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令和2年5月15日号
支払いへの考慮、報奨企画の実施求める/出版3団体に要望書を提出/日書連

新型コロナウイルスの感染が東京など7都府県以外にも拡大していることから、政府は4月16日、特別措置法に基づく緊急事態宣言について、対象地域を全都道府県に拡大した。これを受け、日書連は4月20日、「緊急事態宣言を受けてのお願い」と題する要望書を日本書籍出版協会(相賀昌宏理事長)、日本雑誌協会(鹿谷史明理事長)、日本出版取次協会(近藤敏貴会長)の3団体に提出した。緊急事態宣言を受け、書店業界では自主的に休業している店、デベロッパーの意向で休業せざるを得ない店、通常通り営業している店、時短で営業している店など、様々な状況で個別に対応している。外出自粛要請で来店客が増えている地元の書店がある一方、休業している書店は売上がたたない中、当面の家賃や人件費が重くのしかかる。
要望書は、多くの書店が難局を乗り越えるため努力しているが、個店の取り組みには限界があるとして、組合で支援を検討するとともに、国や自治体、出版社や取次にも支援を要請したいと提言。具体的には、①マスク、消毒液などの物資支援、②こんな時だからこその報奨企画、③作家からの読書推進メッセージ、④支払いへの考慮――を挙げ、「コロナ後も生き延びて、変わらず本を売り続けていきたい」と決意を示している。
矢幡秀治会長は「この国難ともいうべき状況を共に乗り越えていきましょう」と呼びかけている。

【要望書・緊急事態宣言を受けてのお願い】
新型コロナウイルス感染症は一向に収束の気配を見せず、貴協会におかれましても、対応等に追われ大変お忙しい日々をお過ごしかと存じます。毎日発表される国内外の感染者数、死亡者数を聞くたび、世界が歴史的に未曽有の事態に直面していることを思い知らされます。去る4月16日、政府は全国に対して緊急事態宣言を発令しました。私共、書店は現状、自主的に営業している店、時短で営業している店など、様々な状況で個々対応しております。
特に休業している店は、報道によりますと1000店前後を数えます。売上がたたないなかで、賃貸料や人件費をどう乗りきるか。営業している店はお客様、従業員への感染拡大防止をどう対策するか。学参、児童書、コミックなどの売上げが店全体の売上額を伸ばしている店もありますが、一方で客足が減少し売上減となっている店もあるようです。外出自粛要請で自宅近隣の書店にお客様が集まり、改めて本は心の栄養素、心の拠り所であることを感じる反面、感染防止の政策に逆行するのではないかと自問自答してもいます。
いずれにせよ、殆どの書店が大変厳しい状況に置かれていることは間違いなく、我々はこの難局を乗り越えるために日々頑張っていますが、やはり限界があります。組合としての支援も検討しなくてはなりませんが、国、地方自治体からの支援はもちろんのこと、出版社様、取次会社様からのご支援を是非ともお願い申し上げる次第です。お互いに大変厳しい状況であるのは承知で申し上げておりますが、マスク、消毒液などの物資支援、こんな時だからこその報奨企画、作家さんからの読書推進メッセージ、そして支払いへのご考慮もご検討いただけないかと存じます。我々は感染終息後も生き延びて、変わらず本を売り続けていきたいと考えます。何卒、各方面からのご支援をお願い申し上げます。

書面議決で開催/日書連5月理事会・小売公取協総会

日書連5月定例理事会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から書面議決で行います。書面議決書を5月25日(月)までにご提出ください。
提案議案については定款第53条4項にあります通り、理事全員が同意の意思表示をした場合に決議があったものとみなします。
また、出版物小売業公正取引協議会通常総会も書面議決で行います。書面議決書を5月25日(月)までにご提出ください。

書店東北ブロック大会が延期に

書店東北ブロック会は4月23日、7月上旬に山形県書店商業組合の設営で開催を予定していた第72回書店東北ブロック大会を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑みて、今回の措置を決定した。

東京組合、新型コロナ影響アンケート/配達休止による売上減を懸念/休業中の家賃支払、感染リスクも

東京都書店商業組合は、新型コロナウイルス感染拡大の経営への影響についてアンケート調査を実施し、4月24日に集計速報を発表した。組合員59店舗(休業店舗除く)の回答者の6割が売上増となったものの、病院や美容院などへの配達休止・中止が増えたことで売上が減り、外商書店を中心に深刻な問題となっていることが分かった。
売上増減割合は、2月が増加53・1%、減少46・9%、3月が増加52・2%、減少47・8%、4月1日~6日が増加61・2%、減少38・8%、4月7日以降が増加68・8%、減少31・3%、合計で増加59%、減少41%。期間を通じて売上が増加した店舗が多く、特に4月以降は7割近い店舗で増加した。売上増の店舗は大幅増が多く、売上減の店舗は微減が多かった。
売上が増えたジャンルは、コミック、児童書、学参の回答が最も多かった。ドリル、文庫、ビジネス書、資格、語学、クロスワードパズル、編み物、第三商材、中高年向け週刊誌も売上が増加した。一方、地図・ガイド、雑誌は売上が減少した。
営業時間は、通常営業が27・8%、短縮営業が72・2%だった。
仕入状況は、「概ね問題ない」との回答が多数を占めたが、「出版社が短縮営業、休業のため電話に出ない。客注を頼めない」との回答もあった。
懸念する点としては、①売上=配達休止・中止(病院、美容院、銀行、カフェ、飲食店)による売上減、5月~6月の雑誌発売延期・中止による売上減、②支払・補償=休業中の家賃支払、補償・助成金の内容と申請、消費税0%を希望、③感染・雇用=感染リスク(自身、従業員)、感染を恐れて退職者が出ている、従業員がリスク回避で休んでいる・今後休み出すこと、雑誌から感染するとの風評被害で配達に影響、④その他=世間の閉塞感、大学教科書・大学図書館の注文がないと厳しい、自粛期間にネット購入に流れてしまわないか――といった回答が寄せられた。

雑誌の返品期限を延長/新型コロナで書店の休業増加を受け/雑協

日本雑誌協会(雑協)と日本出版取次協会は4月28日、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、多くの書店が休業していることを受け、雑誌返品期限の延長施策を発表した。
書店店頭での販売機会の創出と返品リスクの回避、期限切れ商品発生時の返品業務等の軽減を図る。
2020年2~5月に発売された雑誌コード0~3始まりの雑誌で、雑協加盟社64社・3183点、非加盟社246社・2369点(4月27日時点)が対象。
返品期限は、週刊誌が45日延長して90日、月刊誌が60日延長して120日、隔月刊誌が30日延長して120日、季刊が30日延長して150日となる。
日本書籍出版協会会員で雑誌を発行している出版社も、取次からの協力要請を受け、雑協会員社に準じた同様の対応をとる予定。

大阪府家庭学習支援「図書カード配布事業」/大阪組合に府から協力要請/各書店に積極的な取り組み呼びかけ

大阪府教育庁は4月24日、大阪府が行う学校の臨時休業に伴う家庭学習支援に係る図書カードの配布事業について、大阪府書店商業組合(面屋龍延理事長)に組合加盟書店への趣旨の周知と協力を要請した。
この事業は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請の緊急支援として計25億9400万円の補正予算を4月14日に知事の専決処分で決め、休校が続く子どもたちの家庭学習を支援するため府内の幼稚園、小中学校、高校などの児童生徒およそ100万人に図書カード2000円分を配布することを盛り込んだもの。
府は当初、外出自粛要請
の趣旨に鑑みオンライン書店での購入を想定していたというが、図書カードを利用できるオンライン書店が限られることから、リアル店舗で構成する書店組合に協力を要請した。
配布するカードは通常と異なり、図書カードNEXTをベースにしたA4サイズのもので、4隅にQRコードを記載。裏面には書店やオンライン書店での利用方法を掲載している。QRコードの読み取りは、従来の図書カードNEXT対応の読み取り機で行うことができる。4月下旬以降、順次、在籍生徒数分を学校・園に送付し、その後、各学校・園から児童生徒に届けている。配布の方法や時期は学校によって異なる。
府教育庁の要請を受け、大阪組合は4月25日、積極的な販売体制を取るよう呼びかける文書を全組合加盟書店に送付。「引き換えられた大阪府の図書カードは書店への入帳は100%」と積極的な取り組みを求め、組合が作成した「大阪府発行の図書カード当店で使えます」のポスターを掲示するよう要請した。
府北部のある書店では、4月下旬から5月上旬の大型連休中、連日10人を超える児童生徒が府学習支援図書カードを利用して書籍を購入したという。5月上旬の時点では、まだ図書カードが届いていない市区町村もあるが、今後、府内全域の児童生徒に図書カードが行き渡った時、児童生徒の書籍への関心を高める効果は大きい。また、約20億円の新規需要が創出されることから、大阪組合では各書店の販売支援につながることにも期待を寄せている。

大阪組合、来店購入者にカード配布へ/建築家・安藤忠雄氏、山中伸弥京大教授メッセージ入り/府学習支援図書カード利用の子どもたちに

新型コロナウイルスの世界的な蔓延による緊急事態宣言発出に伴い、大阪府では、休校により家庭学習を強いられている幼稚園・小中高校生のために「学習支援図書カード」(額面2000円)を配布することを、吉村洋文大阪府知事の専決で総額約20億円を全国に先駆けて決定した。
この報に感激した紀伊國屋書店の高井昌史会長の提案で、建築家の安藤忠雄氏にメッセージを依頼すると、同氏は快諾。ノーベル医学生理学賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授もメッセージを寄せた。安藤氏は常々、子どもたちにとって紙の本で読書をすることがいかに大切か広く訴えており、それを承知していた高井会長がメッセージカードのアイデアを出したもの。
安藤氏は「本を読んで、ワクワクするような心の旅に出よう!」、山中氏は「今を生きるみんなへ。困難に負けずに、力を合わせて頑張ろう!」と、次代を担う子どもたちへエールを送っている。
5月9日、紀伊國屋書店梅田本店の長谷川紀雄店長と渡邉房光氏が大阪府書店商業組合正副理事長会に相談に訪れ、メッセージカードを多くの府下の書店に配り、告知する方法を協議。以下の運用方法を決めた。
①取次ルートには紀伊國屋書店から依頼し、PDFなどのデータにて情報を流す、②組合員ルートでは組合発同送FAXで流す、③組合HPでダウンロードできるようにする、④メッセージカードの仕様はA4用紙に4枚のサイズとし、各店で印刷・コピーして使う、⑤メッセージカードの下部に空欄を作り、各書店の独自のメッセージを記入する事ができるデザインにする、⑥HPや看板に活用できるようなデータも用意する、⑦印刷のモノクロまたはカラーの選択は各店で決める、⑧縦横比の変更や販促以外の使用は不可。
大阪組合と紀伊國屋書店は、来店購入者に頒布するなど、このメッセージカードを大いに活用して、書店発信による読書推進活動を盛り上げたいとしている。
(石尾義彦事務局長)

「春夏秋冬本屋です」/「郷土誌の探し方」/鹿児島・楠田書店代表取締役社長・楠田太平

当店のある奄美大島は郷土誌に恵まれています。世界自然遺産登録を目指す豊かな自然、琉球・薩摩・アメリカに支配された歴史などの特性から、写真集、自然図鑑、歴史文化書籍や奄美を舞台にした小説、絵本があります。
関連作家では、出身が瀬戸内町のSF作家藤井太洋氏、現在在住のミステリー作家鳥飼否宇氏、「死の棘」の作家島尾敏雄氏が名を連ねます。
最近では、中脇初枝さんの小説「神の島のこどもたち」、永田萌さんの、奄美の妖怪を描いた絵本「ケンムンとぼくの夏」などもあります。
それでも当店ならではの1冊はないかと手を尽くします。
ネット検索では、論文サイトから奄美を調査研究の対象にした方を探したり、英語のサイトや著名人のSNSから探しています。また、地元の印刷会社に自費出版の予定を問い合わせたりしています。
ときには、読んでいる本の中に「奄美」の言葉に偶然出会うこともあります。一言しか触れておらずこじつけな感じは否めませんが、ネットでは見つからない宝物をみつけたような本屋ならではの嬉しさがあります。関連本として営業先に紹介したりしています。
あの作家の自伝的小説では高校のときの家出旅行で奄美に来たようですとか、あの漫画家は昆虫好きで奄美生息の稀少種に興味があるようですとか、こちらの絵本作家の方、最近まで奄美に住んでいらしたと作者プロフィールにありますよとか。
地元に関係する本はお客様も興味を持っていただけると思いますので、おすすめです。

山陰総会を中止/書店新風会

書店新風会は4月23日に役員会を開き、9月24・25日に予定していた山陰総会(幹事店=今井書店)を新型コロナウイルスの現状を鑑みて中止することを決定した。役員改選の年度であることから総会は行う予定だが、出版社や取次などを招いて懇親の場を設ける地方総会は中止となる。

『出版月報』『ニュースの索引』の刊行を変更/出版科研

出版科学研究所は、『出版月報』4月号の刊行を中止し、4・5月合併号を5月25日に刊行する。また、『ニュースの索引』4月号の刊行を延期し、5月号と同じ5月25日に刊行する。
この措置は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府発表の緊急事態宣言を受け、最低限の人員で対応している編集業務の都合のためとしている。『出版月報』4月号に掲載予定だった「販売概況3月期」及び販売・発行指標は、ホームページに掲載している。

一般部門最優秀賞に松下隆一さん/第1回京都文学賞受賞作が決定

京都市、京都新聞、京都出版文化協会等で構成する京都文学賞実行委員会は、このほど「第1回京都文学賞」の受賞作等を決定。一般部門の最優秀賞は、松下隆一さんの「もう森へは行かない」が選ばれた。
京都文学賞は、京都を題材とする未発表の小説を公募するもので、「一般」「中高生」「海外」の3部門を設け、昨年6月1日から9月30日まで、プロ・アマを問わず全国から作品を募集。一般部門464件、中高生部門64件、海外部門9件の応募があった。書評家等による1次選考、一般公募した読者選考委員による2次選考を経て、2月上旬に作家のいしいしんじ氏、原田マハ氏らが務める最終選考委員6名と読者選考委員代表5名による最終選考会を行い、2次選考通過作品(一般部門5作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)について選考。京都文学賞実行委員会第2回総会を開催して以下の受賞作等を決定した。
①一般部門/最優秀賞=「もう森へは行かない」松下隆一(新潮社から刊行予定)/優秀賞=「太秦――恋がたき」藤田芳康(河出書房新社から刊行予定)②中高生部門/最優秀賞=「マスクの秘密」阪野媛理/優秀賞=「十六畳の宝箱」高野知宙③海外部門/最優秀賞=受賞作なし/奨励作=「線対称な家族」翁筱青、「Cat under the moon」古賀ブラウズオリビア水伽月
一般部門最優秀賞を受賞した松下さんの作品は、平安時代の盗賊が主人公で、非道を極めた若者が人々との出会いの中で迷い、葛藤しながら人間らしさを取り戻していく物語。最終選考委員のいしい氏は「何度読んでも圧倒される。企んで書いたのでない。こう書くよりほかなかった切実さがギシギシ伝わる」と選評した。
京都文学賞実行委員会は、門川大作京都市長が実行委員長を務め、書店界からは京都出版文化協会・大垣守弘代表理事(大垣書店)が副実行委員長、京都府書店商業組合・洞本昌哉副理事長(ふたば書房)が委員として参画。大垣氏は賞の最終選考委員を務めた。京都府書店商業組合や出版社8社などが協力し、京都組合は書店店頭での京都文学賞の広報(チラシ・ポスターの配架)などの役割を担当した。

学校図書館関係者が選んだ図書ランキング/日販図書館選書センター調べ

日販は、図書館選書センターに2019年4月~2020年3月に来場した、約1400館以上の学校図書館関係者が選書した図書と、その出版社のランキングを発表した。
セット部門(小・中学校)で1位となったのは、『ポプラディアプラス世界の国々』(ポプラ社)。2位の『DOOR』(帝国書院)のほか、オリンピック・パラリンピック関係の図書や、世界の国々について調べるのに役立つ図書が20位以内に4点ランクインした。ほかには、去年に続き、『政治のしくみを知るための日本の府省しごと事典』(岩崎書店)、『くらべよう!どうぶつの赤ちゃん』(小峰書店)など、20年度小学校教科書改訂後も引き続き掲載される単元に関連するセットが人気となった。
小学校の単品部門では、読み物の図書が多くランクイン。1位は廣嶋玲子氏による『十年屋(1・2・3)』(静山社)だった。このシリーズは児童版が19年12月にほるぷ出版より刊行されている。8位の『ポリぶくろ、1まい、すてた』(さ・え・ら書房)は、昨今話題のSDGs(持続可能な開発目標)について考える1冊目の絵本として人気になっている。
中学校の単品部門は、1位は『かなり役立つ!古文単語キャラ図鑑』(新星出版社)。今回も高校受験や学力試験に向けた学習法の本が多数ランクインした。注目は11位の「54字の物語」シリーズ(PHP研究所)で、限られた字数の中で物語が展開され、朝読の時間にぴったりだと人気を集めた。18位の『行きたい高校に行くための勉強法がわかる中学一冊目の参考書』(KADOKAWA)は、3年連続のランクイン。効率的な勉強法が物語形式で紹介され、学生だけでなく、大人も勉強になると評判になっている。
出版社ランキングの1位はポプラ社、2位は岩崎書店、3位は学研プラスだった。

1等賞はじめ各当せん番号を決定/「春の書店くじ」抽せん会

日書連が主催する「春の書店くじ」の抽せん会が5月8日、東京・千代田区の書店会館で開催され、1等賞「図書カード5千円」から4等賞まで各賞の当せん番号を決定した。読者への当せん番号発表は5月27日(水)に日書連ホームページと書店店頭掲示ポスターで行う。
今年で24回目を迎えた「春の書店くじ」は、4月23日の「世界本の日サン・ジョルディの日」に合わせ、読者謝恩と書店店頭活性化を目的に4月20日から30日まで実施した。
抽せん会は、「書店くじ」の協賛社、協賛団体、日書連役員の立会いで行うことが通例となっているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今回は日書連・矢幡秀治会長が代表して番号の抽せんを実施。0から9までの番号を記した10個のボールを抽せん箱に入れ、中からボールを1個取り出す方法で、1等賞から4等賞までの各当せん番号を決定した。矢幡会長は、「新型コロナウイルスで大変な中、書店に足を運んでいただいたお客様に少しでも楽しみが増えたらうれしい」と話した。
書店くじの引き換え期間は、5月27日(水)の当せん番号発表から6月30日(火)まで。書店で賞品に立て替えた当せん券は、当せん番号発表ポスターと同送する「引換当せん券・清算用紙」に必要事項を記入のうえ、一緒に7月31日(金)までに日書連事務局へ送付する。ポスターは、日書連ホームページ(http://www.n-shoten.jp/)からダウンロードして印刷することもできる。

経産省へ新型コロナ緊急経済対策に関し要望書/流通業界9団体

流通業界9団体は4月27日、新型コロナウイルスに係る緊急経済対策に関する要望書を、経済産業省の梶山弘志大臣に提出した。
要望を出したのは、日本小売業協会、日本ショッピングセンター協会、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会、日本フランチャイズチェーン協会、日本ボランタリーチェーン協会、日本専門店協会の9団体。
要望書では、テナント賃料を減免した場合の固定資産税の減免措置、テナント事業者等に対する持続化給付金の給付金額の増額と、追加支給及び企業規模要件の撤廃を求めた。

〈新型コロナウイルスに係る緊急経済対策に関する要望〉
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月7日に東京を含む7都府県を対象に緊急事態宣言が発令され、同16日には対象地域が全国に拡大して、併せて13都道府県は特定警戒都道府県に指定され、外出自粛要請や施設の使用制限等の緊急事態措置が講じられているところです。
ショッピングセンター、百貨店、GMS、スーパーマーケットなどの全国の比較的規模の大きい商業施設においては、各自治体の非常事態措置の発令を受け、感染拡大防止や従業員の安全確保を最優先に、テナントの営業自粛などに取り組んでいるところです。
既に、営業を自粛しているテナントにおいては、賃料の支払いが困難となるなど事業活動への影響が懸念されるテナントもあり、商業施設所有者への賃料等の減額、支払い猶予等の要望が多く出され、両者において検討が進められているところです。
一方で、施設所有者へは国や自治体から飲食店等への賃料支払い猶予等の要請が出され、また、国の緊急経済対策においては、中小事業者、中小企業者が所有する家屋等について、収入の減少に応じた固定資産税の減免等が検討されています。
感染症の早期終息が見通せない中、商業施設所有者及びテナント等の事業継続のため、以下の2点について今後の新型コロナウイルスに係る経済対策に反映していただけるよう要望いたします。
1.テナント賃料を減免した場合の固定資産税の減免措置等について
政府において検討中の「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」に盛り込まれている「新型コロナウイルスの影響による事業等に係る収入に相当の減少があった場合の固定資産税等の減免措置」について、対象を中小事業者、中小企業者が所有する家屋等とすることとなっているが、対象事業者について中小事業者、中小企業者の枠を外し、広く商業施設所有者すべてを対象にすることにより、商業施設内のテナントに対し、商業施設所有者が賃料の減額等に応じやすくなるような環境整備をお願いしたい。
また、固定資産税等の減免の上限についても、賃料減額の幅に見合ったものとしていただきたい。
さらに、実施時期についても令和2年度からの即時性のある対応をお願いしたい。
なお、税以外に補助金等の支援策についても検討が必要であると思慮されるが、その場合も同様に商業施設所有者の事業規模にかかわらず広く対象としていただきたい。
2.テナント事業者等に対する持続化給付金の給付金額の増額、追加支給及び企業規模要件の撤廃
テナント事業者等は、自主休業により収入が減少し、一部事業においては事業の継続が困難となる事態が想定される。新型コロナウイルス感染症の企業支援策として、中堅企業、中小企業、小規模事業者等を対象とした持続化給付金の支給が予定されているが、休業による収入減少の影響の大きさや感染症の影響の長期化等を想定し、事業継続のための給付金額の増額と第二弾以降の追加支給とともに、対象となる企業規模要件の撤廃を要望したい。

BooksPROスマホ版を6月5日リリース/出版社向けコンパクト版も開始

日本出版インフラセンター(JPO)は、出版情報登録センター(JPRO)が運営する書店向け書誌情報サイト「BooksPRO」のスマートフォン版を6月5日にリリースする。
BooksPROは3月10日のリリース以来、どこよりも早い新刊情報、豊富な販促情報が高く評価され、登録書店は4月初めで1000店を突破、アクセス数も順調に伸びている。スマホ版はBooksPROの基本機能を引き継いでおり、「共有書店コード」をIDとして同様にアクセスできる。PCやタブレットに加えてスマホでも見やすくなったことで、来客の問い合わせ対応や店頭作業中でも手軽に閲覧できるため、活用の幅がより広がることが期待される。
またJPOは、出版情報を登録している出版社が閲覧できる「BooksPROCompact」も6月5日にリリースすると発表した。BooksPROは書店向けサイトとしてスタートしており、出版社から「自社が入力した情報がどのように見えているのか分からないので閲覧させてほしい」という要望が多く寄せられていた。出版社が実際の表示を確認したり、他社の例を参考にすることで、情報の質と量の向上につながると判断してリリースを決めたもの。Compact版は通常版と比べ、閲覧できる情報に制限がある。

予防シートスタンドを販売/コロナ対策用品を書店支援価格で/イガラシプロ

書店の什器等を販売しているイガラシプロは、新型コロナウイルス対策用品として、「レジカウンター用(簡易組立式)コロナ感染予防シートスタンド」(写真)の販売を開始した。
このシートスタンドは、飛沫による感染を防ぐための間仕切りをレジ前に設置するもの。スタンドを組み立て、付属のビニールシートをテープで止めるだけで、簡単に予防シートスタンドを設置できる。サイズは縦、横とも92センチ。下部に商品とお金をやり取りするスペースがある。
価格は発送運賃、代引手数料、消費税込みで2900円。
問い合わせは、TEL03(5834)1401まで。

こどもの本BFなどイベント・会合を中止/トーハン

トーハンは4月28日、新型コロナウイルスの予防対策として、「こどもの本ブックフェア」(京都・岡山・福岡・札幌の4会場)と「児童図書・優良図書展示会」(全国70会場)、6月に予定していた神奈川、千葉、兵庫、北陸各トーハン会総会の開催を中止すると発表した。その他の各トーハン会会合についても、状況に応じて検討を進めるとしている。

トーハン、感染予防体制を延長

トーハンは5月7日、新型コロナウイルス対策で政府が発表した緊急事態宣言の延長を受け、以下の業務継続体制を発表した。期間は5月31日まで(短縮または延長の場合あり)。
本社並びに支社、支店(営業所)、各物流センターは以下の対応で営業を継続する。①全社員を対象とする時差出勤を継続、各事業所とも出勤人数を平常より抑制し、最小人員での運営とする。②訪店活動を中止するが、個別事案には別途対応する。③会合、イベント等への参加については中止または延期する。

『ピーナッツ全集』5・6巻刊行を延期/河出書房新社

河出書房新社は、5月下旬に予定していた『完全版ピーナッツ全集』(全25巻)の第7回配本(第5巻及び第6巻・毎月2冊配本)について、新型コロナウイルス感染拡大の影響による編集製作業務遅延のため、6月25日搬入発売に変更すると発表した。
これに伴い、6月以降の刊行も、予定より1ヵ月ずつ配本を繰り下げる。11月には3冊同時刊行を予定しており、11月での全巻完結については変更はない。
7月以降の刊行スケジュール予定は次の通り。
▽7月下旬搬入発売=第7巻、第8巻▽8月下旬搬入発売=第2巻、第9巻▽9月下旬搬入発売=第3巻、第10巻▽10月下旬搬入発売=第21巻、第22巻▽11月下旬搬入発売=第23巻、第24巻、第25巻

ポプラ社が休業書店を支援/ネット販売に20%を還元/「e-hon」加盟店を対象に

ポプラ社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言により外出自粛等で窮状にある書店への緊急支援策として、トーハンが運営するオンライン書店「e―hon」の加盟書店を対象に、ネットで注文された同社商品の売上について本体価格の20%を還元する取り組みを4月22日から開始した。
e―honは、読者が加盟書店の中から希望の書店を「My書店」として登録すると、送料・手数料無料で注文品をその店で受け取れるサービスを行っている。「My書店」で受け取った商品は該当書店の売上となり、注文者にとっても応援したい地元書店への支援ができる仕組みとなっている。
今回の施策は、ポプラ社の注文商品に対して期間限定の販促支援金を支払うことで、e―honから顧客への販促につなげていく取り組みを共同で行うもの。緊急事態宣言の期間が延長された場合は実施期間を延長する。ポプラ社は、e―hon及びこの施策の認知拡大に努めるとともに、当初の目的である「窮状にある書店支援」に向けて、志を同じくする出版社への働きかけを行っていくとしている。

3月期販売額は5・6%減/新型コロナウイルスが販売に影響/出版科研調べ

出版科研調べの3月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比5・6%減となった。
内訳は、書籍が同4・1%減、雑誌は同8・1%減。雑誌の内訳は月刊誌が同8・5%減、週刊誌が同6・4%減だった。雑誌は、新型コロナウイルス感染拡大により中国生産の付録の出荷が遅延し、発売日が延期になるタイトルが相次ぎ、その影響で月刊誌の減少が大きくなった。
返品率は書籍が同1・2ポイント改善し25・5%。雑誌は前年と同率の40・7%で、内訳は月刊誌が同0・1ポイント改善し40・6%、週刊誌が同0・6ポイント悪化の41・4%。月刊誌は定期誌の返品は増加したが、販売好調のコミックスの返品が大幅に減ったため全体では改善した。
書店店頭の売上は、書籍が約2%減。政府が休校や外出自粛を要請した影響で、自宅学習や「巣ごもり」需要が高まり、学参と児童書が著しい伸びを示した。学参は約30%増と激増し、特にくもん出版、学研プラスなどの学年別「総復習ドリル」が非常によく売れた。児童書は約12%増で、『こども六法』(弘文堂)など学習要素の高い読み物が好調だった。文芸書は、約2年ぶりの新刊発売となる『オーバーロード14』(KADOKAWA)や東野圭吾『クスノキの番人』(実業之日本社)など有力新刊が牽引し、前年並みの水準を保った。
雑誌の売上は、定期誌が約9%減、ムックが約16%減、コミックスが約19%増。定期誌では『コロコロコミック』(小学館)など書籍と同様に子ども向け雑誌が好調だった。コミックスは『キングダム』の新刊発売に加え、『鬼滅の刃』(いずれも集英社)が爆発的に売れ続けており、4ヵ月連続で2桁増となった。

定時株主総会を延期/日販GHD

日販グループホールディングスは、金融庁が発表した「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた企業決算・監査及び株主総会の対応について」を受け、感染拡大防止を図る観点から、6月に開催を予定していた第72回定時株主総会を延期し、8月19日に開催すると発表した。
これに伴い、6月15日を基準日として定め、同日の株主名簿に記載・記録された株主を、議決権を行使できる株主とする。公告予定日は5月29日。剰余金の配当については変更なく、配当金支払いは6月末を予定する。例年5月末に行っている決算発表も6月に延期する。

春の叙勲/教科書供給協会・松枝元会長に旭日小綬章/3氏が黄綬褒章受章

春の叙勲で、全国教科書供給協会元会長の松枝寛氏が旭日小綬章を受章した。また、同協会から次の3氏が黄綬褒章を受章した。伝達式並びに拝謁は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。
▽渡邉充夫(愛知県/宝文堂書店代表者)▽西川眞清(静岡県/合資会社童心堂書店代表社員)▽佐藤洋(広島県/株式会社総商さとう代表取締役会長)
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