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平成29年5月15号
第21回「春の書店くじ」抽せん会/1等賞はじめ各当せん番号を決定

日書連が主催する平成29年度・第21回「春の書店くじ」の抽せん会が5月10日午後0時半から東京都千代田区の書店会館会議室で開催され、「書店くじ」の協賛社、協賛団体、日書連役員の立会いのもと、1等賞「図書カード1万円」から4等賞まで各賞の当せん番号を決定した。読者への当せん番号発表は、5月25日(木)に日書連ホームページと書店店頭掲示ポスターにより行う。
今年で第21回を迎えた「春の書店くじ」は、4月23日の「世界本の日サン・ジョルディの日」に合わせ、読者謝恩と書店店頭活性化を目的に4月20日から30日まで実施した。
抽せん会は日書連読書推進委員会・西村俊男委員長の司会で進行。冒頭であいさつした舩坂良雄会長は、「我々の業界は大変厳しい売上状況で推移している。それに伴い春の書店くじは、書店の経費削減もあって販売枚数が減少しているが、今後も書店の販売促進の一環として頑張っていくのでご協力をお願いする」と述べた。
抽せんは、0から9までの番号を記した10個のボールを抽せん箱に入れ、中からボールを1個取り出す方法により実施。日本書籍出版協会・中町英樹専務理事、日本出版取次協会・松尾靖事務局長、読書推進運動協議会・宮本久事務局長、日本図書普及・平井茂常務取締役、日書連・柴﨑繁副会長が1番から5番までの抽せん箱を担当し、1等賞から3等賞までの当せん番号を決定。最後に舩坂会長が4等賞の番号を引いて、全ての当せん番号を決めた。
書店くじの引換え期間は、5月25日(木)の当せん番号発表から6月30日(金)まで。書店で賞品に立て替えた当せん券は、発表ポスターと同送する「引換当せん券・清算用紙」に必要事項を記入の上、一緒に7月31日(月)までに日書連事務局へ送付する。

読書活動優秀実践校などを表彰/子どもの読書活動推進フォーラム

子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動について優れた実践を行っている学校、図書館、団体、個人を表彰する平成29年度「子どもの読書活動推進フォーラム」(文部科学省、国立青少年教育振興機構主催)が4月23日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。
フォーラムでは、始めに樋口尚也文部科学大臣政務官があいさつ。「子どもが主体的に社会の形成に参画していくためには、知識と教養を身に付けながら、思考力、判断力、表現力、想像力、コミュニケーション力を培う必要があり、そのために読書は意義ある活動だと考える。文科省では3月に告示した小中学校の次期学習指導要領で、児童生徒の主体的・自発的な読書活動を充実させることにした。これまで以上に学校とともに家庭や地域でも読書活動が行われるよう環境整備や読書活動の意義、重要性について広く普及活動を行っていく」と述べた。
来賓あいさつで、子どもの未来を考える議員連盟の河村建夫会長は、議連が結成された経緯や、子どもの読書活動推進法、文字・活字文化振興法の制定、日本・中国・韓国の子どもが一堂に会しそれぞれの国の絵本・童話を通じてお互いの文化を理解する「日中韓子ども童話交流事業」など議連のこれまでの取り組みについて話した。
続いて文部科学大臣表彰として、子どもの読書活動優秀実践校、同優秀実践図書館、同優秀実践団体・個人の代表者表彰を行った。
この後、俳優で国連開発計画(UNDP)親善大使を務める紺野美沙子氏が「心を育てる読書」をテーマに特別講演を行った。最後に、川村学園女子大学教育学部児童教育学科教授の田中孝一氏をコーディネーターに、「読書好きな子どもを育てるために」をテーマとして事例発表と対談を行い、代表で文部科学大臣表彰を受けた島根県・松江市立法吉小学校、東京都・東京都立鹿本学園、北海道・せたな町大成図書館、奈良県・おはなしさんぽが実践事例を報告。全校をあげた図書館活用教育の取り組みや、特別支援学校における学校図書館活性化のポイント、地域に根差した図書館運営、読書の喜びを伝える読み聞かせなど、それぞれの活動が紹介された。
今回表彰を受けたのは、子どもの読書活動優秀実践校が小学校72校、中学校30校、高校25校、特別支援学校5校、小中一貫校1校、中高一貫校1校の合計134校、同優秀実践図書館が50館、同優秀実践団体・個人が49団体と5名。

5氏に黄綬褒章/春の褒章

春の褒章で、全国教科書供給協会から次の5名の方々が黄綬褒章を受章した。伝達式は5月16日、文部科学省東館3階第1講堂で行われる。
▽飯泉裕(東京都・東京・ウシロヂ堂)▽荒尾寔(和歌山県・荒尾成文堂)▽伊藤博文(愛知県・ほんぶん)▽寺尾征祐(北海道・寺尾書店)▽吉川一美(広島県・吉川朝陽館書店)

日書連、6月22日に第29回通常総会

日書連は6月22日(木)午後1時、東京・千代田区の書店会館で第29回通常総会を開催し、平成28年度事業報告・決算報告、平成29年度事業計画案・予算案などを審議する。当日午前は定例理事会を開催する。
出版物小売業公正取引協議会の通常総会は5月25日(木)午前10時半、書店会館で開催する。

第2回「京都ブックフェスティバル」/2日間で6300人が来場

第2回「京都ブックフェスティバル」が、「世界本の日サン・ジョルディの日」を含む4月22日、23日の両日、京都市中京区の「ゼスト御池」地下街広場で開催された。主催は同実行委員会、京都府書店商業組合(三宅久嗣理事長)と日本書籍出版協会京都支部が後援。
「京都ブックフェスティバル」は昨年初めて開催。京都に本社を置く出版社は、1坪の販売ブースで自社のB本や汚損品ばかりでなく新商品も含めて割引販売をするため、地元の人たちにも知って貰う機会になるということで今年も多数参加。海青社・化学同人・京都新聞出版センター・京都大学学術出版会・サンライズ出版・思文閣出版・青幻舎・世界思想社教学社・淡交社・永末書店&東山書房・PHP研究所・法藏館・光村推古書院・ミネルヴァ書房・宮帯出版社・ユニプラン・臨川書店他が出展した。京都組合からは理事たちが参加、トーハン・日販などの取次から商品と人材の協力を得て開催した。訪れた買い物客には、再販制度維持を目的とした同制度弾力的運用の一環として行う事業であることを説明し、理解を得た。
来場者数は昨年よりも増えて6300人、売上は2日間合計150万円(このうち組合出展バーゲン本等売上24万円)と昨年より若干減少した。会場は地下鉄東西線・京都市役所前駅改札と連絡し、1日3万人以上が行きかう駅前エリアということもあり、午前11時開始の予定を早める程の賑わいを見せた。事前告知は書店店頭ポスター、チラシ、ツイッター・フェイスブック等のSNSを活用。また、後援の地元メディア(京都新聞・KBS京都放送)の協力のもと周知を図った。
会場では、JPIC読書アドバイザーによる絵本の読み聞かせを計4回行い、好評だった。初日午後には、ゼスト御池寺町広場に隣接する、ふたば書房御池ゼスト店前にて「本所おけら長屋」シリーズの畠山健二氏によるトークショー&サイン会を開催。急きょ畠山氏自らその場で同シリーズの即売会を実施し、盛況となった。
2日目もトークショー&サイン会を開催。2016年新書大賞『京都ぎらい』の井上章一氏から、紙面に掲載できない際どい発言も飛び出し、ほぼ満席の会場を沸かせた。続く2016年京都ガイド本大賞リピーター賞1位『京都の凸凹を歩く』の梅林秀行氏は、テレビでおなじみで知名度も高く、買い物客らも足を止めて聞き入っていた。
サイン会終了後、サイン本や自宅から持ち寄った大切な本などを有料で図書館仕様のブッカー(ビニールカバー)掛けするサービスを今年も実施し、人気を博した。京都組合のマスコットキャラ「ブックン」は今年も両日とも参加し、書店組合のアピールに貢献した。さらに今年は一箱古本市も小規模ながらブースを設けて開催し、十数名の個人が参加。売上金の一部を熊本地震で被災された方々へ寄付する。
ブックフェスティバルは来年度も開催予定で、より良い事業を作り上げるため、理解と協力を求めていく。(若林久嗣広報委員)

NHK大河ドラマ関連本の販売フェア/バスツアーに抽選で読者を招待/滋賀組合

滋賀県書店商業組合(吉田徳一郎理事長)では、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」関連本販売フェアを組合加盟書店で実施している。
フェアでは、主人公の井伊直虎と、彼女が養育し後に徳川四天王の1人に数えられる彦根藩祖・直政に関連する書籍を対象に、8月31日までの実施期間中、組合加盟書店で本を購入した読者の中から抽選で50名を「直虎と直政の郷・井伊谷を訪ねる旅」日帰りバスツアーへ無料招待する。
応募はフェアのリーフレットについた申込みハガキで行い、9月初旬に当選者を決定、10月22日にバスツアーを実施する。ツアーは彦根駅を発着地とし、井伊家発祥の地である浜松市の井伊谷周辺や、古刹として知られる井伊家菩提寺の龍潭寺、ドラマのセットや衣装などを展示する大河ドラマ館を巡る。

〔フェア対象商品〕
▽『主君井伊の赤鬼・直政伝』(高殿円著、文藝春秋)▽『剣と紅戦国の女領主井伊直虎』(高殿円著、文藝春秋)▽『城主になった女井伊直虎』(梓澤要著、NHK出版)▽『NHK大河ドラマストーリーおんな城主直虎(各編)』(森下佳子作、NHK出版)▽『井伊家のひみつおんな領主・直虎』(ぴあMOOK著、ぴあ)▽『井伊直虎と直政』(三才ムック、三才ブックス)▽『井伊直虎と戦国の女城主たち』(楠戸義昭著、河出書房新社)▽『井伊直虎の城』(小和田哲男監修、小学館)▽『女城主・井伊直虎』(楠戸義昭著、PHP研究所)▽『井伊直政逆境から這い上がった勇将』(高野澄著、PHP研究所)▽『赤鬼直政徳川四天王井伊直政の生涯』(市橋章男著、正文館書店)▽『井伊家十四代と直虎』(彦根商工会議所編、サンライズ出版)

「春夏秋冬本屋です」/障害と向き合い仕事楽しむ/大分・おおくま書店店長・大隈智昭

7年前に交通事故に遭い、脊髄を圧迫骨折した。半年の入院とリハビリで骨は元に戻ったが、負傷した神経は戻らず、正座して両脚が痺れたような状態がずっと続いている。
事故から5年後に保険会社より後遺障害第9級10号と判断された(高次脳機能障害の対象)。神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務は相当制限される。労働能力喪失率35%で、事故前に比べ労働業務能力は65%だ。
退院から2ヵ月ほど車両運転は控えていたものの、店番と本の整理ぐらいは事故前並みにこなしていた。そして、病院から「車両運転OK」と言われて即、バイクでの配達や外商も復活!痺れた両脚でバイクにまたがって通院した時は、整形外科の担当の先生から驚かれたというか呆れられたというか…。何度目の診察だったか、「大隈さんは根っからのバイク乗りですねぇ」と言われ、ついニヤけてしまった。
その時、書店業務もバイクに乗るのと同じ気持ちになれば続けていけると思った。本屋をやることが趣味になってしまえば、高齢化や障害に悩まされず、現実に向き合って書店業務を楽しんでいける気がする。
なかなか思い描いた希望に現実の障害の体がついていけないと悩むことも増えてきた時、後遺障害等級の告知があって、心の整理もできつつある今日この頃です。

書店組合総会スケジュール

◆新潟県書店商業組合「第33回通常総会」
7月4日(火)午後3時、新潟市中央区の新潟駅前カルチャーセンターで開催。

日書連のうごき

4月6日万防機構の渋谷警察署訪問に舩坂会長が出席。会計士による定期監査。
4月11日雑誌コード管理委員会に柴﨑副会長が出席。
4月12日学校図書館整備推進会議幹事会に事務局が出席。
4月13日書店大商談会実行委員会に舩坂会長が出席。
4月17日会計士による定期監査・決算業務。
4月19日各種常設委員会、部会を開催。
4月20日4月定例理事会を開催。九州雑誌センター取締役会に舩坂会長が出席。図書コード管理委員会に藤原副会長が出席。
4月24日JPO運営幹事会に事務局が出席。全出版人大会役員会に事務局が出席。
4月26日文化産業信用組合理事会に舩坂会長が出席。全国中小小売商団体連絡会に事務局が出席。
4月27日万防機構渋谷プロジェクト準備会に舩坂会長が出席。

サン・ジョルディフェスティバル名古屋/絵本販売、ビブリオバトルが人気に/春井理事長「本を読むきっかけに」

「サン・ジョルディフェスティバル名古屋2017」が、「世界本の日サン・ジョルディの日」の4月23日、名古屋市中区の名古屋テレビ塔1階タワースクエアで開かれ、1200名の来場者で賑わった。
主催は愛知県書店商業組合と日本・カタルーニャ友好親善協会による同実行委員会と中日新聞社。特別後援はカタルーニャ州政府。
オープニングセレモニーで愛知組合の春井宏之理事長は「このイベントは子供たちに本を薦める読書推進運動の一環として行っているが、薦める大人もこれを機会にまだ読んだことのない世界の名作や日本の名作に触れてほしい。大人がもっと本を読めば、子供の読書推進は具体的で良い形になる」とあいさつした。
会場では、第3回「本屋さんが選んだ、子供に読み聞かせたい絵本101冊」(別掲)やビブリオバトルチャンプ本の展示・販売をはじめ、絵本作家の宮西達也さん、服部美法さん、上平侑里さん、こじましほさんの読み聞かせとサイン会、中古本の販売など様々なイベントを行った。
展示本、サイン本、中古本の売上は合計210冊・21万7129円だった。
このほか、昨年に続き「ビブリオバトルin名古屋テレビ塔」を開催。5名のバトラーがおすすめ本を紹介し、聴衆の投票で下大迫航さん(名古屋市立上社中学校2年生)が紹介した『100万回生きたねこ』(講談社)がチャンプ本に選ばれた。春井理事長から賞状と副賞の図書カードを贈られた下大迫さんは「うれしいです」と満面の笑みで喜びを語った。
石原裕美さん(BOOKSえみたすピアゴ植田店店長)は『おとぎ話の幻想挿絵』(パイインターナショナル)、横山晃嗣さん(記者)は『わが家の母はビョーキです』(サンマーク出版)、西村飛俊さん(一宮市立中央図書館司書)は『読んでいない本について堂々と語る方法』(筑摩書房)、石原伸生さん(名古屋ビブリオバトルの会)は『「罪と罰」を読まない』(文藝春秋)を紹介した。

〔愛知県書店商業組合「本屋さんが選んだ、子供に読み聞かせたい絵本101冊〕
【0~3才位】
▽『みんなのくまくまぱん』西村敏雄、あかね書房▽『いっさいはん』minchi、岩崎書店▽『ねんどのむにゅ』新井洋行、偕成社▽『へんしんトンネル』あきやまただし、金の星社▽『はりきりみかん』じゃんぼかめ、国土社▽『だっこ』鈴木まもる、小峰書店▽『いないいないばあ』松谷みよこ、童心社▽『どうぶついろいろかくれんぼ』いしかわこうじ、ポプラ社▽『わんわんわんわん』高畠純、理論社▽『つんっ!』新井洋行、ほるぷ出版▽『おねがいパンダさん』スティーブ・アントニー、評論社▽『どんないろがすき』100%ORANGE、フレーベル館▽『まるさんかくぞう』及川賢治・竹内繭子、文溪堂▽『おべんとう』小西英子、福音館書店▽『心やさしい賢い子に育つみじかいおはなし366』小学館・編、小学館▽『おたすけこびと』なかがわちひろ、徳間書店▽『ポコポコミルク』さかいさちえ、教育画劇▽『まーだだよ』間部香代、鈴木出版▽『くるくるくるくる』新井洋行、PHP研究所▽『おたねさん』竹内通雅、農山漁村文化協会▽『いろいろばあ』新井洋行、えほんの杜▽『に~っこり』いしづちひろ、くもん出版▽『は・は・は』せなけいこ、廣済堂あかつき▽『ココロのヒカリ』谷川俊太郎、文研出版▽『きもち』ジャナン・ケイン、少年写真新聞社▽『くいしんぼうのクジラ』谷口智則、あかね書房▽『じどうしゃブブブン』冬野いちこ、岩崎書店▽『でんしゃがゴットン』冬野いちこ、岩崎書店▽『カラフル』新井洋行、岩崎書店▽『ギフトボックスちいさなくだものえほんセット』廣川沙映子、偕成社▽『ギフトボックスちいさなやさいえほんセット』廣川沙映子、偕成社▽『せんろはつづくどこまでつづく』鈴木まもる、金の星社▽『みんなとぶよ!』いしかわこうじ、童心社▽『たまごのえほん』いしかわこうじ、童心社▽『はなのさくえほん』いしかわこうじ、童心社
【4~6才位】
▽『おひるねしましょ』フィリス・ゲイシャイトー、岩崎書店▽『ほげちゃんとこいぬのペロ』やぎたみこ、偕成社▽『これはすいへいせん』谷川俊太郎、ツペラツペラ、金の星社▽『いちごでなかよし』じゃんぼかめ、国土社▽『くまちゃんせんせい』マリーニ・モンティーニ、小峰書店▽『くれよんのくろくん』なかやみわ、童心社▽『おしりたんてい』トロル、ポプラ社▽『あいうえおうさま』幸村輝夫・和歌山静子、理論社▽『やだやだパパやだ!』天野慶・はまのゆか、ほるぷ出版▽『かわいがってくれるの、だあれ?』キルメニー・ナイランド、訳・せなあいこ、評論社▽『ねこざかな』わたなべゆういち、フレーベル館▽『ちいさなりすのエメラルド』そのだえり、文溪堂▽『ぐるんぱのようちえん』西内ミナミ・堀内誠一、福音館書店▽『ぼくとばく』鈴木のりたけ、小学館▽『こんたのおつかい』田中友佳子、徳間書店▽『いちばんしあわせなおくりもの』宮野聡子、教育画劇▽『まりひめ』岩崎京子・市居みか、鈴木出版▽『なつみはなんにでもなれる』ヨシタケシンスケ、PHP研究所▽『てまえみそのうた』小倉ヒラク&コージーズ、農山漁村文化協会▽『オニじゃないよおにぎりだよ』シゲタサヤカ、えほんの杜▽『ドングリ・ドングラ』コマヤスカン、くもん出版▽『モモンガくんとおともだち』くすのきしげのり、廣済堂あかつき▽『ろくべえまってろよ』灰谷健次郎・長新太、文研出版▽『いもうとガイドブック』ポーラ・メトカーフ、少年写真出版社▽『ノンタンピクニックららら』キヨノサチコ、偕成社▽『おどるカツオブシ』森絵都・竹内通雅、金の星社▽『ふじさんファミリー』宮西達也、金の星社▽『のりものいろいろかくれんぼ』いしかわこうじ、ポプラ社▽『おふくさん』服部美法、大日本図書▽『どんちゃんぐりちゃん』こじましほ、文溪堂▽『へびかんこうセンター』こじましほ、文溪堂▽『てっぺんねこ』C・ロジャー・メイダー、ほるぷ出版▽『恐竜トリケラトプスとそこなしのぬま』黒川みつひろ、小峰書店
【小学校低学年】
▽『ぞくぞく村のにじ色ドラゴン』末吉暁子・垂石眞子、あかね書房▽『うんちコロコロうんちはいのち』木村太亮、岩崎書店▽『しょうてんがいくん』大串ゆうじ、偕成社▽『キャベたまたんていからくりにんじゃやしきのなぞ』三田村信行、金の星社▽『しろがくろのパンダです』平田昌広・平田景、国土社▽『もしも地球がひとつのリンゴだったら』デビッド・Jスミス、スティーブ・アダムス、小峰書店▽『みずいろのマフラー』くすのきしげのり、童心社▽『おしりたんていかいとうVSたんてい』トロル、ポプラ社▽『王さまABC』寺村輝夫・和歌山静子、理論社▽『しんけんしょうぶ』武田美穂、ほるぷ出版▽『プーさんとであった日』リンジー・マティック、評論社▽『たいせつなこと』マーガレット・ワイズ・ブラウン、フレーベル館▽『だいじょうぶだよ、ゾウさん』ローレンス・ブルギニョン、文溪堂▽『きょうはなんのひ?』瀬田貞二、福音館書店▽『たのしいひっこし』岡田よしたか、小学館▽『しあわせないぬになるには』ジョー・ウィリアムソン、徳間書店▽『ぎょうれつのできるレストラン』ふくざわゆみこ、教育画劇▽『おばあちゃんとバスにのって』マット・デ・ラ・ペーニャ、鈴木出版▽『お化けの迷路』香川元太郎、PHP研究所▽『ドングリ(コナラ)の絵本』大久保達弘、農山漁村文化協会▽『シニガミさん』宮西達也、えほんの杜▽『100円たんけん』中川ひろたか、くもん出版▽『たなからぼたもち』くすのきしげのり、廣済堂あかつき▽『ねこの手かします』内田麟太郎、文研出版▽『たべるのってたのしい!すききらいなんてだいきらい』堤ちはる・櫻井敦子、少年写真出版社▽『にんぎょのバースデイケーキ』斎藤洋・村田桃香、あかね書房▽『しげちゃん』室井滋・長谷川義史、金の星社▽『いとしの毛玉ちゃん』室井滋・長谷川義史、金の星社▽『月のひみつがわかるつきにいったうさぎのおはなし』服部美法、学研▽『チャレンジミッケ!ミッケがだいすき!1』ウォルター・ウイック、訳・糸井重里、小学館▽『モモリン』立川志の輔、あかね書房▽『きょうはそらにまるいつき』荒井良二、偕成社▽『重力って』ジェイソン・チン、偕成社

3月期販売額2・8%減/文芸書、ヒット作続き大幅増/出版科研調べ

出版科学研究所調べの3月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比2・8%減。送品稼働日が1日多かったこともあり、マイナス幅はやや小さかった。
部門別では、書籍が同1・2%減、雑誌が同5・0%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同4・2%減、週刊誌が同8・9%減だった。
返品率は、書籍が同0・5ポイント減の26・5%、雑誌が同1・0ポイント増の40・0%。雑誌の内訳は、月刊誌が同0・8ポイント増の40・5%、週刊誌が同1・4ポイント増の36・9%。書籍は送品を効率的に絞り、ヒット銘柄も登場しているため、改善した。雑誌の増加基調は変わらない。
書店店頭の売上は、書籍が約2%減。文芸書は約30%増と2ヵ月連続で大幅増となった。佐藤愛子『九十歳。何がめでたい』(小学館)が78万部に伸長。住野よるの新刊『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)もヒットするなど、好要因が多かった。新書は32万部を突破した『応仁の乱』(中公新書)や『サイコパス』(文春新書)の伸びが影響し約3%増。児童、学参も前年を上回り、勢いを持続している。
雑誌は、定期誌が約4%減、ムックが約2%減、コミックスが約10%減と、いずれも不振だった。

「本の帯創作コンクール」課題図書18点決まる/大阪

2017第13回大阪こども「本の帯創作コンクール」(主催=大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社)の課題図書が決まった。
低学年、中学年、高学年各6点、計18点の課題図書は以下の通り。
【低学年(1・2年生)】
▽『さくらいろのりゅう』山本孝、ほるぷ出版▽『かかしのしきしゃ』中野真典、理論社▽『さくらいろのりゅう』町田尚子、アリス館▽『にょっ!』ザ・キャビンカンパニー、小学館▽『またおこられてん』小西貴士、童心社▽『ミウの花まる夏休み』きたじまごうき、汐文社
【中学年(3・4年生)】
▽『あひる』石川えりこ、くもん出版▽『おなかがギュルン』長崎夏海、新日本出版社▽『キョウリュウがほしい』ハーウィン・オラム、BL出版▽『ジュディ・モード、探偵になる!』メーガン・マクドナルド、小峰書店▽『世界一の三人きょうだい』グードルン・メプス、徳間書店▽『妖精のベーグル』斉藤栄美、金の星社
【高学年(5・6年生)】
▽『アーチー・グリーンと魔法図書館の謎』D・D・エヴェレスト、あすなろ書房▽『クララ300年前にはじめてヨーロッパを旅したサイのはなし』エミリー・アーノルド・マッカリー、BL出版▽『コービーの海』ベン・マイケルセン、鈴木出版▽『じろはったん』森はな、アリス館▽『捨て犬たちとめざす明日』今西乃子、金の星社▽『レシピにたくした料理人の夢―難病で火を使えない少年―』百瀬しのぶ、汐文社

「12月31日特別発売、年末年始キャンペーン」総括/雑誌は前年比プラス「一定の効果」/取協、雑協

日本出版取次協会(取協)と日本雑誌協会(雑協)は4月20日、「12月31日特別発売、年末年始キャンペーン」の総括を発表した。年末年始に客を書店に呼び込み売上増に貢献しようと、臨時増刊号、ムック、コミックスなど約130誌、計800万部の雑誌と、単行本、文庫、書籍扱いコミックスなど新刊約70万部を12月31日に全国一斉発売(沖縄除く)した。12月31日~1月4日の年末年始7日間の合計は前年比2・5%減とマイナスだったが、前年に発売日が設定されていた1月4日の反動減の影響が大きかった。また、雑誌を見れば同1・5%増と前年を上回ったことから、両協会は「平常時に大幅なマイナスが続く市場環境を考えると、一定の効果があった」と総括した。総括の内容を紹介する。

【目的】
客数が多い年末年始により多くのお客様を書店に呼び込み、流通の空白期間を少しでも減らすことで売上
増に貢献。
【12/31特別発売の概要】
・雑誌…お正月用に特別編集された臨時増刊号、ムック、コミックスなど、約130誌が発売。計800万部
・書籍…単行本、文庫、書籍扱いコミックスなど、新刊約70万部
・12月31日(土)全国一斉発売※沖縄を除く
【協賛】
日本製紙連合会、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、日本図書普及株式会社
■おみくじしおりキャンペーン
・キャンペーン名…『おせちもいいけど、雑誌もね』
・おみくじしおり…雑誌(合計500円以上)をお買い上げいただくと、もれなくもらえる特典として「おみくじしおり」を配付。お客様がシリアルコードで応募すると抽選で図書カードが当たります。表は2種のおみくじコメントと雑誌協会ツイッターアカウント。裏面にシリアルコードと説明書き。
・軒数…全国2200軒枚数…500枚/軒
■カレープレゼントキャンペーン
・キャンペーン名…『おせちもいいけど、カレーもね×おせちもいいけど、雑誌もね』
・雑誌お買い上げの方に、『ハウス食品レトルトカレー』を先着順で配布。
・全国130書店。
・配付個数…240個/1店
【宣伝告知ほか】
・12月31日付、讀賣新聞朝刊全国版で3頁に渡り、お正月・雑誌書籍特集記事を掲載。
・デジタルPRとして、日本雑誌協会公式ツイッター、特設サイトを開設。
・NHK「お昼のニュース」では、八重洲ブックセンター本店でのデモ販売映像。
・日本テレビ「newsevery.」へ「次世代雑誌販売戦略会議」の井上直議長が出演。
【年末年始実績】(2016/12/29~2017/1/4)
■全体売上動向
12/31当日は大きく前年比を上回る結果となったが、1/4に発売日が設定されなかったことにより、12/29~1/4の年末年始7日間の合計では前年比97・5%という結果に。ただし 1/4の売上前年比が極端に悪いのは、前年は発売日設定がされていた影響が大きい。また雑誌だけを見れば、前年比を越えており、平常時に大幅なマイナスが続く市場環境を考えると、一定の効果があったことを証明する実績と言える。
■2016年12月31日発売銘柄売上動向(雑誌協会加盟社)
2016年12月31日発売銘柄のうち、雑誌協会加盟出版社発売の105点(雑誌46点、ムック59点)の実績を集計した。発売日~2月28日までの売上率は合計49・8%(雑誌55・6%、ムック39・0%)。売上率が60%を超えた商品は36点(雑誌23点、ムック13点)。
《雑誌》
・2/28までの売上率上位には「ザ・テレビジョン」各地区版が並んだ。
・この他にも本誌もしくは本誌扱い増刊が、売上率が比較的高く、特に週刊誌増刊が売上率上位の多くを占めている。(「週刊朝日増刊サザエさん」「週刊大衆増刊ヴィーナス」「週刊ポスト増新春SP」「週刊現代増刊日本人の幸せ」など)
・売上数上位は「小一準備号」「ジャンプSQ」「ジャンプ流」と既存銘柄が中心。「両さん特別パック」は、前年発売のない新規銘柄だが、話題性の高さから売上数最大となった。
《ムック》
・2/28までの売上率上位銘柄は、「あんさんぶるスターズ!Magazine」「日経エンタテイメント!アイドルSpecial」「StarCreators!」など芸能、ゲームジャンルの定期刊行シリーズ。
【キャンペーン結果】
■『おせちもいいけど、雑誌もね』おみくじしおり配布キャンペーン
・雑誌購入500円ごとに「おみくじしおり」1枚配布。
・配布枚数:約115万枚
・配布軒数:全国約2200書店
・読者特典:図書カードプレゼント、創刊号閲覧(全29誌のうち1誌)
■応募総数:5万992件(応募期間12/31~1/16)
・図書カード応募数:5万845件
・創刊号閲覧応募数:2002件
・両方に応募した数:1841件
・制作枚数115万枚に対する応募率は4・4%。
・同様のキャンペーンでは一般的に3%程度と言われているため、比較的多数獲得できたと思われる。
・応募方法がデジタル媒体であることや、誘導方法がQRコードを使用するという不安はあったが、大きなトラブルはなかった。
・一方、創刊号閲覧数は思ったより少なかった。原因としては、コンテンツのパワーが足りなかったこともあるが、どちらでも応募可能であることがうまく認知できていたかどうかも考えたい。

〔書店への告知方法に課題残る/読者に対する事前告知不足も〕
【書店アンケート(販売会社4社合計916店)】
■好意的な意見
・はっきりした成果は出ていないが客数が多い時期に商品を投入するのは当たり前。継続すべき。
・元旦以外毎日発売日があってもよい。
・売り場が新鮮。
・1日以降の売上が見込める。
・新刊だけでなく休配期間に店頭在庫が少なくなり売り上げに影響していた。休配期間の在庫補充をすることで入荷量は多かったが売上に繋がり良かった。
・正月に新しい商品が入るので、その発売日の目的買いが増える。
・年始期間の売上や視覚的な品薄を考慮すると品があった方がよい。
・まだ浸透していないので続けた方が良い。
■改善を求める意見
・帰省のお客様が来られないので29日や30日の方がよい。
・12/27に新刊が出るはずが12/31に後ろにずれただけだから。
・商品不備等あっても連絡が取りづらい。
・入れ替え作業が難しく、売りに集中したい。
・九州は2日ずれのイメージがあるのでお客様がそのコミックを買いに来ていない。
・取次会社、出版社が通常営業していない。
・発売されるタイトルの情報が伝わらない。運送会社がかわいそう。年末くらいゆっくりさせてほしい。
・特別発売日の特別感がない。
【出版社アンケート(雑誌協会加盟社)】
■好意的な意見
・おかげさまで、弊社発売の増刊、ムック、書籍それぞれ好調な動きで喜んでいます。年末年始に書店店頭を盛り上げよう、お客さんを呼び込もう、ということが最も大事なことです。他の業界は普通にやっています。
・業界内で様々な意見があることは承知していますが、厳しい販売環境の中、それを乗り越えることが第一義と考えます。売上の数字が上昇したのは事実です。一方で準備が不足していたこと、説明が足りていなかったこともあったと思います。成功した出版社、流通、小売店の事例をどしどし発表して、改善に好転つなげる。それが仕事だと思います。失敗は成功の素!なんでも初めから上手くいくことなんかありません。どんなことも先ずは一歩から。
・ニュースにも多く取り上げられ、集客効果は非常に大きかったと思う。2回目は今回ほどにはメディアの取り上げはないと思われ、告知をいかにするかが課題であると考える。
・「売り場を盛り上げる」「話題を作って集客をあげる」という意味合いでは今後も特別発売日はあってもよいが、2年目以降は初年度ほどの注目度は見込めないため、商品力に頼るところが大きくなってしまうと思います。
・今まで出していたものを特別発売日にあわせてずらすのでは結局トータルでみた売上は変わらず、書店にとってはメリットがないため、年末年始にみあった新たな商品を出すことが必須。発売日は31日にこだわらず、29日などにあげ、販売期間を延ばす方がよいと思う。
・弊社はムック1点でしたが、初週1週間の出足もよかったので「大晦日に発売」と事前に告知できればより書店にも足を運んでもらえると感じました。
■改善を求める意見
・フェア(カレー、おみくじを含め)を継続していくことは有意義と考えているが、特別発売日設定は課題の多さに対しメリットが小さいと感じる。特定の発売日にフォーカスせず、年末年始期間全体で、来店促進・読者推進を訴求する方が効果的と考えている。
・2016年の12/31発売日は例年以上の集客、書店店頭における年末年始商品の充実が売上増に繋がり、画期的な販促施策であったと認識しております。しかしながら、書店、運送会社の負担を考えると 12/31が最良かは調整が必要で、年末の買い物客が最も見込める12/29、30あたりに発売日を前倒しすることも検討する必要がありそうです。特に2017年年末は12/30(土)、31(日)のため、12/30(土)もしくは、年末の最終発売日を12/29あたりまで後ろ倒しすることにより、対応することも可能ではないでしょうか。いずれにしましても年末年始商戦を意識した業界の販促施策は必要だと考えます。また、最大の課題は読者にどう告知するかに尽きるのではないでしょうか。認知度を上げる施策もさらに強化が必要だと感じております。
・減少が続く業界の中で一石を投じたと思うが、出版社以外(輸送・書店)の負担をどう軽減するかを考えなければならない。
・今回は12/31という設定は効果的だったと思いますが、2回目以降は必ずしも31日に設定することにこだわらなくともよいのではないか?
・12/31当日何軒かの書店を回ってみたが、お店によって、取り組み方に差異があった。今年も特別発売日設定をするなら、この日を盛り上げるという全体の意思統一が改めて必要では?大晦日という性格上、人員配置をはじめ、クリアすべき課題は多いと思う。
【反省点】
・最大の反省点は、書店への告知が11月半ばになり、早期に企画概要を周知徹底出来なかったこと。
・NHK「お昼のニュース」、日本テレビ「newsevery.」等のテレビパブはあったものの、読者に対しての事前告知が足りなかった。
・書店への告知方法にも課題が残った。
・定期誌の発売日の繰上げ等の試みは一部にとどまった。
【2017年度の発売日設定について】
■今年は12月31日が日曜日に当たることや、昨年度のキャンペーン結果や反省点を踏まえて、早期に発表
します。

ニューハウス出版が事業停止、私的整理へ

帝国データバンクによると、ニューハウス出版(東京都中央区)は3月23日に事業を停止し、4月18日までに事後処理を相澤建志弁護士(℡03―3574―0880)に一任していた。今後は私的整理を進める予定。負債は債権者10名に対し約1億5000万円が見込まれるが、変動する可能性がある。
同社は故・田中角栄氏が実質オーナーとなり、その後に国際興業グループ入りしていた住宅メーカー旧・日本電建の出版部門を分離し、1961年8月に設立された。月刊誌「ニューハウス」、不定期の「ホームメイクシリーズ」「ニューハウスムック」など住宅建築関連出版物や児童書・学習書を発行し、2015年3月期には売上高約1億2000万円を計上。16年3月期も同水準の売上高を確保していたが、市場縮小や競争激化で不振となり、事業継続が困難になった。

藤田宜永氏が受賞/吉川英治文学賞

吉川英治国民文化振興会が主催する吉川英治4賞の贈呈式が4月11日、東京・千代田区の帝国ホテルで開かれた。
今回受賞したのは、第51回吉川英治文学賞が藤田宜永氏『大雪物語』(講談社)、第2回吉川英治文庫賞が今野敏氏「『隠蔽』シリーズ」(新潮文庫)、第38回吉川英治文学新人賞が本城雅人氏『ミッドナイト・ジャーナル』(講談社)、宮内悠介氏『彼女がエスパーだったころ』(講談社)、第51回吉川英治文化賞がスポーツ用義足の第一人者臼井二美男氏、40年近く家庭環境に恵まれない子どもたちに食事と団欒の場を提供する中本忠子氏、大桶作りを続ける日本唯一の町工場藤井製桶所。
藤田氏は「2014年2月に私の住む軽井沢が豪雪に見舞われ、孤立した体験をもとに書いた」と語り、小説デビューして30年目の節目の作品で受賞したことを喜んだ。

週刊住宅新聞社が事業停止、「週刊住宅」発行

週刊住宅新聞社(東京都新宿区)は5月1日付で事業を停止し、破産手続きを笠原俊也弁護士(℡03―3438―2208)に一任した。東京商工リサーチによると、負債総額は約2億5000万円。
1955年に創業。住宅・不動産専門誌「週刊住宅」(公称発行部数7万部)を発行し、不動産・住宅関連企業を中心に購読者を抱えていた。出版物は『うかるぞ宅建士』など資格試験対策参考書や不動産取引の実用書を得意としていた。資格受験生向けセミナーも開催していた。
ピーク時の2006年9月期は売上高10億292万円をあげていたが、「週刊住宅」の購読者数が減少し、16年9月期は売上高約6億円まで減少。債務超過状態に陥っていた。こうした中、今年3月には前代表が死去し、後継者問題が発生したことも重なり事業継続が困難となった。
なお、同社の出版物の発行に関しては、今後、「他社への譲渡などを含めてさまざまな手段を検討中」としている。

日本絵本賞大賞に荒井良二氏

第22回日本絵本賞(主催=全国学校図書館協議会、毎日新聞社)の表彰式が3月28日、東京・千代田区の毎日ホールで開かれた。
受賞作は、日本絵本大賞が荒井良二氏『きょうはそらにまるいつき』(偕成社)、日本絵本賞が松岡たつひで氏『イモリくんとヤモリくん』(岩崎書店)、内田麟太郎・作/山村浩二・絵『くじらさんのーたーめならえんやこーら』(鈴木出版)、森枝卓士氏『干したから…』(フレーベル館)、日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)が矢野アケミ氏『どうぶつドドド』(鈴木出版)、今回新たに設けられた日本絵本研究賞が村中李衣氏(ノートルダム清心女子大学教授)・西隆太郎氏(同准教授)の論文「長期入院のための絵本の読みあい」。

文庫市場、6・2%減の1069億円/『出版月報』16年文庫本レポート

出版科学研究所発行の『出版月報』3月号は「2016年文庫本マーケットレポート」を掲載。これによると、昨年の文庫本(コミック文庫を除く)の推定販売金額は前年比6・2%減の1069億円となり、3年連続で大幅なマイナスを記録した。同レポートから文庫市場の動向を紹介する。
2016年の文庫本市場の推定販売金額は1069億円、前年比6・2%減で、3年連続で6%台の落ち込みを記録した。1994年のピーク時には1454億円の販売金額があったが、およそ7割にまで市場が縮小した。推定販売部数は1億6302万冊、同7・2%減で金額の減少幅を上回った。
文庫本の不振は、若年人口の減少、定価アップに伴う読者離れ、SNSやゲームなどスマートフォンを中心とした娯楽の普及などが主因として挙げられる。それに加え、身近な町の書店の閉店、店頭での既刊の不振など様々な要因が絡んでいる。出版社の収益の柱である文庫本の不振が出版業界に与える影響は非常に大きく、深刻な状況になっており、出版科学研究所は「業界全体がしがらみや社の垣根を越え、一枚岩になって、文庫の立て直しに励んでいかないといけない時期」と指摘している。
16年の書籍全体の推定販売金額7370億円における文庫本の占有率は14・5%、推定販売部数6億1769万冊においては26・4%となった。金額シェアは価格の上昇等の理由で過去20年間は平均15%台で推移している。一方、部数シェアは90年代は3割程度だったのが26%台まで下降。とくにこの3年間で急落しており、販売部数減を価格アップでかろうじて補うという構図になっている。
新刊点数は前年比2・3%(196点)減の8318点で、2年連続で減少した。新刊点数を抑制した新潮社が最も多い57点減となったほか、ライトノベルの点数減が目立ったKADOKAWAが35点減、集英社が32点減など大手出版社は減らしたものの、増加した出版社も多いため、全体で新刊を減らす傾向とは言えない状況となっている。16年の創刊は10シリーズで、30代以上の読者に向けたライトノベルシリーズ「ノベルゼロ」(KADOKAWA)などが創刊された。
新刊推定発行部数は同8・4%減で、新刊1点あたりの推定発行部数も1万2千冊と、同5・5%減少した。各社は初版部数の設定に年々シビアになっており、取次会社も返品改善のため初回仕入を大幅に抑える傾向にある。
新刊に既刊(重版+注文分)を加えた推定出回り部数は2億7125万冊、同7・1%減。既刊(注文)の落ち込みが大きく影響しており、大手出版社も大幅に送品を抑制せざるを得ない状況になっている。
返品率は同0・1ポイント増の39・9%。出回り部数の減少が大きかったため前年ほどの悪化は見られなかった。出回り平均価格は同7円(1・1%)増の656円、新刊平均価格は同10円(1・5%)増の670円だった。初版部数の減少から価格を上げざるを得ない状況で、書籍全体と文庫本の新刊平均価格の上昇を1996年を100として指数化すると、書籍全体では14円(96年比1・2%)上昇しただけなのに対し、文庫本は125円(同22・9%)上昇している。
16年の文庫本の動向をみると、例年と同様に定番の人気作家と映像化作品が売行き上位を占める結果になった。最も売れたのは、興行収入が240億円超の記録的な大ヒットとなったアニメ映画の原作『小説君の名は。』(新海誠著、角川文庫)で、累計140万部に到達。派生作品である『君の名は。Another Side: Earthbound』(角川スニーカー文庫)や、『小説言の葉の庭』(角川文庫)など新海氏の他の作品にも売行きが波及した。
東野圭吾は『夢幻花』(PHP文芸文庫、67万部)、『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫、50万部)、『雪煙チェイス』(実業之日本社文庫、60万部)を刊行し、抜群の安定感を示した。池井戸潤『七つの会議』(集英社文庫、57万部)、湊かなえ『望郷』(文春文庫、15年刊・38万部)、『高校入試』(角川文庫、38万部)など常連作家も変わらぬ強さを見せた。和田竜の14年本屋大賞受賞作『村上海賊の娘』(新潮文庫、4点計183万部)も人気を博した。時代小説では、佐伯泰英の人気シリーズ「居眠り磐音江戸双紙」(双葉文庫)が1月に同時発売した50巻・51巻で完結、シリーズの累計は2千万部を突破している。
映像化関連では、七月隆文『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫、14年刊・131万5千部)、川村元気『世界から猫が消えたなら』(小学館文庫、14年刊・102万8千部)、吉田修一『怒り』(中公文庫、上・下計94万部)など人気俳優が出演した映画化作品が売行きを伸ばした。
ライトノベル市場は、推定販売金額が同4・7%減の202億円と4年続けてマイナスになった。新刊点数は同218点減の2334点。「ソードアート・オンライン」「魔法科高校の劣等生」「ノーゲーム・ノーライフ」などKADOKAWAの人気シリーズが今年も売行き上位を占め、「君の名は。」や「Re:ゼロから始める異世界生活」「この素晴らしい世界に祝福を!」などのアニメ化作品もヒットして16年は前年を上回る売行きとなったが、他の出版社の減少幅が大きく、全体ではマイナスになった。その他では、投稿小説サイト「小説家になろう」発の作品を集めたヒーロー文庫(主婦の友社)やモンスター文庫(双葉社)などのシリーズが好調に推移した。

トーハン5・8%減、日販7・4%減/ゴールデンウィークの店頭動向

トーハン、日販の両社はゴールデンウィーク(4月29日~5月7日)9日間の書店店頭売行動向を発表。トーハンは前年比5・8%減、日販は7・4%減と、ともに前年を割り込んだ。
【トーハン】
書籍は2・3%減。学参・辞典(15・5%増)、ゲーム攻略本(44・9%増)、資格・語学(6・2%増)、人文・社会(4・0%増)、新書・選書(0・9%増)、コンピュータ(0・9%増)、文芸(0・9%増)、日記手帳(0・7%増)、児童(0・5%増)が前年を上回った。
雑誌は同9・6%減。このうち定期雑誌は同9・3%減。昨年に比べGW期間の発売日設定がマイナス1日となったため、前年比に大きく影響した。
コミックは同9・6%減。一部レーベルの発売日がGW期間からずれ、出物冊数が同13・0%減となったことが影響した。
MMは同6・5%減。
客数は同8・8%減、客単価は同1・0%増。
【日販】
雑誌は前年比11・2%減。全刊行形態で前年割れとなった。週刊誌は前年の「第二次世界大戦傑作機コレクション7号」(デアゴスティーニ・ジャパン)などの影響を受けた。
書籍は2・2%減。メディア露出が続いた『日本一楽しい漢字ドリルうんこ漢字ドリル』(文響社)シリーズが売上を伸ばし、学参は前年を超えた。しかし前年の『天才』(幻冬舎)などには届かず、全体では前年割れとなった。
コミックは14・0%減。『ONEPIECE85』(集英社)が発売されたものの、前年に『図書館戦争LOVE&WAR別冊編2』(白泉社)が少女ジャンルを牽引した反動減で、2桁割れとなった。
開発品は14・6%増。「DisneyMickeyMouse腕時計BOOK」(宝島社)などが貢献した。

トーハン、共通ポイントを今秋開始/集客力アップと増売見込む

トーハンは4月25日、楽天、NTTドコモ、ロイヤリティマーケティングの3社と提携し、各社の共通ポイントを選んで導入できるサービスを今秋より全国の取引先書店で開始すると発表した。来店客は購入時に「Ponta(ポンタ)」「楽天スーパーポイント」「dポイント」のポイントをためたり使用することができるようになる。
今回の共通ポイント導入にあたり、トーハンは3社のポイントに対応した新しいPOSレジを開発。これを導入することで、書店は共通ポイントの取り扱いが可能になる。月額リース代は1万7500円。従来のレジと同額に抑えたため、追加負担なしで共通ポイントが実施できるようになる。
トーハンは「書店でのポイント使用率は大変高く、以前から共通ポイントへの対応を望む声が寄せられていた。ただ、取引先書店の出店環境や周辺のポイント実施状況により、希望するポイントの種類が異なっており、それらのニーズにどう対応するかが課題だった」と説明。今回の3社との共通ポイントによって書店店頭での消費を喚起し、客数・客単価の向上が見込めるとしている。

全国トーハン会代表者総会/書店バックアップ施策を推進/藤井社長「出版総合商社へ脱却」

トーハンは4月25日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で平成29年度「全国トーハン会代表者総会」を開き、書店、出版社、トーハン関係者ら総勢327名が出席。藤井武彦社長は「出版総合商社への脱却」を進め、共通ポイントの導入や同社専売オリジナル商品の開発など、書店バックアップのためさまざまな施策に取り組む方針を示した。
総会の冒頭、藤井社長は平成28年度の売上高は総合97・4%、書籍98・0%、雑誌95・7%、コミック91・6%、マルチメディア105・1%になる見込みと報告。「雑誌とコミックはデジタル化の影響も大きく、減少分をマルチメディアの売上拡大でカバーした」と説明した。
今後の方向性として「従来型の取次から出版総合商社への脱却」の方針を強調。書店のバックアップを最重点課題として、TONETS施策を磨き、雑誌の仕入配本改革を推進し、より高いレベルでの増売を図るとした。また、文具・雑貨の展開、出版社とのアライアンスによるオリジナル商品の開発に取り組み、売場と商品の両面で複合化を図って増売につなげる考えを示した。
今年度の主要施策については、今秋開始する共通ポイントの導入を説明し、「トーハンの再販堅持の姿勢に変化はないが、書店の増売、集客力アップの観点から対応を決めた。特に書店では来店客のポイント利用が多く、ポイント付与の5倍以上ある。普段の買物でためたポイントを本の購入に使う人が多い。読者を書店に誘導し、ネットからリアルへの流れを後押ししたい」と話した。
LINEマンガの試し読みで書店でのコミック購入に誘引する施策については、150店だった参加書店を今年度は600店まで拡大すると報告した。
複合事業については、メーカー機能を併せ持つ「製造・卸」への進化過程にあることを説明し、4月1日付でニュープロダクト開発部を複合事業本部内に設置したと報告。「トーハン専売オリジナル商品の開発力を高め、雑貨・玩具メーカーや出版社とアライアンスを構築。魅力的な商品を提供していく」と話した。
雑誌仕入配本改革では、これまでの実績主義に基づく配本から、需要予測に基づく事前シミュレーションをベースに出版社から商品情報を早期に入手して随時配本に反映する仕組みに改めたと説明。同シミュレーションを実施した主要70誌の実績は売上が前年比105・4%と効果が認められ、今年度は100誌に拡大すると意欲を示した。
「全国トーハン会プレミアムセール2016」は、前期1位が沖縄トーハン会、後期1位と年間総合1位が東北トーハン会岩手支部だった。東北トーハン会岩手支部は年間総合で4年連続1位。また、東北トーハン会としても6年連続1位に輝いた。
東北トーハン会岩手支部の玉山哲支部長(東山堂)は常備制度の見直しに言及し、在庫の流動化によって商品の鮮度を高める必要があると指摘。書店の減少に歯止めをかけるため、出版社とトーハンに協力を求めた。

「能勢仁が語る書店史道を拓いてくれた人」/平安堂・平野稔氏

私は昭和61年から平成元年まで平安堂が経営するジャパンブックボックス(通称JBB)に勤務しておりました。この会社は郊外型書店を中心とした書店フランチャイズです。JBBに入社してすぐに、平野稔社長に言われたことがあります。それはJBB各店長が「考えない店長」になるよう教育してくれということです。変なことを言うなと思いましたが、やがて理解しました。それはフランチャイズシステムを信頼してマニュアル通りに運営すれば、売上は確保されるということです。
私の仕事は商品政策と社員教育でした。多田屋時代から私は経営意識として、1顧客、2原価、3安全、4改善、5集団意識を信条としていました。JBBに移って平野さんに平安堂では大事にしている意識がもう2つありますと言われました。美意識と教育意識です。一番大事にしている意識は教育意識でした。店長は常に部下を育てる気持ちを持つ。部下は店長、上司から常に教えてもらう姿勢を持つ。会社全体が教育の循環なのです。企業は人なりと言います。資金は銀行で貸してくれますが、人材は自社で作らねばなりません。教育を忘れては企業は前進しないというのが平安堂の考えです。教育意識こそ経営の根幹だと感じました。
(ノセ事務所代表)
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