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平成15年5月1日号
東京国際BFが開幕

世界27カ国から過去最多を数える559社が出店して「東京国際ブックフェア2003」が4月24日から27日まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催された。

初日午前9時半から行われたテープカットには同展名誉総裁の三笠宮殿下も出席。

実行委員会朝倉委員長(書協理事長)は「東京ブックフェアは本格的国際ブックフェアとなってから10回目。

年々盛大になっている。

日頃出会うことのできない様々なジャンルの本と出会い、商談や版権取引で大きな成果をあげていただきたい」とあいさつした。

会期中は好天にも恵まれ4日間の入場者は昨年を%上回る4万名に。

初日、2日目はビジネス向けとして仕入れ、商談会や出版社との交流、専門セミナー、店舗管理システムの情報収集が行われ、後半の土日は家族連れの読者が多数来場して、児童書を買い求めたり、読み聞かせ、紙芝居、トークショー、サイン会などのイベントを楽しんだ。

日書連はサン・ジョルディの日実行委員会として、第2出版販売の協力でバーゲンブックフェアを実施。

4日間の売上げは万円だった。



全国書店に固有のID

日書連加盟店のみならず日本国内すべての書店を網羅した「書店データベース」(S−DB)を整備するため、共有書店マスタユーザー会(代表世話人=筑摩書房・田中逹治取締役)と日書連は協業化の合意に達し、4月24日、東京ビッグサイトで記者発表が行われた。

今後、運営委員会を設けて具体的な運用を検討していくが、早ければ6月、遅くとも年内にはスタートできる見通しだ。

書店データベースは住所、書店名、氏名、電話番号で構成し、書店固有のIDをつける。

これにより、S−BOOK、BON、まるこ、角川Gなど受注専用サイトの共通書店IDとして使えるほか、出版社へPOSデータを提供する際の書店IDはじめ、出版業界で情報交換する際の書店コードとして活用できる。

書店コードは取次ごとに異なるが、書店データベースは出版社、取次、書店、読者、倉庫会社など各利用者に共通のコードとなる。

現在の「共有書店マスター」は、1999年、スリップの共同回収を行っていた大手出版社有志が、POSレジによるデータ回収のため、統一書店コードが必要としてスタート。

現在、全国で2千店が共有書店マスターの書店IDでデータを送付している。

しかし、ユーザー会加盟出版社が150社程度にとどまっていること、書店の理解が十分でなく、今後の普及に課題があることなどから、今後、法人格を持つ唯一の書店団体、日書連に運営主体を置くことになったもの。

記者会見で日書連萬田会長は「今までユーザー会が管理していたコードを、今後、業界の基盤として使えるよう、日書連と一緒に整備していきたいというお話があった。

情報化時代の基盤は一元化が望ましいし、書店基本台帳の整備にも役立つため、お受けすることになった」と説明。

井門副会長は「書店データベースの統一は昭和62年頃からの課題だった。

インターネット時代、固有の番号で出版社に発注できるのは当り前のこと。

当面、出版社3〜500社が利用するのではないか」と述べた。

一方、ユーザー会田中代表世話人は「S−DBの理解は、書店に十分伝わっていない。

規模拡大により普及促進と、運営コストの低減が期待できる」と、協業化の狙いを説明した。



33社59誌でサービス

月刊誌・月2回刊誌の年間購読を申し込むと、1か月分が無料になる「定期購読キャンペーン」に参加する59誌が決まり、参加書店の募集が始まった。

このキャンペーン、夏の雑誌愛読月間にあわせて、雑協、取協、日書連の3団体が共催しているもので、目黒・世田谷支部、宮城県でのテストランを経て、昨年から全国展開されている。

キャンペーン期間は7月1日から8月20日までと、昨年より3週間長くなり、月2回刊誌も加わった。

キャンペーンへの参加方法は書店の参加申込制。

5月30日までに取次に参加を申し込むと、6月中旬に読者用申込書、店頭ポスターが送付されてくる。

書店は読者からは11カ月分の購読料を前受けし、書店から取次への支払いは毎月。

1カ月分の差額は来年9月に取次経由で書店に返金する。



学校図書館納入で5月8日に研修会

日書連情報化推進委員会は5月8日午後1時半から東京の書店会館で「日書連マークを利用した学校図書館納入」をテーマに研修会を実施する。

日書連マークを利用した学校図書館の納入事例、全国各地の現状などを情報交換するとともに、ナノビット、教育システム、フィルムルックスなどのデモを行う予定。



3月期は96・8%

日販経営相談センター調べの3月期書店分類別売上調査がまとまった。

これによると3月期は対前年同月比96・8%となり、2月期98・2%よりマイナス幅が大きくなった。

書店規模別では、40坪以下店が6・3%減で最も落ち込みが厳しい。

41〜80坪、81坪〜120坪、121坪以上は2〜4%の減。

立地別では商店街が2桁近いマイナスになっている。

分野別ではコミック、児童書、新書の3部門が前年を上回った。

児童書は小・中規模店で勢いがあり、新書は教養新書が健闘している。

売行きが鈍いのは文芸書と文庫。

文芸書は各規模とも1割近いマイナス、文庫も121坪以上をのぞいて大幅な減少。

学参書は81〜120坪クラスで16%減。

121坪以上も5%減だが、40坪以下と41〜80坪クラスは悪くない。

客単価は5・2%増の1084・8円。



共済会給付

(15・2・20〜4・23)▼病気傷害中央区銀座4−5−1教文館中村義治殿10口上伊那郡辰野町宮木2829井桁屋書店小林保雄殿長野市篠ノ井布施高田852−3伊藤商事伊藤嘉三郎殿10口名古屋市南区桜本町2−28美登利書房松本早苗殿名古屋市緑区鹿山3−1友仁堂書店赤堀孝三郎殿東筑摩郡波田町1511−3文成堂書店高嶋かつゑ殿2口上伊那郡箕輪町中箕輪井桁屋本店大槻晃殿岸和田市本町1−20西出書店森隆蔵殿3口▼死亡弔慰田川市本町13−25近藤書店近藤正稔殿5口武雄市武雄町八並8899ブックスたけお古川繁雄殿豊島区巣鴨3−27−6文川堂川合度殿▼病気傷害・死亡弔慰松本市旭2−10−10明倫堂書店関明吉殿2口諏訪市高島4−1493誠林堂滝沢久太郎殿8口▼前名義人死亡(高橋美代子)北世田谷区北沢2−31−13鳥羽屋書店高橋雄一殿2口同(洞本フミ)上京区千本上立売上ルふたば書房洞本昌男殿▼配偶者死亡(堀口千枝)板橋区中板橋18−8ふたば書房堀口高利殿同(山下幸代)須坂市中町155山下書店山下忠男殿▼住居半焼古川市七日町11−6佐々栄文盛堂佐々木栄董殿1口17万5千円▼雪害札幌市南区澄川3−6東急貴光堂藤沢史人殿1口1万7千円▼水戸市城南2−12小貫書店城南店小貫一郎殿2口2万円

−無題−

年間定期購読キャンペーン参加雑誌SSコミュニケーションズ『レタスクラブ』『MONEYJapan』『マネープラス』、学習研究社『ベーグル』、角川書店『花時間』、講談社『Grazia』『オブラ』、交通新聞社『JR時刻表』『旅の手帖』、光文社『BRIO』、ゴルフダイジェスト社『月刊ゴルフダイジェスト』、実業之日本社『Waggle』、集英社『メイプル』、主婦と生活社『JUNON』、主婦の友社『Como』『ゆうゆう』『主婦の友』『健康』『ロト・ナンバーズ「超」的中法』『my40s』『声優グランプリ』『Pre−mo』『Baby−mo』『ef』、小学館『美的』、シンコーミュージック『BURRN!』『ヤングギタ−』、新潮社『新潮』『nicola』『ENGINE』、世界文化社『MensEX』、中央公論新社『中央公論』、東京ニュース通信社『デジタルTVガイド』、東洋経済新報社『金融ビジネス』『オール投資』、徳間書店『問題小説』、日経BP社『日経PC21』『日経WinPC』『日経ヘルス』、日経ホーム出版社『日経トレンディ』『日経おとなのOFF』、日本ジャーナル出版『自然と健康』、白泉社『MOE』、ぴあ『DVDビデオぴあ』『invitation』、PHP研究所『PHP』『歴史街道』『PHPほんとうの時代』、扶桑社『ESSE』『LUCI』、文藝春秋『オール読物』『CREA』、ベースボールマガジン社『ラグビーマガジン』『ボクシングマガジン』、毎日コミュニケーションズ『PCMODE』、マガジンハウス『GINZA』『クロワッサン』、マリン企画『サーフィンライフ』、山と溪谷社『山と溪谷』33社59誌

出版社に善処求める

日書連は4月24日午後1時から東京ビッグサイトで理事会を開催。

ポイントカード問題をめぐってヤマダ電機への指導が進展しないことを憂慮して小学館、講談社の両社に同店への指導を求め、期限付きで善処を求めることになった。

〔ポイントカード〕ポイントカードの方針を説明した中村再販委員長は「昨年5月以来、証拠を付けて訴えているが止まらない。

ヤマダ電機に出版社が出向いて指導し、従わなければ送品停止すべきではないか。

事態を打開するため、ヤマダ電機が5%のポイントサービスをしている県は、小学館、講談社に要請を出してほしい」とし、萬田会長も伊従顧問弁護士に相談したところ問題はないという話だったとして、委員長の方針を支持した。

出版社5百社弱に実施した再販弾力運用のアンケートは170社から回答があり集計中だが、この1年間に「非再販本を発行した」は2社、「時限再販本を発行した」も13社にとどまっている。

この点について中村委員長は「自分たちは弾力運用するつもりがなく、書店の負担で行うポイントカードが弾力運用であるかのような考えは矛盾している」と、出版社の姿勢を厳しく批判した。

一方、三省堂書店が3月6日オープンした大丸札幌店で発行している「CLUBSANSEIDO」のサービスカードについて報告があった。

同カードは1冊の買い上げに3ポイントが付き、100ポイントで300円の商品引換券またはクレジットカード、航空会社マイレッジのポイント加算などが選択できる仕組み。

小売公取協影山専務理事は「プレゼントへの交換も選択できるなら『景品』規約が適用される」とし、公取協として三省堂から実施内容の説明を求めることになった。

〔消費税問題〕平成16年4月1日からの消費税総額表示問題で、出版業界4団体でつくる税制等対策特別委員会が4月17日に財務省担当官と行った意見交換の模様が報告になった。

財務省は総額表示の考え方について■消費者が一目で総額がわかること、■スリップには今でも本体と総額が書かれているものがあるが、そのままでは総額を表示しているとは言いがたい、■外に出ている部分に金額が表示されていることがポイントで、スリップの「坊主」の部分ならワンアクションでわかるので許容できる−−と説明した。

また、意見交換では財務省から「経過措置は考えていない」「(在庫商品を入れ替えられなければ)罰則はないが違法状態」などの発言があったという。

同委員会委員の下向委員長は「来年4月1日に違法状態とならないよう努力したい。

そのためのコストの問題はある」と指摘した。

〔流通改善〕倒産など出版社有事の際の書店への連絡と在庫入帳について、4月7日、取次各社と意見交換を行ったことが藤原委員長から報告された。

この席で取次側は「出版社の倒産の事実が間違いなく、今後出版活動が停止すると確認できた段階で書店に連絡する」とし、商品清算は委託期限内であれば通常通り入帳する。

長期、常備も同様」とする原則を繰り返したという。

藤原委員長は■今後もルールづくりの話し合いを継続する、■出版社有事の際は取協事務局から日書連事務局に連絡する−−の2店を確認したと報告した。

理事会の前日、23日午後は日販、大阪屋、栗田、太洋社、日教販の出資した出版共同流通蓮田センターを見学した。



『がんばらない』の著者・鎌田氏が講演

愛知県書店商業組合は4月22日午後7時から名古屋市東区の中電ホールで、『がんばらない』『あきらめない』等の著書で知られる医師・鎌田實氏を講師に迎えて世界本の日「サン・ジョルディの日」日本縦断文化講演会」を開催。

423名の聴衆で満員となった。

鎌田氏は「『がんばらない』けど『あきらめない』−命を支える−」をテーマに話し、聴衆は熱心に耳を傾けていた。

講演会終了後に行われたサイン会は100名を越える行列が出来る盛況だった。



雅子さまがお言葉

「子どもの読書活動推進フォーラム」(文部科学省主催)が4月23日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで皇太子ご夫妻を迎えて開かれ、皇太子妃雅子さまがお言葉を述べた。

文部科学大臣賞表彰では読書活動優秀実践校、子どもの読書活動優秀実践図書館、子どもの読書活動優秀実践団体(者)をそれぞれ表彰。

全国の学校、図書館等が事例報告を行った。

また、作家の松谷みよ子氏が「『ふたりのイーダ』をめぐって」と題し講演した。



中村うさぎ氏が生きざま語る

北海道書店商業組合十勝支部は4月19日、帯広市の六花亭ホールで作家の中村うさぎ氏を講師に招き「第14回サン・ジョルディの日記念講演会」を開催。

150名が来場した。

ジュニア向けファンタジー小説で作家デビューし、ブランドショッピングと税金滞納の日々をつづったエッセイ『ショッピングの女王』でブレイクした中村氏。

講演では「自分の幸せに突進!」をテーマに、バイタリティーあふれる生きざまを語って、満場の聴衆をわかせた。

講演会終了後は著者サイン本、図書券、花束などのプレゼント抽選会とサイン会を行った。



読み聞かせらいぶらりい

のんちゃんの好きなバナナ。

皮をむいてママと半分こ。

でも真っ黒になっちゃった。

ママが教えてくれたレモンの魔法。

バナナにきゅっとひとしぼり。

ケーキに、金魚に、エビフライにきゅっ。

最後はパパにきゅっ!でもちっとも効かないの。

今度ママが教えてくれたのは…。

マルタンは、ママや、ママの友だちとレストランにやってきた。

「みんな食べてばかりで退屈だよ。

ぼくのこと忘れているし。

テーブルの下でも覗いてみよう」こっそりもぐり込んだテーブルの下は、大人たちの靴が会話にあわせて変身する不思議な世界だったんだ。

ぶたのジュールは、ひつじのジュリーが好き。

でもジュリーは、よごれてハエがブンブンしているジュールが嫌い。

「今日こそ好きだというぞ!」ふたりはオオカミにつかまって、牢屋に閉じ込められてしまいました。

ジュールはジュリーを助けだせるかな?そして好きだといえるかしら?

日販が読み聞かせ会支援キャンペーン

日販は「子ども読書の日」(4月23日)と「こども読書週間」(4月23日5月12日)の期間中、全国の取引書店165店を対象に「『子ども読書の日』読み聞かせ会継続支援キャンペーン」を実施している。

このキャンペーンは「おはなしマラソン」参加書店や独自に読み聞かせ会を実施している書店を広く対象としており、2001年から春・秋の読書週間期間に毎回開催し、好評を得ている。



サン・ジョルディフェスティバル名古屋

「サン・ジョルディフェスティバル名古屋2003」が4月23日の「世界本の日=サン・ジョルディの日」を間近に控えた4月19日、20日の両日、名古屋市東区のオアシス21・銀河の広場で開かれ、第18回目を迎えた今年も本の販売、花の展示を中心にさまざまなイベントが行われた。

2日間の来場者数は2万人だった。

会場のオアシス21は名古屋の新名所として市民に親しまれている地上1階、地下2階の立体型公園。

昨年までの会場「久屋大通公園・もちの木広場」の東隣にあるが、屋根があるため雨天中止の心配がない。

愛知県書店商業組合は今年も本のチャリティーバザーを実施。

読者に家庭にある読まなくなった本を寄贈してもらい、定価の1割以上で販売した。

売上金は全額、中日新聞社会事業団を通じて各種福祉事業および施設などに寄付する。

今回は文庫、新書、コミック、実用書、文芸書、全集、辞典など約1万5000冊を陳列し、売上は80万3160円だった。

このほか会場では「おはなしひろば」と銘打ち絵本の読み聞かせが行われ、多くの親子連れがつめかけた。

フラワーアレンジメント教室、サン・ジョルディの日イメージアートポスター展、似顔絵コーナーのブースも人気を集めた。

また、「赤いバラに似合う本」のテーマで「本と花のベストカップル大賞」を実施し、1000通を超える応募のなかから『100万回生きたねこ』を優秀作に選出。

20日午後に発表を行った。

19日午前11時からメインステージで行われたオープニングセレモニーでは、主催者を代表してサン・ジョルディ名古屋実行委員会の高須博久委員長(愛知県書店商業組合理事長)が「恵まれない人たちに対する社会貢献として、組合では本のチャリティーバザーを阪神大震災以来続けている。

温かいこころざしをお願いしたい。

18年前から行われている愛と知のフェスティバルを存分に楽しんでほしい」とあいさつした。

また、日本・カタルーニャ友好親善協会の西川俊男理事長は「サン・ジョルディは名古屋を起点に全国に広まっている。

イラク戦争、デフレなどで厳しい状況が続いているが、本と花を交換する素晴らしい文化で明るい時代を作りたい」、中日新聞社の高坂毅事業局長は「読書は人生を豊かにする。

サン・ジョルディを生きる喜び、味わい深い人生について考える場に」とあいさつ。

フラメンコグループ「アレグリア」のメンバーから西川、高須、高坂各氏に花束が贈呈された。

メインステージではこのほかフラメンコショーやトーク&ライブショーなどが両日にわたり行われ、来場者を楽しませた。



世界の老舗書店・有名店

「世界の老舗書店・有名店」を長い間お読み下さり有り難うございました。

世界の書店を見て学んだこと、感じたことを記してみたいと思います。

◇◇◇定価制、委託制、書籍・雑誌混合流通という出版環境は世界に例がない。

この独特の流通の観点で世界の書店を見ると、かなり違った形で書店の姿を見ることができる。

まず第一に、世界各国書店の専門性を感じたことである。

特にヨーロッパの書店でこの傾向が強い。

マイスター制のドイツでは書店人の心意気が伝わってきた。

レファレンス、注文受け、ギフトの情景を見ると、彼らの専門性の発揮がよくわかる。

フランクフルトの書籍業学校卒業のプライドが仕事の中に出てくるのである。

パリのフナックやヴァージンメガストアのジャンル別構成は、表面的には日本の総合書店と同様に見られるが、実際にはさらに専門性が発揮されていた。

それは専門書でも平台を使うこと、棚の面陳列が多いことに表れている(写真)。

定番専門書を確実に販売している姿を感ずる。

こどもの本売場はどこの国でも大事にしている。

特にアメリカでは売場面積を広くとっているのが印象的だった(写真)。

ブダペストの書店では本とキッズビデオ、おもちゃをミックス陳列していたのも興味深かった。

マドリッド・リブロ書店では2人の女性社員が児童書売場を甲斐甲斐しく切り回していた。

非再販国のスウェーデン、アメリカでは新刊のバーゲンが盛んであった(写真)。

アメリカのバーンズ&ノーブル、ボーダーズ書店では新刊のベストセラーは20〜30%のディスカウント、実用書を中心としたバーゲンは50〜80%オフであった。

ストックホルム・アカデミア書店は価格訴求POPが店中に一杯であった。

日本でも自由価格本催事の必要性を感じた。

再販国のドイツ、イタリアの書店でもバーゲンブックを店内で実施していた。

学参、テスト類の全盛はアジア諸国に移った感じである。

シンガポール、中国、香港、韓国とも、母親を中心とした購買者の多いのに驚くばかりであった。

本の陳列には大いに学ぶべきものがある。

本を山積みにする日本の大量陳列に比べて、欧米書店の陳列には楽しさが感じられる。

中でもイタリアの書店の芸術的な陳列には目を見張るばかりである(写真)。

立体陳列の妙味を学びたいものである。

欧米書店では各書店が専門分野をもっているので、レファレンスサービスも徹底している。

それだけ読者から書店が信頼されているわけである。

NYのB&Nではワンフロアにサービスカウンターが2〜3カ所もあった。

ドイツ、パリでもしかりである。

日本でもレジ接客とサービス接客を分けて考えていかないと、読者の創造、固定客作りは難しいのではないだろうか。

ヨーロッパではどこの書店も地図コーナーが充実している。

これは地続きという特性からきているものである。

アメリカの書店で共通しているのはダイエット本の多いことである。

肥満は国の敵なのである。

関連してクッキングコーナーも充実している。

アジア地区の書店で特徴的なのは、総じて学参、ドリルの棚、平台が元気なことである(写真、)。

発展と競争の相関関係からくる出版ムードといえる。

日本では図書館と著者、書店の共存関係が今、一部怪しい状態になっている。

これは本来の姿ではない。

ニューヨーク市立図書館の2階にライブラリーショップがある。

そこでは読んでほしい本が並べられ、即売されている。

30坪くらいの売場である。

男女2人がいて読書相談にも応じている。

日本でも書店と公共図書館が提携した事業はできないものだろうか。

ベルギー市立図書館では貸し出しの時1フラン(約10円)を徴収している。

こどもは無料である。

読者には有料であることに全然抵抗がないという。

借りることにより本を大事に扱い、次の人のためにきれいに読み、期限を守るという。

日本の図書館では本の紛失や、返却しない人が多い。

図書館の無法地帯化現象がますます激しくなっている。

ドイツの公共図書館では延滞料を取っているという。

日本でも考えてよいのではないか。

雑誌を書店で売るのは世界で日本だけである。

最近になってアメリカの大型書店で少し扱うようになったが、店頭とか1階の目立つ所には陳列しない。

ブダペストでは市営の雑誌販売スタンドが街角にある。

2坪くらいの独立店舗でヒルラップと呼ばれている。

北朝鮮の書店事情は一口で言えば、閉鎖的である。

ピョンヤン市の11区の各区に1店の書店がある。

もちろん国営である。

小生の見た中央区の書店は約30坪くらいの店であったが、3分の1は金日成の著作物、3分の1は労働党の新聞、雑誌、あとの3分の1は地図、絵葉書、旗、バッジ、金日成・金正日グッズである。

従って小説や実用書、雑誌は無い。

◇◇◇まだ世界の書店を見て回っています。

写真資料等御必要の方は小生事務所までお申し出ください。

永い間のご愛読感謝しています。



ふるさとネットワーク(北信越ブロック編)

●新潟長岡市といえば日本一長い信濃川と「日本一の大花火」で名が高いですが、立体映像と音楽で花火を体感できる「まちなか花火ミュージアム」が昨年12月22日、市民の憩いの場として親しまれている「ながおか市民センター」の5階に誕生しました。

開館時間は午前10時から午後5時まで。

入場無料。

ここで創られる花火は、コンピュータグラフィックで作成した花火を3D映像と迫力ある音で再現します。

立体映像用の眼鏡をかけると、真上から見た花火、鳥の視点から見た花火、花火師の目から見た花火、水面から見た花火など現実では見ることができない花火を体感できます。

また、自分だけのオリジナル花火を創作し、立体花火を打ち上げることもできます。

長岡におこしの際は、ぜひお立ち寄り下さい。

(五十嵐順一広報委員)●富山桜前線が北上し、4月23日から始まるチューリップフェアまでの間、礪波地方では各地で春祭りが行われる。

中でも出町の子供歌舞伎は実に見事で目を見張るものがある。

平成6年には富山県指定無形文化財に指定された。

山車は3本あり、曳き廻しは例年4月16日、17日の2日間行われる。

往時、当県内には6市町で歌舞伎曳車が保持された。

しかし、その後、次から次へと消え去り、現在では当市が唯一になってしまった。

小学1年生から6年生のちびっ子役者が得意げにミエを切り、観衆を魅了する。

昔は男の子だけの出演であったが、このごろは少子化の影響で女の子も舞台の上に上がれるようになった。

三味の音にはじかれ演ずる豆役者のあでやかな姿が山に映え、つややかな声音が風にそよぐ頃、散居の里、礪波の春が始まります。

(渋谷恵一広報委員)●石川金沢城といえば前田百万石にふさわしく大阪城や名古屋城のような壮大な天守閣を想像しますが、実は江戸時代に数々の失火その他で何度も焼失し、現在残っているのは搦手門(裏門)の石川門と三十間長屋です。

小生などは小中学生の頃、石川門が金沢城の本丸と思い込んで、百万石の大藩にしては何と小さいんだろうと思っていたものです。

それが昨年の大河ドラマと相呼応して五十間長屋と菱櫓などを復元新築したので何とか城郭として少し格好がついたのですが、天守閣は当分見ることができないようです。

とにかく兼六園と並ぶ金沢観光の中心ですので、是非来て下さい。

それから毎年6月の上旬に行われる百万石まつりには、前田利家公の金沢城入城を再現した百万石行列があります。

利家役の人気タレントが馬にまたがり雄姿を披露します。

(横野浩広報委員)●長野「遠くとも一度は参れ善光寺」といわれ、宗派を超えて全国の老若男女から篤い信仰を集める善光寺。

特に絶対秘仏であるご本尊のお身代わり、前立本尊のお姿を拝むことがかなう善光寺御開帳は古くから数多くの参拝者が訪れました。

7年に一度の盛儀です。

善光寺がいつ創建されたのか、それは歴史の謎とか。

印度・百済・日本を舞台とする善光寺縁起は、平安時代すでに全国に知られていたという…。

御開帳期間中、本堂前の参道に建てられるのが、1尺5寸角、高さ33尺(10メートル余)の大回向柱。

この大回向柱は、白布から5色の糸を経て前立本尊中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金の糸とつながっている。

参拝者が柱に触れると、前立本尊に直接触れると同じ功徳が得られると信じられている。

期間は4月6日5月31日です。

(宮原洋一)●福井「なつかしいのぅ」「ほやって、あった、あった」という言葉があちこちに。

この春にリニューアルした福井県立歴史博物館である。

古代から江戸、大正あたりまでの歴史展示は以前からもあったが、感嘆の声があがっているのはトピックゾーンの「昭和のくらし」コーナーなのである。

ここは昭和30年代がそのまま出現したようで、大衆食堂、貸本屋、駄菓子屋が並び、ミゼットやスバル360が駐車してある。

民家には当時のテレビや扇風機。

道端の雑草や電信柱の犬のオシッコの跡やウンチにまで当時を徹底的にこだわっている。

それが懐かしさと感動を生み出しているのだろう。

この暮らしを体験した人たちがこの展示を観ると、思い出が思い出を呼んで、人にしゃべりたくなる。

「観る人を元気にさせる」という学芸員の狙いは当たったようである。

(清水祥三広報委員)


ゴールデン・ウィーク期間中の出荷体制

★トーハン本社や各書籍流通センターでは、5月1日に新刊・注文品発送の2日分の出荷作業を行う。

さらに「本の特急便」「e−hon」の客注品対応として5月3日、5日にも作業を行う。

「本の特急便」はGW中も休まず物流作業を実施。

連休による遅れを回避するために、5月4日と一部エリアについては2日にも宅配便による加盟書店への特別出荷を行う。

コールセンターは連休中も24時間稼働する。

「e−hon」は読者が書店留め置きを希望した場合は通常の出版輸送便で発送、宅配希望の読者には5月3日、5日に宅配出荷を行う。

★日販王子流通センターをはじめとする書籍発送拠点で、5月5日は休まず稼働し、取引書店へ書籍注文品の供給を全国規模で実施する。

またネット書店専用倉庫のweb−Bookセンターについても、5月3日と5日に稼働体制を敷き、「本やタウン」をはじめ、他社との提携サイトのニーズにも対応する。

★栗田5月3日から5日について、KINS・直行便オンライン注文は、通常通り24時間受け付ける。

出庫についても、商品管理、文庫、コミックセンターの在庫ピッキング作業を通常通り行う。

配送は、3日、4日の一部地域を除いて行わない。

直行便については、出版社出庫品、各センター在庫品の集荷と書店配送は通常通り実施する。



立体画像の山岳ガイド発売

山と溪谷社は、NEC東芝スペースシステムと共同で、パソコンで見る3次元立体画像の山岳ガイド「3Dスカイトレック槍・穂高・上高地を飛ぶ」を業界で初めて製品化、6月上旬に全国書店で発売する。

ウィンドウズ98以降のOSで動作するCD−ROM付き書籍で、本体価格3200円。

「3Dスカイトレック」は、航空写真と標高データから、北アルプス南部の山岳地域の風景をそのまま3次元立体画像で再現。

書籍やビデオ等で表現しきれなかった景観を、思い通りの角度から見られるようになっている。

実際には行くことが困難な場所もリアルな画像で体験可能。

画像上を鳥のように山々を飛び回ったり、登山ルートに沿って登山するように移動することもできる。

山岳風景画像には、山と溪谷社のガイドブックに載っている山岳情報を表示することが可能。

また、地図上に飛行ルートを10個設定でき、ルートを再生することで画像上を自動で飛行することができる。

「3Dスカイトレック」の販売目標は10万冊。

体験版CD−ROMを『山と溪谷』5月号の付録につけるほか、東京国際ブックフェアの山と溪谷社ブースでデモ展示を実施。

6月に池袋で開催する東京アウトドアズフェスティバルでもデモ展示を行い販売をプロモートする。



新BIRDネットPOSデータ・3月期

〔ムック〕『スターオーシャンTilltheEnd』エニックス1143円4-7575-0830-1『おもいッきりテレビNO.22』日本テレビ放送網552円4-8203-9846-6『ラクラク献立春』オレンジページ476円4-87303-223-7『とっさのひとことShibuya友情編2003年4月〜9月NHKテレビミニ英会話』日本放送出版協会350円4-14-187998-3『初めてのたまごクラブ2003年春夏号』ベネッセコーポレーション571円4-8288-5646-3『徹底反復百ます計算』小学館500円4-09-104425-5『’03プロ野球選手写真名鑑』日刊スポーツ出版社333円4-8172-5171-9『私のカントリー44』主婦と生活社1300円4-391-61624-6『オレンジページインテリアNo.27』オレンジページ524円4-87303-221-0『イラスト図解ニュースの地図帳』講談社952円4-06-148347-1〔単行本〕『真・三国無双3コンプリートガイド上』コーエー1500円4-7758-0059-0『ファイナルファンタジー−2最速攻略本FORBEGINNERS』デジキューブ1000円4-88787-100-7『テイルズオブデスティニー2オフィシャルガイドブック』エンターブレイン1300円4-7577-1353-3『真・三国無双3コンプリートガイド下』コーエー1700円4-7758-0060-4『ファイナルファンタジー−2EASYTOFIND』集英社857円4-08-779228-5『ファイナルファンタジー−2オフィシャルガイドブック』エンターブレイン1000円4-7577-1409-2『有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房』PHP研究所1200円4-569-62527-4『ブレイブ・ストーリー上』角川書店1800円4-04-873443-1『ラッキーマン』ソフトバンクパブリッシング1600円4-7973-2122-9『こんな○○は××だ!2』扶桑社1143円4-594-03879-4〔文庫〕『青の炎』角川書店667円4-04-197906-4『ブギーポップ・スタッカートジンクス・ショップへようこそ』メディアワークス550円4-8402-2293-2『“It(それ)”と呼ばれた子少年期』ソニー・マガジンズ700円4-7897-1992-8『“It(それ)”と呼ばれた子幼年期』ソニー・マガジンズ650円4-7897-1925-1『踊るベリー・メリー・クリスマス』富士見書房580円4-8291-1505-X『話を聞かない男、地図が読めない女』主婦の友社667円4-07-235217-9『黄泉がえり』新潮社629円4-10-149004-X『我が聖域に開け扉上』富士見書房520円4-8291-1502-5『慟哭』東京創元社720円4-488-42501-1『マークスの山上』講談社648円4-06-273491-5〔実用書〕『労基法のことが面白いほどわかる本』中経出版1100円4-8061-1322-0『Englishzone#002』中経出版1200円4-8061-1776-5『経済のニュースがよくわかる本日本経済編(最新版)』小学館1500円4-09-379304-2『Englishzone#001』中経出版1200円4-8061-1749-8『俺が、つくる!』中経出版1400円4-8061-1760-9『堂本剛2003→2004』小学館2000円4-09-105728-4『ディノスコレクション2003』扶桑社429円4-594-03808-5『経済のニュースがよくわかる本世界経済編』小学館1400円4-09-379305-0『RUNA2003年春号』扶桑社362円4-594-03898-0『朝日キーワード2003』朝日新聞社1000円4-02-227703-3


−無題−

訂正本紙前号3面掲載の人事異動で小学館PSの上島治之氏は関西支社課長の誤り、堀内輝義氏の前職は東海支社副課長の誤りでした。

お詫びして訂正いたします。



本屋のうちそと

「諸行無常」「驕れるものは久しからず」。

ニュースを見るたびに平家のサワリが響く。

激しく動く政治の世界はもちろんだが、経済や文化でも同じだなとしみじみ思う。

活字が情報産業の中軸を担ってきた時代も終わった。

速さではデジタルメディアにとても太刀打ちできない。

確実さと深さ、安心感で勝負しなくてはなるまい。

しかし、わが業界の、時代への対応はどうだろう。

あの栄光が忘れられなくてなのだろうか。

単に新しいツールが理解できないだけなのだろうか。

本の統一データを作ることさえできないでいる。

書協、TRC、トーハン、日販などなど、それぞれが独自のものを作って消費者を囲い込もうとする。

学校図書館電算化の現場で、この発想の象徴、マークの壁に歯がみしている。

今はもう読者をいかに囲い込むかという事態ではないはずだ。

業界全体でデータの窓口を立ち上げる。

CDや本が出された時点で、ひとつのフォーマットでデータを登録し、絶版にした時には削除する。

それを出版者に義務づける。

もちろんオープンにして、誰でも無料でダウンロードできるようにする。

書店や図書館は、それを使って、消費者に豊富な書誌情報を提供していく。

データをフルに使って、安心感たっぷりの本の魅力を業界あげてアピールする。

情報産業を標榜していてこれができないなら、時代に置いていかれても仕方がない。

(如意)
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