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全国書店新聞
平成14年6月21日号
公述人の発言要旨

甲斐麗子氏(主婦連合会副会長)出版物の商品特性からいって、競争は景品等ではなく品質・価格によって行われるべき。

景品提供が読書推進、顧客誘引に効果があるとは思えない。

関根啓子氏(全国消費者団体連絡会事務局)7%への引き上げは妥当。

一般ルールの10%でも不当な競争にはつながらない。

本は高すぎる。

再販を撤廃し、時代に合った価格にしてほしい。

大竹靖夫氏(日本書籍出版協会)書店が提供できる景品の上限を検討し尽くすとともに、消費者の正しい商品選択を歪める悪影響も少ない妥当な案と考える。

高橋茂氏(日本出版取次協会運営委員)出版物は他商品よりもマージン率が低く、現行5%を10%にすれば中小書店は疲弊し、地域文化に不利益な状況を招きかねない。

7%への変更は出版界共生のためやむをえない判断だ。

木下修氏(セゾン総合研究所主任研究員)書店マージンは欧米に比べ低く、書店経営の閉塞状況を考えると、7%に緩和しても出すことができるか疑問。

今回の変更で破滅的な競争が行われるとは考えにくく、改正案に賛成する。

川井克倭氏(名古屋経済大学法学部教授)改正案に基本的に賛成するが、軽々に激変緩和の延長をすべきでない。

新しい景品規制の考え方が浸透していないのは、公取委の行政のあり方に問題がある。



景品規約公聴会・萬田会長あいさつ

出版物小売業公正競争規約は、昭和56年9月の協議会創立以来2回にわたる変更を行ってきました。

前回(平成11年)の変更後は施行期間が平成14年3月31日までと限定されたことから、ここ2年有余検討を重ねてきました。

この間、政府による規制緩和政策に伴う著作物再販制度の見直しがあり、昨年3月、当面同制度を存置するとの結論が出されました。

私ども新刊書店が取扱う出版物は、出版社により価格拘束された再販出版物が大部分を占めております。

全国の書店のほとんどが締結している現行の再販売価格維持契約書にも、割引に類する行為はしないと明記されています。

景品付販売の大幅な緩和変更は、再販制度の維持の点で重大な影響を及ぼすことになると危惧いたしています。

出版業界の現状は、書籍雑誌の販売額が前年比3%の減少で5年連続のマイナス成長であり、10年前の平成3年の水準に戻ったと言われています。

書籍小売業の粗利益率は低く、平均的に23%前後であり、経常利益率は0・03%(日本出版販売編「書店経営指標」2001年度版)と悪化を辿っています。

売上減少、営業不振、後継者難などの理由から書店の倒産、廃業が続いています。

私どもの公正競争規約は、小売書店独自の景品規約であり、出版社の金銭的支援も得られず、景品のコストを負担できない困窮の状況にあること、また出版物は、その特性から景品付販売になじまないとの考え方が強くあります。

ですから、ベタ付景品提供の上限については、一般ルールの10%を受け入れることは極めて難しく、過去に例のない施行期間3カ月間の延長をお願いし、この間集中的かつ真摯に協議を継続してきました。

この結果、漸く5月30日に変更案がまとまり、変更認定申請書並びに変更承認申請書の提出に至った次第であります。

私ども書店の使命は、出版文化の向上と良書の普及にあり、一般消費者にとって適切な商品選択の機会を確保し、消費者利益の増進をはかることにあります。

書店での情報提供、豊富な品揃え、出版流通改善をはかり、迅速確実に読者の要望に応えることが読者利益につながることと考えております。

出版物小売業公正競争規約の運用にあたっては、規約の趣旨の周知徹底をはかり、適切かつ公正な運用に努めていく所存であります。

今後とも公正取引委員会のご指導を賜りますようお願い申し上げます。



下中邦彦氏(平凡社元社長)訃報

下中邦彦氏(平凡社相談役)平凡社の元社長で、1970年から5期10年にわたって書協理事長を努めた下中邦彦氏が6月6日午前、肺炎に伴う呼吸器不全のため都立江原病院で逝去した。

亨年77歳。

通夜・告別式は大田区田園調布の密蔵院で近親者により執り行なわれた。

平凡社と下中記念財団の合同葬日時は未定。

大正14年、平凡社の創業者、下中弥三郎の4男として生れ、慶応義塾大学工学部を卒業後、平凡社に入社。

昭和33年に代表取締役社長に就任した。

この間、『国民百科事典』『東洋文庫』雑誌『太陽』を創刊。

書協理事長時代はブック戦争や再販見直し問題、IPA総会開催、日中文化交流などに大きな足跡を残した。





取次の100%支払い強要で苦境

福島県書店商業組合会津若松支部は5月18日の支部総会で、「取次の毎月の支払い要請額」についてアンケート調査を実施(回答数10店)。

「120%以上(棚上げ分がある場合)」1店、「110%以上(同)」1店、「100%」4店、「90%」1店、「80%」1店、「特に要請されない」2店−−の結果が出た。

支払いに余裕のある店は3店程度と推定され、書店の追い詰められた実態が浮き彫りになった。

同支部ではこの結果をもとに、5月28日に開催された県組合通常総会で「日書連は取協との支払いルールを再度確認し、100%の支払い強要は認めるな」とする提案を行い、中小書店の苦境を訴えた。

(佐藤良平広報委員)

小売本来の姿を取り戻そう

山口県書店商業組合の第14回通常総会が5月29日正午から小郡町「ホテルみやけ」で開催され、組合員63名(委任状含む)が出席した。

総会は菅原公夫理事の司会で進行、中野哲男副理事長が開会宣言し、冨永信理事長が以下の通りあいさつした。

「われわれ既存書店が各地で商売を営めるのも、日書連が長きにわたって闘ってきた所産として再販制度が存続したから。

あちこちで新刊本の安売りが始まったらわれわれはひとたまりもなかったと思うと、改めてぞっとする。

ここ10数年来、業界そのものが方向性を見誤っている感が否めない。

版元は取次依存症、取次は本質を見失って肥大化に奔走し、書店も再販撤廃を見越したスケールメリット化、目を覆いたくなるほどの競争激化、過剰設備投資……そんな中で書店経営者自身が企業経営のスペシャリストとして奔走するあまり、小売店としての本来の姿を見失っている気がしてならない。

経常利益率が0・03%、年明け以来、上場企業の企業破綻が20社を超える現下においてはやむを得ないかもしれないが。

莫大な投下資本をかけなくても人的努力でまだまだ売上は伸ばせるはず。

規模の大小はまったく関係ない。

郷土の志士、高杉晋作曰く『おもしきこともなき世に、おもしろく』。

山口県の書店が全国のお手本になれるよう、元気を出して必ずや生き残ろう」。

このあと村谷紳也理事を議長に議案審議を行い、平成13年度事業報告、平成14年度事業計画案、決算、予算等、すべての議案を原案通り承認した。

(村谷紳也広報委員)


大阪組合

大阪府書店商業組合は6月8日午後2時から組合会議室で理事会を開催。

今西理事長が病気療養中のため、定款第32条第3項により面屋龍延副理事長を理事長代行とすることを決めた。

今西理事長は9月を目処に復帰をめざしている。

理事会では5月18日に開いた総代会の反省点を話し合い、「議論が低調だった」「土曜日開催のため、優良従業員表彰式への取次、出版社の出席者が少なかった」などの意見が出た。

議事の中で要望のあった図書カード読み取り機の安価な提供については、関係機関に強く要望していくことになった。

加入脱退の報告では、ブックファースト7支店(豊中店、三国店、あべちか店、コミックランド梅田店、梅田3階店、茶屋町口店、なんばウォーク店)の加入が報告された。

このほか、出版倫理委員会から「多発する万引きに対し、青少年健全育成の観点からの対策を大阪府など関係機関に要望していく」、事業委員会から「組合員の学校図書館納入のサポート策を模索している」、経営活性化・IT推進委員会から「DVD販売の第2弾『千と千尋の神隠し』は諸般の事情により断念。

次回企画は慎重に検討する」、雑誌発売日委員会から「私鉄関係駅売店の前渡し承認店が決定したので組合員各位は監視の目を厳しくして違反根絶に協力してほしい」、再販・公取協委員会から「書店での雑誌年間購読割引受付は参加申込制で7月から実施される見込み。

多くの書店が参加するよう希望している」との報告があった。

(中島俊彦広報委員)

PC、発売日違反の事例、日書連に報告

兵庫県書店商業組合は6月11日、神戸シーガル会館で定例理事会を開催した。

村田理事長は「サッカーのワールドカップが始まり、客の入りに影響を受けて店内がガラガラの状態との声が多数寄せられている反面、大手チェーンでは東京や大阪は比較的順調だが兵庫だけが苦戦しているとの報告もある」と冒頭のあいさつで述べた。

支部報告や委員会報告で出された出店や増床、ポイントカード、発売日違反、組合への加入促進問題等は、5月に行われた日書連の総会でも今年度の事業計画にあげられている。

特にポイントカードや発売日違反については、兵庫県組合でも確認次第、事例を日書連に報告していくことを確認した。

また、遅ればせながら組合員に対しIT化実態調査を行い、情報共有化を図るためメーリングリストを立ち上げることと、初級講習会を実施することを決めた。

(中島良太広報委員)

個性派テーマに開催

太洋社の夏の市会「すいか祭」が6月8日午前10時から文京区水道の本社で開かれた。

今年は「個性派宣言/売りたいんです、この本を/本屋さんはおもしろい」をテーマに開催。

取引書店多数が訪れた。

会場は3階を展示会場として売行き良好書を展示したほか、主張する児童書棚、コミック、雑誌陳列棚を提案。

オリジナル・キャラクターでデザインしたブックカバー、しおりや、新TOCS、web受発注、万引き防止機器のプレゼンテーションも行った。

6階特設会場ではJPICの協力で読書アドバイザー佐藤あけみさんがブックトーク。

午前10時半と11時半の2回に分けて「おばけ」の本を取り上げ読書の面白さを伝える話術を紹介した。



トーハン損益計算書

(百万円単位)売上高678、863売上原価600、369売上総利益78、494販売費及び一般管理費66、616営業利益11、877営業外収益2、846受取利息325その他の営業外収益2、521営業外費用8、254支払利息46売上割引8、172その他の営業外費用35経常利益6、469特別損失497税引前当期利益5、972法人税等2、582当期利益3、389前期繰越利益570役員退職慰労積立金取崩額120当期未処分利益4、080

売上げ3・1%減

ト−ハンの平成13年度決算概況がまとまった。

第55期(平成13年4月1日〜14年3月31日)の売上高は市況の回復が本格化しないことを受けて、前年比96・9%の6788億6300万円にとどまった。

しかし、返品の改善、運賃の削減などで営業利益はほぼ前年並みの118億円7700万円、経常利益は1・1%増の64億6900万円となり、減収増益だった。

売上高の内訳は書籍2533億7800万円(97・7%)、雑誌3728億2600万円(97・9%)、NM商品526億5800万円(87・1%)。

返品率は書籍39・5%、雑誌29・9%、NM商品14・5%、合計で前期を0・2ポイント下回る32・9%。

損益面では、上尾センター投資に伴う減価償却や、退職給付会計による費用等で一般管理費は99・3%と売上伸張率を上回ったが、運賃・荷造費の節減効果により販売管理費全体では97・4%となった。

営業外費用は、支払い利息が銀行の借入金利低下と社債の全額償還、社内預金制度の廃止で前年比8割減となった反面、売上割引が売上伸び率を上回り、前年比97・3%となった。

期中の転廃業は560店、2万4900坪。

期末社員数は113名減って2506名。

記者発表の席でトーハン藤井副社長は「市場の実態に合わせ送品97%、返品96%と、売上の中身が引き締まってきた。

量から質に切り替え、実態ベースで平成9年から4期連続、経常利益は黒字が続いている」と決算内容を説明した。



港・渋谷婦人部総会

東京組合港・渋谷支部婦人部は6月16日午後2時から千駄ヶ谷の明治記念館で今年度総会を開催、20名が出席した。

土橋とみ子部長(金港堂書店)は「景気ははっきりしませんが、サッカー日本代表の活躍が朗報。

今年は旅行会など、大勢の方が参加できる企画を考えてみたい」と、あいさつ。

会計報告は田野倉郁子さん(智識堂書店)、監査報告は水本紀子さん(南友堂)が行い、役員改選では土橋、田野倉、水本、斉藤(崇文堂)、西家(金松堂書店)、長塚(田村町書房)の6氏を選んだ。

懇親会では西家忠夫氏が「婦人部、2世会は発足して40年。

ますます元気でお店の発展を支えて」として乾杯の音頭。

船坂支部長は「港・渋谷が増売で1、2を競う支部であるのは、お店を守るご婦人方のお陰。

お客様に支持される店として頑張っていただきたい」と述べた。

このあと、ゲストの小学館PS小泉常務、日本ヴォ−グ荻原課長の近況報告をまじえて懇談した。



図書普及損益計算書

(千円単位)売上高434、207売上原価178、691販売費及一般管理費3、862、439営業損失3、606、923営業外収益1、556、963受取利息1、261、886有価証券売却益276、778賃貸収入9、207雑収入9、091営業外費用72、958支払保証料72、884支払利息74経常損失2、122、918未回収収益2、642、726収益計上券回収損321、449税引前当期利益198、358法人税、住民税及事業税45、979法人税等調整額43、285当期利益109、094前期繰越利益2、830当期未処分利益111、924


創業以来初の前年割れ

日本図書普及は6月25日に出版クラブで第42回定時株主総会を開催するが、これに先立ち、第42期(平成13年4月1日〜14年3月31日)の決算概況を発表した。

これによると、第42期の図書券・図書カード合わせた発行高は749億500万円、対前年比97・1%となり、創業以来初めて前年割れとなった。

回収高は720億6200万円で、1・9%の増加。

発券が伸び悩む中で回収は増えた。

発券の内訳は図書券が597億4100万円(前年比96・9%)、図書カードは151億6400万円(同97・8%)。

発券が伸び悩んだのは広告図書カードが対前年80%にとどまったことが原因。

前年は10万枚以上の大口受注が10件あったが、今年はゼロと、企業の広告費引き締めが響いているようだ。

損益面では、運用収益の極端な落ち込みから経常損失が21億円を上回り、業績が大幅に悪化した。

未回収収益がなお23億円あり、今期は税引前利益で2億円程度の黒字になっているが、経常損益は10年前からマイナスになっており、10億円を越える損失が出れば危険水域だという。

同社佐藤専務は「経常損益はプラス・マイナス・ゼロが理想。

低金利はなお続くので、支出の構造部分の見直しを進めている。

図書カード化を一層推進するため、平成17年度を目標に、発券すべてカード化に取り組んで行く」と述べた。

今年3月末現在の加盟店数は581店減って1万2075店。

読取り機設置店数は143店増えて8819店。



「こどもの本BF」全国3会場で開催

トーハン「2002こどもの本ブックフェア」が、福岡を皮切りに熊本、京都の3会場で3万点5万冊を集めて開催される。

今年は絵本「おれたち、ともだち」シリーズをフェアのキャラクターとしてポスター・チラシに起用。

児童図書、保育・教育書、一般書をジャンル別に分類し、テーマ別コーナーで展示即売する。

企画展示では、19世紀から20世紀のファンタジー作品を集めた「ファンタジーのすべて」や「松谷みよ子全仕事」、総合百科事典「ポプラディア」などを紹介。

動物の視線で環境問題を考える「アニマル・アイズ」や、こどもの内面を刺激する絵本を集めた「こども力を刺激する絵本たち」といったコーナーも設置する。

また、読み聞かせ会やしかけ絵本などの参加型イベントが実施される。

ブックフェアは、福岡会場は6月5〜8日に西日本新聞会館で実施。

このあと6月27〜30日に熊本市のグランメッセ熊本で、7月20〜22日に京都市の京都三井ホールで開催する。



新物流センターを披露

受注、生産、物流管理の一体化を目指した「角川書店新物流センター」の完成記念披露パーティーが11日午前10時半から、埼玉県三芳町の同センターで行われた。

新物流センターは地上4階建て、総坪数2455坪で、1階に印刷所「あかつきBP」が入り、角川文庫、富士見文庫、新書、文庫カバー、帯、スリップなどを印刷。

2階は3ライン合計1日12万〜15万部の能力を持つ製本部門、3階はコミックス、ムック、一般書、新書、書籍外商品2900点、90万冊を保管する出荷所、4階は最大保管量210万冊の保管部門。

センター見学後に行われた完成披露パーティーで角川歴彦社長は「27年前の文庫流通センターから新しい物流を模索してきた。

文庫ブームがスタートする直前で、大量生産、大量販売の前夜。

このセンターのおかげで森村誠一、横溝正史のブームも起きた。

物流センターは業界の縮図。

今後、多品種少量販売にいかに対応し、なおかつ在庫を抑えるかが隠れたテーマとなる。

新物流センターは印刷・製本と一体のSCMを模索する一歩と考えている」と、あいさつ。

設計施工を担当した鹿島建設梅田社長に続いて、日書連萬田会長が「これだけコンピュータ制御の自動倉庫、製販一体のシステムに強い印象を受けた。

SCMは効率化追及、読者起点のサービス、スピードがキーワード。

改革のトップランナーとして今後の事業展開に期待する」と祝辞を述べ、文教堂嶋崎社長の発声で乾杯した。



店売トップはCCC

3月31日に締め切られた講談社2001年度トータルサポートシステムの最終結果がまとまった。

参加書店数は店売部門6000店、1万1244店舗(書店前年比101・0%)、外売部門4707店、7417店舗(同93・4%)で店売部門の売上は682億9465万円(前年比97・4%)、外売部門18億3927万円(81・7%)。

店売部門上位は次の通り。

渋谷・カルチュアコンビニエンスクラブ、川崎・文教堂、高松・宮脇書店、八王子・くまざわブックチェーン協同組合、千葉・ブックバーン、松山・明屋書店、名古屋・三洋堂書店、別府・明林堂書店、横浜・有隣堂、大阪・旭屋書店

人事

★岩波書店5月31日開催の株主総会・取締役会で下記の役員を決定した。

◎昇任、〇新任。

代表取締役社長大塚信一代表取締役常務〔出版担当〕坂口顯同〔編集局担当〕◎山口昭男常務取締役〔総務・校正担当〕◎佐藤永生取締役〔営業局担当〕後藤勝治同〔経理担当〕〇臼井幸夫同〔編集局担当〕〇宮部信明監査役佐々木繁彌同岩波力相談役岩波雄二郎編集部・辞典部・電子出版部を統合して編集局とし、営業部・宣伝部を統合して営業局とした。

今井康之専務取締役、鈴木稔常務取締役は退任、増井元取締役は編集局顧問に就任した。



7月から「本と遊ぼうこどもワールド」

日販の「本と遊ぼうこどもワールド2002児童図書展示会」は、7月から全国3会場で開催される。

各会場では「夏に読もう児童文庫」などテーマごとにコーナーを設けて約5万点の図書を展示。

人形劇、スタンプラリーなど、子どもと本との出会いを広げる楽しいイベントを用意している。

日販の読書推進活動の柱である「読み聞かせ」「ファーストブック」については、今年も関連書コーナーと読み聞かせイベントを一層充実させる。

また各会場では地域の社会児童施設に図書の贈呈式も行う。

会場・日程とイベントは次の通り。

開催は10時から17時まで、入場無料。

▽名古屋会場=7月20〜22日、明治生命名古屋ビル16階▽北海道会場=7月27〜29日、旭川市民文化会館▽九州会場=8月10〜12日、博多スターレーン展示会場

本屋のうちそと

いつでもなんでも簡単に手に入る世の中になったとはいっても、その季節でしか手に入らないものもやっぱりある。

山椒の実がそれだ。

小さなその実の緑色は、濃すぎず薄すぎず、いかにも山椒という色をしている。

いかにも山椒っていったいどんな色?と言われると困るのだが、時間を置くと微妙に濃くなっていくからおもしろい。

実にくっついている細い柄を一つひとつ取って、ざるにあける。

しっかり硬く実ったものの間には、まだたよりなげな手触りのものも混じっている。

それもこれもひっくるめて一山分ようやく終わった頃には、指に山椒の香りがたっぷりとついてる。

うーん、初夏だー。

今の匂いだー。

そーっと水洗いした後は、そのほとんどを小分けにして冷凍庫の奥にしのばせる。

これでまた来年まで、折々に楽しめるぞと満足して作業は終わる。

佃煮のように煮込んでから冷凍したり、さっとゆでてからにしてみたり、いろいろやってみたが、近頃は結局手を加えずそのまま冷凍するようになった。

生の実そのままに近い色が残るのが気に入っている。

友人はさっと湯をくぐらせてから冷凍すると言っていた。

残した分は、やっぱりちりめん山椒になる。

ちょっぴり上等のじゃこといっしょに甘辛く味付けておく。

ごぼうを拍子木に切ってゴマ油で煎り煮し、そこに山椒を加えたヤツは、誰からも評判がいい。

昆布の佃煮は難しいのでそうそう作らないけれど、山椒が入るとぐんと味に奥行きが出てくる。

うん、「山椒は小粒でピリリと辛い」。

そのまんまだけど、やっぱりよく言ったものだ。

(如意)

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