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平成15年4月11日号
5月にも貸与権協議会

最近、急速に拡大を始めたレンタルコミック店への対応で、雑協貸与権ビジネス専門委員会は著作権法を改正して書籍・雑誌にも映画・音楽CDと同様に「貸与権」を確立するよう求めている。

このため、今年5月にもコミック作家の会などの著作者団体と書協、雑協、取協、日書連で「貸与権協議会」を設立し、著作権法改正に取り組んでいくことになった。

レンタルコミック店は昨年夏頃から福岡、新潟などで急速に展開を始め、新潟の「ビデオ1」の場合、10万冊を在庫、2泊3日50円で貸し出し、現在の6店舗から近日中にさらに3店舗を新規オープンする。

北関東にもレンタルコミック店の展開が始まり、宇都宮はこの2か月で6店舗が開業。

全国では200店舗程度と見られるが、このまま放置すれば、一気に拡大する様相という。

レンタルコミック店は、貸し出しするコミックを新古書店などの中古市場から仕入れることで、70〜90%の粗利益を得ている。

このため、出版社としては著作権法の改正でコミックに貸与権を獲得したうえで、レンタル用のコミックにシールを張り、許諾料を徴収する方針。

また、新刊には音楽CDのように一定の貸出禁止期間を設定することにしている。

一方、コミックレンタルの市場規模を把握するため、書店2店舗を実験店舗としてシミュレーションを行う。

日書連ではスタートアップ21委員会が「貸与権」問題の窓口になっているが、井門照雄副会長は「許諾料を取ることになれば、現在の粗利は半分以下になるのではないか」と見ており、日書連4月理事会で協議会設立と委員の派遣について承認を求める。

また、全国で2500店を数えるまんが喫茶への対応では、大手のまんが喫茶でつくる複合カフェ協会と雑協、コミック作家の会の間で、年末までに何らかのコミック使用料を支払うことで暫定合意が確認されている。



短冊表示案が浮上

平成16年4月からの消費税総額表示問題で、書籍・コミックスなどの出版物はスリップに本体価格と税込み金額(総額表示)を併記してはどうかという案が浮上している。

スリップ対応案は3月26日に開催された出版4団体「税制等対策特別委員会」で版元側委員から示されたもの。

書籍の定価表示は平成9年、消費税が5%に引き上げられた際、今後の税率引上げに対応しやすいよう総額表示から本体価格表示に変更、取引基準も本体価格を基準とすることにした。

これを再び総額表示に切り替えれば、出版社、流通ともに在庫入れ替え、システム変更など多大な経費負担と混乱が予想される。

カバーの定価表示はそのままで、スリップに本体価格と税込み定価を併記する案なら経費も大幅に節約できる上、雑誌と合わせて95%以上が総額表示になると見られる。

取協、日書連は正式な態度を表明していないが、2日の東京組合理事会では日書連萬田会長がスリップ案について「この案が通れば一番安上がりで簡便な方法」と説明。

経費のかからない現実的な対応策として注目を集めている。

今後、財務省、公取委への根回しも必要になる。



本号より一部DTP化開始

全国書店新聞は印刷費の削減のため本号より紙面の一部をデスクトップ・パブリッシング化いたします。

これは従来、印刷所が行っていた組版作業を編集部がパソコン上で行うもので、1年後の来年4月からは完全DTP化をめざします。

これにより印刷費は年間3百万円程度の削減が見込めます。



−無題−

東京都書店商業組合は4月2日午後2時から書店会館で理事会を開催したが、3月は18店が脱退し、4月1日現在の組合員数は前年同月より43店少ない884店となった。

出版販売倫理の取り組みでは、東京組合が万引防止のため求めていた青少年条例の一部改正が3月7日の都議会で一部採択されたことが報告された。

これに基づき、東京都は4月9日、東京組合からヒアリングを行うことになり、萬田理事長、丸岡副理事長、大橋委員長が東京都に出向いて現状を報告する。

ヒアリングの資料として、最近1年の青少年による万引き実態を調査、組合に報告してもらうことになった。

出店問題では、あおい書店が3月28日、中野駅前、中野サンクオーレ1、2階に売場面積800坪で中野店を開店した問題で、中野・杉並支部(福田亜夫支部長)が出店中止の仮処分申請を行う方針が説明され、他支部の協力と理解を求めた。

営業時間は午前10時から午後10時、年中無休、取引は日販。

事業部関係では、組合事務局で扱っているNHK放送テキストの販売拡大を目指し、4月から6月の3カ月間、注文は1冊でも送料無料とし、中3日で配達するキャンペーンを展開することが報告された。



日書連4月理事会は東京ビッグサイトで

4月24日に開催する日書連定例理事会は、東京国際ブックフェア2003の開かれる江東区有明・国際展示場1階「東1ホール・主催者事務室」で午後1時から行われる。

今年の理事会会場は昨年までの会議棟でなく、ブックフェア会場の東1ホール、東2ホールと隣接しており、フェア参観にも至便。

なお、24日は午前9時40分からブックフェア会場入口で出展各国大使、書協、雑協、取協、日書連など出版業界首脳らによるテープカットで開幕。

27日までの4日間、アジア地区最大規模の展示即売が行われる。



共済会給付

(15・2・2015・3・19)▼病気傷害中央区銀座4−5−1教文館中村義治殿10口上伊那郡辰野町宮木2829井桁屋書店小林保雄殿1口長野市篠ノ井布施高田852−3伊藤商事伊藤嘉三郎殿10口▼死亡弔慰田川市本町13−25近藤書店近藤正稔殿5口武雄市武雄町八並8899ブックスたけお古川繁雄殿1口▼前名義人死亡(高橋美代子)世田谷区北沢2−31−13鳥羽屋書店高橋雄一殿2口▼配偶者死亡(堀口千枝)板橋区中板橋18−8ふたば書房堀口高利殿1口

−無題−

山形県鶴岡市は大規模小中学校12校へ市職員として司書を配置し、全県的にも例のない先進学校図書館運営として評価されているが、2月に入って突然、教育委員会より「この新学期から3人の司書の資格をもった臨時職員に切り替え、段階的に市職員を引き上げる」との申し出があった。

そこで司書の会が関係団体や個人に訴えて6人の市民が呼びかけ人となり3月17日、「学校図書館を考えるつどい」が開催され、70余名が参加した。

鶴岡書店組合も要請を受け参加を呼びかけ協力した。

つどいでは、91歳の市芸術文化協議会会長の方から「戦後全校児童数2200名、1クラス60名から80名近い同校で、70名の教職員が『自立と自学』を掲げ、学校図書館の充実専門職員として司書を配置し、今日の鶴岡の学校図書館の礎を築いた」との講和があり、司書と教諭がそれぞれの立場で学校図書館の仕事と司書の専門性について語った。

このあと会場から10名が発言。

市立図書館で朗読ボランティアをしている方から「市立図書館でも人員削減されることになり、ボランティアも自前で…」との話があり、「第2の保健室と言われるほど重要な役割を担っている司書を小規模校にも配置するのが筋で、引き上げること自体問題だ」との意見が続出。

「学校図書館の充実と学校司書体制の強化を求めるアピール」を採択した。

支部組合員も「学校図書館だけの問題ではなく、市立図書館の民間委託へと市民サービスの後退につながる」ことを指摘した。

(佐藤一雄広報委員)

−無題−

『データブックオブザワールド2003年版』(600円、二宮書店)は通巻15を数える最新版。

A5判で480頁。

データが詰まっていて実に割安感のある本。

巻頭のカラーは世界地図、等時刻帯から現在192ある独立国の国旗が紹介される。

第1部の「統計要覧」は自然環境、人口・都市、農牧林水産業、エネルギーなど11項目にわたって、膨大な統計を閲覧することができる。

経済・生活・文化では経済協力支出額の他国との比較があったり、年間の刊行図書点数は日本が英、中国、独、米に続いて5位であるとか、普段見過ごしているランキングが一望できる。

鉱工業の項で電話機、テレビ、ラジオ、冷蔵庫、洗濯機、カメラの生産は、いずれも中国が世界一なのにも驚いてしまう。

第2部は「世界各国要覧」。

不毛な戦争中のイラク共和国を見ると、現況として「ブッシュ政権は悪の枢軸と批判。

米英は武力行使を明言」と記されている。

日本との貿易では原油など輸出1・4億ドル、自動車などの輸入1・9億ドルとなっている。

中米ユカタン半島にあるベリーズという国の人口は7105人で、1平方キロに対し10人の人口密度。

世の中は知らないことばかりである。

正井泰夫監修『今がわかる時代がわかる世界地図2003年版』(1600円、成美堂出版)はカラーの世界地図だが、6項目35テーマの図解が特徴。

国際政治、社会から文化・スポーツまで多岐にわたる。

世界の紛争、軍事費や宗教分布など世界地図上に色分けされて一目瞭然である。

産業経済の項ではエネルギー消費量、世界の貿易収支などが地図上のグラフでわかりやすい。

穀物自給率は日本はわずかに25%。

100%を越える国は32カ国という。

突然に近未来を憂い出してしまうデータもあるが、世界遺産、ワールドカップ、メジャーリーグなどの明るい地図も当然ある。

後半は普通の最新世界地図なので利便性も高い。

ちょっと欲しくなる「地図帳」である。

世界情勢の揺れる時には一層ニーズがあるはずだが、多くの書店では探しにくいか、置いてもいない。

2冊ともそれぞれ読者の探せる適所の棚があるのに、多くの書店はそれを理解してくれていない。



−無題−

日本を代表する歌人斎藤茂吉の没後50年を記念して、求龍堂より『茂吉の山河』(B5判、201頁、本体2800円)が発売された。

蔵王、最上川など茂吉を育んだ現風景を、「まり子さんと50人の子どもたち」で日本雑誌写真記者会賞を受賞した日本写真協会会委員の写真家、中村太郎氏が撮影したビジュアル文芸書。

監修は塚本邦雄、執筆陣は斎藤茂太氏ら。

山形の鶴岡書店組合では3月25日から4月6日まで鶴岡協同の家「こぴあ」2階展示ホールで出版記念写真展を開催。

鶴岡市教育委員会や新聞、テレビなどが後援し、広く市民に鑑賞してもらった。

組合員は『茂吉の山河』拡販と合わせ、写真展の案内チラシを配布した。

(佐藤一雄広報委員)

−無題−

取次各社は4月1日、一斉に新入社員の入社式を行った。

各社の新入社員は、トーハン36名(男子23名、女子13名)、日販29名(男子22名、女子7名)、大阪屋15名(男子8名、女子7名)、栗田10名(男子3名、女子7名)。

各社社長のあいさつ要旨は以下の通り。



−無題−

ある新聞の「電話相談」欄で、「売上が急減少の本屋、借入金の返済ができない」という、地方都市の同業者の方の記事を読みました。

明日は我が身と、身につまされる思いです。

特に、3月20日にイラク戦争が始まってから私の店では雑誌の売上が急速に減少しました。

その原因は、「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、テレビで刻々と報道する戦争の場面に目を奪われているからです。

怖いもの見たさで、不況とも重なり、買い物に出ずテレビを見ている人が増えているのでしょう。

戦争は罪もない子どもや弱者を殺傷する非人道的なものであり、早く止めて平和な世になってほしいものです。

本の消費税総額表示問題でも、塩川財務大臣は「例外は認めず」の方針であり、今の自民党主導の政治にはもう期待できません。

これから各種選挙がありますが、私たちの味方となる政治家や政党に一票を投じ、これ以上の書店の廃業をなくすようにしましょう。

書店を続けることができるかというのが何より心配です。



−無題−

読書推進運動協議会(野間佐和子会長)が主催する2003・第45回「こどもの読書週間」ポスターがこのほどできあがった。

今年の標語は「たいせつな一冊、一生のともだち」。

こどもの読書週間は、4月23日の「こども読書の日」から「こどもの日」を挟み5月12日まで3週間の日程で開催される。



−無題−

3月3日サン・ジョルディの日実行委員会開催。

3月5日情報化推進問題で打合会。

3月6日分野協常任理事会へ丸岡理事出席。

出版健保事務連絡者会議へ石井主任出席。

3月7日税制等対策特別委員会へ下向副会長。

全国中央会団体事務局長会議へ大川局長。

JPOICタグ研究委員会へ山口委員出席。

出版再販研究委員会。

日書連共済会監査会へ面屋、高島両監事出席。

3月12日JPO運営委員会へ志賀委員。

雑協・雑誌月間打合会へ井門委員他出席。

小学館、集英社、JTB出版販売各社を萬田会長他訪問。

3月13日情報化推進委員会開催。

3月14日JPIC運営委員会へ萬田会長出席。

参議院予算委員会・消費税問題について下向副会長他で傍聴。

3月18日光文社・文学、演劇賞贈呈式へ日書連幹部出席。

3月19日出版倫理協議会。

ICタグ技術協力企業コンソーシアム設立総会へ山口委員出席。

「春の書店くじ」取協進行委員との打合会へ舩坂委員長他出席。

3月20日共通雑誌コード小委員会へ岩瀬委員出席。

3月26日全国中央会理事・評議員会へ白幡専務、税制等対策特別委員会へ下向副会長出席。

JPIC理事・評議員会へ日書連幹部出席。

3月27日全出版人大会事務局打合会へ大川局長出席。

図書普及役員会。

日書連決算会議で正副会長会開催。

3月28日九州雑誌センター取締役会へ萬田会長他出席。

3月31日出倫協ゾーニング委員会へ丸岡委員出席。



−無題−

◇トーハン・金田社長トーハンの社会的使命を十分にかみしめ、責任ある行動を自己に課してほしい。

その前提となるのは3つの心構えだ。

一つは、本という人間の精神活動の所産を扱う企業として、創り手に対する「敬意」を忘れてはならない。

二つ目は、書店さんを中心とした取引先に対する「感謝」の気持ちである。

三つ目がもっとも重要で、読者に共鳴する感性を持ち続けること、「共感」である。

出版業界で続く売上の前年割れは、日本経済の低迷と同時に、業界が読者の変化に十分対応できていないという問題も否定できない。

読者と同じ目線で考え、市場に新たな可能性を見出していくことが強く求められている。

先端知識を吸収しながら自己を高め、鋭く感性の網を広げて読者の心に訴えかける、価値の高い仕事をしてもらいたい。

◇日販・菅社長出版業界はここ6年間マイナス成長が続いている。

一方、新古書店やまんが喫茶、図書館の隆盛を見ると消費者の読書意欲は衰えていないことが伺える。

それは現在の出版流通の仕組みや書店の品揃え等が読者ニーズに応えていないことに原因がある。

日販の責務は、旧態依然とした出版業界の流通構造を改革し、いかにマーケットに応える仕組みを確立していくかということだ。

日販は本日から3年間にわたる新しい中期経営計画をスタートさせる。

この中心的な取り組みとなるのが「トリプルウィン・プロジェクト」だ。

みなさんの若い柔軟な発想に大いに期待する。

「玉磨かざれば光なし」という言葉がある。

健康な体と心を持って、自己の成長、日販の業績向上のためにたゆまぬ努力を続けていくことをお願いする。

◇大阪屋・三好社長自らの成長と企業の発展をめざして、この大阪屋の中で最大限の力を発揮してもらいたい。

大事な心構えは、あらゆることに対し基本に忠実に、謙虚な姿勢と誠実な心で、前向きな発想と行動力をもって、計画・目標を実現する意欲と執着心を常に持ち続けることだ。

その上で期待するのは、知識を知恵に、知恵を行動に、そして成長に結びつけることである。

これらは顧客満足追及の意味からも、また「正しく、早く、親切に」という社是を実践する上でも大切なことだ。

当社は今日から第57期の事業年度をスタートする。

第6次中期経営計画の2年目であり、最終第58期へのステップアップの事業年度となる。

皆さんも一人一人が計画実現の役割を担い、今日から関わってもらうことになるので、心構えをしっかりもつよう切望する。

◇栗田・亀川社長栗田は本年85周年を迎える。

創業者は1918年6月1日みなさんと同じ年頃に開業し、大正9年9月9日、「苦」の重なる日に敢えて独立店舗を構えた。

苦難苦行を乗り越えようとする強靭な意志だ。

関東大震災で壊滅状態になったときは「文化は燃えない」とし、昭和の第2次大戦後は焼跡の中からいち早く再開業を果たした。

昨今のデフレ・経済混乱・出版業界の連続マイナス成長は、いままでの経験が通用しないかもしれないほど深刻だ。

新しい考え方・価値観をもったところでなければ生き残れないことを肝に銘じること。

「本気・元気・勇気」を出してほしい。

目的をしっかり持って気力さえあれば夢は達成できる。

みなさんの若いエネルギーによって将来大きく華開くことを期待する。



−無題−

万引き体験を自慢する悪ガキ時代をもつ品性の悪いタレントの発言には、私も以前から違和感を持っていました。

全国書店新聞3月21日号「声」欄に掲載された「万引体験自慢するタレントを許すな」のご意見の通りです。

道徳にも法律にも反したことですので、書店組合から当該タレント及び事務所、所属会社、放送会社に抗議して、その抗議内容をプレス発表したらいかがでしょうか。

私どものお客様にも、本屋の万引き被害のひどさを理解いただけてきたようです。

これも貴紙はじめマスコミの努力のお陰です。



オンデマンド本受注

オンデマンド出版のためトーハンと凸版印刷が合弁でつくったデジタルパブリッシングサービス(略称DPS、鈴木仁社長)は、統一ブランドによる事前発注・販売促進の「オンデマンドコレクション」をスタート。

第1期37点を6月25日に発売する。

同コレクションはプレマーチャンダイジングの手法で需要を掘り起こし、受注部数を製作・販売したあと、オンデマンド出版に移行する。

第1期は一般教養書を対象に19社37点が参加。

第2期以降もジャンル別に展開する。

DPSでは予約期間終了後、事前注文に若干上乗せした部数を小部数重版し、トーハンに納品。

在庫完売後は完全受注生産として継続販売する。

トーハンは書店へのチラシ配布や広報誌での告知、e−honへの掲載で予約活動を展開する。

第1期出品銘柄は『ある通商国家の興亡』(PHP研究所)、『総合芭蕉事典』(雄山閣)、『忍びの者』(理論社)など。

予約受付期間は4月中旬から5月末日。

体裁は四六判、並製。

また、新評論はDPSのオンデマンドコレクション方式を利用して、創業50周年記念のセレクションを復刻出版する。

長期品切・絶版となっている書籍から第1期54点を販売。

予約受付は4月上旬から5月15日まで、セット価格20万3900円。

分売可。

今後、平凡社『東洋文庫』第1期100点、『日本音楽大事典』、中央公論社『日本の詩歌普及版』全30巻、『フロイス日本史』全12巻などを予定している。



本屋のうちそと

お役所が「休まず、遅れず、働かず」と言われていたのは一昔前だが、今でもやはり、のんびりしているところがある。

生産性から見ると、緊迫感が足りない。

のんびり過ごしても一日、バリバリ働いても一日だ。

今まで出版業界にいた知人が定年退社後、お役所に嘱託で入社した。

歯がゆい事ばかりだったらしい。

何でこんなに仕事をしない人間ばかりなのかと、嘆いていた。

私企業ならはじき出されている。

仕事に熱心でなく、上司がそれをかばう。

なあなあになっている。

知人は総務課で印刷にかける原稿をチェックしている。

誤字がある。

内容が伝わらず、文章になっていない。

訂正を求めても、上司からそのまま印刷しろと言われる。

嘱託社員、派遣社員、パートと同じような仕事をしている割に、給料は格段の差。

忙しい思いをしているのはその人たちで、正社員のぬるま湯体質は変わっていない。

先日も十時頃に配達に行くと、ちょうどお茶の時間。

十時と三時にお茶の時間がある。

朝早く仕事を始める職人でもあるまいし。

配達の途中、「本屋さんは気楽でいいですね」と言われた。

「上司もいないし、時間に拘束されないでしょう」と。

何を言っているのですか。

役所で満足な仕事もできない人間に商売なんかできるはずもない。

悔しかったらやってみろと心の中で言っている。

嘱託で入社した知人も今はみんなと歩調を合わせ仕事している。

定年後の仕事としては、のんびりやれて結構楽しいよと言っていた。

(とんぼ)

新刊紹介

◇『闇将軍−野中広務と小沢一郎の正体』故・小渕元首相秘書官のNTTドコモ株疑惑スクープはじめ、「週刊現代」を中心にフリージャーナリストとして活躍する松田賢弥氏が講談社から出版した。

四六判320頁、定価本体1600円。

1999年6月19日号から「週刊現代」に連載した「日本の最高実力者、野中広務の正体を暴く」などをもとに、その後の取材も加えた書き下ろし。

新聞が書けない裸の実像に迫る。

松田氏は元「新文化」記者。



雑誌『くまのプーさん』

河出書房新社はこのほどウォルト・ディズニー・ジャパン・とライセンシー契約を締結し、ディズニー関連雑誌、『くまのプーさんとなかまたち』(隔月刊)『ディズニープリンセス』(ムック)を発行していくことになった。

両誌は4年前からデンマークの出版社エグモントの日本事務所エグモント・ジャパンが発行、河出書房新社が発売してきたが、エグモント社が日本を撤退することになり、新たに河出がディズニーから正規ライセンスを取得した。

編集面はエグモント社の編集スタッフでプロダクションをつくり、クオリティを継続。

河出は雑誌事業室を新設し、室長は伊藤美代治営業部長が兼任する。

『くまのプーさんとなかまたち』は4〜6歳を対象に偶数月1日発売。

税込み定価600円、発行部数10万部。

関連企画として年度版『くまのプーさんグッズ大図鑑』、増刊企画『カレンダーブック』も出版予定。

『ディズニープリンセス』の対象読者は4〜8歳の女の子。

昨年6月に発行した第1号が完売、11月刊の2号も95%の実売率で、4月14日発売の第3号から河出が発行。

定期刊行も視野に8〜10万部発行予定、定価税込み700円。

以後、5月、7月、9月に刊行。

4月3日に行われた記者発表で河出若森社長は「昨年11月末決算で売上げは37億7800万円。

前年比0・4%増加した。

中長期5か年計画の2年目で、雑誌発行は組織作りの上からも重要なベースになる。

雑誌事業室は社長の直轄とし、年間6億円の売上げを見込んでいる」と、意気込みを述べた。



ブルーガイドの新シリーズ

実業之日本社は国内旅行ガイドブックの新シリーズ「ブルーガイド1泊2日」を全18巻で創刊。

4月7日に10点、6月上旬に残り8巻を刊行する。

「鎌倉癒しの旅」「箱根心と体にいい旅」など旬のテーマを書名に掲げ、見る、食べる、買う、泊まる、交通情報をセレクトした地域ガイド。

カジュアルな旅にぴったりのB6ハンディ判、本体価格714円。

第1回配本は札幌・小樽、東京、鎌倉、箱根、伊豆大島・八丈島、京都、奈良・飛鳥、大阪、湯布院・阿蘇・黒川、沖縄。



人事異動

(◎昇任、○新任)◇佼成出版社2月21日代表取締役社長(常務取締役)◎横田幸雄取締役・出版部担当役員(新聞部執行役員)○三原嘉幸同・出版事業部担当役員(出版サービスセンター執行役員)○舟木保男監査役(関連団体より)名畑照久顧問(取締役・編集部担当役員)佐々木正伸同(取締役・管理部担当役員)池田清一郎相談役(代表取締役社長)栗山禎造◇日本経済新聞社(3月1日)出版局長(社長室総務)斎田久夫大阪本社副代表兼大阪本社代表室長(出版局長)喜田恒雄以下各社とも4月1日付◇アシェット婦人画報社代表取締役社長(ケンゾー・ジャパンより)ノルベール・ルレアシェット・フィリパッキ・メディアUSへ(代表取締役社長)フィリップ・ゲルトン◇光文社常務取締役販売局・宣伝局担当(同販売局長)須田昌夫販売局長(販売促進部長)◎谷利周二販売促進部長(販売部長)原田水穂販売部長(販売部長代理)◎残間直巳販売促進部副部長(販売部副部長)末光達郎物流管理部副部長(販売部副部長)長谷川浩久販売部主任(情報システム部主任)加藤泰裕販売促進部主任(販売部主任)河野高志同(同)渡辺浩章◇徳間書店営業局販売管理部部長兼管理局経理部部長(管理局経理部部長)田中茂光・トップサービス顧問(営業局局長補佐販売管理部部長)太田達雄営業局雑誌販売部次長(雑誌販売部課長)◎谷浩典*尾崎暢彦雑誌販売部次長は3月31日付で退職。

◇三修社取締役営業部長(営業部課長)竹内正明◇大和書房常務取締役(取締役営業部長)◎石井清明取締役編集部長(編集部長)○谷島祥子◇雄鶏社営業事業本部営業部部長(同次長)◎五木田一太◇工業調査会代表取締役会長(代表取締役社長)志村幸雄代表取締役社長(常務取締役)◎新谷滋記◇角川書店営業局販売部部長代理(同次長)◎今井克幸◇河出書房新社営業部次長兼企画広報課長兼物流課長(課長代理)◎岡垣重男

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