・者が出展する。絵本作家のサイン会や、講談社協力による「全国訪問おはなし隊」、住友生命健康財団協力による「スミセイおはなしひろば」も行われる。
講演会は、4日・5日に東京国立博物館平成館で開催。4日午前11時に絵本作家・なかえよしをさんの「えほんのきもち」、午後2時に絵本作家・武田美穂さんの「武田美穂さんと絵本であそぼう!」、5日午前10時半に児童文学作家の角野栄子さん、高楼方子さん、富安陽子さんのトーク「子どもの本のこれから~未来への贈り物」、午後2時に絵本・童話作家・きむらゆういちさんのスペシャルトークショーを行う。

◇第53回全出版人大会
5月14日(水)午後3時より東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで開催する。大会会長は野間省伸氏(講談社)。大会委員長は今村正樹氏(偕成社)。事務局は日本出版クラブ。
第1部式典では大会会長挨拶、同委員長あいさつ、大会声明朗読、来賓祝辞、古希を迎えた長寿者の祝賀と永年勤続者の表彰のほか、絵本作家の五味太郎氏による講演を行う。第2部は午後4時半頃より懇親パーティーを行う。

各組合総会スケジュール

◆山梨県書店商業組合第26回通常総会
5月15日(木)午前11時半、甲府市の亀ずしで。
◆青森県書店商業組合第27回通常総会
5月16日(金)午後4時、青森市のアラスカ会館で。
◆大阪府書店商業組合第32回通常総代会
5月16日(金)午後2時半、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で。
◆東京都書店商業組合第38回通常総代会
5月22日(木)午後2時、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで。
◆愛知県書店商業組合第31回通常総会
5月22日(木)午後2時半、名古屋市千種区のホテルルブラ王山で。
◆沖縄県書店商業組合平成26年度通常総会
5月22日(木)午後2時、那覇市の沖縄県書店商業組合で。
◆石川県書店商業組合第26期通常総会
5月23日(金)午後2時、金沢市の金沢勤労者プラザで。
◆福井県書店商業組合平成26年総会
5月26日(月)午後4時、あわら市の灰屋で。
◆埼玉県書店商業組合第30回通常総会
5月27日(火)午後3時、さいたま市浦和区の埼玉書籍で。
◆京都府書店商業組合第30回通常総会
5月29日(木)午後3時、京都市中京区の京都ホテルオークラで。
◆北海道書店商業組合第38回通常総会
6月10日(火)午後4時半(予定)、札幌市中央区のJRタワーホテル日航札幌で(予定)。
◆新潟県書店商業組合第30回通常総会
6月16日(月)午後2時半、新潟市の新潟駅前カルチャーセンターで。

日書連のうごき

3月5日本の学校特別シンポジウムに舩坂会長ほか出席。
3月6日文字・活字文化推進機構理事会に舩坂会長が出席。FBF電子と紙の出版物の流通情報に関する検討会に高島部会長が出席。国際子ども図書館を考える全国連絡会運営委員会に舩坂会長が出席。
3月11日全国中小企業団体中央会商業専門委員会に舩坂会長が出席。取引改善委員会。
3月12日JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。
3月13日出版クラブ理事会に舩坂会長が出席。学校図書館整備推進会議総会に舩坂会長、西村副会長が出席。電子出版流通整備研究委員会。全国商店街振興組合連合会の商店街振興組合法施行50周年記念式典。
3月14日JPIC評議員会・理事会に舩坂会長、藤原、西村、小泉各副会長、川島、片岡、本間、東浦各理事が出席。
3月17日海外事業者公平課税対策会議。FBF第3期全体会に藤原副会長が出席。光文3賞贈呈式に舩坂会長が出席。
3月18日消費税販促プロジェクト会議に筒井理事が出席。学校図書館法改正の集い。
3月19日全国中小企業団体中央会理事会に舩坂会長が出席。軽減税率で5団体事務局が与党幹部訪問。出版倫理協議会。
3月20日九州雑誌センター取締役会。組織強化委員会。
3月25日雑誌発売日励行本部委員会に藤原、西村両副会長、竹内、筒井、片岡、塩川、長﨑各理事が出席。
3月27日図書普及役員会。
3月28日書店再生委員会に舩坂会長、小泉副会長、片岡理事が出席。
3月31日海外事業者公平課税対策会議。

5・3%減の4224店/日書連傘下組合員

今年4月1日現在で各都道府県書店商業組合に所属する組合員数の合計は、昨年4月1日対比で235店、5・3%少ない4224店になったことが、日書連組織委員会(中山寿賀雄委員長)の調べで明らかになった。
この1年間の新規加入は22店だったのに対し、脱退は257店。加入数が脱退数を上回った組合はゼロで、増減なしが青森、岩手、福島、山梨、新潟、富山、鳥取、島根の8県。残る38組合は組合員が減少している。
各組合ごとに加入の内訳をみると、この1年間に新規加入があったのは、兵庫と福岡の3店をトップに、北海道、宮城、静岡、愛知、熊本が各2店、青森、千葉、岐阜、長野、大阪、鹿児島が各1店。残りの33組合は新規加入ゼロとなっている。
一方、脱退が最も多かったのは東京の53店。次いで福岡の26店、大阪の21店がワースト3で、以下脱退の多い順に神奈川18店、静岡16店、千葉11店となった。
加入と脱退を合わせた1年間の増減では、減少数が多い順に①東京(53店減)②福岡(23店減)③大阪(20店減)④神奈川(18店減)⑤静岡(14店減)⑥千葉(10店減)となった。減少率でマイナス幅の大きい順にみると、①東京(10・6%減)②広島(10・3%減)③福岡(9・2%減)④岡山(8・8%減)⑤静岡、徳島(8・6%減)となっている。
各都道府県書店組合に所属する組合員総数は昭和61年(1986年)の1万2935店をピークに前年割れが続き、今年で28年連続のマイナスとなった。昭和61年対比では32・7%の水準になっている。

印刷証明付き発行部数/「マガジンデータ2014」より出版社53社358誌データ②

日本雑誌協会は会員出版社78社608誌の最新の部数を「マガジンデータ2014」(頒価2000円)としてまとめた。
印刷証明付き部数と自己申告部数を分けており、今回、印刷証明付き部数を公表したのは53社358誌。印刷証明付き発行部数とは、印刷工業会(印刷会社95社加盟)の協力を得て、2012年10月1日~2013年9月30日の1年間に発売された雑誌1号あたりの平均印刷部数を1の位まで割り出したもので、2004年から公表している。
以下は「マガジンデータ2014」より印刷証明付き部数を公表している雑誌。
※左から雑誌名、出版社、部数

■少年向けコミック誌
ウルトラジャンプ集英社 60,250
月刊少年シリウス講談社 12,684
月刊少年マガジン講談社 695,167
月刊少年ライバル講談社 48,728
ゲッサン小学館 52,250
コロコロイチバン!小学館 77,417
コロコロコミック小学館 595,000
最強ジャンプ集英社 191,667
サンデージェネックス小学館 19,584
ジャンプスクエア集英社 333,750
週刊少年サンデー小学館 512,250
週刊少年ジャンプ集英社 2,812,041
週刊少年マガジン講談社 1,365,709
マガジンSPECIAL講談社 59,084
■男性向けコミック誌
アフタヌーン講談社 86,000
IKKI小学館 10,000
イブニング講談社 122,625
グランドジャンプ集英社 211,250
コミック乱リイド社 208,409
コミック乱ツインズリイド社 139,434
コミック乱ツインズ戦国武将列伝リイド社
76,587
週刊ヤングジャンプ集英社 609,375
ビッグコミック小学館 381,209
ビッグコミックオリジナル小学館 648,042
ビッグコミックスピリッツ小学館 206,898
ビッグコミックスペリオール小学館 139,709
モーニング講談社 296,967
モーニング2講談社 19,692
ヤングアニマル白泉社 139,792
ヤングアニマル嵐白泉社 117,500
ヤングマガジン講談社 607,920
■女性週刊誌
週刊女性主婦と生活社 258,561
女性自身光文社 416,811
女性セブン小学館 424,192
■女性ティーンズ誌
ニコ☆プチ新潮社 107,825
nicola新潮社 216,222
ピチレモン学研パブリッシング(学研教育出版)
107,100
Seventeen集英社 309,167
duet集英社(ホーム社) 120,834
POTATO学研パブリッシング 119,709
Myojo集英社 211,667
Cobalt集英社 15,500
■女性ヤング誌
Vivi講談社 330,005
CanCam小学館 190,834
JJ光文社 139,184
Ray(レイ)主婦の友社 144,825
SCawaii!(エスカワイイ)主婦の友社
104,445
JELLY(ジェリー)ぶんか社 268,056
Zipper祥伝社 143,305
JILLE双葉社 87,825
SEDA日之出出版 103,275
non・no集英社 382,500
mina(ミーナ)主婦の友社 183,242
mer学研パブリッシング 126,025
JUNON主婦と生活社 75,934
■女性ヤングアダルト誌
ar主婦と生活社 112,784
with講談社 315,000
MORE集英社 401,792
25ansハースト婦人画報社 71,784
GINZAマガジンハウス 63,959
SPUR集英社 101,667
装苑文化出版局 43,625
FUDGE三栄書房 95,092
ELLEJAPONハースト婦人画報社93,592
フィガロジャポン(madameFIGAROjapon)阪急コミュニケーションズ 78,167
AneCan小学館 176,667
Oggi小学館 200,334
CLASSY.光文社 188,500
Domani小学館 111,167
BAILA集英社 187,917
GISELe(ジゼル)主婦の友社 99,517
PHPスペシャルPHP研究所 83,800
ananマガジンハウス 190,052
オズプラススターツ出版 95,238
CREA文藝春秋 80,459
FRAU講談社 70,000
■女性ミドルエイジ誌
VERY光文社 351,919
saita(咲いた)セブン&アイ出版 130,509
SAKURA小学館 67,250
LEE集英社 278,334
Lipsマガジンハウス 93,650
STORY光文社 276,475
Precious小学館 80,500
Marisol集英社 85,000
家庭画報家庭画報 142,563
クロワッサンマガジンハウス 246,688
pumpkin潮出版社 176,309
婦人画報ハースト婦人画報社 82,700
ミセス文化出版局 70,625
和樂小学館 30,850
婦人公論中央公論新社 191,407
■女性シニア誌
いきいきいきいき 206,584
毎日が発見KADOKAWA 84,250
ゆうゆう主婦の友社 97,742
エクラ集英社 79,167
HERS光文社 92,725
■マタニティ・育児誌
たまごクラブペネッセコーポレーション 107,788
初めてのたまごクラブペネッセコーポレーション
106,175
ひよこクラブペネッセコーポレーション180,884
Pre-mo(プレモ)主婦の友社 53,675
Baby-mo(ベビモ)主婦の友社 59,120
edu(エデュー)小学館 25,500
げんき講談社 93,750
PHPのびのび子育て増刊PHP研究所 66,380
■生活実用情報誌
家の光家の光協会 594,667
ESSE扶桑社 429,125
Como(コモ)主婦の友社 70,317
サンキュ!ペネッセコーポレーション 346,342
すてきな奥さん主婦と生活社 176,917
Mart光文社 207,259
おかずラックラク!セブン&アイ出版 60,925
オレンジページオレンジページ 345,938
上沼恵美子のおしゃべりクッキング学研パブリッシング 151,667
きょうの料理NHK出版 404,250
きょうの料理ビギナーズNHK出版 131,250
栗原はるみharu_mi扶桑社 205,200
レタスクラブKADOKAWA 274,208
COTTONTIME主婦と生活社 53,629
すてきにハンドメイドNHK出版 134,109
ミセスのスタイルブック文化出版局 73,250
ひとり暮らしをとことん楽しむ!主婦と生活社
49,850
私のカントリー主婦と生活社 39,500
■ビューティ・コスメ誌
VOCE講談社 72,167
bea’supスタンダードマガジン 64,200
美ST光文社 107,567
美的小学館 111,667
MAQUIA集英社 82,500FYTTE学研パブリッシング 86,500
■ナチュラルライフ誌
ku:nelマガジンハウス 77,834
ナチュリラ主婦と生活社 41,390
オズマガジンスターツ出版 87,063
Hanakoマガジンハウス 90,848
■旅行・レジャー誌
CREATraveller文藝春秋 37,625
■少女向けコミック誌
ザ・マーガレット集英社 100,834
Sho-Comi小学館 152,696
Cheese!小学館 76,334
ちゃお小学館 552,500
なかよし講談社 152,667
花とゆめ白泉社 159,242
ベツコミ小学館 73,750
別冊花とゆめ白泉社 43,550
別冊フレンド講談社 71,486
別冊マーガレット集英社 225,000マ
ーガレット集英社 61,773
LaLa白泉社 144,609
LaLaDX白泉社 60,000
りぼん集英社 201,667
■女性向けコミック誌
ARIA講談社 12,417
officeYOU集英社(集英社クリエイティブ) 81,584
Kiss講談社 85,889
Cookie集英社 70,334
Cocohana(ココハナ)集英社 78,834
ザ・デザート講談社 60,500
デザート講談社 54,625
BE・LOVE講談社 120,405
FEELYOUNG祥伝社 25,250
プチコミック小学館 95,819フラワーズ小学館 33,167
MELODY白泉社 47,550
YOU集英社 107,000
■ファミリー・子育て誌
プレジデントFamilyプレジデント社52,317
■エリア情報誌
関西ウォーカーKADOKAWA 83,661
東海ウォーカーKADOKAWA 62,778
東京ウォーカーKADOKAWA 49,553
福岡ウォーカーKADOKAWA 51,467
北海道ウォーカーKADOKAWA 49,800
横浜ウォーカーKADOKAWA 69,584
■テレビ情報誌
月刊ザテレビジョンKADOKAWA 594,835
月刊スカパー!ぴあ 168,780
月刊TVガイド東京ニュース通信社 369,738
ザテレビジョンKADOKAWA 354,800
スカパー!TVガイドBS+CS東京ニュース通信社 140,148スカパー!TVガイドプレミアム東京ニュース通信社 202,441
デジタルTVガイド東京ニュース通信社220,213
TVガイド東京ニュース通信社 362,992
TVstationダイヤモンド社 156,454
TVTaro東京ニュース通信社 89,439
TVぴあ発行:ウィルメディア発売:ぴあ
142,871
TVBros.東京ニュース通信社 167,941
TVLIFE学研パブリッシング 257,661
B.L.T.東京ニュース通信社 112,508
■食・グルメ情報誌
dancyuプレジデント社 106,125
■スポーツ誌
グランプリトクシュウエムオン・エンタテインメント 21,065
■文芸・歴史誌
オール讀物文藝春秋 55,359
きらら小学館 6,834
群像講談社 7,000
小説現代講談社 22,584
小説新潮新潮社 17,698
小説すばる集英社 12,000
小説宝石光文社 10,109
新潮新潮社 10,327
すばる集英社 7,000
読楽徳間書店 7,518
文學界文藝春秋 10,200
別冊文藝春秋文藝春秋 8,884
歴史街道PHP研究所 77,559
歴史群像学研パブリッシング 40,617
IN★POCKET講談社 12,667
青春と読書集英社 32,400
波新潮社 50,521
本講談社 34,000
本の旅人KADOKAWA 18,767
本の窓小学館 22,680
■健康誌
安心マキノ出版 74,434
NHKためしてガッテン主婦と生活社 261,500
きょうの健康NHK出版 162,334
健康発行:主婦の友インフォス情報社発売:主婦の友社
49,330
壮快マキノ出版 100,800
ゆほびかマキノ出版 79,584
■エンターテインメント情報誌
SCREEN近代映画社 35,842
声優グランプリ発行:主婦の友インフォス情報社発売:主婦の友社 21,690
■ゲーム・アニメ情報誌
アニメージュ徳間書店 59,050
アニメディア学研パブリッシング 61,025
月刊ニュータイプKADOKAWA 79,000
声優アニメディア学研パブリッシング 16,617
PASH!主婦と生活社 33,455フ
ァミ通DS+WiiKADOKAWA 42,084
Vジャンプ集英社 292,500
メガミマガジン学研パブリッシング 39,634
(続く)

「うちどく実践ガイド」を改訂/トーハン

トーハンは、家庭での読書「うちどく(家読)」の公式ホームページに掲載している、自治体・団体の推進担当者向け実践ガイドについて、このほど取り組み事例を追加・更新した改訂版を作成した。
実践ガイドは、2008年4月からうちどくホームページに掲載。PDFファイルでダウンロードでき、自治体が推進する際の資料などとして利用されている。今回の改訂では、神奈川県大和市、山梨県、愛媛県大洲市の取り組み事例を新たに追加掲載したほか、あわせて既掲載の自治体取り組みも改訂し、全21の実践内容を紹介している。

店頭客注サポートシステム/検索端末で直接取り寄せ注文/トーハン

トーハンはオンライン書店「e‐hon」の機能を活用した「店頭客注サポートシステム」を開発し、4月8日、三省堂書店の店頭検索端末「カンタン!検索機プラス」と連携させ、店頭に在庫がない場合でも検索端末上で直接取り寄せ注文ができるサービスを始めた。
店頭に目当ての商品がない場合、読者は他店かネット書店で購入する傾向があることから、店頭での販売機会の損失を軽減するため開発したもの。
「店頭客注サポートシステム」は書店の店頭検索端末に「e‐hon」の約80万点の在庫情報を表示。店頭在庫がない商品も「e‐hon」在庫があれば、その場で取り寄せ注文が可能となるサービスを提供する。在庫の有無はほぼリアルタイムで更新され、注文品は最短2日で店頭に届く。商品は店頭で読者に渡す。
三省堂書店は同サービスを「クラブ三省堂」会員限定サービスとしてスタート。まず客注が多く検索端末がよく利用されている名古屋高島屋店、千葉そごう店、大宮店の3店舗で運用を開始。順次導入店舗を拡大し、夏までに検索端末が設置された全店舗に導入する予定。
8日、東京・新宿区のトーハン本社で開いた発表会で、トーハンの高見真一取締役は「書店の今ある会員システムと連携することで、個々の書店に合わせてカスタマイズできる柔軟な仕組み。ネット書店に流失している売上をリアル書店に取り戻すことが狙いだ。店頭での客注販売を増やし、読者の囲い込みをすることで、ネット書店に対抗できる書店店頭を構築したい」と説明。三省堂書店での運用状況を見極めながら、他の書店にも拡大したいとした。

大阪屋、本社を5月7日東大阪市へ移転

大阪屋は、5月7日(水)から東大阪市稲田(関西ブックシティ所在地)に本社を移転し、営業を開始する。また、教科書課は同日に大阪流通センター内に移転する。
◇本社所在地=〒577―0002大阪府東大阪市稲田上町1丁目17番20号
℡06―7637―5455(代表)
◇教科書課移転先=〒566―0062大阪府摂津市鳥飼上1丁目9番5号大阪屋大阪流通センター内
℡072―639―0052(直通)

生活実用書/注目的新刊

五月晴れといえば、雲一つなく晴れわたった五月の空のことだが、今回は雲である。
岩槻秀明著『雲の図鑑』(ベスト新書4341000円)は、カラー写真をふんだんに使ったヴィジュアル版新書。
空に浮かんだ小さな水滴や氷の結晶の集まりが雲なのだが、それは上昇気流によってつくられる。空気が上昇するのは①低気圧の中心付近②前線③日射にともなう地表面の加熱④対流⑤地形による強制上昇⑥風の収束などである。昇った空気は冷やされ、中に含まれていた水蒸気が凝結して水滴になる。この小さな水の粒がたくさん浮かんだ状態が雲として見えるのである。
雲の形は様々あるようだが「十種雲形」という国際的に統一した分類に大別されている。雲は地表から高度約13㎞までの対流圏内に発生する。
下層から順番にあげると、①層雲②層積雲(くもり雲)③積雲④積乱雲(巨大で上層10㎞にも及ぶ)⑤乱層雲⑥高層雲⑦高積雲(ひつじ雲)②巻雲⑨巻積雲⑩巻層雲。
刷毛ではいたような雲が巻雲(けんうん)だが、それだけでも、毛状雲、濃密雲、二重雲、肋骨雲、房状雲、乳房雲など10種類も紹介される。
レアなものでは雲がカラフルに色づく彩雲、濃霧に覆われた夜間に車のライトに照らされてできる霧虹、天空に大きな円を見せる幻日環など、雲の写真は100種を超す。
写真を見るだけでも面白いが、美しいさば雲が出たら悪天候になる、など雲を知ると天気も予想できてしまう。
古川武彦/大木勇人著『図解気象学入門』(講談社ブルーバックスB17211040円)はサブタイトルが原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図。
第1章は雲のしくみ。最初のタイトルは雲が空に浮かんでいられるわけである。積雲という晴天にぽっかり浮かぶわた雲でも、雲の粒の総量は数十トンにも及ぶ。雲の粒1個は半径0・01ミリ程度。当然、地球の重力を受けて落ちてくるのだが、同時に空気の抵抗も受け始める。粒が小さいほど表面積が増え、空気の抵抗も増えやがて力がつり合って、落ちる速度が遅くなるのである。落ちないように見えるだけなのである。文字通り雲散霧消してしまう。
何気なく見ている雲は壮大な自然現象を教えてくれる。(遊友出版・斎藤一郎)

文庫市場2・5%減の1293億円/『出版月報』13年文庫本レポート

出版科学研究所発行の『出版月報』3月号は「2013年文庫本マーケットレポート」を掲載。これによると、昨年の文庫本(コミック文庫は除く)の推定販売金額は前年比2・5%減の1293億円で、3年ぶりのマイナスとなった。同レポートから文庫市場の動向を紹介する。

2013年の文庫本市場は3年ぶりのマイナス成長になったが、推定販売金額が1300億円の大台を割ったのは2003年以来のこと。推定販売部数は前年比3・6%減の2億459万冊だった。
ミリオンセラーが8点誕生するなど売行き上位にメガヒット作品が並んだものの、売行き自体は二極化が進んで中位以下の落ち込みが厳しくなっている。また、上り調子の売行きを続けてきたライトノベル市場も陰りが見え始めており、全体的な販売部数水準は前年より低下している。
13年末に映画公開された百田尚樹『永遠の0』(講談社文庫)は年間を通して売れ続け、420万部の記録的なヒットになった。人気テレビドラマ「半沢直樹」原作の池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(ともに文春文庫)も2冊合計で260万部に到達した。
ミリオン作品はこの他、東野圭吾『真夏の方程式』(文春文庫)『プラチナデータ』(幻冬舎文庫)『疾風ロンド』(実業之日本社文庫)湊かなえ『夜行観覧車』(双葉文庫)越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫)で、文庫書き下ろしの『疾風ロンド』以外は全て映像化作品。人気作家の作品を、映像化をきっかけに文庫化することで大きな売上に結びつけている。
多くの読者は、高価な単行本を買わずに安い文庫になるのを待つという、〝文庫化待ち〟の傾向を強めており、出版科学研究所は「文庫本は新刊、話題書を売り伸ばす単行本的な色彩が強まり、宣伝、拡販強化、売れない商品の淘汰(押し出し返品)が進み、広大な作品群をいつでもどこでも安く入手できる文庫本の良さが変容しつつある」と指摘している。
推定出回り部数は3億4333万冊(前年比0・1%増)とほぼ前年並み。返品率は、2000年代は40%を超えることが多かったが、2010年以降、大手取次による送品抑制を伴った返品減少対策が本格化したことで大幅に改善。しかし、ヒット作とそれ以外の商品の格差が大きく、返品率は上昇基調が続いている。
出回り平均価格は前年より1・1%(7円)増の632円。新刊平均価格は同1・1%(7円)増の639円だった。販売部数の大幅伸長は見込めない中で、設定価格が安い文庫本は少しずつ価格を上昇させている。
新刊点数(コミック文庫を除く)は前年比0・4%(35点)増の8487点と年間刊行点数は過去最多を更新した。メインの国内小説は5580点で、同3・7%(201点)増加。有力文庫の刊行状況を見ると、各社がほぼ例年並みとなる中で、徳間文庫が44点減少した。一方、中小出版社の文庫は刊行点数の多寡が目立っており、数年間にわたって新刊の刊行が停止し、事実上の廃刊となっている例も少なくない。
創刊文庫は、日経文芸文庫(日本経済新聞出版社)、フルール文庫、富士見新時代小説文庫(ともにKADOKAWA)、文春ジブリ文庫、文春学藝ライブラリー(ともに文藝春秋)、ルナブックス(主婦の友社)、ベリーズ文庫(スターツ出版)など16レーベルだった。
右肩上がりの成長曲線を描いてきたライトノベルは、販売金額が前年比12・0%減の250億円規模となった模様で、出版科学研究所が市場の観測を始めた04年以降、初めてマイナス成長を記録した。前年に大ヒットを記録した川原礫『ソードアート・オンライン』(電撃文庫)のような作品が不在で、売上増に結びつくアニメ化作品の本数も少なかったことが影響したとみられる。

大沢在昌氏、東野圭吾氏が受賞/吉川英治賞

吉川英治国民文化振興会が主催する吉川英治賞3賞の贈呈式が、4月11日に東京・千代田区の帝国ホテルで行われた。
今回受賞したのは、第48回吉川英治文学賞に大沢在昌氏『海と月の迷路』(毎日新聞社)と、東野圭吾氏『祈りの幕が下りる時』(講談社)、第35回吉川英治文学新人賞に和田竜氏『村上海賊の娘』(新潮社)、第48回吉川英治文化賞に、加藤源重氏(「三河のエジソン」といわれ、60種類以上の障害者用自助具を作り続ける)、志賀高原漁業協同組合(「魚を守るには山を守れ」で日本有数のイワナの漁場を保全する)、中一弥氏(現役最高齢の挿絵画家は80年以上にわたり、名作家に伴走してきた)。
吉川英治文学賞を受賞した大沢在昌氏は、吉川英治文学新人賞を受賞した23年前を振り返り、「その後いろいろな賞を頂戴し、永久初版作家とあだ名のついていた私の本が売れるようになった。この23年間は本当に幸せな時間だった。もし生まれ変わるということがあったら、今以上に出版文芸の世界は厳しくなっているだろうが、また小説家をやりたい」とあいさつ。
東野圭吾氏は、「世の中には大沢さんや(新人賞受賞の)和田さんのように、自分の書きたいように書けば面白いものになるという方もいるが、私はそういう才能には恵まれなかった。代わりに、解析し、フィードバックし、実体化するという特技を生かして書いている。私が幸せなのは、そのように小説を書くのが楽しいということ。この職業を選んで本当に良かった」とあいさつした。

版元9誌合同企画「超刊号」、全国3千書店でフェア展開/雑誌協会

日本雑誌協会は、出版社9社が増刊9誌を全国一斉発売する合同企画「マガフェス149冊の超刊号同時発売!!」の記者発表会を、4月11日に東京・千代田区の三省堂書店神保町本店で行った。
この企画は、新しい時代に即した面白いコンテンツ満載の増刊9誌を「超刊号」と銘打ち、判型をB5判変形に統一して4月12日に全国一斉発売し、約3千書店で店頭フェアを展開するもの。出版社9社が手を組み同日に雑誌増刊を発売するのは、雑誌業界史上初めての試み。9誌の電子版が試し読みできる特設サイトも立ち上げ、プレゼントキャンペーンを実施している。
記者発表会であいさつした雑協の石﨑孟理事長は「ライバル関係にある出版社が垣根を越えて、協会として一石を投じたのが今回のマガフェスだ。私は3年前に理事長に就任して以来、ずっと雑誌復興を唱えてきた。デジタルの時代に雑誌の作り手がこれまで大切にしてきたことをどう生かすか、それを突き詰めることが雑誌価値の可能性を広げることになる」と述べ、1997年の消費税増税をピークに雑誌が低迷を続けていることに触れて、「今回の消費税増税の年を、新しい雑誌の雄飛、復興の年にしなければならない」と意気込みを示した。
続いて雑協雑誌価値再生委員会の横川裕史委員長が企画概要を説明。9誌の編集長が各雑誌の編集内容を紹介した。

◇「超刊号」の参加出版社とタイトル
▽学研ホールディングス=mer増刊『mer+』(メルプラス)▽講談社=with増刊『Rillia』(リリア)▽光文社=Mart特別編集『Sprout』(スプラウト)▽集英社=『Onyva』(オニヴァ)▽主婦と生活社=LEON増刊『GiftLEONforKids』(ギフトレオンフォーキッズ)▽小学館=小学一年生増刊『おもタメ.』▽世界文化社=Begin増刊『LaLaBegin』(ララビギン)▽ダイヤモンド社=地球の歩き方MOOK特別編集『子どもと一緒に海外旅行!』▽文藝春秋=週刊文春臨時増刊『おいしいものは日本中から取り寄せる』

『進撃の巨人』初版275万部で発売/講談社・過去最高を記録

講談社は4月9日、大ヒット漫画『進撃の巨人』(諫山創・作)13巻(通常版・限定版)の初版部数を、同社で過去最高の275万部で発売した。
講談社の最高初版部数が更新されるのは、1987年以来26年ぶり。『進撃の巨人』は累積発行部数も3600万部を突破した。
13巻の発売に合わせ、『進撃の巨人』関係のプロジェクトも発表された。劇場版アニメ映画『進撃の巨人』前篇~紅蓮の弓矢~は2014年冬に、実写版映画『進撃の巨人』(三浦春馬・主演)は全国東宝系で15年に公開予定。『進撃の巨人展』を上野の森美術館で14年冬に開催を予定する。また、『進撃の巨人×リアル脱出ゲーム』が5月の横浜スタジアムでの開催を皮切りに、全国6都市で行われる。

人事

★日本文芸社
3月26日開催の第56期定時株主総会で取締役全員の改選を行い、取締役会で次の通り就任した。○新任。
代表取締役社長中村誠
取締役○川島賢治
同○吉田芳史
同○加藤武
同大芝賢二
監査役本橋信之
同○稲垣和雄
小薗祥一常務取締役、合田泰政取締役、春日均監査役は退任した。

★ベレ出版
3月29日開催の第16回出資者総会、取締役会で役員を次の通り選任した。
代表取締役会長内田眞吾
代表取締役社長内田真介
取締役(営業本部長を委嘱)小林克美
脇山和美取締役は退任して参事に就任。

和田竜氏『村上海賊の娘』/2014年・第11回本屋大賞

全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ第11回「2014年本屋大賞」の発表会が4月8日、東京・港区の明治記念館で行われ、和田竜氏の『村上海賊の娘』(新潮社)が大賞に輝いた。
受賞作は、戦国時代に瀬戸内海を席巻した「海賊王」村上武吉の娘、景(きょう)の活躍を、織田氏と毛利氏の水軍が激突した木津川口の合戦を舞台に描いた歴史小説。発表会の席上、和田氏は「『村上海賊の娘』は資料を読むのに1年、シナリオを書くのに1年、『週刊新潮』での連載が2年、直しに半年かかった。資料に付箋を付けてはノートに書いてと受験生のように勉強し、同じことをやり過ぎてデジャブ現象が起こるくらいに小説を書いた。この苦労が実ったというか、本屋大賞はそれに対する過大なご褒美をいただいたと思っている」と受賞の喜びを語った。
今回の本屋大賞は、12年12月1日から13年11月30日に刊行された日本の小説が対象。1次投票には479書店605人が参加、1人3作品を選んで投票し、上位10作品をノミネート。2次投票では330書店386人が全ノミネート作品を読んだ上で、ベスト3に順位をつけて推薦理由とともに投票し、大賞作品を決定した。また翻訳小説部門は、『HHhHプラハ、1942年』(ローラン・ビネ著、高橋啓訳、東京創元社)が選ばれた。
本屋大賞の2位以下は次の通り。②『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉(河出書房新社)③『島はぼくらと』辻村深月(講談社)④『さようなら、オレンジ』岩城けい(筑摩書房)⑤『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学(文藝春秋)⑥『教場』長岡弘樹(小学館)⑦『ランチのアッコちゃん』柚木麻子(双葉社)⑧『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)⑨『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦(朝日新聞出版)⑩『去年の冬、きみと別れ』中村文則(幻冬舎)
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