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平成14年11月21日号
活字文化の復権訴え

活字文化の重要性を再認識し、社会に提言を行っていこうと、このほど読売新聞社の呼びかけで「活字文化推進会議」が発足。

劇作家で東亜大学学長の山崎正和氏を委員長に、2004年末まで「21世紀活字文化プロジェクト」の取り組みを展開することになった。

11月11日には午後2時から東京・有楽町「よみうりホール」で第1回活字文化推進フォーラムが開かれた。

11日の活字文化推進フォーラムでは、初めに推進会議特別顧問で日本図書普及社長の田中健五氏があいさつ。

「先日行われたフランクフルト・ブックフェアでも、書店の廃業にどういう手を打つかが話題になっていた。

各方面から対策を考えていくのが会議の趣旨。

日本人の生活は豊かになったが、本屋には行かなくなった。

新聞、出版に共通する活字文化の危機を乗り越えるよう一緒に考えていきたい」と推進会議の狙いを説明。

続いて読売新聞東京本社内山斉社長は「読書週間の調査で1カ月に一度も本を読まない人が52%にのぼった。

活字文化が廃れると日本も滅びる。

文部科学省、出版界、NHKと総力で運動する。

ご声援いただきたい」と述べた。

「情報社会と活字文化」のテーマで基調講演を行った山崎正和氏は、中世以来、今日まで続く活字と文化の関係を振り返りながら「活字文化の危機は、文字によらない新しい情報メディアへの依存と、使い捨て情報の氾濫にある。

天気予報、株式情報などの即物的情報は使い捨てでもよいが、断片的情報を関連付け、体系化するのが知識だ。

今日の民主主義社会にあって活字を読まない自由はない。

情報の波に押し流されない活字文化を皆で考えていきたい」と問題提起した。

休憩をはさんで、国立国語研究所所長・甲斐睦朗、作家・林真理子、資生堂名誉会長・福原義春、北里大学教授・養老孟の各氏によるパネルディスカッション「今なぜ活字文化なのか」が行われた。

この中で甲斐所長は、1カ月に1冊も本を読まない高校生が67%に達し、読書時間と学力には深い相関関係があると述べ、養老教授は「大学生も読書をせず、作文能力が落ちているが、働き盛りの30代、40代のサラリーマンも本を読んでいない」と、社会全体の活字離れを指摘した。

また、福原氏は「今、本を読んでいるかいないかが長い時間で見えてくる。

みんなで読書環境を整備することが重要」としたほか、「今の本屋さんは仕事熱心でない店員が多い。

もうちょっと本を知っている人がいてほしい」と、書店員の質にも苦言を呈した。

活字文化推進フォーラムは、今後、大阪、福岡、札幌の各地で開催し、市民公開講座や読み聞かせ教室なども計画している。




−無題−

活字文化推進会議委員山崎正和(劇作家・東亜大学学長)、阿川弘之(作家)、朝倉邦造(書協理事長)、井上ひさし(作家・劇作家)、甲斐睦朗(国立国語研究所所長)、金田万寿人(取協会長)、佐々木毅(東大総長)、菅徹夫(JPIC理事長)、野間佐和子(読進協会長)、林真理子(作家)、福原義春(資生堂名誉会長)、萬田貴久(日書連会長)、養老孟司(北里大学教授)、内山斉(読売新聞東京本社社長)特別顧問=田中健五(日本図書普及社長)、渡邉恒雄(読売新聞グループ本社社長・主筆)


ポイントカードは値引き

主婦の友社(村松邦彦社長)は11月11日、「『再販制度』と『ポイントカード』について」を発表。

書店におけるポイントカード・サービスは再販契約違反として、注意を呼びかけた。

また、文藝春秋(白石勝社長)も11月14日付で「ポイントカードに関する見解」を公表し、「ポイントカードは値引き行為」であり、遺憾として協力を求めている。

主婦の友社の見解は以下の通り。

「書籍・雑誌などの著作物につきましては、『独占禁止法』の適用除外に指定されている法定再販品であり、長年にわたり定価販売をすることが認められてきました。

そうした中で、10年近くにわたりさまざまな議論がなされてきました『著作物再販制度』は、公正取引委員会が昨年3月末に『当面存置』という結論を出しましたのはご承知のとおりです。

出版界が、再販制度の弾力運用、読者へのサービスの提供、出版物の流通の改善等、読者利益の確保のためにさらに努力することが必要なことは業界の責務であると思います。

再販制度の弾力運用が求められる中、出版界においてさまざまな取り組みがなされ、弊社でも部分再販商品の出版、自由価格本や謝恩価格本等の展開、雑誌における年間定期購読サービスなどに取り組んでまいりましたし、読者利益の確保のために、今後もこれまで以上の多様なサービスを行いたいと考えております。

『ポイントカード』については、再販制度の弾力運用の一環として導入された書店さんもありましたが、現行の『ポイントカード』による販売方法は『対価の減額=値引き行為』と解釈されるケースも多く見受けられるようになり、『再販契約上は違反』と認識せざるを得ません。

特に、競合店排除・新規参入阻止につながる場合は、町の書店さんの廃業にもつながり、読者から近隣書店や専門性のある書店を奪うといった結果にもなり、読者利益の確保の面でも弊害になると考えられ、出版物にはなじまない販売方法であると考えます。

出版物の販売にあたられる方は、再販契約が遵守されますように、『再販契約書』および『同覚書』を十分に理解されたうえで、出版物の販売活動に取り組まれますようお願い申し上げます」


日書連のうごき

10月4日情報化推進委員会。

公取委幹部講演会へ日書連幹部出席。

SJ実行委員会。

JPIC運営委員会へ萬田会長出席。

10月8日再販問題で打合会。

出版再販研究委員会。

10月9日栃木県組合情報化研修会開催。

10月10日中小小売商連絡会へ白幡専務出席。

10月11日情報化推進問題で萬田会長ほか、JTB出版訪問。

10月17日全国中小企業団体中央会埼玉大会、読推協常務会へ萬田会長。

共通雑誌コード管理センター、雑誌定期購読キャンペーン打合会へ井門副会長出席。

長野県組合情報化研修会へ井門委員出席。

10月18日青森県組合情報化研修会へ志賀委員長出席。

10月21日組織強化問題で萬田、鈴木正副会長、トーハン、日販両社長を訪問。

10月22日九州雑誌センター取締役会へ萬田会長ほか出席。

10月23日再販問題で伊従弁護士との打合会開催。

10月24日日書連移動理事会(於せとうち児島ホテル)。

10月25日観光。

JPCD役員会へ井門副会長出席。

10月26日鳥取米子・出版文化展開会式へ萬田会長ほか出席。

京都府組合情報化研修会へ井門委員出席。

10月28日出版平和堂合祀祭へ萬田会長ほか出席。

10月29日雑誌定期購読問題で井門委員長、主婦の友社村松社長と懇談。

10月30日第4土曜日はこどもの本の日実行委員会へ高須副会長ほか。

SJ実行委員会へ萬田会長ほか。

出版4団体出版サロンの会へ萬田会長出席。



井狩春男の必殺まるす固め

☆鈴木書店在職中に、ある大手出版社のエライ人たちに、銀座でオイシイ魚をごちそうになったことがあった。

なにかのはずみで豪華本の買切の話が出て、たわむれに質問してみた。

「買切なのに、正味が高いのは……、なぜか」。

すると、沢山の宣伝費を使って読者を書店に行かせてる。

書店は売る努力を必要としないで、高額の本をお客に渡すだけで利益を得れる。

出版社が売っているわけだから、お金を使う分、正味が高くなるのだ、という。

で、でもさー、そりゃちょっとオカシクないかい?屁理屈というもんだー。

といおうとしたが、その時は真っ平で(平社員で)、他に部長も課長もいて、小生がごちゃごちゃいえる場面ではないし、なんたってごちそうになっている身の上、聞き流したのだった。

が、心の中ではとんでもないことをいう人だと思っていた(その人たちは今はもう出版界にはいない)。

出版社が自社の本をめーいっぱい宣伝して、読者を書店に誘導しようとするのはあたりまえのことだと思う。

委託の本だってそうしているのではないか。

買切の本を書店が仕入れた分、出版社がすべて売り切れるよう、読者を見つけてくれるものなのか。

答えは、NOだ。

買切品も委託の本も、同じく書店の努力によって売っている。

出版社は本を出しただけだといっても過言でない。

したがって、買切で高正味というのは、まったく理屈に合わない。

『ハリポタ』4巻も買切にしておきながら正味はそのままというのも、これまた理屈に合わない。

書店からクレームがくるのも当然である。

取次にいた頃から、高正味の版元が気に入らなかった。

低正味で取引させられた出版社の本たちは、なんとか売りたいと思っていた。

出版社の正味は全社同じであるべきだと考えている。

理想が現実になることは永遠にないが。

☆『この本は一〇〇万部売れる』(光文社)という本を上梓した。

中に優れた編集者のランキングを入れておいたのだが、選ばれた一人の女性編集者から電話があって、仲のいい出版社の人たちからの反響がスゴイという。

お礼にと、ランチをごちそうになってしまった。

出版に関わる人たちの気持ちは温かい。

甘やかされて生かされていると感じるこのごろである。



−無題−

*宮城組合総会/新古書問題への対応急務/永年勤続従業員30名を表彰宮城県書店商業組合の平成14年度(第21回)通常総会が11月10日、台市・秋保温泉「岩沼屋」で開催され、組合員55名が出席した。

総会は佐藤陽一理事(朝野堂)の司会で進行。

小関真助副理事長(かほく書店)(かほく書店)の開会の辞に続き、藤原直理事長(金港堂)を議長に選出して議事に入った。

藤原理事長は事業報告を兼ねてあいさつし、「組合員数は最盛期に比べて減少はしたが、当県ではほとんどの書店が組合に加入しており、組合員としてのメリットを十分活用している。

新古書店の問題では、新刊書店での万引き多発や作家の著作権問題に早急に対処しなければならない。

ポイントカードは再販制度に反し違反となるので取り扱いをしないようお願いしたい。

景品問題では公正競争規約を遵守してほしい。

日書連マークについては研究を進めており、説明会を開催する予定」と述べた。

このあと収支決算、予算、中小企業法改正に伴う定款変更などを審議し、いずれも原案通り承認可決した。

第2部の永年勤続者表彰では30名(別掲)を表彰。

受賞者を代表して佐藤広志氏(アイエ書店)は「医学書、文具等を扱う者の立場から見た本の位置付け」と題して答辞を述べた。

続く版元・取次研修会では各社熱心に企画発表を行った。

第3部懇親会は小山武衛理事(ブックガーデン築館店)の司会で進行。

トーハン東北支店の藤原敏晴支店長の発声で乾杯し、業界三者が和やかに親睦を深めた。

(佐藤陽一広報委員)〈永年勤続者表彰〉▽勤続30年=岩崎修一、草刈浩司(アイエ書店)細川健次(金港堂)嶋津直彦(かほく書店)▽同25年=佐藤広志、久保木正文、佐竹佐一(アイエ書店)川元純夫(宝文堂)金子義信(朝野堂)▽同20年=小畑達哉、佐藤光夫、針生康(金港堂)石井淳一(宝文堂)佐藤あや子(ブックスミヤギ)▽同15年=志摩洋子(金港堂)阿部智恵子(宝文堂)久保田菊子(電波堂)▽同10年=今野敦子、三浦幸子、島智子(金港堂)尾形弘(宝文堂)江畑直子(朝野堂)▽同10年=千葉伸一、金野由紀(朝野堂)▽同5年=日下愛子、片平晶子(宝文堂)熊谷貴子(ブックスミヤギ)飯田美智枝(朝野堂)竹谷昭子、平塚恵子(ムーン24)


蔦屋が厚木に●坪で出店計画

神奈川県書店商業組合は11月6日、横浜市の組合会議室で定例理事会を開いた。

主な議題は次の通り。

1、永年勤続者表彰は参加希望者が少ないため今回はとりやめとし、総会といっしょに行うことにした。

2、事務局の飯田さんは神奈川図書の社員の身分だったが、今後は組合の専従とし、組合で給料を支払うことになった。

3、県条例による健全育成推進店のマークは全店を推薦することにした。

4、蔦屋書店(トップカルチャー)は厚木に350坪の店舗を作る予定。

5、読書ノート運動は100冊到達者全員に賞状を贈呈。

小中学生には書店くじも贈った。

(平井弘一広報委員)



−無題−

高木興一氏石岡市・たかぎ代表取締役会長、茨城県教科書販売専務、茨城県書店商業組合相談役。

11月10日、急性心不全で逝去した。

78歳。

通夜は13日午後6時から、葬儀・告別式は14日午後0時半から石岡市・国分寺で営まれた。

喪主は高木祐治氏。

自宅石岡市国府3−2−2。



換金の制限、警察の取締強化求める

経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課は10月25日、「書店における万引に関するアンケート結果について」を発表した。

これによると、8割の書店で近年万引きが増加していると回答。

対策として、盗んだ本を容易に換金させないことと、警察の取締まり強化を求めていることが明らかになった。

この調査は、今年6月1日から30日にかけて、日書連と取協の協力により、全国の書店2530店舗に対して行われたもの。

調査は「万引き意識調査表」「万引き(窃盗)事例報告書」の2点で、有効回答は意識調査票が483通、事例報告書が504通(339店舗分)。

「万引き事例報告書」によると、万引き1件あたりの被害点数(図1)は、「1点」が112件で最も多く、「2点」93件、「3点」71件の順となったが、「10点以上」が61件で4位にランクされた。

2点以上の被害があった事例は合計で357件(70・8%)に達し、一度に複数の商品を盗む悪質な犯行が非常に多いことが明らかになった。

表1は、万引き1件あたりの被害点数を、商品の種類別に集計した平均値。

1件平均の被害で最も点数が多かったのが「コミックス」(6・6点)で、他の商品の平均点数を大きく上回った。

出版物で次に多いのは「写真集」の4・1点。

このほか、「文庫新書」4・0点、「月刊・週刊誌」3・9点、「一般書籍」3・4点となった。

AV関連商品では、「ビデオ・DVD」が4・3点、「CD」3・1点となっている。

万引き1件あたりの被害金額は、「1500〜5000円」が172件と最も多かった(図2)。

次いで「1000円以下」92件、「5000〜1万円」65件、「1000〜1500円」52件の順となったが、「10万〜100万円」(4件)、「100万円以上」(1件)という高額被害の例もみられた。

平均すると、1件あたりの被害金額は9433円となった。

図3は、万引き犯を年齢・階層別にみたもの。

「高校生」(162件)と「中学生」(159件)が突出して多くなっている。

これに次ぐのが「主婦」(80件)で、このほか、「小学生」40件、「サラリーマン・OL」38件、「大学・専門学校生」33件。

万引き犯の人数は「単独」が321件と圧倒的に多い(図4)。

次いで2人組が90件、3人組が51件と、単独及び2〜3人による犯行が大多数を占めた。

また、万引き犯が申告した万引きの目的を集計すると、「自分で読むため」としたのが50%と半数を占めているが、「換金するため」が14%にのぼった。

このほか「スリルを楽しむため」が3%(図5)。

「意識調査票」では、万引きによる過去1年間の推定被害額を聞いたところ、平均で約211万円にのぼった。

報告書では「各回答における推計方式も併せて考えると、年間売上高の約1〜2%に相当すると見られる」と分析しており、万引きの被害が経営に大きな影響を与えていることがうかがえる。

「この数年で万引きが増えたと思うか」の問いに対しては、「増えた」と回答した店舗が全体の83%を超えた。

また、万引きが増えたことの原因として考えられることを自由に記入してもらったところ、「換金目的」を挙げたのが365通で最も多かった。

このほか「教育の問題」(250通)、「モラルの低下」(96通)が挙げられている。

最後に、万引き事件に関する意見などを自由に記入してもらった。

解決策について、盗んだ本を「容易に換金させない」という、買い取りに厳しいチェックを求める意見が106通。

また、「警察の取締強化」を望む声も106通に達した(図6)。

「防犯体制の整備」という店舗自身の防犯強化を挙げたものが100通、「教育の徹底」が53通だった。



紀行大賞に平出氏

第11回JTB旅行文化賞3賞贈呈式が11月12日午後5時半から帝国ホテルで開催された。

紀行文学大賞に平出隆氏『ベルリンの瞬間』(集英社)、旅行記賞入選に高田郁氏『金婚式にワルツを』、佳作に浅見ゆり氏『ほぼ完走、やや無謀しまなみ海道自転車旅行記』、旅行写真賞最優秀作に志賀野修市氏『蓮帽子』、優秀作に清水清一郎氏『ジェラバの少年』、松永和久氏『ベトナムの市場』。

贈呈式ではJTB佐々木隆社長が「当社は今年創業90周年、雑誌『旅』も900号を越えた。

経済は厳しいが、心を込めた旅行者が増えており、賞の意義は今まで以上に高まっている」とあいさつ。

各選評では、今福龍太氏(紀行文学大賞)が「紀行文のイメージを解放した作品。

ジャンルを揺るがす問いを発している」、立松和平氏(旅行記賞)が「パッケージツアーを書くのは難しいが、高田さんは旅を実感をもって描いた」、徳光ゆかり氏(旅行写真賞)は「『蓮帽子』はキラリと光る名刀。

切れ味鋭く美しい技を見た思いがする」と述べた。



ポイント制は値引き

講談社は11月11日午後5時半から東京・音羽の本社で取次向けに2003年上期新企画発表会を開催。

冒頭あいさつで浜田博信副社長はポイントカード問題に言及し、「『ポイントカードによる値引き行為は再販違反』が講談社の見解。

違反行為への対抗措置、制裁措置を検討しているが、当面は中止するよう要望を続ける」と述べた。

浜田副社長は「他業界からの参入者は出版業界のルールを考慮しない」と、対応に苦慮している現状を説明。

取次に指導を求めるとともに、講談社としても何らかの措置をとることを検討しているとした。

また、同社の今期決算については、減収減益の見込みであることを示唆。

とくにコミック部門の売上不振(94〜95%)が響いた。

内訳は本誌93〜94%、KC98%、マンガ文庫93〜94%。

2003年上期の新企画は以下の通り。

◇『パンの基本大図鑑パン・マルシェ』基本のパンから人気ベーカリーやカフェのパンまで160種を紹介。

大阪あべの辻製パン技術専門カレッジ監修。

B5変型判、376頁、予価本体3500円。

3月中旬刊行予定。

◇『こどもの病気の地図帳』発育期のからだと病気がイラストと図解で一目でわかる。

鴨下重彦、柳澤正義著。

A4変型判、184頁、本体4000円。

本年11月20日刊行予定。

◇『こころの医学事典』乳幼児期から老年期までの主な症状を解説。

野村総一郎、樋口輝彦監修。

菊判、704頁、予価本体3800円。

2月刊行予定。

◇『patthebunny』アメリカで60年にわたって愛されてきたキャラクターの絵本。

『ぱたぱたバニー』(予価本体1000円)など6点。

3月刊行予定。

◇『人間国宝の技と美陶芸名品集成』(全3巻)陶芸界の巨匠を集大成し、作品・人の魅力に迫る。

各巻A4判、168頁、予価本体5400円。

第1巻5月下旬刊行予定。

◇『週刊鉄道の旅』40〜70歳代の男女をメインターゲットに、旅の情緒を味わう鉄道を毎週2つずつ紹介。

L判、オールカラー36頁、税込560円(創刊号税込350円)。

毎週木曜日発売、全50冊。

1月16日創刊。



1月号から内容刷新

実業之日本社の『プチバースデイ』が11月30日発売の1月号より判型をA4変型判中綴じに改め、ローティーン向けファッション誌に全面リニューアルする。

競合他誌を徹底分析し、注目度の高い読者モデルを2倍強増員、女の子の「おしゃれチャレンジ」を応援するのがコンセプト。

新装1月号では特製バンダナと人気ブランドのステッカー、2月号はデニムポーチとステッカーと、人気ブランドとのジョイント企画の付録を付ける。



『曼陀羅道』に柴錬賞

第15回柴田錬三郎賞、第26回すばる文学賞、第15回小説すばる新人賞の贈賞式と祝賀パーティーが14日午後5時より、千代田区の帝国ホテルで行われた。

柴田錬三郎賞は坂東眞佐子氏の『曼陀羅道』(文芸春秋)、すばる文学賞は栗太有起氏『ハミザベス』、織田みずほ氏『スチール』の2作、佳作に竹邑祥太氏『プラスチック・サマー』、小説すばる新人賞は関口尚氏『プリズムの夏』。

集英社谷山尚義社長から各賞が贈られたあと、柴田賞の選考委員黒岩重吾氏は『曼陀羅道』について「受賞作品には余分なものがなく、熱気と気迫がある。

衝撃を受けた」と選評。

現在、タヒチに在住している坂東氏は「自分の中の嫌らしさを探りあてようと書いた。

共感していただいたことに感謝している」と、あいさつした。



今後も合同開催を確認

東北6県合同日販会総会が11月7日、仙台・秋保温泉「ホテル佐勘」で開かれ、書店53名、出版社103名、日販から菅社長、鶴田、阿部両副社長などが出席。

今後は毎年、合同日販会として開催していく方針を承認した。

当日は午後1時半から各県日販会を開催したあと、2時20分から合同日販会。

宮城日販会相江茂文会長が「東北6県の書店が手を携え、切磋琢磨して本を売っていきたい。

今後は合同日販会として継続して開催していく」とあいさつした。

出版社を代表してポプラ社坂井社長は、『ハリー・ポッター』ブームに触れ、「静山社の松岡社長は飛行機の中で少年から教わり、徹夜で読んだのが、翻訳権をとったきっかけ。

そういう編集者の熱い思いがある。

ポプラ社にも『ハリー・ポッター』が代理店から届いたが、こんなに厚い本は売れないと返してしまった。

この6年間の業界の低迷は編集者の姿勢にあるのではないか。

『ポプラディア』も2万8千部売った。

良い本を出せば売れる。

みんなで不況を乗り越えたい」と、あいさつ。

日販を代表して菅社長は「日本経済は低迷が続くが、上半期の東北エリアは前年をクリアし、全国平均も上回っている。

日販の中間決算の概要は微減収増益。

10月期もハリー・ポッター4巻だけで24億円の効果があり、書籍は対前年2桁増。

今月も引き続き期待している」と述べた。

また、『ハリー・ポッター』第4巻の買い切り条件について「欲しい本を欲しいだけ仕入れていただく。

平等な商売をしていただけると、静山社に満数配本をお願いし、受注配本した。

これをテストケースに文芸書ベストセラーを、一定の返品条件のもとに配本する仕組みを提唱している。

文芸書の売れ行き上位千点を調べたところ、平均在庫率は35%。

きめ細かい管理で充足率をあげてほしい。

取次5社による返品協業化は、蓮田に建築中で、来春には無伝返品が実現し、書店の省力化、入帳迅速化につなげる。

理解と協力をお願いする」と業界の構造改革に取り組む日販を強調した。



本屋のうちそと

アジア大会の後、同じ釜山でアジア・パラリンピックがあった。

介添えの仕事で参加していた友人から、こんな話を聞いた。

ひとりの参加者が「係りの人が怒ってる」とべそをかいて訴えてきた。

会場の係員はほとんど韓国人なので、何か齟齬があったようだ。

そこで係員に英語で聞いてみる。

ごく普通の対応である。

さっきは韓国語だったらしい。

それが、慣れない日本人の耳には、怒ってるように聴こえたというわけである。

そう言われると、すっかりお馴染みになった平壌放送のアナウンスは、何度聞いても怖い。

そんなにリキ入れてすごまなくてもと言いたくなる。

ことばには、その国の人たちの持っている気質が現れるなあと思う。

中国語や朝鮮語は大仰で攻撃的、そして激しい。

『十八史略』の情景が浮かんで妙に納得してしまう。

タイ語は口の中に響きを蓄えているようで、ふわふわとやさしい。

侵略を受けたことのない国だけのことはある。

ベトナム語は、ミャアミャアと陽気に聴こえる。

ねばり強くゲリラ戦を続けるためには、明るい気質はどうしても必要なものだったろう。

英語の配置はトップダウン。

大統領が偉そうに世界に命令するのにふさわしいかも。

日本語はボトムアップ。

主語がなくても通じてしまうし、でもとか、まあとかもごもご言っているうちに、なんとか責任をとらずにすんでしまう。

そして、結局思い切ったことはできずにずるずる…。

政府だけの話ではないんだな、これが。

(如意)
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