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平成30年2月15号
6・9%減の1兆3701億円/2017年紙の出版物販売額/出版科研調べ

出版科学研究所は2017年の出版物発行・販売概況を発表した。これによると紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は前年比6・9%(1008億円)減の1兆3701億円。減少幅は過去最大で、13年連続のマイナスになった。販売金額の内訳は、書籍が同3・0%減の7152億円、雑誌が同10・8%減の6548億円。雑誌はコミックスの落ち込みが響き初の2桁減を記録した。
書籍の推定販売金額は前年比3・0%(218億円)減の7152億円。文芸書や学参、児童書では話題書が多く、大きく売れた書籍もあったが、文庫本、ビジネス書、実用書などは前年を下回り、全体ではマイナスになった。17年のベストセラーをみると、テレビや新聞など各メディアで紹介され、出版社がプロモーションに力を入れた書籍が売れる傾向が目立った。児童書、学参では、「うんこ漢字ドリル」シリーズ(文響社)など社会現象となるヒット作が登場した。
新刊点数は7万3057点で、同2・6%(1982点)減。内訳は、取次仕入窓口経由が同3・7%減の5万1536点、注文扱いが同0・1%増の2万1521点。取次仕入窓口経由は5年連続のマイナスで、特に文庫本や小・中学生向け学参の点数減が目立った。
出回り平均価格は、同1・3%(15円)増の1153円と、価格の低い文庫本の減少もあって4年続けて上昇。新刊平均価格は同0・4%(5円)増の1167円で、図鑑や児童書で価格上昇がみられた。金額返品率は36・7%で同0・2ポイント改善。新刊送品を抑制し、重版部数も市場に見合った規模で細かく調整する出版社が増えており3年連続の改善となった。
ジャンル別動向をみると、文芸書では村上春樹の新刊『騎士団長殺し(第1部・第2部)』(新潮社)、直木賞と本屋大賞をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)など、上半期を中心に大部数のヒットが相次いで生まれた。ノンフィクション・読み物では、吉野源三郎の名著をコミカライズした『漫画君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)が大ヒットを記録、年明けにはミリオンを突破した。文庫本は、既刊の販売不振が続いて17年も苦戦。カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞し、早川書房の既刊文庫が年後半に大きく動いた。新書は、『応仁の乱』(中公新書)などヒットが続出し、復調の1年となった。
雑誌の推定販売金額は同10・8%(791億円)減の6548億円。1998年以来減少を続け、17年は初の2桁減になった。内訳は、月刊誌が同11・1%(670億円)減の5339億円、週刊誌が同9・2%(122億円)減の1209億円。月刊誌は、定期誌が約9%減、ムックは約10%減、コミックス(単行本)は約13%減で、定期誌・ムックがさらに落ち込む中、コミックスの大幅減が雑誌全体のマイナス拡大に拍車をかけた。コミックスの低迷は、人気作品の完結、既刊本や映像化作品の不振、新規ヒット不足など多くの要因が重なっている。
推定販売部数は同12・2%減の11億9426万冊。内訳は、月刊誌が同12・7%減の8億5062万冊、週刊誌が同10・9%減の3億4364万冊。平均価格は同1・4%(8円)増の566円で上昇傾向が続いている。金額返品率は同2・3ポイント増の43・7%と大幅に悪化した。内訳は、月刊誌が同2・4ポイント増の44・6%、週刊誌が同1・8ポイント増の39・3%。
創復刊点数は同4点減の69点で、分冊百科とパズル誌が半数以上を占める。休刊点数は同18点減の107点。不定期誌の新刊点数は、増刊・別冊が同235点減の3478点、ムックは同278点減の8554点。1号を1点とカウントした付録つき雑誌の刊行点数は同約200点増の1万2200点となり、14年以降減少が続いていたが再び増加した。
部門別に推定発行部数をみると、〈女性〉は同7・0%減で、どの世代向けも厳しい状況だったが、コスメグッズを付録につける美容誌は絶好調で部数を伸ばした。〈男性〉は同7・2%減。全体的に低調で、特に若者向けが厳しい。〈週刊誌〉は同8・3%減で、コミック誌の減少が響いたほか、総合週刊誌も前年スクープを連発した反動で売れ行きが落ち込んだ。
電子出版の市場規模は2215億円で、同16・0%増、金額で306億円増加した。内訳は、電子コミックが同17・2%増の1711億円、電子書籍が同12・4%増の290億円、電子雑誌が同12・0%増の214億円。コミックは、無料または割引などの価格施策が依然盛んに行われ、出版社発のマンガアプリも市場を牽引しているが、違法海賊版サイトの影響等もあって前年の伸びには及ばなかった。
紙と電子の出版市場を合わせると1兆5916億円、同4・2%減。市場全体における電子出版の占有率は13・9%で同2・4ポイント増加した。

万引実態調査にご協力を/万防機構、万引防止出版対策本部

全国万引犯罪防止機構(竹花豊理事長)と万引防止出版対策本部(本部長=日書連・舩坂良雄会長)は1月31日、全国1943社の小売企業に向けて「第12回全国小売業不明ロス・店舗セキュリティー実態調査(旧全国小売業万引被害実態調査)」を送付しました。
今回は、昨年9月に発足した万引防止出版対策本部が合同調査として初めて参加したことにより、書店への発信数は昨年の5倍を超える538法人となっています。調査票が送付された書店におかれましては、調査への協力をよろしくお願いいたします。
今回の調査結果は、6月に公表されます。

絵本専門士講座の受講生を募集

国立青少年教育振興機構は、絵本に関する知識、技能、感性を備えた専門家を養成する「絵本専門士養成講座」の第5期受講生を募集している。
受講資格は、子どもや絵本に関連のある資格を有する者や、絵本に関わる実務で3年以上の経験を有する者など。申込は3月11日締切で、同機構ホームページの申込フォームから。(http://ehon-senmonshi.jp)

出版不況からの脱出を誓う/京都本大賞に手応え/京都出版業界新年互礼会

京都出版業界新年互礼会が1月11日、京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で開かれ、組合員書店30名、取次12名、出版社など業界関係者94名、合計136名が出席した。
京都府書店商業組合の犬石吉洋理事長(犬石書店)は「昨年で第5回を迎えた京都本大賞をはじめガイド本大賞、ガイド本リピーター賞を受賞した書籍は売上が伸びると聞いている。これからも継続していきたい。この4月で第3回目となる京都ブックフェスティバルも引き続き応援をお願いする。この新年互礼会は長年、出版社、日本書籍出版協会、書店組合の3者合同で行ってきたが、残念ながら次回以降見直しを図り、書店組合主催となる。私の名前は犬石だが、今年は戌年で、干支で言うと申・酉・戌と3年目でようやく昔話『桃太郎』のお供が揃う年。出版不況という名の鬼を退治する年だ。業界が一丸となって出版不況から脱出しよう」とあいさつした。
日販の竹山隆也取締役関西支社長は「京都エリアの年末年始の売上は、雑誌は96・4%だったが、書籍は100・1%と前年を上回った。12月だけで見ると全国平均より2ポイント高かった。京都は全体的に良かったが、甘んじることなく、新しい商品やサービスを提供していかなければならない。そのアイデアを京都から発信したい」と述べ、乾杯の発声を行った。
歓談の後、日本書籍出版協会常務理事の杉田啓三京都支部長(ミルネヴァ書房)が中締めのあいさつ。「業界全体で前向きにプラス思考で知恵を出し合い、京都らしさを出してやっていく必要がある」と述べ、盛況のうちに閉会となった。(若林久嗣広報委員)

表紙返品の実現に向けた活動を承認/北海道理事会

北海道書店商業組合(志賀健一理事長)は1月16日、札幌市中央区のJRタワーホテル日航札幌で定例理事会を開催。表紙返品の実現に向けて活動していくこと、沖縄で出版物空輸が行われていることについて道組合からも働きかけを行っていくことを承認した。(事務局・髙橋牧子)

日書連のうごき

1月4日事務局業務開始。
1月5日医書同業会新年互例会に舩坂会長が出席。
1月9日日本出版クラブ出版関係新年名刺交換会に舩坂会長、柴﨑、本間両副会長、小林理事、小泉監事が出席。
1月10日書店新風会新風賞贈賞式・新年懇親会に舩坂会長が出席。
1月11日日教販春季展示大市会に舩坂会長が出席。公取協会賀詞交歓会に柴﨑、本間両副会長。
1月12日悠々会新年会に舩坂会長が出席。
1月16日創価学会会長との懇談に舩坂会長、柴﨑副会長が出席。東京都書店書店商業組合新年懇親会に事務局が出席。
1月17日出版倫理協議会に井上理事が出席。
1月18日JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。梓会出版文化賞に事務局が出席。
1月22日JPRO管理委員会に事務局が出席。
1月23日本の日準備会に事務局が出席。全国万引犯罪防止機構理事会に事務局が出席。
1月24日文化産業信用組合理事会に舩坂会長が出席。
1月25日万引防止出版対策本部に事務局が出席。
1月31日読売新聞社新春懇親会に舩坂会長が出席。日本図書普及取締役会に舩坂会長、鈴木、藤原、面屋、西村各副会長が出席。指導教育委員会に舩坂会長、鈴木、面屋副会長、井上理事が出席。

「春夏秋冬本屋です」/「求め、工夫し、努力する」/神奈川・長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店店長・長谷川静子

昨今、新聞をとっていない家庭が多いと聞く。当店は、毎回、新聞書評の紙面を掲示し、「○○コーナーにあります」「注文中」「注文しました」「ご注文承ります」と赤ペンで記入する。書評がすべてではないが、書評に載った本は必ず売れる。「注文しました」はお店の品揃えの注文であり、その週のうちに入荷するので、「入荷しました」と追記する。書評棚を作ればと思うのだが、本籍地(もとだな)とコーナー用と仕入れの必要もある。実現は難しいので、記事掲示で許していただく。
昨年12月中旬から1月いっぱいくらいの期間、「書評でふりかえる2017フェア」を展開した。朝日出版社、太田出版、晶文社、青土社、みすず書房、共和国の企画。入荷3冊、売上3冊と、追加して売り伸ばそうか、このまま売り切るか迷う書目も多く、書評掲載当時とフェアとして集めた時と売行きに変化があった。普段から書評を掲示している成果もみられた。フェアや企画商品は日頃の品揃えをはじめとした展開が結果を左右することが多い。逆もまた真なりで、フェアから棚の品揃えも導き出せる。人文会四六判宣言フェア、歴史書懇話会フェア等々、企画のフェアに当店のエッセンスを加えてオリジナルに仕立てたい。
春遠からじ、湘南の個性ある店を目指して、徹底的に求めずして工夫せずして努力せずして、与えられることはないのである。

通常総代会5月22日に開催/組合HP、6月開設へ準備/東京理事会

東京都書店商業組合(舩坂良雄理事長)は2月2日、東京都千代田区の書店会館で定例理事会を開催した。主な審議・報告事項は以下の通り。
〔総務・財務委員会〕
第42回通常総代会は5月22日(火)午後2時、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催する。総代会までのグループ別委員会・理事会・監査会の開催予定や、各支部・エリア、各委員会が提出する書類について説明した。
〔事業・増売委員会〕
東京組合が後援して2月17~18日に開かれる読書イベント「築地本マルシェ」(同実行委員会主催)について、青年部を中心としたメンバーでレジを担当することなどの説明があった。
増売企画では、帝国書院が刊行するイラスト地図帳『DOOR』(第1期①アジア②ヨーロッパを2月23日取次搬入予定)の販促企画について、担当者が説明を行った。
また、Jリサーチ出版の春の語学書フェアとして、推薦図書4点から合計50冊以上を注文すると本体売上金額の10%をキャッシュバックする特別報奨企画を紹介した。
〔指導・調査委員会〕
組合ホームページのレイアウトがほぼ固まり、6月のスタートを目指して準備を進めると報告した。
〔再販・発売日・取引改善委員会〕
3月2日に出版物小売業公正競争規約に関する説明会を行うと報告した。講師は出版物小売業公正取引協議会の元永剛専務理事。

「積極的に売っていく」井上理事長が決意表明/神奈川組合新年懇親会

神奈川県書店商業組合は1月23日、横浜市中区の華正楼で新年懇親会を開催し、書店、出版社、取次など総勢88名が出席した。
司会進行は岩下寛治副理事長(岩下書店)が務め、初めに井上俊夫理事長(井上書房)があいさつ。「年初だから楽しいことを話してほしいと言われているが、街の本屋のおやじとして本を売るしかない。『売れない』ではなく『売っていこう』と思っている」と述べ、協力を訴えた。
トーハン神奈川支店の金谷寛支店長は「この先もダウントレンドは避けられず、構造改革を進めなければならない。輸送問題は喫緊の課題だが、書店の効率化のためICタグ導入をどこまで進められるかも課題。コストを下げて、この先10年、20年のスパンで生き残ってもらえるよう全力で取り組む」と述べ、乾杯の発声を行った。
懇親会では出版社各社がプレゼンテーションを行い、出版輸送の手嶋章博社長の三本締めで閉会した。

訃報

木野村祐助氏(きのむら・ゆうすけ=元日本書店商業組合連合会副会長、元岐阜県書店商業組合理事長、東文堂本店取締役会長)2月11日、肺炎で死去。85歳。通夜は同15日、葬儀は同16日、岐阜県多治見市の豊格院多治見斎場。喪主は長男で東文堂本店代表取締役、匡氏。
平成4年、日本書店商業組合連合会理事に就任し、平成21年~平成27年に副会長。また、平成4年~平成27年に岐阜県書店商業組合理事長を務めた。

ノミネート12作品が決定/マンガ大賞

マンガ大賞実行委員会は1月22日、書店員を中心とした漫画読みが選ぶ「マンガ大賞2018」のノミネート12作品を発表した。選考対象になったのは17年1月1日~12月31日に発行された、最大巻数が8巻までの作品。一次選考で100名の選考委員が投票し、252作品の中から上位12作品を選んだ。3月下旬から4月上旬に開催予定の授賞式で大賞を発表する。ノミネート作品は▽『映画大好きポンポさん』杉谷庄吾【人間プラモ】、KADOKAWA▽『映像研には手を出すな!』大童澄瞳、小学館▽『ゴールデンゴールド』堀尾省太、講談社▽『ダンジョン飯』九井諒子、KADOKAWA▽『とんがり帽子のアトリエ』白浜鴎、講談社▽『凪のお暇』コナリミサト、秋田書店▽『BEASTARS』板垣巴留、秋田書店▽『不滅のあなたへ』大今良時、講談社▽『メイドインアビス』つくしあきひと、竹書房▽『約束のネバーランド』出水ぽすか・白井カイウ、集英社▽『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉、講談社▽『我らコンタクティ』森田るい、講談社

本屋大賞ノミネート10作品を選出

本屋大賞実行委員会は1月18日、「2018年本屋大賞」ノミネート10作品を発表した。一次投票で全国の504書店、書店員665名が投票し、上位10作品を選出。二次投票を経て、4月10日に大賞を決定する。ノミネート作品は▽『AXアックス』伊坂幸太郎、KADOKAWA▽『かがみの孤城』辻村深月、ポプラ社▽『キラキラ共和国』小川糸、幻冬舎▽『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人、実業之日本社▽『屍人荘の殺人』今村昌弘、東京創元社▽『騙し絵の牙』塩田武士、KADOKAWA▽『たゆたえども沈まず』原田マハ、幻冬舎▽『盤上の向日葵』柚月裕子、中央公論新社▽『百貨の魔法』村山早紀、ポプラ社▽『星の子』今村夏子、朝日新聞出版

梓会出版文化賞は石風社/今村理事長「流通の全面的見直しを」/出版梓会

出版梓会は1月18日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で第33回梓会出版文化賞と第14回出版梓会新聞社学芸文化賞の贈呈式を開き、出版社、取次、書店など235名が出席。懇親会には248名が出席した。
今回受賞したのは、梓会出版文化賞が石風社(福岡)、同特別賞が無明舎出版(秋田)、新聞社学芸文化賞が左右社(東京)。
受賞出版社あいさつで、石風社の福元満治社長は、アフガニスタンで井戸の採掘と用水路建設を続けてきた医師・中村哲氏の著作を数多く出版し、中村氏のNGOの事務局長を務めるなど、単なる著者と編集者以上の関係を築いてきたエピソードを紹介。「大切なものは人間の身体性と人との縁。情報ではなく人間の思考に関わる本を作り続けていきたい」と話した。
無明舎出版の安倍甲社長は「秋田にいると駄目なのかと暗い気持ちになった時にこの賞を受け、まだ忘れられていない、やっていてよかったと思った」、左右社の小柳学社長は「読者、著者、書店、取次などに支えられている気持ちを忘れず、社会貢献できる本を作っていきたい」と述べた。
懇親会では、出版梓会の今村正樹理事長(偕成社)が「日本の書籍出版は大きな転機に来ている。市場は縮小し、止まることを知らない。個人的な印象だが、書店の主食と言われていた雑誌、コミック、一部の文庫が今後も主食であり続けるとは思えなくなっている。出版界で試みられている改革は、雑誌やコミックといった大量生産・大量販売時代のビジネスモデルを温存しつつ生きようとしているとしか思えない。流通・販売すべてを見直すきっかけがなければいけないが、なかなか出てこない。今回の受賞出版社は書籍出版の核心と本質を留めている。もう一度書籍出版の原点に立ち返り、何ができるかを考える1年にしたい」と今年の抱負を語った。

雑誌・書籍読書率48%に低下/書籍読む割合、10~20代で高く/家の光協会・全国農村読書調査

家の光協会は第72回「全国農村読書調査」の結果をまとめた報告書『2017農村と読書』を発表した。全国60ヵ所の農林業地区に在住の16歳~79歳の男女1200名を対象に、昨年7月13日~30日に実施。有効回収数は878名、回収率は73・2%。これによると、月刊誌、週刊誌、書籍のいずれかを読んでいる割合を示す総合読書率は48%と、前年を下回った。
■総合読書率
総合読書率は前年比3ポイント減の58%。過去最高の1989年より29ポイント低下した。
性別では、男性の56%(同1ポイント増)に対して、女性は60%(同6ポイント減)となり、女性が30年連続で男性を上回った。
年齢別では、10代が最も高く65%。以下、60代が63%、50代が61%、20代~40代が56%となり、70代が最も低く50%だった。
職業別では、主婦が最も高く70%。以下、自営業が61%、学生が58%、農業・給料生活が57%となり、無職が最も低く50%だった。
■雑誌読書率
月刊誌か週刊誌を読んでいる割合を示す雑誌読書率は、同2ポイント減の48%。過去最高の1989年より36ポイント低下した。
性別では、男性の47%(同2ポイント増)に対して、女性は49%(同6ポイント減)となり、女性が30年連続で男性を上回った。
年齢別では、60代が最も高く54%。以下、50代が52%、40代が49%、10代が46%、70代が44%、30代が40%となり、20代が最も低く38%となった。
職業別では、主婦が最も高く55%。以下、農業・自営業が52%、給料生活が46%、無職が42%の順で、学生が最も低く38%。
■月刊誌の読書状況
月刊誌読書率は同3ポイント減の35%。6年連続して40%を下回った。
性別では、男性の31%(同1ポイント減)に対して、女性は39%(同4ポイント減)と、女性が男性を8ポイント上回った。
年齢別では、50代・60代が39%、40代が37%、10代が35%、70代が32%、30代が28%の順となり、20代が最も低く26%となった。
職業別では、有識者(農業、給料生活、自営業)で4~5ポイント減少した。
毎月読む人の割合は13%。毎月ではないがときどき読む人は22%だった。
同じ月刊誌を毎号読んでいる定期読書率は12%(同2ポイント減)となった。
■週刊誌の読書状況
週刊誌の読書率は同1ポイント減の29%。ここ数年は30%前後の割合が続き、低迷している。
性別では、男性の32%(同2ポイント増)に対して、女性は27%(同3ポイント減)と、男性が女性を5ポイント上回った。
年齢別では、60代が35%と最も高く、以下、50代が30%、最も低いのは20代の18%となった。
職業別では、主婦・自営業が34%、農業が31%、給料生活が28%、無職が27%の順で、最も低いのは学生の13%となった。
毎週読む人の割合は前年と同じ5%、毎週ではないがときどき読む人は同1ポイント減の24%だった。
同じ週刊誌を毎号読んでいる定期読書率は同1ポイント増の5%となった。
■書籍の読書状況
この半年間に書籍を読んだ人の割合を示す書籍読書率は31%で、同4ポイント減少した。2011年から30%~32%前後で推移、前年は35%に増加したが、再び減少に転じた。
性別では、男女とも31%(男性は同変わらず、女性は同8ポイント減)。
年齢別では、前年に続いて10代が50%と最も高く、以下、20代が44%、50代が35%で、70代が最も低く22%となった。
職業別では、前年に続いて学生が最も高く42%。以下、主婦が35%、給料生活が34%の順で、前年同様、農業が19%と最も低かった。
過去1ヵ月の平均読書冊数は同0・2冊減の4・2冊となった。
■雑誌、書籍の購入先または借覧先と入手法
月刊誌は1位書店57%、2位スーパー・コンビニ29%、3位予約購読14%。週刊誌は1位スーパー・コンビニ48%、2位美容院・食堂・病院38%、3位書店31%。書籍は1位書店76%、2位図書館・公民館21%、3位インターネット17%。
■1日平均のマス・メディアとの接触時間
雑誌・書籍の読書時間は、読まない人も含めた全員は15分、読んだ人は36分。新聞の閲読時間は18分、テレビの視聴時間は148分、ラジオの聴取時間は42分、インターネットの利用時間は29分。
■インターネット接続機器の利用および電子書籍や電子雑誌の読書状況
パソコン・携帯電話・電子書籍端末・その他のインターネット接続機器のどれかを利用している人の割合は同5ポイント増の61%となり、この質問形式になった2012年と比べると16ポイント増加した。どれも利用していない人の割合は同4ポイント減の38%。
電子書籍・電子雑誌の読書率(よく読んでいる+ときどき読んでいる)は前年と同率の25%。

『サライ』など14誌の発売日移動/雑協・取協「流通改革プロジェクト」/業量平準化に向けて実証実験

日本雑誌協会(雑協)と日本出版取次協会(取協)が組織する流通改革プロジェクト(合同PT)は1月26日に記者会見を開き、業量平準化を目的とした雑誌の発売日移動の実証実験を行うと発表した。
実証実験では、1ヵ月の中で最も業量が集中している10日、23日、24日に発売されている雑誌のうち、まず10日と23日発売の14誌の発売日を移動する。10日発売の雑誌では、『サライ』『BE―PAL』(以上小学館)、『一個人』(ベストセラーズ)の3誌は2月号から1月9日に発売日を移動。『FINE』『FINEBOYS』『POPEYE』(以上マガジンハウス)、『MEN’SNON―NO』(集英社)、『MEN’SJOKER』(ベストセラーズ)、『MONOMax』(宝島社)、『GRIND』(ミディアム)の7誌は3月発売の4月号から9日発売に移動する。また、23日発売の『美的』(小学館)、『MAQUIA』(集英社)、『VOCE』(講談社)、『&ROSY』(宝島社)の4誌は、4月発売の6月号から22日発売に移動する。
合同PTでは、雑誌の日別の業量について、発売点数、発売冊数、重量の3項目の数値を検討し、全項目全てが上位に該当する10日、23日、24日の発売日移動を各出版社に提案した。31日間の平均重量を100とすると、1ヵ月の中で平均重量比が最も高い24日は199・39、最も低い8日は42・25と5倍近い差がある。10日と23日発売の14誌のほか、24日発売の約20誌について出版社と検討を進めており、これら全てを移動した試算では、約4倍まで格差が縮小されるとしている。
会見には、勝野聡・合同PT雑協座長・雑協物流委員長(文藝春秋)、大山恒生・合同PTスポークスマン・雑協雑誌価値再生委員長(集英社)、安西浩和・合同PT取協副委員長・取協運営委員(日本出版販売)、川崎卓行・合同PT作業部会委員・雑誌進行委員会委員(日本出版販売)、佐藤雅伸・講談社販売局担当局長、豊栖雅文・小学館マーケティング局ゼネラルマネージャーが出席。業量平準化対策のほか、合同PTが昨年4月の発足以来検討してきた、物流や取次出荷作業効率化、新聞業界との共同配送実験など出版物流改革施策の現況について説明した。
既に発売日を移動した『サライ』と『BE―PAL』について豊栖氏は、「『BE―PAL』は今期1番か2番の売行き。発売日が変わったことによるマイナス要因は全くなかった」と説明。4月から発売日を移動する小学館、集英社、講談社の美容3誌について佐藤氏は、「告知方法について3社でアイデアを出して検討を進めている。3月から4ヵ月連続で本誌や書店店頭で告知し、読者に混乱がないようにしたい」と述べた。
その他の対策では、取次各社の自家配地区の共配化推進について、2月から阪南地区のコンビニエンスストア(CVS)で共配化を開始すると報告。また、新聞業界との共同配送実験を、昨年11月にトーハンが読売新聞と神奈川県の一部地域で行い、ドラッグストア等への配送を実施。日販も朝日新聞と神奈川西部のCVS配送で実施を検討中と報告した。

「日販よい本いっぱい文庫」に感謝状/日販と児童出協に寄贈先から授与

日販と日本児童図書出版協会(児童出協)が主催する社会貢献運動「日販よい本いっぱい文庫」は1月24日、同文庫の寄贈先である「おもちゃの図書館全国連絡会」(小泉康代理事長)から感謝状を授与された。
「日販よい本いっぱい文庫」は、日販の創立15周年を記念して1964年にスタート。児童書出版社から毎年図書を寄贈してもらい、厚生労働省の後援を得て全国の児童養護施設・母子生活支援施設・障害児支援施設・小児医療施設・おもちゃ図書館などにクリスマスの時期に届けている。53回目となった2017年12月には、330ヵ所の施設に約3万冊を寄贈。スタート時から現在まで53年間の寄贈実績は延べ1万2673ヵ所、約2百万冊にのぼっている。
寄贈先の1つであるおもちゃ図書館は、障害児が楽しくおもちゃで遊べるようにと作られた施設で、全国389ヵ所の図書館が主に公共施設内に設けられている。おもちゃの図書館全国連絡会は、全国のおもちゃ図書館への情報提供や、運営の相談、ボランティア研修会、おもちゃの寄贈などの事業を行っている法人で、30数余年にわたる図書寄贈に感謝の意を表したいという同会からの申し出を受け、1月24日に日販本社で授与式が行われ、小泉理事長から日販・平林彰社長と児童出協・竹下晴信会長に感謝状が授与された。

日販が東武ブックスを傘下に

日販は1月31日、東武ブックスの普通株式について、東武鉄道が保有する株式全てを含む発行済み株式の83・3%を1月25日付で取得したと発表した。
代表取締役社長は、引き続き渡辺剛史氏が務める。商号及び屋号については、今後変更する予定としている。
東武ブックスは1976年設立、資本金1千万円。東京都墨田区に本部を構え、店舗数は25店舗(東京都11店舗・埼玉県11店舗・千葉県3店舗)。2017年1月期の売上高は32億1600万円。
日販は株式取得について、「駅立地での販売ノウハウを持つ東武ブックスと、書籍・雑誌の販売をより効率的に行い、新たな商材・業態を提案していくことで新たな書店のモデルづくりを目指していく」とコメントを発表した。

「能勢仁が語る書店史道を拓いてくれた人」/ダイヤモンド社・石山四郎氏

昭和40年代のダイヤモンド社は『断絶の時代』(P・ドラッカー著)を始め、ビジネス書のベストセラーのオンパレードでした。今でこそビジネス書は日常化されていますが、ルーツは新しいです。昭和30年代後半、山岡荘八『徳川家康』が経営者に愛読され、ベストセラーになり、書店の棚に市民権を得てビジネス書が誕生したのです。ダイヤモンド社は当時からビジネス書の牽引社でした。
書店対象の研修会がダイヤモンド社の講堂でよく行われました。小生もよく参加しました。ある時、会終了後、石山社長にお会いし、お話しを伺ったことがあります。当時私は多田屋(19店舗)で本の責任者をしておりました。店を店舗面積で分けてX店、Y店、Z店と体系化していることを話しました。その時、石山社長は、多田屋さんは県内各所に出店しているだろうが、経営戦略的には地域全体から判断する必要があるよと言われました。
それは地域一番店(リーダー店)、二番店(チャレンジャー店)、自由存在店(フォロワー店)、次の四番目が大切なんだよとおっしゃいました。それは個性店(ニッチャー店)です。
石山社長から大きな教えを戴いたこと、昨日のことのように思いだします。現在日本各地でセレクトショップが頑張っています。時代の先を読んだ石山様に今一度お礼を申し上げたいです。
(ノセ事務所代表)

講談社に大賞/読売新聞出版広告賞

新春懇親会に先立ち、読売新聞東京本社は第22回読売出版広告賞の贈賞式を開催。2017年に読売新聞に掲載された全ての出版広告の中から、講談社の「読みぞめ大人の流儀」(17年1月1日朝刊、全15段)に大賞が贈られた。
大賞の広告は、伊集院静氏のエッセイ『大人の流儀』を、コミック『進撃の巨人』に登場する超大型巨人が「ちっちゃいなぁ、俺の悩み。」のコピーとともに、涙を流しながら読んでいる内容。
贈賞式で、読売新聞社東京本社の松田陽三常務が「受賞作は、日本の出版の現状あるいはその会社の個性や伝統を表している作品ばかり。出版界や広告会社の皆様の仕事がますます上手くいくようにこの賞で支援できればと思っている」とあいさつ。講談社の森武文副社長は「巨人が伊集院先生の本を読み涙を流す。このミスマッチが非常に良かったのではないかと思っている。読者の反響も非常に大きく、書店や取次からもお褒めの言葉をいただいた」と話した。
このほか、金賞は岩波書店「広辞苑第七版」(17年12月4日朝刊全5段)、銀賞は小学館「名探偵コナン2億冊事件、犯人はあなただ!」(17年4月26日朝刊全15段)、銅賞は高橋書店「ざんねんないきもの事典」(17年6月16日朝刊全5段)、特別賞は朝日出版社「パリのかわいいお菓子づくり」(17年11月14日朝刊3段8割)が受賞した。

「活字文化の力を強固に」渡辺代表取締役主筆があいさつ/読売新聞社新春懇親会

読売新聞社は1月31日、東京都千代田区のパレスホテル東京で、書店、出版社、取次など出版業界関係者ら約600名を招いて新春懇親会を開催した。活字文化議員連盟の細田博之会長、子どもの未来を考える議員連盟の河村建夫会長らも出席した。
冒頭であいさつした読売新聞グループ本社・渡辺恒雄代表取締役主筆は、紙と活字の文化が子どもたちの教養を育むために重要な役割を果たしていることを指摘し、デジタル文化の隆盛に憂慮を示して、「活字文化の力を維持し強固なものにしていくために、出版界、新聞界、政界の有志の方々の力を借りて頑張っていかなければならない」と決意を示した。また、この日贈賞式が行われた読売出版広告賞について触れ、「市場を拡大するために必須なのが広告文化。魅力的な広告で出版物の売行きが良くなり、日本の少年・若者たちの文化水準が上がって優秀な人材が育つという好循環をもたらす。皆さんとともに知恵を出しあって努力していきたい」と述べた。
来賓を代表してあいさつした日書連の舩坂良雄会長は、「書店の経営環境改善のために出版業界が知恵を出しあい、課題の解決に取り組む実務者会議の設置を提案した。出版社、取次と立場は違えど思いは同じだと感じている。また書店経営に深刻なダメージを与えている万引問題でも、出版業界が協力して対策本部を立ち上げた。日書連は今年も全国の書店を守るために取組みを続けていく」と述べて乾杯の音頭を取った。
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