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令和元年10月15日号
決済手数料の増加、経営を圧迫/神奈川組合から意見書、政策委員会中心に対策検討へ/日書連理事会

日書連(矢幡秀治会長)は9月19日、東京都千代田区の書店会館で定例理事会を開催。神奈川県書店商業組合(松信裕理事長)から提案された、キャッシュレス化に伴う決済手数料を出版社・取次も応分負担することと、ICタグ導入の2点を求める意見書について審議し、日書連として検討を進めることを承認した。

[政策委員会]
神奈川組合は8月23日に横浜市中区で開いた第42回通常総会で、日書連に対する意見書を採択。内容は①キャッシュレス化の進展に伴う決済手数料の増加は、書店の廃業の大きな原因の一つとなっており、出版社と取次にも応分の負担を求めたい、②書店現場の生産性向上のため、ICタグを導入してほしい――の2点。書店の廃業をこれ以上増やさないため、日書連が出版社・取次と協議するよう提案している。
神奈川組合の考えを説明した松信裕理事(神奈川)は、「政府はキャッシュレス化を推進している。非現金取引の増加に伴う手数料の増加が書店経営の大きな負担になっている。日書連は粗利益30%以上実現を目指して運動しているが、収益改善を図るための別の切り口として、出版社と取次に決済手数料について応分の負担を求めてもいいのではないか」と述べた。
面屋龍延副会長は「この20年間で、書店店頭での決済にクレジットカードの使用が大幅に増加。3~5%の手数料を支払い、売上げの1~3割に達している」と手数料が現場の重荷になっている現状を指摘。「手数料についての話し合いを行うことは、粗利益30%以上実現の運動を進める上でも大事なこと」と述べた。
日本出版インフラセンター(JPO)の理事を務める藤原直副会長は、出版業界のICタグへの取り組みを説明。「ICタグについてはJPO内に委員会を設置して検討・研究を始めたが、現段階ではコスト等の問題もあって進展していない。経済産業省とコンビニ各社による実証実験の動きなどをにらみながら、側面からでもプッシュしていきたい」と述べた。
矢幡会長は「キャッシュレス決済に伴う手数料増加への懸念の声は色々なところで聞いている。日書連としては、粗利益30%以上実現を目指す運動の中で、出版社・取次と手数料の問題を話し合っていきたい。ただキャッシュレス化は政府が推進しているので、政府に訴える方法も探っていきたい。ICタグの導入については事あるごとにプッシュしていく」と述べ、神奈川組合の提案について政策委員会を中心に検討を進めていく方針を示した。
このほか政策委員会では、2013年6月から3期6年にわたり会長を務め、今年6月に退任した舩坂良雄前会長の相談役就任を承認した。
また、本の学校が10月27日に東京・千代田区の専修大学神田キャンパスで開催する「本の学校出版産業シンポジウム2019in東京」の協賛を承認した。
[指導教育委員会]
鈴木喜重委員長は、書店が生き残るための粗利益30%以上実現を目指す運動で、書店環境改善実務者会議や出版社・取次への訪問、「出版業界3者『実務者会議』への試案」の公表など、今までの活動について改めて説明した。
面屋龍延実務者会議座長は、昨年11月、粗利益30%以上の実現について書店の立場から考えをまとめた「試案」を作成。これを持って出版社・取次と再度意見交換を行い、街の書店の経営を維持するための施策や、返品を減らすため現在の制度の見直しを検討する協議会の立ち上げなどを提案した経緯を説明した。
[読書推進委員会]
春井宏之委員長は、今年から日書連が事務局を務める「本の日」について①図書カードプレゼントキャンペーン、②1日店長イベント、③ブックカバー大賞、④雑協会員社の雑誌へのPR広告掲載――を軸に展開すると説明し、「本を読む人を増やさなければ業界は良くならない。積極的にチャレンジしたい」と述べた。矢幡会長は「業界あげてのキャンペーン。協力してほしい」と呼びかけた。
また、来年4月20日~30日に実施する第24回「春の書店くじ」で、店頭活性化活動の一環として行っていた書店くじ50枚の無料配布を再開すると報告した。
[組織委員会]
中山寿賀雄委員長は、各都道府県組合の加入・脱退状況を報告。6月期は加入2店・脱退15店で13店純減、7月期は加入2店・脱退10店で8店純減、8月期は加入なし・脱退10店で10店純減し、8月末現在の日書連の推定所属員数は3070店になった。
また、全国に10あるブロック会(北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州)の位置づけを明確化するため、各ブロック会の規約や活動実態について調査していると報告した。
[流通改善委員会]
藤原直委員長は、18日開催の同委員会の中で行われた、JPO・渡辺政信専務理事らによる「出版情報登録センター(JPRO)の現状と今後」の説明会の模様を報告。書店・図書館向けに近刊情報・既刊情報を発信する「BooksPRO」を来年3月から提供すること、情報の一元化を図り業界統一インフラの構築を目指すことなどの説明があったとした。
また、公共図書館プロジェクトから活字文化議員連盟に提出された「公共図書館―『新しい公共』の実現をめざす―」(答申)の冊子が作成されたと報告。図書納入で地域書店を優先するよう、この冊子を活用して各自の地元で働きかけてほしいと呼びかけた。
[取引改善委員会]
柴﨑繁委員長は、返品現地処理の問題について報告。出版社や取次と意見交換を重ね、着実に前進していると手応えを語った。
[広報委員会]
面屋龍延委員長は、5月以降、計27組合の総会記事を全国書店新聞に掲載したと報告。「組合活動を組合加入書店に知らせるため、各都道府県の広報委員は総会・理事会は必ず取材し、全国書店新聞編集部に記事を送ってほしい」と求めた。また、各組合の総会・理事会開催月を調査し、総会・理事会記事の掲載促進に役立てたいと述べた。
[書店再生委員会]
渡部満委員長は、直近の再販相談事例はなかったことを報告した。

新理事に鈴木、平井、森の3氏/日書連・小売公取協臨時総会

日書連は9月19日、東京・千代田区の書店会館で臨時総会を開催。役員補充選挙を行い、退任した西猛(福島・西沢書店)、舩坂良雄(東京・大盛堂書店)、山本秀明(広島・金正堂)の各理事に代わり、新理事に鈴木雅文(福島・昭和堂書店)、平井久朗(東京・ビーブックス)、森朗(広島・森書店)の各氏を選任した。

出版物小売業公正取引協議会は9月19日、東京・千代田区の書店会館で臨時総会を開催。役員補充選挙を行い、退任した西猛(福島・西沢書店)、舩坂良雄(東京・大盛堂書店)、山本秀明(広島・金正堂)の各理事に代わり、新理事に鈴木雅文(福島・昭和堂書店)、平井久朗(東京・ビーブックス)、森朗(広島・森書店)の各氏を選任した。

第8回「九州選書市2019」/過去最多135社が出展/157書店・269名が来場

第8回「九州選書市2019」(主催=福岡県書店商業組合、共催=佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島各県書店商業組合)が9月18日に福岡市中央区の電気ビル共創館みらいホールで開催された。
九州選書市は、過去最多の135の出版社・業界関連会社が出展。3階会場に地元出版社と児童書出版社の29ブース30社、4階会場に102ブース105社の2会場で開催され、157書店269名が来場した。
開催にあたってはトーハン会・日販会両会の協力を得るとともに、トーハン・日販・大阪屋栗田・日教販の各取次には準備・企画・運営の全段階でサポートを受けた。また、天龍運輸・テジマ両社の協力により、「案内状」「出展出版社紹介パンフレット」を九州各県及び山口の全書店に配送した。さらに、LINEFukuokaの協力の下、初の試みとしてLINEの「OpenChat」を利用して参加書店・出展出版社でリアルタイムの情報交換を行った。選書市終了後も閉鎖せず情報入力が可能で、来年以降の選書市でも引き続き使用する予定。
開催に先立ち行われたセレモニーで、「九州選書市2019」実行委員会の安永寛委員長(福岡県書店商業組合理事長)は「今日は積極的に書店に会い、売り込んでいってほしい。九州は東京・大阪に比べるとだいぶ売上げが少ない。以前は版元さんが九州隅々まで営業に回っていたが、今は予算の関係上難しくなった。今日は九州一円からたくさんの書店が来る。是非版元の皆さんには書店を捕まえて仲良くなり、自社のファンを作って欲しい。100人ファンを作ったら100冊本は売れる。それぐらいの意気込みで頑張ってほしい」とあいさつした。
選書市は午前10時に開会し、昨年より終了時間を1時間延長して午後5時までとした。イベント会場では昨年も好評だった「絵本の読み聞かせの基本講座」「POP作成講座」が実施された。
実行委員会では、出版社・書店に喜ばれる選書市を今後も目指し、来年以降も改善を進めて開催していくとしている。
(加来晋也広報委員)

台風被害の書店に見舞金/書店環境改善へ活発な議論進める/千葉総会

千葉県書店商業組合(鈴木喜重理事長)は9月24日、千葉市中央区の千葉県書店会館で第36期通常総会を開催し、組合員49名(委任状含む)が出席した。
総会は中島浩副理事長の司会で進行し、仁木俊行副理事長が開会の辞。あいさつを行った鈴木理事長は、「書店の業績が良くないので皆さん苦心のうえ工夫して営業していると思う。お互いに成果を持ち寄って、組合として書店が書店らしくやっていけるようにしていきたい」と前置きし、書店の粗利益30%以上実現を目指す日書連の運動について言及。業界3者による「実務者会議」の開催や、主要出版社・取次を再度訪問し、街の書店の経営を維持するための施策等について提案を行ったことを説明し、今後さらに日書連で議論を活発にさせていきたいと述べた。
続いて鈴木理事長を議長に選任して議案審議を行い、第36期事業報告、収支決算書、監査報告、第37期事業計画案、収支予算案など全ての議案を原案通り承認可決した。
第36期事業報告では、3つの県立図書館への図書納入や、組合員への図書・暦・県民手帳の販売、図書館への図書装備による収入からなる共同販売事業収入は、前期比で大幅増となったことを報告した。第37期は、①官公庁、業務用資材の共同販売事業②会館の貸付利用事業③組合支部組織の活性化④日書連における書店経営健全化への推進⑤出版物再販維持運動の継続――等の事業計画を推進する。
また、台風15号による被害状況について組合員にアンケート調査を行い、その報告を元に被災書店に見舞金を支給したいと鈴木理事長から提案があり、これを承認した。
総会終了後は、出版社、取次などを交えて懇親会を開催した。

二階堂衞司理事長を再選/「消費冷え込みへ対策を」/大分総会

大分県書店商業組合(二階堂衞司理事長)は9月26日、大分市の大分図書で第35回通常総会を開催、組合員31名(委任状含む)が出席した。
総会は渕副理事長の開会宣言で始まり、議長に二階堂理事長を選任して議案審議を行った。
第1号議案は、決算書報告を事務局の甲斐氏より、監査報告を藤井監事より行い、承認を得た。
第2号議案では、任期満了に伴う理事・監事の選任を行い、理事11名・監事2名を選任。別室で理事長・副理事長の互選を行い、二階堂衞司理事長(二海堂書店)、渕英樹副理事長(渕書店)、樋口純一副理事長(ブックスプラザひぐち)を再選した。
二階堂理事長はあいさつで10月からの消費税増税について触れ、「駆け込み消費は、税率が5%や8%に引き上げられた時のようには起きておらず、消費者の財布のひもは固くなったようだ。出版業界からの軽減税率適用の要請は見送られたが、運動は続けていくべきだ」と述べたほか、大分県内の事業所のうちキャッシュレス・ポイント還元事業の登録は約20%となっていると説明。増税後の消費冷え込みへの対策として、同事業への登録の必要性を指摘した。
日書連活動については、街の書店の減少を食い止めるため、粗利益30%以上実現の運動を今後も続けていくと説明。また、「先日行われた九州選書市で、参加書店から独自の書棚づくりの話をよく聞いた。今こそそれが必要なのではないか」と述べ、11月1日から行われる「本の日」キャンペーンなどを活用して書店からの消費者離れを防いでいこうと呼びかけた。
第3号議案では新年度予算案を承認。最後に二階堂理事長の閉会宣言で総会を終了した。
(大隈智昭広報委員)

「春夏秋冬本屋です」/「銀座名物!本の露天販売」/東京・教文館取締役・森岡新

「いかがですかー、本日発売でーす」
銀座四丁目に美声?がこだまするのは、華やかなりし90年代。間口の狭い入口を縦横無尽に使って、まるで花壇のように商品を並べ、銀座通りの路上を1つの売場にするのです。道路交通法上違反とは知りつつ勢いに任せて、なんとなく許されていたようです。
雑誌の創刊ラッシュもあり、売る喜びに満ち溢れ、店頭販売は好調に続きました。
閉店後の夜の時間は、前社長中村義治による名物露天商が始まります。棚を整え、売筋商品を散りばめて、我々はお役御免です。銀座通りを行く粋な面々や業界人との何気無い濃い会話を楽しんでいた、根っからの商売人だったことが思い出されます。
本屋は、静かで比較的待ちの商売ですが、表に定期的に出て行き、出来立ての旬の商材をアピールする商法は、近隣へ迷惑をお掛けしたかも知れませんが、店も銀座も盛り上げたい一心でした。
92年の『一杯のかけそば』はその中でも印象的な出来事で、顔を上げる暇もないほど飛ぶように売れる、正にそんな体験をしたものです。『ハリー・ポッターと賢者の石』『ミシュランガイド東京』等、新しいものが世に出て行く様を露店で見てきました。
店頭から見える景色は変わらず華やかですが、道行く人は忙しく、対面販売の難しさも変わらない中、売る喜びを体感して欲しいと思っています。

訃報

高市健次氏(たかいち・けんじ=帯伊書店代表取締役社長、和歌山県書店商業組合理事長、日書連理事)
10月1日に逝去した。享年67歳。通夜は10月4日、告別式は同5日、和歌山市の吹上ホールで営まれた。喪主は妻の知佳子さん。

雑誌発売日励行委員会京都・滋賀が合同会議/滋賀で深刻な違反事例

京都府と滋賀県による「雑誌発売日励行委員会京滋合同会議」が9月6日、京都市中京区のモリタ屋木屋町店で開催された。
京都6名、滋賀4名、取次4名の計14名が出席した合同会議は、川勝委員長の開会宣言の後、議事を行った。
京都地区からの発売日違反報告はなかったが、滋賀地区からは平井副理事長(文平堂書店)の指摘により名神高速道路のパーキングエリア(PA)2ヵ所で複数の週刊誌の前日販売が確認されたとの報告があった。対策として卸元の販売会社に連絡し、その結果、翌週には対応が取られ、前渡しされているものの早売りはなかった。しかし、報告書によれば、このPAでは以前から違反が繰り返されており、看過できない深刻な事態として議論が白熱した。
議事終了後、滋賀県の寺岡委員長(小学館パブリッシング・サービス大阪営業部)が閉会あいさつし、いったん持ち帰って本部委員会にも上程するとした。
この後、懇親会を行い、京都組合・犬石理事長(犬石書店)の発声で乾杯。歓談の後、滋賀組合・吉田理事長(ヨシダ書店)の中締めのあいさつで終了した。
(若林久嗣広報委員)

書店関係では木野村、村田、今西3氏を顕彰/出版功労者顕彰会

日本出版クラブは10月4日、神奈川・箱根芦ノ湖畔の出版平和堂で「第51回出版功労者顕彰会」を執り行い、次の11氏を出版功労者として新たに顕彰した。
▽版元関係=中島朝彦(同文舘出版代表取締役社長)、浜田博信(講談社代表取締役副社長)、淺香淳(音楽之友社代表取締役社長)、植田康夫(読書人代表取締役社長)、小峰紀雄(小峰書店代表取締役社長)▽取次関係=鈴木一郎(大阪屋代表取締役社長)、志村永一(東京出版販売専務取締役)、秋山秀俊(中央社代表取締役社長)
▽書店関係=木野村祐助(東文堂本店代表取締役社長)、村田正喜(学友堂代表取締役)、今西英雄(今西書店代表取締役)

「ブックスプロ」来年3月に提供開始/出版情報登録センター説明会

日本出版インフラセンター(JPO)は9月17日、東京・千代田区の一橋講堂で出版情報登録センター(JPRO)説明会「~JPROMORE―出版社・取次会社・書店・図書館をつなぐ『今』と『未来図』~」を開催した。第1部では来年3月提供予定の書店・図書館向け出版情報提供サービス「BooksPRO」(ブックスプロ)、第2部では10月以降の電子出版物登録新方式について説明した。
ブックスプロは、書店や図書館といった書籍のプロへ向けて情報の「見える化」を目指すもの。最大半年先までの近刊情報や既刊情報と、重版情報やプロモーション情報も提供。情報一元化と情報格差解消を図るとしている。
説明会の冒頭、JPO・相賀昌宏代表理事(小学館)は「JPOに未加盟の出版社は加盟を検討していただきたい」、トーハン・川上浩明副社長は「トーハンが進めるマーケットインのインフラとなるのがJPROデータ。ブックスプロの活用については最大限の協力体制で臨む」とあいさつした。
第1部では、はじめにスペシャルゲストとして紀伊國屋書店・高井昌史会長兼社長が登壇。「ブックスプロでは近刊の試し読みができ、内容を吟味した上で書籍を事前に発注できるようになる。取次や出版社の受発注サイトにリンクすることで、書店からの発注業務が一段と効果的になる。登録件数をさらに増やし、出版前情報の登録を100%に」と期待を寄せた。
続いて、JPRO管理委員会・柳本重民委員長(集英社)と同・田中敏隆委員長代理(小学館)が「JPROの今と未来図」と題して発表した。
JPROの基本書誌情報登録数は15年の76万点から19年の237万点へと、発足から4年間で3倍に急成長。近刊情報登録率も今年7月に70%を超え、書籍新刊委託扱いでは75・2%に達したことを明らかにし、電子出版物については現在の20万点から50万点を目指すとした。出版社には「早い登録」「質の高い情報」「多くの点数の登録」の3点を求めた。
ブックスプロについては、将来的に「s-book」「Webまるこ」「WebHotLine」「Bookインタラクティブ」「TONETS-V」「NOCS7」といった注文サイトや近刊予約との連携も視野に入れているとして、「書店が選ぶ売りたい本を売りたいだけ仕入れるマーケットインを目指す」ことを説明した。
このあと、田中氏をコーディネーターに、原書房・成瀬雅人社長、ダイヤモンド社・井上直取締役、三省堂書店・亀井宗雄専務、日販・安西浩和専務、柳本委員長をパネリストに迎え、パネルディスカッションを行った。
最後に、日書連・矢幡秀治会長(真光書店)が「書誌情報の一元化は非常に重要。書店も協力していきたい」とあいさつした。

大阪屋栗田、楽天ブックスネットワークへ社名変更/11月1日から

大阪屋栗田(服部達也社長)は10月4日、11月1日に「株式会社大阪屋栗田」から「楽天ブックスネットワーク株式会社」へ社名を変更すると発表した。
社名変更により、親会社である楽天とのシナジーをより強固なものにするとともに、出版社等の株主各社との連携のもと、書店へのサービスネットワークをさらに拡充することを目指すとしている。

売上高前年比3・7%の減/売上総利益率は1・30ポイント減/日販『書店経営指標』

日販は、全国74企業615店舗の経営関連データを収集分析した『書店経営指標』2019年版を発行した。企業ベースの主な実績をみると、売上高は前年比3・7%減、売上総利益は同4・3%減。Book専業・複合別に売上総利益を比較すると、Book売上構成比が80%以上の専業企業は同8・4%減となったのに対し、50%以上80%未満の複合企業が同4・0%減、25%以上50%未満の複合企業が同1・3%減と、複合化が進むにつれて増加する結果となった。
『書店経営指標』の企業編では、書店事業以外の事業の拡大に伴い、調査集計を企業の全売上高に占めるBookの売上構成比が25%以上とし、Book売上構成比が80%以上の企業を「Book専業」、50%以上80%未満を「Book複合1」、25%以上50%未満を「Book複合2」として分析している。
主な商材の売上高は、全体平均でBookが前年比5・3%減、文具が6・5%増、レンタル・セルが同8・8%減だった。売上高構成比の全体平均は、Bookが62・3%、文具が9・1%、レンタル・セルが12・7%。
企業ベースで実績をみると、収益性の総合指標である総資本対経常利益率の全体平均は0・86%で、同0・19ポイント増加した。「Book専業」では0・61%と同1・92ポイント増加し、4年ぶりのプラスとなった。自己資本対経常利益率は同2・18ポイント増加し5・19%。「Book専業」は4・75%で、同6・56ポイント増と大きく改善した。
売上総利益率は全体平均が26・53%で、同1・30ポイント減。「Book専業」では同0・70ポイント減少し23・02%だった。経常利益率は0・44%と同0・07ポイント減少したが、「Book専業」では同0・21ポイント増の0・11%と、4年ぶりのプラスになった。
総資本回転率は、高いほど資本活用率が良いが、全体平均は1・38回で、同0・44回減。「Book専業」では同0・44回減少し1・14回だった。粗利益率と回転率から在庫効率をはかる商品投下資本粗利益率は、高いほど良い。全体平均は107・45%で、同14・72ポイント減少した。特に「Book複合2」では176・23%と同60・19ポイント減少している。商品回転率は4・05回で、同0・34回減。「Book専業」では3・48回と同0・05回増加したが、「Book複合2」では5・15回と同1・88回減少している。
返済義務のない自己資本の割合を表す総資本対自己資本比率は、全体平均が11・51%で、同5・79ポイント減少した。短期的な支払能力を示す流動比率は102・46%で、同17・17ポイント減少。短期的な負債に対する支払能力を示す当座比率は28・52%で、同5・02ポイント減少した。
店舗ベースの売上高は全体平均で同2・8%減だった。立地別にみると、最も高い立地は「駅前」で0・8%減、低い立地は「郊外」で4・2%減。収益性では、売上総利益率の全体平均は、同店舗で比較した場合に同1・0ポイント増の29・1%、営業利益率は同0・4ポイント増の2・5%だった。売上総利益率が最も増加した立地は「商店街」で同1・1ポイント増の26・6%、営業利益率が最も増加したのは「駅前」で同1・0ポイント増の2・1%となった。
〔調査企業の内訳〕
▽Book専業・複合別=「Book専業」27・3%、「Book複合1」48・5%、「Book複合2」24・2%
▽収益(経常利益率)別=「1%以上3%未満」10・3%、「0%以上1%未満」51・8%、「0%未満」37・9%
▽売上規模別=「100億円以上」27・6%、「50億円以上100億円未満」10・3%、「10億円以上50億円未満」34・5%、「10億円未満」27・6%

『書店経営指標』2019年版(B5判58ページ、頒価本体1500円)に関する問合せは、日販営業推進室出版流通学院まで。℡03(3233)4791

11月6日にBOOKEXPO2019

今年9回目を迎える書店向け商談会「BOOKEXPO2019秋の陣~楽しめ!書店人~」が11月6日(水)午前11時~午後6時(午前10時40分にセレモニー)、大阪市北区のグランフロント大阪で開催される。同実行委員会(洞本昌哉実行委員長)が主催、日書連など後援。
今回は過去最多の238社249ブースが出展。当日は「西日本POP王決定戦」の表彰式や、児童書コーナーの専用イベントスペースで絵本作家谷口智則氏のサイン会&ワークショップ、「OsakaBookOneProject」第7回受賞作『天下一の軽口男』の著者木下昌輝氏のサイン会など、盛りだくさんのイベントを行う。
問い合わせは同実行委員会事務局の出版文化産業振興財団(JPIC)まで。℡03(5211)7282、電子メール bookexpo@jpic.or.jp

日書連のうごき

9月1日関東ブロック会総会に矢幡会長が出席。
9月2日出版物小売公取協でダイヤモンド社訪問。全国中小小売商団体連絡会に事務局が出席。
9月3日万引防止出版対策本部に事務局が出席。定期会計監査。
9月4日JPO運営幹事会に事務局が出席。CDVJ主催セミナーに矢幡会長が出席。
9月5日政策委員会に矢幡会長、鈴木、藤原、中山、面屋、柴﨑、渡部、春井各副会長が出席。雑誌コード管理委員会に柴﨑副会長が出席。
9月10日出版平和堂実行委員会に事務局が出席。JPO理事会に藤原副会長が出席。
9月11日全国中央会商業・サービス業合同専門委員会に事務局が出席。書店くじで取次協会との打合会に事務局が出席。
9月12日出版協との意見交換に矢幡会長が出席。出版物小売公取協打合会に同・元永専務、日書連・渡部副会長が出席。JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。
9月13日図書館サポート委員会に髙島顧問が出席。書店再生財団臨時理事会。
9月17日JPRO説明会に矢幡会長が出席。消費者庁表示課長との意見交換会に事務局が出席。東日本地区Oak友の会研修会・懇親会に矢幡会長が出席。
9月18日各種委員会・部会。舩坂前会長に感謝する会に役員出席。
9月19日定例理事会。
9月24日千葉県組合総会に事務局が出席。
9月25日書店大商談会に矢幡会長が出席。
9月30日日本図書普及取締役会に藤原副会長が出席。JPIC役員会に矢幡会長が出席。全国中小小売商団体連絡会に事務局が出席。

「本の日」周知に協力訴え/キャンペーン準備、順調に進む/書店新風会、京都で第60回総会

書店新風会は9月26日、第60回記念の地方総会を、大垣書店を幹事店に京都で開催し、会員書店、出版社、取次など総勢173名が出席した。大垣守弘会長(大垣書店)は「本の日」周知へ協力を呼びかけ、キャンペーンの準備状況を報告した。また、来年の地方総会は山陰で開催し、今井書店が幹事店を務めることを決めた。
京都市下京区のからすま京都ホテルで会員書店のみによる総会を開催し、会員増強や「本の日」キャンペーンについて審議。総会終了後、大垣書店京都本店の臨店研修と大徳寺の拝観を行い、京都市左京区のエクシブ京都八瀬離宮に会場を移して懇親会を開催した。
懇親会の冒頭、大垣会長は今年で2回目となる「本の日」について、「今年から日書連が事務局を務め、出版社・書店などから寄せられた協賛金は目標に近い570万円に達した。図書カードプレゼントキャンペーンや1日店長イベントなど様々な企画に予算を振り分け、展開の準備をしている。また、日本雑誌協会の会員社に協力要請したPR広告の掲載も25社69誌から申し込みがあった」と報告し、出版関係者の理解と協力に謝意を示した。
さらに、「地方書店が話をしても、出版界の大きな流れを変えることはできないかもしれない。でも、ここで諦めたら書店は早いスピードで無くなる。11月1日の1日だけ本が売れても仕方ないかもしれないが、365日は1日1日の積み重ね。毎日全力で取り組むことで成果が出る。本屋に行って本を買おうという気持ちを拡げてもらえたらうれしい」と述べ、「本の日」の周知を訴えた。
来賓を代表してあいさつしたトーハン・近藤敏貴社長は、マーケットイン流通への転換について「誰も儲からない業界の中で、何とかこの業界を変えて生き残ろうと提案している。みんなが利益をあげられる業界にしたい。出版情報登録センター(JPRO)の登録者数も増え、返品を減らすために一部買い切りでやってみようといった提案も増えている」と述べ、トーハンの9月上期決算について「前年比100%の目標は立てていないが、それは達成できる見込み。返品率は改善し、送返品のバランスも取れている」と良い方向に向かっていることを強調。乾杯の音頭をとった。
歓談の後、京都市・京都新聞・京都出版文化協会等で構成する実行委員会が主催し、大垣会長も副実行委員長として参画する「京都文学賞」について作家いしいしんじ氏が説明した。
続いて、次回開催地山陰の今井書店・中尾行雄会長と島秀佳社長があいさつ。大垣書店スタッフ紹介の後、日書連が05年に「文字・活字文化振興法」制定を記念して制作した音楽CD「サァー本屋さんへ行こう!」を出席者全員で合唱し、大垣書店・大垣全央副社長の謝辞で閉会した。

「本の日」ブックカバー/全国167店舗で購入客に配布

日書連が事務局を務める「本の日」実行委員会(矢幡秀治代表)は、本の日を全国に周知する企画として「『本の日』ブックカバー大賞」を実施するが、ブックカバーを配布する全国の書店167店舗を発表した。
「『本の日』ブックカバー大賞」は、文庫のブックカバーのデザインを一般公募し、大賞を始め各入賞作品を決定。大賞作品をブックカバーに印刷して参加を申し込んだ書店に配送し、本の日の11月1日から店頭で文庫の購入客にブックカバーを配布する。

〔「本の日」ブックカバー配布書店〕
※企業名五十音順
▽あおい書店=あおい書店西春店(愛知県北名古屋市)▽アバンティブックセンター=京都店(京都府京都市南区)▽今井書店=吉成店(鳥取県鳥取市)倉吉パープルタウン店(鳥取県倉吉市)アプト店(鳥取県東伯郡)本の学校今井ブックセンター(鳥取県米子市)境港店(鳥取県境港市)プラーナ店(島根県安来市)グループセンター店(島根県松江市)出雲店(島根県出雲市)ゆめタウン浜田店(島根県浜田市)▽岩下=岩下書店(栃木県足利市)▽岩瀬書店=岩瀬書店富久山店プラスゲオ(福島県郡山市)▽うさぎや=長町店(宮城県仙台市太白区)白石店(宮城県白石市)矢板店(栃木県矢板市)宇都宮テクノ店、作新学院前店、宇都宮駅東口店、宇都宮戸祭店、宇都宮東簗瀬店(栃木県宇都宮市)自治医大店(栃木県下野市)栃木城内店(栃木県栃木市)益子店(栃木県芳賀郡)所沢山口店、新所沢店(埼玉県所沢市)大利根店(埼玉県加須市)▽ABC安部書店=ABC安部書店エルパ店(福井県福井市)▽大垣書店=イオンモールKYOTO店、イオンモール京都桂川店(京都府京都市南区)烏丸三条店、二条駅店、四条店(京都府京都市中京区)京都本店、京都ヨドバシ店、高島屋店(京都府京都市下京区)イオンモール京都五条店、京都ファミリー店(京都府京都市右京区)高野店(京都府京都市左京区)ビブレ店(京都府京都市北区)ブックパル五条店(京都府京都市西京区)神戸ハーバーランドumie店、プリコ神戸店(兵庫県神戸市中央区)フォレオ大津一里山店(滋賀県大津市)高槻店(大阪府高槻市)イオンモール堺鉄砲町店(大阪府堺市堺区)豊中緑丘店(大阪府豊中市)イオンモール富士宮店(静岡県富士宮市)マルヤマクラス店(北海道札幌市中央区)▽笠原書店=笠原書店岡谷本店(長野県岡谷市)▽勝木書店=勝木書店本店、SuperKaBoS新二の宮店(福井県福井市)SuperKaBoSプラスゲオ敦賀店(福井県敦賀市)KaBoS大桑店(石川県金沢市)KaBoSららぽーと柏の葉店(千葉県柏市)KaBoSららぽーと新三郷店(埼玉県三郷市)▽煥乎堂=本店(群馬県前橋市)▽金高堂=金高堂土佐山田店(高知県香美市)金高堂野市店(高知県香南市)金高堂朝倉ブックセンター、金高堂書店(高知県高知市)▽啓林堂書店=郡山店(奈良県大和郡山市)新大宮店、奈良店、学園前店(奈良県奈良市)生駒店(奈良県生駒市)▽晃星堂書店=本町店(大分県大分市)▽廣文館=金座街本店(広島県広島市中区)▽好文堂書店=好文堂書店本店(長崎県長崎市)▽三省堂書店=神保町本店(東京都千代田区)▽三和書房=本店(兵庫県尼崎市)▽島森書店=鎌倉本店(神奈川県鎌倉市)▽自由書房=自由書房EX高島屋店(岐阜県岐阜市)▽真光書店=真光書店北口本店(東京都調布市)▽誠林堂=誠林堂(長野県諏訪市)▽大盛堂書店=大盛堂書店(東京都渋谷区)▽卓示書店=卓示書店河口湖BELL店(山梨県南都留郡)▽田中書店=妻ヶ丘本店(宮崎県都城市)▽ティーブックセラーズ=ブックマルシェ我孫子店(千葉県我孫子市)ブックマルシェ上尾店(埼玉県上尾市)▽東京ブッククラブ=オークスブックセンター東京ドームシティ店(東京都文京区)▽成田本店=しんまち店、サンロード店、つくだ店(青森県青森市)みなと高台店(青森県八戸市)▽明屋書店=MEGA新下関店(山口県下関市)SerenDip明屋書店アエル店(愛媛県松山市)行橋行事店(福岡県行橋市)高城店(大分県大分市)金龍堂まるぶん店(熊本県熊本市中央区)▽八文字屋=みずほ八文字屋(山形県酒田市)丸井八文字屋(山形県新庄市)八文字屋本店(山形県山形市)TENDO八文字屋(山形県天童市)八文字屋鶴岡店(山形県鶴岡市)▽久美堂=本店、小田急店、四丁目店、本町田店、玉川学園店(東京都町田市)愛川店(神奈川県愛甲郡)伊勢原店(神奈川県伊勢原市)▽福岡金文堂=福岡金文堂本店(福岡県福岡市中央区)福岡金文堂大橋駅店(福岡県福岡市南区)福岡金文堂姪浜南店(福岡県福岡市西区)福岡金文堂行橋店(福岡県行橋市)金明堂京町店、福岡金文堂イオン大塔店、金明堂日野店、金明堂大野モール店(長崎県佐世保市)▽ブックエース=ブックエース茨大前店、ブックエース酒門店、ブックエース見和店、川又書店エクセル店、川又書店県庁店、川又書店水戸駅プラムストリート店(茨城県水戸市)ブックエース東海店(茨城県那珂郡)ブックエース下妻店(茨城県下妻市)ブックエース総和店(茨城県古河市)ブックエース結城店(茨城県結城市)ブックエース新取手店(茨城県取手市)ブックエース日立鮎川店(茨城県日立市)ブックエース下館店(茨城県筑西市)ブックエースTSUTAYA坂東店(茨城県坂東市)ブックエースTSUTAYA勝田東石川店(茨城県ひたちなか市)TSUTAYALALAガーデンつくば(茨城県つくば市)TSUTAYAピアシティ石岡店(茨城県石岡市)ブックエース内郷店、ブックエース小名浜住吉店、ブックエース上荒川店、ブックエース植田店、ブックエースイオンモールいわき小名浜店(福島県いわき市)TSUTAYA杉戸店(埼玉県北葛飾郡)TSUTAYA春日部16号線店(埼玉県春日部市)ブックエース成田赤坂店(千葉県成田市)▽ブックスステーション=田野倉店(山梨県都留市)▽ブックスタマ=ブックスタマ小作店(東京都羽村市)ブックスタマ東村山店(東京都東村山市)ブックスタマ武蔵小山店(東京都品川区)▽文苑堂書店=福田本店、野村店、清水町店、戸出店(富山県高岡市)小杉店、新湊店(富山県射水市)本郷店、藤の木店、富山豊田店(富山県富山市)魚津サンプラザ店(富山県魚津市)▽文真堂書店=ブックマンズアカデミー前橋店(群馬県前橋市)▽豊川堂=本店(愛知県豊橋市)セントファーレ田原店(愛知県田原市)ささしまグローバルゲート店(愛知県名古屋市中村区)▽星野書店=星野書店(山梨県甲府市)▽北海道大学生活協同組合=書籍部クラーク店(北海道札幌市北区)▽明正堂=明正堂アトレ上野店(東京都台東区)▽八重洲ブックセンター=八重洲ブックセンター本店(東京都中央区)▽やま路書店=ブックガーデンYAMAJI(長野県木曽郡)▽有隣堂=横浜駅西口ジョイナス店(神奈川県横浜市西区)たまプラーザテラス店(神奈川県横浜市青葉区)アトレ川崎店(神奈川県川崎市川崎区)テラスモール湘南店(神奈川県藤沢市)アトレ恵比寿店(東京都渋谷区)▽柳正堂書店=オギノリバーシティーSC店(山梨県中央市)オギノバリオ店(山梨県甲府市)甲府昭和イトーヨーカドー店(山梨県中巨摩郡)▽朗月堂書店=朗月堂本店(山梨県甲府市)

10月26日、27日の両日開催/神保町BF

読書週間の恒例イベント・第29回「神保町ブックフェスティバル」(神田古本まつり協賛)が今年は10月26日(土)、27日(日)の両日、東京都千代田区神田神保町のすずらん通り、さくら通り、神保町三井ビルディング公開空地で開催される。
神保町ブックフェスティバルでは、「本の得々市ワゴンセール」をはじめ、「こどもの本ひろば」絵本・児童書ワゴンセール、こどものためのJAZZライブ、「日本史探偵コナン」シールラリー、「全国訪問おはなし隊」隊長によるおはなし会、ビブリオバトルなど多彩なイベントが開催される。初日の26日には、関係者によるテープカットやオープニングパレードが実施される予定。
また、協賛イベントとして、「本の学校出版産業シンポジウム2019in東京」、「第53回造本装幀コンクール展示会」などの催しも行われる。
開催時間は、26日は午前10時半~午後6時、27日は午前10時~午後6時。「こどもの本ひろば」は両日とも午後5時閉場。

松本創氏と青野由利氏が受賞/講談社本田靖春ノンフィクション賞、科学出版賞

令和元年度・第41回「講談社本田靖春ノンフィクション賞」、第35回「講談社科学出版賞」の贈呈式が9月12日、東京・千代田区の東京會舘で行われた。
受賞したのは、「講談社本田靖春ノンフィクション賞」に松本創氏『軌道福知山線脱線事故JR西日本を変えた戦い』(東洋経済新報社)、「講談社科学出版賞」に青野由利氏『ゲノム編集の光と闇人類の未来に何をもたらすか』(筑摩書房)。
贈呈式では、講談社・野間省伸社長が「ノンフィクション賞は、創業110周年の節目となる今年度より、戦後を代表するノンフィクション作家・本田靖春さんの名を冠して改称した。科学出版賞と合わせ、新たな時代を飾るにふさわしい受賞作となった」と述べ、受賞者に賞状と記念品、副賞を手渡した。
受賞者あいさつで松本氏は「時間の腐食に耐えうる普遍的な価値を持つ作品の書き手を発掘し、応援し、育ててほしい。時流におもねることなく、自分自身と取材相手にだけは誠実に、これからも書き続けていく」、青野氏は「本書のテーマであるゲノム編集技術の『クリスパー』が登場した時、これまでの生命科学と社会の関係をもう一度網羅的に振り返ってまとめるチャンスは今をおいてないと感じ、書き始めた」と話した。

受賞21作品を表彰/造本装幀コンクール

日本書籍出版協会(書協)と日本印刷産業連合会(日印産連)が主催する第53回「造本装幀コンクール」の表彰式が9月10日、東京・千代田区の日比谷図書文化館で開かれた。
同コンクールは昨年1年間に発行された書籍を応募対象とし、本文の文字組みから色使い、レイアウト、表紙カバーの美しさや機能性、材料の適性、印刷、製本など様々な角度から審査して受賞作品を決定。今回は、出品された268点の中から、文部科学大臣賞『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)、経済産業大臣賞『ちのかたち建築的思考のプロトタイプとその応用』(TOTO出版)、東京都知事賞『CloseYourEars』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)など21点が受賞した。
式典では、主催者を代表して書協の相賀昌宏理事長が「今年は日印産連に日本印刷会館の部屋をお借りして審査ができた。私も覗いてみたが、たくさんの本を見られて本当に楽しかった。出版社にも、審査の邪魔にならないように本を見る機会があったらいいなと思った」とあいさつ。続いて、日印産連の浅野健副会長が金子眞吾会長のあいさつを代読し、「応募作品は、どれも創意工夫がなされた特徴のある素晴らしい装幀の作品ばかり。デジタル隆盛の時代と言われるが、書籍文化の魅力を改めて強く感じる。このコンクールをより魅力あるものとして、出版文化、活字文化の発展に寄与していきたい」と述べた。

SNSによる増売成功事例など話す/KADOKAWA・菊地氏が講演/出版女性人分科会

出版業界で働く女性有志による「出版女性人大忘年会」の第1回分科会が9月5日、東京・千代田区の角川本社ビルで開かれ、KADOKAWA文芸局角川新書編集長の菊地悟氏が「出版物は工夫次第でもっと売れる~SNSによる増売成功事例」をテーマに講演。出版社、取次、書店で働く49名の女性が聴講した。
髙橋小織発起人代表(BOOKS隆文堂)があいさつした後、菊地氏が登壇。菊地氏は、新元号「令和」が発表された4月1日以降、新元号の典拠となった「万葉集」についてメディア戦略を他社よりも早く実行に移し、万葉集関連書の増売に成功したとして、「世の中の話題と自社出版物との関係性を広報して店頭に足を運んでもらうことを重視した。『商品』は記事にならないが、『現象』は記事になる」と話した。
また、ツイッターなどSNSから話題になった自社刊行物を例にあげ、「インフルエンサーや同人誌など特定クラスタの『内容すごい』『使える』というツイートは効果的。内容のざっくりした説明と本文画像、ネタ消費としてのツッコミ要素があるとバズる。URLや宣伝臭はNG」と分かりやすく説明した。

8月期販売額は8・2%減/書籍2ケタ減響き大幅マイナスに/出版科研調べ

出版科学研究所調べの8月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比8・2%減と大きく減少した。
書籍は同13・6%減。7月に大物新刊が集中したことと、前年同月が同3・3%増と伸びたこともあり、大幅減となった。返品率も上昇した。雑誌は同2・4%減で、内訳は月刊誌が同1・2%減、週刊誌が同7・5%減。月刊誌は9月1日発売雑誌が8月末に繰り上げ搬入されたことに加え、コミック、ムック、定期誌の返品が減少し、小幅なマイナスとなった。
書店店頭の売上げは、書籍が同約5%減。ほとんどのジャンルが不振だったが、ビジネス書は約6%増と好調。『心。』『Thinkclearly』(ともにサンマーク出版)、『FACTFULNESS』(日経BP発行/日経BPマーケティング発売)が引き続き売れた。
雑誌は、定期誌が同約1%減、ムックが同約7%減、コミックスが同約3%減。定期誌は平均価格の大幅上昇に加え、「Myojo」(集英社)などアイドル雑誌が伸長した。コミックスは18年夏以降の大手出版社による値上げによる特需が一巡したことや、前年に『SLAMDUNK新装再編版』(集英社)が大ヒットしたため、マイナスとなった。

台湾「誠品生活」日本橋に初出店/有隣堂が運営/書籍中心に文具、台湾料理店も

有隣堂がライセンシーとして運営する「誠品生活日本橋」が9月27日、オフィス・物販・飲食の新しい複合商業施設「コレド室町テラス」(東京・中央区)にオープンした。
米TIME誌で「世界で最も優れた書店」と絶賛された台湾の「誠品生活」は、創業地の台湾を中心に中国、香港で49店舗を展開する、本や雑貨、食品などの複合ショップ。記念すべき50店舗目で日本初進出となった。
「誠品生活日本橋」はコレド室町テラス2階の約877坪のフロアを使い、「書籍」「文具」「セレクト物販・ワークショップ」「レストラン・食物販」の全4ゾーンで構成。書籍ゾーンの「誠品書店」は、誠品生活の目利きによる独自の品揃えと空間デザインで、日台が融合した個性的な売場を展開している。
25日に行われた内覧会・オープニングセレモニーで、誠品生活股份有限公司・李介修社長(リー・ジェーシュ)社長と有隣堂・松信裕会長兼社長があいさつ。松信氏は「日台文化交流のプラットフォームとして、暮らしと読書のカルチャーワンダーランドというコンセプトの、日本で唯一の最新の書店を多くの皆様に楽しんでいただきたい」と述べた。李氏と松信氏は本のプレゼント交換を行い、「誠品生活日本橋」の成功を誓い合った。
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