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平成26年8月1日号
バックマージンで収益改善/書店再生への提案、舩坂会長「正味は変えずに」/日書連理事会

日書連は7月17日、東京・千代田区の書店会館で定例理事会を開催。6月26日の通常総会で試案として発表した「書店再生についての提案」について、舩坂会長は「外商の定期雑誌を買切にし、バックマージンを得ることで書店の収益増を図るもの」と説明し、正味引き下げを求めるものではないと強調した。関係各団体、各社と調整の上、来年3月にスタートする。

〔政策委員会〕
6月26日の日書連通常総会で試案として発表した、外商の定期雑誌を買切にして書店の収益を増やそうという「書店再生についての提案」について、舩坂会長は「まず取協、雑協と話し合いの場を持ち、取次、出版社各社と調整したい。この提案は、正味は変えずに、報奨金などバックマージンの形で書店の収益増を図るというもの。来年3月にスタートしたい」と説明した。
〔取引改善委員会〕
東京組合加入書店に依頼していた3月、4月、5月期の送品・返品状況調査の回答結果について、柴﨑繁委員長は「4月からの返品入帳締切日の繰り下げは今のところ実行されている様子」と報告。「自店が締切日の返品分まできちんと入帳されているかどうか、確認してほしい」と求めた。
返品輸送におけるタイムラグの問題では、「書店の支払サイトを伸ばすことで解消できるので、今後は『新刊委託』の用語統一を取次と交渉していく中で、出版社―取次間のサイトと取次―書店間のサイトの統一を図っていきたい」との考えを示した。
出版社有事については、過去の交渉の蓄積をもって、トーハン、日販以外の取次とも話し合いを進めていくとの方針を示した。
〔流通改善委員会〕
日書連MARCに国立国会図書館のNDLサーチの書誌データを取り入れて4月1日から運用を始めた。これまで使用してきた大阪屋のOPLマークを補完することが目的。藤原直委員長は「国立国会図書館の書誌データが無償で提供される段階で、日書連MARCの優位性が薄れることは避けられない。日書連MARCの将来のあり方について図書館サポート部会で検討を始めた」と報告した。
〔書店再生委員会〕
第3回増売企画「食と健康の本『書店金賞』」は、7月16日現在、339書店から367セットの申込があったと小泉忠男委員長が報告した。小泉委員長は「注文締切が迫っている。最後の追い込みをかけたい。各組合で積極的な受注活動を行ってほしい」と求めた。
POPはセットに各2枚同梱するが、それとは別に委員の書店や有志の書店が作ったPOPを日書連ホームページにPDFファイルで掲載。各店がダウンロードして活用できるようにする。
今後予定しているスケジュールは、8月8日に商品搬入、セット組みを開始し、9月上旬に書店着荷、販売を開始。金賞を決定するためのPOS集計のカウントは9月1日から11月16日まで。金賞の決定と発表は11月21日に行う。金賞作品は12月1日付の全国書店新聞に掲載する。報奨金のカウントは、金賞発表後に売り伸ばしを図るため、12月31日までとする。スリップ送付締切は1月15日。
〔指導教育委員会〕
「全国小売書店経営実態調査」の準備作業の進捗状況を鈴木喜重委員長が報告。今回は記入票を全国書店新聞に折り込み、FAXで返送してもらう形で実施する予定。調査項目は「書店の現状」「雇用・労働条件の現状」「経営の実態」「取引の実態」「経営の現状」の5項目から成り、取次、出版社に対する希望や意見を書く自由記入欄を設ける。鈴木委員長は「9年ぶりに実施する調査。全国書店の経営の現状と実態を数字で明らかにし、多くの書店の声を集約することで、今後の日書連活動の方向を見定める資料として役立てる。年度内に実施したい」と述べた。
〔消費税問題〕
自民、公明両党の与党税制協議会は7月8日、軽減税率の導入について関係団体のヒアリングを開始した。8月までに約50団体の意見を聞き、年末までに結論を出す方針という。出版業界は7月29日、書協、雑協が日本新聞協会、日本専門新聞協会とともに軽減税率適用を要望する。
面屋龍延委員長は「初日の経団連をはじめ多くの団体が軽減税率の導入に反対している」と厳しい認識を示した。そして、現状の請求書等保存方式からインボイス方式に変更しなければ軽減税率は導入できないというのが自民党の考えだと述べ、「書店業界としてインボイス方式を是認するかどうか意思表示しなければならない。インボイス方式にすると実務は複雑になるが、それは書店の都合。お客様に安く本を買ってもらうこと、出版物の売上を落とさないことを第一に考えるべき。消費税を導入している諸外国はすべてインボイス方式だ」との考えを示し、各県組合で区分経理について勉強会を行う必要があると提案した。
また、9月の臨時国会に向けて、議員への請願活動を継続して行う方針を確認し、各理事に紹介議員の呼びかけを行った。
〔組織委員会〕
6月期加入・脱退状況は、加入4店、脱退12店、
前月比8店の純減となり、日書連傘下組合加入書店数は4152店になった。中山寿賀雄委員長は「組合加入書店限定のメリットを打ち出して加入促進を図っていきたい」と述べた。
日書連オリジナル薄型手帳「ポケッター」15年版は受注生産で、8月上旬に申込書を送付する(5面に実施要項を掲載)。
〔読書推進委員会〕
読売新聞東京本社と日書連のコラボレーション企画「読売新聞本屋さんへ行こう!キャンペーン」を9月10日~10月12日の約1ヵ月間実施する。書店で購入した書籍・雑誌のレシートを応募ハガキ、郵便ハガキに貼って応募してもらい、抽選で図書カードを130名にプレゼントする。今回から購入金額別の応募コースを次の通り設定した。Aコース(購入金額500円以上)=図書カード1千円分×100名、Bコース(同2千円以上)=同1万円分×10名・5千円分×20名。実施エリアは東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡。約2千店の店頭でポスターを掲示し、応募ハガキを配布・設置する。

「書店再生への提案」推進を/全会員が意思統一/関東ブロック会

日書連関東ブロック会(鈴木喜重ブロック会長)は7月6日、群馬県高崎市のホテルメトロポリタン高崎で総会を開き、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、群馬の各県理事長および理事、日書連から舩坂良雄会長ら総勢20名が出席した。
今回は群馬県書店商業組合が設営を担当。同組合の竹内靖博理事長が「富岡製糸場関連の世界遺産登録」の話を交えて開会の辞を述べたあと、鈴木ブロック会長があいさつ。「本日は日書連の舩坂会長も東京からお出でいただいたので、活発な議論をしていただきたい」と述べた。
日書連の舩坂会長は「皆さんに支えられてあっという間に1年が過ぎた。1期目の残り1年、全国の書店のために色々なことを考えている。6月26日の日書連通常総会で発表した『書店再生についての提案』を含め、日書連報告を後ほどお話しする。ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
続いて会計報告、監査報告を全員異議なく承認。このあと各県組合から報告があり、すべての県組合が廃業等による組合員減少について報告した。また、県独自企画商品・組合取扱商品の紹介、公共図書館の納入(TRC)問題、アマゾン問題、大手取次の返品入帳問題、消費税率引き上げ時における講師を招いての説明会、日書連と各県組合との仕事の分担など、様々な報告があった。
日書連報告では、舩坂会長がまず『脳を創る読書~なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか』(酒井邦嘉、実業之日本社)の内容を紹介し、続いて消費税率引き上げの際に出版物への軽減税率適用を求める議員への請願運動について「議員の地元の理事長に同行していただく形で、今後も継続する」と強調。また、全国書店新聞に日書連委員会・理事会の出欠表を掲載したことについて、「色々ご意見はあると思うが、多くの理事に出席していただきたいという思いから掲載した。各委員会への参加の仕方も考えている」と述べ、理解を求めた。さらに、第3回書店再生増売企画として実施する「書店金賞」について説明した。
続いて、外商の定期雑誌を買切にし報奨金等を得ることで書店の収益増を図ろうという「書店再生についての提案」について説明。①日書連加盟店②取次外商用の書店コード開設店③POSレジ導入店の3点の条件が揃う書店は外商雑誌のマージンを30~35%にするというもの。これについて鈴木ブロック会長が出席者に意見を求めたところ、全員が賛同し、是非進めてほしいと意見集約した。
このあと、富岡市世界遺産まちづくり部の結城雅則氏が「富岡製糸場とその遺産群について」と題して講演し、群馬組合の大澤理事の閉会の辞で総会を終了。別室で懇親会を開いた。
(鹿沼中広報委員)

軽減税率署名運動に協力を

日書連は、出版物への軽減税率適用を求める署名運動を引き続き展開しています。署名用紙、並びに署名用紙を日書連へ送付するための封筒(切手貼付不要)を追加で希望する書店は、所属する都道府県書店商業組合、または日書連事務局までご連絡ください。

「読書感想文コンクール」に協賛、増売が絶好調/愛媛総会

愛媛県書店商業組合(光永和史理事長)は6月10日、松山市の全日空ホテルで第26回定時総会を開催した。
総会は山本理事(山本書店)の開会あいさつのあと、光永理事長を議長に選んで議案審議した。光永理事長は、愛媛新聞社に協賛して行っている「読書感想文コンクール」の増売が非常に好調だったこと、青少年の非行防止を目的とした研修会への講師派遣を3回行ったことを報告。また、日書連活動報告では、「食と健康」増売企画への参加や出版物への軽減税率適用を求める署名運動について説明した。続いて足立専務理事(愛媛官報販売)より平成25年度収支決算報告、稲田監事より監査報告が行われ、平成25年度事業報告、平成26年度事業計画案、予算案とともに原案通り承認された。
総会終了後、出版社、取次18社が参加して懇親会を催した。
(足立岳彦専務理事)

今津衆議院議員(自民)に請願/軽減税率適用を要望

日書連の舩坂良雄会長、志賀健一理事(北海道)は7月4日、東京・千代田区の衆議院第一議員会館を訪問し、自民党の今津寛衆議院議員(北海道6区)に出版物への軽減税率適用を要望した。
今津議員は急用で不在のため、秘書が対応。舩坂会長は「6月11日に出版業界4団体で自民党の野田毅税制調査会長、細田博之幹事長代行に面会して軽減税率の適用をお願いした。文字・活字は生きていくために必要なものだとして、私どもは全国で署名運動を展開して20万近い署名を集め、国会議員の先生方にお願いをしている」と日書連の活動を説明して署名を手渡した。また志賀理事は「イギリスは標準税率20%に対し食品、本、新聞はゼロ。食べ物は生きる糧、本は精神の糧という考え方があり、ヨーロッパでは9割以上の国が出版物に軽減税率を導入している」と理解を求めた。

訂正

7月15日付2面掲載の日書連通常総会「書店再生委員会」報告の記事と見出しで、第2回「食と健康」フェアの注文が「407冊」とあるのは「407セット」の誤りです。訂正します。

初開催の大商談会成功へ協力/志賀健一理事長を再選/北海道総会

北海道書店商業組合は6月10日、札幌市中央区のJRタワーホテル日航札幌で第38回通常総会を開き、組合員60名(委任状含む)が出席。9月に開催される第1回「北海道書店大商談会」の成功に向けて協力するほか、首都圏との雑誌発売日格差の改善に向けた取り組みを強化する方針を決めた。
総会は浪花剛理事(なにわ書房)の司会で進行し、志賀健一理事長(リブレリーフィール)があいさつ。「昨年の出版界の売上は書籍と雑誌合わせて3・3%減と9年連続の減少となった。昨日東京から帰ってきたが、電車に乗っている人の6~7割がスマートフォンを持っていた。単行本を読んでいる人は1人だけいたが、文庫、週刊誌、新聞を読んでいる姿を見ることはなかった。スマホに長時間接している子供は成績が下がるという報告もある。学生はお金と時間の大半をスマホに使って、本に近づいてくれない。しかし、朝の読書運動などに熱心な学校では、本を読む子供が増えているという。大商談会は予定を超える出展社の応募があり、あとは集客。成功に向けて協力してほしい」と述べた。
続いて中尾邦幸理事(マル五中尾書店)を議長に議案審議を行い、平成25年度事業報告、収支決算報告、平成26年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
このうち、北海道書店大商談会については浪花理事が報告。「9月11日に札幌パークホテルで取次の枠を超えて開催する。出版社の申込は100社を超えた。当日は250書店の来場を目指す。初めての開催で大変だが、皆さんの協力を得て、書店も出版社も良かったと思える商談会にしたい」と述べた。
流通改善問題では、全国同日発売の実現に向けて努力することを申し合わせた。道組合は一昨年11月の定例理事会で、全国同日発売の早急な実現を求める決議文を採択、日書連に提出しており、まず3日目地区から2日目地区への改善を目指す運動を強化する。
役員改選では志賀理事長を再選した。

〔北海道組合役員体制〕
▽理事長=志賀健一(リブレリーフィール)
▽副理事長=高橋千尋(ザ・本屋さん)村上正人(マルイゲタ)寺下徹(図書館ネットワークサービス)

副理事長に藤井武彦氏/JPIC

出版文化産業振興財団は6月5日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で第56回定例評議員会・第103回定例理事会を開催した。議事では、平成25年度事業として第21期「JPIC読書アドバイザー養成講座」の開講、大学読書人大賞、「消費税軽減税率適用」に関する意見広告、第14回「上野の森親子フェスタ」の開催、「書店大商談会」への協力などについて報告された。大阪府書店商業組合、JPIC、おはなしボランティア「とことこ」、JPIC読書アドバイザークラブ関西支部が大阪市東淀川区から共同受託した「東淀川区絵本読み聞かせ事業」は平成26年度も引き続き実施する。
役員改選では、副理事長に藤井武彦氏(取協、トーハン)、常務理事に古屋文明(日販)、正能康成(トーハン)、理事に松井清人(文藝春秋)、安西浩和(日販)の各氏を新任した。

増売企画で組合活性化/塚越理事長「生き残り策見出す」/茨城総会

茨城県書店商業組合は6月28日、水戸市の茨城県立県民文化センターで第28回通常総会を開き、組合員57名(委任状含む)が出席した。
総会は池田和雄副理事長の司会で進行。川又英宏副理事長の開会の辞で始まり、塚越賢次理事長があいさつ。「書店業界は売上激減、低迷という大変な時期を迎えている。生き残り策を見出し、前進していかなければならない。県組合では、組合員減少による組合費収入減、日書連等の負担金など財政状況が厳しい。このような状況の中、読書推進委員会の増売企画では、茨教販・川又社長の力添えで『キッズ・ジャポニカ』(小学館)を組合とのタイアップ企画として増売した。来年も第2の矢を放ち、1点狙いの大物売りをしたい。ちょっとした思いつきが大きな波になることもある。それぞれの立場から活性化のため増売の提案をお願いしたい」と述べた。このほか、出版物への軽減税率適用、送品・返品同日精算、出版社有事などの諸問題について日書連の動向を報告した。
続いて塚越理事長を議長に選出して議事を行い、平成25年度事業報告、収支決算、監査報告、平成26年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
このあと来賓の県中央会・會澤正徳総務企画課長が祝辞を述べ、田所和雄副理事長の閉会の辞で終了した。(高橋雅夫広報委員)

生活実用書/注目的新刊

生活と食の欧米化は、人知れず生活習慣病を増やし、日本人の身体や精神に微妙な影を落としているらしい。そこで、本来食べていた日本の食文化をもう一度見直そうというのが今回のテーマである。
林望著『家めしの王道』(角川SSC新書224920円) は、サブタイトルが家庭料理はシンプルが美味しい。
今日はフレンチ、明日は懐石と贅沢三昧ができたとしても、きっと食傷するに違いない。本当に食べ飽きないのは結局、家庭料理なのである。
本書は毎日厨房に入る著者が明かす家庭料理のヒント。①合理的に作る②手早く調理する③既成概念に囚われぬ発想④健康に留意する⑤ふつうの材料を使う、というのが要点、五箇条のご誓文である。
たとえば季節の走りものをいち早くでは枝豆ご飯。色よく茹でたら鞘から豆を取り出し、さらに塩を振る。ご飯は寿司飯にして休ませる。一方で黒豚の薄切りモモ肉100グラムを細かく切り、砂糖と醤油、味醂で水気がなくなるまで煎る。さらに茗荷を細かく切ってざっくりと混ぜる。リンゴの千切りなどを加えてもまた美味しい。
世界に誇るべき和食と日本の食材ばかりでなく、イギリスと日本のお菓子も手作りする。レシピも満載なので、誰でもすぐに始められる。
小泉武夫著『すごい和食』(ベスト新書350790円)も、和食の持つ魔法の力を改めて知ろうと提案する。
戦後約70年が過ぎた今はファストフード店が溢れ、肉の消費量は4倍、油は5倍になっている。生活習慣病、アレルギー、ガン、キレる人の増加なども、こうした食生活と関連しているのではないかと、著者は指摘する。
和食には八つの黄金要素がある。①根菜②菜っ葉③青果④山菜とキノコ⑤豆⑥海草⑦米⑧は魚だが無理して食べなくともいい。こうして並べると、日本人は地球上で最も菜食主義な民族であることがわかる。高タンパク、低脂肪、低カロリーが特徴といえる。
食の原点という東北紀行では、青森の「けの汁」、「じゃ
っぱ汁」。秋田の「きりたんぽ」、「いぶりがっこ」などを
紹介。和食の土台ともいうべき発酵食。伝統食では石川の「フグの卵巣のぬか漬け」など日本を食べ尽くす。食には日本人の知恵が満ちている。
(遊友出版・斎藤一郎)

410書店から441セット申込/日書連「書店金賞」

「食と健康」をテーマに出版社12社のイチオシ実用書(1セット計36冊)を増売し、書店再生と収益改善を図る第3回日書連増売企画「食と健康の本『書店金賞』」は、注文締切までに410書店から441セットの申込があった。


辞書引き学習法講演会を開催/福井組合

福井県書店商業組合は6月28日、福井市のエルプラスで辞書を引いて付箋を貼る深谷圭助先生の「辞書引き学習」を学ぶ講演会を小学館の協力で開催した。言葉の魅力に触れ、紙離れを食い止めることが目的。
講演会は小学館PS・田村一郎氏の司会で進行し、冒頭、安部悟理事長は「辞書の面白さ、引く楽しさを実感し、今後の勉強に役立ててほしい」とあいさつ。小学館・神永暁編集長のあいさつに続いて、深谷先生がスライドを使って講演。辞書学習が始まると、親子や教職員など110名が言葉探しや付箋貼りに夢中になった。アンケートでも「楽しかった」「目からうろこ」「これからも辞書を離さない」など驚きや喜びの感想が多く、辞書も約60冊販売した。
(清水祥三広報委員)


組合の実情に合わせ定款変更/福井県書店商業組合通常総会

福井県書店商業組合通常総会が5月26日、あわら温泉「灰屋」で開かれ、組合員34名(委任状含む)が出席した。
総会は京藤敏実副理事長(ひしだい書店)の司会で進行。冒頭、あいさつした安部悟理事長(安部書店)は理事長就任から6年間を振り返り「組合員数は67店から43店まで減少した。生き残りをかけて組合活動を推進したい」と述べた。
勝木伸俊理事(勝木書店)を議長に選出して議案審議を行い、事業報告、決算報告、事業計画案、予算案などすべての議案を原案通り承認可決した。
事業計画案では、6月28日に福井市のエルプラスで深谷圭助先生の「辞書引き学習会」を小学館の協力で開催することを決定。ポスター、チラシの配布や当日の協力を呼びかけた。また、組合員が半数以下に減少したことから、設立時の定款では理事・監事等の役員数及び地区の数が合併等で実情に合わなくなってきていることから、改正への了承を得た。
議事終了後、来賓の日販北陸支店の酒井圭一郎支店長、太洋社北陸支店の義田英則支店長、トーハン北陸支店の波多野幹夫氏、福井県教科書供給所の前田三男総務部長、小学館PSの田村一郎主任、聖教新聞社福井支局の河上和浩支局長があいさつした。
(清水祥三広報委員)

「ポケッター」15年版/申し込みはお早めに!

日書連組織委員会(中山寿賀雄委員長)は年末年始の贈答・販売用に「ポケッター15」(78×127×3㍉)、名入れ印刷の代用に便利な「店名刷込シール」(55×25㍉)を斡旋します。どうぞご活用ください。
なお、今回より受注生産としますので、下記の点にご注意ください。
①価格は申込総数により決定しますので、今回のご案内は予定価格です。決定次第、書店新聞等でお知らせします。
②申込締切日以降の申込み及び申込みのキャンセルはできません。
③ポケッター店名入りまたは店名刷込シールの申込みは、必ず印刷原稿を添付してください。
※以下は4万~5万部製作した場合の本体予定価格です。別途消費税がかかります。
◇ポケッター店名なし(のし袋付)=百部単位。百部9800円~1万300円
◇ポケッター店名入り(のし袋付)=5百部以上、百部単位。印刷は後ろ見返し。のし袋への印刷は不可。
5百部以上・百部あたり1万1600円~1万2100円、1千部以上・百部あたり1万800円~1万1300円、3千部以上・百部あたり1万600円~1万1100円
◇店名刷込シール
5百枚以上・百枚あたり1130円、1千枚以上・百枚あたり1070円、3千枚以上・百枚あたり670円
※「ポケッター店名入り」「店名刷込シール」の書体は細ゴシックまたは明朝体に限ります。
ご注文は所定の申込書に必要事項を記入の上、所属の都道府県組合へ。申込締切8月20日(厳守)。11月上旬頃に取引取次より配送します。

池田創価学会名誉会長に特別顕彰牌/宮城組合

宮城県書店商業組合(藤原直理事長)は5月16日、東京・新宿区の聖教新聞社本社を訪問し、創価学会・池田大作名誉会長の永年にわたる活字文化振興への功績を讃え「特別顕彰牌」を贈呈した。
贈呈式では、宮城組合の小関眞助副理事長が「推挙の辞」を朗読。池田名誉会長が『人間革命』『新・人間革命』など多数の書物を著し、次代を担う青少年に一貫して読書の重要性を説いてきたことなど、活字文化への多大な業績について言及した。続いて、藤原理事長から創価学会の原田稔会長に特別顕彰牌が手渡された。この顕彰牌は、「玉虫塗」という仙台漆器の伝統を受け継ぐ技法で製作され、仙台藩主伊達家の家紋である「竹に雀」をモチーフにデザインされたもの。
この後、原田会長が池田名誉会長の謝辞を代読。その中で池田名誉会長は「文字・活字文化の一層の興隆へ、そして、東北の希望輝く福光へ、さらなる貢献を深く決意しております」と述べた。

発行高4・3%減の533億円/来年サーバー型新カードに移行/図書普及

日本図書普及は6月30日開催の定時株主総会に先立ち、6月16日、東京・新宿区の本社で記者会見を行い、第54期(平成25年4月1日~26年3月31日)の決算概況を発表した。
発行高は前年比4・3%減の533億3600万円と目標の600億円に届かなかった。限定カード「柴犬カード」を発行し、予想を超える評判で6億5千万円を完売したが、前年発行の「ワンピース」キャラクターカード総額14億円には遠く及ばなかった。住宅用エコポイントも減少。このため一般カードは同3・4%減の511億8400万円となった。オリジナルカードも同21・6%減の21億5200万円。
回収高は、消費税増税前の駆け込み需要が一部に見られたものの、耐久消費財のような顕著な動きはなく、一般カードは同4・4%減の480億7800万円、オリジナル図書カードは同7・6%減の23億円、図書券は22・0%減の8億3300万円、合計は同4・9%減の512億1100万円だった。
収益については、エコポイント売上が低下したものの、REIT(不動産投資信託)の分配金増加で受取利息が増加し、株式市場が活性化する中で転換社債の売却による有価証券売却益の計上も行った結果、当期純利益は同0・6%減の8億9600万円となった。
加盟店は同281店減の7242店。加盟店の支店を含めた図書カード読取り機設置店数も同251店減の1万112店舗となり、設置台数も同225台減の1万2837台となった。
次世代図書カードは、現在の「磁気カード型」からQRコードを使用した「サーバー管理型」に移行する。新カードは、販売時に店頭の読取り端末機で有効化処理を行い、その時点で消化仕入となり、実行額が請求される。従来の磁気カードのようにカード送品時点では請求は立たない。読取り機とセンターは常時オンラインで管理するため、加盟店はインターネット環境が必要。利用者はパソコンやスマートフォンで残額を確認できる。新カードは最低10年の有効期限を設定する。来年秋の開始をめどに準備を進めているが、消費税引き上げなどの状況を見て正式決定する。
役員人事は、退任する取締役の南雲隆男大阪屋前社長に代わって大竹深夫大阪屋社長、監査役の郷田照雄栗田前社長に代わって山本高秀栗田社長が就任する人事を内定。18年間役員を務めた田中健五顧問も退任。

「書店金賞」企画に参加呼びかけ/東京組合

東京都書店商業組合(舩坂良雄理事長)は7月2日に東京・千代田区の書店会館で定例理事会を開催した。各委員会の主な審議・報告事項は次の通り。
〔書店再生〕
日書連の新増売企画「食と健康の本『書店金賞』」の実施要綱が日書連6月理事会で決定し、全国組合加盟書店に注文書一式を発送すると報告。片岡隆委員長は、「出版社12社の一押し商品を1社1点各3冊、合計36冊でセット組みしたほか、出版社別の単品用注文書で点数を絞った参加もできるようにした。ぜひご協力をお願いする」と参加を呼びかけた。
舩坂理事長から、書店再生の取り組みとして、外商の定期雑誌を買切にして書店の収益を増やそうとの提案を日書連総会で行ったことを説明。今後については、出版社、取次との交渉を進めるとともに、意見を集約しながら委員会で検討して実施したいと述べた。
〔取引・流通改善〕
TS流通協同組合の6月期発注件数は5027件(前年同月比96・2%)、売上金額は419万7900円(同87・2%)、書店数は47書店(同92・2%)だった。
〔指導・調査〕
6月26日開催の「万引き防止シンポジウム」(東京万引き防止官民合同会議主催)の模様を報告。万引犯の年齢構成で高齢者の割合が少年を上回ったこと、万引を思いとどまる要因は店員からの声掛けが一番であること、店内が乱雑だと狙われやすいため、整理整頓を心掛け死角を作らないようにすること――などの説明があった。

日書連のうごき

6月2日出版クラブ平和堂委員会。
6月3日国際子ども図書館を考える全国連絡会総会。出版協と意見交換会。
6月4日文字・活字文化推進機構理事会に舩坂会長が出席。書店再生委員会。大阪屋友の会連合大会に面屋副会長が出席。
6月5日日本児童図書出版協会との2者会議に西村副会長が出席。JPIC理事会・評議員会に舩坂会長、藤原、西村両副会長、川島、筒井、片岡、本間、東浦、江﨑各理事が出席。
6月6日文字・活字文化と国民のくらしを考える緊急集会に舩坂会長が出席。学校図書館賞贈呈式。
6月9日出版クラブ理事会に舩坂会長が出席。
6月11日軽減税率陳情で舩坂会長ほか出版3団体トップが自民党税調・野田
毅会長、細田博之副会長を訪問。JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。学校図書館整備推進会議幹事会。
6月16日公正取引協議会連合会総会に舩坂会長、柴﨑副会長、影山専務理事、吉武顧問が出席。太宰治賞贈呈式。
6月17日全国中小企業団体中央会理事会・総会に舩坂会長が出席。公正取引委員会を柴﨑副会長が訪問。
6月18日書店大商談会実行委員会。全国万引犯罪防止機構総会。
6月19日JPO総会に藤原副会長が出席。万防機構集団窃盗研究小委員会。
6月23日顧問会計士の定期監査。
6月24日発売日本部委員会に藤原、西村両副会長、筒井、佐藤、長﨑各理事が出席。
6月25日心にのこる子どもの本3者会議。各種委員会。
6月26日6月定例理事会。第26回通常総会。図書コード管理委員会に藤原副会長が出席。
6月30日読書推進運動協議会事業委員会に舩坂会長が出席。日本図書普及株主総会に日書連幹部が出席。

阪神淡路大震災20年の記録集発行へ/兵庫組合

兵庫県書店商業組合(山根金造理事長)は7月8日午後2時より、今年度最後の理事会を神戸市婦人会館で開催した。例年は県下各地での移動理事会を行っているが、今年は場所を変えず神戸での実施となった。
理事会では各支部、委員会報告がなされ、委員会報告では組織委員長より組合加入手数料の減額提案があった。理事長報告では、日書連で定期雑誌の買切による書店再生についての提案があったこと、地域や学校、保護者、事業者、行政等が一体となって青少年の健全育成活動を行う青少年育成全県スクラム会議で、調査対象図書類販売店の7割がコンビニだったと発表されたことを報告した。
来年は阪神淡路大震災20年となり、県組合として記録集の発行が決まっている。記録集を価値あるものとすべく、内容編集方針等の協議を行った。発行後は全国の組合はじめ関係各所に無償配布の予定。
午後4時からは雑誌発売日励行委員会を開催。インショップセール中の書籍の割引について、某版元による年間購読50%オフ広告について討議された。
午後5時より、神戸駅前の天安閣にて合同懇親会を開催。参加は版元5名、取次9名、書店19名の総勢33名で、新しいメンバーも加わり互いに親交を深めた。
(安井唯善広報委員)

大阪「本の帯創作コンクール」/10周年で全国からも作品募集

大阪読書推進会(事務局=大阪府書店商業組合)と朝日新聞大阪本社が共催する「大阪こども『本の帯創作コンクール』」は今年で第10回目を迎え、大阪府だけでなく全国からも作品を募集している。
このコンクールは、子どもたちに読書の喜びや表現の楽しさ、大切さを知ってもらいたいとの趣旨で2005年にスタート。小学生を対象に、児童書の表紙に巻く「帯」を独自のキャッチコピーや絵で表現して作ってもらおうというもので、作品の評価は、他の人がその本を読んでみたくなるような作品であることを基準とし、大阪府と市の学校図書館協議会が選定する課題図書部門と、自由図書部門を設けている。
大阪府では、府内全ての市町村又は教育委員会が後援し、応募作品は毎年1万点前後に上っている。10回目の節目を迎えた今年は、大阪府外の応募者を対象に特別賞を設け、全国からも作品を募集する。
作品の締切は9月10日。11月に大阪府知事賞、朝日新聞社賞、大阪国際児童文学振興財団賞、大阪出版協会賞、大阪府書店商業組合賞、大阪市を始めとする府内自治体の市町村長賞、課題図書出版社賞、第10回記念府外作品特別賞の各賞を発表。表彰式を11月15日に大阪市中央区の「エルおおさか」で開催する。また、課題図書部門の優秀作品を実際の「帯」として印刷し、本に装丁したものを書店店頭で販売する。

〔第10回「大阪こども『本の帯創作コンクール』」課題図書〕
▽低学年(1・2年生)=『あいすることあいされること』宮西達也、ポプラ社/『かえってきたまほうのじどうはんばいき』やまだともこ、金の星社/『こうもりぼうやとハロウィン』ダイアン・メイヤー、新日本出版社/『シバ犬のチャイ』あおきひろえ、BL出版/『だじゃれ日本一周』長谷川義史、理論社/『としょかんのよる』ローレンツ・パウリ、ほるぷ出版
▽中学年(3・4年生)=『かあちゃん取扱説明書』いとうみく、童心社/『クマに森を返そうよ』沢田俊子、汐文社/『つくも神のゆゆばあ』吉川知保、くもん出版/『とべ!カーピー』もろはしせいこう、鈴木出版/『ねむの花がさいたよ』にしがきようこ、小峰書店/『わさびちゃんとひまわりの季節』たざわりいこ、小学館
▽高学年(5・6年生)=『おまけ鳥』飯田朋子、新日本出版社/『暗やみの中のきらめき点字をつくったルイ・ブライユ』マイヤリーサ・ディークマン、汐文社/『だれも知らない犬たちのおはなし』エミリー・ロッダ、あすなろ書房/『武器より一冊の本をください少女マララ・ユスフザイの祈り』ヴィヴィアナ・マッツァ、金の星社/『ものだま探偵団ふしぎな声のする町で』ほしおさなえ、徳間書店/『槍ヶ岳山頂』川端誠、BL出版

11月11日にBOOK EXPO/「グランフロント大阪」で開催

「BOOKEXPO2014」実行委員会は6月20日、大阪市北区の大阪府書店商業組合会議室で記者会見を開き、面屋龍延世話人代表(清風堂書店、日書連近畿ブロック会会長、大阪組合理事長)、堀博明実行委員長(堀廣旭堂)ほか各担当幹事が出席。11月に開催する「BOOKEXPO」の概要を発表した。
4回目を迎える「BOOKEXPO2014秋の陣」のサブテーマは「魅せろ!書店魂」。昨年まで会場としていた梅田スカイビルが手狭になってきたことから、グランフロント大阪・北館地下2階「コングレコンベンショセンセンター」に会場を移して11月11日(火)開催する。同会場はJR大阪駅に直結する交通至便な立地で、開催時間も午前10時半~午後6時とし、前回より1時間延長した。出展料は3万2400円で、2百ブース以上の出展を見込む。
会場には、一般書籍、コミック、第3商材の各コーナーに加え、新たに児童書コーナーを設置し、来場書店が楽しめるミニイベントを実施する。コミックコーナーは、昨年好評だったコミックサロンを拡大・充実させて開催。コミック担当者の交流会も実施する。
イベント企画では、広島県のウィー東城店店長・佐藤友則氏の講演会と、作家・三浦しをん氏の講演会を開催。「OsakaBookOneProject」や「料理レシピ本大賞」との連動企画も検討している。
前回の「BOOKEXPO2013」は、177社・178ブースが出展。総来場者は1631名(書店来場者839名)で、成立商談3767件・7442万130円の実績を上げている。

受賞

★太宰治賞
筑摩書房と三鷹市が主催する「第30回太宰治賞」は井鯉こま氏の「コンとアンジ」に決まり、6月16日に千代田区の東京會館で贈呈式が行われた。
三鷹市の清原慶子市長、筑摩書房の熊沢敏之社長のあいさつに続き、選考委員の小川洋子氏が受賞作について「本来読者が必要だと思う情報をあまり提供してくれない不親切な小説だが、作者が主人公の心の声に最も忠実に従った結果がこの文章だと思う。余計なことを書かないことで、性別、国境、言葉の違いといった境界線をやすやすと飛び越え、ある種神話的な世界を作り上げている。この才能が次にどんな作品を書くかとても楽しみだ」と選評。
井鯉氏は「自分一人で読んでは書き、人知れず新人賞に応募するという、とても個人的な作業から生まれた作品が選評をいただき、初めて自分以外の読者を実感できた。書物になることで新しい読者ができるのはとてもプレッシャーだが、楽しみなことでもある。受賞を励みに、読んでは書くという繰り返しを、より一層丁寧に続けていきたい」と語った。

★大学読書人大賞
全国の大学文芸サークルが、大学生に読んでほしい本を評論と議論によって選ぶ「2014大学読書人大賞」(同実行委員会、出版文化産業振興財団=JPIC主催)の贈賞式が、6月18日に新宿区の日本出版クラブ会館で行われた。
今回の大賞受賞作は、5月11日開催の公開討論会で、最終候補作5作品の中から伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』(角川文庫)に決定。贈賞式では、公開討論会に参加した5名の学生に、JPICの矢作孝志専務から「優秀読書人賞」として賞状と図書カードが贈られた。
続いて立教大学の柿崎真凜実行委員長から伊坂氏に賞状と記念品の角帽を贈呈。『マリアビートル』を推薦した、法政大学もの書き同盟・砂場花観さんの公開討論会での発表がビデオ上映され、伊坂氏は受賞あいさつで「プレゼンしてくれた砂場さんが賞を取ったようなものだと思うので、僕がこういうところに偉そうに来ていいのかなと思ったが、うれしいので来てしまった。ありがとうございます」と話した。

過去最多の232社が出展/出展社説明会を開催/第5回書店大商談会

第5回「書店大商談会」(主催・「書店大商談会」実行委員会)の出展社説明会が7月9日、東京・新宿区の日本出版会館で開催された。今回の出展社は232社239ブース(前回177社184ブース)で過去最多となる。
冒頭であいさつした奥村弘志実行委員長(南天堂書房)は、「首都圏から始まった大商談会は、関西や九州で実施して今年は北海道で開催と、全国的に広がりを見せている。これは出展社や実行委員会の皆さんが、少しでも良い会にしようと一生懸命努力した賜物だ。商談会を中身の濃いものにして、来てよかった、出してよかったという会にしたい」と述べた。
書店大商談会は10月23日(木)午前11時~午後6時、東京・文京区の東京ドーム「プリズムホール」で開催する。出展社の内訳は、一般書147社、児童書32社、ビジネス書19社、コミック15社、第3商材26社の合計239社(1社が3ブース、5社が2ブース出展)。このうち66社が初出展となる。会場には、作家や著名人のサイン会を行うためのブースを設け、出展社に提供する。来場書店人1千名、商談成立1億円を目標に取り組む。
書店への事前周知・集客手段としては、9月中旬に出展各社の情報を掲載したパンフレットを、主に取次各社を通じて書店に配布。また出展社には、お得意先書店への来場促進に活用できる招待状と営業チラシのデータを、8月中旬頃提供する。Facebookを使った情報発信も行っており、イベントやサイン会情報のほか、出展社の特典情報や取り扱い商品について掲載していく。さらに、出展社の営業担当情報を一覧にしたA5サイズの小冊子を作成、1年間使える営業ツールとして当日会場で来場者に配布する。
最後に、商談会を後援する日書連の舩坂良雄会長が「書店のためにやっている商談会。会場に1人でも多く来ていただけるよう声をかけていただきたい」と協力を求めた。

会期中に6万2千人来場/第21回東京国際ブックフェア

「第21回東京国際ブックフェア」(TIBF2014)が7月2日から5日まで、東京・江東区の東京ビッグサイトで開催された。今回は7月2日から4日まで、第18回国際電子出版EXPO、第3回クリエイターEXPO東京、第2回プロダクションEXPO東京、第2回コンテンツ制作・配信ソリューション展、第4回キャラクター&ブランドライセンス展が同時開催され、合わせて6万2855人が来場した。
TIBFには世界25ヵ国から1530社が出展。児童書、人文・社会科学書、自然科学書の各専門フェアと読書グッズ、出版物流・流通ソリューションの各特設ゾーンを設置。また一般公開日の4日・5日は、本を求める多くの読者で賑わった。
2日午前9時半から、会場となった西展示場入口で開会式を開催。主催者を代表して日本書籍出版協会・相賀昌宏理事長が「出版界はデジタル化に伴う環境の変化に直面し、大きな動きが生じている。紙の本の良さを活かしつつ、電子出版市場の促進を図っていく必要がある。本年のテーマ国はマレーシア。パビリオンには幅広いジャンルの書籍やマレーシアの文化が展示され、様々なイベントも連日開催される。今年は20校を超える中学・高校が学校単位で来場するとのことで、若い世代に読書の喜びを知ってもらうため、ブックフェアが役に立てればと思う。出展社及び来場者の皆様が、本展を通じて大きな成果を上げられることを祈念する」とあいさつ。同ブックフェア名誉総裁の眞子内親王殿下をはじめ、日書連・舩坂良雄会長、書協・相賀理事長、日本雑誌協会・石﨑孟理事長、日本出版取次協会・藤井武彦会長ら出版業界代表や各国大使などでテープカットを盛大に行った。
人文・社会科学書フェアには、関連イベントスペースが設置され、出版社による取次・書店への企画説明会や、著者によるトークショー、サイン会などのイベントを実施。児童書フェアでは、児童書共同ブースに29者が出展。隣接する「こどもひろば」では「辞書引き学習法」の深谷圭助氏による特別授業など様々な催しが行われた。
2日に行われた基調講演では、評論家・ジャーナリストの立花隆氏が「『知の巨人』が読み解く出版の現在、過去、そして未来」と題して講演。立花氏は、教育現場へのタブレット端末導入が始まっていることから、日本でもこの1~2年で電子書籍が一挙に広がると指摘。一方、紙の本には電子書籍に収まらないスケールや、コピー不能な質感があり、電子書籍はまだまだ紙の本には及ばないと述べた。また、本を読まない人が増えていることに懸念を示し、「読書は人の脳を耕す行為だ」と読書の重要性を説いた。
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