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平成27年1月15日号
書店経営実態調査にご協力を

日書連では、各都道府県書店商業組合加盟店を対象に「全国小売書店経営実態調査」を実施します。書店経営の現状を把握し、今後の日書連活動の方向を見定める資料として役立てようというものです。全国書店新聞2月15日号に挟み込む調査票に記入の上、2月28日までにFAXで日書連事務局までお送りください。調査にご協力くださいますようお願いいたします。

生き残りへ「変化」を/出版5団体で新年名刺交換会

2015年出版関係新年名刺交換会が1月8日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で開かれ、出版社、取次、書店など業界関係者約550名が出席。出版5団体の代表が壇上に勢揃いし、日本出版クラブの野間省伸会長(講談社)が「我々が変わっていかなければ生き残れない」とあいさつ。赤ワインで乾杯して新年の門出を祝った。
乾杯を前に日本出版クラブの野間省伸会長(講談社)、日本書籍出版協会の相賀昌宏理事長(小学館)、日本雑誌協会の石﨑孟理事長(マガジンハウス)、日本出版取次協会の藤井武彦会長(トーハン)、日本書店商業組合連合会の舩坂良雄会長(大盛堂書店)の各氏が登壇し、代表して野間会長があいさつした。
野間会長は「厳しい市場環境が続いているが、我々が変わっていかなければ生き残れない。こんな時こそ業界横断的な情報交換が必要。出版クラブを活用していただきたい」と述べ、乾杯の音頭をとった。
出版5団体代表のあいさつは出版クラブ会報「出版クラブだより」に掲載され、当日配布された。このうち日書連・舩坂会長のあいさつ全文は次の通り。

〔雑誌買切制度実現を目指す/日書連舩坂会長〕
新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年は4月の消費税率8%引上げを目前に控え、年明け後3カ月間は駆け込み需要の恩恵を受けた業種もあったようですが、それも一時的に過ぎず、結局は景気いまだ「緩やかな回復傾向」に留まったままというのが大方の見解ではないでしょうか。一方、出版業界はといえば駆け込み需要の影響も僅かなもので、昨年上半期の出版物販売推定額は前年比約6%減と過去最大の落ち込み幅でありました。恐らく下半期も大差ない結果と推察されます。業界を挙げて有効な施策を次々と打ち出し、着実に成果をあげていきませんと、この減少傾向から脱却することは難しいでしょう。
私も一昨年6月の会長就任以来、書店再生を前進させるべく様々な取組みをしてまいりました。昨年の第26回日書連通常総会で発表した「書店再生についての提案」もその中のひとつです。従来、雑誌は書店売上の半分以上を占めてきましたが、最近は販売額が著しく低下しており、書店経営を大きく後退させている要因です。そこで、まず外商で販売する雑誌を完全買切り制とし、当該出版社より報奨金をいただく仕組みを作ることで書店の収益改善を図るのが提案の主旨であります。日書連ではこの課題に取組むために、昨年9月の定例理事会で新たに「雑誌買切制度研究小委員会」を立ち上げました。実現に向けては実務面やコスト面において、クリアすべき様々な問題があるかと思いますが、この制度が実施されれば書店は更なる努力で販売数を上積みし、出版社や取次会社にも応分の利益をもたらすものと考えます。出版業界三者にとって意義ある制度であるとご理解いただき、実現に向けて是非ともご協力をお願い申し上げます。
さて、平成26年4月1日現在の傘下組合加入書店数は前年より5・3%減少して4224書店となりました。組織規模はピークだった昭和61年の3分の1以下にまで縮小しており、組合運営の根幹を揺るがす状況であることは言を待ちません。組合脱退に歯止めをかけ、新規店や未加入店の加入を促進するために、私どもでは昨年新設した「事業研究小委員会」を中心に具体的な加入メリットの創出に取組むことにしました。平成25年から3年連続で実施している実用書増売に続く企画を打出すとともに、加入書店に魅力ある、そして出版業界全体の売上増に資する事業が提案できるよう検討を重ねてまいります。
私たちはこれまでの概念にとらわれず、自分の店の商圏・客層に合わせた品揃えや売場作りを工夫していけば、読者の足を街の書店に向けてもらうことは可能です。たくさんの本の中から自分にとってかけがえのない1冊と出会う場所を提供できれば、電子書籍やネット通販が普及しようとも、書店を訪れる人は残るのではないでしょうか。同時に未来のお客様を創出するための種蒔き、読書推進も忘れてはなりません。課題は山積しておりますが、地域に本屋は絶対に必要なのだという気概を持って努力を続けてまいりますので、どうぞ本年も変わらぬご理解ご協力をお願い申し上げます。

年末年始の売行低調/書籍、雑誌とも9%超ダウン/トーハン、日販調べ

年末年始(14年12月29日~15年1月3日)の書店店頭売上動向をトーハン、日販が発表した。これによると、トーハン調べが7・5%減、日販調べが5・7%減と、両社とも厳しい数字だった。
トーハンの発表(調査店1591店)によると、年末の売上は書籍7・2%減、雑誌8・9%減、コミック7・4%増、MM商品3・0%減、合計5・3%減。年始は書籍11・2%減、雑誌15・7%減、コミック3・4%減、MM商品3・3%減、合計10・4%減だった。期間計は書籍9・0%減、雑誌11・5%減、コミック2・3%増、MM商品3・2%減、合計7・5%減。コミックは堅調だったものの、雑誌が10%を超える落ち込みとなった。
日販の発表(調査店1913店)では、年末は書籍
8・9%減、雑誌8・0%減、コミック10・9%増、合計4・6%減。年始は書籍9・5%減、雑誌12・7%減、コミック4・3%増、合計7・0%減。期間計は書籍9・2%減、雑誌9・9%減、コミック7・7%増、合計5・7%減。書籍、雑誌とも大きく落ち込む一方、コミックは好調だった。
書籍は総記が横ばいだったほかは軒並みマイナス。文芸書は20・5%減、新書は15・9%減、ビジネス書は12・8%減、文庫は12・0%減と、2ケタの大幅減となった。
雑誌は月刊・隔月8・2%減、週刊・隔週7・1%減、定期誌計8・0%減と定期誌の低迷が続き、ムックも13・6%減と大きく落ち込んだ。
コミックは雑誌が9・0%増、書籍が3・3%増と堅調だったものの、開発品が13・6%減と振るわなかった。

岡森泰造理事長を再選/業界の諸問題巡り討論会/三重総会

三重県書店商業組合は11月29日、津市のアスト津で第29回通常総会を開催し、組合員43名(委任状含む)が出席した。
総会の冒頭、岡森泰造理事長は「厳しい状況の中、地域から必要とされる書店を目指したい。組合員の一層の団結が必要」と呼びかけ、出版業界が一丸となり、消費税の軽減税率適用の署名運動を県組合として力強く推進していくことを宣言した。
続いて鈴木副理事長を議長に選出して議案審議を行い、平成25年度事業報告、平成26年度事業計画案、収支予算案などすべての議案を可決承認した。
役員改選では岡森理事長を三選。副理事長に重盛康志(重盛書店)、磯田智(井筒屋書店)の両氏が就任した。また、新理事に古川浩規(古川書店)、冨森康弘(ひまわり書店)、監事に加藤美智子(第二書房)、西一夫(西駅前書店)の各氏が就任し、役員・理事の若返りを図った。
総会終了後、組合員が2グループに分かれ、取次、出版社、組合に対する討論会を行った。両グループとも活発な意見が出され、予定の1時間がすぐに過ぎた。
この後、北洞増売委員長が河出書房新社『日本文学全集』、小学館『キッズペディア科学館』、NHK出版『バラ大百科』の組合取り上げ商品を説明し、「まずは1人1冊からの拡販を」と求めた。
続いて、グループ討論会の結果を北洞、重盛両リーダーが出版社、取次を交えて報告した。物流、Web注文、増売商品、アマゾン対策、また取次に対して競合店対策、売行き良好書の確保など様々な問題について、岡森理事長、取次、出版社が回答し、白熱した話し合いとなった。懇親会でも活発な意見交換が行われた。(磯田智広報委員)

楠田哲久理事長を再選/研修活動の充実図る/鹿児島総会

鹿児島県書店商業組合は12月4日、鹿児島市のサンロイヤルホテルで第29期通常総会を開催し、組合員62名(委任状含む)が出席した。
総会は石井俊司専務理事の司会で進行。物故者へ黙祷のあと、黒木淳一総務・厚生委員長の開会の辞で始まり、楠田哲久理事長があいさつ。出版業界を取り巻く厳しい環境の中での日書連の活動と今後の課題を説明し、「県組合としては研修活動の充実にいっそう取り組みたい」と述べた。
瀬川浩三副理事長を議長に議案審議を行い、事業報告、収支決算報告、監査報告、事業計画案、収支予算案などすべての議案を原案通り可決した。
役員改選では定款に則り選挙を行い、11名の理事と1名の監事を選任。このあと理事会を開き、楠田理事長、瀬川副理事長、石井専務理事を再選した。
総会終了後、佐賀県書店商業組合の堤洋理事長が「私の書店経営」と題して講演。変化に応じた対応が出来るかどうか、特に財務と人の重要性などについて話した。
引き続き、県中央会、取次、出版社、鹿児島書籍、九州雑誌センター、テジマを交えて懇親会を催した。
(和田豊広報委員)

春の書店くじ実施要綱

▽実施期間平成27年4月20日(月)より30日(金)まで。書籍・雑誌500円以上購入の読者に「書店くじ」を進呈
▽発行枚数200万枚。書店には1束(500枚)3571円(税別)で頒布
▽申込方法と申込期限注文ハガキに必要事項を記入し、束単位で所属都道府県組合宛に申し込む。締切は2月20日(厳守)
▽配布と請求方法くじは取引取次経由で4月18日前後までに配布。代金は取引取次より請求
▽当せん発表5月23日。日書連ホームページ並びに書店店頭掲示ポスターで発表
▽賞品総額2760万円
当せん確率は9・7本に1本
1等賞=図書カード1万円400本
2等賞=図書カード
又は図書購入時充当1千円600本
3等賞=同5百円6000本
4等賞=図書購入時に充当百円20万本
▽賞品引換え1、2、3、4等賞は取扱書店で立替え。図書カード不扱い店または品切れの場合は、お買い上げ品代に充当
▽引換え期間読者は5月23日より6月30日(消印有効)まで。書店で立替えたくじは7月31日までに「引換当せん券・清算用紙(発表ポスターと同送)」と一緒に日書連事務局に送付
▽PR活動「春の書店くじ」宣伝用ポスターは日書連ホームページ(http://www.n-shoten.jp/)よりダウンロード(郵送はしません)。全国書店新聞に実施要綱を掲載。日書連ホームページで宣伝

阪神・淡路大震災20年/兵庫組合が20年誌発行/関連本フェア、講演会も

1月17日、阪神・淡路大震災から20年を迎える。兵庫県書店商業組合(山根金造理事長)は、ひょうご安全の日推進県民会議の助成を受けて、「阪神・淡路大震災20年事業」を実施している。書店、取次、出版社で構成する同事業運営委員会の委員長に山根理事長が就任。①『阪神・淡路大震災20年の歩み』の発行、②「阪神・淡路大震災20年ブックフェア」の展開、③記念講演会の開催――の各事業に取り組んでいる。
『阪神・淡路大震災20年の歩み』は、震災の記録を次世代に残し、当時支援してくれた全国の書店商業組合や出版関連の団体・企業に感謝の気持ちを伝えるとともに、防災や自然災害時のマニュアルとして役立ててもらうことを目的に作った。A4判、47ページ。非売品。
激震で崩壊、機能不全に陥った都市や書店の様子を生々しく伝える写真の数々は神戸新聞社と日販が提供。座談会では、組合役員として震災対策の陣頭指揮にあたった安井克典(当時・理事長、安井書店)、村田耕平(同・専務理事、三宮ブックス)、大杉誠三(同・日書連共済会兵庫県地区委員会委員長、大杉広文堂)の3氏と山根理事長(巌松堂書店)、小林由美子(小林書店)の各氏が震災の記憶と今日までの歩みを語っている。司会は中島良太副理事長(三和書房)。
このほか、被災直後の書店の被害状況と復興への足取り、日書連や取次の支援の動きを、全国書店新聞の記事を中心にまとめた記録、復旧に尽力した取次各社の証言、書店22人の感謝のメッセージなどを掲載している。
編集作業は編集長の中島良太、上田薫(大阪屋)、重野美信(日販)、森忠延(井戸書店)、森文吾(トーハン)、村田耕平、山根金造の7氏で構成する「阪神・淡路大震災20年誌作成事業チーム」が担当した。発行部数は800部。全国の書店商業組合、兵庫組合加盟書店、県内図書館、出版社、取次、出版関係団体などに無料で配布。東日本大震災で大きな被害を受けた青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の6組合には多く配布した。
山根理事長は「震災の時、全国の書店組合や出版社、取次から多額の義援金と心のこもった支援をいただき、本当に感謝している。感謝の気持ちを表すため無料で配布することにした。とりわけ東日本大震災で被災した書店の皆様の励みになればうれしい」と話す。
「阪神・淡路大震災20年ブックフェア」は1月31日まで兵庫組合加盟書店で展開している。選書は書店、図書館、取次、出版社からの公募で行った。出品銘柄は『被災者に寄り添って~神戸新聞の震災報道~阪神・淡路大震災から東日本大震災へ』(神戸新聞社編、神戸新聞総合出版センター刊)など11点。
また、作家・原田マハ氏の記念講演会を2月15日午後2時、神戸市産業振興センターで開催する。抽選で100名を招待。原田氏は、阪神・淡路大震災で被災した兄妹とその親代わりになった老医師の姿を通し、絶望の先にある希望の光を描いた『翔ぶ少女』(ポプラ社)の著者。講演では、作品に込めた想いと震災復興20年の道のりに想うこと、震災の風化を防ぎ教訓を未来に伝えていくために書物や書店の果たす役割について話す。
問い合わせは兵庫県書店商業組合(巌松堂書店内)まで。℡078―936―4069FAX078―935―4069

わが社のイチ押し企画/KADOKAWA・宣伝本部宣伝局

あけましておめでとうございます。株式会社KADOKAWAは昨年10月1日株式会社ドワンゴと経営統合し、新たなスタートをいたしました。旧年中は各別なるご支援を賜り誠にありがとうございます。今年のイチオシタイトルをご紹介いたします。
経営統合記念出版として昨秋スタートした『角川インターネット講座』。毎月25日発売、全15巻、各界のトップランナーが「インターネット」という視点から現代の森羅万象に切り込みます。
アニメ映像関連では今月7日より満を持して「艦隊これくしょん―艦これ―」が開始となります。引き続き『ログ・ホライズン』がNHKにて放映、シリーズ累計100万部突破となりました。今月からフジテレビ「ノイタミナ」枠にて人気ヒロイン育成ラブコメ『冴えない彼女の育てかた』が始まります。累計1100万部の人気シリーズ『あたしンち』。本年発売の21巻で「いちおう完結」となります。オフィシャルサイトも一新。様々な企画を準備中です。
昨年からの注目タイトルとして「カドフェスグランプリ2014好きな作家1位」の東野圭吾の文庫『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は「東野ミステリの最高峰」と称され、早くも100万部を突破しました。様々なメディアで紹介された『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』は「ビリギャル」のタイトルで5月1日映画公開です。皆が口ずさんだレリゴーが主題歌の『アナと雪の女王』は名作ストーリーを読んで聴いて英語を身につけられる『ディズニーの英語コレクション5』として発売中です。
経済の視点で戦後70年の歴史を読み解く『池上彰の「経済学」講義歴史編』が昨年末発売、『第二弾・ニュース編』は今年2月発売予定です。
KADOKAWA創業70周年事業として『角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」』全15巻は今夏発売です。昨秋からのKADOKAWAドワンゴ経営統合記念『ニコニコカドカワ祭り』は3月まで開催、引き続き一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。

わが社のイチ押し企画/マガジンハウス・『&Premium』編集長・芝崎信明

昨年11月『アンド プレミアム』は1周年を迎えました。生活のさまざまなシーンに、自分にとっての〝上質(プレミアム)〟を少しずつプラスしていくという意味を込めて付けた誌名も、おかげさまで、ターゲットとしているスタイルを持った女性たちには、浸透してきたという確かな手応えを感じております。
また、上半分は毎号色が変わる色地にロゴとタイトルのスペース、下半分は写真という表紙デザインも『アンド プレミアム』の〝顔〟として、認知されてきたのではないかと実感しております。
一昨年前の秋、1号目を出す際、ターゲットは「セグメントされたくない女性たち」と宣言しました。年齢や、既婚・未婚、子供の有無、などでターゲットを絞り込むこれまでの女性誌のつくり方は、それはそれで成功をおさめてきたビジネスモデルです。しかし例えば「あなたは40歳独身だからこの雑誌の読者です」といったセグメントを嫌う女性たちも、ある割合以上確実にいるからです。ただ、セグメントをしないといっても、それは年齢や家族構成では分けないということで、「テイストの好み」では読者像を明確に描いてコンテンツをつくっているのはもちろんです。
1年間つくってきまして、アンケートなどで見えてきた実際の読者像は、ファッションは、モードとスタンダードをうまくミックスする人。インテリアや日用品にこだわり、高価でもいいものを長く使う人。外食も料理も好きで、とくに食材にはこだわるが、B級グルメを決して食べないという人ではない。旅が好きで、行き先は海外国内、都市やリゾート、アウトドアなどもバランスよく楽しめる人。といった指向が見えてきました。ナチュラルなものは好きだが、ほっこりはしない、モードも好きだが、リアルに着ることのできるものを選ぶ、といったところも特徴です。
さて、セグメントはしないといいましても結果、実際の読者は、平均年齢では35~40歳、既婚率40~50%、女性比率70~80%前後(男性読者が多い女性誌)、という数字は出ています。『アンド プレミアム』は新しいカテゴリーの雑誌ですが、実際の購読していただいている方の実像は見えてきました。今年は、「こんな雑誌があったんだ」とまだ気付いていなかった潜在的読者層を掘り起こす勝負の年と考えています。弊社の販売、宣伝の部署とも連携を強め、部数拡大に努めます。書店様にも、潜在的読者発掘にこれまで以上にご協力いただけたら幸いに存じます。

わが社のイチ押し企画/河出書房新社・営業第二部第二課・大沢直美

昨年11月より刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集日本文学全集全30巻」は、全巻事前予約2600セットを突破し、第1回配本・第1巻『古事記』発売後には注文が急増、2014年12月現在で全巻予約3500セットを突破しました。全国の書店様には、事前予約活動の折から多大なるご協力を賜り、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
全巻予約二大特典の〈全巻一時払い特価・本体7万8660円+税※各巻払いの10%off〉及び〈特製ブックスタンドのプレゼント〉は2015年3月末日迄承っておりますので、引き続き全巻定期予約獲得のご拡販をお願い申し上げます。
本全集の先陣を切って昨年11月に刊行した『古事記』は、池澤夏樹氏の新訳が発売前から話題となり、当初予定よりも初版部数を増やして刊行いたしました。発売後も多大な反響をいただき、12月中に4刷4万部突破という、予測を上回る売れ行きとなっており、本企画の前身となる「池澤夏樹=個人編集世界文学全集全30巻」(2007年11月~2011年3月)の第1回配本『オン・ザ・ロード』(J・ケルアック著青山南訳)を超える初速が出ております。
第2回配本・第23巻『中上健次』は、本年1月13日頃発売となります。戦後日本を代表する作家である中上健次を、今の時代に読むべき作家として位置づけ、独自の視点で厳選した作品構成となっており、入門編としても最適の1冊です。引き続いて2月には第3回配本・第13巻『樋口一葉/夏目漱石/森?外』を刊行、樋口一葉「たけくらべ」を川上未映子氏の新訳にて収録いたします。古典新訳は本全集最大の特徴で、ラインナップに多数含まれておりますので是非ご注目ください。
以降、ほぼ毎月刊行して参りますが、完結までには3年を要する息の長い企画です。引き続きご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。

わが社のイチ押し企画/文藝春秋・文庫局長・羽鳥好之

『その女アレックス』『満願』が圧倒的な支持を集めた年末の「ミステリー・ベスト10」ですが、前々回、やはり各社ランキングを総ナメにしたのが横山秀夫さん『64』でした。「組織」に翻弄される「個人」の葛藤を描いて文学に昇華、警察小説に新しいフィールドを拓いた横山さんが7年の歳月をかけて書き上げた大作が、大幅な改稿を経て、2015年2月、文春文庫から刊行されます。
舞台となるのはご存知D県警。開かれた広報室へと改革を掲げる広報官の三上は、「広報室vs記者クラブ」「刑事部vs警務部」「キャリアvsノンキャリア」の激しい対立に巻き込まれてゆきます。その暗闘は、やがてD県警最大の汚点、昭和64年におきた「翔子ちゃん誘拐殺人事件」へと大きくうねってゆくのです。彼らが隠したかった「闇」とは果たして何なのか、その「闇」は男たちの何を暴きだすのか。男たちの意地と意地のぶつかり合い、そこに生まれる喜劇と悲劇、まさに横山秀夫さんの真骨頂です。
こんな大作を映像界が見逃すはずもなく、NHKによる大型のドラマ化が進行中、2015年4月より放送開始の予定です。
文春文庫にはさらなる話題も。本年は東野圭吾さん「ガリレオ・シリーズ」を贅沢にも2作刊行する予定です。
2012年に刊行された『虚像の道化師』『禁断の魔術』の2冊の短編集を新たに文庫用に再編成、全8編のうちの7編を1冊にまとめて『虚像の道化師』として3月に刊行、残る1編は長編小説として全面改稿、これを『禁断の魔術』として5月に刊行するという、まさに「東野マジック」で、読者にお届けする予定としています。
こちらも当然、映像界注視の作品です。ファンとしては、福山雅治さん演じるクールな湯川を、ぜひもう一度見せてもらいたいものです。

伊勢・志摩を周遊する懇親旅行実施/京都組合

京都府書店商業組合(中村晃造理事長)は、10月25日~26日に平成26年度京都組合懇親旅行を実施した。今年は三重県の伊勢志摩地方を周遊する行程で、組合員と取次、出版関係者あわせて51名が参加した。
初日は京都駅バスターミナルを午前8時45分に出発。最初の目的地である三重県の長島地域では、参加者が選択できる3つのプランを用意した。花と緑のテーマパーク「なばなの里」では、見頃となっているコスモスやダリア等を鑑賞。国内最大級のアウトレットパーク「ジャズドリーム長島」では、ブランド・セレクトショップで買い物やウィンドウショッピングを満喫。国内2番目の敷地面積を誇る巨大遊園地「ナガシマスパーランド」では、名物のジェットコースターに乗車するのを心待ちにしていた参加者もいたほどで、スリルと興奮を体感した。
再びバスに参集した一行は志摩市賢島へ。英虞湾を遊覧する賢島エスパーニャクルーズ「エスペランサ」に乗船し、途中で養殖真珠の核入れ作業を見学したほか、英虞湾に浮かぶ島々を眺めながら、ゆったりと秋のひと時を過ごした。
宿泊先の伊勢志摩ロイヤルホテルへ午後4時30分に到着。夕食は午後6時から始まり、中村理事長、杉立元一トーハン京都支店長があいさつ。淡交社・尾沼和典上席執行役員の発声で乾杯した。料理は豊かな海の食材を中心とした和懐石。季節の旬を極めた料理の数々に、参加者は深まる秋の訪れを感じながら箸を進め、親睦を深めた。
翌日は、伊勢市にある二見浦に立ち寄り、夫婦岩を見学した後に伊勢神宮を参拝した。境内の傍に広がる「おかげ横丁」では、土産を購入するなどして散策。京都に午後7時に帰着した。(澤田直哉広報委員)

書店店頭活性化へ連携/トーハンとKADOKAWA

トーハンは、書店の店頭活性化を図ることを目的に、KADOKAWAと連携して、オンライン書店、電子書店、リアル書店の3チャネルを融合した施策を実施すると発表。12月12日から企画展開を開始した。トーハンのオンライン書店「全国書店ネットワークe‐hon」(以下e‐hon)と電子書店「Digitale‐hon」、KADOKAWAの電子書店「BOOK☆WALKER」とを連携し、様々な企画を実施していく。
連携施策のスタートとして、12月12日から1月13日まで、Digitale‐honで全KADOKAWA商品を対象としたポイント20倍キャンペーンを実施。e‐honでは、e‐honとDigitale‐honの両方でKADOKAWA商品を購入すると、Digitale‐honで使える5百円分のポイントプレゼントを実施した。また1月末まで、e‐hon独自キャンペーンとしてキャラクターグッズのプレゼントなど、KADOKAWAとのコラボレーション企画を併せて開催している。
今後は、全国約3千軒のe‐hon加盟書店店頭とe‐honが連携した「KADOKAWA×e‐hon祭り(仮)」や、Digitale‐honとBOOK☆WALKER相互の電子本棚連携などの施策を予定している。

催し

◆日本文藝家協会シンポジウム「公共図書館はほんとうに本の敵?」
2月2日(月)午後6時半から、東京・渋谷区の紀伊國屋サザンシアターで開催。21世紀デジタル・ネットワーク社会の「理想の図書館」や、図書館・書店・作家・出版社が共生する「活字文化」の未来を考える。パネリストは、作家・元外務省主任分析官の佐藤優、ジャーナリストで「つながる図書館」著者の猪谷千香、作家・日本文藝家協会常務理事の林真理子、筑摩書房前会長の菊池明郎、東京大学大学院図書館情報学教授の根本彰、新潮社常務取締役の石井昂の各氏。司会は専修大学文学部教授の植村八潮氏。
参加費は税込1千円。申込みは、日本文藝家協会ホームページから。

『小学一年生』が創刊90周年/妖怪ウォッチで攻勢/小学館15年上期雑誌企画発表会

小学館は11月28日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで「2015年上期雑誌企画発表会」を開き、創刊90周年を迎える『小学一年生』などのプレゼンテーションを行った。
冒頭あいさつで桶田哲男常務は、雑誌部門の売上は10月までで前年比101・2%となっており、特に幼児誌と児童誌が好調だと報告。今後取り組むこととして、①組織の強化、②発信力の強化、③販売会社や書店、小学館PSとの連携強化――の3つを掲げた。
『小学一年生』については渡辺朗典編集長が、14年度は前年比128%の部数増と報告。好調の要因として、①妖怪ウォッチのヒット②親向け記事を別冊化③キャラクターを使ったドリル④子供の疑問に答える科学記事の充実――を挙げ、「書店店頭で、強いキャラクターの付録で子どもに訴求し、読んでみて親子が満足する。これが次号も継続して親が買い与えるという動機になる。15年度はこの路線を強化し、14年度を上回る部数増を目指す」と語った。目玉となる付録は、4月号は「妖怪ウォッチ ジバニャンおしゃべり目ざましどけい」、5月号は「ドラえもんこえがわりメガホン」を用意。年間定期購読の予約者には「ドラえもんタイムマシン鉛筆削り」を特典として用意する。
販売施策は塩谷雅彦ゼネラルマネージャーが、メイン付録を中心に妖怪ウォッチ攻勢でスタートダッシュをかけたいと述べ、定期購読獲得へ4月号に増売対策を集中し、実売率90%を目標とすること、店頭陳列装飾コンクールは参加書店5500店を目標に展開することなどを説明した。
このほか、創刊25周年を迎えた『サライ』や、コミックの最新情報等の説明が行われた。

331施設に児童書寄贈/「日販よい本いっぱい文庫」50回に

第50回「日販よい本いっぱい文庫」の贈呈式が12月4日、日販本社ビル21階の銀座アスターで開かれた。今回は出版社60社、運輸・梱包会社31社の協力を得て、全国の児童養護施設、母子生活支援施設など331ヵ所に約3万8千冊を寄贈した。
贈呈式の冒頭、日販の平林彰社長は「この事業は昭和39年、日販創立15周年を機にスタートした社会福祉活動の一つ。以来日本児童図書出版協会の力添えのもと、出版社から寄贈された図書を運送会社、梱包会社の協力により全国の各施設に無償で配送いただき、50回を迎えた。この間、のべ1万1683ヵ所の施設に191万冊の図書を贈呈した。次代を担う子どもたちに読書を薦め、心豊かな子どもたちを育んでいくことは、私ども出版業界に働く者の責務。今後とも皆様と手を携えて、子どもたちに明るい未来が開けるように、この文庫の活動を継続していきたい」とあいさつ。厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課の鈴木健吾課長補佐と、施設代表として児童養護施設れんげ学園の佐々木晶堂統括学園長に目録を贈呈した。
来賓あいさつで鈴木課長補佐は、事業を継続してきた日販と出版社、運輸・梱包会社に感謝を述べるとともに、同省が進める児童養護施策として、里親委託等の推進や、施設の小規模化と家庭的養護の推進について説明。「より多くの子どもたちに本と出会う喜びを提供していくことは、児童福祉分野にとってますます大きな役割を担うことになっていく」と結んだ。
また、れんげ学園の佐々木統括学園長は、「児童養護施設で預かる子どもの過半数、施設によっては80%以上が、何らかの形で親から虐待を受けており、適切な人間関係の構築に困難をきたしている子が多い。寄贈された本を施設の職員が子どもに読み聞かせたり、一緒にページをめくって読むことは、お互いの人間関係を深めていく貴重な助けになる」と話した。
日本児童図書出版協会の竹下晴信会長は、「日販は特に子どもの本に対して非常に思い入れを持っている会社。子どもの心を耕すのは長い年月が必要であり、多様な本がなくてはならないという考えに立っての事業であったかと思う。日販を通して子どもの血となり肉となる本をこれからも届けていきたい」とあいさつ。カンダコーポレーション・勝又一俊社長の発声で乾杯した。

部分・時限再販への取り組み求める/流通改善協議会・相賀委員長

日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会の出版4団体で構成する出版流通改善協議会の「再販関連」会員説明会が12月12日、東京・新宿区の日本出版会館で開かれた。
冒頭であいさつした相賀昌宏委員長(小学館)は、「再販制度を守るためにいろいろな取り組みを行ってきたが、あまり実施されていないという側面もある。(再販の)なし崩しが起きないよう気をつけなければいけないが、できるところで部分再販の本に取り組んでいただきたい。雑誌は定期購読が書店の販売方法の1つとして定着してきており、部分再販で若干のサービスを行える。一部の週刊誌は時限再販を導入しているが、最初から部分再販でも販売に悪い影響はないと思う。各社の判断で、できることに取り組んでほしい」と述べた。
原本茂委員(小学館)は『2014年出版再販・流通白書№17』の概要を説明。公正取引委員会の著作物再販ヒアリングについて「今回初めて時限再販と部分再販について各社の取り組みを説明するよう求められた。いま公取委の一番の関心事であるということを認識いただきたい」と報告したほか、白書については、①「時限再販」で変わること、変えるもの②出版インフラ整備の取組み・電子書籍の動向③東日本大震災に対する業界の取組み――の3つの巻頭特集や、出版業界各社・団体の取り組み事例等の概略を述べた。
続いて河出書房新社の岡垣重男常務が、『世界文学全集』『古今亭志ん朝大須演芸場CDブック』『伊能図大全』など自社の書籍販売施策を報告。最近の取り組み事例として、①11月刊行開始の『日本文学全集』(全巻予約特典・全巻一時払い特価10%割引)は全巻予約3500セットを突破、第1回配本の『古事記』は4万部を突破している。②第51回文藝賞受賞作2作品を、2月末出荷分まで記念特価として本体各1千円で刊行している――と説明した。
最後に出版文化産業振興財団の中泉淳事務局長が、北海道、東京、大阪で開催された商談会の模様を報告した。
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