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平成15年3月21日号
過去最多の55社出展

今年も4月24日から27日まで東京ビッグサイトでアジア最大規模の国際ブックフェア「東京国際ブックフェア2003」が開催される。

ブックフェアには、これまでで最多の世界25カ国から550社が出展。

24、25の両日は業界向けの商談会、26、27日は一般公開日として、多数の来場者を予定している。

東京国際ブックフェアは今年から主催者が書籍協会からリード・エグジビション・ジャパンに変わった。

出展者は3月11日段階の集計で過去最大の550社を数え、韓国、トルコ、中国、台湾、ポルトガルは国単位の大規模パビリオン形式で出展するなど、自国出版物の版権取引や文化の紹介に熱を入れる。

ブックフェアの呼び物の一つ、専門セミナーは作家・立花隆氏による基調講演「これからどうなる、どうする出版業界」を皮切りに、書店活性化、出版流通、著作権取引の8セッションを開催。

受講料は前売り4千円、当日券5千円。

同時開催のデジタル・パブリッシング・フェアでも電子書籍の最新情報・最新動向がわかる専門セミナーを開く。

業界団体によるセミナーは、書協・児童図書出協による「読書推進セミナー/親子でおはなしの世界へ」、図書館協会による「新設教科『情報』と図書館の役割」、編集制作会社協会による「パネルディスカッション『編集者という人生』」などが準備されている。

作家サイン会には藤子不二雄A、北村薫、池田香代子など各氏が来場する。

書店向けには、通常より有利な条件で直接出版社から仕入れができる商談会が準備され、会期限定の特別報償も付けられる。

展示では万引き防止システム、POSシステムを紹介する「書店向け店舗管理システム」のコーナーを新設。

サンジョルディの日実行委員会は、東京組合はじめ首都圏各組合の協力でバーゲンブックを販売するほか、24日には同会場で日書連理事会が開催され、各県組合理事長にフェアを視察してもらうことにしている。



TIBF専門セミナー

4月24日(木)<基調講演>10時半「これからどうなる、どうする出版業界/出版業の未来はどこにあるのか」(作家=立花隆)<出版流通コース>A1・出版流通改善に向けた提案(13時〜14時半)「ICタグは真の流通改善をもたらすか」(ICタグ研究委員会=奥脇三雄)「ラストチャンスの出版流通改革」(くろしお出版副社長=岡野秀夫)A2・大手2社トップが語るネット書店の可能性(15時〜16時半)「ネット書店の未来/イーエスブックス成功の秘密」(イー・ショッピング・ブックス=鈴木康弘)「アマゾンが目指す最高のショッピング経験」(アマゾン・ジャパン=ジャスパー・チャン)<書店活性化コース>A5・書店の成功事例(15時〜16時半)「二極化する書店/生き残った書店の実際」(新文化編集長=丸島基和)4月25日(金)A6・バーゲンブックで店頭活性!(13時〜14時半)「バーゲンブックはどのように日本の出版市場に根付くか?」(八木書店=八木壮一)「バーゲンブックの導入メリットと成功事例」(ノセ事務所=能勢仁)A7・万引き防止対策(15時〜16時半)「万引き防止・今何を成すべきか!」(三洋堂書店=加藤和裕)<著作権取引コース>A3・版権で収益を上げるために(13時〜14時半)「今こそ巨大化する中国市場に版権を売り込むチャンス」(ポプラ社=中西文紀子)A4・海外版権獲得のノウハウ(15時〜16時半)「魅力的な海外版権を獲得するには」(主婦の友社=林定昭)


今年は7月1日から

今夏の雑誌愛読月間「定期購読キャンペーン」は、昨年より3週間早く7月1日からスタートし、8月20日まで期間を拡大して展開することが決まった。

3月12日に開かれた雑協、取協、日書連3者の打ち合わせで確認したもの。

12日の会合で雑誌愛読月間推進特別委員会の浜田博信委員長(講談社)は、「雑誌月間自体は昭和の初めから続いているが、愛読月間に衣替えしてから4年目。

定期獲得キャンペーンは、これを機会に雑誌の定期購読を増やし、経営を安定させる目的だが、昨年は意欲の割に実績がいま一つだった。

運動が定着する方向を三者で考えていきたい」と、キャンペーンの狙いを説明した。

今回のキャンペーンにあたっては、イメージ・キャラクターに昨年、ゴールデンアロー賞グラフ賞を受賞した吉岡美穂さんを起用。

「私は、マガ人。

さあ、雑誌があなたを待っている」というキャッチコピーで展開する。

読者向けキャンペーンとして、今年も2003年にちなみ2003名に特製図書カードをプレゼントするほか、マナーPRとして、書店で購入前の雑誌記事を写真撮影しないよう呼びかけるポスターを製作し、書店に配布する。

店頭で雑誌の年間購読を申し込むと1か月分が無料になる「定期購読キャンペーン」は昨年、初めて全国展開を行った結果、4383店が参加、予約獲得は5455件だった。

今年は対象銘柄を月刊誌だけでなく、月2回刊誌も含めることとし、さらに予約獲得数アップを目指す。

参加書店の募集は、参加誌が決まる4月中旬から5月30日まで。

日書連の同キャンペーン窓口はスタートアップ21委員会が担当してきたが、今年からは増売委員会も加わることになった。

この日の会議で舩坂増売委員長は「雑誌の売れ行きには波がある。

定期購読を取ることで、年間を通じて安定させたい」と書店側の考え方を述べたほか、井門スタートアップ21委員長は「昨年、定期購読を申し込んだ客が継続する場合には、何らかの配慮をお願いしたい」と、出版社に注文をつけた。



こどもの読書週間標語

読書推進運動協議会の主催で「子ども読書の日」の4月23日から5月12日まで行われる第45回「こどもの読書週間」の標語が「たいせつな1冊、一生のともだち」に決まった。

こどもの読書週間は昭和34年に第1回が実施され、今年で第45回。

期間中、4月24日から27日まで東京・有明で「東京国際ブックフェア」が行われるほか、「子どもの読書活動推進法」(平成13年12月公布)で4月23日が「子ども読書の日」に制定され、サン・ジョルディの日=世界本の日のキャンペーンと合わせた多彩な企画が展開される。



井狩春男の必殺まるす固め

☆こういう書店もあっていいなー、と思ったのが、新風舎の書店で、熱風書房。

東京は、青山通りに面してある。

新風舎の本社の1階。

入ると、暗い。

すぐに慣れて落ちつくと、ずっといたくなる。

すべてが木の棚。

四角い店内の壁面をぐるりと囲み、中央にこれも木の階段が右に上がっていくようにあって、両側のてすりの部分が木の棚になっている。

階段の一番上に立つと、店の全部が見わたせる。

階段の途中に腰を掛け、近くの本たちを読んでもいい。

階段の下のあたりには、人が這って入れる洞窟のような部屋がある。

そこにもまわりに木の棚があって、本たちがギッチリつまっている。

小さい頃に、押し入れで本を読んだように、そこでも座って、なつかしく読書ができる。

昼休みに、OLたちのいこいの場所にもなっている。

置いてあるのは、新風舎の本ばかりで、おおよそ3千点。

レジもあって、買うこともできるが、たいがいの人が、友達の家のように愉しんだりしている。

書店に、こんな風な出かけたくなるコーナーがあるといいのだが、と思った次第だ(そんな余裕なんかあるもんか!と叱られそうだ……)。

☆10年も糖尿病をやっていて、2回も入院(2回目は、心臓のバイパス手術)したりしていると、その体験を本に書けという出版社が現れる。

おだてられるとすぐに木に登ってしまう小生は、その気になって、糖尿病の本を30冊ばかり読んでしまった。

糖尿病は、食事と運動で治すのが基本なのだが、その食事に関しては、ちょっとだけくわしくなった。

本や雑誌を読んでいても、健康な人の食事が紹介されたりすると気になったりする。

最近、これはイイと思ったのが、満100歳の銀座ママ、有馬秀子さんが書いた『今宵も、ひたすら一生けんめい』(ソニー・マガジンズ)に出てくる「1日に2食で粗食」だ。

朝、6時に起きて、水を1杯飲む。

朝食は、牛乳2合、卵(黄身だけ)、チーズ、ラッキョウ、納豆、漬物、ウルメイワシ3匹(ごはんはなし)。

10時ごろに、ウルメイワシと梅干し、お茶、お菓子。

2時すぎに、2度目の食事で、おにぎり1つか、サンドイッチ(時々、冷たい蕎麦)。

寝酒に日本酒を1口、肴は、ウルメイワシ。

ママは、60歳の体をしている。



読書ノート達成者が167人に

神奈川県書店商業組合(中村宣勝理事長)は3月5日、旧神奈川図書の組合会議室で定例理事会を開催した。

主な決定事項は次の通り。

1、神奈川図書が自主解散となったため、これまで神奈川図書と共用していた電話・FAX番号が替わった。

組合事務局の電話番号は045−321−1984、FAXは045−321−1985。

なお、防犯上入口に鍵をかけてあるので、御用の向きは必ず電話をされてからおいでくださいとのこと。

2、組合費及び袋代金の未払いが若干あるので、集金に努力する。

また、大型書店の組合加入を進める。

3、新しい事態に対応するため、正副理事長、各支部長による基本問題特別委員会を設置することになった。

4、増売で取り上げた主婦の友実用ブックス、小学館図鑑『NEO』はいずれも目標を上回る成績をあげた。

また、JTB出版『おとなの旅時間』の引き換え券は注意して扱うようにとの呼びかけがあった。

5、サン・ジョルディの活動は子どもの本の読み聞かせを中心として取り上げることにした。

6、取次、出版社に対し、倒産出版社の商品取り扱いや、付録の件等で要望が出た。

7、読書ノートは達成者が167名となり、書店くじ等を贈ることにした。

(平井弘一広報委員)


取扱い商品の見直し実施

東京都書店商業組合事業委員会では、組合員の経費節減・売上増と事業部の事務効率化を図るため、昨年暮れに取り扱い商品の見直しを実施。

新商品の斡旋や消耗品の値下げ、配送体制の変更等を行った。

新規の取り扱い商品は、コピー用紙、FAX用紙、レジペーパー、図書カードレシート、インクリボン等の事務用品と消耗品。

現商品についても新たに価格設定と見直しを行い、他業者と比較しても大変魅力的な価格になっている。

商品と価格を理解してもらうため、「取扱商品一覧表及び価格表」を作成。

商品説明のほか、事業部からのお願い事など、普段書店に伝えたかった事柄も記載した。

注文についても、発注に手間がかからず分かりやすい注文書を用意。

基本在庫欄・在庫チェック欄が設けられているのでパートでも簡単に利用できるようになっている。

昨年12月中旬には、これらの文書をまとめておける専用バインダーを全組合員に配布した。

また、書店の経費節減のために、請求書に振込料加入者負担の郵便振替用紙を同封。

この用紙を使えば振込料がかからなくなる。

配送に関しては、書店着荷がより早くなるように、従来週2回だったルート・サービスの組合来局を月・水・金曜の週3回とした。

配送料は1回の注文に対して税込み420円。

東京組合事業部では、「今まで発注のなかった所からも注文が入るようになるなど、じわじわと販売数は増えている。

伝票類や文房具などの事務用品の反応がよく、伝票類は常備品以外も取り扱うので問い合わせが多く寄せられている。

細かい注文に対応した点も評価していただいているようだ」と話している。



日書連のうごき

2月3日スタートアップ21特別委員会。

図書普及役員会開催。

2月4日国際独禁法研究会へ白幡専務、大川局長出席。

2月6日税制問題等特別委員会開催。

2月10日書籍流通の理想をめざしてシンポへ萬田会長出席。

2月12日東京組合情報化推進研究会へ井門副会長ほか出席。

読進協読書週間委員会へ舩坂委員、豊友倶楽部債権者会議へ白幡専務、石井会計主任出席。

2月13日組織強化対策で、鈴木副会長ほかで日教販、太洋社両社長と懇談。

情報化推進委員会開催。

2月17日出版業界4団体代表サロンの会へ萬田会長出席。

2月18日雑誌付録問題打合会、同問題で雑協付録基準運営委員会との二者会談開催。

ICタグ技術協力企業コンソーシアム説明会へ山口委員出席。

経営・取引委と梧桐書院西村社長が懇談。

2月19日雑誌発売日、出店・指導、増売・読書推進、組織強化・共同購買、共済会運営、流通改善、経営・取引、税制問題等、再販研究、広報、情報化推進各種委員会、児童図書増売三者会議、第4土曜日は子どもの本の日実行委開催。

雑誌の沖縄空輸問題で山田沖縄県理事長、講談社を訪問。

JPO運営委員会へ志賀委員出席。

2月20日定例理事会。

共済会、公取協理事会開催。

2月21日読書感想画中央コンクール表彰式典へ萬田会長出席。

2月24日全国中央会税制問題委員会へ下向委員出席。

出版クラブ理事・評議員会へ萬田会長出席。

2月26日雑誌発売日本部・同実行委合同会議開催。

2月27日消費税総額表示問題で業界4団体代表、塩川財務大臣を訪問、適用除外を陳情。

読進協全体事業委員会へ舩坂委員ほか出席。



パソコン講習会の開催を決定

兵庫県書店商業組合(村田耕平理事長)は3月11日、神戸シーガル会館で定例理事会を開催した。

理事会では村田理事長のあいさつ、日書連報告ののち支部報告が行われ、出店の報告こそ少なかったものの、各地とも廃業や退会の報告が多く、今後の組織強化を危ぶむ声が聞かれた。

また、それに付随して出店に際し取次からも強く組合への加入を呼びかけてほしいと要望の声もあった。

委員会報告では、「春の書店くじ」参加への協力要請及び「心にのこる子どもの本夏休みセール」についての説明や、日書連共済会への入会要請等、各委員長より呼びかけがあった。

IT化実態調査以降、検討されていたパソコン講習会が、4月25日、5月23日の2回にわたって神戸産業振興センターで開催されることが決まった。

また、5月15日には日書連マークの説明会が神戸シーガル会館にて開催されることも併せて決定した。

(中島良太広報委員)


一般紙誌も高い関心

◇中日新聞11月27日「210万円万引被害書店の年間平均中古店増え換金目的?」◇読売新聞12月25日「万引きに本屋悲鳴1店あたり被害年210万円中高生中心進む集団・巧妙化」◇週刊プレイボーイ2月15日号「週プレニュースランキング/万引き中学生逃走死で、古書店が閉店騒ぎ(日書連・大川哲夫事務局長がコメント)」◇東京新聞2月18日「転売目的で本を大量万引多発で都が状況調査被害や買い取り状況ヒアリングへ」◇毎日新聞2月20日「増える万引き被害今や書店の死活問題業界大手『文教堂』社長が語る現状」◇週刊文春2月20日号「被害額たった1パーセント超で倒産寸前万引きは書店にとって死活問題」◇東京新聞2月28日「今や深刻、万引被害低年齢・グループ化業界全体で自衛策も(日書連・萬田貴久会長インタビュー)」=写真◇女性セブン3月6日号「『店長、あなたは悪くない!』−間違っているのは誰?−逃走した万引き少年が電車にはねられ死亡警察に通報した店主は『人殺し!』の声を浴びた」◇週刊東洋経済3月23日号「急増する書店万引き新古書店への持ち込みも整わぬ最終兵器導入」


東京組合の請願、都が採択

東京都議会は3月7日、東京都書店商業組合(萬田貴久理事長)が昨年12月16日に提出した「青少年健全育成条例の一部改正等に関する請願」を一部採択した。

同請願は「書店等における万引非行防止」の観点から提出されたもので、請願項目は古書、新古書店等の業界が、18才未満と思われる者から書籍等を買い取る際に親の同意確認をとっているかなど、万引等非行防止のための自主的な取り組み状況について業界の実態を把握すること18才未満の青少年からの書籍等の買い取りの際には、年齢や親の同意の確認を義務付ける条項を新設するなど青少年の健全育成条例を改正すること−−の2点。

今回採択されたのは「業界の実態把握」で、「条例の改正」は審議未了となった。

これについて東京組合はが採択されたことを重視。

都は近く書店の万引き被害や新古書店での買い取り状況などの聞き取り調査を始めるが、この「業界の実態把握」の結果いかんによって条例改正の必要性が生じると見ている。

4月上旬にも都とのヒアリングが予定されており、引き続きこの問題に全力をあげて取り組むことになる。

なお、青少年条例で古物買受けについて規制しているのは47都道府県中40道府県あるが、このうち18県では「書籍(雑誌、古書籍、古雑誌)を除く」との但し書きがある。

日書連2月理事会で萬田貴久会長は、出版物除外の但し書き撤廃をはじめ条例改正と運用強化の運動を進めるよう各県に呼びかけた。

「書店万引き問題」は昨年後半から一般マスコミでも大きく取り上げられており、今回の東京都の請願採択を追い風に全国道府県議会への働きかけをいっそう強めたい。



『万引体験自慢するタレントを許すな』

ああ、またやっているよとテレビを見て思った。

お笑いタレント、ダウンタウンの万引き自慢である。

あなたたちがそういうことを言うと、子どもたちは万引きぐらいしても漫才師程度にはなれると思い込むだろう。

まともな芸人なら「そういうことをしましたが、つかまりました。

やっぱり悪いことはできませんな」とオチをつける。

極め付きは、2月の歌番組でゲストとゲームをして「負けた方がコンビニで万引きするけど、つかまってもほかの番組名を言うこと」と言っていた。

番組の制作者は川崎の事件を知らないのだろうか。

編集でカットすることもできないのだろうか。

ダウンタウンは、ずっと前からテレビで万引き自慢をしていた。

お笑いタレントの発言を野放しにしているタレント事務所、吉本興行にも問題がある。



−無題−

●請願の項目東京都におかれても、青少年の健全な育成を図るため、書店等における万引非行防止の見地から、古書、新古書店等の業界が、18才未満と思われる者から書籍等を買い取る際に、親の同意確認をとっているかなど、万引等非行防止のための自主的な取り組み状況について、業界の実態を把握してほしい。

また、これを踏まえ、18才未満の青少年からの書籍等の買い取りの際には、年齢や親の同意の確認を義務付ける条項を新設するなど青少年の健全育成条例を改正されたい。

●請願の理由一、万引問題は、小売業共通の問題であり、多くの小売業者が対策に苦慮しているところである。

とりわけ、書店を取り巻く経営環境は大きく様変わりしている。

近年、換金容易な中古品市場の拡大に伴い、コミック・写真集等を主力商品とするフランチャイズ方式の新古書店が各地に店舗展開し、持ち込まれる品が新しい物であれば、それだけ高く買い取ることから、書店の万引き被害を増大させる要因になっている。

その結果、書店棚卸後の欠損額は標準とされる1%をはるかに上回るものとなり、書店経営を破綻しかねない。

換金目的と思える万引き被害は、書店経営悪化と青少年非行化の面からもゆゆしい事態を迎えている。

二、『平成13年版青少年白書』によると、「平成12年の刑法犯少年(14才以上20才未満の者)は、13万2336人である。

これを罪種別にみると、万引き、オートバイ盗、自転車盗などの窃盗犯が全体の58・9%を占めて最も多く、年齢別にみると、1416才の低年齢層が66・7%を占めている」と報告されている。

また、平成12年8月、日本書店商業組合連合会が、同連合会並びに東京都書店商業組合の役員を対象に実施した「万引問題実態調査報告書」(別冊参照)でも明らかなように、「万引きした者の階層」については、全体で、「中学生」が43・2%と最も多く、次に「高校生」が20・4%となっている。

「小学生」の割合を日書連と東京組合で比較してみると、10・5%に対して22・0%と東京組合の方が約2倍である。

これは新古書店が乱立する東京と地方との立地に理由があると思われる。

また、これらは万引き犯罪を確認できた数値であり、確認することができなかった万引き犯罪につあいては、数倍の被害と青少年非行があると考えられる。

三、以前の青少年の万引きは、自分が読みたかったという理由に因るものであったが、最近の万引きは換金目的で安易に大量の本を万引きする傾向が多く、新古書店において簡単に現金化出来るというシステムの弊害であると断言しても間違いないのではないかと考える。

数人グループで店員の注意を逸らした隙に大きなバッグに数十冊を放り込む等、明らかに換金を目的とした被害もテレビ報道され、低年齢化や悪質化が際立っている。

青少年の万引き行為が非行に走る第一ステップであると言われていることを考えると、安易な換金手段に防御線を引いて万引きを未然に防止することが、青少年の健全育成という観点からも重要な問題となっている。

四、出版業界としても、出版社、取次、書店のそれぞれにとって刊行間もないコミック等が新古書店に並ぶことによって、「重版が難しくなった」「売上げが低迷している」といった深刻な影響が出ている。

作家にとって、いくら読まれても印税が発生しないことから、平成12年4月に「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を設立し、昨年春には雑誌に意見広告を出して危機感を強く訴えた。

コミックに限らず作家の創作意欲が失せて出版そのものが衰退すれば、流通も共倒れになる恐れがある。

私共書店業界としても、出版社、取次と一体となって万引きの根絶に努めているところである。

ひとつひとつのケースは軽微な犯罪にみえても、昨今の大量かつ常習的に繰り返される万引きは今や業界の存亡を左右する根の深い問題になっている。



春の実用書フェア

トーハンは3月下旬より新生活とゴルフに役立つ実用書を集めたブックフェアを開催する。

★新生活応援フェア!快適・節約のすすめ入学・入社・転勤と新生活のスタートに合わせ、快適に暮らすヒントや節約の知恵を満載した10点を集め、全国300書店で開催。

セット内容は『あなたの24時間が変わる整理・収納の法則』(三笠書房)、『幸せを呼ぶ私のお気に入り風水雑貨』(講談社)など。

★ゴルフ進化論フェア4月から7月にかけて売れどきを迎えるゴルフ関連書から、レベルに応じて売れ行き良好書10点を集めた。

全国250店で開催。

『ゴルフ上達BOOK」(成美堂出版)『坂田信弘新スウィング進化論』(ゴルフダイジェスト社)など。



本屋のうちそと

「市民がつくる総合誌」と銘打ち、市名をタイトルにした雑誌の第3号が発行された。

活字ばなれの時代風潮に逆らうように、活字で埋めつくされた144頁の小冊子だ。

発行の母体となったのは地元の文学会。

日記も書いたことのない本屋が「本屋」というだけの理由で入会させられて30年余、文学を志す会員の創作発表の場として発行してきた同人誌の編集と販売を手伝ってきた。

同人誌が売れるわけもなく、7年前の発行を最後に意欲を失いかけ、会員の出入りもないまま団体で馬齢を重ねていた。

起死回生の新雑誌は年2回発行、ジャンルを問わず、原稿を広く市民に求め、継続発行を財政的に保証するために1頁あたり2千円の掲載料を徴収するというもの。

一見アクセルとブレーキを一緒に踏むようなこの方法は、今のところに成功しているように見える。

号を重ねるごとに寄稿者が増えて毎号5百部が売り切れ状態となり、地元紙も注目するところとなった。

寄稿者の動機は様々だが、底流には「自分史」ブームがあるのではないか。

人生の断片が活字として残り、論文や主張が記事として市民の目に触れるなど、金銭で計れない喜びがある。

さらに源流をたどれば、戦後の復興期、青年団や若妻会を中心とした生活記録運動があり、無数の文集が生れた。

いま、高度経済成長期の浮かれ気分の中で見失いかけた、自分を取り戻す新しい「運動」が起こりつつあると言ったら大げさだろうか。

(どんこ水)


人事異動

◇ベースボールマガジン社(3月10日付)専務取締役販売局長(専務取締役総務局長)佐藤吉昭販売企画推進室長(販売局長)田上英俊◇主婦と生活社(3月25日付)書籍課課長・次長待遇(同・課長待遇)今井陽敬ムック課課長・宣伝部課長兼務(雑誌第1課課長)河野通彦雑誌第1課課長(ムック課課長)澤村正憲促進課課長代理(開発課課長代理)大宅俊幸◇文化出版局(4月1日付)販売部広告宣伝課を廃止し、その業務を販売部雑誌課に移管する。

○昇格販売部部長兼書籍課課長(販売部副部長兼雑誌課課長)○溝口恒宏出版局局長付・特命事項担当(販売部部長・販売渉外担当)小島寿彦文化学園健康保険組合(販売部部長・販売調整担当)滝本昌夫販売部副部長(販売部副部長・販売促進課担当)村井正康文化学園経理本部(販売部副部長兼書籍課課長)小林紀夫販売部雑誌課課長(同課長補佐)○金井功吉文化学園総務本部(販売部広告宣伝課課長)中村哲夫製作管理部受注課課長補佐(販売部販売促進課課長補佐)井坂孝


九州5書店でおはなしマラソン

日販は2月22日、九州地区の5書店で「おはなしマラソン」を開催。

子ども69人、大人47人、合計116人が参加した。

「おはなしマラソン」は1999年10月にスタートして2月末までに全国40都道府県、194店で開催され、参加者は延べ1万8645名にのぼっている。

今回開催したのは明屋伊加利店(田川市)、メディア未来臼杵店(臼杵市)、BOOK大和(国分市)、Booksあんとく櫛原店(久留米市)、メディア未来八女店(八女市)。



平成15年吉川英治賞

本年度の吉川英治賞が次の通り決まった。

贈呈式は4月11日午後5時から帝国ホテルで開催。

▽第37回吉川英治文学賞=原田康子『海霧(上下)』(講談社)▽第24回吉川英治文学新人賞=福井晴敏『終戦のローレライ(上下)』(講談社)、諸田玲子『其の一日』(講談社)▽第37回吉川英治文化賞=えりも岬の緑を守る会、菅波茂氏、東京シューレ、永井利夫・サヨコ夫妻


ショールームを開設

講談社は3月21日から文京区音羽の本社高層棟1階に講談社ショールーム「K−スクエア」を開設する。

書店ではなかなか見られないキャラクターグッズの販売や、雑誌・書籍の企画に関連した様々なイベント、展示などを行う。

営業は毎週火曜日から金曜日の午前10時から午後5時まで。

月・土・日・祝日と年末年始は休み。



03年版雑誌目録発行

取次8社でつくる「雑誌目録刊行会」は全国書店で発売している雑誌約3500誌を収録した『雑誌のもくろく2003年版』を発行した。

B6変型版・288頁、頒価350円(税込み)。

誌名50音順に雑誌コード、出版社、版型、定価、発売日を掲載。

「週刊誌」「コミックス」「TV・ラジオテキスト」「外国雑誌」は部門を設け、分冊マガジンは一覧表にまとめて掲載。

また、63の部門別誌名検索には解説文を付す。

今年度版から新たに昨年休刊した雑誌を一覧表で表示する。

問い合わせは、トーハン内、雑誌目録刊行会(■03−3266−9587)まで。



−無題−

◇野間記念館春季展講談社野間記念館は3月29日から5月25日まで春季展「横山大観と木村武山展」を開催する。

草創期の東京美術学校に学び、岡倉天心の薫陶を受け、近代画壇を牽引した2人の日本画家。

日本独特の絵画表現を目指し続けた大観と武山の世界を展示。

同時展示は「講談社の絵本」の原画展。

休館月・火。

入館料一般5百円、中・高・大学生3百円。



徳間3賞贈呈式

第5回大薮春彦賞に打海文三氏の『ハルビン・カフェ』(角川書店)、第23回日本SF大賞に古川日出男氏の『アラビアの夜の種族』(角川書店)、牧野修氏の『傀儡后』(早川書房)、第4回日本SF新人賞に三島浩司氏の『ルナOrphan’sTrouble』が決まり、3月7日午後6時から東京・丸の内の東京会館で贈賞式と祝賀パーティーが行われた。

大薮賞は船戸与一、日本SF大賞は川又千秋、日本SF新人賞は久美沙織各氏がそれぞれ選考経過を報告し、賞の贈呈が行われた。

「混沌とした読みにくい作品に賞を与えてくれたエンターテインメント小説界の懐の深さに感謝する」(打海氏)など各受賞者が喜びを語ったあと、徳間書店の松下武義社長があいさつ。

「出版界は厳しい時代を迎えているが、作家と出版社が元気を出して立ち向かっていかねば。

皆さんと手を携えて冬の時代を乗り切りたい」と話した。



最優秀賞に日産自動車

専門情報分野の広告発展に寄与することを目的に設けられた2003年「日経BP広告賞」(第9回)が決まり、最優秀広告賞に日産自動車(「日経ビジネス」掲載)、優秀広告賞には杏林製薬(「日経メディカル」掲載)と、日本IBM(日経コンピュータ掲載)が選ばれた。

受賞企業は49社52点。

昨年1年間に同社発行の雑誌に掲載した広告を対象に、審査委員会(委員長=亀井昭宏早大教授)が選考したもの。

贈賞式は4月23日、ホテルニューオータニで行う。



トリプル・ウインの推進体制を整備

日販は3月17日、第56期組織機構改訂と4月1日付けの職制人事異動を発令した。

4月1日から始まる第56期は新・中期経営計画のスタートの年にあたるため、将来につながる基盤整備を主眼に、■トリプル・ウイン・プロジェクト専任の組織を営業推進室に設けた、■返品協業の新会社「出版共同流通」設立、蓮田センター開設に伴い返品部門を再編成。

日販商品整理部で行っていた雑誌返品業務を移管、和光営業所と所沢流通センターを廃止した−−などが主な改訂。

部長級以上の人事異動は次の通り。

〔役員待遇〕○は昇任人事総務部長・役員待遇(人事総務部長)○加藤哲朗経理部長・役員待遇(経理部長兼経理課長)○平林彰書籍部長・役員待遇(書籍部長)○市川賢一営業推進室長・役員待遇(営業推進室長)○吉川英作王子流通センター所長・役員待遇(王子流通センター所長兼流通計画室長兼FAシステム課長・役員待遇)安西浩和〔部長級〕不動産事業部長兼営業企画センター長(商品開発部長兼国際課長)石田正樹首都圏特販部長(首都圏特販第2課長)○上田繁樹名古屋支社長(名古屋支社長・役員待遇)吉島哲夫流通計画室長兼FAシステム課長○中山剛商品整理部長兼総務課長(商品整理部長兼所沢流通センター長)池田隆管理部門担当付勤務(首都圏特販部長)長克征不動産事業部勤務(不動産事業部長兼営業企画センター長)布施川健一取引部勤務出向(経営相談室勤務)大森敏夫経営戦略室広報課長兼任(経営戦略室長)藤沢美枝子商品開発部本所メディアセンター長兼国際課長兼任(商品開発部長)三浦正一名古屋支店総務課長兼任(名古屋支店長)谷譲二解・不動産事業部長兼任安西崇解・九州支店長兼任内藤正志
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